JP2001315844A - 乾燥剤容器の集積包装用枠体 - Google Patents
乾燥剤容器の集積包装用枠体Info
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Abstract
固定され、使用時には枠体の一部を切り取る等簡単な操
作で蓋体に使用できる乾燥剤容器の集積包装用の枠体を
提供すること。 【解決手段】天面板(2)と各側面板(1、3)を分け
る2本の折り曲げ線(a)上には、それぞれ折り曲げ線
と重なる切れ目線(b)が互いに対称の位置に設けら
れ、切れ目線近傍を始点並びに終点にしてそれぞれ切り
込み線(c)が略U字状に施されて一対の折り込み片
(11、11)が区画され、切り込み線(c)の始点と
終点とはそれぞれ折り曲げ線(d)で結ばれ、折り込み
片(11)の中央部には、乾燥剤容器(20)の鍔(2
1)を掛止する掛止長孔(12)が折り曲げ線(d)と
略平行に設けられている。
Description
乾燥剤容器を集積包装して移動可能とし、容器天部のア
ルミニウム箔等を剥がして乾燥剤を使用する際には、天
面板を切り取り容器の天部に載せて蓋体とすることが可
能な乾燥剤容器の集積包装用枠体に関する。
プラスチック製あるいは紙製の鍔付き容器に収容して、
これを押入れ等の収納庫内に入れて収納庫内の湿気を容
器内の乾燥剤に吸収させて収納庫内の湿度を下げるとい
う乾燥剤入りの容器(乾燥剤容器)が普及している。こ
のタイプの乾燥剤容器は一つの収納庫内に複数個使用さ
れることが多い。そのため、例えば、3個を一まとめに
して市販されることが多い。
めに、例えば、プラスチック製のトレーに3個の乾燥剤
容器を並べて全体をシュリンク包装する方法が取られて
きたが、この方法では、乾燥剤を使用する際には、プラ
スチック製のトレーやシュリンクフィルムは不要となっ
て捨てることになり、廃棄時の処理に問題点がある。
0号公報や特開平7−144115号公報に開示されて
いるような、集積包装用枠体を兼ねた紙製の蓋体が発明
されている。
ように、除湿剤容器(106)が集束保持された時に該
容器の口部に対応する位置に空気の流通孔(102)が
穿設された天板部(101a)と該天板部を長辺方向に
延長してなる二枚の側板部(101b)とが折り目(1
03)を介して連続形成されており、前記容器のフラン
ジ部(108)が嵌着する嵌着孔(104)が前記折り
目(103)を跨がるように穿設されており、更に前記
各流通孔(102)間に二枚の側板部の端部から端部ま
で切り取り部(105)を設けた除湿剤の蓋体兼集束枠
体としたものである。
は、容器のフランジ部を枠体の嵌着孔に嵌着させている
のみなので、例えば、シュリンク包装等して二枚の側板
部を容器にしっかり固定させておかないと容器は枠体か
ら外れてしまうという問題がある。すなわち、シュリン
ク包装という余分な工程や材料を必要とする。
示すように、側面板(220)と多数の通気孔(23
1)を設けた蓋面板(230)と側面板と除湿カップの
トップカールの外周形状にほぼ等しい内周形状の嵌合孔
(241)を設けた下面板(240)と糊代片(25
0)とを、順に連設して、この嵌合孔(241)の前後
の内周辺に、トップカールの下部を繋止する長方形状の
繋止片(242)を、それぞれ連設した除湿カップ用の
紙蓋ブランクであって、この除湿カップ用の紙蓋ブラン
クの複数枚を、縦の切れ目線(z)を介してそれぞれ連
設して、左右を開放した角筒状に製箱した除湿カップ用
の集積紙蓋としたものである。
されているので、繋止片で固定された容器のフランジ部
は簡単には外れない構造を有しているが、複数個の集積
固定を考慮した際、容器の底部近傍は互いに固定されて
おらず、全体をシュリンク包装等しない場合には、安定
性に欠けるものである。
を複数個まとめて包装すると共に使用時には紙蓋として
使用する集積包装用枠体に関する以上のような問題点に
着目してなされたもので、運搬時にはシュリンク包装な
しでしっかり固定され、使用時には枠体の一部を切り取
る等簡単な操作で蓋体に使用できる乾燥剤容器の集積包
装用枠体を提供することを目的とする。
第1側面板、天面板、第2側面板、底面板、糊代片がそ
れぞれ折り曲げ線を介して縦方向に連設されて一組の枠
体ブランクを形成し、この一組の枠体ブランクを縦方向
のミシン目状の切れ目線を介して横方向に順次連設させ
て複数組の枠体ブランクからなる乾燥剤容器の集積包装
用枠体ブランクとし、この集積包装用枠体ブランクの各
底面板上に乾燥剤容器を載せ、各側面板、天面板、底面
板を折り曲げ、糊代片を第1側面板の裏面に貼着させて
左右が開放された角筒状の枠体とした乾燥剤容器の集積
包装用枠体において、前記天面板と各側面板を分ける2
本の折り曲げ線上には、それそれ該折り曲げ線と重なる
切れ目線が互いに対称の位置に設けられ、前記切れ目線
近傍を始点並びに終点にしてそれぞれ切り込み線が略U
字状に施されて一対の折り込み片が区画され、前記各切
り込み線の始点と終点とはそれぞれ折り曲げ線で結ば
れ、この折り込み片の中央部には、乾燥剤容器の鍔を掛
止する掛止長孔が前記折り曲げ線と略平行に設けられて
いることを特徴とする乾燥剤容器の集積包装用枠体であ
る。
本の折り曲げ線上には、それそれ該折り曲げ線と重なる
切れ目線が互いに対称の位置に設けられているので、第
1側面板と第2側面板の両側面板で容器を両側から押さ
えた際、容器の鍔が切れ目線から押し出され、容器は安
定して保持される。
り曲げ線上には、それそれ該折り曲げ線と重なる切れ目
線が互いに対称の位置に設けられ、前記切れ目線近傍を
始点並びに終点にしてそれぞれ切り込み線が略U字状に
施されて一対の折り込み片が区画され、前記各切り込み
線の始点と終点とはそれぞれ折り曲げ線で結ばれ、この
折り込み片の中央部には乾燥剤容器の鍔を掛止する掛止
長孔が前記折り曲げ線と略平行に設けられているので、
天面板を枠体から切り離し、一対の折り込み片を折り曲
げ線を軸にして180°以上押し込むことにより、掛止
長孔は乾燥剤容器の鍔に掛止され、天面板は容器の天部
との間に適宜の間隔をおいて蓋材として固定される。
て、前記天面板と各側面板を分ける2本の折り曲げ線を
ミシン目状の切れ目線としたことを特徴とする乾燥剤容
器の集積包装用枠体である。
本の折り曲げ線をミシン目状の切れ目線としたので、使
用時に、天面板をミシン目状の切れ目線に沿って容易に
切り離すことができる。
明において、前記天面板に設けられた掛止長孔は、乾燥
剤容器の鍔の外周形状略等しい内周形状の掛止長孔であ
ることを特徴とする乾燥剤容器の集積包装用枠体であ
る。
を乾燥剤容器の鍔の外周形状略等しい内周形状の掛止長
孔としたことにより、天面板を枠体から切り離し、蓋体
として使用する際、折り曲げ片を折り曲げ、この折り曲
げた折り曲げ片を内方に押すのみで、掛止長孔が容器の
鍔に容易に掛止できる。
3の発明において、前記各側面板の切れ目線と接する側
縁には、切れ目線の略中央部分から各側面板の内方に縦
方向の切り込みが設けられていることを特徴とする乾燥
剤容器の集積包装用枠体である。
側縁には、切れ目線の略中央部分から各側面板の内方に
縦方向の切り込みが設けられているので、乾燥剤容器を
集積包装する際、乾燥剤容器の鍔が容易に切れ目線から
各側面板の外側に露出して、しっかり固定できる。
説明する。図1は本発明の乾燥剤容器の集積包装用枠体
ブランクの一実施例を示し、図2は該ブランクを組み立
て、乾燥剤容器を集積包装した枠体の一実施例を示す。
本発明の乾燥剤容器の集積包装用枠体のブランクは、例
えば図1に示すように、第1側面板(1)、天面板
(2)、第2側面板(3)、底面板(4)、糊代片
(5)がそれぞれ折り曲げ線を介して連設され、天面板
と各側面板とを分ける2本の折り曲げ線(a)には、そ
れぞれ折り曲げ線と重なる切れ目線(b)が互いに対称
の位置に設けられ、切れ目線(b)近傍を始点並びに終
点とする切り込み線(c)がそれぞれ略U字状に施され
て一対の折り込み片(11)が区画され、各切り込み線
(c)の始点と終点とは折り曲げ線(d)で結ばれ、折
り込み片の略中央部には乾燥剤容器(20)の鍔(2
1)を掛止する掛止長孔(12)が切れ目線(b)と略
平行に設けられている一組の枠体ブランク(10)を縦
方向のミシン目状の切れ目線(e)を介して横方向に順
次連設させた複数組の枠体ブランクから形成される。な
お、この図においては3組の枠体ブランクを連続させ
た。
設される第1側面板(1)および第2側面板(3)とを
分ける折り曲げ線(a)をミシン目状の切れ目線にして
おくことにより、使用時に天面板(2)を切り取る際、
容易に切り取ることができ、使い勝手が良くなる。
2)を、乾燥剤容器(20)の鍔(21)の外周形状と
略等しい内周形状の掛止長孔にすることにより、天面板
を蓋体として使用する際、切り込み片(11)を押し込
むと容易に鍔に嵌め込むことができる。
る側縁に、切れ目線(b)の略中央部分から各側面板の
内方に縦方向の切り込み(f)を設けることにより、乾
燥剤容器を枠体で包んだ際、乾燥剤容器の鍔(21)が
切れ目線(b)から容易に枠体の外に出て、乾燥剤容器
(20)は枠体に強固に固定される。
ンクを使用して、乾燥剤容器を集積包装した状態を示す
斜視説明図である。各枠体ブランクの底面板(4)の上
に鍔付きの乾燥剤容器を載せ、各側面板、天面板を折り
曲げ、底面板の裏面と糊代片(5)とを接着剤等を介し
て接着させることにより、複数個(この場合は3個)の
乾燥剤容器を集積包装し枠体に包むことができる。乾燥
剤容器の鍔(21)は切れ目線(b)から枠体の外に出
ると共に、鍔部分が枠体にしっかり固定されることによ
り、乾燥剤容器は枠体に強固に保持される。
したがう。すなわち、先ず、集積包装用枠体に複数個集
積包装された乾燥剤容器を1個ずつに分離すると共に、
枠体の天面板(2)をミシン目状の切れ目線(a)、
(e)で切り離し、乾燥剤容器の蓋体として使用するこ
とにする。
折り込み片(11、11)を切り込み線(c)で切り離
し、折り曲げ線(d)を山折りすることにより、一対の
折り込み片は押し込まれ、天面板を乾燥剤容器の天部に
被せるように位置させると、折り込み片に設けられた掛
止長孔(12)は乾燥剤容器の鍔(21)に掛止され、
乾燥剤容器の天部を保護する蓋材となる(図3参照)。
に適度の間隔を有しているので、蓋材が乾燥剤容器の天
部の吸湿シートに密着することはない。折り込み片の先
端を引っ張ることにより蓋体を乾燥剤容器から簡単に取
り除くこともできる。
燥剤容器を集積包装した枠体を、乾燥剤の使用時に吸湿
シート突き破り防止用の蓋体に再使用でき、資源の再使
用が図れる。プラスチック製の蓋体を紙製に変更するこ
とにより、廃棄時の処理が容易である。
クの一実施例を示す平面説明図である。
燥剤容器を集積包装した状態を示す斜視説明図である。
を切り取り、蓋体として乾燥剤容器の天面に被せた状態
を示す斜視説明図である。
(a)は枠体の斜視説明図であり、(b)は容器を取り
付けた状態を示す斜視説明図である。
す、(a)は平面説明図であり、(b)は使用時に容器
用の紙蓋として用いる状態を示す断面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】第1側面板、天面板、第2側面板、底面
板、糊代片がそれぞれ折り曲げ線を介して縦方向に連設
されて一組の枠体ブランクを形成し、この一組の枠体ブ
ランクを縦方向のミシン目状の切れ目線を介して横方向
に順次連設させて複数組の枠体ブランクからなる乾燥剤
容器の集積包装用枠体ブランクとし、この集積包装用枠
体ブランクの各底面板上に乾燥剤容器を載せ、各側面
板、天面板、底面板を折り曲げ、糊代片を第1側面板の
裏面に貼着させて左右が開放された角筒状の枠体とした
乾燥剤容器の集積包装用枠体において、 前記天面板と各側面板を分ける2本の折り曲げ線上に
は、それそれ該折り曲げ線と重なる切れ目線が互いに対
称の位置に設けられ、前記切れ目線近傍を始点並びに終
点にしてそれぞれ切り込み線が略U字状に施されて一対
の折り込み片が区画され、前記各切り込み線の始点と終
点とはそれぞれ折り曲げ線で結ばれ、この折り込み片の
中央部には、乾燥剤容器の鍔を掛止する掛止長孔が前記
折り曲げ線と略平行に設けられていることを特徴とする
乾燥剤容器の集積包装用枠体。 - 【請求項2】前記天面板と各側面板とを分ける2本の折
り曲げ線をミシン目状の切れ目線としたことを特徴とす
る請求項1記載の乾燥剤容器の集積包装用枠体。 - 【請求項3】前記天面板に設けられた掛止長孔は、乾燥
剤容器の鍔の外周形状と略等しい内周形状の掛止長孔で
あることを特徴とする請求項1または2記載の乾燥剤容
器の集積包装用枠体。 - 【請求項4】前記各側面板の切れ目線と接する側縁に
は、切れ目線の略中央部分から各側面板の内方に縦方向
の切り込みが設けられていることを特徴とする請求項
1、2または3記載の集積包装用枠体。
Priority Applications (1)
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JP2000140175A JP3843699B2 (ja) | 2000-05-12 | 2000-05-12 | 乾燥剤容器の集積包装用枠体 |
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Publications (2)
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