JPS5856210Y2 - 包装材

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【考案の詳細な説明】この考案は、積重ねられた物品を一括包装する包装材に
関するものである。

従来、クーラー等の物品は、１ヶ単位に包装されている
。

このため、フラップの封緘に粘着ケープ等の封緘部材を
必要とし、かつ手数がかかる等の欠点があった。

この考案の目的は、所要数積重ねた物品に筒状のケース
を嵌装して包装し、販売時にあっては、１ヶ単位に包装
されたまま分離することができるので、従来のようにフ
ラップの封緘に−々粘着セーブ等の封緘部材を必要とし
ない包装材を提供することにある。

以下、この考案の実施例を添付図面に基いて説明する。

図において、物品Ａの上下面に被せた蓋体１及び底体２
と、上記蓋体１と底体２とにかけ渡したバンド３とによ
って上記物品Ａを包装する。

また、上記底体２の少なくとも一対向辺壁には、横長の
スリット１４が設けられている。

Ｂは所要数積重ねられた物品Ａに嵌装する段ボール等の
厚紙より戊る筒状のケースであって、このケースＢには
、切込み８，８′によって上記の各スノツｌ−４に差し
込む差し込み片５が設けられている。

また、ケースＢの周壁には、上記物品Ａの積重ね位置で
分離できるような切り離し部が設けられている。

上記の切り離し部は、一端が互に内方に入り込むへの字
状のミシン目６と、このミシン目６に沿ってケースＢの
周壁に固着したカットテープ７とによって構成されてい
る。

また、差し込み片５をケースＢの下縁にあっては、上方
に向く二条の切込み８と、ケースＢの一１１下間にあっ
ては、両端が上方に向くコ字状の切込み８′とによって
設ける。

−なお、蓋体１と底体２とは、段ボール等の厚紙よ
り成る主壁９と、この主壁９の前端縁から上記主壁９の
裏面側で対向する端壁１０と、主壁９の裏面の両側壁に
固着された発泡スチロール等より成る縁材１１とによっ
て構成されているが、段ボール等の厚紙により各部を形
成してもよい。

この考案に係る包装材は、以上の構成から戊り、物品Ａ
の包装順序を説明すると、物品Ａの上面と下面とに蓋１
及び底体２を被せたのち、バンド３を上記の底体２から
蓋体１にかけ渡して物品Ａを包装する。

次に、この包装された物品Ａの所要数を積重ねたのち物
品ＡにケースＢを嵌装する。

その後に、各底体２のスリット４にケースＢの差し込み
片５を差し、込む。

販売時には、カットテープ７を撮んでミシン目６に沿っ
てケースＢを切断することにより、物品ＡにケースＢが
被せられたままで分離することができる。

以上のように、この考案に係る包装材によれば、積重ね
た物品に一つのケースを被せ、販売時（−こ上記ケース
を切断することにより、物品にケースが被せられたまま
で分離することができる。

このため、物品毎にケースが不要となり、かつフラップ
を折込んで一々封緘する手間かはぶける。

また、スリットば片を差し込んであるため、物品からケ
ースが抜けない。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この考案に係る包装材の分解斜視図、第２図
は包装時の一部縦断正面図、第３図は底体の斜視図、第
４図はケースのカット部分を示す拡大正面図である。Ａ・・・・・・物品、Ｂ・・・・・・ケース、４・・・
・・・乙リット、５・・・・・・差し込み片。

【実用新案登録請求の範囲】