JP2001315677A - 自動二輪車用補助車輪支持装置 - Google Patents

自動二輪車用補助車輪支持装置

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JP2001315677A
JP2001315677A JP2000137915A JP2000137915A JP2001315677A JP 2001315677 A JP2001315677 A JP 2001315677A JP 2000137915 A JP2000137915 A JP 2000137915A JP 2000137915 A JP2000137915 A JP 2000137915A JP 2001315677 A JP2001315677 A JP 2001315677A
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auxiliary wheel
arm
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swing arm
sub
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JP2000137915A
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Toshihiro Yamada
敏博 山田
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KYB Corp
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Kayaba Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 不使用位置と使用位置である地表間に亙って
補助車輪を昇降する油圧アクチュエータの操作時間とス
トローク量のばらつきを極力小さくしつつ、しかも、補
助車輪支持装置自体の小型化をも図る。 【解決手段】自動二輪車1の走行車輪2を支持するスイ
ングアーム5からサブアーム11を車体3の後方へと向
けて揺動自在に軸支し、当該サブアーム11に補助車輪
13を軸支して車体3へとスイングアーム5を通し上下
動可能に装着すると共に、これらスイングアーム5とサ
ブアーム11との間に補助車輪13を昇降する油圧アク
チュエータ15を介装する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、スクータ等の自
動二輪車における低速走行状態でのふらつきや転倒防止
のための足擦り、或いは、停車時での足着きによる転倒
阻止などの面倒な操作を解消するための補助用の車輪を
備えた自動二輪車用補助車輪支持装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】スクータ等の自動二輪車にあっては、例
えば、制動操作に伴う停車直前において微低速走行状態
に入ると車体がふらつき、走行安定性を失って転倒した
り停車によっても転倒してしまう恐れが生じることか
ら、これらを防ぐためにその場に応じて足擦りや足着き
などの面倒な操作を必要とする。
【0003】そこで、これらの足擦りや足着きなどの面
倒な操作を解消するための手段として、例えば、特開昭
60−259686号公報や特開昭63−291782
号公報にみられるように、車体下部に対し直に地上へと
向けて補助車輪を昇降可能に装着し、ライダーが必要に
応じて足により補助車輪を地上へと降ろすことで車体の
安定性を保つようにした手段をもつ補助車輪支持装置を
備えた自動二輪車が既に知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、車体重量の比
較的軽いこれらの自動二輪車にあっては、一人乗車の場
合と二人乗車の場合とで車体の沈み込み量に大きな差が
生じ、車体下面と地表との間の間隙(最低地上高さ)が
大きく変化することから、補助車輪を地上へと降ろすた
めの降下量が多くなったり少なくなったりする。
【0005】そのために、補助車輪を油圧シリンダ等の
油圧アクチュエータにより昇降させようとすると、車体
の沈み込み量に伴い油圧アクチュエータのストローク量
が大きく変化し、特に、当該油圧アクチュエータへの圧
油の供給を足踏みや手動操作によって行おうとすると、
補助車輪を接地させるための時間に差が生じたり操作量
がいちいち異なるために操作感覚が一定しないなどの欠
点が生じる。
【0006】しかも、これに加えて、車体と地表との間
の間隙が大きい場合の補助車輪の下降量に見合うストロ
ークをもった油圧アクチュエータを用いる必要が生じ、
そのために、補助車輪の支持装置自体が大型で重量的に
も大きくなり、車体全体のレイアウト面からも他の車体
構成部分に干渉し易くなるなどの不都合な点をも有す
る。
【0007】したがって、この発明の目的は、車体荷重
の大小変化に拘らず必要とする補助車輪の昇降量を略々
一定量に保つことにより、油圧アクチュエータの操作時
間とストローク量のばらつきを小さくしつつ、かつ、補
助車輪支持装置自体の小型化をも図ることのできる新規
の構成を備えたこの種の自動二輪車用補助車輪支持装置
を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記したこの発明の目的
は、自動二輪車の走行車輪を支持するスイングアームか
らサブアームを車体後方へと向けて揺動自在に軸支し、
当該サブアームに補助車輪を軸支して車体へとスイング
アームを通し上下動可能に装着すると共に、これらスイ
ングアームとサブアームとの間に補助車輪を昇降する油
圧アクチュエータを介装することによって達成される。
【0009】すなわち、上記のように自動二輪車の走行
車輪を支持するスイングアームに対しサブアームを介し
て補助車輪を装着するようにしたことにより、車体荷重
の大小変化にも拘らず補助車輪の昇降量が略々一定とな
り、したがって、当該補助車輪を接地させるための操作
時間と操作感覚とを略々一定に保つことになる。
【0010】さらに、油圧アクチュエータの仕様につい
ても車体荷重による車体と地表間の間隔を考慮する必要
性がなくなるので、補助車輪の支持装置自体が小型化し
て重量的にも軽減し得るばかりか、車体全体のレイアウ
ト面からも他の車体構成部分に干渉する頻度が著しく減
少することになるのである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態であ
る補助車輪支持装置を備えた自動二輪車の要部の部分を
取り出して示した図1の側面図に基いて説明していくこ
とにする。
【0012】図1に示すように、スクータ等の自動二輪
車1の後輪である走行車輪2は、基端を車体3へと連結
軸4で揺動自在に軸支したスイングアーム5の他端に対
し後車軸6を中心にしてその周りに回転可能に支持され
ており、かつ、車体3とスイングアーム5との間に軸
7,8を通して介装したリヤ・クッション・ユニット9
によって車体3に対し弾性的に支持されている。
【0013】走行車輪2を車体3に対して揺動自在に軸
支するスイングアーム5からは、軸10により一端を揺
動自在に軸支したサブアーム11が車体3の後方に向か
って延びており、当該サブアーム11の他端に対し軸1
2で補助車輪13を回転可能に軸支している。
【0014】この実施の形態の場合、スイングアーム5
とサブアーム11は、油圧シリンダ即ち油圧アクチュエ
ータ15の本体部分とピストンロッド16とを通してリ
ンク14とピン17により相互に連結されており、内装
したスプリング18により油圧アクチュエータ15を圧
縮状態に保持することで補助車輪13を走行面である地
表19から持ち上げ、図示のように油圧アクチュエータ
15の伸長動作に伴って補助車輪13を地表19に押し
付けて接地させるようにしている。
【0015】そのために、この発明の実施の形態である
図1にあっては、運転者の足許である車体3の床面に圧
油を送出したり吸い戻したりするブレーキ用マスターシ
リンダと同等の操作用マスターシリンダ20を装着し、
当該マスターシリンダ20の作動油室21を配管22で
油圧アクチュエータ15の作動油室23へと結んだので
ある。
【0016】ただし、図1の実施の形態にあっては、車
体3の右サイドに設けた補助車輪支持装置についてのみ
図示して説明してきたが、自動二輪車1の転倒防止上の
目的から走行車輪2を挟んで左サイドにも左右対称的に
補助車輪支持装置を設け、この左サイドの油圧アクチュ
エータもまた操作用のマスタシリダ20で同時に操作し
得るようにしているのは勿論である。
【0017】また、この図1の実施の形態では、スイン
グアーム5に対しリンク14で油圧アクチュエータ15
を揺動可能に連結するようにしたが、図2の実施の形態
のように、油圧アクチュエータ15のピストンロッド1
6をピストン26に対しピン27で揺動可能に連結し、
かつ、油圧アクチュエータ15をブラケット28でスイ
ングアーム5に固定して取り付けるようにしてもよく、
さらには、これらと逆に、ピストンロッド16をスイン
グアーム5側に、また、油圧アクチュエータ15のシリ
ンダ部分をサブアーム11側に連結するようにしてもよ
いことは勿論である。
【0018】次に、この発明の実施の形態である図1に
示した自動二輪車用補助車輪支持装置の作用について説
明する。
【0019】ライダー単独で、または、同乗者を伴って
自動二輪車1に乗車するなり、或いは、荷物を積み込む
ことで車体3に積載荷重が加わったとすると、車体3と
スイングアーム5の間に介装したリヤ・クッション・ユ
ニット9が積載荷重の大きさに応じて撓み、図3の説明
図にみられるように車体3が沈下量aだけ沈み込むこと
になる。
【0020】それに対して、走行車輪2の後車軸6から
地表19までの高さbは、ライダー単独での乗車時に比
べ同乗者や荷物による積載荷重の増加があったとして
も、走行車輪2のタイヤの変形量分だけ極く僅かに減少
するだけで殆ど無視できる程度の沈み込みを起すに過ぎ
ない。
【0021】このことから、車体3の上下方向への変位
に伴ってスイングアーム5は、後輪である走行車輪2の
軸支点である後車軸6を中心にして角度cに亙りその周
りを回動し、それに伴い、先端に軸12で補助車輪13
を枢着したサブアーム11もまた軸10を通してスイン
グアーム5と共に揺動することになる。
【0022】しかし、この場合にあっても、サブアーム
11は、油圧アクチュエータ15を介してスイングアー
ム5に支持されているために、スイングアーム5に対す
るサブアーム11の連結角度dは変化せず、したがっ
て、車体3の上下変位に伴うサブアーム11の補助車輪
13の軸支点である軸12の上下変位量eは極く僅かと
なる。
【0023】このようにして、車体3への荷重変化にも
拘らず補助車輪13の地表19からの高さは常に略々一
定となり、したがって、補助車輪13を地表19に接地
させるための時間も操作感覚も略々一定となる。
【0024】また、油圧アクチュエータ15の仕様につ
いても、車体3の荷重による地表19との間の間隔を考
慮する必要性がなくなるので、補助車輪13の支持装置
自体が小型化して重量的にも軽減するばかりか、車体3
の全体のレイアウト面からも当該車体3の他の構成部分
に干渉する頻度が著しく減少することになる。
【0025】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1の発明によ
れば、自動二輪車の走行車輪を支持するスイングアーム
に対しサブアームを車体後方へと向けて揺動自在に軸支
し、当該サブアームに補助車輪を軸支して車体へとスイ
ングアームを通し上下動可能に装着すると共に、これら
スイングアームとサブアームとの間に補助車輪を昇降す
る油圧アクチュエータを介装して構成したことにより、
即ち、特に、上記において、自動二輪車の走行車輪を支
持するスイングアームに対しサブアームを介して補助車
輪を装着したことにより、車体荷重の大小に伴う車体高
さの変化にも拘らず補助車輪の昇降量を略々一定に保
ち、当該補助車輪を接地させるための操作時間と操作感
覚とを一定化することができるのである。
【0026】さらに、油圧アクチュエータの仕様につい
ても、車体荷重による車体と地表間の間隔を考慮する必
要性がなくなるので、補助車輪の支持装置自体が小型化
して重量的にも軽減化するばかりでなく、車体全体のレ
イアウト面からも他の車体構成部分に干渉する恐れを著
しく減少することが可能になるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による補助車輪支持装置を備えた自動
二輪車の要部の部分を取り出して系統的に示した側面図
である。
【図2】補助車輪を昇降する油圧アクチュエータの他の
実施の形態を示す要部側面図である。
【図3】この発明による補助車輪支持装置の作動を説明
するために、当該補助車輪支持装置を線画で示した説明
図である。
【符号の説明】
1 自動二輪車 2 後輪である走行車輪 3 車体 5 スイングアーム 6 後車軸 9 リヤクッションユニット 11 サブアーム 13 補助車輪 14 リンク 15 油圧アクチュエータ 16 ピストンロッド 19 地表 20 マスターシリンダ 22 配管 28 ブラケット

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動二輪車の走行車輪を支持するスイン
    グアームに対しサブアームを車体後方へと向けて揺動自
    在に軸支し、当該サブアームに補助車輪を軸支して車体
    へとスイングアームを通し上下動可能に装着すると共
    に、これらスイングアームとサブアームとの間に補助車
    輪を昇降する油圧アクチュエータを介装したことを特徴
    とする自動二輪車用補助車輪支持装置。
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