JP2001315260A - 熱収縮性ポリオレフィン系フイルム - Google Patents
熱収縮性ポリオレフィン系フイルムInfo
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- Y10T428/31917—Next to polyene polymer
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ポリオレフィン系の熱収縮性フイルムにおい
て、透明性に優れ、溶剤シールで筒状に張り合わせて筒
状ラベルとすることできるので生産性に有利で、かつ、
フイルムの比重が１未満であるのでＰＥＴとの比重分離
が可能で、リサイクルに有利な熱収縮性フイルムを提供
する。 【解決の手段】 少なくとも３層からなる熱収縮性ポリ
オレフィン系フイルムにおいて、両表面層はガラス転移
温度が５０℃〜７５℃の環状オレフィン系共重合樹脂で
構成され、中間層はポリエチレン系共重合樹脂を主成分
とする樹脂組成物から構成されており、かつ該フイルム
の厚み全体に対し、両表面層の合計の厚みが１０〜４０
％、中間層の厚みが６０〜９０％であり、該フイルム
は、１００℃のグリセリン浴に３０秒間浸漬した時の主
収縮方向の熱収縮率が４０％以上、主収縮方向に直交す
る方向の熱収縮率が１５％以下であることを特徴とす
る。
て、透明性に優れ、溶剤シールで筒状に張り合わせて筒
状ラベルとすることできるので生産性に有利で、かつ、
フイルムの比重が１未満であるのでＰＥＴとの比重分離
が可能で、リサイクルに有利な熱収縮性フイルムを提供
する。 【解決の手段】 少なくとも３層からなる熱収縮性ポリ
オレフィン系フイルムにおいて、両表面層はガラス転移
温度が５０℃〜７５℃の環状オレフィン系共重合樹脂で
構成され、中間層はポリエチレン系共重合樹脂を主成分
とする樹脂組成物から構成されており、かつ該フイルム
の厚み全体に対し、両表面層の合計の厚みが１０〜４０
％、中間層の厚みが６０〜９０％であり、該フイルム
は、１００℃のグリセリン浴に３０秒間浸漬した時の主
収縮方向の熱収縮率が４０％以上、主収縮方向に直交す
る方向の熱収縮率が１５％以下であることを特徴とす
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、溶剤シールによる
接合によって筒状ラベルの生産が容易な熱収縮性ポリオ
レフィン系フイルムおよび該筒状ラベルが装着されたＰ
ＥＴボトルに関する。
接合によって筒状ラベルの生産が容易な熱収縮性ポリオ
レフィン系フイルムおよび該筒状ラベルが装着されたＰ
ＥＴボトルに関する。
【０００２】
【従来の技術】熱収縮性の筒状ラベルが装着されたＰＥ
Ｔボトルのリサイクルが近年盛んに行われている。リサ
イクル方法としては、一般には、回収したＰＥＴボトル
を粉砕し、再生ＰＥＴフレークや再生ＰＥＴペレットを
得る方法が採用されている。
Ｔボトルのリサイクルが近年盛んに行われている。リサ
イクル方法としては、一般には、回収したＰＥＴボトル
を粉砕し、再生ＰＥＴフレークや再生ＰＥＴペレットを
得る方法が採用されている。
【０００３】回収されたＰＥＴボトルは、通常、数ｍｍ
〜１０ｍｍ角に粉砕されたものを、風力によって、ラベ
ルの粉砕体が除去される。更に、アルミキャップ粉砕体
が除去されることによってＰＥＴボトルの粉砕体から、
再生ＰＥＴフレークまたは再生ＰＥＴペレットが得られ
る。
〜１０ｍｍ角に粉砕されたものを、風力によって、ラベ
ルの粉砕体が除去される。更に、アルミキャップ粉砕体
が除去されることによってＰＥＴボトルの粉砕体から、
再生ＰＥＴフレークまたは再生ＰＥＴペレットが得られ
る。
【０００４】前記した風力による選別する方法は完全で
はないので、比重１未満のラベルであれば、水を使用
し、比重差による選別方法が極めて簡単で処理能力も大
きいので、ＰＥＴボトルに装着する熱収縮性フイルムか
らなる筒状ラベルとして比重が１未満のものが要望され
ている。
はないので、比重１未満のラベルであれば、水を使用
し、比重差による選別方法が極めて簡単で処理能力も大
きいので、ＰＥＴボトルに装着する熱収縮性フイルムか
らなる筒状ラベルとして比重が１未満のものが要望され
ている。
【０００５】比重が１未満の熱収縮性フイルムとして
は、熱収縮性オレフィン系樹脂フイルからなる各種のフ
イルムが開発されている。
は、熱収縮性オレフィン系樹脂フイルからなる各種のフ
イルムが開発されている。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】従来より、筒状ラベル
に加工される熱収縮性フイルムとしては、ポリ塩化ビニ
ル系、ポリスチレン系、ポリエステル系、ポリオレフィ
ン系などの各種の熱収縮性フイルムが開発されている。
上記のうちポリオレフィン系以外のフイルムは、印刷さ
れたフイルムの幅方向が円周方向になるように、一方の
フイルムの端に溶剤を塗布しながら筒状に貼り合わせて
加工された後、所定の長さに切り取って、ボトルに装着
するラベルが得られる。
に加工される熱収縮性フイルムとしては、ポリ塩化ビニ
ル系、ポリスチレン系、ポリエステル系、ポリオレフィ
ン系などの各種の熱収縮性フイルムが開発されている。
上記のうちポリオレフィン系以外のフイルムは、印刷さ
れたフイルムの幅方向が円周方向になるように、一方の
フイルムの端に溶剤を塗布しながら筒状に貼り合わせて
加工された後、所定の長さに切り取って、ボトルに装着
するラベルが得られる。
【０００７】一方、ポリオレフィン系の熱収縮性フイル
ムは、耐溶剤性がよいので、上記の溶剤シールで筒状に
貼り合わせることができない。このため、通常、コロナ
処理をした後、ウレタン系等の接着剤を用いて筒状に貼
り合わせて加工される方法をとっているので、加工スピ
ードが遅く、また１日乃至数日間、養生しないと使用で
きないという問題がある。
ムは、耐溶剤性がよいので、上記の溶剤シールで筒状に
貼り合わせることができない。このため、通常、コロナ
処理をした後、ウレタン系等の接着剤を用いて筒状に貼
り合わせて加工される方法をとっているので、加工スピ
ードが遅く、また１日乃至数日間、養生しないと使用で
きないという問題がある。
【０００８】本発明が解決しようとする課題は、ポリオ
レフィン系の熱収縮性フイルムにおいて、溶剤シールで
筒状に張り合わせて筒状ラベルとすることできるので生
産性に有利であり、かつ、フイルムの比重が１未満であ
るのでＰＥＴとの比重分離が可能で、リサイクルに有利
な熱収縮性フイルムを提供することにある。
レフィン系の熱収縮性フイルムにおいて、溶剤シールで
筒状に張り合わせて筒状ラベルとすることできるので生
産性に有利であり、かつ、フイルムの比重が１未満であ
るのでＰＥＴとの比重分離が可能で、リサイクルに有利
な熱収縮性フイルムを提供することにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明は、少なくとも３
層からなる熱収縮性ポリオレフィン系フイルムにおい
て、両表面層はガラス転移温度が５０℃〜７５℃の環状
オレフィン系共重合樹脂、中間層はポリエチレン系共重
合樹脂を主成分とする脂組成物から構成されており、か
つ該フイルムの厚み全体に対し、両表面層の合計の厚み
が１０〜４０％、中間層の厚みが６０〜９０％であり、
該フイルムは、１００℃のグリセリン浴に３０秒間浸漬
した時の主収縮方向の熱収縮率が３５％以上、主収縮方
向に直交する方向の熱収縮率が１５％以下であることを
特徴とする。
層からなる熱収縮性ポリオレフィン系フイルムにおい
て、両表面層はガラス転移温度が５０℃〜７５℃の環状
オレフィン系共重合樹脂、中間層はポリエチレン系共重
合樹脂を主成分とする脂組成物から構成されており、か
つ該フイルムの厚み全体に対し、両表面層の合計の厚み
が１０〜４０％、中間層の厚みが６０〜９０％であり、
該フイルムは、１００℃のグリセリン浴に３０秒間浸漬
した時の主収縮方向の熱収縮率が３５％以上、主収縮方
向に直交する方向の熱収縮率が１５％以下であることを
特徴とする。
【００１０】また、本発明は、上記の熱収縮性ポリオレ
フィン系フイルムの比重は、０．９７以下であることを
特徴とする。
フィン系フイルムの比重は、０．９７以下であることを
特徴とする。
【００１１】また、本発明は、上記の中間層のポリエチ
レン系共重合樹脂は、エチレンとＣ 4 〜Ｃ8 のα−オレ
フィンとの共重合体であることを特徴とする。
レン系共重合樹脂は、エチレンとＣ 4 〜Ｃ8 のα−オレ
フィンとの共重合体であることを特徴とする。
【００１２】また、本発明は、中間層のポリプロピレン
系共重合樹脂を主成分とする樹脂組成物は、ガラス転移
温度が５０℃〜７５℃の環状オレフィン系共重合樹を３
０重量％以下の量を含有することを特徴とする。
系共重合樹脂を主成分とする樹脂組成物は、ガラス転移
温度が５０℃〜７５℃の環状オレフィン系共重合樹を３
０重量％以下の量を含有することを特徴とする。
【００１３】また、本発明は、上記の熱収縮性ポリオレ
フィン系フイルムのリサイクル品を中間層に配合するこ
とによって、中間層のポリエチレン系共重合樹脂を主成
分とする樹脂組成物は、ガラス転移温度が５０℃〜７５
℃の環状オレフィン系共重合樹を含有することを特徴と
する。
フィン系フイルムのリサイクル品を中間層に配合するこ
とによって、中間層のポリエチレン系共重合樹脂を主成
分とする樹脂組成物は、ガラス転移温度が５０℃〜７５
℃の環状オレフィン系共重合樹を含有することを特徴と
する。
【００１４】上記の両表面層は、ガラス転移温度が５０
℃〜７５℃の環状オレフィン系共重合樹脂９５〜１００
重量％、ポリエチレン系共重合樹脂０〜５重量％である
ことを特徴とする。また、溶剤シール特性やフイルムの
熱収縮特性を阻害しない範囲で他の環状オレフィン系共
重合体を配合することができる。
℃〜７５℃の環状オレフィン系共重合樹脂９５〜１００
重量％、ポリエチレン系共重合樹脂０〜５重量％である
ことを特徴とする。また、溶剤シール特性やフイルムの
熱収縮特性を阻害しない範囲で他の環状オレフィン系共
重合体を配合することができる。
【００１５】さらにまた、本発明は、上記の熱収縮性ポ
リオレフィン系フイルムからなる筒状ラベルが装着され
たＰＥＴボトルである。
リオレフィン系フイルムからなる筒状ラベルが装着され
たＰＥＴボトルである。
【００１６】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を以下に詳述
する。
する。
【００１７】本発明の中間層を構成するポリエチレン系
共重合樹脂を主成分とする樹脂組成物は、エチレンとＣ
4 〜Ｃ8 のα−オレフィンとの共重合体からなるポリエ
チレン系共重合樹脂であり、チグラー触媒系あるいはメ
タロセン触媒系のＬ−ＬＤＰＥを挙げることができ、本
発明の熱収縮性ポリオレフィン系フイルムを中間層にリ
サイクルをした場合、メタロセン触媒系のＬ−ＬＤＰＥ
が透明性に優れているので好ましい。また、熱収縮特性
や透明性を阻害しない範囲で、その他のオレフィン系樹
脂や石油樹脂を配合することができる。
共重合樹脂を主成分とする樹脂組成物は、エチレンとＣ
4 〜Ｃ8 のα−オレフィンとの共重合体からなるポリエ
チレン系共重合樹脂であり、チグラー触媒系あるいはメ
タロセン触媒系のＬ−ＬＤＰＥを挙げることができ、本
発明の熱収縮性ポリオレフィン系フイルムを中間層にリ
サイクルをした場合、メタロセン触媒系のＬ−ＬＤＰＥ
が透明性に優れているので好ましい。また、熱収縮特性
や透明性を阻害しない範囲で、その他のオレフィン系樹
脂や石油樹脂を配合することができる。
【００１８】また、中間層に配合される石油樹脂として
は、脂肪族炭化水素、脂環族炭化水素、水素添加炭化水
素等からなり、０〜３０重量％、好ましくは０〜１５重
量％の範囲で配合される。３０重量％を超えるとフイル
ム強度で低下するので好ましくない。
は、脂肪族炭化水素、脂環族炭化水素、水素添加炭化水
素等からなり、０〜３０重量％、好ましくは０〜１５重
量％の範囲で配合される。３０重量％を超えるとフイル
ム強度で低下するので好ましくない。
【００１９】また、中間層に配合されるその他のオレフ
ィン系樹脂としては、エチレン−ブテン−プロピレン共
重合樹脂、ブテン−プロピレン共重合樹脂、エチレン−
ブテン−プロピレン共重合樹脂、ポリブテン樹脂、アイ
オノマー樹脂、高圧法ＬＤＰＥ樹脂、ＥＶＡ樹脂等が挙
げられる。これらの樹脂は、２０重量％以下、好ましく
は１０重量％以下の量を配合することができる。この量
を超えると透明性の低下が大きくなり好ましくない。
ィン系樹脂としては、エチレン−ブテン−プロピレン共
重合樹脂、ブテン−プロピレン共重合樹脂、エチレン−
ブテン−プロピレン共重合樹脂、ポリブテン樹脂、アイ
オノマー樹脂、高圧法ＬＤＰＥ樹脂、ＥＶＡ樹脂等が挙
げられる。これらの樹脂は、２０重量％以下、好ましく
は１０重量％以下の量を配合することができる。この量
を超えると透明性の低下が大きくなり好ましくない。
【００２０】本発明の両表面層を構成する環状オレフィ
ン系共重合樹脂のガラス転移温度は、５０℃〜７５℃、
好ましくは５５℃〜７３℃の範囲である。この環状オレ
フィン系共重合樹脂は、炭素数２〜２０のα−オレフィ
ンと環状オレフィンとのランダム共重合樹脂、或いはそ
のグラフト変性物を挙げることができる。上記のガラス
転移温度が７５℃を超えると、延伸温度が高くなりすぎ
て熱収縮性ポリオレフィン系フイルムの熱収縮率が低下
し、また５０℃未満であると自然収縮が大きくなるとい
う欠点がでるので好ましくない。この環状オレフィン系
共重合樹脂は、具体的には日本ゼオン社製「ゼオノア」
（商品名）、三井化学社製「アペル」（商品名）、ヘキ
スト社製「トーパス」（商品名）として販売されてお
り、上記のガラス転移温度の範囲のものを使用すること
ができる。
ン系共重合樹脂のガラス転移温度は、５０℃〜７５℃、
好ましくは５５℃〜７３℃の範囲である。この環状オレ
フィン系共重合樹脂は、炭素数２〜２０のα−オレフィ
ンと環状オレフィンとのランダム共重合樹脂、或いはそ
のグラフト変性物を挙げることができる。上記のガラス
転移温度が７５℃を超えると、延伸温度が高くなりすぎ
て熱収縮性ポリオレフィン系フイルムの熱収縮率が低下
し、また５０℃未満であると自然収縮が大きくなるとい
う欠点がでるので好ましくない。この環状オレフィン系
共重合樹脂は、具体的には日本ゼオン社製「ゼオノア」
（商品名）、三井化学社製「アペル」（商品名）、ヘキ
スト社製「トーパス」（商品名）として販売されてお
り、上記のガラス転移温度の範囲のものを使用すること
ができる。
【００２１】本発明の熱収縮性ポリオレフィン系フイル
ムを溶剤シールして筒状に加工する際に用いられる溶剤
としては、ｎ−ヘキサン、ｎ−ペンタン等の脂肪族炭化
水素系溶剤、シクロヘキサン等の脂環族炭化水素系溶
剤、トルエン、キシレン、ベンゼン等の芳香族炭化水素
系溶剤などが挙げられ、具体的には、シクロヘキサン／
ｎ−ヘキサン系混合溶剤が好ましく用いられる。
ムを溶剤シールして筒状に加工する際に用いられる溶剤
としては、ｎ−ヘキサン、ｎ−ペンタン等の脂肪族炭化
水素系溶剤、シクロヘキサン等の脂環族炭化水素系溶
剤、トルエン、キシレン、ベンゼン等の芳香族炭化水素
系溶剤などが挙げられ、具体的には、シクロヘキサン／
ｎ−ヘキサン系混合溶剤が好ましく用いられる。
【００２２】次に、熱収縮性ポリオレフィン系フイルム
の製造方法について説明する。フイルムは公知の共押出
技術、延伸技術によって製造される。例えば、両表面層
が環状オレフィン系共重合樹脂、中間層がポリエチレン
系共重合樹脂を主成分とする樹脂組成物から構成された
３層となるように、Ｔダイからフラット状シートを共押
出し、冷却して引き取り、横方向に３〜１０倍テンター
延伸し、必要に応じて幅方向に０〜１２％弛緩させつつ
アニールし、次いで巻き取ることにより熱収縮性ポリオ
レフィン系フイルムが得られる。延伸は公知の同時２軸
延伸法によってもよい。また、丸ダイからチューブ状シ
ートを共押出し、チューブ状で延伸してもよいし、シー
トを切り開いてフラット状とし、前記したように延伸し
てもよい。
の製造方法について説明する。フイルムは公知の共押出
技術、延伸技術によって製造される。例えば、両表面層
が環状オレフィン系共重合樹脂、中間層がポリエチレン
系共重合樹脂を主成分とする樹脂組成物から構成された
３層となるように、Ｔダイからフラット状シートを共押
出し、冷却して引き取り、横方向に３〜１０倍テンター
延伸し、必要に応じて幅方向に０〜１２％弛緩させつつ
アニールし、次いで巻き取ることにより熱収縮性ポリオ
レフィン系フイルムが得られる。延伸は公知の同時２軸
延伸法によってもよい。また、丸ダイからチューブ状シ
ートを共押出し、チューブ状で延伸してもよいし、シー
トを切り開いてフラット状とし、前記したように延伸し
てもよい。
【００２３】本発明の熱収縮性ポリオレフィン系フィル
ムの熱収縮率は、主収縮方向３５％以上、主収縮方向に
直交する方向１５％以下、通常、主収縮方向４０％以
上、主収縮方向に直交する方向１０％以下である。
ムの熱収縮率は、主収縮方向３５％以上、主収縮方向に
直交する方向１５％以下、通常、主収縮方向４０％以
上、主収縮方向に直交する方向１０％以下である。
【００２４】
【実施例】次に本発明の代表的な実施例を挙げて説明す
る。
る。
【００２５】本発明において使用した物性値の測定方法
は次の通りである。 〔熱収縮性オレフィン系フイルムの熱収縮率の測定〕製
造されたフイルムの縦×横を１００ｍｍ×１００ｍｍ角
に試料を切り取る。次いで、この試料を１００℃のグリ
セリン浴に３０秒間浸漬させ、すぐに冷水で冷却した
後、縦方向及び横方向の長さＬ（ｍｍ）を測定する。そ
して（１００−Ｌ）／１００を計算し、縦方向、横方向
の熱収縮率とする。
は次の通りである。 〔熱収縮性オレフィン系フイルムの熱収縮率の測定〕製
造されたフイルムの縦×横を１００ｍｍ×１００ｍｍ角
に試料を切り取る。次いで、この試料を１００℃のグリ
セリン浴に３０秒間浸漬させ、すぐに冷水で冷却した
後、縦方向及び横方向の長さＬ（ｍｍ）を測定する。そ
して（１００−Ｌ）／１００を計算し、縦方向、横方向
の熱収縮率とする。
【００２６】〔熱収縮性オレフィン系フイルムの溶剤シ
ール強度の測定〕製造されたフイルムの横方向の両端よ
り１０ｍｍの位置で、シクロヘキサン１０重量％、ｎ−
ヘキサン９０重量％からなる混合溶剤を用いて溶剤シー
ルして筒状ラベルを製造した。筒状ラベルのシール部を
円周と直角方向に５ｍｍ幅に切り取り、それを島津製作
所製「オートグラフ型引張試験機」にセットし、１８０
°ピール試験でシール強度を引張速度２００ｍｍ／分で
測定した。評価基準は次のとおり。 ○ ： ５０ｇ／５ｍｍ以上 △ ： ２０ｇ／５ｍｍ以上、５０ｇ／５ｍｍ未満 × ： ２０ｇ／５ｍｍ未満
ール強度の測定〕製造されたフイルムの横方向の両端よ
り１０ｍｍの位置で、シクロヘキサン１０重量％、ｎ−
ヘキサン９０重量％からなる混合溶剤を用いて溶剤シー
ルして筒状ラベルを製造した。筒状ラベルのシール部を
円周と直角方向に５ｍｍ幅に切り取り、それを島津製作
所製「オートグラフ型引張試験機」にセットし、１８０
°ピール試験でシール強度を引張速度２００ｍｍ／分で
測定した。評価基準は次のとおり。 ○ ： ５０ｇ／５ｍｍ以上 △ ： ２０ｇ／５ｍｍ以上、５０ｇ／５ｍｍ未満 × ： ２０ｇ／５ｍｍ未満
【００２７】〔熱収縮性オレフィン系フイルムの透明
性〕製造されたフイルムをヘーズメータでヘーズ値を測
定した。評価基準は次のとおり。 ○ ： ６％未満 △ ： ６％以上、１０％未満 × ： １０％以上
性〕製造されたフイルムをヘーズメータでヘーズ値を測
定した。評価基準は次のとおり。 ○ ： ６％未満 △ ： ６％以上、１０％未満 × ： １０％以上
【００２８】実施例１ 中間層を構成するポリエチレン系共重合樹脂を主成分と
する樹脂組成物として、エチレンーαオレフィン共重合
樹脂（エボリューＳＰ−２０２０、三井化学社製）８４
重量％、環状オレフィン共重合樹脂（ゼオノアＬ−７、
Ｔｇ：７０℃、日本ゼオン社製）１６重量％を、両表面
層として上記の環状オレフィン共重合樹脂（ゼオノアＬ
−７）１００重量％を使用し、それぞれ別の押出機に投
入し、３層となるように２２０℃でＴダイより押出し、
４０℃の冷却ロールで冷却固化させた後、８０℃で横方
向に６倍テンター延伸し、引き続き同テンター内で幅方
向に８％弛緩させつつ、７５℃×５秒間アニールし、厚
さが５０μｍの熱収縮性オレフィン系フイルムを得た
（各層の厚さは５μｍ／４０μｍ／５μｍ）。このフイ
ルムの物性値を表１に示す。
する樹脂組成物として、エチレンーαオレフィン共重合
樹脂（エボリューＳＰ−２０２０、三井化学社製）８４
重量％、環状オレフィン共重合樹脂（ゼオノアＬ−７、
Ｔｇ：７０℃、日本ゼオン社製）１６重量％を、両表面
層として上記の環状オレフィン共重合樹脂（ゼオノアＬ
−７）１００重量％を使用し、それぞれ別の押出機に投
入し、３層となるように２２０℃でＴダイより押出し、
４０℃の冷却ロールで冷却固化させた後、８０℃で横方
向に６倍テンター延伸し、引き続き同テンター内で幅方
向に８％弛緩させつつ、７５℃×５秒間アニールし、厚
さが５０μｍの熱収縮性オレフィン系フイルムを得た
（各層の厚さは５μｍ／４０μｍ／５μｍ）。このフイ
ルムの物性値を表１に示す。
【００２９】実施例２ 中間層を構成するポリエチレン系共重合樹脂を主成分と
する樹脂組成物として、エチレンーαオレフィン共重合
樹脂（エボリューＳＰ−２０２０、三井化学社製）８０
重量％、石油樹脂（アルコンＰ−１４０、荒川化学社
製）１０重量％、環状オレフィン共重合樹脂（ゼオノア
Ｌ−７、Ｔｇ：７０℃、日本ゼオン社製）１０重量％
を、両表面層として上記の環状オレフィン共重合樹脂
（ゼオノアＬ−７）１００重量％を使用し、それぞれ別
の押出機に投入し、３層となるように２２０℃でＴダイ
より押出し、４０℃の冷却ロールで冷却固化させた後、
８０℃で横方向に６倍テンター延伸し、引き続き同テン
ター内で幅方向に８％弛緩させつつ、７５℃×５秒間ア
ニールし、厚さが５０μｍの熱収縮性オレフィン系フイ
ルムを得た（各層の厚さは５μｍ／４０μｍ／５μ
ｍ）。このフイルムの物性値を表１に示す。
する樹脂組成物として、エチレンーαオレフィン共重合
樹脂（エボリューＳＰ−２０２０、三井化学社製）８０
重量％、石油樹脂（アルコンＰ−１４０、荒川化学社
製）１０重量％、環状オレフィン共重合樹脂（ゼオノア
Ｌ−７、Ｔｇ：７０℃、日本ゼオン社製）１０重量％
を、両表面層として上記の環状オレフィン共重合樹脂
（ゼオノアＬ−７）１００重量％を使用し、それぞれ別
の押出機に投入し、３層となるように２２０℃でＴダイ
より押出し、４０℃の冷却ロールで冷却固化させた後、
８０℃で横方向に６倍テンター延伸し、引き続き同テン
ター内で幅方向に８％弛緩させつつ、７５℃×５秒間ア
ニールし、厚さが５０μｍの熱収縮性オレフィン系フイ
ルムを得た（各層の厚さは５μｍ／４０μｍ／５μ
ｍ）。このフイルムの物性値を表１に示す。
【００３０】実施例３ 中間層を構成するポリエチレン系共重合樹脂を主成分と
する樹脂組成物として、エチレンーαオレフィン共重合
樹脂（エボリューＳＰ−２０２０、三井化学社製）６０
重量％および実施例１で製造した熱収縮製オレフィン系
フイルムの粉砕品を４０重量％を、両表面層として環状
オレフィン共重合樹脂（ゼオノアＬ−７）１００重量％
を使用し、それぞれ別の押出機に投入し、３層となるよ
うに２２０℃でＴダイより押出し、４０℃の冷却ロール
で冷却固化させた後、８０℃で横方向に６倍テンター延
伸し、引き続き同テンター内で幅方向に８％弛緩させつ
つ、７５℃×５秒間アニールし、厚さが５０μｍの熱収
縮性オレフィン系フイルムを得た（各層の厚さは５μｍ
／４０μｍ／５μｍ）。このフイルムは透明性も良く、
その物性値を表１に示す。
する樹脂組成物として、エチレンーαオレフィン共重合
樹脂（エボリューＳＰ−２０２０、三井化学社製）６０
重量％および実施例１で製造した熱収縮製オレフィン系
フイルムの粉砕品を４０重量％を、両表面層として環状
オレフィン共重合樹脂（ゼオノアＬ−７）１００重量％
を使用し、それぞれ別の押出機に投入し、３層となるよ
うに２２０℃でＴダイより押出し、４０℃の冷却ロール
で冷却固化させた後、８０℃で横方向に６倍テンター延
伸し、引き続き同テンター内で幅方向に８％弛緩させつ
つ、７５℃×５秒間アニールし、厚さが５０μｍの熱収
縮性オレフィン系フイルムを得た（各層の厚さは５μｍ
／４０μｍ／５μｍ）。このフイルムは透明性も良く、
その物性値を表１に示す。
【００３１】実施例４ 中間層を構成するポリエチレン系共重合樹脂を主成分と
する樹脂組成物として、エチレンーαオレフィン共重合
樹脂（エボリューＳＰ−２０２０、三井化学社製）８５
重量％、環状オレフィン共重合樹脂（ゼオノアＬ−７、
Ｔｇ：７０℃、日本ゼオン社製）１５重量％を、両表面
層として上記の環状オレフィン共重合樹脂（ゼオノアＬ
−７）１００重量％を使用し、それぞれ別の押出機に投
入し、３層となるように２２０℃でＴダイより押出し、
４０℃の冷却ロールで冷却固化させた後、７８℃で横方
向に６倍テンター延伸し、厚さが５０μｍの熱収縮性オ
レフィン系フイルムを得た（各層の厚さは５μｍ／４０
μｍ／５μｍ）。このフイルムの物性値を表１に示す。
する樹脂組成物として、エチレンーαオレフィン共重合
樹脂（エボリューＳＰ−２０２０、三井化学社製）８５
重量％、環状オレフィン共重合樹脂（ゼオノアＬ−７、
Ｔｇ：７０℃、日本ゼオン社製）１５重量％を、両表面
層として上記の環状オレフィン共重合樹脂（ゼオノアＬ
−７）１００重量％を使用し、それぞれ別の押出機に投
入し、３層となるように２２０℃でＴダイより押出し、
４０℃の冷却ロールで冷却固化させた後、７８℃で横方
向に６倍テンター延伸し、厚さが５０μｍの熱収縮性オ
レフィン系フイルムを得た（各層の厚さは５μｍ／４０
μｍ／５μｍ）。このフイルムの物性値を表１に示す。
【００３２】実施例５ 中間層を構成するポリエチレン系共重合樹脂を主成分と
する樹脂組成物として、エチレンーαオレフィン共重合
樹脂（エボリューＳＰ−２０２０、三井化学社製）８０
重量％、石油樹脂（アルコンＰ−１４０、荒川化学社
製）１０重量％、環状オレフィン共重合樹脂（ゼオノア
Ｌ−７、Ｔｇ：７０℃、日本ゼオン社製）１０重量％
を、両表面層として上記の環状オレフィン共重合樹脂
（ゼオノアＬ−７）１００重量％を使用し、それぞれ別
の押出機に投入し、３層となるように２２０℃でＴダイ
より押出し、４０℃の冷却ロールで冷却固化させた後、
８０℃で横方向に６倍テンター延伸し、厚さが５０μｍ
の熱収縮性オレフィン系フイルムを得た（各層の厚さは
５μｍ／４０μｍ／５μｍ）。このフイルムの物性値を
表１に示す。
する樹脂組成物として、エチレンーαオレフィン共重合
樹脂（エボリューＳＰ−２０２０、三井化学社製）８０
重量％、石油樹脂（アルコンＰ−１４０、荒川化学社
製）１０重量％、環状オレフィン共重合樹脂（ゼオノア
Ｌ−７、Ｔｇ：７０℃、日本ゼオン社製）１０重量％
を、両表面層として上記の環状オレフィン共重合樹脂
（ゼオノアＬ−７）１００重量％を使用し、それぞれ別
の押出機に投入し、３層となるように２２０℃でＴダイ
より押出し、４０℃の冷却ロールで冷却固化させた後、
８０℃で横方向に６倍テンター延伸し、厚さが５０μｍ
の熱収縮性オレフィン系フイルムを得た（各層の厚さは
５μｍ／４０μｍ／５μｍ）。このフイルムの物性値を
表１に示す。
【００３３】比較例１ 実施例１で製造した熱収縮性オレフィン系フイルムにお
いて、両表面層をエチレンーαオレフィン共重合樹脂
（エボリューＳＰ−２０２０、三井化学社製）１００重
量％とし、６０℃で横方向に６倍テンター延伸し、５５
℃×５秒間アニールした以外は実施例１と同様にして厚
さが５０μｍの熱収縮性オレフィン系フイルムを得た
（各層の厚さは５μｍ／４０μｍ／５μｍ）。このフイ
ルムの物性値を表１に示す。
いて、両表面層をエチレンーαオレフィン共重合樹脂
（エボリューＳＰ−２０２０、三井化学社製）１００重
量％とし、６０℃で横方向に６倍テンター延伸し、５５
℃×５秒間アニールした以外は実施例１と同様にして厚
さが５０μｍの熱収縮性オレフィン系フイルムを得た
（各層の厚さは５μｍ／４０μｍ／５μｍ）。このフイ
ルムの物性値を表１に示す。
【００３４】比較例２ 実施例１で製造した熱収縮性オレフィン系フイルムにお
いて、両表面層を環状オレフィン共重合樹脂（ゼオノア
Ｌ−７、Ｔｇ：７０℃、日本ゼオン社製）８０重量％、
エチレンーαオレフィン共重合樹脂（エボリューＳＰ−
２０２０、三井化学社製）２０重量％とし以外は実施例
１と同様にして厚さが５０μｍの熱収縮性オレフィン系
フイルムを得た（各層の厚さは５μｍ／４０μｍ／５μ
ｍ）。このフイルムの物性値を表１に示す。
いて、両表面層を環状オレフィン共重合樹脂（ゼオノア
Ｌ−７、Ｔｇ：７０℃、日本ゼオン社製）８０重量％、
エチレンーαオレフィン共重合樹脂（エボリューＳＰ−
２０２０、三井化学社製）２０重量％とし以外は実施例
１と同様にして厚さが５０μｍの熱収縮性オレフィン系
フイルムを得た（各層の厚さは５μｍ／４０μｍ／５μ
ｍ）。このフイルムの物性値を表１に示す。
【００３５】比較例３ 中間層を構成するポリプロピレン系共重合樹脂を主成分
とする樹脂組成物として、エチレン−プロピレンランダ
ム共重合樹脂（Ｓ−１３１、三井化学社製）８０重量％
および環状オレフィン共重合樹脂（ゼオノアＬ−７、Ｔ
ｇ：７０℃、日本ゼオン社製）２０重量％を、両表面層
として環状オレフィン共重合樹脂（ゼオノアＬ−７）１
００重量％を使用し、それぞれ別の押出機に投入し、３
層となるように２２０℃でＴダイより押出し、４０℃の
冷却ロールで冷却固化させた後、８０℃で横方向に６倍
テンター延伸し、引き続き同テンター内で幅方向に８％
弛緩させつつ、７５℃×５秒間アニールし、厚さが５０
μｍの熱収縮性オレフィン系フイルムを得た（各層の厚
さは５μｍ／４０μｍ／５μｍ）。このフイルムは透明
性が悪く（ヘーズ値は、７．４％）、その物性値を表１
に示す。
とする樹脂組成物として、エチレン−プロピレンランダ
ム共重合樹脂（Ｓ−１３１、三井化学社製）８０重量％
および環状オレフィン共重合樹脂（ゼオノアＬ−７、Ｔ
ｇ：７０℃、日本ゼオン社製）２０重量％を、両表面層
として環状オレフィン共重合樹脂（ゼオノアＬ−７）１
００重量％を使用し、それぞれ別の押出機に投入し、３
層となるように２２０℃でＴダイより押出し、４０℃の
冷却ロールで冷却固化させた後、８０℃で横方向に６倍
テンター延伸し、引き続き同テンター内で幅方向に８％
弛緩させつつ、７５℃×５秒間アニールし、厚さが５０
μｍの熱収縮性オレフィン系フイルムを得た（各層の厚
さは５μｍ／４０μｍ／５μｍ）。このフイルムは透明
性が悪く（ヘーズ値は、７．４％）、その物性値を表１
に示す。
【００３６】
【表１】
【００３７】
【発明の効果】本発明の熱収縮性オレフィン系フイルム
は、透明性が良好で、溶剤シールによって筒状ラベルに
加工できるので、加工が簡単で加工速度も早くできる。
また、全体がオレフィン系樹脂で構成されているので、
フイルム製造現場において不良品を中間層にリサイクル
でき、印刷した筒状ラベルの比重が１より小さくできる
のでＰＥＴとの分離が水による比重分離が可能なので、
ＰＥＴボトル用の熱収縮製の筒状ラベルとして極めて利
用価値が大きい。
は、透明性が良好で、溶剤シールによって筒状ラベルに
加工できるので、加工が簡単で加工速度も早くできる。
また、全体がオレフィン系樹脂で構成されているので、
フイルム製造現場において不良品を中間層にリサイクル
でき、印刷した筒状ラベルの比重が１より小さくできる
のでＰＥＴとの分離が水による比重分離が可能なので、
ＰＥＴボトル用の熱収縮製の筒状ラベルとして極めて利
用価値が大きい。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｂ６５Ｄ 23/00 ＢＳＭ Ｂ６５Ｄ 23/00 ＢＳＭＨ Ｃ０８Ｌ 23/08 Ｃ０８Ｌ 23/08 //(Ｃ０８Ｌ 23/08 (Ｃ０８Ｌ 23/08 45:00） 45:00） Ｆターム(参考） 3E062 AA09 AC02 DA02 DA07 4F100 AK02A AK02B AK02C AK03A AK03B AK03C AK04A AK04B AK04C AK08C AK62C AL01A AL01B AL01C AL03A AL03B AL03C AL05C BA03 BA06 BA10A BA10B BA16 BA25 BA26 EH23 EJ37 GB16 GB90 JA03 JA05A JA05B JA05C JA13 JL01 JL02 JL08 JL16C JN01 YY00 YY00A YY00B YY00C 4J002 BB051 BK002
Claims (8)
- 【請求項１】 少なくとも３層からなる熱収縮性ポリオ
レフィン系フイルムにおいて、両表面層はガラス転移温
度が５０℃〜７５℃の環状オレフィン系共重合樹脂で構
成され、中間層はポリエチレン系共重合樹脂を主成分と
する樹脂組成物から構成されており、かつ該フイルムの
厚み全体に対し、両表面層の合計の厚みが１０〜４０
％、中間層の厚みが６０〜９０％であり、該フイルム
は、１００℃のグリセリン浴に３０秒間浸漬した時の主
収縮方向の熱収縮率が３５％以上、主収縮方向に直交す
る方向の熱収縮率が１５％以下であることを特徴とする
熱収縮性ポリオレフィン系フイルム。 - 【請求項２】 上記の熱収縮性ポリオレフィン系フイル
ムの比重は、０．９７以下であることを特徴とする請求
項１に記載の熱収縮性ポリオレフィン系フイルム。 - 【請求項３】 中間層のポリエチレン系共重合樹脂は、
エチレンとＣ4 〜Ｃ 8 のα−オレフィンとの共重合体で
あることを特徴とする請求項１に記載の熱収縮性ポリオ
レフィン系フイルム。 - 【請求項４】 中間層のポリエチレン系共重合樹脂を主
成分とする樹脂組成物は、ガラス転移温度が５０℃〜７
５℃の環状オレフィン系共重合樹を３０重量％以下の量
を含有することを特徴とする請求項１に記載の熱収縮性
ポリオレフィン系フイルム。 - 【請求項５】 上記の熱収縮性ポリオレフィン系フイル
ムのリサイクル品を中間層に配合することによって、中
間層のポリエチレン系オレフィン樹脂組成物は、ガラス
転移温度が５０℃〜７５℃の環状オレフィン系共重合樹
を含有することを特徴とする請求項４記載の熱収縮性ポ
リオレフィン系フイルム。 - 【請求項６】 上記の両表面層は、ガラス転移温度が５
０℃〜７５℃の環状オレフィン系共重合樹９５〜１００
重量％、ポリエチレン系共重合樹脂０〜５重量％である
ことを特徴とする請求項１に記載の熱収縮性ポリオレフ
ィン系フイルム。 - 【請求項７】 ガラス転移温度が５０℃〜７５℃の環状
オレフィン系共重合樹は、α−オレフィンと環状オレフ
ィンとのランダム共重合体であることを特徴とする請求
項１ないし６のいずれかに記載の熱収縮性ポリオレフィ
ン系フイルム。 - 【請求項８】 請求項１ないし７のいずれかに記載の熱
収縮性ポリオレフィン系フイルムからなる筒状ラベルが
装着されたＰＥＴボトル。
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|---|---|---|---|
| JP2000057399 | 2000-03-02 | ||
| JP2000-57399 | 2000-03-02 | ||
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|---|---|
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