JP2000246797A - 環状オレフィン系樹脂ラベル - Google Patents

環状オレフィン系樹脂ラベル

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JP2000246797A
JP2000246797A JP5687499A JP5687499A JP2000246797A JP 2000246797 A JP2000246797 A JP 2000246797A JP 5687499 A JP5687499 A JP 5687499A JP 5687499 A JP5687499 A JP 5687499A JP 2000246797 A JP2000246797 A JP 2000246797A
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heat shrinkage
heat
label
cyclic olefin
stretching direction
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JP5687499A
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Mutsumi Wakai
睦巳 若井
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Gunze Ltd
Original Assignee
Gunze Ltd
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  • Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 非耐熱ペットボトルにも適用可能な適度の収
縮速度と熱収縮率とを有し、焼却時に有害なガスの発生
もなく、有機溶剤によるセンターシール加工で製造可能
な熱収縮性ラベルを提供すること。 【解決手段】主延伸方向の熱収縮率が70゜C×10秒
で25%以下であり、且つ、主延伸方向の熱収縮率Yと
熱収縮時間T(70゜C≦T≦90゜C)との関係を示
す相関図において、その傾きY’が数1で示す曲線の傾
きよりも小さく、熱収縮率Yが数2で示す曲線の熱収縮
率よりも大きいことを特徴とする、少なくとも1層から
なる環状オレフィン系樹脂ラベルとする。 (数1) Y’=−0.10T+18.5T (数2) Y=−0.06T+11.5T−496

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、環状オレフィン系
樹脂を主成分とする少なくとも1層からなる熱収縮性ラ
ベルに関する。
【0002】
【従来の技術】ジュース等の清涼飲料水は瓶あるいはペ
ットボトルといった容器に充填されて販売される。その
際、他商品との差別化や商品の視認性向上のために、容
器外側に、熱収縮性ラベルを装着する場合が多い。ラベ
ルの材質としてはポリスチレン、ポリエステル、ポリ塩
化ビニル、ポリオレフィン等がある。
【0003】また、容器がペットボトルの場合、リサイ
クルのために使用後回収したペットボトルからフレーク
やペレットに再生されることが多くなってきている。こ
の工程の概略を以下に説明する。回収されたペットボト
ル(通常、アルミキャップや熱収縮性ラベルが付いてい
る状態にある)は、人手、重量分離機、X線検査等によ
って、ガラス瓶、缶、塩ビボトル等他の容器から選別さ
れる。次いで、ペットボトルは数mm〜10mm角に粉
砕される。次いで、比重分離機によって、比重が1未満
の熱収縮性ラベル粉砕体が除去される。次いで、風力分
離機によって、比重が1以上の熱収縮性ラベル粉砕体が
除去される。次いで、アルミ分離機によって、アルミキ
ャップ粉砕体が除去される。こうして得たペットボトル
粉砕体から、所期の再生ペットフレークまたは再生ペッ
トペレットが得られる。
【0004】前記した比重分離機とは、粉砕体を水中に
入れ、水に浮くもの(比重が1未満の熱収縮性ラベル)
と水に沈むものとを分離する装置であり、また、風力分
離機とは、粉砕体を拡げて、下から風を当て熱収縮性ラ
ベル粉砕体を吹き飛ばす装置である。各々の原理から、
比重分離機は単位時間当たりの処理能力が大きいのに対
し、風力分離機のそれは小さい。このため、比重分離機
で除去される、即ち、比重が1未満の熱収縮性ラベルが
要望されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらポリスチ
レンラベルは自然収縮率が大きく、ポリエステルラベル
は熱収縮する際の収縮速度が大きく取り扱いにくく、ポ
リ塩化ビニルラベルは使用後焼却時に塩化水素等の有害
ガスを発生するという問題がある。また各ラベル共比重
が1より大きいため、リサイクル工程において比重分離
機で分離できないという問題がある。一方、ポリオレフ
ィンラベルは比重が1未満であるが、腰や光沢が不十分
であり、有機溶剤によるセンターシール加工では製造す
ることができないという問題がある。さらに、ポリオレ
フィンラベルは熱収縮温度を高くしないと収縮しないた
め、耐熱性のない、例えば非耐熱ペットボトルには使用
できないという問題がある。
【0006】本発明が解決しようとする課題は、自然収
縮率が小さく、非耐熱ペットボトルにも適用可能な適度
の収縮速度と熱収縮率とを有し、焼却時に有害なガスの
発生もなく、有機溶剤によるセンターシール加工で製造
可能な熱収縮性ラベルを提供することにある。また、比
重分離機でペットボトルから分離できるラベルを提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決する手
段として本発明は、主延伸方向の熱収縮率が70゜C×
10秒で25%以下であり、且つ、主延伸方向の熱収縮
率Yと熱収縮温度T(70゜C≦T≦90゜C)との関
係を示す相関図において、その傾きY’が下記数1で示
す曲線の傾きよりも小さく、熱収縮率Yが下記数2で示
す曲線の熱収縮率よりも大きい、少なくとも1層からな
る環状オレフィン系樹脂ラベルとする。
【0008】 (数1) Y’=−0.10T+18.5T (数2) Y=−0.06T+11.5T−496
【0009】また、主延伸方向の熱収縮率が60゜C×
10秒で5%以下である環状オレフィン系樹脂ラベルと
する。
【0010】また、プロピレン−α−オレフィン共重合
体50〜98重量%と石油樹脂50〜2重量%との混合
物を主成分とする中間層と環状ポリオレフィン系樹脂を
主成分とする内外層とからなる少なくとも3層を含む環
状オレフィン系樹脂ラベルとする。また、比重が0.9
9以下である環状オレフィン系樹脂ラベルとする。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を以下に詳述
する。
【0012】本発明の環状オレフィン系樹脂ラベルは、
主延伸方向の熱収縮率が70゜C×10秒で25%以
下、好ましくは20%以下であり、且つ、主延伸方向の
熱収縮率Yと熱収縮温度T(70゜C≦T≦90゜C)
との関係を示す相関図において、その傾きY’が数1で
示す曲線の傾きよりも小さく、熱収縮率Yが数2で示す
曲線の熱収縮率よりも大きい、少なくとも1層からなる
環状オレフィン系樹脂ラベルである。
【0013】主延伸方向の熱収縮率を70゜C×10秒
で25%以下とし、且つ、主延伸方向の熱収縮率Yと熱
収縮温度T(70゜C≦T≦90゜C)との関係を示す
相関図において、その傾きY’が数1で示す曲線の傾き
よりも小さくしたのは、以下の理由による。即ち、ラベ
ルを容器に被せ収縮トンネルを通過させると、ラベルは
熱を受けて収縮するわけであるが、ラベルの受ける熱量
が均一ではないので、先ず、ラベルが容器に接した部分
(以下、Aという)と接しない部分(以下、Bという)
ができる。次いで、Aが容器から滑ると共に、Bが収縮
し、きれいな収縮仕上がり品が得られる。ところが、主
延伸方向の熱収縮が急激すぎると、Aが滑りきらないう
ちにBが収縮するので、シワやアバタを含む外観不良の
ものしか得られない。環状オレフィン系樹脂ラベルは容
器との滑り性が良好ではないので、特にこの現象が発生
しやすい傾向にある。そこで、前記のように規定したの
である。
【0014】主延伸方向の熱収縮率が70゜C×10秒
で25%を超えると収縮トンネル入り口付近で急激に収
縮し、また、傾きY’が数1で示す曲線の傾きを超える
と収縮トンネル内で急激に収縮し、いずれの場合もシワ
やアバタを含む外観不良のものしか得られないという問
題が発生する。
【0015】主延伸方向の熱収縮率Yと熱収縮温度T
(70゜C≦T≦90゜C)との関係を示す相関図にお
いて、熱収縮率Yが数2で示す曲線の熱収縮率よりも小
さいと、収縮トンネルから出てきたものは収縮不十分で
あり、容器にきれいに密着していないという問題が発生
する。
【0016】本発明の環状オレフィン系樹脂ラベルは、
主延伸方向の熱収縮率が60゜C×10秒で5%以下、
好ましくは2%以下であることが望ましい。主延伸方向
の熱収縮率が60゜C×10秒で5%を超えると自然収
縮率が大きくなり、作成したスリーブ状のラベルを長期
間保管しておくとその間に自然収縮して径が小さくなっ
てしまい、いざ容器に装着しようとすると装着しづらい
という問題が発生する。なお、60゜C×10秒とした
のは、これがほぼ40゜C×2ヶ月自然放置したときの
ラベルの収縮率(自然収縮率)に相当するので、測定時
間短縮のために本発明はこの条件を採用したからであ
る。
【0017】本発明の環状オレフィン系樹脂とは一般的
な総称であり、具体的には、(a)環状オレフィンの開
環(共)重合体を必要に応じ水素添加した重合体、
(b)環状オレフィンの付加(共)重合体、(c)環状
オレフィンとエチレン、プロピレン等α−オレフィンと
のランダム共重合体、(d)前記(a)〜(c)を不飽
和カルボン酸やその誘導体等で変性したグラフト変性体
等が例示できる。環状オレフィンとしては特に限定する
ものではなく、例えばノルボルネンやテトラシクロドデ
センが例示できる。環状オレフィン系樹脂の比重は一般
的には1.00〜1.05である。
【0018】環状オレフィン系樹脂のガラス転移温度
は、好ましくは55〜100゜C、より好ましくは60
〜90゜Cであることが望ましい。55゜C未満では、
60゜C×10秒における主延伸方向の熱収縮率が大き
くなりすぎる傾向にあり、100゜Cを超えると、70
〜90゜Cにおける主延伸方向の熱収縮率Yが小さくな
りすぎる傾向にある。
【0019】本発明のラベルは、環状オレフィン系樹脂
を含む1層のフィルムからなるものであってもよいし、
異なった環状オレフィン系樹脂を含む2層以上のフィル
ムからなるラベルであってもよい。フィルムの製造方法
としては、例えば、押出機を用いて樹脂を溶融し、Tダ
イスから押出し、引き取りロールで引き取り、縦方向に
ロール延伸をし、横方向にテンター延伸をし、アニール
し、冷却して、巻き取り機にて巻き取ることによりフィ
ルムを得る方法が例示できる。70゜C×10秒の熱収
縮率、傾きY’、及び熱収縮率Yを前記した範囲に収め
るためには適正な製造条件を選定すればよい。定性的に
言えば、引き取り時にフィルムを急冷し、主延伸方向の
延伸温度はできるだけ低くめにするのがより好ましい。
また、チューブラー法による場合には、引き取り時のフ
ィルムの冷却は空冷よりも水冷による方がより好まし
く、主延伸方向の延伸温度はできるだけ低めにするのが
より好ましい。
【0020】延伸倍率は主延伸方向に相当する方向が3
〜10倍、それと直交する方向が1〜2倍の、実質的に
は一軸延伸の範疇にある倍率比を選定するのが望まし
い。何故ならば、通常の二軸延伸の倍率で得られるフィ
ルムは主延伸方向と直交する方向の熱収縮率も大きくな
るので、ボトル等容器に装着するとき容器の高さ方向に
もフィルムが熱収縮いわゆる縦引け現象が起こり、好ま
しくないからである。
【0021】本発明のラベルは、環状オレフィン系樹脂
を主成分とする内外層と、非環状オレフィン系樹脂を主
成分とする少なくとも1層からなる中間層との多層構成
のフィルムからなるものであってもよい。例えば、中間
層としてプロピレン−α−オレフィン共重合体を主成分
とする層が例示できる。α−オレフィンとしては、炭素
数2〜12(3は除く)からなるものが好ましく、共重
合体は2種類以上のα−オレフィンを含むものであって
もよい。プロピレン−α−オレフィン共重合体を主成分
とする層は低温熱収縮性に乏しいので、これを補うため
に、環状オレフィン系樹脂のガラス転移温度は、好まし
くは55〜90゜C、より好ましくは60〜80゜Cで
あることが望ましい。55゜C未満では、60゜C×1
0秒における主延伸方向の熱収縮率が大きくなりすぎる
傾向にあり、90゜Cを超えると、70〜90゜Cにお
ける主延伸方向の熱収縮率Yが小さくなりすぎる傾向に
ある。
【0022】中間層としては、より好ましくはプロピレ
ン−α−オレフィン共重合体50〜98重量%と石油樹
脂50〜2重量%、さらに好ましくはプロピレン−α−
オレフィン共重合体60〜80重量%と石油樹脂40〜
20重量%との混合物を主成分とするものが望ましい。
石油樹脂とは、脂肪族炭化水素、脂環族炭化水素、水素
添加炭化水素等からなる、比重が0.88〜1.02の
樹脂をいう。石油樹脂含有量が50重量%を超えると、
混合物の溶融粘度が低下してフィルム製膜時にトラブル
の原因となる傾向にあり、2重量%未満では熱収縮性が
さほど改善されない傾向にある。70゜C×10秒の熱
収縮率、傾きY’、及び熱収縮率Yを前記した範囲に収
めるためには適正な製造条件を選定すればよい。定性的
に言えば、引き取り時にフィルムを急冷し、主延伸方向
の延伸温度はできるだけ低くめにするのがより好まし
い。また、チューブラー法による場合には、引き取り時
のフィルムの冷却は空冷よりも水冷による方がより好ま
しく、主延伸方向の延伸温度はできるだけ低めにするの
がより好ましい。
【0023】また、環状オレフィン系樹脂ラベルの比重
を0.99以下とすることにより、ペットボトルの再生
工程において比重分離機で除去できるので、有利とな
る。ラベルの比重を0.99以下とするためには、例え
ば、プロピレン−α−オレフィン共重合体、好ましくは
前記した混合量の石油樹脂を含むプロピレン−α-オレ
フィンを主成分とする中間層と、環状オレフィン系樹脂
を主成分とする内外層とからなる3層構成が例示でき
る。
【0024】プロピレン−α-オレフィン共重合体とし
ては、比重が0.96以下、好ましくは0.94以下、
更に好ましくは0.92以下であることが望ましい。比
重をこのように限定すると各層の厚み構成比に対する制
限が小さくなるので、種々の要求品質により対応しやす
くなる。70゜C×10秒の熱収縮率、傾きY’、及び
熱収縮率Yを前記した範囲に収めるためには適正な製造
条件を選定すればよい。定性的に言えば、引き取り時に
フィルムを急冷し、主延伸方向の延伸温度はできるだけ
低くめにするのがより好ましい。また、チューブラー法
による場合には、引き取り時のフィルムの冷却は空冷よ
りも水冷による方がより好ましく、主延伸方向の延伸温
度はできるだけ低めにするのがより好ましい。具体的な
製造条件としては後記する実施例1が例示できる。
【0025】
【実施例】次に本発明の代表的な実施例を挙げて説明す
る。
【0026】本発明において使用した主延伸方向の熱収
縮率Yと熱収縮温度T(70゜C≦T≦90゜C)との
関係を示す相関図の導き方、及び60゜C×10秒の主
延伸方向の熱収縮率の測定方法は次の通りである。
【0027】主延伸方向の熱収縮率Yと熱収縮温度T
(70゜C≦T≦90゜C)との関係を示す関係式と相
関図の導き方は以下の方法による。即ち、熱収縮性ラベ
ルから縦×横100mm×100mm角のサンプル30
枚を切り取る。そしてこのサンプルの1枚を70℃の温
水浴に10秒間浸漬させ、すぐに冷水にて冷却した後、
縦方向もしくは横方向(主延伸方向、即ち、延伸倍率の
大きい方)の長さL(mm)を測定する。そして100
−Lを算出する。同様のことを残りの9枚のサンプルで
繰り返し、計10枚の100−Lの平均値をT=70゜
Cのときの熱収縮率Yとする。以下同様にして、T=8
0゜C、T=90゜Cのときの熱収縮率Yを求める。次
いで、式Y=aT+bT+cに、T=70のYの値、
T=80のYの値、及びT=90のYの値を放り込むこ
とにより、a、b、cの値が求まり、関係式が導かれ
る。そして70゜C≦T≦90゜Cの範囲で、縦軸にY
−c(即ちY’)をとり、横軸にTをとってこの関係式
を図示することにより、傾きY’とTとの相関図が得ら
れる。次いで、数1で示す曲線の70゜CにおけるY’
と一致するように平行移動する。平行移動した曲線が数
1の曲線よりも下のものが本発明の傾きY’である。ま
た、縦軸にYをとり、横軸にTをとることにより、熱収
縮率YとTとの相関図が得られる。この曲線が数2の曲
線よりも上のものが本発明の熱収縮率Yである。
【0028】60゜C×10秒の主延伸方向の熱収縮率
は以下の方法による。即ち、熱収縮性ラベルから縦×横
100mm×100mm角のサンプル10枚を切り取
る。そしてこのサンプルの1枚を60゜Cの温水浴に1
0秒間浸漬させ、すぐに冷水にて冷却した後、縦方向も
しくは横方向(主延伸方向、即ち延伸倍率の大きい方)
の長さL(mm)を測定する。そして100−Lを算出
する。同様のことを残りの9枚のサンプルで繰り返し、
計10枚の100−Lの平均値を60゜C×10秒の熱
収縮率とした。
【0029】(実施例1)内外層となる環状オレフィン
系樹脂(三井化学(株)製 アペルAPL8008T)
と、中間層となるプロピレン−エチレンランダム共重合
体((株)グランドポリマー製 F233D)100重
量部に石油樹脂(荒川化学工業(株)製アルコンP−1
25)35重量部を混合した混合物とを、それぞれ別の
押出機に投入し、240゜CでTダイより共押出しし、
5゜Cの冷水を通した冷却ロールで冷却固化させた後、
90゜Cで縦方向に1.2倍ロール延伸し、85゜Cで
5秒予熱後、78゜Cで横方向に4倍テンター延伸し、
次いで同テンター内で幅方向に5%弛緩させつつ、68
゜Cで5秒かけてアニールして、フラット状熱収縮性フ
ィルムを得た。このフィルムの厚さは、内外層が各々6
μm、中間層が48μmで、トータルの厚さが60μm
であった。
【0030】(実施例2)次いで、テトラヒドロフラン
90重量%とイソプロピルアルコール10重量%とを混
合した混合溶剤を用いて、加工速度130m/分で前記
フィルムをチューブ状にセンターシール加工した。次い
で、このチューブを80mm長にカットしてラベルとし
た。このときのシール代は4mm幅、折り径は115.
5mmであった。かくして得た環状オレフィン系樹脂ラ
ベルは、比重が0.96であり、主延伸方向の熱収縮率
は60゜C×10秒で1%であった。また、主延伸方向
の熱収縮率Yと熱収縮温度T(70゜C≦T≦90゜
C)との関係を示す相関図から求めた傾きY’とTとの
曲線1”、及びそれを平行移動させた曲線1’を、数1
の曲線と共に図1に示す。また、YとTとの相関図1
を、数2の曲線と共に図2に示す。
【0031】次いで、胴部径70mm、胴部長85m
m、高さ215mmのペットボトルに前記のラベルを被
せ、長さ3m、2ゾーン方式の湿熱式収縮トンネルを用
いて第1ゾーン80゜C×5秒、第2ゾーン90゜C×
5秒で熱収縮装着させた。ラベルはタイトにボトルに装
着しており、縦引けがなく、また、シワやアバタ等のな
い美麗なものであった。
【0032】(比較例1)内外層となる環状オレフィン
系樹脂(三井化学(株)製 アペルAPL8008T)
と、中間層となるプロピレン−エチレンランダム共重合
体((株)グランドポリマー製 F233D)100重
量部に石油樹脂(荒川化学工業(株)製アルコンP−1
25)50重量部を混合した混合物とを、それぞれ別の
押出機に投入し、240゜CでTダイより共押出しし、
5゜Cの冷水を通した冷却ロールで冷却固化させた後、
95゜Cで5秒予熱後、85゜Cで横方向に5倍テンタ
ー延伸し、次いで同テンター内で幅方向に3%弛緩させ
つつ、70゜Cで3秒かけてアニールして、フラット状
熱収縮性フィルムを得た。このフィルムの厚さは、内外
層が各々27μm、中間層が6μmで、トータルの厚さ
が60μmであった。次いで、実施例2と同様にしてラ
ベルを得た。このラベルの主延伸方向の熱収縮率Yと熱
収縮時間T(70゜C≦T≦90゜C)との関係を示す
相関図から求めた傾きY’とTとの曲線を平行移動させ
た曲線2’を図1に示す。また、YとTとの相関図2を
図2に示す。
【0033】次いで、このラベルを実施例2と同様にし
てペットボトルに熱収縮装着させたところ、シワやアバ
タが多数入ったものしか得られなかった。これは、傾き
Y’が数1で示す曲線の傾きよりも大きかったためであ
る。
【0034】(比較例2)内外層となる環状オレフィン
系樹脂(三井化学(株)製 アペルAPL6509T)
と、中間層となるプロピレン−エチレンランダム共重合
体((株)グランドポリマー製 F233D)とを、そ
れぞれ別の押出機に投入し、250゜CでTダイより共
押出しし、30゜Cの水を通した冷却ロールで冷却固化
させた後、90゜Cで縦方向に1.2倍ロール延伸し、
105゜Cで5秒予熱後、100゜Cで横方向に4倍テ
ンター延伸し、次いで同テンター内で幅方向に5%弛緩
させつつ、80゜Cで5秒かけてアニールして、フラッ
ト状熱収縮性フィルムを得た。このフィルムの厚さは、
内外層が各々2μm、中間層が56μmで、トータルの
厚さが60μmであった。次いで、実施例2と同様にし
てラベルを得た。このラベルの主延伸方向の熱収縮率Y
と熱収縮時間T(70゜C≦T≦90゜C)との関係を
示す相関図から求めた傾きY’とTとの曲線を平行移動
させた曲線3’を図1に示す。また、YとTとの相関図
3を図2に示す。
【0035】次いで、このラベルを実施例2と同様にし
てペットボトルに熱収縮装着させたところ、収縮不十分
のものしか得られなかった。これは、熱収縮率Yが数2
で示す曲線の熱収縮率よりも小さかったためである。
【0036】
【発明の効果】本発明は以上のような構成からなるの
で、以下に記載される効果を奏す。
【0037】本発明によれば、非耐熱ペットボトルにも
適用可能な適度の収縮速度と熱収縮率とを有し、焼却時
に有害なガスの発生もなく、有機溶剤によるセンターシ
ール加工で製造可能な熱収縮性ラベル、さらに好ましく
は自然収縮率が小さい熱収縮性ラベルが得られる。ま
た、比重分離機でペットボトルから分離できるラベルが
得られる。このようなラベルを熱収縮装着されたペット
ボトルは、再生工程において簡単にペット粉砕体とラベ
ルとが分離できるので、有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】主延伸方向の熱収縮率Yと熱収縮温度T(70
゜C≦T≦90゜C)との関係を示す相関図から導かれ
る、傾きY’とTとの関係を示す曲線である。
【図2】主延伸方向の熱収縮率Yと熱収縮温度T(70
゜C≦T≦90゜C)との関係を示す相関図である。
【符号の説明】
1” 実施例2の傾きY’とTとの曲線 1’ 1”を平行移動させた曲線 2’ 比較例1の傾きY’とTとの曲線を平行移動させ
た曲線 3’ 比較例2の傾きY’とTとの曲線を平行移動させ
た曲線 1 実施例2のYとTとの相関図 2 比較例1のYとTとの相関図 3 比較例2のYとTとの相関図
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B29K 105:02 B29L 7:00 Fターム(参考) 4F071 AA14 AA20 AA20X AA21X AF06 AF61 AH06 BA01 BB06 BC02 4F100 AK02B AK02C AK03A AK03K AK64 AK66B AK66C AL05B AL05C AL06A BA01 BA03 BA08 BA10B BA10C EJ37A GB90 JA03 JA03A JA13A JL00 YY00A 4F210 AA03 AA11E AA49 AE01 AG03 QA02 QA03 QC06 QD16 QG01 QG15 QG18 QW12 4J002 BA012 BB141 GF00 GJ00

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主延伸方向の熱収縮率が70゜C×10秒
    で25%以下であり、且つ、主延伸方向の熱収縮率Yと
    熱収縮温度T(70゜C≦T≦90゜C)との関係を示
    す相関図において、その傾きY’が下記数1で示す曲線
    の傾きよりも小さく、熱収縮率Yが下記数2で示す曲線
    の熱収縮率よりも大きいことを特徴とする、少なくとも
    1層からなる環状オレフィン系樹脂ラベル。 (数1) Y’=−0.10T+18.5T (数2) Y=−0.06T+11.5T−496
  2. 【請求項2】主延伸方向の熱収縮率が60゜C×10秒
    で5%以下である請求項1記載の環状オレフィン系樹脂
    ラベル。
  3. 【請求項3】プロピレン−α−オレフィン共重合体50
    〜98重量%と石油樹脂 50〜2重量%との混合物を
    主成分とする中間層と環状ポリオレフィン系樹脂を主成
    分とする内外層とからなる少なくとも3層を含む請求項
    1又は2記載の環状オレフィン系樹脂ラベル。
  4. 【請求項4】比重が0.99以下である請求項1〜3の
    いずれか1項記載の環状オレフィン系樹脂ラベル。
  5. 【請求項5】請求項4記載の環状オレフィン系樹脂ラベ
    ルが装着されたペットボトル。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2001064435A1 (en) * 2000-03-02 2001-09-07 C.I. Kasei Company, Limited Heat-shrinkable polyolefin film
US6855406B2 (en) 2002-02-14 2005-02-15 Mitsui Chemicals, Inc. Polyolefin resin composition and shrink film made from the same
JP2005199650A (ja) * 2004-01-19 2005-07-28 Mitsubishi Plastics Ind Ltd 熱収縮性ポリオレフィン系積層フィルム
JP2006346976A (ja) * 2005-06-15 2006-12-28 Prime Polymer:Kk ポリプロピレン多層延伸フィルム

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