JP2001313834A - 画像処理装置及び画像処理方法 - Google Patents

画像処理装置及び画像処理方法

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JP2001313834A
JP2001313834A JP2000401134A JP2000401134A JP2001313834A JP 2001313834 A JP2001313834 A JP 2001313834A JP 2000401134 A JP2000401134 A JP 2000401134A JP 2000401134 A JP2000401134 A JP 2000401134A JP 2001313834 A JP2001313834 A JP 2001313834A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 少ない情報量の画像データから高解像度、高
階調性を有するカラー画像の生成を少ないメモリ量によ
って実現することができる画像処理装置及び画像処理方
法を提供する 【解決手段】 文字図形生成部2で生成された高解像度
の文字図形画像は、変換部4において、複数画素毎に1
色の色情報が割り当てられるとともに、その色情報が割
り当てられた複数画素についてその色情報を使用するか
否かを示すタグ情報を付加した画像データに変換する。
タグ情報によって高解像度を維持しつつ、高階調性を保
証することができる。このような画像データを受け取っ
た画像展開部では、タグ情報で示された位置に色情報を
割り当て、出力解像度のカラー画像に展開する。なお、
タグ情報で色情報が割り当てられなかった画素について
は、例えば周囲の画素の色を割り当てるとよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高画質、高解像度
のカラー画像を、少ない画像データから展開可能な画像
処理装置および画像処理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】カラープリンタにおいて美しい画像を出
力するためには階調性と解像度の2つを同時に満足する
必要がある。しかしながらいずれを良くするためにも多
くの情報量が必要であり、必要なメモリ容量が大きくな
る。例えばRGB各色8ビットの情報を有するとする
と、1画素あたり24ビットの情報が必要となる。解像
度が600dpiの場合、A4サイズの画像でデータ量
は96Mバイトにも達する。このように多量のデータを
扱うためには、そのデータを保持するためのメモリのコ
ストが高くなるだけでなく、データ転送や処理に多大の
時間を要し、描画時間が長くなってしまうという大きな
問題があった。
【0003】このような問題を解決するため、例えば特
開平11−296670号公報にも記載されているよう
に、階調性は保持しているが低解像度の画像から、補間
処理によって高解像度の画像を生成する技術が用いられ
ている。しかし、この方法はあくまで補間処理によって
画素を生成しているものであり、最初から高解像度で生
成した画像と同じ画質が得られるわけではない。特に文
字画像においては、補間処理特有のひずみが発生してし
まうなど、画質の劣化が顕著となる。
【0004】また別の技術として、解像度を保持し、所
定の大きさのブロック毎に、そのブロックに含まれる画
素数よりも少ない色の情報を保持し、各画素においては
保持されている色のうちのいずれに対応するかを示す値
を保持することも考えられている。この方法によれば、
各画素ごとに例えばフルカラーの色情報を保持しなくて
よいため、データ量を削減することができる。この方法
では、ブロックの大きさを大きくしないとデータ量の削
減を図ることができない。しかし、ブロックの大きさを
大きくしてしまうと、限られた色数だけでブロック内の
画素を表現しなければならないため、色再現性が悪くな
って画質が劣化するという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した事
情に鑑みてなされたもので、少ない情報量の画像データ
から高解像度、高階調性を有するカラー画像の生成を少
ないメモリ量によって実現することができる画像処理装
置及び画像処理方法を提供することを目的とするもので
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では、所定の解像
度における複数画素を1画素に対応させたときの色情報
と、その色情報の画素に対応する所定の解像度における
複数画素について色情報を有する画素位置を示すタグ情
報とを含む画像データから、所定の解像度のカラー画像
に展開する。色情報は複数画素に1色分であるので、デ
ータ量を数分の1に削減することができる。しかしその
ままでは解像度が低下してしまうため、色情報を割り当
てる複数画素について、割り当てた色情報を用いる画素
位置を示すタグ情報を付加しておく。これによって、例
えば文字図形における形状等の情報を保持することがで
き、解像度を保つことができる。この場合のタグ情報
は、1画素あたり1ビットでよく、データ量の増加は少
ない。
【0007】このような画像データを受け取り、タグ情
報に従って対応する色情報を配すことによって、所定の
解像度のカラー画像に展開することができる。受け取っ
た画像データでは、上述のように色情報によって高階調
性を保持し、またタグ情報によって解像度が保持されて
いるため、展開されたカラー画像は、高解像度、高階調
性を有しており、美しいカラー画像を出力することがで
きる。
【0008】なお、タグ情報によって色情報が割り当て
られない画素の色については、周囲の画素の色から決定
することができる。このとき、周囲の画素のうちいずれ
の画素の色を用いるかは、例えばタグ情報から決定した
り、あるいは、周囲の画素のうちいずれの画素の色を用
いるかを示す参照位置情報を画像データに含めておき、
その参照位置情報に従って周囲の画素の色を割り当てて
もよい。
【0009】また、このようなタグ情報を用いた展開を
行う部分とその他の展開方法を適用する部分が混在して
いてもよく、例えば画像データにその切り替えを行うフ
ラグ情報を含めておくことができる。特に文字図形部分
では高解像度が要求されるが、写真画像部分ではそれほ
どの高解像度が要求されない。このような画像のタイプ
によって処理を切り換えることが可能である。
【0010】例えば描画コマンドなどを受け取って指定
された画像を描画する場合がある。このような場合、高
解像度が要求される文字図形においては、指定された文
字図形を生成することになるが、このときに上述のよう
な色情報とタグ情報を含む画像データを生成することが
できる。これによって、所定の解像度のカラー画像に展
開されるまでのデータ量を削減することができる。例え
ば生成した文字図形の画像データをキャッシュメモリな
どに登録しておき、後で再利用する場合などでも、保存
するデータ量を削減し、効率を向上させることができ
る。
【0011】さらに、上述のような色情報とタグ情報を
含む画像データをそれぞれの描画図形毎に受け取って、
これらを描画してゆくことができる。このとき、色情報
とタグ情報を含む画像データのデータ形式を変更せず
に、描画処理を行ってゆくことができる。あるいは、描
画処理の際に、データ形式を変更せずに描画可能か否か
を判定し、データ形式を変更せずに描画処理が可能であ
ればそのまま描画処理し、そのままでは描画できない場
合には所定の解像度のカラー画像に展開してから描画処
理を行うことができる。このように色情報とタグ情報を
含む画像データのままで全部または一部の描画処理を行
うことによって、処理すべきデータ量を削減し、高速な
描画処理を行うことが可能である。また、保持している
画像データのデータ量を削減することができる。
【0012】また、描画処理が色情報とタグ情報を含む
画像データのままで行えない場合には、描画処理する際
に、描画処理対象領域の保持している画像データ及び後
続の画像データを所定の解像度のカラー画像に展開して
から描画処理を行い、再び前記色情報及び前記タグ情報
を含む画像データに変換して保持するように構成するこ
とができる。これによって、保持している画像データの
データ量を削減することができる。
【0013】さらにまた、上述のような色情報及びタグ
情報を含む画像データを受け取り、その画像データの色
情報及びタグ情報が同一の複数の画像データについて
は、その個数とともに1つの画像データに変換すること
ができる。これによってさらにデータ量を削減すること
が可能である。
【0014】さらに、上述のような色情報とタグ情報を
含む画像データの形式で色空間の変換処理を行うことが
できる。この場合、画像データ中の色情報のみに対して
行えばよく、変換処理を行うデータ量を格段に減少さ
せ、高速な処理を行うことができる。色空間変換は、例
えばRGB色空間から、印刷装置などで用いられるCM
YK色空間への変換などを行うことができる。
【0015】このような同一の画像データの個数による
圧縮と、色空間の変換処理を組み合わせ、色空間変換を
行った後のそれぞれの色成分毎に、その色成分の色情報
と同一の画像データの個数を対応付けた画像データに変
換することもできる。例えば色成分毎に画像データを扱
う場合などでは高速に画像データを取り扱うことができ
る。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の画像処理装置及
び画像処理方法の実施の一形態を示すブロック図であ
る。図中、1はコマンド解析部、2は文字図形生成部、
3はフォントメモリ、4は変換部、5はフォントキャッ
シュ、6はベクタ図形描画部、7はラスタ画像処理部、
8は画像展開部である。この例では、PDL(プリント
記述言語)等で記述された描画コマンドを受け取り、所
定の解像度のビットマップデータからなるカラー画像を
出力する場合について示している。
【0017】コマンド解析部1は、入力された描画コマ
ンドを受け付け、描画コマンドに従って、例えば文字図
形の描画が指示された場合には文字図形生成部2に、ベ
クタ図形の描画が指示された場合にはベクタ図形描画部
6に、写真などのラスタ画像の描画が指示された場合に
はラスタ画像処理部7に、それぞれ描画コマンドによる
指示を渡す。また、描画コマンドとしてはこのような描
画する命令以外にも各種の設定コマンドなどがあり、こ
れらの処理についても行う。
【0018】文字図形生成部2は、コマンド解析部1か
ら渡される文字図形の描画命令に従い、指定された文字
図形をビットマップデータとして生成する。フォントメ
モリ3には各文字図形に対応したフォントが格納されて
おり、このフォントメモリ3からフォントを取り出し
て、指定された文字図形のビットマップデータを生成す
ることができる。生成するビットマップデータの解像度
は、画像展開部8から出力されるカラー画像の解像度で
ある。なお、指定された文字図形がフォントキャッシュ
5に登録されている場合には、登録されている文字図形
の画像データを使用するものとして変換部4に指示す
る。
【0019】変換部4は、文字図形生成部2で生成され
た文字図形のビットマップデータを、複数画素について
1色の色情報と、その色情報に対応する複数画素につい
て、色情報に対応する画素位置を示すタグ情報とを含む
画像データに変換する。これによって、ビットマップデ
ータはまとめる画素数分の1の解像度のデータとなり、
それぞれについてタグ情報が付加された画像データとな
る。なお、この画像データについては後述する。変換し
た画像データは、その文字図形と対応付けてフォントキ
ャッシュ5に登録しておく。また、文字図形生成部2か
らフォントキャッシュ5に登録されている図形データを
利用する旨の指示を受けた場合には、フォントキャッシ
ュ5内に登録されている文字図形の画像データを取り出
し、変換後の画像データとして出力する。
【0020】フォントキャッシュ5は、変換部4におい
て変換処理された画像データを、その画像データの文字
図形に対応付けて一時的に保持しておく。これによっ
て、同じ文字図形を描画する際には、このフォントキャ
ッシュ5に登録されている画像データを利用可能にし、
文字図形のビットマップデータの生成及び画像データへ
の変換処理を省略して描画処理を高速化することができ
る。また、変換部4で変換後の画像データを保持するこ
とによって、保持するデータ量を削減することができ、
登録可能な文字図形数を増加させて処理の効率化を図る
ことができる。
【0021】ベクタ図形描画部6は、コマンド解析部1
から渡されるベクタ図形の描画命令に従い、指定された
図形の描画処理を行う。このベクタ図形描画部6で生成
されるベクタ図形の描画データについても、例えば文字
図形と同様に、描画データの複数画素について1色の色
情報と、その色情報に対応する複数画素について、色情
報に対応する画素位置を示すタグ情報とを含む画像デー
タとすることができる。あるいは、エッジリストなどの
中間言語データとして出力されてもよい。
【0022】ラスタ画像処理部7は、コマンド解析部1
から渡されるラスタ画像の描画命令に従って、ラスタ画
像に対する処理を行う。通常、ラスタ画像自体は外部よ
り送られてくるため、文字図形やベクタ図形などのよう
に図形の生成処理は行わなくてよい。また、例えば写真
などのラスタ画像では、それほどの解像度が要求されな
いので、入力されるラスタ画像の解像度は、例えば画像
展開部8から出力されるカラー画像の解像度よりも低い
解像度でよい。このラスタ画像を描画する領域について
は、画像展開部8に対して、タグ情報を用いた展開を行
わない旨のフラグ情報を付加しておくとよい。
【0023】画像展開部8は、変換部4から送られてく
る文字図形の画像データ、ベクタ図形描画部6から送ら
れてくるベクタ図形の画像データ、ラスタ画像処理部7
から送られてくるラスタ画像から、出力解像度のカラー
画像への展開処理を行う。例えば文字図形やベクタ図形
の画像データが、上述のように複数画素について1色の
色情報と、その色情報に対応する複数画素について、色
情報に対応する画素位置を示すタグ情報とを含む画像デ
ータである場合には、タグ情報を用い、タグ情報によっ
て指示されている画素については色情報を配置する。ま
た、タグ情報によって指示されていない画素について
は、例えばそのままとしたり、あるいは周囲の画素から
色を決定する。あるいは、変換部4やベクタ図形描画部
6において画像データに変換する際に、タグ情報によっ
て指示されていない画素について、周囲のいずれの画素
の色とするかを示す参照位置情報を付加しておき、その
参照位置情報に従って色を決定することができる。な
お、ベクタ図形の描画データとしてエッジリストなどの
中間言語データが渡される場合には、その中間言語デー
タに従った塗りつぶし処理を行い、出力解像度のカラー
画像を生成する。さらに、ラスタ画像については、例え
ば従来より行われているような、例えば補間処理などに
よって出力解像度のカラー画像を生成すればよい。これ
らの文字図形、ベクタ図形、ラスタ画像等は、1ページ
中に混在することも多く、この例では画像展開部8にお
いてこれらを合成している。しかしこれに限らず、例え
ば予め中間言語データとして合成しておき、その後に画
像展開部8において出力解像度のカラー画像へ展開して
もよい。
【0024】なお、図1にはPDLなどの描画コマンド
が入力されて出力解像度のカラー画像を出力する例を示
したが、これに限らない。例えばエッジリスト形式の中
間言語データが入力される構成でもよい。あるいは、例
えば複数画素を1画素に対応させたときの色情報と、そ
の色情報の画素に対応する複数画素について色情報を有
する画素位置を示すタグ情報とを含む画像データが入力
され、画像展開部8で出力解像度のカラー画像に展開す
る構成などでもよい。
【0025】次に、上述の色情報及びタグ情報を含む画
像データについて、具体例を用いながら説明する。図2
は、本発明において画像データに含める情報の一例の説
明図である。上述のように、カラー画像を表現するため
の色情報として、例えばRGB各色8ビットの情報を有
するとすると、1画素あたり24ビットの情報が必要と
なる。解像度が600dpiの場合、A4サイズの画像
でデータ量は96Mバイトにも達する。しかしながら隣
接する複数画素において色情報がすべて異なるような画
像はそれほど多く存在しない。例えば文字図形などにお
いては、文字色と背景色が存在する程度である。このこ
とに着目し、本発明では、複数画素について1色の色情
報を割り当てる。例えば図2(A)に示すビットマップ
データにおいて、図2(B)に示すように4画素毎に1
色の色情報を割り当てるとすれば、データ量は1/4に
減少する。例えば600dpiの画像では、色情報によ
り構成される画像データは300dpi相当の画像デー
タとなる。
【0026】しかし、そのままでは解像度が低下してし
まい、例えば文字図形などにおいては画質が低下する。
文字図形部分などのような高画質が要求される部分にお
ける画質の低下を防止するため、本発明では、色情報を
割り当てる複数画素について、割り当てた色を配置する
画素をタグ情報として付加する。例えば上述のように4
画素に1色の色情報を割り当てる場合、その色情報を割
り当てる4画素、例えば図2(C)に示すa,b,c,
dの4つの画素について、割り当てた色を用いるか否か
を示すタグ情報(図2(D)参照)を付加する。例えば
割り当てた色をa,b,cの画素に割り当てるのであれ
ば、画素a,b,cに対応するタグ情報を例えば‘1’
とし、画素dに対応するタグ情報を例えば‘0’にして
おく。このようなタグ情報によって、描画する図形、例
えば文字図形などの形状に関する情報を保持することが
できる。
【0027】このようにして、4画素96ビット(=2
4ビット×4画素)の情報は、24ビットの色情報と4
ビットのタグ情報を含む28ビットの画像データで表現
することができる。例えば600dpiの文字図形画像
であれば、300dpi相当の色情報と、それぞれの色
情報に付加されたタグ情報によって画像データを構成す
ることができる。このように、図2に示す例では色情報
を割り当てた画像データとしては低解像度であるもの
の、タグ情報によって色情報に対応する複数画素につい
ての情報を保持させ、データ量の削減を図っている。
【0028】なお、図2に示す例では4画素毎に1つの
色情報を割り当てているが、いくつの画素に対して色情
報を割り当てるかは任意であり、色情報を割り当てる複
数画素の領域形状も図2に示すような形状に限られるも
のではない。
【0029】このような画像データから画像展開部8に
おいて出力解像度のカラー画像に展開する際には、例え
ば図2に示す例では、1つの色情報に対して4画素を用
意し、その4画素のうち、タグ情報で示された画素、例
えばタグ情報が‘1’の画素について、色情報が示す色
を割り当てればよい。このような処理をすべての色情報
について行うことによって、色情報を割り当てた出力解
像度の1/4の解像度を有する画像データは、出力解像
度のカラー画像に展開される。例えば上述の例のよう
に、解像度300dpi相当の色情報と、その色情報に
付加されたタグ情報によって、解像度600dpiのカ
ラー画像を再現することができる。
【0030】ここで、タグ情報によって色情報を割り当
てなかった画素については、割り当てる色情報を有して
いない。例えば文字図形などを描画する際には、背景色
は白(用紙の色)であることが多く、その場合にはこの
ままでも問題なくカラー画像を出力することができる。
【0031】しかし、背景色の上に文字図形を描画した
場合など、背景が着色されている場合には、上述のよう
にタグ情報が色情報を指示していない画素については白
抜けを起こすなど、画質劣化が生じる可能性がある。こ
のような問題を解決する一つの方法として、タグ情報に
よって色情報を割り当てなかった画素の色を、周囲の画
素の色から決定することができる。多くの場合、1画素
のみについて色が異なることはほとんどないし、そのよ
うな画素が存在していても分からない場合が多い。その
ため、色情報を割り当てられなかった画素については、
周囲の画素の色で代用できるものと仮定しても問題な
い。
【0032】図3は、タグ情報によって色情報が選択さ
れない画素についての周辺画素による色決定の一例の説
明図である。例えば図3(A)において、中央の4画素
のうち左上のハッチングを施した画素についてタグ情報
により色情報が割り当てられなかった場合、その左上の
画素の色(ここでは同じハッチングを施した4画素に割
り当てられた色情報)を割り当てるとよい。また、図3
(B)や(C)に示すように、タグ情報によって色情報
が選択されなかった画素が2画素あり、並んでいる場合
には、その2画素に隣接している画素の色(ここでは同
じハッチングを施した4画素に割り当てられた色情報)
を割り当てるとよい。なお、2画素についてタグ情報に
よって色情報が選択されなかった場合として、対角線上
に2画素が並ぶことがあるが、その場合には、それぞれ
の画素について図3(A)の例を適用すればよい。さら
に、図3(D)に示す例は、タグ情報によって色情報が
選択されなかった画素が3画素存在する場合を示してお
り、隣接する3画素のうちの中央の画素の斜め方向に存
在する周辺画素の色(同様に4画素に割り当てられた色
情報)を割り当てるとよい。
【0033】これらの例は、それぞれ、タグ情報により
色情報が割り当てられなかった画素について、同じ色を
有していると思われる隣接する画素の色を適用するよう
にしたものである。しかしこの例に限らず、適用する色
を決定することも可能である。例えば図3(A)に示す
例において、左または上に隣接する色情報を適用しても
よい。また図3(D)に示す例では、タグ情報により色
情報が割り当てられなかった3画素について、左、左
上、上の色情報をそれぞれ適用するといったことも可能
である。
【0034】このようにして、タグ情報によって色情報
が割り当てられなかった画素について、周囲の画素の色
(周囲の4画素毎の色情報)から自動的に色を決定する
ことができる。そのため、色情報を多く持つ必要がな
く、画像データのデータ量を低減することができる。
【0035】上述のようにして、タグ情報によって色情
報が割り当てられなかった画素について自動的に色を決
定した場合、精度が十分でない可能性がある。色を決定
する精度を向上させるため、例えば予め参照する周囲の
画素を指定しておくことが考えられる。このように、タ
グ情報によって色情報が割り当てられなかった画素につ
いて色を決定する際に参照する周囲画素を指定する情報
として、参照位置情報を画像データ中に含めることがで
きる。図4は、参照位置情報の一例の説明図である。例
えば図4(A)に示すように中央の4画素のうち右上の
画素について、タグ情報によって色情報が割り当てられ
なかったとする。図3(A)に示した方法によれば、周
囲の‘2’と示した画素の色情報を選択することになる
が、例えば周囲の‘4’と示した画素の色情報を割り当
てたいとする。このような場合、図4(B)に示すよう
に、参照位置情報として‘4’を画像データに付加して
おく。そして画像展開部8において展開処理を行う際
に、タグ情報によって色情報が割り当てられなかった画
素については、参照位置情報によって指示されている周
囲の画素の色(4画素毎に割り当てられている色情報)
を割り当てるようにすることができる。これによって、
自動的に色を割り当てるよりも精度よく色を決定するこ
とができる。
【0036】なお、参照する隣接位置の画素としては、
図4(A)に‘0’〜‘7’で示すように8方向存在す
る。そのため、参照位置情報は1つの色情報(ここでは
4画素)あたり3ビットが必要となる。しかし、色情報
及びタグ情報と、この参照位置情報を含めても31ビッ
トであり、4画素とも色情報を持つ場合(96ビット)
に比べてデータ量は格段に少ない。
【0037】上述の図4に示した例では、タグ情報によ
って色情報が割り当てられなかった画素が1画素のみの
場合について示しているが、タグ情報によって色情報が
割り当てられなかった画素が複数画素の場合について
も、共通した参照位置情報を用いて周囲の画素の色を割
り当てることができる。
【0038】タグ情報によって色情報が割り当てられな
かった複数の画素に対して、さらに精度よく色を割り当
てるため、タグ情報によって色情報が割り当てられなか
った各画素について、それぞれ参照位置情報を持つよう
に画像データを構成することもできる。図5は、参照位
置情報の別の例の説明図である。図5(A)における中
央の4画素のうち、異なるハッチングを施した2つの画
素がタグ情報によって色情報が割り当てられなかった画
素であるとする。この場合、図5(B)に示すように、
2つの画素に対してそれぞれ参照位置情報を対応付けて
おく。この例では、4画素のうち左上の画素については
その左上の‘0’の方向に存在する色情報を割り当てる
ことを示している。また、4画素のうち右下の画素につ
いてはその右側の‘4’の方向に存在する色情報を割り
当てることを示している。
【0039】このようにタグ情報によって色情報が割り
当てられなかった各画素に対して参照位置情報を対応付
けておけば、それぞれ異なる色を割り当てるなど、最適
な色を割り当てることが可能になり、精度よく色を決定
することができる。
【0040】上述のようにタグ情報によって色情報が割
り当てられなかったそれぞれの画素に対して参照位置情
報を付加する場合、3つの参照位置情報を付加しなけれ
ばならない場合が生じる。しかしその場合でも、参照位
置情報は3ビット×3=9ビットあればよく、色情報及
びタグ情報とともに37ビットあればよい。さらに、タ
グ情報によって色情報が割り当てられない画素の位置
と、参照位置情報とを対応付ける処理を簡単化するた
め、4画素すべてに対して参照位置情報のフィールドを
設けておくこともできる。この場合でも、色情報、タグ
情報、参照位置情報で40ビットあればよく、4画素と
も色情報を持つ場合(96ビット)に比べてデータ量は
半分以下である。
【0041】なお、上述のように色情報とタグ情報、あ
るいはさらに参照位置情報を含んだ画像データは、文字
図形やベクタ図形などについては解像度を落とさずにデ
ータ量を減少させることができる。しかし写真などのラ
スタ画像や、背景の一様な画像などに対しては、上述の
ような解像度を保持する必要性はあまりない。例えば写
真などのラスタ画像では、階調性が十分であり、ある程
度以上の解像度があれば、解像度を変えても見た目には
画質は変わらなくなる。そのため、ラスタ画像について
は高解像度のデータは必要なく、上述のようにタグ情報
を付加しておいて展開するといった解像度を保持するた
めの処理は不要であり、従来から行われているような補
間処理などによって出力解像度に合わせる処理を行うだ
けでよい。
【0042】このように、描画する対象によってタグ情
報を用いた展開処理と、従来から行われている処理とを
切り換えることが望ましい。そのような処理の切り替え
のため、フラグ情報を有しているとよい。例えば上述の
ように色情報とタグ情報、あるいはさらに参照位置情報
を含んだ画像データでは、その画像データのオブジェク
トあるいは色情報単位でフラグ情報を付加しておくこと
ができる。またラスタ画像についても、ラスタ画像単
位、あるいはラスタ画像中の画素単位でフラグ情報を付
加しておくことができる。
【0043】画像展開部8は、このようなフラグ情報を
参照し、フラグ情報がタグ情報を用いた展開を指示して
いる場合には、上述のように色情報とタグ情報、あるい
はさらに参照位置情報を含んだ画像データからの展開処
理を行えばよい。また、フラグ情報がタグ情報を用いな
い旨を指示している場合には、例えば従来から行われて
いる展開処理を行ったり、あるいは、解像度によっては
そのまま出力することができる。
【0044】なお、上述の図2〜図5における説明で
は、4画素毎に1色の色情報を割り当てる例を示した。
しかし本発明はこれに限られるものではなく、2画素以
上の任意の画素数ごとに1色の色情報を割り当て、その
色情報を割り当てた画素数分のビットを有するタグ情報
を付加すればよい。
【0045】また、例えば文字図形や、ベクタ図形にお
いては、黒の利用率が非常に高い。これを利用し、例え
ば色が黒であれば色情報として黒である旨の例えば1ビ
ット程度の情報のみを持つように構成することも可能で
ある。これによって、さらにデータ量を削減することが
可能である。
【0046】さらに、図1に示した例では、PDL等に
よって記述された描画コマンドを受け取って、出力解像
度のカラー画像を出力する例を示した。しかしこれに限
らず、入力は任意のデータでよい。もちろん、上述のよ
うな色情報とタグ情報、もしくはさらに参照位置情報や
フラグ情報を有した画像データが直接入力されてもよ
く、その場合には画像展開部8が備えられていればよ
い。
【0047】上述のように色情報とタグ情報を含む画像
データを用いることによって、データ量を削減すること
ができるが、このような画像データをランレングス圧縮
することによってさらにデータ量を削減することも可能
である。図6は、ランレングス圧縮処理の一例の説明図
である。例えば図6(A)に示すような2走査ライン分
の画像が描画されるとき、上述のような色情報とタグ情
報で示すことによって図6(B)に示すような画像デー
タが得られる。なお図6では着色部分をハッチングによ
って示している。この例ではタグ情報はいずれも、すべ
ての位置で色情報を用いる情報が付加されることにな
る。
【0048】図6(B)を参照して分かるように、同じ
タグ情報及び色情報の画像データが4つ連続している。
この4つの画像データを、連続数を示す「4」と1つの
画像データによって示すことができる。また、その後の
2つの画像データについてもタグ情報及び色情報が同じ
である。従って連続数を示す「2」と1つの画像データ
で示すことができる。
【0049】例えばハッチングを施した部分の色情報が
(R,G,B)=(0xff,0x00,0x00)、
ハッチングを施していない部分の色情報が(R,G,
B)=(0xff,0xff,0xff)であるとし、
またタグ情報を含むその他の部分の情報がT=(0x0
0)であるとして、画像データをTRGBで表すとき、
前半の4つの画像データはいずれも(0x00ff00
00)で表すことができる。なお、‘0x’は16進数
を示している。また後半の2つの画像データは(0x0
0ffffff)で表すことができる。すなわち、図6
(B)に示したタグ情報及び色情報を含む画像データは
図6(C)のように示すことができる。なお、図6
(C)に示すデータは16進数で示している。
【0050】これらを、それぞれ連続数を用いてランレ
ングス圧縮すると、図6(D)に示すように、前半の4
つの画像データについては連続数として0x0004、
画像データとして0x00ff0000のみとなり、1
6バイトのデータは6バイトのデータとなる。同様に後
半の2つの画像データについては連続数として0x00
02,画像データとして0x00ffffffのみとな
り、8バイトのデータは6バイトのデータとなる。な
お、図6(D)に示すデータについても16進のデータ
である。
【0051】このようにして、色情報とタグ情報を含む
画像データを、ランレングス圧縮することによってさら
にデータ量を削減することができる。なお、連続数のデ
ータ長は任意であり、図6に示した例のように2バイト
データに限られるものではない。
【0052】上述のような色情報とタグ情報を含んだ画
像データは、そのデータ形式において各種の処理を行う
ことが可能である。以下、いくつかの例について示す。
図1にも示したように、描画コマンドを受け取って、そ
の描画コマンドが示す図形を画像展開部8で展開する際
には、文字図形生成部2及び変換部4で変換された文字
図形と、ベクタ図形描画部6で処理されたベクタ図形
と、ラスタ画像処理部7で処理されたラスタ画像などを
1つの画像として描画してゆく処理が行われる。従来は
出力解像度の画像において各文字や図形などの描画を行
っていたため、大容量の描画メモリを必要としており、
これを一時的に格納する際には改めて圧縮処理を行って
いた。本発明では、可能であれば色情報とタグ情報を含
んだ画像データのデータ形式のままで描画処理を行うこ
とができる。これによって、描画メモリの容量を低減す
ることができるとともに処理を高速化することができ、
また、一時的に格納しておく場合でも、データ量が少な
いのでそのまま格納すればよい。
【0053】図7は、本発明の画像処理装置及び画像処
理方法の実施の一形態における描画処理時の動作の一例
を示すフローチャートである。S11において、例えば
1バンド分や1ページ分などの所定単位の描画オブジェ
クトが終了したか否かを判定し、描画すべきオブジェク
トが存在すればS12に進む。S12において、描画す
べきオブジェクトを示す描画コマンドをコマンド解析部
1が取得して解析し、描画オブジェクトに応じて、文字
図形生成部2,ベクタ図形描画部6,ラスタ図形処理部
7のいずれかに対して描画の指示を送る。
【0054】描画の指示を受けた文字図形生成部2(及
び変換部4),ベクタ図形描画部6,ラスタ図形処理部
7は、S13において、指示に従ってオブジェクトの描
画処理を行い、上述のように色情報とタグ情報を含んだ
画像データとして画像展開部8に渡す。そしてS14に
おいて、画像展開部8は、変換部4,ベクタ図形描画部
6,ラスタ図形処理部7から渡される画像データを1つ
の画像として描画してゆく。このとき、それまで描画し
た画像データに後続の画像データを合成してゆくことに
なるが、双方とも色情報とタグ情報を含んだ画像データ
のデータ形式のままで行うことができる。
【0055】所定単位の描画オブジェクトに対する描画
処理が終了したら、S15において、所定単位の画像デ
ータを出力する。出力の際に、例えば出力先がプリンタ
などであればプリンタの解像度に応じたラスタ画像に展
開して出力する。もちろん、ファイルに書き出すことも
可能である。
【0056】図7に示した描画処理の一例についてさら
に説明する。図8は、描画オブジェクトの具体例を用い
た描画処理の一例の説明図である。ここでは一例とし
て、描画するベクトルを示すPath命令で指定された
領域を、RGBで指定された色で塗り潰しを行う描画コ
マンドが入力された場合について示している。まず、コ
マンド解析部1は描画コマンドを解析し、上述のPat
h命令と塗り潰し命令である場合に、指定されたPat
h命令で示される領域を複数の台形に分解し、それぞれ
の台形毎の中間コードを生成する。この中間コードの生
成は、例えば1ページ分等の単位で生成して、中間コー
ド保持部などに格納しておくことができる。
【0057】中間コードの生成が完了すると、ここでは
ベクタ図形の描画であるので、ベクタ図形描画部6か中
間コードを取り出し、ベクタ図形を生成する。
【0058】例えば図8(A)に示すような台形を描画
するものとする。このとき、描画する台形の開始Y座
標、終了Y座標、左右の傾き情報から、各1走査ライン
毎の開始X座標、終了X座標を求める。ここで、図2で
例示したように2×2画素ごとに画像データを生成する
場合、台形の塗りつぶし領域を2ラインごとに求めて行
くものとすると、2走査ライン分の開始・終了X座標を
求める。図8(A)では太線で示した間の2走査ライン
について参照するものとし、開始X座標及び終了X座標
の間の塗りつぶし領域を矢線によって示している。な
お、参照する2走査ラインは、画像展開部8で描画する
際の走査ラインと一致させておくことが好ましい。
【0059】そして、この情報から、2×2画素毎に形
状情報を生成し、あらかじめ指定された色のRGB値と
合わせて、上述のような画像データを生成する。図8
(A)において太線で挟まれた2走査ラインについて生
成した画像データを図8(B)に示している。なお画素
位置を示すタグ情報は2×2のマス目を塗りつぶすこと
によって示している。このほかに参照位置情報を画像デ
ータに含めてもよい。このようにして生成された画像デ
ータが画像展開部8に送られる。
【0060】画像展開部8では、ベクタ図形描画部6か
ら送られてきた図8(B)に示すような画像データを受
け取ると、例えば1バンド分や1ページ分の画像データ
に上書き描画する。なにも描画されていない領域に受け
取った画像データを描画する場合には、背景部分は図8
(C)に示すように白地のままであるので、この画像デ
ータを受け取った画像データで置き換えれば(上書きす
れば)、それで描画処理は終了する。処理結果は図8
(D)に示すようになる。
【0061】しかし、既に描画されている図形や文字が
存在する場合、その上に描画する際には形状情報及び色
情報の更新が必要となる。図9は、画像データの上書き
処理の一例を示すフローチャートである。S21におい
て、変換部4やベクタ図形描画部6,ラスタ画像処理部
7などから画像データを受け取り、またS22におい
て、描画先の画像データを取得する。そしてS23にお
いて、描画する画像データと描画先の画像データの色情
報を比較し、異なる場合にはS25においてS21で取
得した描画する画像データを上書きし、その画像データ
についての処理を終える。
【0062】また描画する画像データと描画先の画像デ
ータの色情報が同じである場合には、S24において、
両者の画像データのタグ情報の論理和(あるいは論理
積)を取り、新たに画像データを生成する。新たな画像
データの色情報はそのままでよい。また、画像データに
参照位置情報が含まれている場合には、いずれかを選択
したり、あるいは両者から新たな参照位置情報を生成し
てもよい。そして、このようにして新たに生成した画像
データを、S25において上書きして、受け取った描画
する画像データに対する処理を終える。
【0063】このような描画処理によって、既に描画さ
れている図形に別の図形を上書きする場合でも、ある程
度正常な描画結果を得ることができる。
【0064】図10、図11は、画像データの上書き処
理の具体例の説明図である。上述の図9に示した画像デ
ータの上書き処理を、具体例を用いて説明する。図10
には色情報が異なる場合の具体例を示し、図11には色
情報が同じ場合の具体例を示している。いずれの例も、
それまでに図10(A)、図11(A)に示すような画
像が描画されており、その中央部の2×2画素に対応す
る画像データを図10(D)、図11(D)に示してい
る。なお、この具体例では参照位置情報も画像データに
含まれているものとして、参照位置情報を矢線によって
示している。また、色情報は、ハッチングを異ならせる
ことによって色の相違を示している。
【0065】まず、図10(A)に示すような描画途中
の画像に対して、図10(B)に示すような2×2画素
に対応する画像データを描画する場合を考える。描画す
る画像データとして、図10(E)に示すようなタグ情
報、色情報、参照位置情報を含む画像データを受け取っ
たとする。この時、描画先の画像データ(図10
(D))の色情報と描画する画像データ(図10
(E))の色情報とは異なる。この場合には、図10
(D)に示す画像データに図10(E)に示す画像デー
タを上書きする。これによって画像データは図10
(F)のようになり、画像としては図10(C)に示す
ような画像が得られたことになる。この描画結果は、図
10(A)に示す画像に図10(B)に示す画像を上書
きした結果と一致しており、良好に描画処理が行えたこ
とが分かる。
【0066】次に図11(A)に示すような描画途中の
画像に対して、図11(B)に示すような2×2画素に
対応する画像データを描画する場合を考える。描画する
画像データとして、図11(E)に示すようなタグ情
報、色情報、参照位置情報を含む画像データを受け取っ
たとする。この時、描画先の画像データ(図11
(D))の色情報と描画する画像データ(図11
(E))の色情報とは一致する。この場合には、図11
(D)に示す画像データのタグ情報と図11(E)に示
す画像データのタグ情報の論理和をとり、図11(F)
に示す画像データを生成する。そしてこの画像データを
図11(D)に示す画像データに上書きする。これによ
って画像としては図11(C)に示すような画像が得ら
れたことになる。この描画結果は、図11(A)に示す
画像に図11(B)に示す画像を上書きした結果と一致
しており、良好に描画処理が行えたことが分かる。
【0067】上述のようにして、色情報及びタグ情報を
含む画像データのままで描画処理を行うことができる。
これによって、扱うデータ量が格段に減少し、処理の高
速化及び画像データを格納するメモリ量の削減を図るこ
とができる。
【0068】なお、描画コマンドや条件によっては、上
述のように色情報及びタグ情報を含む画像データのまま
で描画処理を行うことが不可能な場合が存在する。例え
ば、ROP(Raster OPeration)処理
でデスティネーション画像の色を参照するような場合に
は、デスティネーション画像における複数画素をまとめ
た1画素の情報と、描画する1画素の情報を合成するこ
とが困難である。このように描画コマンドや条件によっ
て色情報及びタグ情報を含む画像データのままで描画処
理を行うことが不可能な場合があるときの動作について
説明しておく。
【0069】図12は、本発明の画像処理装置及び画像
処理方法の実施の一形態における描画処理時の動作の別
の例を示すフローチャートである。S31において、例
えば1バンド分や1ページ分などの所定単位の描画オブ
ジェクトが終了したか否かを判定し、描画すべきオブジ
ェクトが存在すればS32に進む。S32において、描
画すべきオブジェクトを示す描画コマンドをコマンド解
析部1が取得して解析し、描画オブジェクトに応じて、
文字図形生成部2,ベクタ図形描画部6,ラスタ図形処
理部7のいずれかに対して描画の指示を送る。このと
き、S33において、描画コマンドや条件などに基づい
て、色情報及びタグ情報を含む画像データのままで描画
処理を行うことが可能か否かを判断する。
【0070】色情報及びタグ情報を含む画像データのま
まで描画処理を行うことが可能である場合、描画の指示
を受けた文字図形生成部2(及び変換部4),ベクタ図
形描画部6,ラスタ図形処理部7は、S34において、
指示に従ってオブジェクトの描画処理を行い、上述のよ
うに色情報とタグ情報を含んだ画像データとして画像展
開部8に渡す。そしてS35において、画像展開部8
は、変換部4,ベクタ図形描画部6,ラスタ図形処理部
7から渡される画像データを1つの画像として描画して
ゆく。このとき、それまで描画した画像データに後続の
画像データを合成してゆくことになるが、双方とも色情
報とタグ情報を含んだ画像データのデータ形式のままで
行うことができる。
【0071】一方、色情報及びタグ情報を含む画像デー
タのままで描画処理を行うことが不可能な場合には、描
画の指示を受けた文字図形生成部2(及び変換部4),
ベクタ図形描画部6,ラスタ図形処理部7は、S36に
おいて、指示に従ってオブジェクトの描画処理を行い、
この場合には出力解像度の画像に展開して画像展開部8
に渡す。画像展開部8では、S37において、描画先の
描画領域内の画像データを出力解像度の画像に展開し、
S38において通常の描画処理を行う。そしてS39に
おいて、色情報及びタグ情報を含む画像データに変換し
て描画結果として描画領域に書き込む。
【0072】所定単位の描画オブジェクトに対する描画
処理が終了したら、S40において、所定単位の画像デ
ータを出力する。出力の際に、例えば出力先がプリンタ
などであればプリンタの解像度に応じたラスタ画像に展
開して出力する。もちろん、ファイルに書き出すことも
可能である。
【0073】このように、描画コマンドや条件によって
色情報及びタグ情報を含む画像データのままで描画処理
を行うことが不可能な場合があるときには、描画領域ご
とに上述のように色情報及びタグ情報を含む画像データ
のままで描画処理を行うことが可能か否かを判定する。
そして、可能である場合には上述のようにして画像デー
タのままで描画処理を行う。また色情報及びタグ情報を
含む画像データのままで描画処理を行うことが不可能で
ある場合には、展開された画像において通常の描画処理
を行い、描画領域に対する描画が完成した後に色情報及
びタグ情報を含む画像データに変換する。このように、
色情報及びタグ情報を含む画像データのままで描画処理
を行うことが可能であるか否かによって描画処理を動的
に切り替えることによって、正確な圧縮画像生成を行
う。また、出力解像度の画像への展開も描画される領域
程度の範囲でよく、高速な処理が可能である。
【0074】なお、描画処理は通常の処理を行い、処理
結果については色情報及びタグ情報を含む画像データに
変換して格納するといったことも考えられる。この場合
でも、描画した画像データを格納しておくメモリ容量を
削減することができるという利点がある。
【0075】上述のような色情報とタグ情報を含んだ画
像データを利用した処理の別の例として、色空間変換処
理について説明する。色空間変換処理は、例えばRGB
色空間の色情報をプリンタなどで用いるCMYK色空間
の色情報へ変換するなど、異なる色空間の間の色情報の
変換を行うものである。基本的には、上述のような色情
報とタグ情報を含んだ画像データの場合、色情報に対し
てのみ色空間変換処理を行えばよい。従って、出力解像
度の画像に対して色空間変換処理を行う場合に比べて数
分の1の処理時間で色空間変換処理を行うことができ
る。
【0076】上述の例のようにプリンタなどに出力する
場合、CMYK色空間の画像としては、C,M,Y,K
のそれぞれの色成分毎の画像(プレーン)を作成する場
合が多い。この場合、従来は受け取ったRGB色空間の
描画データからC,M,Y,Kのそれぞれの画像を1色
ずつ順に作成していた。しかし、このような処理では描
画処理を4回繰り返すため時間がかかる。そのため、R
GB色空間で描画処理を行い、その後にCMYK色空間
への変換を行うことも考えられている。これによって描
画処理は1回で済み、描画処理時間は短縮される。しか
しその場合には、描画された画像全体について1画素ず
つ色空間変換処理を行ってそれぞれの色成分の画像を生
成しなければならない。この色空間変換処理をハードウ
ェアで行う場合には変換時間を気にする必要はないが、
タンデムと呼ばれる4色同時出力の印刷装置ではCMY
Kデータを同時に4色分出力する必要があり、これらの
画像を転送するためのバスの性能上の問題が発生するこ
とがある。これらを避けるためにあらかじめCMYKの
各色成分毎の画像に分解したデータをソフトウェアで生
成することが考えられる。しかし、すべての画素をRG
B色空間からCMYK色空間に変換しようとするとかな
りの処理時間が必要となってしまう。
【0077】これに対して上述のような色情報とタグ情
報を含んだ画像データを利用することによって、データ
量が削減されるため色空間変換処理を行っても処理時間
の増大を防ぐことが可能であり、高速に処理を行うこと
ができる。
【0078】さらに、上述のように色情報とタグ情報を
含んだ画像データをランレングス圧縮することを考える
と、さらに大幅に色空間変換処理を行うデータ量を削減
して高速化を図ることが可能である。ここでは色空間変
換処理とランレングス圧縮処理を組み合わせて行う例を
示す。
【0079】図13は、本発明の画像処理装置及び画像
処理方法の実施の一形態における色空間変換処理及びラ
ンレングス圧縮処理の動作の一例を示すフローチャート
である。ここでは一例として、RGB色空間の色情報を
CMYK色空間の色情報に変換し、それぞれの色成分毎
の画像を生成するものとして示している。そのために、
S51において、予め色空間変換後のC,M,Y,Kの
それぞれの画像を書き込むためのプレーン領域を確保し
ておく。
【0080】S52において、最初の画像データを読み
込み、S53において、連続数を示す変数Lenを1に
初期化する。S54において次の画像データを読み込
み、S55において、前に読み込んだ画像データとS5
4で読み込んだ次の画像データを比較する。もし、タグ
情報及び色情報が一致していれば、S56において連続
数を示す変数Lenに1を加えてS54へ戻り、次の画
像データの読み込みを行う。このようにして画像データ
が一致している間、変数Lenに1が加算され、連続数
が変数Lenに格納される。
【0081】S54で読み込んだ画像データが前の画像
データと異なる場合には、それまでの画像データについ
て色空間変換処理及びランレングス圧縮処理を行う。す
なわち、S57において、前の画像データのRGB色空
間における色情報をCMYK色空間の色情報に変換す
る。そしてS58において、変数Lenの値と、タグ情
報T、それに色空間変換処理後のC成分を色情報として
C成分のプレーンに書き込む。同様に、S59におい
て、変数Lenの値とタグ情報Tと色空間変換処理後の
M成分をM成分のプレーンに書き込み、S60におい
て、変数Lenの値とタグ情報Tと色空間変換処理後の
Y成分をY成分のプレーンに書き込み、S61におい
て、変数Lenの値とタグ情報Tと色空間変換処理後の
K成分をK成分のプレーンに書き込む。
【0082】S62において1バンドや1ページなど、
所定単位の処理が完了したか否かを判定し、所定単位の
処理が終了していなければS53へ戻って変数Lenを
1に初期化して続く同一の画像データの計数を行う。こ
のようにして所定単位の処理が完了したら、この色変換
処理及びランレングス圧縮処理を終了する。
【0083】このように、同一の画像データが連続して
いる場合には、そのうちの1つについてのみ色空間変換
処理を行い、連続数とともに各色成分のプレーンに書き
込む。そのため、色空間変換処理量は大幅に減少し、高
速な処理が可能である。また、ランレングス圧縮も同時
に行うので、各色成分のプレーンに書き込まれるデータ
量も少なく、メモリ量を削減することができる。
【0084】図14は、本発明の画像処理装置及び画像
処理方法の実施の一形態における色空間変換処理及びラ
ンレングス圧縮処理の動作の具体例の説明図である。こ
こでは上述の図6に示した例を用い、色空間変換処理を
含めて説明してゆく。図6(A)と同じ描画される画像
を図14(A)に示している。例えばハッチングを施し
た部分の色情報が(R,G,B)=(0xff,0x0
0,0x00)、ハッチングを施していない部分の色情
報が(R,G,B)=(0xff,0xff,0xf
f)であるとし、またタグ情報を含むその他の部分の情
報がT=(0x00)であるとして、画像データをTR
GBの4バイトで表すとき、図6で説明したように、図
14(B)に示すような画像データとなる。
【0085】このような画像データを順に参照してゆ
く。すると、(T,R,G,B)=(0x00,0xf
f,0x00,0x00)が4回現れた後に、異なる画
像データが現れる。従って、(T,R,G,B)=(0
x00,0xff,0x00,0x00)の画像データ
を4つ読み込み、次の画像データを読み込んだ時点でそ
れまでの4つの画像データに対応するランレングス圧縮
された画像データを出力する。このとき、RGB色空間
の色情報からCMYK色空間の色情報への色空間変換を
行う。例えば、RGB色空間における色情報(R,G,
B)=(0xff,0x00,0x00)に対応する変
換後の色情報が(C,M,Y,K)=(0x06,0x
f3,0xf8,0x00)であるとき、各色成分のプ
レーンに図14(C)に示すような値を書き込む。最初
の2バイトは連続数であり、図13に示したフローチャ
ートにおける変数Lenの値である。次の1バイトがタ
グ情報、さらにその次の1バイトが色空間変換処理後の
色情報(1色成分のみ)である。例えばC色成分につい
ては、連続数「4」を示す0x0004と、タグ情報0
x00と、C色成分の変換後の値である0x06からな
る0x00040006がC色成分のプレーンに書き込
まれる。M、Y、K成分についても同様である。なお、
図14(C),(D)においては16進の値で示してい
る。
【0086】(T,R,G,B)=(0x00,0xf
f,0xff,0xff)の画像データを読み込んだ
後、次の画像データも同じであるので、この時の連続数
は「2」となる。ここで色空間変換処理を行う。例え
ば、RGB色空間における色情報(R,G,B)=(0
xff,0xff,0xff)に対応する変換後の色情
報が(C,M,Y,K)=(0x00,0x00,0x
00,0x00)であるとき、連続数「2」を示す0x
0002、タグ情報0x00とともに、各色成分の値0
x00を各色成分のプレーンに書き込む。これによって
各色成分のプレーンには、図14(D)に示すように、
図14(C)に示したデータの後に0x0002000
0のデータが書き込まれる。
【0087】このようにして、上述の具体例では6個の
画像データに対して2回の色空間変換処理を行うだけで
よい。従って色空間変換処理に要する時間を大幅に削減
することができる。また、各色成分のプレーンに書き込
まれたデータ量も、ランレングス圧縮を施すことによっ
て12バイトを8バイトに圧縮することができる。な
お、この例では連続数を表すのに2バイトを用いている
が、これは任意である。例えば上述の具体例において連
続数を1バイトで表せば6バイトのデータとすることも
できる。これらの処理時間の短縮やデータ量の削減の効
果は、例えば出力解像度に展開された画像に対して色空
間変換処理やランレングス圧縮などを行う場合と比べる
と、さらに大幅なものであることは言うまでもない。
【0088】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、少ないデータ量の画像データから高解像度、
高階調性を有するカラー画像の生成を行うことができる
ので、画像データを格納しておくメモリ量などを削減で
き、低コストの画像処理装置を提供することができる。
また画像データのデータ量が少ないことによって、画像
データの転送や、描画処理、色空間変換処理など、各種
の処理に要する時間を短縮することができ、高速に高解
像度、高階調性を有するカラー画像を出力できる画像処
理装置及び画像処理方法を提供することができるという
効果がある。さらに、ランレングスなどの圧縮を行うこ
とによってさらなるデータ量の削減を行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の画像処理装置及び画像処理方法の実
施の一形態を示すブロック図である。
【図2】 本発明において画像データに含める情報の一
例の説明図である。
【図3】 タグ情報によって色情報が選択されない画素
についての周辺画素による色決定の一例の説明図であ
る。
【図4】 参照位置情報の一例の説明図である。
【図5】 参照位置情報の別の例の説明図である。
【図6】 ランレングス圧縮処理の一例の説明図であ
る。
【図7】 本発明の画像処理装置及び画像処理方法の実
施の一形態における描画処理時の動作の一例を示すフロ
ーチャートである。
【図8】 描画オブジェクトの具体例を用いた描画処理
の一例の説明図である。
【図9】 画像データの上書き処理の一例を示すフロー
チャートである。
【図10】 画像データの上書き処理(異色時)の具体
例の説明図である。
【図11】 画像データの上書き処理(同色時)の具体
例の説明図である。
【図12】 本発明の画像処理装置及び画像処理方法の
実施の一形態における描画処理時の動作の別の例を示す
フローチャートである。
【図13】 本発明の画像処理装置及び画像処理方法の
実施の一形態における色空間変換処理及びランレングス
圧縮処理の動作の一例を示すフローチャートである。
【図14】 本発明の画像処理装置及び画像処理方法の
実施の一形態における色空間変換処理及びランレングス
圧縮処理の動作の具体例の説明図である。
【符号の説明】
1…コマンド解析部、2…文字図形生成部、3…フォン
トメモリ、4…変換部、5…フォントキャッシュ、6…
ベクタ図形描画部、7…ラスタ画像処理部、8…画像展
開部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/46 H04N 1/46 Z 5C079 (72)発明者 西村 猛 埼玉県岩槻市府内3丁目7番1号 富士ゼ ロックス株式会社内 (72)発明者 太田 充彦 埼玉県岩槻市府内3丁目7番1号 富士ゼ ロックス株式会社内 Fターム(参考) 2C087 AA11 AA15 AA16 BA03 BA04 BA05 BA07 BA12 BC05 BD36 5B057 AA11 CA01 CA12 CA16 CB01 CB12 CB19 CE16 CG10 5B080 CA01 FA02 5C077 LL17 LL18 MP08 NP01 PP31 PP32 RR21 TT02 5C078 AA09 BA44 CA03 CA27 DB19 EA08 5C079 HB01 HB03 HB12 LA02 LA26 LA31 LA37 MA02 MA11 NA04 NA05 NA10 NA11

Claims (32)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の解像度のカラー画像を出力する画
    像処理装置において、所定の解像度における複数画素を
    1画素に対応させたときの色情報と、前記色情報の画素
    に対応する前記所定の解像度における複数画素について
    前記色情報を有する画素位置を示すタグ情報とを含む画
    像データを受け取り、前記タグ情報に従って対応する色
    情報を配して前記所定の解像度のカラー画像に展開する
    画像展開手段を有していることを特徴とする画像処理装
    置。
  2. 【請求項2】 前記画像展開手段は、前記画像データか
    ら前記所定の解像度のカラー画像に展開する際に、前記
    タグ情報により示されていない画素位置については周囲
    の画素が有する色情報を配することを特徴とする請求項
    1に記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記画像展開手段は、前記タグ情報によ
    り示されていない画素位置については、前記タグ情報が
    示す画素位置に従って選択される周囲の画素が有する色
    情報を配することを特徴とする請求項2に記載の画像処
    理装置。
  4. 【請求項4】 前記画像データは、さらに前記タグ情報
    により示されていない画素位置について参照する周囲の
    画素を選択する参照位置情報を含んでおり、前記画像展
    開手段は、前記タグ情報により示されていない画素位置
    については、前記参照位置情報に従って選択される周囲
    の画素が有する色情報を配することを特徴とする請求項
    2に記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記画像データは、前記タグ情報により
    示されていないそれぞれの画素位置について前記参照位
    置情報を有していることを特徴とする請求項4に記載の
    画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記画像データは、さらに前記タグ情報
    に従った展開を行うか否かを示すフラグ情報を含んでお
    り、前記画像展開手段は、前記フラグ情報が前記タグ情
    報に従った展開を示している場合に前記タグ情報を用い
    た展開を行うことを特徴とする請求項1ないし請求項5
    のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 前記所定の解像度で文字図形を生成する
    文字図形生成手段と、該文字図形生成手段で生成された
    文字図形を該文字図形の複数画素毎に代表する1色を示
    す色情報と該色情報が配置される複数画素中の位置を示
    すタグ情報を含む画像データに変換する変換手段をさら
    に有し、該変換手段で変換された画像データが前記画像
    展開手段に入力されることを特徴とする請求項1ないし
    請求項6のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  8. 【請求項8】 前記変換手段で変換された文字図形に対
    応する画像データを登録しておくキャッシュ記憶手段を
    有しており、前記文字図形生成手段において文字図形を
    生成する際に前記キャッシュ記憶手段に登録されている
    文字図形については前記キャッシュ記憶手段に登録され
    ている該文字図形に対応する画像データを用いることを
    特徴とする請求項7に記載の画像処理装置。
  9. 【請求項9】 前記画像展開手段は、少なくとも文字図
    形の部分に対応する画像データについて前記タグ情報を
    用いた展開を行うことを特徴とする請求項7または請求
    項8に記載の画像処理装置。
  10. 【請求項10】 前記画像展開手段は、前記色情報及び
    前記タグ情報を含む画像データを保持するとともに保持
    している画像データに対してデータ形式を変更せずに後
    続の画像データを描画処理することを特徴とする請求項
    1ないし請求項9のいずれか1項に記載の画像処理装
    置。
  11. 【請求項11】 前記画像展開手段は、前記色情報及び
    前記タグ情報を含む画像データを保持するとともに保持
    している画像データに対して後続の画像データを描画処
    理する際に、データ形式を変更せずに描画可能か否かを
    判定し、該判定結果に応じてデータ形式を変更せずに描
    画処理を行うかあるいは前記所定の解像度のカラー画像
    に展開してから描画処理を行うかを切り替えて描画処理
    を行うことを特徴とする請求項1ないし請求項9のいず
    れか1項に記載の画像処理装置。
  12. 【請求項12】 前記画像展開手段は、前記色情報及び
    前記タグ情報を含む画像データを保持するとともに保持
    している画像データに対して後続の画像データを描画処
    理する際に、描画処理対象領域の保持している画像デー
    タ及び前記後続の画像データを前記所定の解像度のカラ
    ー画像に展開してから描画処理を行い、再び前記色情報
    及び前記タグ情報を含む画像データに変換して保持する
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項9のいずれか1
    項に記載の画像処理装置。
  13. 【請求項13】 前記画像展開手段は、前記色情報及び
    前記タグ情報を含む画像データを受け取り、該画像デー
    タの色情報及び前記タグ情報が同一の複数の画像データ
    については、その個数とともに1つの画像データに変換
    することを特徴とする請求項1ないし請求項12のいず
    れか1項に記載の画像処理装置。
  14. 【請求項14】 前記画像展開手段は、前記色情報及び
    前記タグ情報を含む画像データを受け取り、該画像デー
    タの色情報に対して所定の色空間の色情報への変換処理
    を行うことを特徴とする請求項1ないし請求項13のい
    ずれか1項に記載の画像処理装置。
  15. 【請求項15】 前記画像展開手段は、前記色情報及び
    前記タグ情報を含む画像データを受け取り、該画像デー
    タの色情報及び前記タグ情報が同一の複数の画像データ
    についてはその個数を計数するとともに、当該画像デー
    タの色情報に対して所定の色空間の色情報への変換処理
    を行った後のそれぞれの色成分毎に該色成分の色情報と
    前記計数値を対応付けた画像データに変換することを特
    徴とする請求項1ないし請求項12のいずれか1項に記
    載の画像処理装置。
  16. 【請求項16】 前記画像展開手段は、RGB色空間の
    色情報を含む画像データを受け取り、CMYK色空間の
    色情報に変換することを特徴とする請求項14または請
    求項15に記載の画像処理装置。
  17. 【請求項17】 入力された画像データから所定の解像
    度のカラー画像を生成する画像処理方法において、所定
    の解像度における複数画素を1画素に対応させたときの
    色情報と、前記色情報の画素に対応する前記所定の解像
    度における複数画素について前記色情報を有する画素位
    置を示すタグ情報とを含む画像データを受け取り、前記
    タグ情報に従って対応する色情報を配して前記所定の解
    像度のカラー画像に展開することを特徴とする画像処理
    方法。
  18. 【請求項18】 前記画像データから前記所定の解像度
    のカラー画像に展開する際に、前記タグ情報により示さ
    れていない画素位置については周囲の画素が有する色情
    報を配することを特徴とする請求項17に記載の画像処
    理方法。
  19. 【請求項19】 前記画像データから前記所定の解像度
    のカラー画像に展開する際に、前記タグ情報により示さ
    れていない画素位置については、前記タグ情報が示す画
    素位置に従って選択される周囲の画素が有する色情報を
    配することを特徴とする請求項18に記載の画像処理方
    法。
  20. 【請求項20】 前記画像データは、さらに前記タグ情
    報により示されていない画素位置について参照する周囲
    の画素を選択する参照位置情報を含んでおり、前記画像
    データから前記所定の解像度のカラー画像に展開する際
    に、前記タグ情報により示されていない画素位置につい
    ては、前記参照位置情報に従って選択される周囲の画素
    が有する色情報を配することを特徴とする請求項18に
    記載の画像処理方法。
  21. 【請求項21】 前記画像データは、前記タグ情報によ
    り示されていないそれぞれの画素位置について前記参照
    位置情報を有しており、前記タグ情報により示されてい
    ないそれぞれの画素位置について、対応する前記参照位
    置情報に従って選択される周囲の画素が有する色情報を
    配することを特徴とする請求項20に記載の画像処理方
    法。
  22. 【請求項22】 前記画像データは、さらに前記タグ情
    報に従った展開を行うか否かを示すフラグ情報を含んで
    おり、前記画像データから前記所定の解像度のカラー画
    像に展開する際に、前記フラグ情報が前記タグ情報に従
    った展開を示している場合に前記タグ情報を用いた展開
    を行うことを特徴とする請求項17ないし請求項21の
    いずれか1項に記載の画像処理方法。
  23. 【請求項23】 前記所定の解像度で文字図形を生成
    し、生成した文字図形を該文字図形の複数画素毎に代表
    する1色を示す色情報と該色情報が配置される複数画素
    中の位置を示すタグ情報を含む画像データに変換し、変
    換した画像データについて前記所定の解像度のカラー画
    像に展開することを特徴とする請求項17ないし請求項
    22のいずれか1項に記載の画像処理方法。
  24. 【請求項24】 前記文字図形に対応する画像データを
    登録しておき、文字図形を生成するまでに登録されてい
    る文字図形については登録されている該文字図形に対応
    する画像データを用いることを特徴とする請求項23に
    記載の画像処理方法。
  25. 【請求項25】 少なくとも文字図形の部分に対応する
    画像データについて前記タグ情報を用いた展開を行うこ
    とを特徴とする請求項23または請求項24に記載の画
    像処理方法。
  26. 【請求項26】 前記色情報及び前記タグ情報を含む画
    像データを受け取って保持するとともに、保持している
    画像データに対してデータ形式を変更せずに後続の画像
    データを描画処理することを特徴とする請求項17ない
    し請求項25のいずれか1項に記載の画像処理方法。
  27. 【請求項27】 前記色情報及び前記タグ情報を含む画
    像データを受け取って保持するとともに、保持している
    画像データに対して後続の画像データを描画処理する際
    に、データ形式を変更せずに描画可能か否かを判定し、
    該判定結果に応じてデータ形式を変更せずに描画処理を
    行うかあるいは前記所定の解像度のカラー画像に展開し
    てから描画処理を行うかを切り替えて描画処理を行うこ
    とを特徴とする請求項17ないし請求項25のいずれか
    1項に記載の画像処理方法。
  28. 【請求項28】 前記色情報及び前記タグ情報を含む画
    像データを受け取って保持するとともに、保持している
    画像データに対して後続の画像データを描画処理する際
    に、描画処理対象領域の保持している画像データ及び前
    記後続の画像データを前記所定の解像度のカラー画像に
    展開してから描画処理を行い、再び前記色情報及び前記
    タグ情報を含む画像データに変換して保持することを特
    徴とする請求項17ないし請求項25のいずれか1項に
    記載の画像処理方法。
  29. 【請求項29】 前記色情報及び前記タグ情報を含む画
    像データを受け取り、該画像データの色情報及び前記タ
    グ情報が同一の複数の画像データについては、その個数
    とともに1つの画像データに変換することを特徴とする
    請求項17ないし請求項28のいずれか1項に記載の画
    像処理方法。
  30. 【請求項30】 前記色情報及び前記タグ情報を含む画
    像データを受け取り、該画像データの色情報に対して所
    定の色空間の色情報への変換処理を行うことを特徴とす
    る請求項17ないし請求項29のいずれか1項に記載の
    画像処理方法。
  31. 【請求項31】 前記色情報及び前記タグ情報を含む画
    像データを受け取り、該画像データの色情報及び前記タ
    グ情報が同一の複数の画像データについてはその個数を
    計数するとともに、当該画像データの色情報に対して所
    定の色空間の色情報への変換処理を行った後のそれぞれ
    の色成分毎に該色成分の色情報と前記計数値を対応付け
    た画像データに変換することを特徴とする請求項17な
    いし請求項28のいずれか1項に記載の画像処理方法。
  32. 【請求項32】 受け取った画像データの色情報はRG
    B色空間の色情報を含む画像データであり、該色情報を
    CMYK色空間の色情報に変換することを特徴とする請
    求項30または請求項31に記載の画像処理方法。
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