JP2008205636A - 画像処理装置、画像処理装置の画像処理方法、及びプログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理装置の画像処理方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】画像処理の処理性能を向上させることをできる画像処理装置を提供する。
【解決手段】入力画像データ、及び色変換LUTを参照し、前記入力画像データの色空間と異なる色空間への色変換処理を行う画像処理装置であって、前記入力画像データ、及び前記色変換LUTを格納する記憶手段と、前記入力画像データのうち注目画素値と直前の画素値との比較により同一画素値の連続数を検出する画素比較手段と、色変換処理を行う色変換手段と、前記連続数、及び前記色変換手段による色変換処理の結果から符号化する符号化手段とを備えることを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は画像処理装置、特に印刷向け画像処理装置に関する。
従来、プリンタの印刷処理として、図1に示すように、画像構成工程101、入力画像バッファ102、色変換工程103、量子化工程104、出力画像バッファ105、印刷工程106から構成されている。
画像構成工程101は、後工程において都合が良いように印刷すべき文字や図形の情報を生成する。例えば、決められた印字コマンドを解釈し、文字や図形として描画を行ったり、デジタルカメラで撮影された画像データを入力画像バッファ102に展開したりする。
入力画像バッファ102は、画像構成工程101と色変換工程103の処理単位、及び、処理順序の差を吸収するために設けられている。一般に、画像構成工程101はページ単位、又はページを分割したバンド単位で構成されることが多いのに対し、色変換工程103はラスタ順に処理することが多いためである。
色変換工程103を実現する従来の技術として、ルックアップ・テーブル(LUT)による色変換方法がある。しかし、すべての入力値に対する出力値をLUTに格納するとLUTの容量が大きくなるため、入力色空間を所定単位の小立方体に分割し、その頂点(格子点)に対する出力値だけをLUTに格納する。そして、頂点以外の入力値については近傍の頂点(格子点)の出力値より補間演算によって算出する方法が一般的である。このように算出する方法は、例えば、特許文献1に開示されている。
量子化工程104は、色材毎の濃度データを印刷出力の解像度における色材量データに変換する。
出力画像バッファ105は、色材量データを印刷工程106の処理に都合が良い順に合わせたり、印刷工程106に同期して所定単位の動作で必要な色材量データを連続して供給したりする。
印刷工程106は、紙などの媒体上に印刷する。印刷手段は、所定単位の印刷動作、例えば、インクジェット方式においては印刷ヘッドの1回の走査、又は電子写真方式においては1ページ分の画像形成に必要なデータが連続して供給されることを前提に構成されていることが多い。
特許文献2には、同一の入力色が連続する部分を検出し、当該部分の各画素に対して繰り返し色変換処理を行うのに代えて、1回の色変換結果を当該部分全体に適用することにより処理の高速化を図る技術が開示されている。
特許文献3には、キャッシュ・メモリを用いた方法により、LUTからの格子点出力値の平均読み出し時間短縮を図る技術が開示されている。
特許文献4には、画像バッファに圧縮された画像データを格納することで、データ転送量の削減を図る技術が開示されている。
また、マイクロプロセッサの高性能化を図るために、複数データを同時に1命令で処理するSIMD命令、複数命令を同一クロック・サイクルで実行するVLIW命令、複数のプロセッサをひとつのパッケージに格納するマルチコア・プロセッサが知られている。さらに、これらの技術は組み合わせて適用することが可能であり、最大32命令の同時実行が可能な高い演算能力を持つものが知られている。
特開昭63−254864号公報 特開2004−54653号公報 特開2003−289449号公報 特開平09−109461号公報
しかしながら、上述した色変換工程103において、LUTをダイナミックラム(DRAM)に格納する構成とした場合、LUTからの格子点データ読み出しにおいて遅延が発生してしまう。また、色変換工程103は、入力画像データとLUTの両方を参照する必要があるため、入力画像データ、LUT、及び出力画像データを同一のメモリに格納する構成とした場合、色変換工程103においてメモリ・アクセスがボトルネックとなり易い。
また、マイクロプロセッサを利用する構成では、メモリ・アクセスを待つために演算ユニットのストールが発生する。特にVLIWプロセッサでは、いずれかひとつのVLIW命令スロットにおけるストール要因で全VLIWスロットが停止してしまうため影響がより顕著になる。
本発明は、入力画像データ、及び色変換LUTを参照し、前記入力画像データの色空間と異なる色空間への色変換処理を行う画像処理装置であって、前記入力画像データ、及び前記色変換LUTを格納する記憶手段と、前記入力画像データのうち注目画素値と直前の画素値との比較により同一画素値の連続数を検出する画素比較手段と、色変換処理を行う色変換手段と、前記連続数、及び前記色変換手段による色変換処理の結果から符号化する符号化手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、画像処理に要する時間を短縮させることができる。また、例えば同一画素値の複数画素の色変換処理を1回にまとめて行うので、色変換の処理回数を削減、つまりLUT参照回数を削減することができる。また、入力画素バッファによって、同一画素値の連続数検出とLUT参照の並行動作をすることができる。
以下、添付図面を参照して、本発明を好適な実施形態について詳細に説明する。
(第1実施形態)
図2は、本発明に係る第1実施形態を説明するための図である。
画像構成部201は、一連の描画コマンドからなる印刷データである入力画像データを共有メモリ207内の入力画像バッファ210に展開する。
比較処理バッファ202は、入力画像バッファ210の画像データを構成する各画素を一定の処理順で読み出し、その画素列を画素比較部203に供給する。
画素比較部203は、画素比較手段であり、比較処理バッファ202内の注目画素の画素値と直前の処理済画素の画素値とを比較することによって、同一画素値が連続する区間の画素数(連続数)と、その区間内の画素の画素値を検出する。
色変換部204は、色変換手段であり、入力画像データの色空間と異なる色空間への色変換処理を行う。具体的には、共有メモリ207内の色変換LUT211を参照し、画素比較部203による1区間の入力画素値を対応する出力画素値に色変換処理を行う。符号化部205は、符号化手段であり、画素比較部203による1区間の画素数、及び、色変換部204による出力画素値を符号化する。符号化結果は共有メモリ207内の色変換画像バッファ212に格納する。
復号化部206は、符号化部205による符号化結果を画素列に復号する。量子化部208は、復号化部206による画素列を印刷装置の階調数、及び解像度に変換する。
共有メモリ207は、記憶手段であり、入力画像バッファ210、色変換LUT211、色変換画像バッファ212を有している。メモリバス209は、共有メモリ207とそれを参照する各部を接続する。
本実施形態では、メモリバス209におけるデータ転送量を削減するために、色変換部204は画素比較部203が検出した同一画素値が連続する区間について1回の色変換処理を行い、当該区間内の各画素にその色変換結果を適用する。
また、符号化部205は、色変換部204による処理結果を圧縮符号化して色変換画像バッファ212に格納する。
色変換部204の処理では、入力画素値に応じてLUTの参照格子点が変わるため、あらかじめ読み出すべきデータを特定しておくことができない。特許文献3のようにキャッシュ・メモリを用いることで、平均の読み出し所要時間を短縮することは可能であるが、キャッシュ・ヒットの場合とキャッシュ・ミスの場合とで読み出しに必要な時間は変動する。
比較処理バッファ202は先入れ先出しのバッファであり、画素比較部203での処理に先立って、所定の順序で入力画像バッファ210に格納された処理対象の画像データを読み出す。LUTの読み出しのためにメモリバス209が使用されている間であっても、画素比較部203は比較処理バッファ202から供給される画素列に対して、画素値の比較処理を継続することが可能であり、LUTの読み出しに要する時間の変動を吸収できる。
すなわち、画素比較部203が、注目画素値と直前の画素値とを比較して同一画素値から相違する画素値を検出した場合、色変換部204は、注目画素値に対応した色変換LUTの読み出し操作を開始する。一方、画素比較部203は、読み出し操作と並行して注目画素値と比較処理バッファ202の未処理画素値とを比較することができる。
次に、画素比較部203の処理内容を以下に説明する。
例えば、図3の画像データから図4のRGB画素列が得られ、画素比較部203は図4の画素列の入力に対して以下のように、画素値とその連続数の組を得る。
まず、画素401の画素値(255、255、255)と、画素402の画素値(255、255、255)を比較する。両者は等しいので、この時点での同一画素値の連続数は2となる。次に、画素402の画素値(255、255、255)と画素403の画素値(255、255、255)を比較する。両者は等しいので、この時点で同一画素値の連続数は3となる。画素403の画素値(255、255、255)と画素404の画素値(0、0、0)を比較すると、両者は異なる。
よって、同一の画素値からなる第1の区間は、画素値(255、255、255)の3画素で構成されていることがわかる。以下、同様に、図5のようにRGB画素値とその連続数の組からなる画素比較部203の出力を得ることができる。
図5のRGB画素値と連続数の組からは、そのRGB画素値を連続数だけ繰り返すことによって、図4の入力画素列を復元することが可能である。
色変換部204は、RGB画素値をCMYK画素値に変換するためのものである。色変換部204は、特許文献1のように、いくつかの代表となるRGB画素値に対応するCMYK画素値が格納されたLUTを参照し、入力RGB画素値に対応するCMYK画素値を補間演算によって求める。ここでは、色変換部204によってRGB画素値(255、255、255)がCMYK画素値(0、0、0、0)、RGB(0、0、0)がCMYK(0、0、0、255)、RGB(85、85、85)がCMYK(0、0、0、170)に変換されるとする。図5のRGB画素値と連続数の組のうち、RGB画素値をCMYK画素値に置換することによって、図6のような色変換結果を得ることができる。
図6のCMYK画素値と連続数の組から、そのCMYK画素値を連続数だけ繰り返すことによって、図7のCMYK画素列が得られる。よって、図4のRGB画素列に対して色変換部204による変換を作用させた場合と同じ結果を得ることが可能である。
符号化部205は、図6の色変換結果を、エントロピー符号化など既存の圧縮符号化方法を用いて符号化し、色変換画像バッファ212に格納する。
図7のようなCMYK画素列の形式で格納せず、符号化部205による符号化、及び、復号化部206による復号化を行うことにより、色変換画像バッファ212の容量を削減することが可能である。
さらには、圧縮符号化による色変換結果のデータ量削減により、メモリバス209の帯域をより多くLUT参照に使うことが可能となり、色変換処理の高速化の効果がある。
(第2実施形態)
図8は、本発明に係る第2実施形態を説明するための図である。
本実施形態は、図2の比較処理バッファ202、画素比較部203、色変換部204、符号化部205を、マイクロプロセッサ802を用いて構成したものである。
画像構成部801は、一連の描画コマンドからなる印刷データの入力を共有メモリ807内の入力画像バッファ810に展開する。印刷データの入力方法については図示しないが、通信手段、又は、記憶媒体読み取り手段によって取得することが可能である。なお、他の入力方法として、受信した印刷データを一時的に共有メモリ807内に保持しておく、又は、画像構成部801をマイクロプロセッサ802、及びソフトウェアによって構成してもよい。
共有メモリ807は、記憶手段であり、入力画像バッファ810、色変換LUT811、色変換画像バッファ812、ソフトウェア格納領域813を有している。
マイクロプロセッサ802は、色変換処理を行う。マイクロプロセッサ802ではソフトウェア格納領域813のソフトウェアが動作し、入力画像バッファ810に格納された画像データに対し色変換処理を行い、その結果を符号化して色変換画像バッファ812に格納する。
復号化部806は、色変換画像バッファ812内の符号化された画像データを画素列に復号する。
量子化部808は、復号化部806による画素列を印刷装置の階調数、及び解像度に変換する。
図9は、マイクロプロセッサの構成例を示した図である。
マイクロプロセッサ901は、メモリ・インタフェース部903、 命令キャッシュ部904、命令フェッチ部905、命令デコード部906、実行部907、ロード・ストア部908、データキャッシュ部909、レジスタ・ファイル910を備えている。マイクロプロセッサ901は、このほかにも、割り込み処理機構などを備えているが、図では省略する。
メモリ・インタフェース部903は、マイクロプロセッサ901とメモリバス902との間で入出力を行う。命令キャッシュ部904は、命令フェッチ部905による外部メモリ命令読み出し回数を削減するために外部メモリ911から読み込んだ命令を一時的に保持する。命令フェッチ部905は、外部メモリ911に格納されたソフトウェアを読み込む。なお、命令フェッチ部905は、命令デコード部906への命令供給を円滑にするために、ソフトウェアのうち近い将来実行するであろう部分を事前に読み込むよう構成しても良い。
命令デコード部906は、ソフトウェアの命令を解釈する。実行部907は、演算命令、制御命令を実行する。
本実施形態のマイクロプロセッサ901は、ロード命令に先立って外部メモリ911からデータキャッシュ部909への転送を開始するための、データ・プリロード命令を備えている。
ロード・ストア部908は、入出力命令を処理する。外部メモリ911への入出力は、実行部907とは分離してロード・ストア部908によって処理する構成としている。このため、実行部907は、演算と比較して時間がかかる外部メモリ911へのアクセスの完了を待たずに処理を継続することが可能である。
データキャッシュ部909は、ロード・ストア部908による外部メモリ911の読み書き回数を削減するために、外部メモリ911から読み込んだデータ、又は外部メモリ911へ書き込むべきデータを一時的に保持する。データキャッシュ部909は、外部メモリとの間のデータ転送とロード・ストア部908との間のデータ転送を分離し、キャッシュ・ミスが発生しない限りロード・ストア部908からの要求に応答可能なように構成しておく。
レジスタ・ファイル910は、演算のためのデータを保持する。レジスタ・ファイル910は、データのほか、ロード命令によるデータの到着待ちを示すフラグを保持していて、実行部907がロード命令の対象データの到着を確認することなく処理を継続することを可能にしている。すなわち、実行部907は、続く命令で演算の対象が到着待ちのレジスタ以外であれば実行を継続し、到着待ちのレジスタであればデータの到着まで実行を待つ。
図10は色変換処理、及び符号化処理からなる画像処理を行うソフトウェアのフローチャートである。色変換処理では、色変換LUTからの格子点データ読み出しアドレスが画像データに依存するのに対して、処理対象画素のアドレスは所定の順序と決まっている。
図10では、あらかじめ画像データの読み出しを行っておくことで、色変換LUTからの格子点データ読み出し時間を利用して同一画素値の連続の判定を行うことで、全体の処理時間の短縮を図っている。
ステップS1001では、外部メモリ911からデータキャッシュ部909へ所定のプリロード・バッファ・サイズ分の入力画像データを読み込む。これは、ステップS1007の画素入力でデータキャッシュ・ミスの発生を抑止するためのものである。このとき、実行部907はデータキャッシュ部909に対してプリロード命令の指示を伝達するとその完了を待たずにステップS1002の画素入力処理を実行する。
プリロード・バッファ・サイズは、ステップS1003による色変換格子点データ・ロードに要する時間内で、同一画素値が連続した場合にステップS1004ないしステップS1008の繰り返しで処理可能な画素数が連続して供給可能なようにすると良い。
ステップS1002では、最初の処理対象画素の入力を行う。ステップS1001の直後であるため、プリロード処理が完了していないことが予想される。その場合は、次のステップS1003で画素データを参照する際に外部メモリ911からの読み出し完了まで実行部907が待つことになる。
ステップS1003では、ステップS1002、又はステップS1007で最後に入力された画素値に対する色変換処理に必要な格子点データをLUTから読み出す処理を行う。このとき読み出した格子点データは、ステップS1009、又はステップS1011での色変換補間演算まで保持しておく。ここで、必要な格子点データがデータキャッシュ部909にない場合には、外部メモリ911からの読み出しが必要になる。
実行部907は読み出しと並行して以下のステップS1004ないしステップS1008からなる同一画素値の連続数検出処理を行う。
ステップS1004では、全画素の入力が終了したか否かの判定を行い、完了している場合にはステップS1011へ進み、完了していない場合はステップS1005以下の処理を継続する。
ステップS1005では、プリロード済みで、かつ、ステップS1007の画素入力が未完了の画素数のデータ量とプリロード・バッファ・サイズとを比較し、プリロード・バッファにデータキャッシュのキャッシュ・ライン以上の余地があるか否かを判定する。余地がある場合には、ステップS1006において入力画像データのプリロードを実行する。
ステップS1006では、ステップS1007における画素入力におけるキャッシュ・ミスを抑止するために、外部メモリ911からデータキャッシュ部909へ画像データをプリロードしておく。このとき、実行部907はデータキャッシュ部909に対してプリロード命令の指示を伝達するとその完了を待たずにステップS1007の画素入力処理を実行する。
ステップS1007では、処理対象の画像データの入力を行う。ここでは、ステップS1001、もしくは、ステップS1006によるプリロードによりキャッシュ・ミスが抑止されている。キャッシュ・ミスとなる場合は、たとえば、ステップS1008で同一画素値の連続が少なく、ステップS1003による格子点データのロードでのキャッシュ・ミス、及びステップS1010における出力が頻繁に発生するときである。
ステップS1008では、同一画素値の連続判定を行う。すなわち、ステップS1007で直前に入力した画素値とステップS1003で格子点データを準備した際の画素値とを比較する。両者が同一であればステップS1004へと進み、異なる場合は、ステップS1009へと進む。
ステップS1007の入力でキャッシュ・ミスが発生した場合には、このステップS1008における比較の際に実行部907が画像データの入力待ちとなる。
ステップS1009では、ステップS1003でロードした格子点データに対する補間演算により入力画素値に対する変換結果を求める。
ステップS1003においてキャッシュ・ミスが発生した場合であっても、ステップS1004ないしステップS1008の繰り返しの回数が多い場合には、格子点データの読み出しが完了している。したがって、実行部907はステップS1009では待たずに処理を継続することが可能である。実行部907は、ステップS1003においてキャッシュ・ミスが発生し、かつ、ステップS1004ないしステップS1008の繰り返しの回数が少ない場合に限って、ステップS1009において格子点データの読み出しを待つことになる。
ステップS1010では、同一の入力画素値が連続する数とその色変換結果を符号化し、その結果を外部メモリ911に出力する。実際には、データキャッシュ部909がライト・スルー方式であれば直ちに外部メモリ911へのアクセスが発生するが、ライト・バック方式であれば外部メモリ911へのアクセスはキャッシュ・ラインの単位にまとめられる。
ステップS1004ないしS1008の繰り返しの回数が少ない場合には、ステップS1010の処理回数が増え、出力データ量が多くなる。この場合には、ステップS1010において外部メモリ911への書き込みのため、実行部907がデータ出力待ちとなる。
以下、ステップS1007において所定画素数の入力が完了するまでステップS1003ないしステップS1010の処理を繰り返す。
ステップS1011は、最終の画素を含み、最終画素と同一色の連続からなる区間に対する色変換の補間演算を行うためのステップである。その内容はステップS1009と同様である。
ステップS1012は、ステップS1010と同様に、ステップS1011による結果の符号し、また、画像データの終了の符号を付加して出力する。終了の符号は可変長符号の終了を復号化の処理に知らせるためのものである。
以上、説明したように、実行部907のデータ入出力待ちは、主として、ステップS1007、ステップS1009、又はステップS1010で発生する。
ステップS1004ないしS1008の繰り返しの回数が多い場合はステップS1007ではステップS1006によるプリロードのためキャッシュ・ミスが抑止され、またステップS1009、及びステップS1010の処理回数は少なくなる。また、入力画像データ前後の画素値の相関が強い場合は、ステップS1003においてキャッシュ・ミスが少なくなり、かつステップS1010では、より符号量を削減する圧縮符号化が期待できる。
よって、実行部907のデータ入出力待ちは、ステップS1003においてキャッシュ・ミスが多く発生し、かつステップS1004ないしステップS1008の繰り返しの回数が少ない場合である。印刷される画像データでは、多くの場合、ある画素の画素値はその近傍の画素値と強い相関がある。このため、本実施形態によれば、実行部907のデータ入出力待ちを大幅に削減することができる。
また、特にVLIWプロセッサではデータ入出力待ちの間に、より多くの演算命令を処理することが可能であり、演算をより多く消費したとしても、データ出力量を削減するための圧縮符号化をする方が効率的である。
さらに、本実施形態によれば圧縮符号化処理、又は、その準備としての同一画素値の連続数検出処理をLUTデータの読み出しと同時に実行することで処理性能向上を実現している。このように、本実施形態では、データキャッシュとデータ・プリロードによって入力画像データを外部メモリから読み出すようにした。
(第3実施形態)
第3実施形態として、マイクロプロセッサに内蔵するデータメモリ、及びデータメモリと外部メモリとの間のDMAコントローラを利用してもよい。すなわち、プリロード命令に代えて、DMAコントローラに対して外部メモリから内蔵のデータメモリへの転送を指示することである。色変換処理のためのLUT参照による外部メモリからの格子点データのロードと並行して、内蔵のデータメモリの画像データに対して同一画素値の連続数検出処理を行うことで第2実施形態と同様に処理性能の向上が可能である。
上述した本発明の実施形態における画像処理装置を構成する各手段、並びに画像処理装置の画像処理方法の各ステップは、コンピュータのRAMやROMなどに記憶されたプログラムが動作することによって実現できる。このプログラム及び前記プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は本発明に含まれる。
また、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記録媒体等としての実施形態も可能であり、具体的には、複数の機器からなるシステムに適用してもよい。
なお、本発明は、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムを、システムまたは装置に直接、または遠隔から供給する。そして、そのシステムまたは装置のコンピュータが前記供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される場合を含む。
したがって、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、前記コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明は、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等の形態であってもよい。
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される。さらに、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部または全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
さらに、その他の方法として、まず記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる。そして、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現される。
従来の画像処理装置の構成を示す図である。 第1実施形態に係る画像処理装置の構成を示す図である。 第1実施形態に係る入力画像データを示す図である。 第1実施形態に係るRGB画素列を示す図である。 第1実施形態に係る画素比較結果を示す図である。 第1実施形態に係る色変換部による色変換の結果を示す図である。 第1実施形態に係る色変換部による色変換の結果を示す図である。 第2実施形態に係る画像処理装置の構成を示す図である。 第2実施形態に係るマイクロプロセッサの構成を示す図である。 第2実施形態に係る画像処理のフローチャートである。
符号の説明
101 画像構成工程
102 入力画像バッファ
103 色変換工程
104 量子化工程
105 出力画像バッファ
106 印刷工程
201 画像構成部
202 比較処理バッファ
203 画素比較部
204 色変換部
205 符号化部
206 復号化部
207 共有メモリ
208 量子化部
209 メモリバス
210 入力画像バッファ
211 色変換LUT
212 色変換画像バッファ
401 第1の画素
402 第2の画素
403 第3の画素
404 第4の画素
801 画像構成部
802 マイクロプロセッサ
806 復号化部
807 共有メモリ
808 量子化部
809 メモリバス
810 入力画像バッファ
811 色変換LUT
812 色変換画像バッファ
901 マイクロプロセッサ
902 メモリバス
903 メモリ・インタフェース部
904 命令キャッシュ部
905 命令フェッチ部
906 命令デコード部
907 実行部
908 ロード・ストア部
909 データキャッシュ部
910 レジスタ・ファイル

Claims (6)

  1. 入力画像データ、及び色変換LUTを参照し、前記入力画像データの色空間と異なる色空間への色変換処理を行う画像処理装置であって、
    前記入力画像データ、及び前記色変換LUTを格納する記憶手段と、
    前記入力画像データのうち注目画素値と直前の画素値との比較により同一画素値の連続数を検出する画素比較手段と、
    色変換処理を行う色変換手段と、
    前記連続数、及び前記色変換手段による色変換処理の結果から符号化する符号化手段とを備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記記憶手段に格納された入力画像データのうち前記画素比較手段で処理対象の入力画像データを格納する比較処理バッファを備え、
    前記色変換手段は、前記画素比較手段が注目画素値と直前の画素値の相違を検出した場合に、前記記憶手段から前記注目画素値に対応した色変換LUTの読み出し操作を開始し、
    前記画素比較手段は、前記読み出し操作と並行して前記注目画素値と前記比較処理バッファに格納された入力画像データの未処理画素値との比較を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 入力画像データ、及び色変換LUTを格納する記憶手段と、
    前記記憶手段に格納された入力画像データのうち処理対象とする入力画像データを格納する比較処理バッファとを備え、
    前記入力画像データ、及び前記色変換LUTを参照し、前記入力画像データの色空間と異なる色空間への色変換処理を行う画像処理装置の画像処理方法であって、
    前記入力画像データのうち注目画素値と直前の画素値との比較により同一画素値の連続数を検出する画素比較ステップと、
    色変換処理を行う色変換ステップと、
    前記連続数、及び色変換ステップによる色変換処理の結果から符号化する符号化ステップとを有し、
    前記色変換ステップは、前記画素比較ステップにおいて注目画素値と直前の画素値の相違を検出した場合に、前記記憶手段から前記注目画素値に対応した色変換LUTの読み出し操作を開始し、
    前記画素比較ステップは、前記読み出し操作と並行して前記注目画素値と前記比較処理バッファに格納された入力画像データの未処理画素値との比較を行うことを特徴とする画像処理装置の画像処理方法。
  4. 前記画素比較ステップと前記色変換ステップは、マイクロプロセッサ及びソフトウェアで構成され、
    前記比較処理バッファは、前記マイクロプロセッサのデータキャッシュ部で構成されることを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置の画像処理方法。
  5. 前記画素比較ステップと前記色変換ステップは、マイクロプロセッサ及びソフトウェアで構成され、
    前記比較処理バッファは、前記マイクロプロセッサに内蔵されたデータメモリによって構成されることを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置の画像処理方法。
  6. 入力画像データ、及び色変換LUTを格納する記憶手段を備え、
    前記入力画像データ、及び前記色変換LUTを参照し、入力された前記入力画像データの色空間と異なる色空間への色変換処理を行う画像処理装置を制御するプログラムであって、
    前記入力画像データのうち注目画素値と直前の画素値との比較により同一画素値の連続数を検出する画素比較ステップと、
    色変換処理を行う色変換ステップと、
    前記連続数、及び前記色変換ステップによる色変換処理の結果から符号化する符号化ステップとをコンピュータに実行させるためのプログラム。
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