JP2001313098A - 電線の接続端子 - Google Patents

電線の接続端子

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JP2001313098A
JP2001313098A JP2000132026A JP2000132026A JP2001313098A JP 2001313098 A JP2001313098 A JP 2001313098A JP 2000132026 A JP2000132026 A JP 2000132026A JP 2000132026 A JP2000132026 A JP 2000132026A JP 2001313098 A JP2001313098 A JP 2001313098A
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screw body
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mounting seat
electric wire
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JP2000132026A
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Hideyuki Kato
秀幸 加藤
Yasuhisa Okabe
泰久 岡部
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Kawasaki Heavy Industries Ltd
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Kawasaki Heavy Industries Ltd
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  • Connections By Means Of Piercing Elements, Nuts, Or Screws (AREA)
  • Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 接続端子の回り止めだけでなく、ねじ体の緩
みも防止できる電線の接続端子を提供する。 【解決手段】 電線4をねじ体5により機器に取り付け
る接続端子3を、クランプ部6と、取付部7と、回り止
め部8と、緩み止め部9と、抜け止め部10とが一体形
成されたものとする。クランプ部6には電線4が固定さ
れ、取付部7は、機器における取付座2に取り付けられ
る。回り止め部8は、前記取付座2に係合して接続端子
3の取付座2に対する回り止めを行う。緩み止め部9
は、前記ねじ体5の頭部5aの側面に係合してねじ体5
の取付座2に対する緩み止めを行う。抜け止め部10
は、ねじ体5の頂面に接触もしくは近接してねじ体5の
取付座2からの離脱を阻止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電線をねじ体によ
り、蓄電池、パーソナルコンピュータ等の機器に取り付
ける接続端子に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえばレース用の自動二輪車に搭載さ
れる蓄電池では、その電極端子台への電線の接続に、図
9に示す形状の接続端子31を用いたものがある。この
接続端子31は、黄銅板を折り曲げ加工して、クランプ
部32、取付部33および回り止め部34を一体に形成
したものである。図10は、その接続端子31を蓄電池
の電極端子台35に取り付けた状態を示す。クランプ部
32は、折り曲げられて電線40にかしめ止めされるこ
とにより電線40を固定する。取付部33はボルト挿通
孔33a(図9)を有し、電極端子台35に載せた状態
で、取付部33のボルト挿通孔33a(図9)から電極
端子台35にボルト36を挿通させ、このボルト36を
電極端子台35の下方に配置したナット37に螺合させ
ることにより、取付部33が電極端子台35に取り付け
られる。この取付状態において、回り止め部34は電極
端子台35の側面に係合する。これにより、ボルト36
の電極端子台35に対する緩み止めが行われる。なお、
関連する先行技術として、特開平10−144365号
公報に記載のものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記構成の電線の接続
端子では、電極端子台35の側面に係合する回り止め部
34により、接続端子31自体の回り止めは図られる
が、振動によりボルト36が緩むことがある。特に、上
記したレース用自動二輪車に搭載される蓄電池への電線
の取り付けに用いる場合には、蓄電池が小さいのでボル
ト36も小さいが、電線は通常、量産される自動二輪車
の蓄電地に用いるものと同じ太さであるため、それだけ
ボルト36の緩みが生じやすい。また、ボルト36の緩
み防止対策として、ボルト36を接着剤等で電極端子台
35にロックすることも考えられるが、この場合には、
分解時にボルト36をドライバで緩められなくなる。
【0004】本発明は、以上の事情に鑑みてなされたも
ので、接続端子の回り止めだけでなく、ねじ体の緩みも
防止できる電線の接続端子を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記した目的を達成する
ために、本発明の第1構成に係る電線の接続端子は、電
線をねじ体により機器に取り付けるものであって、電線
を固定するクランプ部と、機器の取付座に取り付けられ
る取付部と、前記取付座に係合して接続端子の取付座に
対する回り止めを行う回り止め部と、前記ねじ体の側面
に係合してねじ体の緩み止めを行う緩み止め部とが一体
形成されている。
【0006】この構成の接続端子によれば、取付座に係
合する回り止め部により取付座に対する接続端子の回り
止めが行われるとともに、ねじ体の側面に係合する緩み
止め部により取付座に対するねじ体の緩みも防止され
る。しかも、緩み止め部または抜け止め部がクランプ
部、取付部および回り止め部と一体形成されているか
ら、構造が簡単で、製造が容易である。、または抜け止
め部による取付座からのねじ体の離脱が防止される。し
かも、緩み止め部または抜け止め部がクランプ部、取付
部および回り止め部と一体形成されているから、構造が
簡単で、製造が容易である。
【0007】本発明の第2構成に係る電線の接続端子
は、電線をねじ体により機器に取り付けるものであっ
て、電線を固定するクランプ部と、機器の取付座に取り
付けられる取付部と、前記取付座に係合して接続端子の
取付座に対する回り止めを行う回り止め部と、前記ねじ
体の頂面に接触もしくは近接してねじ体の取付座からの
離脱を阻止する抜け止め部とが一体形成されている。
【0008】この構成の接続端子によれば、取付座に係
合する回り止め部により取付座に対する接続端子の回り
止めが行われるとともに、ねじ体の頂面に接触もしくは
近接する抜け止め部により取付座からのねじ体の離脱が
防止される。しかも、抜け止め部がクランプ部、取付部
および回り止め部と一体形成されているから、構造が簡
単で、製造が容易である。
【0009】また、本発明の第3構成に係る電線の接続
端子は、電線をねじ体により機器に取り付けるものであ
って、電線を固定するクランプ部と、機器の取付座に前
記ねじ体により取り付けられる取付部とを有するクラン
プ部材と、前記クランプ部材の取付部に重合された状態
で前記取付座に前記ねじ体により共締めされて取り付け
られる取付部材とを備える。前記取付部材には、前記取
付座に係合して取付部材の取付座に対する回り止めを行
う回り止め部と、前記ねじ体の側面に係合してねじ体の
緩み止めを行う緩み止め部および前記ねじ体の頂面に接
触もしくは近接してねじ体の取付座からの離脱を阻止す
る抜け止め部の少なくとも一方とが一体形成されてい
る。なお、ここで、共締めとは、共通のねじ体で締め付
けることを意味する。
【0010】前記電線の接続端子の場合も、取付部材の
回り止め部が取付座に係合して、取付座に対する取付部
材の回り止めが行われるとともに、緩み止め部による取
付座に対するねじ体の緩み、または抜け止め部による取
付座からのねじ体の離脱が防止される。また、接続端子
が、電線を固定するクランプ部を有するクランプ部材
と、回り止め部および緩み止め部もしくは抜け止め部を
有する取付部材とに分けて形成されているから、取付座
への取り付け・取り外しを頻繁に行うことにより緩み止
め部もしくは抜け止め部が折れても、接続端子全体を交
換することなく取付部材を交換するだけで対応でき、部
品交換作業が容易になるばかりか、交換に要するコスト
も低減できる。
【0011】前記各構成の電線の接続端子において、前
記取付座は、例えば蓄電池の電極端子台である。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施形態
について図面を参照しながら詳述する。図1は本発明の
第1実施形態である電線の接続端子を用いた蓄電池の斜
視図を示す。この蓄電池1は、例えばレース用の自動二
輪車に搭載される蓄電池であって、その上部には一対の
取付座2,2が設けられている。これら取付座2は、接
続端子3を介して電線4(図3)が取り付けられる正負
各極性の電極端子台であって、黄銅、鉛などの導電性材
料からなる板材をほぼ逆U字状に折り曲げて形成されて
おり、その平坦な上片からなる上部には、前記接続端子
3をねじ止めするねじ体であるボルト5の挿通孔2aが
形成されている。
【0013】前記接続端子3は黄銅などの導電性材料か
らなる板材を曲げ加工してなり、かしめ止めにより電線
4を固定するクランプ部6と、蓄電地1の取付座2にボ
ルト5により取り付けられる取付部7と、取付座2に係
合して取付座2に対する接続端子3の回り止めを行う回
り止め部8と、折り曲げられて前記ボルト5の頭部5a
側面に係合してボルト5の緩み止めを行う緩み止め部9
と、ボルト5の頭部5aの頂面に接触もしくは近接して
ボルト5の取付座2からの離脱を阻止する抜け止め部1
0とが一体形成されている。
【0014】クランプ部6は、図2に拡大した斜視図で
示すように、底片6aの両側部から上方に向け抱持片6
bが立ち上がる断面ほぼU字状の部分であって、抱持片
6bの中間部分には上端から下方に向けて延びる切欠部
6cが形成されている。取付部7は、前記クランプ部6
の底片6aに隣接し、底片6aと同一平面上にある円形
の平板部であって、前記ボルト5の挿通孔7aを有す
る。回り止め部8は、取付部7の周縁の一部から下方に
向けて折り曲げられた帯状の板部である。緩み止め部9
および抜け止め部10は、取付部7の周縁の一部から水
平に延びる、つまり取付部7と同一平面上に延びる帯状
の板部からなり、この帯状板部の根元部により緩み止め
部9が形成され、先端寄りの部分によって抜け止め部1
0が形成される。
【0015】図1に示す取付座2への前記接続端子3の
取り付けは、以下のように行われる。先ず、図3(A)
に示すように、接続端子3のクランプ部6の底片6aに
電線4を載せて、クランプ部6の抱持片6bを、電線4
を抱持するように内側へ折り曲げてかしめることによ
り、電線4をクランプ部6に固定する。つぎに、図1に
示す接続端子3における取付部7のボルト挿通孔7aが
取付座2の上部のボルト挿通孔2aに重なり、接続端子
3における回り止め部8が取付座2の側面に係合するよ
うに、前記取付部7を取付座2の上部に載せる。この状
態で、取付部7のボルト挿通孔7aから取付座2のボル
ト挿通孔2aにわたってボルト5を挿通させ、図3
(A)に示すように、取付座2の下方に配置したナット
20にボルト5を螺合させることにより、接続端子3の
取付部7を取付座2の上部に締め付け固定する。
【0016】前記ナット20は軸方向から見て四角形に
形成されていて、取付座2の両立片2b,2b間の挿入
空間17に挿入され、ナット20の相対向する2つの側
面が立片2bの内面に接触して、ナット20の回り止め
が行われる。ボルト5およびナット20は、鉛のような
導電性材料からなる。
【0017】つぎに、接続端子3の緩み止め部9を折り
曲げて、図3(B)に示すように、ボルト5の角形(例
えば六角形)の頭部5aの側面に係合させ、さらに、抜
け止め部10をボルト頭部5aの頂面に接触もしくは近
接するように折り曲げる。これにより、接続端子3およ
びボルト5を介して、電線4が蓄電池1(図1)の取付
座2に電気的に接続される。
【0018】この場合、前記接続端子3の回り止め部8
が取付座2の側面に係合しているので、接続端子3の取
付座2に対する回り止めがなされるとともに、ボルト頭
部5aの側面に係合するように接続端子3の緩み止め部
9が折り曲げられているので、接続端子3に対するボル
ト5の相対回転を阻止して、ボルト5の緩みを防止でき
る。さらに、抜け止め部10が、ボルト頭部5aの頂面
に接触もしくは近接するように折り曲げられているの
で、たとえボルト5が緩んでも、取付座2から離脱する
のが抜け止め部10によって阻止される。すなわち、こ
の場合、緩み止め部9の先端寄りの部分が、取付座2か
らのボルト5の離脱を阻止する抜け止め部10として機
能する。
【0019】図4は、前記接続端子3の取付部7を蓄電
池1の取付座2の上部に締め付け固定するのに、前記角
形頭部5aを持つボルト5に代えて、わん形または皿形
のような丸形の頭部を持つビス(ねじ体)15を用いた
例を示す。この例でも、抜け止め部10はビス頭部15
aの頂面に接触または近接するように折り曲げる。この
場合、ビス頭部15aが円形であるため、この頭部15
aの側面に係合する緩み止め部は設けられないが、抜け
止め部10により、ビス15が取付座2から離脱するの
を阻止できる。
【0020】図5および図6は本発明の第2実施形態を
示す斜視図である。図5に示す接続端子3Aは、クラン
プ部材21と、これと別体の取付部材22とからなる。
クランプ部材21は黄銅などの導電性材料からなり、電
線4を固定するクランプ部25と、図6に示す蓄電池1
の取付座2にボルト5により取り付けられる取付部26
とを有する。クランク部25の形状は第1実施形態(図
2)と同一である。取付部材22は、前記クランプ部材
21の取付部26に重合された状態で前記取付座2に前
記ボルト5により共締めされて取り付けられる部材であ
って、黄銅などの導電性材料からなる。この取付部材2
2には、前記取付座2に係合して取付部材22の取付座
2に対する回り止めを行う回り止め部28と、前記ボル
ト5の頭部5aの側面に係合してボルト5の緩み止めを
行う緩み止め部29とが一体形成されている。
【0021】クランプ部材21のクランプ部25は、図
5に示すようにスリーブ状に形成され、このクランプ部
25の一端からクランプ部25の軸方向に延ばして取付
部26が形成されている。この取付部26は円形の平板
部であって、前記ボルト5の挿通孔26aを有する。取
付部材22は板状部材であって、前記クランプ部材21
の取付部26に重合する円形で平板状の取付部27を有
し、この取付部27の周縁の一部から水平に延ばして回
り止め部28が形成され、取付部27の周縁の他の一部
から水平に延ばして緩み止め部29が形成されている。
この取付部27も前記ボルト5の挿通孔27aを有す
る。その他の構成は先の実施形態の場合と同様である。
【0022】図6に示す取付座2への前記接続端子3A
の取り付けは、以下のように行われる。先ず、クランプ
部材21のクランプ部25に電線4を挿入して、クラン
プ部25を径方向からかしめることにより、クランプ部
25に電線4を固定する。また、取付部材22の回り止
め部28は、図5に鎖線で示すように、予め取付部27
の周縁から下方に向けて折り曲げておく。つぎに、図6
の取付座2の上部に、クランプ部材21および取付部材
22の各取付部26,27をこの順序で、それらの挿通
孔26a,27aが取付座2の挿通孔2aに整合し、取
付部材22の回り止め部28が取付座2の側面に係合す
るように重合させて載せる。この状態で、各取付部2
6,27の挿通孔26a,27aから取付座2の挿通孔
2a(図1)にわたってボルト5を挿通させ、取付座2
の下方に配置したナット20にボルト5を螺合させるこ
とにより、クランプ部材21および取付部材22の各取
付部26,27を、取付座2の上部に共締めして固定す
る。なお、取付部材22の回り止め部28は、取付座2
へ共締めした後に折り曲げてもよい。
【0023】つぎに、取付部材22の緩み止め部29を
折り曲げて、図5に示すように、ボルト5の角形頭部5
aの側面に係合させ、さらに、抜け止め部30をボルト
頭部5aの頂面に接触もしくは近接するように折り曲げ
る。これにより、接続端子3Aおよびボルト5を介し
て、電線4が蓄電池1の取付座2に電気的に接続され
る。
【0024】この実施形態の場合も、取付部材22の回
り止め部28が取付座2の側面に係合しているので、取
付部材22の取付座2に対する回り止めがなされるとと
もに、ボルト頭部5aの側面に係合するように取付部材
22の緩み止め部29が折り曲げられているので、接続
端子3Aに対するボルト5の相対回転を阻止して、ボル
ト5の緩みを防止できる。さらに、抜け止め部30が、
ボルト頭部5aの頂面に接触もしくは近接するように折
り曲げられているので、たとえボルト5が緩んでも、取
付座2から離脱するのが抜け止め部30によって阻止さ
れる。すなわち、この場合、緩み止め部29の先端寄り
の部分が、取付座2からのボルト5の離脱を阻止する抜
け止め部30として機能する。また、この場合、接続端
子3Aが、クランプ部材21と、これと別体の取付部材
22とからなるから、クランプ部材21が回動しても、
その回動が取付部材22に伝わらず、電線4の動きに起
因するボルト5の緩みを防止できる。
【0025】また、この場合、接続端子3Aが、クラン
プ部材21と、これと別体の取付部材22とからなるか
ら、接続端子3Aの取り付け・取り外しを頻繁に行うこ
とにより例えば緩み止め部29または抜け止め部30が
折れてしまうことがあっても、接続端子3Aの全体を交
換する必要はなく、取付部材22だけを交換することで
簡単に対応できる。その結果、改めてクランプ部材21
へ電線4を固定する作業が不要になるとともに、交換部
品は一部のみとなるので、部品交換作業が容易になるば
かりか、交換に要するコストも低減できる。
【0026】なお、上記実施形態では、クランプ部材2
1の取付部26の上に、取付部材22の取付部27を重
ねた場合を示したが、重ね順序が逆でもよい。
【0027】図7は本発明の第3実施形態である電線の
接続端子3Bを拡大して示す斜視図である。この接続端
子3Bでは、先の実施形態(図5)の場合のクランプ部
材21における取付部26の外周縁の一部に一対の回り
止め用爪片26b,26bが一体形成されている。これ
らの両爪片26bは、クランプ部材21の取付部26の
上に取付部材22の取付部27を重ねることを想定し
て、上向きに折り曲げられている。その他の構成は図5
の接続端子3Aの場合と同様である。
【0028】この場合、図8に示すように、クランプ部
材21の取付部26の上に取付部材22の取付部27を
重ねて、取付座2の上部にボルト5で共締めすると、爪
片26bが取付部材22の回り止め部28および緩み止
め部29に係止するので、これによりクランプ部材21
の回り止めも果たすことができる。なお、取付部材22
の取付部27の上にクランプ部材21の取付部27を重
ねて、取付座2の上部に共締めする場合には、前記爪片
26bを下向きに折り曲げることにより、同様にクラン
プ部材21の回り止めを図ることができる。
【0029】さらに、第2および第3実施形態において
も、第1実施形態の図4に示したのと同様に、わん形ま
たは皿形のような丸形の頭部を持つねじ体を用いる場
合、緩み止め部29は設けられないが、抜け止め部30
により、ねじ体が取付座2から離脱するのを阻止でき
る。
【0030】なお、ここでは、接続端子3,3A,3B
を締め付け固定する取付座2が蓄電池1の電極端子であ
る場合について説明したが、パーソナルコンピュータの
ような他の機器の取付座2に前記接続端子3をねじ止め
して、その機器に電線を取り付ける場合にも、同様に接
続端子3の取付座2に対する回り止めや、締め付け固定
に使用するねじ体5、15の取付座2に対する緩み止め
または抜け止めを行うことができる。
【0031】
【発明の効果】以上のように、本発明の電線の接続端子
によれば、簡単な構造で、取付座に対する接続端子の回
り止めと、ねじ体の緩みの防止または取付座からのねじ
体の離脱防止とを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る電線の接続端子を
用いた蓄電池の斜視図である。
【図2】前記接続端子を拡大して示す斜視図である。
【図3】同接続端子の取付座へのねじ止め手順を示す斜
視図である。
【図4】同接続端子の取付座へのねじ止めの他の例を示
す斜視図である。
【図5】本発明の第2実施形態に係る電線の接続端子を
拡大して示す斜視図である。
【図6】同接続端子の取付座へのねじ止め状態を示す斜
視図である。
【図7】本発明の第3実施形態に係る電線の接続端子を
拡大して示す斜視図である。
【図8】同接続端子の取付座へのねじ止め状態を示す斜
視図である。
【図9】従来の接続端子を拡大して示す斜視図である。
【図10】同接続端子の取付座へのねじ止め状態を示す
斜視図である。
【符号の説明】
1…蓄電池(機器)、2…取付座、3,3A,3B…接
続端子、4…電線、5…ボルト(ねじ体)、6,25…
クランプ部、7,26,27…取付部、8,28…回り
止め部、9,29…緩み止め部、10,30…抜け止め
部、15…ビス(ねじ体)、21…クランプ部材、22
…取付部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5E012 BA14 5E085 BB01 BB12 CC03 DD09 DD13 EE06 FF01 FF16 JJ50

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電線をねじ体により機器に取り付ける接
    続端子であって、電線を固定するクランプ部と、機器の
    取付座に前記ねじ体により取り付けられる取付部と、前
    記取付座に係合して接続端子の取付座に対する回り止め
    を行う回り止め部と、前記ねじ体の側面に係合してねじ
    体の緩み止めを行う緩み止め部とが一体形成されている
    電線の接続端子。
  2. 【請求項2】 電線をねじ体により機器に取り付ける接
    続端子であって、電線を固定するクランプ部と、機器の
    取付座に前記ねじ体により取り付けられる取付部と、前
    記取付座に係合して接続端子の取付座に対する回り止め
    を行う回り止め部と、前記ねじ体の頂面に接触もしくは
    近接してねじ体の取付座からの離脱を阻止する抜け止め
    部とが一体形成されている電線の接続端子。
  3. 【請求項3】 電線をねじ体により機器に取り付ける接
    続端子であって、 電線を固定するクランプ部と、機器の取付座に前記ねじ
    体により取り付けられる取付部とを有するクランプ部材
    と、 前記クランプ部材の取付部に重合された状態で前記取付
    座に前記ねじ体により共締めされて取り付けられる取付
    部材とを備え、 前記取付部材に、前記取付座に係合して取付部材の取付
    座に対する回り止めを行う回り止め部と、前記ねじ体の
    側面に係合してねじ体の緩み止めを行う緩み止め部、お
    よび前記ねじ体の頂面に接触もしくは近接してねじ体の
    取付座からの離脱を阻止する抜け止め部の少なくとも一
    方とが一体形成されている電線の接続端子。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103515740A (zh) * 2012-06-20 2014-01-15 日本航空电子工业株式会社 导电部件的表面构造及具有该表面构造的垫圈、压接端子
KR101746527B1 (ko) 2016-11-28 2017-06-14 이엠솔루션 주식회사 클램프를 이용한 전해조 전원공급부와 전원선의 연결 구조
CN112510317A (zh) * 2018-04-25 2021-03-16 温州丰迪接插件有限公司 一种用于电瓶栓上的便捷式安全盖帽

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