JP2001312957A - 電子源基板、画像表示装置及び電子源基板の製造方法 - Google Patents

電子源基板、画像表示装置及び電子源基板の製造方法

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JP2001312957A
JP2001312957A JP2000127886A JP2000127886A JP2001312957A JP 2001312957 A JP2001312957 A JP 2001312957A JP 2000127886 A JP2000127886 A JP 2000127886A JP 2000127886 A JP2000127886 A JP 2000127886A JP 2001312957 A JP2001312957 A JP 2001312957A
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wiring
layer
electron
substrate
electrode
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JP2000127886A
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Hiroaki Toshima
博彰 戸島
Masahiro Terada
匡宏 寺田
Kazuya Miyazaki
和也 宮崎
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表面伝導型電子放出素子を用いた電子源基板
を歩留まり良く製造することが可能な電子源基板、画像
表示装置及び電子源基板の製造方法を提供する。 【解決手段】 基板上の第1導体層3と、第1導体層3
と交差する第2導体層5と、第1導体層3と第2導体層
5との交差部に配置され、第1導体層3と第2導体層5
とを絶縁する層間絶縁層4と、両配線層が交差する各位
置に配設され両配線各々に接続された薄膜電極1,7を
有する電子放出素子とを備える電子源基板において、第
1導体層3と基板との間にITO(Indium Ti
n Oxyide)からなる下部導体層2が配置されて
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表面伝導型電子放
出素子を2次元平面上に複数個配設した電子源基板及び
それを用いた画像表示装置並びに電子源基板の製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子放出素子としては、熱電子源
と冷陰極電子源の2種類が知られている。冷陰極電子源
には、電界放出型(以下、EFと記す)、金属/絶縁層
/金属(以下、MIMと記す)や表面伝導型電子放出素
子等がある。
【0003】EF型の例としては、W.P.Dyke&
W.W.Dolan,”Fieldemissio
n”,Advance in Electron Ph
ysics,8,89,(1956)等が知られてい
る。
【0004】MIM型の例としては、C.A.Mea
d,”Tunnel−emissionamplifi
er,J,Appl.Phys,32,646(196
1)等が知られている。表面伝導型電子放出素子の例と
しては、M.I.Elinson,Radio En
g.Electron Phys.,10,(196
5)等がある。
【0005】表面伝導型電子放出素子は基板上に形成さ
れた小面積の薄膜に、膜面に平行に電流を流すことによ
り、電子放出が生ずる現象を利用するものである。
【0006】この表面伝導型電子放出素子としては、E
linson等によるSnO2薄膜を用いたもの、Au
薄膜によるもの[G.Dittmer:”Thin S
olid Films”,9,317(1972)],
In23/SnO2薄膜によるもの[M.Hartwe
ll and C.G.Fonstad:”IEEET
rans .ED.Conf.”,519,(197
5)]、カーボン薄膜によるもの[荒木 久 他:真
空、第26巻、第1号、22ページ(1983)]等が
報告されている。
【0007】これらの表面伝導型電子放出素子の典型的
な素子構成として、前述のM.Hartwellの素子
構成を図10に示す。図10は、従来例による表面伝導
型電子放出素子の平面図である。図10において901
は、絶縁性基板である。902は、電子放出部形成用膜
で、スパッタリングで形成されたH型形状の金属酸化物
等からなり、後述のフォーミングと呼ばれる通電処理に
より電子放出部905が形成される。
【0008】従来、これらの表面伝導型電子放出素子に
おいては、電子放出を行う前に電子放出部形成用膜90
2を予めフォーミングと呼ばれる通電処理によって電子
放出部905を形成するのが一般的であった。即ち、フ
ォーミングとは、前記電子放出部形成用膜902の両端
に電圧を印加し電子放出部形成用膜を局所的に破壊、変
形もしくは変質せしめ、電気的に高抵抗な状態にした電
子放出部905を形成することである。
【0009】なお、電子放出部905は電子放出部形成
用膜902の一部に亀裂が発生し、その亀裂付近から電
子放出が行われる場合もある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来技術の場合には、下記のような問題が生じて
いた。まず、図11に従来例による電子源基板の製造方
法の工程フローを示す。
【0011】図11において、100は第1の電極、3
00は第1導体層、400は層間絶縁層、500は第2
導体層、600は導電性膜、700は第2の電極であ
る。
【0012】ここで、第1導体層300の構成材料に
は、印刷性能、抵抗値、等から最適なものを選択する
と、一般的にAgが用いられるが、電極100,700
の材料として、例えば、Ptを用いた場合、第1導体層
300の材料のAgが、熱工程を経過することにより、
ガラス基板に熱拡散し、隣り合う導体層間で少なからず
電気的に接続してしまう場合があった。
【0013】さらに、Ptを用いた場合、複数の一対の
電極100,700にまで、第1導体層300の材料が
熱拡散し、電極間に後工程にて形成される導電性膜60
0へも影響を及ぼす場合があった。
【0014】本発明は、上記問題を解決し、電子放出素
子を用いた電子源基板を歩留まり良く製造することが可
能な電子源基板、画像表示装置及び電子源基板の製造方
法を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る電子源基板は、基板上の複数の第1の
配線と、該複数の第1の配線上に配置され、該複数の第
1の配線と交差する複数の第2の配線と、前記第1の配
線と第2の配線との交差部に配置され、該第1の配線と
第2の配線とを絶縁する絶縁層と、該第1の配線と第2
の配線とが交差する各位置近傍に配設され、該第1の配
線に接続された第1の電極と、該第2の配線に接続され
た第2の電極とを有する電子放出素子とを備える電子源
基板において、前記第1の配線と前記基板との間にIT
O(Indium Tin Oxyide)からなる導
体層が配置されてなることを特徴とする。
【0016】また、基板上に、複数のストライプ状に配
置された第1の導体配線層と、該第1の導体配線層の一
部を覆う様にして設けられた導体層間絶縁膜と、該第1
の導体配線層と交差するストライプ状に配置された複数
の第2の導体配線層と、該両導体配線層が交差する各位
置に配設され両配線各々に接続された一対の電極を有す
る電子放出素子とを備える電子源基板において、該第1
の導体配線層及び第2の導体配線層が、基板上及び/ま
たは電極上に接して形成される相当位置に導体層が形成
されており、該導体層の構成材料がITO(Indiu
m Tin Oxyide)であることを特徴とする。
【0017】また、前記一対の電極が、前記導体層と同
じくITO(Indium TinOxyide)から
なることを特徴とする。
【0018】また、基板上に形成された第1の配線と、
該第1の配線と交差する第2の配線と、前記第1の配線
と第2の配線とを絶縁する絶縁層と、前記基板と前記第
1の配線との間に形成され、該第1の配線と電気的に接
続されたITO(Indium Tin Oxyid
e)からなる導体層と、前記第1の配線と第2の配線と
が交差する各位置毎に設けられた、前記第1の配線と電
気的に接続された第1の電極と、前記第1の配線と第2
の配線とが交差する各位置毎に設けられ、前記第2の配
線と電気的に接続され、前記第1の電極と間隙を有して
形成された第2の電極とを備える。
【0019】また、前記第1の電極及び前記第2の電極
がITO(Indium TinOxyide)からな
る。
【0020】さらに、本発明に係る画像表示装置は、請
求項1から5のいずれか1項に記載の電子源基板と、該
電子源基板の電子放出素子からなる冷陰極電子ビーム源
に対向する位置に配設され電子の照射により可視光を発
する蛍光体とを備えることを特徴とする。
【0021】さらに、本発明に係る電子源基板の製造方
法は、基板上にITO(Indium Tin Oxy
ide)からなる導体層を形成する工程と、前記導体層
と電気的に接続された第1の電極を形成する工程と、該
第1の電極と間隙を有した第2の電極を形成する工程
と、前記導体層上に、該導体層及び前記第1の電極と電
気的に接続された第1の配線を形成する工程と、前記第
1の配線上に絶縁層を形成する工程と、前記絶縁層上
に、該絶縁層を介して前記第1の配線と電気的に絶縁さ
れると共に、前記第2の電極と電気的に接続された第2
の配線を形成する工程とを備える。
【0022】このように、本発明によれば、単純マトリ
クス構成の配線構造(マトリクス配線)において、従来
の製造方法および構成と比べて、第1の配線及び第2の
配線の少なくとも一方と電極との間および/あるいは、
第1の配線及び第2の配線と基板との間に形成される導
体層(下部導体層)にITO(Indium TinO
xyide)を用いることにより、あるいはさらに複数
の一対の電極にITOを用いる事により、(1)第1の
配線(第1導体配線層)材料の熱拡散により、隣り合う
導体層間で少なからず電気的に接続してしまう現象を防
止できる、(2)複数の一対の電極内に熱拡散する第1
の配線材料の割合を著しく減少させることが可能とな
り、電極間に後工程にて形成される導電性膜への影響を
低減することが可能となる、という特徴を有する。
【0023】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して、この発明
の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただ
し、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、
材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載が
ない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣
旨のものではない。
【0024】また、以下の図面において、既述の図面に
記載された部材と同様の部材には同じ番号を付す。
【0025】(電子源基板の実施形態)以下、図面を参
照して本発明に係る電子源基板の一実施形態を説明す
る。ただし、以下に説明する本発明に係る電子源基板の
一実施形態の説明は、本発明に係る画像表示装置の一実
施形態及び本発明に係る電子源基板の製造方法の一実施
形態の説明も兼ねるものである。
【0026】図1は、本発明の実施形態による画像表示
装置で用いられる、冷陰極電子ビーム源である表面伝導
型電子放出素子を用いた電子源基板の上面図である。ま
た、図2に、図1に示される電子源基板の製造方法の工
程図を示す。
【0027】図1及び図2において、1は電子放出素子
を構成する第1の電極であり、8は電子放出素子を構成
する第2の電極、2は本発明の構成要素たる導体層とし
ての下部導体層、3は本発明の構成要素たる第1の配線
若しくは第1の導体配線層としての第1導体層、4は本
発明の構成要素たる絶縁層若しくは導体層間絶縁膜とし
ての層間絶縁層、5は本発明の構成要素たる第2の配線
若しくは第2の導体配線層としての第2導体層、6は導
電性膜、7は電子放出部である。
【0028】以下、図2の工程フロー図を参照して本実
施形態による電子源基板の製造方法を詳細に説明する。
【0029】まず基板に、本発明の特徴である下部導体
層2及び第1及び第2の電極1,8を形成する(図2
(a))。尚、第2の電極の一部は導体層2によりその
一部が覆われており、これによって第2の電極と導体層
2が接続している。
【0030】下部導体層2には、第1導体層材料の熱拡
散防止の為に、構成材料としてITO(Indium
Tin Oxyide)を用いる。
【0031】電極1,8は、導電性膜6と第1導体層
3、及び第2導体層5とのオーム性接触を良好にするた
めに設けられるものである。
【0032】通常、導電性膜6は、配線用の導体層と比
べて著しく薄い膜であるために「ヌレ性」、「膜厚保持
性」等の問題を回避するために設けているものである。
【0033】配線用の導体層3、5を、たとえばスパッ
タリング法により薄膜にて構成する場合は、電極1,8
を必ずしも設ける必要はなく、配線導体(配線層)と同
時に形成することが可能である。
【0034】電極1,8の形成方法としては、真空蒸着
法、スパッタリング法、プラズマCVD法等の真空系を
用いる方法や、溶媒にITO成分及びガラス成分を混合
した厚膜ペーストを印刷、焼成することにより形成する
厚膜印刷法、さらには、ITOペーストを用いたオフセ
ット印刷法、等がある。尚、電極1,8及び下部導体層
2は、同時に形成する事も可能であり、これが最も簡便
な方法である。
【0035】次に、第1導体層3を形成する(図2
(b))。第1導体層3の形成方法には、電極1,8の
形成方法と同様の形成方法が適用可能ではあるが、第1
導体層3の場合には、電極1,8とは異なり、膜厚は厚
い方が電気抵抗を低減でき有利である。そこで、厚膜印
刷法を用いるのが有利である。
【0036】近年、厚膜ペースト印刷にフォトリソグラ
フィー技術を導入した、フォトペースト法による膜形成
技術も開発されており、フォトペースト法による形成
も、もちろん可能であり、配線(第1導体層)の幅が狭
くなる場合などは、フォトペースト法が有利である。
【0037】もちろん、薄膜配線の適用も可能である
が、配線抵抗値を下げる為に膜厚を厚くするには成膜に
多大な時間が必要であり、膜の内部応力の問題で、配線
抵抗を低く抑えたい場合など、膜を厚くできないのが現
状である。
【0038】次に、層間絶縁層4を形成する(図2
(c))。層間絶縁層4は、第1導体層3の一部を覆う
ようにして、形成することが重要である。
【0039】また、電極1,8との接続を確保するため
に、凹型やコンタクトホール形式の開口部を設けるよう
にパターンを設計する事が必要である。
【0040】層間絶縁層4の構成材料は絶縁性を保てる
ものであればよく、たとえば、金属成分を含有しない厚
膜ペーストである。
【0041】次に、第2導体層5を形成する(図2
(d))。形成方法は第1導体層3と同様の方法が適用
可能である。この第2導体層5は、電極1と電気的に接
続している。
【0042】最後に、導電性膜6を形成してその後、従
来公知のフォーミング工程、活性化工程を行い電子放出
部7を形成し、冷陰極電子ビーム源用の素子(1素子
分)が完成する(図2(e))。導電性膜6の成膜方法
および電子放出部分へ(表面伝導型電子放出素子)の形
成方法は、従来の方法をそのまま適用することが可能で
ある(後述)。
【0043】本図では、1素子部分のみを図示したが、
これを複数個、同時に形成するようにすることで、単純
マトリクス構成の電子源基板の構成が完成する。
【0044】表面伝導型電子放出素子の代表的な構成、
製造方法および特性については、たとえば特開平8−3
21254号公報に開示されている。
【0045】以下に、図1に示される本実施形態にかか
わる電子源基板としての表面伝導型電子放出素子の基本
的な構成と特性について概説する。図3は、本発明にか
かわる典型的な電子源基板の電子放出素子の構成を示す
図面であり、図1に示される表面伝導型電子放出素子と
しての電子源基板と同じ動作を行う表面伝導型電子放出
素子の構成を示す概略図である。
【0046】図3において、31は絶縁性基板、35と
36は素子電極(本発明の構成要素たる電極、第1の電
極若しくは第2の電極)、34は導電性膜、33は電子
放出部である。
【0047】導電性膜34としては、Pd、Ru、A
g、Au、Ti、In、Cu、Cr、Fe、Zn、S
n、Ta、W、Pb等の金属、PdO、SnO2、In3
3、PbO、Sb23等の酸化物、HfB2、ZrB
2、LaB6、CeB6、YB4、GdB4等のホウ化物、
TiC、ZrC、HfC、TaC、SiC、WC等の炭
化物、TiN、ZrN、HfN等の窒化物、Si、Ge
等の半導体、さらにはカーボン、AgMg、NiCu、
PbSn等を用いることができる。
【0048】また、導電性膜34の形成方法としては、
真空蒸着法、スパッタリング法、化学的気相成長法、分
散塗布法、ディッピング法、スピナー法等がある。
【0049】電子放出素子の形成方法としては様々な方
法が考えられるが、その一例を図4に示す。図4におい
て、34は導電性膜である。
【0050】以下、図3、図4および図5を参照しつ
つ、素子の形成方法を説明する。以下の説明は、単一の
素子の形成方法を説明したものであるが、既述の本発明
の実施形態による新規な電子源基板の製造方法にも適用
されるものである。図4は、図3に示される表面伝導型
電子放出素子の作製方法のプロセス工程を示す工程図で
あり、図5は、導電性膜に間隙を形成する際に導電性膜
に印加されるパルス電圧の典型的な波形を示す波形図で
ある。
【0051】図3及び図4に示されるように、絶縁性基
板31を洗剤、純水および有機溶剤により十分に洗浄
後、真空蒸着技術、フォトリソグラフィー技術により該
絶縁性基板31の面上に素子電極35、36を形成する
(図4(a))。
【0052】素子電極35、36の材料としては電気伝
導性を有するものであれば、どのようなものであっても
かまわないが、たとえばニッケル金属があげられる。
【0053】素子電極35、36の形成方法として、厚
膜印刷法をもちいても一向にさしつかえない。印刷法の
場合の材料としては有機金属ペースト(MOD)等があ
る。
【0054】絶縁性基板31上に設けられた素子電極3
5と36との間に、有機金属溶液を塗布して放置するこ
とにより、有機金属薄膜を形成する。尚、有機金属溶液
とは、前記Pd、Ru、Ag、Au、Ti、In、C
u、Cr、Fe、Zn、Sn、Ta、W、Pb等の金属
を主元素とする有機化合物の溶液である。この後、有機
金属薄膜を加熱焼成処理してリフトオフ、エッチング等
によりパターニングし、導電性膜34を形成する(図4
(b))。
【0055】続いて、フォーミングとよばれる通電処理
においては素子電極35、36間に電圧を印加すること
により、導電性膜34の一部に間隙が形成される(図4
(c))。
【0056】フォーミング処理中の電圧波形を図5に示
す。図5中、T1およびT2はそれぞれ電圧波形のパル
ス幅とパルス間隔であり、T1を1マイクロ秒〜10ミ
リ秒、T2を10マイクロ秒〜100ミリ秒、三角波の
(フォーミングジのピーク電圧)は4Vから10V程度
とし、フォーミング処理は真空雰囲気下で数十秒間で適
宜設定した。
【0057】以上、説明した工程では、電極間に三角波
パルスを印加してフォーミング処理を行っているが、電
極間に印加する波形は三角波に限定することはなく、矩
形波など所望の波形を用いてもよく、その波高値および
パルス幅、パルス間隔等についても上述の値に限るもの
ではなく、電子放出部が良好に形成されれば所望の値を
選択することができる。
【0058】この後、炭素化合物が存在する雰囲気中
で、素子電極35,36間に電圧を印加し、フォーミン
グで形成した間隙近傍に炭素膜を形成する活性化工程を
行う。
【0059】上記の素子構成をもち上記の製造方法によ
って作製された本実施形態にかかわる電子放出素子の基
本特性について図6と図7を参照して説明する。図7
は、図3に示される表面伝導型電子放出素子の典型的な
特性を示すグラフである。
【0060】図6において、31は絶縁性基板、35、
36は素子電極、34は導電性膜、33は電子放出部を
示す。また、61は素子に素子電圧Vfを印加するため
の電源、60は素子電極35、36間の電子放出部33
を含む電子放出部形成用膜34を流れる素子電流Ifを
測定するための電流計、64は素子の電子放出部より放
出される放出電流Ieを捕捉するためのアノード電極、
63はアノード電極64に電圧を印加するための高圧電
源、62は素子の電子放出部33より放出される放出電
流Ieを測定するための電流計である。
【0061】電子放出素子の上記素子電流If、放出電
流Ieの測定にあたっては、素子電極35、36に電源
61と電流計60とを接続し、該電子放出素子の上方に
電源63と電流計62を接続したアノード電極64を配
置している。また、本電子放出素子およびアノード電極
64は真空装置65内に設置され、その真空装置には排
気ポンプ66および真空計等の真空装置に必要な機器が
具備されており、所望の真空下にて本素子の測定評価を
行えるようになっている。
【0062】なお、アノード電極64の電圧は1kV、
アノード電極64と電子放出素子との距離Hは1mmで
測定した。
【0063】図6に示した測定評価装置により測定され
た放出電流Ieおよび素子電流Ifと素子電圧Vfの関
係の典型的な例を図7に示す。
【0064】なお、図7は任意単位で示されており、放
出電流Ieは素子電流Ifのおよそ1000分の1程度
である。図7からも明らかなように、本電子放出素子は
放出電流Ieに対して3つの特性を有する。
【0065】第一に、本素子はある電圧(閾値電圧とよ
ぶ、図7中のVth)以上の素子電圧を印加すると、急
激に放出電流Ieが増加し、一方、閾値電圧以下では放
出電流Ieがほとんど検出されない。即ち、放出電流I
eに対する明確な閾値電圧Vthを持った非線形素子で
ある。
【0066】第2に、放出電流Ieが素子電圧Vfに依
存する為、放出電流Ieが素子電圧Vfで制御できる。
【0067】第3に、アノード電極64に捕捉される電
荷量は、素子電圧Vfを印加する時間により制御でき
る。
【0068】以上のような特性を有する為、本発明にか
かわる電子放出素子は、多方面への応用が期待される。
【0069】また、本実施形態による電子源基板が適用
されるカラー画像表示装置の代表的な構成としては、ま
ず、図8に示すように上記製造方法により作製される電
子放出素子を複数個、基板101上に形成する。図8
は、図1に示される電子源基板を用いた本発明に係る画
像表示装置の一実施形態の斜視図である。
【0070】該基板101をリアプレート102上に固
定した後、基板101の5mm上方にフェースプレート
110(ガラス基板107の内面に蛍光体膜108とメ
タルバック109が形成されて構成される)を支持枠1
03を介して配置し、フェースプレート110、支持枠
103、リアプレート102の接合部にフリットガラス
を塗布し、大気中もしくは窒素雰囲気中にて400℃乃
至500℃で10分間以上焼成することで封着した。
【0071】また、リアプレート102への基板101
0の固定もフリットガラスにて行った。図8において、
33は電子放出部、105、106は夫々X方向および
Y方向の素子電極である。なお、ここではフェースプレ
ート110、支持枠103、リアプレート102で外囲
器111を構成したが、リアプレート102は主に基板
101の強度を補強する目的で設けられるため、基板1
01自体で十分な強度をもつ場合には、別体のリアプレ
ート102は不要であり、基板101に直接、支持枠1
03を封着し、フェースプレート110、支持枠10
3、基板101にて外囲器111を構成する。また、蛍
光体膜108の内面側には通常メタルバック109が設
けられる。
【0072】メタルバック109を設置する目的は、蛍
光体のうち内面側への光をフェースプレート110側へ
鏡面反射する事により輝度を向上すること、電子ビーム
加速電圧を印加する為の電極として作用させること、外
囲器内で発生した負イオンの衝突によるダメージからの
蛍光体を保護することなどである。
【0073】メタルバック109は、蛍光体膜作成後、
蛍光体膜の内面の平滑処理(通常フィルミングとよばれ
る)を行い、その後Alを真空蒸着することで作成す
る。更に、フェースプレート110の蛍光体膜108の
電気電導性を高めるため、蛍光体膜108の外面側に透
明電極(図示せず)が設けられる場合もある。前述の封
着を行う際、カラー画像表示装置の場合には、各色に対
応する蛍光体と電子放出素子との位置袷を十分に行う必
要がある。
【0074】このようにして作成されるガラス容器内の
雰囲気を十分に行う必要がある。このようにして作成さ
れるガラス容器内の雰囲気を排気管(図示せず)を通じ
て真空ポンプにて排気し、十分な真空度に達した後、容
器外端子D0x1〜D0xmとD0y1からDoynを
通じ素子電極105、106間に電圧を印加し前述のフ
ォーミング処理を実施して、電子放出部33を形成し電
子放出素子を作成する。
【0075】最後に、1.33322×10-4[Pa]
程度の真空度にて、排気管を熱して溶着し外囲器の封止
を行い完成する。さらに、封止後に真空度を維持するた
めに、ゲッター処理なる工程を実施する。これは、封止
を行う直前あるいは封止後に、抵抗加熱あるいは高周波
加熱とにより、画像表示装置の所定の位置(図示せず)
に配設されたゲッターを加熱してゲッター蒸着膜を形成
する処理である。ゲッターとしては、通常、Ba等が主
成分であり、該蒸着膜の吸着作用により真空度を維持す
るものである。
【0076】以上のような製造方法により構成される画
像表示装置於いて、各電子放出素子には容器外端子D0
x1〜D0xm乃至D0y1〜D0ynを通じて電圧を
印加することにより電子放出させる。
【0077】すなわち、走査線に対応する容器外端子D
0x1〜D0xmには画像信号の1水平期間づつ順次電
圧が印加され、容器外端子D0y1〜D0ynには水平
期間に選択された走査線の画像信号の強度に応じた信号
電圧が印加される。従って、選択された容器外端子D0
xi(1≦i≦m)に接続される各電子放出素子の両端
に画像信号の強度に応じた電圧が印加され、画像信号の
強度に応じた電子が放出される。なお、容器外端子D0
x1〜D0xmと容器外端子D0y1〜D0ynとは逆
であってもよい。
【0078】また、高圧端子Hvを通じメタルバック1
09または透明電極に数kV以上の高圧を印加し電子ビ
ームを加速して蛍光体膜108に衝突させて蛍光体を励
起・発光させることにより画像が形成される。もちろ
ん、これらの構成は画像表示装置を作成する上で必要な
構成の概略であり、各部材の材料等は上述の内容に限る
ものではない。
【0079】蛍光体膜108は、モノクローム表示の場
合には蛍光体にのみからなるが、カラー表示の場合は、
図9に示すように、蛍光体の配列によりブラックストラ
イプあるいはブラックマトリクスと呼ばれる黒色部材1
2と蛍光体13とで構成される。黒色部材12を設ける
目的は、カラー表示の場合に煮強うとなる3原色蛍光体
の、各蛍光体13の塗り分け部分を黒くすることで混色
等を目立たなくすること、蛍光体膜108における外光
反射によるコントラストの低下を抑制することである。
図9は、図8に示される画像表示装置の蛍光体膜108
のパターン図である。
【0080】該黒色材料としては、通常、黒鉛を主成分
とするものが多いが、電気伝導性があり、光の透過およ
び反射が少ない材料であれば、これに限るものではな
い。ガラス基板107に蛍光体を塗布する方法として
は、モノクロームの場合には沈殿法、印刷法等がある。
カラーでは、スラリー法等がある。もちろん、カラーに
おいて印刷法を用いることも可能である。
【0081】次に、実施例を示して、電子源基板、特に
表面伝導型電子放出素子を用いた画像表示装置における
電子源基板の本発明による製造方法について説明する。
【0082】
【実施例】(実施例1)まず、本発明に係る電子源基板
の製造方法の第1の実施例を、図1及び図2を参照して
説明する。
【0083】図1及び図2に示されるように、まず、電
極1,8及び下部導体層2を形成する。本実施例では、
膜の成膜方法としては、スパッタリング法を用いた。I
TO(Indium Tin Oxyide)のターゲ
ットに、O2を微量導入しながら、反応性スパッタリン
グ法により膜を真空形成した。膜厚は、〜0.08μm
であった。スパッタリング法により基板全面に膜を形成
後、フォトリソグラフィーにより、所望のパターンを形
成した。電極1,8のパターンは、左右非等長なパター
ンである。(図2(a))。
【0084】次に、第1導体層3を形成する(図2
(b))。形成方法は、スクリーン印刷法を用いた。印
刷に使用した材料は、導体成分としてAg粒子を含有し
たスクリーン印刷用ペーストである。なお、図2(b)
などにおいて、第1導体層3と平行に形成されている左
側の線は、隣の第1導体層である。
【0085】次に、層間絶縁層4を形成する(図2
(c))。ペースト材料はPbOを主成分としてガラス
バインダーと樹脂を混合したペーストである。
【0086】また、通常、層間絶縁層4は上下層間の絶
縁性を十分確保するために、印刷、焼成を総計で最低3
回実施する。
【0087】次に、第2導体層5を形成する(図2
(d))。形成方法は厚膜スクリーン印刷法を用いた。
以上で、マトリクス配線の部分が完成する。もちろん、
ペースト材料、印刷方法等は、この記したものに限るも
のではない。
【0088】配線完成後、電子放出部(不図示)を形成
する(図2(e))。まず、上記印刷方法で形成された
電極1,8をつなぐように有機パラジウム(CCP42
30、奥野製薬工業(株)製)をスピンナーにより回転
塗布後、300℃で10分間の加熱処理を実施しPdか
らなる導電性膜6を形成する。
【0089】このようにして形成された導電性膜6は、
Pdを主元素とし、その膜厚は10nmであった。
【0090】このパラジウム膜をフォトリソグラフィー
法を用いて、パターニングすることによりフォーミング
前までの素子の製造工程が完了する。
【0091】フォーミング方法は、従来の方法を導入す
る事が可能であり、本実施例では、以下の条件とした
(図5参照)。図5中、T1およびT2は電圧波形のパ
ルス幅とパルス間隔であり、本実施例ではT1を1ミリ
秒、T2を10ミリ秒とし、三角波の波高値(フォーミ
ング時のピーク電圧)は14Vとしフォーミング処理は
約1.33322×10-4[Pa]の真空雰囲気下で6
0秒間実施した。
【0092】次に、すべての表面伝導型電子放出素子の
フォーミングが終了後、前記活性化工程を行い、そし
て、1.33322×10-4[Pa]程度の真空度で排
気管(図示せず)をガスバーナーで熱して溶着し外囲器
の封止を行った。
【0093】最後に、封止後の真空度を維持するため
に、ゲッター処理を実施する。これはm、封止を行う直
前に高周波加熱等の加熱法により、画像表示装置内の所
定の位置(図示せず)に配置されたゲッターを加熱し、
蒸着膜を形成する処理である。ゲッターはBa等を主成
分とするものである。
【0094】以上のようにして完成した本発明の画像表
示装置において、各電子放出素子には、容器外端子D0
x1乃至D0xm、D0y1乃至D0ynを通じて、走
査信号および偏重信号を信号発生手段(図示せず)によ
り、それぞれ印加することにより、電子放出させ、高圧
端子Hvを通じて、メタルバック膜に数kVの高圧を印
加し、電子ビームを加速して蛍光体膜に衝突、励起、発
光させることで画像を表示させる。
【0095】(実施例2)次に、本発明に係る電子源基
板の製造方法の第2の実施例を、図1及び図2を参照し
て説明する。第2の実施例では、膜の成膜方法のみが前
述の実施例と異なる。
【0096】まず、電極1,8及び下部導体層2を形成
する。本実施例では、膜の成膜方法としては、スクリー
ン印刷法を使用した。
【0097】ここで使用した厚膜ペースト材料の成分は
ITOである。印刷の方法はスクリーン印刷法である。
印刷の後、焼成した。印刷、焼成後の膜厚は、〜0.1
μmであった。電極1,8のパターンは、左右非等長な
パターンである。(図2(a))。以下の工程は、実施
例1と同様の工程で実施した。
【0098】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
導体層(下部導体層)の構成材料として、ITO(In
dium Tin Oxyide)を用いることによ
り、従来の製造方法および構成と比べて、第1の配線
(第1導体配線層)材料の熱拡散により、隣り合う導体
層間で少なからず電気的に接続してしまう現象を防止で
きる。
【0099】また、例えば複数の一対の対向電極内に熱
拡散する第1の配線又は第1の導体配線層材料の割合を
著しく減少させることが可能となり、対向電極上に後工
程にて形成される電子放出部形成用の電極への影響を低
減することが可能という効果を有し、高歩留まりで信頼
性の高い、電子源基板の作製が可能となる。
【0100】また、本発明は、画像表示装置の中でも、
表面伝導型電子放出素子を用いた単純マトリクス方式の
画像表示装置において、また特に厚膜印刷法を用いた製
造方法に於いて、優れた効果をもたらすものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電子源基板の一実施形態である表
面伝導型電子放出素子部分の上面図である。
【図2】図1に示される電子源基板の製造方法の工程図
である。
【図3】図1に示される表面伝導型電子放出素子として
の電子源基板と同じ動作を行う表面伝導型電子放出素子
の構成を示す概略図である。
【図4】図3に示される表面伝導型電子放出素子の作製
方法のプロセス工程を示す工程図である。
【図5】導電性膜に間隙を形成する際に導電性膜に印加
されるパルス電圧の典型的な波形を示す波形図である。
【図6】図3に示される電子源基板に適用される駆動回
路の構成例を示す概略図である。
【図7】図3に示される表面伝導型電子放出素子の典型
的な特性を示すグラフである。
【図8】本発明に係る画像表示装置の一実施形態の斜視
図である。
【図9】図8に示される画像表示装置の蛍光体膜108
のパターン図である。
【図10】従来例による表面伝導型電子放出素子の平面
図である。
【図11】従来例による電子源基板の製造方法の工程図
である。
【符号の説明】
1 第1の電極 2 下部導体層 3 第1導体層 4 層間絶縁層 5 第2導体層 6 導電性膜 7 電子放出部 8 第2の電極 100 電極 200 下部導体層 300 第1導体層 400 層間絶縁層 500 第2導体層 600 導電性膜 700 電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮崎 和也 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 5C031 DD17 5C036 EE14 EG12 EG33 EH01

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上の複数の第1の配線と、 該複数の第1の配線上に配置され、該複数の第1の配線
    と交差する複数の第2の配線と、 前記第1の配線と第2の配線との交差部に配置され、該
    第1の配線と第2の配線とを絶縁する絶縁層と、 該第1の配線と第2の配線とが交差する各位置近傍に配
    設され、該第1の配線に接続された第1の電極と、該第
    2の配線に接続された第2の電極とを有する電子放出素
    子とを備える電子源基板において、 前記第1の配線と前記基板との間にITO(Indiu
    m Tin Oxyide)からなる導体層が配置され
    てなることを特徴とする電子源基板。
  2. 【請求項2】 基板上に、複数のストライプ状に配置さ
    れた第1の導体配線層と、該第1の導体配線層の一部を
    覆う様にして設けられた導体層間絶縁膜と、該第1の導
    体配線層と交差するストライプ状に配置された複数の第
    2の導体配線層と、該両導体配線層が交差する各位置に
    配設され両配線各々に接続された一対の電極を有する電
    子放出素子とを備える電子源基板において、 該第1の導体配線層及び第2の導体配線層が、基板上及
    び/または電極上に接して形成される相当位置に導体層
    が形成されており、該導体層の構成材料がITO(In
    dium Tin Oxyide)であることを特徴と
    する電子源基板。
  3. 【請求項3】 前記一対の電極が、前記導体層と同じく
    ITO(Indium Tin Oxyide)からな
    ることを特徴とする請求項1又は2に記載の電子源基
    板。
  4. 【請求項4】 基板上に形成された第1の配線と、 該第1の配線と交差する第2の配線と、 前記第1の配線と第2の配線とを絶縁する絶縁層と、 前記基板と前記第1の配線との間に形成され、該第1の
    配線と電気的に接続されたITO(Indium Ti
    n Oxyide)からなる導体層と、 前記第1の配線と第2の配線とが交差する各位置毎に設
    けられた、前記第1の配線と電気的に接続された第1の
    電極と、 前記第1の配線と第2の配線とが交差する各位置毎に設
    けられ、前記第2の配線と電気的に接続され、前記第1
    の電極と間隙を有して形成された第2の電極とを備える
    電子源基板。
  5. 【請求項5】 前記第1の電極及び前記第2の電極がI
    TO(IndiumTin Oxyide)からなる請
    求項4に記載の電子源基板。
  6. 【請求項6】 請求項1から5のいずれか1項に記載の
    電子源基板と、該電子源基板の電子放出素子からなる冷
    陰極電子ビーム源に対向する位置に配設され電子の照射
    により可視光を発する蛍光体とを備えることを特徴とす
    る画像表示装置。
  7. 【請求項7】 基板上にITO(Indium Tin
    Oxyide)からなる導体層を形成する工程と、 前記導体層と電気的に接続された第1の電極を形成する
    工程と、 該第1の電極と間隙を有した第2の電極を形成する工程
    と、 前記導体層上に、該導体層及び前記第1の電極と電気的
    に接続された第1の配線を形成する工程と、 前記第1の配線上に絶縁層を形成する工程と、 前記絶縁層上に、該絶縁層を介して前記第1の配線と電
    気的に絶縁されると共に、前記第2の電極と電気的に接
    続された第2の配線を形成する工程とを備える電子源基
    板の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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