JP2001312768A - 自動販売機の商品収納棚 - Google Patents

自動販売機の商品収納棚

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JP2001312768A JP2000131308A JP2000131308A JP2001312768A JP 2001312768 A JP2001312768 A JP 2001312768A JP 2000131308 A JP2000131308 A JP 2000131308A JP 2000131308 A JP2000131308 A JP 2000131308A JP 2001312768 A JP2001312768 A JP 2001312768A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トップトレイ上に配置されたトップガイドの
両側に商品通路を形成できるとともに、商品収納棚内に
配設された通路幅調整板の位置を容易に設定変更できる
商品案内装置を備えた自動販売機の商品収納棚を提供す
ること。 【解決手段】 対向して立設された一対の側板1,1
と、高さ方向に蛇行する商品通路を形成する複数のセグ
メント3と、側板1と平行に配置され、セグメント3に
設けた係止穴3aに係止部4aを係止させることによっ
て商品通路を区画する通路幅調整板4と、投入する商品
を案内するトップトレイ8と、トップトレイ8上に幅方
向に移動自在に垂設され、トップトレイ8上を両側面で
区画して複数の商品通路を形成するとともに、受け部9
aで通路幅調整板4と連結し、これを上下方向および幅
方向に移動可能に形成したトップガイド9とを有する商
品案内装置7とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動販売機の商
品収納棚に関し、さらに詳しくは、缶飲料やペットボト
ル飲料の商品を商品収納庫内に横倒し姿勢で上下方向に
積み重ねて収納するサーペンタイン式商品ラックを備え
た自動販売機において、その商品通路幅を調節でき、1
つのラックで複数種類のサイズの商品を収納できる商品
収納棚に関する。
【0002】
【従来の技術】サーペンタイン式商品ラックの商品通路
に商品を案内する装置を備えた自動販売機の商品収納棚
としては、たとえば、特公平1−42037号公報に開
示されている。この商品案内装置は、投入する商品を転
動可能に案内する傾斜した案内受板と、この案内受板上
にて幅方向にスライド移動自在に設けられ、前記投入口
の幅を規制する規制部材と、この規制部材の後部に連結
され商品通路内に延在して商品通路幅を規制する案内側
板とを備えている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の商品案内装置の規制部材は、その一方側の面のみで
投入口の幅を規制するものであるから、他方側の面に
は、前記一方側の面に凹凸部をなくすとともに、怪我を
防止するための折り返し部等による凹凸部が形成されて
いる。したがって、多種多様な寸法の商品を効率良く収
納するために、当該規制部材の他方側の面を商品通路と
して利用しようとすると、この凹凸部に商品が引っかか
り、商品の投入姿勢を乱して通路内で商品詰まりが起こ
ってしまうという課題があった。
【0004】また、薄い通路幅調整板によって商品通路
幅を容易に調節でき、簡易かつ薄型構造の自動販売機の
商品収納棚の提供が望まれていた。
【0005】この発明は、上記に鑑みてなされたもので
あって、商品投入口をなすトップトレイ上に配置された
トップガイドの両側に商品通路を形成できるとともに、
商品収納棚内に配設された通路幅調整板の位置を容易に
設定変更できる商品案内装置を備えた自動販売機の商品
収納棚を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、この発明の請求項1にかかる自動販売機の商品収
納棚は、対向して立設された一対の側板と、高さ方向に
蛇行する商品通路を形成するために前記側板の間であっ
て奥行き方向の前後に対向して配設された複数のセグメ
ントと、前記側板と平行に配置され、前記セグメントの
幅方向に販売商品の寸法に応じて複数設けた係合穴のう
ちの一部の係合穴に係合させることによって前記商品通
路を区画する通路幅調整板と、投入する商品を転動可能
に案内する傾斜したトップトレイと、当該トップトレイ
上に幅方向に移動自在に垂設され、当該トップトレイ上
を両側面で区画して複数の商品通路を形成するととも
に、端部を前記通路幅調整板と連結し、かつ、当該通路
幅調整板を上下方向および幅方向に移動可能に形成した
トップガイドとを有する商品案内装置とを備えたもので
ある。
【0007】通路幅調整板と連結したトップガイドの端
部を持ち上げることによって当該通路幅調整板を持ち上
げ、設定すべき通路幅に対応するセグメントの係合穴に
位置するように水平方向にスライドさせてから、トップ
ガイドの端部を離せば、当該通路幅調整板が係合穴に差
し込まれ、通路幅の設定が容易に完了する。
【0008】このように、トップトレイ上およびセグメ
ント間の通路幅を設定することによって多様化した商品
を容易に収納・販売できるとともに、トップガイドの両
側から商品を投入することによって通路幅調整板の両側
に商品を収納できるので、収納効率をアップすることが
できる。
【0009】また、この発明の請求項2にかかる自動販
売機の商品収納棚は、トップトレイは販売商品の寸法に
応じた複数の係合穴を幅方向に備え、トップガイドは前
記係合穴と係合する係合爪を底部に備えるとともに、通
路幅調整板を係止する受け部を端部に備えたものであ
る。これにより、簡易な構造によってトップガイドをト
ップトレイ上に位置決めでき、通路幅調整板を連結でき
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明にかかる自動販売
機の商品収納棚の実施の形態につき図面を参照しつつ詳
細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が
限定されるものではない。
【0011】図1は、この発明の実施の形態にかかる商
品案内装置を示す正面斜視図、図2は、商品案内装置を
示す背面斜視図、図3は、トップガイドを示す側面図、
図4は、トップガイドを示す平面図、図5は、トップガ
イドを示す背面図である。
【0012】また、図6および図7は、商品案内装置に
よって通路幅調整板を持ち上げる過程を示す説明図、図
8および図9は、径の異なる商品を投入するために配設
位置を変更した商品案内装置によって通路幅調整板を持
ち上げる過程を示す説明図である。
【0013】また、図10は、自動販売機の商品収納棚
を示す斜視図、図11は、前方のセグメントを取り外し
た状態の自動販売機の商品収納棚を示す斜視図、図12
は、通路幅調整板を示す斜視図、図13は、通路幅調整
板を取り付けた状態を示す要部斜視図である。
【0014】図1〜図5に示す商品案内装置7は、自動
販売機の奥に配置された商品収納棚における通路幅調整
板4(図6等を参照)の配設位置を設定操作するととも
に、商品の収納時に当該商品を案内するためのものであ
る。なお、商品通路内に商品を最大数収納したときに、
さらにいくつかの商品を収容するための収容棚として機
能させることもできる。
【0015】この商品案内装置7は、奥行き方向に向か
って下方に傾斜するように側板1に設置されるトップト
レイ8と、このトップトレイ8の幅を後述する商品収納
棚内の通路幅と同一サイズに区画するために、当該トッ
プトレイ8上に着脱自在に立設されたトップガイド9と
を備えている。
【0016】トップトレイ8に設けられた係合穴8a
は、トップガイド9の係合爪9eを係合させるために、
設定すべき通路幅に対応して複数穿設されている。トッ
プトレイ8のカール部8bには、トップガイド9のカー
ル部9bが回動自在にはめ込まれている。
【0017】すなわち、トップガイド9をこのカール部
9bを回動中心としてトップトレイ8に対して回動させ
ることにより、受け部9aを持ち上げ、これと係止部4
dで係合した通路幅調整板4を持ち上げることができる
ようになっている。また、通路幅調整板4を持ち上げた
状態で、トップガイド9を左右いずれかにスライドさせ
た後、係合爪9eを係合穴8aに係合させることで、通
路幅調整板4の位置を設定することができるようになっ
ている。
【0018】また、トップガイド9は、水平部9dを有
したガイド板9cと、ガイド板9fとを凹部9gにて溶
接してなり、折り返し部9hが商品通路側に突出しない
ように内方に形成されている。このようにトップガイド
9の両面に凸部をなくすことで、商品の案内・収納時に
怪我を防止できるとともに、商品の姿勢を乱したり、傷
にしたりすることを防止できるように構成してある。係
合片8c,8dは、側板1の適宜位置に設けられたスル
ーピン2に係合させるためのものである。
【0019】つぎに、本発明を適用する商品収納棚の全
体構成について説明する。図10および図11に示すよ
うに、左右一対の側板1は、商品通路を形成するために
立設されたものであり、多数のスルーピン2が水平に架
け渡されている。また、このスルーピン2には、蛇行し
た商品通路を形成するために湾曲状に形成された複数の
セグメント3が揺動自在に配設されている。
【0020】このセグメント3の下端部付近には、後述
する通路幅調整板4の係止部4aを差し込んで係止する
ための係止穴3aが、調整すべき通路幅に対応して水平
方向に複数個設けられている。この係止穴3aは、図1
3に示すように、ほぼ逆三角形状に穿設され、上方から
差し込まれる通路幅調整板4の係止部4aの位置決めが
容易になるように形成してある。なお、セグメント3の
上端部付近にも同一形状の係止穴が設けられているが、
これはセグメント3を上下いずれの向きであっても配設
できるように、上下対称形状に形成したからである。
【0021】つぎに、通路幅調整板4について説明す
る。通路幅調整板4は、商品通路を左右に2分割するた
めに設けられたものであり、たとえば、特殊亜鉛鋼板に
て形成されている。この通路幅調整板4は、図12に示
すように、上端部付近に設けられた長穴4bにスルーピ
ン2が挿通されて上下方向に移動可能に形成されている
とともに、カール部4cにスルーピン2が挿通されて水
平方向にも移動可能に形成されている。
【0022】すなわち、通路幅調整板4は、カール部4
cを備え補強部材としても機能する連結板5を可動側板
6,6で相対移動可能に挟持し、薄く(たとえば、2m
m以内の厚み)形成してある。この構造によって、カー
ル部4cにスルーピン2が挿通された状態であっても、
通路幅調整板4(一体となった2枚の可動側板6)が上
下に移動できるようになっている。
【0023】なお、上述した商品収納棚の下部には、図
示しない商品搬出装置や商品出口調整板等が配設される
ようになっている。
【0024】つぎに、通路幅調整板4の位置決め動作に
ついて説明する。商品収納棚が自動販売機の前側に配置
され、通路幅調整板4の上部を把持できる場合には、当
該部分を把持して持ち上げ、設定すべき通路幅に対応す
るセグメント3の係止穴3aに通路幅調整板4の係止部
4aが位置するように水平方向にスライドさせ、把持し
ていた通路幅調整板4を離せば、当該各係止部4aが係
止穴3aに順次差し込まれ、通路幅の設定が完了する。
【0025】一方、商品収納棚が自動販売機の奥側に配
置され、通路幅調整板4の上部を把持できない場合に
は、上記動作を商品案内装置7のトップガイド9で行
う。すなわち、図6および図7に示すように、トップガ
イド9をカール部9bを回動中心としてトップトレイ8
に対して回動させることにより、受け部9aを持ち上
げ、これと係止部4dで係合した通路幅調整板4を持ち
上げる。
【0026】そして、通路幅調整板4を持ち上げた状態
で、トップガイド9を左右いずれかにスライドさせた
後、係合爪9eを係合穴8aに係合させることで、各係
止部4aが係止穴3aに差し込まれ、通路幅の設定が完
了する。なお、径の異なる商品を投入するために商品案
内装置7の配設位置を変更した場合も、図8および図9
に示すように、設定操作は同様である。
【0027】なお、上述した手順にて、通路幅調整板4
で商品通路を2等分することによって、当該通路幅調整
板4の両側にいわゆるハーフサイズの商品を収納できる
が、通路幅調整板4を側板1に当接するように最端部に
位置させることで、いわゆるロングサイズの商品を収納
することもできる。
【0028】以上のように、この実施の形態にかかる自
動販売機の商品収納棚によれば、簡易な構造によって、
トップトレイ8上に配置されたトップガイド9の両側
に、商品寸法に応じた幅の商品通路を形成できるととも
に、商品収納棚内に配設された通路幅調整板4の位置を
容易に設定変更できる。したがって、商品の収納効率を
アップすることができる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、この発明にかかる
自動販売機の商品収納棚(請求項1)によれば、対向し
て立設された一対の側板と、高さ方向に蛇行する商品通
路を形成するために前記側板の間であって奥行き方向の
前後に対向して配設された複数のセグメントと、前記側
板と平行に配置され、前記セグメントの幅方向に販売商
品の寸法に応じて複数設けた係合穴のうちの一部の係合
穴に係合させることによって前記商品通路を区画する通
路幅調整板と、投入する商品を転動可能に案内する傾斜
したトップトレイと、当該トップトレイ上に幅方向に移
動自在に垂設され、当該トップトレイ上を両側面で区画
して複数の商品通路を形成するとともに、端部を前記通
路幅調整板と連結し、かつ、当該通路幅調整板を上下方
向および幅方向に移動可能に形成したトップガイドとを
有する商品案内装置とを備えたので、前記トップトレイ
上およびセグメント間の通路幅を設定することによって
多様化した商品を容易に収納・販売できるとともに、前
記トップガイドの両側から商品を投入することによって
前記通路幅調整板の両側に商品を収納でき、収納効率を
アップすることができる。
【0030】また、この発明にかかる自動販売機の商品
収納棚(請求項2)によれば、トップトレイは販売商品
の寸法に応じた複数の係合穴を幅方向に備え、トップガ
イドは前記係合穴と係合する係合爪を底部に備えるとと
もに、通路幅調整板を係止する受け部を端部に備えたの
で、簡易な構造によってトップガイドをトップトレイ上
に位置決めでき、通路幅調整板を連結できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態にかかる商品案内装置を
示す正面斜視図である。
【図2】商品案内装置を示す背面斜視図である。
【図3】トップガイドを示す側面図である。
【図4】トップガイドを示す平面図である。
【図5】トップガイドを示す背面図である。
【図6】商品案内装置によって通路幅調整板を持ち上げ
る過程を示す説明図である。
【図7】商品案内装置によって通路幅調整板を持ち上げ
る過程を示す説明図である。
【図8】径の異なる商品を投入するために配設位置を変
更した商品案内装置によって通路幅調整板を持ち上げる
過程を示す説明図である。
【図9】径の異なる商品を投入するために配設位置を変
更した商品案内装置によって通路幅調整板を持ち上げる
過程を示す説明図である。
【図10】自動販売機の商品収納棚を示す斜視図であ
る。
【図11】前方のセグメントを取り外した状態の自動販
売機の商品収納棚を示す斜視図である。
【図12】通路幅調整板を示す斜視図である。
【図13】通路幅調整板を取り付けた状態を示す要部斜
視図である。
【符号の説明】
1 側板 2 スルーピン 3 セグメント 3a 係止穴 4 通路幅調整板 4a、4d 係止部 4b 長穴 4c カール部 5 連結板 6 可動側板 7 商品案内装置 8 トップトレイ 8a 係合穴 8b、9b カール部 8c、8d 係合片 9 トップガイド 9a 受け部 9c、9f ガイド板 9e 係合爪 9h 折り返し部 9g 凹部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向して立設された一対の側板と、 高さ方向に蛇行する商品通路を形成するために前記側板
    の間であって奥行き方向の前後に対向して配設された複
    数のセグメントと、 前記側板と平行に配置され、前記セグメントの幅方向に
    販売商品の寸法に応じて複数設けた係合穴のうちの一部
    の係合穴に係合させることによって前記商品通路を区画
    する通路幅調整板と、 投入する商品を転動可能に案内する傾斜したトップトレ
    イと、当該トップトレイ上に幅方向に移動自在に垂設さ
    れ、当該トップトレイ上を両側面で区画して複数の商品
    通路を形成するとともに、端部を前記通路幅調整板と連
    結し、かつ、当該通路幅調整板を上下方向および幅方向
    に移動可能に形成したトップガイドとを有する商品案内
    装置と、 を備えた自動販売機の商品収納棚。
  2. 【請求項2】 トップトレイは販売商品の寸法に応じた
    複数の係合穴を幅方向に備え、 トップガイドは前記係合穴と係合する係合爪を底部に備
    えるとともに、通路幅調整板を係止する受け部を端部に
    備えたことを特徴とする請求項1に記載の自動販売機の
    商品収納棚。
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