JP2001312318A - 複数電源回路を備えた電子制御装置 - Google Patents

複数電源回路を備えた電子制御装置

Info

Publication number
JP2001312318A
JP2001312318A JP2000130802A JP2000130802A JP2001312318A JP 2001312318 A JP2001312318 A JP 2001312318A JP 2000130802 A JP2000130802 A JP 2000130802A JP 2000130802 A JP2000130802 A JP 2000130802A JP 2001312318 A JP2001312318 A JP 2001312318A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power supply
circuit
microcomputer
potential
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000130802A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3646621B2 (ja
Inventor
Hideki Kabune
秀樹 株根
Hajime Kumabe
肇 隈部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2000130802A priority Critical patent/JP3646621B2/ja
Priority to US09/824,709 priority patent/US7085947B2/en
Priority to EP01109603A priority patent/EP1152321A3/en
Publication of JP2001312318A publication Critical patent/JP2001312318A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3646621B2 publication Critical patent/JP3646621B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F1/00Details not covered by groups G06F3/00 - G06F13/00 and G06F21/00
    • G06F1/24Resetting means
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F1/00Details not covered by groups G06F3/00 - G06F13/00 and G06F21/00
    • G06F1/26Power supply means, e.g. regulation thereof
    • G06F1/263Arrangements for using multiple switchable power supplies, e.g. battery and AC
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F1/00Details not covered by groups G06F3/00 - G06F13/00 and G06F21/00
    • G06F1/26Power supply means, e.g. regulation thereof
    • G06F1/28Supervision thereof, e.g. detecting power-supply failure by out of limits supervision
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F1/00Details not covered by groups G06F3/00 - G06F13/00 and G06F21/00
    • G06F1/26Power supply means, e.g. regulation thereof
    • G06F1/30Means for acting in the event of power-supply failure or interruption, e.g. power-supply fluctuations
    • G06F1/305Means for acting in the event of power-supply failure or interruption, e.g. power-supply fluctuations in the event of power-supply fluctuations

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数種の電源を形成するワンチップマイクロ
コンピュータを使用した回路において、マイクロコンピ
ュータの動作保証が行えるようにする。 【解決手段】 2電源回路において、各電源を形成する
電源出力回路82aのそれぞれに、電源出力回路82a
の出力電圧が所定範囲にあるかを検出する電圧異常検出
回路310を設けると共に、電源出力回路82aに流れ
る電流が過電流になっていたり、低電流になっていたり
することを検出する電流異常検出回路320を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の電源種類を
形成する複数電源回路を備えた電子制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ICの集積化、高速化が急速に進
み、それに伴い電源電圧が低電圧化している。しかしな
がら、自動車などのノイズ環境が厳しい製品はノイズマ
ージンの面からペリフェラル回路部が低電圧化できな
い。
【0003】このため、ペリフェラル回路部は高電圧、
CPU部等は図12に示すように低電圧となるような、
集積化とノイズマージンの両立化させた2電源回路を使
用することが多くなっている。
【0004】また、発振回路等の放射電磁波ノイズ低減
化、A/Dコンバータ回路等の高精度化が必要な回路部
についても個別に電源ラインを設けることが多くなって
いる。
【0005】このような複数の電源ラインを有するワン
チップマイクロコンピュータを使用する場合、電源ライ
ン異常時にマイクロコンピュータの動作保証が行えなく
なったり、電源立ち上げ時や電源立ち下げ時にマイクロ
コンピュータの動作が不定となったりするという問題が
ある。
【0006】図10に、従来使用されている2電源回路
の回路構成を示し、上記問題について説明する。
【0007】まず、電源ライン異常時におけるマイクロ
コンピュータの動作保証に関する問題について説明す
る。
【0008】図10に示す2電源回路においては、入力
端子601を介して入力される外部からの入力電圧VS
に基づき、2つの電源出力回路600a、600bによ
って高電圧電源と低電圧電源の2種類の電源を形成して
いる。具体的には、2電源回路は、高電圧側の出力端子
602から電位Vo1(例えば5V)を出力すると共
に、低電圧側の出力端子603である電位Vo2(例え
ば3.3V)を出力するように構成されている。
【0009】高電圧側の電源出力回路600aにおいて
は、抵抗604〜606によって抵抗分割された電位と
定電圧回路607が形成する基準電位とに基づいてアン
プ608の出力を調整し、PNPトランジスタ609に
流れる電流を制御することで出力端子602の電位が電
位Vo1となるようにしている。
【0010】また、低電圧側の電源出力回路600bに
おいては、抵抗610、611によって抵抗分割された
電位と定電圧回路607が形成する基準電位とに基づい
てアンプ612の出力を調整し、PNPトランジスタ6
13に流れる電流を制御することで出力端子603の電
位が電位Vo2となるようにしている。
【0011】そして、これらのうち高電圧側の出力端子
602をペリフェラル回路部の電源端子として用い、低
電圧側の出力端子603をマイクロコンピュータの電源
端子として用いているようにしてる。
【0012】このような回路構成において、出力電圧が
低電圧異常である場合や高電圧異常である場合を監視し
たり、第1、第2電源出力回路600a、600bでの
過電流の発生を監視したりしている。
【0013】例えば、低電圧異常については、出力端子
602に印加される電圧を抵抗604〜606によって
抵抗分割した電位と定電圧回路607が形成する参照電
圧とをコンパレータ614で比較することによって監視
している。すなわち、抵抗分割した電位が参照電圧より
も小さくなると、コンパレータ614からHiレベルが
出力され、NPNトランジスタ615がオンになってコ
ンパレータ616からHiレベルが出力されると共に、
NPNトランジスタ617がオンになってリセット端子
618の電位がLowレベルになる。このLowレベル
出力をリセット信号として、低電圧異常が検出される。
【0014】また、高電圧異常については、各出力端子
602、603に対して電位固定用のツェナーダイオー
ド619、620を接続することで、出力端子602、
603の電圧が高電圧にならないようにしている。
【0015】さらに、過電流については、各出力端子6
02、603に接続されるラインに抵抗621、622
を配置すると共に、これらの抵抗621、622に対し
て電流リミット回路623、624を並列接続すること
で、電流リミット回路623、624によって検出でき
るようにしている。
【0016】しかしながら、図10に示す従来の2電源
回路では、高電圧側となる第1電源出力回路600aに
ついてのみ低電圧検出を行っており、低電圧側となる第
2電源出力回路600bについては低電圧検出を行って
いない。このため、低電圧側の出力端子603の電位が
マイクロコンピュータの動作保証電位以上になっている
か否か検出することができず、マイクロコンピュータの
動作が保証できなくなるのである。
【0017】次に、図10に示す2電源回路の電源の立
ち上げ時及び立ち下げ時におけるマイクロコンピュータ
の不定状態に関する問題について説明する。図11に、
電源の立ち上げ時及び立ち下げ時における各部の電圧波
形を示す。
【0018】従来の2電源回路においては、すべての電
源を同時に立ち上げるようにしている。そして、出力端
子602の電位がリセットレベルを超えると、マイクロ
コンピュータのウォームアップ時間を待ってマイクロコ
ンピュータのリセット状態を解除し、出力端子602の
電位がリセットレベルを下回るとリセット状態としてい
る。
【0019】このようにすべての電源が同時に立ち上げ
られる場合、図10に示す外部平滑コンデンサCo1、
Co2消費電流及びカレットリミッタ値の影響等との兼
ね合いで、必ずしもマイクロコンピュータ内部リセット
制御回路の電源となる低電圧側の電源が高電圧側より先
に立ち上がらない。通常の場合には、図11に示すよう
に、電源電圧VSの印加に伴って高電圧側となる第1電
源出力回路600aの電源が立ち上がったあと、低電圧
側となる第2電源出力回路600bの電源が立ち上がる
ことになる。
【0020】また、電源立ち下げ時においても同様であ
り、必ずしも第2電源出力回路600bの電源が第1電
源出力回路600aより後に立ち下がらない場合があ
る。
【0021】これらのような場合、マイクロコンピュー
タ内部のリセット状態が不定となり、マイクロコンピュ
ータが暴走したり若しくはI/O出力が不定となり、電
子制御装置内の回路が誤作動する可能性がある。
【0022】従って、このようなワンチップマイクロコ
ンピュータをABS(アンチスキッドブレーキシステ
ム)に使用すると、ブレーキ機能の低下を招く可能性が
ある。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記点に鑑み
て成され、複数種の電源を形成するワンチップマイクロ
コンピュータを使用した回路において、マイクロコンピ
ュータの動作保証が行えるようにすることを目的とす
る。
【0024】また、電源立ち上げ時や電源ライン異常時
においても動作が確実に安全側となる回路構成を提供す
ることも目的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明では、複数の異なる電位の複
数電源を形成する複数電源回路(82)を備え、複数電
源のいずれかをマイクロコンピュータ(60)の電源と
して用いており、複数電源がそれぞれ規定された範囲の
電位になっているか否かを検出し、いずれか1つでも規
定された範囲の電位になっていないことが検出される
と、マイクロコンピュータをリセット状態にすることを
特徴としている。
【0026】このように、複数電源のいずれか1つでも
規定された範囲の電位になっていないことが検出される
とマイクロコンピュータがリセット状態にされるように
することで、電源ライン異常時においても動作が確実に
安全側となるようにすることができる。
【0027】請求項2に記載の発明では、第1の電位
(Vcc1)を出力する第1電源出力回路(82a)
と、第1の電位よりも低電圧となる第2の電位(Vcc
2)を出力する第2電源出力回路(82b)とを備え、
第1電源出力回路が出力する第1の電位をマイクロコン
ピュータ(60)のペリフェラル回路部及びアナログデ
ジタル変換回路部に印加し、第2電源出力回路が出力す
る第2の電位を前記マイクロコンピュータのリセット制
御部、発振回路部及びCPU部に印加するように構成し
た電子制御装置において、第1の電位が規定された電位
よりも低電圧であることを検出する第1電圧異常検出回
路(310)と、第2の電位が規定された電位よりも低
電圧であることを検出する第2電圧異常検出回路とを備
え、第1電圧異常検出回路と第2電圧異常検出回路のい
ずれかで低電圧であることが検出されると、マイクロコ
ンピュータをリセット状態にすることを特徴としてい
る。
【0028】このように、第1電圧異常検出回路と第2
電圧異常検出回路のいずれかで低電圧であることが検出
されると、マイクロコンピュータをリセット状態にする
ことにより、マイクロコンピュータの動作保証を行うこ
とができる。
【0029】請求項3に記載の発明においては、第1電
源出力回路に流れる電流が規定された範囲外であること
を検出する第1電流異常検出部(320)と、第2電源
出力回路に流れる電流が規定された範囲外であることを
検出する第2電流異常検出部とを備え、第1電流異常検
出回路と第2電流異常検出回路のいずれかで第1電源出
力回路若しくは第2電源出力回路に流れる電流が規定さ
れた範囲外であることが検出されると、マイクロコンピ
ュータをリセット状態にすることを特徴としている。
【0030】これにより、第1、第2電源出力回路にお
ける過電流異常、低電流異常を検出することが可能とな
る。そして、低電流異常の検出が行えるため、マイクロ
コンピュータに接続される電源ラインの断線や接続がO
PEN状態になっていることの検出も行うことができ
る。
【0031】請求項4に記載の発明においては、複数の
異なる電位の電源を形成する複数電源回路(82)を備
え、複数の電源のいずれかをマイクロコンピュータ(6
0)の電源として用いており、複数の電源のうちマイク
ロコンピュータ内のリセット制御部の電源が、他の電源
よりも先に立ち上がるように構成されていることを特徴
としている。
【0032】このように、マイクロコンピュータ内のリ
セット制御部の電源が他の電源よりも先に立ちあがるよ
うにすることにより、電源立ち上げ時においてマイクロ
コンピュータが暴走したり、I/O出力が不定になるこ
とを防止できる。
【0033】請求項5に記載の発明においては、マイク
ロコンピュータ内のリセット制御部の電源が、他の電源
よりも後に立ち下がることを特徴としている。
【0034】このように、マイクロコンピュータの電源
が他の電源よりも後に立ち下がるようにすることで、電
源立ち下げ時においてマイクロコンピュータが暴走した
り、I/O出力が不定になることを防止できる。
【0035】請求項6に記載の発明においては、複数の
異なる電位の複数電源を形成する複数電源回路(82)
と、複数電源の立ち下げ時に、複数電源がそれぞれ規定
された電位になったことを検出する手段(501、50
5)を有し、複数電源のいずれかをマイクロコンピュー
タ(60)の電源として用いており、複数電源のいずれ
か1つでも規定された電位になったことが検出される
と、マイクロコンピュータをリセット状態にすることを
特徴としている。
【0036】このように、電源の立ち下げ時において複
数電源のいずれかでも規定された電位になったことが検
出されると、マイクロコンピュータをリセット状態にす
るようにすれば、電源立ち下げ時においてマイクロコン
ピュータが暴走したり、I/O出力が不定になることを
防止できる。
【0037】なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述
する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すも
のである。
【0038】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)本実施形態で
は、集積回路として、ABS(アンチスキッドブレーキ
システム)制御用ECUに本発明の一実施形態を適用す
る場合について説明する。
【0039】まず、図1に、ABS制御用ECUによっ
て制御されるABS制御装置の概略構成図を示し、AB
S制御装置の構成について説明する。
【0040】図1に示すように、FR輪1、FL輪2、
RR輪3及びRR輪4のそれぞれには、電磁ピックアッ
プ式、磁気抵抗効果素子(MRE)式、若しくはホール
素子式の車輪速度センサ5〜8が配置されている。これ
ら各車輪速度センサ5〜8は各車輪1〜4の回転に応じ
たパルス信号を発生させる。
【0041】また、各車輪1〜4のそれぞれには、ホイ
ールシリンダ11〜14が配設されている。マスタシリ
ンダ16がブレーキペダル27の踏み込みに応じてブレ
ーキ液圧を発生させると、2位置弁(増圧制御弁)21
〜24及び油圧管路を介して各ホイールシリンダ11〜
14に圧送されるようになっている。なお、ブレーキペ
ダル27の踏み込み状態はストップスイッチ29によっ
て検出されるようになっている。
【0042】さらに、ホイールシリンダ11、14は2
位置弁(減圧制御弁)31、34を介してリザーバ37
に接続されており、ホイールシリンダ12、13は2位
置弁(減圧制御弁)32、33を介してリザーバ39に
接続されている。
【0043】なお、2位置弁21〜24及び31〜34
は、連通位置と遮断位置とを有するソレノイド駆動式2
位置弁で構成されており、ソレノイドへの通電により連
通位置と遮断位置とを切換えられるように構成されてい
る。
【0044】一方、2位置弁21〜24の上下流はバイ
パス管路41〜44によって接続されている。これらの
バイパス管路41〜44には逆止弁41a〜44aが備
えられ、ホイールシリンダ11〜14からマスタシリン
ダ16へ向かう圧油のみがバイパス管路41〜44を介
して流通できるようになっている。
【0045】リザーバ37、39は、図示しないモータ
によって駆動されるポンプ45a、45b及び逆止弁4
7、49を介した油圧管路で接続されており、リザーバ
37、39からマスタシリンダ16へ向かう圧油の流動
のみが許容されている。
【0046】車輪速度センサ5〜8及びストップスイッ
チ29の検出信号は、ABS制御用ECU50に入力さ
れている。ABS制御用ECU50は、上記検出信号に
基づいて、各2位置弁21〜24及び31〜34の制御
信号やポンプ45a、45bの駆動を行うモータの制御
信号等を発生させる。この制御信号に基づいて各2位置
弁21〜24及び31〜34やモータを制御し、ABS
制御等を行うようになっている。
【0047】図2に、ABS制御用ECU50の内部構
造を表すブロック図を示す。この図に示されるように、
ABS制御用ECU50には、マイクロコンピュータ6
0、周辺IC70、ソレノイド駆動ドライバ90、及び
半導体リレー部100等からなる複数のチップが備えら
れている。
【0048】以下、ABS制御用ECU50の各構成要
素の詳細を説明するが、図2中に示した各矢印は、実線
で示したものが制御系のライン、破線で示したものが監
視系のライン、一点鎖線で示したものが禁止、遮断系の
ラインを示すものとする。なお、制御系のラインとは、
矢印の先端の要素を矢印の後端の要素からの信号に基づ
いて制御することを意味する。また、監視系のラインと
は、矢印の先端の要素が矢印の後端の要素からの信号に
基づいて所定の要素が故障等していないか否か監視する
ことを意味する。また、禁止、遮断系のラインとは、矢
印の先端の要素が矢印の後端の要素からの禁止、遮断信
号に基づいて所定の要素の駆動を禁止、遮断することを
意味する。
【0049】まず、マイクロコンピュータ60について
説明する。マイクロコンピュータ60は、入力部61、
演算部62、出力部63を備えており、入力部61に車
輪速信号等の各種情報が入力されると、この入力された
各種情報に基づいて演算部62がABS制御等に用いら
れる各種演算を行い、出力部63より演算結果に基づく
ABS制御信号、すなわちソレノイド駆動やモータ駆動
信号を発生させるように構成されている。また、マイク
ロコンピュータ60にはシリアル通信部64が備えられ
ており、演算部62での演算によって得られた各種信号
(例えばABS制御中を示すABS制御信号)が入力さ
れると、これら各種信号をシリアル化し、シリアル信号
として周辺IC70に送信している。
【0050】次に、周辺IC70について説明する。周
辺IC70には、車輪速度入力バッファ71、スイッチ
(以下、SWという)信号入力バッファ72、シリアル
通信バッファ73、シリアル通信監視部74、内部発振
回路75、ウォッチドック(以下、WDという)監視部
76、リセット制御部77、駆動禁止信号発生部78、
リレー駆動部79、ランプ駆動回路80、過熱保護回路
81、電源監視部82、電源出力回路83、信号入出力
バッファ84及び温度監視部85が備えられている。こ
れら各要素が1チップに集積され、周辺IC70が構成
されている。
【0051】車輪速入力バッファ71では、図1に示し
た車輪速度センサ5〜8から送られてくる信号を矩形波
に修正する波形整形を行っている。この車輪速入力バッ
ファ71によって波形整形された車輪速度信号がマイク
ロコンピュータ60に入力され、マイクロコンピュータ
60が車輪速度や推定車体速度等のABS制御に用いる
各種演算を行うようになっている。また、車輪速入力バ
ッファ71では、車輪速度センサ5〜8とABS制御用
ECUとを接続する配線の断線検出も行っており、断線
検出が成されるとシリアル通信バッファ73に断線した
ことを示す断線信号を送るようになっている。
【0052】SW信号入力バッファ72では、図1に示
すストップスイッチ29のオン、オフ信号や、2位置弁
21〜24、31〜34のソレノイドへの通電が行われ
たか否かが判る信号(例えば、ソレノイドにかかる電圧
値)のモニタリングを行っている。これにより、ブレー
キペダル27の踏み込みが成されているか否かのオン、
オフ信号や、ソレノイドへの通電が行われているか否か
のオン、オフ信号が出力されるようになっている。
【0053】シリアル通信バッファ73では、車輪速入
力バッファ71からの断線信号やSW信号入力バッファ
72からのオン、オフの信号等をシリアル化し、シリア
ル信号としてマイクロコンピュータ60への送信を行っ
ている。上述したマイクロコンピュータ60からのシリ
アル信号は、このシリアル通信バッファ73に送られる
ようになっている。
【0054】シリアル信号監視部74では、シリアル通
信バッファ73からのシリアル信号に基づいてマイクロ
コンピュータ60の監視を行う。具体的には、車輪速入
力バッファ71及びSW信号入力バッファ72からの信
号等に基づいてマイクロコンピュータ60が演算した結
果をシリアル通信バッファ73で受信し、その信号が適
正な信号であるか否かの監視を行う。例えば、SW信号
入力バッファ72からストップスイッチ29が踏み込ま
れていないというオフ信号が送られてきているにも関わ
らず、シリアル通信部64からABS制御中という信号
が送られてきた場合には、マイクロコンピュータ60か
らのシリアル信号が適正ではないと判定するようになっ
ている。そして、マイクロコンピュータ60からのシリ
アル信号が適正ではない場合には、後述するリセット制
御部77にリセット信号を出力する若しくは、駆動禁止
信号発生回路78に禁止信号を送るようになっている。
【0055】内部発信部75では、シリアル信号監視部
74やWD監視部76等に使用される内部クロックを形
成している。この内部発振回路75では、タイミングが
異なる複数種のクロック信号を生成しており、シリアル
信号監視部74やWD監視部76では、監視用信号とし
て相応しいタイミングのクロック信号を選択して、各監
視を行っている。
【0056】WD監視部76では、マイクロコンピュー
タ60から送られてくる演算周期等のデータに基づい
て、マイクロコンピュータ60での演算が適正に成され
ているか否かの監視を行っている。例えば、演算適正に
行われていれば、WD監視信号が交互に反転した信号と
して得られるため、このWD監視信号が交互に反転した
信号となっていなければマイクロコンピュータ60での
演算が適正な周期で行われていないと判定するようにな
っている。そして、マイクロコンピュータ60での演算
が適正ない周期で行われていない場合には、後述するリ
セット制御部77にリセット信号を出力する若しくは、
駆動禁止信号発生回路78に禁止信号を送るようになっ
ている。
【0057】リセット制御部77では、初期化の際、若
しくはシリアル信号監視部74やWD監視部76、及び
後述する電源監視部83からのリセット信号が入力され
ると、マイクロコンピュータ60にリセット信号を送る
ようになっている。このリセット信号を受け取ると、マ
イクロコンピュータ60は、マイクロコンピュータ60
内の各値を予め規定されたリセット状態のモードにす
る。例えば、マイクロコンピュータ60での演算等をす
べてストップさせる。また、このリセット信号は、シリ
アル通信バッファ73やシリアル信号監視部74にも送
られるようになっており、このリセット信号に基づいて
初期化等が行われる。
【0058】駆動禁止信号発生部78では、シリアル信
号監視部74、WD監視部76、後述する過熱保護回路
81及び電源監視部83からの禁止信号に基づき、リレ
ー駆動部79にソレノイド駆動禁止信号やモータ駆動禁
止信号を送ると共に、マイクロコンピュータ60を介さ
ずに直接ソレノイド駆動ドライバ90に駆動禁止信号を
送る。このため、駆動禁止信号発生部78からソレノイ
ド駆動禁止信号が送られると、マイクロコンピュータ6
0が作動していてもソレノイド駆動が禁止される。
【0059】リレー駆動部79では、マイクロコンピュ
ータ60からのソレノイド駆動信号やモータ駆動信号に
基づき、半導体リレー部100のスイッチングを制御
し、ソレノイドやポンプ45a、45bの駆動を行うモ
ータへの通電を制御する。そして、駆動禁止信号発生部
78や後述するソレノイド駆動ドライバ90の出力監視
部92からのソレノイド駆動禁止信号やモータ駆動禁止
信号が入力されると、リレー駆動部79は半導体リレー
部100によってソレノイドへの通電やモータへの通電
をストップさせるようになっている。
【0060】ランプ駆動部80では、通常時にはマイク
ロコンピュータ60からのABS制御中信号に基づいて
ABS制御の作動状態を出力しているが、リセット制御
部77からのリセット信号、若しくは駆動禁止信号発生
部78からのソレノイド駆動禁止信号やモータ駆動禁止
信号が入力されると、ABS制御が非作動となることを
出力する。このランプ駆動部80からの信号を受けて、
図示しないランプが点灯し、ABS制御の作動状態が確
認できる。
【0061】過熱保護回路部81では、周辺回路70を
構成するチップが異常な温度になることを防止すべく、
チップが所定温度に達したことを検出し、チップが所定
温度以上になると駆動禁止信号発生部78に禁止信号を
発生させると共に、それ以上の温度上昇を防止するため
に、マイクロコンピュータ60への電圧供給を止めるよ
うになっている。
【0062】電源出力回路82は、被監視ブロックに相
当し、集積回路50外に配置された外部電源との接続が
成される電源端子(第1の電源端子)101及び接地端
子(第1の接地端子)103に接続されている。この電
源出力回路82では、電源端子101に印加される電圧
に基づいて、所望の値(例えば、5V、3.3V)の電
圧を出力するようになっている。この電源出力回路82
の出力電圧が、マイクロコンピュータ60、周辺IC7
0、ソレノイド駆動ドライバ90等の電源電圧として用
いられる。なお、この電源出力回路82の詳細について
は後述する。
【0063】電源監視部83は、監視ブロックに相当
し、電源出力回路82が接続される電源端子101とは
別の電源端子(第2の電源端子)105及び接地端子
(第2の電源端子)107に接続されている。電源監視
部83では、電源出力回路82の出力電圧が所望の値に
なっているか否かの監視を行うと共に、電源出力回路8
2に印加される電圧が過電圧になっていないか否かの監
視を行う。例えば、電源出力回路82の出力電圧が所望
の値に満たない場合にはリセット制御部77にリセット
信号が送られ、所望の値よりも高い場合には駆動禁止信
号発生部78に禁止信号が送られるようになっている。
また、電源出勅回路82に印加される電圧が過電圧であ
る場合には、駆動禁止信号発生部78に禁止信号を出力
すると共に、異常過熱を防止するため、マイクロコンピ
ュータ60への電圧供給を止めるようになっている。な
お、この電源監視部83についての詳細は後述する。
【0064】信号入出力バッファ84は、車が故障した
時のダイアグを調査するための端子84aに接続されて
おり、テスターを端子84aに接続することでマイクロ
コンピュータ60との通信が行えるようになっている。
また、この信号入出力バッファ84は、単なる出力バッ
ファ、例えば車両用スピードメータの車速を表示するた
めの信号(例えば、車輪速から演算された推定車体速度
に相当する信号)を出力させるバッファに使用すること
ができる。
【0065】温度監視部85では、常時、集積回路50
の温度検出を行っている。温度監視部85は、集積回路
50の温度に応じた信号を温度検出信号としてマイクロ
コンピュータ60に送るようになっている。この温度検
出信号に基づいてマイクロコンピュータ60では、検出
された温度に応じたABS制御の演算を行うようになっ
ている。
【0066】続いて、ソレノイド駆動ドライバ90につ
いて説明する。ソレノイド駆動ドライバ90は、ソレノ
イドに接続されたMOSトランジスタ91と、ソレノイ
ド(MOSトランジスタ91)への通電状態を監視する
出力監視部92と、MOSトランジスタ91のオン、オ
フ駆動を行うアンド回路93とを備えている。
【0067】MOSトランジスタ91は、図1に示す各
種制御弁21〜24、31〜34のそれぞれのソレノイ
ドに接続されており、このMOSトランジスタ91によ
ってソレノイドへの通電のスイッチングが成される。
【0068】出力監視部92は、各ソレノイド1つ1つ
に備えられ、各ソレノイドへのドライバ出力の監視を行
っている。例えば、MOSトランジスタ91のドレイン
電圧やドレイン電流に基づいてソレノイドへの通電状態
の監視を行う。これにより、例えば、ドレイン電流が過
電流になっていないか、ソレノイドへの通電用配線がオ
ープンになっていないか若しくはリークしていないか、
MOSトランジスタ91が高温になり過ぎていないか等
を検出する。これにより、ソレノイド駆動に適していな
い結果が得られた場合には、出力監視部92はリレー駆
動部79にソレノイド駆動禁止信号やモータ駆動禁止信
号を送ると共に、アンド回路93にもソレノイド駆動禁
止信号を送るようになっている。
【0069】アンド回路93には、マイクロコンピュー
タ60の出力信号、リレー駆動部79からの出力信号、
駆動禁止信号発生部78からの出力信号、出力監視部9
2からの出力信号が入力される。本実施形態の場合、リ
レー駆動部79からの出力信号、駆動禁止信号発生部7
8からの出力信号、出力監視部92からの出力信号は、
通常時にはLowレベルとなっているが、何らかの故障
が合った時にHiレベルとなり、アンド回路93の出力
がLowレベル、つまりMOSトランジスタ91をオフ
するようになっている。
【0070】このため、ソレノイド駆動ドライバ90
は、マイクロコンピュータ60や周辺IC70からの信
号に基づいてソレノイドへの通電を遮断できるだけでな
く、ソレノイド駆動ドライバ90自身に備えら得た出力
監視部92からの信号に基づいてソレノイドへの通電を
遮断できるようになっている。
【0071】半導体リレー部100においては、半導体
リレー100aでは、ソレノイドへの通電のスイッチン
グを行っており、半導体リレー100bでは、ポンプ4
5a、45bの駆動を行うモータへの通電のスイッチン
グを行っている。これら各半導体リレー100a、10
0bは、リレー駆動部79からの信号に基づいて制御さ
れ、通常時にはソレノイドやモータへの通電が可能とな
るように構成され、リレー駆動部79からソレノイド駆
動禁止信号やモータ駆動禁止信号を受けると、ソレノイ
ドやモータへの通電が行えなくなるように構成されてい
る。
【0072】続いて、電源出力回路82の詳細について
説明する。図2に示す電源出力回路82の詳細を表すブ
ロック図を図3に示す。
【0073】この図に示されるように、電源出力回路8
2は、電源出力Vcc1(例えば5V)を出力する第1
電源出力回路82aと、電源出力Vcc1よりも低電圧
となる電源出力Vcc2(例えば3.3V)を出力する
第2電源出力回路82bとを備えた2電源回路で構成さ
れている。
【0074】この電源出力回路82と他のブロックとの
具体的な回路構成を図4に示す。電源出力回路82及び
電源監視部83は、図中の第1、第2電源制御回路部2
01、202と第1、第2バンドギャップ基準電源回路
203、204によって構成されている。
【0075】これらのうちの第1、第2電源制御回路部
201、202に電源出力回路82が内蔵されている。
図5に、第1電源制御回路部201の具体的な回路構成
を示し、これら図4、図5に基づいて電源出力回路82
と電源監視部83の詳細について説明する。なお、第2
電源制御回路部202の回路構成は素子等の定数が異な
る以外は第1電源制御回路部201と同様であるため、
ここでは省略する。
【0076】図5に示すように、第1電源制御回路部2
01内に第1電源出力回路82aが備えられている。こ
の第1電源出力回路82aには、電源端子101を介し
て外部からの電源電圧VSが印加されるようになってお
り、この電源電圧VSと電源監視部83に備えられた第
1バンドギャップ基準電源回路203が形成する基準電
圧VBG1に基づいて、第1電源制御回路部201が電
圧Vcc1を出力するようになっている。具体的には、
抵抗301及び抵抗302の定数を調整することによ
り、抵抗301及び抵抗302によって抵抗分割された
電位と基準電圧VBG1とに基づいてアンプ303の出
力を調整し、PNPトランジスタ304に流れる電流を
制御することでVcc1端子が所望範囲の電位となるよ
うにしている。
【0077】また、第1電源制御回路部201には、電
源監視部83の一部を構成する電圧異常検出回路(第1
電圧異常検出回路)310が備えられている。この電圧
異常検出回路310により、Vcc1端子の電位と電源
監視部83に備えられた第2バンドギャップ基準電源回
路83bによって形成される基準電圧VBG2とが比較
され、正確に所望範囲の電圧になっているか否かが監視
される。すなわち、Vcc1端子の電位が所望の電位よ
りも高電位となる高電圧異常や、低電位となる低電圧異
常の検出が行われる。
【0078】具体的には、抵抗311〜313によって
抵抗分割された2部位の電位と第2バンドギャップ基準
電源回路204が形成する基準電圧VBG2とを2つの
コンパレータ314、315によって比較し、Vcc1
端子の電位が所望範囲になければ、電圧異常信号として
OR回路316からHiレベル出力がなされるようにな
っている。このOR回路316の出力が図4に示すDG
−V端子の出力に相当する。
【0079】さらに、第1電源制御回路部201には、
第1電源出力回路82aに流れる電流が所望範囲の電流
値にあるか否かを検出する電流異常検出回路(第1電流
異常検出回路)320が備えられている。この電流異常
検出回路320により、第1電源出力回路82aに流れ
る電流が所望の電流値より高電流である過電流異常や、
低電流である低電流異常の検出が行われる。
【0080】具体的には、定電流源321及び抵抗32
2、323によって形成された定電位となる2部位の電
位と第1電源出力回路82aに接続される電圧供給ライ
ンの電位とを2つのコンパレータ324、325によっ
て比較し、第1電源出力回路82aに過電流が発生する
と、電流異常信号としてOR回路326からHiレベル
が出力されるようになっている。このOR回路326の
出力が図4に示すDG−C端子の出力に相当する。
【0081】なお、上述したように第2電源制御回路部
202の回路構成も図5と同様であるが、第1電源制御
回路部201の回路構成に対して抵抗301の定数が異
なっており、Vcc2端子がVcc1端子よりも低い所
望範囲の電位となるようにしている。そして、第2電源
制御回路部202の高電圧異常や低電圧異常、さらにな
過電流異常や低電流異常が検出できるようになってい
る。なお、この第2電源制御回路部202に備えられる
電圧異常検出回路が第2電圧異常検出回路に相当し、電
流異常検出回路が第2電流異常検出回路に相当する。
【0082】このようにして、図4に示す第1、第2電
源制御回路部201、202それぞれのDG−C端子及
びDG−V端子からの出力がOR回路205を介してリ
セット制御部77に入力され、このとき入力される信号
fVCUNに基づいてリセット制御部77がリセット信
号を出力するように構成されている。
【0083】具体的には、リセット制御部77の論理構
成は図6のように表される。なお、この図に示す信号Q
6とは図2及び図4に示す内部発振回路75が形成する
クロック信号の1つである。
【0084】この図に示されるカウンター77aは、初
期状態においてはカウントが成されていないが、アンド
回路77bの出力がHiレベルとなるため、アンド回路
77cより信号Q6の立ち上がりタイミングに同期して
出力されるHiレベル信号に伴ってカウントされ、最終
桁までカウントが成される。このため、アンド回路77
bの出力がLowレベルとなり、カウンター77bは最
終桁までカウントされた状態を維持し、リセット信号に
相当する信号fRESがLowレベルとなる。
【0085】これに対し、上記した電圧異常検出若しく
は電流異常検出が成されると、信号fVCUNがHiレ
ベルになるため、OR回路77dの出力がHiレベルと
なりカウンター77bがリセットされる。このため、ア
ンド回路77bの出力がHiレベルとなり、マイクロコ
ンピュータ60をリセット状態にするリセット信号が送
られる。
【0086】なお、信号fRSWDは、図4に示すWD
監視部76からの異常検出信号であり、WD監視部76
にて異常検出が行われた場合においても上記と同様の作
動によりマイクロコンピュータ60をリセット状態にす
るリセット信号が送られるようになっている。
【0087】以上説明したように、本実施形態において
は第1、第2電源出力回路82a、82bが出力する電
圧を両方共監視しているため、高電圧側のみでなく低電
圧側についても監視することができ、マイクロコンピュ
ータ60の動作を保証することができる。
【0088】また、第1、第2電源出力回路82a、8
2bの両方において、低電流異常及び過電流異常を検出
するようにしているため、マイクロコンピュータ60や
ABS制御用ECU50内の各回路(ペリフェラル部)
の動作を保証することができる。
【0089】さらに、上記した図10に示す従来の回路
構成においては、低電流異常を検出する手段が備えられ
ていないため、低電圧側の電源となるVo1端子とマイ
クロコンピュータとを接続する電源ラインが断線したり
OPEN状態になったりしてもそれを検出することがで
きない。これに対し、第2電源出力回路82bにおいて
低電流異常が検出できるようにしているため、低電圧側
の電源となるVcc2端子とマイクロコンピュータ60
等とを結ぶ電源ラインの断線等についても検出すること
ができる。
【0090】(第2実施形態)本実施形態では、第1実
施形態に対して2電源回路における電源の立ち上げ順序
を規定する場合について説明する。
【0091】上述したように、2電源回路における電源
の立ち上げ時や立ち下げ時において、マイクロコンピュ
ータ60が不定状態になる場合がある。本実施形態で
は、このようなマイクロコンピュータ60の不定状態を
防止するべく、2電源回路における電源の立ち上げ順序
を規定するものである。
【0092】図7に、本実施形態における電源出力回路
82の具体的な回路構成を示し、図8に、図7中に示す
順序コントロール及びリセット制御を行うコントロール
部500の具体的な論理構成を示す。また、図9に、電
源電圧VS印加時における電源出力回路82の各部での
電圧波形を示す。以下、これらの図を参照して本実施形
態における電源出力回路82の作動を説明する。
【0093】まず、各電源を立ち上げるために電源出力
回路82に対して電源電圧VSを印加すると、図7に示
す第2電源出力回路82bに備えられたPNPトランジ
スタ401がオンする。これにより、抵抗402〜40
4によって抵抗分割された電位と図4に示す第2バンド
ギャップ基準電源回路204が形成する基準電圧VBG
2とに基づいてアンプ405の出力が調整され、Vcc
2端子の電位が上昇し、第2電源出力回路82bにおい
て電源が立ち上がる。
【0094】一方、Vcc2端子の電源が立ち上がる前
には、抵抗402〜404によって抵抗分割された電位
VM2が参照電圧Vrefよりも小さいため、図8に示
すコンパレータ501の出力がLowレベルとなり、イ
ンバータ回路502を介してMOSトランジスタ503
がオンとなる。
【0095】このため、コントロール部500のIHV
1端子を介して電流が流れ、図8に示すPNPトランジ
スタ405がオンすると共にPNPトランジスタ406
がオフし、第1電源出力回路82aにおいては電源が立
ち上がらない。
【0096】なお、このとき、コンパレータ501の出
力がLowレベルとなるため、インバータ回路504か
らHiレベルが出力され、θSH端子を介してNPNト
ランジスタ411がオンになる。このため、コンデンサ
412が充電されていたとしてもNPNトランジスタ4
11を介して電荷が引き抜かれるようになっている。
【0097】続いて、第2電源出力回路82bにおける
電源が立ち上がったのち、電位VM2が基準電圧VBG
2を超えると、コンパレータ501からHiレベルが出
力され、MOSトランジスタ503がオフされる。
【0098】これにより、PNPトランジスタ405が
オフすると共にPNPトランジスタ406がオンにな
る。これにより、抵抗407〜409によって抵抗分割
された電位と図4に示す第1バンドギャップ基準電源回
路203が形成する基準電圧VBG1とに基づいてアン
プ410の出力が調整され、Vcc1端子の電位が上昇
し、第1電源出力回路82aにおいて電源が立ち上が
る。
【0099】このように、マイクロコンピュータ60内
のリセット制御部の電源となる第2電源出力回路82b
における電源が立ち上がった後に、その他の電源である
第1電源出力回路82aにおける電源が立ち上がるよう
にすることができる。
【0100】また、各電源が立ち上げられる前において
は、VM2端子の電位もVM1端子の電位も基準電圧V
BG2、VBG1よりも低電圧となっているため、コン
パレータ501及びコンパレータ505の出力はLow
レベルとなる。このため、インバータ回路506、50
7の出力が共にHiレベルとなって、OR回路508の
出力がHiレベルとなり、カウンター509がリセット
状態にされ、遇数個備えられたインバータ回路510、
511を介してリセット端子からLowレベルが出力さ
れる。このリセット端子の出力信号がリセット信号に相
当し、リセット端子からLowレベルが出力されると、
マイクロコンピュータ60がリセット状態にされる。
【0101】そして、各電源がすべて立ち上がりVcc
1端子及びVcc2端子の電位が動作保証電圧を超える
と、OR回路508の出力がLowレベルとなり、内部
発振回路75が形成するクロック信号CKの立ち上がり
パルスに同期してアンド回路からHiレベルが出力さ
れ、カウンター509でのカウントが成される。
【0102】この後、カウンター509でのカウントが
最終桁まで成されると、リセット端子からHiレベルが
出力される。つまり、マイクロコンピュータ60等のウ
ォームアップ時間を待ってから、リセット端子からマイ
クロコンピュータ60のリセット状態を解除する信号が
出力される。
【0103】このように、本実施形態における電源出力
回路82では、まずマイクロコンピュータ60のリセッ
ト制御部の電源を立ち上げ、すべての電源が立ち上がり
Vcc1端子及びVcc2端子の電位が動作保証レベル
の電位を超えてから、マイクロコンピュータ60のリセ
ット状態を解除するようにしているため、マイクロコン
ピュータ60内部のリセット状態が不定になることはな
い。これにより、マイクロコンピュータ60等が暴走し
たり、I/O出力が不定になることを防止でき、ABS
制御用ECU50内の回路が誤作動することを防止する
ことができる。
【0104】次に、各電源を立ち下げるために電源出力
回路82への電源電圧VSの印加を止めると、第1電源
出力回路82aにおける電源、第2電源出力回路82b
における電源が共に立ち下がり始める。そして、第2電
源出力回路82bにおける電位VM2が回路動作保証レ
ベルの電位を下回ると、図8に示すコンパレータ501
の出力がLowレベルとなり、インバータ回路502の
出力がHiレベルとなり、MOSトランジスタ503が
オンされ、IHV1出力がLowレベルとなり、PNP
トランジスタ405のベース電流を流し、PNPトラン
ジスタ405をオンすると共に、PNPトランジスタ4
06をオフする。また一方、インバータ回路504の出
力がHiレベルとなる。これにより、θSH端子を介し
てNPNトランジスタ411がオンし、コンデンサ41
2に充電された電荷がNPNトランジスタ411を介し
て引き抜かれ、第1電源出力回路82aにおける電源が
瞬時に立ち下げられる。
【0105】そして、第1電源出力回路82aにおける
電位VM1がリセットレベルの電位を下回ると、コンパ
レータ505の出力がLowレベルとなり、カウンター
509がリセットされ、リセット端子からLowレベル
が出力される。これにより、マイクロコンピュータ60
がリセット状態にされる。
【0106】一方、第2電源出力回路82bにおける電
源はコンデンサ413等の時定数に応じた速度で立ち下
がり、少なくとも第1電源出力回路82aにおける電源
の立ち下げよりも遅いタイミングで立ち下がる。
【0107】このように、各電源のうちの1つでも動作
保証レベルの電圧を下回った際に即座にマイクロコンピ
ュータ60がリセットされるようにしているため、マイ
クロコンピュータ60が確実にリセット状態にされる。
さらに、リセット制御を行うコントロール部500の電
源、つまり第2電源出力回路82bの電源が最も遅く立
ち下がるようにしているため、マイクロコンピュータ6
0が暴走したり、I/O出力が不定になることを防止で
き、ABS制御用ECU50内の回路が誤作動すること
を防止することができる。
【0108】(他の実施形態)第1、第2実施形態で
は、電源出力回路82が2電源回路となる場合について
説明したが、2以上の電源を形成する複数電源回路にお
いて、本発明を適用することが可能である。
【0109】この場合、複数の電源回路のすべてにおい
て高電圧異常、低電圧異常、過電流異常、低電流異常が
検出されるようにすれば第1実施形態と同様の効果を得
ることができる。
【0110】また、複数電源のうちマイクロコンピュー
タの電源となるものが他の電源よりも先に立ち上がり、
かつ他の電源よりも後に立ち下がるようにすれば、第2
実施形態と同様の効果をえることができる。
【0111】また、図4では示していないが、Vcc1
端子及びVcc2端子に対してツェナーダイオードを接
続し、Vcc1端子やVcc2端子が所望範囲より高電
圧になることを防止することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態におけるABS制御用E
CUによって制御されるABS制御装置の概略構成を示
す図である。
【図2】ABS制御用ECU50の内部構造を表すブロ
ック図である。
【図3】図2に示す電源出力回路82の詳細を表すブロ
ック図である。
【図4】電源出力回路82と他のブロックとの具体的な
回路構成を示す図である。
【図5】第1電源制御回路部201の回路構成を示す図
である。
【図6】図4に示すリセット制御部77の論理構成を示
す図である。
【図7】従来の2電源回路における各電源の立ち上げ
時、及び立ち下げ時のタイミングを説明するための図で
ある。
【図8】本発明の第2実施形態における電源出力回路8
2の回路構成を示す図である。
【図9】図8に示すコントロール部500の論理構成を
示す図である。
【図10】図8に示す電源出力回路82の各電源の立ち
上げ時、及び立ち下げ時のタイミングを説明するための
図である。
【図11】従来の2電源回路の回路構成を示す図であ
る。
【図12】複数の電源を有するマイクロコンピュータの
内部かいろ構成を示す図である。
【符号の説明】
50…ABS制御用ECU、60…マイクロコンピュー
タ、70…周辺IC、82…電源出力回路、82a…第
1電源出力回路、82b…第2電源出力回路、83…電
源監視部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3D046 BB01 BB28 GG11 HH11 KK12 MM05 MM14 5H410 BB01 BB02 CC02 DD02 EB25 EB37 FF03 FF05 FF14 GG07 HH05 LL02 LL04 LL06 LL13 LL15 LL20

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の異なる電位の複数電源を形成する
    複数電源回路(82)を備え、 前記複数電源のいずれかをマイクロコンピュータ(6
    0)の電源として用いており、 前記複数電源がそれぞれ規定された範囲の電位になって
    いるか否かを検出し、いずれか1つでも前記規定された
    範囲の電位になっていないことが検出されると、前記マ
    イクロコンピュータをリセット状態にすることを特徴と
    する電子制御装置。
  2. 【請求項2】 第1の電位(Vcc1)を出力する第1
    電源出力回路(82a)と、前記第1の電位よりも低電
    圧となる第2の電位(Vcc2)を出力する第2電源出
    力回路(82b)とを備え、前記第1電源出力回路が出
    力する第1の電位をマイクロコンピュータ(60)のペ
    リフェラル回路部及びアナログデジタル変換回路部に印
    加し、前記第2電源出力回路が出力する第2の電位を前
    記マイクロコンピュータのリセット制御部、発振回路部
    及びCPU部に印加するように構成した電子制御装置に
    おいて、 前記第1の電位が規定された電位よりも低電圧であるこ
    とを検出する第1電圧異常検出回路(310)と、 前記第2の電位が規定された電位よりも低電圧であるこ
    とを検出する第2電圧異常検出回路とを備え、 前記第1電圧異常検出回路と前記第2電圧異常検出回路
    のいずれかで低電圧であることが検出されると、前記マ
    イクロコンピュータをリセット状態にすることを特徴と
    する電子制御装置。
  3. 【請求項3】 前記第1電源出力回路に流れる電流が規
    定された範囲外であることを検出する第1電流異常検出
    部(320)と、 前記第2電源出力回路に流れる電流が規定された範囲外
    であることを検出する第2電流異常検出部とを備え、 前記第1電流異常検出回路と前記第2電流異常検出回路
    のいずれかで第1電源出力回路若しくは第2電源出力回
    路に流れる電流が規定された範囲外であることが検出さ
    れると、前記マイクロコンピュータをリセット状態にす
    ることを特徴とする請求項2に記載の電子制御装置。
  4. 【請求項4】 複数の異なる電位の電源を形成する複数
    電源回路(82)を備え、 前記複数の電源のいずれかをマイクロコンピュータ(6
    0)の電源として用いており、 前記複数の電源のうち前記マイクロコンピュータ内のリ
    セット制御部の電源が、他の電源よりも先に立ち上がる
    ように構成されていることを特徴とする電子制御装置。
  5. 【請求項5】 前記マイクロコンピュータ内のリセット
    制御部の電源が、他の電源よりも後に立ち下がることを
    特徴とする請求項4に記載の電子制御装置。
  6. 【請求項6】 複数の異なる電位の複数電源を形成する
    複数電源回路(82)と、 前記複数電源の立ち下げ時に、前記複数電源がそれぞれ
    規定された電位になったことを検出する手段(501、
    505)を有し、 前記複数電源のいずれかをマイクロコンピュータ(6
    0)の電源として用いており、 前記複数電源のいずれか1つでも前記規定された電位に
    なったことが検出されると、前記マイクロコンピュータ
    をリセット状態にすることを特徴とする電子制御装置。
JP2000130802A 2000-04-28 2000-04-28 複数電源回路を備えた電子制御装置 Expired - Fee Related JP3646621B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000130802A JP3646621B2 (ja) 2000-04-28 2000-04-28 複数電源回路を備えた電子制御装置
US09/824,709 US7085947B2 (en) 2000-04-28 2001-04-04 Electronic control apparatus having a plurality of power source circuits
EP01109603A EP1152321A3 (en) 2000-04-28 2001-04-18 Electronic control apparatus having a plurality of power source circuits

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000130802A JP3646621B2 (ja) 2000-04-28 2000-04-28 複数電源回路を備えた電子制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001312318A true JP2001312318A (ja) 2001-11-09
JP3646621B2 JP3646621B2 (ja) 2005-05-11

Family

ID=18639821

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000130802A Expired - Fee Related JP3646621B2 (ja) 2000-04-28 2000-04-28 複数電源回路を備えた電子制御装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US7085947B2 (ja)
EP (1) EP1152321A3 (ja)
JP (1) JP3646621B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6906660B2 (en) 2002-09-20 2005-06-14 Hitachi, Ltd. Radar system and car radar system
JP2015093498A (ja) * 2013-11-08 2015-05-18 日立オートモティブシステムズ株式会社 車両の制御装置
JP2015207201A (ja) * 2014-04-22 2015-11-19 株式会社デンソー 異常監視回路

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006020465A (ja) * 2004-07-05 2006-01-19 Fujitsu Ltd 電源故障検出装置および電子回路
US8206421B2 (en) * 2008-05-15 2012-06-26 Warsaw Othropedic, Inc. Methods and devices for insertion of tethers through subcutaneous screw heads
TWI381261B (zh) * 2008-07-18 2013-01-01 Asia Optical Co Inc 電源管理裝置以及電源管理方法
JP6566902B2 (ja) * 2016-03-28 2019-08-28 株式会社ジャパンディスプレイ 半導体装置及び表示装置
CN109217643B (zh) * 2017-06-30 2020-09-15 三垦电气株式会社 电力转换装置以及控制电路
JP6645523B2 (ja) * 2017-06-30 2020-02-14 サンケン電気株式会社 電力変換装置及び制御回路

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61227668A (ja) 1985-03-30 1986-10-09 Toshiba Electric Equip Corp 電源回路
JPH0827664B2 (ja) 1985-10-30 1996-03-21 シャープ株式会社 給電検出回路
US5339446A (en) * 1986-12-26 1994-08-16 Kabushiki Kaisha Toshiba Power supply and method for use in a computer system to confirm a save operation of the computer system and to stop a supply of power to the computer system after confirmation
JPS63168508U (ja) * 1987-04-22 1988-11-02
DE4041062A1 (de) * 1990-12-20 1992-07-02 Siemens Ag Ueberwachungsschaltung fuer eine multiprozessoreinrichtung eines geraetes oder einer anlage
GB9113924D0 (en) * 1991-06-27 1991-08-14 Thomson Consumer Electronics Fault protection using microprocessor power up reset
US5959596A (en) * 1993-06-24 1999-09-28 Nintendo Co., Ltd. Airline-based video game and communications system
JP3274935B2 (ja) * 1994-07-12 2002-04-15 三菱電機システムエル・エス・アイ・デザイン株式会社 マイクロコンピュータ
JP3134258B2 (ja) 1994-11-14 2001-02-13 沖電気工業株式会社 電源制御回路
US5870617A (en) * 1994-12-22 1999-02-09 Texas Instruments Incorporated Systems, circuits and methods for mixed voltages and programmable voltage rails on integrated circuits
DE19814696C1 (de) * 1998-04-01 1999-07-08 Siemens Ag Spannungs-Überwachungseinrichtung für zwei unterschiedliche Versorgungsspannungen eines elektronischen Geräts
US6298449B1 (en) * 1998-07-29 2001-10-02 Siemens Information And Communication Networks, Inc. Apparatus and method for high reliability PC platform telecommunications systems
US6330668B1 (en) * 1998-08-14 2001-12-11 Dallas Semiconductor Corporation Integrated circuit having hardware circuitry to prevent electrical or thermal stressing of the silicon circuitry
JP2000092694A (ja) 1998-09-17 2000-03-31 Canon Inc 電源異常診断装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6906660B2 (en) 2002-09-20 2005-06-14 Hitachi, Ltd. Radar system and car radar system
US7158074B2 (en) 2002-09-20 2007-01-02 Hitachi, Ltd. Radar system and car radar system
JP2015093498A (ja) * 2013-11-08 2015-05-18 日立オートモティブシステムズ株式会社 車両の制御装置
JP2015207201A (ja) * 2014-04-22 2015-11-19 株式会社デンソー 異常監視回路

Also Published As

Publication number Publication date
US20020023241A1 (en) 2002-02-21
EP1152321A2 (en) 2001-11-07
EP1152321A3 (en) 2009-01-07
JP3646621B2 (ja) 2005-05-11
US7085947B2 (en) 2006-08-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5648759A (en) Failsafe voltage regulator with warning signal driver
JPH0353140B2 (ja)
US5372410A (en) Anti-lock braking system
KR20110072874A (ko) 솔레노이드 밸브 구동부의 고장 검출회로
JP2001312318A (ja) 複数電源回路を備えた電子制御装置
KR20150134061A (ko) 전자 제어 주행 안정 장치 및 그것의 모터 프리휠링 회로 고장 검출 방법
JP6057665B2 (ja) 半導体装置、電子機器、車両
JP7352086B2 (ja) レギュレータ用半導体集積回路およびファンモータシステム
JP4725492B2 (ja) 負荷制御装置及び負荷制御方法
JP5099041B2 (ja) 燃料ポンプ制御装置
JP6414088B2 (ja) 負荷駆動装置
JP2004213454A (ja) 負荷の故障診断方法および装置
JP6098156B2 (ja) 故障診断機能を備えた負荷駆動装置
JP2001312315A (ja) 電子制御装置内のマイクロコンピュータ監視方法
JP2020186969A (ja) 発振検出回路
JP2001313553A (ja) 負荷駆動回路
CN210129023U (zh) 负载地短路诊断装置
JP2010139308A (ja) 断線検出回路
JP2001313368A (ja) 集積回路
JP2001314096A (ja) 負荷駆動回路
JP2008228371A (ja) 車両用電動モータの駆動制御装置
EP0742919A1 (en) Disaster avoidance clock for anti-lock braking system
JP6591315B2 (ja) 半導体装置、チャージポンプ回路、半導体システム、車両及び半導体装置の制御方法
JP2007193458A (ja) 電源回路
JP2008220047A (ja) アクチュエータ駆動装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041013

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041019

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041217

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050118

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050131

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080218

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110218

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120218

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130218

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140218

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees