JP2001314096A - 負荷駆動回路 - Google Patents

負荷駆動回路

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JP2001314096A JP2000130806A JP2000130806A JP2001314096A JP 2001314096 A JP2001314096 A JP 2001314096A JP 2000130806 A JP2000130806 A JP 2000130806A JP 2000130806 A JP2000130806 A JP 2000130806A JP 2001314096 A JP2001314096 A JP 2001314096A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 負荷駆動用の半導体素子を並列駆動する際
に、負荷駆動回路の端子、及びこの端子に接続されるワ
イヤ本数の削減が図れるようにする。 【解決手段】 負荷駆動回路は、パワーMOSトランジ
スタ201a〜201cが内蔵されていると共にパワー
MOSトランジスタ201a〜201cのオン、オフ駆
動を行うIPDA〜Cを複数個並列接続した構成となっ
ている。このような構成において、パワーMOSトラン
ジスタ201a〜201cへの電圧供給ライン及び接地
ラインとIPD内に備えられた制御部への電圧供給ライ
ン及び接地ラインとを1本の電圧供給ライン156及び
接地ライン157で兼用する。そして、電源端子153
と接地端子154との間に配置されるコンデンサ160
に対して抵抗161を配置し、インダクタンス成分16
3とコンデンサ160によるLC発振を抑制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータやソレノイ
ド等の負荷の駆動に用いられる負荷駆動回路に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、車両の自動制御化が進むに連れ、
負荷制御技術が重要になってきている。この負荷制御を
達成する一手法として、従来では、半導体スイッチング
素子を用いた制御技術が採用されている。
【0003】しかしながら、負荷が大きくなるに連れて
大電流負荷のオン、オフ時に電源ワイヤのインダクタン
ス成分により発生するサージノイズの影響で自己保護回
路が誤動作する問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図16に示す負荷駆動
回路では、並列接続された複数のパワーMOSトランジ
スタ501、502、503へは大電流用の電圧供給ラ
イン504を通じて電源電圧が印加されるようになって
おり、パワーMOSトランジスタ駆動用のマイクロコン
ピュータ等が配された制御部505には小電流用の電圧
供給ライン506を通じて電源電圧が印加されるように
なっている。すなわち、大電流が流れる電圧供給ライン
504と、小電流が流れる電圧供給ライン506とを別
々に構成している。
【0005】この場合、負荷制御回路には、図中白丸で
示すようにパワーMOSトランジスタ501〜503の
両端に接続される端子508、509、制御部505の
両端に接続される端子510、511、及びパワーMO
Sトランジスタ駆動用の入力電圧を制御するMOSトラ
ンジスタ507に接続される端子512の合計5つの端
子が必要になると共に、端子数に応じてワイヤハーネス
も必要になる。
【0006】しかしながら、負荷制御回路、ひいては車
両のコストダウンや軽量化の観点から、端子の削減及び
端子に接続されるワイヤ本数の削減が求められており、
図16に示す回路構成では端子及びワイヤ本数の削減が
十分であるとは言えない。
【0007】なお、ここでは、複数のパワーMOSトラ
ンジスタ501〜503を並列駆動する場合について説
明したが、1つの場合であっても同様である。
【0008】本発明は上記点に鑑みて、負荷駆動回路の
端子、及びこの端子に接続されるワイヤ本数の削減が図
れるようにすることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記問題
を解決するために、パワーMOSトランジスタへの電圧
供給ラインと制御部への電圧供給ラインを共通化させる
ことを考えた。この回路構成を図17に示す。
【0010】この図に示す負荷駆動回路は、パワーMO
Sトランジスタ201a〜201cが内蔵されていると
共にパワーMOSトランジスタ201a〜201cのオ
ン、オフ駆動を行うIPD(Intelligent Power Devi
ce)A〜Cを複数個(本図では3つ)並列接続した構成
となっている。但し、本図では、複数個並べられたIP
Dのうち最も左に位置するもの以外は省略して記載する
が、実際にはすべてのIPDが図中の最も左に位置する
IPDと同様の構成を有している。
【0011】また、パワーMOSトランジスタ201a
〜201cへの電圧供給ライン及び接地ラインとIPD
内に備えられた制御部への電圧供給ライン及び接地ライ
ンとを1本の電圧供給ライン156及び接地ライン15
7で兼用した構成となっている。
【0012】そして、MOSトランジスタ158を介し
て複数個のIPDA〜Cのそれぞれに入力電圧が印加さ
れるようになっており、複数個のIPDA〜Cを並列駆
動することによって、各パワーMOSトランジスタ20
1a〜201cのソース電極と接地ライン157間に配
置された負荷159への電流供給のオン、オフが制御さ
れるようになっている。
【0013】しかしながら、本発明者らが上記構成の負
荷駆動回路について更なる検討を行ったところ、以下に
示す問題が発生することが判った。
【0014】図17に示す負荷駆動回路においては、
大電流が流れる電圧供給ライン156を介してパワーM
OSトランジスタ201a〜201cへの電圧供給を行
っていると共に、制御部155への電圧供給も行ってい
る。このような回路構成においては、通常、電源152
として車両バッテリを用いることから、バッテリ152
と電源端子153とを接続するワイヤ長さ分の配線イン
ダクタンス163が存在することになる。
【0015】この配線インダクタンス163の存在によ
り、負荷駆動回路への電流供給が遮断された際にフライ
バック電圧等のサージノイズが発生する。このようなサ
ージノイズが発生すると、ESD(静電気)サージ保護
等のために備えてあるコンデンサ160との間でLC発
振が生じる。このLC発振の様子を図18に示す。な
お、この図に示す電源電圧とは電圧供給ライン156の
電位、入力信号とは入力端子151の電位、出力電圧と
はパワーMOSトランジスタ201a〜201cにかか
る電位、電源電流とは電源供給ライン156に流れる電
流を示している。
【0016】この図に示すように、LC発振が生じる
と、電圧供給ライン156の電位(電源電圧)が瞬間的
に低下してしまう。このような状態になると、制御部1
55に備えられた出力ラッチ用の部品、つまりパワーM
OSトランジスタ201a〜201cをオフ状態に維持
する出力を発生する部品(例えばフリップフロップ等)
が誤動作し、パワーMOSトランジスタ201a〜20
1cが破壊される等、負荷駆動回路の保護が十分に図れ
ないという問題がある。
【0017】また、近年のパワーMOSトランジスタ
のオン抵抗の低減により、オン抵抗と車両バッテリに接
続されるワイヤの抵抗とが近似しつつある。このため、
ワイヤの噛み込みやショートなどが起こった場合、オン
抵抗とワイヤ抵抗とによる分圧抵抗値で決定される電圧
供給ラインの電位が低下し、制御部に備えられた出力ラ
ッチ用の部品を誤作動させ、上記と同様の問題を発生さ
せる。
【0018】図17に示す負荷駆動回路のうち電源から
負荷を通過する電流経路を簡略化すると、図19に示す
回路構成となる。この場合において、負荷159として
のモータに接続される配線がショートし、負荷ショート
が生じたとすると、上記電流経路は、電源152の内部
抵抗、電源152とパワーMOSトランジスタ201a
〜201cとを接続するワイヤ抵抗、パワーMOSトラ
ンジスタ201a〜201cのオン抵抗、及びモータ部
分でのショート抵抗によって構成されることになる。
【0019】このような負荷ショートが生じた場合、上
記電流経路に過電流が流れるため、パワーMOSトラン
ジスタ201a〜201cが高温となり、過熱検出部に
よって過熱検出が成されるため、パワーMOSトランジ
スタ201a〜201cをオフ状態に維持するべく、R
Sフリップフロップ213の出力がラッチされる。
【0020】しかしながら、通常、RSフリップフロッ
プ213はパワーオンリセット部214からの初期状態
設定信号に基づいてリセットされるように構成され、パ
ワーオンリセット部214は電源供給ライン156の電
位が所定のスレッショルドレベル以下になると初期状態
設定信号を出力するようになっているため、負荷ショー
トが生じたときに電源供給ライン156の電位が低下
し、パワーオンリセット部214が初期状態設定信号を
出力するパワーオンリセット電圧よりも低くなって、R
Sフリップフロップ213をリセットしてしまう。
【0021】このようにリセットされると、RSフリッ
プフロップ213のラッチ出力が解除され、パワーMO
Sトランジスタ201a〜201cをオフ状態に維持す
るべきであるにも関わらずオンさせてしまい、パワーM
OSトランジスタ201a〜201cが破壊される等、
負荷駆動回路の保護が十分に図れないという問題があ
る。
【0022】また、図17に示すIPDの制御部15
5には、ロジック部が含まれており、このロジック部に
は入力電圧と所定のしきい値電圧とを比較するコンパレ
ータが備えられている。このコンパレータのしきい値電
圧は、IPDに印加される電源電圧Vccに基づいて設
定される。
【0023】負荷駆動回路を簡略化して書くと図20の
ような回路構成で示される。この図に示されるように、
コンパレータ204は電源電圧Vccを抵抗R1、R2
で抵抗分割することによってしきい値電圧を設定してお
り、このように設定されたしきい値電圧と入力電圧V1
とを比較することによって、パワーMOSトランジスタ
201a〜201cのオン、オフ駆動用の信号を出力す
るようになっている。例えば、本実施形態のようにLo
wアクティブのIPDA〜Cの場合、入力電圧がLow
レベルであればパワーMOSトランジスタ201a〜2
01cをオンさせ、逆にHiレベルであればパワーMO
Sトランジスタ201a〜201cをオフさせるよう作
動する。
【0024】しかしながら、このような構成において
は、電源投入時や上述したフライバック電圧発生時など
電源電圧の急上昇に対して、入力電圧V1の上昇が遅れ
てしまい、以下の問題を発生させる。この問題につい
て、図21に示す電圧波形を参照に説明する。
【0025】図21に示すように、入力電圧V1として
Hiレベルが入力される場合、入力電圧V1が徐々に上
昇していき、しきい値電圧を超える。これにより、パワ
ーMOSトランジスタ201a〜201cをオフさせ
る。このとき、フライバック電圧が発生すため、電源電
圧が急上昇し、それに伴ってコンパレータ204のしき
い値電圧も急上昇する。
【0026】これに対し、サージノイズ吸収用のコンデ
ンサ164等の影響で入力電圧V1の立ち上がりがしき
い値電圧の上昇よりも遅れる。このため、入力電圧V1
がしきい値電圧よりも低下してコンパレータ204の出
力が反転し、パワーMOSトランジスタ201a〜20
1cをオンさせてしまう。
【0027】そして、パワーMOSトランジスタ201
a〜201cがオンすると再びしきい値電圧が低下する
ため、入力電圧V1がしきい値電圧を超えるが、このと
き未だ入力電圧V1がしきい値電圧の急上昇分よりも小
さいと再び入力電圧V1がしきい値電圧を下回り、パワ
ーMOSトランジスタ201a〜201cをオフさせて
上記動作を繰り返す可能性がある。
【0028】このような場合、パワーMOSトランジス
タ201a〜201cに繰り返しストレスが印加される
ため、負荷駆動回路の保護を十分に図ることができな
い。
【0029】そこで、請求項1に記載の発明では、スイ
ッチング素子(201a、201b、201c)と、該
スイッチング素子のスイッチングを制御する制御部(1
55)とが備えられた複数のスイッチング回路(A、
B、C)が並列接続され、複数のスイッチング回路を並
列駆動することにより、負荷(159)に流す電流のス
イッチングを行う負荷駆動回路において、電源側に接続
される電源端子(153)と、接地側に接続される接地
端子(154)とが備えられており、制御部に電圧供給
を行う電圧供給ラインと、スイッチング素子に電圧供給
を行う電圧供給ラインとは、電源端子に接続される電源
供給ライン(156)によって兼用されており、制御部
の接地ラインと、スイッチング素子の接地ラインとは、
接地端子に接続される接地ライン(157)によって兼
用されていることを特徴としている。
【0030】このような構成とすることにより、制御部
の電圧供給ラインや接地ラインとスイッチング素子の電
圧供給ラインや接地ラインを共通化でき、電圧供給ライ
ンが接続される電源端子やワイヤを省略でき、回路構成
の簡略化を図ることができる。
【0031】なお、請求項3に示すように、スイッチン
グ素子を備えたスイッチング回路が1つの場合において
も、請求項1と同様の効果を得ることができる。
【0032】請求項5に記載の発明においては、電源端
子と接地端子との間には、第1のコンデンサ(160)
が接続されていると共に、第1のコンデンサに対して第
1の抵抗(161)が直列接続されていることを特徴と
している。
【0033】このように第1のコンデンサに対して第1
の抵抗を直列接続することにより、電源と電源端子とを
接続するワイヤに存在するインダクタンス成分と第1の
コンデンサとによるLC発振を抑制することができる。
これにより、電圧供給ラインの電位が瞬間的に低下して
しまうことを防止でき、スイッチング素子の誤作動を防
止できる。
【0034】請求項8に記載の発明においては、入力端
子と電源端子との間は、第2の抵抗(162)を介して
接続されていることを特徴としている。
【0035】このような構成において、入力端子と接地
端子との間にコンデンサが配置されないようにすれば、
コンデンサの影響による入力電圧の立ち上がり遅れを防
止することができる。これにより、フライバック電圧発
生時に第1の比較器(204)の出力が反転してしまっ
てスイッチング素子をオンさせてしまうことを防止でき
る。
【0036】請求項9に記載の発明においては、入力端
子と接地端子との間は、第2のコンデンサ(164)を
介して接続されており、第2の抵抗とコンデンサの時定
数は、スイッチング素子がオフされた際に電圧供給ライ
ンに印加されるフライバック電圧によって上昇する所定
電圧よりも、入力端子にかかる電位が速く立ち上がるよ
うに設定されていることを特徴としている。
【0037】このように、第2の抵抗と第2のコンデン
サの時定数を設定することによっても、請求項8と同様
の効果を得ることができる。
【0038】請求項10に記載の発明においては、入力
端子と電源端子との間は、第2のコンデンサ(16
4′)を介して接続されていることを特徴としている。
【0039】このように、第2のコンデンサが入力端子
と電源端子との間に配置されるようにすれば、コンデン
サの影響による入力電圧の立ち上がり遅れをなくせるた
め、請求項8と同様の効果を得ることができる。
【0040】請求項11に記載の発明においては、第1
の比較器からスイッチング素子をオフする制御信号が出
力されると、所定期間スイッチング素子のオフ状態を維
持するワンショットマルチバイブレータ(400)を備
えていることを特徴としている。
【0041】このように、ワンショットマルチバイブレ
ータを備えることにより、フライバック電圧が生じたか
否かに関わらず、所定期間スイッチング素子のオフ状態
を維持することができるため、請求項8と同様の効果を
得ることができる。
【0042】請求項12に記載の発明においては、制御
部には、電源の電位とスレッショルド電圧とを大小比較
する第2の比較器が備えられており、第2の比較器のス
レッショルド電圧は、スイッチング素子がオフされた際
に電圧供給ラインに印加されるフライバック電圧よりも
低い電位に設定されていることを特徴としている。
【0043】このように、第2の比較器のスレッショル
ド電圧をフライバック電圧よりも低い電圧に設定してお
くことにより、フライバック電圧発生時にスイッチング
素子をオフ状態に維持することができ、請求項6と同様
の効果を得ることができる。
【0044】請求項13に記載の発明においては、制御
部には、入力端子にかかる電位と電源の電位変動によっ
て変化しない所定電圧とを大小比較する比較器(20
4)が備えられており、入力端子にかかる電位が所定電
圧よりも高い場合には、比較器からスイッチング素子を
オフする制御信号が出力されるようになっていることを
特徴としている。
【0045】このように、比較器で比較されるスレッシ
ョルド電圧が電源の電位変動によって変化しない所定電
圧と比較するようになっていても、請求項8と同様の効
果を得ることができる。
【0046】請求項14に記載の発明においては、制御
部には、スイッチング素子が配置されたチップの温度が
過熱状態になっていることを検出する過熱検出部(21
2)と、該過熱検出部が過熱状態であることを検出する
と、スイッチング素子をオフにする制御信号を出力する
ラッチ手段(213)とが備えられており、ラッチ手段
には、制御信号を所定期間中維持する手段が備えられて
いることを特徴としている。
【0047】このように、ラッチ手段が出力する制御信
号が所定期間中維持されるようにすれば、電源電圧が瞬
間的に低下した時にラッチ手段の出力がリセットされて
しまい、スイッチング素子を誤ってオンさせないように
できる。
【0048】具体的には、請求項15に示すように、ラ
ッチ手段としては、セット端子とリセット端子、及び第
1、第2のNOR回路(213a、213b)が備えら
れたRSフリップフロップを用いることができ、RSフ
リップフロップに対して、第1のNOR回路の出力部と
電源供給ラインとの間に第3のコンデンサ(213d)
を配置すると共に、第2のNOR回路の出力部と接地ラ
インとの間に第4のコンデンサ(213c)を配置すれ
ばよい。
【0049】請求項16に記載の発明においては、ラッ
チ手段は、パワーオンリセット部(214)からのリセ
ット信号に基づいてリセットされるように構成されてお
り、パワーオンリセット部は、電圧供給ラインの電位
が、負荷ショート時における電位よりも低くなった時に
リセット信号を出力するようになっていることを特徴と
している。
【0050】このようにすることで、負荷ショート時に
リセット信号を出力しないようにでき、負荷ショートに
よって電圧供給ラインの電位が低下した場合においても
過熱異常時に確実に出力をオフ状態でラッチすることが
できる。
【0051】なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述
する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すも
のである。
【0052】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)本実施形態で
は、集積回路として、ABS(アンチスキッドブレーキ
システム)制御用ECUに本発明の一実施形態を適用す
る場合について説明する。
【0053】まず、図1に、ABS制御用ECUによっ
て制御されるABS制御装置の概略構成図を示し、AB
S制御装置の構成について説明する。
【0054】図1に示すように、FR輪1、FL輪2、
RR輪3及びRR輪4のそれぞれには、電磁ピックアッ
プ式、磁気抵抗効果素子(MRE)式、若しくはホール
素子式の車輪速度センサ5〜8が配置されている。これ
ら各車輪速度センサ5〜8は各車輪1〜4の回転に応じ
たパルス信号を発生させる。
【0055】また、各車輪1〜4のそれぞれには、ホイ
ールシリンダ11〜14が配設されている。マスタシリ
ンダ16がブレーキペダル27の踏み込みに応じてブレ
ーキ液圧を発生させると、2位置弁(増圧制御弁)21
〜24及び油圧管路を介して各ホイールシリンダ11〜
14に圧送されるようになっている。なお、ブレーキペ
ダル27の踏み込み状態はストップスイッチ29によっ
て検出されるようになっている。
【0056】さらに、ホイールシリンダ11、14は2
位置弁(減圧制御弁)31、34を介してリザーバ37
に接続されており、ホイールシリンダ12、13は2位
置弁(減圧制御弁)32、33を介してリザーバ39に
接続されている。
【0057】なお、2位置弁21〜24及び31〜34
は、連通位置と遮断位置とを有するソレノイド駆動式2
位置弁で構成されており、ソレノイドへの通電により連
通位置と遮断位置とを切換えられるように構成されてい
る。
【0058】一方、2位置弁21〜24の上下流はバイ
パス管路41〜44によって接続されている。これらの
バイパス管路41〜44には逆止弁41a〜44aが備
えられ、ホイールシリンダ11〜14からマスタシリン
ダ16へ向かう圧油のみがバイパス管路41〜44を介
して流通できるようになっている。
【0059】リザーバ37、39は、図示しないモータ
によって駆動されるポンプ45a、45b及び逆止弁4
7、49を介した油圧管路で接続されており、リザーバ
37、39からマスタシリンダ16へ向かう圧油の流動
のみが許容されている。
【0060】車輪速度センサ5〜8及びストップスイッ
チ29の検出信号は、ABS制御用ECU50に入力さ
れている。ABS制御用ECU50は、上記検出信号に
基づいて、各2位置弁21〜24及び31〜34の制御
信号やポンプ45a、45bの駆動を行うモータの制御
信号等を発生させる。この制御信号に基づいて各2位置
弁21〜24及び31〜34やモータを制御し、ABS
制御等を行うようになっている。
【0061】図2に、ABS制御用ECU50の内部構
造を表すブロック図を示す。この図に示されるように、
ABS制御用ECU50には、マイクロコンピュータ6
0、周辺IC70、ソレノイド駆動ドライバ90、及び
半導体リレー部100等からなる複数のチップが備えら
れている。
【0062】以下、ABS制御用ECU50の各構成要
素の詳細を説明するが、図2中に示した各矢印は、実線
で示したものが制御系のライン、破線で示したものが監
視系のライン、一点鎖線で示したものが禁止、遮断系の
ラインを示すものとする。なお、制御系のラインとは、
矢印の先端の要素を矢印の後端の要素からの信号に基づ
いて制御することを意味する。また、監視系のラインと
は、矢印の先端の要素が矢印の後端の要素からの信号に
基づいて所定の要素が故障等していないか否か監視する
ことを意味する。また、禁止、遮断系のラインとは、矢
印の先端の要素が矢印の後端の要素からの禁止、遮断信
号に基づいて所定の要素の駆動を禁止、遮断することを
意味する。
【0063】まず、マイクロコンピュータ60について
説明する。マイクロコンピュータ60は、入力部61、
演算部62、出力部63を備えており、入力部61に車
輪速信号等の各種情報が入力されると、この入力された
各種情報に基づいて演算部62がABS制御等に用いら
れる各種演算を行い、出力部63より演算結果に基づく
ABS制御信号、すなわちソレノイド駆動やモータ駆動
信号を発生させるように構成されている。また、マイク
ロコンピュータ60にはシリアル通信部64が備えられ
ており、演算部62での演算によって得られた各種信号
(例えばABS制御中を示すABS制御信号)が入力さ
れると、これら各種信号をシリアル化し、シリアル信号
として周辺IC70に送信している。
【0064】次に、周辺IC70について説明する。周
辺IC70には、車輪速度入力バッファ71、スイッチ
(以下、SWという)信号入力バッファ72、シリアル
通信バッファ73、シリアル通信監視部74、内部発振
回路75、ウォッチドック(以下、WDという)監視部
76、リセット制御部77、駆動禁止信号発生部78、
リレー駆動部79、ランプ駆動回路80、過熱保護回路
81、電源監視部82、電源出力回路83、信号入出力
バッファ84及び温度監視部85が備えられている。こ
れら各要素が1チップに集積され、周辺IC70が構成
されている。
【0065】車輪速入力バッファ71では、図1に示し
た車輪速度センサ5〜8から送られてくる信号を矩形波
に修正する波形整形を行っている。この車輪速入力バッ
ファ71によって波形整形された車輪速度信号がマイク
ロコンピュータ60に入力され、マイクロコンピュータ
60が車輪速度や推定車体速度等のABS制御に用いる
各種演算を行うようになっている。また、車輪速入力バ
ッファ71では、車輪速度センサ5〜8とABS制御用
ECUとを接続する配線の断線検出も行っており、断線
検出が成されるとシリアル通信バッファ73に断線した
ことを示す断線信号を送るようになっている。
【0066】SW信号入力バッファ72では、図1に示
すストップスイッチ29のオン、オフ信号や、2位置弁
21〜24、31〜34のソレノイドへの通電が行われ
たか否かが判る信号(例えば、ソレノイドにかかる電圧
値)のモニタリングを行っている。これにより、ブレー
キペダル27の踏み込みが成されているか否かのオン、
オフ信号や、ソレノイドへの通電が行われているか否か
のオン、オフ信号が出力されるようになっている。
【0067】シリアル通信バッファ73では、車輪速入
力バッファ71からの断線信号やSW信号入力バッファ
72からのオン、オフの信号等をシリアル化し、シリア
ル信号としてマイクロコンピュータ60への送信を行っ
ている。上述したマイクロコンピュータ60からのシリ
アル信号は、このシリアル通信バッファ73に送られる
ようになっている。
【0068】シリアル信号監視部74では、シリアル通
信バッファ73からのシリアル信号に基づいてマイクロ
コンピュータ60の監視を行う。具体的には、車輪速入
力バッファ71及びSW信号入力バッファ72からの信
号等に基づいてマイクロコンピュータ60が演算した結
果をシリアル通信バッファ73で受信し、その信号が適
正な信号であるか否かの監視を行う。例えば、SW信号
入力バッファ72からストップスイッチ29が踏み込ま
れていないというオフ信号が送られてきているにも関わ
らず、シリアル通信部64からABS制御中という信号
が送られてきた場合には、マイクロコンピュータ60か
らのシリアル信号が適正ではないと判定するようになっ
ている。そして、マイクロコンピュータ60からのシリ
アル信号が適正ではない場合には、後述するリセット制
御部77にリセット信号を出力する若しくは、駆動禁止
信号発生回路78に禁止信号を送るようになっている。
【0069】内部発信部75では、シリアル信号監視部
74やWD監視部76等に使用される内部クロックを形
成している。この内部発振回路75では、タイミングが
異なる複数種のクロック信号を生成しており、シリアル
信号監視部74やWD監視部76では、監視用信号とし
て相応しいタイミングのクロック信号を選択して、各監
視を行っている。
【0070】WD監視部76では、マイクロコンピュー
タ60から送られてくる演算周期等のデータに基づい
て、マイクロコンピュータ60での演算が適正に成され
ているか否かの監視を行っている。例えば、演算適正に
行われていれば、WD監視信号が交互に反転した信号と
して得られるため、このWD監視信号が交互に反転した
信号となっていなければマイクロコンピュータ60での
演算が適正な周期で行われていないと判定するようにな
っている。そして、マイクロコンピュータ60での演算
が適正ない周期で行われていない場合には、後述するリ
セット制御部77にリセット信号を出力する若しくは、
駆動禁止信号発生回路78に禁止信号を送るようになっ
ている。
【0071】リセット制御部77では、初期化の際、若
しくはシリアル信号監視部74やWD監視部76、及び
後述する電源監視部83からのリセット信号が入力され
ると、マイクロコンピュータ60にリセット信号を送る
ようになっている。このリセット信号を受け取ると、マ
イクロコンピュータ60は、マイクロコンピュータ60
内の各値を予め規定されたリセット状態のモードにす
る。例えば、マイクロコンピュータ60での演算等をす
べてストップさせる。また、このリセット信号は、シリ
アル通信バッファ73やシリアル信号監視部74にも送
られるようになっており、このリセット信号に基づいて
初期化等が行われる。
【0072】駆動禁止信号発生部78では、シリアル信
号監視部74、WD監視部76、後述する過熱保護回路
81及び電源監視部83からの禁止信号に基づき、リレ
ー駆動部79にソレノイド駆動禁止信号やモータ駆動禁
止信号を送ると共に、マイクロコンピュータ60を介さ
ずに直接ソレノイド駆動ドライバ90に駆動禁止信号を
送る。このため、駆動禁止信号発生部78からソレノイ
ド駆動禁止信号が送られると、マイクロコンピュータ6
0が作動していてもソレノイド駆動が禁止される。
【0073】リレー駆動部79では、マイクロコンピュ
ータ60からのソレノイド駆動信号やモータ駆動信号に
基づき、半導体リレー部100のスイッチングを制御
し、ソレノイドやポンプ45a、45bの駆動を行うモ
ータへの通電を制御する。そして、駆動禁止信号発生部
78や後述するソレノイド駆動ドライバ90の出力監視
部92からのソレノイド駆動禁止信号やモータ駆動禁止
信号が入力されると、リレー駆動部79は半導体リレー
部100によってソレノイドへの通電やモータへの通電
をストップさせるようになっている。
【0074】ランプ駆動部80では、通常時にはマイク
ロコンピュータ60からのABS制御中信号に基づいて
ABS制御の作動状態を出力しているが、リセット制御
部77からのリセット信号、若しくは駆動禁止信号発生
部78からのソレノイド駆動禁止信号やモータ駆動禁止
信号が入力されると、ABS制御が非作動となることを
出力する。このランプ駆動部80からの信号を受けて、
図示しないランプが点灯し、ABS制御の作動状態が確
認できる。
【0075】過熱保護回路部81では、周辺回路70を
構成するチップが異常な温度になることを防止すべく、
チップが所定温度に達したことを検出し、チップが所定
温度以上になると駆動禁止信号発生部78に禁止信号を
発生させると共に、それ以上の温度上昇を防止するため
に、マイクロコンピュータ60への電圧供給を止めるよ
うになっている。
【0076】電源出力回路82は、被監視ブロックに相
当し、集積回路50外に配置された外部電源との接続が
成される電源端子(第1の電源端子)101及び接地端
子(第1の接地端子)103に接続されている。この電
源出力回路82では、電源端子101に印加される電圧
に基づいて、所望の値(例えば、5V、3.3V)の電
圧を出力するようになっている。この電源出力回路82
の出力電圧が、マイクロコンピュータ60、周辺IC7
0、ソレノイド駆動ドライバ90等の電源電圧として用
いられる。
【0077】電源監視部83は、監視ブロックに相当
し、電源出力回路82が接続される電源端子101とは
別の電源端子(第2の電源端子)105及び接地端子
(第2の電源端子)107に接続されている。電源監視
部83では、電源出力回路82の出力電圧が所望の値に
なっているか否かの監視を行うと共に、電源出力回路8
2に印加される電圧が過電圧になっていないか否かの監
視を行う。例えば、電源出力回路82の出力電圧が所望
の値に満たない場合にはリセット制御部77にリセット
信号が送られ、所望の値よりも高い場合には駆動禁止信
号発生部78に禁止信号が送られるようになっている。
また、電源出勅回路82に印加される電圧が過電圧であ
る場合には、駆動禁止信号発生部78に禁止信号を出力
すると共に、異常過熱を防止するため、マイクロコンピ
ュータ60への電圧供給を止めるようになっている。
【0078】信号入出力バッファ84は、車が故障した
時のダイアグを調査するための端子84aに接続されて
おり、テスターを端子84aに接続することでマイクロ
コンピュータ60との通信が行えるようになっている。
また、この信号入出力バッファ84は、単なる出力バッ
ファ、例えば車両用スピードメータの車速を表示するた
めの信号(例えば、車輪速から演算された推定車体速度
に相当する信号)を出力させるバッファに使用すること
ができる。
【0079】温度監視部85では、常時、集積回路50
の温度検出を行っている。温度監視部85は、集積回路
50の温度に応じた信号を温度検出信号としてマイクロ
コンピュータ60に送るようになっている。この温度検
出信号に基づいてマイクロコンピュータ60では、検出
された温度に応じたABS制御の演算を行うようになっ
ている。
【0080】続いて、ソレノイド駆動ドライバ90につ
いて説明する。ソレノイド駆動ドライバ90は、ソレノ
イドに接続されたMOSトランジスタ91と、ソレノイ
ド(MOSトランジスタ91)への通電状態を監視する
出力監視部92と、MOSトランジスタ91のオン、オ
フ駆動を行うアンド回路93とを備えている。
【0081】MOSトランジスタ91は、図1に示す各
種制御弁21〜24、31〜34のそれぞれのソレノイ
ドに接続されており、このMOSトランジスタ91によ
ってソレノイドへの通電のスイッチングが成される。
【0082】出力監視部92は、各ソレノイド1つ1つ
に備えられ、各ソレノイドへのドライバ出力の監視を行
っている。例えば、MOSトランジスタ91のドレイン
電圧やドレイン電流に基づいてソレノイドへの通電状態
の監視を行う。これにより、例えば、ドレイン電流が過
電流になっていないか、ソレノイドへの通電用配線がオ
ープンになっていないか若しくはリークしていないか、
MOSトランジスタ91が高温になり過ぎていないか等
を検出する。これにより、ソレノイド駆動に適していな
い結果が得られた場合には、出力監視部92はリレー駆
動部79にソレノイド駆動禁止信号やモータ駆動禁止信
号を送ると共に、アンド回路93にもソレノイド駆動禁
止信号を送るようになっている。
【0083】アンド回路93には、マイクロコンピュー
タ60の出力信号、リレー駆動部79からの出力信号、
駆動禁止信号発生部78からの出力信号、出力監視部9
2からの出力信号が入力される。本実施形態の場合、リ
レー駆動部79からの出力信号、駆動禁止信号発生部7
8からの出力信号、出力監視部92からの出力信号は、
通常時にはLowレベルとなっているが、何らかの故障
が合った時にHiレベルとなり、アンド回路93の出力
がLowレベル、つまりMOSトランジスタ91をオフ
するようになっている。
【0084】このため、ソレノイド駆動ドライバ90
は、マイクロコンピュータ60や周辺IC70からの信
号に基づいてソレノイドへの通電を遮断できるだけでな
く、ソレノイド駆動ドライバ90自身に備えら得た出力
監視部92からの信号に基づいてソレノイドへの通電を
遮断できるようになっている。
【0085】半導体リレー部100においては、半導体
リレー100aでは、ソレノイドへの通電のスイッチン
グを行っており、半導体リレー100bでは、ポンプ4
5a、45bの駆動を行うモータへの通電のスイッチン
グを行っている。これら各半導体リレー100a、10
0bは、リレー駆動部79からの信号に基づいて制御さ
れ、通常時にはソレノイドやモータへの通電が可能とな
るように構成され、リレー駆動部79からソレノイド駆
動禁止信号やモータ駆動禁止信号を受けると、ソレノイ
ドやモータへの通電が行えなくなるように構成されてい
る。これら半導体リレー100a、100bが負荷駆動
回路に相当する。
【0086】以下、半導体リレー部100の詳細を図に
基づいて説明する。ただし、半導体リレー部100を構
成するソレノイド駆動用の半導体リレー100aとモー
タ駆動用の半導体リレー100bとは同様の構成である
ため、ここではモータ駆動用の半導体リレー100bを
例に挙げて説明する。図3にモータ駆動用の半導体リレ
ー100bの回路構成を示す。
【0087】図3に示すように、半導体リレー100b
には、パワーMOSトランジスタ201a、201b、
201cが内蔵されていると共にパワーMOSトランジ
スタ201a〜201cのオン、オフ駆動を行うIPD
A、B、Cを複数個(本図では3つ)並列接続した構成
となっている。但し、本図では、複数個並べられたIP
DA〜Cのうち最も左に位置するもの以外は省略して記
載するが、実際にはすべてのIPDA〜Cが図中の最も
左に位置するIPDAと同様の構成を有している。
【0088】この半導体リレー100bには、リレー駆
動部79からの入力電圧が印加される入力端子151
と、車両バッテリ等の電源152の正極側に接続される
電源端子153と、電源の負極側に接続される接地端子
154との3端子が備えられており、パワーMOSトラ
ンジスタ201a〜201cへの電圧供給ライン及び接
地ラインとIPDA〜C内に備えられた制御部155へ
の電圧供給ライン及び接地ラインとが1本の電圧供給ラ
イン156及び接地ライン157で兼用された構成とな
っている。
【0089】そして、MOSトランジスタ158を介し
て複数個のIPDA〜Cのそれぞれに入力電圧が印加さ
れるようになっており、複数個のIPDA〜Cを並列駆
動することによって、各パワーMOSトランジスタ20
1a〜201cのソース電極と接地ライン157間に配
置された負荷159への電流供給のオン、オフが制御さ
れるようになっている。
【0090】また、電源供給ライン156と接地ライン
157との間には、ESDサージ保護等のためにコンデ
ンサ160が備えられていると共に、このコンデンサ1
60に対して直列接続されるように抵抗(第1の抵抗)
161が備えられている。
【0091】さらに、電源端子153と入力端子154
との間には抵抗(第2の抵抗)162が備えられている
が、入力端子151と接地端子154との間には図17
に示すコンデンサ164が配置されていない構成となっ
ている。
【0092】なお、インダクタンス163は、電源15
2と電源端子153とを接続するワイヤのインダクタン
ス成分を示している。
【0093】続いて、図3に示すIPDAの具体的な回
路構成を図4に示し、この図に基づいてIPDAの詳細
について説明する。なお、他のIPDB、Cの回路構成
も同様であるため、ここでは省略する。
【0094】IPDAの入力端子(IN端子)203に
は、リレー駆動部79のデューティ制御信号に基づく電
圧が印加される。具体的には、モータ駆動時にはリレー
駆動部79からLowレベルの電位が印加されている
が、モータ非駆動時及びモータ駆動禁止信号が送られる
場合にはリレー駆動部79からHiレベルの電位が印加
される。
【0095】そして、入力端子203に印加される電位
はコンパレータ(第1の比較器)204によって所定の
しきい値電圧(例えば0.5×Vcc)と比較され、こ
の比較結果がOR回路205を介してMOSトランジス
タ206に出力される。このため、モータ非駆動時及び
モータ駆動禁止信号の送信時において入力端子203に
Hiレベルの電位が印加されると、OR回路205から
Hiレベルが出力され、MOSトランジスタ206をオ
ンさせる。これにより、INH入出力端子202aの電
位がLowレベルとなる。このINH入出力端子202
aからのLowレベル出力がパワーMOSトランジスタ
201a〜201cをオンさせることを禁止する禁止信
号に相当する。
【0096】そして、このようにINH入出力端子20
2aの電位がLowレベルになると、コンパレータ20
7の出力がLowレベルになり、ドライバ回路208か
らの出力がLowレベルとなって、パワーMOSトラン
ジスタ201aがオフされる。
【0097】一方、IPDAのINH入出力端子202
aの電位がLowレベルになると、IPDAのINH入
出力端子202aとIPDB、CのINH入出力端子2
02b、202cとが接続されているため、IPDB、
CのINH入出力端子202b、202cの電位もLo
wレベルとなる。このため、IPDAと同様の回路構成
とされたIPDB、Cも、IPDB、Cに備えられたパ
ワーMOSトランジスタ201b、201cをオフさせ
る。
【0098】このように、リレー駆動部79からHiレ
ベルの電位が印加されると、IPDA及び他のIPD
B、Cに備えられたパワーMOSトランジスタ201a
〜201cが同時にオフするようになっている。
【0099】また、IPDAには、高電圧検出部209
や低電圧検出部210が備えられている。高電圧検出部
209は、モータ駆動用の電圧Vccと通常時の電圧V
ccよりも高い所望の電圧値とを比較し、電圧Vccが
所望の電圧値よりも高いことを検出するものであり、本
実施形態では電圧Vccが所望の電圧値よりも高い場合
にHiレベルを出力するようになっている。また、低電
圧検出部210は、モータ駆動用の電圧Vccと通常時
の電圧Vccよりも低い所望の電圧値とを比較し、電圧
Vccが所望の電圧値よりも低いことを検出するもので
あり、本実施形態では電圧Vccが所望の電圧値よりも
低い場合にHiレベルを出力するようになっている。
【0100】これら高電圧検出部209や低電圧検出部
210からHiレベルが出力されると、OR回路211
を介してOR回路205からHiレベルが出力され、M
OSトランジスタ206をオンさせる。これにより、I
NH入出力端子202aの電位がLowレベルとなる。
【0101】そして、このようにINH入出力端子20
2aの電位がLowレベルになると、コンパレータ20
7の出力がLowレベルになり、ドライバ回路208か
らの出力がLowレベルとなって、パワーMOSトラン
ジスタ201aがオフする。これに伴い、上述したよう
にIPDB、CのINH入出力端子202b、202c
の電位もLowレベルとなるため、他のIPDB、Cに
備えられたパワーMOSトランジスタ201b、201
cもオフする。
【0102】このように、IPDAに備えられた高電圧
検出部209や低電圧検出部210によってモータ駆動
用電圧が所望の電圧値よりも高低している場合が検出さ
れても、IPDA及び他のIPDB、Cに備えられたパ
ワーMOSトランジスタ201a〜201cが同時にオ
フするようになっている。
【0103】なお、IPDB、CにもIPDAと同様に
高電圧検出部209や低電圧検出部210が備えられて
いるが、このIPDBに備えられた高電圧検出部209
や低電圧検出部210によってモータ駆動用電圧が所望
の電圧値よりも高低していることが検出されても、IP
DB、CのINH入出力端子がLowレベルとなり、I
PDA〜Cに備えられたパワーMOSトランジスタ20
1a〜201cが同時にオフする。
【0104】さらに、IPDAには過熱検出部212が
備えられている。この過熱検出部212は、IPDAが
形成されたチップの温度が異常な高温になることを防止
すべく、チップが所定温度以上の過熱状態になったこと
を検出するものであり、本実施形態では過熱検出部21
2は、チップが高温であることが検出されるとHiレベ
ル信号を出力するようになっている。
【0105】この過熱検出部212からのHiレベル信
号がRSフリップフロップ213に入力されると、RS
フリップフロップ213の出力がHiレベルにセットさ
れ、OR回路205からHiレベルが出力される。
【0106】このため、上記した高電圧が検出された場
合等と同様に、INH入出力端子202aの電位がLo
wレベルになって、IPDA〜Cに備えられたパワーM
OSトランジスタ201a〜201cが同時にオフす
る。
【0107】一方、モータ駆動時、若しくは各種異常状
態が解除された際には、OR回路205の出力がLow
レベルとなるため、各IPDA〜Cに備えられたパワー
MOSトランジスタ201a〜201cをオンさせよう
とする。
【0108】このとき、各IPDA〜CのINH入出力
端子202a〜202cが互いに接続されているため、
IPDAに備えられたMOSトランジスタ206だけで
なく、IPDB、CのうちIPDAに備えられたMOS
トランジスタ206と同様の構成のMOSトランジスタ
もオフしなければ、各IPDA〜CのINH入出力端子
202a〜202cがHiレベルとならない。
【0109】従って、各IPDB、Cに備えられたパワ
ーMOSトランジスタ201b、201cのオン動作も
同時に行われる。
【0110】なお、電源電圧Vccが印加される電源端
子221とGNDとされる接地端子222との間は、V
ccクランプ回路223によって接続されており、ES
Dサージ時やロードダンプ時においてもIPDAが保護
できるようになっている。
【0111】また、本実施形態では、パワーオンリセッ
ト部214からの初期状態設定信号や入力端子203か
らの信号に基づいてRSフリップフロップ213がリセ
ットされるような構成としている。
【0112】すなわち、パワーオンリセット部214か
らの初期状態設定信号(Hiレベル信号)により、OR
回路215がHiレベルを出力したとき、及びリレー駆
動部79からのデューティ駆動信号によってMOSトラ
ンジスタ216がオン、オフされ、MOSトランジスタ
216のドレイン電位が所定電位(ここでは2.5V)
よりも高くコンパレータ217によってHiレベルが出
力されたときに、RSフリップフロップ213がリセッ
トされるようになっている。
【0113】次に、上記構成とされた半導体リレー10
0bの特徴について説明する。
【0114】本実施形態に示す半導体リレー100b
では、上述したように、ESDサージ保護等のためのコ
ンデンサ160に対して抵抗161を直列接続してい
る。このような抵抗を備えることにより、電源152と
電源端子153とを接続するワイヤのインダクタンス成
分163とコンデンサ160とによるLC発振が抑制さ
れる。
【0115】図5に、本実施形態のように抵抗を備えた
場合において、電圧供給を遮断した際における半導体リ
レー100bの各部の出力波形を示す。この図に示され
るように、抵抗161を備えたことにより、電源152
と負荷駆動回路としての半導体リレー100bを接続す
るワイヤのインダクタンス成分による影響を吸収でき、
LC発振を抑制することが可能となる。
【0116】これにより、電源供給ラインの電位の安定
化を図ることができ、電源供給ラインが瞬間的に低下す
ることを防止することができる。
【0117】さらに、本実施形態の場合、過熱検出時に
パワーMOSトランジスタ201がオフ状態に維持され
るようにRSフリップフロップ(ラッチ手段)213の
出力がラッチされるようにしている。このRSフリップ
フロップ213の論理構成を図6(a)に示す。
【0118】この図に示されるように、RSフリップフ
ロップ213は2つのNOR回路213a、213bを
備えた構成となっている。一方のNOR回路(第1のN
OR回路)213aには、セット端子に接続される信号
と他方のNOR回路(第2のNOR回路)213bの出
力信号が入力されるように構成され、他方のNOR回路
213bには、リセット端子に接続される信号ともう一
方のNOR回路213aの出力信号が入力されるように
構成されている。これらのうち、NOR回路213bの
出力がRSフリップフロップ213の出力となり、NO
R回路213aの出力がRSフリップフロップ213の
反転出力となる。
【0119】さらに、NOR回路213bと接地電位間
においてコンデンサ(第4のコンデンサ)213cが接
続されており、NOR回路213aと電源との間におい
てもコンデンサ(第3のコンデンサ)213dが接続さ
れている。
【0120】このように構成されたRSフリップフロッ
プ213の作動をタイミングチャートで示すと、図6
(b)のように示される。
【0121】この図に示すように、NOR回路213a
の出力電位がコンデンサ213dによって保持されるた
め、電圧供給ライン156の電位が変動したり、瞬間的
に低下した場合においても、RSフリップフロップ21
3の状態がコンデンサ213c、213dによって保持
され、RSフリップフロップ213が誤作動することは
ない。
【0122】このように、RSフリップフロップ213
の出力が所定時間中維持されるようにすることによって
も、パワーMOSトランジスタ201a〜201cを誤
ってオンさせないようにできる。
【0123】なお、電源立ち上げ時には、電圧立ち上が
り時のAC成分がNOR回路213bの出力に接続され
たコンデンサ容量を抜けるため、RSフリップフロップ
213がリセット状態に初期設定されるようにできる。
【0124】また、本実施形態では、パワーオンリセ
ット部214が初期状態設定信号(パワーオンリセット
信号)を発生させるスレッショルドレベルを調整し、負
荷ショート時に想定される電圧供給ラインの電位よりも
低いスレッショルドレベルに設定している。
【0125】すなわち、図19に示したように、電源1
52の内部抵抗Rb、電源152と電源端子153とを
接続するワイヤ抵抗Rw、パワーMOSトランジスタ2
01a〜201cのオン抵抗Ron、及びモータ部分で
のショート抵抗Rsとすると、パワーオンリセット部が
初期状態設定信号を発生させるスレッショルドレベルが
以下の関係を満たすようにしている。
【0126】
【数1】
【0127】図7(a)に、本実施形態のようにスレッ
ショルドレベルを負荷ショート時に想定される電圧供給
ライン156の電位よりも低い値に設定した場合と、そ
の電位よりも高い値に設定した改善前の場合とについ
て、電圧供給ライン156の電位とスレッショルドレベ
ルとの関係を示す。また、図7(b)に、本実施形態の
場合と改善前の場合におけるRSフリップフロップ21
3の出力信号波形を示す。
【0128】これらの図からも判るように、改善前のよ
うに負荷ショート時に想定される電圧供給ライン156
の電位よりも高い値にスレッショルドレベルを設定して
おくと、RSフリップフロップ213のラッチ出力が解
除され、パワーMOSトランジスタ201a〜201c
をオフ状態に維持するべきであるにも関わらず、パワー
MOSトランジスタ201a〜201cをオンさせてし
まう。
【0129】これに対し、本実施形態のように、負荷シ
ョート時に想定される電圧供給ライン156の電位より
も低い値にスレッショルドレベルを設定しておくと、R
Sフリップフロップ213のラッチ出力が解除されず、
パワーMOSトランジスタ201a〜201cをオフ状
態に維持することができる。
【0130】これにより、RSフリップフロップ213
の誤作動によるパワーMOSトランジスタ201a〜2
01cの破壊等を防止でき、半導体リレー100bの保
護を図ることができる。
【0131】さらに、本実施形態では、図17に示す
コンデンサ164を備えていない構成としている。この
ため、リレー駆動部79よりパワーMOSトランジスタ
201a〜201cをオフさせるという入力信号が入力
された時に、IPDAの各部では図8に示す電圧波形を
示す。
【0132】この図に示されるように、入力電圧V1が
立ち上がるとしきい値電圧を超え、コンパレータ204
がHiレベルを出力するようになる。このとき、コンデ
ンサを廃止し、コンデンサの影響による入力電圧V1の
立ち上がり遅れが無くしてあるため、フライバック電圧
によってしきい値電圧が急上昇しても、しきい値電圧が
入力電圧V1を超えてしまってパワーMOSトランジス
タ201a〜201cをオンさせてしまうことはない。
【0133】このように、コンデンサを廃止することに
より、コンデンサの影響による入力電圧V1の立ち上が
り遅れを防止することができ、フライバック電圧発生時
にコンパレータ204の出力が反転してしまってパワー
MOSトランジスタ201a〜201cをオンさせてし
まうことを防止できる。
【0134】これにより、パワーMOSトランジスタ2
01a〜201cに繰り返しストレスが印加されること
を防止でき、負荷駆動回路の保護を十分に図ることがで
きる。
【0135】(第2実施形態)上記第1実施形態では、
図17に示すコンデンサ164を削除しているが、図1
7に示すコンデンサ(第2のコンデンサ)164をその
まま用いた場合においても、コンデンサ164と抵抗1
62とによる時定数を調整することにより、入力電圧の
立ち上がり遅れをなくすことができる。
【0136】図9に、リレー駆動部79よりパワーMO
Sトランジスタ201a〜201cをオフさせるという
入力信号が入力された時におけるIPDAの各部での電
圧波形を示す。
【0137】この図に示すように、入力電圧V1の立ち
上がりが第1実施形態と比べると多少遅れるが、フライ
バック電圧発生時において、しきい値電圧が上昇する分
よりも入力電圧V1が高くなるように上記時定数を設定
することにより、第1実施形態と同様の効果を得ること
ができる。
【0138】これにより、入力電圧V1の立ち上がり遅
れによってパワーMOSトランジスタ201a〜201
cに繰り返しストレスが印加させることを防止すること
ができる。
【0139】(第3実施形態)本実施形態における半導
体リレー100bの回路構成を図10に示す。本実施形
態では、図17に対して、コンデンサ164の接続位置
を変更している。すなわち、電源供給ライン156とI
PDA〜Cの入力端子151間にコンデンサ164′を
接続し、抵抗162に対してコンデンサ164′が並列
接続されるようにしている。このようにコンデンサ16
4′の接続位置を変更することにより、コンデンサ16
4′への充電が成されないようにでき、入力電圧V1の
立ち上がり遅れを防止することができる。
【0140】この場合、リレー駆動部79よりパワーM
OSトランジスタ201a〜201cをオフさせるとい
う入力信号が入力された時には、IPDAの各部での電
圧波形が図8に示す波形とほぼ同様になる。
【0141】これにより、入力電圧V1の立ち上がり遅
れによってパワーMOSトランジスタ201a〜201
cに繰り返しストレスが印加させることを防止すること
ができる。
【0142】(第4実施形態)本実施形態では図17に
示す回路構成に対してIPDA〜Cの構成を変更するこ
とにより、入力電圧V1の立ち上がり遅れによる問題を
解決する。図11に、本実施形態におけるIPDAの回
路構成を示す。
【0143】図11に示すように、本実施形態では、コ
ンパレータ204の出力がインバータ回路220を介し
てワンショットマルチバイブレータ400に入力され、
ワンショットマルチバイブレータ400の出力がOR回
路205に入力されるようになっている。
【0144】このような構成とすることにより、一旦コ
ンパレータ204の出力がHiレベルとなってワンショ
ットマルチバイブレータ400にLowレベルが入力さ
れると、所定期間中パワーMOSトランジスタ201a
〜201cがオフされるようにしている。
【0145】図12に、本実施形態におけるIPDAの
各部での電圧波形を示す。この図に示されるように、入
力電圧V1の立ち上がり遅れが発生してしきい値電圧が
入力電圧V1を超えたとしても、ワンショットマルチバ
イブレータ400によって所定期間中Hiレベル信号が
出力されるため、この期間中はパワーMOSトランジス
タ201a〜201cをオフさせることができる。
【0146】これにより、入力電圧V1の立ち上がり遅
れによってパワーMOSトランジスタ201a〜201
cに繰り返しストレスが印加させることを防止すること
ができる。
【0147】(第5実施形態)本実施形態も図17に示
す回路構成に対してIPDA〜Cの構成を変更すること
により、入力電圧V1の立ち上がり遅れによる問題を解
決する。図13に、本実施形態におけるIPDAの回路
構成を示す。
【0148】図13に示すように、本実施形態では、コ
ンパレータ204のしきい値電圧が電源電圧の変動によ
って変化しないように例えば4〜5Vとなるように固定
している。このしきい値電圧の固定は、例えば、ツェナ
ーダイオードや内部電源回路によって行うことができ
る。
【0149】このようにコンパレータ204のしきい値
電圧を固定しておけば、コンデンサ164による影響で
入力電圧の立ち上がり遅れがあっても、フライバック電
圧によってしきい値電圧が急上昇して入力電圧よりも高
くなることはない。
【0150】図14に、本実施形態におけるIPDAの
各部での電圧波形を示す。この図に示されるように、入
力電圧V1の立ち上がり遅れが発生してもしきい値電圧
が固定されているため、しきい値電圧が入力電圧V1を
超えない。
【0151】これにより、入力電圧V1の立ち上がり遅
れによってパワーMOSトランジスタ201a〜201
cに繰り返しストレスが印加させることを防止すること
ができる。
【0152】(第6実施形態)本実施形態では、IPD
Aのうち高電圧検出部209におけるスレッショルドレ
ベルを変更することにより、入力電圧V1の立ち上がり
遅れによる問題を解決する。なお、本実施形態では図4
のうち高電圧検出部209のスレッショルドレベルを変
更するのみであるため、図4を参照に説明する。
【0153】本実施形態では、高電圧検出部209が高
電圧であると検出するスレッショルドレベルを低く設定
するようにしている。高圧検出部209にはコンパレー
タ(図示せず)が備えられており、電源電圧がスレッシ
ョルドレベルよりも高くなった時に高電圧であるとし
て、OR回路211にHiレベルを出力し、パワーMO
Sトランジスタ201a〜201cをオフするように構
成されている。
【0154】この高電圧検出部209のスレッショルド
レベルをフライバック電圧よりも低く設定することによ
り、フライバック電圧発生時には高電圧検出部209に
よってパワーMOSトランジスタ201a〜201cが
オフされるようにできる。
【0155】図15に、本実施形態におけるIPDAの
各部での電圧波形を示す。この図に示されるように、入
力電圧V1の立ち上がり電圧が遅れたとしても、電源電
圧が急上昇することによって高電圧検出部410のスレ
ッショルドレベルを超えるため、しきい値電圧が入力電
圧V1を超える前に高電圧検出部410からHiレベル
が出力される。これにより、フライバック電圧発生時に
パワーMOSトランジスタ201a〜201cがオフさ
れるようにでき、入力電圧の立ち上がり遅れによってパ
ワーMOSトランジスタに繰り返しストレスが印加させ
ることを防止することができる。
【0156】(他の実施形態)上記各実施形態では、半
導体スイッチング素子としてのパワーMOSトランジス
タを有するIPDA〜Cが3つ備えられた負荷駆動回路
について説明したが、IPDが1つの場合や、複数の場
合すべてにおいて上記各実施形態を適用することが可能
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態におけるABS制御用E
CUによって制御されるABS制御装置の概略構成を示
す図である。
【図2】ABS制御用ECU50の内部構造を表すブロ
ック図である。
【図3】図2に示す半導体リレー100bの具体的な構
成を示す図である。
【図4】図3に示す半導体リレー100bを構成する各
IPDA〜Cの回路構成を示す図である。
【図5】電圧供給を遮断した際における半導体リレー1
00bの各部の出力波形を示す図である。
【図6】(a)はRSフリップフロップ213の論理構
成を示す図であり、(b)はRSフリップフロップ21
3の作動を説明するためのタイミングチャートを示す図
である。
【図7】(a)は負荷ショート時におけるスレッショル
ドレベルと電源供給ライン156の電位Vbとの関係を
示す図であり、(b)は負荷ショート時におけるRSフ
リップフロップ213の出力信号を示す図である。
【図8】リレー駆動部79からの入力電圧に対するIP
DAの各部での電圧波形を示す図である。
【図9】本発明の第2実施形態について、リレー駆動部
79からの入力電圧に対するIPDAの各部での電圧波
形を示す図である。
【図10】本発明の第3実施形態におけるIPDAの回
路構成を示す図である。
【図11】本発明の第4実施形態におけるIPDAの回
路構成を示す図である。
【図12】リレー駆動部79からの入力電圧に対するI
PDAの各部での電圧波形を示す図である。
【図13】本発明の第5実施形態におけるIPDAの回
路構成を示す図である。
【図14】リレー駆動部79からの入力電圧に対するI
PDAの各部での電圧波形を示す図である。
【図15】リレー駆動部79からの入力電圧に対するI
PDAの各部での電圧波形を示す図である。
【図16】本発明者らが検討に用いた負荷駆動回路の回
路構成を示す図である。
【図17】本発明者らが検討に用いた負荷駆動回路の回
路構成を示す図である。
【図18】LC発振時における電圧波形を示す図であ
る。
【図19】図17に示す負荷駆動回路を簡略化した図で
ある。
【図20】図17に示す負荷駆動回路を簡略化した図で
ある。
【図21】入力電圧V1としきい値電圧との関係を説明
するための図である。
【符号の説明】
50…ABS制御用ECU、60…マイクロコンピュー
タ、70…周辺IC、77…リセット制御部、78…駆
動禁止信号発生部、79…リレー駆動部、100…半導
体リレー部、100a、100b…半導体リレー、15
1…入力端子、153…電源端子、154…接地端子、
156…電圧供給ライン、157…接地ライン、161
…抵抗、201a〜201c…パワーMOSトランジス
タ、204…コンパレータ、A〜C…IPD。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3D046 BB28 KK12 KK13 MM35 5H570 AA21 BB04 BB07 BB09 CC02 DD01 EE02 FF05 HA01 HA05 HA08 HA20 JJ03 JJ14 JJ19 JJ30 LL03 LL18 LL36 MM03 MM05 MM07

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スイッチング素子(201a、201
    b、201c)と、該スイッチング素子のスイッチング
    を制御する制御部(155)とが備えられた複数のスイ
    ッチング回路(A、B、C)が並列接続され、前記複数
    のスイッチング回路を並列駆動することにより、負荷
    (159)に流す電流のスイッチングを行う負荷駆動回
    路において、 電源側に接続される電源端子(153)と、接地側に接
    続される接地端子(154)とが備えられており、 前記制御部に電圧供給を行う電圧供給ラインと、前記ス
    イッチング素子に電圧供給を行う電圧供給ラインとは、
    前記電源端子に接続される電源供給ライン(156)に
    よって兼用されており、 前記制御部の接地ラインと、前記スイッチング素子の接
    地ラインとは、前記接地端子に接続される接地ライン
    (157)によって兼用されていることを特徴とする負
    荷駆動回路。
  2. 【請求項2】 スイッチング素子(201a、201
    b、201c)と、該スイッチング素子のスイッチング
    を制御する制御部(155)とが備えられた複数のスイ
    ッチング回路(A、B、C)が並列接続され、前記複数
    のスイッチング回路を並列駆動することにより、負荷
    (159)に流す電流のスイッチングを行う負荷駆動回
    路において、 電源側に接続される電源端子(153)と、 前記電源端子に接続され、前記スイッチング素子及び前
    記制御部への電圧供給を行う電圧供給ライン(156)
    と、 接地側に接続される接地端子(154)と、 前記接地端子と前記スイッチング素子及び前記制御部と
    を接続する接地ライン(157)とを備えていることを
    特徴とする負荷駆動回路。
  3. 【請求項3】 スイッチング素子(201a、201
    b、201c)と、該スイッチング素子のスイッチング
    を制御する制御部(155)とが備えられたスイッチン
    グ回路(A、B、C)を駆動することにより、負荷(1
    59)に流す電流のスイッチングを行う負荷駆動回路に
    おいて、 電源側に接続される電源端子(153)と、接地側に接
    続される接地端子(154)とが備えられており、 前記制御部に電圧供給を行う電圧供給ラインと、前記ス
    イッチング素子に電圧供給を行う電圧供給ラインとは、
    前記電源端子に接続される電源供給ライン(156)に
    よって兼用されており、 前記制御部の接地ラインと、前記スイッチング素子の接
    地ラインとは、前記接地端子に接続される接地ライン
    (157)によって兼用されていることを特徴とする負
    荷駆動回路。
  4. 【請求項4】 スイッチング素子(201a、201
    b、201c)と、該スイッチング素子のスイッチング
    を制御する制御部(155)とが備えられたスイッチン
    グ回路(A、B、C)を駆動することにより、負荷(1
    59)に流す電流のスイッチングを行う負荷駆動回路に
    おいて、 電源側に接続される電源端子(153)と、 前記電源端子に接続され、前記スイッチング素子及び前
    記制御部への電圧供給を行う電圧供給ライン(156)
    と、 接地側に接続される接地端子(154)と、 前記接地端子と前記スイッチング素子及び前記制御部と
    を接続する接地ライン(157)とを備えていることを
    特徴とする負荷駆動回路。
  5. 【請求項5】 前記電源端子と前記接地端子との間に
    は、第1のコンデンサ(160)が接続されていると共
    に、前記第1のコンデンサに対して第1の抵抗(16
    1)が直列接続されていることを特徴とする請求項1乃
    至4のいずれか1つに記載の負荷駆動装置。
  6. 【請求項6】 外部からの入力信号が入力される入力端
    子(151)が備えられ、 前記スイッチング回路は、前記入力端子にかかる電位に
    基づいて前記スイッチング素子のオン、オフを制御する
    ようになっていることを特徴とする請求項1乃至5のい
    ずれか1つに記載の負荷駆動回路。
  7. 【請求項7】 前記制御部には、前記入力端子にかかる
    電位と前記電源の電位とによって設定される所定電圧と
    を大小比較する第1の比較器(204)が備えられてお
    り、 前記入力端子にかかる電位が前記所定電圧よりも高い場
    合には、前記第1の比較器から前記スイッチング素子を
    オフする制御信号が出力されるようになっていることを
    特徴とする請求項6に記載の負荷駆動回路。
  8. 【請求項8】 前記入力端子と前記電源端子との間は、
    第2の抵抗(162)を介して接続されていることを特
    徴とする請求項7に記載の負荷駆動回路。
  9. 【請求項9】 前記入力端子と前記接地端子との間は、
    第2のコンデンサ(164)を介して接続されており、 前記第2の抵抗と前記コンデンサの時定数は、前記スイ
    ッチング素子がオフされた際に前記電圧供給ラインに印
    加されるフライバック電圧によって上昇する前記所定電
    圧よりも、前記入力端子にかかる電位が速く立ち上がる
    ように設定されていることを特徴とする請求項8に記載
    の負荷駆動回路。
  10. 【請求項10】 前記入力端子と前記電源端子との間
    は、第2のコンデンサ(164′)を介して接続されて
    いることを特徴とする請求項7に記載の負荷駆動回路。
  11. 【請求項11】 前記第1の比較器から前記スイッチン
    グ素子をオフする制御信号が出力されると、所定期間前
    記スイッチング素子のオフ状態を維持するワンショット
    マルチバイブレータ(400)を備えていることを特徴
    とする請求項7に記載の負荷駆動回路。
  12. 【請求項12】 前記制御部には、前記電源の電位とス
    レッショルド電圧とを大小比較する第2の比較器が備え
    られており、 前記第2の比較器の前記スレッショルド電圧は、前記ス
    イッチング素子がオフされた際に前記電圧供給ラインに
    印加されるフライバック電圧よりも低い電位に設定され
    ていることを特徴とする請求項7に記載の負荷駆動回
    路。
  13. 【請求項13】 前記制御部には、前記入力端子にかか
    る電位と前記電源の電位変動によって変化しない所定電
    圧とを大小比較する比較器(204)が備えられてお
    り、 前記入力端子にかかる電位が前記所定電圧よりも高い場
    合には、前記比較器から前記スイッチング素子をオフす
    る制御信号が出力されるようになっていることを特徴と
    する請求項7に記載の負荷駆動回路。
  14. 【請求項14】 前記制御部には、 該制御部が配置されたチップの温度が過熱状態になって
    いることを検出する過熱検出部(212)と、 該過熱検出部が過熱状態であることを検出すると、前記
    スイッチング素子をオフにする制御信号を出力するラッ
    チ手段(213)とが備えられており、 前記ラッチ手段には、前記制御信号を所定期間中維持す
    る手段が備えられていることを特徴とする請求項1乃至
    13のいずれか1つに記載の負荷駆動回路。
  15. 【請求項15】 前記ラッチ手段は、セット端子とリセ
    ット端子、及び第1、第2のNOR回路(213a、2
    13b)が備えられたRSフリップフロップであり、 第1のNOR回路(213a)にはセット端子からの入
    力信号と前記第2のNOR回路からの出力信号が入力さ
    れ、前記第2のNOR回路(213b)にはリセット端
    子からの入力信号と前記第1のNOR回路からの出力信
    号が入力されるようになっており、 前記RSフリップフロップには、前記第1のNOR回路
    の出力部と前記電源供給ラインとの間に配置された第3
    のコンデンサ(213d)と、前記第2のNOR回路の
    出力部と前記接地ラインとの間に配置された第4のコン
    デンサ(213c)とが備えられていることを特徴とす
    る請求項14に記載の負荷駆動回路。
  16. 【請求項16】 前記ラッチ手段は、パワーオンリセッ
    ト部(214)からのリセット信号に基づいてリセット
    されるように構成されており、 前記パワーオンリセット部は、前記電圧供給ラインの電
    位が、負荷ショート時における電位よりも低くなった時
    に前記リセット信号を出力するようになっていることを
    特徴とする請求項14又は15に記載の負荷駆動回路。
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