JP2001311922A - 微細パターン電極の形成方法および光素子 - Google Patents

微細パターン電極の形成方法および光素子

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JP2001311922A JP2000132802A JP2000132802A JP2001311922A JP 2001311922 A JP2001311922 A JP 2001311922A JP 2000132802 A JP2000132802 A JP 2000132802A JP 2000132802 A JP2000132802 A JP 2000132802A JP 2001311922 A JP2001311922 A JP 2001311922A
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直樹 三ツ木
Hirotoshi Nagata
裕俊 永田
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  • Optical Modulation, Optical Deflection, Nonlinear Optics, Optical Demodulation, Optical Logic Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 不要な下地部分をウエットエッチングで除去
する際、過剰なサイドエッチングを防止した、微細パタ
ーン電極の形成方法の提供が望まれている。 【解決手段】 ウエハプロセスにおいて微細パターン電
極を電解メッキ法で酸化物基板上に形成する微細パター
ン電極の形成方法である。基板11上に第1の金属パタ
ーン15を形成し、次に第1の金属パターン15を覆っ
て第2の金属層16を成膜し、第2の金属層16上にレ
ジストパターン18を形成し、次いでこのレジストパタ
ーン18を用いて電解メッキ法により第2の金属層16
上にメッキパターン19を形成し、その後レジストパタ
ーン18を除去し、さらにメッキパターン19から外れ
て露出する第2の金属層16をウエットエッチングで選
択的に除去し、メッキパターン19の下に第2の金属パ
ターン20を形成するとともに第2の金属パターン20
の下に第1の金属パターン15を残す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光通信分野におけ
るウエハプロセス技術に係り、詳しくは高速光変調器の
作製などに採用されるウエハプロセスにおける微細パタ
ーン電極の形成方法、およびこの方法を用いて得られる
光素子に関する。
【0002】
【従来の技術】光通信分野においては、例えば高速光変
調器などを作製する際、その構成要素となる光素子をウ
エハ上に集積する、ウエハプロセス技術が採用されてい
る。このウエハプロセス技術の一つとして、従来、例え
ば図6に示すように基板1上に電極2を形成する方法が
ある。
【0003】この電極2では、例えばそのパターン幅
(電極幅)aが数μm程度と微細なパターンに形成され
る。また、このような電極2にあっては、特に高速変調
器に用いられる場合、変調器の高速化を実現するため電
極厚bを20μm以上(例えば20〜25μm程度)に
厚くする必要がある。
【0004】ところで、電極2は、主に導電率の良い金
(Au)が用いられ、電解メッキ法によって形成されて
いる。すなわち、従来このような微細パターンの電極2
を形成するには、まず、図7(a)に示すように基板1
表面全体に電解メッキ用の第1の下地3、第2の下地4
をこの順に形成し、さらにその上にフォトレジストを塗
布して図7(b)に示すようにフォトレジスト層5を形
成する。
【0005】次に、このフォトレジスト層5に露光処
理、現像処理を施して図7(c)に示すようにレジスト
パターン6を形成する。なお、このレジストパターン6
については、作製すべき電極のパターンと反対のパター
ン、すなわち電極に対してネガ型のパターンに形成す
る。
【0006】次いで、図7(d)に示すように電解メッ
キを施してレジストパターン6の無い箇所、すなわち下
地4が露出した箇所にAuからなるメッキパターン7を
形成する。続いて、図7(e)に示すようにレジストパ
ターン6を除去する。その後、第2の下地4の前記メッ
キパターン7間に露出する部分、さらにはこの部分の下
の第1の下地3の部分をドライエッチングもしくはウエ
ットエッチングによってそれぞれ選択的に除去し、図7
(f)に示すように第1の下地からなるパターン8、第
2の下地からなるパターン9、そしてメッキパターン7
よりなる電極2を形成する。
【0007】ここで、第1の下地3はチタン(Ti)や
クロム(Cr)などからなるもので、基板1と電極2の
主構成要素となるメッキパターン7との付着強度を上げ
るための糊の役目をするものである。また、第2の下地
4は、メッキパターン7と同一の材料であるAuからな
っている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来の微細パターン電極の形成方法には以下に述べる解
決すべき課題がある。メッキパターン7形成後、このメ
ッキパターン7間に露出する第2の下地4、およびその
下の第1の下地3を選択的に除去する際、特にこれをプ
ラズマエッチングなどのドライエッチングによって行っ
た場合には、エッチングの終点制御が困難であることか
ら、これら下地のエッチング不十分により電極2がショ
ートするのを防ぐため、通常は図8(a)に示すように
オーバーエッチング気味に下地4、3をエッチングす
る。
【0009】しかしながら、このようにオーバーエッチ
ングを行うと、図8(b)に示すように当然露出した基
板2の表面に損傷dを与えてしまい、例えばこの損傷d
に起因して、直流電圧の印加時に電圧動作点のドリフト
が起こるなどといった不都合が生じてしまう。
【0010】また、第2の下地4、第1の下地3をウエ
ットエッチングで除去した場合には、基板1に損傷を与
えることはほとんどないものの、ウエットエッチングは
図9(a)に示すように等方性であることから、メッキ
パターン7やウエットエッチングによって形成されるパ
ターン9、パターン8にサイドエッチングが起こる。
【0011】このようにしてサイドエッチングが起こる
と、特に図9(b)に示すように基板1に接する第1の
下地3からなるパターン8へのサイドエッチングeが大
きい場合、このパターン8の電気抵抗が大きくなること
などにより得られる製品の電気特性が低下してしまう。
ここで、このようなサイドエッチングeは、特に図6に
示した電極2の電極厚bに対する電極2、2間の間隔c
の比(b/c)が、1より大きいような微細パターンの
場合に、ウエットエッチングを比較的長めの時間で行う
ことによってより多く起こる。なお、下地からなるパタ
ーン8、9へのサイドエッチングは外見検査では確認し
にくく、したがってこのような不都合を外見検査だけで
見つけるのは困難であった。
【0012】本発明は前記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、メッキパターン形成後、
不要な下地部分をウエットエッチングで除去する際、過
剰なサイドエッチングを防止した、微細パターン電極の
形成方法と、この方法を用いて得られる光素子とを提供
することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明における請求項1
記載の微細パターン電極の形成方法では、微細パターン
電極を電解メッキ法で酸化物基板上に形成するにあた
り、まず、前記基板上に、これに接した状態に電極パタ
ーン状の第1の金属層からなる第1の金属パターンを形
成し、次に、前記基板上に、前記第1の金属パターンを
覆った状態で第2の金属層を成膜し、次いで、前記第2
の金属層上にレジストパターンを形成し、さらにこのレ
ジストパターンを用いて電解メッキ法により第2の金属
層上に電極パターン状のメッキパターンを形成し、その
後、前記レジストパターンを除去し、さらに前記メッキ
パターンから外れて露出する第2の金属層をウエットエ
ッチングで選択的に除去し、メッキパターンの下に第2
の金属パターンを形成するとともに該第2の金属パター
ンの下に前記第1の金属パターンを残すことを前記課題
の解決手段とした。
【0014】この微細パターン電極の形成方法によれ
ば、以下の作用を奏する。第2の金属層をウエットエッ
チングで選択的に除去する際、この除去すべき第2の金
属層の下には第1の金属パターンがなく、一方電極形成
箇所には第1の金属パターンが形成されている。したが
って、前記のウエットエッチングをした際、電極形成箇
所には第2の金属と異なる第1の金属があるため、予め
エッチング液を選択しておくことにより、第1の金属パ
ターンにサイドエッチングが起こるのを防止することが
可能になる。
【0015】請求項5記載の光素子によれば、前記請求
項1記載の方法によって微細パターン電極を形成してな
るものであるから、微細パターン電極が、サイドエッチ
ングがなく良好なパターン精度で形成されたものとな
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳しく説明する。
本発明における請求項1記載の発明は、例えば高速光変
調器などを作製する際、その構成要素となる光素子をウ
エハ上に集積するウエハプロセスにおいて、アスペクト
比(電極高さ/電極幅)の大きい微細パターン電極を形
成する方法である。
【0017】すなわち、本発明における第1実施形態例
の方法では、まず、図1に示すように予めTiを拡散し
て形成した光導波路10を有するニオブ酸リチウム結晶
基板(以下、LN基板と記す)11を用意し、図2
(a)に示すようにこのLN基板11の上にフォトレジ
ストをスピンコート法で塗布してレジスト層12を形成
する。続いて、公知のフォトリソグラフィー技術によっ
てレジスト層12をパターニングし、図2(b)に示す
ように光導波路10上を開口するレジストパターン13
…を形成する。
【0018】次に、これらレジストパターン13…の上
から第1の金属を蒸着等によって成膜し、第1の金属層
14を形成する。ここで、第1の金属としては、LN基
板11と形成する電極との付着強度を上げるための糊の
役目をするものが用いられ、具体的にはチタン(T
i)、クロム(Cr)、Ni(ニッケル)などの遷移金
属が好適に用いられる。なお。本例ではTiあるいはC
rが、厚さ50nm以下程度に成膜される。
【0019】次いで、現像処理することによってレジス
トパターン13…を除去し、これらレジストパターン1
3…上の第1の金属層14を共に除去(リフトオフ)し
て、図2(d)に示すようにLN基板11上にこれに接
した状態で第1の金属層14からなる第1の金属パター
ン15…を形成する。ここで、このようにして形成され
た第1の金属パターン15…は、当然全て導通するよう
に繋がっていないため、この状態では電解メッキはでき
ない。
【0020】そこで、本例では、前記LN基板11表面
上の全体に、すなわち前記第1の金属パターンを覆った
状態で、図2(e)に示すように第2の金属層16を真
空蒸着等によって成膜する。ここで、第2の金属層16
としては、後述するメッキパターンと同じ低抵抗の貴金
属が用いられ、本例では金(Au)が、厚さ30〜10
0nm程度に成膜される。
【0021】次いで、LN基板11全面にフォトレジス
トを塗布し、図2(f)に示すように第2の金属層16
を覆った状態にレジスト層17を形成する。続いて、公
知のフォトリソグラフィー技術によってレジスト層17
をパターニングし、図2(g)に示すように先に形成し
た第1の金属パターン15…の上に、このパターンと同
一のパターンに開口するレジストパターン18…を形成
する。
【0022】次いで、電解メッキ法により、図2(h)
に示すようにこのレジストパターン18…間に露出した
前記第2の金属層16上に、貴金属、本例では金(A
u)をメッキし、電極パターン状のメッキパターン19
を形成する。続いて、図2(i)に示すようにレジスト
パターン18…を除去する。
【0023】その後、メッキパターン19を形成する金
属、すなわち金との間で選択比のとれるエッチング液を
用い、このメッキパターン19から外れて露出する第2
の金属層16をウエットエッチングで選択的に除去し、
図2(j)に示すようにメッキパターン19の下に第2
の金属パターン20を形成する。そして、これにより微
細パターンの電極21を得るとともに、この微細パター
ン電極21を備えてなる本発明の請求項5記載の光素子
を得る。
【0024】このような微細パターン電極21の形成方
法にあっては、メッキパターン19から外れて露出する
第2の金属層16をウエットエッチングで選択的に除去
する際、この除去すべき第2の金属層16の下には第1
の金属パターン15がなく、一方電極形成箇所であるメ
ッキパターン19の下には第1の金属パターン15が形
成されているので、除去すべき第2の金属層16の横に
は該第2の金属と異なる第1の金属パターン15が位置
することになり、したがってこの第1の金属パターン1
5にサイドエッチングが起こるのが防止される。
【0025】よって、このようにして得られた微細パタ
ーン電極21を有してなる光素子は、サイドエッチング
がなく良好なパターン精度で微細パターン電極21が形
成されていることにより、優れた電気特性を有するもの
となる。
【0026】次に、本発明における第2実施形態例の方
法を図3を用いて説明する。なお、図3は、先の第1実
施形態例における、図2(i)に示した時点の工程と同
じ工程を示す図である。本例が図2に示した例と異なる
ところは、第1の金属層からなる第1の金属パターン3
0を、LN基板11に接して形成された第1層31と、
この第1層31の上に形成された第2層32との二層で
形成する点である。
【0027】すなわち、本例では、図2(b)に示した
ごとくレジストパターン13を形成した後、図3に示す
ように第1の金属層30として2種類の金属をLN基板
11表面に成膜し、LN基板11側から順に第1層3
1、第2層32を形成する。ここで、第1層31を形成
する金属としては、Ti、Cr、Ni等の遷移金属から
選択された金属、本例ではTiが用いられ、第2層32
を形成する金属としては、第2の金属パターン20と同
じAu、Pt等の貴金属、すなわち金が用いられる。以
下、第1実施形態例と同様にして第2の金属層16、メ
ッキパターン19を形成した後、ウエットエッチングに
よってメッキパターン19から外れて露出する第2の金
属層16を選択的に除去し、微細パターン電極(図示せ
ず)を得る。
【0028】このような微細パターン電極の形成方法に
あっても、メッキパターン19から外れて露出する第2
の金属層16をウエットエッチングで選択的に除去する
際、この除去すべき第2の金属層16の下には第1の金
属パターン30がなく、一方電極形成箇所であるメッキ
パターン19の下には第1の金属パターン30が形成さ
れているので、除去すべき第2の金属層16の横には特
に該第2の金属と異なる第1の金属からなる第1層31
が位置することになり、したがってこの第1層31にサ
イドエッチングが起こるのが防止される。また、第2層
32はある程度サイドエッチングされるものの、この第
2層32はもともと低抵抗の貴金属(金)によって形成
されているので、これがサイドエッチングされても得ら
れる電極の抵抗値にはほとんど影響がない。さらに、素
子に加わる電界は、ウエハに直接接しているTi形状が
大きく影響し、第2の金属および金メッキ層が多少サイ
ドエッチングされてもその影響は無視できる程度であ
る。すなわち、第2の金属パターンの幅がサイドエッチ
ングされて第1の金属パターンの幅よりも多少狭くなっ
ていてもよい。
【0029】よって、このようにして得られた微細パタ
ーン電極を有してなる光素子にあっても、特に第1の金
属パターン30の第1層31が良好なパターン精度で形
成されていることにより、優れた電気特性を有するもの
となる。
【0030】次に、本発明における第3実施形態例の方
法を図4を用いて説明する。なお、図4も、先の第1実
施形態例における、図2(i)に示した時点の工程と同
じ工程を示す図である。本例が図2に示した例と異なる
ところは、第2の金属層からなる第2の金属パターン4
0を、第1層41と、この第1層41の上に形成された
第2層42との二層で形成する点である。
【0031】すなわち、本例では、図2(d)に示した
ごとく第1の金属パターン15を形成した後、図4に示
すように第2の金属層40として2種類の金属を、第1
の金属パターン15を覆った状態でLN基板11表面の
全面に成膜し、LN基板11側から順に第1層41、第
2層42を形成する。ここで、第1層41を形成する金
属としては、前記第1の金属パターン15と異なるも
の、すなわち選択比のとれる材料とされ、第2層42を
形成する金属としては、第2層41と異なるもの、すな
わち選択比のとれる材料とされる。なお、本例において
は、第1の金属層14(第1の金属パターン15)と第
1層41、第1層41と第2層42とはそれぞれ同じ厚
さに成膜する。以下、第1実施形態例と同様にしてメッ
キパターン19を形成した後、ウエットエッチングによ
ってメッキパターン19から外れて露出する第2の金属
層40の第1層41、第2層42を順次選択的に除去
し、微細パターン電極(図示せず)を得る。
【0032】このような微細パターン電極の形成方法に
あっても、メッキパターン19から外れて露出する第2
の金属層40の第1層41、第2層42をウエットエッ
チングで選択的に除去する際、この除去すべき第2の金
属層40の下には第1の金属パターン30がなく、一方
電極形成箇所であるメッキパターン19の直下には第1
の金属パターン30が形成されているので、除去すべき
第2の金属層40のうちの第2層42を除去するときに
は、その横の電極形成箇所に該第2層42と異なる第1
層41の金属が位置し、除去すべき第1層41を除去す
るときには、その横の電極形成箇所に該第1層41と異
なる第1の金属パターン15が位置することになる。し
たがって、電極形成箇所における第1層41、第1の電
極パターン15に共にサイドエッチングが起こるのが防
止される。
【0033】よって、このようにして得られた微細パタ
ーン電極を有してなる光素子にあっても、特に第1の金
属パターン、第2の金属パターンがいずれも良好なパタ
ーン精度で形成されていることにより、優れた電気特性
を有するものとなる。
【0034】次に、本発明における第4実施形態例の方
法を図5を用いて説明する。なお、図5も、先の第1実
施形態例における、図2(i)に示した時点の工程と同
じ工程を示す図である。本例が図2に示した例と異なる
ところは、第2の金属層からなる第2の金属パターン2
0の上に、さらに別の金属パターン50を形成する点で
ある。
【0035】すなわち、本例では、図2(g)に示した
ごとくレジストパターン18を形成した後、図5に示す
ように別の金属パターン50を形成し、その後、このレ
ジストパターン18をそのまま用い、あるいは再度新た
にレジストパターンを形成して、メッキパターン19を
形成する。以下、第1実施形態例と同様にして、ウエッ
トエッチングによってメッキパターン19から外れて露
出する第2の金属層16を選択的に除去し、微細パター
ン電極(図示せず)を得る。
【0036】このような微細パターン電極の形成方法に
あっても、メッキパターン19から外れて露出する第2
の金属層16をウエットエッチングで選択的に除去する
際、除去すべき第2の金属層16の横には該第2の金属
と異なる第1の金属パターン15が位置することによ
り、この第1の金属パターン15にサイドエッチングが
起こるのが防止される。また、第2の金属パターン20
上に別の金属パターン50を形成することにより、得ら
れる微細パターン電極の高さを容易に調整することがで
きる。
【0037】よって、このようにして得られた微細パタ
ーン電極を有してなる光素子も、サイドエッチングがな
く良好なパターン精度で微細パターン電極が形成されて
いることにより、優れた電気特性を有するものとなる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明の微細パター
ン電極の形成方法は、第2の金属層をウエットエッチン
グで選択的に除去する際、この除去すべき第2の金属層
の下には第1の金属パターンがなく、一方電極形成箇所
には第1の金属パターンが形成されているようにした方
法であるから、前記のウエットエッチングをした際、電
極形成箇所には第2の金属と異なる第1の金属があるた
め、予めエッチング液を選択しておくことにより、第1
の金属パターンにサイドエッチングが起こるのを防止す
ることができ、これにより良好なパターン精度で微細パ
ターン電極を形成することができる。
【0039】本発明の光素子は、前記の方法によって微
細パターン電極を形成してなるものであるから、微細パ
ターン電極が、サイドエッチングがなく良好なパターン
精度で形成されたものとなることにより、優れた電気特
性を有するものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 光導波路を有する基板を示す斜視図である。
【図2】 (a)〜(j)は、本発明の微細パターン電
極の形成方法の第1実施形態例を工程順に説明するため
の要部側断面図である。
【図3】 本発明の微細パターン電極の形成方法の第2
実施形態例を説明するための要部側断面図である。
【図4】 本発明の微細パターン電極の形成方法の第3
実施形態例を説明するための要部側断面図である。
【図5】 本発明の微細パターン電極の形成方法の第4
実施形態例を説明するための要部側断面図である。
【図6】 基板上に形成された微細パターン電極の側断
面図である。
【図7】 (a)〜(f)は、従来の微細パターン電極
の形成方法の一例を工程順に説明するための要部側断面
図である。
【図8】 (a)、(b)は、従来の微細パターン電極
の形成方法の課題を説明するための要部側断面図であ
る。
【図9】 (a)、(b)は、従来の微細パターン電極
の形成方法の課題を説明するための要部側断面図であ
る。
【符号の説明】
10…光導波路、11…LN基板、12…レジスト層、
13…レジストパターン、14…第1の金属層、15…
第1の金属パターン、16…第2の金属層、17…レジ
スト層、18…レジストパターン、19…メッキパター
ン、20…第2の金属パターン、21…微細パターン電
極、30…第1の金属パターン、31…第1層、32‥
第2層

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウエハプロセスにおいて微細パターン電
    極を電解メッキ法で酸化物基板上に形成する微細パター
    ン電極の形成方法であって、 前記基板上に、これに接した状態に電極パターン状の第
    1の金属層からなる第1の金属パターンを形成する工程
    と、 前記基板上に、前記第1の金属パターンを覆った状態で
    第2の金属層を成膜する工程、 前記第2の金属層上にレジストパターンを形成し、この
    レジストパターンを用いて電解メッキ法により第2の金
    属層上に電極パターン状のメッキパターンを形成する工
    程と、 前記レジストパターンを除去し、さらに前記メッキパタ
    ーンから外れて露出する第2の金属層をウエットエッチ
    ングで選択的に除去し、メッキパターンの下に第2の金
    属パターンを形成するとともに該第2の金属パターンの
    下に前記第1の金属パターンを残す工程と、を備えてな
    ることを特徴とする微細パターン電極の形成方法。
  2. 【請求項2】 前記第1の金属パターンを、基板に接し
    て形成された第1層と、この第1層の上に形成された第
    2層との二層で形成することを特徴とする請求項1記載
    の微細パターン電極の形成方法。
  3. 【請求項3】 前記第1の金属パターンの第1層を、T
    i、Cr、Ni等の遷移金属から選択された金属で形成
    することを特徴とする請求項2記載の微細パターン電極
    の形成方法。
  4. 【請求項4】 前記第1の金属パターンの第2層と前記
    第2の金属パターンとを、Au、Pt等の貴金属から選
    択された同一の金属で形成することを特徴とする請求項
    2または3記載の微細パターン電極の形成方法。
  5. 【請求項5】 光導波路を有した酸化物基板上に微細パ
    ターン電極を形成してなる光素子であって、 前記微細パターン電極は、前記基板上にこれに接した状
    態で電極パターン状に形成された第1の金属層からなる
    第1の金属パターンと、 前記第1の金属パターンを覆った状態で前記基板上に第
    2の金属層が成膜され、該第2の金属層上にレジストパ
    ターンが形成され、さらにこのレジストパターンを用い
    た電解メッキ法により第2の金属層上に電極パターン状
    に形成されたメッキパターンと、 前記レジストパターンが除去され、さらにメッキパター
    ンから外れて露出する第2の金属層がウエットエッチン
    グで選択的に除去されることにより、前記第1の金属パ
    ターンを残した状態でメッキパターンの下に形成された
    第2の金属パターンと、からなることを特徴とする光素
    子。
  6. 【請求項6】 前記第1の金属パターンは、基板に接し
    て形成された第1層と、この第1層の上に形成された第
    2層との二層からなることを特徴とする請求項5記載の
    光素子。
  7. 【請求項7】 前記第1の金属パターンの第1層は、T
    i、Cr、Ni等の遷移金属から選択された金属によっ
    てなることを特徴とする請求項6記載の光素子。
  8. 【請求項8】 前記第1の金属パターンの第2層と前記
    第2の金属パターンとは、Au、Pt等の貴金属から選
    択された同一の金属からなることを特徴とする請求項6
    または7記載の光素子。
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