JP2001311895A - マルチビーム走査装置・マルチビーム走査方法・マルチビーム走査装置用の光源装置および画像形成装置 - Google Patents

マルチビーム走査装置・マルチビーム走査方法・マルチビーム走査装置用の光源装置および画像形成装置

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JP2001311895A
JP2001311895A JP2001031475A JP2001031475A JP2001311895A JP 2001311895 A JP2001311895 A JP 2001311895A JP 2001031475 A JP2001031475 A JP 2001031475A JP 2001031475 A JP2001031475 A JP 2001031475A JP 2001311895 A JP2001311895 A JP 2001311895A
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清三 鈴木
Hiromichi Atsumi
広道 厚海
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】高密度書き込みに対しても、必要とする深度余
裕を確実に確保し、スポット径のばらつきの影響を有効
に軽減もしくは防止して、安定したスポット径により良
好なマルチビーム走査を実現する。 【解決手段】半導体レーザアレイ1からの複数ビーム
を、光偏向器5を含む共通の光学系を介して被走査面9
へ導いて、副走査方向に分離した複数の光スポットを形
成し、光偏向器により同時に偏向させることにより、被
走査面の複数走査線を同時に隣接走査する装置におい
て、半導体レーザアレイが、その発光部の配列方向を副
走査方向に対して傾き角:φをもって配置され、走査線
ピッチをP、半導体レーザアレイにおける発光部の配列
ピッチをρとするとき、半導体レーザアレイの発光波
長:λ、副走査方向において狙いとするスポット径:ω
zに応じて、K=0.82λ/ωzで定義されるKが、
条件:(1)0.01<K・P/(ρ・cosφ)<0.30,(2)0.
011<K<0.030を満足する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、マルチビーム走
査装置・マルチビーム走査方法・マルチビーム走査装置
用の光源装置および画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光走査装置は、デジタル複写装置や光プ
リンタ等の画像形成装置に関連して広く知られている。
光走査装置による走査を高速化できる方法として、被走
査面の複数走査線を同時走査する「マルチビーム方式」
が注目され、複数の発光部をモノリシックに1列に配列
した半導体レーザアレイを光源として用いる「マルチビ
ーム走査装置」が実現されつつある。半導体レーザアレ
イは発光部相互の間隔が不変であり、しかも発光部のピ
ッチが小さいので、光源から被走査面に至る光路上の光
学系を複数ビームに共通化して使用できるので、機械的
変動に対して安定性の高いマルチビーム方式の光走査装
置が可能になる。マルチビーム走査方式には、隣接する
走査線を同時走査する「隣接走査」と、1以上の走査線
を隔して走査を行う「飛び越し走査」がある。飛び越し
走査は、それなりの利点があるが、良く知られているよ
うに「同時走査する走査線の間隔が走査と共に変動する
走査線ピッチむら」を生じやすいという問題がある。光
走査の書き込みの密度が600dpi以上のように高く
なると、走査線のピッチも小さくなるので、上記走査線
ピッチむらが、走査線ピッチに相対的に大きくなって、
書き込み形成される画像の像質に対する影響も大きくな
り、像質劣化を生じやすい。このような観点からする
と、高密度の画像形成にはマルチビーム走査方式として
「隣接走査」が適している。
【0003】光走査は被走査面上に形成される光スポッ
トにより行われる。高密度の書き込みを行う場合には、
当然に走査線ピッチが小さくなるのに応じて副走査方向
のスポット径も小さくならねばならない。光スポット
は、設計上は光ビームのビームウエストにより形成され
るが、ビームウエストの形成される像面と被走査面と
は、像面湾曲等の影響により必ずしも合致せず、被走査
面上におけるスポット径は必ずしもビームウエスト径に
等しくはならない。そこで、像面湾曲によるスポット径
変動を極力押さえるために像面湾曲を適性に補正するこ
とが行われる。また、マルチビーム走査装置であるとシ
ングルビーム走査装置であるとにかかわらず、現実の光
走査装置には各種の誤差が内在している。これら誤差と
は、光走査装置を構成する各光学素子の部品精度に対す
る誤差や組み付け精度に対する誤差である。このような
誤差が存在すると、本来は被走査面に対して可及的に合
致されるべき像面が、現実の被走査面に対して相対的に
ずれることなる。このようなずれを光スポットの「デフ
ォーカス」と呼んでいる。現実に組み立てられたマルチ
ビーム走査装置で、デフォーカスが不可避的に存在する
ことに鑑みると、マルチビーム走査装置の設計はデフォ
ーカスの存在を前提として行う必要がある。即ち、ある
程度のデフォーカスの存在下においても「スポット径の
変動範囲が所望の範囲内に収まる」ような設計を行うこ
とになる。
【0004】光スポットのスポット径の変動の許容幅
は、光走査の基準として想定されるスポット径:Wに対
して±10%の範囲、即ち、W(1±0.1)の範囲で
あるとされている。
【0005】例えば、光走査をスポット径:40μmの
光スポットで行うことを想定する場合、この「40μ
m」が上記「光走査の基準として想定されるスポット
径」であるが、これをこの明細書中において「狙いとす
るスポット径」と称する。デフォーカス状態では、スポ
ット径はビームウエスト径よりも大きくなるから、光学
系を設計するにあたっては、ビームスポット径を「狙い
とするスポット径よりも数%〜10%程度小さく」する
ように設計を行うのが普通である。光スポットのスポッ
ト径の変動が上記「スポット径の変動の許容幅」に収ま
るようなデフォーカスの幅を「深度余裕」と呼ぶ。この
深度余裕が大きいほど「像面と被走査面とのずれ」に対
する許容度が高い。深度余裕は、光学系の部品精度や組
み付け精度を考慮すると、0.9mm以上必要であるこ
とが経験的に知られている。半導体レーザアレイを光源
として用いるマルチビーム走査における他の問題点とし
て「発散角のばらつき」がある。周知の如く、半導体レ
ーザから放射される光束は発散性の光束であり、その発
散角は活性層の厚さ方向において最大で、これに直交す
る方向で最小であり、光束のファーフィールドパターン
は、上記活性層の厚さ方向を長軸方向とする楕円形状で
ある。半導体レーザアレイでは、複数の発光部から、そ
れぞれ発散光束が放射されるが、その発散角は必ずしも
発光部に共通ではなく、発光部ごとに「ばらつき」があ
る。このため、このような発光部ごとの発散角のばらつ
きに応じて、被走査面上の光スポットのスポット径が、
光スポットごとに異なる場合があり、このような「光ス
ポットごとのスポット径のばらつき」も勿論、画像劣化
の原因となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、例えば6
00dpi以上の高密度書き込みに対しても、必要とす
る深度余裕を確実に確保し、スポット径のばらつきの影
響を有効に軽減もしくは防止して、安定したスポット径
により良好なマルチビーム走査を実現することを課題と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明のマルチビーム
走査装置は「半導体レーザアレイからの複数ビームを、
光偏向器を含む共通の光学系を介して被走査面へ導い
て、副走査方向に分離した複数の光スポットを形成し、
光偏向器により同時に偏向させることにより、被走査面
の複数走査線を同時に隣接走査するマルチビーム走査装
置」である。請求項1記載のマルチビーム走査装置は以
下の如き特徴を有する。光源として用いられる「半導体
レーザアレイ」は、その発光部の配列方向(活性層に平
行な方向)を、副走査方向に対して傾き角:φ(90>
φ≧0 単位:度)をもって配置される。傾き角:φは
「φ=0」を含む。この場合、発光部の配列方向は副走
査方向に平行になる。走査線ピッチ(隣接する走査線間
の設計上の間隔)をP、半導体レーザアレイにおける発
光部の配列ピッチをρとするとき、半導体レーザアレイ
の発光波長:λ、副走査方向において狙いとするスポッ
ト径:ωzに応じて、係数:Kを式: K=0.82λ/ωz で定義する。係数:Kは、走査線ピッチ:P、発光部の
配列ピッチ:ρとともに、条件: (1) 0.01<K・P/(ρ・cosφ)<0.30 (2) 0.011<K<0.030 を満足する。請求項1記載のマルチビーム走査装置は、
カップリングレンズと、アパーチュアと、線像結像光学
系と、光偏向器と、走査結像光学系とを有することがで
きる(請求項2)。「カップリングレンズ」は、半導体
レーザアレイからの複数ビームを以後の光学系にカップ
リングするためのレンズである。「アパーチュア」は、
カップリングレンズを透過した複数ビームをビーム整形
するためのものである。「線像結像光学系」は、ビーム
整形された各ビームを副走査方向に集光させて「主走査
方向に長い線像」として結像させる。この線像結像光学
系としては「凸のシリンドリカルレンズ」や「凹のシリ
ンドリカルミラー」を用いることができる。
【0008】「光偏向器」は、各線像の結像位置の近傍
に偏向反射面を有し、各反射光束を偏向させる。光偏向
器としては「回転鏡」即ち、回転単面鏡や回転2面鏡、
回転多面鏡等を用いることができるほか、ガルバノミラ
ーのような揺動鏡を用いることもできる。中でも上記回
転多面鏡は光偏向器として好適である。「走査結像光学
系」は、光偏向器により偏向された各ビームを被走査面
に向けて集光させる光学系である。走査結像光学系は、
1枚以上のレンズで構成することもできるし、1面以上
の結像ミラー(結像作用を持つミラー)で構成すること
もでき、1枚以上のレンズと1面以上の結像ミラーの組
み合わせで構成することもできる。請求項2記載のマル
チビーム走査装置において、半導体レーザアレイの傾き
角:φは「φ=0」とすることもできるし(請求項
3)、「φ>0」とすることもできる(請求項4)。上
記請求項2または3または4記載のマルチビーム走査装
置において、カップリングレンズのカップリング作用は
「コリメート作用」であることもできるし(請求項
5)、「半導体レーザアレイからの複数の発散ビームを
それぞれ、発散性を弱めた発散ビームとする作用」であ
ることもできる(請求項6)。上記請求項2または3ま
たは4記載のマルチビーム走査装置において、光偏向器
を、回転多面鏡等の回転鏡とし、走査結像光学系が「光
スポットによる走査を等速化する機能」を持つように構
成することができる(請求項7)。また、 請求項5記
載のマルチビーム走査装置において、光偏向器を、回転
多面鏡等の回転鏡とし、走査結像光学系を「fθ光学系
(fθ特性を持つ光学系)」とすることができる(請求
項8)。上記請求項2〜8の任意の1に記載のマルチビ
ーム走査装置において、線像結像光学系を「シリンドリ
カルレンズ」とすることができる(請求項9)。請求項
4記載のマルチビーム走査装置において、半導体レーザ
アレイの傾き角:φが90度に近い場合には、カップリ
ングレンズと光偏向器との間の光路上に、光束径を主走
査方向に拡大する「主走査方向ビームエキスパンダ」を
有することができる(請求項10)。
【0009】この発明の「光源装置」は、請求項1記載
のマルチビーム走査装置に用いられる光源装置であっ
て、半導体レーザアレイと、カップリングレンズと、ア
パーチュアとを有する。「半導体レーザアレイ」は、配
列ピッチ:ρで1列配列された複数の発光部の配列方向
を、副走査方向に対して傾き角:φ(≧0)だけ傾けて
設けられる。この「カップリングレンズ」は、半導体レ
ーザアレイからの複数ビームを、以後の光学系にカップ
リングさせるレンズである。「アパーチュア」は、カッ
プリングレンズを透過した複数ビームをビーム整形す
る。即ち、各ビームは、アパーチュアの開口部を通過す
る際にビーム周辺部を遮光されて、所定の断面形状を持
ったビームとなる。上記アパーチュアにより規定される
副走査方向の開口数:NAz(source)は、 条件:(3) 0.01<NAz(source)<0.30 を満足する(請求項11)。この請求項11記載の光源
装置において、半導体レーザアレイの傾き角:φは「φ
=0」とすることもできるし(請求項12)、「φ>
0」とすることもできる(請求項13)。上記請求項1
1または12または13記載の光源装置において、カッ
プリングレンズのカップリング作用は「コリメート作
用」とすることができる(請求項14)。この場合にお
いて、カップリングレンズを「1枚のレンズ」で構成す
ることができる(請求項15)。カップリング作用とし
ては「半導体レーザアレイからの複数の発散ビームをそ
れぞれ、発散性を弱めた発散ビームとする作用」とする
こともできる(請求項16)。カップリングレンズのカ
ップリング作用としては他に「半導体レーザアレイから
の複数の発散ビームをそれぞれ収束ビームとする作用」
も可能である。また、実施例にも示すように、カップリ
ングレンズを2枚以上のレンズで構成することも勿論可
能である。上記請求項11〜16の任意の1に記載の光
源装置において、半導体レーザアレイにおける発光部の
配列ピッチ:ρは、10μmとすることもできるし(請
求項17)、「ρ>10μm」とすることもできる。ま
た、請求項11〜17の任意の1に記載の光源装置にお
いて、半導体レーザアレイにおける発光波長:λを70
0nm以下とすることができる(請求項18)。
【0010】この発明のマルチビーム走査方法は「半導
体レーザアレイからの複数ビームを、光偏向器を含む共
通の光学系を介して被走査面へ導いて、副走査方向に分
離した複数の光スポットを形成し、光偏向器により同時
に偏向させることにより、被走査面の複数走査線を同時
に隣接走査するマルチビーム走査方法」であって、光走
査を行う装置として「請求項1〜10の任意の1に記載
のマルチビーム走査装置」を用いることを特徴とする
(請求項19)。この発明の画像形成装置は「感光媒体
の感光面に光走査装置による光走査を行って潜像を形成
し、上記潜像を可視化して画像を得る画像形成装置」で
あって、感光媒体の感光面の光走査を行う光走査装置と
して、請求項1〜10の任意の1に記載のマルチビーム
走査装置を用いたことを特徴とする(請求項20)。こ
の請求項20記載の画像形成装置において、感光媒体を
光導電性の感光体とし、感光面の均一帯電と光走査装置
の光走査とにより形成される静電潜像を「トナー画像」
として可視化するように構成できる(請求項21)。トナ
ー画像は、シート状の記録媒体(転写紙や「OHPシー
ト(オーバヘッドプロジェクタ用のプラスチックシー
ト」等)に定着される。請求項20記載の画像形成装置
において、感光媒体として例えば「銀塩写真フィルム」
を用いることもできる。この場合、光走査装置による光
走査により形成された潜像は通常の銀塩写真プロセスの
現像手法で可視化できる。このような画像形成装置は例
えば「光製版装置」あるいは「光描画装置」として実施
できる。また請求項21記載の画像形成装置は、具体的
にはレーザプリンタやレーザプロッタ、デジタル複写装
置、ファクシミリ装置等として実施できる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、この発明のマルチビーム
走査装置の実施の1形態を示している。光源としての半
導体レーザアレイ1は、4つの発光部ch1〜ch4を
等間隔で1列に配列したものである。この図では4つの
発光部は副走査方向に配列(傾き角:φ=0)している
が、半導体レーザアレイ1を副走査方向に対して傾け、
発光部の配列方向が副走査方向に対して傾く(傾き角:
φ>0)ようにしてもよい。4つの発光部ch1〜ch
4から放射された4ビームは、図に示すように「楕円形
のファーフィールドパタン」の長軸方向が主走査方向に
向いた発散性の光束であるが、4ビームに共通のカップ
リングレンズ2により以後の光学系にカップリングされ
る。カップリングされた各ビームの形態は、以後の光学
系の光学特性に応じ、弱い発散性の光束や弱い集束性の
光束となることも、平行光束となることもできる。カッ
プリングレンズ2を透過した4ビームは、アパーチャ3
により「ビーム整形」され、「共通の線像結像光学系」
であるシリンドリカルレンズ4の作用によりそれぞれ副
走査方向に集束され、「光偏向器」である回転多面鏡5
の偏向反射面近傍に、それぞれが主走査方向に長い線像
として、互いに副走査方向に分離して結像する。偏向反
射面により等角速度的に偏向された4ビームは「走査結
像光学系」をなす2枚のレンズ6、7を透過し、折り曲
げミラー8により光路を折り曲げられ、「被走査面」の
実体をなす感光媒体9上に、副走査方向に分離した4つ
の光スポットとして集光し、被走査面の4走査線を同時
に隣接走査する。ビームの1つは、光走査に先立ってミ
ラー10に入射し、レンズ11により受光素子12に集
光される。受光素子12の出力に基づき、4ビームの書
込開始タイミングが決定される。「走査結像光学系」
は、光偏向器5により同時に偏向される4ビームを、被
走査面9上に4つの光スポットとして集光させる光学系
であって、2枚のレンズ6、7により構成される。
【0012】図2は、図1に示した光学配置を光路にそ
って直線的に展開し、上下方向を副走査方向として説明
図的に示している。この図はまた、半導体レーザアレイ
1の1つの発光部から放射された光束の「副走査方向の
結像の様子」を示している。図2において、発光部から
放射された発散性の光束はカップリングレンズ2により
以後の光学系にカップリング(図では、カップリング作
用はコリメート作用である)され、アパーチュア3によ
りビーム成形され、シリンドリカルレンズ4により副走
査方向に集光され、回転多面鏡5の偏向反射面位置近傍
に主走査方向(図面に直交する方向)に長い線像として
結像し、偏向反射面に反射されると副走査方向に発散し
つつ走査結像光学系6A(図1におけるレンズ6,7を
合成して示している)に入射し、走査結像光学系6Aの
作用により被走査面9上に(副走査方向の)スポット
径:ωzの光スポットを形成する。このとき、スポット
径:ωzは、被走査面9に入射するビームの副走査方向
の開口数:NAz(img)と、ビーム波長(半導体レー
ザの発光波長):λにより定まり、良い近似で、 (3) ωz=0.82λ/NAz(img) と表すことができる。ここで、説明を一般的にするた
め、図3(a)に示すように、半導体レーザアレイ1に
おける発光部ch1〜ch4の配列方向を副走査方向に
対し、傾き角:φで傾けた状態を考える。すると、発光
部ch1〜ch4の「副走査方向の見かけの配列ピッ
チ」は、配列ピッチ:ρを用いて「ρ・cosφ」で与
えられることになる。一方、被走査面9上における隣接
走査線の間隔である走査線ピッチをPとすると、走査線
ピッチ:Pは「被走査面9上の書き込み密度(dp
i)」により定まる。また、光源である半導体レーザア
レイ1と被走査面9との間にある光学系の副走査方向の
合成結像倍率をβzとする。
【0013】すると、隣接走査という条件のもとでは、
発光部ch1〜ch4の副走査方向の見かけの配列ピッ
チ:ρ・cosφのβz倍が、走査線ピッチ:Pと等し
くなるべきであるから、 (4) βz=P/(ρ・cosφ) が成り立たねばならない。一方、光源側における開口数
を図2に示す如く「NAz(source)」とすると、 (5) NAz(source)=βz・NAz(img) で表される。(5)式の右辺に(3)式と(4)式を用
いると、 (6) NAz(source)={P/(ρ・cosφ)}・{0.82λ/ωz} となる。ここで、係数:Kを K=0.82λ/ωz と定義すると、(6)式は、 (6A) NAz(source)=K・P/(ρ・cosφ) となる。図2を参照すれば明らかなように、NAz(sou
rce)は、アパーチュア3の副走査方向の開口幅により規
制される。開口数:NAz(source)が適性に設定されな
いと以下の如き不具合が生じる。即ち、上記開口幅を小
さく設定しすぎて開口数:NAz(source)が小さすぎる
と、光走査の光エネルギが不足して高速走査ができなく
なる。逆に、開口数を大きく設定しすぎると、前述の
「光スポットごとの発散角のばらつき」に影響されやす
くなり、被走査面上で光スポットのスポット径が不ぞろ
いになったりする。係数:K(=0.82λ/ωz)の
範囲は、発光波長:λと、(副走査方向の)狙いとする
スポット径:ωzにより定まる。また、係数:Kの値
は、前述の深度余裕(ここでは副走査方向の深度余裕)
に関連する。
【0014】発光波長:λを400〜800nm、狙い
とするスポット径:ωzを16〜60μmとして、係
数:Kと深度余裕:Wを算出してみると、以下の如くに
なる。 λ(nm) ωz(μm) K W(mm) 800 22 0.0298 0.90 800 50 0.0131 4.65 800 60 0.0109 6.69 780 22 0.0291 0.92 780 30 0.0213 1.72 780 50 0.0128 4.77 400 16 0.0205 0.95 400 30 0.0109 3.35 深度余裕:Wは、前述の如く「光学系の部品精度や組み
付け精度を考慮すると、0.9mm以上必要である」こ
とが経験的に知られているので、上記1欄から明らかな
ように、発光波長:λ(400〜800nm)、狙いと
する副走査方向のスポット系:ωz(16〜60nm)
の範囲では、係数:Kの範囲を (2) 0.011<K<0.030 とすべきことが分かる。次ぎに、開口数:NAz(sourc
e)の範囲を考えると、その上限は前述の「発散角のばら
つき」の影響を除去するという要請により定まる。図3
(b)〜(d)を参照すると、これらの図は、アパーチ
ュア3の位置におけるビームの形態とアパーチュアの開
口部の状態を示している。(b)は傾き角:φが0のと
き、(c)はφ=45度のとき、(d)はφ=90度の
ときを示している。発光部から放射される発散性の光束
の、活性層に直交する方向の発散角の半値全角(強度分
布のピーク値の1/2以上の強度を持つ角範囲):θ
は、発光部によらず、少なくとも20度はある。そし
て、副走査方向の発散角がもっとも小さくなるのは、図
3(b)に示すように傾き角:φ=0の場合である。
【0015】従って、アパーチュアの開口部の副走査方
向の開口幅は、開口数:NAz(source)が、 (7)NAz(source)≦sin[tan-1{√[(2/ln2)tan(θ/2)]}] において、発散角:θを20度としたもの、即ち、 (7A) NAz(source)≦0.03 となるように定めるべきことが分かる。開口数:NAz
(source)の下限は、「光学系における副走査方向の結像
倍率:βz」により定まる。副走査方向の結像倍率:β
zは、光源と光偏向器の偏向反射面との間にある光学系
(カップリングレンズとシリンドリカルレンズ)の副走
査方向の横倍率:|β1|と、走査結像光学系の副走査
方向の横倍率:|β2|の積:|β1|×|β2|」で与
えられる。倍率:|β1|の下限は、経験に照らすと
1.8である。即ち、|β1|≧1.8である。倍率:
|β1|が1.8以下となると、シリンドリカルレンズ
3の位置が光偏向器に近接するため、シリンドリカルレ
ンズ3と光偏向器5とのレイアウト上の干渉が生じる。
この場合、干渉を回避するために、シリンドリカルレン
ズ3を光偏向器5から離すと、倍率を確保するためには
カップリングレンズ2を光源から離す必要が生じ、この
ようにすると、カップリングレンズ2がカップリングで
きる光量が絶対的に小さくなるために、光走査の光量に
不足を生じる虞がある。図2に示す例では、カップリン
グレンズ2のカップリング作用はコリメート作用である
が、この場合、カップリングレンズ2とシリンドリカル
レンズ4との合成の結像倍率:|β1|は、カップリン
グレンズ2の焦点距離:fcpとシリンドリカルレンズ
4の副走査方向の焦点距離:fcyとの比:fcy/f
cpで与えられる。実用的に使用可能なカップリングレ
ンズの焦点距離:fcpは最大で30mm程度である。
fcpが30mm以上になると、前述の光量不足の問題
が生じてしまう。シリンドリカルレンズの焦点距離:f
cyは、光偏向器との干渉の回避を考慮すると54mm
程度が最小値である。従って、この場合も、|β1|の
最小値は1.8ということになる。
【0016】一方、走査結像光学系の副走査方向の倍
率:|β2|の実用上使用可能な範囲は、0.5≦|β2
|≦2.0である。|β2|≦0.5の倍率範囲では、
被走査面側のレンズを被走査面に近接させて配備させる
必要があり、該レンズの主走査方向の長さが長大化して
加工が難しくなり、コストも高くなる。逆に、|β2
≧2.0の倍率範囲では、環境変動や走査光学系の取付
誤差による像面位置変動が大きくなりやすく、光スポッ
トの小径化も困難になり、高密度の光走査が困難にな
る。以上を勘案すると「副走査方向の結像倍率:βz
(=|β1|×|β2|)」は1.8×0.5=0.9程
度が下限値となる。ここで、(4)式と(6A)式を用
いると「NAz(source)=βz・K」となり、係数:K
の下限値は「0.011」であるから、開口数:NAz
(source)は (8) NAz(source) ≧0.01 となる。従って、(7A)式と(8)式とを合わせて、 (9) 0.01≦NAz(source)≦0.30 となり、「NAz(source)=K・P/(ρ・cosφ)」
を考慮すれば、 (1) 0.01<K・P/(ρ・cosφ)<0.30 が得られる。ここで、発光波長:λを400〜800n
mの範囲とし、狙いとするスポット径:ωzを30μm
としたときの、係数:Kと深度余裕とを例示すると以下
のようになる。 λ(nm) ωz(μm) K W(mm) 800 30 0.022 1.67 780 30 0.021 1.72 700 30 0.019 1.91 600 30 0.016 2.23 550 30 0.015 2.43 500 30 0.014 2.68 450 30 0.012 2.97 400 30 0.011 3.35 この結果から明らかなように、狙いとするスポット径:
ωzが同じ場合、発光波長:λが短いほうが、深度余
裕:Wが大きくなり、従って、光学系に課せられる精度
条件も緩やかになり、コスト低減化が可能になる。ま
た、発光波長:λが短くなると、それに伴い、開口数:
NAz(source)も小さくなるため、発散角のばらつきの
影響を「より受けにくく」なる。このような観点からす
ると、使用する半導体レーザアレイとしては、発光波
長:λが700nm以下のものであることが好ましい
(請求項18)。
【0017】即ち、図1および図2を参照して上に説明
したマルチビーム走査装置は、半導体レーザアレイ1か
らの複数ビームを、光偏向器5を含む共通の光学系2,
4,6,7を介して被走査面9へ導いて、副走査方向に
分離した複数の光スポットを形成し、光偏向器5により
同時に偏向させることにより、被走査面9の複数走査線
を同時に隣接走査するマルチビーム走査装置において、
半導体レーザアレイ1が、その発光部の配列方向を副走
査方向に対して傾き角:φ(90>φ≧0 単位:度)
をもって配置されるものである。そして、走査線ピッチ
をP、半導体レーザアレイにおける発光部の配列ピッチ
をρとするとき、半導体レーザアレイの発光波長:λ、
副走査方向において狙いとするスポット径:ωzに応じ
て、K=0.82λ/ωzで定義されるKと、Pおよび
ρが、条件: (1) 0.01<K・P/(ρ・cosφ)<0.30 (2) 0.011<K<0.030 を満足することにより、0.9mm以上の深度余裕を実
現して、副走査方向のスポット径変動を有効に許容範囲
に押さえることができ、また、光量不足や「発散角のば
らつきに起因するスポット径の不揃い」の問題なしに良
好なマルチビーム走査を実現することができる。また、
上に実施の形態を説明したマルチビーム走査装置は、半
導体レーザアレイ1からの複数ビームを以後の光学系に
カップリングするカップリングレンズ2と、カップリン
グレンズを透過した複数ビームをビーム整形するアパー
チュア3と、ビーム整形された各ビームを副走査方向に
集光させて、主走査方向に長い線像として結像させる線
像結像光学系4と、各線像の結像位置の近傍に偏向反射
面を有する光偏向器5と、この光偏向器により偏向され
た各ビームを被走査面に向けて集光させる走査結像光学
系6,7とを有する(請求項2)。また、上に実施の形
態を説明したマルチビーム走査装置における光源装置
は、配列ピッチ:ρで1列配列された複数の発光部の配
列方向を、副走査方向に対して傾き角:φ(≧0)だけ
傾けて設けられる半導体レーザアレイ1と、この半導体
レーザアレイからの複数ビームを、以後の光学系にカッ
プリングさせるカップリングレンズ2と、このカップリ
ングレンズを透過した複数ビームをビーム整形するアパ
ーチュア3とを有し、アパーチュア3により規定される
副走査方向の開口数:NAz(source)が、条件: (3) 0.01<NAz(source)<0.30 を満足する(請求項11)。
【0018】
【実施例】以下、具体的な実施例を6例挙げる。
【0019】以下に挙げる各実施例の光学系構成は、図
1に示す実施の形態と同様のものである。以下の実施例
のうちには、光学面として球面でない面形状が採用され
ているものがあるので、以下に先ず、そのような非球面
形状の表記につき説明する。但し、この発明の内容は、
以下の表現式に限定されるものではない。先ず、主走査
断面(光軸を含み主走査方向に平行な仮想的な平断面)
内の非円弧形状は、以下のように表現する。光軸方向の
デプスをX、主走査方向の座標をY、主走査断面内の近
軸曲率半径をRm、定数をKm、Ai(i=1,2,
3,...)として、次式で表す。 X=(Y2/Rm)/[1+√{(1+Km)(Y/Rm)2}] +ΣAii (10) 副走査断面(主走査方向に直交する仮想的な平断面)内
の曲率が、副走査断面の「主走査方向の位置(座標:
Y)」により変化するときは、曲率:CS(Y)を CS(Y)={1/RS(0)}+ΣBii (11) で表す。RS(0)は、Y=0での副走査断面内における
近軸曲率半径である。右辺第2項の和における「i」
は、1,2,3,...である。次ぎに、主走査断面内
の形状が非円弧形状であり、且つ、副走査断面内の形状
も非円弧形状であり、且つ、副走査断面内の非円弧形状
が座標:Yとともに変化する場合は、副走査方向の座標
をZとして次式で表す。 X=(Y2/Rm)/[1+√{(1+Km)(Y/Rm)2}] +ΣAii +CS(Y)・Z2/[1+√{(1+KS)(CS(Y)・Z)2}] +(F0+F1・Y+F2・Y2+F3・Y3+F4・Y4+・・)・Z +(G0+G1・Y+G2・Y2+G3・Y3+G4・Y4+・・)・Z2 +(H0+H1・Y+H2・Y2+H3・Y3+H4・Y4+・・)・Z3 +(I0+I1・Y+I2・Y2+I3・Y3+I4・Y4+・・)・Z4 +(J0+J1・Y+J2・Y2+J3・Y3+J4・Y4+・・)・Z5 +(K0+K1・Y+K2・Y2+K3・Y3+K4・Y4+・・)・Z6 +(L0+L1・Y+L2・Y2+L3・Y3+L4・Y4+・・)・Z7 +(M0+M1・Y+M2・Y2+M3・Y3+M4・Y4+・・)・Z8 +(N0+N1・Y+N2・Y2+N3・Y3+N4・Y4+・・)・Z9 +... (12) 右辺第3項の「Km」は、次式で与えられる。 KS(Y)=KS(0)+ΣCii (13) で表す。KS(0)は、Y=0での副走査断面内における
円錐定数である。右辺第2項の和における「i」は、
1,2,3,...である。
【0020】実施例1 実施例1の光学配置を図4に示す。符号111は半導体
レーザアレイ、符号121はカップリングレンズ、符号
131はアパーチュア、符号141はシリンドリカルレ
ンズ、符号151は回転多面鏡、符号161,171,
181は走査結像光学系を構成するレンズ、符号19は
被走査面を示している。勿論、マルチビーム走査装置の
レイアウトに応じて、光源から被走査面に至る光路上に
光路屈曲用の平面鏡を配して、光路を適宜に屈曲させる
ことができる。この点は、他の実施例においても同様で
ある。 「光源としての半導体レーザアレイ」 発光部数:4 発光部の配列ピッチ:ρ=14μm 発
光波長:780nm 最大出力:15mW 傾き角:φ=0度 「カップリングレンズ」 レンズ構成:1群2枚構成 焦点距離:30mm カップリング作用:コリメート作用 「シリンドリカルレンズ」 副走査方向の焦点距離:70.62mm 「アパーチュア」 主走査方向の開口幅:5.2mm 副走査方向の開口
幅:1.04mm 「回転多面鏡」 偏向反射面数:6 内接円半径:25mm 入射角(光
源側からのビーム入射方向と走査結像光学系の光軸とが
なす角):60度 書き込み密度:1200dpi 狙いとする副走査方向のスポット径:50μm 「回転多面鏡と被走査面との間にある光学素子のデー
タ」回転多面鏡側から数えて第i番目の面の主走査断面
内の曲率半径:Rmi、副走査断面内の曲率半径:RSi
面間隔をX、面の主走査方向のシフト量(図4で上方へ
のシフト)をYとする。また屈折率をnとする。なお、
以下の各実施例において曲率半径:Rmi、RSiは、球面
以外では「近軸曲率半径」である。
【0021】 面番号:i RmiSi X Y n 偏向反射面 0 ∞ ∞ 51.38 1.627 レンズ161 1 -96.76 球面 15.07 0 1.78571 2 -93.27 球面 9.76 0 レンズ171 3 -2450.2 球面 19.90 0 1.60909 4 -161.76 球面 127.00 0 レンズ181 5 -630.00 -55.53 3.00 0 1.57211 6 -700.00 -24.42 101.72 0 面番号5即ち、レンズ181の入射側面は「主走査断面
内の形状が非円弧形状(前記(10)式で表される)」であ
る。上記(10)式の各定数を表1に示す。
【0022】
【表1】
【0023】実施例1において、条件式(2)の係数:
Kは、 K=0.82×780×10-3/50=0.01279 であり、(2)式を満足する。条件式(1)のK・P/
(ρ・cosφ)は、 K・P/(ρ・cosφ)=0.01279×21.16
7/14=0.01934 であって、(1)式を満足する。実施例1における発光
部ch1(カップリングレンズ121の光軸から21μ
mだけ、副走査方向に離れている)からの光束の形成す
る光スポットの副走査方向のスポット径の「±150m
mを9等分した各像高位置におけるデフォーカスによる
変動」を主走査方向について図5(a)に、副走査方向
について(b)に示す。「深度余裕」は、主走査方向に
つき3.10mm、副走査方向につき2.25mmであ
り、0.9mmを大幅に上回っているから、主・副走査
方向とも安定したスポット径で「マルチビームによる隣
接走査」を行うことができる。開口数:NAz(source)
の値は、0.01934と小さいので、発光部ごとの発
散角のばらつきの影響も有効に回避されている。被走査
面の実体をなすものとして、露光エネルギが4.4mJ
/m2の光導電性の感光体を用いた場合、走査速度:3
80.8m/secで露光の閾値エネルギは11.44
mWであり、用いている半導体レーザアレイの最大出
力:15mW以下であるので、マルチビーム走査の光量
不足も生じない。
【0024】実施例2 実施例2の光学配置を図6に示す。符号112は半導体
レーザアレイ、符号122はカップリングレンズ、符号
132はアパーチュア、符号142はシリンドリカルレ
ンズ、符号152は回転多面鏡、符号162,172は
走査結像光学系を構成するレンズ、符号19は被走査面
を示している。 「光源としての半導体レーザアレイ」 発光部数:4 発光部の配列ピッチ:ρ=20μm 発
光波長:670nm 最大出力:8mW 傾き角:φ=29.45度 「カップリングレンズ」 レンズ構成:1群1枚構成 焦点距離:30mm カップリング作用:コリメート作用 「シリンドリカルレンズ」 副走査方向の焦点距離:51.88mm 「アパーチュア」 主走査方向の開口幅:7.9mm 副走査方向の開口
幅:1.2mm 「回転多面鏡」 偏向反射面数:5 内接円半径:18mm 入射角(光
源側からのビーム入射方向と走査結像光学系の光軸とが
なす角):60度 書き込み密度:1200dpi 狙いとする副走査方向のスポット径:30μm 「回転多面鏡と被走査面との間にある光学素子のデータ」 面番号:i RmiSi X Y n 偏向反射面 0 ∞ ∞ 72.49 0.206 レンズ162 1 1617.54 -52.00 35.00 0 1.52657 2 -146.53 -195.27 62.91 0.204 レンズ172 3 413.68 -71.31 13.94 0 1.52657 4 824.88 -27.70 160.22 0 面番号1〜3は面形状が(10)、(11)式で特定さ
れ、面番号4は(11)〜(13)式で特定される。上
記(10)〜(13)式の各定数を表2〜6に示す。
【0025】
【表2】
【表3】
【0026】
【表4】
【表5】
【0027】
【表6】
【0028】実施例2において、条件式(2)の係数:
Kは、 K=0.82×670×10-3/30=0.01831 で(2)式を満足する。条件式(1)のK・P/(ρ・
cosφ)は、 K・P/(ρ・cosφ) =0.01831×21.167/20・cos(29.45度) =0.02225 であって(1)式を満足する。実施例2における発光部
ch1(カップリングレンズ122の光軸から28.4
3μmだけ、副走査方向に離れている)からの光束の形
成する光スポットの副走査方向のスポット径の「±15
0mmを21等分した各像高位置におけるデフォーカス
による変動」を主走査方向について図7(a)に、副走
査方向について(b)に示す。「深度余裕」は、主走査
方向につき1.57mm、副走査方向につき2.00m
mで0.9mmを大幅に上回っているから、主・副走査
方向とも安定したスポット径で「マルチビームによる隣
接走査」を行うことができる。開口数:NAz(source)
の値は、0.02225と小さいので、発光部ごとの発
散角のばらつきの影響も有効に回避されている。被走査
面の実体をなすものとして、露光エネルギが6.3mJ
/m2の光導電性の感光体を用いた場合、走査速度:3
80.8m/secで露光の閾値エネルギは7.22m
Wであり、用いている半導体レーザアレイの最大出力:
8mW以下であるので、マルチビーム走査の光量不足も
生じない。
【0029】実施例3 実施例3の光学配置を図8に示す。符号113は半導体
レーザアレイ、符号123はカップリングレンズ、符号
133はアパーチュア、符号143はシリンドリカルレ
ンズ、符号153は回転多面鏡、符号163,173,
182は走査結像光学系を構成するレンズ、符号19は
被走査面を示している。 「光源としての半導体レーザアレイ」 発光部数:4 発光部の配列ピッチ:ρ=14μm 発
光波長:780nm 最大出力:10mW 傾き角:φ=0度 「カップリングレンズ」 レンズ構成:1群1枚構成 焦点距離:15mm カップリング作用:コリメート作用 「シリンドリカルレンズ」 副走査方向の焦点距離:70.62mm 「アパーチュア」 主走査方向の開口幅:5.5mm 副走査方向の開口
幅:0.88mm 「回転多面鏡」 偏向反射面数:6 内接円半径:25mm 入射角(光
源側からのビーム入射方向と走査結像光学系の光軸とが
なす角):60度 書き込み密度:600dpi 狙いとする副走査方向のスポット径:60μm 「回転多面鏡と被走査面との間にある光学素子のデータ」 面番号:i RmiSi X Y n 偏向反射面 0 ∞ ∞ 51.38 1.627 レンズ163 1 -96.76 球面 15.07 0 1.78571 2 -93.27 球面 9.76 0 レンズ173 3 -2450.2 球面 19.90 0 1.60909 4 -161.76 球面 127.00 0 レンズ182 5 -630.00 -55.53 3.00 0 1.57211 6 -700.00 -24.42 101.72 0 面番号5即ち、レンズ182の入射側面は「主走査断面
内の形状が非円弧形状((10)式で表される)」であ
る。上記(10)式の各係数を表7に示す。
【0030】
【表7】
【0031】実施例3において「査結像光学系」は実施
例1におけるものと同一である。実施例3において、条
件式(2)の係数:Kは、 K=0.82×780×10-3/60=0.01066 であり、(2)式を満足する。条件式(1)のK・P/
(ρ・cosφ)は、 K・P/(ρ・cosφ)=0.01066×42.33
3/14=0.03223 で(1)式を満足する。実施例3における発光部ch1
(カップリングレンズ123の光軸から21μmだけ、
副走査方向に離れている)からの光束の形成する光スポ
ットの副走査方向のスポット径の「±150mmを9等
分した各像高位置におけるデフォーカスによる変動」を
主走査方向について図9(a)に、副走査方向について
(b)に示す。「深度余裕」は、主走査方向につき8.
10mm、副走査方向につき4.51mmであり、0.
9mmを大幅に上回っているから、主・副走査方向とも
安定したスポット径で「マルチビームによる隣接走査」
を行うことができる。開口数:NAz(source)の値は、
0.03223と小さいので、発光部ごとの発散角のば
らつきの影響も有効に回避されている。被走査面の実体
をなすものとして、露光エネルギが6.3mJ/m2
光導電性の感光体を用いた場合、走査速度:380.8
m/secで露光の閾値エネルギは7.28mWであ
り、用いている半導体レーザアレイの最大出力:10m
W以下であるので、マルチビーム走査の光量不足も生じ
ない。
【0032】実施例4 実施例4の光学配置を図10に示す。符号114は半導
体レーザアレイ、符号124はカップリングレンズ、符
号134はアパーチュア、符号144はシリンドリカル
レンズ、符号154は回転多面鏡、符号164,174
は走査結像光学系を構成するレンズ、符号19は被走査
面を示している。 「光源としての半導体レーザアレイ」 発光部数:4 発光部の配列ピッチ:ρ=14μm 発
光波長:780nm 最大出力:10mW 傾き角:φ=62.3度 「カップリングレンズ」 レンズ構成:1群1枚構成 焦点距離:27mm カップリング作用:コリメート作用 「シリンドリカルレンズ」 副走査方向の焦点距離:126.18mm 「アパーチュア」 主走査方向の開口幅:6.56mm 副走査方向の開口
幅:2.3mm 「回転多面鏡」 偏向反射面数:5 内接円半径:18mm 入射角(光
源側からのビーム入射方向と走査結像光学系の光軸とが
なす角):60度 書き込み密度:1200dpi 狙いとする副走査方向のスポット径:45μm 「回転多面鏡と被走査面との間にある光学素子のデータ」 面番号:i RmiSi X Y n 偏向反射面 0 ∞ ∞ 72.56 0.286 レンズ164 1 1616.43 -50.14 35.00 0 1.52398 2 -146.51 -199.81 61.93 0.254 レンズ174 3 400.87 -72.03 14.00 0 1.52398 4 824.88 -27.59 160.56 0 面番号1〜3は面形状が(10)、(11)式で特定さ
れ、面番号4は(11)〜(13)式で特定される。上
記(10)〜(13)式の各定数を表8〜12に示す。
【0033】
【表8】
【0034】
【表9】
【0035】
【表10】
【0036】
【表11】
【0037】
【表12】
【0038】実施例4において、条件式(2)の係数:
Kは、 K=0.82×780×10-3/45=0.01421 であり、(2)式を満足する。条件式(1)のK・P/
(ρ・cosφ)は、 K・P/(ρ・cosφ)=0.01421×21.16
7/14・cos(62.3度)=0.04622 で(1)式を満足する。実施例4における発光部ch1
(カップリングレンズ12の光軸から18.48μmだ
け、副走査方向に離れている)からの光束の形成する光
スポットの副走査方向のスポット径の「±150mmを
9等分した各像高位置におけるデフォーカスによる変
動」を主走査方向について図11(a)に、副走査方向
について(b)に示す。「深度余裕」は、主走査方向に
つき3.04mm、副走査方向につき3.93mmで、
0.9mmを大幅に上回っているから、主・副走査方向
とも安定したスポット径で「マルチビームによる隣接走
査」を行うことができる。開口数:NAz(source)の値
は、0.04622と小さいので、発光部ごとの発散角
のばらつきの影響も有効に回避されている。被走査面の
実体をなすものとして、露光エネルギが6.3mJ/m
2の光導電性の感光体を用いた場合、走査速度:38
0.8m/secで露光の閾値エネルギは7.40mW
であり、用いている半導体レーザアレイの最大出力:1
0mW以下であるので、マルチビーム走査の光量不足も
生じない。
【0039】実施例5 実施例5の光学配置を図12に示す。(a)は主走査方
向の状態、(b)は副走査方向の状態を示している。符
号115は半導体レーザアレイ、符号125はカップリ
ングレンズ、符号135はアパーチュア、符号145は
シリンドリカルレンズ、符号155は回転多面鏡、符号
165,175,185,18Mは走査結像光学系を構
成するレンズおよびシリンドリカルミラー、符号19は
被走査面を示している。即ち、この実施例では、走査結
像光学系が3枚のレンズ165,175,185と1枚
のシリンドリカルミラー18Mとで構成されている。 「光源としての半導体レーザアレイ」 発光部数:4 発光部の配列ピッチ:ρ=10μm 発
光波長:670nm 最大出力:8mW 傾き角:φ=0度 「カップリングレンズ」 レンズ構成:2群3枚構成 焦点距離:22mm カップリング作用:コリメート作用 「シリンドリカルレンズ」 レンズ構成:2枚の張り合わせレンズ 副走査方向の焦点距離:189.77mm 「アパーチュア」 主走査方向の開口幅:10.5mm 副走査方向の開口
幅:1.96mm 「回転多面鏡」 偏向反射面数:8 内接円半径:65mm 入射角(光
源側からのビーム入射方向と走査結像光学系の光軸とが
なす角):60度 書き込み密度:850dpi 狙いとする副走査方向のスポット径:35μm 「回転多面鏡と被走査面との間にある光学素子のデータ」 面番号:i RmiSi X Y n 偏向反射面 0 ∞ ∞ 48.50 0.499 レンズ165 1 -78.22 球面 9.80 0 1.58700 2 -1115.4 球面 3.95 0 レンズ175 3 -318.06 球面 20.6 0 1.78097 4 -112.85 球面 2.04 0 レンズ185 5 639.11 球面 23.00 0 1.45419 6 -158.15 球面 315.00 0 ミラー18M 7 ∞ -169.87 99.97 0 実施例5において、条件式(2)の係数:Kは、 K=0.82×670×10-3/35=0.01570 であり、(2)式を満足する。条件式(1)のK・P/
(ρ・cosφ)は、 K・P/(ρ・cosφ)=0.01570×29.88
2/10=0.04691 であって、(1)式を満足する。実施例5における発光
部ch1(カップリングレンズ12の光軸から15μm
だけ、副走査方向に離れている)からの光束の形成する
光スポットの副走査方向のスポット径の「±150mm
を9等分した各像高位置におけるデフォーカスによる変
動」を主走査方向について図13(a)に、副走査方向
について(b)に示す。「深度余裕」は、主走査方向に
つき2.46mm、副走査方向につき2.58mmであ
り、0.9mmを大幅に上回っているから、主・副走査
方向とも安定したスポット径で「マルチビームによる隣
接走査」を行うことができる。開口数:NAz(source)
の値は、0.04691と小さいので、発光部ごとの発
散各のばらつきの影響も有効に回避されている。被走査
面の実体をなすものとして、露光エネルギが5.5mJ
/m2の光導電性の感光体を用いた場合、走査速度:3
80.8m/secで露光の閾値エネルギは4.96m
Wであり、用いている半導体レーザアレイの最大出力:
8mW以下であるので、マルチビーム走査の光量不足も
生じない。
【0040】実施例6 実施例6の光学配置を図14に示す。符号116は半導
体レーザアレイ、符号126はカップリングレンズ、符
号BXはビームエキスパンダ、符号136はアパーチュ
ア、符号146はシリンドリカルレンズ、符号156は
回転多面鏡、符号166,176,186は走査結像光
学系を構成するレンズ、符号19は被走査面を示してい
る。 「光源としての半導体レーザアレイ」 発光部数:4 発光部の配列ピッチ:ρ=10μm 発
光波長:780nm 最大出力:10mW 傾き角:φ=81.14度 「カップリングレンズ」 レンズ構成:2群3枚構成 焦点距離:35mm カップリング作用:半導体レーザアレイからの複数の発
散ビームをそれぞれ、発散性を弱めた発散ビームとする
作用 「ビームエキスパンダ」 ビームエキスパンド機能:カップリングレンズからの光
束の光束径を主走査方向にのみ拡大する。副走査方向に
は作用しない。 拡大倍率:10倍 「シリンドリカルレンズ」 副走査方向の焦点距離:149.43mm 「アパーチュア」 主走査方向の開口幅:2.04mm 副走査方向の開口
幅:17.4mm 「回転多面鏡」 偏向反射面数:8 内接円半径:75mm 入射角(光
源側からのビーム入射方向と走査結像光学系の光軸とが
なす角):50度 書き込み密度:1200dpi 狙いとする副走査方向のスポット径:35μm 「回転多面鏡と被走査面との間にある光学素子のデータ」 面番号:i RmiSi X Y n 偏向反射面 0 ∞ ∞ 108.00 0.381 レンズ166 1 -126.00 球面 13.10 0 1.58201 2 ∞ 142.95 10.60 0 レンズ176 3 -2450.0 球面 22.50 0 1.49282 4 -150.00 球面 5.60 0 レンズ186 5 ∞ ∞ 27.00 0 1.70400 6 -294.00 -81.10 655.10 0 若干付言すると、この実施例6においては、傾き角:φ
=81.14度で90度に近い。即ち、カップリングさ
れた光束のファーフィールドパターンは図3(d)に示
すものに近く、光束径は主走査方向に短く、副走査方向
に長い。主走査方向に必要なスポット径を得るには、カ
ップリングだけでは不充分であるので、ビームエキスパ
ンダを用い、主走査方向の光束径を拡大している。この
ため、アパーチュアの開口形状は、図3(d)に示すよ
うな「副走査方向に長い形状」になる。
【0041】実施例6において、条件式(2)の係数:
Kは、 K=0.82×780×10-3/35=0.01827 であり、(2)式を満足する。条件式(1)のK・P/
(ρ・cosφ)は、 K・P/(ρ・cosφ)=0.01827×21.16
7/1cos(81.14度)=0.25108 であって、(1)式を満足する。実施例6における発光
部ch1(カップリングレンズ12の光軸から12.5
7μmだけ、副走査方向に離れている)からの光束の形
成する光スポットの副走査方向のスポット径の「±15
0mmを9等分した各像高位置におけるデフォーカスに
よる変動」を主走査方向について図15(a)に、副走
査方向について(b)に示す。「深度余裕」は、主走査
方向につき2.22mm、副走査方向につき1.65m
mであり、0.9mmを大幅に上回っているから、主・
副走査方向とも安定したスポット径で「マルチビームに
よる隣接走査」を行うことができる。開口数:NAz(s
ource)の値は、0.25108と小さいので、発光部ご
との発散各のばらつきの影響も有効に回避されている。
被走査面の実体をなすものとして、露光エネルギが4.
4mJ/m2の光導電性の感光体を用いた場合、走査速
度:380.8m/secで露光の閾値エネルギは9.
38mWであり、用いている半導体レーザアレイの最大
出力:10mW以下であるので、マルチビーム走査の光
量不足も生じない。なお、実施例1〜6の走査結像光学
系は、光走査を等速化する機能を有する。
【0042】上に説明した実施例1〜6のマルチビーム
走査装置は、半導体レーザアレイ(111等)からの複
数ビームを、光偏向器(151等)を含む共通の光学系
を介して被走査面19へ導いて、副走査方向に分離した
複数の光スポットを形成し、光偏向器により同時に偏向
させることにより、被走査面19を同時に複数走査線を
隣接走査するマルチビーム走査装置において、半導体レ
ーザアレイが、その発光部の配列方向を副走査方向に対
して傾き角:φ(90>φ≧0 単位:度)をもって配
置され、走査線ピッチをP、半導体レーザアレイにおけ
る発光部の配列ピッチをρとするとき、半導体レーザア
レイの発光波長:λ、副走査方向において狙いとするス
ポット径:ωzに応じて、K=0.82λ/ωzで定義
されるKと、Pおよびρが条件: (1) 0.01<K・P/(ρ・cosφ)<0.30 (2) 0.011<K<0.030 を満足する(請求項1)。また、半導体レーザアレイ
(111等)からの複数ビームを以後の光学系にカップ
リングするカップリングレンズ(121等)と、カップ
リングレンズを透過した複数ビームをビーム整形するア
パーチュア(131等)と、ビーム整形された各ビーム
を副走査方向に集光させて、主走査方向に長い線像とし
て結像させる線像結像光学系(141等)と、各線像の
結像位置の近傍に偏向反射面を有する光偏向器(151
等)と、この光偏向器により偏向された各ビームを被走
査面に向けて集光させる走査結像光学系(161,17
1,181等)とを有する(請求項2)。そして、実施
例1,3,5においては半導体レーザアレイの傾き角が
0であり(請求項3)、実施例2,4,6においては半
導体レーザアレイの傾き角:φがφ>0である(請求項
4)。実施例1〜5においてはカップリングレンズのカ
ップリング作用がコリメート作用で(請求項5)、実施
例6においてはカップリングレンズのカップリング作用
が、半導体レーザアレイからの複数の発散ビームをそれ
ぞれ、発散性を弱めた発散ビームとする作用である(請
求項6)。実施例1〜6とも、光偏向器は回転鏡で、走
査結像光学系が、光スポットによる走査を等速化する機
能を持ち(請求項7)、光偏向器が回転鏡で、走査結像
光学系がfθレンズである(請求項8)。また、実施例
1〜6とも、線像結像光学系はシリンドリカルレンズ
(141等)である(請求項9)。また、実施例6で
は、半導体レーザアレイ116の傾き角:φが90度に
近く、カップリングレンズと光偏向器との間の光路に、
光束径を主走査方向に拡大する主走査方向ビームエキス
パンダBXを有する(請求項10)。
【0043】また、実施例1〜6における光源装置は、
配列ピッチ:ρで1列配列された複数の発光部の配列方
向を、副走査方向に対して傾き角:φ(≧0)だけ傾け
て設けられる半導体レーザアレイ(111等)と、この
半導体レーザアレイからの複数ビームを、以後の光学系
にカップリングさせるカップリングレンズ(121等)
と、このカップリングレンズを透過した複数ビームをビ
ーム整形するアパーチュア(131等)とを有し、アパ
ーチュアにより規定される副走査方向の開口数:NAz
(source)が、条件: (3)0.01<NAz(source)<0.30 を満足するものである(請求項11)。また、実施例
1,3,5における光源装置では、半導体レーザアレイ
の傾き角:φ=0であり(請求項12)、実施例2,
4,6における光源装置では、半導体レーザアレイの傾
き角:φ>0である(請求項13)。実施例1〜5にお
ける光源装置では、カップリングレンズのカップリング
作用がコリメート作用であり(請求項14)、実施例2
〜4における光源装置では、カップリングレンズが1枚
のレンズで構成されている(請求項15)。実施例6の
光源装置では、カップリングレンズのカップリング作用
が、半導体レーザアレイからの複数の発散ビームをそれ
ぞれ、発散性を弱めた発散ビームとする作用である(請
求項16)。また、実施例5,6における光源装置で
は、半導体レーザアレイにおける発光部の配列ピッチ:
ρが10μmである(請求項17)。また、実施例2,
5における光源装置では、半導体レーザアレイにおける
発光波長:λが700nm以下である(請求項18)。
半導体レーザアレイにおける発光部の配列ピッチが10
μmよりも小さくなると、隣接する発光部の発光強度の
変調が互いに干渉し合う「クロストーク」が発生する虞
があり、従って、実施例5,6におけるような配列ピッ
チ:10μmは、配列ピッチの下限の例である。そし
て、実施例1〜6のマルチビーム走査装置によれば、半
導体レーザアレイ(111等)からの複数ビームを、光
偏向器(151等)を含む共通の光学系を介して被走査
面(19)へ導いて、副走査方向に分離した複数の光ス
ポットを形成し、光偏向器により同時に偏向させること
により、被走査面を同時に複数走査線を隣接走査するマ
ルチビーム走査方法が実施される(請求項19)。
【0044】最後に、画像形成装置の実施の1形態を図
16に示す。この画像形成装置は「レーザプリンタ」で
ある。レーザプリンタ1000は、感光媒体1110と
して「円筒状に形成された光導電性の感光体」を有して
いる。感光媒体1110の周囲には、帯電手段としての
帯電ローラ1121、現像装置1131、転写ローラ1
141、クリーニング装置1151が配備されている。
帯電手段としては周知の「コロナチャージャ」を用いる
こともできる。また、レーザ光束LBによるマルチビー
ム走査装置1171が設けられ、帯電ローラ1121と
現像装置1131との間で「マルチビーム書き込による
露光」を行うようになっている。図16において、符号
1161は定着装置、符号1181はカセット、符号1
191はレジストローラ対、符号1201は給紙コロ、
符号1211は搬送路、符号1221は排紙ローラ対、
符号1231はトレイ、符号Pは記録媒体としての転写
紙を示している。画像形成を行うときは、光導電性の感
光体である感光媒体1110が時計回りに等速回転さ
れ、その表面が帯電ローラ1121により均一帯電さ
れ、光走査装置1171のレーザ光束LBのマルチビー
ム走査による書き込の露光を受けて静電潜像が形成され
る。形成された静電潜像は所謂「ネガ潜像」であって画
像部が露光されている。この静電潜像は、現像装置11
31により反転現像され、像担持体1110上にトナー
画像が形成される。転写紙Pを収納したカセット118
1は、画像形成装置1000本体に着脱可能であり、図
のごとく装着された状態において、収納された転写紙P
の最上位の1枚が給紙コロ1201により給紙される。
給紙された転写紙Pは先端部をレジストローラ対119
1に銜えられる。レジストローラ対1191は、像担持
体1110上のトナー画像が転写位置へ移動するのにタ
イミングを合せて、転写紙Pを転写部へ送りこむ。送り
こまれた転写紙Pは、転写部においてトナー画像と重ね
合わせられ、転写ローラ1141の作用によりトナー画
像を静電転写される。トナー画像を転写された転写紙P
は定着装置1161へ送られ、定着装置1161におい
てトナー画像を定着され、搬送路1211を通り、排紙
ローラ対1221によりトレイ1231上に排出され
る。トナー画像が転写された後の像担持体1110の表
面は、クリーニング装置1151によりクリーニングさ
れ、残留トナーや紙粉等が除去される。なお、転写紙に
代えて前述のOHPシートを用いることもでき、トナー
画像の転写は、中間転写ベルト等の「中間転写媒体」を
介して行うようにすることもできる。光走査装置117
1として、実施例のマルチビーム走査装置を用いること
により、良好な画像形成を実行することができる。
【0045】即ち、図16に示す画像形成装置は、感光
媒体1110の感光面に光走査装置1171による光走
査を行って潜像を形成し、潜像を可視化して画像を得る
画像形成装置であって、感光媒体1110の感光面の光
走査を行う光走査装置として、請求項1〜10の任意の
1に記載のマルチビーム走査装置を用いたものであり
(請求項20)、感光媒体1110が光導電性の感光体
であり、感光面の均一帯電と光走査装置の光走査とによ
り形成される静電潜像が、トナー画像として可視化され
る(請求項21)。
【0046】
【発明の効果】以上に説明したように、この発明によれ
ば、新規なマルチビーム走査装置・マルチビーム走査方
法・マルチビーム走査装置用の光源装置および画像形成
装置を実現できる。この発明のマルチビーム走査装置・
マルチビーム走査方法は、半導体レーザアレイを光源と
して用い、十分に大きい深度余裕を確保しつつ、発光部
ごとの発散角のばらつきの影響を有効に軽減もしくは防
止し、安定したスポット径により良好なマルチビーム走
査を実現することができる。この発明の光源装置は、上
記マルチビーム走査装置の実現を可能にする。また、こ
の発明の画像形成装置は、この発明のマルチビーム走査
装置を用いることにより、良好な画質を画像形成でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のマルチビーム走査装置の実施の1形
態を説明するための図である。
【図2】光源から被走査面に至る光学系の、副走査方向
の結像を説明するための図である。
【図3】半導体レーザアレイと、放射光束のファーフィ
ールドパターンとアパーチュアの関係を説明するための
図である。
【図4】実施例1のマルチビーム走査装置の光学配置を
示す図である。
【図5】実施例1に関する深度余裕を示す図である。
【図6】実施例2のマルチビーム走査装置の光学配置を
示す図である。
【図7】実施例2に関する深度余裕を示す図である。
【図8】実施例3のマルチビーム走査装置の光学配置を
示す図である。
【図9】実施例3に関する深度余裕を示す図である。
【図10】実施例4のマルチビーム走査装置の光学配置
を示す図である。
【図11】実施例4に関する深度余裕を示す図である。
【図12】実施例5のマルチビーム走査装置の光学配置
を示す図である。
【図13】実施例5に関する深度余裕を示す図である。
【図14】実施例6のマルチビーム走査装置の光学配置
を示す図である。
【図15】実施例6に関する深度余裕を示す図である。
【図16】画像形成装置の実施の1形態を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 半導体レーザアレイ 2 カップリングレンズ 3 アパーチュア 4 シリンドリカルレンズ 5 回転多面鏡 6,7 走査結像光学系 9 感光媒体
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/113 H04N 1/04 104A (72)発明者 厚海 広道 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 板橋 彰久 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 Fターム(参考) 2C362 AA13 AA14 AA15 AA17 AA26 AA29 AA36 AA40 BA58 BA60 BA61 BA82 BA84 BB14 BB22 2H045 AA01 BA02 BA23 BA33 CA04 CA34 CA55 CA68 CB24 2H087 KA19 LA22 LA24 LA25 PA01 PA02 PA03 PA17 PB01 PB02 PB03 QA02 QA03 QA07 QA12 QA14 QA17 QA18 QA21 QA25 QA26 QA32 QA33 QA37 QA41 QA42 QA45 QA46 RA07 RA08 TA01 TA03 5B047 AA01 BA02 BC09 CA07 5C072 AA03 CA06 HA02 HA06 HA10 XA05

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体レーザアレイからの複数ビームを、
    光偏向器を含む共通の光学系を介して被走査面へ導い
    て、副走査方向に分離した複数の光スポットを形成し、
    上記光偏向器により同時に偏向させることにより、上記
    被走査面の複数走査線を同時に隣接走査するマルチビー
    ム走査装置において、 半導体レーザアレイが、その発光部の配列方向を副走査
    方向に対して傾き角:φ(90>φ≧0 単位:度)を
    もって配置され、 走査線ピッチをP、半導体レーザアレイにおける発光部
    の配列ピッチをρとするとき、 半導体レーザアレイの発光波長:λ、副走査方向におい
    て狙いとするスポット径:ωzに応じて、K=0.82
    λ/ωzで定義されるKと、上記Pおよびρが、条件: (1) 0.01<K・P/(ρ・cosφ)<0.30 (2) 0.011<K<0.030 を満足することを特徴とするマルチビーム走査装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のマルチビーム走査装置にお
    いて、 半導体レーザアレイからの複数ビームを以後の光学系に
    カップリングするカップリングレンズと、 カップリングレンズを透過した複数ビームをビーム整形
    するアパーチュアと、 ビーム整形された各ビームを副走査方向に集光させて、
    主走査方向に長い線像として結像させる線像結像光学系
    と、 上記各線像の結像位置の近傍に偏向反射面を有する光偏
    向器と、 この光偏向器により偏向された各ビームを被走査面に向
    けて集光させる走査結像光学系とを有することを特徴と
    するマルチビーム走査装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載のマルチビーム走査装置にお
    いて、 半導体レーザアレイの傾き角が0であることを特徴とす
    るマルチビーム走査装置。
  4. 【請求項4】請求項2記載のマルチビーム走査装置にお
    いて、 半導体レーザアレイの傾き角:φがφ>0であることを
    特徴とするマルチビーム走査装置。
  5. 【請求項5】請求項2または3または4記載のマルチビ
    ーム走査装置において、 カップリングレンズのカップリング作用がコリメート作
    用であることを特徴とするマルチビーム走査装置。
  6. 【請求項6】請求項2または3または4記載のマルチビ
    ーム走査装置において、 カップリングレンズのカップリング作用が、半導体レー
    ザアレイからの複数の発散ビームをそれぞれ、発散性を
    弱めた発散ビームとする作用であることを特徴とするマ
    ルチビーム走査装置。
  7. 【請求項7】請求項2または3または4記載のマルチビ
    ーム走査装置において、 光偏向器が回転鏡であり、走査結像光学系が、光スポッ
    トによる走査を等速化する機能を持つことを特徴とする
    マルチビーム走査装置。
  8. 【請求項8】請求項5記載のマルチビーム走査装置にお
    いて、 光偏向器が回転鏡であり、走査結像光学系がfθ光学系
    であることを特徴とするマルチビーム走査装置。
  9. 【請求項9】請求項2〜8の任意の1に記載のマルチビ
    ーム走査装置において、 線像結像光学系がシリンドリカルレンズであることを特
    徴とするマルチビーム走査装置。
  10. 【請求項10】請求項4記載のマルチビーム走査装置に
    おいて、 半導体レーザアレイの傾き角:φが90度に近く、 カップリングレンズと光偏向器との間の光路上に、光束
    径を主走査方向に拡大する主走査方向ビームエキスパン
    ダを有することを特徴とするマルチビーム走査装置。
  11. 【請求項11】請求項1記載のマルチビーム走査装置に
    用いられる光源装置であって、 配列ピッチ:ρで1列配列された複数の発光部の配列方
    向を、副走査方向に対して傾き角:φ(≧0)だけ傾け
    て設けられる半導体レーザアレイと、 この半導体レーザアレイからの複数ビームを、以後の光
    学系にカップリングさせるカップリングレンズと、 このカップリングレンズを透過した複数ビームをビーム
    整形するアパーチュアとを有し、 上記アパーチュアにより規定される副走査方向の開口
    数:NAz(source)が、 条件:(3) 0.01<NAz(source)<0.30 を満足することを特徴とするマルチビーム走査装置用の
    光源装置。
  12. 【請求項12】請求項11記載の光源装置において、 半導体レーザアレイの傾き角:φ=0であることを特徴
    とするマルチビーム走査装置用の光源装置。
  13. 【請求項13】請求項11記載の光源装置において、 半導体レーザアレイの傾き角:φ>0であることを特徴
    とするマルチビーム走査装置用の光源装置。
  14. 【請求項14】請求項11または12または13記載の
    光源装置において、 カップリングレンズのカップリング作用がコリメート作
    用であることを特徴とするマルチビーム走査装置用の光
    源装置。
  15. 【請求項15】請求項14記載の光源装置において、 カップリングレンズが1枚のレンズで構成されているこ
    とを特徴とするマルチビーム走査装置用の光源装置。
  16. 【請求項16】請求項11または12または13記載の
    光源装置において、 カップリングレンズのカップリング作用が、半導体レー
    ザアレイからの複数の発散ビームをそれぞれ、発散性を
    弱めた発散ビームとする作用であることを特徴とするマ
    ルチビーム走査装置用の光源装置。
  17. 【請求項17】請求項11〜16の任意の1に記載の光
    源装置において、 半導体レーザアレイにおける発光部の配列ピッチ:ρが
    10μmであることを特徴とするマルチビーム走査装置
    用の光源装置。
  18. 【請求項18】請求項11〜17の任意の1に記載の光
    源装置において、 半導体レーザアレイにおける発光波長:λが700nm
    以下であることを特徴とするマルチビーム走査装置用の
    光源装置。
  19. 【請求項19】半導体レーザアレイからの複数ビーム
    を、光偏向器を含む共通の光学系を介して被走査面へ導
    いて、副走査方向に分離した複数の光スポットを形成
    し、上記光偏向器により同時に偏向させることにより、
    上記被走査面の複数走査線を同時に隣接走査するマルチ
    ビーム走査方法であって、 請求項1〜10の任意の1に記載のマルチビーム走査装
    置を用いて行うことを特徴とするマルチビーム走査方
    法。
  20. 【請求項20】感光媒体の感光面に光走査装置による光
    走査を行って潜像を形成し、上記潜像を可視化して画像
    を得る画像形成装置であって、 感光媒体の感光面の光走査を行う光走査装置として、請
    求項1〜10の任意の1に記載のマルチビーム走査装置
    を用いたことを特徴とする画像形成装置。
  21. 【請求項21】請求項20記載の画像形成装置におい
    て、 感光媒体が光導電性の感光体であり、感光面の均一帯電
    と光走査装置の光走査とにより形成される静電潜像が、
    トナー画像として可視化されることを特徴とする画像形
    成装置。
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