JP2001311557A - 電気温水器 - Google Patents

電気温水器

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JP2001311557A
JP2001311557A JP2000129997A JP2000129997A JP2001311557A JP 2001311557 A JP2001311557 A JP 2001311557A JP 2000129997 A JP2000129997 A JP 2000129997A JP 2000129997 A JP2000129997 A JP 2000129997A JP 2001311557 A JP2001311557 A JP 2001311557A
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remaining hot
water amount
amount
remaining
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JP2000129997A
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English (en)
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Toru Tsuruta
透 鶴田
Shinji Hashii
伸治 橋井
Kazuhisa Shimada
和久 島田
Yoichi Nakamura
陽一 中村
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Toto Ltd
Nihon Yupro Corp
Original Assignee
Toto Ltd
Nihon Yupro Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 台所のみならず浴室などでも残湯量が確認で
きるようにし、また、お湯が使用されたり残湯量が少な
くなったことを報知することで、使用者の湯切れの不安
を軽減できる電気温水器を提供する。 【解決手段】 湯はりスイッチが操作された(ステップ
S1)場合、残湯量が所定量未満(ステップS3)で、
過去に残湯量を報知した時点から所定時間以上経過(ス
テップS4)していれば、台所や浴室のリモコンが「残
湯量が少なくなりました」等と音声で報知する(ステッ
プS5)ようにしたので、使用者の湯切れの不安を軽減
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、貯湯タンク内の水
を加熱する電気温水器に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の電気温水器には、電力需要の平
準化を目的に電力会社が設定した電気料金制度に対応す
るため、深夜の割安な電力を利用して1日に使用するお
湯を貯湯タンクに貯えるタイプのものがある。このタイ
プの電気温水器においては、貯湯タンクに貯えられたお
湯は限られているため、無計画にお湯を使うとお湯がな
くなり、特に深夜のみ電力が供給される契約で使用する
場合は翌朝になるまでお湯が使えない。また、昼間にも
電力が供給される契約で使用する場合は、昼間に沸上げ
をすることができるが、使用できる温度まで沸上がるに
はかなりの時間を要するためすぐにお湯を使用できない
だけでなく、昼間の電気は割高に設定されているため電
気料金が高額になるという問題があった。
【0003】そこで、貯湯タンクの残湯量を台所に設置
された台所用リモコンに表示して、残湯量を確認しなが
らお湯を計画的に使用できるようにしたものもある。な
お、自動湯はり機能付の電気温水器の場合には、台所用
リモコンのほかに、浴槽への高温差し湯や差し水などを
入浴中に行なえるようにするための浴室用リモコンを浴
室に備えているのが一般的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の電気温水器においては、残湯量が表示されるの
は台所用リモコンのみのため、浴室でお湯を使用しなが
ら残湯量を確認することができなかった。このため、入
浴中に湯切れを心配しなければならなかったり、実際に
湯切れして入浴を途中で中止せざるを得なくなることが
あった。また、入浴後に炊事するためにある程度お湯を
残しておきたい時なども、計画的にお湯を使用すること
ができず不便であった。
【0005】また、従来の電気温水器の残湯量表示は、
絵表示などによりリモコンに常時表示されているだけで
あるため、使用者に対するアピールが弱かった。このた
め、お湯を使用して残湯量が少なくなっても、使用者が
そのことに気付かずにお湯の使用を続け、湯切れを起こ
すことがあるなどの問題もあった。
【0006】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、本発明の目的は、台所のみならず浴室など
でも残湯量が確認できるようにし、また、お湯が使用さ
れたり残湯量が少なくなったことを報知することで、使
用者の湯切れの不安を軽減できる電気温水器を提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段及びその作用・効果】上記
目的を達成するために請求項1では、貯湯タンクと、前
記貯湯タンク内の水を加熱するヒーターと、前記ヒータ
ーへの通電を制御する制御部と、前記制御部と制御情報
を通信する複数のリモコンと、前記貯湯タンク内の残湯
量を検出する残湯量検出部を備えた電気温水器におい
て、前記残湯量検出部で検出された残湯量を報知する残
湯量報知部を前記複数のリモコン全てに備えた。よっ
て、台所や浴室や寝室など、リモコンが取付けられた全
ての場所で残湯量が確認できるため、計画的にお湯を使
用することができ、使用者の湯切れの不安を軽減でき
る。
【0008】請求項2では、請求項1に記載の電気温水
器において、前記複数のリモコンは、少なくとも台所に
設置される台所リモコンと浴室に設置される浴室リモコ
ンから成ることとした。よって、お湯の使用頻度の高い
台所と浴室で残湯量が確認できるため、計画的にお湯を
使用することができ、使用者の湯切れの不安を軽減でき
る。
【0009】請求項3では、貯湯タンクと、前記貯湯タ
ンク内の水を加熱するヒーターと、前記ヒーターへの通
電を制御する制御部と、前記制御部と制御情報を通信す
る複数のリモコンと、前記貯湯タンク内の残湯量を検出
する残湯量検出部を備えた電気温水器において、前記残
湯量検出部で検出された残湯量を報知する残湯量報知部
を前記複数のリモコンのうち少なくとも台所に設置され
る台所リモコンと浴室に設置される浴室リモコンに備え
た。よって、お湯の使用頻度の高い台所と浴室で残湯量
が確認できるため、計画的にお湯を使用することがで
き、使用者の湯切れの不安を軽減できる。
【0010】請求項4では、貯湯タンクと、前記貯湯タ
ンク内の水を加熱するヒーターと、浴槽へお湯はりを行
うためのお湯はり機能部と、前記ヒーターへの通電なら
びにお湯はり機能部の作動を制御するための制御部と、
前記制御部と制御情報を通信しさらにお湯はり機能部の
作動を指示するための湯はりスイッチを備えたリモコン
と、前記貯湯タンク内の残湯量を検出する残湯量検出部
を備えた電気温水器において、前記残湯量検出部で検出
された残湯量を報知する残湯量報知部を前記リモコンに
備え、前記湯はりスイッチが操作された場合に、前記残
湯量報知部が残湯量を報知することとした。よって、残
湯量を確認したいであろう湯はりによるお湯の使用時に
確実に残湯量が確認でき、使用者の湯切れの不安を軽減
できる。
【0011】請求項5では、貯湯タンクと、前記貯湯タ
ンク内の水を加熱するヒーターと、給湯使用を検出する
給湯使用検出手段と、前記ヒーターへの通電を制御する
ための制御部と、前記制御部と制御情報を通信するリモ
コンと、前記貯湯タンク内の残湯量を検出する残湯量検
出部を備えた電気温水器において、前記残湯量検出部で
検出された残湯量を報知する残湯量報知部を前記リモコ
ンに備え、前記給湯検出手段により給湯使用が検出され
た場合に、前記残湯量報知部が残湯量を報知することと
した。よって、残湯量を確認したいであろう給湯使用時
に確実に残湯量が確認でき、使用者の湯切れの不安を軽
減できる。
【0012】請求項6では、請求項4若しくは請求項5
に記載の電気温水器において、残湯量の報知を禁止する
残湯量報知禁止手段を前記制御部に備え、前記残湯量検
出部により検出される残湯量が所定量以上の場合は、前
記残湯量報知禁止手段が残湯量の報知を禁止することと
した。よって、残湯が多くあり残湯量の確認の必要がな
いときは報知が行なわれないため、不要な報知により使
用者が煩わされることがない。
【0013】請求項7では、請求項4ないし請求項6に
記載の電気温水器において、残湯量の報知を禁止する残
湯量報知禁止手段を前記制御部に備え、前記残湯量報知
部が残湯量を報知した場合は、その後所定時間を経過す
るまでは、前記残湯量報知禁止手段が残湯量の再度の報
知を禁止することとした。よって、お湯を使用するたび
に繰返し報知することがなく、使用者に不快感を与えな
い。
【0014】請求項8では、請求項1ないし請求項7に
記載の電気温水器において、前記残湯量報知部は、表示
により残湯量報知を行う報知手段とした。よって、残湯
量を視覚的に確認できるため、計画的にお湯を使用する
ことができ、使用者の湯切れの不安を軽減できる。
【0015】請求項9では、請求項8に記載の電気温水
器において、前記報知手段は、メッセージをスクロール
表示若しくは区切って順次に表示することとした。よっ
て、残湯量を使用者に強くアピールでき、また、メッセ
ージが長い場合でも小さな表示部で表示可能なため、リ
モコンをコンパクトに構成できる。
【0016】請求項10では、請求項1ないし請求項9
に記載の電気温水器において、前記残湯量報知部は、音
声により残湯量報知を行う報知手段とした。よって、使
用者がリモコンから離れていても残湯量を聴覚的に確認
できるため、計画的にお湯を使用することができ、使用
者の湯切れの不安を軽減できる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面により詳細に説明する。
【0018】図1は、本発明の一実施形態に於ける電気
温水器100の構成図である。
【0019】まず、給水源からの水は減圧弁1で減圧さ
れ、減圧弁1の下流で給水管2とバイパス管3とに分岐
される。バイパス管3は下流の給湯混合比調整弁46A
に通じており、給水温度を検出する給水温度センサー4
1、断水時など配管内に負圧が生じた際に負圧をキャン
セルするためのバキュームブレーカー51を備えてい
る。給水管2は加熱部31に通じており、加熱部31は
貯湯タンク32、下部ヒーター33、上部ヒーター34
から構成されている。貯湯タンク32内の水は下部ヒー
ター33と上部ヒーター34により下部ヒーター33は
タンク第一温度センサー37、上部ヒーター34はタン
ク第三温度センサー39の検出温度が高温になるように
加熱される。さらに、貯湯タンク32の下部には排水バ
ルブ36を備える。また、貯湯タンク32の上部には貯
湯タンク32内の水の加熱時に発生する膨張水を逃すた
めの安全弁35を備える。
【0020】ステッピングモーターにより駆動される給
湯混合比調整弁46Aでは、バイパス管3からの水と高
温給湯管4からの高温水を混合し、適温の湯が給湯管8
へ供給される。給湯管8には給湯温度を検出するための
給湯温度センサー43A、給湯管8への湯の供給を検出
するための給湯検出手段である給湯流量センサー44を
備えている。さらに高温給湯管4には加熱部31から供
給される高温の湯の温度を検出するための高温水温度セ
ンサー42を備えている。
【0021】高温給湯管4から分岐した湯はり高温給湯
管5は、高温水の供給を開始/停止するための第一電磁
弁22を介して湯はり混合比調整弁46Bに通じてい
る。一方、バイパス管3からバキュームブレーカー51
の下流で分岐した湯はりバイパス管7は、水の供給を開
始/停止するための第二電磁弁23を介して湯はり混合
比調整弁46Bに通じている。
【0022】ステッピングモーターにより駆動される湯
はり混合比調整弁46Bでは、湯はりバイパス管7から
の水と湯はり高温給湯管5からの高温水を混合し、高温
水、水、適温の湯のいずれかが湯はり給湯管9へ供給さ
れる。湯はり給湯管9には、湯はり温度を検出するため
の湯はり温度センサー43Bと湯はり給湯管9へ供給さ
れる湯はり流量を検出するための湯はり流量センサー4
5および浴槽62からの逆流防止のため逆止弁52、5
3を備えている。湯はり給湯管9はさらに浴槽62の壁
面に取り付けられたアダプター61に通じている。
【0023】また、電気温水器100は本体制御部70
を備えている。本体制御部70は、タンク第一温度セン
サー37とタンク第二温度センサー38とタンク第三温
度センサー39とタンク第四温度センサー40の検出信
号に基づいて貯湯タンク32内の残湯量を検出する残湯
量検出部91、タンク第一温度センサー37とタンク第
三温度センサー39の検出信号と台所リモコン71から
の運転指示と台所リモコン71で設定した現在時刻に基
づき下部ヒーター33、上部ヒーター34を制御するヒ
ーター制御部92、給水温度センサー41と高温水温度
センサー42と給湯温度センサー43Aと給湯流量セン
サー44と湯はり温度センサー43Bと湯はり流量セン
サー45等の検出信号と台所リモコン71と浴室リモコ
ン72からの運転指示に基づき給湯混合比調整弁46A
と湯はり混合比調整弁46Bと第一電磁弁22と第二電
磁弁23等を制御する給湯・湯はり制御部93、通信線
73A、73Bを通じて台所リモコン71、浴室リモコ
ン72と相互通信するための本体通信手段94、後述す
る残湯量報知部203Aおよび203Bによる残湯量の
報知をある条件下で禁止する残湯量報知禁止手段95を
備える。
【0024】また、台所に設置される台所リモコン71
は、現在時刻を設定し計時し表示する時計機能部20
1、給湯設定温度などの設定値や湯はり動作状態やヒー
ターの通電状態などの電気温水器100の運転情報を表
示する運転表示部202A、電気温水器100からの残
湯量情報を報知する残湯量報知部203A、浴槽62へ
湯はりする際にオン操作する湯はりスイッチを備えた湯
はり操作部204A、給湯管8から供給される湯の設定
温度を設定する給湯温度設定スイッチと貯湯タンク32
内の沸上げ温度を設定する沸上げ温度設定スイッチとを
備えた温度設定部205A、通信線73A、73Bを通
じて湯はり操作部204Aの運転指示情報や電気温水器
100からの運転情報などを本体制御部70と相互通信
するための通信手段206Aを備えている。
【0025】また、浴室に設置される浴室リモコン72
は、給湯設定温度などの設定値や湯はり動作状態やヒー
ターの通電状態などの電気温水器100の運転情報を表
示する運転表示部202B、浴槽62へ湯はりする際に
オン操作する湯はりスイッチと浴槽62内に高温水を供
給する際にオン操作する高温差し湯スイッチと浴槽62
内に水を供給する際にオン操作する差し水スイッチと浴
槽62へ湯はりする湯量を設定する湯はり量設定スイッ
チとを備えた湯はり操作部204B、給湯管8から供給
される湯の設定温度を設定する給湯温度設定スイッチと
浴槽62へ湯はりする湯の設定温度を設定する湯はり温
度設定スイッチとを備えた温度設定部205B、通信線
73A、73Bを通じて湯はり操作部204Bの運転指
示情報と電気温水器100からの運転情報を本体制御部
70と相互通信するための通信手段206Bを備えてい
る。加えて、電気温水器100からの残湯量情報を報知
する残湯量報知部203Bを備えている。
【0026】上記の構成により、台所リモコン71の時
計機能部201で計時されている現在時刻が深夜(通常
23時から翌日の7時までの間)であることを認識する
と、本体制御部70のヒーター制御部92が下部ヒータ
ー33に通電を指令し、貯湯タンク32内の水を深夜電
力によりタンク第一温度センサー37が台所リモコン7
1の温度設定部205Aで設定した沸上げ設定温度を検
知するまで沸き上げる。
【0027】電気温水器100から外部配管を介して接
続された給湯栓が開けられると、沸上がった貯湯タンク
32内のお湯は、本体制御部70の給湯・湯はり制御部
93からの指令により台所リモコン71の温度設定部2
05Aまたは浴室リモコン72の温度設定部205Bで
設定した給湯温度で吐水され、炊事やシャワーなどの用
途として使用される。
【0028】また、使用者が入浴のため台所リモコン7
1の湯はり操作部204Aまたは浴室リモコン72の湯
はり操作部204Bの湯はりスイッチをオン操作すれ
ば、本体制御部70の給湯・湯はり制御部93からの指
令により、浴室リモコン72の温度設定部205Bで設
定した湯はり温度で浴槽62へ湯はりが開始され、湯は
り操作部204Bで設定した湯はり量になるまで湯はり
が継続されて貯湯タンク32内のお湯が使用される。一
方、貯湯タンク32内はお湯を使用すると貯湯タンク3
2の下部から同量の水が供給され残湯が減少する。
【0029】このように、貯湯タンク32内のお湯を使
用するたびに残湯が減少するため、使用者は残湯量を確
認しながらお湯を使用する必要がある。そこで、残湯量
検出部91で検出した残湯量情報を、台所リモコン71
の残湯量報知部203A、および浴室リモコン72の残
湯量報知部203Bにより報知して残湯量を確認できる
ようにした。
【0030】図2は、残湯量報知部203A、203B
の残湯量報知の一実施例である。ここでは、残湯量を表
示により報知する例を説明する。
【0031】貯湯タンク32の全容量は370リットル
であり、貯湯タンク32の最上部からの容量が300リ
ットルの位置にタンク第一温度センサー37が、同15
0リットルの位置にタンク第二温度センサー38が、同
100リットルの位置にタンク第三温度センサー39
が、同50リットルの位置にタンク第四温度センサー4
0が、それぞれ取付けられているとする。
【0032】いま、貯湯タンク32内の水が沸上げ設定
温度(例えば90℃)に全量沸き上がっているとする。
お湯の使用により、貯湯タンク32の上部からお湯を出
湯すると、同時に貯湯タンク32の下部から同量の水が
供給され、貯湯タンク内は常に満水に保たれる。このと
き、高温の湯と水は比重が大きく異なるため混ざりにく
く、湯水混合層を境に上部はお湯、下部は水の状態とな
る。すなわち、お湯を使用するたびに貯湯タンク32の
下部から順次水になっていく。このことから、上記4つ
の温度センサーの検知温度に基づいて、残湯量を検出す
ることができる。
【0033】具体的には、タンク第一温度センサー37
とタンク第二温度センサー38とタンク第三温度センサ
ー39とタンク第四温度センサー40が全て所定温度以
上(例えば45℃、以下同様)を検知している時は、残
湯量が300リットル以上あると判断し、図2に示す表
示H1を残湯量報知部203A、203Bに表示する。
【0034】また、タンク第一温度センサー37が所定
温度未満を検知し、タンク第二温度センサー38とタン
ク第三温度センサー39とタンク第四温度センサー40
が所定温度以上を検知している時は、残湯量が150リ
ットル以上300リットル未満であると判断し、図2に
示す表示H2を残湯量報知部203A、203Bに表示
する。
【0035】また、タンク第一温度センサー37および
タンク第二温度センサー38が所定温度未満を検知し、
タンク第三温度センサー39およびタンク第四温度セン
サー40が所定温度以上を検知している時は、残湯量が
100リットル以上150リットル未満であると判断
し、図2に示す表示H3を残湯量報知部203A、20
3Bに表示する。
【0036】また、タンク第一温度センサー37とタン
ク第二温度センサー38とタンク第三温度センサー39
が所定温度未満を検知し、タンク第四温度センサー40
が所定温度以上を検知している時は、残湯量が50リッ
トル以上100リットル未満であると判断し、図2に示
す表示H4を残湯量報知部203A、203Bに表示す
る。
【0037】また、タンク第一温度センサー37とタン
ク第二温度センサー38とタンク第三温度センサー39
とタンク第四温度センサー40が全て所定温度未満を検
知している時は、残湯量が50リットル未満であると判
断し、図2に示す表示H5を残湯量報知部203A、2
03Bに表示する。
【0038】以上のように、残湯量を、台所リモコン7
1の残湯量報知部203Aだけでなく浴室リモコン72
の残湯量報知部203Bにも表示することで、浴室でも
残湯量が確認できるようになるため、計画的にお湯を使
用することができ、使用者の湯切れの不安を軽減でき
る。
【0039】なお、この実施例では、絵表示を用いてそ
の時点の残湯量を常に報知するようにしたが、表示によ
り報知する方法はこれに限らない。例えば、残湯量が少
なくなったときにのみメッセージを表示する方法も考え
られる。この場合、台所リモコン71の残湯量報知部2
03Aや浴室リモコン72の残湯量報知部203Bに
「残湯量が50リットル未満になりました」といったメ
ッセージを表示すればよい。表示スペースの都合で一度
に全文が表示できない場合は、次のような表示方法があ
る。
【0040】「残湯量が50」→「湯量が50リ」→
「量が50リッ」→「が50リット」→「50リット
ル」→「0リットル未」→「リットル未満」→「ットル
未満に」→「トル未満にな」→「ル未満になり」→「未
満になりま」→「満になりまし」→「になりました」の
ようにスクロールさせて表示する方法や、「残湯量が」
→「50リットル」→「未満に」→「なりました」のよ
うに区切って順次に表示する方法である。このようにす
ると、メッセージが長い場合でも小さな表示部で表示可
能なため、リモコンをコンパクトに構成できる。
【0041】図3は、残湯量報知部203A、203B
の残湯量報知の別の実施例である。ここでは、残湯量を
音声により報知する例をフローチャートにより説明す
る。
【0042】ステップS1では、台所リモコン71また
は浴室リモコン72の湯はりスイッチが操作されるとス
テップS3へ進み、そうでなければステップS2へ進
む。ステップS2では、給湯検出手段である給湯流量セ
ンサー44が給湯使用を検出するとステップS3へ進
み、そうでなければステップS6へ進む。
【0043】ステップS3では、残湯量検出部91が所
定残湯量(例えば50リットル)未満を検出している場
合はステップS4へ進み、そうでなければステップS6
へ進む。ステップS4では、過去に残湯量を報知した時
点から所定時間(例えば30分)以上経過していればス
テップS5へ進み、そうでなければステップS6へ進
む。
【0044】ステップS5では、残湯量報知部203
A、203Bがメッセージを音声で報知する。例えば
「残湯量が50リットル未満になりました」または「残
湯量が少なくなりました」などと報知する。なお、ステ
ップS6に進んだ場合は、何も報知しない。
【0045】ステップS1およびステップS2におい
て、湯はりスイッチが操作されたときや給湯使用が検出
されたときに、残湯量を報知するようにしたので、使用
者が残湯量を確認したいであろうお湯の使用時に、確実
に残湯量を確認できる。
【0046】また、ステップS3で、残湯が多くあっ
て、残湯量の確認の必要がないときは報知を行なわない
ようにしたため、不要な報知により使用者が煩わされる
ことがない。さらに、ステップS4で、過去30分以内
に残湯量が報知されているときは再度の報知を行なわな
いようにしたため、お湯を使用するたびに繰返し報知す
ることがなく、使用者に不快感を与えない。なお、これ
らの制御は、本体制御部70に設けた残湯量報知禁止手
段95により行われる。
【0047】以上のように、残湯量を、台所リモコン7
1の残湯量報知部203Aと浴室リモコン72の残湯量
報知部203Bにより音声報知することで、浴室と台所
の双方で残湯量が確認できるようになるため、計画的に
お湯を使用することができ、使用者の湯切れの不安を軽
減できる。また、音声による報知のため、使用者がリモ
コンから離れていても、あるいは目の不自由な方でも、
残湯量を聴覚的に確認することができる。
【0048】以上、残湯量報知の例を、表示の場合と音
声報知の場合に分けて説明したが、表示と音声を組み合
わせてもよい。この場合、視覚的にも聴覚的にも確認が
でき非常に便利である。また、台所と浴室の他、寝室な
どにもリモコンを設置すれば、寝室などでも残湯量の確
認ができる。なお、台所リモコン71、浴室リモコン7
2の各表示部は、液晶表示の他、蛍光表示管や発光ダイ
オード等による表示などさまざまな構成が考えられる。
【0049】また、本実施例においては電気温水器とし
たが、ガスや石油給湯機、またはヒートポンプや太陽熱
温水器を組合せたものにも応用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に於ける電気温水器の構
成図
【図2】 残湯量を表示により報知する残湯量報知の実
施例
【図3】 残湯量を音声により報知する残湯量報知の実
施例
【符号の説明】
1…減圧弁 2…給水管 3…バイパス管 4…高温給湯管 5…湯はり高温給湯管 7…湯はりバイパス管 8…給湯管 9…湯はり給湯管 22…第一電磁弁 23…第二電磁弁 31…加熱部 32…貯湯タンク 33…下部ヒーター 34…上部ヒーター 35…安全弁 36…排水バルブ 37…タンク第一温度センサー 38…タンク第二温度センサー 39…タンク第三温度センサー 40…タンク第四温度センサー 41…給水温度センサー 42…高温水温度センサー 43A…給湯温度センサー 43B…湯はり温度センサー 44…給湯流量センサー 45…湯はり流量センサー 46A…給湯混合比調整弁 46B…湯はり混合比調整弁 51…バキュームブレーカー 52…逆止弁 53…逆止弁 61…アダプター 62…浴槽 70…本体制御部 71…台所リモコン 72…浴室リモコン 73A、73B…通信線 91…残湯量検出部 92…ヒーター制御部 93…給湯・湯はり制御部 94…本体通信手段 95…残湯量報知禁止手段 100…電気温水器 201…時計機能部 202A、202B…運転表示部 203A、203B…残湯量報知部 204A、204B…湯はり操作部 205A、205B…温度設定部 206A、206B…通信手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 島田 和久 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 中村 陽一 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 Fターム(参考) 3L024 CC11 EE02 FF01 GG15 3L025 AB22

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】貯湯タンクと、前記貯湯タンク内の水を加
    熱するヒーターと、前記ヒーターへの通電を制御する制
    御部と、前記制御部と制御情報を通信する複数のリモコ
    ンと、前記貯湯タンク内の残湯量を検出する残湯量検出
    部を備えた電気温水器において、前記残湯量検出部で検
    出された残湯量を報知する残湯量報知部を前記複数のリ
    モコン全てに備えたことを特徴とした電気温水器。
  2. 【請求項2】前記複数のリモコンは、少なくとも台所に
    設置される台所リモコンと浴室に設置される浴室リモコ
    ンから成ることを特徴とした請求項1に記載の電気温水
    器。
  3. 【請求項3】貯湯タンクと、前記貯湯タンク内の水を加
    熱するヒーターと、前記ヒーターへの通電を制御する制
    御部と、前記制御部と制御情報を通信する複数のリモコ
    ンと、前記貯湯タンク内の残湯量を検出する残湯量検出
    部を備えた電気温水器において、前記残湯量検出部で検
    出された残湯量を報知する残湯量報知部を前記複数のリ
    モコンのうち少なくとも台所に設置される台所リモコン
    と浴室に設置される浴室リモコンに備えたことを特徴と
    した電気温水器。
  4. 【請求項4】貯湯タンクと、前記貯湯タンク内の水を加
    熱するヒーターと、浴槽へお湯はりを行うためのお湯は
    り機能部と、前記ヒーターへの通電ならびにお湯はり機
    能部の作動を制御するための制御部と、前記制御部と制
    御情報を通信しさらにお湯はり機能部の作動を指示する
    ための湯はりスイッチを備えたリモコンと、前記貯湯タ
    ンク内の残湯量を検出する残湯量検出部を備えた電気温
    水器において、前記残湯量検出部で検出された残湯量を
    報知する残湯量報知部を前記リモコンに備え、前記湯は
    りスイッチが操作された場合に、前記残湯量報知部が残
    湯量を報知することを特徴とした電気温水器。
  5. 【請求項5】貯湯タンクと、前記貯湯タンク内の水を加
    熱するヒーターと、給湯使用を検出する給湯使用検出手
    段と、前記ヒーターへの通電を制御するための制御部
    と、前記制御部と制御情報を通信するリモコンと、前記
    貯湯タンク内の残湯量を検出する残湯量検出部を備えた
    電気温水器において、前記残湯量検出部で検出された残
    湯量を報知する残湯量報知部を前記リモコンに備え、前
    記給湯検出手段により給湯使用が検出された場合に、前
    記残湯量報知部が残湯量を報知することを特徴とした電
    気温水器。
  6. 【請求項6】残湯量の報知を禁止する残湯量報知禁止手
    段を前記制御部に備え、前記残湯量検出部により検出さ
    れる残湯量が所定量以上の場合は、前記残湯量報知禁止
    手段が残湯量の報知を禁止することを特徴とした請求項
    4若しくは請求項5に記載の電気温水器。
  7. 【請求項7】残湯量の報知を禁止する残湯量報知禁止手
    段を前記制御部に備え、前記残湯量報知部が残湯量を報
    知した場合は、その後所定時間を経過するまでは、前記
    残湯量報知禁止手段が残湯量の再度の報知を禁止するこ
    とを特徴とした請求項4ないし請求項6に記載の電気温
    水器。
  8. 【請求項8】前記残湯量報知部は、表示により残湯量報
    知を行う報知手段としたことを特徴とした請求項1ない
    し請求項7に記載の電気温水器。
  9. 【請求項9】前記報知手段は、メッセージをスクロール
    表示若しくは区切って順次に表示することを特徴とした
    請求項8に記載の電気温水器。
  10. 【請求項10】前記残湯量報知部は、音声により残湯量
    報知を行う報知手段としたことを特徴とした請求項1な
    いし請求項9に記載の電気温水器。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009002622A (ja) * 2007-06-25 2009-01-08 Sanden Corp ヒートポンプ式給湯装置
JP2010169314A (ja) * 2009-01-22 2010-08-05 Chofu Seisakusho Co Ltd エネルギー使用状況報知システム及びリモコン装置
JP2012097950A (ja) * 2010-11-01 2012-05-24 Mitsubishi Electric Corp 貯湯式給湯システム

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