JP4654846B2 - 貯湯式給湯装置 - Google Patents

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本発明は、貯湯式給湯装置に関するものであり、特に、電動式混合弁を用いた湯水混合制御に関するものである。

従来、この種の貯湯式給湯装置は、ヒートポンプ回路で加熱された湯水を貯湯タンクの上部から成層状態で貯湯し、その貯湯された湯水を上部出湯管より取り出し給水管から供給される水と混合して所定の湯温に調節して給湯端末等の負荷側に供給するようにしていた。また、近年、この貯湯水を用いて風呂の追い焚きや暖房に利用する機能を有した貯湯式給湯装置が注目されるようになってきた。しかし、この場合、風呂の追い焚きや暖房に利用した後の温度の低下した湯水は再度貯湯タンク内に回収されるため、貯湯タンク内部には上部の高温水の下方に中温水と呼ばれる中途半端な温度の湯水が多量に蓄えられることになる。この中温水が蓄えられた状態で全量沸き上げ動作が行われると、ヒートポンプ回路への入水温度が高い状態でヒートポンプサイクルの加熱動作が行われるため、効率の悪い、いわゆるCOPの低い沸き上げ動作となる。

そこで、この対策として特許文献1に開示されているように、貯湯タンクの中間部に中温水の取り出し口を設け、この取り出し口より取り出された中温水と上部出湯管より取り出された高温水を混合して所定の湯温を確保し、さらに、この混合水と給水管より供給される水を混合することで設定温度の湯水を精度よく得るようにしていた。この方法によれば中温水を積極的に取り出すことができるため、貯湯タンク下方には低温水を確保することができるとともに、貯湯タンク上方の高温水の使用を最小限に抑えることができ、高COPの沸き上げ動作と湯切れ現象の抑制を図ることができるものである。
特開2003−240342号公報

しかしながら、上記従来の構成によれば、ヒートポンプ回路を用いた給湯装置において、中温水の沸き上げ性能への影響を排除するため優先的に中温水を利用する手段を設けたことにより、貯湯タンク下方には低温水を確保することができるとともに、貯湯タンク上方の高温水の使用を最小限に抑えることができ、高COPの沸き上げ動作と湯切れ現象の抑制を図ることができ、ヒートポンプ式給湯装置の湯水利用形態としては極めて有効な手段ではあるが、一方、停電等により貯湯タンク内の湯水の利用が長時間停滞し、貯湯タンク内の湯水の温度が低下してくると、雑菌の繁殖が起こる恐れがあり、特に、レジオネラ菌が繁殖すると人体に危害を及ぼす恐れがある。このレジオネラ菌は湯温が25℃〜50℃の範囲で活発に活動し、この湯温範囲は上記停電状態において貯湯タンクの下部で発生しやすい現象となる。このような状態において中温水の利用手段を用いて湯水を供給すると繁殖したレジオネラ菌等の雑菌を積極的に利用側端末に供給することになり、衛生面で課題を有するものであった。

本発明は、上記従来の課題を解決するもので、ヒートポンプ式給湯装置の湯水利用形態として極めて有効な手段である中温水を優先的に使用可能な湯水混合制御方法を提供しつつ、停電等で湯水の利用が停滞したときの安全性を確保した貯湯式給湯装置の提供を目的とするものである。

上記従来の課題を解決するために、本発明の貯湯式給湯装置は、ヒートポンプ回路を用いて加熱した湯水をタンク上部から成層状態で貯湯しその湯水を利用して端末側に所望の湯水を供給する貯湯式給湯装置において、
タンク上部の湯水を取り出す出湯管と、タンクの略中間部の湯水を取り出す中温出湯管と、前記出湯管と前記中温出湯管からの湯水を混合する第1混合弁と、前記第1混合弁からの湯水と給水管からの水を混合し所定温度の湯水を端末側に供給する利用側混合弁と、前記第1混合弁と利用側混合弁の弁開度制御を行う制御部とを備え、全量沸き上げ運転を行う時間帯を設定するとともに、湯量不足を判断したとき湯切れ沸き上げ運転を行うことを設定した貯湯式給湯装置であって、前記制御部は、停電が発生しその後復帰したとき、前記第1混合弁を、前記出湯管側に全開状態となるように駆動させることを特徴とするものである。

上記発明によれば、停電により貯湯タンク内の湯水の利用が長時間停滞した後の停電復帰時の湯水利用形態として、中温出湯管からの湯水供給を行わないように第1混合弁の制御を禁止するようにしているため、停電期間中に貯湯タンク内の湯水が停滞し、貯湯タンク下部で温度低下が起こってレジオネラ菌等の雑菌が繁殖したとしても、貯湯タンク上部の比較的高温の湯水から利用することができ、雑菌の影響を受けることなく湯水供給が可能となる。

本発明の貯湯式給湯装置は、ヒートポンプ式給湯装置の湯水利用形態として極めて有効な手段である中温水を優先的に使用可能な湯水混合制御方法を提供しつつ、停電等で湯水の利用が停滞したときの安全性を確保した貯湯式給湯装置を提供することができる。

第1の発明は、ヒートポンプ回路を用いて加熱した湯水をタンク上部から成層状態で貯湯しその湯水を利用して端末側に所望の湯水を供給する貯湯式給湯装置において、
タンク上部の湯水を取り出す出湯管と、タンクの略中間部の湯水を取り出す中温出湯管と、前記出湯管と前記中温出湯管からの湯水を混合する第1混合弁と、前記第1混合弁からの湯水と給水管からの水を混合し所定温度の湯水を端末側に供給する利用側混合弁と、前記第1混合弁と利用側混合弁の弁開度制御を行う制御部とを備え、全量沸き上げ運転を行う時間帯を設定するとともに、湯量不足を判断したとき湯切れ沸き上げ運転を行うことを設定した貯湯式給湯装置であって、前記制御部は、停電が発生しその後復帰したとき、前記第1混合弁を、前記出湯管側に全開状態となるように駆動させることを特徴とするものである。

そして、停電により貯湯タンク内の湯水の利用が長時間停滞した後の停電復帰時の湯水利用形態として、中温出湯管からの湯水供給を行わないように第1混合弁の制御を禁止するようにしているため、停電期間中に貯湯タンク内の湯水が停滞し、貯湯タンク下部で温度低下が起こってレジオネラ菌等の雑菌が繁殖したとしても、貯湯タンク上部の比較的高温の湯水から利用することができ、雑菌の影響を受けることなく湯水供給が可能となる。

また、制御部は停電復帰時に第1混合弁を湯側全開状態とし、中温出湯管からの湯水供給を禁止するようにしたことを特徴とするものである。

そして、停電が発生しその後復帰したときは、タンク上部の出湯管からのみ湯水を供給するように第1混合弁を湯側全開状態としているため、貯湯タンク下部で繁殖した雑菌が利用側端末に供給されることを抑制することができる。つまり、雑菌が繁殖しやすい温度分布となる貯湯タンク下部に近い中温出湯管からの湯水供給を禁止するようにしているため、雑菌が利用側端末に供給されることがなく、中温出湯管より上の雑菌が繁殖しにくい比較的高温の湯水を利用して利用側混合弁により所望の湯温に調節して使用することで所定量の湯水を確保することができる。

第2の発明は、制御部は、停電復帰後、全量沸き上げ運転の完了が確認されたとき、第1混合弁の湯水混合制御を復帰させるようにしたことを特徴とするものである。

そして、停電復帰後の深夜時間帯に貯湯タンクの全量が沸き上げられ、貯湯タンク下部の湯温が雑菌が死滅する温度、例えば65℃になると、通常の湯水混合制御を行うように復帰させているため、停電期間中に繁殖した雑菌は死滅し、その後、安全な状態で中温水を優先的に利用する湯水混合制御により効果的な湯水供給を行うことができる。

第3の発明は、制御部は、停電復帰のタイミングが湯切れ沸き上げ運転を行う時間帯の場合、最初の全量沸き上げ運転の時間帯が経過した後の湯切れ沸き上げ運転を行う時間帯になってから、第1混合弁の湯水混合制御を復帰させるようにしたことを特徴とするものである。

そして、停電復帰のタイミングが貯湯タンク内の一部の湯量を沸き上げる湯切れ沸き上げ運転を行う昼間時間帯の場合は、停電が復帰した後の最初の全量沸き上げ運転を行う夜間時間帯が経過した後の昼間時間帯になってから、第1混合弁の制御禁止を解除するようにしたもので、停電復帰時は第1混合弁の制御を禁止して中温出湯管からの湯水の供給を禁止するため、停電期間中に貯湯タンク下部に繁殖したレジオネラ菌等の雑菌の流出を防止することができ、夜間時間帯を経過することで貯湯タンク下部の湯水を含むタンク全量をレジオネラ菌が死滅する65℃以上の湯温に沸き上げることができ、この全量沸き上げ運転の時間帯を経過した後に第1混合弁の制御を用いて湯水混合制御を行うことで、レジオネラ菌等の雑菌が存在しない状態で効果的な湯水利用形態を確保することができる。

第4の発明は、制御部は、停電復帰のタイミングが全量沸き上げ運転を行う時間帯の場合、次回の全量沸き上げ運転の時間帯が経過した後の湯切れ沸き上げ運転を行う時間帯になってから、第1混合弁の湯水混合制御を復帰させるようにしたことを特徴とするものである。

そして、全量沸き上げ運転を行う夜間時間帯に停電が復帰した場合は、復帰時の全量沸き上げ運転でタンク全量を沸き上げることが不可能な場合も想定されるため、この場合は、次回の全量沸き上げ運転を行う夜間時間帯が経過するまで第1混合弁の制御を禁止状態とし、次回の夜間時間帯で全量沸き上げ運転が完了した後、第1混合弁の制御を用いて湯水混合制御を行うことで、レジオネラ菌等の雑菌が存在しない状態で効果的な湯水利用形態を確保するようにしている。

以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。

(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における貯湯式給湯装置の構成図である。

貯湯タンク101には下部と上部を連通させた沸き上げ配管102を設け、その途中に沸き上げポンプ103と熱交換器104を配設している。この沸き上げ経路によって貯湯タンク101下部の水は、沸き上げポンプ103によって熱交換器104に導かれ、その熱交換器104を通過する過程で加熱されて湯となり、貯湯タンク101上部に導かれる。貯湯タンク101に供給された湯は貯湯タンク101内でその比重差から湯が上部、水が下部に分離し、湯が押し下げられる形で層を成して蓄積される。貯湯タンク101内の湯が使用されると、それに伴い給水管105から貯湯タンク101内に水が給水され、貯湯タンク101内には使用状況に応じて減量した高温の湯が上部に、給水管105より供給された水が下部に分離した状態で貯留される。

また、熱交換器104の熱源となるヒートポンプ回路106は、圧縮機107、膨張弁108、ファン109による強制空冷式の蒸発器110で構成され、冷媒として二酸化炭素を用い、高圧側では臨界圧を越える状態で運転することで90℃に近い高温水を貯湯することができるとともに、レジオネラ菌などを考慮した65℃程度の温水の貯湯は高いCOPで行うことができるものである。

次に、貯湯タンク101内の湯水を負荷側に供給するための利用側回路構成について説明すると、貯湯タンク101の上部には高温水を取り出す出湯管111を設け、この出湯管111と給水管105の略中間部には中温水を取り出す中間出湯管112を設けている。

出湯管111からは浴槽113の湯水と熱交換して追い焚き動作を行うための風呂熱交換器114と接続し循環ポンプ115を介して貯湯タンク101の下部に接続した風呂利用回路116が設けられており、前記風呂熱交換器114の二次側には浴槽113の風呂アダプター117と接続し風呂ポンプ118により浴槽水を循環させるための風呂循環回路119が構成されている。上記構成により、貯湯タンク101の上部より供給された高温水は風呂熱交換器114で風呂循環回路119を流れる浴槽水と熱交換され温度低下した後、中温水となって貯湯タンク101に戻される。この風呂追い焚き動作が継続すると貯湯タンク101内は上部の高温水の量が減少しその下方に蓄積される中温水の量が増大する。この中温水の増大現象は種々の弊害を招き、大きくは沸き上げ動作時におけるヒートポンプ回路106の運転効率(COP)の低下に関与する。すなわち、貯湯タンク101の下部に中温水が増加すると沸き上げ時の熱交換器104の入水温度が高い状態でヒートポンプ回路106の冷媒と熱交換することになり、冷媒と温水との温度差が減少して加熱能力が低下する。特に、冷媒として二酸化炭素を用いたヒートポンプサイクルにあっては、ヒートポンプの高圧側圧力が高いため入水温度が高くなるとヒートポンプの運転効率(COP)の低下度合いが顕著となる。

さらに、中温水が増加することは、貯湯タンク101の上部高温水が減少することであり、全体として貯湯能力が低下することになり、湯量不足につながるものでもある。

そこで、本実施の形態ではこの中温水対策として、貯湯タンク101の略中間部に中間出湯管112を設け、この中間出湯管112と上部出湯管111より供給される湯水を混合し所定の混合水を得るための第1混合弁120を設け、第1温度検出器121で検出される湯温をフィードバックすることで弁開度の調節を行い所定の目標温度を確保するようにしている。この第1混合弁120を設けたことにより、使用目的に応じた湯温を中温水を優先的に取り出すことが可能となり、貯湯タンク101内の中温水を減少させることができる。

前記第1混合弁120の出力側には用途に応じた負荷側回路が構成され、まず給湯利用として、第1混合弁120からの混合水と給水管105からの水とを混合し設定温度の湯水を得るための負荷側混合弁の1つである給湯混合弁122を設け、カラン124に供給するようにしている。この給湯混合弁122の出力側には給湯温度検出器123が取り付けられ、給湯温度検出器123で検出される湯温をフィードバックすることで弁開度の調節を行い設定温度を確保するようにしている。

また、風呂利用としては、第1混合弁120からの混合水と給水管105からの水とを混合し設定温度の湯水を得るための負荷側混合弁の1つである風呂混合弁125を設け、注湯弁126を介して風呂循環回路119に接続し浴槽113への湯張りを行うようにしている。この風呂混合弁125の出力側には風呂温度検出器127が取り付けられ、風呂温度検出器127で検出される湯温をフィードバックすることで弁開度の調節を行い設定温度を確保するようにしている。

なお、第1混合弁120の高温水側供給経路には逆止弁128を設け、中間出湯管112からの中温水の逆流を防止するようにしている。また、給湯混合弁122及び風呂混合弁125の湯側供給経路にも逆止弁129、130を設けるとともに、給湯混合弁122の出力側には逆止弁131を設けている。

また、カラン124の近傍には給湯リモコン132、浴室には風呂リモコン133が設けられている。この給湯リモコン132または風呂リモコン133からの運転指示は機器本体側に設けられた制御部134に無線または有線で送られ、送信された条件に従って制御部134で予め規定された制御動作に基づいて各種動作を行うようにしている。

また、制御部134には電力線138から正常に電力が供給されているか否かを検出する停電検出部139と、24時間を計時するカレンダー機能付きのタイマー部140が設けられており、このタイマー部140により全量沸き上げ運転を行う夜間時間帯、すなわち深夜電力時間帯(例えば、23時〜7時)と、湯切れ沸き上げ運転を行う昼間時間帯(7時〜23時)を設定すると共に、前記停電検出部139からの信号により停電が発生した時間帯または停電が復帰した時間帯を判断し、その信号を制御部134に供給するようにしている。

本実施の形態における貯湯式給湯装置は、図2に示すような沸き上げ回路102により深夜電力時間帯(例えば、23時〜7時)に予め設定された沸き上げモードに従って貯湯タンク101の全量沸き上げ動作を行い、昼間時間帯(7時〜23時)に貯湯タンク101の壁面に取り付けられた残湯湯温検出器135、136、137で検出される温度に基づいて残湯量が減少し湯量不足が発生すると思われる場合は湯切れ沸き上げ動作を行い、貯湯タンク101の上部に必要な高温水湯量を確保するようにしている。以上のような沸き上げ動作によって、貯湯タンク101には上部から高温水、中温水、低温水の順で層をなして蓄積されることになる。

このように蓄積された貯湯水は、給湯リモコン132または風呂リモコン133からの要求により制御部134が利用側回路の負荷側混合弁を制御して所望の湯水を利用側端末に供給するようにしている。

その本実施の形態における利用側回路の動作の一例を図3、図4を用いて説明すると、まず、給湯リモコン132により所望の給湯温度が設定されカラン124が開栓されると、給水管105から貯湯タンク101に給水が開始され、その給水圧により貯湯タンク101内の高温水及び中温水は出湯管111及び中間出湯管112より排出され、第1混合弁120の湯側a及び水側bに供給される。このとき、第1混合弁120の初期設定として水側bを略全開状態にしておくと貯湯タンク101内の中温水が優先的に排出され、混合出口側cより次段に供給される。この湯温を第1温度検出器121で検出し、検出された湯温が給湯リモコン132で設定された温度より所定温度(例えば2℃)以上ある場合は、これ以上水側に弁開度を調節することができないため、この状態で中温水の供給を継続し、次段の給湯混合弁122により給水管105からの給水と混合して設定温度の湯をカラン124に供給する。

次に、第1温度検出器121で検出された湯温が給湯リモコン132で設定された温度より低い場合は、第1混合弁120の湯側aの開度を開き高温出湯管111からの高温水を取り入れ中温水と混合して目標温度になるように弁開度の制御を開始する(太線で示す経路で湯水が流れる)。この制御により第1混合弁120の出口温度は徐々に目標温度に近づき、次段の給湯混合弁122の湯側dに予め設定した目標温度の湯を供給する。そして、給湯混合弁122で給水管105からの給水と混合して設定温度の湯をカラン124に供給する。

以上のように、通常動作においては第1混合弁120により貯湯タンク101内に溜まった中温水を優先的に利用してカラン124等の利用側端末に湯水供給を行うため、貯湯タンク下方には低温水を確保することができるとともに、貯湯タンク上方の高温水の使用を最小限に抑えることができ、高COPの沸き上げ動作と湯切れ現象の抑制を図ることができ、ヒートポンプ式給湯装置の湯水利用形態としては極めて有効な手段を確保できるものである。

しかしながら、上記構成における中温水の優先的な利用形態は、停電等により電力供給が停止した場合、加熱動作が停止すると共に、負荷側混合弁を水側全開の停止処理を行うようにしておくと貯湯タンク101内の湯水を利用することができず、停電期間が長時間継続すると、貯湯タンク101内の湯水温度が低下し、貯湯タンク101の下部において雑菌が繁殖しやすい温度分布になり、特に、レジオネラ菌が繁殖すると人体に危害を及ぼす場合がある。つまり、停電期間中にレジオネラ菌等の雑菌が繁殖した状態で停電復帰状態になると、雑菌が繁殖した貯湯タンク下部に近い中温出湯管112から優先的に湯水を取り出すため、繁殖した雑菌は中温出湯管112から停電復帰後の給湯利用の早い時期に流出されることになり、カラン124等を介して外部に排出される。排出された雑菌の中にレジオネラ菌が混入していると空気中に飛散し、呼吸器系より人体に悪影響を及ぼすことになる。

そこで、本実施の形態における給湯装置は、停電検出部139により停電が検出され、その後停電の復帰が検出された場合は、制御部134に信号を送って、第1混合弁120の湯側aの弁開度を全開状態となるように駆動し、その後、所定の条件を満足して制御部134より制御禁止解除信号が出力されるまで、第1混合弁120の制御を禁止状態とし、湯側全開状態を保持するようにしている。

この制御により、停電復帰後の湯水利用形態は、貯湯タンク101の上部出湯管111から供給される湯水を第1混合弁120を介して負荷側混合弁である給湯混合弁122の湯側dに供給し、給水管105から供給される水側eの給水と混合して設定温度の湯水をカラン124から利用することになる。

この利用形態により、停電期間中に貯湯タンク101の下部にレジオネラ菌等の雑菌が繁殖したとしても、停電復帰後の給湯利用において中温出湯管112からの湯水供給は禁止されることになり、タンク上部の比較的高温状態の湯を優先的に利用するため、雑菌の流出を抑制することができる。

そして、停電復帰後において貯湯タンク101の全量沸き上げ運転が行われ、貯湯タンク101内の全量がレジオネラ菌等の雑菌が死滅する温度、例えば65℃以上になると、制御部134は第1混合弁120の制御禁止解除信号を出力し、通常の中温出湯管112からの中温水優先取り出しによる混合制御を再開させるようにしている。

その具体的実施形態として、停電復帰のタイミングが貯湯タンク101内の一部の湯量を沸き上げる湯切れ沸き上げ運転を行う昼間時間帯の場合は、停電が復帰した後の最初の全量沸き上げ運転を行う深夜電力時間帯が経過した後の昼間時間帯になってから、第1混合弁120の制御禁止を解除するようにしたもので、停電復帰時は第1混合弁120の制御を禁止して中温出湯管112からの湯水の供給を禁止するため、停電期間中に貯湯タンク101下部に繁殖したレジオネラ菌等の雑菌の流出を防止することができ、深夜電力時間帯を経過することで貯湯タンク101下部の湯水を含むタンク全量をレジオネラ菌が死滅する65℃以上の湯温に沸き上げることができ、この全量沸き上げ運転の時間帯を経過した後に第1混合弁120の制御を用いて湯水混合制御を行うことで、レジオネラ菌等の雑菌が存在しない状態で効果的な湯水利用形態を確保することができる。

また、全量沸き上げ運転を行う深夜電力時間帯に停電が復帰した場合は、復帰時の全量沸き上げ運転でタンク全量を沸き上げることが不可能な場合も想定されるため、この場合は、次回の全量沸き上げ運転を行う深夜電力時間帯が経過するまで第1混合弁120の制御を禁止状態とし、次回の深夜電力時間帯で全量沸き上げ運転が完了した後、第1混合弁120の制御を用いて湯水混合制御を行うことで、レジオネラ菌等の雑菌が存在しない状態で効果的な湯水利用形態を確保するようにしている。

上記実施の形態における具体的な制御動作を図5,図6のフローチャートを用いて説明すると、まず、図5において、ステップ1で中温出湯管112からの中温水の優先的な利用による通常動作が行われており、ステップ2で停電検出部139により電力線138からの電力供給が正常に行われているか否かを判断し、停電等により電力供給が行われていないと判断した場合は、ステップ3で加熱動作及び混合弁制御が停止した状態で電力供給の回復を待つ。ステップ4で停電検出部139により停電が復帰し電力供給が回復したと判断したときは、制御部134に信号を送って、第1混合弁120の弁開度を湯側aが全開状態となるよう駆動し、その後第1混合弁120の弁開度の制御を禁止状態とする。次に、ステップ6で貯湯タンク101の全量沸き上げ運転が完了したか否かを判断し、完了したと判断したとき、つまり、貯湯タンク101内の湯温が所定温度以上になったとき、ステップ8で第1混合弁120の制御禁止状態を解除し、通常動作に復帰させるようにしている。

次に、図6において更に詳細な制御動作について説明すると、ステップ11〜ステップ14までは図5と同様であり説明を省略する。ステップ14で停電復帰を判断したとき、ステップ15で停電復帰のタイミングがどの時間帯であるかを判断し、昼間時間帯に停電復帰があった場合は、ステップ16で第1混合弁120の弁開度を湯側aが全開状態となるよう駆動し、その後第1混合弁120の弁開度の制御を禁止状態とする。次に、ステップ17で夜間時間帯になったか否かを判断し、夜間時間帯の場合はステップ18で全量沸き上げ運転を開始し、ステップ19で夜間時間帯が終了し昼間時間帯になったか否かを判断し、昼間時間帯であると判断したときは全量沸き上げが完了したと判断して、ステップ20で第1混合弁120の制御禁止状態を解除し、通常動作に復帰させるようにしている。

また、ステップ15で夜間時間帯に停電復帰があったと判断したときは、ステップ21で第1混合弁120の弁開度を湯側aが全開状態となるよう駆動し、その後第1混合弁120の弁開度の制御を禁止状態とする。次に、ステップ22で全量沸き上げ運転を開始し、ステップ23で全量沸き上げ運転を行う夜間時間帯が終了したかを判断し、終了したと判断した場合は全量沸き上げ運転を停止する。この場合、夜間時間帯における停電復帰のタイミングによっては全量沸き上げ条件を満足しない状態で全量沸き上げ運転が停止される場合が想定されるため、最初の昼間時間帯における第1混合弁120の制御禁止状態の解除は見送り、ステップ24で次回の夜間時間帯が判断され、ステップ25で全量沸き上げ運転が開始され、ステップ26で昼間時間帯が確認されたとき、ステップ27で第1混合弁120の制御禁止状態を解除し、通常動作に復帰させるようにしている。

以上のように、本発明貯湯式給湯装置は、ヒートポンプ式給湯装置の湯水利用形態として極めて有効な手段である中温水を優先的に使用可能な湯水混合制御方法を提供しつつ、停電等で湯水の利用が停滞したときの安全性を確保したものであり、熱源に関係なく湯水混合制御全般に適用できるものである。

本発明の実施の形態1における貯湯式給湯装置の構成図 同貯湯式給湯装置における沸き上げ動作を示す図 同貯湯式給湯装置における湯水利用形態の一例を示す図 同貯湯式給湯装置における湯水利用形態の別の一例を示す図 同貯湯式給湯装置における制御動作を示すフローチャート 同貯湯式給湯装置における別の制御動作を示すフローチャート

101 貯湯タンク
105 給水管
106 ヒートポンプ回路
111 出湯管
112 中温出湯管
120 第1混合弁
122 給湯混合弁(負荷側混合弁)
125 風呂混合弁(負荷側混合弁)
134 制御部
139 停電検出部
140 タイマー部

Claims (4)

  1. ヒートポンプ回路を用いて加熱した湯水をタンク上部から成層状態で貯湯しその湯水を利用して端末側に所望の湯水を供給する貯湯式給湯装置において、
    タンク上部の湯水を取り出す出湯管と、タンクの略中間部の湯水を取り出す中温出湯管と、前記出湯管と前記中温出湯管からの湯水を混合する第1混合弁と、前記第1混合弁からの湯水と給水管からの水を混合し所定温度の湯水を端末側に供給する利用側混合弁と、前記第1混合弁と利用側混合弁の弁開度制御を行う制御部とを備え、
    全量沸き上げ運転を行う時間帯を設定するとともに、湯量不足を判断したとき湯切れ沸き上げ運転を行うことを設定した貯湯式給湯装置であって、
    前記制御部は、停電が発生しその後復帰したとき、前記第1混合弁を、前記出湯管側に全開状態となるように駆動させることを特徴とする貯湯式給湯装置。
  2. 制御部は、停電復帰後、全量沸き上げ運転の完了が確認されたとき、第1混合弁の湯水混合制御を復帰させるようにした請求項1に記載の貯湯式給湯装置。
  3. 制御部は、停電復帰のタイミングが湯切れ沸き上げ運転を行う時間帯の場合、最初の全量沸き上げ運転の時間帯が経過した後の湯切れ沸き上げ運転を行う時間帯になってから、第1混合弁の湯水混合制御を復帰させるようにした請求項1に記載の貯湯式給湯装置。
  4. 制御部は、停電復帰のタイミングが全量沸き上げ運転を行う時間帯の場合、次回の全量沸き上げ運転の時間帯が経過した後の湯切れ沸き上げ運転を行う時間帯になってから、第1混合弁の湯水混合制御を復帰させるようにした請求項1に記載の貯湯式給湯装置。
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