JP2001311119A - 明滅標示板 - Google Patents
明滅標示板Info
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- JP2001311119A JP2001311119A JP2000132145A JP2000132145A JP2001311119A JP 2001311119 A JP2001311119 A JP 2001311119A JP 2000132145 A JP2000132145 A JP 2000132145A JP 2000132145 A JP2000132145 A JP 2000132145A JP 2001311119 A JP2001311119 A JP 2001311119A
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Abstract
根を回し、偏光板の光学的作用によって標示板の視認性
を明滅させると共に、風が止んでも標示性能が保てる明
滅標示体を提供する。 【解決手段】 枠体11の前面に設けられた標示板2の
中央に回転羽根4が回転自在に取り付けられ、当該回転
羽根4に透明板5が前記標示板2に対向して取り付けら
れ、更に前記標示板2と透明板5とに偏光板6a、6b
がそれぞれ貼設されると共に、前記回転羽根4が所定位
置で停止する停止手段71、72がなされる。
Description
ず、標示板の表面に設けられた回転羽根付透明板を風力
によって回転自在になされ、その標示板と透明板とに偏
光板を貼り付けて、風の吹かないときには標示板が常時
視認でき、風が吹くと透明板が回転して標示板が明滅す
る安価な明滅標示板に関する。
の強い場所などで、運転者に注意を喚起する手段として
照明灯を明滅させる方法が採られているが、その明滅手
段の一般的な方法として例えば着色透明容器内にランプ
を点灯させ、ランプを回転軸として周回する反射体にラ
ンプ光が反射して回転光とする所謂回転灯が知られてい
る。また反射板などの表面に例えばLEDを埋め込み、
太陽電池などの電源を用いコントローラの働きによって
夜間にLEDを明滅させるなどといった電気的作用によ
る形態が知られている。
転灯は全方向から視認させるには優位性はあるものの、
一方向から来る車を対称とした明滅手段としては他の三
方をカバーして余分な光を放射しないなどの手段がとら
れることがある。とりわけ当該回転灯は消費電力が大き
いために太陽電池では賄えきれず、全般には商用電源に
接続される。よって、商用電源が採り込めない地方道や
山岳地帯などでは使うことができない。
は、商用電源を使うことなく太陽電池によって自発光す
る形態が採られているが、かかる形態の明滅装置はコス
トが高くつくために、危険個所に多く連続して設置でき
ないといった欠点がある。
用を用いずに、自然の風や走行車両の風力などによって
回転羽根を回し、標示板と前記回転羽根とに貼られた偏
光板の光学的作用によって標示板の視認性を明滅させる
ようになされ、更に風が止んでも標示性能が保てる明滅
標示体を提供せんとするものである。
に、本発明はつぎのような構成としている。即ちこの発
明に係る明滅標示板は、枠体の前面に設けられた標示板
の中央に回転羽根が回転自在に取り付けられ、当該回転
羽根に透明板が前記標示板に対向して取り付けられ、更
に前記標示板と透明板とに偏光板がそれぞれ貼設される
と共に、前記回転羽根が所定位置で停止する停止手段が
設けられたことを特徴とするものである。
のうち偏光板の持つ指向方向の光のみを透過させる性質
があるので、2枚の偏光板を並べて光を当てると、相互
の偏光板の指向角度が一致すれば光は透過し、指向角度
が直交すると光を遮断して通さない。よって、風を受け
て回転する偏光板と固定した偏光板との指向角度が変わ
って標示板が明滅してみえる。
いてもよい。即ち、標示板本体の枠体にプリズムや反射
シートなどの反射体が固定されて標示板が形成されてい
てもよい。
て、回転羽根の自転によって払拭子が前記標示板の表面
を摺動するようになされ、降雨などによって汚れた標示
面を、風力によって常時払拭して汚れを除去させるよう
になされるとよい。
あって、標示板と標示板に近接して回転する前記透明板
との適宜箇所にそれぞれ磁力体が取り付けられると共
に、光が双方の偏光板を透過する位置で回転停止するよ
うになされてもよい。
と、それに勝る磁力線の働きで例えば磁力体である磁石
同士または磁石と鉄片とが引き寄せられ、前記偏光板の
指向性が一致して光が透過する位置で停止するようにな
されるとよい。この際、ある程度弱い風でも透明板を回
転させる必要性から、磁界が強すぎると円滑な回転を妨
げることとなり、また弱すぎると指定位置に止まらない
といったことがあるので、磁力に対応する磁石が選定さ
れる。
板の少なくともいずれか1つに超親水性処理が施され、
化学的作用によって汚れの付着が抑えられるので、光の
透過損失が少なく保たれるのでよい。
図面を参照し、具体的に説明する。即ち図1は本発明の
実施の一形態を示すものであって(イ)は正面図、
(ロ)は側面図である。図2は図1の詳細を示す主要部
断面図である。図3は偏光板の一般的な光の偏光状態を
示す説明図であり、図4は本発明の偏光板の指向パター
ンを変えたときの光の透過形態を示す説明図である。ま
た、図5は本発明の他の実施の一形態を示す断面図であ
る。
の枠体11に反射板2が嵌着されていて、当該反射板2
の中央位置に回転軸体3が取り付けられて回転自在にな
され、回転軸体3の一方は反射板2を貫通して前記枠体
11の背面で支持され、他方は回転羽根4が前記反射板
2の表面を一定間隔を置いて回転するように取り付けら
れている。そして、前記回転羽根4に透明板5が反射板
2と対向して一体的に取り付けられ、更にその透明板5
と反射板2のそれぞれ表面に偏光板6が接着剤によって
全面にわたって貼着されている。また、前記回転羽根4
には払拭子41がそれぞれの羽根に回転半径をずらし、
且つ透明板5と偏光板6とを挟設させるようにして取り
付けられている。また、その回転羽根4の一部とそれに
対向する反射板背面位置に磁石71と鉄片72とがそれ
ぞれ取り付けられて磁界を形成している。尚、当該磁界
を形成する位置は、回転する透明板5に貼着された偏光
板6の指向方向が反射板2に貼着された偏光板6の指向
方向と一致するところであって、風のないときには常に
光が透過する状態にあって視認できるようになされてい
る。そして、かかる枠体11の下部に形成された継手キ
ャップ12に支柱8が挿入されてビスなどで固定され、
路側に立設出来るようになされている。
く説明すると、図3の説明図では左方の光源から2枚の
偏光板を透過する状態を示すものであり、例えば通常の
照明光Lは各偏光状態の光線が同等に混合しているため
に、偏光性のない全方向の偏光にて照射されるが、一枚
の偏光板6aを透過することによってその透過光L1は
偏光板6aの指向方向にある直線偏光のみが透過され
る。さらにその指向された直線偏光が次の偏光板6bを
透過するとき、その偏光板6bが前方の偏光板6aと同
じ指向方向にあれば、その透過光L2は前記透過光L1
と同じ直線偏光となって透過される。即ち、左の光源は
2枚の偏光板を透過する。
か一方が回転して指向方向が互いに直交すると、後方に
ある偏光板6bは前方の偏光板6aで規制された透過光
L1の指向方向を遮って光は透過しなくなる。即ちL2
光は確認できなくなってしまう。以上のように一方の偏
光板が回転して双方の偏光板の指向角度が平行から次第
に直交になるに従い、光の透過率が減衰していく。本発
明は後方にある偏光板6bの後方に反射板2があるの
で、光源Lの位置で反射板を見るとき、偏光板の6a、
6bを透過した光が反射板で再帰反射して偏光板6b、
6aを透過すると視認でき、透過しないと見えなくなる
現象がおこる。
として偏光板の指向角度が変わるので、2枚の偏光板6
a、6bの貼着方法によっては明滅状態を変えることが
出来る。即ち図4では例えば3種の偏光板の指向パター
ンを用い、瞬間的に90度時計回りに回転した偏光板6
aと、その後方に固定した偏光板6bとが並んで光を放
射された状態を示したものであって、(イ)偏光板の回
転軸に対して一方向に指向配列された偏光板6a、6b
では、偏光板6aが1回転するときに偏光板6bとの指
向方向のズレは90度と270度で交差し(光の透過が
無くなり)、180度と360度で一致(光が透過)す
る。所謂1回転する度に2回明滅することになる。同様
にして(ロ)の場合90度、180度、270度、36
0度で各々指向方向は一致し、その途中の角度では45
度以上の指向角度は出ない。即ち、1回転で4回の透過
があり、その途中は全く光を遮断することはない。
(ハ)の場合は180度で交差し360度で一致するの
で、1回転につき1度だけ明滅することになる。以上の
ように偏光板のパターン形状によって明滅頻度を調節す
ることができるので、風による回転速度や設置目的に応
じて偏光板のパターンを選択されるとよい。
6bの指向角度を回転運動で変化させることによって、
光が透過したり或いは減衰して見えなくなる状態を繰返
す。本発明は反射板の手前に2枚の前記偏光板が取り付
けられ、一方が風力を受けて回転すると、反射板に向け
て照射された光が2枚の偏光板を透過する前記角度にあ
るときには、反射板に受けた光が再帰反射するので発光
しているかのように見え、また、2枚の偏光板に光を透
過させない角度にあるときには反射板が消えているよう
に見える。それ故にその回転が早くなるとあたかも明滅
しているかのように見える。
示板であって、例えば危険標示や注意、警報などを表す
記号を示し、それが反射シートなどで色表示して昼夜に
亘って点滅するようになされても構わない。また、かか
る標示板は例えば道路に設置された標識板の大きさに回
転機能と偏光板を設けて形成することもできる。更には
風力の強い所で点滅して注意を喚起させるために、例え
ば夜間に自発光する標識体などの前面に取り付けても構
わない。
の高いプリズムが使用されてよく、例えばアクリル樹
脂、ポリカーボネート樹脂またはポリエステル樹脂など
の光透過性の良い合成樹脂にて形成されると良い。ま
た、その反射面は通常緩い曲面をなすと少々の視認角度
がずれても認識できるが、その表面に偏光板を貼着し、
更にその偏光板面を払拭子41が摺動するようになされ
るので平滑面にするのが好ましい。また、曲面が大きす
ぎると偏光板の回転軸部と円周部との指向性を異にする
ので、前記偏光による光の遮蔽効果が薄れてよくない。
れ、反射板の表面に付着する汚れを風の力で回転摺動さ
せて取り除き、常に透過性能を保つようになされている
が、その摺動する抵抗力が風力の回転運動を妨げるの
で、好ましくは払拭子41を取り付けるような形態では
なく、例えば雨水に濡れて汚れやすい面に超親水性処理
が施されて、汚れが付着しにくく且つ少ない降雨でも容
易に洗い落とせる化学的手法がなされるとよい。
もので、反射板2と透明板5の双方に貼着された偏光板
6a、6bが標示板本体1の枠体11に覆われて、雨水
が直接入らない形態になされているので、前記払拭子4
1は必要とせず、もって摺動による抵抗が発生しないの
で円滑な回転が得られて明滅が容易になる。
て1枚の偏光板を回転させ、固定した偏光板との指向方
向の角度を逐次変えることによって明滅させるが、風が
止んだときまたは弱い風で回転羽根が回らないときに、
2枚の偏光板が光を透過しない位置で停止し続けると、
標示板の視認効果が失われるので、風が止んで明滅しな
くても常に視認できるか又は再帰反射できる状態にする
ことが好ましく、磁力によって光が透過して視認できる
位置で停止する手段が執られている。かかる停止手段は
磁力が弱くて指定位置に停止しなければ前記回転羽根の
数カ所に磁力の吸着と反発作用を付加させてもよいし、
必ずしも磁力によるものでなくてもよく、例えば周回す
る回転羽根と固定する枠体のいずれか一方に引っかかり
部が設けられて、弱い風ではその引っかかり部に係止さ
れて所定位置で停止するようになされても構わない。
転羽根に風を受けて回転する透明板との双方に貼着され
た偏光板が、互いの指向方向のズレによって光を透過又
は遮断させて標示板が明滅して見えることができる。よ
って複雑な電気的構造を必要としない。また商用電源の
ない場所でも安いコストで多量に設置することができ、
更に横風などによる注意喚起を必要とする場所には好適
に設置されて事故を防止でき、また風が吹かないときで
も常に標示板を視認できる状態を保つ。
ある。
ある。
光の透過形態を示す説明図である。
る。
Claims (5)
- 【請求項1】 枠体の前面に設けられた標示板の中央に
回転羽根が回転自在に取り付けられ、当該回転羽根に透
明板が前記標示板に対向して取り付けられ、更に前記標
示板と透明板とに偏光板がそれぞれ貼設されると共に、
前記回転羽根が所定位置で停止する停止手段が設けられ
たことを特徴とする明滅標示板。 - 【請求項2】 前記標示板は反射体から形成されたこと
を特徴とする請求項1記載の明滅標示板。 - 【請求項3】 回転羽根に払拭子が取り付けられて、回
転羽根の自転によって払拭子が前記標示板の表面を摺動
するようになされたことを特徴とする請求項1又は2に
記載の明滅標示板。 - 【請求項4】 前記停止手段は磁力作用によるものであ
って、標示板と透明板との適宜箇所に対向させて磁力体
が取り付けられると共に、光が双方の偏光板を透過する
位置で回転停止するようになされたことを特徴とする請
求項1、2または3に記載の明滅標示板。 - 【請求項5】 標示板、回転羽根、透明板又は偏光板の
少なくともいずれか1つに超親水性処理が施されている
ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の
明滅標示板。
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