JP2001310532A - 印刷装置 - Google Patents

印刷装置

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JP2001310532A
JP2001310532A JP2000131089A JP2000131089A JP2001310532A JP 2001310532 A JP2001310532 A JP 2001310532A JP 2000131089 A JP2000131089 A JP 2000131089A JP 2000131089 A JP2000131089 A JP 2000131089A JP 2001310532 A JP2001310532 A JP 2001310532A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 無線と有線の両方の通信手段を用いてネット
ワーク上での印刷作業を効率良く行う。 【解決手段】 印刷装置自体の状態を検知する検知部1
71と、この検知部171によって検知した印刷装置自
体の状態をホストP1またはP2に報知する報知部17
4と、有線ネットワークN1および無線ネットワークN
2に接続された他の印刷装置の情報を調査する調査部1
72と、ホストP1またはP2から受けとった印刷デー
タを調査部172で調査した他の印刷装置に転送する転
送部173とを備え、報知部174と調査部172と
は、無線ネットワークI/F部12を介して無線ネット
ワークN2を優先的に用いるように設定され、転送部1
73は、有線ネットワークI/F部11を介して有線ネ
ットワークN1を優先的に用いるように設定されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、有線および無線の
両方の通信手段によってネットワークに接続可能な印刷
装置に係り、より詳細には、無線通信と有線通信とを効
果的に使用可能な印刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年のネットワーク技術の発達により、
複数の印刷装置が接続されたネットワークが構築されて
いる。このようなネットワーク上において、印刷動作中
の1つの印刷装置に障害などが生じた際に、別の印刷装
置に印刷データを転送するといった技術が、例えば特開
平6−24099号公報に開示されている。
【0003】また、印刷装置が、印刷データがモノクロ
データであるのかカラーデータであるのかを識別し、カ
ラーデータである場合には、カラー用の印刷装置に対し
て無線通信により、カラーの印刷データを転送するとい
った技術が、例えば特開平5−27927号公報に開示
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来技術では、
印刷データをはじめ、その印刷データを印刷装置間で転
送する際に用いるデータや、印刷データの転送状況をホ
ストへ知らせるためのデータなどを含むすべての情報デ
ータが、1種類の通信系(無線系または有線系)のみを
使用して送信されている。つまり、全ての情報データが
1つの通信回線に集中するため、印刷作業の作業効率が
低下するといった問題があった。
【0005】本発明はかかる問題点を解決すべく創案さ
れたもので、その目的は、近年注目されている無線ネッ
トワーク通信(例えば、Bluetooth という近距離無線通
信など)を用いることにより、無線と有線の両方の通信
手段を用いてネットワーク上での印刷作業を効率良く行
うことのできる印刷装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の印刷装置は、有線および無線の両方の通信
手段によってネットワークに接続可能な印刷装置におい
て、この印刷装置自体の状態を検知する検知手段と、こ
の検知手段によって検知した印刷装置自体の状態を情報
処理装置に報知する報知手段と、前記ネットワークに接
続された他の印刷装置の情報を調査する調査手段と、前
記情報処理装置から受けとった印刷データを前記調査手
段で調査した他の印刷装置に転送する転送手段とを備
え、前記報知手段と調査手段とは、前記通信手段のうち
無線通信を優先的に用いるように設定され、前記転送手
段は、前記通信手段のうち有線通信を優先的に用いるよ
うに設定されていることを特徴とする。
【0007】このような特徴を有する本発明によれば、
印刷装置の状態などの比較的データ量の少ない装置情報
系のデータを無線系の通信手段によって通信し、比較的
データ量の多い印刷データは有線系の通信手段によって
伝送(転送)することにより、全てのデータが1つの通
信回線に集中することを防止できる。これにより、印刷
作業の作業効率も向上する。
【0008】また、本発明の印刷装置は、上記構成にお
いて、前記検知手段によって印刷装置が印刷ジョブを実
行するのに問題があることを検知した場合には、前記調
査手段によって前記ネットワークに接続された他の印刷
装置の中から適切な印刷装置を選択し、前記転送手段に
よって実行できなかった印刷ジョブの印刷データを前記
選択した印刷装置に転送することを特徴とする。
【0009】このような特徴を有する本発明によれば、
印刷装置にトラブル等(印刷ジョブが過剰に溜まってい
たり、印刷装置にエラーが生じて印刷がストップする
等)が発生した場合には、調査手段によって、比較的印
刷ジョブの少ない他の印刷装置を選択し、転送手段によ
って、実行できなかった印刷ジョブを、選択した他の印
刷装置に転送することができるので、ネットワーク上に
おいて印刷が滞ることを防止することができる。
【0010】ところで、ネットワークに接続された印刷
装置である場合、作業者は印刷装置から離れたところで
作業している場合が多い。このような作業環境におい
て、印刷データを送った印刷装置が、トラブルまたは大
量の印刷データの集中によって印刷ジョブが滞った状態
にあるとき、ネットワークに接続された全ての印刷装置
の中から、無条件で比較的印刷ジョブの少ない他の印刷
装置を選択すると、作業者から転送先の印刷装置までの
距離が非常に遠くなる場合がある。
【0011】そこで、本発明の印刷装置は、上記構成に
おいて、前記通信手段のうち無線通信手段が近距離無線
を用いており、印刷データを転送する場合、前記調査手
段は、この近距離無線による無線通信手段を用いてネッ
トワークに接続された他の印刷装置の情報を調査し、前
記転送手段は、この調査手段で調査した他の印刷装置に
印刷データを転送することを特徴とする。
【0012】このような特徴を有する本発明によれば、
電波の伝送距離が限定された近距離無線通信システムを
使用することにより、最初に印刷データを送った印刷装
置から転送先の印刷装置までの距離を、比較的近い範囲
に限定できる。これにより、作業者が印刷物を取りに行
く作業効率の悪化を防止することができる。
【0013】また、本発明の印刷装置は、上記各構成に
おいて、前記調査手段は、ネットワークに接続された他
の印刷装置の情報を調査する際に、その印刷装置がグル
ーピングされている場合には、そのグルーピングを考慮
して他の印刷装置の情報を調査することを特徴とする。
【0014】このような特徴を有する本発明によれば、
電波の伝送距離が限定された近距離無線通信システムを
使用することによる距離の限定に加え、壁などの障害を
考慮した印刷装置の選択が可能となるため、最初に印刷
データを送った印刷装置から転送先の印刷装置までの実
質的な距離を、比較的近い範囲に限定できる。これによ
り、作業者が印刷物を取りに行く作業効率をより向上さ
せることができる。
【0015】また、本発明の印刷装置は、上記各構成に
おいて、前記報知手段は、前記転送手段により印刷デー
タを他の印刷装置に転送した場合には、その転送先の印
刷装置の情報を前記情報処理装置に報知することを特徴
とする。
【0016】このような特徴を有する本発明によれば、
印刷を行った作業者が、その印刷物がどの印刷装置から
プリントアウトされているかを認識することができ、ユ
ーザフレンドリーの印刷装置を提供することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。
【0018】図1は、本発明の実施形態1に係わる印刷
装置が組み込まれたネットワーク全体のブロック構成図
を示している。
【0019】このネットワークは、ケーブルを利用した
有線ネットワークN1と、電波や赤外線などを利用した
無線ネットワークN2(図中、破線により示している)
とから構成されている。そして、これら有線ネットワー
クN1および無線ネットワークN2上には、本実施形態
1の印刷装置1を含め、ホストP1、ホストP2、印刷
装置2などが接続されている。なお、図1では、ネット
ワークN1,N2上に印刷装置2台とホスト2台とが接
続された場合を例示しているが、この構成に限らず、さ
らに多くの印刷装置やホスト、その他のネットワーク関
連機器が接続されていてもよい。
【0020】印刷装置1は、有線ネットワークI/F部
11、無線ネットワークI/F部12、外部情報記憶部
13、プリンタエンジン14、印刷キュー15、印刷デ
ータ16、および制御部17によって構成されている。
【0021】有線ネットワークI/F部11および無線
ネットワークI/F部12は、それぞれ有線ネットワー
クN1および無線ネットワークN2のインターフェイス
であり、これらを介して各ネットワークからデータの送
受信が行われる。
【0022】外部情報記憶部13は、ネットワーク上の
情報を記憶する部分であり、後述する印刷データの転送
処理やグルーピングなどを行う際に用いられるネットワ
ーク上の情報(印刷装置やホストなどの接続状況など)
が記憶されている。
【0023】印刷データ16は、ネットワークからの印
刷データを一時蓄えておくバッファである。また、印刷
キュー15は、プリンタエンジン14へ出力するための
イメージデータを一時蓄えておくバッファである。
【0024】プリンタエンジン14は、印刷キュー15
からのイメージデータを図示しない記録用紙上に記録
(印刷)する記録(印刷)部である。
【0025】また、制御部17は、検知部171、調査
部172、転送部173、および報知部174によって
構成されている。
【0026】検知部171は、機器のトラブルや印刷ジ
ョブの停滞など(以下、トラブル等という)の印刷装置
1の状態を検知する部分である。
【0027】調査部172は、検知部171においてト
ラブル等が検知された場合において、印刷装置1に残存
している印刷データを他の印刷装置に転送する際に、外
部情報記憶部13に記憶された情報を参照しつつ、無線
ネットワークN2を介して、転送先の検索(調査)や転
送先の受け入れ状況などを調査する部分である。
【0028】転送部173は、印刷装置1に残存してい
る印刷データを他の印刷装置に転送する部分である。
【0029】報知部174は、印刷データが他の印刷装
置に転送された場合において、その旨や転送先などをホ
ストに対して報知する部分である。
【0030】次に、上記構成の印刷装置1における処理
について、図2に示すフローチャートを参照して説明す
る。図2は、印刷装置1が印刷データを受信した場合に
おける処理の流れを示している。そして、この印刷処理
と並行して、トラブル等の検知処理が行われる。
【0031】トラブル等の検知処理では、まずステップ
S1において、検知部171により、印刷装置1にトラ
ブル等が発生したり、印刷ジョブの停滞が起こっていな
いかが検知される。ここで、トラブル等の発生が検知さ
れない場合(ステップS1でNoと判断された場合)に
は、ステップS2に進み、通常印刷処理の状態が保持さ
れる。そして、次のステップS3において印刷処理が終
了したか否かが判断され、印刷処理が終了していると判
断された場合(ステップS3でYesと判断された場
合)には、この印刷処理を終了し、待機状態に戻る。一
方、ステップS3において、印刷処理が終了していない
と判断された場合(ステップS3でNoと判断された場
合)には、ステップS1に戻って一連の処理を繰り返
す。
【0032】一方、ステップS1において、トラブル等
の発生が検知された場合(ステップS1でYesと判断
された場合)には、次に説明するステップS4の転送処
理に進み、転送後にこの処理を終了する。
【0033】図3は、図2のステップS4に示した転送
処理のさらに詳細なフローチャートである。
【0034】転送処理では、まずステップS41におい
て、無線ネットワークN2を介して転送先の検索(調
査)が行われる。具体的には、印刷装置1の調査部17
2から無線ネットワークI/F部12を介して各印刷装
置の情報を問い合わせる。この情報としては、その印刷
装置の状況(トラブル等の発生状況や、印刷ジョブの処
理状況など)や、状態(有線ネットワークN1に接続さ
れているか否かなど)が含まれる。
【0035】そして、次のステップS42において、ス
テップS41での検索結果が判断される。ここで、無線
ネットワークN2を介して転送先が検出されなかったと
き(ステップS42でNoと判断されたとき)には、ス
テップS43に進み、有線ネットワークN1を介して、
上記ステップS41と同様にして転送先の検索が行われ
る。
【0036】そして、次のステップS44において、ス
テップS43での検索結果が判断される。ここでも転送
先が検出されなかったとき(ステップS44でNoと判
断されたとき)には、この転送処理を終了する。
【0037】一方、ステップS44において、転送先が
検出された場合(ステップS44でYesと判断された
場合)には、ステップS45に進み、印刷装置1の転送
部173によって、有線ネットワークI/F部11およ
び有線ネットワークN1を介して、印刷データの転送が
行われる。なお、ステップS43では、有線ネットワー
クN1を介して検索されているため、ステップS44で
検出された印刷装置は有線ネットワークN1に接続され
ていることになる。
【0038】この後、印刷データの転送が終了すると、
次のステップS46において、その旨および転送先をホ
ストへ報知する。なお、ステップS46におけるホスト
への報知は、そのホストが無線ネットワークN2に接続
されている場合には、無線ネットワークN2を介して行
われ、そのホストが無線ネットワークN2に接続されて
いない場合には、有線ネットワークN1を介して行われ
る。
【0039】一方、ステップS42において、無線ネッ
トワークN2を介して転送先が検出されたとき(ステッ
プS42でYesと判断されたとき)には、ステップS
47に進む。
【0040】ステップS47では、ステップS41での
検索結果に基づいて検出された転送先の印刷装置が有線
ネットワークN1に接続されているか否かが判断され
る。その結果、ステップS47で転送先の印刷装置が有
線ネットワークN1に接続されていると判断されたとき
(ステップS47でYesと判断されたとき)は、ステ
ップS45に進み、有線ネットワークN1を介して印刷
データの転送が行われる。
【0041】一方、ステップS47で、転送先の印刷装
置が有線ネットワークN1に接続されていないと判断さ
れたときには、ステップS48に進み、印刷装置1の転
送部173によって、無線ネットワークI/F部12お
よび無線ネットワークN2を介して、印刷データの転送
が行われる。この後、印刷データの転送が終了すると、
次のステップS46において、その旨および転送先をホ
ストへ報知する。
【0042】以上の構成では、比較的データ量の少ない
情報系データ(ネットワークの検索やホストへの報知に
関わるデータ)を、無線ネットワークN2を優先的に用
いて伝送するようにしているため、有線ネットワークN
1へのデータの集中を緩和することができる。従って、
有線ネットワークN1においては、データ量が多く、確
実な伝送が要求される印刷データをよりスムーズに伝送
することが可能となる。
【0043】図4は、本発明の実施形態2に係わる印刷
装置が組み込まれたネットワーク全体のブロック構成図
を示している。
【0044】本実施形態2は、図1に示したネットワー
クを基本として、さらに大規模なネットワークを構築し
たブロック構成図である。このネットワークでは、ネッ
トワーク内が2つのグループA,Bに区分されている。
このグループA,Bは、例えば図4に示したように壁9
で仕切られた別々の部屋ごとに区分されていたり、建物
のフロアごとに区分されるなど、その区分に属する機器
の配置条件によるものである。
【0045】なお、図4では、3台の印刷装置1,2,
3と2台のホストP3,P4とがグループAに含まれて
おり、印刷装置4とホストP5とがグループBに含まれ
ており、ホストP6はいずれのグループにも含まれてい
ない構成となっている。また、各グループA,Bの印刷
装置およびホストはそれぞれ有線ネットワークN3,N
4に接続されているとともに、無線ネットワークN5に
接続されている。
【0046】また、このネットワークにおける無線ネッ
トワークN5は、通信距離が比較的短距離(例えば、1
0m等)に限られている通信手段(例えば、Bluetooth
などの通信技術)を用いている。本実施形態2では、例
えば印刷装置1からの通信可能範囲を、破線の楕円形で
囲まれた範囲とする。すなわち、印刷装置1から無線ネ
ットワークN5により直接アクセスできる機器は、ホス
トP3,P5,P6および印刷装置2,4となってい
る。これにより、ホストからより近い印刷装置に優先的
に印刷を実行させることができ、ホストから印刷命令を
送った作業者が、その印刷物を取りに行くときの距離を
できるだけ短くすることができる。以下、具体的に説明
する。
【0047】例えば、ホストP3からいずれかの印刷装
置を選んで印刷を実行しようとする場合において、ホス
トP3の作業者は、比較的近くの印刷装置(例えば、印
刷装置1)を選ぶことができる。そして、ホストP3か
ら印刷装置1に対して印刷データが送られた後に、印刷
装置1においてトラブル等が発生すると、印刷装置1
は、まず無線ネットワークN5(ただし、破線の楕円形
で囲んだ範囲内)によって転送先の検索(調査)を行
う。ここで、この無線ネットワークN5は、通信距離が
比較的短距離(破線の楕円形で囲んだ範囲内)であるた
め、転送先の検索対象としては必然的にこの通信距離の
範囲内に存在している印刷装置となる。従って、転送先
としては、印刷装置1から比較的近い印刷装置(例え
ば、印刷装置2)が選択されることになる。この印刷装
置2は、印刷装置1から比較的近い場所に配置されてい
るものであるため、ホストP3からも比較的近くに位置
しており、作業者は印刷物を取りに行き易い距離となっ
ている。
【0048】このように、無線ネットワークN5として
通信距離が比較的短距離に限られている通信手段を用い
ることにより、ネットワークのシステムにおける複雑な
設定を行うことなく、比較的近い距離に配置された印刷
装置を優先的に選択して印刷データの転送を行うことが
可能となる。
【0049】ただし、上記実施形態2では、主に装置間
の直線距離によって印刷データの転送先が決定されるこ
とになり、図4に示した壁9やフロアの違いなどによる
区切りは考慮されていない。そのため、上記実施形態2
に加え、上記したグループA,Bをさらに考慮して転送
先を決定するようにすれば、より効率的な転送先の選択
が可能となる。そのためには、図3におけるステップS
41において、図5に示すグルーピング処理を行うよう
にすればよい。図5は、グルーピング処理を示すフロー
チャートである。
【0050】この処理では、無線ネットワークN5を介
した転送先の印刷装置の検索結果(ステップS411,
S412)に対して、検出された印刷装置が転送元の印
刷装置と同じグループに属しているか否かを判断する
(ステップS413)。その結果、同じグループに属し
ていない場合(ステップS413でNoと判断された場
合)には、ステップS411に戻って、再度検索を行う
ようにしている。
【0051】一方、同じグループに属している場合(ス
テップS413でYesと判断された場合)には、次の
ステップS414に進み、転送先をその検出した印刷装
置に決定する。
【0052】これにより、図4に示す場合において、印
刷装置1から転送先を検索する場合、壁9で仕切られた
グループBの印刷装置4が選択される可能性は低くな
り、同じグループAである印刷装置2が優先的に選択さ
れる可能性が高くなる。
【0053】このように、短距離通信の無線ネットワー
クに加えてグルーピング処理を行うことにより、印刷物
を取りに行くといった観点から、より便利な位置に配置
された印刷装置を優先的に転送先として選択することが
できる。また、この場合では、各印刷装置間の距離は、
無線ネットワークによって決定されるため、システムの
設定としては単に各印刷装置をグループ分けするという
比較的単純な設定でよく、システム設定の簡素化を図る
ことができる。
【0054】
【発明の効果】本発明の印刷装置によれば、この印刷装
置自体の状態を検知する検知手段と、この検知手段によ
って検知した印刷装置自体の状態を情報処理装置に報知
する報知手段と、ネットワークに接続された他の印刷装
置の情報を調査する調査手段と、情報処理装置から受け
とった印刷データを調査手段で調査した他の印刷装置に
転送する転送手段とを備え、報知手段と調査手段とは、
通信手段のうち無線通信を優先的に用いるように設定さ
れ、転送手段は、通信手段のうち有線通信を優先的に用
いるように設定されている。つまり、印刷装置の状態な
どの比較的データ量の少ない装置情報系のデータを無線
系の通信手段によって通信し、比較的データ量の多い印
刷データは有線系の通信手段によって伝送することによ
り、全てのデータが1つの通信回線に集中することを防
止できるので、印刷作業の作業効率を向上させることが
できる。
【0055】また、本発明の印刷装置によれば、検知手
段によって印刷装置が印刷ジョブを実行するのに問題が
あることを検知した場合には、調査手段によってネット
ワークに接続された他の印刷装置の中から適切な印刷装
置を選択し、記転送手段によって実行できなかった印刷
ジョブの印刷データを前記選択した印刷装置に転送する
ように構成している。すなわち、印刷装置にトラブル等
(印刷ジョブが過剰に溜まっていたり、印刷装置にエラ
ーが生じて印刷がストップする等)が発生した場合に
は、調査手段によって、比較的印刷ジョブの少ない他の
印刷装置を選択し、転送手段によって、実行できなかっ
た印刷ジョブを、選択した他の印刷装置に転送すること
ができるので、ネットワーク上において印刷が滞ること
を防止することができる。
【0056】また、本発明の印刷装置によれば、通信手
段のうち無線通信手段が近距離無線を用いており、印刷
データを転送する場合、調査手段は、この近距離無線に
よる無線通信手段を用いてネットワークに接続された他
の印刷装置の情報を調査し、転送手段は、この調査手段
で調査した他の印刷装置に印刷データを転送するように
構成している。すなわち、電波の伝送距離が限定された
近距離無線通信システムを使用することにより、最初に
印刷データを送った印刷装置から転送先の印刷装置まで
の距離を、比較的近い範囲に限定できるので、作業者が
印刷物を取りに行く作業効率の悪化を防止することがで
きる。
【0057】また、本発明の印刷装置によれば、調査手
段は、ネットワークに接続された他の印刷装置の情報を
調査する際に、その印刷装置がグルーピングされている
場合には、そのグルーピングを考慮して他の印刷装置の
情報を調査するように構成している。すなわち、電波の
伝送距離が限定された近距離無線通信システムを使用す
ることによる距離の限定に加え、壁などの障害を考慮し
た印刷装置の選択が可能となるため、最初に印刷データ
を送った印刷装置から転送先の印刷装置までの実質的な
距離を、比較的近い範囲に限定できる。これにより、作
業者が印刷物を取りに行く作業効率をより向上させるこ
とができる。
【0058】また、本発明の印刷装置によれば、報知手
段は、転送手段により印刷データを他の印刷装置に転送
した場合には、その転送先の印刷装置の情報を情報処理
装置に報知する構成としている。これにより、印刷を行
った作業者が、その印刷物がどの印刷装置からプリント
アウトされているかを認識することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係わる印刷装置が組み込
まれたネットワーク全体のブロック構成図である。
【図2】本発明の印刷装置が印刷データを受信した場合
における処理を示すフローチャートである。
【図3】図2のステップS4における転送処理をさらに
詳細に示したフローチャートである。
【図4】本発明の実施形態2に係わる印刷装置が組み込
まれたネットワーク全体のブロック構成図である。
【図5】グルーピング処理を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
N1,N3,N4 有線ネットワーク N2,N5 無線ネットワーク 1〜4 印刷装置 11 有線ネットワークI/F部 12 無線ネットワークI/F部 13 外部情報記憶部 14 プリンタエンジン 15 印刷キュー 16 印刷データ 17 制御部 171 検知部 172 調査部 173 転送部 174 報知部 P1〜P6 ホスト(情報処理装置)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有線および無線の両方の通信手段によっ
    てネットワークに接続可能な印刷装置において、 この印刷装置自体の状態を検知する検知手段と、 この検知手段によって検知した印刷装置自体の状態を情
    報処理装置に報知する報知手段と、 前記ネットワークに接続された他の印刷装置の情報を調
    査する調査手段と、 前記情報処理装置から受けとった印刷データを前記調査
    手段で調査した他の印刷装置に転送する転送手段とを備
    え、 前記報知手段と調査手段とは、前記通信手段のうち無線
    通信を優先的に用いるように設定され、前記転送手段
    は、前記通信手段のうち有線通信を優先的に用いるよう
    に設定されていることを特徴とする印刷装置。
  2. 【請求項2】 前記検知手段によって印刷装置が印刷ジ
    ョブを実行するのに問題があることを検知した場合に
    は、前記調査手段によって前記ネットワークに接続され
    た他の印刷装置の中から適切な印刷装置を選択し、前記
    転送手段によって実行できなかった印刷ジョブの印刷デ
    ータを前記選択した印刷装置に転送することを特徴とす
    る請求項1に記載の印刷装置。
  3. 【請求項3】 前記通信手段のうち無線通信手段が近距
    離無線を用いており、印刷データを転送する場合、前記
    調査手段は、この近距離無線による無線通信手段を用い
    てネットワークに接続された他の印刷装置の情報を調査
    し、前記転送手段は、この調査手段で調査した他の印刷
    装置に印刷データを転送することを特徴とする請求項2
    に記載の印刷装置。
  4. 【請求項4】 前記調査手段は、ネットワークに接続さ
    れた他の印刷装置の情報を調査する際に、その印刷装置
    がグルーピングされている場合には、そのグルーピング
    を考慮して他の印刷装置の情報を調査することを特徴と
    する請求項2または3に記載の印刷装置。
  5. 【請求項5】 前記報知手段は、前記転送手段により印
    刷データを他の印刷装置に転送した場合には、その転送
    先の印刷装置の情報を前記情報処理装置に報知すること
    を特徴とする請求項1、2、3または4に記載の印刷装
    置。
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