JP2001310265A - 不織布ローラ、不織布ローラの製造方法、及び印刷版用金属板の予備研磨方法 - Google Patents

不織布ローラ、不織布ローラの製造方法、及び印刷版用金属板の予備研磨方法

Info

Publication number
JP2001310265A
JP2001310265A JP2000130058A JP2000130058A JP2001310265A JP 2001310265 A JP2001310265 A JP 2001310265A JP 2000130058 A JP2000130058 A JP 2000130058A JP 2000130058 A JP2000130058 A JP 2000130058A JP 2001310265 A JP2001310265 A JP 2001310265A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nonwoven fabric
polishing
roller
printing plate
metal plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000130058A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Endo
雅弘 遠藤
Hirokazu Sawada
宏和 澤田
Akio Uesugi
彰男 上杉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP2000130058A priority Critical patent/JP2001310265A/ja
Publication of JP2001310265A publication Critical patent/JP2001310265A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Printing Plates And Materials Therefor (AREA)
  • Grinding-Machine Dressing And Accessory Apparatuses (AREA)
  • Polishing Bodies And Polishing Tools (AREA)
  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 不織布ローラの使用開始時からウエブに均一
な研磨面を形成することができるようにすることを課題
とする。 【解決手段】 ウェブWを粗面化する前処理として行な
われる予備研磨に不織布ローラ12が用いられる。この
織布ローラ12は、芯材20の軸方向に積層された不織
布リング26が円弧面状の研磨面を構成する。また、不
織布リング26は研磨剤22を含有している。研磨面に
位置する不織布の繊維端部が、ダイヤモンドドレッサー
28により截部円柱形状に分断されているため、繊維に
絡まって研磨剤22が出にくいということがない。この
ため、繊維端部が円柱状の場合と比較して、予備研磨の
開始初期から研磨剤22が確実に露出するので、ウェブ
Wに均一な研磨面が得られ、研磨面が不良なウェブWを
低減することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷版用金属板を
予備研磨する不織布ローラ、不織布ローラの製造方法、
及び印刷版用金属板の予備研磨方法に関する。
【0002】
【従来の技術】印刷版用金属板、例えば、アルミニウム
の薄板(以下「ウェブ」という)は、表面が研磨されて
粗面化処理され、砂目と称する微細な凹凸が形成され
る。この粗面化処理により、感光液が塗布された後の感
光性平版印刷版としてのウェブの印刷適性が向上する。
【0003】現在、ウエブの粗面化方法としては、ロー
ル状のブラシを用いた機械的研磨、電解液中で電気分解
を行なう電気化学的研磨、又は薬液中に浸漬する化学的
研磨がある。
【0004】しかし、素材であるアルミニウムのウェブ
には局部的に凹部があるため、均一に粗面化することが
困難であった。
【0005】そこで、図12及び図13に示すように、
ロール状の芯材20の外周面に円筒状の不織布50(研
磨剤22が含有されている)を嵌入固定した不織布ロー
ラ52を用いて、予備的な研磨を施すことにより、ウエ
ブWに局部的な凹部があっても、均一に粗面化できる方
法が提案されている。
【0006】ところが、この不織布ローラ52は、使用
開始初期において、ウエブに均一な研磨面を形成するこ
とができないという問題がある。このため、特開平11
−291658号公報では、不織布ローラ52を100
m/分以上の回転周速で3秒以上ウエブWに接触させ、
その後の予備研磨においてウエブに均一な研磨面を形成
する方法が提案されている。しかし、予備研磨処理の研
磨面は不均一なため、その部分のウェブを破棄しなけれ
ばならない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、不織布ロー
ラの使用開始時からウエブに均一な研磨面を形成するこ
とができるようにすることを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、印刷版用金属板を粗面化する前処理として行なわれ
る予備研磨に用いられる。この織布ローラは、芯材の軸
方向に積層された不織布リングが円弧面状の研磨面を構
成する。また、不織布リングは研磨剤を含有している。
【0009】そして、研磨面に位置する不織布の繊維端
部が、截部円柱形状に分断されているため、繊維に絡ま
って研磨剤が出にくいということがない。このため、繊
維端部が円柱状の場合と比較して、予備研磨の開始初期
から研磨剤が確実に露出するので、印刷版用金属板に均
一な研磨面が得られ、研磨面が不良な印刷版用金属板を
低減することができる。
【0010】請求項2記載の発明では、芯材と芯材へ挿
入固定された円筒状の不織布とで不織布ローラが構成さ
れている。
【0011】請求項3に記載の発明では、不織布の繊維
端部の分断率が、10個/mm2以上とされている。こ
の構成により、印刷版用金属板の幅方向の平均粗さのバ
ラツキがなくなる。
【0012】請求項4に記載の発明では、先ず、打抜き
工程で、研磨剤が含有された不織布シートをリング状に
打ち抜く。次に、積層工程で、芯材に不織布リングを軸
方向に積層し、円柱状のローラとする。
【0013】次に、整形工程で、ローラ外周面の凹凸を
取り除き、円弧面状の研磨面に整形する。続いて、目直
し工程で、整形された研磨面を目直し、不織布の繊維端
部を分断する。
【0014】このような工程で製造された不織布ローラ
で、印刷版用金属板を予備研磨すると、開始初期から均
一な凹凸を持つ研磨面が得られる。
【0015】請求項5に記載の発明では、分断した不織
布の繊維端部の分断率が、10個/mm2以上であるこ
とを特徴としている。
【0016】請求項6に記載の発明では、整形工程が、
ダイヤモンドドレッサーで整形され、目直し工程が、研
磨紙或いはダイヤモンドドレッサーで目直しされること
を特徴としている。
【0017】請求項7に記載の発明では、連続走行する
印刷版用金属板を粗面化する前処理として予備研磨が行
われる。この予備研磨には、芯材に不織布リングを軸方
向に積層し、円柱状とされたローラの外周面の凹凸を取
り除き整形された不織布ローラが使用され、不織布ロー
ラの研磨面が製造ライン上で目直された後、この不織布
ローラで印刷版用金属板が予備研磨される。
【0018】このように、不織布ローラの目直し工程を
製造ラインに組み込むことで、常時不織布ローラの品質
を保持することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図1及び図2を参照して本
実施の形態に係る印刷版用金属板(以下「ウエブ」とい
う)の予備研磨方法を説明する。
【0020】予備研磨に使用される予備研磨装置10
は、ウエブWの上面側に配置された不織布ローラ12
と、下面側に配置されウエブWを2箇所で支持する一対
のアンビルローラ14を備えている。アンビルローラ1
4と不織布ローラ12とのニップ面には水洗ノズル16
が配置されており、ウエブWの研磨面へ幅方向に渡って
水を供給する。
【0021】不織布ローラ12は、回転軸18に円筒状
の芯材20が嵌入固定されている。芯材20には、図3
及び図4に示すように、研磨剤22が含有した厚み約1
0mmの不織布シート24をリング状に打ち抜いた不織
布リング26が軸方向から積層固定される。
【0022】不織布シートとしては、例えば、ナイロン
製のものが好ましい(なお、不織布ローラとなった後の
表面硬度は40度以上となる)。また、不織布シート内
に含有させる研磨剤としては、金剛砂、珪砂、アルミナ
粉、炭化珪素等を使用することができる。
【0023】次に、不織布リング26が積層されロール
状とされた不織布ローラ12は、その外周面がダイヤモ
ンドドレッサーで形直し(ツルーイング)され、図5に
示すように、表面の凹凸が取り除かれる。
【0024】このように、ツルーイングされた後の研磨
面を図6の平面図、図7の断面図に示す。図から判断で
きるように、不織布の繊維25が絡み合って倒れた状態
であり、接着剤としての樹脂23で繊維25に付着した
研磨剤22は露出し難い状態となっている。
【0025】次に、駆動軸に回転軸18がセットされた
後、不織布ローラ12はウエブWが走行する前に、図1
に示すダイヤモンドドレッサー28(アーム38の先端
にダイヤの単石が付いている)で目直しされる。このダ
イヤモンドドレッサー28は、ガイドレール40に沿っ
て、回転している不織布ローラ12の軸方向へスライド
しながら、不織布ローラ12の研磨面(外周面)を全幅
に渡って目直し(ドレッシング)する。
【0026】そして、目直しされた研磨面を図8の平面
図、図9の断面図に示す。図から判断できるように、不
織布の繊維25が分断された立っており、接着剤として
の樹脂23で繊維25に付着した研磨剤22が露出して
いる。
【0027】なお、ダイヤモンドドレッサー28は、ハ
ンドル30でリフト32を操作することで昇降し、研磨
面の分断深さが設定される。また、ダイヤモンドドレッ
サー28に替えて、研磨紙で目直ししてもよい。
【0028】一方、アンビルローラ14は、回転軸36
に硬質ゴム或いは金属筒を嵌入固定して成形されてい
る。このアンビルローラ14は、ウエブWの走行速度と
同速度で回転する。なお、アンビルローラ14は、ウエ
ブWと不織布ローラ12を面接触させるように、不織布
ローラ12を落とし込んだ格好で支えているので、ウエ
ブWの表面の粗さ不良や不均一性をなくし、粗面処理
(本研磨)において、十分な凹凸を形成させることがで
きる。
【0029】次に、予備研磨装置の作用を説明する。
【0030】予備研磨条件は、幅が100mmのアルミ
ニウム(1S:合金の種類を示す)のウエブW、ライン
スピードが20m/分、不織布ローラ12の回転数が1
000rpm、不織布ローラ12の押込み量が+3A/
100mm(電気的抵抗値から押込み量を推測する)、
水洗ノズル16の給水量が30L/分、不織布シートの
番手が♯2000、不織布ローラ12の径がφ310m
m、不織布ローラ12の軸方向長さ(ローラ幅)が15
0mmである。
【0031】そして、ウエブWを送出しリール42から
巻き出し、不織布ローラ12とアンビルローラ14との
間へ挿入し、水洗ノズル16から水洗水をスプレーしな
がらウエブWを連続走行させながら不織布ローラ12で
予備研磨を行い、巻取りリール44に巻き取って行く。
【0032】上記の条件で、図10に示す表の実施例
から、比較例からのように、ドレッシング処理し
た不織布ローラの使用開始初期におけるウエブの研磨面
が均一に処理出来ているか目視検査による外観評価(研
磨面が均一であれば:○)と、2次元平均表面粗さ測定
(東京精密575A型測定器でウエブの幅方向を測定
し、幅方向のバラツキが0.02μm以内であれば:
○)とする。
【0033】また、予備研磨に使用される不織布ローラ
の研磨面を、キーエンス製VH−6000マイクロスコ
ープ×50倍(面積6.72mm2)で4枚撮影し、図
9に示すような繊維25の端部の分断された数をカウン
トして6.72mm2で割って、分断率とした。
【0034】そして、表から判断できるように、実施例
では、研磨紙♯40をドレッサーとしてドレッシング
に使用した。この結果、ウエブの外観評価は○、幅方向
平均粗さのバラツキは○、分断率は40個/mm2と良
好である。なお、截頭円柱形は、研磨面を×200倍に
拡大することにより確認された。この截頭円柱形とは、
図11に示すように、繊維25の端部を斜めにカットし
たような形状をいい、円柱形と比較して研磨効率が向上
する。
【0035】また、実施例では、研磨紙♯1000を
ドレッサーとしてドレッシングに使用した。この結果、
ウエブの外観評価は○△、幅方向平均粗さのバラツキは
○△、繊維の端部は截頭円柱形、分断率は10個/mm
2と略良好である。
【0036】また、実施例では、研磨紙♯16をドレ
ッサーとしてドレッシングに使用した。この結果、ウエ
ブの外観評価は○、幅方向平均粗さのバラツキは○、繊
維の端部は截頭円柱形、分断率は30個/mm2と略良
好である。
【0037】また、実施例では、ダイヤモンド多石
(単石でなく小さな石が沢山付いている意味)をドレッ
サーとしてドレッシングに使用した。この結果、ウエブ
の外観評価は○、幅方向平均粗さのバラツキは○、繊維
の端部は截頭円柱形、分断率は20個/mm2と略良好
である。
【0038】一方、比較例では、不織布ローラの研磨
面をドレッシングしなかった。この結果、ウエブの外観
評価は×、幅方向平均粗さのバラツキは×、繊維の端部
は円柱形、分断率は5個/mm2となり、均一なウエブ
の研磨面を得られなかった。
【0039】また、比較例では、ダイヤモンド単石を
ドレッサーとしてドレッシングに使用した。この結果、
ウエブの外観評価は△、幅方向平均粗さのバラツキは
△、繊維の端部は円柱形、分断率は10個/mm2とな
り、ウエブの研磨効率が悪く均一な研磨面が得られたか
った。
【0040】さらに、比較例では、研磨紙♯2000
をドレッサーとしてドレッシングに使用した。この結
果、ウエブの外観評価は○△、幅方向平均粗さのバラツ
キは△、繊維の端部は截頭円柱形、分断率は8個/mm
2となり、分断率が若干低いためウエブの研磨面の表面
粗さが劣ってしまった。
【0041】上記の結果が示すように、適切なドレッサ
ーでドレッシングすることで、繊維の分断率が向上し不
織布ローラの使用開始初期から良好なウエブの研磨面と
表面粗さを得ることができる。
【0042】次に、上述したように予備研磨されたウエ
ブでPS版を製造する工程を概略的に説明する。
【0043】ウエブを支持体とするPS版は、99.5
重量%アルミニウムに、銅を0.01重量%、チタンを
0.03重量%、鉄を0.3重量%、ケイ素を0.1重
量%含有するJIS―A1050アルミニウム材の厚み
0.30mm圧延板を、400メッシュのパミストン
(共立窯業製)の20重量%水性懸濁液と、回転ナイロ
ンブラシ(6,10−ナイロン)とを用いてその表面を
砂目立てした後、よく水で洗浄した。
【0044】これを15重量%水酸化ナトリウム水溶液
(アルミニウム4.5重量%含有)に浸漬してアルミニ
ウムの溶解量が5g/m2 になるようにエッチングした
後、流水で水洗した。さらに、1重量%硝酸で中和し、
次に0.7重量%硝酸水溶液(アルミニウム0.5重量
%含有)中で、陽極時電圧10.5ボルト、陰極時電圧
9.3ボルトの矩形波交番波形電圧(電流比r=0.9
0、特公昭58−5796号公報実施例に記載されてい
る電流波形)を用いて160クーロン/dm2の陽極時
電気量で電解粗面化処理を行った。水洗後、35℃の1
0重量%水酸化ナトリウム水溶液中に浸漬して、アルミ
ニウム溶解量が1g/m2 になるようにエッチングした
後、水洗した。次に、50℃30重量%の硫酸水溶液中
に浸漬し、デスマットした後、水洗した。
【0045】さらに、35℃の硫酸20重量%水溶液
(アルミニウム0.8重量%含有)中で直流電流を用い
て、多孔性陽極酸化皮膜形成処理を行った。すなわち電
流密度13A/dm2 で電解を行い、電解時間の調節に
より陽極酸化皮膜重量2.7g/m2 とした。ジアゾ樹
脂と結合剤を用いたネガ型感光性平版印刷版を作成する
為に、この支持体を水洗後、70℃のケイ酸ナトリウム
の3重量%水溶液に30秒間浸漬処理し、水洗乾燥し
た。
【0046】以上のようにして得られたアルミニウム支
持体は、マクベスRD920反射濃度計で測定した反射
濃度は0.30で、JIS B00601に規定する中
心線平均粗さRaは0.58μmであった。
【0047】次に上記支持体にメチルメタクリレート/
エチルアクリレート/2−アクリルアミド−2−メチル
プロパンスルホン酸ナトリウム共重合体(平均分子量約
6万)(モル比50/30/20)の1.0重量%水溶
液をロールコーターにより乾燥後の塗布量が0.05g
/m2 になるように塗布した。
【0048】さらに、下記感光液−1をバーコーターを
用いて塗布し、110℃で45秒間乾燥させた。乾燥塗
布量は2.0g/m2 であった。 感光液−1 ジアゾ樹脂−1 0.50g 結合剤−1 5.00g スチライトHS−2(大同工業(株)製) 0.10g ビクトリアピュアブルーBOH 0.15g トリクレジルホスフェート 0.50g ジピコリン酸 0.20g FC−430(3M社製界面活性剤) 0.05g 溶剤 1−メトキシ−2−プロパノール 25.00g 乳酸メチル 12.00g メタノール 30.00g メチルエチルケトン 30.00g 水 3.00g 上記のジアゾ樹脂―1は、次ぎのようにして得たもので
ある。まず、4−ジアゾジフェニルアミン硫酸塩(純度
99.5%)29.4gを25℃にて、96%硫酸70
mlに徐々に添加し、かつ20分間攪拌した。これに、
パラホルムアルデヒド(純度92%)3.26gを約1
0分かけて徐々に添加し、該混合物を30℃にて、4時
間攪拌し、縮合反応を進行させた。なお、上記ジアゾ化
合物とホルムアルデヒドとの縮合モル比は1:1であ
る。この反応生成物を攪拌しつつ氷水2リットル中に注
ぎ込み、塩化ナトリウム130gを溶解した冷濃厚水溶
液で処理した。この沈澱物を吸引濾過により回収し、部
分的に乾燥した固体を1リットルの水に溶解し、濾過
し、氷で冷却し、かつ、ヘキサフルオロリン酸カリ23
gを溶解した水溶液で処理した。最後に、この沈澱物を
濾過して回収し、かつ風乾して、ジアゾ樹脂−1gを得
た。
【0049】結合剤−1は、2−ヒドロキシエチルメタ
クリレート/アクリロニトリル/メチルメタクリレート
/メタクリル酸共重合体(重量比50/20/26/
4、平均分子量75,000、酸含量0.4meq/
g)の水不溶性、アルカリ水可溶性の皮膜形成性高分子
である。
【0050】スチライトHS−2(大同工業(株)製)
は、結合剤よりも感脂性の高い高分子化合物であって、
スチレン/マレイン酸モノ−4−メチル−2−ペンチル
エステル=50/50(モル比)の共重合体であり、平
均分子量は約100,000であった。
【0051】
【発明の効果】本発明は上記構成としたので、不織布ロ
ーラの使用開始時から印刷版用金属板に均一な研磨面及
び表面粗さを得ることができる。これにより、印刷適性
に優れた印刷版用金属板を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本形態に係る不織布ローラが使用された予備研
磨装置を示す斜視図である。
【図2】本形態に係る不織布ローラが使用された予備研
磨装置を示す側面図である。
【図3】本形態に係る不織布ローラの製造方法を示す説
明図である。
【図4】本形態に係る不織布ローラの製造方法を示す説
明図である。
【図5】本形態に係る不織布ローラの製造方法を示す説
明図である。
【図6】本形態に係る不織布ローラの研磨面を拡大した
平面図である。
【図7】本形態に係る不織布ローラの研磨面を拡大した
断面図である。
【図8】本形態に係る不織布ローラの研磨面を拡大した
平面図である。
【図9】本形態に係る不織布ローラの研磨面を拡大した
断面図である。
【図10】本形態に係る予備研磨装置に使用する不織布
ローラの表面形状と印刷版用金属板の表面状態の関係を
示す表である。
【図11】本形態に係る不織布ローラの繊維端部を拡大
した拡大図である。
【図12】本形態に係る不織布ローラが使用された予備
研磨装置を示す側面図である。
【図13】本形態に係る不織布ローラの製造方法を示す
斜視図である。
【符号の説明】
12 不織布ローラ 20 芯材 26 不織布リング(不織布) 28 ドレッサー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // B41N 3/04 B41N 3/04 (72)発明者 上杉 彰男 静岡県榛原郡吉田町川尻4000番地 富士写 真フイルム株式会社内 Fターム(参考) 2H114 AA04 AA14 AA23 BA01 BA10 DA04 DA61 DA76 EA01 EA02 FA01 GA03 GA09 3C047 AA34 3C058 AA06 AA07 AA09 AA12 AB03 AB04 AC04 CA01 3C063 AA10 AB03 AB08 BA15 BD01 BD08 BG10 EE01

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷版用金属板を粗面化する前処理とし
    て行なわれる予備研磨に用いられる織布ローラにおい
    て、 芯材と、 前記芯材の軸方向に積層され研磨剤を含有する円弧面状
    の研磨面を構成する不織布リングと、を備え、 前記研磨面に位置する不織布の繊維端部が截部円柱形状
    に分断されていることを特徴とする不織布ローラ。
  2. 【請求項2】 印刷版用金属板を粗面化する前処理とし
    て行なわれる予備研磨に用いられる織布ローラにおい
    て、 芯材と、 前記芯材へ挿入固定された円筒状の不織布と、を備え、 前記研磨面に位置する不織布の繊維端部が截部円柱形状
    に分断されていることを特徴とする不織布ローラ。
  3. 【請求項3】 前記繊維端部の分断率が、10個/mm
    2以上であることを特徴とする請求項1又は請求項2に
    記載の不織布ローラ。
  4. 【請求項4】 印刷版用金属板を粗面化する前処理とし
    て行なわれる予備研磨に用いられる織布ローラの製造方
    法において、 研磨剤が含有された不織布シートをリング状に打ち抜く
    打抜き工程と、 芯材に不織布リングを軸方向に積層し、円柱状のローラ
    とする積層工程と、 前記ローラの外周面の凹凸を取り除き、円弧面状の研磨
    面に整形する整形工程と、 整形された前記研磨面を目直し、不織布の繊維端部を分
    断する目直し工程と、 を有することを特徴とする不織布ローラの製造方法。
  5. 【請求項5】 分断した不織布の繊維端部の分断率が、
    10個/mm2以上であることを特徴とする請求項3に
    記載の不織布ローラの製造方法。
  6. 【請求項6】 前記整形工程が、ダイヤモンドドレッサ
    ーで整形され、前記目直し工程が、研磨紙或いはダイヤ
    モンドドレッサーで目直しされることを特徴とする請求
    項4又は請求項5に記載の不織布ローラの製造方法。
  7. 【請求項7】 連続走行する印刷版用金属板を粗面化す
    る前処理として行なわれる印刷版用金属板の予備研磨方
    法において、 芯材に不織布リングを軸方向に積層し、円柱状とされた
    ローラ外周面の凹凸を取り除き整形された不織布ローラ
    の研磨面を製造ライン上で目直した後、印刷版用金属板
    を予備研磨することを特徴とする印刷版用金属板の予備
    研磨方法。
JP2000130058A 2000-04-28 2000-04-28 不織布ローラ、不織布ローラの製造方法、及び印刷版用金属板の予備研磨方法 Pending JP2001310265A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000130058A JP2001310265A (ja) 2000-04-28 2000-04-28 不織布ローラ、不織布ローラの製造方法、及び印刷版用金属板の予備研磨方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000130058A JP2001310265A (ja) 2000-04-28 2000-04-28 不織布ローラ、不織布ローラの製造方法、及び印刷版用金属板の予備研磨方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001310265A true JP2001310265A (ja) 2001-11-06

Family

ID=18639225

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000130058A Pending JP2001310265A (ja) 2000-04-28 2000-04-28 不織布ローラ、不織布ローラの製造方法、及び印刷版用金属板の予備研磨方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001310265A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007030153A (ja) * 2005-07-27 2007-02-08 Kowa Co Ltd ロール
WO2007140111A1 (en) * 2006-05-26 2007-12-06 3M Innovative Properties Company Abrasive brush recovery system and process
CN103298587A (zh) * 2011-02-01 2013-09-11 3M创新有限公司 无纺织物抛光辊及其制造方法
KR101592688B1 (ko) 2014-04-28 2016-02-05 김점석 원형직물을 심재로 사용한 튜브형 부직포 및 그 제조방법
DE102016117994A1 (de) 2016-09-23 2018-03-29 Karl Heesemann Maschinenfabrik Gmbh & Co. Kg Schleifmaschine
CN113290471A (zh) * 2021-05-18 2021-08-24 麻晨晨 一种用于金属加工中弧面打磨的装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007030153A (ja) * 2005-07-27 2007-02-08 Kowa Co Ltd ロール
WO2007140111A1 (en) * 2006-05-26 2007-12-06 3M Innovative Properties Company Abrasive brush recovery system and process
CN103298587A (zh) * 2011-02-01 2013-09-11 3M创新有限公司 无纺织物抛光辊及其制造方法
KR101592688B1 (ko) 2014-04-28 2016-02-05 김점석 원형직물을 심재로 사용한 튜브형 부직포 및 그 제조방법
DE102016117994A1 (de) 2016-09-23 2018-03-29 Karl Heesemann Maschinenfabrik Gmbh & Co. Kg Schleifmaschine
EP3335834A1 (de) * 2016-09-23 2018-06-20 Karl Heesemann Maschinenfabrik GmbH & Co. KG Schleifmaschine mit planiereinheit
CN113290471A (zh) * 2021-05-18 2021-08-24 麻晨晨 一种用于金属加工中弧面打磨的装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6780305B2 (en) Method for producing support for planographic printing plate, support for planographic printing plate, and planographic printing plate precursor
EP0960743B1 (en) Aluminum support for lithographic printing plate and production method thereof
US7442491B2 (en) Aluminum alloy blank for lithographic printing plate and support for lithographic printing plate
JP4516761B2 (ja) アルミニウム板エンボス加工用ロール
JP2005329451A (ja) アルミニウム板の表面加工方法及び平版印刷版用支持体並びに平版印刷版
EP0213371A2 (en) Process for producing aluminum support for lithographic printing plate
US7296517B2 (en) Roll for metal rolling, and support for lithographic printing plate
CA1243981A (en) Process for producing aluminum support for lithographic printing plate
JP2001310265A (ja) 不織布ローラ、不織布ローラの製造方法、及び印刷版用金属板の予備研磨方法
US4909894A (en) Process for producing support for lithographic printing plate
JPH0655871A (ja) 平版印刷版用支持体の製造方法
JP4250490B2 (ja) 平版印刷版用アルミニウム合金素板および平版印刷版用支持体
JP2002219654A (ja) 不織布ローラ及び印刷版用金属板の予備研磨方法
JPH0624168A (ja) 平版印刷版用支持体の製造方法
EP1452337A2 (en) Support for lithographic printing plate and presensitized plate
JP3068309B2 (ja) 平版印刷版用アルミニウム支持体の製造方法
JP2002096569A (ja) 平版印刷版用支持体
JP2006076104A (ja) 平版印刷版用支持体の製造方法
JP2001355100A (ja) 電解粗面化装置及び電解粗面化方法
JPH11291658A (ja) 印刷版用金属板の予備研磨方法
JP2001355098A (ja) 電解粗面化装置及び電解粗面化方法
JP2003145957A (ja) 平版印刷版用支持体および平版印刷版原版
JP2001355099A (ja) 電解粗面化装置及び電解粗面化方法
JP2002096254A (ja) 平版印刷版用金属板の予備研磨方法、及び平版印刷版用金属板の予備研磨装置
JP2000043441A (ja) 平版印刷板用アルミニウム支持体の製造方法及びアルミニウム板のポリッシング方法