JP2001310076A - 遊技媒体貸出機構 - Google Patents

遊技媒体貸出機構

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JP2001310076A
JP2001310076A JP2001139594A JP2001139594A JP2001310076A JP 2001310076 A JP2001310076 A JP 2001310076A JP 2001139594 A JP2001139594 A JP 2001139594A JP 2001139594 A JP2001139594 A JP 2001139594A JP 2001310076 A JP2001310076 A JP 2001310076A
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game
ball
credit card
machine
lending
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JP2001139594A
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English (en)
Inventor
Asao Tanaka
浅夫 田中
Yoshihiko Matsushita
良彦 松下
Kazuhide Okabe
一秀 岡部
Norio Mori
教郎 森
Mutsutaka Matsushita
睦孝 松下
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Universal Entertainment Corp
Original Assignee
Aruze Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の球貸機においては、プリペイドカード
が正当なものか否かを機械が判別することは出来ず、遊
技球は一律平等に貸し出されていた。 【解決手段】 パチンコ機31に併設された球貸機32
は、遊技場21内に設置された端末装置(ATM)22
に通信回線を介して接続されている。さらに、端末装置
22は、クレジットカード会社23内に設置されたホス
トコンピュータ24に通信回線を介して接続されてお
り、このホストコンピュータ24を介してデータベース
25にも接続されている。球貸機32のカード挿排口3
8に挿入されたクレジットカードは、カードリーダーに
よって磁気情報が読み取られ、端末装置22によってホ
ストコンピュータ24を介してデータベース25に照会
され、有効性が判別される。クレジットカードが有効で
有れば、端末装置22によって球貸機32による遊技球
の貸し出しが許可される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クレジットカード
の磁気情報に基づき、遊技球の貸し出しを行う遊技媒体
貸出機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は従来のプリペイドカード方式のパ
チンコ機の正面斜視図を示しており、パチンコ機1には
球貸機2が対になって設けられている。パチンコ機1は
フロントドア3の上部に遊技盤4が設けられて構成され
ている。この遊技盤4の下方には上皿5および下皿6が
設けられており、下皿6の右方にはハンドル7が設けら
れている。上皿5には、球貸スイッチ8,カード排出ス
イッチ9およびカード残高表示器10からなる球貸操作
部が構成されている。また、球貸機2の前面にはカード
挿排口11および球貸可能表示ランプ12が設けられて
いる。遊技の開始に先立ち、カード挿排口11にプリペ
イドカードが挿入され、球貸スイッチ8が押圧操作され
ると、上皿5には指定金額に応じた分のパチンコ球が供
給される。この状態でハンドル7を回すことにより、パ
チンコ球が発射されて遊技盤4の盤面内に送り込まれ
る。
【0003】このパチンコ球は盤面に植設された障害釘
に弾かれながら流下する。この際、一般入賞口にパチン
コ球が入賞すると、所定個数の賞球が払い出される。ま
た、始動口にパチンコ球が入賞すると、遊技盤4の中央
に設けられた可変表示装置が回り出し、可変表示ゲーム
が行われる。この可変表示は一定時間経過後に停止し、
停止時の表示シンボルが所定のシンボルの組合わせに一
致すると、遊技者にとって有利な特別遊技状態が発生す
る。この特別遊技状態ではアタッカといった変動入賞装
置が長時間にわたって開放し、遊技者は多数の賞球を獲
得することが可能となる。賞球は上皿5に払い出され、
上皿5が一杯になると、球抜きレバー13を操作するこ
とによって下皿6に貯留される。
【0004】図4はこのパチンコ機1の裏機構構成を示
している。パチンコ機1の裏面中央にはゲーム基板ユニ
ット14が位置しており、このゲーム基板ユニット14
の上方には払い出し球タンク15が設けられている。こ
のタンク15内のパチンコ球は、ツインレール16およ
び通路17を介して上皿5に払い出される。また、一般
入賞口や始動口に入賞した球はセーフ球通路18を介し
て回収され、いずれの入賞口にも入らなかった球はアウ
ト球通路19を介して回収される。
【0005】このような従来の弾球遊技機においては、
遊技者に貸し出される遊技球は上皿5や下皿6に貯留さ
れるため、煙草の灰や遊技者の汚れた手等によって汚れ
てしまう。また、上皿5や下皿6から遊技球が遊技場内
の床に落ちた場合には、遊技球は床の塵によって汚れて
しまう。従って、遊技球は洗浄する必要があり、この洗
浄には従来時間および費用がかかっていた。また、遊技
球が遊技場内の床に落ちた場合には、遊技場の店員は球
拾い作業をしなければならず、また、遊技者は遊技球を
落とすことによって損をする。また、管理コンピュータ
による出球集計が正確に行われない。また、床に落ちた
遊技球を踏んで転倒し、人が怪我をすることもある。ま
た、上皿5や下皿6からパチンコ機1内に不正球を容易
に混入することが可能であり、不正遊技が行われ易い。
【0006】従って、従来、このような欠点を解消する
ため、遊技球を弾球遊技機内に密封した状態で球貸機か
ら遊技者に貸し出し、かつ賞球を遊技者に払い出す遊技
球密封循環式弾球遊技機が提案されている。
【0007】この遊技機においては遊技球が機械外部に
露出することなく、各遊技機島に設置された弾球遊技機
内を循環するため、遊技球は汚れにくく、洗浄の時間お
よび費用を縮小することが可能である。また、遊技球が
機械内部に密封されて遊技場内に落ちることがないた
め、球拾い作業が不要となり、また、客が損をすること
もない。さらに、転倒による怪我の恐れもなく、出球集
計も正確に行え、遊技場内も常にきれいに保つことが出
来る。また、不正球による不正行為(ゴト)を防止する
ことも可能である。また、遊技機から上皿や下皿を省く
ことが出来るため、機械の外観がスマートになり、ま
た、今までの遊技機島の構成をそのまま援用することが
可能である。また、遊技機から払い出された遊技球を収
納するいわゆるドル箱が不要となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
プリペイドカード方式のパチンコ機においては、プリペ
イドカードが拾ったものや盗んだものであっても遊技球
は貸し出されている。また、遊技球を借りようとしてい
る遊技者が遊技場における不正行為の常習者であって
も、機械がこれを判別することは出来ず、遊技球は遊技
者を選ぶことなく貸し出されている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような課題
を解決するためになされたもので、クレジットカードが
挿入されるカード挿排口およびこのカード挿排口に挿入
されたクレジットカードの磁気情報を読み取るカードリ
ーダーを備えた球貸機と、カードリーダーによって読み
取られた磁気情報をクレジットカード会社のデータベー
スと参照して球貸機による遊技球の貸し出しの可否を決
定する端末装置とを備えて遊技媒体貸出機構を構成し
た。
【0010】このような構成においては、遊技者によっ
てカード挿排口にクレジットカードが挿入されると、カ
ードリーダーによって磁気情報が読み取られ、読み取ら
れた磁気情報は端末装置によってクレジットカード会社
のデータベースに照会される。照会の結果、クレジット
カードが適正なものであると判別されれば、端末装置に
よって球貸機による遊技球の貸し出しが許可される。
【0011】また、本発明は、球貸機が、カード挿排口
にクレジットカードが挿入された状態において遊技球を
貸し出すことを特徴とする。
【0012】このような構成においては、クレジットカ
ードがカード挿排口に挿入されていないと、遊技球は貸
し出されない。
【0013】また、本発明は、球貸機がテンキーを備
え、端末装置が、データベースを参照し、テンキーに入
力された暗証番号とカード挿排口に挿入されたクレジッ
トカードの暗証番号とが一致するか否かを判別して遊技
球の貸し出しの可否を決定することを特徴とする。
【0014】このような構成においては、遊技者は、カ
ード挿排口に挿入したクレジットカードの暗証番号をテ
ンキーの操作によって入力する。入力された暗証番号
は、端末装置によって、データベースに登録されている
暗証番号に照会されると共に、クレジットカードの所有
者の前歴等が調査され、そのクレジットカードの有効性
が判別される。この判別の結果、クレジットカードの有
効性が認められれば、球貸機による遊技球の貸し出しが
許可される。
【0015】また、本発明は、端末装置が、データベー
スを参照し、カード挿排口に挿入されたクレジットカー
ドの所有者がブラックリストに載っている者であるか否
かを判別して遊技球の貸し出しの可否を決定することを
特徴とする。
【0016】このような構成においては、クレジットカ
ードの所有者が、例えば、遊技場における不正行為の常
習者等としてブラックリストに掲げられている場合、端
末装置から球貸機へ貸出禁止信号が送信され、球貸機に
よる遊技球の貸し出しは禁止される。
【0017】また、本発明は、端末装置が、データベー
スを参照し、カード挿排口に挿入されたクレジットカー
ドの有効期限を判別して遊技球の貸し出しの可否を決定
することを特徴とする。
【0018】このような構成においては、クレジットカ
ードの有効期限が切れている場合は、端末装置から球貸
機へ貸出禁止信号が送信され、球貸機による遊技球の貸
し出しは禁止される。
【0019】また、本発明は、球貸機が、カード挿排口
に挿入されたクレジットカードの遊技球の貸し出しに関
する使用金額を表示する使用金額表示器を備えたことを
特徴とする。
【0020】このような構成においては、カード挿排口
に挿入されたクレジットカードを用いて遊技球を借りる
ために使用した金額が、例えばデジタル表示され、遊技
者にクレジットカードの使用金額として通知される。
【0021】また、本発明は、端末装置が、カード挿排
口に挿入されたクレジットカードの遊技球の貸し出しに
関する使用金額が一定の金額に達した場合、球貸機によ
る遊技球の貸し出しを制限することを特徴とする。
【0022】このような構成においては、カード挿排口
に挿入されたクレジットカードの遊技球の貸し出しに関
する使用金額が一定の金額、例えば10万円に達した場
合、端末装置から球貸機へ貸出禁止信号が送信され、球
貸機による遊技球の払い出しは制限される。一定の使用
金額は、例えば、同一の遊技機についての同一遊技客の
クレジットカード総使用金額の上限として設定すること
が出来る。あるいは、同一日の同一遊技場内における同
一遊技客のクレジットカード総使用金額の上限として設
定することも出来る。
【0023】
【発明の実施の形態】次に、本発明による遊技球密封循
環式弾球遊技機をパチンコ機に適用した一実施形態につ
いて説明する。
【0024】図1は本実施形態による遊技球密封循環式
パチンコ機の正面図である。
【0025】パチンコ機31には球貸機32が併設され
ており、このパチンコ機31と球貸機32の対構成は各
遊技機島毎に所定セット設けられている。パチンコ機3
1はフロントドア33の上部に遊技盤34が設けられて
構成されている。この遊技盤34の下方には払出球数表
示ランプ35,持ち球数表示器36およびハンドル37
が設けられている。払出球数表示ランプ35は所定個
数、本実施形態では2000個の賞球が遊技者に払い出
される毎に点灯表示する払出球数表示装置を構成してい
る。なお、この表示ランプ35は図示するパチンコ機3
1の正面に限らず、パチンコ機31の上部や、遊技場の
床等に設けてもよい。持ち球数表示器36は7セグメン
トLED(発光ダイオード)によって構成されており、
遊技者の持ち球数をデジタル表示する。また、ハンドル
37は回動操作されることによって遊技球を遊技盤34
の盤面内に発射する。
【0026】本実施形態では従来の上皿および下皿とい
った球貯留皿は設けられておらず、遊技球はパチンコ機
31の内部に密封された状態で各遊技機島に設置された
各パチンコ機31内を循環する構造になっている。つま
り、各パチンコ機31は、遊技球を機械内に密封した状
態で球貸機32から遊技者に貸し出し、かつ賞球を機械
内に密封した状態で遊技者に払い出す遊技球密封循環機
構を備えている。
【0027】また、球貸機32の前面にはカード挿排口
38および球貸可能表示ランプ39が設けられている。
本実施形態ではカード挿排口38には買い物等に利用さ
れるクレジットカードが挿入される構造になっており、
球貸機32の内部には、挿入されたクレジットカードに
記録されている磁気情報を読み込むカードリーダが内蔵
されている。さらに、球貸機32の内部には、遊技球の
払い出し明細が記載されたレシートを発行するレシート
発行機、および発行されたレシートの明細を読み込むO
CR(光学式文字認識装置)が内蔵されている。
【0028】球貸機32の前面にはさらにテンキー4
0,使用金額表示器41,少数清算ボタン42およびレ
シート出入口43が設けられている。テンキー40は、
レシート発行機によって払い出したい任意の遊技球数を
指定する払出球数指定入力装置を構成していると共に、
クレジットカードの暗証番号入力用等の押しボタンスイ
ッチをも構成している。使用金額表示器41は7セグメ
ントLEDによって構成されており、球貸機32で遊技
客が使用したクレジットカードの金額を表示する。少数
清算ボタン42は、3つの押しボタンスイッチによって
構成されており、操作されると予め定められた所定個数
の遊技球のレシートをレシート発行機から発行させる少
数精算入力装置を構成している。レシート出入口43
は、レシート発行機から発行された、遊技球の払い出し
明細が記載されたレシートを機械外部へ排出すると共
に、機械外部から挿入されたレシートをOCRに取り込
む開口部を構成している。
【0029】図2は本実施形態による遊技球貸出機構の
概略構成を示すブロック図である。遊技場21内では多
数の上記パチンコ機31および球貸機32が遊技機島を
構成している。これら各パチンコ機31および球貸機3
2は遊技場21内に設置された端末装置22に通信回線
を介して接続されている。この端末装置22はATM
(現金自動入出金装置)等によって構成される。さらに
端末装置22はクレジットカード会社23内に設置され
たホストコンピュータ24およびデータベース25に通
信回線を介して接続されている。また、遊技場21内に
はクレジットカードを自動発行するカード発行機26が
設置されている。このカード発行機26も通信回線を介
してクレジットカード会社23内のホストコンピュータ
24およびデータベース25に接続されている。
【0030】また、各パチンコ機31に併設された球貸
機32は遊技場21内に設置された景品コンピュータ2
7に接続されており、この景品コンピュータ27は、球
貸機32内のレシート発行機が発行したレシートの明細
情報およびそのレシート発行機が設置された遊技台の識
別情報を収集する。
【0031】このような構成において、遊技場21内に
入店した遊技者は、遊技に先立ち、まず手持ちのクレジ
ットカードをパチンコ機31に併設された球貸機32の
カード挿排口38に挿入する。クレジットカードを持ち
合わせていない遊技者は、遊技場21内のカード発行機
26によってクレジットカードを入手することが可能で
ある。この際、カード発行機26は、遊技客の身元を確
認するため、種々の身元情報をカード発行機26に入力
することを遊技者に促す。入力された情報はカード発行
会社23に送信され、データベース25が参照されて遊
技者の信用調査が行われる。ホストコンピュータ24に
よって遊技客に所定の信用があるものと判断された場合
には、カード発行機26からクレジットカードが発行さ
れる。クレジットカードを手にした遊技客は、所望のパ
チンコ機31に行って発行されたクレジットカードをカ
ード挿排口38に挿入する。
【0032】次に、遊技客は、カード挿排口38に挿入
したクレジットカードの暗証番号をテンキー40に入力
する。テンキー40に入力されたこの暗証番号は端末装
置22へ送信され、端末装置22は、カード会社23の
データベース25を参照し、カード挿排口38に挿入さ
れたクレジットカードに対応して登録されている暗証番
号と、テンキー40に入力された暗証番号との一致,挿
入されたクレジットカードの所有者の前歴,および挿入
されたクレジットカードの有効性を調査する。そして、
球貸機32に挿入されたクレジットカードおよびテンキ
ー40に入力された暗証番号によって遊技球を貸し出し
することが可能か否かを決定する。
【0033】つまり、端末装置22は、テンキー40に
入力された暗証番号とデータベース25に予め登録され
た暗証番号とが一致するか否かを判断し、遊技者がクレ
ジットカードの所有者本人であるか否かを調査する。各
暗証番号が一致せず、遊技者がカード所有者本人でない
と判断される場合には、端末装置22は球貸機32に貸
出禁止信号を出力し、球貸機32による遊技球の貸し出
しを禁止する。従って、クレジットカードが拾ったもの
であったり、盗んだものである場合等には、そのクレジ
ットカードに対応する暗証番号がテンキー40に入力さ
れないため、遊技者がカード所有者でないことが判明
し、不正に遊技球が貸し出されるこを防止することが出
来る。
【0034】また、端末装置22は、データベース25
を参照し、球貸機32に挿入されたクレジットカードの
所有者の前歴を調査する。もしも、クレジットカードの
所有者が、遊技場における不正行為の常習者等としてブ
ラックリストに載っている者である場合には、端末装置
22は同様に球貸機32に貸出禁止信号を出力し、遊技
球の貸し出しを禁止する。遊技球貸出機構のこのセキュ
リティ機能により、遊技場21内における不正行為を未
然に有効に防止することが可能である。
【0035】また、端末装置22は、データベース25
を参照し、球貸機32に挿入されたクレジットカードの
有効期限といったカードの有効性も判別する。有効でな
いクレジットカードが挿入されている場合には、同様に
球貸機32に貸出禁止信号を出力し、遊技球の貸し出し
を禁止する。
【0036】一方、遊技客が球貸機32に挿入されたク
レジットカードの所有者本人と確認され、また、不正行
為の前歴も無く、しかも、クレジットカードが有効なも
のである場合には、端末装置22は球貸機32に貸出許
可信号を出力し、遊技球の貸し出しを許可する。この許
可がおりると球貸可能表示ランプ39が点灯する。遊技
客はこのランプ39の点灯を確認した後、暗証番号に引
き続いて遊技球の購入金額をテンキー40に入力する。
この金額情報は端末装置22に中継されてカード会社2
3のホストコンピュータ24に送信され、ホストコンピ
ュータ24は挿入されたクレジットカードによって特定
される銀行口座から指定金額を引き落とす。この使用金
額は球貸機32の使用金額表示器41にデジタル表示さ
れ、遊技客にクレジットカードの使用金額を通知する。
【0037】端末装置22による遊技球の貸出許可がこ
のようにおりると、パチンコ機31には指定金額に応じ
た分の遊技球が機械外部に露出することなく供給され
る。従って、遊技客のハンドル37の回動操作により、
遊技球は遊技盤34の盤面内に発射される。この盤面内
に送り込まれた遊技球は盤面に植設された障害釘に弾か
れながら盤面を流下し、パチンコ遊技が行われる。
【0038】遊技をしていって購入した分の遊技球が無
くなると、遊技客は上述した球貸出操作を再度行い、ク
レジットカードを使用した銀行決済が再び行われる。遊
技球のこの再購入により、再び購入金額に応じた分の遊
技球がパチンコ機31に補給される。遊技客はこの遊技
球を元手に再度遊技を行う。球貸機32の前面の使用金
額表示器41には、前回のクレジットカード使用金額に
加えて今回の使用金額が加算された総金額が表示され
る。その日の遊技状態によってはこのような遊技球の再
購入が何回か行われ、クレジットカードの総使用金額は
次第に膨らむ。このため、知らないうちに多額の金銭を
パチンコ遊技に費やすことになり、経済的な破滅に陥り
やすい。
【0039】しかし、本実施形態による遊技球貸出機構
においては、端末装置22にリミッタが設けられてお
り、クレジットカードの使用金額が一定金額例えば10
万円を越えた場合には、端末装置22は球貸機32へ貸
出禁止信号を出力し、遊技球の貸し出しを制限する。従
って、この端末装置22のリミッタ機能により、知らな
いうちに多額の金銭を使ってしまい、経済的な破滅に陥
りやすい危険から遊技客を保護することが可能となる。
【0040】なお、このリミッタ機能は、1台のパチン
コ機31についての総使用金額の上限を制限するもので
あってもよいし、また、その遊技場21内におけるその
日のその遊技客のクレジットカード総使用金額の上限を
制限するものであってもよい。使用金額の上限の制限の
仕方はこの他にも種々考えられるが、いずれにしても所
定条件の発生によって端末装置22から発せられる指令
により、球貸機32の遊技球貸出機能が制御される。
【0041】遊技中における持ち球数は持ち球数表示器
36に例えば「1500」発といったようにデジタル表
示されるが、遊技をしていって多数の賞球を獲得してい
くと、払出球数表示ランプ35が点灯する。つまり、2
000個の賞球を獲得すると左端の1個の払出球数表示
ランプ35が点灯し、4000個の賞球を獲得するとこ
れの右隣の1個の払出球数表示ランプ35がさらに点灯
して都合2個のランプ35が点灯する。以後同様にして
獲得賞球が2000個増す毎にランプ35が点灯してい
く。従って、このランプ表示によって従来のドル箱を積
んでいく感じが得られ、遊技店が遊技球を出している感
じを直感で把握することが出来る。また、持ち球数は表
示器36に表示されるため、現在の持ち球数が明確にな
り、遊技の進行・中断を判断し易くなる。
【0042】また、遊技の最中に、獲得した賞球の任意
の一部の賞球についての払い出しを受けたくなった場合
には、テンキー40を押し、所望の払出球数をデジタル
値で入力することにより、レシート発行機から所望の球
数のレシートが発行され、レシート出入口43から手に
することが出来る。このレシートを景品交換カウンター
に持って行くことにより、獲得賞球の一部を使って所望
の景品を入手することが出来る。すなわち、本実施形態
による密封循環式パチンコ機においては、従来のように
獲得した賞球の全てについて精算する必要はなく、任意
の一部の賞球について精算することが可能である。従っ
て、持ち球が全て無くなる前に、所望の景品についてだ
けは景品交換を行い、手元に確保しておくといったこと
をすることも可能となる。また、景品交換の際に重いド
ル箱を運ぶ必要がなく、手軽に景品交換することが可能
となる。
【0043】また、遊技の最中に3つの少数清算ボタン
42の左端の精算ボタン42を押圧操作すると、獲得賞
球の一部である60個分についてのレシートがレシート
発行機から発行され、このレシートがレシート出入口4
3から出てくる。遊技球60個は煙草の景品交換球数に
相当している。また、真ん中の少数精算ボタン42を押
圧操作すると、ジュースの景品交換数に相当する30個
分のレシートがレシート発行機から発行され、このレシ
ートがレシート出入口43から出てくる。同様に右端の
精算ボタン42を押圧操作すると、予め定められた所定
個数分のレシートが同様に発行される。
【0044】従って、遊技の最中に、所望の少数精算ボ
タン42を押圧操作して所望の景品交換球数のレシート
を発行させ、このレシートを景品交換カウンターに持っ
て行くことにより、所望の景品を入手することが出来
る。すなわち、所定個数の賞球についてのレシートが、
精算ボタン42を単に押すだけの簡単な操作によって発
行され、所望の景品を直ちに入手することが可能とな
る。よって、獲得賞球の一部を使って入手した景品を利
用しながら、例えば煙草を吸いながら、またはジュース
を飲みながら、遊技を続けることが可能となる。
【0045】また、本実施形態によるパチンコ機31の
景品交換では、景品コンピュータ27に収集されたレシ
ートの明細情報および遊技台の識別情報が一致したレシ
ートに対してのみ景品交換が行われる。つまり、レシー
ト発行機から発行されるレシートには遊技球の球数明細
情報の他、レシート発行の通し番号が連番で記載されて
おり、この発行記録は景品コンピュータ27に収集され
る。従って、景品カウンターに遊技客が持って来たレシ
ートの記載内容が、景品コンピュータ27に収集された
データと参照され、何番台の球貸機32からの何番目の
プリントアウトは何発であったかという発行記録と照合
が取られる。そして、この照合が一致した場合には遊技
客が持参したレシートは真正なものと認められ、景品交
換が行われる。このため、偽造されたレシートによって
景品交換をすることが出来なくなり、セキュリティ機能
を担保することが可能となる。また、景品コンピュータ
27によって払出球数が完全に把握されるため、出球集
計を正確に行えるようになる。
【0046】また、本実施形態によるパチンコ機31で
は、球貸機32に挿入されたクレジットカードがカード
挿排口38から抜かれた状態では、レシート発行機はレ
シートを発行しない。従って、例えばトイレや煙草を吸
うために遊技者が遊技台を離れても、カード挿排口38
からクレジットカードを抜いておけば、その遊技台につ
いて他人がレシート発行することを防止することが出来
る。このため、遊技者の知らないうちに獲得した賞球に
ついてレシート発行され、獲得した賞球が盗難されるこ
とを防止することが出来る。
【0047】また、本実施形態では、球貸機32は、機
械外部からレシート出入口43に挿入されたレシートの
明細をOCRによって読み込み、読み込んだ数の遊技球
を貸し出す機能を有している。従って、ある遊技台で獲
得した賞球をレシートに変換し、このレシートを他の遊
技台の球貸機32に読み込ませて他の遊技台から遊技球
を借りることが可能となる。このため、ある遊技台で獲
得した賞球を使って他の遊技台で遊技することが出来る
ようになり、持ち球の台移動をすることが可能となる。
【0048】なお、上記実施形態では本発明による遊技
媒体貸出機構をパチンコ機に適用した場合について説明
したが、アレンジボール,スマートボールゲーム機,ピ
ンボールゲーム機,雀球といった他の弾球遊技機に適用
することも可能である。このような各遊技機に本発明を
適用した場合においても、上記実施形態と同様な効果が
奏される。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、カ
ード挿排口に挿入されたクレジットカードがデータベー
スを参照して適正なものであると判別されると、遊技球
の貸し出しが許可される。従って、拾ったり、盗んだり
したクレジットカードによって遊技球が不当に貸し出さ
れることはない。
【0050】また、カード挿排口にクレジットカードが
挿入された状態において遊技球を貸し出す構成とした場
合、クレジットカードがカード挿排口に挿入されていな
いと、遊技球は貸し出されない。従って、遊技者は、遊
技機を離れる際にカード挿排口からクレジットカードを
抜き取っておけば、他人によって遊技球を不当に盗られ
ることはない。
【0051】また、クレジットカードの使用金額が一定
の金額に達すると、球貸機による遊技球の貸し出しを制
限する構成とした場合、クレジットカードの使用金額が
一定の金額、例えば10万円に達した場合、端末装置か
ら球貸機へ貸出禁止信号が送信され、球貸機による遊技
球の貸し出しは制限される。従って、知らないうちに多
額の金銭を使ってしまい、経済的な破滅に陥りやすい危
険から遊技者を保護することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による遊技媒体貸出機構を
持った遊技球密封循環式弾球遊技機の正面図である。
【図2】本実施形態による遊技媒体貸出機構の概略構成
を示すブロック図である。
【図3】従来の弾球遊技機の正面斜視図である。
【図4】従来の弾球遊技機の裏機構構造を示す背面図で
ある。
【符号の説明】
27…景品コンピュータ 31…パチンコ機 32…球貸機 33…フロントドア 34…遊技盤 35…払出球数表示ランプ 36…持ち球数表示器 37…ハンドル 38…カード挿排口 39…球貸可能表示ランプ 40…テンキー 41…使用金額表示器 42…少数精算ボタン 43…レシート出入口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡部 一秀 東京都江東区有明3−1−25 有明フロン ティアビルA棟 (72)発明者 森 教郎 東京都江東区有明3−1−25 有明フロン ティアビルA棟 (72)発明者 松下 睦孝 東京都江東区有明3−1−25 有明フロン ティアビルA棟 Fターム(参考) 2C088 BA88 BB06 BB07 BB30 BB43 BC18 CA01 CA08 CA09 CA27 CA31 EB68

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クレジットカードが挿入されるカード挿
    排口およびこのカード挿排口に挿入されたクレジットカ
    ードの磁気情報を読み取るカードリーダーを備えた球貸
    機と、前記カードリーダーによって読み取られた磁気情
    報をクレジットカード会社のデータベースと参照して前
    記球貸機による遊技球の貸し出しの可否を決定する端末
    装置とを備えて構成される遊技媒体貸出機構。
  2. 【請求項2】 前記球貸機は、前記カード挿排口にクレ
    ジットカードが挿入された状態において遊技球を貸し出
    すことを特徴とする請求項1に記載の遊技媒体貸出機
    構。
  3. 【請求項3】 前記球貸機はテンキーを備え、前記端末
    装置は、前記データベースを参照し、このテンキーに入
    力された暗証番号と前記カード挿排口に挿入されたクレ
    ジットカードの暗証番号とが一致するか否かを判別して
    遊技球の貸し出しの可否を決定することを特徴とする請
    求項1または請求項2に記載の遊技媒体貸出機構。
  4. 【請求項4】 前記端末装置は、前記データベースを参
    照し、前記カード挿排口に挿入されたクレジットカード
    の所有者がブラックリストに載っている者であるか否か
    を判別して遊技球の貸し出しの可否を決定することを特
    徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の
    遊技媒体貸出機構。
  5. 【請求項5】 前記端末装置は、前記データベースを参
    照し、前記カード挿排口に挿入されたクレジットカード
    の有効期限を判別して遊技球の貸し出しの可否を決定す
    ることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1
    項に記載の遊技媒体貸出機構。
  6. 【請求項6】 前記球貸機は、前記カード挿排口に挿入
    されたクレジットカードの遊技球の貸し出しに関する使
    用金額を表示する使用金額表示器を備えたことを特徴と
    する請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の遊技
    媒体貸出機構。
  7. 【請求項7】 前記端末装置は、前記カード挿排口に挿
    入されたクレジットカードの遊技球の貸し出しに関する
    使用金額が一定の金額に達した場合、前記球貸機による
    遊技球の貸し出しを制限することを特徴とする請求項1
    から請求項6のいずれか1項に記載の遊技媒体払出機
    構。
  8. 【請求項8】 前記一定の金額は、同一の遊技機につい
    ての同一遊技客のクレジットカード総使用金額の上限を
    制限するもの、または、同一日の同一遊技場内における
    同一遊技客のクレジットカード総使用金額の上限を制限
    するものであることを特徴とする請求項7に記載の遊技
    媒体貸出機構。
  9. 【請求項9】 前記球貸機は遊技機に併設されているこ
    とを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に
    記載の遊技媒体貸出機構。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004180845A (ja) * 2002-12-02 2004-07-02 Taiyo Elec Co Ltd 組合せ式遊技機
JP2015042354A (ja) * 2014-12-03 2015-03-05 株式会社三共 遊技用システム
JP2016179246A (ja) * 2016-07-11 2016-10-13 株式会社三共 遊技用システム

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