JP2001310051A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2001310051A
JP2001310051A JP2000131342A JP2000131342A JP2001310051A JP 2001310051 A JP2001310051 A JP 2001310051A JP 2000131342 A JP2000131342 A JP 2000131342A JP 2000131342 A JP2000131342 A JP 2000131342A JP 2001310051 A JP2001310051 A JP 2001310051A
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ball
game
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English (en)
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Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
Katsuya Okabe
勝也 岡部
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Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技情報(遊技機情報)の処理に関する主基
板の負担を軽減する。 【解決手段】 遊技制御に関わる主基板151および球
の払出制御に関わる払出制御基板144とは別に、マイ
クロコンピュータ78Mを搭載した外部情報出力基板7
8を遊技機1に設け、主基板151および払出制御基板
144からの情報に基づいて外部情報出力基板78側で
遊技情報が生成され、外部出力されるように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば、パチン
コ遊技機やスロットマシン等で代表される遊技機に関す
る。詳しくは、表示装置や可変入賞球装置などの複数種
類の遊技機構成装置からなる遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の遊技機において、従来から一般
的に知られているものに、たとえば、可変表示装置や可
変入賞球装置などの複数種類の遊技機構成装置からなる
パチンコ遊技機がある。
【0003】この種の従来のパチンコ遊技機では、たと
えば、打玉が入賞可能な複数の入賞口が設けられ、該入
賞口への打玉の入賞に基づいて賞球が払出される。ま
た、特に定められた始動口に入賞した場合には、可変表
示装置で図柄の変動が開始され、可変表示装置の表示結
果が特定の表示態様になると大当りが発生して可変入賞
球装置が繰返し継続して開放状態となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のこの種の遊技機
では、たとえば、大当りの発生の有無、賞球の払出の有
無、始動入賞の有無などといった類の遊技に関わる遊技
機情報(遊技情報)が遊技機に設けられた外部情報出力
端子基板を通じて遊技機外部のホールコンピュータなど
へ出力され、遊技場経営に役立てられるように構成され
ていた。
【0005】しかしながら、従来、この種の遊技機情報
は可変表示装置等の遊技機構成装置を制御する遊技制御
手段や、賞球払出装置を制御する払出制御手段などの遊
技機構成装置制御手段により生成されており、外部情報
出力端子基板は、その生成された遊技機情報を単に中継
して出力する機能のみを果たしていた。このため、遊技
機構成装置制御手段の制御負担が大きくなりがちであっ
た。
【0006】本発明は、係る実情に鑑み考え出されたも
のであり、その目的は、遊技機情報の処理に関する遊技
機構成装置制御手段の負担を軽減することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、複数種類の遊技機構成装置により構成される遊技機
であって、前記遊技機構成装置を制御する遊技機構成装
置制御手段と、該遊技機構成装置制御手段とは別に設け
られ、前記遊技機構成装置制御手段から出力される情報
に基づいて外部へ出力するための遊技機情報を生成する
遊技機情報生成手段とを含み、該遊技機情報生成手段は
前記遊技機情報を生成するためのマイクロコンピュータ
を備えることを特徴とする。
【0008】請求項2に記載の本発明は、請求項1に記
載の発明の構成に加えて、前記遊技機構成装置制御手段
から前記遊技機情報生成手段へ出力される情報には、予
め定められたデータ形式にて生成すべき遊技機情報を特
定可能な遊技機情報データ信号が含まれることを特徴と
する。
【0009】請求項3に記載の本発明は、請求項2に記
載の発明の構成に加えて、前記遊技機構成装置制御手段
と前記遊技機情報生成手段との間では、前記遊技機構成
装置制御手段から前記遊技機情報生成手段への一方向に
のみ情報が送信されることを特徴とする。
【0010】請求項4に記載の本発明は、請求項2また
は請求項3に記載の発明の構成に加えて、前記遊技機構
成装置制御手段から前記遊技機情報生成手段に出力され
る情報には、前記遊技機情報データ信号と、該遊技機情
報データ信号を取り込むタイミングを前記遊技機情報生
成手段に通知するためのタイミング信号とが含まれるこ
とを特徴とする。
【0011】請求項5に記載の本発明は、請求項4に記
載の発明の構成に加えて、前記遊技機構成装置制御手段
は、前記遊技機情報データ信号を複数回に分けて出力す
ることを特徴とする。
【0012】請求項6に記載の本発明は、請求項1〜請
求項5のいずれかに記載の発明の構成に加えて、前記遊
技機構成装置制御手段は、遊技状態を制御する遊技制御
手段であることを特徴とする。
【0013】請求項7に記載の本発明は、請求項1〜請
求項5のいずれかに記載の発明の構成に加えて、前記遊
技機構成装置制御手段は、遊技媒体を払出す払出装置を
制御する払出制御手段であることを特徴とする。
【0014】請求項8に記載の本発明は、請求項1〜請
求項7のいずれかに記載の発明の構成に加えて、前記遊
技機情報生成手段により生成された遊技機情報を遊技機
の外部へ出力する遊技機情報出力部が遊技機の種類別に
複数設けられていることを特徴とする。
【0015】
【作用】請求項1に記載の本発明によれば、遊技機構成
装置を制御する遊技機構成装置制御手段とは別に設けら
れ、マイクロコンピュータを備える遊技機情報生成手段
の働きにより、前記遊技機構成装置制御手段から出力さ
れる情報に基づいて外部へ出力するための遊技機情報が
生成される。
【0016】請求項2に記載の本発明によれば、請求項
1に記載の発明の作用に加えて、遊技機情報データ信号
によって、生成すべき遊技機情報を特定可能とされる。
【0017】請求項3に記載の本発明によれば、請求項
2に記載の発明の作用に加えて、前記遊技機構成装置制
御手段と前記遊技機情報生成手段との間では、前記遊技
機構成装置制御手段から前記遊技機情報生成手段への一
方向にのみ情報が送信される。
【0018】請求項4に記載の本発明によれば、請求項
2または請求項3に記載の発明の作用に加えて、前記遊
技機情報データ信号を取り込むタイミングがタイミング
信号によって前記遊技機情報生成手段に通知される。
【0019】請求項5に記載の本発明によれば、請求項
4に記載の発明の作用に加えて、前記遊技機構成装置制
御手段の働きにより、遊技機情報データ信号が複数回に
分けて出力される。
【0020】請求項6に記載の本発明によれば、請求項
1〜請求項5のいずれかに記載の発明の作用に加えて、
前記遊技機構成装置制御手段は、遊技状態を制御する遊
技制御手段である。
【0021】請求項7に記載の本発明によれば、請求項
1〜請求項5のいずれかに記載の発明の作用に加えて、
前記遊技機構成装置制御手段は、遊技媒体を払出す払出
装置を制御する払出制御手段である。
【0022】請求項8に記載の本発明によれば、請求項
1〜請求項7のいずれかに記載の発明の作用に加えて、
遊技機の種類に応じた遊技機情報出力部の選択が可能と
される。
【0023】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。なお、本実施の形態では、
遊技機の一例として第1種のパチンコ遊技機をとり上げ
て説明するが、本発明はこれに限らず、たとえば、第2
種や第3種といった複数種類のパチンコ遊技機にも適用
可能であり、さらに、スロットマシン等にも適用可能で
ある。要するに、複数種類の遊技機構成装置からなる遊
技機であって、遊技機情報を出力するように構成される
遊技機であればすべて対象となる。 (第1実施の形態)パチンコ遊技機1の全体の概略構成の説明 図1は、パチンコ遊技機1の正面図である。図2は、パ
チンコ遊技機1に設けられる遊技盤40の拡大正面図で
ある。図3は、パチンコ遊技機1の背面図である。
【0024】図1〜図3を参照して、パチンコ遊技機1
は、縦長な方形状に枠組形成される外枠2と、該外枠2
の内側に開閉自在に軸支されかつ弾球遊技機1の主要構
成部のほぼすべてが集約して設けられる前面枠3と、該
前面枠3の前面上部に開閉自在に軸支されて設けられる
前面開閉枠4とから構成されている。また、前面枠3に
設けられる主要構成部としては、上記した前面開閉枠
4、遊技盤40、上皿19、下皿27、灰皿29、操作
ハンドル30、機構部100、および、打球発射装置8
7がある。また、図示の実施の形態では、パチンコ遊技
機1の側方において、遊技者に対し遊技媒体の一例とし
ての遊技玉(遊技用のパチンコ玉)を貸出すためのカー
ドユニット31(記録媒体用の情報処理装置)が付設さ
れている。
【0025】前面枠3および前面開閉枠4は、パチンコ
遊技機1の正面から見て左側の端部において軸支され、
パチンコ遊技機1の正面から見て左側の端部を開放端と
して開閉される。前面開閉枠4には、遊技盤40の遊技
領域41をほぼ透視し得る円形透視窓5が開設され、該
円形透視窓5の裏面からガラス板が装着されている。ま
た、前面開閉枠4の上側には、円形透視窓5の外周に沿
って、複数の飾りランプ6〜8および複数の飾りLED
13,14が設けられている。これら飾りランプ6〜8
および飾りLED13,14は、遊技状態に応じて点灯
または点滅されるものであり、特別の遊技状態の発生時
や継続時を遊技者に報知するとともに、遊技の雰囲気を
盛り上げるものである。また、円形透視窓5の外周に
は、払出すべき賞球(景品玉)が不足したこと(後述す
る球切れスイッチ115が作動したとき)を報知する球
切れランプ9や、入賞玉の発生に基づく所定個数の賞球
が行なわれる場合に、その旨を点灯により報知する賞球
ランプ10が設けられている。この賞球ランプ10は、
賞球の未払出個数がある場合に、点灯することにより、
賞球が行なわれる旨を報知する。なお、ここでは、賞球
の未払出し個数がある場合に賞球ランプ10を点灯させ
る例を示したが、これに代わり、賞球の未払出し個数が
ある場合に賞球ランプ10を点滅させることにより、賞
球が行なわれた旨を報知するようにしてよい。
【0026】さらに、円形透視窓5の外周には、前面開
閉枠4の上部左右において、遊技の進行に応じて効果音
等の音声を発生するスピーカ12a,12bが設けられ
ている。なお、スピーカ12a,12bの前面には、網
目状ネット(図示省略)が取付られ、スピーカ12a,
12bから発生される音声を通すようになっている。ま
た、円形透視窓5の外周には、遊技盤40に貼付けられ
る証紙を視認するための透視レンズ39が設けられてい
る。
【0027】上記した飾りランプ6〜8,9L,10
L、球切れランプ9、賞球ランプ10、飾りLED1
3,14は、図6に示すように、それぞれプリント配線
基板で構成される遊技効果ランプ基板6a,7a,8
a,9a,10aや遊技効果LED基板13a〜13d
に実装されて、図1に示す前面枠3の前面側や前面開閉
枠4の裏面側に取付けられている。そして、各遊技効果
ランプ基板6a,7a,8a,9a,10aが枠用電飾
中継B基板15に接続され、各LED基板13a〜13
dが枠用電飾中継C基板16に接続されている。枠用電
飾中継B基板15,枠用電飾中継C基板16は、前面枠
3の裏面下部に取付けられる中継基板端子台95に止着
される枠用電飾中継A基板96に接続された後、電飾制
御基板80に接続されている。
【0028】主基板(遊技制御基板)151は、遊技制
御用のマイクロコンピュータ151Mを含む。この遊技
制御用のマイクロコンピュータは、ワンチップマイクロ
コンピュータであり、遊技制御用のプログラム等を記憶
するROM、ワークメモリとして使用されるRAM、遊
技制御用のプログラムに従って制御動作を行なうCPU
151a、および、データの入出力用のI/Oポートを
含む。このような遊技制御用のマイクロコンピュータ1
51Mは、定期的(たとえば2msec毎)にリセット
されてROMに記憶されている遊技制御プログラムを先
頭から繰返し実行し、各種の遊技制御を行なう。
【0029】なお、枠用電飾中継A基板15は、前面枠
3の前面側に取付けられ(これに対応して遊技効果ラン
プ基板も前面枠3の前面側に取付けられている)、枠用
電飾中継B基板16は、前面開閉枠4の裏面側に取付け
られている(これに対して遊技効果LED基板も前面開
閉枠4の裏面側に取付けられている)。
【0030】また、スピーカ12a,12bから延びる
配線は、前面開閉枠4の上方における左右裏面に取付け
られる効果音中継基板17a,17b(図6において、
効果音中継B基板,効果音中継C基板と表示)に一旦接
続され、その後、前面枠3の裏面下部に取付けられる中
継基板端子台95に止着される効果音中継基板97(図
6において、効果音中継A基板と表示)に接続された
後、効果音制御基板82に接続されている。効果音制御
基板82は、主基板151から与えられる音声制御を指
令する音声制御信号に応じて、スピーカ12a,12b
を駆動制御するものである。効果音制御基板82には、
効果音等の音声の制御を行なう音声制御用のマイクロコ
ンピュータ82Mが設けられている。
【0031】次に、前面開閉枠4の下側に取付けられる
上皿19の構成について説明する。上皿19は、複数の
合成樹脂製部材を組合せた皿部材を固着することにより
構成されている。上皿19の開放側の上方には、玉抜き
操作レバー21が設けられている。この玉抜き操作レバ
ー21は、左右方向に移動可能に設けられ、図示しない
スプリングの付勢力に抗して一方向に移動させることに
より、上皿19に貯留されていた玉を裏面側に形成され
る玉抜き路(図示しない)を流下させて下皿27に誘導
するものである。
【0032】上記した上皿19について、さらに詳細に
説明すると、上皿19は、その上流側に形成される賞球
払出口20から払出された賞球を一旦貯留した後、図示
しない発射位置に玉を供給するものである。また、上皿
19は、パチンコ遊技機1に隣接して設けられるカード
ユニット31を介して遊技玉の貸出しを受ける際に操作
する操作部232とともに、これらを設置する中空の部
材である上皿化粧部190の上面側に設けられている。
上皿化粧部190に設けられた操作部232は、球貸し
スイッチ24、返却スイッチ25(ともに図7参照)、
球貸可表示LED(図示省略)、および、残高表示器と
しての度数表示LED(図示省略)等が実装される残高
表示基板23上に設けられており、遊技者により操作可
能および視認できるようにスイッチおよび表示器を配し
て構成されている。この残高表示基板23は、上皿化粧
部190の上面側に設けられている。
【0033】球貸しスイッチ24は、カードユニット3
1によって遊技玉の貸出し(球貸しおよび貸玉の払出し
ともいう)を受ける際に操作されるスイッチである。返
却スイッチ25は、遊技終了の際にカードユニット31
の挿入口34に差込まれたカード(遊技に使用可能なカ
ード)の返却を受ける際に操作されるスイッチである。
ここで、遊技に使用可能なカードは、磁気記録式のカー
ドであり、遊技のために使用可能な(たとえば球貸しに
使用できる)遊技者所有の有価価値(カード残高)が記
録可能な記録媒体である。ここで、有価価値は、遊技者
に所有され、遊技に使用されるカード残高等のデータを
いう。
【0034】また、度数表示LEDは、カードユニット
31のカード挿入口34に差込まれたカードに記録され
たカード残高(カード残額)としての度数が表示される
ものである。なお、上皿19に設けられる上記した球貸
しスイッチ24および返却スイッチ25等が実装される
残高表示基板23から延びる上皿配線は、前面枠3の軸
支側の下部に形成される配線透視開口(図示しない)か
ら前面枠3の裏側に引出されて後述する払出制御基板1
44に接続されている。
【0035】さらに、上皿19の開放側末端には、前面
開閉枠4を前面枠3に対して施錠しかつ前面枠3を外枠
2に対して施錠する施錠装置84(図3参照)を操作す
るためのシリンダ錠26が臨んでいる。また、前面開閉
枠4の軸支側上部には、玉抜きピン挿入口(図示省略)
が形成されている。そして、この玉抜きピン挿入口から
図示しない玉抜きピンを差込む操作により、これに連結
される玉抜き操作管(図示しない)を上下方向に揺動さ
せて玉抜き口を閉塞したり開放したりするようになって
いる。
【0036】なお、前面開閉枠4の軸支側下部には、起
伏部が形成され該起伏部に、イヤホーンジャックと、イ
ヤホーンジャックから聞こえる音楽を選択するための選
択スイッチとが設けられてもよい。
【0037】また前面枠3の下部に設けられる下皿27
は、上皿19から溢れた賞球であって、余剰球通路(図
示省略)を介して接続樋93(図3参照)から排出され
る余剰の賞球を貯留するものである。下皿27の前面壁
には、玉抜き操作レバー28がスライド可能に取付けら
れるようになっている。この玉抜き操作レバー28を操
作することにより、下皿27に貯留されていた賞球を下
方に玉抜きして持ち運び可能な玉箱に移替えることがで
きる。また、下皿27の左側には、灰皿29が設けら
れ、右側には操作ハンドル30が設けられている。操作
ハンドル30は、図3に示す打球発射装置87の発射モ
ータ88の駆動を開始させる単発発射スイッチ91およ
びタッチセンサ92(ともに図9に符号だけ表示)を内
蔵しているとともに、弾発力を調節するものである。
【0038】パチンコ遊技機1の正面構造は、概ね上記
したとおりであるが、図示の実施の形態では、パチンコ
遊技機1にカードユニット31が隣接配置されている。
このカードユニット31は、上皿19の上面に設けられ
る前述した球貸しスイッチ24や返却スイッチ25等の
操作部を操作することにより作動されるものであり、カ
ードの情報処理等の所定の処理を行なうマイクロコンピ
ュータおよびカードリーダライタ等の各種機器が設けら
れている。カードユニット31は、マイクロコンピュー
タにより動作が制御される。カードユニット31には、
使用可能状態であるか否かを表示する使用可能表示器3
2と、当該カードユニット31がいずれの側のパチンコ
遊技機1に対応しているかを表示する連結台方向表示器
33と、記録媒体としての磁気カードを挿入するカード
挿入口34とが設けられている。このように構成される
カードユニット31は、独自の制御回路によって制御さ
れるものであり、図3に示されるように、カードユニッ
ト配線35を介し、パチンコ遊技機1と接続されてい
る。パチンコ遊技機1においては、カードユニット配線
35が払出制御基板144に接続されており、払出制御
基板144を介してカードユニット31と信号の送受信
を行なう。また、カードユニット31には、パチンコ遊
技機1の電源コード135とは別の独立した電源コード
311から電源電力が供給されている。この電源コード
311は、接地極を有するコードである。このため、カ
ードユニット31は、電源コード311を介して電気的
に接地している。
【0039】一方、パチンコ遊技機1の背面には、図3
に示すように、入賞玉の発生に基づいて所定個数の賞球
を払出すための各種の機構を装備した機構部100が設
けられている。操作ハンドル30に対応する裏面には、
発射モータ88および打球樋(図示しない)を有する打
球発射装置87が固着されている。その打球発射装置8
7の側方には、機構部100に設けられた前述の余剰球
通路を流下する賞球を下皿27に誘導する接続樋93が
固着されている。さらに接続樋の側方に中継基板取付台
95が取付けられている。外枠2に対する前面枠3の開
放側裏面には、外枠2の掛止片85に対する前面枠3の
施錠および前面枠3に対する前面開閉枠4の施錠を行な
う施錠装置84が設けられている。
【0040】上記した構成のうち、打球発射装置87に
は、発射制御基板90が付設されており、この発射制御
基板90によって、打球発射装置87が駆動制御される
ようになっている。なお、発射制御基板90は、図3に
示すように、発射制御基板カバー89によって被覆さ
れ、この発射制御基板カバー89から外部に露出してい
る位置に設けられるコネクタを介して払出制御基板14
4と接続されており、所定の状態となったときに払出制
御基板144から停止信号を受けて打玉の発射を行なえ
ないようになっている。また、中継基板取付台95に
は、枠用電飾中継A基板96、効果音中継A基板97、
発射中継B基板98、および、発射中継A基板99が所
定の位置に取付けられている。
【0041】以上で、パチンコ遊技機1の全体の概略構
成を説明したが、以下、パチンコ遊技機1を構成する要
素のうち、遊技盤40と、機構部100とのそれぞれの
詳細な構成について順次説明する。遊技盤40の説明 まず、図2および図3を参照して、遊技盤40について
説明する。遊技盤40の正面構造について図2を参照し
て説明する。遊技盤40は、前面枠3の裏面側に一体的
に形成される遊技盤収納枠36に収納固定されるべく、
ほぼ正方形状の合板により形成されている。遊技盤40
の表面には、円形渦巻状に誘導レール42が取付けられ
ている。該誘導レール42の内側は、遊技領域41とさ
れて発射された打玉が落下するものである。遊技領域4
1には、図示の場合、特別可変表示装置(特別図柄表示
器)44、特別可変入賞球装置48、普通可変入賞球装
置(普通電動役物)58、普通図柄表示器63等が設け
られるとともに、打玉を入賞とする入賞口、打玉を通過
させる通過口、打玉の流下方向、速度を変化せしめる風
車または多数の障害釘が設けられている。また、遊技領
域41の最下方には、いずれの入賞領域にも入賞しなか
った打玉が取込まれるアウト口69が設けられている。
【0042】遊技領域41の構成をその遊技動作に従っ
て詳細に説明する。遊技領域41の中央よりもやや下方
の左側には、遊技領域41を落下する打玉が通過可能に
設けられた通過口(ゲート)620と、その通過口62
0を通過した打玉(通過玉)を検出するゲートスイッチ
(通過検出器)62とが設けられている。
【0043】遊技領域41のほぼ中央に配置される特別
可変表示装置44の上方には、普通図柄可変表示装置と
しての普通図柄表示器63が設けられている。なお、本
実施形態においては、当りLEDとはずれLEDとの2
つのLEDを普通図柄表示器63としているが、一般的
には7セグメントLEDなど、数字を表示可能なものを
使用する。普通図柄表示器63は、ゲートスイッチ62
の検出信号に基づいて所定期間可変表示した(交互点滅
させる)後、表示結果を導出表示する(どちらか一方を
点灯させる)。普通図柄表示器63の両側方には、普通
図柄表示器63の可変表示中にゲートスイッチ62を通
過した打玉数を記憶表示する普通図柄記憶LED64
(最高4個まで記憶表示する)等が設けられている。普
通図柄表示器63の表示結果が予め定められた当り図柄
(当りLED点灯、また7セグメント表示器を使えば0
〜9までの数字の可変表示において、7が停止表示され
た場合など)である場合には、普通可変入賞球装置58
が所定時間開放される。なお、普通図柄表示器63の可
変表示時間は、通常確率モードのときに相対的に長く
(たとえば、30秒)、確率変動モードのときに相対的
に短く(たとえば、3〜5秒)設定されている。
【0044】普通可変入賞球装置58は、遊技領域41
のほぼ中央に配置される特別可変表示装置44と遊技領
域41のアウト口69の上部に配置される特別可変入賞
球装置48との間に配置され、ソレノイド59によって
開閉駆動される電動チューリップタイプの可変入賞球装
置である。そして、普通可変入賞球装置58には、始動
入賞検出器としての始動玉検出器(第1種始動口スイッ
チ)60が内蔵され、開放中または閉成中に受入れた入
賞玉を検出するようになっている。打玉が始動玉検出器
60によって検出されると、特別可変表示装置44が特
別図柄と呼ばれる複数種類の識別情報の可変表示を開始
する。普通可変入賞球装置58の開放時間は、通常確率
モードのときに相対的に短く(たとえば0.5秒)、確
率変動モードのときに相対的に長く(たとえば2秒)設
定されている。また、普通可変入賞球装置58が開放し
ていない場合でも打玉を受入れるようになっている。
【0045】特別可変表示装置44は、複数の図柄を可
変表示する液晶タイプの可変表示器からなり、遊技領域
41のほぼ中央に配置される。そして、特別可変表示装
置44での可変表示の停止時における図柄の組合せが予
め定められた大当り図柄の組合せ(たとえば同一の図柄
が当りラインのいずれかに揃った場合)である場合に
は、大当り遊技状態となって特別可変入賞球装置48が
次に説明するような所定の態様で開閉駆動される。大当
り図柄の組合せの一部は確率変動図柄として設定されて
いる。この確率変動図柄で大当り遊技状態となったとき
には、その大当り遊技状態終了後における普通図柄表示
器63における当り図柄の出現確率や特別可変表示装置
44における大当り図柄の出現確率が高くなる確率変動
モード(以下、確変状態、あるいは単に確変ともいう)
となるように制御される。特別可変表示装置44は、遊
技盤40の表面側に取付けられる飾り基板(符号なし)
を備えている。
【0046】また、特別可変表示装置44の上部には飾
りLED45が設けられ、下部には飾りLED45aが
設けられている。さらに、特別可変表示装置44の下部
中央には、特別可変表示装置44の可変動作中に始動玉
検出器60によって検出された玉数を記憶表示する特別
図柄始動記憶LED46(最高4個まで記憶表示する)
が取付けられている。
【0047】大当り遊技状態となったときに駆動制御さ
れる特別可変入賞球装置48は、開放された場合に打玉
の入賞が可能になる大入賞口が設けられており、大入賞
口扉用のソレノイド50によって開閉駆動される開閉板
としての大入賞口扉49が大入賞口を開閉可能な態様で
設けられている。
【0048】特別可変入賞球装置48の内部には、大入
賞口扉49に受入れられた打玉を検出するために、特定
玉検出器としての特定領域スイッチ51および入賞個数
検出器としてのカウントスイッチ52が設けられてい
る。
【0049】大入賞口扉49の開放時に大入賞口から特
別可変入賞球装置48内に入った玉は、最終的にすべて
カウントスイッチ52に向けて誘導され、カウントスイ
ッチ52により検出される。また、特別可変入賞球装置
48内に入った玉のうち、特定領域スイッチ51により
検出された玉は、その後、カウントスイッチ52に向け
て誘導され、カウントスイッチ52により検出される。
したがって、特別可変入賞球装置48内に入った玉は、
結果的にすべてカウントスイッチ52により検出され
る。
【0050】大当り遊技状態となった場合には、一定時
間(たとえば28秒)が経過するまで、または、その一
定時間内に所定個数(たとえば、10個)の入賞玉が入
賞するまで大入賞口扉49を開放(以下、この開放を開
放サイクルという)し、その開放サイクル中に受入れら
れた打玉が特定領域スイッチ51によって検出されたと
きに継続権が成立して、再度上記した開放サイクルが実
行され、各開放サイクルにおいて継続権が成立している
ことを条件に最高16回の開放サイクルを繰返すことが
できるようになっている。
【0051】特別可変入賞球装置48の内部において
は、シーソー式の玉振分部材としての大入賞口内誘導板
が設けられている(図示省略)。この大入賞口内誘導板
は、特定領域スイッチ51の方向へ向けて傾斜した状態
と、特定領域スイッチ51とは逆の方向へ向けて傾斜し
た状態とのいずれかの状態に切換え可能となるようにソ
レノイド(後述する大入賞口内誘導板用のソレノイド5
3)により駆動制御される。その場合、大入賞口扉49
が1回開放されたとき(1サイクル中)には、特定領域
スイッチ51が玉を1個検出するまでは、振分部材が特
定領域スイッチ51の方向へ向けて傾斜した状態にされ
ることにより、玉が特定領域スイッチ51により検出さ
れやすい状態にされ、特定領域スイッチ51が玉を1個
検出した後は、振分部材が特定領域スイッチ51とは逆
方向へ向けて傾斜した状態にされることにより、玉が特
定領域スイッチ51により検出がされにくい状態にされ
る。
【0052】なお、この実施の形態では、特定領域スイ
ッチ51への入口に大入賞口内誘導板を設けた例を示し
たが、これに限らず、大入賞口内誘導板の代わりに、次
のようなシャッタを設けてもよい。このシャッタは、ソ
レノイドにより駆動され、開放サイクルの1サイクル毎
に、特定領域スイッチ51が玉を1個検出するまでは開
放状態にされている。そして、特定領域スイッチ51が
玉を1個検出すると閉塞状態に制御される。このような
制御が行なわれることにより、大入賞口扉49が1回開
放された場合(1サイクル中)には、特定領域スイッチ
51が玉を1個検出するまでは、特定領域スイッチ51
による玉の検出が可能な状態にされ、特定領域スイッチ
51が玉を1個検出した後は、特定領域スイッチ51に
よる玉の検出が不可能な状態にされる。
【0053】さらに、特別可変入賞球装置48には、入
賞玉検出器としての右落とし入賞口スイッチ55a,左
落とし入賞口スイッチ55bを内蔵する通常入賞口54
a,54b、大入賞口扉49が開放していることを表示
する飾りLED56C、継続権が成立していることを報
知する飾りLED56R、および、大当り遊技状態で継
続権が未成立である旨を報知する飾りLED56L、お
よび、大当り遊技状態中などに点灯する飾りLED57
が設けられている。
【0054】また、遊技領域41には、上記した構成以
外に、袖飾りランプ65Lb,65Rb、入賞玉検出器
としての左袖入賞口スイッチ65Laを内蔵する入賞口
65L、入賞玉検出器としての右袖入賞口スイッチ65
Raを内蔵する入賞口65R、風車66、サイド飾りラ
ンプ67Laを内蔵するサイド飾り67L、サイド飾り
ランプ67Raを内蔵するサイド飾り67R等が設けら
れている。
【0055】以上に示した各種ランプおよび各種LED
は、すべて電飾制御基板80により表示制御(駆動制
御)される。電飾制御基板80は、電飾制御を行なう電
飾制御用のマイクロコンピュータ80Mが設けられてお
り、主基板151から与えられる電飾制御を指令する電
飾制御信号に応じて、上記した各種ランプおよび各種L
EDを制御する。
【0056】以上に説明した実施の形態において、打球
が入賞する入賞口および入賞装置には、入賞玉を検出す
るための検出用のスイッチ51,52,55a,55
b,60,65La,65Raが設けられている。これ
ら検出用のスイッチのうち、スイッチ52,55a,5
5b,60,65La,65Raは、検出信号に基づい
て所定個数の賞球を払出すために使用されるものであ
る。また、特定領域スイッチ51は継続権の成立を検出
するために使用され、カウントスイッチ52は大入賞口
扉49の開放を規制するための玉計数機能を兼用してい
る。
【0057】スイッチ51,52,55a,55b,6
5La,65Raは、図6に示すように、次に説明する
スイッチ中継基板77を介して主基板151に接続され
る。主基板151では、これらのスイッチからの検出信
号を記憶するとともに、制御コマンドである賞球制御信
号を払出制御基板144へ出力し、払出すべき賞球個数
等を指令する。なお、払出制御基板144は、この賞球
制御信号に従い、球払出装置116を駆動制御して入賞
に対応する賞球を払出す制御を行なう。入賞玉をスイッ
チが検出した場合に払出される賞球の個数は、入賞の種
別に応じて複数種類定められており、始動玉検出器(第
1種始動口スイッチ)60により検出された始動入賞玉
については、1個の検出につき5個の賞球の払出しが行
なわれ、それ以外の検出スイッチにより検出された入賞
玉については、13個の賞球の払出しが行なわれるよう
に決定され、賞球制御信号により賞球個数が指令され
る。また、カウントスイッチ52で検出された場合は、
15個の賞球払出しをし、それ以外は5個の賞球払出し
をしてもよいし、始動入賞(第1種始動口スイッチ60
の検出)で5個の賞球払出し、大入賞口入賞(カウント
スイッチ52の検出)で15個の賞球払出し、それ以外
を10個の賞球払出しとしてもよいのである。
【0058】払出制御基板144には、払出制御用のプ
ログラム等を記憶するROM、ワークメモリとして使用
されるRAM、払出制御用のプログラムに従って制御動
作を行なうCPU144j、および、データの入出力用
のI/Oポートを含み、賞球および貸玉の払出制御を行
なう払出制御用のマイクロコンピュータ144M(ワン
チップマイクロコンピュータ)が設けられている。
【0059】主基板151から払出制御基板144に対
して出力される賞球制御信号は、指令内容を示すコマン
ド(賞球制御信号CD0〜CD7ともいう)と、コマン
ドの取込みタイミングを示すINT信号(賞球制御信号
INTともいう)とを含む。ここで、賞球制御信号の制
御コマンドは、1コマンドが2バイトのデータで構成さ
れており、賞球払出モードと払出停止モードとの2種類
のモードのいずれかを指定する1バイトのMODEデー
タと、払出個数、払出動作停止、払出動作再開のいずれ
かを指定する1バイトのEXTデータ(EXTDAT
A)とにより構成される。遊技制御用のマイクロコンピ
ュータ151Mは、このような2バイトのデータを払出
制御基板144に対して順次送信することにより、払出
制御内容を指令する。このような賞球制御信号の指令に
応じて、払出制御用のマイクロコンピュータ144Mが
賞球の払出制御を行なう。
【0060】また、始動玉検出器としての始動玉検出器
60は、図6に示すように、中継基板77を介すること
なく直接的に主基板151と接続されて始動信号と入賞
信号(ただし他の検出用スイッチ52,55a,55
b,65La,65Raでの入賞玉の検出に基づいて払
出される賞球個数は、相対的に多い個数、たとえば13
個であるのに対し、始動玉検出器60での入賞玉の検出
に基づいて払出される賞球個数は、相対的に少ない個
数、たとえば5個である)とを入力している。これは、
始動玉検出器60からの配線を直接主基板151に接続
することにより、その途中に不正な回路基板を組込んだ
配線(ぶら下がり基板等と称されている)が接続されて
いるか否かの発見を容易にするためである。また、始動
玉検出器60と主基板151とを直接接続する配線は、
他の配線の色と明らかに異なる色(本実施の形態の場合
には、ピンクと黄の蛍光色)としたので、この点からも
始動玉検出器60からの配線に不正が行なわれているか
否かを見分けやすい。
【0061】遊技盤40の遊技領域41には、前述した
ようにスイッチやソレノイド、あるいは飾りランプや飾
りLED等の電気的部品が多数設けられるが、これら
は、次に説明する第1入賞玉誘導カバー体70の裏面に
取付けられる枠用電飾中継基板76,スイッチ中継基板
77を介して主基板151や電飾制御基板80に接続さ
れるようになっている。
【0062】図6に示すように、遊技盤面に設けられる
各スイッチ51,52,55a,55b,62,65L
a,65Ra、および、各ソレノイド50,53,59
は、スイッチ中継基板77を介して主基板151に接続
されている。
【0063】また、遊技盤面に設けられる飾りランプを
実装している飾りランプ基板76a、遊技盤面に設けら
れる飾りLEDを実装している飾りLED基板76b、
および、記憶表示LED46,64は、それぞれが枠用
電飾中継基板76を介して電飾制御基板80に接続され
ている。
【0064】一方、遊技盤40の裏面には、図3に示す
ように、特別可変表示装置44の裏面が突出して設けら
れている。この特別可変表示装置44の裏面部分には、
表示制御基板としての表示制御基板75が表示制御基板
カバー74に被覆されて取付けられている。表示制御基
板75は、特別可変表示装置44および普通図柄表示器
63のそれぞれでの図柄の可変表示制御である図柄制御
を行なう表示制御用マイクロコンピュータ75Mを含
む。この表示制御用マイクロコンピュータは、図柄制御
用のCPU、ROM、RAM等を含み、特別可変表示装
置44および普通図柄表示器63のそれぞれの図柄制御
(可変表示制御)を行なう。表示制御用マイクロコンピ
ュータは、主基板151から図柄制御を指令する表示制
御コマンドに従い、図柄制御信号を主基板151から受
け、その指令に従って、特別可変表示装置44の可変表
示器の可変表示動作を制御するとともに、普通図柄表示
器63の可変表示動作も制御する。なお、表示制御コマ
ンドデータについても、賞球制御用のコマンドデータと
同様、1バイトのMODEデータと、1バイトのEXT
データ(EXTDATA)とにより構成される。
【0065】また、上記した特別可変表示装置44の裏
面の周囲には、特別可変表示装置44の上方に位置する
入賞口(本実施の形態では、入賞口47)に入賞した入
賞玉を誘導する入賞玉誘導路がその前面に形成されるカ
バー体である第1入賞玉誘導カバー体70が取付けら
れ、この第1入賞玉誘導カバー体70に連通するよう
に、その下部に第2入賞玉誘導カバー体71が取付けら
れている。
【0066】第1入賞玉誘導カバー体70には、その中
央に特別可変表示装置44の裏面が貫通する窓孔72が
形成されるとともに、一側後面に枠用電飾中継基板76
が取付けられている。また、表示制御基板カバー74よ
りも下方には、スイッチ中継基板77が設けられてい
る。枠用電飾中継基板76,スイッチ中継基板77は、
前述したように、遊技盤40の遊技領域41に設けられ
るスイッチ、ランプ、ソレノイド、LED等の電気部品
と主基板151または電飾制御基板80との接続を中継
するものである。
【0067】また、第2入賞玉誘導カバー体71の後面
側には、その内部に電飾制御基板80および効果音制御
基板82を収納する制御基板ボックス161が取付けら
れている。
【0068】以上、遊技盤40の構成について詳細に説
明してきたが、上記のように構成される遊技盤40は、
前面枠3の裏面側に形成される遊技盤収納枠36に収納
固定されるようになっている。遊技盤収納枠36は、周
知のように、ほぼ正方形状に構成される遊技盤40を収
納するように前面枠3の裏面に段差状に形成されてい
る。収納した遊技盤40の裏面を押圧固定するための遊
技盤係止レバー86が、遊技盤収納枠36の適宜箇所に
取付けられている。また遊技盤収納枠36の下方部は、
平板状の支持板となって遊技盤40の下辺を載置するよ
うになっており、その支持板のほぼ中央にアウト玉を誘
導するアウト玉誘導通路が形成されている。また、遊技
盤40を遊技盤係止レバー86によって収納固定した状
態においては、その裏面から機構部100が被覆される
こととなる。機構部100は、遊技板収納枠36の内側
側面において上部および下部に分かれて固定される導電
性の2つの軸受金具37,37のそれぞれにおいて上方
向に向けて突設される導電性(金属製)の軸ピン38
に、機構部100において上下方向に延在された態様で
固定された金属製の取付部材148の上部および下部の
それぞれに形成された軸支部の掛止め孔をそれぞれ係止
することにより、開閉自在に軸支される。また、機構部
100は、遊技盤収納枠36の適宜位置に植立される係
止ピン(図示しない)と機構部100に設けられる機構
部係止レバー149とを係合させることにより、機構部
100を閉じた状態で保持することができるようになっ
ている。ここでは、機構部100が前面枠3に対して開
閉自在である場合を例として示したが、これに限らず、
機構部は前面枠3に対して固定されて開閉できないもの
であってもよい。機構部100の説明 次に、パチンコ遊技機1の背面に設けられる機構部10
0の構成について図3を参照して説明する。図3におい
て、機構部100は、貯留タンク105と、上部構成部
と、中間構成部と、下部構成部とが背面から見て開口窓
102を構成するように機構部主体101上に一体的に
形成されている。
【0069】貯留タンク105は、主として賞球を貯留
する玉供給部としてのものである。上部構成部は、貯留
タンク105に貯留された賞球を下流側に整列しながら
誘導する玉整列レール部材108およびカーブレール部
材111が設けられるものである。中間構成部は、カー
ブレール部材111からの玉を誘導する玉通路114と
入賞玉に基づく賞球を払出す球払出装置116とが設け
られるものである。下部構成部は、主として遊技盤に打
込まれた入賞玉を含む打玉を処理する処理機構が設けら
れるものである。
【0070】機構部100を閉じた状態において遊技盤
40の裏面収容部が開口窓102から外部に臨むように
なっている。このため、遊技盤40の裏面構造が前述し
たように特別可変表示装置44の裏面および制御基板ボ
ックス161を有する複雑なものであっても、機構部1
00の開閉動作をスムーズに行なうことができる。な
お、開口窓102の中央よりやや下方には、その開口窓
102の両側端から掛け渡した状態で後方に突出形成さ
れた横架突出板103が設けられ、その横架突出板10
3に、後述する主基板ボックス150の上部が取付けら
れるようになっている。ただし、電飾制御基板80に実
装される複数のコネクタ801および効果音制御基板8
2に実装される複数のコネクタ821は、横架突出板1
03の上方に位置して開口窓102から外部に臨むよう
になっている。
【0071】そこで、以下、機構部100の構成につい
て説明する。まず、機構部100の上部構成部には、多
量の賞球を貯留する貯留タンク105と、該貯留タンク
105から供給される賞球を仕切り壁によって複数列
(本実施の形態の場合、3列)に整列して流下させる玉
整列レール部材108と、その玉整列レール部材108
によって誘導された賞球を後述する球払出装置116に
向けて方向転換するカーブレール部材111とがそれぞ
れ所定の位置に設けられている。
【0072】貯留タンク105は、その底面に揺動自在
に軸支されて図示しないばねにより上方向に付勢される
球切れ情報検知レバー106が設けられ、その球切れ情
報検知レバー106の下方に、球切れ情報スイッチ10
7が固定されている。この球切れ情報スイッチ107
は、図7に示すように、払出制御基板144に接続され
ており、貯留タンク105内に賞球が不足したときに球
切れ信号を払出制御基板144に出力するようになって
いる。上記した貯留タンク105の下流側に配置される
玉整列レール部材108は、上部構成部の一端から他端
に向けて傾斜状に取付けられ、その内部中央に2条の仕
切り壁(図示しない)が立設されて貯留タンク105か
ら流出した賞球を下流に向かって3列に整列させるよう
になっている。そして、仕切り壁によって区画された3
列のレール部のうちの奥側1列を球貸し用レール部と
し、手前側2列を賞球用レール部としている。
【0073】また、玉整列レール部材108の下流側上
部には、玉ならし部材109が支軸を支点として揺動自
在に垂下され、玉整列レール部材108上を上下2段と
なって流下する賞球を玉ならし部材109に埋設される
重錘の作用によって1段とするようになっている。
【0074】前述した玉レール部材108の下流側上部
には、外部との信号線が接続される外部情報出力基板7
8が設けられる。この外部情報出力基板78は、外部情
報出力基板カバー178によって被覆され、この外部情
報出力基板カバー178から外部に露出している位置に
設けられるコネクタを介して主基板151および払出制
御基板144と接続されるように構成されている。外部
情報出力基板78の構成の詳細については、後述する。
【0075】上記した構成以外に、機構部係止レバー1
49が一端を支持されて回動自在に設けられている。機
構部係止レバー149には、遊技盤収納枠36の所定の
位置に植立固定される係止ピン(図示しない)の先端部
と係合する溝が形成されている。この機構部係止レバー
149の溝と係止ピンとの係合を解除するように回動さ
せることにより、機構部100の遊技盤収納枠36への
固定状態を解除することができる。なお、機構部係止レ
バー149は、上部構成部の開放端部および下部構成部
の開放端部に設けられているため、機構部100の遊技
盤収納枠36への固定状態を堅固に安定化させることが
できるようになっている。
【0076】次に、機構部100の中間構成部の上部に
は、玉整列レール部材108の下流端に連通して賞球の
向きを180度変換して導くカーブレール部材111が
設けられている。このカーブレール部材111も賞球を
3列に整列して下流側に導くように区画形成されてい
る。また、カーブレール部材111のヘアピン状の屈曲
部には、図示しない玉抜き弁が揺動自在に設けられ、そ
の玉抜き弁の側方から下流側に向けて玉抜き通路112
が形成されている。玉抜き通路112は、玉抜き弁が操
作されたとき(たとえば、営業が終了して貯留タンク1
05に貯留される賞球を外部に抜く必要が生じたと
き)、貯留タンク105および玉整列レール部材108
に貯留されていた賞球を弾球遊技機1の外部に誘導する
ものである。
【0077】また、カーブレール部材111の下流側に
は、垂直状に玉通路部材が設けられる。具体的には、左
右2列の玉通路114から玉通路部材が構成され、この
2列の玉通路114には、それぞれ球切れスイッチ11
5が通路に臨むように設けられている。この球切れスイ
ッチ115は、図6に示すように、枠用スイッチ中継基
板142を介して主基板151に接続され、球切れスイ
ッチ115が玉を検出しなくなったときには、次に説明
する球払出装置116の払出モータ118の作動を停止
して玉の払出しを不能動化させるようになっている。こ
こで、払出モータ118は、ステッピングモータにより
構成されており、1回の払出し動作により払出される払
出単位個数が25個である。
【0078】球切れスイッチ115は、払出す玉の1回
の払出単位数(たとえば25個)分の玉が玉払出装置1
16内および玉通路114内に入っている場合に、それ
らの玉のうちの最上端に位置する玉を検出できるように
検出位置が設定されている。したがって、球切れスイッ
チ115が玉を検出しなくなったときには、払出す玉数
が1回の払出単位個数(25個数)に満たない状態(球
切れ状態)であることが検出されるのである。
【0079】上記した玉通路114の下方には、球払出
装置116が取着される。球払出装置116は、ほぼ直
方体形状をなすケースの内部に収納されて機構部主体1
01の前面側に着脱自在に取付けられるようになってい
る。
【0080】次に、図3を参照して、球払出装置116
の構造の概要を簡単に説明する。ケース内には、左右2
列の玉通路114と個々に連通する2条の通路部が形成
され、その通路部の経路途中には、球払出装置116
(通路部)内の玉を1個ずつ区切って通路部下端の玉払
出口から排出するスプロケットが設けられている。な
お、スプロケットは、払出モータ118の駆動によって
回転するようになっている。また、玉排出口は、前後方
向に並列する2つの排出口からなる。玉排出口におい
て、前側の排出口は、球払出装置116から排出する玉
を貸玉として払出す貸玉排出口として構成され、後側の
排出口は、球払出装置116から排出する玉を景品玉と
して払出す賞球排出口として構成されている。また、前
後の排出口には、それぞれの排出口から排出される玉数
(貸玉数および賞球数)を検出するための球貸しカウン
トスイッチ119および賞球カウントスイッチ120が
設けられている。また、スプロケットの下流側には、玉
を貸玉排出口に送る玉通路と、賞球排出口に送る玉通路
との間で切換える通路切換弁(図示省略)が設けられて
おり、その通路切換弁は、通路切換ソレノイド117
(図7参照)の駆動によって玉通路を切換えるようにな
っている。さらに、玉の払出動作を確実に行なうために
払出モータ118の停止位置(正確には、回転部材の停
止位置)をフォトセンサを用いて検出する払出モータ位
置センサ122(図7参照)が設けられている。
【0081】また、ケースには、通路切換ソレノイド1
17、払出モータ118、カウントスイッチ119,1
20、および、モータ位置センサ122が接続される払
出ユニット中継基板124が付設されている。この払出
ユニット中継基板124は、図7に示すように、払出制
御基板144に接続されるとともに枠用スイッチ中継基
板142を介して主基板151にも接続されている。
【0082】以上説明したように、各種構成部材がケー
ス内に集約されてなる球払出装置116は、機構部10
0の中間構成部に形成される取付凹部に対してケース全
体が係合部の傾動による着脱自在に止着されるようにな
っている。このように、球払出装置116を係合部の係
合によって着脱自在としたが、たとえばビス止めして着
脱自在としてもよく、特に限定するものではない。ま
た、ケースは、透明合成樹脂で形成されている。このた
め、内部に収容される各種構成部材を外部から視認する
ことができ、球払出装置116に対する不正が極力防止
できる。
【0083】次に、機構部100の下部構成部について
説明する。パチンコ遊技機1の背面側の構造の都合上、
図3において図示されていないが、下部構成部の後面側
には、その一側上部に賞球通路が形成され、該賞球通路
の下端に上皿連通口が形成されている。この上皿連通口
は、パチンコ遊技機1の前面に設けられる上皿19に賞
球を導くものである。上皿連通口の一側側方には、余剰
球通路が接続されている。入賞に基づく賞球が多数払出
されて上皿19が賞球で満杯となり、ついには上皿連通
口に到達してさらに賞球が払出し続けられたときには、
賞球が、余剰球通路に導かれ、その後、前述した接続樋
を介して下皿27に排出される。そして、さらに賞球が
払出し続けられたときには、下皿27も満杯になるが、
余剰球通路の一側側壁に設けられた満タンスイッチ12
9(図6参照)の部分にまで到達すると、満タンスイッ
チがONされて、球払出装置116の払出モータ118
の駆動を停止して賞球および貸玉の払出動作を不能動化
する。なお、必要に応じて打球発射装置87の発射モー
タ88の駆動も停止されるようにしてもよい。なお、前
述した賞球通路、玉抜き通路、および、余剰球通路の後
面は、下部通路カバー体によって閉塞されている。
【0084】また、パチンコ遊技機1の背面側の構造の
都合上、図3において図示されていないが、下部構成部
の前面側(遊技盤40に当接する側)には、遊技盤40
で発生した入賞玉を集合する入賞玉集合樋が傾斜状に設
けられている。この入賞玉集合樋に集められた入賞玉
は、打込玉排出通路を通ってパチンコ遊技機1の外部
(パチンコ遊技機1の設置島の内部に形成される回収経
路)に放出される。打込玉排出通路には、入賞玉だけで
はなくアウト口69に取込まれたアウト玉および玉抜き
通路112から玉抜きされた賞球も合流して放出され
る。
【0085】また、前述したように構成される機構部1
00の下部構成部の後面側には、電源ユニットボックス
136と、主基板ボックス150と、払出制御基板ボッ
クス143と、枠用スイッチ中継基板142とが設けら
れている。電源ユニットボックス136は、電圧が異な
る複数の電源電力を生成する電源基板137を収容する
ものである。主基板ボックス150は、遊技盤40に設
けられる特別可変表示装置44や特別可変入賞球装置4
8等の遊技機構成装置の動作を制御する主基板151を
収容するものである。払出制御基板ボックス143は、
球払出装置116の動作を制御する払出制御基板144
を収容するものである。
【0086】枠用スイッチ中継基板142は、満タンス
イッチ129、球切れスイッチ115、および、払出ユ
ニット中継基板124と、主基板151との接続を中継
するものである。
【0087】電源ユニットボックス136は、開口窓1
02の下部位置側に機構部主体101に着脱自在に取付
けられる。主基板ボックス150は、電源ユニットボッ
クス136に重畳しかつ制御基板ボックス161に重畳
する位置に回転自在であって着脱自在に配置される。払
出制御基板ボックス143は、透明の合成樹脂により形
成されており、打込玉排出通路および玉抜き通路112
の後面側に着脱自在に取付けられている。払出制御基板
ボックス143は、透明の合成樹脂製であるため、その
ボックスの外部から内部が透視可能となっている。
【0088】払出制御基板ボックス143に収容される
払出制御基板144には、故障等が生じたときにその故
障の種類を数字や英文字で表示するエラー表示器145
(図3参照)が設けられている。このエラー表示器14
5は、7セグメント表示器よりなり、払出制御基板ボッ
クス143から露出しないような態様で、払出制御基板
ボックス143内に収容されている。払出制御基板ボッ
クス143が透明の樹脂製であるため、エラー表示器1
45は、払出制御基板ボックス143内に収容された状
態であっても、そのボックス外部から表示を見ることが
可能となっている。また、払出制御基板144には、払
出制御基板144を再起動させるときに操作するリセッ
トスイッチが設けられてもよい。
【0089】主基板ボックス150裏側の電源ユニット
ボックス136の内部に収容される電源基板137に
は、一次電源電力としてのAC24Vが供給されてくる
電源線(電源コード135)が接続されるコネクタ、電
源供給先の基板と接続するためのコネクタ、電源電力の
供給の際における過電流をしゃ断して各種回路を保護す
るためのヒューズが装着される複数のヒューズケース等
を含む各種電気部品が実装されている。
【0090】なお、電源基板137においては、電源コ
ード135から供給されてくるAC24Vの電源電力の
供給が断たれた場合のバックアップ用の電力としてのバ
ックアップ電源電力の供給を解除(停止)するためのリ
セットスイッチと、ON操作により、複数種類の電圧の
電源電力が生成されて各制御基板に供給されるようにな
る電源スイッチとを設けてもよい。
【0091】また、電源供給先の基板と接続するための
コネクタの各々は、電源電力の供給先の基板において必
要とされる種類の電源電力供給線が供給先の基板ごとに
まとめて1つの集合配線として接続されるものである。
【0092】前述した図3に示す表示制御基板カバー7
4、制御基板ボックス161、主基板ボックス150、
外部情報出力基板カバー178、および、払出制御基板
ボックス143は、その一部または全部を透明の合成樹
脂によって内部が透視し得るように構成されている(R
OM等の不正改造を容易に視認できる)とともに、放熱
穴が形成されている。また、制御基板ボックス161内
に収容される効果音制御基板82は、ROM(特に、効
果音データを記憶しているROM)さえ交換すれば簡単
にリサイクルが可能である。また、制御基板ボックス1
61内に収容される電飾制御基板80、および、表示制
御基板カバー74に被覆される表示制御基板75も、盤
面構成やランプ等の数を変えなければ、同様にROMを
交換することによりリサイクル可能である。つまり、遊
技盤40の入替え時にそれらボックス毎回収し、ROM
を取り出して書換えまたは交換すれば、異なる内容の新
しい機種用のものとすることができるので、その新しい
機種の入替えの際にROMだけを変えた制御ボックスを
再び納品して再利用することができる。制御基板相互、および、制御基板と機構部100などと
の関係 以上、パチンコ遊技機1の構成、遊技盤40の構成、お
よび機構部100の概略構成について説明してきたが、
機構部100や遊技盤40に設けられる各種の制御基板
の相互の関係、および、各種制御基板と機構部100、
遊技盤40、前面枠3、および、前面開閉枠4に設けら
れる電気的部品との関係について図3、図6、図7を参
照して詳細に説明する。
【0093】第1入賞玉誘導カバー体70の上部に取付
けられる枠用電飾中継基板76のコネクタ76aと電飾
制御基板80のコネクタ801とが接続されている。ま
た、枠用電飾中継基板76には、前述したような各種の
ランプが設けられた各種ランプ基板(図6では、各種ラ
ンプ基板の総称としての飾りランプ基板76aとして示
す)、前述したような各種のLEDが設けられた各種L
ED基板(図6では、各種LED基板の総称としての飾
りLED基板76bとして示す)、および、普通図柄記
憶LED64,特別図柄始動記憶LED46(図6で
は、これら記憶LEDの総称としての記憶表示LED基
板46,64として示す)。
【0094】さらに、図3に示されるように、払出制御
基板144には、外部情報出力基板78と配線接続され
るコネクタ782aの他、複数のコネクタ1441が実
装されている。複数のコネクタ1441には、主基板1
51、電源基板137、払出ユニット中継基板124、
残高表示基板23、発射制御信号中継基板98、および
カードユニット31からのカードユニット配線35が接
続されている。
【0095】上記のように配線接続される回路構成にお
いては、図6および図7に示すように、主基板151に
は、遊技盤40に設けられる各スイッチ51,52,5
5a,55b,62,65aからの信号がスイッチ中継
基板77を介して入力されるとともに始動玉検出器60
からの信号も入力され、また、満タンスイッチ129お
よび球切れスイッチ115からの信号が枠用スイッチ中
継基板142を介して入力される。さらに、主基板15
1には、払出ユニット中継基板124および枠用スイッ
チ中継基板142を介して球貸しカウントスイッチ11
9および賞球カウントスイッチ120からの信号が入力
される。
【0096】上記した入力信号のうち、遊技盤40に設
けられる各スイッチ51,52,60,62からの入力
信号を受け、主基板151は、次のような制御を行な
う。主基板151は、遊技状態に応じて、遊技盤40に
設けられるソレノイド50,59、普通図柄表示器6
3、および、記憶表示LED46,64を制御する。さ
らに、主基板151は、遊技状態に応じて、応じてラン
プを制御するために、コマンドとしての電飾制御信号を
電飾制御基板80に出力する。さらに、主基板151
は、遊技状態に応じて、効果音等の音声を制御するため
に、コマンドとしての音声制御信号を効果音制御基板8
2に出力する。さらに、主基板151は、遊技状態に応
じて、特別可変表示装置44の可変表示状態を制御する
ために、外れ表示制御信号、リーチ表示制御信号、大当
り表示制御信号等の図柄制御信号を表示制御基板75に
出力する。また、主基板151は、遊技機情報(たとえ
ば、大当り1情報、大当り2情報、確率変動情報、始動
口情報、図柄確定回数1情報、図柄確定回数2情報、役
物回数情報等)を生成するために必要となる遊技機情報
用制御コマンドデータ(遊技機情報データ信号)を外部
情報出力基板78に出力する。
【0097】電飾制御基板80は、主基板151から入
力される電飾制御信号の種類に応じて、各種ランプ6〜
10,56,66a,67a、各種LED13a,4
5,57を表示駆動制御する。効果音制御基板82は、
主基板151から入力される音声制御信号の種類に応じ
てスピーカ12a,12bを駆動制御する。また、表示
制御基板75は、主基板151から入力される図柄制御
信号の種類に応じて特別図柄表示器44の表示結果を導
出するように制御する。
【0098】また、満タンスイッチ129からの入力信
号に基づいて、主基板151は、払出制御基板144に
満タン信号を出力し、その満タン信号に基づいて払出モ
ータ118の駆動を停止したりする。あるいは、主基板
151は、満タン信号に基づいて、発射モータ88の駆
動を停止したりしてもよい。なお、満タンスイッチ12
9からの入力信号があったときには、電飾制御基板80
に満タン信号を出力して所定のランプまたはLEDを表
示駆動してその旨を報知するようにしてもよい。また、
満タン信号を払出制御基板144に出力するので、たと
えば、払出制御基板144上のエラー表示器145等で
その旨を報知するようにしてもよい。
【0099】また、遊技盤40に設けられるゲートスイ
ッチ62を除く各スイッチ51,52,55a,55
b,65La,65Raからの入力信号に基づいて主基
板151は、払出制御基板144に賞球個数を指定した
賞球制御信号を出力する。払出制御基板144は、賞球
個数を指定した賞球制御信号の入力に基づいて払出モー
タ118を駆動して所定個数の賞球を払出す。
【0100】また、主基板151は、賞球カウントスイ
ッチ120からの入力信号に基づいて、実際に払出され
た賞球個数を把握する。そして、払出された賞球の個数
に関する遊技機情報の生成に必要な遊技機情報用制御コ
マンドデータ(遊技機情報データ信号)を、外部情報出
力基板78に対して出力する。さらに、主基板151
は、各スイッチ52,55a,55b,60,65L
a,65Raからの入力信号に基づいて、未払い出し分
の賞球があることを認識した場合には、電飾制御基板8
0に電飾制御信号を出力し、賞球ランプ10を表示駆動
してその旨を報知する。なお、そのような場合に、効果
音制御基板82に音声制御信号を出力してスピーカ12
a,12bから音声を出して報知をするようにしてもよ
い。
【0101】さらに、球切れスイッチ115からの入力
信号に基づいて、主基板151は、払出制御基板144
に賞球個数を特定した賞球制御信号を出力しないように
したり、電飾制御基板80に賞球切れ信号を出力して球
切れランプ9を所定の態様で表示駆動する。なお、球切
れランプ9または別途設けられる球切れランプを主基板
151または払出制御基板144で制御するのではな
く、球切れランプ9または別途設けられる球切れランプ
に電源電力を供給し、球切れスイッチ115のON・O
FFによって単純に点滅消灯するようにしてもよい。
【0102】上記したように主基板151には、遊技動
作を制御するためのスイッチ入力、賞球の払出動作を制
御するためのスイッチ入力、および、飾りランプ、飾り
LED、スピーカ12a,12bを駆動制御するための
スイッチ入力しか入力されない。したがって、主基板1
51と他の制御基板144,80,82,75,78と
の関係においては、主基板151から他の制御基板14
4,80,82,75,78に向かって一方向の通信関
係となる。このため、このパチンコ遊技機1は、他の制
御基板144,80,82,75,78に不法な処理プ
ログラムを組込んで主基板151で不正な処理を施そう
としても実行することができないという利点がある。ま
た、主基板151の制御の一部を他の制御基板144,
80,82,75,78で担当しているので、パチンコ
遊技機1では、主基板151の負担が軽減されるととも
に、監督官庁による主基板151の検査の容易化を図る
ことも可能である。
【0103】次に、図7を参照して、払出制御基板14
4には、モータ位置センサ122、カウントスイッチ1
19,120、球切れスイッチ115からの信号が払出
ユニット中継基板124を介して入力され、残高表示基
板23の球貸しスイッチ24、返却スイッチ25からの
信号が入力され、カードユニット31から各種の情報が
入力されている。さらに、払出制御基板144には、主
基板151から前述したように、賞球制御信号(賞球個
数を示す賞球個数信号を含む)が入力される。
【0104】上記した入力信号のうち、モータ位置セン
サ122からの入力信号に基づいて、払出制御基板14
4は、貸玉および賞球の払出動作において払出モータ1
18の停止位置、すなわち回転部材の停止位置を正確に
制御するとともに回転部材が回転しているか否かを検出
できる。
【0105】また、カウントスイッチ119,120か
らの入力信号に基づいて、払出制御基板144は、貸玉
および賞球の正確な払出数を払出すように払出モータ1
18を駆動制御する。さらに、払出制御基板144は、
払出された貸玉の個数に関する遊技機情報の生成に必要
な遊技機情報用制御コマンドデータ(遊技機情報データ
信号)を外部情報出力基板78に対して出力する。な
お、払出された賞球の個数に関する遊技機情報用制御コ
マンドデータは、主基板151から外部情報出力基板7
8に対して出力される。
【0106】さらに、払出制御基板144は、球切れ情
報スイッチ107からの入力信号に基づいて、球切れの
有無に関する遊技機情報の生成に必要な遊技機情報用制
御コマンドデータ(遊技機情報データ信号)を外部情報
出力基板78に対して出力する。
【0107】また、残高表示基板23は、払出制御基板
144に形成された中継用配線(図示省略)を介してカ
ードユニット31に接続されている。中継用配線は、払
出制御基板144に設けられたその他の信号線および電
子機器には接続されておらず、単に信号の中継のみを行
なう。
【0108】球貸しスイッチ24の操作があった場合に
は、その操作信号が払出制御基板144により中継され
てカードユニット31に与えられ、それに基づいて、カ
ードユニット31から払出制御基板144に球貸し要求
操作信号(後述するBRDY信号)が与えられる。その
場合、払出制御基板144は、カードユニット31で把
握されている残高情報を照会せず、球貸し要求操作信号
に基づく球貸し要求にしたがって、払出モータ118を
駆動し、貸玉の払出しを行なう。また、返却スイッチ2
5の操作があった場合には、その操作信号が払出制御基
板144により中継されてカードユニット31に与えら
れ、それに基づいて、カードユニット31は、カードユ
ニット31にカードの返却信号を出力する。また、カー
ドユニット31は、カードの残高を示す残高表示信号を
出力し、その操作信号が払出制御基板144により中継
されて度数表示LEDに与えられ、残高が表示される。
【0109】さらに、主基板151からの賞球制御信号
に基づいて、払出制御基板144は、前述したように払
出ユニット中継基板124を介して賞球の払出動作を実
行せしめたり、発射制御基板90に発射モータ88の停
止信号を出力したりする。電源基板137においては、
一次電源電力としてAC24Vの電源電力を受け、基板
上に設けられた各種回路の働きにより、二次電源電力と
してDC30V,DC21V,DC12V,DC5V,
AC24Vの電源電力を生成する。電源基板137にお
いて生成された電源電力は、次のように各基板へ供給さ
れる。
【0110】主基板151には、DC30V,DC12
V,DC5Vの電源電力が供給される。払出制御基板1
44には、DC30V,DC12V,DC5V,AC2
4Vの電源電力が供給される。効果音制御基板82に
は、DC12V,DC5Vの電源電力が供給される。電
飾制御基板80には、DC30V,DC21V,DC1
2V,DC5Vの電源電力が供給される。発射制御基板
90には、発射中継A基板99を介してDC30V,D
C5Vの電源電力が供給される。また、主基板151か
ら表示制御基板75には、DC12V,DC5Vの電源
電力が供給される。また、外部情報出力基板78には、
DC5Vの電源電力が供給される。
【0111】以上説明したように、各種の制御基板15
1,144,80,82,75,92は、電源基板13
7から所望の電源電力が入力されるように構成されてい
る。ただし、表示制御基板75への電源電力の供給は、
電源基板137から直接ではなく、電源基板137から
主基板151を介して行なわれるようになっている。こ
れは、特別可変表示装置として使用されるものが本実施
形態のように電気的な可変表示部材(本実施形態では液
晶)である場合とドラム式可変表示部材とでは、使用す
る電源電圧が異なるため、遊技盤40の交換に伴って電
源基板137における電源端子の種類または数を変更す
る必要があるところ、遊技盤40の交換に伴って変更さ
れる主基板151から電源配線を分岐して表示制御基板
75に入力した場合には、電源基板137における電源
端子の種類または数をそのままにして主基板151の電
源端子を必要な電圧の配線だけを接続するようにすれ
ば、電源基板137における電源端子の種類または数を
変更する必要がないからである。なお、電源基板137
を可変表示部材の種類に対応して別々に構成してもよ
い。
【0112】また、このパチンコ遊技機1においては、
次のような静電気の放電構造が設けられている。貯留タ
ンク105、上皿19、下皿27等の玉の貯留場所およ
び玉の通過場所に玉と接触可能であって導電性を有する
接触部材が設けられている。各接触部材は、配線および
配線以外の導電性部材を介して、前述した取付部材14
8(導電性の部材よりなる)に電気的に接続されてい
る。カードユニット配線35には、前述した電源コード
311の接地極とカードユニット31内部において接続
された接地配線(図7におけるFG)が含まれている。
そして、払出制御基板144には、放電用の配線が設け
られており、この放電用の配線に接続される態様で、取
付部材148に接続された放電用の配線と、カードユニ
ット配線35の接地配線とがコネクタ接続されている。
このような放電構造における放電用の接触部材、およ
び、取付部材148は、板状の部材を多く含んでおり、
前述したような経路を経て接地しているので、アース板
500と称され、図7に示されている。
【0113】このような放電構造のパチンコ遊技機1に
おいては、接触部材が玉に帯電している静電気を受け
る。そして、その静電気が、パチンコ遊技機1内に設け
られた配線および導電性部材等を介して取付部材148
に伝わり、取付部材148から払出制御基板144を経
てカードユニット配線35に伝わる。カードユニット配
線35はカードユニット31の電源コード311の接地
極と接続されているので、カードユニット配線35に伝
わったパチンコ遊技機1内部の静電気は、電源コード3
11の接地極を介して放電される。
【0114】なお、パチンコ遊技機1の静電気放電構造
としては、前記接触部材が受けた静電気をパチンコ遊技
機1の電源に放電することが可能な構成を採用してもよ
い。また、前記接触部材を設けずに、パチンコ遊技機1
内部の静電気を受ける導電性部材を設け、その導電性部
材によりパチンコ遊技機1内部に帯電した静電気を受け
て、前述したようにカードユニット31からの放電また
はパチンコ遊技機1の電源への放電を行なうようにして
もよい。
【0115】以上のような放電構成を採用することによ
り、パチンコ遊技機1の内部に帯電した静電気が放電さ
れて除去される。パチンコ遊技機1に帯電した静電気の
除去を、パチンコ遊技機外部での接地配線処理等の煩雑
な作業を要さず容易に行なうことができる。そして、こ
のような静電気の除去により、静電気に起因するノイズ
の発生を防ぐことができ、その結果として、パチンコ遊
技機1内の制御回路等の電気機器について、静電気に起
因するノイズによる誤作動を防ぐことができるととも
に、静電気に起因するノイズから保護することができ
る。外部情報出力基板78の構成 次に、図4および図5を参照して、外部情報出力基板7
8について説明する。図4は、外部情報出力基板78と
主基板151および払出制御基板144との接続状況を
説明するためのパチンコ遊技機1の背面図である。ま
た、図5は、外部情報出力基板カバー178によって被
覆された外部情報出力基板78の平面図である。なお、
図4においては、説明において主要な符号のみを付して
おり、図3および図5に示されたすべての符号を示すこ
とはしていない。
【0116】外部情報出力基板78は、主基板151お
よび払出制御基板144から受信した遊技機情報用制御
コマンドデータ(遊技機情報データ信号)に基づいてパ
チンコ遊技機1の営業管理上必要な遊技機情報を生成し
て、該生成した遊技機情報を遊技場に設置されるホール
コンピュータに出力するための基板である。なお、この
外部情報出力基板78には、遊技機情報の生成および通
信制御に関わるマイクロコンピュータ78M(図8参
照)が搭載されている。
【0117】この外部情報出力基板78は、図4の一点
鎖線に示されるように、主基板151および払出制御基
板144と配線接続される。主基板151には、外部情
報出力基板78側のコネクタ781bと配線接続するた
めのコネクタ781aが設けられている。一方、払出制
御基板144には、外部情報出力基板78側のコネクタ
782bと配線接続するためのコネクタ782aが設け
られている図5を参照して、外部情報出力基板78につ
いてさらに詳細に説明する。外部情報出力基板78は外
部情報出力基板カバー178によって被覆されており、
5ボルト電源が供給される電源供給部785およびコネ
クタ781b,782b,783,784,131a〜
131j,132a〜132j,133a〜133j
が、外部情報出力基板カバー178の外部に露出してい
る。
【0118】上記コネクタのうち、コネクタ781b,
782bは、情報(遊技機情報用制御コマンドデータ)
入力用のコネクタであり、主基板151および払出制御
基板144から遊技機情報用制御コマンドデータが入力
される。なお、後述するように、コネクタ781b,7
82bには遊技機情報用制御コマンドデータがパラレル
信号により入力される。
【0119】一方、その他のコネクタ783,784,
131a〜131j,132a〜132j,133a〜
133jは、すべて、外部情報出力基板78により生成
された遊技機情報を出力するための情報出力用コネクタ
であり、この情報出力用コネクタには、ホールコンピュ
ータ等の外部装置に向かう配線が接続される。これらの
情報出力用コネクタは,以下の3種類に大別される。
【0120】(1) コネクタ783 コネクタ783は、9ピンのコネクタであり、このコネ
クタ783からは遊技機情報がパラレル信号で出力され
る。出力される信号は、主基板151および払出制御基
板144より出力される遊技機情報用制御コマンドデー
タと同一のフォーマットであり、いわば、コマンド形式
の遊技機情報が出力される。フォーマットの詳細につい
ては後述する。
【0121】(2) コネクタ784 コネクタ784は、6ピンのコネクタである。6ピンの
うち使用されるのは4ピンのみであって、2ピンは未使
用である。使用される4ピンのうちの2ピンがデータ送
信用(TD)、残りの2ピンがデータ受信用(RD)で
ある。
【0122】図19には、コネクタ784と外部装置
(ホールコンピュータ)200との間の接続態様が示さ
れている。図示のように、コネクタ784には、送信ラ
イン(TD+、TD−)と受信ライン(RD+、RD
−)とが接続され、遊技機情報データの送受信が行なわ
れる。なお、+、−は、信号の極性が異なることを表し
ている。このコネクタ784からは、後述するように、
ベーシック手順(基本形データ伝送制御手順)により、
遊技機情報がシリアル信号で出力される。
【0123】(3) コネクタ131a〜131j,1
32a〜132j,133a〜133j これらのコネクタは、外部情報出力基板78が搭載され
ている遊技機の種類に応じて、(131a〜131
j),(132a〜132j),(133a〜133
j)の3組のうちのいずれかの出力が有効になるように
構成されている。具体的には、(131a〜131j)
は第1種のパチンコ遊技機に対応し、(132a〜13
2j)は第2種のパチンコ遊技機に対応し、(133a
〜133j)は第3種のパチンコ遊技機に対応してい
る。
【0124】遊技機情報の種類は遊技機の種類別に予め
定められており、たとえば、本実施の形態においては、
第1種の場合を10種類、第2種の場合を7種類、第3
種の場合を8種類として説明する。各組のコネクタの各
々は、各種類別に予め定められた複数種類の遊技機情報
の各々に一対一対応できるようにするため、各組ともに
遊技機情報の種類の数以上のa〜jの10個のコネクタ
が設けられている。なお、遊技機情報の種類数が7つで
ある第2種の場合には、コネクタの数が3つ余るため、
コネクタ132h〜132jは予備コネクタである。同
様に、遊技機情報の種類数が8つである第3種の場合に
は、コネクタの数が2つ余るため、コネクタ133i,
132jが予備コネクタである。なお、予備コネクタ
は、新たな遊技機情報を追加する要請に応じて制御プロ
グラムを書き換えることで使用可能になる。
【0125】各コネクタ131a〜131j,132a
〜132j,133a〜133jは、2ピンのコネクタ
であり、一方のピンに印加される電圧のオフオンによっ
て遊技機情報(たとえば、賞球の有無)が外部へ伝達さ
れる。したがって、複数の遊技機情報が複数のコネクタ
によってパラレルで外部出力されることになる。なお、
2ピンのうちの他方のピンはシグナルグラウンド(S
G)である。なお、無電圧(無接点)方式、すなわち、
リレー、フォトカプラなどを用いて、コネクタから信号
を外部出力するように構成してもよい。
【0126】以上、説明したように、外部情報出力基板
78には、遊技機情報出力用のコネクタが(1)〜
(3)の3種類設けられている。このため、前記3種類
の中からホールは、任意のコネクタを選択してホールコ
ンピュータへの配線を接続できる。なお、外部情報出力
基板78に設けられたいずれのコネクタも、配線を着脱
自在に取付けられるように構成されている。遊技機情報を遊技機外部へ出力するための制御の概略 次に、図8を参照して、遊技機情報を遊技外部へ出力す
るための制御の概略について説明する。図8は、主基板
151、払出制御基板144、および外部情報出力基板
78間における遊技機情報に関する信号の伝達経路を説
明するためのブロック図である。
【0127】主基板151および払出制御基板144
は、外部情報出力基板78と接続され、主基板151か
ら外部情報出力基板78には特別可変入賞球装置48の
動作等に関する情報を含む遊技機情報用制御コマンドデ
ータが入力され、払出制御基板144から外部情報出力
基板78には球貸し等に関する情報を含む遊技機情報用
制御コマンドデータが入力される。主基板151および
払出制御基板144と、外部情報出力基板78との通信
は矢印に示される一方向にのみ行なわれ、逆方向へ信号
が伝送されないように構成されている。
【0128】外部情報出力基板78にはマイクロコンピ
ュータ78Mが搭載されており、主基板151および払
出制御基板144から受けた遊技機情報用制御コマンド
データに基づいて外部出力するための遊技機情報を生成
し、前記(1)〜(3)の種類のコネクタから、コマン
ド形式、シリアル信号形式、パラレル信号形式のいずれ
かで遊技機情報を外部出力する。
【0129】このように、外部出力するべき複数種類の
遊技機情報が外部情報出力基板78によって一括して生
成されて外部出力されるため、たとえば、主基板151
側ですべての遊技機情報の出力制御を行なう場合と比較
して、主基板151側の制御負担が軽減される。また、
外部情報出力基板78は、特別可変入賞球装置48など
の制御に直接携わる主基板151と、球払出装置116
の制御に直接携わる払出制御基板144とから、直接、
遊技機情報生成に必要な遊技機情報用制御コマンドデー
タを入手して遊技機情報の生成にあたるために、主基板
151および払出制御基板144の制御内容に基づいた
正確な遊技機情報を生成できる。
【0130】なお、主基板151から払出制御基板14
4へは、前述したように、賞球の払出制御に関する制御
コマンド(賞球コマンド)が出力されるが、この図8で
は、遊技機情報に関する信号の流れのみを示してあるの
で、主基板151から払出制御基板144に対して信号
が送信されることは示されていない。遊技機情報用制御コマンドデータ(遊技機情報データ信
号)の説明 次に、主基板151および払出制御基板144から外部
情報出力基板78へ出力される遊技機情報用制御コマン
ドデータについて説明する。図9は、遊技機情報用制御
コマンドデータ(遊技機情報データ信号)のフォーマッ
ト例を示す図である。また、図10は、払出制御基板1
44から外部情報出力基板78へ出力される遊技機情報
用制御コマンドデータを説明するための説明図であり、
図11は、主基板151から外部情報出力基板78へ出
力される遊技機情報用制御コマンドデータを説明するた
めの説明図である。
【0131】遊技機情報用制御コマンドデータは、先に
説明した賞球制御用コマンドデータおよび表示制御用コ
マンドデータと同様、MODEデータとEXTデータ
(EXTDATA)とからなる2バイトデータで構成さ
れている。図9に示されるように、遊技機情報用制御コ
マンドデータの場合、MODEデータは、外部情報制御
モードデータと呼ばれ、EXTデータは、各種遊技状況
を示す外部情報指定情報データと呼ばれる。
【0132】図10(a)を参照して、MODEデータ
「F1(HEX)」により、パチンコ遊技機の種類が第
1種であることが示され、MODEデータ「F2(HE
X)」により、パチンコ遊技機の種類が第2種であるこ
とが示され、MODEデータ「F3(HEX)」によ
り、パチンコ遊技機の種類が第3種であることが示され
る。
【0133】図10(b)〜図10(c)には、払出制
御基板144から出力される遊技機情報用制御コマンド
データが上記MODEデータ別(すなわち、遊技機の種
類別)に示されている。払出制御基板144から出力さ
れるEXTデータは、「01(HEX)」、「02(H
EX)」、および「03(HEX)」の3種類定義され
ている。
【0134】EXTデータ「01(HEX)」は球切れ
情報スイッチ107の検出信号がONしていること、す
なわち、球切れ状態(貯留タンク105内の賞球不足)
であることを示すデータである。EXTデータ「02
(HEX)」は球切れ情報スイッチ107の検出信号が
OFFしていること、すなわち、球切れ状態ではないこ
とを示すデータである。EXTデータ「03(HE
X)」は球貸しがなされたことを示すデータである。こ
のデータは、球貸しカウントスイッチ119から検出信
号が入力されることに基づいて出力される。
【0135】次に、図11を参照して、主基板151か
ら外部情報出力基板78に対して出力される遊技機情報
用制御コマンドデータについて説明する。主基板151
から出力される遊技機情報用制御コマンドデータについ
ても、払出制御基板144から出力される遊技機情報用
制御コマンドデータと同様にMODEデータにより遊技
機の種類が指定され、EXTデータによりデータの内容
が指定される。
【0136】図11(a)には第1種用の遊技機情報用
制御コマンドデータが示され、図11(b)には第2種
用の遊技機情報用制御コマンドデータが示され、図11
(c)には第3種用の遊技機情報用制御コマンドデータ
が示されている。
【0137】まず、図11(a)を参照して、第1種用
の遊技機情報用制御コマンドデータについて説明する。
EXTデータ「01(HEX)」は、賞球情報である。
このEXTデータにより、遊技機が賞球の払出中である
ことが示される。EXTデータ「02(HEX)」は、
始動口情報である。このEXTデータにより、第1種始
動口(普通可変入賞球装置58の入賞口)への入賞個数
が示される。EXTデータ「03(HEX)」は、図柄
確定(特別図柄)情報である。このEXTデータによ
り、特別可変表示装置44における特別図柄の可変表示
動作回数が示される。EXTデータ「04(HEX)」
は、図柄確定(普通図柄)情報である。このEXTデー
タにより、普通図柄表示器63における普通図柄の可変
表示動作回数が示される。
【0138】EXTデータ「05(HEX)」および
「06(HEX)」は、大当り1情報である。「05
(HEX)」により、大当り1信号がONしているこ
と、つまり、大当り遊技状態(大当り中の開放サイクル
が実行されている状態)である旨が示され、「06(H
EX)」により、大当り1信号がOFFしていること、
つまり、大当り遊技状態中ではない旨が示される。
【0139】EXTデータ「07(HEX)」および
「08(HEX)」は、大当り2情報である。「07
(HEX)」により、大当り2信号がONしているこ
と、つまり、大当り遊技状態中であるか若しくは確変中
(確率変動モード)である旨が示され、「08(HE
X)」により、大当り2信号がOFFしていること、つ
まり、大当り遊技状態中でもなく、かつ、確変中でもな
い旨が示される。
【0140】EXTデータ「09(HEX)」および
「0A(HEX)」は、確率変動情報である。「09
(HEX)」により、確率変動信号がONしているこ
と、つまり、確変中(確率変動モード)である旨が示さ
れ、「0A(HEX)」により、確率変動信号がOFF
していること、つまり、確変中(確率変動モード)では
ない旨が示される。
【0141】EXTデータ「0B(HEX)」は、役物
作動情報である。このデータにより、普通電動役物(普
通可変入賞球装置)58が作動中(ソレノイド59によ
って開閉駆動されている状態)である旨が示される。
【0142】次に、第2種用の遊技機情報用制御コマン
ドデータについて説明する。最初に、第2種のパチンコ
遊技機の概略を説明する。
【0143】第2種のパチンコ遊技機は、通称“ハネ
物”と呼ばれ、左右に翼片が備えられたヒコーキ型の可
変入賞球装置が遊技盤中央に配置されている。この第2
種のパチンコ遊技機には、始動口1、始動口2が設けら
れており、始動口1に打玉が始動入賞した場合にはヒコ
ーキ型の可変入賞球装置が1回開閉し、始動口2に打玉
が始動入賞した場合にはヒコーキ型の可変入賞球装置が
2回開閉する。そして、可変入賞球装置が1回または2
回開閉している間に可変入賞球装置内部に進入した打玉
が可変入賞球装置内の特定領域に入賞した場合に大当り
となり、可変入賞球装置が繰り返し継続して開放状態と
なる。可変入賞球装置の開放回数は18回であるが、1
8回目の開放の前に可変入賞球装置への入賞数が10個
に達すると開放回数が18回に満たない場合であっても
開放動作は中断される。そして、開放動作中に打玉が特
定領域に入賞していたことを条件として、再び、可変入
賞球装置の最大18回の開放制御が開始される。このよ
うな、打玉が特定領域に入賞していたことを条件として
繰り返される開放制御のサイクルは最大16回であり、
16回目の開放制御の後に大当り状態が終了される。
【0144】なお、この第2種のパチンコ遊技機には、
図柄を可変表示可能であって、表示結果に応じて始動口
1または2を所定期間開放させる可変表示装置がさらに
設けられる場合がある。この実施の形態では、そのよう
な可変表示装置付の第2種のパチンコ遊技機を想定し
て、遊技機情報を説明する。
【0145】以上のように構成された第2種のパチンコ
遊技機を踏まえ、図11(b)を参照して、第2種用の
遊技機情報用制御コマンドデータについて説明する。ま
ず、EXTデータ「01(HEX)」は、賞球情報であ
る。このEXTデータにより、遊技機が賞球の払出中で
あることが示される。
【0146】EXTデータ「02(HEX)」は、始動
口1情報であり、EXTデータ「03(HEX)」は、
始動口2情報である。前述したように、第2種のパチン
コ遊技機には、入賞に応じてヒコーキ型の可変入賞球装
置を1回だけ開放させる始動口1と2回開放させる始動
口2とが設けられている。EXTデータ「02(HE
X)」により、始動口1への入賞個数が示され、EXT
データ「03(HEX)」により、始動口2への入賞個
数が示される。
【0147】EXTデータ「04(HEX)」は、図柄
確定情報である。前述したように、第2種のパチンコ遊
技機には、図柄を可変表示可能な可変表示装置が設けら
れる場合があり、そのようなパチンコ遊技機の場合に
は、図柄確定情報が出力される。EXTデータ「04
(HEX)」により、可変表示装置における図柄の可変
表示動作回数が示される。
【0148】EXTデータ「05(HEX)」および
「06(HEX)」は、大当り情報である。「05(H
EX)」により、大当り信号がONしていること、つま
り、大当り遊技状態中である(ヒコーキ型の可変入賞球
装置が繰返し継続して開放されている状態)旨が示さ
れ、「06(HEX)」により、大当り信号がOFFし
ていること、つまり、大当り遊技状態中ではない旨が示
される。
【0149】EXTデータ「07(HEX)」は、役物
作動情報である。このデータにより、ヒコーキ型の可変
入賞球装置が開いているか閉じているかが示される。
【0150】次に、第3種用の遊技機情報用制御コマン
ドデータについて説明する。最初に、第3種のパチンコ
遊技機の概略を説明する。
【0151】周知である第3種のパチンコ遊技機には、
打玉が通過可能な通過口と、該通過口を打玉が通過した
ことに基づいて普通図柄の可変表示が開始される普通図
柄表示装置と、該普通図柄表示装置の表示結果が当りに
なることによって開放状態となる普通電動役物と、打玉
が入賞可能な第3種始動口と、前記普通電動役物に入賞
した打玉が当該普通電動役物内の特別装置作動領域に進
入した後に前記第3種始動口に打玉が入賞した場合に開
放状態となる大入賞口とが設けられている。普通図柄表
示装置の表示結果が当りになる確率は、通常確率と高確
率とに変動し、高確率に変動している状態を確率変動状
態(あるいは、単に確変)という。
【0152】大入賞口は、所定個数の打玉の入賞または
開放から所定時間の経過のいずれか早いほうの条件が成
立した場合に開放状態から閉成状態に変化する他、開放
状態中に打玉が普通電動役物内の特別装置作動領域に進
入した場合にも閉成状態となる。
【0153】また、この第3種のパチンコ遊技機の場
合、普通電動役物に入賞した打玉が特別装置作動領域に
進入した場合に大入賞口を開放させるための権利が発生
するため、このような権利が発生した状態を特に“権利
発生状態”という。この権利発生状態は、打玉が再び普
通電動役物内の特別作動領域に進入した場合または第3
種始動口への16回の入賞があった場合に消滅する。第
3種のパチンコ遊技機の場合には、このような権利発生
状態を大当り状態ともいう。
【0154】以上のように構成された第3種のパチンコ
遊技機を踏まえ、図11(c)を参照して、第3種用の
遊技機情報用制御コマンドデータについて説明する。ま
ず、EXTデータ「01(HEX)」は、賞球情報であ
る。このEXTデータにより、遊技機が賞球の払出中で
あることが示される。
【0155】EXTデータ「02(HEX)」は、始動
口情報である。このEXTデータにより、第3種始動口
への入賞個数が示される。
【0156】EXTデータ「03(HEX)」は、図柄
確定情報である。このEXTデータにより、普通図柄表
示装置における普通図柄の可変表示動作回数が示され
る。なお、普通図柄の可変表示動作回数に代えて判定図
柄の可変表示動作回数が示されるようにしてもよい。
【0157】EXTデータ「04(HEX)」および
「05(HEX)」は、大当り1情報である。「04
(HEX)」により、大当り1信号がONしているこ
と、つまり、大当り状態中である(権利発生状態中であ
る)旨が示され、「05(HEX)」により、大当り1
信号がOFFしていること、つまり、大当り状態中では
ない(権利発生状態中ではない)旨が示される。
【0158】EXTデータ「06(HEX)」および
「07(HEX)」は、大当り2情報である。「06
(HEX)」により、大当り2信号がONしているこ
と、つまり、権利発生状態中であり、かつ、確変中であ
る旨が示され、「07(HEX)」により、大当り2信
号がOFFしていること、つまり、権利発生状態中でも
なく、かつ、確変中でもない旨が示される。
【0159】EXTデータ「08(HEX)」は、通過
口情報である。このデータにより、通過口を打玉が通過
した旨が示される。なお、前述したように、第3種のパ
チンコ遊技機の場合、この通過口を打玉が通過したこと
に基づいて普通図柄の可変表示が開始される。遊技機情報用制御コマンドデータの送信態様 次に、図12を参照して、主基板151および払出制御
基板144から外部情報出力基板78に対する遊技機情
報用制御コマンドデータの出力態様を説明する。図12
は、遊技機情報用制御コマンドデータの出力タイミング
を示すタイミングチャートである。
【0160】前述したように、遊技機情報用制御コマン
ドデータは、各々1バイトからなるMODEデータとE
XTデータとにより構成されている。この2バイトのデ
ータは、図示の外部制御信号CD0〜CD7として順次
送信される。図示の外部制御信号INTは、外部制御信
号CD0〜CD7の受信タイミングを外部情報出力基板
78に通知し、受信側でコマンドの取りこぼしが発生す
ることを防止するための信号である。
【0161】図示されるように、外部制御信号CD0〜
CD7がMODEデータに切換わってから所定時間Aの
経過後、外部制御信号INTが一定時間B立上げられ
る。外部制御信号INTの立下がりタイミングから所定
時間Cが経過すると、外部制御信号CD0〜CD7が、
EXTデータに切換えられる。そして、外部制御信号C
D0〜CD7がEXTデータに切換わってから所定時間
Aの経過後、外部制御信号INTが一定時間B立上げら
れる。
【0162】このように、1つのコマンドデータがMO
DEデータとEXTデータとに分割されて複数回に分け
て出力される。このため、たとえば、データの送信側あ
るいは受信側の性能上、1回の送信データ量が制限され
る場合であっても、複数回に分けての送信により、デー
タ量が多いコマンドデータを問題なく送信することがで
きる。
【0163】外部情報出力基板78側のマイクロコンピ
ュータ78M(図8参照)は、外部制御信号INTの立
上りに応じて、割込みモードとなり、外部制御信号CD
0〜CD7の値を入力バッファに格納する。したがっ
て、MODEデータとEXTデータとに分割されて送信
された1つのコマンドデータが各分割単位ごとに入力さ
れて入力バッファに格納される。外部情報出力基板78
側のマイクロコンピュータ78Mは、外部制御信号CD
0〜CD7を解析し、外部制御信号CD0〜CD7が示
すMODEデータおよびEXTデータに基づいた遊技機
情報を生成して出力する制御を行なう。主基板151から外部情報出力基板78への信号の送信
態様 図13は、主基板151から外部情報出力基板78への
信号の送信態様を説明するためのブロック図である。
【0164】図13を参照して、主基板151には、遊
技制御用のマイクロコンピュータ151Mからの信号の
送信手段として、出力バッファ151b,151e,1
51fおよび、出力ポート151c,151dが含まれ
ている。
【0165】外部制御信号は、制御の指令内容を示すコ
マンド(外部制御信号CD0〜CD7ともいう)と、コ
マンドの取込みタイミングを示すINT信号(外部制御
信号INTともいう)とを含み、外部情報出力基板78
が外部制御信号INTを受信した場合に、外部制御信号
CD0〜CD7を取り込んで、コマンドに従った遊技機
情報を生成してこれを外部出力する制御を行なう。
【0166】外部制御用のコマンドである外部制御信号
CD0〜CD7は、遊技制御用のマイクロコンピュータ
151Mから、出力バッファ151b、出力ポート15
1c、および、出力バッファ151eを順次介して主基
板151の外部に出力される。また、外部制御信号IN
Tは、マイクロコンピュータ151Mから、出力バッフ
ァ151b、出力ポート151d、および、出力バッフ
ァ151fを順次介して主基板151の外部に出力され
る。
【0167】遊技制御用のマイクロコンピュータ151
Mと出力バッファ151bとの間、出力バッファ151
bと出力ポート151cとの間、および、出力バッファ
151bと出力バッファ151eとの間では、それぞれ
データバスにより信号が伝送される。出力ポート151
cと出力バッファ151eとの間では、パラレルI/O
ポート間の信号線により信号がパラレル伝送される。出
力ポート151dと出力バッファ151fとの間では、
単一のI/Oポート間の信号線により信号が伝送され
る。
【0168】外部情報出力基板78には、主基板151
からの外部制御信号の受信手段として、入力バッファ7
8b,78cおよびコマンド入力用の入力ポート78d
が設けられている。また、外部情報出力基板78に搭載
されたマイクロコンピュータ78MのCPU(サブCP
U)78aには、入力ポート78eが設けられている。
【0169】主基板151から出力された外部制御信号
CD0〜CD7は、外部情報出力基板78において、入
力バッファ78bおよび入力ポート78dを順次介し
て、CPU78aに入力される。外部情報出力基板78
から出力された外部制御信号INTは、外部情報出力基
板78において、入力バッファ78cおよび入力ポート
78eを順次介して、CPU78aに入力される。
【0170】主基板151の出力バッファ151eと外
部情報出力基板78の入力バッファ78bとの間、およ
び、入力バッファ78bと入力ポート78dとの間で
は、それぞれパラレルI/Oポート間の信号線により信
号がパラレル伝送される。入力ポート78dとマイクロ
コンピュータ78Mとの間では、データバスにより信号
が伝送される。外部情報出力基板78の入力バッファ7
8cと入力ポート78eとの間では、単一のI/Oポー
ト間の信号線により信号が伝送される。
【0171】また、外部情報出力基板78の入力バッフ
ァ78b,78cは、主基板151から外部情報出力基
板78への一方向にのみ情報を伝送する機能を有する。
すなわち、入力バッファ78b,78cは、外部情報出
力基板78の外部から内部への情報の入力を許容するが
外部情報出力基板78の内部から外部への情報の出力を
許容しない不可逆性を有する入力インタフェースであ
る。したがって、入力バッファ78b,78cが設けら
れていることにより、主基板151と外部情報出力基板
78との通信部分を利用し、主基板151に対して不正
な信号を入力させ、不正な制御動作が行なわれることを
防ぐことができる。払出制御基板144から外部情報出力基板78への信号
の送信態様 図14は、払出制御基板144から外部情報出力基板7
8への信号の送信態様を説明するためのブロック図であ
る。
【0172】図14を参照して、払出制御基板144に
は、払出制御用のマイクロコンピュータ144Mからの
信号の送信手段として、出力バッファ144b,144
e,144fおよび、出力ポート144c,144dが
含まれている。
【0173】外部制御信号の送受信態様は、主基板15
1と外部情報出力基板78との関係と同様であり、外部
情報出力基板78が外部制御信号INTを受信した場合
に、外部制御信号CD0〜CD7を取り込んで、コマン
ドに従った遊技機情報を生成してこれを外部出力する制
御を行なう。
【0174】外部制御用のコマンドである外部制御信号
CD0〜CD7は、払出制御用のマイクロコンピュータ
144Mから、出力バッファ144b、出力ポート14
4c、および、出力バッファ144eを順次介して払出
制御基板144の外部に出力される。また、外部制御信
号INTは、マイクロコンピュータ144Mから、出力
バッファ144b、出力ポート144d、および、出力
バッファ144fを順次介して払出制御基板144の外
部に出力される。
【0175】払出制御用のマイクロコンピュータ144
Mと出力バッファ144bとの間、出力バッファ144
bと出力ポート144cとの間、および、出力バッファ
144bと出力バッファ144eとの間では、それぞれ
データバスにより信号が伝送される。出力ポート144
cと出力バッファ144eとの間では、パラレルI/O
ポート間の信号線により信号がパラレル伝送される。出
力ポート144dと出力バッファ144fとの間では、
単一のI/Oポート間の信号線により信号が伝送され
る。
【0176】払出制御基板144から出力された外部制
御信号CD0〜CD7は、外部情報出力基板78におい
て、入力バッファ78bおよび入力ポート78dを順次
介して、マイクロコンピュータ78MのCPU78aに
入力される。払出制御基板144から出力された外部制
御信号INTは、外部情報出力基板78において、入力
バッファ78cおよび入力ポート78eを順次介して、
CPU78aに入力される。
【0177】払出制御基板144の出力バッファ144
eと外部情報出力基板78の入力バッファ78bとの
間、および、入力バッファ78bと入力ポート78dと
の間では、それぞれパラレルI/Oポート間の信号線に
より信号がパラレル伝送される。入力ポート78dとC
PU78aとの間では、データバスにより信号が伝送さ
れる。外部情報出力基板78の入力バッファ78cと入
力ポート78eとの間では、単一のI/Oポート間の信
号線により信号が伝送される。
【0178】また、外部情報出力基板78の入力バッフ
ァ78b,78cは、払出制御基板144から外部情報
出力基板78への一方向にのみ情報を伝送する機能を有
する。すなわち、入力バッファ78b,78cは、外部
情報出力基板78の外部から内部への情報の入力を許容
するが外部情報出力基板78の内部から外部への情報の
出力を許容しない不可逆性を有する入力インタフェース
である。したがって、入力バッファ78b,78cが設
けられていることにより、払出制御基板144と外部情
報出力基板78との通信部分を利用し、払出制御基板1
44に対して不正な信号を入力させ、不正な制御動作が
行なわれることを防ぐことができる。外部情報出力基板78から出力される遊技機情報の説明 次に、外部情報出力基板78から出力される遊技機情報
について説明する。図15および図16は、外部情報出
力基板78から出力される遊技機情報の出力フォーマッ
トを説明するための図である。
【0179】図15には、図5に示されたパラレル通信
用のコネクタ783から出力される遊技機情報のフォー
マットが示されている。一方、図16には、図5に示さ
れたシリアル通信用のコネクタ784から出力される遊
技機情報のフォーマットが示されている。
【0180】図15を参照して、パラレル通信用の遊技
機情報データは、MODEデータとEXTデータとによ
り構成される。つまり、パラレル通信用の遊技機情報デ
ータは、主基板151および払出制御基板144から出
力される遊技機情報用制御コマンドデータの形態と同一
である。
【0181】外部情報出力基板78は主基板151また
は払出制御基板144から遊技機情報用制御コマンドデ
ータを受信し、一旦、そのデータをバッファに格納した
後、所定のタイミングでその遊技機情報用制御コマンド
データを遊技機情報としてシリアル通信用のコネクタ7
84から出力する。なお、出力の際には、送信先に対し
て受信タイミングを通知するためのINT信号を併せて
出力し、主基板151または払出制御基板144と、外
部情報出力基板78との間の遊技機情報用制御コマンド
データの受け渡しの場合と同様の手順で遊技機情報を送
信する。
【0182】したがって、外部情報出力基板78は、主
基板151および払出制御基板144から出力された遊
技機情報用制御コマンドデータを取りまとめて1つのコ
ネクタ784から遊技機情報を出力する機能を有する。
【0183】なお、図15(a)には第1種用の遊技機情
報データが示され、図15(b)には第2種用の遊技機情
報データが示され、図15(c)には第3種用の遊技機情
報データが示されている。
【0184】次に、図5に示されたシリアル通信用のコ
ネクタ784から出力される遊技機情報データのフォー
マットを説明する。この遊技機情報データは、ベーシッ
ク手順(基本形データ伝送制御手順)に従って出力され
る。図16を参照して、遊技機情報データは、伝送デー
タの本体が後続する旨を示すための伝送制御コードであ
るSTX(Start of text)が先頭に付加され、続いて、
伝送データの本体である遊技機情報が図示のように配列
されている。遊技機情報に続いて、テキストデータの終
了を示す伝送制御コードであるETX(End of text)
が付加され、最後にBCC(Block check character)
が付加されて1単位の情報メッセージが構成されてい
る。なお、BCCは受信側で伝送データの誤りを検出す
るために用いられる1バイトのデータである。
【0185】特に、図16には、第1種のパチンコ遊技
機に対応する遊技機情報データが例示されており、遊技
機の機種(種類)情報に続いて、図10(b)および図
11(a)に示された制御コマンドに対応する、球切れ
情報、球貸し情報、賞球情報、…役物作動情報が配列さ
れている。なお、第2種の遊技機情報データの場合に
は、STXとETXとの間に配列される遊技機情報の内
容が異なり、図10(c)および図11(b)に示され
た制御コマンドに対応する、球切れ情報、球貸し情報、
賞球情報、始動口1情報…役物作動情報が配列される。
同様に、第3種の遊技機情報データの場合には、STX
とETXとの間には、図10(d)および図11(c)
に示された制御コマンドに対応する、球切れ情報、球貸
し情報、賞球情報、始動口情報…通過口情報が配列され
る。
【0186】次に、図17を参照して、図16に例示さ
れた遊技機情報の伝送制御に用いられる伝送制御コード
を説明する。図17は、伝送制御コードを説明するため
の図である。
【0187】伝送制御コードは先に説明したSTX(St
art of text)およびETX(End oftext)に加え、さら
に、ENQ(Enquire)、ACK(Acknowledge)、NA
CK(Non-Acknowledge)等が用いられる。
【0188】ENQは、相手先の状況を問い合わせる際
に送信される伝送制御コードである。ACKは、肯定応
答を返す際に送信される伝送制御コードである。NAC
Kは、否定応答を返す際に送信される伝送制御コードで
ある。これらの伝送制御コードは図示のようなコード値
(HEX)をとる1バイトデータにより構成されてい
る。
【0189】次に、伝送制御手順について説明する。図
18は、遊技機情報データの伝送制御手順を説明するた
めの図である。なお、「送信」は外部情報出力基板78
側を示し、「受信」はホールコンピュータ側を示す。
【0190】送信側の外部情報出力基板78は、状況を
問い合わせるためのENQコードを送信し、これを受け
た受信側のホールコンピュータは通常は所定時間以内に
肯定応答を示すACKコードを返信する。ACKコード
を受けた外部情報出力基板78は、送信するべき遊技機
情報データがある場合には、その遊技機情報データを送
信する。遊技機情報データを受信したホールコンピュー
タは、そのデータを誤りなく受信できた場合には肯定応
答(ACKコード)を返す。なお、受信データにデータ
化けなどが生じている場合には、否定応答(NACKコ
ード)を返し、データの再送を要求する。
【0191】以上、説明したように、この第1実施の形
態においては、パチンコ遊技機1の外部へ出力しなけれ
ばならない遊技機情報の生成および出力制御が、主基板
151および払出制御基板144などとは独立した外部
情報出力基板78によって行なわれるために、主基板1
51および払出制御基板144の遊技機情報に関する制
御負担を軽減できる。
【0192】また、遊技機情報を出力する際の出力態様
が外部情報出力基板78によって複数種類提供される。
このため、ホール経営者は、ホールにおいて遊技機が設
置される場所やホールの規模、方針などに応じた出力態
様を選択でき、利便性が向上される。
【0193】たとえば、複数の信号線を用いて同時に数
ビットまとめてデータを送るパラレル通信方式を選択し
てそのような通信が可能なコネクタ(図5のコネクタ1
31〜133、あるいは783)を利用することとした
場合には、一般的には高速なデータ転送によって遊技機
情報をスピーディーに受信できるようになる。
【0194】また、パラレル通信方式を選択する場合に
おいて、ホールコンピュータが図5のコネクタ131
(a〜j)〜133(a〜j)から出力されるような個
別の遊技機情報しか受信することしかできないタイプで
ある場合には、コネクタ131〜133のうち、遊技機
の種類に適合したコネクタを選択すればよい。
【0195】この場合、外部情報出力基板78は、いず
れの種類にも適用可能であるため、遊技機の種類別に異
なる外部情報出力基板を用意しなくてもよいというメリ
ットもある。これに対して、ホールコンピュータが図5
のコネクタ783から出力されるようなコマンド形式の
遊技機情報を受信可能である場合には、コネクタ131
〜133よりも、むしろ、コネクタ783を利用するこ
とにより、遊技機からホールコンピュータまでの配線数
を減らすことができ、配線の手間およびコストを削減で
きる。また、コネクタ131〜133のような形式の場
合には、各コネクタが各遊技機情報と一対一対応してい
るために、新たな遊技機情報を出力させたい場合には、
コネクタおよび配線を追加しなければならないか、若し
くは、それに備えて予め予備コネクタおよび予備配線を
設けておかなければならいという不都合が生じる。これ
に対して、コネクタ783の場合には、複数種類の遊技
機情報を共通の搬送路(CD0〜CD7)を介して遊技
機の外部に出力可能に構成されているために、新たに遊
技機情報を追加する場合であっても、コネクタに関して
物理的な変更を加える必要が無く、柔軟に対応できると
いうメリットがある。
【0196】一方、データを1ビットずつ連続的に送
信、あるいは受信するタイプのシリアル通信方式を選択
してそのような通信が可能なコネクタ(図5のコネクタ
784)を利用することとした場合には、複数の信号線
を利用するパラレル通信方式に比べて信号線同士でのデ
ータのずれや不ぞろい(スキュー)がなく、また信号線同
士が電圧の影響を与え合う現象(クロストーク)も起こら
ないことから、遊技機情報を遊技機とは距離を隔てたホ
ールコンピュータ等に正確に送信できるようになる。ま
た、新たに遊技機情報を追加する場合であっても、コネ
クタに関して物理的な変更を加える必要が無く、柔軟に
対応できるというメリットもある。さらに、パラレル通
信の場合に比べて信号線の数を少なくすることができる
ために、配線の手間、配線コストを低減できる。 (第2実施の形態)次に、図20を参照して第2実施の
形態を説明する。図20は、主基板151、払出制御基
板144、および外部情報出力基板78間における遊技
機情報に関する信号の伝達経路を説明するためのブロッ
ク図である。
【0197】この第2実施の形態では、図8に示した第
1実施の形態の場合とは異なり、主基板151から外部
情報出力基板78へは遊技機情報用制御コマンドデータ
が直接出力されない。第2実施の形態においては、主基
板151は、払出制御基板144に対して、第1実施の
形態として説明した遊技機情報用制御コマンドデータを
出力する。払出制御基板144は、自身で生成した遊技
機情報用制御コマンドデータ(図10参照)を外部情報
出力基板78へ出力するとともに、主基板151から出
力された遊技機情報用制御コマンドデータを中継して外
部情報出力基板78に対して出力する。
【0198】この第2実施の形態の場合には、主基板1
51からの信号の出力ルートを極力減少させることがで
き、主基板151に不正な配線が施されていた場合に、
それを容易に発見することができる。
【0199】なお、主基板151と払出制御基板144
との間の通信は、シリアル通信であってもパラレル通信
であってもよい。ただし、通信方向に関しては、払出制
御基板144から主基板151へ信号を入力して主基板
151を不正動作させることを防止する観点から、主基
板151から払出制御基板144への一方向通信とする
ことが望ましい。また、ここでは、払出制御基板144
は、主基板151から出力された遊技機情報用制御コマ
ンドデータを単に中継することとして説明したが、主基
板151から出力された遊技機情報用制御コマンドデー
タと自身で生成した遊技機情報用制御コマンドデータと
をとりまとめて、図16に示したようなフォーマットデ
ータに変換後、そのデータを外部情報出力基板78へ出
力するように構成してもよい。 (第3実施の形態)次に、図21を参照して第3実施の
形態を説明する。図21は、主基板151、払出制御基
板144、遊技機情報生成基板79、および外部情報出
力基板780間における遊技機情報に関する信号の伝達
経路を説明するためのブロック図である。
【0200】第3実施の形態では、図8に示した第1実
施の形態の場合とは異なり、遊技機情報生成基板79が
設けられている。そして、主基板151および払出制御
基板144は、遊技機情報生成基板79に対して遊技機
情報用制御コマンドデータを送信する。
【0201】遊技機情報生成基板79にはマイクロコン
ピュータ79Mが搭載されており、マイクロコンピュー
タ79Mの働きによって、遊技機情報用制御コマンドデ
ータに基づいた遊技機情報データが生成される。遊技機
情報生成基板79によって生成された遊技機情報データ
は外部情報出力基板780に対して出力される。この外
部情報出力基板780には、図5に示したような複数種
類の情報送信用のコネクタ783,784,131a〜
131j,132a〜132j,133a〜133jが
設けられている。ただし、マイクロコンピュータは搭載
されておらず、遊技機情報生成基板79から入力された
遊技機情報を中継して、コマンド態様、シリアル信号態
様、あるいはパラレル信号態様で外部に出力する機能の
みを有する。
【0202】この第3実施の形態によれば、遊技機情報
を生成する基板と、生成された遊技機情報を外部出力さ
せるためのコネクタが設けられた基板とが分離独立して
設けられているために、必要に応じて、遊技機情報生成
基板79または外部情報出力基板780の一方のみを交
換できる。この場合、たとえば、外部情報出力基板78
0には、図5に示したような数多くの遊技機情報送信用
コネクタを設けることなく、情報送信用コネクタとし
て、コネクタ783のみが設けられた外部情報出力基板
780と、コネクタ784のみが設けられた外部情報出
力基板780と、コネクタ131a〜131jのみが設
けられた外部情報出力基板780と、コネクタ132a
〜132jのみが設けられた外部情報出力基板780
と、コネクタ133a〜133jのみが設けられた外部
情報出力基板780とを用意しておき、ホール側がそれ
らの複数種類の外部情報出力基板780の中から所望の
外部情報出力基板780を選択できるようにしてもよ
い。
【0203】なお、主基板151と遊技機情報生成基板
79との間、払出制御基板144と遊技機情報生成基板
79との間、および、遊技機情報生成基板79と外部情
報出力基板780との間の通信は、各々、シリアル通信
であってもパラレル通信であってもよい。ただし、通信
方向に関しては、矢印に示されるように、主基板151
から遊技機情報生成基板79への方向、払出制御基板1
44から遊技機情報生成基板79への方向、遊技機情報
生成基板79から外部情報出力基板78への方向、の各
々の方向に一方向通信とすることが望ましい。 (第4実施の形態)次に、図22を参照して第4実施の
形態を説明する。図22は、主基板151、払出制御基
板144、遊技機情報生成基板79、および外部情報出
力基板780間における遊技機情報に関する信号の伝達
経路を説明するためのブロック図である。
【0204】第4実施の形態では、図21に示した第3
実施の形態の場合と比較して、主基板151から遊技機
情報生成基板79へは遊技機情報用制御コマンドデータ
が直接出力されない。この第4実施の形態においては、
主基板151は、払出制御基板144に対して、第1実
施の形態として説明した遊技機情報用制御コマンドデー
タを出力する。払出制御基板144は、自身で生成した
遊技機情報用制御コマンドデータ(図10参照)を遊技
機情報生成基板79へ出力するとともに、主基板151
から出力された遊技機情報用制御コマンドデータを中継
して遊技機情報生成基板79に対して出力する。
【0205】なお、主基板151と払出制御基板144
との間、払出制御基板144と遊技機情報生成基板79
との間、および遊技機情報生成基板79と外部情報出力
基板780との間の通信は、シリアル通信であってもパ
ラレル通信であってもよいが、矢印に示されるように、
各々、前者から後者への一方向通信とすることが望まし
い。
【0206】また、ここでは、払出制御基板144は、
主基板151から出力された遊技機情報用制御コマンド
データを単に中継することとして説明したが、主基板1
51から出力された遊技機情報用制御コマンドデータと
自身で生成した遊技機情報用制御コマンドデータとをと
りまとめて、図16に示したようなフォーマットデータ
に変換後、そのデータを遊技機情報生成基板79へ出力
するように構成してもよい。 (第5実施の形態)次に、図23を参照して第5実施の
形態を説明する。図23は、主基板151、払出制御基
板144、表示制御基板75、および外部情報出力基板
78間における遊技機情報に関する信号の伝達経路を説
明するためのブロック図である。
【0207】第5実施の形態では、図8に示した第1実
施の形態の場合とは異なり、表示制御基板75は、遊技
機情報用制御コマンドデータを外部情報出力基板78に
対して出力できるように構成されている。このため、外
部情報出力基板78は、実行されるリーチの種類(ノー
マルリーチ、スーパーリーチ等)や停止図柄の種類など
の遊技機情報を、表示制御を行なう表示制御基板75自
体から直接入手した遊技機情報用制御コマンドデータに
基づいて生成することが可能になり、表示制御に関する
より様々な遊技機情報をホールコンピュータなどの外部
装置に提供可能になる。
【0208】なお、表示制御基板75と外部情報出力基
板78との間、主基板151と外部情報出力基板78と
の間、払出制御基板144と外部情報出力基板78との
間の通信は、シリアル通信であってもパラレル通信であ
ってもよいが、各々、矢印に示されるように、前者から
後者への一方向通信とすることが望ましい。 (第6実施の形態)次に、図24を参照して第6実施の
形態を説明する。図24は、主基板151、払出制御基
板144、表示制御基板75、および外部情報出力基板
78間における遊技機情報に関する信号の伝達経路を説
明するためのブロック図である。
【0209】第6実施の形態では、図23に示した第5
実施の形態の場合と比較して、主基板151から外部情
報出力基板78へは遊技機情報用制御コマンドデータが
直接出力されない。この第6実施の形態においては、主
基板151は、表示制御基板75(または払出制御基板
144)に対して、第1実施の形態として説明した遊技
機情報用制御コマンドデータを出力する。表示制御基板
75(または払出制御基板144)は、自身で生成した
遊技機情報用制御コマンドデータを外部情報出力基板7
8へ出力するとともに、主基板151から出力された遊
技機情報用制御コマンドデータを中継して外部情報出力
基板78に対して出力する。
【0210】なお、主基板151と表示制御基板75
(または払出制御基板144)との間、払出制御基板1
44と外部情報出力基板78との間、および表示制御基
板75と外部情報出力基板78との間の通信は、シリア
ル通信であってもパラレル通信であってもよいが、各
々、矢印に示されるように、前者から後者への一方向通
信とすることが望ましい。
【0211】また、ここでは、表示制御基板75(また
は払出制御基板144)は、主基板151から出力され
た遊技機情報用制御コマンドデータを単に中継すること
として説明したが、主基板151から出力された遊技機
情報用制御コマンドデータと自身で生成した遊技機情報
用制御コマンドデータとをとりまとめて、図16に示し
たようなフォーマットデータに変換後、そのデータを外
部情報出力基板78へ出力するように構成してもよい。 (第7実施の形態)次に、図25を参照して第7実施の
形態を説明する。図25は、主基板151、払出制御基
板144、および外部情報出力基板780間における遊
技機情報に関する信号の伝達経路を説明するためのブロ
ック図である。
【0212】第7実施の形態では、図8に示した第1実
施の形態の場合と比較して、マイクロコンピュータが搭
載されていない外部情報出力基板780が用いられてい
る。この第7実施の形態においては、払出制御基板14
4は、主基板151から出力された遊技機情報用制御コ
マンドデータと自身で生成した遊技機情報用制御コマン
ドデータとをとりまとめて、図16に示したようなフォ
ーマットデータに変換する機能を有する。払出制御基板
144は、外部情報出力基板780を介して外部のホー
ルコンピュータなどと通信し、遊技機情報データを前述
したようなベーシック手順によって送信する。したがっ
て、外部情報出力基板780は、単に遊技機情報を中継
して外部出力する機能のみを有する。なお、図5に示し
た遊技機情報出力用のコネクタ784は、外部情報出力
基板780に設けられる。
【0213】次に、本発明の変形例や特徴点等を以下に
列挙する。 (1) デジタル・データを1ビットずつ連続的に送
信、あるいは受信するタイプのシリアル通信用のインタ
フェースとしては、RS-232C、RS-422、IrDA、USB、IEEE
1394、Fiber Channelなどを利用可能である。また、デ
ータの送受信の際のプロトコルとしては、ベーシック手
順以外にも、BSC(Binary SynchronousCommunicatio
ns)、HDLC(High Lebel Data Link Control Proce
dure)などを用いることも可能である。
【0214】(2) この実施の形態においては、本発
明が適用される遊技機の一例としてパチンコ遊技機をと
り上げて説明したが、本発明はこれに限らず、たとえ
ば、スロットマシン等であってもよい。スロットマシン
に本発明を適用する場合には、遊技機情報としては、レ
ギュラーボーナス入賞の発生、ビッグボーナス入賞の発
生、メダルの払出、クレジットの増減に関する情報など
を例示できる。
【0215】(3) 外部情報出力基板78,780に
設けられたコネクタ781b,782b,783,78
4,131a〜131j,132a〜132j,133
a〜133jにより、該遊技機情報生成手段により生成
された遊技機情報を遊技機の外部へ出力する遊技機情報
出力部が構成されている。
【0216】パチンコ遊技機1により、表示状態が変化
可能な可変表示装置(特別可変表示装置44)を有し、
該可変表示装置の表示結果が予め定められた特定の表示
態様(777など)となった場合に遊技者にとって有利
な特定遊技状態(大当り遊技状態)に制御可能となる遊
技機が構成されている。主基板151または主基板15
1に搭載されたマイクロコンピュータ151Mにより、
前記遊技機の遊技状態を制御する遊技制御手段が構成さ
れている。払出制御基板144または払出制御基板14
4に搭載されたマイクロコンピュータ144Mにより、
遊技媒体(玉)の払出制御を行なう払出制御手段が構成
されている。前記遊技機構成装置制御手段は、遊技機の
制御を司りかつ遊技盤面に設けられた遊技機構成装置
(特別可変入賞球装置48)を制御する遊技制御手段
(マイクロコンピュータ151M)である。
【0217】なお、上記各実施の形態においては、遊技
媒体の一例として、玉を例示したが、これに限られるも
のではない。たとえば、前記遊技媒体としては、メダ
ル、コイン、クレジットなどを例示できる。
【0218】前述した第2種のパチンコ遊技機により、
「打玉が入賞可能な始動入賞領域(始動口1または始動
口2)と、遊技者にとって有利な第1の状態と遊技者に
とって不利な第2の状態とに変化可能な可変入賞球装置
(ヒコーキ型の可変入賞球装置)と、前記始動入賞領域
に打玉が入賞した場合に前記可変入賞球装置を第1の態
様で前記第1の状態に制御し、該第1の態様で前記第1
の状態となっている可変入賞球装置内に打玉が入賞した
ことを条件として、特定遊技状態(大当り状態)が発生
して前記可変入賞球装置を前記第1の態様よりも遊技者
にとってより有利な第2の態様で前記第1の状態に制御
する制御手段とを含む弾球遊技機」が構成されている。
【0219】また、前述した第3種のパチンコ遊技機に
より、「遊技者にとって有利となる第1の状態と遊技者
にとって不利となる第2の状態とに変化可能な可変入賞
球装置を有し、打玉が所定の通過領域を通過することに
より前記可変入賞球装置を前記第1の状態に制御できる
前提条件が成立する遊技機」が構成されている。
【0220】前記遊技機情報生成手段は、前記遊技機情
報データ信号(コマンドデータ)と同一形態(同一フォ
ーマット)の遊技機情報を生成可能である。また、前記
遊技機情報出力部は、前記遊技機情報データ信号(コマ
ンドデータ)と同一形態(同一フォーマット)の遊技機
情報を出力可能である。さらに、前記遊技機情報生成手
段は、前記遊技機情報を生成するとともに該生成した遊
技機情報を出力する制御をも行なう。
【0221】(4) 上記各実施の形態の説明において
は、主基板151や払出制御基板144などの遊技機構
成装置制御手段から出力される情報に基づいて、遊技機
情報生成手段である「外部情報出力基板78あるいは遊
技機情報生成基板79」が、遊技機情報を生成する様々
な形態を説明した。
【0222】しかしながら、前記遊技機構成装置制御手
段は、外部出力するべき遊技機情報のうちの一部の遊技
機情報については自身で生成の上、自身があるいは他の
中継基板(中継手段)を介してその生成した遊技機情報
を外部出力し、他の遊技機情報については、それを生成
するために必要な情報を遊技機情報生成手段に出力(提
供)するように構成してもよい。また、遊技機に搭載さ
れたすべての遊技機構成装置制御手段が遊技機情報生成
手段に対して、遊技機情報の生成に必要な情報を出力
(提供)するようにし、遊技機情報生成手段がすべての
遊技機情報を生成するように構成してもよいし、遊技機
に搭載された複数の遊技機構成装置制御手段のうち、あ
る遊技機構成装置制御手段についは遊技機情報生成手段
に情報を出力することなく、外部出力するべき遊技機情
報を自身で生成の上、自身があるいは他の中継基板(中
継手段)を介してその生成した遊技機情報を外部出力す
るように構成してもよい。
【0223】すなわち、本発明は、外部出力するべき遊
技機情報の少なくとも1つを遊技機構成装置制御手段で
はなく遊技機情報生成手段が生成するように構成された
遊技機であればすべての遊技機を包含し、遊技機情報生
成手段が生成する遊技機情報の数、遊技機情報生成手段
に対して遊技機情報の生成に必要な情報を出力する遊技
機構成装置制御手段の種類および数、遊技機構成装置制
御手段が遊技機情報の一部を自身で生成するか否か、は
問わないものである。
【0224】(5) 今回開示された実施の形態はすべ
ての点で例示であって制限的なものではないと考えられ
るべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて
特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等
の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが
意図される。
【0225】
【課題を解決するための手段の具体例】(1) 図1等
に示されたパチンコ遊技機1により、複数種類の遊技機
構成装置により構成される遊技機が構成されている。特
別可変入賞球装置48や玉払出装置116等により、複
数種類の遊技機構成装置が構成されている。
【0226】主基板151に搭載されたマイクロコンピ
ュータ151Mや払出制御基板144に搭載されたマイ
クロコンピュータ144Mにより、前記遊技機構成装置
を制御する遊技機構成装置制御手段が構成されている。
【0227】外部情報出力基板78あるいは遊技機情報
生成基板79により、該遊技機構成装置制御手段とは別
に設けられ、前記遊技機構成装置制御手段から出力され
る情報(遊技機情報用制御コマンドデータ)に基づいて
外部へ出力するための遊技機情報を生成する遊技機情報
生成手段が構成されている。図15および図16に示さ
れた遊技機情報により、前記遊技機情報が構成されてい
る。また、前記遊技機情報生成手段は前記遊技機情報を
生成するためのマイクロコンピュータ(マイクロコンピ
ュータ78M、マイクロコンピュータ79M)を備え
る。
【0228】(2) 前記遊技機構成装置制御手段から
前記遊技機情報生成手段へ出力される情報には、予め定
められたデータ形式にて生成すべき遊技機情報を特定可
能な遊技機情報データ信号(MODEデータおよびEX
Tデータ)が含まれる。
【0229】(3) 図13および図14を用いて説明
したように、前記遊技機構成装置制御手段と前記遊技機
情報生成手段との間では、前記遊技機構成装置制御手段
(マイクロコンピュータ144M、151M)から前記
遊技機情報生成手段(外部情報出力基板78あるいは遊
技機情報生成基板79)への一方向にのみ情報が送信さ
れる。
【0230】(4) 前記遊技機構成装置制御手段から
前記遊技機情報生成手段に出力される情報には、前記遊
技機情報データ信号(MODEデータおよびEXTデー
タ)と、該遊技機情報データ信号を取り込むタイミング
を前記遊技機情報生成手段に通知するためのタイミング
信号(INT信号)とが含まれる (5) 図12等に示されるように、前記遊技機構成装
置制御手段は、前記遊技機情報データ信号を複数回に分
けて出力する。
【0231】(6) 前記遊技機構成装置制御手段は、
遊技状態を制御する遊技制御手段(マイクロコンピュー
タ151M)である。
【0232】(7) 前記遊技機構成装置制御手段は、
遊技媒体を払出す払出装置(球払出装置116)を制御
する払出制御手段(マイクロコンピュータ144M)で
ある。
【0233】(8) 前記遊技機情報生成手段により生
成された遊技機情報を遊技機の外部へ出力する遊技機情
報出力部が遊技機の種類別(第1種、第2種、第3種)
に複数(コネクタ131a〜131j,コネクタ132
a〜132j,コネクタ133a〜133j)設けられ
ている。
【0234】
【課題を解決するための手段の具体例の効果】請求項1
に関しては、遊技機構成装置制御手段とは別に設けら
れ、遊技機情報を生成するマイクロコンピュータを備え
る遊技機情報生成手段により遊技機情報が生成されるた
めに、遊技機情報の処理に関する遊技機構成装置制御手
段の負担を軽減することができる。
【0235】請求項2に関しては、請求項1に関する効
果に加えて、遊技機情報生成手段は、予め定められたデ
ータ形式の遊技機情報データ信号に基づいて、生成すべ
き遊技機情報を特定できる。
【0236】請求項3に関しては、請求項2に関する効
果に加えて、遊技機構成装置制御手段と遊技機情報生成
手段との間では、前記遊技機構成装置制御手段から前記
遊技機情報生成手段への一方向にのみ情報が送信される
ために、遊技機構成装置制御手段に信号を入力して遊技
機構成装置制御手段を不正動作させるような行為を防止
できる。
【0237】請求項4に関しては、請求項2または請求
項3に関する効果に加えて、遊技機構成装置制御手段か
ら前記遊技機情報生成手段に出力される情報には、遊技
機情報データ信号以外に、遊技機情報データ信号を取り
込むタイミングを遊技機情報生成手段に通知するための
タイミング信号も含まれるために、受信すべき遊技機情
報データ信号の取りこぼしが発生することを極力防止で
きる。
【0238】請求項5に関しては、請求項4に関する効
果に加えて、遊技機情報データ信号は複数回に分けて出
力されるために、1回の送信データ量が制限される場合
であっても、複数回に分けての送信により、データ量が
多い遊技機情報データ信号を問題なく送信することがで
きる。
【0239】請求項6に関しては、請求項1〜請求項5
のいずれかに関する効果に加えて、遊技機情報の処理に
関する遊技制御手段の負担を軽減することができる。
【0240】請求項7に関しては、請求項1〜請求項5
のいずれかに関する効果に加えて、遊技機情報の処理に
関する払出制御手段の負担を軽減することができる。
【0241】請求項8に関しては、請求項1〜請求項7
のいずれかに関する効果に加えて、遊技機の種類別に遊
技機情報出力部が複数設けられているために、遊技機の
種類を変更しても、それに伴って遊技機情報出力部を取
り替える必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 パチンコ遊技機の正面図である。
【図2】 パチンコ遊技機に設けられる遊技盤の拡大正
面図である。
【図3】 パチンコ遊技機の背面図である。
【図4】 パチンコ遊技機の背面図である。
【図5】 外部情報出力基板の平面図である。
【図6】 パチンコ遊技機に設けられる制御回路のブロ
ック図である。
【図7】 パチンコ遊技機に設けられる制御回路のブロ
ック図である。
【図8】 主基板、払出制御基板、および外部情報出力
基板間における遊技機情報に関する信号の伝達経路を説
明するためのブロック図である。
【図9】 遊技機情報用制御コマンドデータのフォーマ
ット例を示す図である。
【図10】 払出制御基板から外部情報出力基板へ出力
される遊技機情報用制御コマンドデータを説明するため
の説明図である。
【図11】 主基板から外部情報出力基板へ出力される
遊技機情報用制御コマンドデータを説明するための説明
図である。
【図12】 遊技機情報用制御コマンドデータの送信タ
イミングを示すタイミングチャートである。
【図13】 主基板から外部情報出力基板への信号の送
信態様を説明するためのブロック図である。
【図14】 払出制御基板から外部情報出力基板への信
号の送信態様を説明するためのブロック図である。
【図15】 外部情報出力基板から出力される遊技機情
報の出力フォーマットを説明するための図である。
【図16】 外部情報出力基板から出力される遊技機情
報の出力フォーマットを説明するための図である。
【図17】 伝送制御コードを説明するための図であ
る。
【図18】 遊技機情報データの伝送制御手順を説明す
るための図である。
【図19】 外部情報出力基板と外部装置との間の接続
態様を示す図である。
【図20】 主基板、払出制御基板、および外部情報出
力基板間における遊技機情報に関する信号の伝達経路を
説明するためのブロック図である。
【図21】 主基板、払出制御基板、遊技機情報生成基
板、および外部情報出力基板間における遊技機情報に関
する信号の伝達経路を説明するためのブロック図であ
る。
【図22】 主基板、払出制御基板、遊技機情報生成基
板、および外部情報出力基板間における遊技機情報に関
する信号の伝達経路を説明するためのブロック図であ
る。
【図23】 主基板、払出制御基板、表示制御基板、お
よび外部情報出力基板間における遊技機情報に関する信
号の伝達経路を説明するためのブロック図である。
【図24】 主基板、払出制御基板、表示制御基板、お
よび外部情報出力基板間における遊技機情報に関する信
号の伝達経路を説明するためのブロック図である。
【図25】 主基板、払出制御基板、および外部情報出
力基板間における遊技機情報に関する信号の伝達経路を
説明するためのブロック図である。
【符号の説明】
1 パチンコ遊技機(遊技機)、48 特別可変入賞球
装置、78 外部情報出力基板、78M,79M マイ
クロコンピュータ(遊技機情報生成手段)、116 玉
払出装置(払出手段)、144 払出制御基板(払出制
御手段を搭載)、144M マイクロコンピュータ(払
出制御手段)、151 主基板(遊技制御手段を搭
載)、151M マイクロコンピュータ(遊技制御手
段)、131a〜131j,132a〜132j,13
3a〜133j,781b,782b,783,784
コネクタ(遊技機情報出力部)。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数種類の遊技機構成装置により構成さ
    れる遊技機であって、 前記遊技機構成装置を制御する遊技機構成装置制御手段
    と、 該遊技機構成装置制御手段とは別に設けられ、前記遊技
    機構成装置制御手段から出力される情報に基づいて外部
    へ出力するための遊技機情報を生成する遊技機情報生成
    手段とを含み、 該遊技機情報生成手段は前記遊技機情報を生成するため
    のマイクロコンピュータを備えることを特徴とする、遊
    技機。
  2. 【請求項2】 前記遊技機構成装置制御手段から前記遊
    技機情報生成手段へ出力される情報には、予め定められ
    たデータ形式にて生成すべき遊技機情報を特定可能な遊
    技機情報データ信号が含まれることを特徴とする、請求
    項1に記載の遊技機。
  3. 【請求項3】 前記遊技機構成装置制御手段と前記遊技
    機情報生成手段との間では、前記遊技機構成装置制御手
    段から前記遊技機情報生成手段への一方向にのみ情報が
    送信されることを特徴とする、請求項2に記載の遊技
    機。
  4. 【請求項4】 前記遊技機構成装置制御手段から前記遊
    技機情報生成手段に出力される情報には、 前記遊技機情報データ信号と、 該遊技機情報データ信号を取り込むタイミングを前記遊
    技機情報生成手段に通知するためのタイミング信号とが
    含まれることを特徴とする、請求項2または請求項3に
    記載の遊技機。
  5. 【請求項5】 前記遊技機構成装置制御手段は、前記遊
    技機情報データ信号を複数回に分けて出力することを特
    徴とする、請求項4に記載の遊技機。
  6. 【請求項6】 前記遊技機構成装置制御手段は、遊技状
    態を制御する遊技制御手段であることを特徴とする、請
    求項1〜請求項5のいずれかに記載の遊技機。
  7. 【請求項7】 前記遊技機構成装置制御手段は、遊技媒
    体を払出す払出装置を制御する払出制御手段であること
    を特徴とする、請求項1〜請求項5のいずれかに記載の
    遊技機。
  8. 【請求項8】 前記遊技機情報生成手段により生成され
    た遊技機情報を遊技機の外部へ出力する遊技機情報出力
    部が遊技機の種類別に複数設けられていることを特徴と
    する、請求項1〜請求項7のいずれかに記載の遊技機。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003190559A (ja) * 2001-12-26 2003-07-08 Aruze Corp 遊技機
JP2007260089A (ja) * 2006-03-28 2007-10-11 Samii Kk 遊技機
JP2008237376A (ja) * 2007-03-26 2008-10-09 Abilit Corp パチンコ機
JP2012024193A (ja) * 2010-07-21 2012-02-09 Joyco Systems Corp 遊技機

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