JP2001309820A - イオン歯ブラシ - Google Patents

イオン歯ブラシ

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JP2001309820A
JP2001309820A JP2000130232A JP2000130232A JP2001309820A JP 2001309820 A JP2001309820 A JP 2001309820A JP 2000130232 A JP2000130232 A JP 2000130232A JP 2000130232 A JP2000130232 A JP 2000130232A JP 2001309820 A JP2001309820 A JP 2001309820A
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ion toothbrush
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Hiroshi Fukuba
博 福場
Yukito Kono
幸人 河野
Katashi Ikegami
確 池上
Toshio Tobe
利男 戸辺
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Fukuba Dental Kk
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Fukuba Dental Kk
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 「毛先磨き」を簡単に実現できるようにした
イオン歯ブラシを提供する。 【解決手段】 ブラシが植毛された植毛部(51)と、使用
者が把持する柄部(10)と、柄部に内蔵される電池(16)
と、電池の一方電極に接続され、柄部の表面に少なくと
も一部が露出するように設けられる導電性端体(13)と、
植毛部付近と電池の他方電極とを接続する導電性部材(2
6)と、柄部の端部近傍に内蔵され、電池によって動作す
る表示器と、表示器を点滅させる点滅手段(31)と、導電
性部材及び導電性端体相互間に微小電流が流れると点滅
手段を動作させる駆動手段(32)と、表示器の点滅に伴っ
て上記導電性部材及び上記導電性端体相互間の印加電圧
又は微小電流に変化を与える信号変化手段(33)と、を備
える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、歯と歯ブラシの間
に電流を流すことにより、唾液中のカルシウムイオン等
による歯面と歯垢の架橋結合を解いて歯垢をより効果的
に除去し、歯磨き効果を向上させるイオン歯ブラシに関
する。
【0002】
【従来の技術】イオン歯ブラシは上記のように歯面と歯
垢の架橋結合を解いて歯垢をより効果的に除去するの
で、軽く歯に当てて擦るだけでよい。しかし、多くの人
は、通常の歯ブラシを使用している人も含めて、必要以
上に強いブラシ圧で歯を磨いている。
【0003】強い歯ブラシ圧の弊害として、歯磨き材を
使用して必要以上に磨くと、知覚過敏や、隣接する歯の
相互間に楔状欠損を起すことがある。強い力で磨けば良
くとれると思ってつい力を入れている人が多いが、毛先
が開いて歯垢が良くとれない。その結果、磨いているに
も拘らず、磨けていないので、歯周病その他の病気の原
因となる。
【0004】そこで、例えば、「歯の保険指導の手引」
(文部省・小学校、1992年)が改訂され、従来の、
ローリング法、フォーンズ法等に代って、歯垢が良くと
れる「毛先磨き」という方法が提案されるに至ってい
る。「毛先磨き」は、磨こうとする歯面に対してブラシ
の毛先を直角に当てて100g程度の軽い圧力で磨く方
法である。歯並びや歯の形状は個人毎にまた各歯毎に違
うので、各自に合った「毛先磨き」を、鏡を見ながら毛
先の当て方、柄の持ち方等を、歯垢赤染液で確認しなが
ら自分で体験し修得しなければならない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、「毛先
磨き」は最も好ましい磨き方ではあるが、歯磨きは簡単
に済ませたいものである。いちいち歯垢赤染液で歯垢を
確認するということは面倒であり、100g程度の軽い
圧力で磨くといってもその加減が判らない。例えば、歯
ブラシの機械的構造によってブラシ毛の軽い圧力を実現
しようとすると、機構が複雑で日常の消耗品としてのコ
ストに収らない。これでは、正しい「毛先磨き」の普及
が促進されない。また、歯磨きによって同時に歯茎の健
康も促進されることが望ましい。
【0006】よって、本発明の第1の目的は、歯磨き動
作を行っている間中、歯垢除去の効果が発揮されている
ことを使用者が容易明確に視認出来るようにしてブラシ
圧を加えなくとも良いことを知らせるようにしたイオン
歯ブラシを提供することである。
【0007】また、本発明の第2の目的は、イオン歯ブ
ラシが流す歯垢除去のための口内電流を歯垢除去のみな
らず歯茎の健康にも役立てるようにしたイオン歯ブラシ
を提供することである。
【0008】また、本発明の第3の目的は、「毛先磨
き」の普及を容易にするために上記のようなイオン歯ブ
ラシを安価に提供可能とすることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明のイオン歯ブラシは、ブラシ毛が植毛された植毛
部と、使用者が把持する柄部と、上記柄部に内蔵される
電池と、上記電池の一方電極に接続され、上記柄部の表
面に少なくとも一部が露出するように設けられる導電性
の端体と、使用時に上記ブラシ毛と前記電池の他方電極
とを接続する導電性部材と、上記柄部の端部近傍に内蔵
され、上記電池によって作動する表示器と、上記表示器
を点滅させる点滅手段と、上記ブラシ毛及び上記端体相
互間に微小電流が流れると上記点滅手段を作動させる駆
動手段と、上記表示器の点滅に伴って上記導電性部材及
び上記端体相互間の印加電圧又は微小電流に変化を与え
る信号変化手段と、を備える。
【0010】かかる構成とすることによって、歯ブラシ
を口に入れると、自動的にLEDの点滅動作が開始さ
れ、変動電流が供給されると共に、LEDが点滅するの
で面白く楽しく、歯ブラシの使用が促進される。
【0011】好ましくは、上記点滅手段が前記信号変化
手段をも兼ね、上記表示器はLEDである。また、上記
印加電圧又は上記微小電流の変化は、直流成分にパルス
状成分又は脈動成分を重畳することにより行われる。上
記点滅手段は、例えば、非安定マルチバイブレータ回路
で構成することが可能である。
【0012】本発明のイオン歯ブラシは、ブラシが植毛
された植毛部と、使用者が把持する柄部と、上記柄部に
内蔵される電池と、上記電池の一方電極に接続され、上
記柄部の表面に少なくとも一部が露出するように設けら
れる導電性の第1の端体と、上記第1の端体に近接し
て、上記柄部の表面に少なくとも一部が露出するように
設けられる導電性の第2の端体と、上記ブラシ毛と上記
電池の他方電極とを使用時に電気的に接続する導電性部
材と、上記柄部の端部近傍に内蔵され、上記電池によっ
て作動する表示器と、上記表示器を点滅させる点滅手段
と、を備え、上記点滅手段は、第1及び第2の時定数回
路によって点滅周期が設定され、上記第1の時定数回路
は、上記第1及び第2の端体相互間に流れる第1の微小
電流を回路電流として含み、上記第2の時定数回路は、
上記第1の端体及び上記導電性部材相互間に流れる第2
の微小電流を回路電流として含む。
【0013】好ましくは、上記表示器の点滅の明るさ及
び/又は周期は、上記第1及び/又は第2の微小電流に
よって設定される。上記点滅手段は、例えば、互いのエ
ミッタを共通に接続した2つのトランジスタを含む非安
定マルチバイブレータ回路であり、上記表示器は、いず
れか一方のトランジスタのコレクタに接続される。好ま
しくは、上記表示器はLEDである。
【0014】本発明のイオン歯ブラシは、使用者が把持
する柄部に点灯又は点滅する表示器を内蔵して通電状態
を表示するようにしたイオン歯ブラシにおいて、上記表
示器は上記柄部の端部近傍に設けられて透明の保護部材
によって覆われ、上記保護部材は、上記柄部の軸線方向
に延在する部分を有し、該延在外部分より、点灯又は点
滅する光が上記使用者に向って放射される。
【0015】このような構成とすることによって、使用
者が歯磨をしている状態においても、保護部材の延在部
分から表示器の点灯あるいは点滅を認識することが容易
明確に出来る。
【0016】好ましくは、上記延在部分が、略柱状部
分、略円錐台状部分、略半球状部分又は略球状部分によ
って形成される。また、上記保護部材の表面又は内面に
は反射材を設け、この反射材によって反射した光が使用
者方向に向う。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0018】(実施例1)図1、図3、図7及び図8
は、本発明の第1の実施例を示している。図1は、イオ
ン歯ブラシの横断面図、図3は、イオン歯ブラシの使用
状態を説明する説明図、図7は、イオン歯ブラシ内部に
設けられる電気回路例を説明する回路図、図8は、図1
に示す端体とブラシ毛間の印加電圧を示すグラフであ
る。
【0019】図1に示すように、イオン歯ブラシは、手
で把持される柄部10と交換可能なヘッド部50によっ
て構成される。柄部10は、プラスチック製であり、柄
部本体11及び柄端部12を含んで構成される。柄本体
11の手で把持される部分には、手と接触する導電板
(例えば金属板)である端体13が設けられている。端
体13は、後述する、微弱な口内電流を流す一方の電極
となるものであり、柄本体11内に配置された回路基板
15を介して電池に接続される。柄本体11の上端部に
は、柄本体11の外表面から外方に突起する水切部17
が設けられ、歯磨きの際に唾液や水分が柄本体11側に
流れ込むのを防止している。柄端部12はプラスチック
等の透明な部材で形成された防水カバーであり、柄本体
11の下端部に嵌合し、回路基板15端部に配置された
LED(発光ダイオード)14を覆っている。LED1
4は、使用者の歯ブラシ使用状態において視野範囲内に
常に入るように柄部本体11の端部近傍に設けられる。
【0020】図3に示すように、柄端部12の透明な保
護カバーは軸方向に延在し、歯磨き状態において使用者
に延在部分の一定の範囲W(=Lsinθ)が視認できる
ように所要の長さLを確保するようにする。長さLが比
較的に長く確保できるときは、図4に示すように、テー
パを形成した柄端部12bとしても良い。透明な柄端部
12b内には、アルミ箔片等の反射材を樹脂に混ぜて視
認性を高めるようにしても良い。また、長さLが比較的
に短いときは、範囲Wを確保するために、図5に示すよ
うに、径方向にΔtだけ突起した柄端部(突起部)12
cを形成しても良い。該突起部は球形、半球形、円錐台
状、円筒状段差等であってもよい。透明な柄端部(保護
カバー)12cの表面あるいは内面に反射テープ、反射
塗料等による反射膜19cを形成して表示器の明滅の視
認性を高めるようにしても良い。保護カバー(透明樹
脂)の内部にアルミ箔片などの反射材を入れても良い。
なお、突起部12cの先に更に延在する不透明部を11
cを追加しても良い。
【0021】柄本体11の上部からは、導電性軸、例え
ば、金属丸棒からなる支軸26の一端側が上方に延在し
ている。支軸26の他端側は、柄部本体11内部で回路
基板15に接続されている。この支軸26にヘッド部5
0を挿入することで、柄部10とヘッド部50とが連結
される。柄部本体11上端部には係合凸部が形成され、
ヘッド部の下端部には係合凹部が形成されており、両係
合部が嵌合することによって柄部10とヘッド部50と
の連結が維持される。ヘッド部50の上部は、植毛部5
1となっており、多数のブラシ毛52が植毛されてい
る。上記ヘッド部50下部の係合凹部から植毛部51に
至る部分は、ネック部53となっている。支軸26は、
このネック部53内部を通り、植毛部51の手前に開口
した導通穴54から露出する。導通穴54が唾液などで
満たされることによって、内蔵電池の陽極、端体、手、
歯茎、導通穴、支軸、電池陰極の閉回路が形成されて口
内電流がイオンとなって流れる。この口内電流は、イオ
ン化傾向を持つ歯垢の歯面との静電架橋結合を解いて離
れ易くする。また、歯茎へのイオン供給によって細胞を
活性化し健康促進に貢献する。後述のように、柄を持つ
手の乾湿具合と、口中のブラシ毛の濡れ具合によって流
れるイオン電流の波形や周波数がランダムに変化するの
で、細胞の活性化を促進する上で好ましいものである。
【0022】図7は、回路基板15に形成される電気回
路を示している。大別して、電池16、抵抗33、端体
13、ブラシ毛52、LED14、LED14のIC点
滅回路31、IC点滅回路31を作動させるトランジス
タ32等によって構成される。
【0023】電池16の両電極間に形成される、端体1
3、手、腕、歯・歯茎(図示せず)、ブラシ毛52、ト
ランジスタ32のベース、同エミッタの口内電流ルート
は、トランジスタ32の起動回路を構成する。また、I
C点滅回路31及びトランジスタ32は、電池13の両
端間に直列に接続される。使用者が、イオン歯ブラシの
柄部10を把持して口内に入れると、ブラシ毛52、導
電穴54、支軸26が唾液などで濡れて、起動回路に微
弱な口内電流が流れる。口内電流は、5から150μA
程度の直流電流であり、安全上の問題はない。この電流
は、トランジスタ32のベース電流となり、電流増幅さ
れた駆動電流をIC点滅回路31に供給する。なお、ト
ランジスタ32を飽和状態(導通状態)で作動させても
良い。トランジスタ32の作動によって、IC点滅回路
31に動作電流が供給されると、IC点滅回路31はL
ED14への供給電流を断続してLED14を点滅させ
る。
【0024】従って、イオン歯ブラシを口に入れるとL
EDの点滅が開始し、イオン歯ブラシを口から出すとL
ED14の点滅が終了する。この点滅は、電池16から
直接供給される電流によって行われ、口内を経た微弱電
流自体がLED14の駆動電流となるものではないた
め、LED14の点滅は明るい(高コントラスト)。
【0025】また、IC点滅回路31の作動に伴ってI
C点滅回路31を流れる電流が断続あるいは変動する
と、この電流が流れる抵抗33によって電圧降下が生
じ、端体13及びブラシ毛52間の印加電圧従って両者
間の電流も変化する。
【0026】また、点滅動作によってあるいは点滅動作
に伴って、IC点滅回路31自体の内部インピーダンス
を変化させ、それにより、端体13及びブラシ毛52間
の印加電圧を変動させるようにしても良い。この場合に
は、抵抗33を除くことも可能である。
【0027】なお、電池16の電流供給能力を比較的に
小さく設定(あるいは選択)し、配線抵抗を適宜に定め
た場合には、抵抗33を設けなくとも、端体13及びブ
ラシ毛52間の印加電圧を点滅動作に伴って変化させる
ことが可能である。
【0028】図7には、IC点滅回路31の例として、
更に非安定マルチバイブレータが示されている。非安定
マルチバイブレータは、互いのエミッタが共通に接続さ
れた一対のトランジスタTR及びTR、電池16と
トランジスタTRのコレクタ間に接続された負荷LE
D14、電池16とトランジスタTRのコレクタ間に
接続された抵抗R及びキャパシタCからなり、抵抗
及びキャパシタC の接続点がトランジスタTR
のベースに接続される第1の時定数回路、電池16とト
ランジスタTRのコレクタ間に接続されたコレクタ抵
抗R、電池16とトランジスタTRのコレクタ間に
接続された抵抗R及びキャパシタCからなり、抵抗
及びキャパシタCの接続点がトランジスタTR
のベースに接続される第2の時定数回路、によって構成
される。この回路のLED14の点滅周期Tは、概略、
T=0.7R+0.7Rによって求められ
る。
【0029】この回路では、後述の図6に示す変形非安
定マルチバイブレータに比べてトランジスタTR及び
TRのベースに安定しかつ大きいベース電流を供給出
来るので、LED14をより明るくかつ安定に明滅する
ことが可能となる。なお、トランジスタ32を口内電流
によってリニアな領域で作動させた場合には、トランジ
スタ32のコレクタから口内電流に応じた駆動電流を非
安定マルチバイブレータの共通接続されたエミッタに供
給するので、口内電流のレベルをLED14の明るさ及
び点滅周期に反映させることが可能となる。
【0030】IC点滅回路31としては、例えば、図に
示す非安定マルチバイブレータの他、矩形波発振器と、
この発振器の出力をベース入力とするLED駆動トラン
ジスタとの組合わせ等であっても良い。
【0031】点滅回路31は、モノリシック(個別部
品)構成とすることができるが、低価格化のためには上
記のようにIC化することが望ましい。この場合、回路
基板15にICパッケージを配置しあるいはLED14
の透明樹脂パッケージ内にICチップを配置することが
出来る。後者の構成とした場合は、より安価に構成する
ことが可能となり、日用品としてのイオン歯ブラシに好
ましい。
【0032】図8は、端体13及びブラシ毛52間の印
加電圧の変動例を示している。当初の直流バイアスされ
た方形波パルスの発生状態から、手の湿気、濡れが増加
することによって徐々にスパイク状のパルスが重畳する
電圧変化波形に変化する。これにより、一方向に流れる
直流成分とパルス状(方形波状、スパイク状パルスを含
む)に変化(あるいは脈動する)する変化電流成分によ
って口内電流を形成することが可能であることが判る。
変動する電流成分は、歯磨き動作も加わって低周波のラ
ンダム変化イオンを生ぜしめ、歯茎の活性化等により効
果的である。
【0033】(実施例2)図2は第2の実施例を示して
おり、イオン歯ブラシの正面図である。同図は、口内電
流の電流値に基づいてLED表示を行う例を示してい
る。同図において図1と対応する部分には、同一符号を
付し、かかる部分の説明は省略する。
【0034】この実施例では、図1に示される端体13
が2つの端体13a、13bによって構成されている。
別個に構成された端体13a及び13bは、回路基板1
5の配線にそれぞれ接続される。この歯ブラシが使用さ
れるとき、端体13a及び13bが使用者の手によって
把持され、両端体間に微小電流が流れる。
【0035】また、柄端部12aのLED表示器の保護
カバーが透明な球状体で形成されている。球状体は軸本
体11よりもΔtだけ突起しており、表面に反射塗料1
9aが同心円状に複数環塗布されている。
【0036】図6は、実施例2のイオン歯ブラシが内蔵
するLED点滅回路の構成例を示している。既述した非
安定マルチバイブレータ回路(図7)の構成のうち、抵
抗R を電極13a及び13b間の把持による接触抵抗
により、抵抗Rを微弱な口内電流が流れる身体の
抵抗rによって構成している。この非安定マルチバイ
ブレータ回路の作動周期Tは、概略、T=0.7C
+0.7Cによって求められる。従って、使用
者がこの歯ブラシを把持するまでは作動しない。使用視
野が把持し、抵抗rを流れる口内電流(充電電流)の
値が変ると、これに応じてLED14の点滅周期が変化
する。口内電流のレベルが相対的に高ければ、作動周期
は短くなり、レベルが相対的に低ければ作動周期は長く
なる。LED14の点滅により、通電している(使用可
能である)ことが判り、その点滅間隔(点滅周期)によ
って口内電流のレベルの程度(あるいはブラシ毛の接触
程度)が判る。歯ブラシを口の外に出し、歯ブラシを離
すと、作動周期Tは無限大となり、LED14の点滅は
停止する。
【0037】図9は、歯ブラシ使用状態の端体13a及
びブラシ毛52間の印加電圧例を示すグラフである。一
旦マルチバイブレータ回路が作動すると、一方の端体か
ら指を離しても図10に示すように発振は継続する。
【0038】このように、本発明の実施例によれば、歯
ブラシを使用すると自動的に表示器が点滅し、これを使
用者が常に視認できる。従って、点滅さえすれば口内電
流が流れており歯垢除去の効果が得られるのでブラシ圧
を加える必要がなく、「毛先磨き」が実現される。
【0039】上記点滅の明るさや点滅周期を微弱な口内
電流の強さに応じて変えることが可能である。口内電流
を直流成分と変動成分(パルス、脈流等)によって供給
するので、歯垢除去、歯茎刺激のより良い効果を期待で
きる。
【0040】また、点滅回路によって口内電流の変動成
分を形成する等、これ等機能を簡単な構成で実現してお
り、イオン歯ブラシの作動にスイッチ類を使用しない自
動動作でもあるので製造費用を低下可能である。
【0041】また、LEDの点滅や部材内の光の反射が
同時に審美的効果をも発揮し、特に、幼児等の歯磨を促
すことが期待できる。
【0042】なお、LEDを点滅ではなく、点灯表示と
しても「毛先磨き」の確認は可能であり、本発明の範囲
内と考えられる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のイオン歯
ブラシは歯ブラシを使用すると自動的に表示器が点滅し
これを使用者が常に視認できるようにしているので点滅
が消えない程度のブラシ圧で歯磨きを行えば、それが
「毛先磨き」の状態となる。また、イオン歯ブラシの口
中電流を直流成分に低周波変化成分を加えているので、
歯垢除去に加えて歯茎の健康に効果的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の第1実施例のイオン歯ブラシ
を説明する横断面である。
【図2】図2は、本発明の第2実施例のイオン歯ブラシ
を説明する側面図である。
【図3】図3は、イオン歯ブラシの使用状態において歯
ブラシの柄端部近傍に設けられた表示器の点滅が見える
ようになされていることを説明する説明図である。
【図4】図4は、表示器の明滅部分にテーパ(傾斜)を
設けた他の構成例を説明する説明図である。
【図5】図5は、表示器の明滅部分を球状の突起とした
他の構成例を説明する説明図である。
【図6】図6は、点滅回路の構成例を示す回路図であ
る。
【図7】図7は、点滅回路の他の構成例を示す回路図で
ある。
【図8】図8は、端体13とブラシ毛52間に印加され
る電圧の波形例を示すグラフである。
【図9】図9は、歯ブラシの柄部に設けられた端体13
a及び端体13bを同時に指で摘んだときに、端体13
aとブラシ毛52間に印加される電圧の波形例を示すグ
ラフである。
【図10】図10は、端体13a及び端体13bの両方
を指で摘んだ状態から指を離して一方の端体のみを摘む
状態としたときに、端体13aとブラシ毛52間に印加
される電圧の波形例を示すグラフである。
【符号の説明】
10 柄部 11 柄部本体 12 柄端部 13 端体 14 LED 15 回路基板 16 電池 31 点滅回路 32 トランジスタ

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ブラシ毛が植毛された植毛部と、 使用者が把持する柄部と、 前記柄部に内蔵される電池と、 前記電池の一方電極に接続され、前記柄部の表面に少な
    くとも一部が露出するように設けられる導電性の端体
    と、 使用時に前記ブラシ毛と前記電池の他方電極とを電気的
    に接続する導電性部材と、 前記柄部の端部近傍に内蔵され、前記電池によって作動
    する表示器と、 前記表示器を点滅させる点滅手段と、 前記ブラシ毛及び前記端体相互間に微小電流が流れると
    前記点滅手段を動作させる駆動手段と、 前記表示器の点滅に伴って前記ブラシ毛及び前記端体相
    互間の印加電圧又は微小電流に変化を与える信号変化手
    段と、 を備えるイオン歯ブラシ。
  2. 【請求項2】前記点滅手段が前記信号変化手段をも兼ね
    る、請求項1記載のイオン歯ブラシ。
  3. 【請求項3】前記表示器はLEDである、請求項1又は
    2記載のイオン歯ブラシ。
  4. 【請求項4】前記印加電圧又は前記微小電流の変化は、
    直流成分に方形波パルス状成分及び/又はスパイクパル
    ス状成分を重畳する、ことにより行われる請求項1乃至
    3のいずれかに記載のイオン歯ブラシ。
  5. 【請求項5】前記点滅手段は非安定マルチバイブレータ
    回路である、請求項1乃至4のいずれかに記載のイオン
    歯ブラシ。
  6. 【請求項6】ブラシ毛が植毛された植毛部と、 使用者が把持する柄部と、 前記柄部に内蔵される電池と、 前記電池の一方電極に接続され、前記柄部の表面に少な
    くとも一部が露出するように設けられる導電性の第1の
    端体と、 前記第1の端体に近接して、前記柄部の表面に少なくと
    も一部が露出するように設けられる導電性の第2の端体
    と、 使用時に前記ブラシ毛と前記電池の他方電極とを電気的
    に接続する導電性部材と、 前記柄部の端部近傍に内蔵され、前記電池によって作動
    する表示器と、 前記表示器を点滅させる点滅手段と、を備え、 前記点滅手段は、第1及び第2の時定数回路によって点
    滅周期が設定され、 前記第1の時定数回路は、前記第1及び第2の端体相互
    間に流れる第1の微小電流を回路電流として含み、 前記前記第2の時定数回路は、前記第1の端体及び前記
    ブラシ毛相互間に流れる第2の微小電流を回路電流とし
    て含む、 イオン歯ブラシ。
  7. 【請求項7】前記表示器の点滅の明るさ及び/又は周期
    は、前記第1及び/又は第2の微小電流によって設定さ
    れる、請求項6記載のイオン歯ブラシ。
  8. 【請求項8】前記点滅手段は、互いのエミッタを共通に
    接続した2つのトランジスタを含む非安定マルチバイブ
    レータ回路であり、 前記表示器は、いずれか一方のトランジスタのコレクタ
    に接続される、請求項6又は7記載のイオン歯ブラシ。
  9. 【請求項9】前記表示器はLEDである、請求項6乃至
    8のいずれかに記載のイオン歯ブラシ。
  10. 【請求項10】前記表示器は透明な保護部材によって覆
    われ、前記保護部材は、前記柄部の軸線方向に延在する
    部分を有し、該延在部分から前記表示器の点灯又は点滅
    する光が使用者に向って放射される、請求項1乃至9の
    いずれかに記載のイオン歯ブラシ。
  11. 【請求項11】前記延在部分が、略柱状部分、略円錐台
    状部分、略半球状部分あるいは略球状部分によって形成
    される、請求項10記載のイオン歯ブラシ。
  12. 【請求項12】前記保護部材の表面又は内部に前記点灯
    又は点滅する光を反射する反射材を形成した、請求項1
    0又は11記載のイオン歯ブラシ。
  13. 【請求項13】使用者に把持される柄部に点灯又は点滅
    する表示器を内蔵して通電状態を表示するようにしたイ
    オン歯ブラシであって、 前記表示器は前記柄部の端部近傍に設けられて透明な保
    護部材によって覆われ、 前記保護部材は、前記柄部の軸線方向に延在する部分を
    有し、該延在部分から点灯又は点滅する光が前記使用者
    に向って放射される、イオン歯ブラシ。
  14. 【請求項14】前記延在部分が、略柱状部分、略円錐台
    状部分、略半球状部分あるいは略球状部分によって形成
    される、請求項13記載のイオン歯ブラシ。
  15. 【請求項15】前記保護部材の表面又は内部に前記点灯
    又は点滅する光を反射する反射材を形成した、請求項1
    3又は14記載のイオン歯ブラシ。
  16. 【請求項16】前記反射材によって反射した光が前記使
    用者に向うようにした、請求項13乃至15のいずれか
    に記載のイオン歯ブラシ。
  17. 【請求項17】前記表示器はLEDである、請求項13
    乃至16のいずれかに記載のイオン歯ブラシ。
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