JP2000175745A - 電子歯ブラシ - Google Patents

電子歯ブラシ

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JP2000175745A
JP2000175745A JP35735598A JP35735598A JP2000175745A JP 2000175745 A JP2000175745 A JP 2000175745A JP 35735598 A JP35735598 A JP 35735598A JP 35735598 A JP35735598 A JP 35735598A JP 2000175745 A JP2000175745 A JP 2000175745A
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Akifumi Ogiso
明文 小木曽
Mitsuho Suganuma
光保 菅沼
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AKOOZU KK
RATEERU KK
Acos Co Ltd
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AKOOZU KK
RATEERU KK
Acos Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 歯牙部とブラシ部を流れる電流の方向を自動
的に切り替えることができ、電池の消耗を防ぐ為使用時
以外は低電流とするとともに、歯ブラシのヘッド部に金
属の電極が表出しないような電子歯ブラシを提供するこ
と。 【解決手段】 ヘッド部(1)に埋め込まれた電極
(7)と、絶縁性物質からなるフィラメント(5)を束
ねてヘッド部(1)に植毛され、束ねたフィラメント同
士の少なくとも毛細管現象により水分が通過できる隙間
を有し、該隙間が前記電極(7)とヘッド部外に連通し
ているブラシ部分と、上記ヘッド部(1)に埋め込まれ
た電極(7)と把持部(2)の電極(9)間に流れる電
流を検知して使用状態を検出する電流検知回路(53)
と、電流検知回路(53)が検知した検知信号で動作
し、上記ヘッド部に埋め込まれた電極と把持部の電極間
に交番電圧を印加する切替スイッチ回路(55)と、を
有する電子歯ブラシ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子歯ブラシに関
し、特に、複数の機能を備え、自動的に電源をオン・オ
フ出来る電子歯ブラシに関する。
【0002】
【従来の技術】口腔内に化膿などの損傷がない正常な人
の口腔内は中性から弱酸性である。このような口腔内の
状態であって、電池のマイナス極をブラシ部に接続しプ
ラス極を柄部分に表出させ、使用時には、フッ素を含有
させた歯磨き材と併用し、電流をプラス極の手ー身体ー
歯牙部ーブラシ部の方向に流してマイナスのフッ素イオ
ンを歯牙中に電気的に浸透させるようにしたものが、例
えば特公昭48−27390号公報に記載されている。
また、歯槽膿漏などの化膿部分が酸性であり、この部分
の蛋白質がプラスイオンとして存在するので、このよう
に歯牙部をプラスにし、ブラシ部をマイナスにして歯牙
部からブラシ部方向に電流を流すと、このプラスイオン
を電気的に取り去ることができて、病巣部分を清潔に保
つことができる。
【0003】中性の歯磨き材を使用し、口腔内の化膿部
分が微細な場合には、口腔中の蛋白質の多くはマイナス
イオンとして存在しているため、電池のプラス極をブラ
シ部に接続し、マイナス極を柄部分に表出させ、使用時
には、電流をプラス極のブラシ部ー歯牙部ー身体ーマイ
ナス極の手方向に流して口腔中の蛋白質をブラシ方向に
駆動し、プラークの蓄積を防止する電子歯ブラシが、例
えば、特開平2−283310号公報に記載されてい
る。
【0004】また、上記の2態様に適応できるようにす
るため、歯ブラシのフィラメント付近及び柄に電極を設
け、両極の極性(+、−)を切換えて、歯牙部とブラシ
部間を流れる電流の方向を切り替えるようにした電子歯
ブラシが、例えば、特開昭63−296703号公報に
記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、歯牙部と
ブラシ間に微少電流を流す電子歯ブラシは公知である
が、特公昭48−27390号公報に記載されているも
の、あるいは特開平2−283310号公報に記載され
ているものは、いずれか一方にしか電流を流すことがで
きない。また、特開昭63−296703号公報に記載
されているものは、極性の切り換えをダイアル等により
手動で切り換える為、歯磨き中に流れる電流の方向を頻
繁に切り替えようとした場合大変煩わしく、また数秒以
下の短い時間での切換えは不可能であった。
【0006】さらに、電極としてフィラメントに金属を
使用したり、歯ブラシのヘッド部付近に金属電極を設け
たものは、金属が歯ブラシヘッド部の表面に露出してい
る為使用中に金属が皮膚に触れる。このため金属に過敏
な人には使用不可能であった。本発明は上述のような従
来の不都合を解消しようとするものであり、その目的
は、歯牙部とブラシ部を流れる電流の方向を自動的に切
り替えることができ、電池の消耗を防ぐ為使用時以外は
低電流とするとともに、歯ブラシのヘッド部に金属の電
極が表出しないような電子歯ブラシを提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の本発明の目的を達
成するために、本願の請求項1に係る発明では、把持部
とヘッド部に設けたブラシ部分に電極を有し、使用時に
前記2つの電極間に微少電流を通電する電子歯ブラシに
おいて、ヘッド部に埋め込まれた電極と、絶縁性物質か
らなるフィラメントを束ねてヘッド部に植毛され、束ね
たフィラメント同士の少なくとも毛細管現象により水分
が通過できる隙間を有し、該隙間が前記電極とヘッド部
外に連通しているブラシ部分と、上記ヘッド部に埋め込
まれた電極と把持部の電極間に流れる電流を検知して使
用状態を検出する電流検知回路と、電流検知回路が検知
した検知信号で動作し、上記ヘッド部に埋め込まれた電
極と把持部の電極間に交番電圧を印加する切替スイッチ
回路と、を有することを特徴とする電子歯ブラシを提供
する。本願の請求項2に係る発明では、請求項1に係る
発明において、上記ヘッド部は把持部に対して着脱自在
であることを特徴とする電子歯ブラシを提供する。本願
の請求項3に係る発明では、請求項1に係る発明におい
て、上記ヘッド部に埋め込まれた電極の一部は歯牙に接
触しない部分でヘッド部外に表出していることを特徴と
する電子歯ブラシを提供する。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施の形態を、
図面を用いて詳細に説明する。図1は、本発明に係る電
子ブラシの正面図である。図1から分かるように、本発
明に係る電子歯ブラシは、ヘッド部1と把持部2を有す
る。図1には示されていないが、把持部2の上端にネッ
ク部3が形成されていて、ヘッド部1の下部はこのネッ
ク部3の部分に覆い被さるようにはめ込まれ、ヘッド部
1はネック部3より着脱自在に構成されている。ヘッド
部1の構成を、図2、図3を用いて更に説明すると、ヘ
ッド部1の先端部4にはフィラメント5が植毛されてい
る。フィラメント5は、細い合成樹脂の繊維を束ねたも
のである。先端部4には導電性バネ7も埋め込まれてい
る。先端部4に植毛されたフィラメント5の根部は導電
性バネ7と接触しているか、フィラメント5の根部に導
電性バネ7の一部が少し食い込んでいる。
【0009】図5は、先端部に植毛されたフィラメント
5と埋め込まれた導電性バネ7の構造を詳細に示す図で
あり、かつ図3の円A部分の部分拡大図である。フィラ
メント5の材料は絶縁性の合成樹脂であるが、歯磨き実
行中は、唾液等の水分が毛細管現象によりフィラメント
の間19を伝わり、さらに植毛されたフィラメント5の
根部で束ねられた合成樹脂繊維の隙間を唾液等の水分が
毛細管現象で染み込み、導電性バネ7まで達する。この
ため、導電性バネ7と歯牙部とは唾液等の水分を介して
電気的に接続される。なお、フィラメント5に導電性物
質を使用すれば、導電性バネ7と歯牙部は、フィラメン
ト5を介して電気的に接続される。
【0010】ヘッド部1と把持部2の詳細な構造を、図
2,図3および図4を用いて説明する。図2は、電子歯
ブラシを紙面と平行な面で切断した縦断面図であり、図
3はヘッド部1を把持部2から抜き去り、紙面と直交す
る面で切断した縦断面図であり、図4は、図2のA−A
線に沿って切断した横断面図である。ヘッド部1の先端
部4下部には、ネック部33が設けられ、ネック部33
に続いてカバー部34が形成されている。ネック部33
の中心には、先端部4に埋め込まれた導電性バネ7が挿
通しており、該導電性バネ7の先端部は、カバー部34
の内側天井に表出している。
【0011】把持部2は絶縁性樹脂より為る把持部ケー
ス8,把持部電極9,電極ピン6,制御基板10,中ケ
ース11を有する。把持部2の先端に設けられたネック
部3には、ヘッド部1がこれに嵌合されたとき、水分が
外部から電極ピン6方向に侵入せず電極ピン6近辺の水
蜜性を保つ為のOリング12を嵌める。またネック部3
の頭部41には電極ピン6が圧入されている。図2およ
び図4から分かるように、把持部2の下端近くにこの内
外面を貫通する2個の接続ピン18が貫通している。ま
た、把持部2の下端両側には、把持部電極9がはめ込ま
れており、接続ピン18の外端と把持部電極9の内側と
が接触して、これらは電気的に接続される。
【0012】次に、把持部2の下端からこれの内部に挿
入する、制御基板10を備えた中ケース11の構造につ
いて、図6,図7,図8を用いて説明する。中ケース1
1は、図7,図8に示すように、下端部にボトム部14
を有する。ボトム部14には、把持部2の内部を水密に
保つためのOリング15がはめられている。ボトム部1
4の上端から上方に断面“コ”字状の制御基板収納部1
3がボトム部14と一体に形成されている。制御基板収
納部13には、電池31を収納する電池収納部16が形
成されている。
【0013】次に、制御基板収納部13に収納される制
御基板10について、主に図6を用いて説明する。制御
基板10は、電子歯ブラシの電流を制御するLSI20
と表示用発光体21,出力抵抗22,発振用抵抗23,
電池31の一方の極との接続用端子24,電池31との
他方の極との接続用バネ25,電極ピン接続用バネ2
6,把持部電極接続バネ17を有する。また、制御基板
10からは、図7,図8に示すように、電池収納部16
内に電池バネ30が延びている。接続用バネ25と電池
バネ30との間に電池31を挟み、制御基板10を制御
基板収納部13に収納し、ねじ32を用いて制御基板1
0を制御基板収納部13内に固定する。この固定動作に
より、電池31の両電極は接続用バネ25と電池バネ3
0との間に確実に接触して電池31は制御基板10に電
源を供給することができるようになる。
【0014】このようにして制御基板10を組み込んだ
中ケース11は、把持部ケース8の低端部からその内部
に挿入され、最後にボトム部14が把持部ケース8の低
端部に堅くはめ込まれ、中ケース11は把持部ケース8
に固定される。このように中ケース11を把持部ケース
8に固定することにより、電極ピン接続バネ26が電極
ピン6の端部と当接し、把持部電極バネ17が接続ピン
18と接触する。そして、中ケース11を把持部ケース
8の中へ固定することにより制御基板10→把持部電極
接続バネ17→電極ピン18→把持部電極9まで電気的
に接続する。また他方制御基板10→電極ピン接続バネ
26→電極ピン6の経路により制御基板10〜電極ピン
6まで電気的に接続する。さらに、制御基板10を内蔵
した把持部2のネック部3へヘッド部1を嵌合すれば電
子歯ブラシとして動作可能となる。また把持部2を手に
持ちフィラメントで歯を磨くことにより人体を電気回路
の一部とする閉回路が形成され可変極電子歯ブラシとし
て機能する。
【0015】次に、本発明の電子歯ブラシに使用される
電子回路の具体的構成を図9の回路ブロック図に基づき
説明する。図9において、50はクロックを発振する発
振回路である。発振回路50は、抵抗値Rを持つ外付の
発振用抵抗23とともに内部のコンデンサCと組み合わ
されて時定数発信器を構成し、その発信周波数は、(τ
=CR)にて表される。なお、発振回路50からは、パ
ルス状に整形されたクロック信号が出力される。51は
制御回路であり、電池31から電子歯ブラシに供給され
る電流を制御する。52は、電子歯ブラシが使用されよ
うとしているか否かをチェックするチェック信号を発生
するチェック信号発生器であり、53はチェック信号電
流を検知する電流検知回路である。55は電池31から
電子歯ブラシに供給される電流の流れる方向を切り換え
る切替スイッチ回路であり、無接点型の電子スイッチン
グ素子56、57、58、59から構成される。そし
て、発振回路50、制御回路51、チェック信号発生器
52、電流検知回路53、切替スイッチ55は集積化さ
れて、LSI20を構成する。
【0016】次に、図10のフロー図及び図11、図1
2のタイミング図を参照しながら、図9を用いて本願発
明の動作を説明する。電池31から発振回路50には常
時電源が供給されている。このため、発振回路50から
は、図10の(a)に示すように、一定の間隔t2をもっ
て常時クロックパルスが出力されている。そして、この
発振回路50は、非常に短い時間パルス状に電流が消費
されるのみであるので、常時動作していても、電池31
に大きな負担を掛けない。
【0017】制御回路51の入力端には、図11のa)
及び図12のa)に示すようなクロック信号が印加され
たとき、このパルスの印加により自動的にオンとなり図
11のb)及び図12のb)に示すような一定時間幅t
cを持ったパルス状のチェック信号を発生するチェック
信号発生器52が組み込まれている。このチェック信号
発生器52がオンとなると、この回路から図12の
c)、d)に示すように、切替スイッチ回路55の電子
スイッチング素子56、59に、前記チェック信号を基
としたオン信号が与えられ、これらをオンとする。この
ため、電子歯ブラシのヘッド部1の導電性バネ7と把持
部電極9に電池31の電圧が印加されるが、チェック信
号が発生している期間中に電子歯ブラシが使用されない
場合には、電子歯ブラシのヘッド部の導電性バネ7と把
持部電極9間がオープンであるので電子歯ブラシに電流
が流れない。よって、電流検知回路53から電流検知信
号は発生しない。所定時間が経過すると、チェック信号
は立ち下がって、チェック信号発生器52はオフとな
り、電子スイッチング素子56、59もオフとなる。こ
の動作は、図10のステップ1、6において示したよう
に、表示用発光体21をオフとする動作を含めて繰り返
して行われる。
【0018】電子歯ブラシの把持部ケース8の把持部電
極9を使用者が握り、ヘッド部1を口腔中に挿入し、水
分が導電性バネ7に到達すると、端子Aと端子B間に人
体抵抗からなる負荷抵抗が接続されたこととなる。この
状態になってから最初のクロックパルスが発生して、チ
ェック信号発生器52がオンとなり、このチェック信号
発生器52から図12のc)、d)に示すように、切替
スイッチ回路55の電子スイッチング素子56、59に
前記チェック信号を基としたオン信号が与えられ、これ
らをオンとする。このため、電子歯ブラシのヘッド部1
の導電性バネ7と把持部電極9に電池31の電圧が印加
され電池31から電子歯ブラシに電源が供給される。電
子歯ブラシが使用されようとしているので、端子Aと端
子B間には電流が流れ、これを電流検知回路53が検知
すると、図11c)に示すように、電流検知信号が発生
し、この信号は制御回路51に送られる。制御回路51
がこの信号を受けると、図11のf)に示すようなイネ
ーブル信号が発生し、制御回路51全体が動作状態とな
る。なお、このイネーブル信号の長さt1は、クロックパ
ルス間隔t2よりも少し短い。
【0019】制御回路51がイネーブル状態になると、
動作は図10のステップ2に移り、電池31の電圧eが
所定値より大きいか否かを判断する。電池31の電圧e
が所定値よりも低い場合には、電子歯ブラシが正常に動
作しないことであるから、ステップ3に移り、電池31
が無くなるまで表示用発光体21を点滅して、使用者に
対して電池の消耗を知らせる。
【0020】電池31の電圧が所定値よりも大きい場合
には、動作はステップ4に移り、表示用発光体21を連
続点灯させる。この表示用発光体21は、クロックパル
ス間隔内で制御回路51がイネーブル状態となれりさえ
すれば連続点灯する。
【0021】次いで、制御回路51の動作はステップ5
に移る。図11c)に示す電流検知信号が制御回路51
に送られると、制御回路51から切替スイッチ回路55
に切り換え信号が送られる。この切替信号により、図1
1d)に示すように、イネーブル信号の前半の(t1 /
2)期間では、A端子を正、B端子を負に、また後半の
(t1 /2)期間では、A端子を負、B端子を正に切り
換える。この切替を行なうために、イネーブル信号の前
半の(t1 /2)期間、図12のd)、g)に示すパル
スが電子スイッチング素子56、59に印加されてこれ
らをオンとし、さらに後半の(t1 /2)期間、図12
のe)、f)に示すパルスが電子スイッチング素子5
7、58に印加されてこれらをオンとする。このため、
歯牙と電子歯ブラシの導電性バネ7間には、制御回路5
1がイネーブル期間内に逆転した電流が流れる。また、
図11c)に示すように、電流検知信号も人体中を流れ
る。結果的には、図11e)に示すように、図11の
c)とd)の合成波形で示すような電流が歯牙乃至歯根
に流れる。
【0022】これまでの一連の動作が終了すると、ステ
ップ1に戻って、次のクロック信号の発生を待つ。そし
て、歯磨きを継続しており、図11のc)に示す電流検
知信号が発生している限り、前述のステップ2以降動作
に従って制御装置51の動作は継続され、歯牙乃至歯根
への電流供給は続けられる。
【0023】歯磨きを中止してヘッド部1を口腔内から
排出すると、電子歯ブラシのA端子、B端子間の抵抗値
は無限大に近い値となり、制御装置51の動作は休止と
なり、歯牙乃至歯根への電流供給は停止された状態を継
続する。したがって、ステップ1では、“N”のルート
をたどり、ステップ6において表示用発光体21を消灯
させてステップ1に戻る。そして、ステップ1ーステッ
プ6−ステップ1のループを動作が循環している間中、
歯牙乃至歯根への電流供給は停止された状態を継続する
こととなる。
【0024】以上、本発明を上述の実施の形態により説
明したが、本発明の主旨の範囲内で種々の変形や応用が
可能であり、これらの変形や応用を本発明の範囲から排
除するものではない。
【0025】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本願の請求
項1に係る発明では、二つの電極の間を一定時間毎に電
気的に+、−を交番する事が出来る電子歯ブラシを安価
に提供できる。また、フィラメントが口内に入っている
か否かを自動認識できることにより交番電流は歯磨き中
のみ消費され待機中は極めて低消費電流となる。自動認
識により電子回路の切り忘れによる無駄な電流消費を防
止し電池寿命を大幅に伸ばすことが出来る。また、フィ
ラメントと金属電極を歯ブラシヘッド部内部で当接させ
ることにより金属をブラシヘッド部表面に露出させない
為金属に過敏な人でも電子歯ブラシを使用できる。請求
項2に係る発明では、請求項1に係る発明の効果に加え
て、ヘッド部を着脱自在に構成したので、ヘッド部の寿
命がつきても、また新しいヘッド部を装着すれば電子歯
ブラシとしての機能を果たす。請求項3に係る発明で
は、請求項1に係る発明の効果に加えて、上記ヘッド部
に埋め込まれた電極の一部は歯牙に接触しない部分でヘ
ッド部外に表出しているので、電界の作用点が歯牙の近
傍となる為作用点に液路を介在した場合に比較し歯の近
傍に電流が集中する為効果がより大となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施の形態を示す正面図であ
る。
【図2】図2は、本発明の正面断面図である。
【図3】図3は、本発明の縦断面図である。
【図4】図4は、図2におけるAーA線断面図である。
【図5】図5は、先端部に植毛されたフィラメント5と
埋め込まれた導電性バネ7の構造を詳細に示す図であ
る。
【図6】図6は、制御基板の正面図である。
【図7】図7は、中ケースの正面断面図である。
【図8】図8は、中ケースの側断面図である。
【図9】図9は、本発明に係る電子歯ブラシの回路図で
ある。
【図10】図10は、本発明に係る電子歯ブラシの動作
を示すフロー図である。
【図11】図11は、本発明に係る電子歯ブラシの動作
を示すタイムチャート図である。
【図12】図12は、本発明に係る電子歯ブラシのスイ
ッチング素子の動作を示すフロー図である。
【符号の説明】
1・・・・・ヘッド部 2・・・・・把持部 3・・・・・ネック部 4・・・・・先端部 5・・・・・フィラメント 6・・・・・電極ピン 7・・・・・導電性バネ 8・・・・・把持部ケース 9・・・・・把持部電極 10・・・・・制御基板 11・・・・・中ケース 12・・・・・Oリング 13・・・・・制御基板収納部 14・・・・・ボトム部 15・・・・・Oリング 16・・・・・電池収納部 17・・・・・把持部電極接続バネ 18・・・・・接続ピン 20・・・・・LSI 21・・・・・表示用発光体 22・・・・・出力抵抗 23・・・・・発信用抵抗 24・・・・・接続用端子 25・・・・・接続用バネ 26・・・・・電極ピン接続用バネ 30・・・・・電池バネ 31・・・・・電池 33・・・・・ネック部 34・・・・・カバー部 41・・・・・頭部 50・・・・・発振回路 51・・・・・制御回路 52・・・・・チェック信号発生器 53・・・・・電流検知回路 55・・・・・切替スイッチ回路 56・・・・・電子スイッチング素子 57・・・・・電子スイッチング素子 58・・・・・電子スイッチング素子 59・・・・・電子スイッチング素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 菅沼 光保 長野県飯田市鼎切石4376−4 株式会社ア コーズ内 Fターム(参考) 3B202 AA08 AB08 AB13 AB26 GA00

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 把持部とヘッド部に設けたブラシ部分に
    電極を有し、使用時に前記2つの電極間に微少電流を通
    電する電子歯ブラシにおいて、ヘッド部に埋め込まれた
    電極と、絶縁性物質からなるフィラメントを束ねてヘッ
    ド部に植毛され、束ねたフィラメント同士の少なくとも
    毛細管現象により水分が通過できる隙間を有し、該隙間
    が前記電極とヘッド部外に連通しているブラシ部分と、
    上記ヘッド部に埋め込まれた電極と把持部の電極間に流
    れる電流を検知して使用状態を検出する電流検知回路
    と、電流検知回路が検知した検知信号で動作し、上記ヘ
    ッド部に埋め込まれた電極と把持部の電極間に交番電圧
    を印加する切替スイッチ回路と、を有することを特徴と
    する電子歯ブラシ。
  2. 【請求項2】 上記ヘッド部は把持部に対して着脱自在
    であることを特徴とする請求項1に記載の電子歯ブラ
    シ。
  3. 【請求項3】 上記ヘッド部に埋め込まれた電極の一部
    は歯牙に接触しない部分でヘッド部外に表出しているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の電子歯ブラシ。
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Cited By (8)

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