JP2001309718A - コンバイン - Google Patents

コンバイン

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JP2001309718A
JP2001309718A JP2000133050A JP2000133050A JP2001309718A JP 2001309718 A JP2001309718 A JP 2001309718A JP 2000133050 A JP2000133050 A JP 2000133050A JP 2000133050 A JP2000133050 A JP 2000133050A JP 2001309718 A JP2001309718 A JP 2001309718A
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JP
Japan
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discharge
auger
cylinder
grain
lid
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000133050A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Kajiwara
康一 梶原
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Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd filed Critical Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
Priority to JP2000133050A priority Critical patent/JP2001309718A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 取扱い操作の簡略化並びに穀粒排出作
業性の向上などを図る。 【解決手段】 グレンタンク(15)の穀粒を搬出す
る排出オーガ(17)先端部に投出筒(38)を穀粒排
出方向変更自在に設けるコンバインにおいて、投出筒
(38)に蓋(75)を開閉自在に設けたことを特徴と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は圃場の穀稈を連続的
に刈取って脱穀した穀粒をグレンタンクに収集すると共
に、グレンタンクから穀粒を取出す排出オーガを備える
コンバインに関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来、排出オーガを旋
回させたり伸縮させて先端の投出口をトラック荷台また
はコンテナの上面に移動させて穀粒を搬出させるから、
作業者に対して位置が不特定になる排出オーガ先端側で
の穀粒排出操作を容易に行い得ないと共に、投出口が常
に下向きに突出していてトラック荷台などに衝突させ易
い不具合があり、取扱い操作の簡略化並びに穀粒排出作
業性の向上などを容易に図り得ない等の問題がある。
【0003】
【課題を解決するための手段】然るに、本発明は、グレ
ンタンクの穀粒を搬出する排出オーガ先端部に投出筒を
穀粒排出方向変更自在に設けるコンバインにおいて、投
出筒に蓋を開閉自在に設けたもので、投出筒を分解する
ことなく蓋の開放によって投出筒内部のメンテナンス及
び掃除を容易に行い得ると共に、投出筒内部の穀粒圧力
の上昇によって蓋を開動させて投出筒内部に穀粒が詰る
のを未然に防止し得、取扱い操作の簡略化並びに穀粒排
出作業性の向上などを容易に図り得るものである。
【0004】また、穀粒排出姿勢の投出筒の上面側に蓋
を取付けたもので、投出筒内部の適正な通常の穀粒排出
圧力によって蓋が開放される不具合を容易になくし得、
蓋取付け構造の簡略化並びに穀粒排出作業性の向上など
を容易に図り得るものである。
【0005】また、投出筒内部の穀粒の一定圧力以上で
蓋が開放されるように構成したもので、投出筒または蓋
などが穀粒排出圧力によって変形損傷する前に蓋を開動
させ得、投出筒内部の穀粒排出圧力を一定以下に維持し
て投出筒または排出オーガ等の穀粒詰りによる損傷を容
易に防止し得、取扱い作業性の向上などを容易に図り得
るものである。
【0006】また、投出筒と蓋の隙間を塞ぐシールを設
けたもので、投出筒と閉状態の蓋の間から穀粒が漏出す
るのを容易に防止し得、蓋の閉支持構造並びに投出筒内
部の穀粒の一定圧力以上で蓋が自動的に開放される構造
などを容易に構成し得、取扱い操作の簡略化並びに穀粒
排出作業性の向上などを容易に図り得るものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて詳述する。図1はコンバインの全体側面図、図2
は同平面図であり、図中(1)は走行クローラ(2)を
装設するトラックフレーム、(3)は前記トラックフレ
ーム(1)に架設する機台、(4)はフィードチェン
(5)を左側に張架し扱胴(6)及び処理胴(7)を内
蔵している脱穀部、(8)は刈刃(9)及び穀稈搬送機
構(10)などを備える刈取部、(11)は刈取フレー
ム(12)を介して刈取部(8)を昇降させる刈取昇降
シリンダ、(13)は排藁チェン(14)終端を臨ませ
る排藁処理部、(15)は脱穀部(4)からの穀粒を揚
穀筒(16)を介して搬入するグレンタンク、(17)
は前記タンク(15)内の穀粒を機外に搬出する排出オ
ーガ、(18)は操向ハンドル(19)及び運転席(2
0)を備える運転キャビン、(21)は運転キャビン
(18)下方に設けるエンジンであり、連続的に穀稈を
刈取って脱穀するように構成している。
【0008】さらに、図3、図4に示す如く、前記グレ
ンタンク(15)後側に縦オーガ(22)を立設させ、
縦オーガ(22)上端に受継ケース(23)を介して前
記排出オーガ(17)基端部を連結させると共に、グレ
ンタンク(15)上面のオーガレスト(24)に排出オ
ーガ(17)中間部を上載支持させ、本機上面の対角線
方向に略水平に排出オーガ(17)を収納させるもの
で、トラック(25)荷台のコンテナ(26)の穀粒排
出位置またはオーガレスト(24)位置に縦オーガ(2
2)を支点に排出オーガ(17)先端側を旋回移動させ
る電動旋回モータ(27)と、電磁ソレノイド型旋回ブ
レーキ(28)と、旋回リミットスイッチ(29)を設
けると共に、受継ケース(23)を支点に排出オーガ
(17)先端側を昇降させる油圧オーガ昇降シリンダ
(30)と、上昇リミットスイッチ(31)を設け、前
記昇降シリンダ(30)制御によって排出オーガ(1
5)先端側を昇降させると共に、前記旋回モータ(2
7)制御によって排出オーガ(15)先端側を左右に旋
回させるように構成している。
【0009】さらに、図5乃至図16に示す如く、前記
排出オーガ(17)を円筒形排出オーガ筒(32)に内
挿させ、排出オーガ筒(32)先端にエルボ形アルミダ
イキャストパイプ製軸受体(33)の一端側を固定さ
せ、軸受体(33)内部に排出オーガ(17)の排出オ
ーガ軸(34)をベアリング軸支させ、軸受体(33)
一端側の入口(35)に排出オーガ(17)送り終端部
を内挿させ、排出オーガ(17)送り終端に放出羽根
(36)を固定させる。
【0010】また、前記軸受体(33)他端側の出口
(37)にスロワ筒形の投出筒(38)を設け、軸受体
(33)の出口(37)に受継オーガ(39)を内挿さ
せ、投出筒(38)に投出羽根(40)を内設させ、受
継オーガ(39)及び投出羽根(40)を羽根軸(4
1)に固定させ、羽根軸(41)の一端側を軸受体(3
3)に2つのベアリング軸受(42)(43)を介して
軸支させ、各ベアリング軸受(42)(43)間の羽根
軸(41)を排出オーガ軸(34)にベベルギヤ(4
4)(45)を介して連結させ、受継オーガ(39)及
び投出羽根(40)に排出オーガ(17)を介してエン
ジン(21)駆動力を伝えて駆動し、排出オーガ(1
7)によって搬出するグレンタンク(15)の穀粒を投
出筒(38)先端の合成樹脂筒形の投出口(46)から
排出させる。また、図13に示す如く、軸受体(33)
の入口(35)内径に対して出口(37)内径を大きく
形成すると共に、前記受継オーガ(39)の送り始端側
外径よりも送り終端側外径を大きく形成している。
【0011】さらに、図12、図15に示す如く、前記
軸受体(33)の出口(37)外周の油溝(47)形成
部に摺動自在に嵌合させる係止リング(48)と、軸受
体(33)の出口(37)外周の係合溝(49)に回転
自在に内周側を係入させる2つ割形のリングギヤ(5
0)を、前記投出筒(38)の穀粒受口(51)外周縁
部にボルト(52)止め固定させ、リングギヤ(50)
外側をギヤカバー(53)によって覆うもので、係止リ
ング(48)を介して羽根軸(41)回りに回転自在に
軸受体(33)に投出筒(38)を取付け、係合溝(4
9)とリングギヤ(50)の係合によって係止リング
(48)の抜出を阻止し、軸受体(33)を支点にして
排出オーガ(17)右側で投出筒(38)を360度正
逆転自在に取付けている。そして、図16のように、穀
粒排出姿勢の投出筒(38)から下手投げで穀粒を排出
させると共に、穀粒排出姿勢の投出筒(38)の投出口
(46)を上向きに支持する方向(図7の状態下で時計
方向)に回転させて収納位置に戻す。
【0012】さらに、図9、図11に示す如く、前記軸
受体(33)に一体形成する軸座(54)に支軸(5
5)を固定させ、支軸(55)にモータステー(56)
を回転自在に取付け、モータステー(56)に電動投出
口モータ(57)を固定させ、投出口モータ(57)の
出力軸(58)に出力ギヤ(59)を固定させ、出力ギ
ヤ(59)を前記リングギヤ(50)に噛合させね投出
口モータ(57)によって投出筒(38)を収納位置乃
至穀粒排出姿勢に回転させると共に、リングギヤ(5
0)と出力ギヤ(59)の噛合部の接線上に支軸(5
5)を設ける。また、前記支軸(55)にトルクバネ
(60)中間を巻装させ、トルクバネ(60)の一端を
モータステー(56)に係止させ、トルクバネ(60)
の他端を座板(61)に係止させ、座板(61)を支軸
(55)に回転自在に取付け、トルクバネ(60)のバ
ネ力を調節するトルクボルト(62)を介して座板(6
1)を軸受体(33)に当接させ、トルクバネ(60)
力によって前記リングギヤ(50)に出力ギヤ(59)
を弾圧して噛合させる。そして、投出筒(38)の回転
負荷が一定以下でリングギヤ(50)に出力ギヤ(5
9)を噛合維持させ、投出筒(38)の回転負荷が一定
以上に大きいときにトルクバネ(60)力にこうしてリ
ングギヤ(50)から出力ギヤ(59)が離脱し、出力
ギヤ(59)だけを空転させる。
【0013】また、図9に示す如く、前記軸受体(3
3)に当接させるボルト形ストッパ(63)をモータス
テー(56)に設け、トルクバネ(60)によって弾圧
する出力ギヤ(59)のリングギヤ(50)接近方向の
移動をストッパ(63)によって制限すると共に、投出
口モータ(57)を内設させるモータカバー(64)を
軸受体(33)に固定させ、モータカバー(64)下面
に照明ライト(65)を下向きに固定させ、排出オーガ
(17)先端下方の照明を行うもので、排出オーガ(1
7)右側の軸受体(33)外側面に投出口モータ(5
7)を設け、排出オーガ(17)右側の収納位置の投出
筒(38)と排出オーガ(17)の間に投出口モータ
(57)を取付け、投出口モータ(57)の左右を投出
筒(38)と軸受体(33)で囲み、かつ軸受体(3
3)及び排出オーガ(17)の上下幅内に投出口モータ
(57)を設ける。
【0014】さらに、図2、図14に示す如く、前記排
出オーガ(17)を昇降及び左右旋回操作する本機レバ
ー(66)及び先端レバー(67)を備え、運転席(2
0)左側後方に本機レバー(66)を取付けると共に、
右側に投出筒(38)を設ける軸受体(33)の左側に
先端操作パネル(68)を固定させ、前記先端レバー
(67)と、排出オーガ(17)の駆動力を入切するク
ラッチスイッチ(69)と、投出口モータ(57)を正
逆転させる投出口スイッチ(70)を、先端操作パネル
(68)の正面に設ける。また、図7に示す如く、投出
筒(38)を穀粒排出姿勢に支持した状態で揺動させる
投出口モータ(57)の往復運動(正逆転繰返し動作)
を入切する投出口揺動スイッチ(71)と、投出口モー
タ(57)往復運動時の投出筒(38)の揺動範囲及び
揺動角度を設定する揺動範囲設定器(72)を、先端操
作パネル(68)の側面に設ける。なお、前記揺動スイ
ッチ(71)及び設定器(72)を本機レバー(66)
の近傍にも設けて運転席(20)からも揺動操作を行う
こともできる。
【0015】さらに、図8、図16に示す如く、収納位
置で下面側となり穀粒排出姿勢で上面側になる投出筒
(38)側面にオーバーフロー開口(73)を形成する
と共に、バネ(74)によって閉動させる蓋(75)を
投出筒(38)外側に支点軸(76)を介して開閉動作
自在に設け、前記開口(73)の外側周縁のスポンジシ
ール(77)に蓋(75)を圧着させ、投出筒(38)
に固定した磁石(78)の吸着によって蓋(75)を閉
位置に支持させ、開口(73)を蓋(75)によって閉
塞するもので、投出口(46)側が穀粒によって閉塞さ
れたとき、投出羽根(40)の穀粒排出圧力で蓋(7
5)が開動し、開口(73)から穀粒を排出させ、内部
での穀粒詰りを防ぐと共に、蓋(75)の開放によって
開口(73)から手を入れて投出羽根(40)等の掃除
及びメンテナンスを行う。また、図8に示す如く、収納
位置の投出筒(38)先端の投出口(46)底部を排出
オーガ(17)底部よりも高く形成し、収納位置の投出
筒(38)底部を投出口(46)側が高くなるように傾
斜させ、投出筒(38)と同様に蓋(75)も投出口
(46)側が高くなるように取付け、蓋(75)が低く
なる側を支点軸(76)に連結させている。
【0016】さらに、図17に示す如く、本機レバー
(66)によって排出オーガ(17)を昇降及び旋回操
作する上昇及び下降及び左旋回及び右旋回の各スイッチ
と、排出オーガ(17)を駆動操作するクラッチスイッ
チ(79)と、軸受体(33)を支点に投出筒(38)
を正逆転操作する投出口スイッチ(80)と、排出オー
ガ(17)をオーガレスト(24)収納位置に戻す操作
並びに投出筒(38)を排出オーガ(17)側方の収納
位置に戻す操作を行う自動収納スイッチ(81)を、マ
イクロコンピュータで構成するオーガコントローラ(8
2)に入力接続させるもので、本機レバー(66)を取
付ける本機操作パネル(83)に各スイッチ(79)
(80)(81)を設ける。また、走行クローラ(2)
の走行速度を検出する車速センサ(84)と、穀粒排出
制御用の電源スイッチ(85)と、前記上昇及び旋回の
各リミットスイッチ(31)(29)を、オーガコント
ローラ(82)に入力接続させる。
【0017】また、先端レバー(67)によって排出オ
ーガ(17)を昇降及び旋回操作する上昇及び下降及び
左旋回及び右旋回の各スイッチと、前記クラッチスイッ
チ(69)と、投出口スイッチ(70)と、投出口揺動
スイッチ(71)と、揺動範囲設定器(72)を、オー
ガコントローラ(82)に入力接続させると共に、排出
オーガ(17)の自動収納制御を点灯表示する自動収納
ランプ(86)と、オーガ昇降シリンダ(30)を駆動
制御する電磁昇降バルブ(87)と、前記旋回モータ
(27)及び旋回ブレーキ(28)と、排出オーガ(1
7)を駆動制御する電動クラッチモータ(88)と、前
記投出口モータ(57)に、オーガコントローラ(8
2)を出力接続させる。また、排出オーガ(17)の駆
動負荷を検出するオーガトルクセンサ(89)を、オー
ガコントローラ(82)に入力接続させると共に、コン
バイン本機を対地水平に保つ水平制御コントローラ(9
0)を、オーガコントローラ(82)に、コンビネーシ
ョンメータを介してシリアル通信接続させる。
【0018】また、前記脱穀部(4)の駆動を脱穀クラ
ッチ入によって検出する脱穀スイッチ(91)と、前記
機台(3)の左右傾斜を検出する傾斜センサ(92)
を、水平制御コントローラ(90)に入力接続させると
共に、前記トラックフレーム(1)に対して機台(3)
を左右に傾斜させる油圧水平シリンダ(93)を駆動制
御する電磁水平バルブ(94)に、水平制御コントロー
ラ(90)を出力接続させ、機台(3)の左右傾斜を自
動的に修正してコンバイン本機を水平に保つ。
【0019】そして、前記本機レバー(66)または先
端レバー(67)によって昇降シリンダ(30)及び旋
回モータ(27)を作動させて排出オーガ(17)を昇
降及び旋回させる。また、クラッチスイッチ(69)
(79)によってクラッチモータ(88)を正逆転させ
て排出オーガ(17)を駆動または停止させるもので、
投出羽根(40)の回転負荷が一定以上に大きくなった
ときに排出オーガ(17)を自動的に停止させると共
に、投出筒(38)の回転角度によって排出オーガ(1
7)の駆動を制限し、排出オーガ(17)の軸芯線より
も投出筒(38)先端の投出口(46)が下方側に位置
しているときに排出オーガ(17)が駆動されるように
構成する。また、自動収納スイッチ(81)によって昇
降シリンダ(30)及び旋回モータ(27)及び投出口
モータ(57)を作動させて排出オーガ(17)及び投
出筒(38)を収納位置に自動的に復動させるもので、
排出オーガ(17)がオーガレスト(24)上方の本機
収納位置に戻ってリミットスイッチ(29)(31)が
オンになったときに投出筒(38)が自動的に収納され
る。また、投出口スイッチ(70)(80)によって投
出筒(38)を収納位置乃至穀粒排出姿勢に時計回り
(正転)または反時計回り(逆転)の両方で移動させる
もので、投出筒(38)の回転角速度を1秒当り40乃
至90デグリーに形成している。また、投出口揺動スイ
ッチ(71)によって投出筒(38)を穀粒排出姿勢で
揺動させると共に、投出筒(38)の揺動範囲及び揺動
角度を揺動範囲設定器(72)によって設定する。さら
に、本機の左右傾斜を自動的に調節する自動水平制御動
作を排出オーガ(17)の本機収納後に終了させ、また
排出オーガ(17)が昇降しているときに自動水平制御
動作を一時的に中断させると共に、排出オーガ(17)
の旋回動作を阻止する旋回ブレーキ(28)を旋回操作
以外のときに入維持し、また、本機車速が一定以上のと
きに旋回ブレーキ(28)を切維持するように構成して
いる。
【0020】さらに、図16から明らかなように、グレ
ンタンク(15)の穀粒を搬出する排出オーガ(17)
先端部に投出筒(38)を穀粒排出方向変更自在に設け
るコンバインにおいて、投出筒(38)に蓋(75)を
開閉自在に設け、投出筒(38)を分解することなく蓋
(75)の開放によって投出筒(38)内部のメンテナ
ンス及び掃除を行うと共に、投出筒(38)内部の穀粒
圧力の上昇によって蓋(75)を開動させて投出筒(3
8)内部に穀粒が詰るのを未然に防止し、取扱い操作の
簡略化並びに穀粒排出作業性の向上などを図ると共に、
穀粒排出姿勢の投出筒(38)の上面側に蓋(75)を
取付け、投出筒(38)内部の適正な通常の穀粒排出圧
力によって蓋(75)が開放される不具合をなくし、蓋
(75)取付け構造の簡略化並びに穀粒排出作業性の向
上などを図る。
【0021】また、投出筒(38)内部の穀粒の一定圧
力以上で蓋(75)が開放されるように構成し、投出筒
(38)または蓋(75)などが穀粒排出圧力によって
変形損傷する前に蓋(75)を開動させ、投出筒(3
8)内部の穀粒排出圧力を一定以下に維持して投出筒
(38)または排出オーガ(17)等の穀粒詰りによる
損傷を防止し、取扱い作業性の向上などを図ると共に、
投出筒(38)と蓋(75)の隙間を塞ぐシール(7
7)を設け、投出筒(38)と閉状態の蓋(75)の間
から穀粒が漏出するのを防止し、蓋(75)の閉支持構
造並びに投出筒(38)内部の穀粒の一定圧力以上で蓋
(75)が自動的に開放される構造などを構成し、取扱
い操作の簡略化並びに穀粒排出作業性の向上などを図
る。
【0022】本実施例は上記の如く構成するもので、図
18のフローチャートに示す如く、前記電源スイッチ
(85)のオン操作によってクラッチモータ(88)を
オーガクラッチオフ動作させ、車速センサ(84)が検
出する車速が一定以下のときに旋回ブレーキ(28)を
オン動作させる。そして、先端レバー(67)操作によ
って排出オーガ(17)の昇降及び左右旋回を低速で動
作させると共に、本機レバー(66)操作によって排出
オーガ(17)の昇降及び左右旋回を高速で動作させる
もので、昇降時に水平バルブ(94)をオフ維持して水
平制御をオフにして水平シリンダ(93)制御を中断さ
せ、かつ左右旋回時に旋回ブレーキ(28)をオフに
し、排出オーガ(17)を穀粒排出位置に移動させる。
【0023】また、前記旋回モータ(27)の動作時間
などによって排出オーガ(17)の穀粒排出位置への移
動が確認され、投出口スイッチ(70)(80)が操作
されたとき、投出口スイッチ(70)(80)の正転ま
たは逆転出力によって時計回りの正転動作または反時計
回りの逆転動作によって投出筒(38)を収納位置乃至
穀粒排出位置に回転させ、投出口モータ(57)の回転
方向及び回転時間などによって投出口(46)を下向き
開口させた投出口(46)排出姿勢が確認され、クラッ
チスイッチ(69)(79)がオーガクラッチオン操作
されたとき、オーガトルクセンサ(89)が検出する排
出オーガ(17)及び投出羽根(40)などの駆動トル
クが一定以下の状態で、旋回ブレーキ(28)をオン維
持し、排出オーガ(17)及び投出筒(38)の穀粒排
出動作が継続され、グレンタンク(15)の穀粒をトラ
ック(25)のコンテナ(26)に搬出させると共に、
投出口揺動スイッチ(71)操作により、揺動範囲設定
器(72)で設定した揺動範囲及び揺動角度で投出口モ
ータ(57)を繰返し正逆転動作させ、投出筒(38)
を穀粒排出範囲で排出オーガ(17)軸芯線方向に揺動
運動させ、排出オーガ(17)の旋回動作と相乗させて
広範囲に投出口(46)から穀粒を均一に排出させる。
【0024】また、前記自動収納スイッチ(81)を操
作したとき、昇降シリンダ(30)によって排出オーガ
(17)先端側を上昇させ、上昇リミットスイッチ(3
1)がオンになったとき、旋回モータ(27)によって
排出オーガ(17)をオーガレスト(24)の収納位置
に旋回動作させ、オーガレスト(24)上方の収納位置
に排出オーガ(17)が到達して旋回リミットスイッチ
(29)がオンになったとき、投出口モータ(57)に
よって投出筒(38)を排出オーガ(17)側方に収納
させた後、昇降シリンダ(30)によって排出オーガ
(17)を下降動作させ、排出オーガ(17)をオーガ
レスト(24)に上載させて本機上面に略水平に支持さ
せる。また、排出オーガ(17)がオーガレスト(2
4)に支持され、脱穀スイッチ(91)によって脱穀部
(4)の停止(脱穀クラッチオフ)が確認されたとき、
水平制御コントローラ(90)の自動水平制御を終了す
る動作を行わせる。なお、前記自動収納スイッチ(8
1)操作によって排出オーガ(17)が上昇及び旋回す
るとき、クラッチモータ(88)によってオーガクラッ
チ切動作が自動的に行われ、排出オーガ(17)の穀粒
排出動作を停止した後、上記した排出オーガ(17)の
自動収納動作が開始される。
【0025】さらに、図18に示す如く、照明用ライト
(95)を穀粒排出姿勢の投出筒(38)上面に取付
け、投出筒(38)先端の穀粒排出位置をライト(6
5)によって照らしてもよい。
【0026】
【発明の効果】以上実施例から明らかなように本発明
は、グレンタンク(15)の穀粒を搬出する排出オーガ
(17)先端部に投出筒(38)を穀粒排出方向変更自
在に設けるコンバインにおいて、投出筒(38)に蓋
(75)を開閉自在に設けたもので、投出筒(38)を
分解することなく蓋(75)の開放によって投出筒(3
8)内部のメンテナンス及び掃除を容易に行うことがで
きると共に、投出筒(38)内部の穀粒圧力の上昇によ
って蓋(75)を開動させて投出筒(38)内部に穀粒
が詰るのを未然に防止でき、取扱い操作の簡略化並びに
穀粒排出作業性の向上などを容易に図ることができるも
のである。
【0027】また、穀粒排出姿勢の投出筒(38)の上
面側に蓋(75)を取付けたもので、投出筒(38)内
部の適正な通常の穀粒排出圧力によって蓋(75)が開
放される不具合を容易になくすことができ、蓋(75)
取付け構造の簡略化並びに穀粒排出作業性の向上などを
容易に図ることができるものである。
【0028】また、投出筒(38)内部の穀粒の一定圧
力以上で蓋(75)が開放されるように構成したもの
で、投出筒(38)または蓋(75)などが穀粒排出圧
力によって変形損傷する前に蓋(75)を開動させるこ
とができ、投出筒(38)内部の穀粒排出圧力を一定以
下に維持して投出筒(38)または排出オーガ(17)
等の穀粒詰りによる損傷を容易に防止でき、取扱い作業
性の向上などを容易に図ることができるものである。
【0029】また、投出筒(38)と蓋(75)の隙間
を塞ぐシール(77)を設けたもので、投出筒(38)
と閉状態の蓋(75)の間から穀粒が漏出するのを容易
に防止でき、蓋(75)の閉支持構造並びに投出筒(3
8)内部の穀粒の一定圧力以上で蓋(75)が自動的に
開放される構造などを容易に構成でき、取扱い操作の簡
略化並びに穀粒排出作業性の向上などを容易に図ること
ができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの全体側面図。
【図2】同平面図。
【図3】同正面図。
【図4】排出オーガの昇降旋回部の説明図。
【図5】排出オーガ先端部の左側面図。
【図6】同平面図。
【図7】投出筒の回転説明図。
【図8】投出口モータ取付部の左側面図。
【図9】同拡大図。
【図10】リングギヤ及び出力ギヤの説明図。
【図11】投出口モータ取付部の平面図。
【図12】同拡大図。
【図13】軸受体の平面説明図。
【図14】排出オーガ先端部の正面図。
【図15】投出筒分解説明図。
【図16】投出筒の右側面説明図。
【図17】穀粒排出制御回路図。
【図18】穀粒排出制御フローチャート。
【図19】変形例を示す照明ライト取付説明図。
【符号の説明】
(15) グレンタンク (17) 排出オーガ (38) 投出筒 (75) 蓋 (77) シール

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 グレンタンクの穀粒を搬出する排出オー
    ガ先端部に投出筒を穀粒排出方向変更自在に設けるコン
    バインにおいて、投出筒に蓋を開閉自在に設けたことを
    特徴とするコンバイン。
  2. 【請求項2】 穀粒排出姿勢の投出筒の上面側に蓋を取
    付けたことを特徴とする請求項1に記載のコンバイン。
  3. 【請求項3】 投出筒内部の穀粒の一定圧力以上で蓋が
    開放されるように構成したことを特徴とする請求項1に
    記載のコンバイン。
  4. 【請求項4】 投出筒と蓋の隙間を塞ぐシールを設けた
    ことを特徴とする請求項1に記載のコンバイン。
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