JP2001309649A - 電源回路 - Google Patents

電源回路

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JP2001309649A
JP2001309649A JP2000126937A JP2000126937A JP2001309649A JP 2001309649 A JP2001309649 A JP 2001309649A JP 2000126937 A JP2000126937 A JP 2000126937A JP 2000126937 A JP2000126937 A JP 2000126937A JP 2001309649 A JP2001309649 A JP 2001309649A
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Yoshinori Yamamoto
喜則 山本
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Keyence Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入力電圧と出力電圧との差が小さい場合でも
正常に動作することが可能でかつ回路規模が小さく安価
で消費電力の低減化が図られた電源回路を提供する。 【解決手段】 入力端子I1とノードN1との間に駆動
電圧作成回路9および駆動用ダイオード10が直列に接
続され、FET3のドレインDが入力端子I1に接続さ
れ、ソースSがノードN2に接続される。制御部4の第
1の電源端子41がノードN1に接続され、第2の電源
端子42がノードN2に接続され、出力端子43がFE
T3のゲートGに接続される。駆動用コンデンサ11が
ノードN1とノードN2との間に接続される。接地端子
G1とノードN2との間に転流ダイオード5が接続さ
れ、ノードN2と出力端子O1との間にコイル6が接続
され、出力端子O1と接地端子G1との間に負荷用平滑
コンデンサ7が接続される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、直流の入力電圧を
降下させて直流の出力電圧を出力する降圧型の電源回路
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、直流の入力電圧を降下させて
直流の出力電圧を得る降圧型の電源回路が用いられてい
る。このような電源回路は、DC−DCコンバータと呼
ばれている。図5は従来の降圧型の電源回路の一例を示
す回路図である。
【0003】図5の電源回路200は、電源側平滑コン
デンサ22、nチャネル型MOSFET(金属酸化物半
導体電界効果トランジスタ)23、制御部24、転流ダ
イオード25、コイル26および負荷用平滑コンデンサ
27により構成される。入力端子I21と接地端子G2
1との間に直流電源21が接続され、出力端子O21と
接地端子G21との間に負荷28が接続される。
【0004】電源側平滑コンデンサ22は入力端子I2
1と接地端子G21との間に接続されている。FET2
3のドレインDおよび制御部24の第1の電源端子24
1は入力端子I21に接続され、制御部24の第2の電
源端子242は接地端子G21に接続されている。ま
た、制御部24の出力端子243はFET23のゲート
Gに接続され、FET23のソースSはノードN21に
接続されている。
【0005】転流ダイオード25のカソードはノードN
21に接続され、アノードは接地端子G21に接続され
ている。コイル26はノードN21と出力端子O21と
の間に接続され、負荷用平滑コンデンサ27は出力端子
O21と接地端子G21との間に接続されている。
【0006】直流電源21により入力端子I21と接地
端子G21との間に入力電圧E1が印加される。それに
より、制御部24が入力電圧E1により駆動され、制御
部24の出力端子243からFET23のゲートGにパ
ルス電圧が与えられる。パルス電圧がハイレベルのとき
には、FET23がオンする。それにより、直流電源2
1からコイル26を通して負荷28に電流が供給され
る。このとき、コイル26にエネルギーが蓄積される。
【0007】パルス電圧がローレベルのときには、FE
T23がオフする。それにより、コイル26に蓄積され
たエネルギーにより負荷28に電流が供給される。この
場合、コイル26、負荷28および転流ダイオード25
からなる経路に電流が流れる。
【0008】負荷用平滑コンデンサ27により出力端子
O21と接地端子G21との間の電圧が平滑される。こ
のようにして、制御部24から出力されるパルス電圧の
周期およびデューティ比に応じて、出力端子O21と接
地端子G21との間に、入力電圧E1よりも低い一定の
出力電圧E2が出力される。
【0009】FET23のオンオフ動作は、その特性
上、ゲート・ソース間電圧にのみ依存する。そのため、
FET23のゲート・ソース間電圧を変化させることに
より、FET23をオンおよびオフさせることができ
る。
【0010】図5の電源回路200の制御部24は第1
の電源端子241と第2の電源端子242との間に印加
される電圧により駆動される。図5の例では、制御部2
4は直流電源21により印加される入力電圧E1により
駆動される。そのため、出力端子243から出力される
パルス電圧の電圧範囲の上限は入力電圧E1となり、下
限は接地電圧GND(0V)となる。
【0011】一方、FET23がオン状態の場合でも入
力電圧E1と出力電圧E2との差が小さい場合は、FE
T23のソース電圧は出力端子O21の出力電圧E2と
ほぼ等しくなる。それにより、FET23のゲート・ソ
ース間電圧の最大値は(入力電圧E1−出力電圧E2)
となる。そのため、このような場合は、FET23はオ
ンすることができず、電源回路200が正常に動作する
ことが困難となる。
【0012】そこで、入力電圧よりも高い駆動電圧を作
成する駆動電圧作成回路を設け、制御部を入力電圧より
も高い駆動電圧で駆動する電源回路が提案されている。
図6は駆動電圧作成回路を備えた従来の電源回路の例を
示す回路図である。
【0013】図6に示す電源回路300においては、入
力端子I21と制御部24の第1の電源端子241との
間に駆動電圧作成回路29が接続されている。駆動電圧
作成回路29は、入力電圧E1を昇圧し、入力電圧E1
よりも高い駆動電圧E3を制御部24の第1の電源端子
241に与える。それにより、制御部24は駆動電圧E
3により駆動される。
【0014】この場合、出力端子243から出力される
パルス電圧の電圧範囲の上限は駆動電圧E3となり、下
限は接地電圧GND(0V)となる。それにより、FE
T23のゲート・ソース間電圧の最大値は(駆動電圧E
3−出力電圧E2)となる。したがって、入力電圧E1
と出力電圧E2との差が小さい場合でも、FET23が
オンすることができ、電源回路300は正常に動作する
ことができる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図6に
示した従来の電源回路300においては、制御部24を
高い駆動電圧E3で駆動するため、制御部24を構成す
るために耐圧の高いロジックIC(集積回路)を用いる
ことが必要となる。この場合、耐圧の高いロジックIC
の種類が少ないため、高耐圧のトランジスタ等の素子を
用いて新たにロジック回路を作製する必要がある。その
結果、制御部24の回路規模が大きくなるとともに、コ
ストが高くなってしまう。また、制御部24が高い駆動
電圧E3で駆動されるため、消費電力が高くなる。
【0016】本発明の目的は、入力電圧と出力電圧との
差が小さい場合でも正常に動作することが可能でかつ回
路規模が小さく安価で低消費電力化が図られた電源回路
を提供することである。
【0017】
【課題を解決するための手段および発明の効果】第1の
発明に係る電源回路は、入力端子と基準端子との間に印
加される入力電圧を降下させて出力端子と基準端子との
間に出力電圧を出力する電源回路であって、入力電圧以
下の駆動電圧を生成して第1のノードに与える駆動電圧
生成手段と、第1のノードに接続される第1の電源端子
および第2のノードに接続される第2の電源端子を有
し、第1の電源端子と第2の電源端子との間に印加され
る電圧により駆動され、パルス電圧を生成するパルス電
圧生成手段と、第1のノードと第2のノードとの間に接
続された容量手段と、入力端子と第2のノードとの間に
接続されるとともに、パルス電圧生成手段により生成さ
れるパルス電圧を受ける制御端子を有するスイッチング
手段と、第2のノードと出力端子との間に接続されたイ
ンダクタンス手段と、基準端子と第2のノードとの間に
接続され、一方向に導通する一方向性導通手段と、出力
端子と基準端子との間の電圧を平滑して出力電圧を得る
平滑手段とを備えたものである。
【0018】本発明に係る電源回路においては、入力端
子と基準端子との間に入力電圧が印加される。また、出
力端子と基準端子との間に負荷が接続される。駆動電圧
生成手段により入力電圧以下の駆動電圧が生成され、第
1のノードに与えられる。それにより、容量手段が駆動
電圧に充電される。この場合、パルス電圧生成手段は駆
動電圧により駆動され、スイッチング手段の制御端子に
パルス電圧を出力する。スイッチング手段は、そのパル
ス電圧に応じてオンおよびオフする。
【0019】スイッチング手段がオンしているときに
は、入力電圧と出力電圧との差が小さい場合は、第2の
ノードの電圧はほぼ入力電圧と等しくなる。それによ
り、入力電圧によりスイッチング手段およびインダクタ
ンス手段を通して出力端子と基準端子との間に接続され
る負荷に電流が供給される。このとき、インダクタンス
手段にエネルギーが蓄積される。
【0020】スイッチング手段がオフしているときに
は、第2のノードの電圧は基準端子の電圧と等しくな
る。それにより、インダクタンス手段に蓄積されたエネ
ルギーにより出力端子と基準端子との間に接続された負
荷に電流が供給される。この場合、インダクタンス手
段、負荷および一方向性導通素子からなる経路に電流が
流れる。
【0021】平滑手段により出力端子と基準端子との間
の電圧が平滑されることにより、出力端子と基準端子と
の間に入力電圧以下の出力電圧が出力される。
【0022】第2のノードとスイッチング手段の制御端
子との間の電圧は、出力電圧にかかわらず、パルス電圧
生成手段により生成されるパルス電圧により変化する。
そのため、出力電圧と入力電圧との差が小さい場合で
も、スイッチング手段がオンすることができ、電源回路
が正常に動作する。
【0023】また、パルス電圧生成手段が入力電圧以下
の駆動電圧で常に駆動されるため、パルス電圧生成手段
を構成するために汎用のロジック回路を用いることがで
きる。したがって、パルス電圧生成手段の回路設計が容
易になるとともに、パルス電圧生成手段の回路規模が小
さくなり、かつ低コスト化が図られる。また、パルス電
圧生成手段を高い駆動電圧で駆動する必要がないので、
低消費電力化を図ることができる。
【0024】第2の発明に係る電源回路は、第1の発明
に係る電源回路の構成において、駆動電圧生成手段と第
1のノードとの間に設けられ、第1のノードから駆動電
圧生成手段への電流の流れを阻止する阻止手段をさらに
備えたものである。
【0025】この場合、第1のノードの電圧が駆動電圧
よりも高くなったときに、第1のノードから駆動電圧生
成手段へ電流が流れることが阻止される。それにより、
駆動電圧生成手段が保護される。
【0026】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施の形態によ
る降圧型の電源回路の回路図である。
【0027】図1の電源回路100は、電源側平滑コン
デンサ2、nチャネル型MOSFET(以下、FETと
略記する)3、制御部4、転流ダイオード5、コイル
6、負荷用平滑コンデンサ7、駆動電圧作成回路9、駆
動用ダイオード10および駆動用コンデンサ11により
構成される。入力端子I1と接地端子G1との間に直流
電源1が接続され、出力端子O1と接地端子G1との間
に負荷8が接続される。直流電源1により入力端子I1
と接地端子G1との間に入力電圧E1が印加され、出力
端子O1と接地端子G1との間に出力電圧E2が出力さ
れる。出力電圧E2は入力電圧E1以下になる。
【0028】電源側平滑コンデンサ2は入力端子I1と
接地端子G1との間に接続されている。入力端子I1と
ノードN1との間に駆動電圧作成回路9および駆動用ダ
イオード10が直列に接続されている。FET3のドレ
インDは入力端子I1に接続され、ソースSはノードN
2に接続されている。制御部4の第1の電源端子41は
ノードN1に接続され、第2の電源端子42はノードN
2に接続されている。制御部4の出力端子43はFET
3のゲートGに接続されている。
【0029】駆動用コンデンサ11はノードN1とノー
ドN2との間に接続されている。転流ダイオード5のカ
ソードはノードN2に接続され、アノードは接地端子G
1に接続されている。コイル6はノードN2と出力端子
O1との間に接続され、負荷用平滑コンデンサ7は出力
端子O1と接地端子G1との間に接続されている。
【0030】本実施の形態では、駆動電圧作成回路9が
駆動電圧生成手段に相当し、制御部4がパルス電圧生成
手段に相当し、駆動用コンデンサ11が容量手段に相当
する。また、FET3がスイッチング手段に相当し、コ
イル6がインダクタンス手段に相当し、転流ダイオード
5が一方向性導通手段に相当し、負荷用平滑コンデンサ
7が平滑手段に相当し、駆動用ダイオード10が阻止手
段に相当する。さらに、入力端子I1が入力端子に相当
し、出力端子O1が出力端子に相当し、接地端子G1が
基準端子に相当し、ゲートGが制御端子に相当する。
【0031】図2は図1の電源回路100の動作を説明
するための電圧波形図である。次に、図2の電圧波形図
を参照しながら図1の電源回路100の動作を説明す
る。
【0032】ここで、接地電圧GND(0V)を基準と
するノードN1の電圧をV1とし、接地電圧GNDを基
準とするノードN2の電圧をV2とし、接地電圧GND
を基準とするFET3のゲートGの電圧をV3とする。
【0033】まず、FET3がオフしているものとす
る。このとき、ノードN2は接地電圧GND(0V)と
なっている。直流電源1により入力端子I1と接地端子
G1との間に入力電圧E1が印加される。駆動電圧作成
回路9は、入力電圧E1から駆動電圧VEを作成し、駆
動用ダイオード10を介してノードN1に与える。駆動
電圧VEはFET3のON電圧よりも高くかつ入力電圧
E1以下に設定される。それにより、駆動用コンデンサ
11が駆動電圧VEに充電される。この場合、制御部4
は駆動電圧VEにより駆動され、出力端子43にパルス
電圧を出力する。
【0034】まず、制御部4から出力されるパルス電圧
がハイレベルになる。ここで、パルス電圧のハイレベル
は駆動電圧VEに等しいものとする。この場合、ノード
N2の電圧V2は接地電圧GND(0V)となっている
ので、FET3のゲート・ソース間電圧(V3−V2)
は駆動電圧VEに等しくなる。それにより、FET3が
オンする。
【0035】その結果、ノードN2の電圧V2が入力電
圧E1と等しくなる。この場合、駆動用コンデンサ11
が駆動電圧VEに充電されているので、ノードN1の電
圧V1は(E1+VE)となる。このとき、駆動用ダイ
オード10によりノードN1から駆動電圧作成回路9に
電流が流れることが阻止され、駆動電圧作成回路9が保
護される。
【0036】FET3がオンしているときには、直流電
源1からFET3およびコイル6を通して負荷8に電流
が供給される。このとき、コイル6にエネルギーが蓄積
される。
【0037】次に、制御部4から出力されるパルス電圧
がローレベルになる。ここで、パルス電圧のローレベル
は第2の電源端子42(ノードN2)の電圧と等しいも
のとする。ノードN2の電圧V2が入力電圧E1と等し
くなっているので、FET3のゲート・ソース間電圧
(V3−V2)は0Vとなる。それにより、FET3は
オフする。
【0038】FET3がオフしているときには、コイル
6に蓄積されたエネルギーにより負荷8に電流が供給さ
れる。この場合、コイル6、負荷8および転流ダイオー
ド5からなる経路に電流が流れる。
【0039】このとき、転流ダイオード5によりノード
N2の電圧V2が接地電圧GNDとなる。駆動用コンデ
ンサ11は駆動電圧VEに充電されているため、ノード
N1の電圧V1は駆動電圧VEに等しくなる。
【0040】このように、接地電圧GND(0V)を基
準とするノードN2の電圧V2は0Vと入力電圧E1と
の間で変化する。また、接地電圧GNDを基準とするノ
ードN1の電圧V1はVEと(E1+VE)との間で変
化する。それにより、ノードN1の電圧V1とノードN
2の電圧V2との差(V1−V2)は駆動電圧作成回路
9により作成された駆動電圧VEと等しく一定となる。
それにより、制御部4は常に駆動電圧VEにより駆動さ
れる。また、FET3のゲート・ソース間電圧(V3−
V2)は0Vと駆動電圧VEとの間で変化する。
【0041】本実施の形態の電源回路100において
は、FET3のゲート・ソース間電圧(V3−V2)が
出力電圧E2にかかわらず0Vと駆動電圧VEとの間で
変化するので、出力電圧E2と入力電圧E1との差が小
さい場合でも、FET3がオンすることができ、電源回
路100が正常に動作する。
【0042】上記のように、制御部4が入力電圧E1以
下の駆動電圧VEで常に駆動されるため、制御部4を構
成するために汎用のロジックICを用いることができ
る。例えば、駆動電圧VEを3.3Vまたは5Vに設定
した場合には、制御部4を3.3Vまたは5Vで駆動さ
れる汎用のロジックICにより構成することができる。
したがって、制御部4の回路設計が容易になるととも
に、制御部4の回路規模が小さくなり、かつ低コスト化
が図られる。また、制御部4が入力電圧E1以下の駆動
電圧VEで駆動されるので、消費電力が低くなる。
【0043】なお、駆動用ダイオード10は、ノードN
1の電圧V1が駆動電圧VEよりも高くなったときに、
ノードN1から駆動電圧作成回路9に電流が流れること
を阻止するために設けられている。図1の駆動電圧作成
回路9として図3の構成を用いた場合には、図1の駆動
用ダイオード10は不要となる。
【0044】図3において、駆動電圧作成回路9は、バ
イポーラトランジスタ15、抵抗16およびツェナーダ
イオード17により構成される。バイポーラトランジス
タ15のコレクタは入力端子I1に接続され、エミッタ
はノードN1に接続され、ベースはツェナーダイオード
17を介して接地端子G1に接続されている。抵抗16
は入力端子I1とバイポーラトランジスタ15のベース
との間に接続されている。
【0045】図3の駆動電圧作成回路9においては、ツ
ェナーダイオード17によりバイポーラトランジスタ1
5のベース電圧が一定に保持される。直流電源1により
入力端子I1と接地端子G1との間に印加される入力電
圧E1によりバイポーラトランジスタ15のコレクタか
らエミッタに電流が流れ、ノードN1に入力電圧E1よ
りも低い一定の駆動電圧VEが与えられる。
【0046】図1の駆動用コンデンサ11によりノード
N1の電圧V1が駆動電圧VEよりも高くなった場合に
は、バイポーラトランジスタ15がオフし、エミッタか
らコレクタへは電流が流れない。すなわち、バイポーラ
トランジスタ15は図1の駆動用ダイオード10の働き
を兼ねている。
【0047】ここで、図1の電源回路100の効率を実
際に測定した。効率ηは出力電力Poと入力電力Piと
の比で表される。図4に示すように、入力端子I1と接
地端子G1との間の入力電圧をViとし、出力端子O1
と接地端子G1との間の出力電圧をVoとし、入力電流
をIiとし、出力電流をIoとした場合には、効率ηは
次式から求められる。
【0048】 η[%]=(Po/Pi)×100 ={(Vo×Io)/(Vi×Ii)}×100[%] 図1の電源回路100において、入力電圧E1を6Vと
し、出力電圧E2を5.5Vとし、負荷8のインピーダ
ンスを5.5Ωとした場合には、出力電流は1Aとな
る。この場合、入力電流の実測値は約0.98Aとなっ
た。よって、効率ηは次式のようになる。
【0049】 η={(5.5×1)/(6×0.98)}×100=93.5[%] 同じ条件で図5の電源回路200および図6の電源回路
300の効率ηを測定したところ、75%〜85%程度
となった。
【0050】このように、図1の電源回路100におい
ては、図5の電源回路200および図6の電源回路30
0に比べて高い効率が得られることがわかる。
【0051】なお、上記実施の形態では、駆動電圧生成
手段として駆動電圧作成回路9を用いているが、駆動電
圧作成回路9の代わりに電池等の他の駆動電圧生成手段
を用いてもよい。
【0052】また、上記実施の形態では、インダクタン
ス手段としてコイル6を用いているが、インダクタンス
手段としてトランスの一次巻線を用いてもよい。この場
合には、トランスの二次巻線を利用して駆動電圧生成手
段を作製することも可能となる。
【0053】さらに、上記実施の形態では、基準端子と
して接地電圧GNDに設定される接地端子G1を用いて
いるが、基準端子として他の電圧に設定される端子を用
いてもよい。
【0054】また、上記実施の形態では、スイッチング
手段としてnチャネル型MOSFET3を用いている
が、スイッチング手段としてpチャネル型MOSFET
を用いてもよく、バイポーラトランジスタ等の他のスイ
ッチング素子を用いてもよい。
【0055】また、上記実施の形態では、一方向性導通
手段として転流ダイオード5を用いているが、一方向性
導通手段としてトランジスタ、サイリスタ等の他の素子
を用いてもよい。
【0056】また、上記実施の形態では、阻止手段とし
て駆動用ダイオード10を用いているが、阻止手段とし
てトランジスタ等の他の素子を用いてもよい。
【0057】なお、本発明に係る電源回路は、例えば外
部から直接見えない内部の対象物を観察するための内視
鏡に用いることができるが、内視鏡に限らず種々の電子
機器に用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における電源回路の回路
図である。
【図2】図1の電源回路の動作を説明するための電圧波
形図である。
【図3】駆動電圧作成回路の他の例を示す回路図であ
る。
【図4】電源回路における効率の測定方法を説明するた
めの図である。
【図5】従来の電源回路の一例を示す図である。
【図6】従来の電源回路の他の例を示す図である。
【符号の説明】 1 直流電源 2 電源側平滑コンデンサ 3 nチャネル型MOSFET 4 制御部 5 転流ダイオード 6 コイル 7 負荷用平滑コンデンサ 8 負荷 9 駆動電圧作成回路 10 駆動用ダイオード 11 駆動用コンデンサ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力端子と基準端子との間に印加される
    入力電圧を降下させて出力端子と前記基準端子との間に
    出力電圧を出力する電源回路であって、 前記入力電圧以下の駆動電圧を生成して第1のノードに
    与える駆動電圧生成手段と、 前記第1のノードに接続される第1の電源端子および第
    2のノードに接続される第2の電源端子を有し、前記第
    1の電源端子と前記第2の電源端子との間に印加される
    電圧により駆動され、パルス電圧を生成するパルス電圧
    生成手段と、 前記第1のノードと前記第2のノードとの間に接続され
    た容量手段と、 前記入力端子と前記第2のノードとの間に接続されると
    ともに、前記パルス電圧生成手段により生成されるパル
    ス電圧を受ける制御端子を有するスイッチング手段と、 前記第2のノードと前記出力端子との間に接続されたイ
    ンダクタンス手段と、 前記基準端子と前記第2のノードとの間に接続され、一
    方向に導通する一方向性導通手段と、 前記出力端子と前記基準端子との間の電圧を平滑して前
    記出力電圧を得る平滑手段とを備えたことを特徴とする
    電源回路。
  2. 【請求項2】 前記駆動電圧生成手段と前記第1のノー
    ドとの間に設けられ、前記第1のノードから前記駆動電
    圧生成手段への電流の流れを阻止する阻止手段をさらに
    備えたことを特徴とする請求項1記載の電源回路。
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