JP2001308833A - 発振器を調整するための方法および装置 - Google Patents

発振器を調整するための方法および装置

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JP2001308833A
JP2001308833A JP2001078379A JP2001078379A JP2001308833A JP 2001308833 A JP2001308833 A JP 2001308833A JP 2001078379 A JP2001078379 A JP 2001078379A JP 2001078379 A JP2001078379 A JP 2001078379A JP 2001308833 A JP2001308833 A JP 2001308833A
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カルリオ ヤンヌ
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パケット交換ネットワークを介して発振器を
調整する方法を実現する。 【解決手段】 発振器44と規定された時間源31の間
にパケット交換ネットワーク21が位置しており、この
時間源31は規定された精度でクロック時間を知ってい
る。パケット交換ネットワーク21の、調整可能発振器
44と同じ側にあるクロック42が、前記時間源31に
知られているクロック時間に基づいてパケット交換ネッ
トワーク21を介して更新される。前記クロック42は
発振器44を所望の周波数で発振させるために発振器4
4の調整に使用される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発振器の調整に関
する。具体的には、必ずしもそうではないけれども、本
発明は、オーブン安定化水晶発振器(oven stabilized
crystal oscillator)の長期安定性を改善するためのパ
ケット交換ネットワーク経由での基地局システムにおけ
るオーブン安定化水晶発振器の調整に関する。
【0002】
【従来の技術】GSM(移動通信用広域システム)など
のディジタル・セルラー無線システムの基地局システム
は、典型的には1つ以上の基地局と、基地局を制御する
基地局コントローラとを含んでいる。基地局で使用され
るタイミング信号及びクロック信号と基地局送信周波数
とは、通常は、局所的に生成されるマスター・クロック
信号から得られるが、GSMシステムにおけるその信号
の安定性要件は例えば0.05ppmである。この安定
性要件を満たそうとする1つの選択肢は、安定した周囲
温度を有するスペース、即ちいわゆるオーブンの中に置
かれた水晶発振器を基地局の主発振器として使用するこ
とである。この種の水晶発振器は一般にオーブン安定化
水晶発振器として知られている。
【0003】オーブン安定化水晶発振器により生成され
る周波数は、短期間では非常に正確であるけれども、発
振器の経時変化に起因して、長期間においては発振器に
より生成される周波数に不安定性が現れてくる。発振周
波数が変化するとき、発振器の振動から得られるべき基
地局の送信周波数も変化する。周波数の変化が公称周波
数と比べて余りに大きくなると、基地局の送信周波数は
他のGSMトラフィックに干渉し始める。従って、発振
器の長期安定性を改善するための手段が必要である。
【0004】図1は従来技術のGSMシステムを説明し
ている。基地局BTSと、前記基地局を制御する基地局
コントローラBSCとは基地局システムBSSを構成す
る。移動サービス交換センターMSCと基地局コントロ
ーラBSCとの間のインターフェースはA−インターフ
ェースと称され、基地局コントローラBSCと基地局B
TSとの間のインターフェースはAbis−インターフ
ェースと称される。図1は、基地局BTSと通信する無
線端末装置MSも示している。
【0005】移動サービス交換センターMSCと、基地
局コントローラBSCと、基地局BTSとの間の通信に
は標準的な、例えば 2.048Mbit/sのディジタ
ルPCM(パルス符号変調)接続が使用される。米国特
許第5,473,284号は、基地局のオーブン安定化水
晶発振器の長期安定性を改善するために調整可能なオー
ブン安定化水晶発振器を使用する解決策を開示してお
り、その調整のために使用される基準周波数(例えば
2.048MHz)は基地局コントローラと基地局との
間のPCM接続から導出される。
【0006】PCM接続から導出されてオーブン安定化
水晶発振器の調整のために使われる前記基準周波数は非
常に正確であると考えることができる。その理由は、P
CM接続のクロック信号は典型的には移動サービス交換
センターMSCの原子時計から生じる信号ともともと同
期化されていることにある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、何らかの理由
で基地局システムがPCMクロック信号を利用できない
ならば、米国特許第5,473,284号に開示されてい
る解決策は役に立たない。例えば、移動サービス交換セ
ンターMSCと基地局システムBSSとの間にIP(イ
ンターネット・プロトコル)ネットワーク或いはX.2
5ネットワーク等のパケット交換ネットワークがある場
合には米国特許第5,473,284号に開示されている
解決策は役に立たない。
【0008】
【課題を解決するための手段】パケット交換ネットワー
ク(IPネットワーク又はX.25ネットワーク)を介
して発振器を調整する新しい解決策が今や見つかってい
る。本発明の第1の形態は、システムの発振器を調整す
る方法を実現するものであり、そのシステムは、調整可
能な発振器と、規定された精度でクロック時間を知って
いる時間源と、発振器と前記時間源の間のパケット交換
ネットワークとを含んでいる。
【0009】この方法は、パケット交換ネットワークを
介して、前記時間源に知られている時間に基づいて、ク
ロックを更新し、そのクロックはパケット交換ネットワ
ークの、調整可能な発振器と同じ側にあり、発振器の調
整に前記クロックを用いて発振器を調整して所望の周波
数で発振させることを特徴とする。
【0010】本発明の第2の形態は、調整可能な発振器
と、規定された精度でクロック時間を知っている時間源
と、発振器と時間源の間のパケット交換ネットワークと
を含んでいるシステムの発振器を調整するための装置を
実現する。
【0011】この装置は、パケット交換ネットワーク
の、調整可能な発振器と同じ側にあるクロックと、前記
時間源に知られている時間に基づいてパケット交換ネッ
トワークを介してクロックを更新するための更新手段
と、前記クロックによって所望の周波数で発振するよう
に発振器を調整するための制御手段とを含むことを特徴
とする。
【0012】本発明の第3の形態は、調整可能な発振器
と、規定された精度でクロック時間を知っている時間源
と、発振器と前記時間源との間のパケット交換ネットワ
ークとを含むシステムにおいて発振器を調整するための
コンピュータ・ソフトウェアを実現する。
【0013】コンピュータ・ソフトウェアは、パケット
交換ネットワークを介して、前記時間源に知られている
クロック時間に基づいて、パケット交換ネットワーク
の、調整可能な発振器と同じ側にあるクロックを更新
し、発振器の調整に前記クロックを用いて発振器を所望
の周波数で発振させるためのプログラム・コードを含む
ことを特徴とする。
【0014】ディジタル収束(digital con
vergence)という用語は、音声及びデータ通信
を電気通信ネットワークに統合することを指す。典型的
には、電気通信ネットワークはIPプロトコルに基づく
パケット交換ネットワークであるということが仮定さ
れ、その場合、例えば前記パケット交換ネットワークを
経由する音声通信の伝送はIP経由音声(VoIP)と
称される。例えば会社の音声及びデータ通信が同じパケ
ット交換ネットワークに統合されるネットワーク・アー
キテクチャはWIO(無線イントラネット・オフィス)
と称される。以降においては本発明の好ましい実施例に
おける例としてWIOシステム及びIPネットワークが
使用されるけれども、本発明を他のシステムに適用する
ことも可能であり、本質的に例えばX.25パケット交
換ネットワークなどの、IPベースのパケット交換ネッ
トワーク以外のものと関連させて本発明を実施すること
もできる。
【0015】次に、添付図面を参照して本発明をいっそ
う詳しく説明する。
【0016】
【発明の実施の形態】図1については従来技術の説明と
の関連で既に説明した。次にWIOシステムと関連させ
て本発明の好ましい実施例について説明をする。或る関
係では、前記システムはGIO(GSMイントラネット
・オフィス)とも称される。図2はWIOシステムのネ
ットワーク構成要素を簡単に示している。移動サービス
交換センターMSCは、A−インターフェース・ゲート
ウェイAGWを介してIPネットワーク21と通信をす
る。前記IPネットワーク21は、インターネット・ネ
ットワーク又は会社のイントラネット・ネットワーク
(LAN、ローカルエリアネットワーク)であって良
い。IPネットワーク21と基地局BTSとの間にはI
MC(イントラネット・モバイル・クラスター)ゲート
ウェイがあり、そのタスクは、特に、基地局BTSを制
御し、IPネットワーク21と基地局BTSとの間のト
ラフィックを無線端末装置MSへ伝えることである。一
般に、IMCとBTSとは離れているけれども、IMC
とBTSとを統合することも可能である。WIOシステ
ムとの関連で、基地局システムという用語は本明細書で
はIMC及びBTSにより形成される全体を指す。当然
に、1つのIMCの下に複数の基地局BTSを置くこと
ができる。IPネットワーク21と通信するゲートキー
パーGKの最も重要なタスクのうちの1つは、呼制御機
能を提供することである。
【0017】WIOシステムは、IMC及びBTS間と
同様にMSC及びAGW間にもPCM接続を有する。こ
のとき、AGWとIMCの間にはPCM信号が伝わらな
いパケット交換ネットワーク21が存在するので、MS
Cは基地局システムにおいてオーブン安定化水晶発振器
の調整に使われるべきPCMクロック信号を提供するこ
とができない。オーブン安定化水晶発振器は、物理的に
は、IMC又はBTSに置かれる。WIOシステムと、
その構成要素とはWO99/48311に詳しく開示さ
れている。
【0018】図3は本発明の構成を示しており、それ
は、オーブン安定化水晶発振器の調整を、その長期安定
性を改善するために、可能にする。図2と比べると、I
Pネットワーク21と通信し、極めて正確なクロック時
間を知っているNTP(ネットワーク・タイミング・プ
ロトコル)サーバー31が新しい構成要素として図3に
導入されている。NTPサーバー(時間源)31はNT
Pプロトコルに従って動作し、その最大クロック時間誤
差は、絶対的に正確なクロック時間と比べると、正常な
状態では、典型的には1日あたりに数ナノ秒又はピコ秒
である。NTPサーバー31の時間(NTP時間)は、
例えば、正確な水晶又はGPSシステム(全地球測位シ
ステム)から生じる。後者の場合には、NTPサーバー
31は、例えばそのGPSアンテナ(GPS−ANT)
によりGPSシステムから時間を受信することができ
る。NTPプロトコル及びGPSシステムは、それ自体
としては当業者に知られている。
【0019】図3は、NTPクライアントの場所も示し
ている。NTPクライアントは基地局システムに置かれ
ている。好ましくは、クライアントはIMCに置かれ
る。その代わりとして、クライアントをBTSに置くこ
ともできる。物理的条件では、NTPクライアントは好
ましくはパーソナルコンピュータPCに据え付けられる
べき追加のカードである。カードは、NTPプロトコル
を支援するリナックス(Linux)オペレーティングシス
テム等のオペレーティングシステムを有する。或いは、
IMCとNTPクライアントとは1つの組込システムで
あっても良い。
【0020】NTPクライアントの構成と機能とは図4
に詳しく記述されている。NTPクライアントはNTP
コンピュータ・プログラム41(例えばNTPサーバー
・プログラム)とシステム・クロック(クロック)42
とを含んでおり、このクロックの時間をNTPコンピュ
ータ・プログラムはソフトウェアにより制御する。シス
テム・クロック42の基準信号はPCの実時間クロック
(図示されていない)から得られる。一方、実時間クロ
ックの基準信号は、典型的にはPCの別の水晶発振器
(図示されていない)から得られる。実時間クロックを
ハードウェア・クロックと呼ぶこともでき、これは、装
置の残りの部分で電源がオフにされているときでも動作
する。システム・クロック42をソフトウェア・クロッ
クと呼ぶこともでき、これは、装置で電源がオンにされ
ていてオペレーティングシステムがブートされていると
きに限って動作する。システム・クロック42はブート
と関連して実時間クロックに基づいて初期化され、その
動作は実時間クロックから得られる基準信号に基づく。
実際には、前記基準信号はいわゆる割り込み又はティッ
クス(ticks)によって実現され、これで実時間クロッ
クは所定周波数でシステム・クロック42に割り込みを
行う。その周波数は例えば100Hzであって良く、そ
の場合、割り込みは毎秒百回行われる。
【0021】システム・クロック42のNTP調整で
は、NTPコンピュータ・プログラム41は、NTPプ
ロトコルに従って、例えば1分おきに、IPネットワー
ク21を介してNTPサーバー31にNTP時間を問い
合わせる。NTPサーバー31からクロック時間を受け
取ると、NTPコンピュータ・プログラム41はシステ
ム・クロック42の時間を受け取ったNTP時間と比較
し、それらのクロック時間の差に応じてシステム・クロ
ック42を更新する、即ちシステム・クロック42の速
度をソフトウェアによって補正する。もしシステム・ク
ロック42の時間がNTP時間より遅れているならば、
NTPコンピュータ・プログラム41はシステム・クロ
ックの速度を速める。しかし、システム・クロック42
の時間がNTP時間より進んでいるならば、NTPコン
ピュータ・プログラムはシステム・クロックの速度を遅
くする。この調整は、典型的には数秒を要する。実際に
は、NTPコンピュータ・プログラム41によって実行
されるシステム・クロック42の速度調整は、例えばt
ickadjシステム・コマンドにより実現され得るも
のである。システム・クロック42の時間と、受信され
たNTP時間とが大幅に違うならば、NTPコンピュー
タ・プログラム41はシステム・クロック42の時間を
直接更新することができる、即ち、受信されたNTP時
間と一致するようにシステム・クロック時間を変えるこ
とができる。
【0022】実時間クロック及び更にシステム・クロッ
ク42のために基準信号がPC発振器から得られるが、
このPC発振器は、一般に、常に過度に高い周波数或い
は過度に低い周波数で発振している。システム・クロッ
クの時間はNTP調整の直後に最も正確である。NTP
調整後に時間が経過してゆくとき、システム・クロック
は、PC発振器の周波数に応じて速くなったり遅くなっ
たりしがちである。その後のNTP調整と関連してシス
テム・クロックは正しい時間に合うように再調整され
る。
【0023】NTPコンピュータ・プログラムはシステ
ム・クロック42の時間と、NTPサーバー31から受
信された各NTP時間との差をシステム・メモリー内の
ログ・ファイルにいわゆるオフセット値として記憶さ
せ、この差はシステム・クロック42のNTP調整に使
用される。オフセット値は、本明細書で後述するように
本発明の方法にも利用される。
【0024】その長期安定性が本発明に従う構成によっ
て改善される発振器44は、好ましくは、その短期安定
性がシステムを確実に動作させるのに充分である電圧制
御オーブン安定化水晶発振器である。発振器は、好まし
くはNTPクライアントに置かれるか、或いは、発振器
44とNTPクライアントとの間に少なくともパケット
交換ネットワークが存在しないようにNTPクライアン
トとの電気接続を有する。発振器44は、典型的には与
えられた電圧レベル範囲で振動する信号を生成する。こ
れは一般に発振として知られている。ディジタル−アナ
ログ変換器DACの出力電圧は発振器44の発振周波数
を制御し、この出力電圧は、制御ユニット45から供給
されるディジタル制御値即ちDAC制御ワード(wor
d)に基づいてDACにより形成される。典型的には、
DAC出力電圧が高いほど、発振器44が発振する周波
数が高い。発振器44により生成される公称周波数の信
号は、分周器46において適当な除数で分周され、これ
で所望の周波数(例えば2.048MHz)のクロック
信号が基地局システムにより使用されるべく周波数出力
に供給される。例えば、基地局BTSの送信周波数は前
記クロック信号から導出される。NTPクライアントと
発振器44とがIMCに置かれているならば、例えばI
MCと基地局との間のPCM接続を介して、クロック信
号を基地局BTSに供給することができる。
【0025】本発明の好ましい実施例では、発振器の調
整は、制御ユニット45と、DACと、発振器44とを
含む制御ループによって実行される。制御ユニット45
は、制御ループの動作を制御する。制御ユニットは、P
Cのプロセッサ或いはNTPのプロセッサであって良い
プロセッサを含んでいる。このプロセッサに加えて、制
御ユニットは、発振器44により生成された発振パルス
を数えるためのカウンター(1つ以上)と、そのプログ
ラム・メモリーに発振器の調整プロセスを制御するため
のコンピュータ・ソフトウェアとを含んでいる。カウン
ターは、例えばカウンター回路で実現され得るものであ
る。しかし、カウンターはソフトウェアで実現されるの
が好ましい。システム・クロック42の時間は制御ユニ
ットに知られている。制御ユニット45は、上記オフセ
ット値が記憶されているメモリー中のログ・ファイルへ
のアクセスも有する。
【0026】図5は発振パルスを数えるために使用され
るカウンターがソフトウェアによって実現される場合に
おける、発振器44を調整するために使用される制御ユ
ニット45及び制御ループのいろいろな部分を全体とし
ていっそう詳しく説明している。発振器44,DAC、
分周器46及びシステム・クロック42は別として、図
5は制御ユニットのプロセッサ51と、制御ユニットの
プログラム・メモリー52とを示している。NTPコン
ピュータ・プログラム41に加えて、発振器の調整プロ
セスを制御するために使われるコンピュータ・プログラ
ム、即ち発振器制御プログラム53がプログラム・メモ
リー52に記憶されている。プログラム・メモリー52
はパルス・カウンター54として役立つレジスターも含
んでおり、その値をプロセッサ51は発振器44により
生成された発振パルスがプロセッサの割り込みピン55
に到達する度に大きくする。プロセッサの割り込みピン
55に到達する前に、発振器44により生成された振動
は前置分周器56を通して加えられる。前置分周器にお
いて、割り込みピン55に到達したパルス(割り込み)
を処理する時間をプロセッサが持てるようにするため
に、振動は、プロセッサ51のためにより低い周波数に
分周される。バス57は、例えば、DAC制御ワードを
発振器制御プログラム53からディジタル−アナログ変
換器DACに供給するために使われる。
【0027】図6は、発振パルスを数えるために使われ
るカウンターがカウンター回路64で実現される場合に
発振器44を調整するために使われる制御ループを説明
している。カウンター回路64は集積回路であり、これ
に発振器44の発振パルスが前置分周器56を介して加
えられる。発振器制御プログラム53は、カウンター回
路を制御すると共にカウンターからパルス計数の結果を
問い合わせるためにバス67を使用する。その他の点で
は、図6は図5の構成と一致する。
【0028】上記装置が本発明の好ましい実施例に従っ
て発振器の調整をどの様に実行するかを、次に説明す
る。その説明では、図7のフローチャートを参照する。
【0029】発振器44の調整は、時間的に離れている
2つの期間を含んでおり、そのうちの第1の期間は監視
期間と呼ばれ、第2のは発振器の実際の調整期間と呼ば
れる。監視期間中に、発振器44がどの程度に良好に公
称周波数で発振するかが見出される。監視期間は、シス
テム・クロック42の時間で始まり、終了する。正常な
状態ではシステム・クロックの時間がNTP調整の直後
には最も正確なので、監視期間はシステム・クロックの
NTP調整の後にできるだけ速やかに開始され、終了さ
れるのが好ましい。特にシステム・クロック42のNT
P調整間の時間間隔が長い場合には、これが発振器44
の調整の精度を改善する方法である。発振器44の発振
周波数が監視期間の結果に基づいて調整されるとき、監
視期間に続いて発振器調整期間が始まる。
【0030】発振器44の1つの出力はパルス・カウン
ター54,64に加えられる。パルス・カウンターをシ
ステム・クロック42の時点t0 で起動させることによ
り監視期間が開始され(ブロック71)、この時パルス
・カウンターは発振器44により生成された発振パルス
を数え始める。その後、発振器制御プログラム53は、
開始時間t0 が信頼できるものか否か調べる(ブロック
72)。ここで、カウンター54,64を起動させる瞬
間におけるシステム・クロック42の時間が信頼できる
と見なせるか否かが調べられる。例えば、NTPクライ
アントのNTPコンピュータ・プログラム41がNTP
サーバー31からNTP時間を問い合わせ、受信すると
きにネットワーク負荷が相当に変化するならば、NTP
調整の基礎となるNTP時間は信頼できないものである
かも知れない。従って、監視期間の開始時間t0 として
システム・クロック42の時間を使用するのは不都合で
あり、それは前記クロック時間の直前のNTP調整に基
づいており、前記NTP調整の基礎として役立つオフセ
ット値は前記の特定の信頼できないNTP時間に基づい
ている。
【0031】開始時間の直前に実行されたNTP調整に
基づくNTP時間がたとえ信頼できるものであっても、
システム・クロック42の時間は開始時間t0 としては
信頼できないものである可能性がある。この種の障害
は、例えば、NTPコンピュータ・プログラムから送ら
れた問い合わせがNTPサーバーに至る途中で無くなっ
た場合に生じることがある。この場合、NTPコンピュ
ータ・プログラム41はNTP調整のためのNTP時間
をNTPサーバーから受信しないので、NTP調整は省
略される。その省略されたNTP調整の後のNTP調整
は順当に実行されると仮定しよう。しかし、このNTP
調整を実行するための基礎となるオフセット値は、平均
して、平均オフセット値の2倍であり、その理由は前の
NTP調整からシステム・クロックが経過した時間が通
常の時間の2倍だということにある。そして、NTP調
整は平均化の性質があるので、NTPコンピュータ・プ
ログラム41は、システム・クロック42を厳密に正確
になるように調整するのではなくて、NTP調整が始ま
ったときにもしシステム・クロック時間がNTP時間よ
り遅れていたならば、NTP調整後にそれがNTP時間
より進んでいることとなるようにシステム・クロック時
間を過度に補正し、また、その逆に、もしシステム・ク
ロック時間がNTP時間より進んでいたならばNTP調
整後にそれがNTP時間より遅れていることとなるよう
にシステム・クロック時間を過度に訂正する。NTP調
整が常にシステム・クロックのために正しい時間を提供
するように障害を完全に安定化させるためにはなお数回
のNTP調整が必要である。その結果として、障害後に
直ちに行われたNTP調整に基づく数個のシステム・ク
ロック42の時間は監視期間の開始時間t0 として使用
されるべきではない。
【0032】開始時間t0 の信頼性は、本発明の好まし
い実施例では、オフセットに限界値を設定すると共に開
始時間t0 に先立つNTP調整に用いられるオフセット
の絶対値を限界値と比較することによって調べられる。
発振器制御プログラム53は前記の測定を実行する。少
なくとも、開始時間t0 の直前のNTP調整に用いられ
るオフセット値の絶対値が限界値と比較される。しか
し、好ましくは、開始時間t0 の直前の2回以上、好ま
しくは6回、のNTP調整に用いられるオフセットの絶
対値が限界値と比較される。その6個のオフセットの全
部の絶対値が前記限界値より小さく、且つどのオフセッ
トも省略されていなければ、開始時間t0より前に障害
があったことを示すものは何もなくて、開始時間t0
信頼できるものであると考えることができる。しかしオ
フセットのうちのたとえ1つであっても前記限界値を超
えていたり、或いはオフセットのうちの1つが省略され
ていれば、その開始時間t0 は信頼できるものではな
い。限界値は1ないし数ミリ秒であって良い。
【0033】上記の監視に基づいてもし開始時間t0
信頼できるものであれば、発振器制御プログラム53は
その時点t0 を開始時間としてシステム・メモリーに記
憶させ、発振器44のパルス計数がパルス・カウンター
54,64で従来の方法で継続される(ブロック7
4)。
【0034】しかし、もし開始時間t0 が信頼できない
ものであれば、発振器制御プログラム53はソフトウェ
アによりリセット・コマンドでカウンターをゼロにセッ
トする(ブロック73)。カウンターは、前の開始時間
0 の拒否をもたらしたオフセットの効果が消えたとき
遅延Δt後の時点t0 +Δtで再始動される(ブロック
71へ移行)。その後、NTPコンピュータ・プログラ
ム41は、その開始時間(t0 +Δt)が今は信頼でき
るものであるか否か再び調べる(ブロック72)。もし
それが信頼できるものであれば、この時点t0 +Δtは
開始時間としてシステム・クロックに記憶され、発振器
44のパルス計数がパルス・カウンター54,64で継
続される(ブロック74)。もし開始時間が未だ信頼で
きるものでなければ、カウンターをゼロにセットするた
めにブロック73に戻り、その後、与えられた遅延後に
カウンターが再起動される、等である。反復は信頼でき
る開始時間が見つかるまで継続される。
【0035】図8は、開始時間t0 の信頼性検査を示し
ている。開始時間t0 に先立つNTP調整に用いられる
オフセット(絶対値)はO-1−O-7で示されており、開
始時間t0 の後のNTP調整に用いられるべきオフセッ
トはO+1−O+6で示されている。図8の場合、開始時間
t0の信頼性検査の際に、開始時間t0 の直前の6回の
NTP調整(窓81)に用いられるオフセットの絶対値
(O-6−O-1))は、オフセットに対して設定されてい
る限界値と比較される。図8の場合に、第1にオフセッ
トO-4が見つからず、第2にオフセットO-3の絶対値が
限界値を上回っているので、開始時間t0 は信頼できる
ものではない。従って、遅延Δtで開始時間を時点t0
+Δtまで遅らせる必要があり、その時には開始時間t
0 の拒否をもたらしたオフセットO-3,O-4の効果は無
くなっている。開始時間の周りでのNTP調整間の時間
間隔が1分であるならば、この場合には遅延Δtは4分
である。新しい開始時間t0 +Δtの信頼性検査におい
ては、窓82の中のオフセットが考慮される。図8の場
合、窓82の中のオフセット(O-2−O+4)は全て限界
値より低くて、且つ前記オフセットのいずれもが無くな
っていないので、開始時間t0 +Δtは信頼できるもの
である。
【0036】充分な長期間精度を達成するために、パル
ス計数時間(監視期間)はNTP調整の計算最大誤差よ
り数桁長い。例えば、監視期間は1時間或いは数時間で
あっても良い。
【0037】計数時間(例えば8時間)が実際の計数開
始時間から時点t1 で終了するとき、発振器制御プログ
ラム53はパルス・カウンターに計算されたパルスの最
終読み取り値を尋ねる(ブロック75)。しかし、パル
ス・カウンターはパルス計数を続行することができる。
【0038】開始時間に関連してと同様に、発振器制御
プログラム53は終了時間が信頼できるものかどうか調
べる(ブロック76で)。ここで、最終読取時点t1
のシステム・クロック42の時間が信頼できるものと見
なせるか否かが調べられる。この調べは、前述したよう
に、例えば終了時間t1 の直前の6回のNTP調整に用
いられたオフセットの絶対値をオフセットに対して設定
されている限界値と比較することによって、行われる。
6個のオフセットの全部の絶対値が前記限界値より低
く、且つ見つからないオフセットが無いならば、終了時
間t1 より前に障害があったことを示すものは何もな
く、終了時間t1 は信頼できるものであると考えられ
る。しかし、もしオフセットのうちの1つが前記限界値
を上回っているか、或いはオフセットのうちの1つが見
つからなければ、それは障害があったことを示してお
り、従って終了時間t1 は信頼できるものであるとは考
えられない。
【0039】もし終了時間t1 が信頼できるものであれ
ば、パルス計数を停止させることができる。新しい時点
1 は今や終了時間であると考えられ、ブロック78に
進んで、ここで発振器制御プログラム53は発振周波数
を調整するためにDACについての新しいディジタル制
御値(DAC制御ワード)を規定する。
【0040】しかし、もし終了時間t1 が信頼できるも
のでなければ、制御プログラム53は最終読み取り値を
拒否する(ブロック77)。遅延Δt’後に、前の終了
時間t1 の拒否をもたらしたオフセットの効果が消えた
時点t1 +Δt’で新しい最終読み取り値が読まれ(ブ
ロック75へ進む)、その後に発振器制御プログラム5
3は終了時間(t1 +Δt’)が今や信頼できるもので
あるか否か再び調べる(ブロック76)。もしそれが信
頼できるものであれば、時点t1 +Δt’は今や終了時
間であると見なされ、発振器パルス計数は停止され、ブ
ロック78に進んで新しいDAC制御ワードが規定され
る。もし終了時間が未だ信頼できるものでなければ、ブ
ロック77に戻り、最終読み取り値が拒否され、遅延後
に前の終了時間t1 +Δt’の拒否をもたらしたオフセ
ットの効果が消えたときにまた新しい最終読み取り値が
読まれるなどの処理が行われる。信頼できる終了時間が
見つかるまで反復が継続される。遅延Δt’は、好まし
くは、終了時間又はその倍数のあたりで行われるNTP
調整の時間間隔に等しい。
【0041】ブロック78で、制御プログラム53は、
最終読み取り値がとられた時点t1又はt1 +Δt’・
・・から、パルス計数が始まった時点t0 又はt0 +Δ
t・・・を差し引く。その差は測定時間である。パルス
計数は開始時間においてゼロから始まっているので、最
終読み取り値は開始時間と終了時間との間に発振器44
により生成された発振パルスの個数を直接示す。パルス
監視期間中の平均発振周波数は、単純な計算により得ら
れる。そのあと、発振器の計算された発振周波数は発振
器の公称周波数と比較される。周波数差に基づいて、単
純な計算によりディジタル−アナログ変換器DACにつ
いての新しいディジタル制御値を決定することが可能で
ある。その新しい制御値を決定した後、制御プログラム
53は実際の発振器調整期間中にその新しい制御値をD
ACに供給し、このDACは、その制御値を、正しい公
称周波数で発振するように発振器44を制御する制御電
圧に変換する。実装(implementation)
により、上記の計算と、それらを実行する順序と、コン
ピュータ・ソフトウェアの実装は互いに異なっても良
い。
【0042】本発明の好ましい実施例の代わりとなるも
のは、2つ以上のカウンター、例えば5つのカウンタ
ー、を含む。前記の5つのカウンターを、全て、例えば
カウンター回路64に置くことができる。その場合、監
視期間が始まるとき、第1カウンターは時点t0 で起動
される。他のカウンターは、例えば、第2,第3,第4
及び第5カウンターが時点t0 +Δt* 、t0 +2Δt
* ,t0 +3Δt* ,t 0 +4Δt* にそれぞれ起動さ
れるように、遅れて起動される。遅延Δt* は、例え
ば、1分或いは数分であって良い。それはNTP調整の
間隔であっても良いが、必ずしもそうでなくても良い。
好ましい実施例について前述したのと同様に、各カウン
ターの開始時間t0 ,t0 +Δt* 、・・・が信頼でき
るか否かが全てのカウンターについて別々に調べられ
る。もし開始時間が信頼できないものであれば、前記カ
ウンターはゼロにセットされ、遅延後に前の開始時間の
拒否をもたらしたオフセットの効果が消えたときなどに
再起動される。
【0043】もし開始時間が数回遅らされなければなら
ないならば、計数動作に最初に計画されたのよりも少な
い数のカウンターを含めることが可能である。或いは、
開始時間又は終了時間が数回遅らされなければならない
ならば、オフセットに対して設定されている限界値を高
めることが可能である。NTPサーバーの負担を軽くす
るために、数えている時間中にNTPサーバーからNT
P時間を尋ねる回数を開始時間及び終了時間との関連の
場合より少なく(例えば15分間隔で)することが可能
である。複数のカウンターが使用されるときには、NT
Pサーバーの負担を軽くするためにNTPサーバーに送
られるNTP時間問い合わせが異なる時に行われるよう
に開始時間及び終了時間を更に格付けすることができ
る。
【0044】計数時間(監視期間)が終了するとき、各
カウンターは最終読み取り値を与える。即ち第1カウン
ターは時点t1 に、第2カウンターは時点t1 +Δt*
に、第3カウンターは時点t1 +2Δt* に、第4カウ
ンターは時点t1 +3Δt*に、第5カウンターは時点
1 +4Δt* に与える。しかし、カウンターは数え続
けることができる。対応的に、開始時間に関連して前述
したように、発振器制御プログラムは、終了時間t1
1 +Δt* 、・・・が信頼できるものであるか否か各
カウンターについて別々に調べる。もし終了時間が信頼
できないものであれば、与えられた遅延などの後に新し
い最終読み取り値が再び採られる。制御プログラム53
は、各カウンターの最終読み取り値と、その最終読み取
り値が採られた時点とをシステム・メモリーに記憶させ
る。パルス計数は開始時間にゼロから始まったので、最
終読み取り値は、開始時間と終了時間との間に発振器4
4によって生成された発振パルスの個数を直接に示す。
パルス監視期間中の平均発振周波数は、単純な計算によ
ってカウンター毎に得られる。従って、合計で5つの周
波数値が得られる。これら5つの周波数値について平均
が計算され、それは発振器の公称周波数と比較される。
その周波数差に基づいて、ディジタル−アナログ変換器
DACについて単純な計算により新しいディジタル制御
値を決定することができ、その制御値は、アナログ制御
電圧に変換されたとき、発振器を正しい公称値で発振さ
せる。
【0045】典型的には、平均値をとる調整では、1個
のカウンターだけの使用に基づく調整の場合よりも高い
精度が達成される。監視期間中の或るカウンターのパル
スの個数に基づいて計算された発振周波数が他のカウン
ターのパルスの個数に基づいて計算された発振周波数か
ら著しくずれているならば、前記カウンターは数え損な
いをしていると考えることができる。本発明により、他
の発振周波数値から著しく離れている値を平均値の計算
から省くことができる。全ての計算された周波数値に著
しいずれがあるならば、本発明により、これらのずれて
いる周波数値に基づいて計算されたDAC制御値を調整
の際に無視することができ、前の制御値又は前の制御値
の平均値に基づいて発振器を調整することができる。制
御プログラム53は、前の制御値も見いだすことのでき
るシステム・メモリー中のログ・ファイルにDAC制御
値を記憶させる。
【0046】本発明の好ましい実施例の代わりとなる実
施例について前述した5つのカウンターを1つのカウン
ターで実現することもできる。このカウンターは発振器
パルスを連続的に数えることができる。即ち、5つの別
々のパルス計数を実行する1つのカウンターで5つのカ
ウンターを実現することができる。実際には、カウンタ
ーの現在のパルス数が第1パルス計数の開始時間t0
おいて第1計数の初期読み取り値としてメモリーに記憶
され、第2計数の開始時間t0 +Δt* においてカウン
ターの現在のパルス数が第2計数の初期読み取り値とし
て記憶される、等である。対応的に、第1計数の終了時
間t1 においてカウンターの現在のパルス数が第1計数
の最終読み取り値として記憶される、等である。開始時
間及び終了時間の信頼性検査が上記と同様に行われる。
監視期間(計数時間)中に各計数で数えられるパルス
は、計数の最終読み取り値から初期読み取り値を差し引
くことによって得られる。この場合、前の実施例で説明
した5つの別々のカウンターは5つの別々のパルス計数
を実行する1つのカウンターに取って代わられている。
【0047】図9は、本発明の第2実施例を示してお
り、この実施例では、システム・クロック42の基準信
号がPCの実時間クロックの代わりとしての調整可能な
オーブン安定化水晶発振器44からとられるようになっ
ており、その発振器の長期安定性を改善するための発振
器の調整は本発明の目的である。発振器44の発振をシ
ステム・クロックに加える前に、高周波数発振は分周器
91でシステム・クロックにとってもっと適する周波数
に分周される。
【0048】本発明の第2実施例に従う発振器の調整に
おいては、NTPクライアントのNTPコンピュータ・
プログラム41はIPネットワークを介してNTPサー
バー31からNTP時間を定期的に問い合わせる。NT
PクライアントがNTP時間を受け取ると、NTPコン
ピュータ・プログラム41は、その受け取ったNTP時
間をシステム・クロック42の時間と比較し、そのシス
テム・クロック時間とNTP時間との差(オフセット)
に基づいてNTP時間が信頼できるものであるか否か決
定する。当てはまる場合には、本発明の好ましい実施例
について前述したのと同様に、信頼性検査が行われる。
実際には、問題のオフセットに先立つ数個のオフセット
の移動平均(或いはオフセットの絶対値の移動平均)を
計算し、それと問題のオフセットとを比較するのが好都
合であり、もし問題のオフセットが平均値から著しくず
れるならば、そのNTP時間が信頼できるものであると
は考えられない。他の場合には(即ち、オフセットが平
均値から著しく外れていなければ)、NTP時間は信頼
できるものであると考えられる。もしオフセット値が非
常に高いか或いは完全に紛失していれば、それは平均を
計算する際に省略される。もしNTPクライアントが受
け取ったNTP時間が信頼できるものであれば、発振器
制御プログラム53は、オフセット値を使用してディジ
タル制御値、即ちDAC制御ワード、を決定し、それは
ディジタル−アナログ変換器DACに供給される。この
DAC制御ワードに基づいて、DACはその出力に制御
電圧を発生させ、これにより発振器44の発振周波数が
調整される。しかし、もしNTPクライアントが受け取
ったNTP時間が信頼できるものでなければ、発振器は
前のDAC制御ワード又は前のDAC制御ワード(複
数)の平均値に基づいて調整される。
【0049】換言すると、本発明の第2実施例に従う発
振器の調整の際には、基準信号が調整可能なオーブン安
定化水晶発振器44からシステム・クロック42に加え
られ、システム・クロックが如何に良好に時間を保つ
か、即ち発振器44が如何に良好に公称周波数で発振す
るかが監視される。システム・クロックのための基準信
号は発振器44から得られるので、発振器44は、シス
テム・クロックが可能な限り正確に時を刻んでいるとき
に、可能な限り正確に公称周波数で発振する。もし発振
器の発振が速すぎれば、システム・クロックも速く進み
すぎて、オフセット(=システム・クロック時間−NT
P時間)は正の方向へシフトする。しかし発振器の発振
が遅すぎれば、システム・クロックの進み方も遅すぎ
て、オフセット値は負の方向へシフトする。従って、シ
ステム・クロック時間とNTP時間との差がここで調べ
られる。発振が速すぎるか遅すぎるかにより、発振器制
御プログラム53は発振器44をDAC出力電圧で調整
し、このDAC出力電圧は、発振周波数がそれぞれ発振
器の公称周波数に近づくときにシステム・クロック時間
とNTP時間との間のオフセットの絶対値をゼロに近づ
かせる周波数で発振器を発振させる。
【0050】本発明の第2実施例では、発振器調整は、
NTPサーバーがNTP時間について問い合わせを受
け、その受け取り後にNTPコンピュータ・プログラム
41がNTP時間に対して信頼性検査を実行することと
なるように、徐々に行われる。もしNTP時間が信頼で
きるものであれば、オフセット値に基づいて発振器は公
称周波数の方へ1ステップ(=DAC制御ワードの1ビ
ットの変更)調整される。例えば、もしオフセット値が
正ならば、DAC制御ワードの値は1だけ下げられて、
発振器44の制御電圧及び発振周波数が低下する。もし
NTP時間が信頼できないものであれば、発振器は前の
DAC制御ワードに基づいて調整される。
【0051】1調整サイクルが完了すると、再びNTP
サーバーにNTP時間を問い合わせることにより第2調
整サイクルが開始される。もしNTP時間が信頼できる
ものであれば、発振器は再び公称周波数の方へ1ステッ
プ調整される。もっと速い調整が必要ならば、一度に2
ステップ以上を用いることができる。与えられた数の調
整サイクルが完了した後、発振器の公称周波数が達成さ
れ、オフセット値はゼロになる。(実際には、調整は最
終的には公称値の周囲でジグザグに行われる。)そのと
き発振器の調整を止め、後の段階で調整を再開すること
ができる。或いは、あらかじめ決めてはいない時間まで
調整を続けることもできる。
【0052】本発明の第2実施例による調整では、典型
的には本発明の好ましい実施例の場合よりは少ない頻度
でNTPサーバーにNTP時間が問い合わされる(即
ち、本発明の第2実施例の場合には調整サイクルはさら
に長い)。もし制御が始まるときにシステム・クロック
42の時間とNTPクライアントが受け取ったNTP時
間との差(オフセット)が大きければ、初めはさらに短
い調整サイクルを用いることができる(例えば、1分間
隔でNTP時間を問い合わせることができる)。オフセ
ット値の絶対値が減少してゆくにつれて調整サイクルの
長さを増大させてゆくことができ、従って結局は調整サ
イクルの長さを数時間、例えば8時間にすることができ
る。
【0053】発振器パルスは本発明の第2実施例では数
えられないので、本発明の好ましい実施例で使用される
カウンターは第2実施例では完全に不要である。
【0054】本発明は、パケット交換ネットワーク経由
での発振器の長期安定性の改善を可能にする。本発明は
NTPサーバー31から受け取られた信頼できないNT
P時間を明らかにするための手段を提供するけれども、
監視期間はネットワークのトラフィックが最低である時
間に、即ち典型的には夜間に、予定される。本発明によ
れば、NTPクライアントが受け取るNTP時間の精度
を改善するために、短い期間中に1つのNTPサーバー
に問い合わせを複数回送ったり或いは複数のNTPサー
バーに問い合わせを1回送ったりして、受け取ったNT
P時間の中から最高の精度を有するもの(最短の往復遅
延を有するNTP時間)を選択することも可能である。
どの程度の頻度で発振器が調整を必要とするかは、使用
される発振器の品質と、発振器出力の希望される精度と
による。典型的には、本発明の第1実施例による調整
は、一週間に一度或いはもっと頻繁に実行されるのが好
都合である。
【0055】本発明の欠くことのできない部分はソフト
ウェアによって実現され得るものである。例えばNTP
コンピュータ・プログラム41と発振器制御プログラム
53とを含む関係するコンピュータ・ソフトウェアはC
プログラミング言語でプログラミングすることのできる
ものであり、それを例えばメモリーなどのデータ手段に
記憶させておくことができる。それを転送し、例えばコ
ンピュータで動作させることができる。
【0056】本発明の実施例はNTPプロトコルを採用
しているけれども、パケット交換ネットワーク21を介
して時間を伝えるための、対応する如何なる処理手順を
用いて本発明を実施することもできる。本質的に、第3
世代の移動ネットワークと関連させて本発明を実施する
こともできる。
【0057】本明細書は、例を挙げることによって本発
明の実施態様を提示している。本発明は前述した実施例
の詳細に限定されるものではなくて、本発明の特徴から
逸脱せずにいろいろな態様で本発明を実施し得ることは
当業者にとっては明白なことである。実施例は本発明を
説明するものであって、限定をすることを意図している
ものではない。本発明の実施態様及び用途は、添付の請
求項によってのみ限定される。従って、請求項により規
定されている種々の代替実施態様と、同等の実施態様と
は、本発明の範囲内にある。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術のGSMシステムを示す図である。
【図2】WIOシステムにおけるネットワーク構成要素
を説明する図である。
【図3】本発明による構成を示す図である。
【図4】本発明の好ましい実施例における、本発明によ
るNTPクライアントを説明する図である。
【図5】NTPクライアントのカウンターがソフトウェ
アにより実現される場合に発振器を調整するための制御
ループを示す図である。
【図6】NTPクライアントのカウンターがカウンター
回路によって実現される場合に発振器を調整するための
制御ループを示す図である。
【図7】本発明による発振器を調整する方法を示すフロ
ーチャートである。
【図8】本発明に関連する細部を示す図である。
【図9】本発明の第2実施例を示す図である。
【符号の説明】
21…パケット交換ネットワーク(IPネットワーク) 31…時間源(NTPサーバー) 41…NTPコンピュータ・プログラム 42…クロック(システム・クロック) 44…調整可能な発振器 45…制御ユニット

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 調整可能な発振器(44)と、規定され
    た精度でクロック時間を知っている時間源(31)と、
    発振器と前記時間源の間のパケット交換ネットワーク
    (21)とを含むシステムの発振器(44)を調整する
    ための方法であって、 前記パケット交換ネットワーク(21)を介して、前記
    時間源(31)に知られているクロック時間に基づい
    て、前記パケット交換ネットワークの、前記調整可能な
    発振器(44)と同じ側にあるクロック(42)を更新
    するステップと、 前記発振器(44)の調整に前記クロック(42)を用
    いて前記発振器を調整して所望の周波数で発振させるス
    テップとを含むことを特徴とする発振器を調整するため
    の方法。
  2. 【請求項2】 発振器制御情報を作るために計数期間中
    に前記発振器(44)により生成されたパルスを数える
    ステップであって、この計数期間は所定の第1時点から
    始まって所定の第2時点で終わり、前記時点が前記クロ
    ック(42)のクロック時間に基づいて決定されるステ
    ップと、 前記制御情報を用いて前記発振器(44)を調整して所
    望の周波数で発振させるステップとを含むことを特徴と
    する請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記時点における前記クロック(42)
    のクロック時間の信頼性を判定するステップであって、
    前記第1時点における前記クロック時間が信頼できない
    ものである場合には前記計数期間の開始を規定された第
    1遅延だけ遅らせ、前記第2時点における前記クロック
    時間が信頼できないものである場合には前記計数期間の
    終了を明示された第2遅延だけ遅らせるステップを含む
    ことを特徴とする請求項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 NTP(ネットワーク・タイミング・プ
    ロトコル)調整を用いて前記クロック(42)のクロッ
    ク時間を更新し、前記第1時点及び前記第2時点は前記
    クロック(42)のNTP調整の実行と同時に或る時点
    に予定されることを特徴とする請求項2に記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記クロック(42)はNTPクライア
    ントに置かれているか或いはそれと関連しており、前記
    時間源はNTPサーバー(31)であり、 前記NTPクライアントは、前記パケット交換ネットワ
    ーク(21)を介して前記NTPサーバー(31)にN
    TPの精度を有するクロック時間を問い合わせてこれを
    受け取り、 オフセット値を得るために前記クロック(42)の前記
    クロック時間が、前記NTPクライアントにおいて、N
    TPの精度を有する受け取られたクロック時間と比較さ
    れ、 前記クロック(42)のクロック時間は前記オフセット
    値に基づいてNTPに従って調整され、 前記オフセット値に関するデータはシステムのメモリー
    において維持され、 前記時点に先立つ前記クロック(42)の少なくとも1
    回のNTP調整に用いられる前記オフセット値を規定さ
    れた条件と比較することによって、前記時点のいずれか
    における前記クロック(42)の前記クロック時間の信
    頼性が判定されることを特徴とする請求項2に記載の方
    法。
  6. 【請求項6】 前記時点に先立つ前記クロック(42)
    の2回以上のNTP調整に用いられるオフセット値は規
    定された条件と比較され、その規定された条件は、比較
    されるべき全てのオフセット値が前記オフセット値に対
    して設定された規定された限界値より低いこと並びに比
    較されるべき前記オフセット値のいずれもが無くなって
    いないことであることを特徴とする請求項5に記載の方
    法。
  7. 【請求項7】 前記クロック(42)は前記NTPクラ
    イアントに置かれているか或いはそれと関連しており、
    前記時間源は前記NTPサーバー(31)であり、 前記NTPクライアントは、前記パケット交換ネットワ
    ーク(21)を介して前記NTPサーバー(31)にN
    TPの精度を有するクロック時間を問い合わせてこれを
    受け取り、 前記NTPクライアントにおいて、オフセット値を得る
    ために前記クロック(42)の前記クロック時間が、N
    TPの精度を有する前記受け取られたクロック時間と比
    較され、 前記オフセット値に関するデータは前記システムのメモ
    リーにおいて維持され、 前記オフセット値の信頼性が判定され、 前記オフセット値が信頼できるものである場合には前記
    発振器(44)は前記オフセット値に基づいて調整さ
    れ、 前記クロック(42)を更新するために前記発振器(4
    4)の発振周波数が前記クロック(42)の基準周波数
    のために導出されることを特徴とする請求項1に記載の
    方法。
  8. 【請求項8】 前記オフセット値の信頼性は、前記オフ
    セット値を、前記オフセット値に先立つオフセット値の
    規定された集合から計算される前記オフセット値の移動
    平均と比較することによって判定されることを特徴とす
    る請求項7に記載の方法。
  9. 【請求項9】 調整可能な発振器(44)と、与えられ
    た精度でクロック時間を知っている時間源(31)と、
    発振器及び前記時間源の間のパケット交換ネットワーク
    (21)とを含むシステムの発振器を調整するための装
    置であって、 前記パケット交換ネットワーク(21)の、前記調整可
    能な発振器(44)と同じ側にあるクロック(42)
    と、 前記時間源(31)に知られている前記クロック時間に
    基づいて前記パケット交換ネットワーク(21)を介し
    て前記クロック(42)を更新するための更新手段(4
    1)と、 前記クロック(42)によって、所望の周波数で発振す
    るように前記発振器(44)を調整するための調整手段
    (45,51〜57,64,67,DAC)とを含むこ
    とを特徴とする装置。
  10. 【請求項10】 調整可能な発振器(44)と、与えら
    れた精度でクロック時間を知っている時間源(31)
    と、発振器と前記時間源の間のパケット交換ネットワー
    ク(21)とを含むシステムの発振器を調整するための
    コンピュータ・ソフトウェアであって、 前記時間源(31)に知られている前記クロック時間に
    基づいて前記パケット交換ネットワーク(21)を介し
    てクロック(42)を更新し、前記クロックは前記パケ
    ット交換ネットワーク(21)の、前記調整可能な発振
    器(44)と同じ側にあり、 前記発振器(44)の調整に前記クロック(42)を用
    いて前記発振器を所望の周波数で発振するように調整す
    るためのプログラム・コードを含むことを特徴とする発
    振器を調整するためのコンピュータ・ソフトウェア。
JP2001078379A 2000-03-17 2001-03-19 発振器を調整するための方法および装置 Withdrawn JP2001308833A (ja)

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