JP2001307973A - デバイス製造方法、デバイス製造システム、情報処理装置、露光装置および基板 - Google Patents

デバイス製造方法、デバイス製造システム、情報処理装置、露光装置および基板

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JP2001307973A JP2000126503A JP2000126503A JP2001307973A JP 2001307973 A JP2001307973 A JP 2001307973A JP 2000126503 A JP2000126503 A JP 2000126503A JP 2000126503 A JP2000126503 A JP 2000126503A JP 2001307973 A JP2001307973 A JP 2001307973A
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Katsumi Saegusa
克己 三枝
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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ショット単位の詳細なウエハロスト情報をも
とに、半導体製造におけるウエハのリサイクル運用を効
率良く行う。露光装置トラブル時にも、ウエハロスト情
報が混乱しないようなデバイス製造システムを構築す
る。 【解決手段】 原版のパターンを基板に複数ショット露
光してデバイスを製造する際に、露光不良が発生したロ
スト基板の収容部または基板に露光不良をショット単位
で記憶し、この記憶した情報に基づいてロスト基板のリ
サイクル処理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、再利用(リサイク
ル)処理を伴う、半導体、液晶等のデバイスを製造する
方法およびデバイス製造システム、並びに、これらに用
いられている情報処理装置、露光装置および基板に関す
るものである。特に、本発明は、ウエハ、ウエハキャリ
ア、ウエハSMIF(スタンダードメカニカルインタフ
ェース)それに対応した製造システムの機構、およびウ
エハのロスト情報を管理する機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、露光装置に用いられるウエハ
の各種のロスト情報は、露光装置自身で管理していた。
またその一部は、外部からの要求により必要に応じて、
通信にて出力される形式となっていた。
【0003】また、通信以外の手法で出力される情報の
形態もあったが、その為には内部に情報を書き込む機構
を持つウエハキャリア、もしくはウエハSMIF等が必
要であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
技術では、露光装置から通信にて出力される情報は、ウ
エハ内のショット単位ではなくウエハ単位のものであ
り、リサイクル運用に有益なショット単位のロスト情報
については、露光装置自身のみで管理し、また外部に出
力されることがなかった。したがって、ウエハのリサイ
クル運用を効率良く行う為には不十分であり、そのリサ
イクルは、かなり負荷の多いものであった。
【0005】また、内部に情報を書き込む機構をもたな
いウエハキャリア、もしくはウエハSMIFを使用した
場合には、露光装置制御部の動作が正常の場合には問題
ないが、何かのトラブルが発生して露光装置制御部の動
作が混乱した場合には、ロスト情報を失ったり、ロスト
物とその情報との間の関連付けが切れてしまうという問
題があった。この問題により、それらロスト情報をもと
に行う予定であったリサイクル処理やメンテナンス処理
に支障をきたし、それがユーザーにとって、結果的に多
大な損失となって計上されていた。
【0006】よって、本発明の第1の目的は、上記課題
を解決し、ショット単位の詳細なウエハロスト情報をも
とに、半導体製造におけるウエハのリサイクル運用を効
率良く行えるようにするデバイス製造システムを構築す
ることにある。
【0007】そして、本発明の第2の目的は、ショット
単位のウエハロスト情報を露光装置まかせの管理にせ
ず、露光装置トラブル時にも、これらの情報が混乱しな
いようなデバイス製造システムを構築することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段及び作用】上記目的を達成
する為、本発明は、原版のパターンを半導体ウエハ、液
晶基板等の基板に複数ショット露光してデバイスを製造
する方法において、露光不良が発生したロスト基板の収
容部、ロスト基板または露光装置に露光不良をショット
単位で記録し、この記録した情報に基づいてロスト基板
のリサイクル処理を行うことを特徴とする。
【0009】本発明のデバイス製造システムは、露光装
置と、露光装置により原版のパターンを露光される基板
と、露光装置の動作を管理する為の情報処理装置とから
なり、第1の構成として、露光不良によりロスト基板が
発生した場合に、そのロスト基板に露光不良に関する情
報を記録し、ロスト基板のリサイクル処理を行う時に記
録した情報を利用する手段を有することを特徴とする。
【0010】また、第2の構成として、露光不良により
ロスト基板が発生した場合に、ロスト基板を搬送するた
めの容器上もしくは基板上で露光不良の情報を記憶する
とともに、露光装置で露光不良の情報を記憶し、ロスト
基板のリサイクル処理を行う時に、容器または基板上で
記憶した情報と露光装置で記憶した情報を比較し、一致
しないときには信頼性の高い方の情報を利用する手段を
有することを特徴とする。この信頼性は、通常、露光装
置の状態により判断する。
【0011】上記いずれのシステムにおいても、基板に
複数ショットを露光する場合には露光不良をショット単
位で記憶することが望ましい。
【0012】すなわち、本発明のデバイス製造システム
は、上述の第1の目的の為に、(1)露光装置におい
て、記憶保持手段に露光不良に関する情報(ロスト情
報)を書き込む手段(図2参照)、(2)露光装置外の
装置において、記憶保持手段からロスト情報を読み出す
手段(図3参照)、(3)半導体製造の全体を制御する
システム内で、露光装置外の記憶保持手段から得た情報
および露光装置から得た情報から、露光装置の状態に鑑
みて、どちらのものが正当情報かを判断する手段(図6
参照)、並びに、(4)露光装置外のウエハもしくは液
晶基板、キャリア、SMIFまたはコータデベロッパ上
にロスト時の状況を記憶保持しておく手段(図9参照)
を有している。
【0013】また、前述の第2の目的を達成するには、
ロスト情報を基板上に確実に記憶しておく手段をもち、
露光装置トラブル時には、(露光装置、コータデベロッ
パといったような多くの半導体製造に係わる装置の)全
てを制御しているシステム内で、その基板上の記憶保持
手段から得た情報を正当情報として判断できることが必
要となる。
【0014】すなわち、本発明のシステムでは、第2の
目的の為に、前述の(1)〜(3)の手段に加えて、特
に、(4’)露光装置外のウエハまたは液晶基板上にロ
スト時の状況を記憶保持しておく手段(図8参照)とい
った手段を有している。
【0015】ここで、上記の記憶保持手段および記憶保
持手段に情報を読み書きする手段については、前述の第
1の目的の為には、図2、3および9に示すように、
(5)不揮発性メモリ、および磁気記録媒体等の機構 (6)光通信、電気接点、および磁気へッド、光磁気へ
ッド等の機構が挙げられる。
【0016】また、前述の第2の目的の為には、図9に
示すように、(5’)磁気記録媒体等の機構 (6’)磁気へッド、光磁気へッド等の機構が挙げられ
る。
【0017】そして、正当情報か否かを判断する手段と
しては、第1,第2の目的とも、図7に示すように、
(7)半導体製造の全体を制御するシステム内で、前述
の各種情報より、正当情報判断を行うプログラムが挙げ
られる。
【0018】さらに、ウエハのリサイクル手段として
は、第1,第2の目的とも、図8に示すように、(8)
半導体製造の全体を制御するシステム内で、前述の各種
情報より、ウエハのリサイクルを行うプログラム等の構
造が挙げられる。
【0019】
【実施例】<1>第1の実施例の概要 以下、図面に基づき本発明の第1の目的を達成するため
のデバイス製造システムの一実施例について説明する。
図1は、本発明に係わる半導体デバイス製造システムの
全体ブロックの概略を示したものである。本システム
は、露光装置21、コータデベロッパ(塗布現像装置)
22、ストッカ23、エッチング装置24、スパッタ装
置25、搬送ロボット29、制御システム40等で構成
されている。
【0020】また、露光装置21およびストッカ23に
は、ウエハ2の受け渡しと同時にロスト情報等を読み書
きできるハンド3,30が、装備されており、さらにウ
エハキャリア1上には、この情報を記憶保持する為の情
報記憶部4が装着されている。
【0021】本発明における運用手順としては、図1に
示すように搬送ロボット29が、露光装置21よりロス
トウエハの入ったウエハキャリア1と同時に、そのロス
ト情報等も、前述の情報記憶部4により回収する。
【0022】そして、それをストッカ23に戻した時、
制御システム40は、通信42を経由して、ストッカ2
3上のハンド30より、ウエハ2とともにロスト情報を
取得する。
【0023】さらに、制御システム40は、ロスト情報
を基にロストウエハのリサイクル運用を行う場合、次回
の露光時に利用する情報は、別の通信43を経由して露
光装置21から取得した情報であるが、露光装置21の
トラブル等で、この情報に混乱が生じた場合には、前記
キャリアからの情報を利用することで、確実な運用がで
きることになる。
【0024】図2および図3は、本実施例の半導体デバ
イス製造システム内における露光装置21およびストッ
カ23各々における、ロストウエハおよびそのロスト情
報のやりとりの概略を示したものである。各図における
受け渡し部は、ウエハキャリア1、ウエハ2、ウエハハ
ンド3,30、ロスト情報記憶部4、受光器5、投光器
6で構成されている。
【0025】まず、露光中に、アライメントエラー等で
ウエハロストが生じた場合には、図2に示すように、露
光装置21は、ハンド3にてロストウエハをロスト用の
ウエハキャリア1に収納する処理を行う。
【0026】さらにこの時、露光装置21は、そのロス
ト情報を装置自身で記憶するとともに、ハンド3上の投
光器6を用いて、キャリア1上の受光器5に対し光通信
にて、そのロスト情報を送る。すると、ウエハキャリア
1は、ロストウエハとともに、ロスト情報を受光機5か
ら受信して、ロスト情報記憶部4に記憶する。
【0027】そして、露光装置21内のロストウエハが
キャリア1内に満杯になり、制御システム40が、搬送
ロボット29を用いてキャリア1をストッカ23に回収
した後は、図3に示すように、ストッカ23は、ハンド
30にて、ロストウエハをロスト用のウエハキャリア1
から回収する処理を行う。さらにこの時、キャリア1
は、キャリア1上の投光器6を用いてハンド30上の受
光器5に対し光通信にてそのロスト情報を送る。する
と、ハンド30は、ロストウエハとともに、ロスト情報
を受光機5から受信して、ストッカ23内のバッファに
記憶する。
【0028】図4および5は、複数ショットを露光した
ウエハを示す図であり、本実施例の半導体デバイス製造
システムにおいて、ロストウエハが出た場合、そのリサ
イクル処理の仕方を説明するための図である。同図にお
いて、AはNGとOKの切り替わるポイント、B,C
は、再利用可能な領域である。
【0029】まず、図4(1)に示すように、B点まで
の露光は正しく行われ、A点以降の露光がエラーになっ
た場合においては、同図に示すようにB点までの部分
(図中の斜線部分)は、次回の露光において再利用可能
な領域となる。
【0030】同様に、図4(2)に示すように、A点ま
での露光はエラーになり、C点以降の露光が正しく行わ
れた場合においては、同図に示すようにC点以降の部分
(図中の斜線部分)は、次回の露光において再利用可能
な領域となる。
【0031】さらに、図5に示すように、A,D点の露
光のみエラーになり、それ以外の部分の露光が正しく行
われた場合においては、同図に示すようにA,D点以外
の部分(図中の斜線部分)は、次回の露光において再利
用可能な領域となる。
【0032】このように、ロストになったウエハにおい
ても、これらの図に示すような、再利用可能な領域が生
ずることもある為、ロストした状態を正しく把握するこ
とが、そのリサイクル運用において、絶対に必要な条件
となる。
【0033】<2>露光装置側の動作 第1の実施例における露光装置側の動作について説明す
る。図6は、第1の実施例に係る露光装置において、図
4(1)に示すロストウエハが出た場合の露光装置側の
処理のフローを説明する図である。 <ステップf1>ロストウエハが発生したかをチェック
し、発生していなければf7に、発生していればf2へ
進む。 <ステップf2>ショットBまでのウエハ露光履歴情報
をHbパラメータに記憶する。 <ステップf3>ショットAでのウエハロスト情報をL
aパラメータに記憶する。 <ステップf4>ステップf2,f3でHb,Laパラ
メータに記憶した情報をウエハキャリア上の記憶保持手
段に書き込む。 <ステップf5>ロストウエハキャリアにロストウエハ
が満杯になったかをチェックし、満杯になっていなけれ
ば全処理を終了し、満杯であればf6へ進む。 <ステップf6>ロストウエハキャリアの回収要請を制
御システム側に送信し、制御システム応答後、連携し
て、キャリアの交換作業を行う。 <ステップf7>キャリア回収作業が終了するまで待
ち、終了なら、f8へ進み、終了していなければf7へ
戻る。 <ステップf8>ウエハ露光履歴情報の格納変数である
Hbパラメータを0にクリヤする。 <ステップf9>ウエハロスト情報の格納変数であるL
aパラメータを0にクリヤする。
【0034】図7は、第1の実施例に係る露光装置にお
いて、図4(1)に示すロストウエハが出た場合の制御
システム側の処理のフローを説明する図である。 <ステップg1>露光装置側より、ロストウエハキャリ
アの回収要請があるかをチェックし、なければg1へ、
あればg2へ進む。 <ステップg2>ロストウエハキャリアの回収作業を行
う。 <ステップg3>キャリア回収作業が終了するまで待
ち、終了なら、g4へ進み、終了していなければg3へ
戻る。 <ステップg4>履歴情報(Hb1〜Hbn)をキャリ
ア上の記憶保持手段より読み込む。 <ステップg5>ロスト情報(La1〜Lan)をキャ
リア上の記憶保持手段より読み込む。 <ステップg6>履歴情報(hb1〜hbn)を露光装
置の記憶保持手段より読み込む。 <ステップg7>ロスト情報(la1〜lan)を露光
装置の記憶保持手段より読み込む。 <ステップg8>キャリア上の記憶保持手段から読み込
んだ情報と、露光装置の記憶保持手段より読み込んだ情
報とが一致しているかチェックし、一致しているなら全
処理を終了し、一致していなければg9に進む。 <ステップg9>露光装置にハングアップがあったかを
チェックし、あった場合はg11へ進み、なければg1
0へ進む。 <ステップg10>露光装置が正常で、かつ両情報にく
い違いが見られる場合は、判定不能でエラーとする。 <ステップg11>キャリア上の記憶保持手段から読み
込んだ履歴情報を正当情報とする。 <ステップg12>キャリア上の記憶保持手段から読み
込んだロスト情報を正当情報とする。
【0035】<3>他の実施例の概要 図9は、本発明の他の実施例に係わる露光装置外でのロ
スト情報の各種保持方法について説明したものである。
ここで、ウエハ2上にロスト情報を記憶する機能は、ウ
エハ2、ウエハ2のオリエンテーションフラット面サイ
ドに付加された磁性媒体等によるロスト情報記憶部
4’、および磁気情報リーダ/ライタ7によって構成さ
れている。そして、ウエハロストが発生すると、前記の
磁気情報リーダ/ライタ7によってロスト情報が、ロス
ト情報記憶部4’に書き込まれるようになっている。
【0036】また、ウエハキャリア上にロスト情報を記
憶する機能は、ウエハ2、ウエハキャリア1、ウエハキ
ャリア1のサイドに付加されたロスト情報記憶部4、お
よび光学式ロスト情報読み書き装置15によって構成さ
れている。そして、ウエハロストが発生すると、前記の
光学式ロスト情報読み書き装置15によってロスト情報
が、ロスト情報記憶部4に書き込まれるようになってい
る。
【0037】<4>リサイクル処理の動作 図8は、本発明に係わる第1の実施例および他の実施例
のデバイス製造システムにおいて、ウエハのリサイクル
処理のフローを説明する図である。 <ステップh1>ウエハロスト情報の解析を行う。 <ステップh2>ウエハロストがある場合は、h3に進
み、なければ処理を終了する。 <ステップh3>ロスト情報からさらに、ロストステッ
プポイントの抽出を行う。 <ステップh4>次の露光にて、ロストステップポイン
トを除いた露光を行うジョブプログラムの作成を行う。
【0038】<5>デバイス製造方法の実施例 次に、上記説明した半導体デバイス製造システムを利用
したデバイス製造方法の実施例を説明する。図9は、微
小デバイス(ICやLSI等の半導体チップ、液晶パネ
ル、CCD、薄膜磁気ヘッド、マイクロマシン等)の製
造のフローを示す。ステップ1(回路設計)ではデバイ
スのパターン設計を行なう。ステップ2(マスク製作)
では設計したパターンを形成したマスクを製作する。一
方、ステップ3(ウエハ製造)ではシリコンやガラス等
の材料を用いてウエハを製造する。ステップ4(ウエハ
プロセス)は前工程と呼ばれ、上記用意したマスクとウ
エハを用いて、リソグラフィ技術によってウエハ上に実
際の回路を形成する。次のステップ5(組立て)は後工
程と呼ばれ、ステップ4によって作製されたウエハを用
いて半導体チップ化する工程であり、アッセンブリ工程
(ダイシング、ボンディング)、パッケージング工程
(チップ封入)等の工程を含む。ステップ6(検査)で
はステップ5で作製された半導体デバイスの動作確認テ
スト、耐久性テスト等の検査を行なう。こうした工程を
経て半導体デバイスが完成し、これが出荷(ステップ
7)される。
【0039】図6は上記ウエハプロセス(ステップ4)
の詳細なフローを示す。ステップ11(酸化)ではウエ
ハの表面を酸化させる。ステップ12(CVD)ではウ
エハ表面に絶縁膜を形成する。ステップ13(電極形
成)ではウエハ上に電極を蒸着によって形成する。ステ
ップ14(イオン打込み)ではウエハにイオンを打ち込
む。ステップ15(レジスト処理)ではウエハにレジス
トを塗布する。ステップ16(露光)では上記説明した
露光装置または露光方法によってマスクの回路パターン
をウエハの複数のショット領域に並べて焼付露光する。
ステップ17(現像)では露光したウエハを現像する。
ステップ18(エッチング)では現像したレジスト像以
外の部分を削り取る。ステップ19(レジスト剥離)で
はエッチングが済んで不要となったレジストを取り除
く。これらのステップ11〜19を繰り返し行なうこと
によって、ウエハ上に多重に回路パターンが形成され
る。
【0040】本実施例の生産方法を用いれば、従来は製
造が難しかった高集積度のデバイスを低コストに製造す
ることができる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように本出願に係わる発明
により、以下のような効果が得られる。 (1)露光装置自身にトラブルが発生したとしても、ロ
スト情報を失うことがなくなる為、これをもとに行う予
定であったウエハのリサイクル処理やメンテナンスに支
障をきたす確率を減らせる。
【0042】(2)ショット単位の詳細なウエハロスト
情報をもとに、ウエハのリサイクル運用を行えるように
なる為、ウエハのリサイクル効率が上がる。これによっ
て、全体の歩留まりが向上するので、最終的には、それ
を製品価格に反映することも可能性となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係わる半導体デバイス製
造システムの全体ブロックの概略を示した図である。
【図2】 本発明の一実施例に係わるウエハキャリア上
でのウエハとロスト情報のやりとりの機構の概略を示し
た図である。
【図3】 本発明の一実施例に係わる半導体デバイス製
造システムのストッカ内のウエハキャリア上でのウエハ
とロスト情報のやりとりの機構の概略を示した図であ
る。
【図4】 複数ショットを露光したロストウエハの一例
を示す模式図である。
【図5】 複数ショットを露光したロストウエハの他の
例を示す模式図である。
【図6】 本発明の一実施例に係わる露光装置側のロス
トウエハ処理のフローチャートである。
【図7】 本発明の一実施例に係わる半導体製造システ
ム側のロストウエハ処理のフローチャートである。
【図8】 本発明の一実施例に係わる半導体製造システ
ムでのウエハのリサイクル処理方法を説明する為のフロ
ーチャートである。
【図9】 本発明の他の実施例に係わる半導体製造シス
テムにおける露光装置外でのロスト情報の各種保持方法
についての概略を示したものである。
【図10】 本発明のデバイス製造システムを利用でき
るデバイス製造方法を示すフローチャートである。
【図11】 図10中のウエハプロセスの詳細なフロー
チャートである。
【符号の説明】
1:ウエハキャリア、2:ウエハ、3:ウエハハンド
(露光装置側)、4,4’:ウエハロスト情報記憶部、
5:受光器、6:投光器、7:磁気情報リーダ/ライ
タ、15:光学式ロスト情報読み書き装置、21:露光
装置、22:コータデベロッパ、23:ストッカ、2
4:エッチャ装置、25:スパッタ装置、29:搬送ロ
ボット、30:ウエハハンド(半導体製造システム
側)、40:制御システム、41〜43:制御システム
と各装置間の通信、f1〜f9,g1〜g12,h1〜
h4:図6〜8におけるフローチャート上の実行単位で
あるステップを示す記号。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原版のパターンを基板に複数ショット露
    光してデバイスを製造する方法において、露光不良が発
    生したロスト基板の収容部またはロスト基板に前記露光
    不良をショット単位で記録し、この記録した情報に基づ
    いて前記ロスト基板のリサイクル処理を行うことを特徴
    とするデバイス製造方法。
  2. 【請求項2】 原版のパターンを基板に複数ショット露
    光してデバイスを製造する方法において、露光不良によ
    りロスト基板が発生した場合に、前記基板の露光を行う
    露光装置内でその露光不良をショット単位で記録し、こ
    の記録した情報に基づいて前記ロスト基板のリサイクル
    処理を行うことを特徴とするデバイス製造方法。
  3. 【請求項3】 露光装置と、前記露光装置により原版の
    パターンを露光される基板と、前記露光装置の動作を制
    御する為の情報処理装置とからなるデバイス製造システ
    ムにおいて、 露光不良によりロスト基板が発生した場合に、そのロス
    ト基板に前記露光不良を記録し、記録した情報を利用し
    てロスト基板のリサイクル処理を行う手段を有すること
    を特徴とするデバイス製造システム。
  4. 【請求項4】 露光装置と、前記露光装置により原版の
    パターンを露光される基板と、前記露光装置の動作を管
    理する為の情報処理装置とからなるデバイス製造システ
    ムにおいて、 露光不良によりロスト基板が発生した場合に、そのロス
    ト基板の収容部またはそのロスト基板に前記露光不良を
    記録するとともに、前記露光装置に同じ露光不良の情報
    を記録し、前記収容部またはロスト基板に記録した情報
    と前記露光装置に記録した情報を比較し一致しないとき
    には信頼性の高い方の情報を利用してロスト基板のリサ
    イクル処理を行う手段を有することを特徴とするデバイ
    ス製造システム。
  5. 【請求項5】 前記信頼性を、前記露光装置の状態によ
    り判断することを特徴とする請求項4記載のデバイス製
    造システム。
  6. 【請求項6】 前記基板に複数ショットを露光する場合
    に、前記露光不良の記録をショット単位で行うことを特
    徴とする請求項3〜5記載のデバイス製造システム。
  7. 【請求項7】 前記基板が半導体ウエハまたは液晶基板
    であることを特徴とする請求項3〜6記載のデバイス製
    造システム。
  8. 【請求項8】 請求項3〜7のいずれかに記載のデバイ
    ス製造システムにおける前記ロスト基板から、前記露光
    不良の情報を読み出す手段を有することを特徴とする情
    報処理装置。
  9. 【請求項9】 前記露光不良の情報を読み出す手段が、
    磁気ヘッドまたは光磁気ヘッドを用いたものであること
    を特徴とする請求項8記載の情報処理装置。
  10. 【請求項10】 請求項3〜7のいずれかに記載のデバ
    イス製造システムにおける前記ロスト基板に、前記露光
    不良に関する情報を書き込む手段を有することを特徴と
    する露光装置。
  11. 【請求項11】 前記露光不良に関する情報を書き込む
    手段が、磁気ヘッドまたは光磁気ヘッドを用いたもので
    あることを特徴とする請求項10記載の露光装置。
  12. 【請求項12】 請求項3〜7のいずれかに記載のデバ
    イス製造システムに使用され、情報保持手段を有するこ
    とを特徴とする基板。
  13. 【請求項13】 前記情報保持手段が磁性記録媒体を用
    いたものであることを特徴とする請求項12記載の基
    板。
  14. 【請求項14】 前記磁性記録媒体が磁気テープまたは
    光磁気テープであることを特徴とする請求項13記載の
    基板。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016136596A (ja) * 2015-01-23 2016-07-28 キヤノン株式会社 インプリント装置、物品製造方法

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