JP2001307603A - 真空スイッチ及びそれを用いた真空スイッチギヤ - Google Patents
真空スイッチ及びそれを用いた真空スイッチギヤInfo
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Abstract
(57)【要約】
【課題】小型化と信頼性向上を両立させた真空スイッチ
及びそれを用いた真空スイッチギヤを提供する。 【解決手段】遮断器を収納する第1の真空容器1,第1
の真空容器1を収納した接地された第2の真空容器2
と、第2の真空容器2に接続され断路器40と接地装置
30を収納した接地された第3の真空容器3を備え、第
1の真空容器と第2,第3の真空容器を電気的に絶縁し
た。
及びそれを用いた真空スイッチギヤを提供する。 【解決手段】遮断器を収納する第1の真空容器1,第1
の真空容器1を収納した接地された第2の真空容器2
と、第2の真空容器2に接続され断路器40と接地装置
30を収納した接地された第3の真空容器3を備え、第
1の真空容器と第2,第3の真空容器を電気的に絶縁し
た。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、真空スイッチ及び
それを用いた真空スイッチギヤに関わり、特に好適な真
空スイッチ及びそれを用いた真空スイッチギヤに関す
る。
それを用いた真空スイッチギヤに関わり、特に好適な真
空スイッチ及びそれを用いた真空スイッチギヤに関す
る。
【0002】
【従来の技術】コンパクト化を図る受変電機器として
は、例えば特開平3−273804 号公報に記載されたSF6
ガス絶縁スイッチギヤがある。このスイッチギヤは配電
箱に絶縁ガスを充填したユニット室及び母線室に、遮断
器,2個の断路器及び接地開閉器を個別に製作して収納
している。この遮断器として真空遮断器を使用する場
合、真空遮断器の操作器により可動電極が固定電極に対
して上下に移動して、投入,遮断を行うようになってい
る。又、特開昭55−143727号公報に記載された真空遮断
器のように、主軸を支点として可動電極を左右に回動し
て固定電極との接離、すなわち投入,遮断を行うものが
ある。又、特開平9−153320 号公報に記載のように、1
つの真空容器内に設けられた可動導体が固定導体と接地
導体との間を回動する間に閉位置,開位置,断路位置,
接地位置を移動するように構成したものがある。
は、例えば特開平3−273804 号公報に記載されたSF6
ガス絶縁スイッチギヤがある。このスイッチギヤは配電
箱に絶縁ガスを充填したユニット室及び母線室に、遮断
器,2個の断路器及び接地開閉器を個別に製作して収納
している。この遮断器として真空遮断器を使用する場
合、真空遮断器の操作器により可動電極が固定電極に対
して上下に移動して、投入,遮断を行うようになってい
る。又、特開昭55−143727号公報に記載された真空遮断
器のように、主軸を支点として可動電極を左右に回動し
て固定電極との接離、すなわち投入,遮断を行うものが
ある。又、特開平9−153320 号公報に記載のように、1
つの真空容器内に設けられた可動導体が固定導体と接地
導体との間を回動する間に閉位置,開位置,断路位置,
接地位置を移動するように構成したものがある。
【0003】又、特開平5−166440号公報,特開平3−22
5718号公報には、金属密封箱又は開閉器ケース内に真空
バルブと真空バルブを操作するための操作機構部及び断
路器を収納した構成の真空開閉器が記載されている。
5718号公報には、金属密封箱又は開閉器ケース内に真空
バルブと真空バルブを操作するための操作機構部及び断
路器を収納した構成の真空開閉器が記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】特開平3−273804 号公
報に記載されたSF6 ガス絶縁スイッチギヤは、SF6
ガスを使用しているものであり、地球温暖化の点でSF
6 ガスの削減が求められている。このため、SF6 ガス
を使用しないスイッチギヤが望まれている。又、特開昭
55−143727号公報に記載された真空遮断器では、容器を
接地していないため、受変電機器を保守点検するには、
遮断器を遮断後、遮断器とは別に設けた断路器を開放
し、接地開閉器を接地することにより、残留電荷、誘導
電流を接地に流し、電源からの再印加を防止するなど十
分な安全措置が必要である。そして、機器を個別に設け
ているので、小型化の点で難点がある。又、特開平9−1
53320号公報に記載のものでは、小型化の点は優れてい
るが、1つの真空容器内に閉位置,開位置,断路位置,
接地位置が設けられているため、万一の事故の場合、全
部の機能が失われるという難点がある。又、特開平5−1
66440号公報,特開平3−225718号公報には、金属密封箱
又は開閉器ケース内に真空バルブを収納しているもの
の、金属密封箱又は開閉器ケース内を真空にすることに
ついては開示されていなく、金属密封箱又は開閉器ケー
スを接地することについては開示されていない。
報に記載されたSF6 ガス絶縁スイッチギヤは、SF6
ガスを使用しているものであり、地球温暖化の点でSF
6 ガスの削減が求められている。このため、SF6 ガス
を使用しないスイッチギヤが望まれている。又、特開昭
55−143727号公報に記載された真空遮断器では、容器を
接地していないため、受変電機器を保守点検するには、
遮断器を遮断後、遮断器とは別に設けた断路器を開放
し、接地開閉器を接地することにより、残留電荷、誘導
電流を接地に流し、電源からの再印加を防止するなど十
分な安全措置が必要である。そして、機器を個別に設け
ているので、小型化の点で難点がある。又、特開平9−1
53320号公報に記載のものでは、小型化の点は優れてい
るが、1つの真空容器内に閉位置,開位置,断路位置,
接地位置が設けられているため、万一の事故の場合、全
部の機能が失われるという難点がある。又、特開平5−1
66440号公報,特開平3−225718号公報には、金属密封箱
又は開閉器ケース内に真空バルブを収納しているもの
の、金属密封箱又は開閉器ケース内を真空にすることに
ついては開示されていなく、金属密封箱又は開閉器ケー
スを接地することについては開示されていない。
【0005】本発明の第1の目的は、著しく小型化でき
る真空スイッチ及びそれを使用したスイッチギヤを提供
することにある。
る真空スイッチ及びそれを使用したスイッチギヤを提供
することにある。
【0006】本発明の第2の目的は、装置の多様化に対
応できる真空スイッチ及びそれを使用したスイッチギヤ
を提供することにある。
応できる真空スイッチ及びそれを使用したスイッチギヤ
を提供することにある。
【0007】本発明の第3の目的は、組立性を向上した
真空スイッチ及びそれを使用したスイッチギヤを提供す
ることにある。
真空スイッチ及びそれを使用したスイッチギヤを提供す
ることにある。
【0008】本発明の第4の目的は、絶縁性能を改良し
た真空スイッチ及びそれを使用したスイッチギヤを提供
することにある。
た真空スイッチ及びそれを使用したスイッチギヤを提供
することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の真空スイッチは、遮断器の固定電極と可動
電極を収納する第1の真空容器と、該第1の真空容器と
は電気的に絶縁され該第1の真空容器を収納した接地さ
れた第2の真空容器を備えたものである。第1の真空容
器と第2の真空容器の真空は、例えば絶縁物と固定又は
可動電極に接続された導体との小さい隙間によって連通
してもよい。これによって、2つの真空容器の真空度が
常態では平衡する状態となり、安定している。
に、本発明の真空スイッチは、遮断器の固定電極と可動
電極を収納する第1の真空容器と、該第1の真空容器と
は電気的に絶縁され該第1の真空容器を収納した接地さ
れた第2の真空容器を備えたものである。第1の真空容
器と第2の真空容器の真空は、例えば絶縁物と固定又は
可動電極に接続された導体との小さい隙間によって連通
してもよい。これによって、2つの真空容器の真空度が
常態では平衡する状態となり、安定している。
【0010】又、遮断器の固定電極と可動電極を収納す
る第1の真空容器の壁と、第2の真空容器の壁とが母線
の電位よりも低くなるような距離を保つように配置され
る。特に、第1の真空容器の壁の電位が母線の電位と接
地電位の中間的な電位となるような距離を有して設けら
れる。
る第1の真空容器の壁と、第2の真空容器の壁とが母線
の電位よりも低くなるような距離を保つように配置され
る。特に、第1の真空容器の壁の電位が母線の電位と接
地電位の中間的な電位となるような距離を有して設けら
れる。
【0011】又、遮断器を収納する第1の真空容器と、
該第1の真空容器を収納した接地された第2の真空容器
と、該第2の真空容器に接続され断路器を収納した接地
された第3の真空容器を備えたものである。第1の真空
容器と、第2,第3の真空容器は電気的に絶縁されてい
る。又、第1の真空容器と第2の真空容器は真空的に連
通しても良いが、第3の真空容器とは遮断されている。
該第1の真空容器を収納した接地された第2の真空容器
と、該第2の真空容器に接続され断路器を収納した接地
された第3の真空容器を備えたものである。第1の真空
容器と、第2,第3の真空容器は電気的に絶縁されてい
る。又、第1の真空容器と第2の真空容器は真空的に連
通しても良いが、第3の真空容器とは遮断されている。
【0012】前記第3の真空容器に断路器及び接地装置
を収納したものである。又、前記第1の真空容器と第2
の真空容器との間に前記第1の真空容器を収納する少な
くとも1つの真空容器を設けたものである。
を収納したものである。又、前記第1の真空容器と第2
の真空容器との間に前記第1の真空容器を収納する少な
くとも1つの真空容器を設けたものである。
【0013】又、本発明の真空スイッチギヤは、上記真
空スイッチを金属箱内に三相分配列するとともに、前記
金属箱内に保護継電装置及び操作箱など必要な要素を配
置したものである。
空スイッチを金属箱内に三相分配列するとともに、前記
金属箱内に保護継電装置及び操作箱など必要な要素を配
置したものである。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の実施例1を図1から図4
により説明する。図1は、本実施例の真空スイッチギヤ
の側断面図、図2は本実施例において用いられる真空測
定装置の構成を示す側断面図、図3は真空測定装置の構
成を示す図、図4は図1の変形例で第2の真空容器の一
部を拡大して示す縦断面図である。
により説明する。図1は、本実施例の真空スイッチギヤ
の側断面図、図2は本実施例において用いられる真空測
定装置の構成を示す側断面図、図3は真空測定装置の構
成を示す図、図4は図1の変形例で第2の真空容器の一
部を拡大して示す縦断面図である。
【0015】本実施例の真空スイッチギヤは、図1に示
すように、図示しない金属外被内に、遮断器200を収
納した第1の真空容器1,第1の真空容器1を収納した
第2の真空容器2,第2の真空容器2と絶縁物8,導電
性部材9を介して接続され、接地装置30と断路器40
を収納した第3の真空容器3が配置されている。第2の
真空容器2は、第1の真空容器1の外周側を覆うよう
に、第1の真空容器1の側壁1aが後述する母線の電位
より低く、中間的な電位となるように設定された距離を
保って設けられている。第1の真空容器1は、後述する
ようにアークシールドとしての役割を有するように構成
することもできる。第2の真空容器2内の導体60は、
フレキシブルな導体で形成されており、フレキシブルな
導体60は導体62、導体61を介して、ブッシング6
3に接続され、さらに図示しない接続部を用いて、図示
しない母線に接続されている。第2,第3の真空容器は
三相分配列され、母線は、真空容器の配列方向に三相分
引き出されている。第3の真空容器3内の導体70は、
ブッシング71,接続部72を介してケーブル77に接
続されている。
すように、図示しない金属外被内に、遮断器200を収
納した第1の真空容器1,第1の真空容器1を収納した
第2の真空容器2,第2の真空容器2と絶縁物8,導電
性部材9を介して接続され、接地装置30と断路器40
を収納した第3の真空容器3が配置されている。第2の
真空容器2は、第1の真空容器1の外周側を覆うよう
に、第1の真空容器1の側壁1aが後述する母線の電位
より低く、中間的な電位となるように設定された距離を
保って設けられている。第1の真空容器1は、後述する
ようにアークシールドとしての役割を有するように構成
することもできる。第2の真空容器2内の導体60は、
フレキシブルな導体で形成されており、フレキシブルな
導体60は導体62、導体61を介して、ブッシング6
3に接続され、さらに図示しない接続部を用いて、図示
しない母線に接続されている。第2,第3の真空容器は
三相分配列され、母線は、真空容器の配列方向に三相分
引き出されている。第3の真空容器3内の導体70は、
ブッシング71,接続部72を介してケーブル77に接
続されている。
【0016】第2の真空容器2及び第3の真空容器3
は、後述するように接地されており、その側壁は接地電
位となっているので、三相分接触もしくは近接させて配
置することができる。図示しない金属箱内には、保護継
電器を収納した箱が配置され、この保護継電器により事
故の発生等が検知されると、操作箱の操作機構部を制御
して遮断器200,接地装置30,50,断路器40の
開閉操作を制御する。これら操作箱及び保護継電器を収
納した箱により操作コンパートメントが形成されてい
る。操作コンパートメントの各機器は、後述するように
第2の真空容器2,第3の真空容器3とが接地電位とな
っているため、これらの真空容器に近接させて配置する
ことができ、スイッチギヤ全体の大きさをコンパクトな
ものにすることができる。
は、後述するように接地されており、その側壁は接地電
位となっているので、三相分接触もしくは近接させて配
置することができる。図示しない金属箱内には、保護継
電器を収納した箱が配置され、この保護継電器により事
故の発生等が検知されると、操作箱の操作機構部を制御
して遮断器200,接地装置30,50,断路器40の
開閉操作を制御する。これら操作箱及び保護継電器を収
納した箱により操作コンパートメントが形成されてい
る。操作コンパートメントの各機器は、後述するように
第2の真空容器2,第3の真空容器3とが接地電位とな
っているため、これらの真空容器に近接させて配置する
ことができ、スイッチギヤ全体の大きさをコンパクトな
ものにすることができる。
【0017】第1の真空容器1の円筒状の側壁1aは、
例えばステンレススチールなどの導電性材料で形成され
る。第1の真空容器は、側壁1aと、例えばセラミック
で形成された絶縁物8及び絶縁物7部により構成され、
その中に可動電極11,可動導体15の一部、固定電極
10及び固定導体14の一部が収納される。可動導体1
5及び固定導体14はそれぞれ絶縁物7,8を貫通して
いる。可動導体15と絶縁物8との間には、可動導体1
5が往復運動するのに必要な小さい隙間、例えば絶縁物
8の穴の直径と可動導体15の直径との差が2mm程度の
隙間が設けられる。この隙間で第1の真空容器と第2の
真空容器とは連通している。なお、固定導体14と絶縁
物7との間に隙間を設けても良い。絶縁物8は絶縁物リ
ング9により第2の真空容器2に固定支持されている。
又、絶縁物7と8で構成しているので、第1の真空容器
1を絶縁物7,絶縁物8それぞれを第2の真空容器2に
固定しても良く、こうすると第1の真空容器の支持強度
が向上し、可動電極11を動作させても耐衝撃性が良
い。絶縁物8の中央部には、導体14が貫通し、導体1
4の端部には固定電極10が設けられる。固定電極10
に対向して可動電極11が設けられ、遮断器を構成して
いる。第1の真空容器1内の可動電極11を操作する可
動ブレード13には、絶縁物7を貫通する可動導体15
の一端が接続されており、リンク21を介して図示しな
い操作ロッドに接続されている。操作ロッドは、操作機
構部を収納した図示しない操作箱に接続されており、操
作機構部の動作により可動電極11と固定電極10との
接離が行われる。
例えばステンレススチールなどの導電性材料で形成され
る。第1の真空容器は、側壁1aと、例えばセラミック
で形成された絶縁物8及び絶縁物7部により構成され、
その中に可動電極11,可動導体15の一部、固定電極
10及び固定導体14の一部が収納される。可動導体1
5及び固定導体14はそれぞれ絶縁物7,8を貫通して
いる。可動導体15と絶縁物8との間には、可動導体1
5が往復運動するのに必要な小さい隙間、例えば絶縁物
8の穴の直径と可動導体15の直径との差が2mm程度の
隙間が設けられる。この隙間で第1の真空容器と第2の
真空容器とは連通している。なお、固定導体14と絶縁
物7との間に隙間を設けても良い。絶縁物8は絶縁物リ
ング9により第2の真空容器2に固定支持されている。
又、絶縁物7と8で構成しているので、第1の真空容器
1を絶縁物7,絶縁物8それぞれを第2の真空容器2に
固定しても良く、こうすると第1の真空容器の支持強度
が向上し、可動電極11を動作させても耐衝撃性が良
い。絶縁物8の中央部には、導体14が貫通し、導体1
4の端部には固定電極10が設けられる。固定電極10
に対向して可動電極11が設けられ、遮断器を構成して
いる。第1の真空容器1内の可動電極11を操作する可
動ブレード13には、絶縁物7を貫通する可動導体15
の一端が接続されており、リンク21を介して図示しな
い操作ロッドに接続されている。操作ロッドは、操作機
構部を収納した図示しない操作箱に接続されており、操
作機構部の動作により可動電極11と固定電極10との
接離が行われる。
【0018】固定電極10と絶縁物8との間、可動電極
11と絶縁物7との間には側壁1aに固定され、セラミ
ック、例えばアルミナ(Al2O3),酸化亜鉛(ZrO
2 )などの絶縁物が溶射によりコーティングされたアー
クシールド16a,16bが設けられる。絶縁物8の内
側にもアークシールド16cが設けられ、絶縁物7の内
側にもアークシールド16dが設けられる。アークシー
ルド16c,16dの外周部は、アークシールド16
a,16bの内周部から外周方向に延びて形成されてい
る。側壁1aの内面には、セラミック、例えばアルミナ
(Al2O3),酸化亜鉛(ZrO2 )などの絶縁物を溶
射によりコーティングし、アークシールド16a,16
b内で漏れるアークから内面を保護する。従って、この
第1の真空容器1は、アークシールドとして使用しても
よい。又、第1の真空容器1の一部を構成する絶縁物
7,8の外側には、それぞれ電界緩和用のシールド13
0,131が設けられ、電界の集中を緩和する。
11と絶縁物7との間には側壁1aに固定され、セラミ
ック、例えばアルミナ(Al2O3),酸化亜鉛(ZrO
2 )などの絶縁物が溶射によりコーティングされたアー
クシールド16a,16bが設けられる。絶縁物8の内
側にもアークシールド16cが設けられ、絶縁物7の内
側にもアークシールド16dが設けられる。アークシー
ルド16c,16dの外周部は、アークシールド16
a,16bの内周部から外周方向に延びて形成されてい
る。側壁1aの内面には、セラミック、例えばアルミナ
(Al2O3),酸化亜鉛(ZrO2 )などの絶縁物を溶
射によりコーティングし、アークシールド16a,16
b内で漏れるアークから内面を保護する。従って、この
第1の真空容器1は、アークシールドとして使用しても
よい。又、第1の真空容器1の一部を構成する絶縁物
7,8の外側には、それぞれ電界緩和用のシールド13
0,131が設けられ、電界の集中を緩和する。
【0019】このように、第1の真空容器1を第1の真
空容器とは電気的に絶縁され接地された真空容器2に収
納しているので、第1の真空容器1は、母線の電位より
低く、接地電位より高い中間的な電位になり、第2の真
空容器2との間で絶縁破壊が生じるのを防止することが
できる。又、第1の真空容器と第2の真空容器で真空を
維持するので、第1の真空容器の真空度が低下しても絶
縁を保つことができる。又、第1の真空容器1と第2の
真空容器2は隙間を介して連通しているので、第2の真
空容器2の真空度を計測することにより第1の真空度を
知ることができる。
空容器とは電気的に絶縁され接地された真空容器2に収
納しているので、第1の真空容器1は、母線の電位より
低く、接地電位より高い中間的な電位になり、第2の真
空容器2との間で絶縁破壊が生じるのを防止することが
できる。又、第1の真空容器と第2の真空容器で真空を
維持するので、第1の真空容器の真空度が低下しても絶
縁を保つことができる。又、第1の真空容器1と第2の
真空容器2は隙間を介して連通しているので、第2の真
空容器2の真空度を計測することにより第1の真空度を
知ることができる。
【0020】以上の説明では、第1の真空容器1の外側
に第2の真空容器2を設けている例を述べたが、図4に
示すように第1の真空容器1の外側で第2の真空容器2
との間に第4の真空容器140もしくは複数の真空容器
を設けてもよい。この例では、絶縁物7,8に第4の真
空容器140を接続して固定する。このように構成する
ことにより、各真空容器の電位が第1,第4,第2の真
空容器の壁で段階的な電位となり、絶縁破壊をより生じ
にくくすることができる。その結果、高電圧化しても真
空容器を1つしか設けない場合と比較して第2の真空容
器の外径を同等もしくは小さくでき、小型化できる。
又、真空容器の真空度が低下しても複数の真空容器で真
空を維持することができるので、絶縁を保つことができ
る。
に第2の真空容器2を設けている例を述べたが、図4に
示すように第1の真空容器1の外側で第2の真空容器2
との間に第4の真空容器140もしくは複数の真空容器
を設けてもよい。この例では、絶縁物7,8に第4の真
空容器140を接続して固定する。このように構成する
ことにより、各真空容器の電位が第1,第4,第2の真
空容器の壁で段階的な電位となり、絶縁破壊をより生じ
にくくすることができる。その結果、高電圧化しても真
空容器を1つしか設けない場合と比較して第2の真空容
器の外径を同等もしくは小さくでき、小型化できる。
又、真空容器の真空度が低下しても複数の真空容器で真
空を維持することができるので、絶縁を保つことができ
る。
【0021】第1の真空容器1を収納している第2の真
空容器2を、L字状に形成したときは、その軸線方向が
第1の真空容器1の軸線方向と同方向の部分と直交する
方向の部分を有する。第2の真空容器2の側壁2aは例
えばステンレススチールなどの導電性材料で形成され
る。この側壁2aには、円筒状の筒部18が設けられ、
筒部18と可動ブレード13とはベローズ17で接続さ
れて第2の真空容器2の気密を保つ。絶縁物7を貫通し
て設けられる可動ブレード13と可動導体15との間に
は、絶縁物12が設けられ、絶縁物12の第1の真空容
器1側には、フレキシブルな導体60が取り付けられ
る。このように、絶縁物12を真空容器内に設けるの
で、可動ブレード13を金属で形成しても側壁2aある
いはベローズ17との距離を近接させて配置することが
でき、真空スイッチを小型化できる。側壁2aには、絶
縁物19を介してフレキシブルな導体60の一方の端部
が固定されている。この絶縁物19は、後述する第3の
真空容器とは反対側の位置に設けられており、このよう
に配置することにより導体を流れる電流により発生する
電磁力で導体には第3の真空容器3とは反対方向の力が
働くが、この力を絶縁物19の圧縮方向で支持すること
ができ、耐久性が向上する。この導体60が固定されて
いる部分には、接続導体62も合わせて取り付けられ、
接続導体62は、導体61に接続されている。導体60
の両端部にはそれぞれストッパ132,133が設けら
れ、フレキシブルな導体60が必要以上に折れ曲がらな
いようにして耐久性を向上させている。
空容器2を、L字状に形成したときは、その軸線方向が
第1の真空容器1の軸線方向と同方向の部分と直交する
方向の部分を有する。第2の真空容器2の側壁2aは例
えばステンレススチールなどの導電性材料で形成され
る。この側壁2aには、円筒状の筒部18が設けられ、
筒部18と可動ブレード13とはベローズ17で接続さ
れて第2の真空容器2の気密を保つ。絶縁物7を貫通し
て設けられる可動ブレード13と可動導体15との間に
は、絶縁物12が設けられ、絶縁物12の第1の真空容
器1側には、フレキシブルな導体60が取り付けられ
る。このように、絶縁物12を真空容器内に設けるの
で、可動ブレード13を金属で形成しても側壁2aある
いはベローズ17との距離を近接させて配置することが
でき、真空スイッチを小型化できる。側壁2aには、絶
縁物19を介してフレキシブルな導体60の一方の端部
が固定されている。この絶縁物19は、後述する第3の
真空容器とは反対側の位置に設けられており、このよう
に配置することにより導体を流れる電流により発生する
電磁力で導体には第3の真空容器3とは反対方向の力が
働くが、この力を絶縁物19の圧縮方向で支持すること
ができ、耐久性が向上する。この導体60が固定されて
いる部分には、接続導体62も合わせて取り付けられ、
接続導体62は、導体61に接続されている。導体60
の両端部にはそれぞれストッパ132,133が設けら
れ、フレキシブルな導体60が必要以上に折れ曲がらな
いようにして耐久性を向上させている。
【0022】本実施例では、三相分の導体61を第2の
真空容器2の長軸線方向に位置を違えて配置しているの
で、三相分の真空スイッチを複数個並べて配置する必要
がある場合、各導体61を直線状の接続導体で配線する
ことができ、簡単な配線で接続することができる。
真空容器2の長軸線方向に位置を違えて配置しているの
で、三相分の真空スイッチを複数個並べて配置する必要
がある場合、各導体61を直線状の接続導体で配線する
ことができ、簡単な配線で接続することができる。
【0023】側壁2aには、導体61の外周側にブッシ
ング63が設けられる。導体60の一方の端部が固定さ
れている部分の絶縁物19とは反対側には接地装置50
の固定電極52が設けられる。固定電極52に対向して
可動電極51が設置され、可動電極51は可動ブレード
53に接続されている。側壁2aの筒部55内にはベロ
ーズ54が設けられ、ベローズ54の一端が筒部55
に、他端が可動ブレード53に絶縁物59を介して接続
されて第2の真空容器2の気密を保つ。可動ブレード5
3には接地導体58が取り付けられ、可動ブレード53
が接地されている。可動ブレード53はリンク56に接
続され、リンク56は図示しない操作機構部に接続され
ている。三相分のリンク56には操作ロッドが接続さ
れ、図示しない操作器で三相一括操作するようになって
いる。このように、接地装置の可動ブレードを往復運動
するように構成したので、固定電極と可動電極の接点を
簡単な構成にすることができる。
ング63が設けられる。導体60の一方の端部が固定さ
れている部分の絶縁物19とは反対側には接地装置50
の固定電極52が設けられる。固定電極52に対向して
可動電極51が設置され、可動電極51は可動ブレード
53に接続されている。側壁2aの筒部55内にはベロ
ーズ54が設けられ、ベローズ54の一端が筒部55
に、他端が可動ブレード53に絶縁物59を介して接続
されて第2の真空容器2の気密を保つ。可動ブレード5
3には接地導体58が取り付けられ、可動ブレード53
が接地されている。可動ブレード53はリンク56に接
続され、リンク56は図示しない操作機構部に接続され
ている。三相分のリンク56には操作ロッドが接続さ
れ、図示しない操作器で三相一括操作するようになって
いる。このように、接地装置の可動ブレードを往復運動
するように構成したので、固定電極と可動電極の接点を
簡単な構成にすることができる。
【0024】第2の真空容器2の両端部には、真空容器
の内部方向にとつ形状の端板20a,20bが溶接によ
り固定される。端板を凸形状とすることにより、端板の
板厚を薄く形成でき、軽量化となる。接地された端板2
0a,20bのどちらか一方側には、第2の真空容器2
の真空度を測定するための真空測定装置80が取り付け
られる。この真空測定装置80は、マグネトロン方式の
測定装置を採用している。図2,図3に示すように、端
板20aには、同軸電極82aまで伸びた磁性部材81
が固定され、真空測定装置80は、同軸電極82aとそ
の周囲に配置した磁界発生用のコイルもしくはリング状
の永久磁石82bで構成される。同軸電極82aの内側
電極82cは、電源回路83に接続され、電源回路83
によって内側電極82cに負の直流電圧を印加してい
る。内側電極82cから放出された電子eの回転運動に
より残留ガスとの衝突電離で発生した陽イオンのイオン
電流を測定することにより真空度を測定している。
の内部方向にとつ形状の端板20a,20bが溶接によ
り固定される。端板を凸形状とすることにより、端板の
板厚を薄く形成でき、軽量化となる。接地された端板2
0a,20bのどちらか一方側には、第2の真空容器2
の真空度を測定するための真空測定装置80が取り付け
られる。この真空測定装置80は、マグネトロン方式の
測定装置を採用している。図2,図3に示すように、端
板20aには、同軸電極82aまで伸びた磁性部材81
が固定され、真空測定装置80は、同軸電極82aとそ
の周囲に配置した磁界発生用のコイルもしくはリング状
の永久磁石82bで構成される。同軸電極82aの内側
電極82cは、電源回路83に接続され、電源回路83
によって内側電極82cに負の直流電圧を印加してい
る。内側電極82cから放出された電子eの回転運動に
より残留ガスとの衝突電離で発生した陽イオンのイオン
電流を測定することにより真空度を測定している。
【0025】このように、端板20aの他に、同軸電極
82aまで伸びた磁性部材81を設けているので、永久
磁石82bの磁界が端板20aの内部に侵入するのを防
止することができ、導体と接地容器間の絶縁性能を向上
させることができる。
82aまで伸びた磁性部材81を設けているので、永久
磁石82bの磁界が端板20aの内部に侵入するのを防
止することができ、導体と接地容器間の絶縁性能を向上
させることができる。
【0026】第3の真空容器3は遮断器の固定電極10
側に取り付けられる。このように取り付けると、遮断
器,断路器を操作する操作機構の設置が容易になり、ス
イッチギヤ全体が小形化できる。第3の真空容器3の円
筒状の側壁3aは、例えばステンレススチールなどの導
電性材料で形成され、第3の真空容器3は、その軸線方
向が第1の真空容器1の軸線方向とは直交する方向で第
2の真空容器2の軸線方向に沿って配置される。導体1
4の固定電極10とは反対側には、断路器40の固定電
極41が固定される。固定電極41に対向して可動電極
42が配置される。可動電極42には、フレキシブルな
導体74の取り付け部、絶縁物43を介して可動ブレー
ド44が接続される。フレキシブルな導体74の両端部
にはそれぞれストッパ134,135が設けられ、フレ
キシブルな導体74が必要以上に折れ曲がらないように
して耐久性を向上させている。側壁3aには筒部47が
設けられ、筒部47の内部にはベローズ46が設けられ
る。ベローズ46の一端は筒部47に、他端は可動ブレ
ード44に接続される。このように、絶縁物43を真空
容器内に設けているので、可動ブレード44は金属で形
成しても側壁3aあるいはベローズ44との距離を近接
させて配置することができ、小型化できる。
側に取り付けられる。このように取り付けると、遮断
器,断路器を操作する操作機構の設置が容易になり、ス
イッチギヤ全体が小形化できる。第3の真空容器3の円
筒状の側壁3aは、例えばステンレススチールなどの導
電性材料で形成され、第3の真空容器3は、その軸線方
向が第1の真空容器1の軸線方向とは直交する方向で第
2の真空容器2の軸線方向に沿って配置される。導体1
4の固定電極10とは反対側には、断路器40の固定電
極41が固定される。固定電極41に対向して可動電極
42が配置される。可動電極42には、フレキシブルな
導体74の取り付け部、絶縁物43を介して可動ブレー
ド44が接続される。フレキシブルな導体74の両端部
にはそれぞれストッパ134,135が設けられ、フレ
キシブルな導体74が必要以上に折れ曲がらないように
して耐久性を向上させている。側壁3aには筒部47が
設けられ、筒部47の内部にはベローズ46が設けられ
る。ベローズ46の一端は筒部47に、他端は可動ブレ
ード44に接続される。このように、絶縁物43を真空
容器内に設けているので、可動ブレード44は金属で形
成しても側壁3aあるいはベローズ44との距離を近接
させて配置することができ、小型化できる。
【0027】又、遮断器の固定電極10と断路器40の
固定電極41を導体14の両端部に設けているので、断
路器40をゆっくり投入して力を加えた後、遮断器を投
入することにより遮断器の可動電極11に加える力と断
路器40の可動電極42をバランスさせることができ
る。この結果、遮断器の投入時の衝撃力を断路器側で受
けることができる。又、絶縁物8を薄く形成しても良
く、真空スイッチを小型化できる。
固定電極41を導体14の両端部に設けているので、断
路器40をゆっくり投入して力を加えた後、遮断器を投
入することにより遮断器の可動電極11に加える力と断
路器40の可動電極42をバランスさせることができ
る。この結果、遮断器の投入時の衝撃力を断路器側で受
けることができる。又、絶縁物8を薄く形成しても良
く、真空スイッチを小型化できる。
【0028】側壁3aには絶縁物75を介して導体70
が固定され、絶縁物75の反対側には接地装置30の固
定電極31が設けられる。この接地装置30は省略する
ことができる。絶縁物75は、第2の真空容器2とは反
対側の位置に設けられ、このように配置することにより
導体を流れる電流により発生する電磁力で導体には第2
の真空容器とは反対方向の力が働くが、この力を絶縁物
75の圧縮方向で支持することができ、耐久性が向上す
る。固定電極31と対向して可動電極32が配置され
る。可動電極32は可動ブレード33に接続される。側
壁3aの筒部35内にはベローズ34が設けられ、ベロ
ーズ34の一端が筒部35に、他端が絶縁物39を介し
可動ブレード33に接続されて第3の真空容器3の気密
を保つ。可動ブレード33には接地導体36が取り付け
られ、可動ブレード33は接地される。可動ブレード3
3はリンク37に接続され、リンク37は図示しない操
作機構部に接続される。三相分のリンク37は操作ロッ
ドで接続され、操作機構部により三相一括で操作する。
が固定され、絶縁物75の反対側には接地装置30の固
定電極31が設けられる。この接地装置30は省略する
ことができる。絶縁物75は、第2の真空容器2とは反
対側の位置に設けられ、このように配置することにより
導体を流れる電流により発生する電磁力で導体には第2
の真空容器とは反対方向の力が働くが、この力を絶縁物
75の圧縮方向で支持することができ、耐久性が向上す
る。固定電極31と対向して可動電極32が配置され
る。可動電極32は可動ブレード33に接続される。側
壁3aの筒部35内にはベローズ34が設けられ、ベロ
ーズ34の一端が筒部35に、他端が絶縁物39を介し
可動ブレード33に接続されて第3の真空容器3の気密
を保つ。可動ブレード33には接地導体36が取り付け
られ、可動ブレード33は接地される。可動ブレード3
3はリンク37に接続され、リンク37は図示しない操
作機構部に接続される。三相分のリンク37は操作ロッ
ドで接続され、操作機構部により三相一括で操作する。
【0029】導体70とフレキシブルな導体74とは接
続部76で接続されており、接続部76と接地装置30
との間にはスイッチ90が設けられる。スイッチ90に
は、固定電極91と対向して可動電極92が配置されて
いる。可動電極92は絶縁物93を介し、可動ブレード
94に接続されている。側壁3aの筒部97内にはベロ
ーズ96が設けられ、ベローズ96の一端が筒部97
に、他端が可動ブレード94に接続されて第3の真空容
器3の気密を保つ。可動ブレード94はリンク101に
接続され、リンク101は図示しない操作機構部に接続
される。三相分のリンク101は操作ロッドで接続さ
れ、操作機構部により三相一括で操作する。可動電極9
2にはフレキシブルな導体95の一端が接続され、フレ
キシブルな導体95の他端は導体98に接続されてい
る。導体98はブッシング99を介し、例えばコンデン
サ型計器用変圧器や避雷器と接続される。このように、
スイッチ90を介して導体がコンデンサ型計器用変圧器
や避雷器と接続されているので、適宜電圧の測定あるい
は避雷器によって耐雷性を向上できる。
続部76で接続されており、接続部76と接地装置30
との間にはスイッチ90が設けられる。スイッチ90に
は、固定電極91と対向して可動電極92が配置されて
いる。可動電極92は絶縁物93を介し、可動ブレード
94に接続されている。側壁3aの筒部97内にはベロ
ーズ96が設けられ、ベローズ96の一端が筒部97
に、他端が可動ブレード94に接続されて第3の真空容
器3の気密を保つ。可動ブレード94はリンク101に
接続され、リンク101は図示しない操作機構部に接続
される。三相分のリンク101は操作ロッドで接続さ
れ、操作機構部により三相一括で操作する。可動電極9
2にはフレキシブルな導体95の一端が接続され、フレ
キシブルな導体95の他端は導体98に接続されてい
る。導体98はブッシング99を介し、例えばコンデン
サ型計器用変圧器や避雷器と接続される。このように、
スイッチ90を介して導体がコンデンサ型計器用変圧器
や避雷器と接続されているので、適宜電圧の測定あるい
は避雷器によって耐雷性を向上できる。
【0030】導体70は、側壁3aに固定されたセラミ
ック材よりなるブッシング71により固定支持される。
導体70は、ブッシング71,接続部72を介し、ケー
ブル77と接続される。ケーブル77の外周側には図示
しない変流器が設けられている。第2の真空容器2の端
板20bはケーブル77との間隙を有するように形成さ
れ、ケーブル77と導体61は同方向に引き出される。
このケーブル77は、導体61と反対方向に引き出すこ
とができ、これにより、配線の自由度を増すことができ
る。
ック材よりなるブッシング71により固定支持される。
導体70は、ブッシング71,接続部72を介し、ケー
ブル77と接続される。ケーブル77の外周側には図示
しない変流器が設けられている。第2の真空容器2の端
板20bはケーブル77との間隙を有するように形成さ
れ、ケーブル77と導体61は同方向に引き出される。
このケーブル77は、導体61と反対方向に引き出すこ
とができ、これにより、配線の自由度を増すことができ
る。
【0031】第3の真空容器3のブッシング71が設け
られている端部と反対側の端部には、真空容器の内部方
向に凸形状の端板78が溶接により固定される。接地さ
れた端板78には、第3の真空容器3の真空度を測定す
るための図示しない真空測定装置が取り付けられる。こ
の真空測定装置は、真空測定装置80と同様に、同軸電
極とその周囲に配置した磁界発生用のコイルもしくはリ
ング状の永久磁石で構成される。同軸電極の内側電極
は、電源回路に接続され、電源回路によって内側電極に
負の直流電圧を印加している。本実施例では、第2の真
空容器2,第3の真空容器3に真空測定装置を設けるの
で、給電時での真空度が監視できる。真空度が10-4to
rrより低下すると、絶縁性能が低下するため、警報もし
くは監視装置に信号を送る。ここで、真空度が10-4to
rrより低下するとは、例えば10-3torrとなることであ
る。
られている端部と反対側の端部には、真空容器の内部方
向に凸形状の端板78が溶接により固定される。接地さ
れた端板78には、第3の真空容器3の真空度を測定す
るための図示しない真空測定装置が取り付けられる。こ
の真空測定装置は、真空測定装置80と同様に、同軸電
極とその周囲に配置した磁界発生用のコイルもしくはリ
ング状の永久磁石で構成される。同軸電極の内側電極
は、電源回路に接続され、電源回路によって内側電極に
負の直流電圧を印加している。本実施例では、第2の真
空容器2,第3の真空容器3に真空測定装置を設けるの
で、給電時での真空度が監視できる。真空度が10-4to
rrより低下すると、絶縁性能が低下するため、警報もし
くは監視装置に信号を送る。ここで、真空度が10-4to
rrより低下するとは、例えば10-3torrとなることであ
る。
【0032】又、第2の真空容器2,第3の真空容器3
には真空ポンプの接続部を設けてもよく、真空度が低下
した時に真空ポンプを運転することにより真空度を高く
維持することができる。
には真空ポンプの接続部を設けてもよく、真空度が低下
した時に真空ポンプを運転することにより真空度を高く
維持することができる。
【0033】このように構成されたスイッチギヤの動作
について説明する。給電時は、接地装置30,50は開
状態に、断路器40,スイッチ90,遮断器は投入され
ている。母線から供給される電力は、ブッシング63,
導体61,フレキシブルな導体60,可動電極11,固
定電極10,フレキシブルな導体74,導体70,ブッ
シング71を介して負荷側に給電される。
について説明する。給電時は、接地装置30,50は開
状態に、断路器40,スイッチ90,遮断器は投入され
ている。母線から供給される電力は、ブッシング63,
導体61,フレキシブルな導体60,可動電極11,固
定電極10,フレキシブルな導体74,導体70,ブッ
シング71を介して負荷側に給電される。
【0034】母線もしくは負荷側に事故が発生した場合
は、図示しない検出装置からの信号により制御装置から
遮断器200を遮断する信号が出され、操作器により可
動導体15の直線運動が行われる。可動導体15を直線
運動することにより、可動電極11は閉位置から開位置
に移動して遮断が行われる。この時、固定電極10と可
動電極11との間にアークが発生するが、第1の真空容
器1内にアークシールド16が設けられているので、ア
ークはこのアークシールド16により大部分遮られ、側
壁3aが保護される。可動導体15が直線運動する部分
のアークシールド16a,16b内で漏れるアークは溶
射された絶縁物のコーティングにより保護されている。
遮断器が遮断されると、制御装置からの制御信号によ
り、操作器で断路器40の可動ブレード44が移動さ
れ、固定電極41から可動電極42が離れ、断路状態と
なる。その後、接地装置30の可動ブレード33が移動
されて、固定電極31に可動電極32が接触して接地さ
れる。また、接地装置50の可動ブレード53が移動さ
れて、固定電極52に可動電極51が接触して接地され
る。
は、図示しない検出装置からの信号により制御装置から
遮断器200を遮断する信号が出され、操作器により可
動導体15の直線運動が行われる。可動導体15を直線
運動することにより、可動電極11は閉位置から開位置
に移動して遮断が行われる。この時、固定電極10と可
動電極11との間にアークが発生するが、第1の真空容
器1内にアークシールド16が設けられているので、ア
ークはこのアークシールド16により大部分遮られ、側
壁3aが保護される。可動導体15が直線運動する部分
のアークシールド16a,16b内で漏れるアークは溶
射された絶縁物のコーティングにより保護されている。
遮断器が遮断されると、制御装置からの制御信号によ
り、操作器で断路器40の可動ブレード44が移動さ
れ、固定電極41から可動電極42が離れ、断路状態と
なる。その後、接地装置30の可動ブレード33が移動
されて、固定電極31に可動電極32が接触して接地さ
れる。また、接地装置50の可動ブレード53が移動さ
れて、固定電極52に可動電極51が接触して接地され
る。
【0035】このように、L字状の第2の真空容器と第
3の真空容器とでコの字形状に真空スイッチを構成して
いるので、母線側ユニットと変圧器側ユニットを共通化
できる。又、真空スイッチを並列に並べることができ、
コンパクトなスイッチギヤを提供できる。
3の真空容器とでコの字形状に真空スイッチを構成して
いるので、母線側ユニットと変圧器側ユニットを共通化
できる。又、真空スイッチを並列に並べることができ、
コンパクトなスイッチギヤを提供できる。
【0036】又、遮断器の可動ブレードを往復運動させ
る駆動系で構成して導体14の両端に遮断器の固定電極
と断路器の固定電極を配置しているので、遮断器の可動
電極に加える力と断路器の可動電極に加える力をバラン
スさせることができ、絶縁物8を薄く形成しても良く、
小型化できる。又、遮断器を収納した第1の真空容器
と、断路器,接地装置を収納した第3の真空容器とを接
続する構成にしているので、絶縁性上の信頼性が向上す
る。又、遮断器と、断路器及び接地装置を個別に組み立
てることができ、スイッチギヤを構成する上での自由度
が増す。
る駆動系で構成して導体14の両端に遮断器の固定電極
と断路器の固定電極を配置しているので、遮断器の可動
電極に加える力と断路器の可動電極に加える力をバラン
スさせることができ、絶縁物8を薄く形成しても良く、
小型化できる。又、遮断器を収納した第1の真空容器
と、断路器,接地装置を収納した第3の真空容器とを接
続する構成にしているので、絶縁性上の信頼性が向上す
る。又、遮断器と、断路器及び接地装置を個別に組み立
てることができ、スイッチギヤを構成する上での自由度
が増す。
【0037】真空測定装置内の空間は真空容器と連通し
ており、真空測定装置によって真空容器の真空圧力を測
定あるいは常時監視して真空スイッチの安全性,信頼性
を高めることができる。
ており、真空測定装置によって真空容器の真空圧力を測
定あるいは常時監視して真空スイッチの安全性,信頼性
を高めることができる。
【0038】又、断路器200を収納した第1の真空容
器1を第2の真空容器2と連通させ、第2の真空容器2
と断路器を収納した第3の真空容器3とは真空が遮断さ
れているので、第1,第2の真空容器で不具合が生じた
場合は、遮断器を開とし、第3の真空容器で不具合が生
じた場合は遮断器を開とすることができるので、安全性
が向上する。
器1を第2の真空容器2と連通させ、第2の真空容器2
と断路器を収納した第3の真空容器3とは真空が遮断さ
れているので、第1,第2の真空容器で不具合が生じた
場合は、遮断器を開とし、第3の真空容器で不具合が生
じた場合は遮断器を開とすることができるので、安全性
が向上する。
【0039】本発明の実施例2を図5により説明する。
図5は実施例3による真空スイッチの側断面図である。
図5は実施例3による真空スイッチの側断面図である。
【0040】本実施例のスイッチは、次のように構成さ
れている。
れている。
【0041】第1の真空容器1の円筒状の側壁1aは、
例えばステンレススチールなどの導電性材料で形成さ
れ、側壁1aは例えばセラミックで形成された絶縁物8
部で固定支持され絶縁物7部で支持されている。絶縁物
8は第2の真空容器2に固定支持される。なお、実施例
2と同様に絶縁物7と絶縁物8とで第1の真空容器1を
第2の真空容器2に固定しても良い。絶縁物8の中央部
には、導体14が設けられ、導体14の第1の真空容器
1内には固定電極10が設けられる。固定電極10に対
向して可動電極11が設けられ、遮断器200を構成し
ている。第1の真空容器1内の遮断器の可動電極11を
操作する可動導体15は、絶縁物7を貫通し、フレキシ
ブルな導体60に接続され、絶縁物12を介して可動ブ
レード13に接続されている。可動ブレード13は、操
作機構部を収納した操作箱に接続され、操作機構部の動
作により可動導体15を往復運動させる。可動導体15
の往復運動により可動電極11と固定電極10との接離
が行われる。
例えばステンレススチールなどの導電性材料で形成さ
れ、側壁1aは例えばセラミックで形成された絶縁物8
部で固定支持され絶縁物7部で支持されている。絶縁物
8は第2の真空容器2に固定支持される。なお、実施例
2と同様に絶縁物7と絶縁物8とで第1の真空容器1を
第2の真空容器2に固定しても良い。絶縁物8の中央部
には、導体14が設けられ、導体14の第1の真空容器
1内には固定電極10が設けられる。固定電極10に対
向して可動電極11が設けられ、遮断器200を構成し
ている。第1の真空容器1内の遮断器の可動電極11を
操作する可動導体15は、絶縁物7を貫通し、フレキシ
ブルな導体60に接続され、絶縁物12を介して可動ブ
レード13に接続されている。可動ブレード13は、操
作機構部を収納した操作箱に接続され、操作機構部の動
作により可動導体15を往復運動させる。可動導体15
の往復運動により可動電極11と固定電極10との接離
が行われる。
【0042】固定電極10と絶縁物8との間、可動電極
11と絶縁物7との間には側壁1aに固定され、セラミ
ックが溶射によりコーティングされたアークシールド1
6a,16bが設けられる。絶縁物8の第1の真空容器
1の内側にもアークシールド16cが設けられ、絶縁物
7の第1の真空容器1の内側にもアークシールド16dが
設けられる。アークシールド16c,16dの外周部
は、アークシールド16a,16bの内周部より外周側ま
で延びて形成される。側壁1aの内面にはセラミックが
溶射によりコーティングされ、アークシールド16a,
16b内で漏れるアークから内面を保護している。
11と絶縁物7との間には側壁1aに固定され、セラミ
ックが溶射によりコーティングされたアークシールド1
6a,16bが設けられる。絶縁物8の第1の真空容器
1の内側にもアークシールド16cが設けられ、絶縁物
7の第1の真空容器1の内側にもアークシールド16dが
設けられる。アークシールド16c,16dの外周部
は、アークシールド16a,16bの内周部より外周側ま
で延びて形成される。側壁1aの内面にはセラミックが
溶射によりコーティングされ、アークシールド16a,
16b内で漏れるアークから内面を保護している。
【0043】第1の真空容器1を収納している第2の真
空容器2は、その軸線方向が第1の真空容器1の軸線方
向と同じ方向に配置される。なお、第1の真空容器1は
第2の真空容器2と連通され、第2の真空容器2と第3
の真空容器3との真空度が遮断されていれば、第1の真
空容器1は第3の真空容器3内もしくは第2,第3の真
空容器にまたがるように収納しても良い。第2の真空容
器2は、第1の真空容器1の外周側を覆うように、第1
の真空容器1の側壁1aが中間的な電位となるように設
定された距離を保って設けられている。第2の真空容器
2の一方の端部には、真空容器の外部方向に凸形状の端
板20が溶接により固定される。端板20には、第2の
真空容器2の真空度を測定するための図示しない真空測
定装置が取り付けられる。真空測定装置は、図2に示す
ように構成されている。絶縁物7を貫通して設けられる
可動導体15とベローズ17との間には、絶縁物12が
設けられ、絶縁物12の第1の真空容器1側には、フレ
キシブルな導体60が取り付けられる。端板20と絶縁
物12の一端とはベローズ17で接続されて第2の真空
容器2の気密を保つ。このように、絶縁物12を真空容
器内に設けているので、可動ブレード13は金属で形成
しても側壁2aあるいはベローズ17との距離を近接さ
せて配置することができ、小型化できる。側壁2aに
は、絶縁物66が設けられ、この絶縁物66を貫通する
固定された導体61にフレキシブルな導体60の一方の
端部が固定される。絶縁物66の第1の真空容器1側に
は、電界緩和用のシールド67が設けられ、電界の集中
を緩和している。側壁2aには、導体61の外周側にブ
ッシング63が設けられて導体61は母線側導体に接続
されている。
空容器2は、その軸線方向が第1の真空容器1の軸線方
向と同じ方向に配置される。なお、第1の真空容器1は
第2の真空容器2と連通され、第2の真空容器2と第3
の真空容器3との真空度が遮断されていれば、第1の真
空容器1は第3の真空容器3内もしくは第2,第3の真
空容器にまたがるように収納しても良い。第2の真空容
器2は、第1の真空容器1の外周側を覆うように、第1
の真空容器1の側壁1aが中間的な電位となるように設
定された距離を保って設けられている。第2の真空容器
2の一方の端部には、真空容器の外部方向に凸形状の端
板20が溶接により固定される。端板20には、第2の
真空容器2の真空度を測定するための図示しない真空測
定装置が取り付けられる。真空測定装置は、図2に示す
ように構成されている。絶縁物7を貫通して設けられる
可動導体15とベローズ17との間には、絶縁物12が
設けられ、絶縁物12の第1の真空容器1側には、フレ
キシブルな導体60が取り付けられる。端板20と絶縁
物12の一端とはベローズ17で接続されて第2の真空
容器2の気密を保つ。このように、絶縁物12を真空容
器内に設けているので、可動ブレード13は金属で形成
しても側壁2aあるいはベローズ17との距離を近接さ
せて配置することができ、小型化できる。側壁2aに
は、絶縁物66が設けられ、この絶縁物66を貫通する
固定された導体61にフレキシブルな導体60の一方の
端部が固定される。絶縁物66の第1の真空容器1側に
は、電界緩和用のシールド67が設けられ、電界の集中
を緩和している。側壁2aには、導体61の外周側にブ
ッシング63が設けられて導体61は母線側導体に接続
されている。
【0044】このように第1の真空容器1を第1の真空
容器とは電気的に絶縁され接地された真空容器2に収納
しているので、第1の真空容器1は、母線の電位より低
く、接地電位より高い中間的な電位になり、第2の真空
容器2との間で絶縁破壊が生じるのを防止することがで
きる。又、第1の真空容器と第2の真空容器で真空を維
持するので、第1の真空容器が真空度が低下しても絶縁
を保つことができる。以上の説明では、第1の真空容器
1の外側に第2の真空容器2を設けている例を述べた
が、図4に示すように第1の真空容器1の外側で第2の
真空容器2との間に第4の真空容器140もしくは複数
の真空容器を設けてもよい。
容器とは電気的に絶縁され接地された真空容器2に収納
しているので、第1の真空容器1は、母線の電位より低
く、接地電位より高い中間的な電位になり、第2の真空
容器2との間で絶縁破壊が生じるのを防止することがで
きる。又、第1の真空容器と第2の真空容器で真空を維
持するので、第1の真空容器が真空度が低下しても絶縁
を保つことができる。以上の説明では、第1の真空容器
1の外側に第2の真空容器2を設けている例を述べた
が、図4に示すように第1の真空容器1の外側で第2の
真空容器2との間に第4の真空容器140もしくは複数
の真空容器を設けてもよい。
【0045】第3の真空容器3は遮断器の固定電極10
側に取り付けられる。第3の接地された真空容器3の円
筒状の側壁3aは、例えばステンレススチールなどの導
電性材料で形成され、第3の真空容器3は、その軸線方
向が第2の真空容器2の軸線方向と同じ方向に沿って配
置される。側壁3aには絶縁物75を介して絶縁物8を
貫通した導体14が固定され、絶縁物75の反対側には
接地装置30の固定電極31が設けられる。固定電極3
1と対向して可動電極32が配置される。可動電極32
は可動ブレード33に接続される。側壁3aの筒部35
内にはベローズ34が設けられ、ベローズ34の一端が
筒部35に、他端が可動ブレード33に絶縁物39を介
して接続されて、第3の真空容器3の気密を保つ。可動
ブレード33には図示しない接地導体が取り付けられ、
可動ブレード33は接地される。可動ブレード33は図
示しないリンクに接続され、リンクは図示しない操作機
構部に接続されている。なお、この配置は逆にすること
もできる。絶縁物39を真空容器内に設けているので、
可動ブレード33は金属で形成しても側壁3aあるいは
ベローズ34との距離を近接させて配置することがで
き、小型化できる。
側に取り付けられる。第3の接地された真空容器3の円
筒状の側壁3aは、例えばステンレススチールなどの導
電性材料で形成され、第3の真空容器3は、その軸線方
向が第2の真空容器2の軸線方向と同じ方向に沿って配
置される。側壁3aには絶縁物75を介して絶縁物8を
貫通した導体14が固定され、絶縁物75の反対側には
接地装置30の固定電極31が設けられる。固定電極3
1と対向して可動電極32が配置される。可動電極32
は可動ブレード33に接続される。側壁3aの筒部35
内にはベローズ34が設けられ、ベローズ34の一端が
筒部35に、他端が可動ブレード33に絶縁物39を介
して接続されて、第3の真空容器3の気密を保つ。可動
ブレード33には図示しない接地導体が取り付けられ、
可動ブレード33は接地される。可動ブレード33は図
示しないリンクに接続され、リンクは図示しない操作機
構部に接続されている。なお、この配置は逆にすること
もできる。絶縁物39を真空容器内に設けているので、
可動ブレード33は金属で形成しても側壁3aあるいは
ベローズ34との距離を近接させて配置することがで
き、小型化できる。
【0046】導体14にはフレキシブルな導体74が接
続され、フレキシブルな導体74の端部には断路器40
が設けられる。フレキシブルな導体74は断路器40の
可動電極42に接続され、可動電極42は絶縁物43を
介して可動ブレード44に接続される。側壁3aには筒
部47が設けられ、筒部47と絶縁物43の一端にはベ
ローズ46が接続されて第3の真空容器3の気密を保
つ。可動ブレード44は、図示しないリンクを介して図
示しない操作機構部に接続される。このように、絶縁物
43を真空容器内に設けているので、可動ブレード44
は金属で形成しても側壁2aあるいはベローズ46との
距離を近接させて配置することができ、小型化できる。
可動電極42に対向して固定電極41が設けられる。固
定電極41に取り付けられた導体70は、側壁3aに固
定された絶縁物100を貫通して設けられ、絶縁物10
0によって固定支持される。導体70の外周側には、ブ
ッシング71が設けられる。ブッシング71は、ブッシ
ング63と同方向に設けられ、導体70は負荷側に接続
されている。
続され、フレキシブルな導体74の端部には断路器40
が設けられる。フレキシブルな導体74は断路器40の
可動電極42に接続され、可動電極42は絶縁物43を
介して可動ブレード44に接続される。側壁3aには筒
部47が設けられ、筒部47と絶縁物43の一端にはベ
ローズ46が接続されて第3の真空容器3の気密を保
つ。可動ブレード44は、図示しないリンクを介して図
示しない操作機構部に接続される。このように、絶縁物
43を真空容器内に設けているので、可動ブレード44
は金属で形成しても側壁2aあるいはベローズ46との
距離を近接させて配置することができ、小型化できる。
可動電極42に対向して固定電極41が設けられる。固
定電極41に取り付けられた導体70は、側壁3aに固
定された絶縁物100を貫通して設けられ、絶縁物10
0によって固定支持される。導体70の外周側には、ブ
ッシング71が設けられる。ブッシング71は、ブッシ
ング63と同方向に設けられ、導体70は負荷側に接続
されている。
【0047】このように、絶縁物66,100を設けて
いるので、導体を流れる電流により発生する電磁力で導
体70,6には導体70と導体6を互いに開くような力
が作用するが、この力を受けることができる。
いるので、導体を流れる電流により発生する電磁力で導
体70,6には導体70と導体6を互いに開くような力
が作用するが、この力を受けることができる。
【0048】断路器40の固定電極41はスイッチ90
の固定電極91が取り付けられ、固定電極91に対向し
て可動電極92が設けられる。可動電極92には、フレ
キシブルな導体95の取り付け部、絶縁物93を介して
可動ブレード94が接続される。側壁3aには筒部97
が設けられ、筒部97の内部にはベローズ96が設けら
れる。ベローズ96の一端は筒部97に、他端は可動ブ
レード94に接続されて第3の真空容器3の気密を保
つ。このように、絶縁物93を真空容器内に設けている
ので、可動ブレード94は金属で形成しても側壁2aあ
るいはベローズ96との距離を近接させて配置すること
ができ、小型化できる。
の固定電極91が取り付けられ、固定電極91に対向し
て可動電極92が設けられる。可動電極92には、フレ
キシブルな導体95の取り付け部、絶縁物93を介して
可動ブレード94が接続される。側壁3aには筒部97
が設けられ、筒部97の内部にはベローズ96が設けら
れる。ベローズ96の一端は筒部97に、他端は可動ブ
レード94に接続されて第3の真空容器3の気密を保
つ。このように、絶縁物93を真空容器内に設けている
ので、可動ブレード94は金属で形成しても側壁2aあ
るいはベローズ96との距離を近接させて配置すること
ができ、小型化できる。
【0049】フレキシブルな導体95に取り付けられた
導体98は、側壁3aに固定されたセラミック材よりな
るブッシング99により固定支持される。ブッシング9
9の外部には、図示しない接続部が設けられ、この接続
部により、例えばコンデンサ型計器用変圧器や避雷器と
接続される。
導体98は、側壁3aに固定されたセラミック材よりな
るブッシング99により固定支持される。ブッシング9
9の外部には、図示しない接続部が設けられ、この接続
部により、例えばコンデンサ型計器用変圧器や避雷器と
接続される。
【0050】第3の真空容器3のブッシング99が設け
られている側壁3aの横側には、第3の真空容器3の真
空度を測定するための図示しない真空測定装置が取り付
けられる。この真空測定装置は、図2に示す真空測定装
置80と同様に、同軸電極とその周囲に配置した磁界発
生用のコイルもしくはリング状の永久磁石で構成され
る。同軸電極の内側電極は、電源回路に接続され、電源
回路によって内側電極に負の電流電圧を印加している。
又、第2の真空容器2,第3の真空容器3には真空ポン
プの接続部を設けてもよく、真空度が低下した時に真空
ポンプを運転することにより真空度を高く維持すること
ができる。
られている側壁3aの横側には、第3の真空容器3の真
空度を測定するための図示しない真空測定装置が取り付
けられる。この真空測定装置は、図2に示す真空測定装
置80と同様に、同軸電極とその周囲に配置した磁界発
生用のコイルもしくはリング状の永久磁石で構成され
る。同軸電極の内側電極は、電源回路に接続され、電源
回路によって内側電極に負の電流電圧を印加している。
又、第2の真空容器2,第3の真空容器3には真空ポン
プの接続部を設けてもよく、真空度が低下した時に真空
ポンプを運転することにより真空度を高く維持すること
ができる。
【0051】このように第2の真空容器と第3の真空容
器を直線状に配置し真空スイッチを構成しているので、
奥行きがコンパクトなスイッチギヤを提供できる。又、
第2の真空容器2及び第3の真空容器3は接地され、そ
の側壁は接地電位となっているので、三相分接触もしく
は近接させて配置することができ、コンパクトなスイッ
チギヤを提供できる。又、三相分一括して操作する操作
機構部を三相分近接させて配置した真空スイッチの幅内
に配置することにより、三相分の真空スイッチをさらに
複数並設させて六相分あるいはそれ以上配置することが
できる。
器を直線状に配置し真空スイッチを構成しているので、
奥行きがコンパクトなスイッチギヤを提供できる。又、
第2の真空容器2及び第3の真空容器3は接地され、そ
の側壁は接地電位となっているので、三相分接触もしく
は近接させて配置することができ、コンパクトなスイッ
チギヤを提供できる。又、三相分一括して操作する操作
機構部を三相分近接させて配置した真空スイッチの幅内
に配置することにより、三相分の真空スイッチをさらに
複数並設させて六相分あるいはそれ以上配置することが
できる。
【0052】又、遮断器を収納した第1の真空容器と、
断路器,接地装置を収納した第3の真空容器とを接続す
る構成にしているので、絶縁性上の信頼性が向上する。
又、遮断器と、断路器及び接地装置を個別に組み立てる
ことができ、スイッチギヤを構成する上での自由度が増
す。
断路器,接地装置を収納した第3の真空容器とを接続す
る構成にしているので、絶縁性上の信頼性が向上する。
又、遮断器と、断路器及び接地装置を個別に組み立てる
ことができ、スイッチギヤを構成する上での自由度が増
す。
【0053】真空測定装置内の空間は真空容器と連通し
ており、真空測定装置によって真空容器の真空圧力を測
定あるいは常時監視して真空スイッチの安全性,信頼性
を高めることができる。
ており、真空測定装置によって真空容器の真空圧力を測
定あるいは常時監視して真空スイッチの安全性,信頼性
を高めることができる。
【0054】本発明の実施例3を図6,図7により説明
する。図6は実施例3による真空スイッチの側断面図、
図7は接地装置の構造を示す横断面図である。
する。図6は実施例3による真空スイッチの側断面図、
図7は接地装置の構造を示す横断面図である。
【0055】本実施例のスイッチは、次のように構成さ
れている。
れている。
【0056】第1の真空容器1の円筒状の側壁1aは、
例えばステンレススチールのような導電性材料で形成さ
れ、側壁1aは例えばセラミックで形成された絶縁物8
部で固定支持され絶縁物7部で支持される。絶縁物8は
第2の真空容器2に固定支持されている。なお、実施例
1のように絶縁物7,絶縁物8で第1の真空容器1を第
2の真空容器2に固定しても良い。絶縁物8の中央部に
は、導体14が設けられ、導体14の第1の真空容器1
内には固定電極10が設けられている。固定電極10に
対向して可動電極11が設けられ、遮断器を構成してい
る。第1の真空容器1内の遮断器の可動電極11を操作
する可動導体15は、絶縁物7を貫通し、フレキシブル
な導体60に接続され、絶縁物12を介して可動ブレー
ド13に接続されている。可動ブレード13は、操作機
構部を収納した操作箱102に接続されており、操作機
構部の動作により可動導体15を往復運動させる。可動
導体15の往復運動により可動電極11と固定電極10
との接離が行われる。
例えばステンレススチールのような導電性材料で形成さ
れ、側壁1aは例えばセラミックで形成された絶縁物8
部で固定支持され絶縁物7部で支持される。絶縁物8は
第2の真空容器2に固定支持されている。なお、実施例
1のように絶縁物7,絶縁物8で第1の真空容器1を第
2の真空容器2に固定しても良い。絶縁物8の中央部に
は、導体14が設けられ、導体14の第1の真空容器1
内には固定電極10が設けられている。固定電極10に
対向して可動電極11が設けられ、遮断器を構成してい
る。第1の真空容器1内の遮断器の可動電極11を操作
する可動導体15は、絶縁物7を貫通し、フレキシブル
な導体60に接続され、絶縁物12を介して可動ブレー
ド13に接続されている。可動ブレード13は、操作機
構部を収納した操作箱102に接続されており、操作機
構部の動作により可動導体15を往復運動させる。可動
導体15の往復運動により可動電極11と固定電極10
との接離が行われる。
【0057】絶縁物8の第1の真空容器1の内側には、
セラミックが溶射によりコーティングされたアークシー
ルド16cが設けられ、絶縁物7の第1の真空容器1の
内側にもアークシールド16dが設けられている。側壁
1aの内面にはセラミックが溶射によりコーティングさ
れ、アークから内面を保護している。
セラミックが溶射によりコーティングされたアークシー
ルド16cが設けられ、絶縁物7の第1の真空容器1の
内側にもアークシールド16dが設けられている。側壁
1aの内面にはセラミックが溶射によりコーティングさ
れ、アークから内面を保護している。
【0058】本実施例では、電極の直径を大きくしてア
ークに対する安定性を良くし、アークシールド16a,
16bを除去している。このようにアークシールド16
a,16bを設けていないため、第1の真空容器1の軸
長を短くできる。この結果、第1の真空容器1の容積を
小さくできるので、真空が維持しやすい。
ークに対する安定性を良くし、アークシールド16a,
16bを除去している。このようにアークシールド16
a,16bを設けていないため、第1の真空容器1の軸
長を短くできる。この結果、第1の真空容器1の容積を
小さくできるので、真空が維持しやすい。
【0059】第1の真空容器1を収納している第2の真
空容器2は、その軸線方向が第1の真空容器1の軸線方
向と同じ方向に配置されている。なお、実施例2と同様
に第1の真空容器1を第3の真空容器3に収納する、あ
るいは第2,第3の真空容器にまたがるように収納して
も良い。第2の真空容器2は、第1の真空容器1の外周
側を覆うように、第1の真空容器1の側壁1aが中間的
な電位となるように設定された距離を保って設けられて
いる。第2の真空容器2の一方の端部には、真空容器の
内部方向にとつ形状の端板20が溶接により固定され
る。第2の真空容器2には、第2の真空容器2の真空度
を測定するための真空測定装置80が取り付けられる。
真空測定装置は、図2に示すように構成される。又、図
示しない真空ポンプへの接続部136が設けられてい
る。絶縁物7を貫通して設けられる可動導体15とベロ
ーズ17との間には、絶縁物12が設けられ、絶縁物1
2の第1の真空容器1側には、フレキシブルな導体60
が取り付けられる。端板20と絶縁物12の一端とはベ
ローズ17で接続されて第2の真空容器2の気密を保
つ。このように、絶縁物12を真空容器内に設けている
ので、可動導体15は金属で形成しても側壁2aあるい
はベローズ17との距離を近接させて配置することがで
きるので、小型化できる。側壁2aには、絶縁物66が
設けられ、この絶縁物66を貫通する固定された導体6
1にフレキシブルな導体60の一方の端部が固定されて
いる。フレキシブルな導体60は直角方向に曲げられて
形成され、導体61の軸線方向は、第1の真空容器1の
軸線方向とは直交する方向に配置される。このため、奥
行き寸法を小さくできる。絶縁物66の第1の真空容器
1側には、電界緩和用のシールド67が設けられる。側
壁2aには、導体61の外周側にブッシング63が設け
られ、導体61は上部側に配置されている母線に接続さ
れる。
空容器2は、その軸線方向が第1の真空容器1の軸線方
向と同じ方向に配置されている。なお、実施例2と同様
に第1の真空容器1を第3の真空容器3に収納する、あ
るいは第2,第3の真空容器にまたがるように収納して
も良い。第2の真空容器2は、第1の真空容器1の外周
側を覆うように、第1の真空容器1の側壁1aが中間的
な電位となるように設定された距離を保って設けられて
いる。第2の真空容器2の一方の端部には、真空容器の
内部方向にとつ形状の端板20が溶接により固定され
る。第2の真空容器2には、第2の真空容器2の真空度
を測定するための真空測定装置80が取り付けられる。
真空測定装置は、図2に示すように構成される。又、図
示しない真空ポンプへの接続部136が設けられてい
る。絶縁物7を貫通して設けられる可動導体15とベロ
ーズ17との間には、絶縁物12が設けられ、絶縁物1
2の第1の真空容器1側には、フレキシブルな導体60
が取り付けられる。端板20と絶縁物12の一端とはベ
ローズ17で接続されて第2の真空容器2の気密を保
つ。このように、絶縁物12を真空容器内に設けている
ので、可動導体15は金属で形成しても側壁2aあるい
はベローズ17との距離を近接させて配置することがで
きるので、小型化できる。側壁2aには、絶縁物66が
設けられ、この絶縁物66を貫通する固定された導体6
1にフレキシブルな導体60の一方の端部が固定されて
いる。フレキシブルな導体60は直角方向に曲げられて
形成され、導体61の軸線方向は、第1の真空容器1の
軸線方向とは直交する方向に配置される。このため、奥
行き寸法を小さくできる。絶縁物66の第1の真空容器
1側には、電界緩和用のシールド67が設けられる。側
壁2aには、導体61の外周側にブッシング63が設け
られ、導体61は上部側に配置されている母線に接続さ
れる。
【0060】このように第1の真空容器1を第1の真空
容器とは電気的に絶縁され接地された真空容器2に収納
しているので、第1の真空容器1は、母線の電位より低
く、接地電位より高い中間的な電位になり、第2の真空
容器2との間で絶縁破壊が生じるのを防止することがで
きる。又、第1の真空容器と第2の真空容器で真空を維
持するので、第1の真空容器の真空度が低下しても絶縁
を保つことができる。又、以上の説明では、第1の真空
容器1の外側に第2の真空容器2を設けている例を述べ
たが、図4に示すように第1の真空容器1の外側で第2
の真空容器2との間に第4の真空容器140もしくは複
数の真空容器を設けてもよい。
容器とは電気的に絶縁され接地された真空容器2に収納
しているので、第1の真空容器1は、母線の電位より低
く、接地電位より高い中間的な電位になり、第2の真空
容器2との間で絶縁破壊が生じるのを防止することがで
きる。又、第1の真空容器と第2の真空容器で真空を維
持するので、第1の真空容器の真空度が低下しても絶縁
を保つことができる。又、以上の説明では、第1の真空
容器1の外側に第2の真空容器2を設けている例を述べ
たが、図4に示すように第1の真空容器1の外側で第2
の真空容器2との間に第4の真空容器140もしくは複
数の真空容器を設けてもよい。
【0061】第3の真空容器3は遮断器の固定電極10
側に取り付けられている。第3の接地された真空容器3
の円筒状の側壁3aは、例えばステンレススチールのよ
うな導電性材料で形成され、第3の真空容器3は、その
軸線方向が第2の真空容器2の軸線方向と同じ方向に沿
って配置されている。側壁3aには絶縁物8を貫通して
導体14が固定され、導体14の第3の真空容器3側に
は断路器40の固定電極41が設けられる。固定電極4
1に対向して可動電極42が配置される。可動電極42
には、可動導体45,フレキシブルな導体74の取り付
け部、絶縁物43を介して可動ブレード44が接続され
る。端板78と絶縁物43の一端とはベローズ46で接
続されて第3の真空容器3の気密を保っている。可動ブ
レード44は、操作機構部を収納した操作箱103に接
続され、操作機構部の動作により可動ブレード44を往
復運動させる。可動ブレード44の往復運動により可動
電極42と固定電極41との接離が行われる。このよう
に、遮断器の固定電極10と断路器40の固定電極41
を導体14の両端部に設けているので、断路器40をゆ
っくり投入して力を加えた後、遮断器を投入することに
より遮断器の可動電極11に加える力と断路器40の可
動電極42をバランスさせることができ、絶縁物8を薄
く形成しても良く、小型化できる。
側に取り付けられている。第3の接地された真空容器3
の円筒状の側壁3aは、例えばステンレススチールのよ
うな導電性材料で形成され、第3の真空容器3は、その
軸線方向が第2の真空容器2の軸線方向と同じ方向に沿
って配置されている。側壁3aには絶縁物8を貫通して
導体14が固定され、導体14の第3の真空容器3側に
は断路器40の固定電極41が設けられる。固定電極4
1に対向して可動電極42が配置される。可動電極42
には、可動導体45,フレキシブルな導体74の取り付
け部、絶縁物43を介して可動ブレード44が接続され
る。端板78と絶縁物43の一端とはベローズ46で接
続されて第3の真空容器3の気密を保っている。可動ブ
レード44は、操作機構部を収納した操作箱103に接
続され、操作機構部の動作により可動ブレード44を往
復運動させる。可動ブレード44の往復運動により可動
電極42と固定電極41との接離が行われる。このよう
に、遮断器の固定電極10と断路器40の固定電極41
を導体14の両端部に設けているので、断路器40をゆ
っくり投入して力を加えた後、遮断器を投入することに
より遮断器の可動電極11に加える力と断路器40の可
動電極42をバランスさせることができ、絶縁物8を薄
く形成しても良く、小型化できる。
【0062】絶縁物43と可動導体45の接続部の位置
に設けられた接地装置30は、図6に示すように構成さ
れる。後述する導体70に接続され、絶縁物43の外周
側に設けられた導体38の導体70とは反対側の位置に
固定電極31が設けられ、固定電極31と対向して可動
電極32が配置されている。可動電極32は絶縁物39
を介して可動ブレード33に接続される。側壁3aの筒
部35内にはベローズ34が設けられ、ベローズ34の
一端が筒部35に、他端が可動ブレード33に絶縁物を
介して接続されて第3の真空容器3の気密を保つ。この
ように、絶縁物39を真空容器内に設けているので、可
動ブレード33は金属で形成しても側壁3aあるいはベ
ローズ34との距離を近接させて配置することができ、
小型化できる。可動ブレード33には図示しない接地導
体が取り付けられ、可動ブレード33は接地されてい
る。可動ブレード33は図示しないリンクに接続され、
リンクは図示しない操作機構部に接続される。絶縁物4
3及び可動導体45は、導体38を貫通して配置され
る。可動導体45にはフレキシブルな導体74の一端が
接続されており、フレキシブルな導体74の他端部は導
体70と接続される。フレキシブルな導体74は直角方
向に曲げて形成され、導体70の軸線方向は第1の真空
容器1の軸線方向と直交する方向に配置される。このた
め、奥行き寸法を小さくできる。導体70は、側壁3a
に固定された絶縁物100を貫通して設けられ、絶縁物
100によって固定支持される。導体70の外周側に
は、ブッシング71が設けられる。ブッシング71の外
周側には接続部72を介してケーブル77と接続され
る。このように絶縁物66,100を設けているので、
導体を流れる電流により発生する電磁力で導体70,6
1には導体70と導体61とを開くような力が作用する
が、この力を受けることができる。
に設けられた接地装置30は、図6に示すように構成さ
れる。後述する導体70に接続され、絶縁物43の外周
側に設けられた導体38の導体70とは反対側の位置に
固定電極31が設けられ、固定電極31と対向して可動
電極32が配置されている。可動電極32は絶縁物39
を介して可動ブレード33に接続される。側壁3aの筒
部35内にはベローズ34が設けられ、ベローズ34の
一端が筒部35に、他端が可動ブレード33に絶縁物を
介して接続されて第3の真空容器3の気密を保つ。この
ように、絶縁物39を真空容器内に設けているので、可
動ブレード33は金属で形成しても側壁3aあるいはベ
ローズ34との距離を近接させて配置することができ、
小型化できる。可動ブレード33には図示しない接地導
体が取り付けられ、可動ブレード33は接地されてい
る。可動ブレード33は図示しないリンクに接続され、
リンクは図示しない操作機構部に接続される。絶縁物4
3及び可動導体45は、導体38を貫通して配置され
る。可動導体45にはフレキシブルな導体74の一端が
接続されており、フレキシブルな導体74の他端部は導
体70と接続される。フレキシブルな導体74は直角方
向に曲げて形成され、導体70の軸線方向は第1の真空
容器1の軸線方向と直交する方向に配置される。このた
め、奥行き寸法を小さくできる。導体70は、側壁3a
に固定された絶縁物100を貫通して設けられ、絶縁物
100によって固定支持される。導体70の外周側に
は、ブッシング71が設けられる。ブッシング71の外
周側には接続部72を介してケーブル77と接続され
る。このように絶縁物66,100を設けているので、
導体を流れる電流により発生する電磁力で導体70,6
1には導体70と導体61とを開くような力が作用する
が、この力を受けることができる。
【0063】第3の真空容器3の側壁3aの横側には、
第3の真空容器3の真空度を測定するための真空測定装
置80が取り付けられている。この真空測定装置80
は、図2に示す真空測定装置80と同様に、同軸電極と
その周囲に配置した磁界発生用のコイルもしくはリング
状の永久磁石で構成されている。同軸電極の内側電極
は、電源回路に接続され、電源回路によって内側電極に
負の直流電圧を印加している。又、図示しない真空ポン
プへの接続部137が設けられている。
第3の真空容器3の真空度を測定するための真空測定装
置80が取り付けられている。この真空測定装置80
は、図2に示す真空測定装置80と同様に、同軸電極と
その周囲に配置した磁界発生用のコイルもしくはリング
状の永久磁石で構成されている。同軸電極の内側電極
は、電源回路に接続され、電源回路によって内側電極に
負の直流電圧を印加している。又、図示しない真空ポン
プへの接続部137が設けられている。
【0064】この例では、操作箱102,103を第3
の真空容器3,第2の真空容器2の側方に配置する例を
説明したが、操作箱102,103はそれぞれ第3の真
空容器3の上方、第2の真空容器2の下方に配置しても
よく、このように配置することにより、真空測定計器,
接地装置30の操作機構部を第2,第3の真空容器の側
方に配置でき、装置全体をコンパクトにできる。又、操
作機構部は、三相分の真空スイッチを並設した幅内に収
めることができ、六相分あるいはそれ以上並設すること
ができる。又、図示はしていないが、第2の真空容器2
内にコンデンサ型計器用変圧器や避雷器と接続可能な導
体,開閉器を設けることができる。
の真空容器3,第2の真空容器2の側方に配置する例を
説明したが、操作箱102,103はそれぞれ第3の真
空容器3の上方、第2の真空容器2の下方に配置しても
よく、このように配置することにより、真空測定計器,
接地装置30の操作機構部を第2,第3の真空容器の側
方に配置でき、装置全体をコンパクトにできる。又、操
作機構部は、三相分の真空スイッチを並設した幅内に収
めることができ、六相分あるいはそれ以上並設すること
ができる。又、図示はしていないが、第2の真空容器2
内にコンデンサ型計器用変圧器や避雷器と接続可能な導
体,開閉器を設けることができる。
【0065】このように第2の真空容器と第3の真空容
器を直線状に配置し真空スイッチを構成しているので、
奥行きがコンパクトなスイッチギヤを提供できる。又、
第2の真空容器2及び第3の真空容器3は、接地されて
おり、その側壁は接地電位となっているので、三相分接
触もしくは近接させて配置することができ、コンパクト
なスイッチギヤを提供できる。
器を直線状に配置し真空スイッチを構成しているので、
奥行きがコンパクトなスイッチギヤを提供できる。又、
第2の真空容器2及び第3の真空容器3は、接地されて
おり、その側壁は接地電位となっているので、三相分接
触もしくは近接させて配置することができ、コンパクト
なスイッチギヤを提供できる。
【0066】又、遮断器の可動ブレードを往復運動させ
る駆動系で構成して固定導体14の両端に遮断器の固定
電極と断路器の固定電極を配置しているので、遮断器の
可動電極に加える力と断路器の可動電極に加える力をバ
ランスさせることができ、絶縁物8を薄く形成しても良
く、小型化できる。又、遮断器を収納した第1の真空容
器と、断路器,接地装置を収納した第3の真空容器とを
接続する構成にしているので、絶縁性上の信頼性が向上
する。又、遮断器と、断路器及び接地装置を個別に組み
立てることができ、スイッチギヤを構成する上での自由
度が増す。
る駆動系で構成して固定導体14の両端に遮断器の固定
電極と断路器の固定電極を配置しているので、遮断器の
可動電極に加える力と断路器の可動電極に加える力をバ
ランスさせることができ、絶縁物8を薄く形成しても良
く、小型化できる。又、遮断器を収納した第1の真空容
器と、断路器,接地装置を収納した第3の真空容器とを
接続する構成にしているので、絶縁性上の信頼性が向上
する。又、遮断器と、断路器及び接地装置を個別に組み
立てることができ、スイッチギヤを構成する上での自由
度が増す。
【0067】真空測定装置内の空間は真空容器と連通し
ており、真空測定装置によって真空容器の真空圧力を測
定あるいは常時監視して真空スイッチの安全性,信頼性
を高めることができる。
ており、真空測定装置によって真空容器の真空圧力を測
定あるいは常時監視して真空スイッチの安全性,信頼性
を高めることができる。
【0068】以上のように、各実施例の真空スイッチ及
びそれを用いた真空スイッチギヤによれば、次の効果が
ある。
びそれを用いた真空スイッチギヤによれば、次の効果が
ある。
【0069】第1の真空容器1を第1の真空容器と絶縁
され接地された第2の真空容器2に収納しているので、
第1の真空容器1は、母線の電位と接地電池との中間的
な電位になり、第2の真空容器2との間で絶縁破壊が生
じるのを防止することができる。又、第1の真空容器と
第2の真空容器で真空を維持するので、第1の真空容器
の真空度が低下しても絶縁を保つことができる。
され接地された第2の真空容器2に収納しているので、
第1の真空容器1は、母線の電位と接地電池との中間的
な電位になり、第2の真空容器2との間で絶縁破壊が生
じるのを防止することができる。又、第1の真空容器と
第2の真空容器で真空を維持するので、第1の真空容器
の真空度が低下しても絶縁を保つことができる。
【0070】真空スイッチを並列に並べることができ、
コンパクトなスイッチギヤを提供できる。又、遮断器の
可動ブレードを往復運動させる駆動系で構成して導体1
4の両端に遮断器の固定電極と断路器の固定電極を配置
しているので、遮断器の可動電極に加える力と断路器の
可動電極に加える力をバランスさせることができ、絶縁
物8を薄く形成しても良く、小型化できる。
コンパクトなスイッチギヤを提供できる。又、遮断器の
可動ブレードを往復運動させる駆動系で構成して導体1
4の両端に遮断器の固定電極と断路器の固定電極を配置
しているので、遮断器の可動電極に加える力と断路器の
可動電極に加える力をバランスさせることができ、絶縁
物8を薄く形成しても良く、小型化できる。
【0071】遮断器を収納した第1の真空容器と、断路
器,接地装置を収納した第3の真空容器とを接続する構
成にしているので、絶縁性上の信頼性が向上する。又、
遮断器と、断路器及び接地装置を個別に組み立てること
ができ、スイッチギヤを構成する上での自由度が増す。
器,接地装置を収納した第3の真空容器とを接続する構
成にしているので、絶縁性上の信頼性が向上する。又、
遮断器と、断路器及び接地装置を個別に組み立てること
ができ、スイッチギヤを構成する上での自由度が増す。
【0072】真空測定装置内の空間は真空容器と連通し
ており、真空測定装置によって真空容器の真空圧力を測
定あるいは常時監視し、同時に真空ポンプによって真空
圧力を維持するため真空スイッチの安全性,信頼性を高
めることができる。
ており、真空測定装置によって真空容器の真空圧力を測
定あるいは常時監視し、同時に真空ポンプによって真空
圧力を維持するため真空スイッチの安全性,信頼性を高
めることができる。
【図1】本発明の実施例1による真空スイッチギヤの側
断面図である。
断面図である。
【図2】本発明における真空スイッチに用いられる真空
測定装置の取り付け構造を示す側断面図である。
測定装置の取り付け構造を示す側断面図である。
【図3】実施例1において用いられる真空測定装置の構
成を示す側断面図である。
成を示す側断面図である。
【図4】本発明における真空スイッチに用いられる真空
容器の構造を示す縦断面図である。
容器の構造を示す縦断面図である。
【図5】本発明の実施例2の真空スイッチギヤの側断面
図である。
図である。
【図6】本発明の実施例3の真空スイッチギヤの側断面
図である。
図である。
【図7】実施例3における接地装置の構造を示す横断面
図である。
図である。
1…第1の真空容器、2…第2の真空容器、3…第3の
真空容器、1a,2a,3a…側壁、7,8,12,1
9,43,75…絶縁物、10,31,41,52…固
定電極、11,32,42,51…可動電極、13,5
3…可動ブレード、14…固定導体、15…可動導体、
16…アークシールド、17,34,54…ベローズ、
18,35,55…筒部、19,45,70…導体、2
0…端板、30,50…接地装置、40…断路器、3
7,56…リンク、36,58…接地導体、60,7
4,95…フレキシブルな導体、62…接続導体、6
3,71,99…ブッシング、72…接続部、77…ケ
ーブル、80…真空測定装置、90…スイッチ。
真空容器、1a,2a,3a…側壁、7,8,12,1
9,43,75…絶縁物、10,31,41,52…固
定電極、11,32,42,51…可動電極、13,5
3…可動ブレード、14…固定導体、15…可動導体、
16…アークシールド、17,34,54…ベローズ、
18,35,55…筒部、19,45,70…導体、2
0…端板、30,50…接地装置、40…断路器、3
7,56…リンク、36,58…接地導体、60,7
4,95…フレキシブルな導体、62…接続導体、6
3,71,99…ブッシング、72…接続部、77…ケ
ーブル、80…真空測定装置、90…スイッチ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 谷水 徹 茨城県日立市国分町一丁目1番1号 株式 会社日立製作所国分事業所内 (72)発明者 喜久川 修一 茨城県日立市国分町一丁目1番1号 株式 会社日立製作所国分事業所内 (72)発明者 児島 克典 茨城県日立市国分町一丁目1番1号 株式 会社日立製作所国分事業所内 (72)発明者 森田 歩 茨城県日立市大みか町七丁目2番1号 株 式会社日立製作所電力・電機開発研究所内 (72)発明者 横山 博 東京都千代田区内幸町一丁目1番3号 東 京電力株式会社内 (72)発明者 村田 孝一 東京都千代田区内幸町一丁目1番3号 東 京電力株式会社内 (72)発明者 花渕 良太郎 東京都千代田区内幸町一丁目1番3号 東 京電力株式会社内 Fターム(参考) 5G017 AA22 AA26 JJ01 5G026 QA01
Claims (18)
- 【請求項1】遮断器の固定電極と可動電極を収納する第
1の真空容器と、該第1の真空容器とは電気的に絶縁さ
れ、該第1の真空容器を収納した接地された第2の真空
容器もしくは第3の真空容器を備えた真空スイッチ。 - 【請求項2】遮断器の固定電極と可動電極を収納する第
1の真空容器と、該第1の真空容器とは電気的に絶縁さ
れ、該第1の真空容器を収納した接地された第2の真空
容器を備え、該第1の真空容器と第2の真空容器の真空
が隙間を介して連通している真空スイッチ。 - 【請求項3】母線に電気的に接続された遮断器の固定電
極と可動電極を収納する第1の真空容器と、該第1の真
空容器とは電気的に絶縁され、該第1の真空容器の電位
が該母線の電位よりも低くなる距離を有して該第2の真
空容器に収納された真空スイッチ。 - 【請求項4】前記可動電極を操作する操作機構部に接続
された可動ブレードと前記可動電極に接続された可動導
体とが、第2の真空容器内に配置された絶縁物を介して
接続されている請求項1又は2に記載の真空スイッチ。 - 【請求項5】遮断器を収納する第1の真空容器と、該第
1の真空容器を収納した接地された第2の真空容器と、
該第2の真空容器に接続され断路器を収納した接地され
た第3の真空容器を備え、該第1の真空容器と、第2及
び第3の真空容器が電気的に絶縁されている真空スイッ
チ。 - 【請求項6】遮断器を収納する第1の真空容器と、該第
1の真空容器を収納した接地された第2の真空容器と、
該第2の真空容器に接続され断路器を収納した接地され
た第3の真空容器を備え、該第1の真空容器と、第2及
び第3の真空容器が電気的に絶縁され、該第1の真空容
器と第2の真空容器の真空は隙間を介して連通し、第3
の真空容器の真空は他の真空容器の真空と遮断されてい
る真空スイッチ。 - 【請求項7】遮断器を収納する第1の真空容器と、第1
の真空容器を収納する接地された第2の真空容器と、断
路器を収納する接地された第3の真空容器とを備え、前
記第2の真空容器と該第3の真空容器がコの字状に配置
されている真空スイッチ。 - 【請求項8】遮断器を収納する第1の真空容器と、第1
の真空容器を収納する接地された第2の真空容器と、断
路器を収納する接地された第3の真空容器とを備え、該
第1の真空容器と、第2及び第3の真空容器は電気的に
絶縁され、前記第2真空容器と該第3真空容器の長手方
向の軸が、該第1の真空容器の長手方向の軸と異なる方
向に延びている真空スイッチ。 - 【請求項9】遮断器を収納する第1の真空容器と、第1
の真空容器を収納する接地された第2の真空容器と、断
路器を収納する接地された第3の真空容器とを備え、前
記第2の真空容器と第3の真空容器が直線状に配置され
ている真空スイッチ。 - 【請求項10】前記第3の真空容器に接地装置を収納し
た請求項4から9のいずれかに記載の真空スイッチ。 - 【請求項11】前記第3の真空容器内に避雷器もしくは
計器用変圧器と接続するためのスイッチを配置した請求
項7から10のいずれかに記載の真空スイッチ。 - 【請求項12】前記第1の真空容器と第2の真空容器と
の間に前記第1の真空容器を収納する少なくとも1つの
真空容器を設けた請求項1から11のいずれかに記載の
真空スイッチ。 - 【請求項13】前記第3の真空容器が、前記第1の真空
容器の遮断器の固定電極側に接続されている請求項7か
ら10のいずれかに記載の真空スイッチ。 - 【請求項14】前記第2の真空容器に設けられた母線接
続部と前記第3の真空容器に設けられた負荷側接続部が
前記第1の真空容器に対して同方向側に設けられている
請求項7から10のいずれかに記載の真空スイッチ。 - 【請求項15】前記第3の真空容器に収納された断路器
の固定電極と前記第1の真空容器に収納された遮断器の
固定電極を直線状の導体に対向して配置した請求項7か
ら10のいずれかに記載の真空スイッチ。 - 【請求項16】請求項1から18のいずれかに記載の真
空スイッチを金属箱内に三相分配列するとともに、前記
金属箱内に保護継電装置及び操作箱を配置した真空スイ
ッチギヤ。 - 【請求項17】請求項9又は10に記載の真空スイッチ
を金属箱内に三相分配列するとともに、前記真空スイッ
チ三相分の幅内に操作箱を、金属箱内に保護継電装置を
配置した真空スイッチギヤ。 - 【請求項18】請求項9又は10に記載の真空スイッチ
を金属箱外皮内に三相分配列するとともに、前記第2,
第3の真空スイッチの上又は下部分に前記遮断器,断路
器を操作するための操作箱を、前記第2,第3の真空ス
イッチの側方に計測装置を配置した真空スイッチギヤ。
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