JP2001307292A - ビーコン受信方法及び車載用ビーコン通信機 - Google Patents

ビーコン受信方法及び車載用ビーコン通信機

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JP2001307292A
JP2001307292A JP2000124232A JP2000124232A JP2001307292A JP 2001307292 A JP2001307292 A JP 2001307292A JP 2000124232 A JP2000124232 A JP 2000124232A JP 2000124232 A JP2000124232 A JP 2000124232A JP 2001307292 A JP2001307292 A JP 2001307292A
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Yasukata Suzuki
康方 鈴木
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Alpine Electronics Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 路上ビーコンの通信エリアの判定をより正確
に行うことができ、路上ビーコン通信機から送られてく
る情報をより確実に受信することができる車載用ビーコ
ン通信機を提供する。 【解決手段】 フレーム同期検出シーケンサ31は、1
フレーム分のビットデータのCRCチェックを行い、エ
ラー無しと判定したときはリセット信号を出力し、エラ
ー有りと判定したときはカウントアップ信号を出力す
る。カウンタ32はカウントアップ信号をカウントし、
リセット信号によりリセットされる。カウンタ32の値
がレジスタ33の値よりも小さいときは、比較部34の
出力がアクティブになり、セレクタ35を介してシリア
ル/パラレル変換部にビットデータが伝達される。カウ
ンタ32の値がレジスタ33の値以上になると、比較部
34の出力が非アクティブになり、ビットデータが遮断
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両外部から光ビ
ーコン又は電波ビーコンに重畳して送られてくる情報を
受信するビーコン受信方法及び車載用ビーコン通信機に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、光ビーコン又は電波ビーコンを使
用して、道路走行中の車両に、事故情報、渋滞情報及び
駐車場空き情報等の交通情報を提供するシステムが実用
化されている。このようなシステムを利用するには、例
えば車両にビーコン通信機(車載用ビーコン通信機)と
ナビゲーション装置とを搭載し、道路上に設置されたビ
ーコン通信機(路上ビーコン通信機)との間で通信を行
う。
【0003】車載用ビーコン通信機を搭載した車両が路
上ビーコン通信機の設置位置に近づくと、車載用ビーコ
ン通信機に光ビーコン又は電波ビーコンが受信される。
車載用ビーコン通信機は、光ビーコン又は電波ビーコン
から交通情報を抽出してナビゲーション装置に送る。ナ
ビゲーション装置は、車載用ビーコン通信機から送られ
てきた交通情報をディスプレイ装置に表示する。例え
ば、ナビゲーション装置は、渋滞情報を受信すると、デ
ィスプレイ装置に表示した地図上に、対応する道路に沿
って渋滞を示す赤色の矢印を表示する。
【0004】ところで、路上ビーコン通信機から送られ
る情報には、ビーコン通信機が設置されている地点の位
置情報など、設置位置毎に異なる情報を含むので、ある
路上ビーコン通信機の通信エリア内に車両が入ったか否
か、通信エリアから車両が出たか否かを判定することが
重要である。従来は、一般的に、受信強度がある一定の
値よりも強くなったときに通信エリア内に入ったと判定
し、受信強度が弱くなったときに通信エリアから出たと
判定している。
【0005】光ビーコンでは、ワイパーの動作や路側に
植えられた木の枝などで光ビーコンが一時的に遮られる
ことがある。また、光ビーコンでは双方向通信を行う
が、アップリンク(車両から路上ビーコン通信機へのデ
ータの送信)とダウンリンク(路上ビーコン通信機から
車両へのデータ送信)とを同時に行うことはできない。
このように、一時的にダウンリンクが受信できない場合
であっても、通信エリアを外れたと判定してしまうと、
それ以降のビーコンに含まれる情報を受信できなくなっ
たり、再度同期を確立するまでに時間がかかって、情報
を十分に収集できず、表示情報の著しい減少を起こすこ
とがある。
【0006】このような欠点を解消するために、特開平
9−288156号公報には、最初に光ビーコンを受信
してから第1の距離だけ走行した地点以降に光ビーコン
が受信されなくなる地点を検出し、その地点から第2の
距離だけ走行した地点で通信エリアを通過した判断し、
更に第3の距離だけ走行するまでは次の受信判定を行わ
ないようにすることが提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】特開平9−28815
6号公報に開示された方法では、車両の走行距離に基づ
いて通信エリアを判定している。しかし、車両の走行距
離の検出は誤差が大きいので、通信エリアの正確な判定
が難しい。以上から本発明の目的は、通信エリアの判定
をより正確に行うことができ、路上ビーコン通信機から
送られてくる情報をより確実に受信することができるビ
ーコン受信方法及び車載用ビーコン通信機を提供するこ
とである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記した課題は、アイド
ル状態でビットデータ内に同期符号を検出すると1フレ
ーム分のビットデータのエラーチェックを行い、エラー
無しの判定に伴って出力される信号によりフレーム同期
状態に遷移し、フレーム同期状態では前記ビットデータ
をシリアル/パラレル変換して記憶部に記憶するととも
に、フレーム毎のエラーチェックを行って、エラー有り
の判定に伴って出力される信号が一定数連続したときに
前記アイドル状態に遷移することを特徴とするビーコン
受信方法により解決する。
【0009】なお、フレーム同期状態でエラー無しの判
定に伴う信号が一定の時間内に出力されないときに、ア
イドル状態に遷移するようにしてもよい。例えば、ワイ
パーや路側に植えられた木の枝等によりビーコンが一時
的に遮られた場合は、エラーチェックでエラー有りと判
定されるが、路上ビーコンの通信エリア内であれば、そ
の後すぐにエラーのない受信が可能になる。
【0010】従って、本発明では、フレーム同期状態で
エラー有りと判定しても、即座にアイドル状態に遷移す
るのではなく、一定の期間、フレーム同期状態を保持し
ておく。これにより、通信エリア内で受信したフレーム
のうちエラーが生じたフレーム以外のフレームから情報
を得ることができて、情報の取りこぼしを最小限に抑え
ることができる。
【0011】また、本発明においては、エラー有りの判
定に伴って出力される信号が一定数連続したときにフレ
ーム同期状態を解除し、アイドル状態に遷移する。フレ
ーム同期状態にあるときは、車両が路上ビーコン通信機
の通信エリア内にいると判断することができる。このよ
うに、本発明においては受信データのエラーの有無に基
づいて通信エリアを判定するので、走行距離を基に通信
エリアを判定する方法に比べ、通信エリアをより正確に
判定することができる。
【0012】上記した課題は、ビーコンを受信するビー
コン受信部と、前記ビーコン受信部の出力からビットデ
ータを抽出するビットデータ抽出部と、前記ビットデー
タのエラーチェックを行ってフレーム同期を検出するフ
レーム同期検出部と、前記フレーム同期検出部からエラ
ー無しの判定に伴って出力される信号によりリセットさ
れ、エラー有りの判定に伴って出力される信号をカウン
トするカウンタと、所定の値が設定されるレジスタと、
前記カウンタの値と前記レジスタの値とを比較し、前記
カウンタの値が前記レジスタの値よりも小さいときにア
クティブとなり、前記カウンタの値が前記レジスタの値
以上のときに非アクティブとなる信号を出力する比較部
と、前記比較部の出力がアクティブのときに前記ビット
データを通過させ、非アクティブのときに前記ビットデ
ータを遮断するセレクタと、前記セレクタを介して入力
されたビットデータをシリアル/パラレル変換するシリ
アル/パラレル変換部と、前記シリアル/パラレル変換
部から出力されたデータを記憶する記憶部とを有するこ
とを特徴とする車載用ビーコン通信機により解決する。
【0013】本発明の車載用ビーコン通信機は、カウン
タ及びレジスタを有している。カウンタは、フレーム同
期検出部からエラー無しの判定に伴って出力される信号
によりリセットされ、エラー有りの判定に伴って出力さ
れる信号をカウントする。そして、カウンタの値がレジ
スタに設定された値よりも小さいときは、フレーム同期
状態を保持する。これにより、ワイパーや路側に植えら
れた木の枝等によって光ビーコンが一時的に遮られて
も、次のフレームの情報を得ることができて、情報の取
りこぼしを最小限に抑えることができる。
【0014】また、車両が通信エリアを外れた場合は、
エラー有りの判定に伴って出力される信号が連続し、カ
ウンタの値がレジスタの値と同じ又はそれよりも大きく
なって、フレーム同期状態からアイドル状態に遷移す
る。このようにして、本実施の形態の車載用ビーコン通
信機では、受信データのエラーの有無に基づいて通信エ
リアを判定するので、走行距離を基に通信エリアを判定
する方法に比べて、通信エリアをより正確に判定するこ
とができる。
【0015】光ビーコンでは、車載用ビーコン通信機か
ら路上ビーコン通信機にデータを送信(アップリンク)
しているときには、路上ビーコン通信機から車載用ビー
コン受信機にデータを送信(ダウンリンク)することが
できない。アップリンク時のデータ長は可変であるの
で、データ長に合わせてレジスタの値を変化させること
により、フレーム同期を解除するまでの時間を最適化す
ることができる。従って、レジスタの値は、アップリン
ク時のデータ長に応じて適宜設定することが好ましい。
【0016】なお、カウンタに替えて、フレーム同期検
出部からエラー無しの判定に伴って出力される信号によ
りリセットされるタイマーを用いても、上記と同様の効
果が得られる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、添付の図面を参照して説明する。 (第1の実施の形態)図1は本発明の第1の実施の形態
の車載用ビーコン通信機の構成を示すブロック図であ
る。なお、本実施の形態は、本発明を車載用光ビーコン
通信機に適用した例を示す。
【0018】本実施の形態の車載用光ビーコン通信機1
0は、LED(Light Emitting Diode:発光ダイオー
ド)11、PD(Photodiode:ホトダイオード)12、
光/アナログ変換部13、PLL部14、同期符号検出
部15、フレーム同期検出部16、シリアル/パラレル
(S/P)変換部17、バッファメモリ18及びアップ
リンク制御部19により構成され、車載用ナビゲーショ
ン装置40に接続される。
【0019】LED11及びPD12は、路上に設置さ
れた光ビーコン通信機との間で通信を行う光送信部及び
光受信部である。光/アナログ変換部13は、PD12
から入力した信号を復調し、その結果得られたビットデ
ータをPLL部14に出力する。PLL部14は、光/
アナログ変換部13から出力されたビットデータからク
ロックを抽出する。同期符号検出部15は、PLL部1
4からビットデータ及びクロックを入力し、光ビーコン
のフレーム構成に基づいて同期符号を検出し、同期符号
の検出タイミングに合わせた同期信号を出力する。
【0020】フレーム同期検出部16は、図2に示すよ
うに、フレーム同期検出シーケンサ31、カウンタ3
2、レジスタ33、比較部34及びセレクタ35により
構成されている。フレーム同期検出シーケンサ31は、
同期符号検出部15から同期信号、クロック及びビット
データを入力して、1フレーム毎にCRCチェック(Cy
clic Redundancy Check )を行い、エラーの有無を検出
する。そして、エラー有りと判定したときは、カウンタ
32にカウントアップ信号を出力し、エラー無しと判定
したとき(すなわち、フレーム同期を検出したとき)
は、カウンタ32にリセット信号を出力する。
【0021】レジスタ33は、初期状態では一定の値が
書き込まれるが、ナビゲーション装置40からの信号に
よりレジスタ33の値が書き換えられるようになってい
る。比較部34は、カウンタ32の値とレジスタ33の
値とを比較し、カウンタ32の値がレジスタ33の値と
同じ又はそれ以上となったときに、出力信号をアクティ
ブにする。セレクタ35は、比較部34の出力がアクテ
ィブのときに、ビットデータを次段のシリアル/パラレ
ル変換部17に伝達する。
【0022】シリアル/パラレル変換部17は、入力さ
れたシリアルのビットデータを16ビットのパラレルデ
ータに変換し、バッファメモリ18に格納する。このバ
ッファメモリ18に格納されたデータは、所定のタイミ
ングでナビゲーション装置40に転送される。光ビーコ
ンでは、車両から路上ビーコン通信機に情報を送信する
(アップリンク)ことができる。この場合、ナビゲーシ
ョン装置40から出力されたデータはアップリンク制御
部19で符号化され、光/アナログ変換部13でLED
駆動信号に変換されて、LED11に供給される。LE
D11は、光/アナログ変換部13から出力された信号
により発光し、路上ビーコン通信機に光ビーコンが送信
される。路上ビーコン通信機で受信したデータは、情報
センタに送られる。
【0023】図3は光ビーコンのダウンリンク時のフレ
ーム構成を示す図である。この図3に示すように、光ビ
ーコンのダウンリンク時の1フレームは、1バイトの同
期符号、5バイトのヘッダ部、123バイトの実データ
部、1バイトのアイドル、2バイトのCRC符号及び1
バイトの同期符号により構成される。同期符号は、フレ
ームの始まり及び終わりを示す一定の符号である。ヘッ
ダ部は、フレームの内容を表すデータである。実データ
部には、交通情報等のデータが挿入される。アイドルは
ある特定の符号であり、CRCはヘッダ部からアイドル
までの誤り検定符号である。ダウンリンク通信は、1〜
80フレームで構成される。ビーコン通信機では、受信
したダウンリンクのヘッダ部を調べ、複数フレームにま
たがる情報の場合には、それを連結して使用する。ま
た、ダウンリンク時のデータ伝送速度は1024kbp
sである。
【0024】図4は光ビーコンのアップリンク時のフレ
ーム構成を示す図である。この図4に示すように、光ビ
ーコンのアップリンクの1フレームは、1バイトの同期
符号、10バイトのヘッダ部、可変長(最大59バイ
ト)の実データ部、1バイトのアイドル、2バイトのC
RC符号及び1バイトの同期符号により構成される。ア
ップリンク時のデータ伝送速度は64kbpsである。
【0025】以下、本実施の形態の車載用光ビーコン通
信機のビーコン受信時の動作について、図5,図6に示
すフローチャートを参照して説明する。本実施の形態の
光ビーコン通信機は、アイドル状態とフレーム同期状態
との間を遷移する。フレーム同期状態にあるとき、車両
は路上ビーコン通信機の通信エリア内にいると判断され
る。
【0026】まず、電源がオンになると、光ビーコン通
信機はアイドル状態になり、ステップS11において、
同期符号検出部15は、PLL部14から出力されるビ
ットデータ内に同期符号があるか否かを監視している。
そして、同期符号が検出されると、ステップS12に移
行し、フレーム同期シーケンサ31により1フレーム分
のビットデータのCRCチェックが行われる。その結果
エラー有りと判定したときは、ステップS13からステ
ップS11に戻り、同期符号の有無の監視を継続する。
一方、CRCチェックの結果、エラー無しと判定したと
きはフレーム同期状態に遷移する。すなわち、フレーム
同期検出シーケンサ31からリセット信号が出力され、
カウンタ32がリセットされる。これにより、比較部3
4の出力がアクティブになり、ビットデータがセレクタ
35を介してシリアル/パラレル変換部17に伝達され
るようになる。
【0027】フレーム同期状態では、ステップS21に
おいて、1フレーム分のビットデータのCRCチェック
を行う。その結果、エラー無しと判定したときは、ステ
ップS22からステップS23に移行し、フレーム同期
検出シーケンサ31からリセット信号が出力され、カウ
ンタ32がリセットされる。そして、ステップS24に
おいて、シリアル/パラレル変換部17により、シリア
ルのビットデータがパラレルのデータに変換され、バッ
ファメモリ18に格納された後、ステップS21に戻
る。
【0028】一方、CRCチェックの結果、エラー有り
と判定したときは、ステップS22からステップS25
に移行し、フレーム同期検出シーケンサ31からカウン
トアップ信号が出力され、カウンタ32の値がアップ
(インクリメント)する。そして、ステップS26に移
行し、比較部34により、カウンタ32の値とレジスタ
33の値とが比較される。その結果、カウンタ32の値
がレジスタ33の値よりも小さいときは、ステップS2
1に戻り、次のフレームのCRCチェックを行う。
【0029】一方、カウンタ32の値がレジスタ33の
値と同じ又はそれよりも大きいときは、ステップS26
からアイドル状態に遷移する。すなわち、比較部34の
出力が非アクティブになり、セレクタ35がビットデー
タを遮断する。本実施の形態のビーコン受信機の動作
を、図7のタイミングチャートを参照して説明する。但
し、この例では、レジスタ33の初期値として4が設定
されているものとする。
【0030】路上ビーコン通信機と車両との間が十分に
離れていて、車載用ビーコン通信機に光ビーコンが届か
ない場合は、車載用ビーコン受信機はアイドル状態とな
っている。車両が路上ビーコン通信機に近づき、車載用
ビーコン受信機に光ビーコンが受信されると、同期符号
検出部15から同期信号が出力され、フレーム同期検出
シーケンサ31は1フレーム分のビットデータのCRC
チェックを行う。その結果、エラー無し(OK)と判定
した場合は、アイドル状態からフレーム同期状態に遷移
する。すなわち、カウンタ32の値がリセットされ、比
較部34の出力がアクティブになって、ビットデータが
セレクタ35を介してシリアル/パラレル変換部17に
伝達される。ここでは、t4のタイミングでフレーム同
期状態に遷移したものとする。
【0031】一旦、フレーム同期状態になると、エラー
有り(NG)の判定が4回以上続かなければフレーム同
期状態を解除しない。例えば、t6のタイミングでエラ
ーを検出しても、フレーム同期状態を保持する。この場
合、カウンタ32の値は1になるが、レジスタ33の値
よりも小さいので、比較部34の出力はアクティブのま
まである。その後、カウンタ32の値が4になる前にエ
ラー無しの判定が出されると、カウンタ32はリセット
される。図7の例では、t7のタイミングでエラー無し
(OK)の判定が出され、カウンタ32がリセットされ
る。
【0032】CRCチェックの結果が4回続けてエラー
有り(NG)になると、比較部34の出力が非アクティ
ブになり、アイドル状態に遷移する。これにより、セレ
クタ35はビットデータを遮断する。図7では、t12
のタイミングでアイドル状態に遷移している。本実施の
形態においては、レジスタ33の値をナビゲーション装
置40から変更することができる。前述したように、ア
ップリング時はダウンリンクデータを受信することがで
きないため、フレーム同期検出はエラーになる。アップ
リング時の実データ部のバイト数によりフレーム同期検
出がエラーとなる時間が変化するので、ナビゲーション
装置40は、アップリンクのバイト数が多い場合はレジ
スタ33の値を大きくし、アップリンクのバイト数が少
ないときはレジスタ33の値を小さくする。
【0033】例えば、実データ部が5バイトであるとす
ると、アップリンク時は4.125msec の間だけ確実
にダウンリンクを受信できない状態となるので、少なく
とも約5msec 間はフレーム同期を保持するようにす
る。このように、レジスタの値をアップリンクのデータ
数に応じて適宜変更することにより、フレーム同期状態
を必要十分な時間だけ保持することができ、通信エリア
の検出をより正確に行うことができる。
【0034】本実施の形態の車載用ビーコン受信機は、
車速信号を利用せず、受信データのエラー検出に基づい
て通信エリアを判定するので、通信エリアを正確に判定
することができる。また、アップリンク時やワイパーな
どによる一時的なデータ受信エラーと、エリアアウトに
よる受信エラーとの判定が可能になる。 (第2の実施の形態)図8は本発明の第2の実施の形態
の車載用ビーコン通信機のフレーム同期検出部の構成を
示すブロック図である。なお、図8において、図2と同
一物には同一符号を付している。また、本実施の形態が
第1の実施の形態と異なる点は、カウンタに替えてタイ
マーが設けられていることにあり、その他の構成は第1
の実施の形態と基本的に同じであるので、重複する部分
の説明を省略する。
【0035】フレーム同期検出シーケンサ31は、1フ
レーム分のCRCチェックを行い、その結果エラーが検
出されないときはリセット信号を出力する。タイマー3
6は、リセット信号によりリセットされた後に計時を開
始する。比較部34は、タイマー36の値とレジスタ3
3の値とを比較する。そして、比較部34は、タイマー
36の値がレジスタ33の値よりも小さいときはアクテ
ィブとなり、タイマー36の値がレジスタ33の値と同
じ又はそれよりも大きいときに非アクティブとなる信号
を出力する。
【0036】本実施の形態においては、レジスタ33に
アップリンク時の実データ長に応じた時間が設定され
る。例えば、レジスタ33に5msec が設定されると、
フレーム同期検出シーケンサ31でフレーム同期を検出
した後、5msec 以内にフレーム同期を再び検出した場
合はフレーム同期状態を維持するが、5msec 以内にフ
レーム同期を検出できないときは、タイマー36の値が
レジスタ33の値よりも大きくなり、比較部34の出力
が非アクティブとなって、アイドル状態に遷移する。本
実施の形態においても、第1の実施の形態と同様の効果
が得られる。
【0037】なお、上述した第1及び第2の実施の形態
は、いずれも本発明を光ビーコン通信機に本発明を適用
した場合の例について説明したが、これにより本発明が
光ビーコン通信機に限定されるものではない。本発明
は、電波ビーコン受信機に適用することもできる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
路上ビーコン通信機の通信エリアをより正確に判定する
ことができる。また、本発明によれば、路上ビーコン通
信機から送られてくる情報をより確実に受信することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の第1の実施の形態の車載用ビ
ーコン通信機の構成を示すブロック図である。
【図2】図2は、フレーム同期検出部の構成を示すブロ
ック図である。
【図3】図3は、光ビーコンのダウンリンク時のフレー
ム構成を示す図である。
【図4】図4は、光ビーコンのアップリンク時のフレー
ム構成を示す図である。
【図5】図5は、アイドル状態における動作を示すフロ
ーチャートである。
【図6】図6は、フレーム同期状態における動作を示す
フローチャートである。
【図7】図7は、ビーコン通信機の動作を示すタイミン
グチャートである。
【図8】図8は、本発明の第2の実施の形態の車載用ビ
ーコン通信機のフレーム同期検出部の構成を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
10…光ビーコン通信機、 11…LED、 12…PD、 13…光/アナログ変換部、 14…PLL部、 15…同期符号検出部、 16…フレーム同期検出部、 17…シリアル/パラレル変換部、 18…バッファメモリ、 19…アップリンク制御部、 31…フレーム同期検出シーケンサ、 32…カウンタ、 33…レジスタ、 34…比較部、 35…セレクタ、 36…タイマー、 40…ナビゲーション装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04B 10/22 H04B 9/00 R H04L 7/08 // G01S 1/68 Fターム(参考) 5H180 AA01 BB02 BB04 FF12 FF13 FF27 5K002 AA05 BA14 DA05 FA03 GA05 5K047 AA03 BB02 HH01 HH57 KK04 LL05 MM11 MM27 MM56 5K067 AA33 BB37 DD25 EE02 EE10 EE37 GG11 HH22 HH23 HH26

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アイドル状態でビットデータ内に同期符
    号を検出すると1フレーム分のビットデータのエラーチ
    ェックを行い、エラー無しの判定に伴って出力される信
    号によりフレーム同期状態に遷移し、 フレーム同期状態では前記ビットデータをシリアル/パ
    ラレル変換して記憶部に記憶するとともに、フレーム毎
    のエラーチェックを行って、エラー有りの判定に伴って
    出力される信号が一定数連続したときに前記アイドル状
    態に遷移することを特徴とするビーコン受信方法。
  2. 【請求項2】 アイドル状態でビットデータ内に同期符
    号を検出すると1フレーム分のビットデータのエラーチ
    ェックを行い、エラー無しの判定に伴って出力される信
    号によりフレーム同期状態に遷移し、 フレーム同期状態では前記ビットデータをシリアル/パ
    ラレル変換して記憶部に記憶するとともに、フレーム毎
    のエラーチェックを行って、エラー無しの判定に伴う信
    号が一定の時間内に出力されないときに前記アイドル状
    態に遷移することを特徴とするビーコン受信方法。
  3. 【請求項3】 ビーコンを受信するビーコン受信部と、 前記ビーコン受信部の出力からビットデータを抽出する
    ビットデータ抽出部と、 前記ビットデータのエラーチェックを行ってフレーム同
    期を検出するフレーム同期検出部と、 前記フレーム同期検出部からエラー無しの判定に伴って
    出力される信号によりリセットされ、エラー有りの判定
    に伴って出力される信号をカウントするカウンタと、 所定の値が設定されるレジスタと、 前記カウンタの値と前記レジスタの値とを比較し、前記
    カウンタの値が前記レジスタの値よりも小さいときにア
    クティブとなり、前記カウンタの値が前記レジスタの値
    以上のときに非アクティブとなる信号を出力する比較部
    と、 前記比較部の出力がアクティブのときに前記ビットデー
    タを通過させ、非アクティブのときに前記ビットデータ
    を遮断するセレクタと、 前記セレクタを介して入力されたビットデータをシリア
    ル/パラレル変換するシリアル/パラレル変換部と、 前記シリアル/パラレル変換部から出力されたデータを
    記憶する記憶部とを有することを特徴とする車載用ビー
    コン通信機。
  4. 【請求項4】 ビーコンを受信するビーコン受信部と、 前記ビーコン受信部の出力からビットデータを抽出する
    ビットデータ抽出部と、 前記ビットデータのエラーチェックを行ってフレーム同
    期を検出するフレーム同期検出部と、 前記フレーム同期検出部からエラー無しの判定に伴って
    出力される信号によりリセットされるタイマーと、 所定の値が設定されるレジスタと、 前記タイマーの値と前記レジスタの値とを比較し、前記
    タイマーの値が前記レジスタの値よりも小さいときにア
    クティブとなり、前記タイマーの値が前記レジスタの値
    以上のときに非アクティブとなる信号を出力する比較部
    と、 前記比較部の出力がアクティブのときに前記ビットデー
    タを通過させ、非アクティブのときに前記ビットデータ
    を遮断するセレクタと、 前記セレクタを介して入力されたビットデータをシリア
    ル/パラレル変換するシリアル/パラレル変換部と、 前記シリアル/パラレル変換部から出力されたデータを
    記憶する記憶部とを有することを特徴とする車載用ビー
    コン通信機。
  5. 【請求項5】 前記レジスタの値は変更可能であること
    を特徴とする請求項3又は請求項4に記載の車載用ビー
    コン通信機。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005027258A (ja) * 2003-07-04 2005-01-27 Denso Corp 電波ビーコン受信装置
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