JP2003069544A - 通信制御方法及び通信制御装置 - Google Patents

通信制御方法及び通信制御装置

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JP2003069544A
JP2003069544A JP2001252421A JP2001252421A JP2003069544A JP 2003069544 A JP2003069544 A JP 2003069544A JP 2001252421 A JP2001252421 A JP 2001252421A JP 2001252421 A JP2001252421 A JP 2001252421A JP 2003069544 A JP2003069544 A JP 2003069544A
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Masatoshi Sasuga
雅年 流石
Manabu Nakamura
学 中村
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Hitachi Kokusai Electric Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の2つの通信方式に対応して通信制御回
路を2構成持たなければならず構成が増大するという問
題点を解決し、変調方式を高速で識別し通信制御回路を
切り換え、共通に設けられた1つの通信制御回路で対応
させることにより、構成を軽減できる通信制御方法及び
通信制御装置を提供する。 【解決手段】 何れかの変調方式で変調された受信信号
を複数の変調方式に対応する復調方式で各々復調し、各
復調データに対してユニークワードの検出を行い、ユニ
ークワードが検出されたデータを適正な復調データとし
て選択する通信制御方法及び通信制御回路である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高度道路交通シス
テム(Intelligent Transport Systems:ITS)等に用
いられる通信機器の通信制御方法及び通信制御装置に係
り、特に機器構成を軽減できる通信制御方法及び通信制
御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】高度道路交通システム(Intelligent Tr
ansport Systems:ITS)推進の先駆けとして、ノンス
トップ自動料金収受システム(Electronic Toll Collec
tion:ETC)の運用が開始されている。ETCは、有
料道路の料金所において、料金所を通過する車両が停止
することなく、車両内に搭載されたETC車載器と料金
所に設置された路側無線装置との間で専用狭域通信(De
dicated Short Range Communication:DSRC)と呼ば
れる通信制御方式を用いて無線通信を行い、通行料金を
自動収受するシステムである。
【0003】また、DSRCは、ETCの他、商用車管
理システム等で路車間通信に用いられる狭い範囲(道路
と車、或いは車同士)を対象とした通信方式で、駐車場
管理などにも応用可能な通信方式である。DSRCで
は、ETCにおける変調方式が振幅シフト・キーイング
(Amplitude Shift Keying:ASK)方式と四値位相偏
移変調(Quadrature Phase Shift Keying:QPSK)方
式とが混在している。
【0004】通常、車両に搭載された無線機と道路に設
置された基地局無線機または、別の車両に搭載された無
線機の間で通信を行う通信システムにおいて、路側の基
地局無線機の変調方式はASK方式とQPSK方式の両
変調方式が混在しており、車側の無線機では、どの変調
方式にて通信が行われるか判別し、基地局側の変調方式
と一致する復調方式で復調を行うようにしないと、正常
な復調データを取得することができない。
【0005】ここで、まず、車両に搭載された無線機と
道路に設置された基地局無線機との間で行われる通信で
用いられる通信フレーム構成に関して、提案書中のフレ
ーム構成について図3を使って簡単に説明する。図3
は、DSRC通信方式における1フレームの提案書中の
構成を示すフレーム構成図である。DSRC通信方式で
用いられるフレームは、図3に示すように、通信同期を
確立するための信号であるプリアンブル(図では、P
R:PReamble)(2バイト)と、フレームの中でデータ
との同期を確立するための信号であるユニークワード
(図では、UW:Unique Word)(4バイト)と、送信
データ(図では、データ)(52バイト)と、1フレー
ムの伝送誤りをチェックするための信号である誤り検査
符号(図では、CRC:Cyclic Redundancy error Chec
k)(2バイト)とから構成されている。
【0006】ここで特に、ユニークワード(UW)は、
同期確立のための同期信号であり、発信側の路側の基地
局無線機で予め特定されている特殊なシンボル列(ビッ
ト列)である。よって、受信側の車側の無線機では、予
めこのユニークワード(UW)を記憶しておいて、受信
データの中にこのユニークワード(UW)を検出する
と、その時点で同期が確立され、以降が送信データとし
て扱われることになる。
【0007】路側の基地局無線機の変調方式としてAS
K方式とQPSK方式の両変調方式が混在している場合
に、車側の無線機で、両変調方式に対応するための従来
の通信制御方法は、無線部で受信したデータを分配し
て、ASK方式、QPSK方式の各々の方式で復調した
復調データに対して、各々の方式の通信制御部にて同期
確立の処理を行い、正常に同期確立が為された変調方式
(復調方式)を選択して、選択された復調データから送
信データの取り込みを行うようになっていた。
【0008】次に、上記従来の通信制御方法を実現する
従来の通信制御装置の構成例について、図4を使って説
明する。図4は、従来の通信制御装置の構成例を示すブ
ロック図である。従来の通信制御装置は、図4に示すよ
うに、大きくQPSK方式の復調を行うQPSK復調部
4と、QPSK方式で通信制御を行うQPSK通信制御
部1′と、ASK方式の復調を行うASK復調部5と、
ASK方式で通信制御を行うASK通信制御部2′と、
受信した送信データを取り扱うコントローラ3′とから
構成されている。
【0009】そして、QPSK通信制御部1′の内部
は、QPSK同期確立部11と、QPSKビット数カウ
ント部12と、QPSKデータ取り込みタイミング生成
回路13と、QPSKCRC判定回路14とから構成さ
れており、同様に、ASK通信制御部2′の内部は、A
SK同期確立部21と、ASKビット数カウント部22
と、ASKデータ取り込みタイミング生成回路23と、
ASKCRC判定回路24とから構成されている。
【0010】QPSK復調部4は、QPSK又はASK
の何れかの変調方式で変調された受信信号に対して、Q
PSK復調を行う一般的なQPSK復調部であり、AS
K復調部5は、QPSK又はASKの何れかの変調方式
で変調された受信信号に対して、ASK復調を行う一般
的なASK復調部である。
【0011】QPSK同期確立部11は、QPSK方式
で復調された復調データからユニークワード(UW)を
検出し同期を確立するものである。具体的にQPSK同
期確立部11は、予めユニークワード(UW)のフォー
マット(パターン)を記憶しており、QPSK復調部4
からのQPSK復調データとQPSKクロックを入力
し、QPSK復調データと記憶しているユニークワード
(UW)パターンとの比較を行って、全てのビットが一
致したときに同期確立と判断し、同期確立信号を出力す
るようになっている。ASK同期確立部21は、ASK
方式で復調された復調データからユニークワード(U
W)を検出し同期を確立するもので、QPSK同期確立
部11と同様に、ASK復調部5からのASK復調デー
タと記憶しているユニークワード(UW)パターンとの
比較を行って、UWの検出(同期確立)し、同期確立信
号を出力するようになっている。
【0012】QPSKビット数カウント部12は、同期
確立からのビット数をカウントするもので、具体的に
は、QPSK同期確立部11からの同期確立信号を基準
(トリガ)にして、入力されるQPSKクロックでカウ
ントを行い、カウント情報を出力するものである。同様
にASKビット数カウント部22は、同期確立からのビ
ット数をカウントするもので、具体的には、ASK同期
確立部21からの同期確立信号を基準(トリガ)にし
て、入力されるASKクロックでカウントを行い、カウ
ント情報を出力するものである。
【0013】QPSKデータ取り込みタイミング生成回
路13は、QPSK方式の場合のコントローラ3′にお
けるフレーム内のデータ部分の取り込みタイミングを生
成するもので、具体的には、同期確立からのデータビッ
ト数(図3では、52バイト=52×8ビット=416
ビット)を予め記憶しておき、QPSKビット数カウン
ト部12からのカウント情報が初期化された(例えば1
になった)タイミングをデータ取込み開始とし、カウン
ト情報がデータビット数に達したタイミングをデータ取
込み終了とするようなデータ取り込みタイミング信号を
生成してコントローラ3′に出力するようになってい
る。同様に、ASKデータ取り込みタイミング生成回路
23は、ASK方式の場合のコントローラ3′における
フレーム内のデータ部分の取り込みタイミングを生成す
るもので、具体的には、QPSKデータ取り込みタイミ
ング生成回路13と同様に、同期確立からのデータビッ
ト数を予め記憶しておき、ASKビット数カウント部2
2からのカウント情報が初期化されたタイミングをデー
タ取込み開始とし、カウント情報がデータビット数に達
したタイミングをデータ取込み終了とするようなデータ
取り込みタイミング信号を生成してコントローラ3′に
出力するようになっている。
【0014】QPSKCRC判定回路14は、QPSK
方式で復調された復調データの伝送エラー検出を行うも
のである。具体的にQPSKCRC判定回路14は、Q
PSK復調部4からのQPSK復調データとQPSKク
ロックと、QPSKビット数カウント部12からのカウ
ント情報とを入力し、QPSK復調データ内のユニーク
ワード(UW)以降のデータでCRCチェックの対象と
なるデータを取り込んでCRCチェックを行い、エラー
発生の有無の判定結果を出力するようになっている。同
様に、ASKCRC判定回路24は、ASK方式で復調
された復調データ伝送エラー検出を行うもので、ASK
復調部5からのASK復調データ内のユニークワード
(UW)以降のデータのCRCチェックを行い、エラー
発生の有無の判定結果を出力するようになっている。
【0015】コントローラ3′は、受信したフレーム内
のデータ部分を取り込み、取り込んだデータの解析を行
うもので、具体的には、QPSKデータ取り込みタイミ
ング生成回路13からのデータ取り込みタイミング信号
に従って、QPSK復調データからデータ部分の取り込
みを行い、QPSKCRC判定回路14からの判定結果
で、エラーが発生していないかを解析し、また、ASK
データ取り込みタイミング生成回路23からのデータ取
り込みタイミング信号に従って、ASK復調データから
データ部分の取り込みを行い、ASKCRC判定回路2
4からの判定結果で、エラーが発生していないかを解析
し、最終的に適正に復調されたデータで伝送エラーが発
生していない場合に、後続のデータ処理を行うようにな
っていた。
【0016】次に、従来の通信制御装置における動作に
ついて、図4を使って説明する。従来の通信制御装置で
は、アンテナ、無線部(図示せず)などで受信した受信
信号が分配され、QPSK復調部4で復調されたQPS
K復調データがQPSK通信制御部1′に入力され、A
SK復調部5で復調されたASK復調データがASK通
信制御部2′に入力される。
【0017】そして、QPSK通信制御部1′では、Q
PSK復調部4からのQPSK復調データとQPSKク
ロックがQPSK同期確立部11に入力され、QPSK
同期確立部11でQPSK復調データからユニークワー
ド(UW)が検出されると、同期確立信号が出力され
る。ここで、一般的に考えて、受信データがASK変調
されたデータである場合には、QPSK同期確立部11
でユニークワード(UW)が検出されないので、QPS
K変調された受信データを受け取ったときだけ同期確立
信号が出力されるはずである。
【0018】そして、QPSKビット数カウント部12
では、QPSK同期確立部11からの同期確立信号をト
リガとし、QPSKクロックでビット数のカウントが開
始されて、カウント情報がQPSKデータ取り込みタイ
ミング生成回路13と、QPSKCRC判定回路14に
出力される。QPSKデータ取り込みタイミング生成回
路13では、入力されるカウント情報が初期化されると
コントローラ3′に出力しているデータ取り込みタイミ
ング信号でデータ取込み開始を指示し、カウント情報が
予め記憶しているデータビット数に達したときに、デー
タ取り込みタイミング信号でデータ取込み終了を指示す
る。コントローラ3′では、QPSKデータ取込みタイ
ミング生成回路13からのデータ取り込みタイミング信
号に従ってQPSK復調データからデータ部分の取り込
みを行うようになっている。
【0019】一方、QPSKCRC判定回路14では、
入力されるカウント情報に従って、QPSK復調データ
からCRCチェックの対象となっているデータ部分の取
り込みを行い、CRCデータにてエラー発生の有無をチ
ェックし、判定結果がコントローラ3′に出力され、コ
ントローラ3′においてQPSK復調データから取り込
んだデータ部分の解析に用いられる。
【0020】同様に、ASK通信制御部2′において
も、ASK復調部5からのASK復調データとASKク
ロックがASK同期確立部21に入力され、ASK同期
確立部21でASK復調データからユニークワード(U
W)が検出されると、同期確立信号が出力される。ここ
で、一般的に考えて、受信データがQPSK変調された
データである場合には、ASK同期確立部21でユニー
クワード(UW)が検出されないので、ASK変調され
た受信データを受け取ったときだけ同期確立信号が出力
されるはずである。
【0021】そして、ASKビット数カウント部22
で、ASK同期確立部21からの同期確立信号をトリガ
としてASKクロックでビット数のカウントが開始さ
れ、カウント情報がASKデータ取り込みタイミング生
成回路23と、ASKCRC判定回路24に出力され
る。ASKデータ取り込みタイミング生成回路23で
は、入力されるカウント情報が初期化されるとコントロ
ーラ3′に出力しているデータ取り込みタイミング信号
でデータ取込み開始を指示し、カウント情報が予め記憶
しているデータビット数に達したときに、データ取り込
みタイミング信号でデータ取込み終了を指示する。コン
トローラ3′では、ASKデータ取込みタイミング生成
回路23からのデータ取り込みタイミング信号に従って
ASK復調データからデータ部分の取り込みを行うよう
になっている。
【0022】一方、ASKCRC判定回路24では、入
力されるカウント情報に従って、ASK復調データから
CRCチェックの対象となっているデータ部分の取り込
みを行い、CRCデータにてエラー発生の有無をチェッ
クし、判定結果がコントローラ3′に出力され、コント
ローラ3′においてASK復調データから取り込んだデ
ータ部分の解析に用いられる。
【0023】そして、コントローラ3′では、入力され
るデータ取込タイミング信号に従ってQPSK復調デー
タ又はASK復調データからデータ部分を取り込み、併
せてQPSKCRC判定回路14又はASKCRC判定
回路24からのエラー判定結果で取り込んだ復調データ
の伝送エラーを解析し、最終的に適正に復調されたデー
タで伝送エラーが発生していない場合に後続のデータ処
理を行うようになっている。
【0024】尚、DSRCプロトコルの通信制御の従来
技術としては、平成10年8月25日公開の特開平10
−229389号「データ通信方法および車載用通信装
置ならびに路上用通信装置」(出願人:株式会社デンソ
ー、発明者:安藤俊秀)がある。この従来技術は、デー
タ長の異なる同期信号(UW)を用いる必要がある場合
に、同期信号の検出回路の構成を簡単な回路構成で実現
したものである。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
通信制御方法及び通信制御装置では、類似した要素で構
成されるQPSK用の通信制御部1′とASK用の通信
制御部2′の2つの通信制御部を具備しなければなら
ず、構成が増大し、装置の小型化の妨げになるという問
題点があった。
【0026】本発明は上記実情に鑑みて為されたもの
で、従来の2つの通信方式に対応して通信制御回路を2
構成持たなければならず構成が増大するという問題点を
解決し、変調方式を高速で識別し通信制御回路を切り換
え、共通に設けられた1つの通信制御回路で対応させる
ことにより、構成を軽減できる通信制御方法及び通信制
御装置を提供することを目的とする。
【0027】
【課題を解決するための手段】上記従来例の問題点を解
決するための本発明は、通信制御方法において、複数の
変調方式の内、任意の変調方式で変調された信号を受信
する場合の通信制御方法であって、何れかの変調方式で
変調された受信信号を複数の変調方式に対応する復調方
式で各々復調し、各復調されたデータに対してユニーク
ワードの検出を行い、ユニークワードが検出されたデー
タを適正な復調データとして選択するものなので、ユニ
ークワード検出後の処理をユニークワードが検出された
適正な復調データに対して行うようにして、装置規模を
軽減できる。
【0028】上記従来例の問題点を解決するための本発
明は、複数の変調方式の内、任意の変調方式で変調され
た信号を受信する通信制御装置であって、何れかの変調
方式で変調された受信信号を複数の変調方式に対応する
復調方式で各々復調する復調手段と、各変調方式に対応
してユニークワードのフォーマットを記憶する記憶手段
と、各復調されたデータに対して前記各ユニークワード
のフォーマットとの比較によりユニークワードを検出し
同期タイミングを示す同期確立信号を出力する同期検出
手段と、ユニークワードが検出されたデータを適正な復
調データとして選択するための切換信号を出力する切換
手段と、同期確立信号を基準にデータ部分を取り込むタ
イミングを特定し、切換信号に従って選択された復調デ
ータからデータ部分を取り込むデータ取り込み手段とを
有するものなので、データ取り込み手段部分の構成を複
数の復調方式で共通にして、回路規模を軽減できる。
【0029】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照しながら説明する。尚、以下で説明する機能実現
手段は、当該機能を実現できる手段であれば、どのよう
な回路又は装置であっても構わず、また機能の一部又は
全部をソフトウェアで実現することも可能である。更
に、機能実現手段を複数の回路によって実現してもよ
く、複数の機能実現手段を単一の回路で実現してもよ
い。
【0030】本発明に係る通信制御方法は、何れかの変
調方式で変調された受信信号を複数の変調方式に対応す
る復調方式で各々復調し、各復調されたデータに対して
ユニークワードの検出を行い、ユニークワードが検出さ
れたデータを適正な復調データとして選択するものなの
で、ユニークワード検出後の処理をユニークワードが検
出された適正な復調データに対して行うようにして、装
置規模を軽減できるものである。
【0031】本発明に係る通信制御装置は、何れかの変
調方式で変調された受信信号を複数の変調方式に対応す
る復調方式で各々の復調手段が復調し、各変調方式に対
応して記憶手段がユニークワードのフォーマットを記憶
し、同期検出手段が各復調データに対して各ユニークワ
ードのフォーマットとの比較によりユニークワードを検
出し同期タイミングを示す同期確立信号を出力し、切換
手段がユニークワードが検出されたデータを適正な復調
データとして選択するための切換信号を出力し、データ
取り込み手段が同期確立信号を基準にデータ部分を取り
込むタイミングを特定し、切換信号に従って選択された
復調データからデータ部分を取り込むものなので、デー
タ取り込み手段部分の構成を複数の復調方式で共通にし
て、回路規模を軽減できるものである。
【0032】まず、本発明の第1の実施の形態に係る通
信制御装置の構成について図1を使って説明する。図1
は、本発明の第1の実施の形態に係る通信制御装置の構
成ブロック図である。尚、図4と同様の構成をとる部分
については同一の符号を付して説明する。
【0033】本発明の第1の実施の形態に係る通信制御
装置(第1の通信制御装置)は、従来の通信制御装置と
同様の部分として、QPSK復調部4と、QPSK同期
確立部11と、ASK復調部5と、ASK同期確立部2
1とから構成され、また、従来のQPSKビット数カウ
ント部12及びASKビット数カウント部22の代わり
にビット数カウント部32が設けられ、従来のQPSK
データ取込みタイミング生成回路13及びASKデータ
取込みタイミング生成回路23の代わりにデータ取込み
タイミング生成回路33が設けられ、従来のQPSKC
RC判定回路14及びASKCRC判定回路24の代わ
りにCRC判定回路34が設けられ、従来のコントロー
ラ3′の代わりにコントローラ3が設けられ、更に本発
明の特徴部分として、通信制御方法切換回路40が設け
られている。
【0034】尚、請求項の各手段と図1に示した本発明
の第1の実施の形態における各部との対応を示すと、復
調手段が、QPSK復調部4及びASK復調部5に相当
し、記憶手段及び同期検出手段が、QPSK同期確立部
11及びASK同期確立部21に相当し、切換手段が、
通信制御方法切換回路40に相当し、データ取り込み手
段が、ビット数カウント部32及びデータ取込みタイミ
ング生成回路33及びCRC判定回路34及びコントロ
ーラ3に相当している。また、図1では、復調方式とし
てQPSK方式とASK方式がある場合の構成を示して
いるが、本発明において、対応する変調方式をこの2方
式に限定するものではなく、いかなる変調方式であって
もよく、また、対応する変調方式の数についても本発明
において2つの変調方式に限定するものではなく、現実
的な複数の変調方式であればいくつであっても良い。
【0035】次に、本発明の第1の通信制御装置の各部
について説明するが、QPSK復調部4とQPSK同期
確立部11とASK復調部5とASK同期確立部21
は、従来の通信制御装置のそれと全く同様であるので、
ここでは説明を省略する。通信制御方法切換回路40
は、適正な復調方式を判定し選択するもので、具体的に
は、QPSK同期確立部11からの同期確立信号又はA
SK同期確立部21からの同期確立信号を入力し、入力
された同期確立信号をそのまま出力すると共に、何れか
同期確立信号が入力された方式を選択し、選択された方
式を示す切換信号を出力するものである。尚、ここで、
送信側における変調方式と違う復調方式で復調されたデ
ータは、全く違ったデータになってしまう為、QPSK
同期確立部11及びASK同期確立部21に入力される
データが適正な方式で復調が行われたデータの時だけ同
期確立信号が出力されると考えて良い。
【0036】ビット数カウント部32は、同期確立から
のビット数をカウントするもので、具体的には、前述し
た通信制御方法切換回路40からの同期確立信号を基準
(トリガ)にして、入力されるQPSKクロック又はA
SKクロックのうちで、通信制御方法切換回路40から
の切換信号で選択される方式のクロックを用いてカウン
トを行い、カウント情報を出力するものである。
【0037】データ取込みタイミング生成回路33は、
コントローラ3におけるデータの取り込みタイミングを
生成するもので、具体的動作は、従来のQPSKデータ
取込みタイミング生成回路13又はASKデータ取込み
タイミング生成回路23と同様である。つまり、同期確
立からのデータビット数を予め記憶しておき、ビット数
カウント部32からのカウント情報が初期化された(例
えば1になった)タイミングをデータ取込み開始とし、
カウント情報がデータビット数に達したタイミングをデ
ータ取込み終了とするようなデータ取り込みタイミング
信号を生成してコントローラ3に出力するようになって
いる。すなわち、QPSK、ASK何れか専用ではな
く、共通に動作するデータ取込みタイミング生成回路と
いう位置付けである。
【0038】CRC判定回路34は、復調データの伝送
エラー検出を行うもので、前述した通信制御方法切換回
路40からの切換信号で選択される方式に関する復調デ
ータとクロックとを用い、ビット数カウント部32から
入力されるカウント情報に従って、復調データ内のユニ
ークワード(UW)以降のデータでCRCチェックの対
象となるデータを取り込んでCRCチェックを行い、エ
ラー発生の有無の判定結果を出力するようになってい
る。
【0039】コントローラ3は、適正な復調データから
データ部分を取り込み後続のデータ処理を行うもので、
具体的には、前述した通信制御方法切換回路40からの
切換信号で選択される方式の復調データから、データ取
込みタイミング生成回路33からのデータ取り込みタイ
ミング信号に従って、データ部分を取り込み、CRC判
定回路34からの判定結果で、伝送エラーが発生してい
ないかを解析し、伝送エラーが発生していない場合に、
後続のデータ処理を行うようになっていた。
【0040】次に、本発明の第1の通信制御装置の動作
について、図1を使って説明する。本発明の第1の通信
制御装置では、アンテナ、無線部(図示せず)などで受
信した受信信号が分配され、QPSK復調部4で復調さ
れたQPSK復調データ及びQPSKクロックがQPS
K同期確立部11に入力され、ASK復調部5で復調さ
れたASK復調データ及びASKクロックがQPSKビ
ット数カウント部12に入力される。
【0041】例えば、送信側でQPSK変調されたデー
タが受信されると、QPSK同期確立部11では、QP
SK復調データからユニークワード(UW)が検出され
て同期確立信号が出力されるが、ASK同期確立部21
ではユニークワード(UW)が検出されないので、同期
確立信号は出力されない。
【0042】QPSK同期確立部11から同期確立信号
が出力されると、通信制御方法切換回路40を介してビ
ット数カウント部32に出力されると共に、通信制御方
法切換回路40で同期確立信号が入力されたQPSK方
式が選択されて、QPSK方式を示す切換信号がビット
数カウント部32、CRC判定回路34,コントローラ
3に入力される。
【0043】そして、ビット数カウント部32では、通
信制御方法切換回路40からの同期確立信号をトリガと
して、通信制御方法切換回路40からのQPSK方式を
示す切換信号に従ってQPSKクロックを用いてカウン
トを行い、カウント情報がデータ取込みタイミング生成
回路33と、CRC判定回路34に出力される。データ
取込みタイミング生成回路33では、入力されるカウン
ト情報の初期化をデータ取り込み開始とし、カウント情
報が予め記憶しているデータビット数に達したときをデ
ータ取込み終了と指示するようなデータ取り込みタイミ
ング信号がコントローラ3に出力され、コントローラ3
では、データ取り込みタイミング信号に従って通信制御
方法切換回路40からのQPSK方式を示す切換信号に
従って、QPSK復調データからデータ部分の取り込み
を行う。また、CRC判定回路34では、通信制御方法
切換回路40からの切換信号で選択されたQPSK方式
に関する復調データとクロックとを用い、ビット数カウ
ント部32からのカウント情報に従って、復調データ内
のユニークワード(UW)以降のデータでCRCチェッ
クの対象となるデータを取り込んでCRCチェックを行
い、エラー発生の有無の判定結果がコントローラ3に出
力され、コントローラ3において取り込んだデータ部分
の伝送エラー解析に用いられる。
【0044】同様に、送信側でASK変調されたデータ
が受信されると、ASK同期確立部21では、ASK復
調データからユニークワード(UW)が検出されて同期
確立信号が出力されるが、QPSK同期確立部11では
ユニークワード(UW)が検出されないので、同期確立
信号は出力されない。
【0045】ASK同期確立部21から同期確立信号が
出力されると、通信制御方法切換回路40を介してビッ
ト数カウント部32に出力されると共に、通信制御方法
切換回路40で同期確立信号が入力されたASK方式が
選択されて、ASK方式を示す切換信号がビット数カウ
ント部32、CRC判定回路34,コントローラ3に入
力される。
【0046】そして、ビット数カウント部32では、通
信制御方法切換回路40からの同期確立信号をトリガと
して、通信制御方法切換回路40からのASK方式を示
す切換信号に従ってASKクロックを用いてカウントを
行い、カウント情報がデータ取込みタイミング生成回路
33と、CRC判定回路34に出力される。データ取込
みタイミング生成回路33では、入力されるカウント情
報の初期化をデータ取り込み開始とし、カウント情報が
予め記憶しているデータビット数に達したときをデータ
取込み終了と指示するようなデータ取り込みタイミング
信号がコントローラ3に出力され、コントローラ3で
は、データ取り込みタイミング信号に従って通信制御方
法切換回路40からのASK方式を示す切換信号に従っ
て、ASK復調データからデータ部分の取り込みを開始
する。また、CRC判定回路34では、通信制御方法切
換回路40からの切換信号で選択されたASK方式に関
する復調データとクロックとを用い、ビット数カウント
部32からのカウント情報に従って、復調データ内のユ
ニークワード(UW)以降のデータでCRCチェックの
対象となるデータを取り込んでCRCチェックを行い、
エラー発生の有無の判定結果がコントローラ3に出力さ
れ、コントローラ3において取り込んだデータ部分の伝
送エラー解析に用いられる。
【0047】尚、図1では、QPSK同期確立部11又
はQPSKビット数カウント部12から出力される同期
確立信号が通信制御方法切換回路40に入力され、通信
制御方法切換回路40を介してビット数カウント部32
に供給されるように説明したが、QPSK同期確立部1
1及びQPSKビット数カウント部12から出力される
両方の同期確立信号を、分岐してビット数カウント部3
2と通信制御方法切換回路40の両方に入力するように
しても構わない。
【0048】本発明の第1の通信制御装置によれば、Q
PSK同期確立部11がQPSK復調データからユニー
クワードを検出すると同期確立信号を出力し、ASK同
期確立部21がASK復調データからユニークワードを
検出すると同期確立信号を出力し、通信制御方法切換回
路40が同期確立信号が入力された方式を選択して切換
信号を出力し、以降のビット数カウント部32、データ
取込みタイミング生成回路33、CRC判定回路34
は、切換信号に従う方式でビット数のカウント、データ
取り込みタイミング信号の出力、CRCチェックを行
い、コントローラ3が切換信号に従う方式の復調データ
からデータ部分の取り込みを行うので、ビット数カウン
ト部32、データ取込みタイミング生成回路33、CR
C判定回路34の構成をQPSK方式とASK方式で共
通とすることができ、回路規模を軽減でき、通信制御装
置の構成を小型化できる効果がある。
【0049】次に、本発明の第2の実施の形態に係る通
信制御装置の構成について図2を使って説明する。図2
は、本発明の第2の実施の形態に係る通信制御装置の構
成ブロック図である。尚、図1と同様の構成をとる部分
については同一の符号を付して説明する。本発明の第2
の実施の形態に係る通信制御装置(第2の通信制御装
置)は、本発明の第1の通信制御装置と同様の部分とし
て、QPSK復調部4と、ASK復調部5と、ビット数
カウント部32と、データ取込みタイミング生成回路3
3と、CRC判定回路34と、コントローラ3とから構
成され、第1の通信制御装置のQPSK同期確立部11
とASK同期確立部21の代わりに、QPSKUW引き
込み部30とASKUW引き込み部31が設けられ、更
に本発明の特徴部分として、通信制御方法切換回路41
と、フォーマット記憶部42とが設けられている。
【0050】尚、請求項の各手段と図2に示した本発明
の第2の実施の形態における各部との対応を示すと、復
調手段が、QPSK復調部4及びASK復調部5に相当
し、記憶手段がフォーマット記憶部42に相当し、同期
検出手段及び切換手段が、QPSKUW引き込み部30
及びASKUW引き込み部31及び通信制御方法切換回
路41に相当し、データ取り込み手段が、ビット数カウ
ント部32及びデータ取込みタイミング生成回路33及
びCRC判定回路34及びコントローラ3に相当してい
る。また、図2では、復調方式としてQPSK方式とA
SK方式がある場合の構成を示しているが、本発明にお
いて、対応する変調方式をこの2方式に限定するもので
はなく、いかなる変調方式であってもよく、また、対応
する変調方式の数についても本発明において2つの変調
方式に限定するものではなく、現実的な複数の変調方式
であればいくつであっても良い。
【0051】次に、本発明の第2の通信制御装置の各部
について説明するが、QPSK復調部4と、ASK復調
部5と、ビット数カウント部32と、データ取込みタイ
ミング生成回路33と、CRC判定回路34と、コント
ローラ3は、第1の通信制御装置のそれと全く同様であ
るので、ここでは説明を省略する。QPSKUW引き込
み部30は、QPSK方式で復調された復調データから
ユニークワード(UW)が検出されうるある程度の範囲
のデータ(UWデータと呼ぶ)を引き込み出力するもの
である。同様に、ASKUW引き込み部31は、ASK
方式で復調された復調データからユニークワード(U
W)が検出されうるある程度の範囲のデータ(UWデー
タと呼ぶ)を引き込み出力するものである。
【0052】フォーマット記憶部42は、QPSK方式
のユニークワード(UW)と、ASK方式のユニークワ
ード(UW)のフォーマット(ビットパターン)を予め
記憶している記憶部である。通信制御方法切換回路41
は、適正な復調方式を判定するもので、具体的には、Q
PSKUW引き込み部30からのUWデータ又はASK
UW引き込み部31からのUWデータを入力し、各方式
のクロックを用いてフォーマット記憶部42に記憶され
ている各方式のユニークワード(UW)のフォーマット
(ビットパターン)と比較して何れかの方式でユニーク
ワード(UW)が検出されると同期確立信号を出力する
と共に、ユニークワード(UW)が検出された方式を選
択し、選択された方式を示す切換信号を出力するもので
ある。尚、ここで、送信側における変調方式と違う復調
方式で復調されたデータは、全く違ったデータになって
しまう為、通信制御方法切換回路41に入力される2方
式の復調データのうち、適正な方式で復調が行われたデ
ータの方だけがユニークワードが検出されると考えて良
い。
【0053】次に、本発明の第2の通信制御装置の動作
について、図2を使って説明する。本発明の第2の通信
制御装置では、アンテナ、無線部(図示せず)などで受
信した受信信号が分配され、QPSK復調部4で復調さ
れたQPSK復調データ及びQPSKクロックがQPS
KUW引き込み部30に入力されてUWデータが出力さ
れ、同様にASK復調部5で復調されたASK復調デー
タ及びASKクロックがASKUW引き込み部31に入
力されてUWデータが出力される。
【0054】そして、QPSKUW引き込み部30から
のUWデータ及びASKUW引き込み部31からのUW
データは、通信制御方法切換回路41でフォーマット記
憶部42に記憶されている各方式のユニークワード(U
W)のフォーマット(ビットパターン)と比較されて、
ユニークワード(UW)が検出されると同期確立信号が
ビット数カウント部32に出力され、同時に検出された
方式を示す切換信号がビット数カウント部32、CRC
判定回路34,コントローラ3に入力される。
【0055】以降の動作は、第1の通信制御装置と同様
であり、ビット数カウント部32では、通信制御方法切
換回路40からの切換信号に従うクロックを用いて通信
制御方法切換回路41からの同期確立信号をトリガとし
てカウントを行い、データ取込みタイミング生成回路3
3では、入力されるカウント情報の初期化をデータ取り
込み開始とし、カウント情報が予め記憶しているデータ
ビット数に達したときをデータ取込み終了と指示するよ
うなデータ取り込みタイミング信号がコントローラ3に
出力され、コントローラ3では、データ取り込みタイミ
ング信号に従って、切換信号に従う方式の復調データか
らデータ部分の取り込みを開始する。一方、CRC判定
回路34では、通信制御方法切換回路41からの切換信
号に従う方式に関する復調データとクロックとを用い、
ビット数カウント部32からのカウント情報に従って、
復調データ内のユニークワード(UW)以降のデータで
CRCチェックの対象となるデータを取り込んでCRC
チェックを行い、エラー発生の有無の判定結果がコント
ローラ3に出力され、コントローラ3において取り込ん
だデータ部分の伝送エラー解析に用いられる。
【0056】本発明の第2の通信制御装置によれば、Q
PSKUW引き込み部30がQPSK復調データからユ
ニークワードを検出すべきUWデータを引き込み、AS
KUW引き込み部31がASK復調データからユニーク
ワードを検出すべきUWデータを引き込み、通信制御方
法切換回路41がフォーマット記憶部42に記憶されて
いるUWフォーマットでユニークワードを検出すると同
期確立信号を出力し、ユニークワードが検出された方式
を選択して切換信号を出力し、以降のビット数カウント
部32、データ取込みタイミング生成回路33、CRC
判定回路34は、切換信号に従う方式でビット数のカウ
ント、データ取り込みタイミング信号の出力、CRCチ
ェックを行い、コントローラ3が切換信号に従う方式の
復調データからデータ部分の取り込みを行うので、ビッ
ト数カウント部32、データ取込みタイミング生成回路
33、CRC判定回路34の構成をQPSK方式とAS
K方式で共通とすることができ、更に、ユニークワード
検出を行う構成をも共通化できるので、第1の通信制御
装置よりも更に回路規模を軽減でき、通信制御装置の構
成を第1の通信制御装置よりも更に小型化できる効果が
ある。
【0057】また、本発明の第1、第2の実施の形態の
通信制御装置によれば、従来のようにコントローラ部
3′でASK、QPSK各々の復調データを両方解析す
ることによってデータの選択を行う必要がなく、本発明
のコントローラ3は、通信制御方法切換回路40又は通
信制御方法切換回路41で選択された方式の復調データ
についてのみ取り込み及び解析(エラー有無の判断)を
行えば良いため、コントローラ部3の付加が軽減される
効果がある。
【0058】
【発明の効果】本発明によれば、何れかの変調方式で変
調された受信信号を複数の変調方式に対応する復調方式
で各々復調し、各復調データに対してユニークワードの
検出を行い、ユニークワードが検出されたデータを適正
な復調データとして選択する通信制御方法としているの
で、ユニークワード検出後の処理をユニークワードが検
出された適正な復調データに対して行うようにして、装
置規模を軽減でき、通信制御装置の構成を小型化できる
効果がある。
【0059】本発明によれば、何れかの変調方式で変調
された受信信号を複数の変調方式に対応する復調方式で
各々の復調手段が復調し、各変調方式に対応して記憶手
段がユニークワードのフォーマットを記憶し、同期検出
手段が各復調データに対して各ユニークワードのフォー
マットとの比較によりユニークワードを検出し同期タイ
ミングを示す同期確立信号を出力し、切換手段がユニー
クワードが検出されたデータを適正な復調データとして
選択するための切換信号を出力し、データ取り込み手段
が同期確立信号を基準にデータ部分を取り込むタイミン
グを特定し、切換信号に従って選択された復調データか
らデータ部分を取り込む通信制御装置としているので、
データ取り込み手段部分の構成を複数の復調方式で共通
にして、回路規模を軽減でき、通信制御装置の構成を小
型化できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る通信制御装置
の構成ブロック図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態に係る通信制御装置
の構成ブロック図である。
【図3】DSRC通信方式における1フレームの提案書
中の構成を示すフレーム構成図である。
【図4】従来の通信制御装置の構成例を示すブロック図
である。
【符号の説明】
1′…QPSK通信制御部、 2′…ASK通信制御
部、 3,3′…コントローラ、 4…QPSK復調
部、 5…ASK復調部、 11…QPSK同期確立
部、 12…QPSKビット数カウント部、 13…Q
PSKデータ取込みタイミング生成回路、 14…QP
SKCRC判定回路、 21…ASK同期確立部、 2
2…ASKビット数カウント部、 23…ASKデータ
取込みタイミング生成回路、 24…ASKCRC判定
回路、 30…QPSKUW引き込み部、 31…AS
KUW引き込み部、 32…ビット数カウント部、 3
3…データ取込みタイミング生成回路、 34…CRC
判定回路、 40…通信制御方法切換回路、 41…通
信制御方法切換回路、 42…フォーマット記憶部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K004 AA08 JB01 JH05 5K047 AA15 BB01 HH44 MM11 MM12 MM14 MM56

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の変調方式の内、任意の変調方式で
    変調された信号を受信する場合の通信制御方法であっ
    て、 何れかの変調方式で変調された受信信号を前記複数の変
    調方式に対応する復調方式で各々復調し、前記各復調さ
    れたデータに対してユニークワードの検出を行い、ユニ
    ークワードが検出されたデータを適正な復調データとし
    て選択することを特徴とする通信制御方法。
  2. 【請求項2】 複数の変調方式の内、任意の変調方式で
    変調された信号を受信する通信制御装置であって、 何れかの変調方式で変調された受信信号を前記複数の変
    調方式に対応する復調方式で各々復調する復調手段と、 前記各変調方式に対応してユニークワードのフォーマッ
    トを記憶する記憶手段と、 前記各復調されたデータに対して前記各ユニークワード
    のフォーマットとの比較によりユニークワードを検出し
    同期タイミングを示す同期確立信号を出力する同期検出
    手段と、 前記ユニークワードが検出されたデータを適正な復調デ
    ータとして選択するための切換信号を出力する切換手段
    と、 前記同期確立信号を基準にデータ部分を取り込むタイミ
    ングを特定し、前記切換信号に従って選択された復調デ
    ータからデータ部分を取り込むデータ取り込み手段とを
    有することを特徴とする通信制御装置。
  3. 【請求項3】 複数の変調方式の内、任意の変調方式で
    変調された信号を受信する通信制御装置であって、 何れかの変調方式で変調された受信信号を前記複数の変
    調方式に対応する復調方式で各々復調する各復調部と、 ユニークワードのフォーマットを記憶し、前記復調され
    たデータに対して前記ユニークワードのフォーマットと
    の比較によりユニークワードを検出すると、同期タイミ
    ングを示す同期確立信号を出力する、前記各変調方式に
    対応して設けられた複数の同期確立部と、 前記各同期確立部からの同期確立信号に従い、ユニーク
    ワードが検出されたデータを適正な復調データとして選
    択するための切換信号を出力する通信制御方法切換回路
    と、 前記同期確立信号を基準にデータ部分を取り込むタイミ
    ングを特定し、前記切換信号に従って選択された復調デ
    ータからデータ部分を取り込むデータ取り込み手段とを
    有することを特徴とする通信制御装置。
  4. 【請求項4】 複数の変調方式の内、任意の変調方式で
    変調された信号を受信する通信制御装置であって、 何れかの変調方式で変調された受信信号を前記複数の変
    調方式に対応する復調方式で各々復調する各復調部と、 前記各変調方式に対応し、ユニークワードの引き込みを
    行いユニークワードデータを出力する引き込み部と、 前記各変調方式に対応するユニークワードのフォーマッ
    トを記憶するフォーマット記憶部と、 前記各引き込み部からのユニークワードデータと前記フ
    ォーマット記憶部の各ユニークワードのフォーマットと
    の比較によりユニークワードを検出すると、同期タイミ
    ングを示す同期確立信号と、ユニークワードが検出され
    たデータを適正な復調データとして選択するための切換
    信号とを出力する通信制御方法切換回路と、 前記同期確立信号を基準にデータ部分の取り込みタイミ
    ングを特定し、前記切換信号に従って選択された復調デ
    ータからデータ部分を取り込むデータ取り込み手段とを
    有することを特徴とする通信制御装置。
  5. 【請求項5】 データ取り込み手段が、 同期確立信号を基準にクロックをカウントしてカウント
    情報を出力するビット数カウント部と、 前記カウント情報に従ってデータ取り込みタイミングを
    特定するデータ取込みタイミング生成回路と、 前記カウント情報に従って切換信号に従って選択された
    復調データからデータ部分を取り込み、エラーチェック
    を行うCRC判定回路と、 前記データ取り込みタイミングに従い、前記切換信号に
    従って選択された復調データからデータ部分を取り込む
    コントローラとを有することを特徴とする請求項3又は
    請求項4記載の通信制御装置。
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