JP2001306880A - オークションシステム運営方法、同方法に好適なオークションシステム、並びに、オークション用ウェブサーバ - Google Patents

オークションシステム運営方法、同方法に好適なオークションシステム、並びに、オークション用ウェブサーバ

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JP2001306880A
JP2001306880A JP2000124545A JP2000124545A JP2001306880A JP 2001306880 A JP2001306880 A JP 2001306880A JP 2000124545 A JP2000124545 A JP 2000124545A JP 2000124545 A JP2000124545 A JP 2000124545A JP 2001306880 A JP2001306880 A JP 2001306880A
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JP2000124545A
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English (en)
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Junichi Horie
淳一 堀江
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AKESESU KK
Axess Corp
Original Assignee
AKESESU KK
Axess Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オークション取引が成立したのちに、予め契
約された競落品の返品許可事由に該当する事態が発生し
た場合には、買い手に対して代金が幾らかでも確実に返
却されるようにしたオークションシステムの運用方法、
同方法に好適なオークションシステム、並びに、オーク
ション用ウェブサーバを提供すること。 【解決手段】 出品された品物がオークションに掛けら
れる前に、オークション運営主体が売り手から保証金の
預託を受け付け、取引が成立したのちに、予め契約され
た競落品の返品許可事由に該当する事態が発生した場合
には、預託された保証金の範囲内で、オークション運営
主体が売り手に代わって買い手に代金を弁済するように
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ネットオークシ
ョンを提供するウェブサーバと買い手となるクライアン
トとをインターネットで結び、売り手によりネットオー
クションに出品された品物を、インターネットを介して
買い手同士の競りに掛けるようにしたオークションシス
テムの運用方法に係り、特に、取引が成立したのちに、
予め契約された競落品の返品許可事由に該当する事態が
発生した場合に、買い手に対する代金返却の確実性を担
保したオークションシステムの運用方法、同方法に好適
なオークションシステム、並びに、オークション用ウェ
ブサーバに関する。
【0002】
【従来の技術】昨今、コンピュータ通信技術の発達と共
に、ネットオークションを提供するウェブサーバと買い
手となるクライアントとをインターネットで結び、売り
手によりネットオークションに出品された品物を、イン
ターネットを介して買い手同士の競りに掛けるようにし
たオークションシステムが出現している。
【0003】この種のオークションシステムにおける取
引は、売り手並びに買い手のいずれの側においても、自
己責任の原則が貫かれるのが通例である。とは言え、売
り手に対して圧倒的に多数の買い手が存在し、しかも互
いに顔を晒すことなく、手軽にオークション取引に参加
できると言うネット取引特有の事情を考慮して、オーク
ション運営会社では、オークション参加希望者に対して
は、支払能力等に関する資格審査を実施し、審査を通過
した者のみにオークションに買い手として参加できる会
員資格を与えることにより、オークション出品者が落札
後に代金を回収できないと言った事態の発生防止に努め
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種のオ
ークションシステムにあっては、出品された品物を直接
手にとって眺めることができないと言うネット取引特有
の事情がある。そのため、買い手の側では、出品された
品物の品質や機能については、画面上に表示された外観
写真や説明文にて推量する他はない。この推量が大きく
外れていれば、品物が届けられた時点で、落札者に不満
が発生する。実際、このことが、この種のネット利用の
オークションシステム普及の足枷となっていることは否
めない。
【0005】もっとも、この問題に関しては、一般の通
信販売と同様に、クーリングオフ制度により、一定期間
内の商品返却が法的には認められている。とは言え、一
般にこの種のオークションシステムの運営会社は、自己
責任の原則から、取引成立後のトラブルには関与しない
ため、多くの場合、商品返却の交渉は売り手と買い手と
の直接交渉に委ねられる。そのため、両者の力関係によ
っては、代金全額の返却を受けられない場合も起こりう
る。殊に、この種のオークションシステムの代金は、落
札と同時にカード決済されることが多いため、売り手か
ら買い手に商品が届けられた時点では、代金が既に買い
手の銀行口座から引き落とされている場合も多く、この
点からも代金返済に関するトラブルは起こりがちであ
る。
【0006】さらに、落札後における商品の配送につい
ても、一般に、オークション運営会社は関与しないた
め、商品配送は宅配業者等を介しての売り手から買い手
への直接取引に委ねられるため、もしも代金が銀行口座
から引き落とされた後に、売り手が悪意で失踪してしま
えば、買い手の側では最早代金返還交渉する相手さえも
失ってしまい、代金返済は著しく困難なものとなる。
【0007】本発明は、従来のネット利用のオークショ
ンシステムにおける以上の問題点に着目してなされたも
のであり、その目的とするところは、予め契約された競
落品の返品許可事由に該当する事態が発生した場合に
は、買い手に対して代金が幾らかでも確実に返却される
ようにしたオークションシステムの運用方法、同方法に
好適なオークションシステム、並びに、オークション用
ウェブサーバを提供することにある。
【0008】また、本発明の他の目的とするところは、
予め契約された競落品の返品許可事由に該当する事態が
発生した場合に、代金返却の意志のある者のみに出品を
認めることにより、オークション参加者が安心して入札
に参加できるようにしたオークションシステムの運用方
法、同方法に好適なオークションシステム、並びに、オ
ークション用ウェブサーバを提供することにある。
【0009】また、本発明の他の目的とするところは、
予め契約された競落品の返品許可事由に該当する事態が
多く発生するような売り手に出品を認めないことによ
り、オークション参加者が安心して入札に参加できるよ
うにしたオークションシステムの運用方法、同方法に好
適なオークションシステム、並びに、オークション用ウ
ェブサーバを提供することにある。
【0010】また、本発明の他の目的とするところは、
オークションに出品される品物毎に、予め契約された競
落品の返品許可事由に該当する事態が発生した場合に
は、幾らかの代金が確実に返却されることをオークショ
ン画面上で知らせることにより、オークション参加者が
安心してその商品の入札に参加できるようにしたオーク
ションシステムの運用方法、同方法に好適なオークショ
ンシステム、並びに、オークション用ウェブサーバを提
供することにある。
【0011】また、本発明の他の目的とするところは、
オークションに出品される品物毎に、予め契約された競
落品の返品許可事由に該当する事態が発生した場合に
は、代金がどの程度確実に返却されるかをオークション
画面上で知らせることにより、オークション参加者が安
心してその商品の入札に参加できるようにしたオークシ
ョンシステムの運用方法、同方法に好適なオークション
システム、並びに、オークション用ウェブサーバを提供
することにある。
【0012】さらに、本発明の他の目的並びに作用効果
については、本明細書の記載を参照することにより、当
業者であれば容易に理解されるであろう。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明のオークションシ
ステムの運用方法は、ネットオークションを提供するウ
ェブサーバと買い手となるクライアントとをインターネ
ットで結び、売り手によりネットオークションに出品さ
れた品物をインターネットを介して買い手同士の競りに
掛けるようにしたオークションシステムにおいて、出品
された品物がオークションに掛けられる前に、オークシ
ョン運営主体が売り手から保証金の預託を受け付け、オ
ークション取引後に、予め契約された競落品の返品許可
事由に該当する事態が発生した場合には、預託された保
証金の範囲内で、オークション運営主体が売り手に代わ
って買い手に代金を弁済する、ようにしたものである。
【0014】このような構成によれば、予め契約された
競落品の返品許可事由に該当する事態が発生した場合に
は、必ずしも全額ではないにしても、幾らかの代金は買
い手に対して確実に返済されるから、そのことにより買
い手に安心感を与え、この種のオークションシステムの
広く一般へ参加を促すことができる。
【0015】本発明の好ましい実施の形態では、オーク
ション運営主体が保証金の預託を受け付けることを条件
として、オークションへの出品を認めるようにしてもよ
い。
【0016】このような構成によれば、予め契約された
競落品の返品許可事由に該当する事態が発生した場合
に、代金返却の意志のある者のみに出品を認めることに
より、オークション参加者がより安心して入札に参加で
きるようになる。
【0017】本発明の好ましい実施の形態では、オーク
ション運営主体が代金を弁済する頻度の高い売り手に
は、オークションへの出品を認めないようにしてもよ
い。
【0018】このような構成によれば、予め契約された
競落品の返品許可事由に該当する事態が多く発生するよ
うな売り手に出品を認めないことにより、オークション
参加者がより安心して入札に参加できるようになる。
【0019】本発明の好ましい実施の形態では、オーク
ション運営主体が保証金の預託を受け付けた品物につい
ては、その旨を買い手側にオークション画面上の表示で
知らせるようにしてもよい。
【0020】このような構成によれば、オークションに
出品される品物毎に、予め契約された競落品の返品許可
事由に該当する事態が発生した場合に、幾らかの代金が
確実に返却されることをオークション画面上で知らせる
ことにより、オークション参加者がより安心してその商
品の入札に参加できるようになる。
【0021】本発明の好ましい実施の形態では、オーク
ション運営主体が保証金の預託を受け付けた品物につい
ては、保証金の額に応じた返品時の弁済安全度を買い手
側にオークション画面上の表示で知らせるようにしても
よい。
【0022】このような構成によれば、オークションに
出品される品物毎に、予め契約された競落品の返品許可
事由に該当する事態が発生した場合に、代金がどの程度
確実に返却されるかをオークション画面上で知らせるこ
とにより、オークション参加者がより安心してその商品
の入札に参加できるようになる。
【0023】本発明のオークションシステムは、ネット
オークションを提供するウェブサーバと買い手となるク
ライアントとをインターネットで結び、売り手によりネ
ットオークションに出品された品物をインターネットを
介して買い手同士の競りに掛けるようにしたオークショ
ンシステムにおいて、出品された品物がオークションに
掛けられる前に、オークション運営主体が売り手から保
証金の預託を受け付けるための決済処理を行う第1の決
済手段と、預託された保証金の範囲内で、オークション
運営主体が売り手に代わって買い手にオークション代金
を弁済するための決済処理を行う第2の決済手段と、を
具備したものである。ここで、『第1の決済手段』と
は、クレジットカード、デビットカード等を使用して保
証金預託を行う場合には、クレジット会社や銀行等と交
信しつつ与信を取得する処理やそれに伴う預託口座の更
新処理等を司るコンピュータプログラムのことを意味し
ている。また、現金や振込により保証金預託を行う場合
には、それらの入金確認処理や預託口座の更新処理等を
司るコンピュータプログラム等のことを意味している。
また、『第2の決済手段』とは、弁済請求がクーリング
オフ制度等のような法定事由に該当する場合には、オー
クション運営主体の判断を介して、或いは、判断を介さ
ずに直ちに、預託口座から落札に係る買い手の口座へ
と、売り手に代わって代金弁済のための振込を自動的に
行う処理並びに預託口座の更新処理等を司るコンピュー
タプログラム等のことを意味している。
【0024】このような構成によれば、オークション運
営主体が売り手から保証金の預託を受け付けるための決
済処理、並びに、オークション運営主体が売り手に代わ
って買い手にオークション代金を弁済するための決済処
理が定型化乃至自動化され、それらの処理を能率良く迅
速に行うことが可能となる。
【0025】本発明の好ましい実施の形態では、第1の
決済手段が決済処理を完了したことを条件として、オー
クションへの出品を許可するように構成しても良い。
【0026】このような構成によれば、予め契約された
競落品の返品許可事由に該当する事態が発生した場合
に、代金返却の意志のある者のみが出品を認められるこ
とになり、オークション参加者がより安心して入札に参
加できるようになる。
【0027】本発明の好ましい実施の形態では、第2の
決済手段の決済処理が特定の売り手に関して頻繁に行わ
れることを条件として、その売り手に関するオークショ
ンへの出品を不許可とするようにしてもよい。
【0028】このような構成によれば、予め契約された
競落品の返品許可事由に該当する事態が多く発生するよ
うな売り手は出品を認められなくなり、オークション参
加者がより安心して入札に参加できるようになる。
【0029】本発明の好ましい実施の形態では、第1の
決済手段が決済処理を完了したことを条件として、ウェ
ブサーバのオークション画面上に、競りに掛けられた品
物が保証金預託済みである旨の表示を行うようにしても
よい。
【0030】このような構成によれば、オークションに
出品される品物毎に、予め契約された競落品の返品許可
事由に該当する事態が発生した場合に、なにがしかの代
金が確実に返却されることをオークション画面上で視認
されるため、オークション参加者がより安心してその商
品の入札に参加できるようになる。
【0031】本発明の好ましい実施の形態では、第1の
決済手段が決済処理を完了したことを条件として、ウェ
ブサーバのオークション画面上に、保証金の額に応じた
返品時の弁済安全度の表示を行うようにしてもよい。
【0032】このような構成によれば、オークションに
出品される品物毎に、予め契約された競落品の返品許可
事由に該当する事態が発生した場合に、代金がどの程度
確実に返却されるかをオークション画面上で視認される
ため、オークション参加者がより安心してその商品の入
札に参加できるようになる。
【0033】本発明の好ましい実施の形態では、成立し
た取引内容並びに預託された保証金に関する情報を含む
画面を競落した買い手向けに保存するようにしてもよ
い。
【0034】このような構成によれば、成立した取引内
容並びに預託された保証金に関する情報を含む画面が競
落した買い手向けに保存されているため、競落した買い
手はウェブサーバに接続したり、ウェブサーバからの電
子メールを受けることで、いつでも取引の内容を確認す
ることができ、返品の必要が生じた場合には、その際の
弁済額等を再確認する際に便利となる。
【0035】本発明のオークション用ウェブサーバは、
出品手続に必要な各種の画面のクライアントへと送信処
理、並びに、クライアントからの出品申込の受付処理を
実行する出品管理手段と、入札手続に必要な各種の画面
のクライアントへの送信処理、並びに、クライアントか
らの入札申込の受付処理を実行する入札管理手段と、所
定のルールにしたがって入札された購入希望の中から落
札を決定する落札管理手段と、を有し、仮想オークショ
ン会場を構成すると共に、各買い手のクライアントとイ
ンターネットで接続されるオークション用ウェブサーバ
であって、出品管理手段には、出品者から弁済保証金の
預託を受け付けると共に、弁済保証金が預託された出品
物に係るオークション画像には、その出品物に関して、
弁済保証金が預託されていることを示す表示を付する手
段が設けられている、ものである。
【0036】このような構成によれば、一般の人々が安
心して入札に参加できるインターネット利用のオークシ
ョンシステムを容易に構築することができる。
【0037】本発明の好ましい実施の形態では、弁済保
証金が預託されていることを示す表示が、その旨を示す
文字表示、記号表示、又は図形表示を含むように構成す
ることができる。
【0038】本発明の好ましい実施の形態では、弁済保
証金が預託されていることを示す表示が、預託金額に応
じた弁済安全度を含むように構成することができる。
【0039】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の好適な実施の
一形態を添付図面を参照しながら詳細に説明する。
【0040】本発明の一実施形態であるオークションシ
ステムの構成図が図1に示されている。同図において、
101はオークションに品物(商品)を出品しようとす
る売り手、102は売り手が自宅などで操作する売り手
パソコン、103はオークションに出品されようとする
商品、104は売り手の所持するクレジットカードであ
る。
【0041】又、111はオークションに参加する買い
手、112は買い手が自宅などで操作する買い手パソコ
ン、114は買い手が所持するクレジットカードであ
る。図では買い手111は1人しか描かれていないが、
実際には、多数の買い手がオークションに参加するであ
ろうことは言うまでもない。
【0042】売り手パソコン102と買い手パソコン1
12とは、インターネット121を介して、オークショ
ン運営会社の所有するオークション用のウェブサーバ
(ネットオークションを提供するウェブサーバ)131
に接続される。なお、132はオークション用のウェブ
サーバの外部記憶装置である。
【0043】この外部記憶装置132には、後に詳細に
説明するように、オークション出品画面G1、オークシ
ョン画面G2、オークション入札画面G3、代金弁済請
求画面G4などに対応する様々な画像データが格納され
ている。これらの画像データは、公知の手法により、イ
ンターネット121で接続された各クライアントからの
要求に応じて適宜に読み出され、要求先クライアントへ
送信される。
【0044】オークション用のウェブサーバ131で実
行される画面送信要求発生時の処理の概要が図10のフ
ローチャートに示されている。同図に示されるように、
いずれかのクライアントから送信要求が到来すると、送
信要求画面の解読が行われ(ステップ1001)、その
要求画面がいずれの画面(オークションのホームペー
ジ、会員登録画面、オークション画面、入札画面、出品
画面、オークション画面(取引成立時)等々)であるか
に応じて(ステップ1002)、それら要求された画面
の検索並びに読出処理が行われ(ステップ1003)、
読み出された画像データは要求先クライアントへと送信
される(ステップ1004)。なお、以後の説明におい
て、各クライアントが参照する画面は、上述の処理を前
提として各クライアントに届けられる。
【0045】図1に戻って、配送手段141は、宅配便
などで構成されており、オークション成立後に、売り手
101から買い手111へと購入商品を届けるために使
用される。
【0046】この種のオークション取引は、オークショ
ンへの出品、オークション参加者による入札、オークシ
ョン運営会社による開札並びに落札といった3段階の手
順で進められる。そこで、以下に、これらの手順に従っ
て、本オークションシステムの構成並びに作用を説明す
る。
【0047】まず、売り手による出品の段階から説明す
る。商品103を出品しようとする売り手101は、売
り手パソコン102をインターネット121を介してオ
ークション用のウェブサーバ131へつなぎ、入手した
ホームページから更に進んで出品画面G1を呼び出す。
【0048】このようにして呼び出されたオークション
出品画面G1の一例が図2に示されている。同図に示さ
れるように、このオークション出品画面G1には、会員
No.記入・表示欄201と、パスワード記入・表示欄
202と、販売商品名記入・表示欄203と、販売希望
価格記入・表示欄204と、保証金預託額記入・表示欄
205と、クレジット指定ボタン206と、振込指定ボ
タン207と、送信ボタン208と、中止ボタン209
と、戻りボタン210とが設けられている。
【0049】それらの中で、本発明と関連して特に重要
であるのは、保証金預託額記入・表示欄205と、保証
金払込方法指定のためのクレジット指定ボタン206,
振込指定ボタン207である。
【0050】すなわち、従前のインターネットオークシ
ョンシステムにあっては、会員No.、パスワード、販
売商品名、販売希望価格をそれぞれの記入・表示欄20
1〜204に記入した後、送信ボタン208を操作すれ
ば、出品操作は完了するのであるが、本発明にあって
は、更に保証金預託額を該当する記入・表示欄205へ
入力する操作を要求するのである。
【0051】ここで、保証金預託額とは、オークション
取引が成立して、買い手111から売り手101へと代
金の支払いが完了した後に、予めオークション運営会社
とオークション参加者(売り手、買い手双方)との間で
交わされた契約上の競落品返金許可事由に該当する事態
が生じたような場合に、オークション運営会社が売り手
101に代わって買い手111に代金を弁済するための
保証金の預託額のことである。すなわち、この発明のオ
ークションシステムでは、出品された品物がオークショ
ンにかけられる前に、オークション運営会社は売り手1
01から保証金の預託を受け付け、予め契約された競落
品の返品許可事由に該当する事態が発生した場合には、
預託された保証金の範囲内で、オークション運営会社が
売り手101に代わって買い手111に代金を弁済する
のである。
【0052】この実施形態においては、保証金の預託処
理は、記入・表示欄201〜204に必要事項を記入し
た後、保証金預託額を該当する記入・表示欄205に記
入し、更にクレジット指定ボタン206又は振込指定ボ
タン207を選択して、送信ボタン208を操作するこ
とにより完了する。この操作により、保証金払込方法が
クレジットの場合、オークション運営会社は直ちに指定
された保証金預託額をカード決済により取得する。又、
保証金払込方法が振込の場合には、売り手から振込を待
って、保証金預託を完了する。このようにして保証金預
託が完了すると、オークション用のウェブサーバでは所
定のフラグを立てることにより、当該買い手が保証金を
預託した旨を外部記憶装置132内に登録する。
【0053】売り手101が送信ボタン208を操作す
ると、オークション出品画面で入力されたデータは、イ
ンターネット121を経由してオークション用のウェブ
サーバ131へと送信される。すると、オークション用
のウェブサーバ131では、出品要求が発生して、所定
の処理が実行される。
【0054】オークション用のウェブサーバ131で実
行される出品要求発生時の処理が図3のフローチャート
に示されている。同図において、処理が開始されると、
会員No.、パスワード、商品名、希望販売価格の読込
処理(ステップ301)、保証金預託額、保証金払込方
法の読込処理(ステップ302)が実行される。
【0055】その後、読み込まれた会員No.とパスワ
ードとに基づいて個人照合が行われ(ステップ30
3)、照合不一致の場合には(ステップ303NO)、
エラー処理が実行されて、当該出品要求は拒否される。
【0056】これに対して、個人照合OKの場合には
(ステップ303YES)、外部記憶装置132に記憶
された過去における保証金による弁済頻度がチェックさ
れる(ステップ304)。ここで、『保証金による弁済
頻度』とは、当該売り手に関して、過去に、オークショ
ン運営会社から代金を弁済したケースがどの程度の頻度
で生じているかを示すものであり、この弁済頻度データ
は、後に詳述するように、図9に示される代金弁済請求
発生時の処理において更新される(ステップ911)。
【0057】ここで、過去の保証金による弁済頻度が規
定値以下の場合には(ステップ305YES)、当該売
り手に関する信用度は高いものと判定されて、以後の出
品要求受付処理へと移行する。又、保証金による弁済頻
度が規定値を超える場合であっても(ステップ305N
O)、売り手厳選フラグの状態がOFFであれば(ステ
ップ306OFF)、当該売り手の信用度を高いものと
見なして、以後の出品要求受付処理へと移行する。これ
に対して、保証金による弁済頻度が規定値を超え(ステ
ップ305NO)、しかも売り手厳選フラグの状態がO
Nの場合には(ステップ306ON)、所定のエラー処
理が実行されて、当該売り手に関する出品要求は拒絶さ
れる。
【0058】このようにして、売り手に関する信用が認
証された場合には、続いて預託申告の有無が判定される
(ステップ307)。ここで、図2に示されるオークシ
ョン出品画面において、記入・表示欄205に、保証金
預託額の記入が存在しない場合、預託申告は無しと判定
され(ステップ307NO)、続いて、取引厳選フラグ
の状態が判定される(ステップ308)。ここで、取引
厳選フラグの状態がONであると(ステップ308O
N)、所定のエラー処理が実行されて、そのような保証
金を預託する意志のない売り手に関しては、出品要求が
拒絶される。
【0059】一方、預託申告がある売り手に関しては
(ステップ307YES)、続いて保証金払込方法が判
定され(ステップ309)、払込方法がクレジットであ
れば(ステップ309クレジット)、図11に示される
ように、与信ネットなどを介してクレジットカード会
社、銀行、割賦会社などのホストとの交信が行われ、そ
れらの認証を待って、預託口座の更新を行う等により、
保証金預託のための決済処理(第1の決済手段)が完了
する(ステップ310)。
【0060】なお、保証金払込方法が振込の場合には
(ステップ309振込)、実際にそれらの振込を待っ
て、預託口座の更新を行う等により、保証金預託のため
の決済処理(第1の決済手段)が完了する。なお、決済
が正常に終了しない場合には(ステップ311NO)、
もちろんそのような出品要求は拒絶される。
【0061】保証金預託のための決済処理が正常に終了
すると(ステップ311YES)、続いて、オークショ
ン画面編集・登録処理(ステップ312)が実行され
る。後に詳細に説明するように、このとき生成されるオ
ークション画面には、代金返済のための保証金が預託さ
れている旨の文字、数字、図形、記号等による表示が行
われる。
【0062】なお、ステップ308において、取引厳選
フラグの状態がOFFの場合には、保証金の預託を待つ
ことなく、オークション画面編集・登録処理が実行され
る(ステップ313)。なお、このとき生成されるオー
クション画面には、先ほど説明した預託金の表示は行わ
れない。
【0063】又、売り手厳選フラグの状態は、オークシ
ョン用のウェブサーバ131に備えられた所定のキー操
作によって、適宜ONとOFFに切替え可能になされて
いる。そのため、オークション運営会社側の方針によ
り、特に売り手を厳選したい場合あるいは安全度の高い
取引を厳選したい場合には、このフラグをONとするこ
とによって目的を達成することができる。
【0064】次に、買い手111がオークションに参加
し、入札を行う段階について説明する。買い手111は
買い手パソコン112をインターネット121を介して
オークション用のウェブサーバ131につなぎ、ホーム
ページからオークション画面を要求することによって、
買い手パソコン112の画面上にオークション画面を読
み出す。
【0065】このようにして、買い手パソコン112の
画面上に読み出されたオークション画面G2の一例が図
4に示されている。同図に示されるように、このオーク
ション画面G2の上には、オークション対象となる商品
の画像401と、商品名表示欄402と、希望価格表示
欄403と、預託金表示欄404と、入札価格表示欄4
05と、入札期限表示欄406と、入札ボタン407
と、中止ボタン408と、弁済安全度表示欄409とが
設けられる。
【0066】これにより、買い手111は、当該商品に
関する様々な情報を入手することができる。すなわち、
商品名『アケセスバッグ』と画像401とから対象とな
る商品がハンドバッグであることを確認できる。
【0067】又、希望価格『¥50,000』と預託金
『¥50,000』とから、入札価格が¥50,000
以下である限り、仮に返品する事態が生じても、支払っ
た代金はすべて戻ってくることを確認することができ
る。
【0068】又、弁済安全度が『高』であることから、
弁済に関する信頼性が高いことを直感的に把握すること
ができる。この例では、弁済安全度としては3段階の表
示(『高』、『中』、『低』)が設定されている。これ
らの弁済安全度は、様々な方法で算出することができ
る。固定的に定める場合には、最も簡単な方法は、預託
金を分母、希望価格を分子とした比の値により求める場
合である。これを3段階に弁別すれば、弁済安全度であ
る高、中、低を容易に算出できる。弁済安全度を動的に
定める場合には、預託金を分母、入札価格を分子とした
比の値を設ければよい。そのようにすれば、個々の落札
者にとって、実際の弁済安全度を確認させることができ
る。
【0069】又、入札価格『¥45,000』と入札期
限『4月15日0時』とから、入札期限と現在の最高入
札価格を確認できる。なお、この入札価格は、一般に新
たな入札のたびに更新されて表示される。
【0070】オークション画面G2を参照して、オーク
ションに参加することを欲する買い手111は、入札ボ
タン407を操作する。すると、入札画面要求が発生さ
れて、買い手パソコン112の画面上にはオークション
入札画面が呼び出される。
【0071】このようして買い手パソコン112の画面
上に呼び出されるオークション入札画面の一例が図5に
示されている。同図に示されるように、このオークショ
ン入札画面G3には、購入商品名表示欄501と、預託
保証有無表示欄502と、会員番号記入・表示欄503
と、パスワード記入・表示欄504と、入札価格記入・
表示欄505と、クレジット指定ボタン506と、代引
き指定ボタン507と、振込指定ボタン508と、送信
ボタン509と、中止ボタン510と、戻りボタン51
1とが設けられる。
【0072】入札に参加しようとする買い手111は、
このオークション入札画面G3において、会員No.、
パスワード、入札価格をそれぞれ該当欄503〜505
に入力し、クレジット、代引き、振込のいずれかを選択
した後、送信ボタン509を操作する。すると、オーク
ション入札画面で入力されたデータは、買い手パソコン
112からインターネット121を経由してオークショ
ン用のウェブサーバ131へと送信され、これによりオ
ークション用のウェブサーバ131では、オークション
入札要求が発生する。
【0073】オークション用のウェブサーバ131で実
行される入札要求発生時の処理の内容が図6のフローチ
ャートに示されている。同図において処理が開始される
と、購入商品名、会員No.、パスワード、入札価格、
支払い方法の読込がそれぞれ行われた後(ステップ60
1〜605)、会員No.とパスワードとに基づいて個
人照合が行われ(ステップ606)、照合不一致の場合
には所定のエラー処理が実行されて(ステップ606N
O)、当該入札要求は拒否される。
【0074】これに対して、個人照合OKの場合には
(ステップ606YES)、該当商品に関する入札価格
の更新処理が実行される(ステップ607)。この入札
価格更新処理では、オークション用のウェブサーバ13
1に登録された最新の(最高値の)入札価格が、新たな
最高値の入札価格により更新される。すると、図4に示
されるオークション画面G2上の入札価格表示欄405
の内容も自動的に更新される。
【0075】続いて、当該入札価格により落札が決定し
たときの準備のために、該当商品に関する購入会員N
o.、支払い方法などの登録処理が実行される(ステッ
プ608)。これらの処理は、従前のオークションにお
いて通常行われているものであり、詳細には説明する必
要がないであろう。
【0076】次に、入札期限が到来したときの、落札段
階について説明する。オークション用のウェブサーバ1
31で実行される入札期限到来時の処理の内容が図7の
フローチャートに示されている。同図において処理が開
始されると、当該時点における該当商品に関する入札価
格の読込が行われ(ステップ701)、続いて該当商品
に関する購入会員No.,支払い方法などの読込が行わ
れる(ステップ702)。
【0077】その後、支払い方法が判定され(ステップ
703)、クレジット支払の場合には(ステップ703
クレジット)、公知の与信ネットなどを介してクレジッ
トカード会社、銀行、割賦会社などとの交信を行うこと
により、クレジットカードによる代金決済処理が行われ
る(ステップ705)。この代金決済処理が正常に終了
しないと(ステップ706NO)、所定のエラー処理が
実行されて、当該入札に関する落札は拒否される。
【0078】なお、支払方法が、クレジット以外の場合
(代引きまたは振込)には(ステップ703代引き又は
振込)、公知のその他の処理が実行される(ステップ7
04)。
【0079】その後、成立した取引の内容を取引番号を
付して登録する処理が実行される(ステップ707)。
この取引番号は、後に代金弁済要求が発生した場合、該
当する取引を特定するために使用される。
【0080】続いて、取引成立時のオークション画面を
落札した買い手向けに保存する処理が実行される(ステ
ップ708)。この保存処理は、落札した買い手が、自
己の取引の内容をいつでも容易に再確認できるためのも
のである。そのため、買い手パソコン112がオークシ
ョン用のウェブサーバ131と接続中であれば、保存処
理と同時にこの最終画面は買い手パソコン112へと自
動送信される。他方、入札期限到来時に、買い手パソコ
ン112とオークション用のウェブサーバ131とが接
続されていなければ、例えば図示しないメールサーバへ
と指示を送ることにより、当該買い手パソコン112に
対して成立した取引の内容を文書により又は文書に画像
を添付して送信してもよい。
【0081】次に、本発明の要部であるところの、代金
弁済段階について説明する。よく知られているように、
この種のインターネットオークションシステムにあって
は、出品された品物を直接手にとって眺めることができ
ないことから、品物が届けられた時点で、その商品を落
札者が気に入らない場合がある。このとき、カード決済
であると、代金は既に買い手の口座から引き落とされて
いる場合もある。又、取引は成立し、代金が銀行から引
き落とされているのに、買い手に商品が届かない場合も
ある。そのような場合には、一般に正当な事由があると
して、買い手から売り手に対して、代金の弁済を求める
ことができる。
【0082】このような場合、オークション用ウェブサ
ーバ131において、この実施形態では、代金弁済請求
画面を呼び出すことができる。
【0083】このようにして買い手パソコン112の画
面上に呼び出される代金弁済請求画面の一例が図8に示
されている。同図に示されるように、この代金弁済請求
画面G4上には、会員No.記入・表示欄801と、パ
スワード記入・表示欄802と、取引番号記入・表示欄
803と、返品許可事由の項目番号記入・表示欄804
と、送信ボタン805と、中止ボタン806と、戻りボ
タン807とが設けられる。
【0084】ここで、成立した取引番号とは、インター
ネット取引が成立した場合、その取引ごとに自動的に付
されるものであり、取引が成立した場合に落札者に対し
て予め通知されたものである。又、返品許可事由の項目
番号とは、オークション会社とオークション参加者とが
交わす契約に記載されている事項であって、買い手から
売り手へと商品を返却する場合に、正当と認められるい
くつかの事由の項目番号のことである。この中には、例
えば代金が引き落とされたにも拘わらず商品が届かなか
ったり、あるいはクーリングオフ制度の適用期間内に商
品の不備を発見した場合などが含まれることは勿論であ
る。
【0085】買い手は、代金弁済請求画面G4上におい
て、会員No.、パスワード、取引番号、項目番号をそ
れぞれ該当する記入・表示欄801〜804に入力した
後、送信ボタン805を操作する。すると、代金弁済請
求画面G4にて入力されたデータは、買い手パソコン1
12からインターネット121を経由してオークション
用のウェブサーバ131へと送信され、これによりオー
クション用のウェブサーバ131の側では代金弁済請求
発生時の処理が実行される。
【0086】このようにしてオークションのウェブサー
バ131において実行される代金弁済請求発生時の処理
(第2の決済手段を含む)の内容が図9のフローチャー
トに示されている。
【0087】同図において処理が開始されると、会員N
o.、パスワード、取引番号、返品許可事由の項目番号
の読込がそれぞれ行われた後(ステップ901〜90
4)、会員No.とパスワードとに基づいて個人照合が
行われ(ステップ905)、ここで照合不一致と判定さ
れると(ステップ905NO)、所定のエラー処理が実
行されて、代金弁済請求は拒絶される。
【0088】これに対して、個人照合OKと判定される
と(ステップ905YES)、指定された取引番号から
取引データの検索が行われ(ステップ906)、検索さ
れた取引データは、先に説明したオークション画面G2
又はオークション入札画面G3と同様にして、ウェブサ
ーバ131の管理者用画面に表示される。
【0089】その後、ウェブサーバ131の管理者の側
では、画面上に表示された取引データの内容を参照しつ
つ、予め規定された判定条件と照らし合わせることによ
り、当該代金弁済請求の正当性を審査し、これが正当と
認められる場合には、オークション用ウェブサーバのキ
ーボードなどから請求認証操作を行う。
【0090】すると、請求認証OKとの判定が行われて
(ステップ907,908YES)、代金弁済のための
決済処理が実行される(ステップ909)。この代金弁
済のための決済処理(ステップ909)では、預託され
た保証金の範囲内で、買い手の指定口座に弁済金を払い
込む処理が実行される。この払込処理は、公知の与信ネ
ットなどを介して、即時に実行される。
【0091】その後、預託された保証金から支払った弁
済金を差し引いた残金は、売り手の指定口座へと払い込
まれる(ステップ910)。
【0092】最後に、当該売り手に関する弁済頻度の更
新が行われる(ステップ911)。この弁済頻度の更新
処理では、所定の弁済カウンタを+1加算して、それま
での弁済回数を算出する一方、当該売り手における過去
の全取引回数に対する弁済回数の比を求めることによっ
て、新たな弁済頻度を生成する。勿論、この弁済頻度が
高ければ、出品のわりには返品の多い売り手という評価
がなされ、売り手の信用は低下する。又、こうして算出
された弁済頻度は、先に図3を参照して説明したよう
に、売り手の出品を拒絶するためのデータとして使用さ
れる(ステップ304,305,306)。
【0093】以上説明した保証金の預託から代金の弁済
に至る処理が図11のブロック図にまとめて示されてい
る。なお、図に付された括弧付きの算用数字は、それぞ
れの事象の発生順序を示している。又、図中、151は
オークション用ウェブサーバ131からデータ回線に送
り出された各認証要求データを、クレジットカード会社
のホスト170、銀行のホスト180、割賦会社などの
ホスト190に振り分けるためのディストリビュータ、
161はディストリビュータ151と各クレジットカー
ド会社のホスト170との間にあって、各回線ごとの速
度変化などを司る通信処理装置(一般には、CAFIS
と称する)である。
【0094】同図に従って、保証金の預託から代金の弁
済に至る処理を簡単に説明する。売り手の側では、預託
(1)を条件として出品する(2)。オークション会社
では預託与信を行う(3)。ディストリビュータの側で
は認証先へ預託データ配信を行う(4)。クレジットカ
ード会社のホストでは認証を行う(5)。オークション
用ウェブサーバでは、預託データを受信し(6)、預託
認証を条件としてオークション表示を行う(7)。
【0095】買い手はオークション入札を行い(8)、
カード支払で処理する(9)。オークション用ウェブサ
ーバではカード支払を受け付け(10)、ディストリビ
ュータでは認証先配信を行う(11)。クレジット会社
のホストでは入札時の認証を行う(12)。オークショ
ン用ウェブサーバでは、入札の認証を条件に、売り手に
成立通知、支払を行う(13)。
【0096】売り手から買い手へと商品103が配送さ
れる(14)。買い手が商品を気に入らないため、クー
リングオフを請求する(15)。オークション用ウェブ
サーバでは、クーリングオフを売り手に通知する(1
6)。更にオークション用ウェブサーバは、預託金を買
い手に返金する(17)。これにより、買い手は、支払
金対応の弁済金を受領する(18)。その後、オークシ
ョン用ウェブサーバでは当該売り手をブラックリストに
登録する(19)。
【0097】このようにして、インターネットオークシ
ョンシステムにおける、取引の安全性が担保され、誰で
もが安心してこの種のインターネットオークションシス
テムに参加する気分が高まり、ひいては、この種のシス
テムの一般への普及に資するものである。
【0098】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、取引が成立したのちに、予め契約された競落品
の返品許可事由に該当する事態が発生した場合には、買
い手に対して代金が幾らかでも確実に返却されるように
したオークションシステムの運用方法、同方法に好適な
オークションシステム、並びに、オークション用ウェブ
サーバを提供することができる。
【0099】また、本発明によれば、予め契約された競
落品の返品許可事由に該当する事態が発生した場合に、
代金返却の意志のある者のみに出品を認めることによ
り、オークション参加者が安心して入札に参加できるよ
うにしたオークションシステムの運用方法、同方法に好
適なオークションシステム、並びに、オークション用ウ
ェブサーバを提供することができる。
【0100】また、本発明によれば、予め契約された競
落品の返品許可事由に該当する事態が多く発生するよう
な売り手に出品を認めないことにより、オークション参
加者が安心して入札に参加できるようにしたオークショ
ンシステムの運用方法、同方法に好適なオークションシ
ステム、並びに、オークション用ウェブサーバを提供す
ることができる。
【0101】また、本発明によれば、オークションに出
品される品物毎に、予め契約された競落品の返品許可事
由に該当する事態が発生した場合に、なにがしかの代金
が確実に返却されることをオークション画面上で知らせ
ることにより、オークション参加者が安心してその商品
の入札に参加できるようにしたオークションシステムの
運用方法、同方法に好適なオークションシステム、並び
に、オークション用ウェブサーバを提供することができ
る。
【0102】また、本発明によれば、オークションに出
品される品物毎に、予め契約された競落品の返品許可事
由に該当する事態が発生した場合に、代金がどの程度確
実に返却されるかをオークション画面上で知らせること
により、オークション参加者が安心してその商品の入札
に参加できるようにしたオークションシステムの運用方
法、同方法に好適なオークションシステム、並びに、オ
ークション用ウェブサーバを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】オークションシステムの構成図である。
【図2】オークション出品画面の説明図である。
【図3】オークション用ウェブサーバにおける出品要求
発生時の処理を示すフローチャートである。
【図4】オークション画面の説明図である。
【図5】オークション入札画面の説明図である。
【図6】オークション用ウェブサーバにおける入札要求
発生時の処理を示すフローチャートである。
【図7】オークション用ウェブサーバにおける入札期限
到来時の処理を示すフローチャートである。
【図8】代金弁済請求画面の説明図である。
【図9】代金弁済請求発生時の処理を示すフローチャー
トである。
【図10】画面送信要求発生時の処理を示すフローチャ
ートである。
【図11】保証金の預託から代金の弁済に至る処理の流
れを説明するための図である。
【符号の説明】
101 売り手 102 売り手パソコン 103 商品(オークションに出品される品
物) 104 売り手のクレジットカード 111 買い手 112 買い手パソコン 114 買い手のクレジットカード 121 インターネット 131 オークション用ウェブサーバ 132 ウェブサーバの外部記憶装置 141 宅配便等の配送手段 151 ディストリビュータ 161 通信処理装置(CAFIS) 170 クレジットカード会社のホスト 180 銀行のホスト 190 割賦会社などのホスト 201 会員番号記入・表示欄 202 パスワード記入・表示欄 203 販売商品名記入・表示欄 204 販売希望価格記入・表示欄 205 保証金預託額記入・表示欄 206 クレジット指定ボタン 207 振込指定ボタン 208 送信ボタン 209 中止ボタン 210 戻りボタン 401 商品画像 402 商品名表示欄 403 希望価格表示欄 404 預託金表示欄(保証金預託額) 405 入札価格表示欄 406 入札期限表示欄 407 入札ボタン 408 中止ボタン 409 弁済安全度表示欄 501 購入商品名表示欄 502 預託保証有無表示欄 503 会員番号記入・表示欄 504 パスワード記入・表示欄 505 入札価格記入・表示欄 506 クレジット指定ボタン 507 代引き指定ボタン 508 振込指定ボタン 509 送信ボタン 510 中止ボタン 511 戻りボタン 801 会員番号記入・表示欄 802 パスワード記入・表示欄 803 取引番号記入・表示欄 804 返品許可事由項目番号記入・表示欄 805 送信ボタン 806 中止ボタン 807 戻りボタン G1 オークション出品画面 G2 オークション画面 G3 オークション入札画面 G4 代金弁済請求画面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G07C 13/00 G07C 13/00 Z

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットオークションを提供するウェブサ
    ーバと買い手となるクライアントとをインターネットで
    結び、売り手によりネットオークションに出品された品
    物をインターネットを介して買い手同士の競りに掛ける
    ようにしたオークションシステムにおいて、 出品された品物がオークションに掛けられる前に、オー
    クション運営主体が売り手から保証金の預託を受け付
    け、予め契約された競落品の返品許可事由に該当する事
    態が発生した場合には、預託された保証金の範囲内で、
    オークション運営主体が売り手に代わって買い手に代金
    を弁済する、オークションシステムの運営方法。
  2. 【請求項2】 オークション運営主体が保証金の預託を
    受け付けることを条件として、オークションへの出品を
    認める、請求項1に記載のオークションシステムの運営
    方法。
  3. 【請求項3】 オークション運営主体が代金を弁済する
    頻度の高い売り手には、オークションへの出品を認めな
    い、請求項1に記載のオークションシステムの運営方
    法。
  4. 【請求項4】 オークション運営主体が保証金の預託を
    受け付けた品物については、その旨を買い手側にオーク
    ション画面上の表示で知らせる、請求項1に記載のオー
    クションシステムの運営方法。
  5. 【請求項5】 オークション運営主体が保証金の預託を
    受け付けた品物については、保証金の額に応じた返品時
    の弁済安全度を買い手側にオークション画面上の表示で
    知らせる、請求項1に記載のオークションシステムの運
    営方法。
  6. 【請求項6】 ネットオークションを提供するウェブサ
    ーバと買い手となるクライアントとをインターネットで
    結び、売り手によりネットオークションに出品された品
    物をインターネットを介して買い手同士の競りに掛ける
    ようにしたオークションシステムにおいて、 出品された品物がオークションに掛けられる前に、オー
    クション運営主体が売り手から保証金の預託を受け付け
    るための決済処理を行う第1の決済手段と、 預託された保証金の範囲内で、オークション運営主体が
    売り手に代わって買い手にオークション代金を弁済する
    ための決済処理を行う第2の決済手段と、 を具備したオークションシステム。
  7. 【請求項7】 第1の決済手段が決済処理を完了したこ
    とを条件として、オークションへの出品を許可する、請
    求項6に記載のオークションシステム。
  8. 【請求項8】 第2の決済手段の決済処理が特定の売り
    手に関して頻繁に行われることを条件として、その売り
    手に関するオークションへの出品を不許可とする、請求
    項6に記載のオークションシステム。
  9. 【請求項9】 第1の決済手段が決済処理を完了したこ
    とを条件として、ウェブサーバのオークション画面上
    に、競りに掛けられた品物が保証金預託済みである旨の
    表示を行う、請求項6に記載のオークションシステム。
  10. 【請求項10】 第1の決済手段が決済処理を完了した
    ことを条件として、ウェブサーバのオークション画面上
    に、保証金の額に応じた返品時の弁済安全度の表示を行
    う、請求項6に記載のオークションシステム。
  11. 【請求項11】 成立した取引内容並びに預託された保
    証金に関する情報を含む画面を競落した買い手向けに保
    存する、請求項6に記載のオークションシステム。
  12. 【請求項12】 出品手続に必要な各種の画面のクライ
    アントへと送信処理、並びに、クライアントからの出品
    申込の受付処理を実行する出品管理手段と、 入札手続に必要な各種の画面のクライアントへの送信処
    理、並びに、クライアントからの入札申込の受付処理を
    実行する入札管理手段と、 所定のルールにしたがって入札された購入希望の中から
    落札を決定する落札管理手段と、を有し、 ネットオークションを提供すると共に、各買い手のクラ
    イアントとインターネットで接続されるオークション用
    ウェブサーバであって、 出品管理手段には、出品者から弁済保証金の預託を受け
    付けると共に、弁済保証金が預託された出品物に係るオ
    ークション画像には、その出品物に関して、弁済保証金
    が預託されていることを示す表示を付する手段が設けら
    れている、オークション用ウェブサーバ。
  13. 【請求項13】 弁済保証金が預託されていることを示
    す表示が、その旨を示す文字表示、記号表示、又は図形
    表示を含んでいる、請求項12に記載のオークション用
    ウェブサーバ。
  14. 【請求項14】 弁済保証金が預託されていることを示
    す表示が、預託金額に応じた弁済安全度を含んでいる、
    請求項12に記載のオークション用ウェブサーバ。
  15. 【請求項15】 請求項12〜14のいずれかに記載の
    ウェブサーバをコンピュータにて実現するためのプログ
    ラムを格納させた記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002288576A (ja) * 2001-03-28 2002-10-04 Glory Ltd デビットカードによる取引決済システム
JP2008097230A (ja) * 2006-10-10 2008-04-24 Hitachi Information & Communication Engineering Ltd オンライン商取引システム

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