JP2001306738A - 施設ガイド及びこれを利用した販売またはサービス提供システムと、販売またはサービス提供方法 - Google Patents

施設ガイド及びこれを利用した販売またはサービス提供システムと、販売またはサービス提供方法

Info

Publication number
JP2001306738A
JP2001306738A JP2000118350A JP2000118350A JP2001306738A JP 2001306738 A JP2001306738 A JP 2001306738A JP 2000118350 A JP2000118350 A JP 2000118350A JP 2000118350 A JP2000118350 A JP 2000118350A JP 2001306738 A JP2001306738 A JP 2001306738A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
visitor
facility
order
referee
information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000118350A
Other languages
English (en)
Inventor
Keisuke Ito
啓介 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP2000118350A priority Critical patent/JP2001306738A/ja
Publication of JP2001306738A publication Critical patent/JP2001306738A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Devices For Checking Fares Or Tickets At Control Points (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 集客施設の入場者から個人情報を入手し、そ
の入場者に対し販売やサービス提供の働きかけを行うシ
ステムと方法を提供する。 【解決手段】 集客施設30の入場者が入口のところで
入手する施設ガイド1は、ガイド本体2とそこから分離
可能な入場者カード3からなり、それぞれに機械読み取
り可能な入場者識別コード11、12が付与されてい
る。ガイド本体2は入場者の個人情報記入欄18とアン
ケート記入欄19を有し、また当該施設の案内情報13
が印刷されている。入場者は施設各所で入場者カード3
をカードリーダー31に読ませてカウントを稼ぎ、特典
享受資格を獲得する。施設出口で入場者から個人情報と
アンケート回答を回収し、入場者識別コードと関連づけ
てこの入場者を会員登録する。登録会員は、通信ネット
ワーク50経由で特別情報を受け取ったり、販売やサー
ビス提供の注文を出したりすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、集客施設で配布す
る施設ガイドに関する。また、この施設ガイドを利用し
た販売またはサービス提供のシステムと方法を提案する
ものである。
【0002】
【従来の技術】潜在顧客を発掘しこれを囲い込むことは
ビジネス展開上極めて重要である。そのためには、ただ
単に店を構えていれば良いというものではなく、手を尽
くして潜在顧客の情報を入手し、購買アクションに結び
付けてもらえるよう働きかけねばならない。個人情報の
収集については次のような手法がある。ダイレクトメ
ールでアンケートや通信販売カタログを送る。新聞雑
誌等に物品販売の広告を出し、あるいはインターネット
に物品販売のホームページを開設し、購買申込の受付時
に一定の情報を得る。カード所有者に購買上のメリッ
トをもたらすような会員カードを発行し、カード申込用
紙に所定事項を記入させる。展示会来場者登録用紙に
所定事項を記入させ、回収する(本発明の出願人の出願
に係る特開平7−172082号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
情報入手手法には次のような固有の問題があった。まず
のダイレクトメール方式であるが、ダイレクトメール
を広範に発送するためには多額の経費がかかる。それで
いてアンケート回答の回収率あるいは通信販売の申込率
は多くを望めない。アンケート回収率を上げるため景品
を用意したりすればそれだけコストがかさむ。また通信
販売カタログを作成するとなると、それなりの品ぞろえ
が必要となり、通信販売の販管費も手当しなければなら
なくなる。
【0004】の新聞雑誌の広告を利用する手法である
が、これも広告スペースの確保に費用がかさむほか、媒
体の性格上あまり細かな質問事項を提示する訳に行かな
いので、質問事項が限られるという問題がある。また回
答率も多くを望めない。
【0005】の会員カードについては、その申込書に
細かな質問を用意しておいても不自然ではなく、情報収
集には適している。しかし入会の勧誘とカード事業のメ
ンテナンスに多大のエネルギーを費やさねばならない。
【0006】の展示会用来場者登録用紙を利用する方
式は、会場へ入場前に個人情報やアンケートの回答を記
入した上で受付に提出し、必要事項が記入されているの
を確認した後に、来場者にカードを返却するものであ
り、入場時にはカードのみが手渡されることになるの
で、会場内についての情報を別途入手する必要が生じる
ものであり、展示会場によっては使用勝手の良くないも
のである。また、来場者登録を行う際にアンケートに答
えなければならないという点に心理的抵抗を覚える向き
もあり、展示会そのものから足を遠ざける懸念もあっ
た。
【0007】そこで本発明は、集客施設の入場者に渡さ
れる当該施設の施設ガイドに着目し、この施設ガイドを
個人情報の収集および管理に適した形にして、上記課題
の解決を図った。また収集した個人情報を有効活用する
販売またはサービス提供のシステムと方法を提案するも
のである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明で
は、施設ガイドが次の構成要素を含むものとした。
(a)入場者の個人情報記入欄を有するとともに、当該
施設の案内情報を印刷したガイド本体。 (b)前記ガイド本体に添付された入場者カード。 (c)前記ガイド本体と入場者カードとに付与された、
機械読み取り可能な入場者識別コード。
【0009】請求項2に記載の発明では、入場者カード
はガイド本体に分離可能に設けられている。請求項3に
記載の発明では、ガイド本体の案内情報は当該施設内の
地図情報を含む。請求項4に記載の発明では、ガイド本
体の個人情報記入欄は入場者の電子メールアドレス記入
欄を含む。請求項5に記載の発明では、入場者カードは
当該施設またはその関連団体のホームページの特定項目
へのアクセスキーとなるアクセスコードが付与されてい
る。請求項6に記載の発明では、ガイド本体にアンケー
ト記入欄を設ける。請求項7に記載の発明では、個人情
報記入欄もしくはアンケート記入欄、またはその両方が
ガイド本体から分離可能に設けられている。
【0010】請求項8に記載の発明では、上記施設ガイ
ドを利用する販売またはサービス提供システムとして次
の構成要素を含むものを提案する。 (a)集客施設の入場者から回収した個人情報またはこ
れとアンケートの回答情報とに基づき、入場者識別コー
ドと関連づけてこの入場者を会員登録する会員データベ
ース。 (b)登録会員の個人端末と通信ネットワーク経由で接
続された注文受付装置。 (c)前記注文受付装置に通信ネットワーク経由で注文
が配信されたとき、その注文を前記会員データベースに
照会して、注文者が登録会員であると確認した場合には
当該集客施設またはその関連団体の販売またはサービス
提供部門に当該注文を伝達する確認装置。
【0011】請求項9に記載の販売またはサービス提供
システムでは、登録会員毎に、個人情報またはこれとア
ンケートの回答情報とに基づき商品購買資格またはサー
ビスを受ける資格を付与して資格データベースに登録
し、通信ネットワーク経由で注文が配信されたときには
この資格データベースに照会して注文が有資格者からで
あるかどうかを確認するものとした。
【0012】請求項10に記載の販売またはサービス提
供システムでは、登録会員が紹介する被紹介者に被紹介
者コードを発行し登録し、通信ネットワーク経由で注文
が配信されたときにはその注文の中に登録済みの被紹介
者コードが含まれているかどうかを確認して、含まれて
いる場合には当該集客施設またはその関連団体の販売ま
たはサービス提供部門に注文を伝達するものとした。
【0013】請求項11に記載の販売またはサービス提
供システムでは、被紹介者毎に、紹介情報に基づき商品
購買資格またはサービスを受ける資格資格を付与して資
格データベースに登録し、通信ネットワーク経由で注文
が配信されたときにはこの資格データベースに照会して
注文が有資格者からであるかどうかを確認するものとし
た。
【0014】請求項12に記載の発明では、上記施設ガ
イドを利用する販売またはサービス提供方法として次の
ステップを含むものを提案する。 (a)集客施設の入場者が施設ガイドを入手するステッ
プ。 (b)入場者から回収した個人情報またはこれとアンケ
ートの回答情報とを入場者識別コードと関連づけて会員
データベースに入力し、この入場者を会員登録するステ
ップ。 (c)登録会員が個人端末から通信ネットワーク経由で
送信した注文を注文受付装置で受け付けるステップ。 (d)注文の情報の中に、会員登録済みの入場者識別コ
ードが含まれているかどうかを確認するステップ。 (e)登録会員であると確認した注文を、当該集客施設
またはその関連団体の販売またはサービス提供部門に伝
達するステップ。
【0015】請求項13に記載の販売またはサービス提
供方法では、登録会員毎に、個人情報またはこれとアン
ケートの回答情報とに基づき商品購買資格またはサービ
スを受ける資格を付与して資格データベースに登録し、
通信ネットワーク経由で注文が配信されたときにはこの
資格データベースに照会して注文が有資格者からである
かどうかを確認するものとした。
【0016】請求項14に記載の販売またはサービス提
供方法では、登録会員が紹介する被紹介者に被紹介者コ
ードを発行し登録し、通信ネットワーク経由で注文が配
信されたときにはその注文の中に登録済みの被紹介者コ
ードが含まれているかどうかを確認して、含まれている
場合には当該集客施設またはその関連団体の販売または
サービス提供部門に注文を伝達するものとした。
【0017】請求項15に記載の販売またはサービス提
供方法では、被紹介者毎に、紹介情報に基づき商品購買
資格またはサービスを受ける資格を付与して資格データ
ベースに登録し、通信ネットワーク経由で注文が配信さ
れたときにはこの資格データベースに照会して注文が有
資格者からであるかどうかを確認するものとした。
【0018】請求項16に記載の発明では、上記施設ガ
イドを利用する販売またはサービス提供システムとして
次の構成要素を含むものを提案する。 (a)集客施設の各所に配置された、入場者カードの情
報を読み取るカードリーダー。 (b)前記カードリーダーから受け取った入場者カード
読み取り情報に基づき、入場者カード毎に所定の特典を
設定する特典設定装置。 (c)当該集客施設またはその関連団体の販売またはサ
ービス提供部門に配置され、入場者カードの提示があっ
たとき、前記特典設定装置から当該入場者カードにより
設定された特典情報を引き出すのに用いるカードリーダ
ー。
【0019】請求項17に記載の販売またはサービス提
供システムでは、集客施設内各所に入場者カードへのマ
ーキング装置を配置し、当該集客施設またはその関連団
体の販売またはサービス提供部門には入場者カードの入
場者カードのマーキング状況を読み取るカードリーダー
を配置する。このカードリーダーが入場者カードのマー
キング状況を読んだときには、その読み取り情報に基づ
き特典設定装置が所定の特典を設定し、販売またはサー
ビス提供部門にフィードバックする。
【0020】請求項18に記載の発明では、請求項3に
記載の施設ガイドを利用する販売またはサービス提供方
法として、次のステップを含むものを提案する。 (a)集客施設の入場者が施設ガイドを入手するステッ
プ。 (b)入場者から回収した個人情報を入場者識別コード
と関連づけて会員データベースに入力し、この入場者を
会員登録するステップ。 (c)登録会員の中から、電子メールアドレスを持つ会
員を抽出するステップ。 (d)電子メールアドレスを持つ登録会員の個人端末
に、通信ネットワーク経由で販売情報またはサービス提
供情報を配信するステップ。 (e)前記情報提供先の登録会員から受信した注文を、
当該集客施設またはその関連団体の販売またはサービス
提供部門に伝達するステップ。
【0021】上記施設ガイドを入手することにより、入
場者は、当該集客施設に関する有益な案内情報を得るこ
とができるとともに、入場者カードを施設内各所でカー
ドリーダーに読ませ、あるいはマーキング装置でマーキ
ングさせることにより、所定の特典を受けることができ
る。また入場者カードを持ち帰り、アクセスコードを使
って当該集客施設またはその関連団体のホームページの
特定項目にアクセスすれば、施設入場者だけに与えられ
る恩典に浴することができる。集客施設側としては、ガ
イド本体に記入された個人情報やアンケート回答を回収
し入場者を会員登録し、あるいは登録会員から紹介のあ
った被紹介者を登録することにより、集客施設と一定の
関わりを持った生活者を囲い込み、的を絞ったビジネス
活動を展開することができる。
【発明の実施の形態】
【0022】図1は本発明のシステム構成図である。同
図において、30は集客施設をあらわす。この場合集客
施設30は、企業、企業団体、公共・公益団体、あるい
は個人が設立運営する展示館や資料館、また美術館や博
物館といったものを想定している。集客施設30の入場
者は、入口のところで施設ガイド1を入手する。
【0023】図2に施設ガイド1の表面の構成、図3に
施設ガイド1の裏面の構成を示す。施設ガイド1はガイ
ド本体2とこれに添付された入場者カード3の部分より
なる。入場者カード3はガイド本体から分離可能であ
る。図4にガイド本体2と入場者カード3との分離構造
を示す。ガイド本体2は紙、合成紙、合成樹脂フィルム
等からなり、厚みは0.03mmから0.3mmに設定さ
れ、その裏面にフィルム5、疑似接着層6、フィルム7
からなる積層シート4を接着剤層8を介して貼着してい
る。ガイド本体2の表面側には印字適性を付与するため
にマット処理等を施しておくこともできる。そしてガイ
ド本体2の表面側から疑似接着層6までを貫通し、フィ
ルム7は貫通しない切込み9によって入場者カード3が
区画されている。
【0024】積層シート4としては、例えば、フィルム
5にポリエチレンテレフタレート、もう一方のフィルム
7としてはフィルム5側にアンカーコート層を形成した
同じくポリエチレンテレフタレートを選び、両者の間に
疑似接着層6となるポリエチレン等のオレフィン系樹脂
による押し出しラミネーションを行うことにより作製可
能であり、この場合、フィルム5と疑似接着層6間にて
剥離が生じることとなる。
【0025】また、その他、フィルム5、7としては、
ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル等のプ
ラスチックフィルムを用いることができ、その厚さは
0.01〜0.05mm程度が好ましい。また、疑似接着
層となるオレフィン系樹脂の厚さとしては、0.01〜
0.03mm程度が適当である。尚、積層シートとしては
当然、その機能を発揮するものであれば、上記構成に限
られるものではない。
【0026】ガイド本体2と積層シート4とを接着する
接着剤層8に用いられる接着剤は、ガイド本体2とフィ
ルム5の両方に対する接着性を有する公知の接着剤の中
から適宜選択される。
【0027】上記のように構成されたガイド本体2を手
で曲げると、疑似接着層6の箇所に剥離が生じ、入場者
カード3の端が浮き上がる。それを指でつまみ、更に引
きはがせば、入場者カード3はガイド本体2から完全に
分離する。なお積層シート4はガイド本体2の裏面全面
を覆う必要もなく、入場者カード3の大きさに若干のマ
ージンを加えた大きさのものを入場者カード相当部分の
裏に貼着するだけでも構わない。
【0028】ガイド本体2の表面には入場者カード3の
利用方法の説明文10が、その利用によりどのようなメ
リットがもたらされるかということも含めて、印刷され
る。またガイド本体2と入場者カード3には、機械読み
取り可能な入場者識別コード11、12がそれぞれ付与
される。付与の手法としては、バーコードその他一定の
パターンの組み合わせにより構成するコードの採用、磁
気ストライプ、ホログラム、ICチップの埋め込み等い
ろいろなものが考えられ、そのいずれを採用しても構わ
ない。また、1組のガイド本体2と入場者カード3にあ
って、入場者識別コード11、12は全く同一のものと
するのが通常ではあるが、対照関係さえ明らかにされて
いれば、別の、あるいは別種のコードを設定しても問題
はない。なお入場者カード3の入場者識別コード12
は、後で通信ネットワーク経由の物品またはサービスの
注文に使用するため、数字、アルファベット、記号等の
組み合わせによりキーボード入力可能な形に置き換えた
ものも表示しておく。
【0029】ガイド本体2の裏面には集客施設30の案
内情報13が印刷されている。案内情報としては、例え
ば集客施設30の沿革、開館時間、展示品・所蔵品ある
いは付帯設備の概略説明等の他、施設内の地図情報14
を盛り込む。地図情報14には、設備、部屋、建物のレ
イアウト、見学順路といったものがある。
【0030】入場者カード3には集客施設30またはそ
の関連団体のインターネット上のホームページの特定項
目へのアクセスキーとなるアクセスコード15を付与す
る。アクセスコード15は入場者識別コード12を単に
文字に置き換えて表示したものでも構わないが、別のコ
ード体系に基づく数字、アルファベット、記号等の組み
合わせとすることもできる。
【0031】ガイド本体2の一部は、ガイド本体2から
ミシン目16で切り離し可能な分離片17となってい
る。分離片17の表面には個人情報記入欄18とアンケ
ート記入欄19を設ける。入場者識別コード11もこの
分離片17の側にある。個人情報記入欄18には、氏
名、住所、電話番号、年齢といった個人属性の記入欄の
他、電子メールアドレス記入欄20を設ける。アンケー
ト記入欄19には、施設全体、展示品、付帯設備等に関
する感想、リピート訪問の可能性、後日の情報提供を希
望するかどうかといったアンケート項目を並べる。アン
ケートへの回答はOMRによるのが良い。また、上記で
はガイド本体2と入場者カード3を分離可能な状態で一
体化しているもので説明を行ったが、入場者カード3が
一体化され且つ使用方法等が記載された用紙をガイド本
体2に差し込んだり、挟み込んだりして、添付したもの
としても構わないものである。この場合、個人情報記入
欄18やアンケート記入欄19はガイド本体2に設けて
も良いし、入場者カード3が一体化された用紙に設けて
も良い。
【0032】図1に説明を戻す。前述のように、集客施
設30の入場者は施設入口のところで施設ガイド1を入
手する。入手の手だてとしては、平積みにしておいて入
場者に自由にとってもらう、あるいは係員が入場者一人
づつに手渡すといったやり方の他、発券装置から引き抜
くとゲートが開いて入場が可能になる、といった方式等
を採用することもできる。
【0033】施設ガイド1を入手した入場者は、説明文
10に従ってガイド本体2から入場者カード3を分離
し、地図情報14に従って施設内の展示エリア30aを
移動し、展示品を見たり付帯設備を試したりする。展示
エリア30aの各所にはカードリーダー31が配置され
ている。入場者は説明文10で、カードリーダー31を
見かけたらこれに入場者カードを読ませるべきこと、読
み取りのカウントに応じた特典が与えられることが説明
されているので、カードリーダー31に入場者カード3
を挿入し、情報の読み取りを行わせる。カードリーダー
31は、施設運営者として入場者に足を止めて見てもら
いたい展示品、あるいは試してもらいたい設備のところ
に配置する。場所によって2倍カウント3倍カウントと
いった具合にカウントの計算に重みづけをすることもで
きる。
【0034】32は集客施設30全体の管理システム部
である。図5に示すように管理システム部32は、特典
設定装置33、会員データベース34、注文受付装置3
5、確認装置36、資格データベース37、被紹介者識
別コード発行装置38、被紹介者データベース39を含
む。
【0035】特典設定装置33は各カードリーダー31
とLANで接続されており、カードリーダーから受け取
った入場者カード読み取り情報に基づき、入場者カード
毎に所定の特典を設定する。設定した特典は、当該入場
者カード3の入場者識別コード12と関連づけて特典設
定装置33のメモリー部に記憶される。
【0036】このようにして入場者は、順路を巡りつ
つ、所持する入場者カード3に対するカウントを蓄積し
て行く。むやみにカードを挿入してもカウントを稼げな
いよう、カードリーダー31は同一の入場者カード3を
2回以上読まないようになっている。順路の途中にはガ
イド本体2への記入コーナーを設け、個人情報記入欄1
8とアンケート記入欄19に記入してもらう。記入して
おけば後で所定のメリットが生じるということを、ガイ
ド本体2自体に印刷するか、あるいは記入コーナーに掲
示しておく。
【0037】順路の最後で、入場者カード3と、ガイド
本体2の分離片17とを回収する。分離片17が設けら
れていなければ、ガイド本体2の全体を回収することに
なる。回収の手段としては、窓口の係員に提出するのが
一般的であろうが、回収装置に対象物を投入することを
条件として出口ゲートが開くといった構成にすることも
できる。入場者カード3はカードリーダー40にかけた
後入場者に返却する。カードリーダー40に接続された
コンピュータ41は特典設定装置33に照会し、当該入
場者カード3にどのような特典が設定されたかを窓口係
員に、あるいは入場者本人に直接、報知する。特典は、
例えば集客施設30の館内ショップで割引価格で購買で
きる、といったことである。なお入場者カード3を返却
する際には、後日のネット通信販売の際に入場者識別コ
ード12が必要となること、また集客施設30またはそ
の関連団体のホームページの特定項目にアクセスすると
きにはアクセスコード15が必要になることを説明して
おく。
【0038】ガイド本体2の分離片17は入場者には返
却せず、係員がデータ入力装置42に手入力で、あるい
は自動読み取り装置にかけて情報を取り込む。入場者識
別コード11も同時に読み込む。個人情報記入欄18と
アンケート記入欄19に十分な記載がなされていればデ
ジタル記念撮影権とアンケート記念品の受給権が付与さ
れる。集客施設30への入場からここまでのステップを
図6に示す。
【0039】入場者カード3を返してもらった入場者
は、特典享受エリア43に進む。ここから、図7のステ
ップが実行される。図7では特典享受エリア43は館内
ショップになっているが、集客施設30外の施設であっ
ても良い。個人情報を教え、アンケートに答えたことに
よる特典は、デジタル撮影装置44によって与えられ
る。入場者がデジタル撮影装置44に対面し、カードリ
ーダー45に入場者カード3を挿入すると、デジタル撮
影装置44の画面に指示が出るので、それに従って自己
を撮影する。データ入力装置42で氏名入力が済んでい
れば、名前の写し込みを選択することもできる。好みの
フレームと背景を選択し、記念写真を撮影すると、入場
者はその場でデジタルプリント46を受け取ることがで
きる。また、このデジタルプリント46は日付等を印字
した記念ラベルとすることもできる。
【0040】続いて入場者はカードリーダー31に入場
者カード3を読ませたことによる特典、すなわち割引購
買権を実行することができる。館内ショップの商品の中
から購買したいものを選択し、入場者カード3と共にレ
ジに出すと、キャッシャーが入場者カード3をレジスタ
ー47に接続したカードリーダー48に挿入する。する
とレジスター47から特典設定装置33に対し、この入
場者カード3の所持者に設定されている割引率の照会が
行われ、その回答に応じた割引金額がレジスター47に
表示される。入場者がその金額を精算し、キャッシャー
が商品と入場者カード3を入場者に渡すことにより、手
続きは完了する。この商品購入情報は管理システム部3
2にアップロードされる。
【0041】なお、アンケートに答えたことによる他の
特典、すなわちアンケート記念品の贈呈は、アンケート
提出窓口あるいは館内ショップのいずれかで行われる。
【0042】上記実施形態では入場者カードのカウント
による特典を割引価格での購買権ということにしたが、
これを、その館内ショップで特定顧客にしか販売しない
特別商品の購買権とすることもできる。
【0043】また、集客施設30の各所に配置したカー
ドリーダー31は、これをマーキング装置に置き換える
ことができる。マーキング装置としては、入場者カード
3へのマーク数を増やしていくタイプのもの、あるいは
レーザー等を使った情報書き換えタイプのもの、どちら
でも良い。そして集客施設またはその関連団体の販売ま
たはサービス提供部門(館内ショップは当然含まれる)
には、入場者カード3のマーキング状況を読み取るカー
ドリーダーを配置する。このカードリーダーによる読み
取り情報は特典設定装置33へと送られ、特典設定装置
33はこれに基づき入場者カード毎に所定の特典を設定
し、販売またはサービス提供部門へとフィードバックす
る。同様のカードリーダーを展示エリア30aの出口に
置き、入場者に特典内容を予告するようにしておいても
良い。
【0044】さて、データ入力装置42に入力された個
人情報とアンケート回答情報は、入場者識別コード11
と関連づけて管理システム部32の会員データベース3
4に転送される。会員データベース34では、この情報
に基づき、入場者を自動的に会員登録し、登録番号を付
与する。登録番号は、入場者の持っている入場者カード
3に付与された入場者識別コード12とする。入場者識
別コード11と入場者識別コード12が全く同一であれ
ば、登録番号付与作業は入場者識別コード11を登録す
るだけで済み、同一でなければ、所定の対照関係に基づ
いて入場者識別コード12を登録することになる。これ
以降、入場者カード3は登録会員証としての役割を担
う。
【0045】前記館内ショップでの商品購買情報も、こ
の会員データベース34、あるいはそのサブシステムに
登録される。
【0046】図1に示すように、管理システム部32は
通信ネットワーク50に接続している。通信ネットワー
ク50は、この場合インターネットである。51はイン
ターネット上の集客施設30のホームページサイト、5
2は同じくショッピングサイトである。ショッピングサ
イト52はインターネット経由の通信販売を目的として
開設されており、その事業を集客施設30の関連団体が
行っているのであれば、その団体が開設することにな
る。53はインターネットに接続した、登録会員の個人
端末をあらわす。個人端末53は必ずしも登録会員自身
の所有に係るものを意味しない。登録会員が利用できる
ものであれば、家族、知人、職場に属するものであって
構わない。
【0047】電子メールアドレスを持つ登録会員に対し
ては、集客施設30またはその関連団体から次のような
働きかけを行う。すなわち登録会員の中から電子メール
アドレスを持つ会員をまず抽出し、この会員の個人端末
53に、通信ネットワーク50経由で販売情報またはサ
ービス提供情報を特別情報として配信する。販売情報と
は、新製品発売のお知らせ、ディスカウントセールのお
知らせといったものである。サービス提供情報とは展示
会、内覧会、講演会、セミナー、ツアー等の開催のお知
らせ、あるいは新規サービス事業のお知らせといったも
のである。いずれの場合でも、興味をそそられた登録会
員がその項目をクリックすれば、ショッピングサイト5
2の画面が開くようになっている(サービス提供も、こ
のショッピングサイトでまかなうようにした)。
【0048】商品あるいはサービスの取得の意思を固め
た登録会員は、通信ネットワーク50経由で注文を出す
ことができる。注文は管理システム部32の注文受付装
置35が受信する。この場合、販売情報またはサービス
提供情報を送り届けた登録会員からの注文とわかってい
るので、注文受付装置35は集客施設30またはその関
連団体の販売またはサービス提供部門49に注文をその
まま伝達する。以後、販売またはサービスの提供が実行
される。
【0049】登録会員から注文があり、販売またはサー
ビスの提供が実行されたという情報は、その都度会員デ
ータベース34に実績登録される。実績に応じてポイン
トを与え、所定のポイントが積み上がったら特別のメリ
ットを与えるという、ポイントシステムを採用すること
もできる。
【0050】集客施設30またはその関連団体からの情
報提供を待たず、登録会員がネットブラウジングをして
いてショッピングサイト52にアクセスし、注文を発信
することがある。また登録会員でない者が注文してくる
こともある。このような場合登録会員からの注文だけを
受け付けるシステムとすることができる。すなわち注文
受付装置35に通信ネットワーク50経由で注文が配信
されたとき、管理システム部32の確認装置36はこの
注文を会員データベース34に照会する。そして注文の
情報の中に、会員登録済みの入場者識別コード12が含
まれているかどうかを調べる。すなわち注文に際しては
登録番号の入力が必須であることとしておき、入力され
た登録番号が登録済みの入場者識別コード12であるこ
とが確認された場合のみ、集客施設30またはその関連
団体の販売またはサービス提供部門49に注文を伝達す
る。会員登録済みの入場者識別コードを確認できなかっ
た注文者に対しては、注文受付装置35から断りのメッ
セージを出す。このシステムは、販路あるいはサービス
の提供先を絞りたいときに有効である。
【0051】登録会員は、持ち帰った入場者カード3の
アクセスコード15を使って、ホームページサイト51
またはショッピングサイト52の中の特定項目にアクセ
スできる。このような特定項目は、商品やサービスの内
容が特別なものであって、お知らせ対象を登録会員に限
定したいときに用意する。
【0052】場合によっては、登録会員に更に資格制限
を行う。すなわち、販売する商品が酒やたばこであれ
ば、いくら会員登録したからといって未成年者に販売す
る訳には行かない。また医薬品等の中にも、販売対象を
一定以上の年齢層に限定すべきものがある。このような
場合には、会員データベース34に入力した個人情報に
基づき、あるいはこれとアンケートの回答情報に基づ
き、登録会員毎に商品購買資格またはサービスを受ける
資格を有する有資格者を設定し、管理システム部32の
資格データベース37に登録する。そして注文受付装置
35が注文を受け付けたときには、確認装置36が資格
データベース37に照会し、この注文が前記有資格者か
らであるかどうかを確認する。有資格者からであると確
認した場合のみ、確認装置36は集客施設30またはそ
の関連団体の販売またはサービス提供部門49に注文を
伝達する。有資格者からではないと認定した注文者に対
しては、注文受付装置35から断りのメッセージを出
す。
【0053】登録会員、すなわち集客施設30に足を運
び個人情報を残していった人ばかりでなく、その登録会
員が紹介した被紹介者についても特別の取り扱いとする
ことができる。紹介は、ホームページサイト51の「お
知り合い紹介欄」に知人の情報を記入したり、集客施設
30またはその関連団体が販売する商品を知人に贈答し
たりすることにより行われる。紹介行為があったときに
は、管理システム部32の被紹介者コード発行装置38
が被紹介者毎に被紹介者識別コードを発行する。そして
この被紹介者識別コードが被紹介者データベース39に
登録される。被紹介者の個人端末が通信ネットワーク5
0に接続されている場合には、被紹介者データベース3
9から被紹介者に対し、被紹介者データベースに登録さ
れたことと被紹介者コードの連絡が発信される。そし
て、被紹介者コードを使って商品やサービスを取得でき
ることが伝えられる。
【0054】注文受付装置35に通信ネットワーク50
経由で注文が配信されたときには、確認装置36は、ま
ずそれが登録会員からの注文かどうかを調べ、登録会員
からの注文ではないと確認された場合には被紹介者デー
タベース39に照会する。注文の中に登録済みの被紹介
者識別コードが含まれていることが確認されれば、確認
装置36は集客施設30またはその関連団体の販売また
はサービス提供部門49に注文を伝達する。
【0055】被紹介者に対しても資格制限を行うことが
できる。すなわち紹介時の紹介情報に基づき被紹介者毎
に商品購買資格またはサービスを受ける資格を有する有
資格者を設定し、資格データベース37に登録する。そ
して注文受付装置35が注文を受け付けたときには、確
認装置36が資格データベース37に照会し、この注文
が有資格者からであるかどうかを確認する。有資格者か
らであると確認した場合のみ、確認装置36は集客施設
30またはその関連団体の販売またはサービス提供部門
49に注文を伝達する。有資格者からではないと認定し
た注文者に対しては、注文受付装置35から断りのメッ
セージを出す。
【0056】登録会員の場合と同様、被紹介者について
も電子メールアドレス保有者を抽出し、通信ネットワー
ク50経由で販売情報やサービス提供情報を配信するこ
とができる。そして通信ネットワーク50経由で注文を
受け付けることができる。
【0057】被紹介者から注文があり、販売またはサー
ビスの提供が実行されたという情報は、その都度被紹介
者データベース39に実績登録される。実績に応じてポ
イントを与え、所定のポイントが積み上がったら特別の
メリットを与えるという、ポイントシステムを採用でき
ることは登録会員の場合と同様である。
【0058】これまでの説明では、集客施設30として
企業、企業団体、公共・公益団体、あるいは個人が設立
運営する展示館や資料館、また美術館や博物館といった
ものを想定していた。しかし本発明の販売またはサービ
ス提供システムと、販売またはサービス提供方法の適用
対象はこれにとどまるものではない。テーマパーク、ア
ミューズメントパーク、博覧会等もその対象とできる。
【0059】さらに、施設内要所での入場者カードの読
み取りということを別にすれば、コンサートや演劇公演
等のイベントにも本発明を適用できる。この場合、施設
ガイドの地図情報としてはイベント会場内の座席配置図
を印刷しておく。そしてイベント終了後、入場者が出口
のところで個人情報やアンケート回答を提出すれば、記
念品がもらえたり、イベント会場限定販売品が割引価格
で買えたりするといった特典をつける。イベント主催者
は情報提出者を会員登録し、通信ネットワーク経由で次
回イベントの情報を流したり、チケット販売を行ったり
できる。
【0060】
【発明の効果】本発明の施設ガイド及びこれを利用した
販売またはサービス提供システムと、販売またはサービ
ス提供方法によれば、次のような効果がもたらされる。 集客施設に当然用意すべき施設ガイドを用いて情報収
集を行うので、ダイレクトメールを発送したり、新聞雑
誌に広告を出したりするのに比べ、コスト安である。ま
た入場者にとっても、これを手にとることにつき抵抗は
少ない。その施設ガイドを使って入場者の個人情報を集
めるのであるから、情報収集の歩留まりが良い。個人情
報やアンケート回答の提出者には後でメリットがあるこ
とを説明しておけば、歩留まりは更に良くなる。 施設の案内情報を印刷した施設ガイドなので、入場者
にとって出口まで持ち運ぶことにつき抵抗はなく、出口
での情報回収効率が良い。また案内情報に施設内の地図
情報を含ませることにより、入場者の便益は更に増す。 施設ガイドのガイド本体に個人情報記入欄とアンケー
ト記入欄を設けたので、集客施設側としては別個の記入
用紙を用意する必要もなく、入場者にとっても書類を何
種類も受け取る煩わしさもなく、互いにメリットがあ
る。 施設ガイドの個人情報記入欄に個人情報を記入し、ア
ンケート記入欄がある場合にはこれにも記入して、施設
出口で提出すれば、この集客施設の管理システム上で会
員登録がなされ、入場者にとっては手間いらずである。
ガイド本体から分離した入場者カードはそのまま登録会
員証としての役割を担い、集客施設側として、改めて会
員証を発行する負担がない。 通信ネットワーク経由で商品やサービスを注文すると
き、持ち帰った入場者カードに付与されている入場者識
別コードやアクセスコードを使う。登録会員にとって
は、入場者カードさえ持っていれば通信ネットワーク経
由の通信販売を利用でき、便利である。 集客施設としては、入場者というのは引き続きファン
あるいは顧客になってくれる可能性の高い層なので、質
の高い顧客リストを登録会員データベースという形で入
手できることになる。また、アンケート項目を工夫すれ
ば、集客施設にとり有益な情報をデータベースに蓄積す
ることができる。 登録会員だけでなく、登録会員から紹介のあった被紹
介者もデータベースに登録するので、顧客の囲い込みを
より広範にしかも効率的に進めることができる。 データベース登録時、登録会員または被紹介者毎に商
品購買資格またはサービスを受ける資格を有する有資格
者を設定し登録することができる。これにより、酒やた
ばこ等の販売に制限がある商品をを未成年者等の購入が
認められていない者に販売してしまうといったリスクを
低減できる。 集客施設の各所にカードリーダーまたはマーキング装
置を配置し、これに入場者カードを通せば特典が発生す
る仕組みとすることにより、施設運営者の意図に添う形
で施設を活用するよう入場者を動機づけることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態におけるシステム構成図
【図2】 施設ガイドの表面の構成を示す図
【図3】 施設ガイドの裏面の構成を示す図
【図4】 施設ガイドの断面図
【図5】 集客施設の管理システム部の構成を示す図
【図6】 集客施設への入場から、管理システム部に個
人情報とアンケート回答が入力されるまでのフローを示
す図
【図7】 入場者が与えられた特典を享受する際のフロ
ーを示す図
【符号の説明】
1 施設ガイド 2 ガイド本体 3 入場者カード 11 入場者識別コード 12 入場者識別コード 13 案内情報 14 地図情報 15 アクセスコード 17 分離片 18 個人情報記入欄 19 アンケート記入欄 20 電子メールアドレス記入欄 30 集客施設 31 カードリーダー 33 特典設定装置 34 会員データベース 35 注文受付装置 36 確認装置 37 資格データベース 38 被紹介者コード発生装置 39 被紹介者データベース 49 販売またはサービス提供部門 50 通信ネットワーク 51 ホームページサイト 52 ショッピングサイト 53 個人端末

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 集客施設の入場者に渡される当該施設の
    施設ガイドであって、次の構成要素を含むもの: (a)入場者の個人情報記入欄を有するとともに、当該
    施設の案内情報を印刷したガイド本体。 (b)前記ガイド本体に添付された入場者カード。 (c)前記ガイド本体と入場者カードとに付与された、
    機械読み取り可能な入場者識別コード。
  2. 【請求項2】 前記入場者カードが前記ガイド本体に分
    離可能に設けられていることを特徴とする請求項1に記
    載の施設ガイド。
  3. 【請求項3】 前記案内情報には、当該施設内の地図情
    報が含まれることを特徴とする請求項1または請求項2
    に記載の施設ガイド。
  4. 【請求項4】 前記個人情報記入欄には、入場者の電子
    メールアドレス記入欄が含まれることを特徴とする請求
    項1〜請求項3のいずれかに記載の施設ガイド。
  5. 【請求項5】 前記入場者カードには、当該施設または
    その関連団体のホームページの特定項目へのアクセスキ
    ーとなるアクセスコードが付与されていることを特徴と
    する請求項1〜請求項4のいずれかに記載の施設ガイ
    ド。
  6. 【請求項6】 前記ガイド本体にアンケート記入欄を設
    けたことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに
    記載の施設ガイド。
  7. 【請求項7】 前記個人情報記入欄もしくはアンケート
    記入欄、またはその両方がガイド本体から分離可能に設
    けられていることを特徴とする請求項1〜請求項6のい
    ずれかに記載の施設ガイド。
  8. 【請求項8】 請求項1〜請求項7のいずれかに記載さ
    れた施設ガイドを利用する販売またはサービス提供シス
    テムであって、次の構成要素を含むもの: (a)集客施設の入場者から回収した前記個人情報また
    はこれと前記アンケートの回答情報とに基づき、前記入
    場者識別コードと関連づけて当該入場者を会員登録する
    会員データベース。 (b)登録会員の個人端末と通信ネットワーク経由で接
    続された注文受付装置。 (c)前記注文受付装置に通信ネットワーク経由で注文
    が配信されたとき、当該注文を前記会員データベースに
    照会して、注文者が登録会員であると確認した場合に
    は、当該集客施設またはその関連団体の販売またはサー
    ビス提供部門に当該注文を伝達する確認装置。
  9. 【請求項9】 請求項1〜請求項7のいずれかに記載さ
    れた施設ガイドを利用する販売またはサービス提供シス
    テムであって、次の構成要素を含むもの: (a)集客施設の入場者から回収した前記個人情報また
    はこれと前記アンケートの回答情報とに基づき、前記入
    場者識別コードと関連づけて当該入場者を会員登録する
    会員データベース。 (b)前記個人情報またはこれと前記アンケートの回答
    情報とに基づき登録会員毎に付与される商品購買資格ま
    たはサービスを受ける資格を有する有資格者を登録する
    資格データベース。 (c)登録会員の個人端末と通信ネットワーク経由で接
    続された注文受付装置。 (d)前記注文受付装置に通信ネットワーク経由で注文
    が配信されたとき、当該注文を前記資格データベースに
    照会して、当該注文が前記有資格者からであるかどうか
    を確認し、前記有資格者からである場合には当該集客施
    設またはその関連団体の販売またはサービス提供部門に
    当該注文を伝達する確認装置。
  10. 【請求項10】 請求項1〜請求項7のいずれかに記載
    された施設ガイドを利用する販売またはサービス提供シ
    ステムであって、次の構成要素を含むもの: (a)集客施設の入場者から回収した前記個人情報また
    はこれと前記アンケートの回答情報とに基づき、前記入
    場者識別コードと関連づけて当該入場者を会員登録する
    会員データベース。 (b)登録会員が紹介する被紹介者に対し被紹介者識別
    コードを発行する被紹介者識別コード発行装置。 (c)前記被紹介者識別コードを登録する被紹介者デー
    タベース。 (d)前記被紹介者の個人端末と通信ネットワーク経由
    で接続された注文受付装置。 (e)前記注文受付装置に通信ネットワーク経由で注文
    が配信されたとき、当該注文の中に、前記被紹介者デー
    タベースに登録済みの被紹介者識別コードが含まれてい
    るかどうかを確認し、含まれている場合には当該集客施
    設またはその関連団体の販売またはサービス提供部門に
    当該注文を伝達する確認装置。
  11. 【請求項11】 請求項1〜請求項7のいずれかに記載
    された施設ガイドを利用する販売またはサービス提供シ
    ステムであって、次の構成要素を含むもの: (a)集客施設の入場者から回収した前記個人情報また
    はこれと前記アンケートの回答情報とに基づき、前記入
    場者識別コードと関連づけて当該入場者を会員登録する
    会員データベース。 (b)登録会員が紹介する被紹介者に対し被紹介者識別
    コードを発行する被紹介者識別コード発行装置。 (c)前記被紹介者識別コードを登録する被紹介者デー
    タベース。 (d)登録会員が被紹介者を紹介する際の紹介情報に基
    づき被紹介者毎に付与される商品購買資格またはサービ
    スを受ける資格を有する有資格者を登録する資格データ
    ベース。 (e)前記被紹介者の個人端末と通信ネットワーク経由
    で接続された注文受付装置。 (f)前記注文受付装置に通信ネットワーク経由で注文
    が配信されたとき、当該注文を前記資格データベースに
    照会して、当該注文が前記有資格者からであるかどうか
    を確認し、前記有資格者からである場合には当該集客施
    設またはその関連団体の販売またはサービス提供部門に
    当該注文を伝達する確認装置。
  12. 【請求項12】 請求項1〜請求項7のいずれかに記載
    された施設ガイドを利用する販売またはサービス提供方
    法であって、次のステップを含むもの: (a)集客施設の入場者が前記施設ガイドを入手するス
    テップ。 (b)前記入場者から回収した前記個人情報またはこれ
    と前記アンケートの回答情報とを前記入場者識別コード
    と関連づけて会員データベースに入力し、この入場者を
    会員登録するステップ。 (c)登録会員が個人端末から通信ネットワーク経由で
    送信した注文を注文受付装置で受け付けるステップ。 (d)前記注文の情報の中に、前記会員登録済みの入場
    者識別コードが含まれているかどうかを確認するステッ
    プ。 (e)登録会員であると確認した注文を、当該集客施設
    またはその関連団体の販売またはサービス提供部門に伝
    達するステップ。
  13. 【請求項13】 請求項1〜請求項7のいずれかに記載
    された施設ガイドを利用する販売またはサービス提供方
    法であって、次のステップを含むもの: (a)集客施設の入場者が前記施設ガイドを入手するス
    テップ。 (b)前記入場者から回収した前記個人情報またはこれ
    と前記アンケートの回答情報とを前記入場者識別コード
    と関連づけて会員データベースに入力し、この入場者を
    会員登録するステップ。 (c)前記個人情報またはこれと前記アンケートの回答
    情報とに基づき、商品購買資格またはサービスを受ける
    資格を有する有資格者を登録会員毎に資格データベース
    に登録するステップ。 (d)登録会員が個人端末から通信ネットワーク経由で
    送信した注文を注文受付装置で受け付けるステップ。 (e)前記受け付けた注文を前記資格データベースに照
    会して、当該注文が前記有資格者からであるかどうかを
    確認するステップ。 (f)有資格者からであると確認した注文を、当該集客
    施設またはその関連団体の販売またはサービス提供部門
    に伝達するステップ。
  14. 【請求項14】 請求項1〜請求項7のいずれかに記載
    された施設ガイドを利用する販売またはサービス提供方
    法であって、次のステップを含むもの: (a)集客施設の入場者が前記施設ガイドを入手するス
    テップ。 (b)前記入場者から回収した前記個人情報またはこれ
    と前記アンケートの回答情報とを前記入場者識別コード
    と関連づけて会員データベースに入力し、この入場者を
    会員登録するステップ。 (c)登録会員が紹介する被紹介者に対し被紹介者識別
    コードを発行するステップ。 (d)前記被紹介者識別コードを被紹介者データベース
    に登録するステップ。 (e)登録済み被紹介者が個人端末から通信ネットワー
    ク経由で送信した注文を注文受付装置で受け付けるステ
    ップ。 (f)前記注文の情報の中に、前記被紹介者データベー
    スに登録済みの被紹介者識別コードが含まれているかど
    うかを確認するステップ。 (e)登録済みの被紹介者であると確認した注文を、当
    該集客施設またはその関連団体の販売またはサービス提
    供部門に伝達するステップ。
  15. 【請求項15】 請求項1〜請求項7のいずれかに記載
    された施設ガイドを利用する販売またはサービス提供方
    法であって、次のステップを含むもの: (a)集客施設の入場者が前記施設ガイドを入手するス
    テップ。 (b)前記入場者から回収した前記個人情報またはこれ
    と前記アンケートの回答情報とを前記入場者識別コード
    と関連づけて会員データベースに入力し、この入場者を
    会員登録するステップ。 (c)登録会員が紹介する被紹介者に対し被紹介者識別
    コードを発行するステップ。 (d)前記被紹介者識別コードを被紹介者データベース
    に登録するステップ。 (e)登録会員が被紹介者を紹介する際の紹介情報に基
    づき、商品購買資格またはサービスを受ける資格を有す
    る有資格者を被紹介者毎に資格データベースに登録する
    ステップ。 (f)登録済み被紹介者が個人端末から通信ネットワー
    ク経由で送信した注文を注文受付装置で受け付けるステ
    ップ。 (g)前記受け付けた注文を前記資格データベースに照
    会して、当該注文が前記有資格者からであるかどうかを
    確認するステップ。 (h)有資格者からであると確認した注文を、当該集客
    施設またはその関連団体の販売またはサービス提供部門
    に伝達するステップ。
  16. 【請求項16】 請求項1〜請求項7のいずれかに記載
    された施設ガイドを利用する販売またはサービス提供シ
    ステムであって、次の構成要素を含むもの: (a)集客施設内各所に配置された、前記入場者カード
    の情報を読み取るカードリーダー。 (b)前記カードリーダーから受け取った入場者カード
    読み取り情報に基づき、入場者カード毎に所定の特典を
    設定する特典設定装置。 (c)当該集客施設またはその関連団体の販売またはサ
    ービス提供部門に配置され、入場者カードの提示があっ
    たとき、前記特典設定装置から当該入場者カードにより
    設定された特典情報を引き出すのに用いるカードリーダ
    ー。
  17. 【請求項17】 請求項1〜請求項7のいずれかに記載
    された施設ガイドを利用する販売またはサービス提供シ
    ステムであって、次の構成要素を含むもの: (a)集客施設内各所に配置された、前記入場者カード
    へのマーキング装置。 (b)当該集客施設またはその関連団体の販売またはサ
    ービス提供部門に配置され、入場者カードの提示があっ
    たとき、当該入場者カードのマーキング状況を読み取る
    カードリーダー。 (c)前記カードリーダーの読み取り情報に基づき、入
    場者カード毎に所定の特典を設定し、前記販売またはサ
    ービス提供部門にフィードバックする特典設定装置。
  18. 【請求項18】 請求項4に記載された施設ガイドを利
    用する販売またはサービス提供方法であって、次のステ
    ップを含むもの: (a)集客施設の入場者が前記施設ガイドを入手するス
    テップ。 (b)前記入場者から回収した前記個人情報を前記入場
    者識別コードと関連づけて会員データベースに入力し、
    この入場者を会員登録するステップ。 (c)登録会員の中から、電子メールアドレスを持つ会
    員を抽出するステップ。 (d)電子メールアドレスを持つ登録会員の個人端末
    に、通信ネットワーク経由で販売情報またはサービス提
    供情報を配信するステップ。 (e)前記情報提供先の登録会員から受信した注文を、
    当該集客施設またはその関連団体の販売またはサービス
    提供部門に伝達するステップ。
JP2000118350A 2000-04-19 2000-04-19 施設ガイド及びこれを利用した販売またはサービス提供システムと、販売またはサービス提供方法 Pending JP2001306738A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000118350A JP2001306738A (ja) 2000-04-19 2000-04-19 施設ガイド及びこれを利用した販売またはサービス提供システムと、販売またはサービス提供方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000118350A JP2001306738A (ja) 2000-04-19 2000-04-19 施設ガイド及びこれを利用した販売またはサービス提供システムと、販売またはサービス提供方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001306738A true JP2001306738A (ja) 2001-11-02

Family

ID=18629503

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000118350A Pending JP2001306738A (ja) 2000-04-19 2000-04-19 施設ガイド及びこれを利用した販売またはサービス提供システムと、販売またはサービス提供方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001306738A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014517424A (ja) * 2011-06-13 2014-07-17 サンスター スイス エスエー 紹介者割戻しおよびクーポンを用いて直接販売を行うシステムおよび方法
CN110236394A (zh) * 2019-07-23 2019-09-17 杭州后博科技有限公司 一种可基于消费者状态定制咖啡的咖啡机

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014517424A (ja) * 2011-06-13 2014-07-17 サンスター スイス エスエー 紹介者割戻しおよびクーポンを用いて直接販売を行うシステムおよび方法
CN110236394A (zh) * 2019-07-23 2019-09-17 杭州后博科技有限公司 一种可基于消费者状态定制咖啡的咖啡机
CN110236394B (zh) * 2019-07-23 2021-07-20 杭州后博科技有限公司 一种可基于消费者状态定制咖啡的咖啡机

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11783147B2 (en) System linked item
US6513710B1 (en) Trade show attendee control, lead collection and event control system
US8788331B2 (en) Method and apparatus for identifying international travelers and providing an incentive to purchase travel services
US20040250132A1 (en) Information delivery server, counting system, information delivery system, information delivery method, counting method, and recording medium
JP4769330B2 (ja) 記念印刷物発行システムおよび記念印刷物発行方法
JP2011065577A (ja) 集客支援システム
JP2001306738A (ja) 施設ガイド及びこれを利用した販売またはサービス提供システムと、販売またはサービス提供方法
JP3827739B2 (ja) 展示会用招待状
JP4392832B2 (ja) Icカード利用システム
KR20010100451A (ko) 인터넷을 이용한 일대일 결혼 정보 맞춤 서비스 방법
JP2003108871A (ja) 資料配信システム、サーバ、プログラム、記録媒体
JP2003256878A (ja) 情報提供付き切符、切符の券面を利用した情報提供システム、情報提供方法、情報提供プログラムおよび情報提供プログラムを記録した記録媒体
JP3014597U (ja) 帳票及びデータ収集システム
JP2019215689A (ja) 情報保持体および情報処理システム
JP4249539B2 (ja) 販売促進システム
JP2002099709A (ja) 記録媒体、顧客情報管理方法及び顧客情報管理システム
Molla Operations and marketing campaigning strategies
JP2002073889A (ja) 展示会招待カードの発行方法および展示会来場者管理システム
JP6473953B2 (ja) カレンダー
JP3662867B2 (ja) 旅行プラン情報管理サーバ、旅行プラン情報システム、旅行プラン情報管理方法、およびそのプログラム
JP2002074139A (ja) キャンペーンシステム、キャンペーン実行装置、キャンペーン実行プログラム、及び、コンピュータ可読媒体
JP2006099786A (ja) 来場管理システム
JP2002183362A (ja) 来場者管理システム
JP2021033702A (ja) ポイント管理システム及びポイント管理装置
JP2003015571A (ja) 広告付き情報提供システム