JP2011065577A - 集客支援システム - Google Patents

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Abstract

【課題】携帯通信端末で読み取られる2種類の2次元コードを使用した集客支援システムに関し、低コストで広告の集客効果を把握するための情報収集を行う。
【解決手段】店舗に関する情報が記載された広告用ウェブページの広告用URLを表す広告用2次元コード111が表示された広告媒体11と、前記店舗に関する情報が記載された来店用ウェブページの来店用URLを表す来店用2次元コード121を表示する来店用2次元コード表示体12と、サーバ13とを備え、前記サーバが、ページデータ記憶部と、広告用データ管理部と、来店用データ管理部と、広告端末データ記憶手段と、来店端末データ記憶手段とを備え、さらに照合手段を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、携帯通信端末で読み取られる2種類の2次元コードを使用した集客支援システムに関する。
近年、郊外に大型店が出店されるようになったことに伴い、既存の商店街への来客数が減少するという問題が起きている。この問題への対応策の一つとして広告による集客、例えば、安売りの情報を掲載したチラシやフリーペーパーの配布が行われている。これらのチラシ等に掲載された広告には、集客効果があるが、チラシ等を発行するためには費用がかかるため、費用対効果の大きい広告が望ましい。しかし、この費用対効果を評価することが困難であるため、とりあえず資金の許す範囲で広告を出してしまうという問題がある。
ここで、これらの広告がどれくらい見られているかを示すデータを提供する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1に記載された発明によれば、より詳しい広告内容がわかるウェブページのURLを表す2次元コードを広告媒体に記載することによって広告を見た消費者が手軽にウェブページを閲覧できるようにしておき、このウェブページが閲覧された回数や日時のデータを取得する。このデータを広告がどれくらい見られているかを示すデータとして提供する。
特開2002−111909号公報
特許文献1に記載された発明では、消費者が手軽にウェブページを閲覧することができるため、どれくらい広告が閲覧されているかのデータは取得しやすい。しかしながら、この特許文献1に記載された発明では、消費者が後に来店したかどうか、すなわち集客に結びついたかどうかといった広告の集客効果まではわからない。このように、広告の集客効果を把握することができないと、適当に広告内容や広告媒体を決定することになり、コストばかりがかさんで店舗の集客力向上につながらない。
本発明は上述したこれらの問題に鑑み、低コストで広告の集客効果を把握するための情報収集を行いやすい集客支援システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明の集客支援システムは、
インターネットに接続したサーバを備え、インターネットに接続して指定されたURLのウェブページを構成するデータが記憶されているサーバにアクセスすることでそのウェブページを表示する機能を有する携帯通信端末を利用する集客支援システムにおいて、
店舗に関する情報が記載された広告用ウェブページの広告用URLを表し、上記携帯通信端末のうち所定の読取機能を持った携帯通信端末に読み取られるとその携帯通信端末でその広告用URLが指定される広告用2次元コードが表示された広告媒体と、
上記広告用URLとは異なるURLであって上記店舗に関する情報が記載された来店用ウェブページのURLである来店用URLを表す来店用2次元コードが表示された、その店舗で来店者に提示される来店用2次元コード表示体と、
上記広告用URLとは異なるURLであって上記店舗に関する情報が記載された来店用ウェブページのURLである来店用URLを表し、上記所定の読取機能を持った携帯通信端末に読み取られるとその携帯通信端末でその来店用URLが指定される来店用2次元コードを、その店舗に来店した者に提示する来店用2次元コード表示体とを備え、
上記サーバが、
上記広告用ウェブページを構成する広告用ページデータおよび上記来店用ウェブページを構成する来店用ページデータを記憶したページデータ記憶部と、
上記携帯通信端末が、上記広告用URLを指定してアクセスしてきた場合には、その携帯通信端末に付与された個体識別データを取得するとともにその携帯通信端末に上記広告用ページデータを送信する広告用データ管理部と、
上記携帯通信端末が上記来店用URLを指定してアクセスしてきた場合には、その携帯通信端末に付与された個体識別データを取得するとともにその携帯通信端末に上記来店用ページデータを送信する来店用データ管理部と、
上記広告用データ管理部が取得した個体識別データを表す広告端末情報を記憶する広告端末データ記憶手段と、
上記来店用データ管理部が取得した個体識別データを表す来店端末情報を記憶する来店端末データ記憶手段とを備えたものであり、
さらにこのシステムが、上記広告端末情報が表す個体識別データと上記来店端末情報が表す個体識別データを照合する照合手段を備えたことを特徴とする。
ここで、広告媒体とは紙に限られず、2次元コードを表示できるものであれば、例えばパソコンやテレビなどの画面に表示されるものであってもよい。また、広告用ウェブページと来店用ウェブページは同一のウェブページであってもよい。なお、URL(Uniform Resource Locator)とはネットワーク上のデータの場所を特定する識別子のことをいう。
本発明の集客支援システムによれば、消費者は2次元コードを携帯通信端末で読み取ってウェブページを閲覧するだけでよいため、広告用URLを指定してサーバにアクセスした携帯通信端末の情報と、来店用URLを指定してサーバにアクセスした携帯通信端末の情報とを収集しやすい。これらの情報を照合することで広告の集客効果を把握するための情報が得られる。例えば、広告がどのくらい閲覧されているのか、広告を閲覧した者がその後来店しているのか、広告によらずに来店した者がどのくらいいるのか、リピーターがどのくらいいるのか、といったことがわかる。さらに、この情報は、より効果的な広告を作成したり、広告以外の集客手段を検討したりすることに利用できる。しかも、既存の広告媒体を利用することができるため低コストで実現することができる。
ここで、上記集客支援システムは、
上記広告媒体および上記来店用2次元コード表示体の少なくとも一方が、上記携帯通信端末のうち電子メールを受信する機能を持った携帯通信端末の電子メールアドレスを含むその携帯通信端末の利用者の情報を入力する個人情報入力欄が設けられた個人情報入力ウェブページ、あるいはその個人情報入力ウェブページのリンク元になる入力案内ウェブページのURLを表す2次元コードが表示されたものであることが好ましい。
この集客支援システムによれば、携帯通信端末の利用者の個人情報を得ることができ、この情報を携帯通信端末の個体識別データと対応付けることで、広告の集客効果を把握するためのより具体的なデータを得ることができる。また、取得した電子メールアドレスをメールマガジンの発行に利用することもできる。
さらに、上記集客支援システムは、
上記広告媒体および上記来店用2次元コード表示体の少なくとも一方が、上記個人情報入力欄に情報を入力して送信すると特典が付与される旨の記載がされた上記個人情報入力ウェブページあるいは上記案内ウェブページのURLを表す2次元コードが表示されたものであることが好ましい。
本発明でいう特典とは、必ず得られるものであっても、抽選によるものであってもよい。またその店舗で使用できるものに限らず、系列店や所属する商店街の店舗など他の店舗で使用できる共通のものであってもよい。具体的には、抽選に参加する権利、景品、割引券(例えば商店街共通割引券)、および店舗のポイント等であってもよい。
この集客支援システムによれば、携帯通信端末の利用者に個人情報を入力することを促し、広告の集客効果を把握するためのより具体的なデータを、より多く得ることができる。
またさらに、上記集客支援システムは、
上記広告媒体は、上記広告用2次元コードを上記所定の読取機能を持った携帯通信端末で読み取って上記広告用ウェブページを閲覧すると特典が付与される旨の記載がされたものであることが好ましい。
この集客支援システムによれば、広告媒体を閲覧した者に広告用ウェブページの閲覧を促し、より多くの広告端末情報を得ることができる。
さらにまた、上記集客支援システムは、
上記広告媒体が、上記店舗に来店すると特典が付与される旨の来店案内およびその来店案内が示された上記広告用ウェブページのURLを表す広告用2次元コードのうちの少なくとも一方が表示されたものであることが好ましい。
この集客支援システムによれば、広告を閲覧した者に店舗への来店を促すことで来店用2次元コードを読み取ってもらう機会を増やすことができる。
加えて、上記集客支援システムは、
上記広告媒体が、上記店舗で提示される上記来店用2次元コードを上記所定の読取機能を持った携帯通信端末で読み取って上記来店用ウェブページを閲覧すると特典が付与される旨の来店案内およびその来店案内が示された上記広告用ウェブページのURLを表す広告用2次元コードのうちの少なくとも一方が表示されたものであることが好ましい。
この集客支援システムによれば、携帯通信端末の利用者に店舗への来店を促して集客効果を上げるとともに、来店用ウェブページの閲覧を促してより多くの来店端末情報を得ることができる。
さらに加えて、上記集客支援システムは、
上記来店用2次元コード表示体が、上記来店用2次元コードを上記所定の読取機能を持った携帯通信端末で読み取って上記来店用ウェブページを閲覧すると特典が付与される旨の記載がされたものであることが好ましい。
この集客支援システムによれば、来店者に来店用ウェブページの閲覧を促して、より多くの来店端末情報を得ることができる。
ここで、上記集客支援システムは、
上記広告媒体が、上記広告用ウェブページのURLを広告媒体の種類毎に異なる媒体別広告用URLで表した広告用2次元コードが表示されたものであり、
上記広告端末データ記憶手段が、上記広告用データ管理部が取得した個体識別データを表す広告端末情報と指定された上記媒体別広告用URLを表す情報を対応付けて記憶するものであることが好ましい。
この集客支援システムによれば、携帯通信端末の利用者がどの種類の広告媒体を閲覧したかという情報が得られる。この情報は、広告媒体の種類毎の集客効果の把握に利用することができる。
また、上記集客支援システムは、
上記来店用2次元コード表示体が、上記来店用ウェブページのネットワーク上の場所を特定するURLに、上記店舗に来店した客の、性別、年齢、その店舗での支払額、およびその店舗での購入内容のうちのいずれか一つまたは複数を表す顧客情報を付与した特定来店用URLを表す上記来店用2次元コードが表示されたものであり、
上記来店端末データ記憶手段が、上記来客用データ管理部が取得した個体識別データと上記特定来店用URLに付加された上記顧客情報を対応付けて記憶するものであることが好ましい。
この集客支援システムによれば、広告の集客効果を把握するための情報に加えて、来店した携帯通信端末の利用者の情報も個体識別データと対応付けて得られるため、例えば20代男性の情報だけを分析するというような、より細かい分析が可能になる。
本発明によれば、低コストで広告の集客効果を把握するための情報収集を行いやすい集客支援システムが実現する。
本発明の一実施形態に係る集客支援システムを示す図である。 図1に示すサーバ13の機能ブロックを示す図である。 図1に示す広告媒体11の詳細を示す図である。 図3に示す広告媒体とは別の広告媒体を示す図である。 ポストに投函されるいわゆるポスティング形式の広告媒体を示す図である。 図5に示す広告媒体とは別の広告媒体を示す図である。 テレビジョンの画面で番組表を見る場合に番組表とともに表示される広告を示す図である。 所定の機能を有する携帯電話22で本実施形態の広告用2次元コードを読み取ったときの表示画面を示す図である。 本実施形態の”○×食堂”の広告用ウェブページを示す図である。 特典を説明する動画が表示された広告用ウェブページを示す図である。 本実施形態の個人情報入力ウェブページを示す図である。 本実施形態の来店用2次元コード表示体12を提示した状態を示す図である。 図12に示す来店用2次元コード表示体12を拡大した状態を示す図である。 所定の機能を有する携帯電話22で本実施形態の来店用2次元コードを読み取ったときの表示画面を示す図である。 本実施形態の”○×食堂”の来店用ウェブページを示す図である。 集客支援システム1によって得られるデータを示す図である。 来店用2次元コード表示体のもう一つの実施形態および来客端末データ記憶手段によって記憶されるデータを示す図である。
以下図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。
まず、本実施形態の集客支援システム1の概要を説明する。
図1は、本発明の一実施形態である集客支援システムを示す図である。
図1に示す集客支援システム1は、広告媒体11、来店用2次元コード表示体12、およびサーバ13を備えている。
広告媒体11には、8つの店舗の広告が記載されており、各店舗広告欄の右上には広告用2次元コード111が表示されている。これらの広告用2次元コード111は店舗に関する情報が記載された広告用ウェブページのURLを表している。以降、これらのURLを広告用URLと称する。この広告媒体11の詳細については後述する。
来店用2次元コード表示体12は、後述する店舗21で来店者に提示されるものである。この来店用2次元コード表示体12の中央には来店用2次元コード121が表示されている。この来店用2次元コード121は店舗に関する情報が記載された来店用ウェブページのURLを表している。このURLは上記広告用URLとは異なるものである。以降、このURLを来店用URLと称する。この来店用2次元コード表示体12の詳細については後述する。
サーバ13は、インターネット23に接続されている。以下、図を参照してサーバ13の詳細について説明する。
図2は図1に示すサーバ13の機能ブロックを示す図である。
図2に示すサーバ13は、ページデータ記憶部131、広告用データ管理部132、来店用データ管理部133、広告端末データ記憶手段134、来店端末データ記憶手段135、および照合手段136を有する。
ページデータ記憶部131には、広告用ウェブページを構成するデータである広告用ページデータ、および来店用ウェブページを構成するデータである来店用ページデータが記憶されている。これら広告用ページデータおよび来店用ページデータには、例えば、HTMLデータ、画像データ、音楽データ、動画データのような、ウェブページを構成するデータや、これらを呼び出すプログラムが含まれる。
広告用データ管理部132は、インターネット23に接続されている通信機器が広告用URLを指定してサーバ13にアクセスしたときに、ページデータ記憶部131に記憶されている広告用ページデータをその通信機器に送信する。このとき、この通信機器が、広告用データ管理部132が取得可能な個体識別データを有する携帯通信端末である場合には、広告用データ管理部132はその個体識別データを取得する。なお、個体識別データは携帯通信端末から直接送られるものであってもよいし、その携帯通信端末を管理する事業者のサーバから送られるものであってもよい。
来店用データ管理部133は、インターネット23に接続されている通信機器が来店用URLを指定してサーバ13にアクセスしたときに、ページデータ記憶部131に記憶されている来店用ページデータをその通信機器に送信する。このとき、この通信機器が、来店用データ管理部133が取得可能な個体識別データを有する携帯通信端末である場合には、来店用データ管理部133はその個体識別データを取得する。
広告端末データ記憶手段134は、上記広告データ管理部が取得した個体識別データを広告端末情報として記憶する。なお、記憶の形式は特に限定されず、その個体識別データが特定できるものであれば、例えば暗号化したものであってもよい。また、例えば日時のデータのような他のデータを個体識別データとともに記録するものであってもよい。
来店端末データ記憶手段135は、上記来店データ管理部が取得した個体識別データを来店端末情報として記憶する。
照合手段136は、上記広告端末情報が表す個体識別データと、上記来店端末情報が表す個体識別データとを照合する。なお、この照合手段136はサーバ13内にある必要はなく、上記広告端末情報と来店端末情報を取得できれば別のコンピュータであってもよい。これら情報が表す個体識別データを照合することによって、例えば広告を見た消費者が実際に来店したか否かという情報を得ることができる。
なお、本実施形態ではサーバ13は一台のサーバであるが、例えば機能を分散させた複数のサーバを統合して構成されたサーバ群であってもよい。また、サーバ13は広告媒体11に広告を掲載する広告主のサーバであってもよいし、広告媒体11を発行する発行者のサーバであってもよい。
ここで再び図1に戻り説明を続ける。
図1には上述した集客支援システム1以外に、店舗21、携帯電話22、インターネット23、およびプリンタ24が示されている。
店舗21は広告媒体11に広告を掲載した店舗のうちの一つである。この店舗21は来店用2次元コード表示体12を表示している。
携帯電話22は2次元コード読み取り機能およびウェブページ表示機能(以降、これらの機能をあわせたものを所定の機能と称する)を有する携帯通信端末の一例である。この携帯電話22はインターネット23に接続することができる。
インターネット23は、TCP/IP(Transmission Control Protocol / Internet Protocol)に従って接続されたコンピュータで構成されるネットワークである。図1で示される携帯電話22とサーバ13はこのインターネット23を介して通信することができる。
プリンタ24は、サーバ13と接続されており、サーバ13からの出力指示に従って出力する。
次に適宜図面を参照しながら、本実施形態の集客支援システム1についての詳細を説明する。
図3は、図1に示す広告媒体11の詳細を示す図である。
この広告媒体11は、ある商店街(例えば“○○○商店街”)によって発行され、商店街に加入している複数の店舗の広告が掲載されたものである。この広告媒体11は集客を目的として配布されるものであり、例えば新聞の折り込みチラシとして配布されたり、住宅街や郊外にあるレストラン、ヘアーサロン、あるいはガソリンスタンド等に置いてあるフリーペーパーとして配布されたりするものである。この広告媒体11は、上部115、下部116、およびこれらの上部115と下部116を除いた広告スペース117の3つの部分で構成されている。上部115には広告タイトルおよび後述する特典の案内が記載されている。下部116にはこの広告の使用方法、発行者、およびその発行者の有するウェブページのURLが記載されている。広告スペース117は8つの広告区画に区分され、その広告区画毎に各店舗の名称および受けられる特典が記載されている。この広告スペース117を区画毎に切り離して各店舗に持参すると各店舗で特典が受けられるクーポンとして使用することができる。下部116の”クーポンは”で始まる記載は、この広告媒体11の使用方法について説明したものである。なお、この図3では紙面の都合上、上記各広告区画内に店名、特典内容、および広告用2次元コード111しか掲載されていないが、本来はこれら以外にも店の場所、連絡先、取扱商品なども掲載されている。また、一部の店舗が上記の広告区画内に特典を記載せず、店舗紹介のみを記載したものであってもよい。
各広告区画中の右上に記載された広告用2次元コード111は、所定の機能を有する携帯通信端末で読み取ると、広告用URL(例えば、“http://ox−shokudou.com/advt.html”)を指定して広告用ウェブページを閲覧することができる。この広告用2次元コードが用意されていることによって、広告用URLを直接入力するよりも簡単に広告用ウェブページを閲覧することができる。また、この広告用ウェブページからは、広告媒体11に記載された内容以上の情報を得ることができる。さらにこの広告用URLを携帯通信端末に登録しておけば、広告媒体11を持ち歩かなくても店舗に関する情報を得ることができる。
したがって、この広告用2次元コード111を目にした消費者が店舗に関する情報を簡単な操作で得ることができることに惹かれ、広告用ウェブページを閲覧することが期待できる。この広告用ウェブページの閲覧、すなわちサーバ13へのアクセスがされると、上述の広告端末データ記憶手段134によって広告端末情報が得られる。この広告用2次元コード111があることによって、広告端末情報を収集しやすくなっている。この情報は、広告がどの程度閲覧されているのかを把握するために利用できる。なお、この広告用2次元コードを表示しない広告区画があってもよい。
また、広告媒体11の上部115にある“チャンス1”で始まる記載は、所定の機能を有する携帯通信端末で広告用2次元コード111を読み取り広告用ウェブページを閲覧するとこの携帯通信端末の利用者に対して特典が付与される旨を示すものである。この記載により、広告媒体11を閲覧した者は広告用ウェブページへのアクセスを促されるため、上述の広告端末データ記憶手段134によってより多くの広告端末情報が得られる。
さらに、上記の”チャンス2”で始まる記載は、所定の機能を有する携帯通信端末で後述する来店用2次元コード121を読み取り、これも後述する来店用ウェブページを閲覧すると上記携帯通信端末の利用者に特典が付与される旨を示すものである。この記載により、広告媒体11を閲覧した者は実際に店舗に赴いて、上記来店用2次元コード121を読み取って上記来店用ウェブページへアクセスすることを促されるため、上述の来店端末データ記憶手段135によってより多くの来店端末情報が得られる。なお、本実施形態では商店街に加入している複数店舗の広告からなる広告媒体について説明しているが、一つの店舗の広告からなるものであってもよい。
また、発行者は商店街に限らず、メーカや店舗であってもよい。例えば不動産業の経営者が広告区画毎に賃貸物件や販売物件を2次元コード付きで紹介してもよい。
本実施形態でいう特典とは、必ず得られるものであっても、抽選によるものであってもよい。またその店舗で使用できるものに限らず、系列店や所属する商店街の店舗など他の店舗で使用できる共通のものであってもよい。具体的には、抽選に参加する権利、景品、割引券(例えば商店街共通割引券や広告主の店舗の割引券等)、および店舗のポイント等であってもよい。
ここで、上記の実施形態で説明した広告媒体以外の広告媒体について説明する。
本実施形態では広告媒体11は、各店舗の広告部分を切り離して使用する形式だが、切り離して使用するものでなくてもよい。上記広告部分を切り離して店舗に持参する代わりに、広告用2次元コードを読み取ることで特典が付与されれば、広告を切り離す必要がなくなる。また、切り離されると裏面にある広告が無駄になることがあるが、このような無駄も解消できる。
図4は、図3に示す広告媒体とは別の広告媒体を示す図である。
図4には、図3に示す広告媒体11とはレイアウトが異なる広告媒体31が示されている。ここでは重複した説明を避けるために、図3に示す広告媒体11と共通する部分については説明を省略し、図3に示す広告媒体11とは異なる部分について説明する。図4に示された広告媒体31は、後述する折り返し予定線によって複数の掲載領域に区分けされ、この広告媒体31を折り畳んだときにタイトルや店舗の広告が折り曲げられることがないように、上記複数の掲載領域が折り返し予定線を避けてレイアウトされたものである。図4に示す、広告媒体31を横切る2本の点線のうち上にある点線118は縦方向を2等分する第1の折り返し予定線である。また、広告媒体31を縦に走る2本の点線119は横方向に3等分する第2の折り返し予定線である。本実施形態では広告媒体31は第1の折り予定線で2つ折りされることを想定してレイアウトされたものであり、さらに必要に応じて第2の折り返し予定線で3つ折りされることも想定してレイアウトされたものである。このレイアウトが想定する通りに広告媒体31を折り畳むと、店舗の広告が折り曲げられなくてすむ。特にタイトルの部分や特定の店舗の広告が視認できるように折り畳むことができるため、封筒に折り畳まれた状態で配布されるような場合であっても受取人の購買意欲を刺激することができる。なお、この広告媒体31は、折り目になる部分以外のレイアウトについては自由である。また、広告媒体31は、そのレイアウトの基になる折り方について特に制限するものではなく、例えば縦に2つ折りした後に横に2つ折りする折り方を想定をしたものであってもよい。また、この広告媒体31は例えばチラシやフリーペーパー等にも使用することができる。このとき、想定した折り方通りに折り畳んで使用してもよいし、そのまま折り畳まずに使用してもよい。
図5はポストに投函されるいわゆるポスティング形式の広告媒体を示す図である。この広告媒体は、図3に示す広告媒体11に受取人に特典を付与するクーポン112が別途添付されたものを透明なビニール封筒113に入れたものである。商店街のように複数の店舗が共同で広告を出す場合、チラシのような広告紙媒体は大きさが決まっており、またコストもかかることから全ての店舗について十分な広告を出すことや、ある店舗を特にアピールするということが困難である。そこで、図5に示すように、共同で出す広告とは別に各店舗が独自に用意したサービス券等を添付することで、この問題を解決することができる。この場合、サービス券にも広告用2次元コードを記載することが好ましいが、記載していない場合であっても持参されたサービス券の枚数を確認すれば、ある程度集客効果を把握できる情報が得られる。なお、図5に示す広告媒体はポスティング形式に限らず、商店街や店舗に置いて配布されるものであってもよい。
図6は、図5に示す広告媒体とは別の広告媒体を示す図である。
ここでは重複した説明を避けるために、図5に示す広告媒体の説明と共通する部分については説明を省略し、図5に示す広告媒体とこの図6に示す広告媒体との異なる部分について説明する。
この図6には、図4に示された広告媒体31を折り畳み、図5に示されたクーポン112を別途添付して、全体が透明なビニール封筒113に入れた広告セット物34が示されている。具体的には図6の下部左側にはこの広告セット物34をおもて面から見た様子が示され、同図の下部右側にはこの広告セット物34を裏面から見た様子とが示されている。すなわち図6に示す封筒113は、おもて面113aと裏面113bがともに透明である。広告媒体31はタイトルが見えるように折り畳まれており、このタイトル側を封筒113のおもて面側に向けて収められる。各クーポン112は長方形のものであり、そのおもて面112aにはクーポンの発行元の店名や特典が大きく表示されている。各クーポン112は全てのクーポンのおもて面112aが同じ向きになるようにして互いに長手方向にずらして1つのクーポン束32としてまとめられている。すなわち、図5にはクーポン112がそのまま添付されている様子が示されていたが、この図6では、互いにずらして重ねた状態の3枚のクーポン112をステープラーの針33で固定して縦長のクーポン束32にした様子が示されている。クーポン1枚の長さは折り畳まれた広告媒体31の長さよりも短く、また、クーポン1枚の横幅も折り畳まれた広告媒体31の横幅よりも狭い。なお、本実施形態ではクーポン束32がステープラーの針33で固定されているが、例えば糊やクリップで固定するものであってもよい。1つのクーポン束の上下方向の長さは、折り畳まれた広告媒体31の上下方向の長さよりも長い。このクーポン束32は、各クーポンのおもて面112aを封筒113のおもて面側に向けて、広告媒体31よりも封筒113の裏面側に収められる。封筒113に収められた1つのクーポン束32の上部は、折り畳んで同じく封筒113に収められた広告媒体31よりも上方にはみ出している。封筒113をおもて面側から見ると、クーポン束32の一部が広告媒体31により隠れてしまうものの、はみだした上部については封筒113のおもて面側から見ることができるため、受取人がクーポンの存在を認識することができる。なお、クーポン束32のおもて面が封筒113の裏面側に向けてあってもよい。裏面側に向けておくことによって封筒113を裏面側から見たときにクーポンの内容をはっきり認識することができる。
なお、図6には図4に示す広告媒体31が示されているが、これに限らず例えば図3に示す広告媒体11が入っているものであってもよい。また、封筒113は全部が透明なものに限らず、広告媒体31およびクーポン束32が視認できるように一部が透明になっているものであってもよい。
図7はテレビジョン(以下TVと略す)25の画面で番組表を見る場合に番組表とともに表示される広告を示す図である。近年では、情報通信技術の発達により紙媒体によらず広告を提示できるようになっているため、このような広告媒体を用いてもよい。
なお、上記以外の広告媒体であっても、2次元コードを表示できる広告媒体であれば形式は問わない。
上記説明した広告媒体に表示された広告用2次元コードは、広告媒体の種類毎に異なる広告用URLを表し、この広告用URLの違いでどの広告媒体が閲覧されたかを判断できる。例えば図3に示す広告媒体11の”○×食堂”の場合、広告媒体11を示す広告用URLは”http://ox−shokudou.com/advt.html”、ポスティング形式の広告媒体を示す広告用URLは”http://ox−shokudou.com/postingadvt.html”、そしてTV広告媒体を示す広告用URLは”http://ox−shokudou.com/tvadvt.html”である。これら3つの広告用URLはドメインの部分が“ox−shokudou.com”で同一であるが、このドメインの部分以降が異なっている。なお、同一ドメインに限らず、広告媒体の種類毎に別のドメインを割り当ててもよい。広告端末データ記憶手段134は個体識別データを記憶する際に、これらのURLからどの広告媒体によるものかを判断し、個体識別データと対応付けて記憶する。
図8は、所定の機能を有する携帯電話22で本実施形態の広告用2次元コードを読み取ったときの表示画面を示す図である。
携帯電話22の表示画面221には、広告媒体11の”○×食堂”の広告用2次元コード111を読み取ったことにより、広告用URL(例えば“http://ox−shokudou.com/advt.html”)が指定されている。そして、画面下部にはアクセスボタン222およびキャンセルボタン223が表示されている。この状態で表示画面221中に示されているアクセスボタン222を押せば、携帯電話22はインターネット上にあるサーバ13にアクセスして、表示画面221には広告用ウェブページが表示される。なお、キャンセルボタン223を押すと、この読み取り結果は破棄される。
図9は、本実施形態の”○×食堂”の広告用ウェブページを示す図である。
図9に示すこの広告用ウェブページには、一番上に店舗名が表示され、その下に店舗を紹介する動画の一場面が示されている。さらにその下には“○×食堂”で受けられる特典の記載と、この記載の下にある”お知らせ”で始まる会員登録を促す記載と、画面の一番下にある会員登録ボタン224とがある。なお、店舗の紹介は動画に限られず文字で示されるものであってもよい。この広告用ウェブページは、例えばスタッフや店長の紹介、動画による取扱商品の紹介、および求人の告知をするものであってもよい。また携帯通信端末に限らず例えばパーソナルコンピュータでも広告用ウェブページを閲覧することができることが好ましい。
上記”お知らせ”で始まる記載は、後述する個人情報入力ウェブページで個人情報を入力して送信すると上記携帯電話22の利用者に特典が付与される旨を示すものである。この記載により、閲覧者に個人情報の入力を促して、より多くの個人情報を取得することができる。会員登録ボタン224は後述する個人情報入力ウェブページへのリンクとなっており、このボタンを押すことで後述する個人情報入力ウェブページを閲覧することができる。ここで、図9に示す広告用ウェブページは本発明にいう入力案内ウェブページとしての役割も有する。なお、この広告用ウェブページとは店舗についての広告を記載したウェブページに限られない。例えば、商店街の各店舗がそれぞれ広告を記載したウェブページを運営している場合、広告用ウェブページがこうしたウェブページへのリンクを張った商店街全体のウェブページのようなものであってもよい。すなわち、広告用ウェブページは、各店舗のウェブページに導くための、各店舗間で共通の店舗案内ウェブページであってもよい。また、図3に示す“チャンス2”で始まる記載が上記広告用ウェブページに表示されるものであってもよい。
図10は特典を説明する動画が表示された広告用ウェブページを示す図である。図10は”ビール一杯無料”という特典を説明するために、空のジョッキにビールを注ぐ動画が表示されている。図10(a)はこの動画の最初の画像を示したものであり、図10(b)はこの動画の最後の画像を示したものである。このように特典の説明は文字に限られず、図10に示すような動画によって説明するものや、音声で説明するものであってもよい。
図11は、本実施形態の個人情報入力ウェブページを示す図である。
図11に示すこの個人情報入力ウェブページには、ページタイトル、特典の記載、個人情報入力欄225、および送信ボタン226が示されている。この個人情報入力ウェブページは、本発明にいう個人情報入力ウェブページの一例に相当する。ここで記載されている”会員には”で始まる特典の記載については、上記の広告用ウェブページ中の”お知らせ”で始まる記載と同様の効果を有する。
個人情報入力欄225は、氏名、生年月日、性別、および携帯通信端末の電子メールアドレスを入力するものである。この個人情報入力欄225で入力された個人情報を利用して、例えば年齢別に広告を閲覧する消費者の割合を求めるというように、消費者の行動をより細かく分析することができる。また、取得した電子メールアドレスは、例えば特売の情報を記載したメールマガジンを送信するということにも利用することができ、このメールマガジンを上記”会員には”で始まる特典の一つとして利用することもできる。本実施形態では上記個人情報入力欄225で入力された情報をサーバ13に送信する送信ボタン226が設けられているが、例えば個人情報記憶専用のサーバに送信するというように、入力された個人情報をその後どこに送信するかについては特に限定するものではない。なお、上述の広告用ウェブページと個人情報入力ウェブページが別々のウェブページでなく同一のウェブページであってもよい。また、個人情報入力欄225には個人情報の項目に加えて、例えばどのような商品に興味があるかといったアンケートの項目を含むものであってもよい。
次に広告中の”○×食堂”に来店した場合を例に来店用2次元コード12の詳細について説明する。
図12は、本実施形態の来店用2次元コード表示体12を提示した状態を示す図である。
この図12では、来店用2次元コード表示体12はレジスター26を置くカウンター27に設置され、商品購入の会計時にその存在に気づくように来店者に見やすく提示されている。この提示の方法は一例であり、来店者に見やすい方法であれば、例えば図1に示す”○□ケーキ店”の来店用2次元コード表示体12のように商品ケースの上に設置されてもよい。
図13は、図12に示す来店用2次元コード表示体12を拡大した状態を示す図である。
図13に示す来店用2次元コード表示体12には大きく来店用2次元コード121が表示されており、その下には”上の2次元コードを”で始まる、特典が付与される旨の記載がある。この来店用2次元コード121を利用すれば、広告用2次元コード111で説明した効果と同様に、手軽に店舗の情報を得ることができる。例えば、来店用2次元コード121が表す来店用URLを携帯通信端末に登録しておけば、店舗を後にしてからでも店舗に関する情報を来店用ウェブページから取得することができる。
したがってこの来店用2次元コード121を目にした消費者が、手軽に来店用ウェブページを閲覧して情報を取得できることに惹かれ、来店用ウェブページを閲覧することが期待できる。この来店用ウェブページの閲覧、すなわちサーバ13へのアクセスがされると、来店端末データ記憶手段135により来店端末情報が記憶される。この来店用2次元コード121があることによって、来店端末情報を収集しやすくなっている。さらに、”上の2次元コードを”で始まる記載があることによって、来店者は上記来店用ウェブページの閲覧をより促され、上記の来店端末データ記憶手段135にはより多くの来店端末情報が記憶される。
図14は、所定の機能を有する携帯電話22で本実施形態の来店用2次元コードを読み取ったときの表示画面を示す図である。
携帯電話22の表示画面221には、来店用2次元コードを読み取ったことにより、来店用URL(例えば、“http://ox−shokudou.com/welcome.html”)が指定されている。そして、画面下部にはアクセスボタン227およびキャンセルボタン228が表示されている。この状態で表示画面221中に示されているアクセスボタン227を押せば、携帯電話22はインターネット上にあるサーバ13にアクセスして、表示画面221には来店用ウェブページが表示される。なお、キャンセルボタン228を押すと、この読み取り結果は破棄される。
図15は、本実施形態の”○×食堂”の来店用ウェブページを示す図である。
この来店用ウェブページには店舗で受けられる特典が表示されており、画面の一番下には会員登録ボタン229が表示されている。この来店用ウェブページは、例えばスタッフや店長の紹介、動画による取扱商品の紹介、および求人の告知をするものであってもよい。また携帯通信端末に限らず例えばパーソナルコンピュータでも来店用ウェブページを閲覧することができることが好ましい。
上記特典の表示中にある”○○○商店街の”で始まる記載は、上述した個人情報入力ウェブページで個人情報を入力して送信すると特典が付与される旨を示すものである。この記載により、閲覧者に個人情報の入力を促すことによって、より多くの個人情報を取得することができる。会員登録ボタン229は上述した個人情報入力ウェブページへのリンクとなっており、この会員登録ボタン229を押すことで個人情報入力ウェブページが表示される。この会員登録ボタン229を押した後については、図9に示す広告用ウェブページの会員登録ボタン224を押した後の説明と同様であり、ここでの説明は省略する。なお、上記来店用ウェブページと個人情報入力ウェブページが別々のウェブページでなく、同一のウェブページであってもよい。
図16は集客支援システム1によって得られるデータを示す図である。
図16(a)は、広告端末データ記憶手段134によって記憶されたデータを示す表である。この図16(a)には、広告端末データ記憶手段134に個体識別データの他、その個体識別データに日付、広告媒体、および店舗名を対応付けて記憶されている様子が示されている。例えば一番上にあるデータは、20XX年1月1日に、個体識別データ“11111111”を有する携帯通信端末が、折込チラシにある“○□ケーキ店”の広告に記載された広告用2次元コードで表されたURLを指定してサーバ13にアクセスしたことを示している。上記個体識別データは本発明の広告端末情報の一例に相当する。
図16(b)は、来店端末データ記憶手段135によって記憶されたデータを示す表である。この図16(b)には、来店端末データ記憶手段135に個体識別データの他、その個体識別データに日付および店舗名を対応付けて記憶されている様子が示されている。例えば一番得上にあるデータは、20XX年1月2日に、個体識別データ“11111111”を有する携帯通信端末の利用者が“○□ケーキ店”に来店したことを示している。上記個体識別データは本発明の来店端末情報の一例に相当する。
これら広告端末情報および来店端末情報にある個体識別データを照合すると、広告を閲覧した者が来店しているか否か判断できる。例えば図16(a)に示す個体識別データ“11111111”の携帯通信端末を利用するものは折込チラシの“○□ケーキ店”の広告を見て、次の日に実際に来店していることがわかる。さらに、この利用者はTVで“○×食堂”の広告を閲覧して、その2日後に実際に来店していることもわかる。このようなデータが蓄積されれば、例えばどの広告媒体が最も効果的かといったことがわかり、有効な集客手段を検討することができる。
図17は、来店用2次元コード表示体のもう一つの実施形態および来客端末データ記憶手段によって記憶されるデータを示す図である。
図17(a)に示すレシート14は店舗での会計時に渡されるものであり、本発明の来店用2次元コード表示体の一例に相当する。このレシート14は特定来店用URLを表す来店用2次元コード141を表示している。この来店用2次元コード141を所定の機能を有する携帯通信端末で読み取ると、図1に示す来店用2次元コード121によって閲覧できる来店用ウェブページと同じウェブページを閲覧できる。しかし、来店用URLと特定来店用URLは互いに異なるものである。この特定来店用URLは、例えば“http://ox−shokudou.com/spwelcome.php?id=XXX・・・”のように表され、その後半部分には“?id=XXX・・・”といった、購入時に得られる情報を表す引数が付加されている。最初の数字は性別を表し、“0”は男性、“1”は女性である。2番目の数字は年齢を表し、“0”は20才未満、“1”は20〜30代、“2”は40〜50代、“3”は60代以降を示す。その後の6ケタの数字は売上金額を示す。例えば20代の女性が1500円の買い物をした場合は“?id=11001500”という引数が付加された特定来店用URLを表す来店用2次元コード141がレシート14によって提示される。
このレシート14はレジスターによって印刷される。店舗の会計担当者がレジスターを操作して会計する際に、来店者の外見から判断した年齢および性別を入力すると、その会計内容を表す情報とともにこれらの年齢および性別の情報を表す引数が付加された特定来店用URLを表す来店用2次元コード141がレシート14に印刷される。
この引数によって表される情報は、来店端末データ記憶手段135によって、サーバ13にアクセスした際に来店用データ管理部133が取得した個体識別データと対応付けて記憶される。
図17(b)は、所定の機能を有する携帯通信端末で上記来店用2次元コード141を読み取り、特定来店用URL“http://ox−shokudou.com/spwelcome.php?id=11001500”を指定してサーバ13にアクセスした際に、来店端末データ記憶手段135に記憶されたデータを示す表である。この図17(b)には、来店端末データ記憶手段135に個体識別データの他、その個体識別データに日付および上記特定来店用URLに付加された引数を対応付けて記憶されている様子が示されている。このデータは、“20XX年1月10日”に個体識別データ“11111111”を有する携帯通信端末の利用者が引数“?id=11001500”を付加された特定来店用URLを指定してサーバ13にアクセスしたことを示している。この引数は上記説明したとおり、20代女性が1500円の買い物をしたことを示している。なお、上記個体識別データは本発明の来店端末情報の一例に相当する。このようなデータをより多く取得することで、例えば、性別によってどの商品が売れているかというような分析をすることができる。
なお、上記引数は店舗での購入内容を表す情報が付加されたものであってもよい。また、この引数は上記方法に限定されるものではなく、例えば桁数を変更して付加される情報を変更してもよいし、付加される情報を暗号化したものであってもよい。
以上、説明した実施形態により広告閲覧時と来店時の情報を取得することができ、これらの情報を分析して集客を上げるための検討をする上で有効なデータを得ることができる。
以下、本発明に関係することについて付記する。
(付記1)
複数の店舗の広告を掲載した広告媒体において、
前記店舗に関するウェブページのURLを表す2次元コードが前記複数の店舗のうちの一部または全部の店舗の広告ごとに表示されたものであることを特徴とする広告媒体。
(付記2)
前記複数の店舗の来店者に該店舗ごとに異なる特典を付与するクーポンが前記複数の店舗のうちの一部または全部の店舗の広告ごとに表示されたものであることを特徴とする付記1記載の広告媒体。
(付記3)
前記2次元コードが、店舗の情報を表す動画を表示する動画ページあるいは該動画ページに導くための店舗案内ウェブページのURLを表すものであることを特徴とする付記1または2記載の広告媒体。
(付記4)
前記複数の店舗の来店者に店舗間で共通の特典を当選者に付与する抽選に、来店すると参加することができることが告知されたものであることを特徴とする付記1から3のいずれかの付記に記載の広告媒体。
(付記5)
受取人に特典を付与するクーポンが別途添付されていることを特徴とする付記1から4のいずれかの付記に記載の広告媒体。
(付記6)
この広告媒体が、複数の掲載領域に区分けされ、所定方向を等分する予め定められた折り返し予定線で折り返して折り畳むことを予定したものであって、
前記複数の掲載領域が前記折り返し予定線を避けて配置されたものであることを特徴とする付記1から4のいずれの付記に記載の広告媒体。
(付記7)
前記折り返し予定線が、3本以上あることを特徴とする付記6記載の広告媒体。
(付記8)
前記折り返し予定線が、この広告媒体の縦方向および横方向のうちのいずれか一方の方向を2等分する1本の折り返し予定線と、この広告媒体の該一方に対する他方の方向を3等分する2本の折り返し予定線であることを特徴とする付記6記載の広告媒体。
(付記9)
前記複数の掲載領域のうちの一つが、この広告媒体のタイトルおよび発行者を表示した掲載領域であることを特徴とする付記6から8のいずれかの付記に記載の広告媒体。
(付記10)
外から収容物を視認可能な封筒と
前記封筒に折り畳んで収められた、付記1から4のいずれかの付記に記載の広告媒体と、
前記封筒に収められた、受取人に特典を付与する複数枚のクーポンとを有し、
前記複数枚のクーポンが、互いにずらして一つにまとめた状態で、前記封筒に外から視認可能に収められたものであることを特徴とする広告セット物。
(付記11)
前記封筒が、おもて面と裏面それぞれに透明部分を有するものであり、
前記複数枚のクーポンが、前記封筒に収められたときに、折り畳んで収められた前記広告媒体からはみ出す長さになるように互いにずらして一つにまとめられたものであることを特徴とする付記10記載の広告セット物。
1 集客支援システム
11 広告媒体
111 広告用2次元コード
112 クーポン
113 封筒
115 上部
116 下部
117 広告スペース
118,119 折り返し予定線
12 来店用2次元コード表示体
121 来店用2次元コード
13 サーバ
131 ページデータ記憶部
132 広告用データ管理部
133 来店用データ管理部
134 広告端末データ記憶手段
135 来店端末データ記憶手段
136 照合手段
14 レシート
141 来店用2次元コード
21 店舗
22 携帯通信端末
221 表示画面
222 アクセスボタン
223 キャンセルボタン
224 会員登録ボタン
225 個人情報入力欄
226 送信ボタン
227 アクセスボタン
228 キャンセルボタン
229 会員登録ボタン
23 インターネット
24 プリンタ
25 テレビジョン
26 レジスター
27 カウンター
31 広告媒体
32 クーポン束
33 ステープラー針
34 広告セット物

Claims (8)

  1. インターネットに接続したサーバを備え、インターネットに接続して指定されたURLのウェブページを構成するデータが記憶されているサーバにアクセスすることで該ウェブページを表示する機能を有する携帯通信端末を利用する集客支援システムにおいて、
    店舗に関する情報が記載された広告用ウェブページの広告用URLを表し、前記携帯通信端末のうち所定の読取機能を持った携帯通信端末に読み取られると該携帯通信端末で該広告用URLが指定される広告用2次元コードが表示された広告媒体と、
    前記広告用URLとは異なるURLであって前記店舗に関する情報が記載された来店用ウェブページのURLである来店用URLを表し、前記所定の読取機能を持った携帯通信端末に読み取られると該携帯通信端末で該来店用URLが指定される来店用2次元コードを、該店舗に来店した者に提示する来店用2次元コード表示体とを備え、
    前記サーバが、
    前記広告用ウェブページを構成する広告用ページデータおよび前記来店用ウェブページを構成する来店用ページデータを記憶したページデータ記憶部と、
    前記携帯通信端末が、前記広告用URLを指定してアクセスしてきた場合には、該携帯通信端末に付与された個体識別データを取得するとともに該携帯通信端末に前記広告用ページデータを送信する広告用データ管理部と、
    前記携帯通信端末が前記来店用URLを指定してアクセスしてきた場合には、該携帯通信端末に付与された個体識別データを取得するとともに該携帯通信端末に前記来店用ページデータを送信する来店用データ管理部と、
    前記広告用データ管理部が取得した個体識別データを表す広告端末情報を記憶する広告端末データ記憶手段と、
    前記来店用データ管理部が取得した個体識別データを表す来店端末情報を記憶する来店端末データ記憶手段とを備えたものであり、
    さらにこのシステムが、前記広告端末情報が表す個体識別データと前記来店端末情報が表す個体識別データを照合する照合手段を備えたことを特徴とする集客支援システム。
  2. 請求項1記載の集客支援システムにおいて、
    前記広告媒体および前記来店用2次元コード表示体の少なくとも一方が、前記携帯通信端末のうち電子メールを受信する機能を持った携帯通信端末の電子メールアドレスを含む該携帯通信端末の利用者の情報を入力する個人情報入力欄が設けられた個人情報入力ウェブページ、あるいは該個人情報入力ウェブページのリンク元になる入力案内ウェブページのURLを表す2次元コードが表示されたものであることを特徴とする集客支援システム。
  3. 請求項2記載の集客支援システムにおいて、
    前記広告媒体および前記来店用2次元コード表示体の少なくとも一方が、前記個人情報入力欄に情報を入力して送信すると特典が付与される旨の記載がされた、前記個人情報入力ウェブページあるいは前記入力案内ウェブページのURLを表す2次元コードが表示されたものであることを特徴とする集客支援システム。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の集客支援システムにおいて、
    前記広告媒体は、前記広告用2次元コードを前記所定の読取機能を持った携帯通信端末で読み取って前記広告用ウェブページを閲覧すると特典が付与される旨の記載がされたものであることを特徴とする集客支援システム。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の集客支援システムにおいて、
    前記広告媒体は、前記店舗で提示される前記来店用2次元コードを前記所定の読取機能を持った携帯通信端末で読み取って前記来店用ウェブページを閲覧すると特典が付与される旨の来店案内および該来店案内が示された前記広告用ウェブページのURLを表す広告用2次元コードのうち少なくとも一方が表示されたものであることを特徴とする集客支援システム。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載の集客支援システムにおいて、
    前記来店用2次元コード表示体は、前記来店用2次元コードを前記所定の読取機能を持った携帯通信端末で読み取って前記来店用ウェブページを閲覧すると特典が付与される旨の記載がされたものであることを特徴とする集客支援システム。
  7. 請求項1から6のいずれか1項に記載の集客支援システムにおいて、
    前記広告媒体は、前記広告用ウェブページのURLを広告媒体の種類毎に異なる媒体別広告用URLで表した広告用2次元コードが表示されたものであり、
    前記広告端末データ記憶手段は、前記広告用データ管理部が取得した個体識別データを表す広告端末情報と指定された前記媒体別広告用URLを表す情報を対応付けて記憶するものであることを特徴とする集客支援システム。
  8. 請求項1から7のいずれか1項に記載の集客支援システムにおいて、
    前記来店用2次元コード表示体は、前記来店用ウェブページのインターネット上の位置を特定するURLに、前記店舗に来店した客の、性別、年齢、該店舗での支払額、および該店舗での購入内容のうちのいずれか一つまたは複数を表す顧客情報を付加した特定来店用URLを表す来店用2次元コードが表示されたものであり、
    前記来店端末データ記憶手段は、前記来店用データ管理部が取得した個体識別データと前記特定来店用URLに付加された前記顧客情報を対応付けて記憶するものであることを特徴とする集客支援システム。
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