JP2005292653A - 広告管理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 より多様な消費者に求められる広告媒体が効率的に配布できる広告管理方法を提供する。
【解決手段】 インターネット6を介して、設置場所の端末4から設置場所登録をするとともに、広告主の端末3から広告主登録をする。そして広告主の端末3から管理サーバ2の広告申込情報データベース31を検索して、スケジュールを確認するとともに、設置場所情報マスタデータベース28を検索して消費者の属性にあった設置場所を確認する。そして広告主の端末3は管理サーバ2に対して広告の申込を行う。管理サーバ2は、設置場所情報マスタデータベース28、広告主情報マスタデータベース29、広告申込情報データベース31を参照して複数の広告主の広告媒体を最適に配布する設置場所を確定する。印刷工場では、管理サーバ2からの指示によりクーポンを印刷し、そのクーポンを広告媒体であるポケット型ティッシュに封入し配布を行う設置場所に送付する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、広告媒体を特定の場所で配布することにより実施する広告をコンピュータにより管理する広告管理方法に関する。
種々の事業、例えば飲食店や美容院、マッサージ、遊技施設、各種学校等の各種サービスや、缶ビールや化粧品等の各種物販の広告宣伝のための広告媒体にはマスメディアもあるが、地域に密着したケースでは、広告媒体自体を配布する方法もある。例えば、飲食店であれば、割引クーポンを印刷したチラシを広告媒体として街頭で直接消費者に配布して、クーポンによる来店を促す例があるが、一般に受取り率が低く、たとえ受取ったとしても内容を読まず、すぐに廃棄される率が高い。また、サンプルやノベルティーとして広告の入った試供品や粗品を広告媒体として配布している例がある。この場合は、チラシだけに比べて受取り率が高くなるとともに、持ち帰り率も高くなる。例えば、広告媒体としてのポケット型ティッシュを例に説明すると、ティッシュペーパーは年齢・性別等を問わず万人の必需品であるため、一旦受け取るとすぐに廃棄されることはなく、かなりの高率で消費者に持ち帰ってもらうことができる。しかもこのポケット型ティッシュは、透明の袋体の中にチラシを封入したり挿入できるため、ティッシュペーパーの使用のたびに消費者の目に広告が入り、広告の露出時間が長く宣伝効果が大きいといえる。最近では、より広告宣伝効果を高めるためにより多くの情報を提供できるよう、広告面を広くとれるB5やA4サイズ等の大きな広告媒体一面に広告を付し、それを折り畳んでポケット型ティッシュに添付する例もある(特許文献1参照)。
登録実用新案第3093050号公報(請求項1、図1)
しかしながら、ポケット型ティッシュは比較的受取り率が高いと言えるが、望まない業種の広告や人目を憚るような広告が付されている場合も多々あり、受取りが拒絶される場合も多い。特に女性の消費者においてはむしろ嫌悪感を抱くケースもあり、このような消費者に対してはまったく宣伝効果が無いという問題があった。
また、街頭で配布する場合では、店舗での広告と異なり、広告主への信用が疑われるような場合もある。
さらに、ポケット型ティッシュ自体は比較的安価であっても、街頭などで配布するには高額な人件費がかかるという問題もあった。
さらに、街頭での広告媒体の配布では、これを受け取る消費者である通行人は偶然の要素が大きく、特定の消費者に継続性のある広告を行うことは難しいという問題もあった。
上記の問題に鑑み、本発明の目的は、より多様な消費者に求められる広告媒体が効率的に配布できる広告管理方法を提供することを目的とする。加えて、これらの消費者に対して継続して来店を促進できる広告管理方法を提供することも目的とする。また、これらの方法をより低コストで達成できる広告管理方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の広告管理方法では、広告媒体を特定の場所で配布することにより実施する広告をコンピュータにより管理する広告管理方法であって、前記コンピュータは、配布する広告媒体の設置場所の名称・属性を含む設置場所情報が入力され、当該設置場所情報を記憶手段に記憶する設置場所登録のステップと、広告主の名称・属性を含む広告主情報が入力され、当該広告主情報を記憶手段に記憶する広告主登録のステップと、広告主を特定する情報、設置場所の条件である指定情報、前記広告媒体の配布の条件である配布情報を含む広告の申込である広告申込情報が入力され、当該広告申込情報を記憶手段に記憶する広告申込のステップと、当該広告申込のステップにより入力された広告申込情報に基づいて、前記設置場所登録のステップで記憶された設置場所情報を参照して、予め記憶された判断基準に基づいて、配布を実施する広告媒体の設置場所を選定する設置場所選定のステップと、当該設置場所選定のステップで選定が成功した場合に、当該選定された設置場所を出力する広告確定のステップとを実行することを要旨とする。
この構成の広告管理方法では、設置場所選定のステップにおいて、広告申込のステップにより入力された広告申込情報に基づいて、設置場所登録のステップで記憶された設置場所情報を参照して、予め記憶された判断基準に基づいて、配布を実施する広告媒体の設置場所を選定するため、より多様な消費者に求められる広告媒体が的確かつ効率的に配布できるという効果がある。なお、ここでいう「広告媒体」とは、ポケット型ティッシュをはじめ、チラシ・クーポンそのもの、CD等の記録媒体、各種サンプル・ノベルティー等配布可能な種々の広告媒体を含む。また、「配布」とは、手渡しの配布に限らず、郵便ポスト等に配布するポスティング、買い物精算時に粗品としてレジで商品と同梱したり、什器等に収容された広告媒体を消費者が自主的に手にすることも含む。
請求項2に記載の広告管理方法では、請求項1に記載の広告管理方法の構成において、前記コンピュータはインターネットのサーバコンピュータとして設けられ、前記設置場所の端末、前記広告主の端末が前記サーバコンピュータと通信可能に接続され、設置場所情報、広告主情報、広告申込情報が、インターネットにより送受信され入出力されることを要旨とする。
この構成の広告管理方法では、設置場所の端末、広告主の端末がサーバコンピュータと通信可能に接続されて管理されるため、専門のオペレータなしでも各端末から容易に操作ができ、データを入出力できるという効果がある。
請求項3に記載の広告管理方法では、請求項2に記載の広告管理方法において、前記サーバコンピュータは、予め前記広告媒体を配布するスケジュールが入力されて、当該スケジュールを記憶手段に記憶するスケジュール登録のステップをさらに実行し、前記広告申込のステップにおいて、前記広告主の端末から当該スケジュールが閲覧可能とされ、前記広告申込情報には、当該記憶されたスケジュールから希望のスケジュールを特定する情報が含まれることを要旨とする。
この構成の広告管理方法では、サーバコンピュータがスケジュール登録のステップで予め前記広告媒体を配布するスケジュールを記憶しているため、広告主は、それぞれの端末からスケジュールが閲覧可能となり、広告申込の手順が極めて容易になるという効果がある。
請求項4に記載の広告管理方法では、請求項2又は請求項3に記載の広告管理方法において、前記サーバコンピュータは、前記広告主の端末からインターネットを介しアクセスさせ、当該サーバコンピュータに記憶された設置場所情報において所定条件の設置場所を検索をさせる設置場所検索のステップをさらに実行させることを要旨とする。
この構成の広告管理方法では、各広告主は、それぞれの端末からインターネットを介してサーバコンピュータが設置場所検索のステップで予め記憶している設置場所情報を検索することができるという効果がある。
請求項5に記載の広告管理方法では、請求項2乃至請求項4のいずれか1項に記載の広告管理方法において、前記広告確定のステップで出力された設置場所を、当該設置場所が選定された広告主の端末に送信する広告通知のステップをさらに実行することを要旨とする。
この構成の広告管理方法では、広告を申込んだ各広告主は、それぞれの端末によりサーバコンピュータが広告通知のステップにおいて選定した設置場所の結果を受信することができるという効果がある。
請求項6に記載の広告管理方法では、請求項2乃至請求項5のいずれか1項に記載の広告管理方法において、前記広告確定のステップの後、広告申込のあった広告主に相当する広告主情報を、当該選定された設置場所の端末に送信する広告主通知のステップをさらに実行することを要旨とする。
この構成の広告管理方法では、各設置場所では、その端末により、配布対象となる広告の広告主情報を受信することができるという効果がある。
請求項7に記載の広告管理方法では、請求項2乃至請求項6のいずれか1項に記載の広告管理方法において、前記配布される広告媒体は、任意の広告主の広告を表示するスペースであるコマを複数備えて構成され、当該コマの数だけ複数の広告主の広告を表示可能に構成され、前記サーバコンピュータは、前記広告申込のあった広告主をコマの単位で決定する広告主決定のステップをさらに実行することを要旨とする。
この構成の広告管理方法では、広告媒体に複数のコマを設け、一つの広告媒体の中で複数の広告主の広告をコマ単位で相乗りで表示するように管理することができるという効果がある。ここで「コマ」とは、実施形態のような、二つ折りの紙片に4つの広告表示部をミシン目で区分したようなものに限定されず、一つの広告主の広告が他の広告主の広告と区別して表示できればよく、1つの広告主がそれぞれ予め分離された紙片に表示されたものや、1つの台紙にシール状のものが分離して貼付されたようなものでもよい。
請求項8に記載の広告管理方法では、請求項7に記載の広告管理方法において、前記広告申込のステップにおいて、他の広告主による広告が同一の広告媒体における他のコマに表示される場合に、その表示が許容できるか否かに関する同時掲載可否条件を含み、前記広告主決定のステップにおいて、前記同時掲載可否条件に応じて前記広告申込のあった広告主をコマの単位で決定することを要旨とする。
この構成の広告管理方法では、広告主決定のステップにおいて、同時掲載可否条件に応じて広告申込のあった広告主をコマの単位で決定するため、広告主の希望しない他の広告主との同時掲載を避けることができるという効果がある。
請求項9に記載の広告管理方法では、請求項7又は請求項8に記載の広告管理方法において、前記広告申込のステップにおいて、前記広告申込情報には指定期限までに前記コマに広告主未定の残余のコマができた場合に、当該残余のコマの広告の申込の意思表示と条件を含む余りコマ申込を含み、前記コンピュータは、前記指定期限後に前記余りコマ申込のあった広告主の申込の条件に従い広告主未定の残余のコマに割付けて広告主を決定する余りコマ決定のステップをさらに実行することを要旨とする。
この構成の広告管理方法では、余りコマ決定のステップにおいて、コンピュータは、指定期限後に余りコマ申込のあった広告主の申込の条件に従い広告主未定の残余のコマに割付けて広告主を決定するため、広告主の不在のムダなコマが生じることがないという効果がある。
請求項10に記載の広告管理方法では、請求項7乃至請求項9のいずれか1項に記載の広告管理方法において、前記コマは、分離可能に構成されたクーポンであることを要旨とする。
この構成の広告管理方法では、コマをクーポンとして使用することができるという効果がある。ここで、「クーポン」とは、一つのコマの部分を分離し、これを店舗等に持参すると、販売価格・サービス提供の料金の割引、付加的サービスの享受、無料サービス品の受領等の利益が受けられるものをいう。また、「分離可能」とは、ミシン目を手でちぎって分離できるものや、鋏で切り取るもの、シール状のものを剥がし取るものなど、その態様は限定されない。もちろん、分離可能であればよく、これを分離しないでバーコードなどで読みとることでサービスを受けられるようにしてもよい。
請求項11に記載の広告管理方法では、請求項10に記載の広告管理方法において、前記広告媒体のコマ毎に、配布する設置場所を特定する識別コードが付されることを要旨とする。
この構成の広告管理方法では、クーポンを受領した店舗で、識別コードにより配布された設置場所を特定することができる。なお、「識別コード」とは、視覚的に認識できる数字・記号の羅列、光学的に読取可能なバーコード、磁気的に読取可能な磁気ストライプ、RFIDによる無線で識別できるコード等種類は問わない。また、「設置場所を特定」とは、1ヶ所の店舗であるか、チェーン店のようなグループを特定するかは問わない。
請求項12に記載の広告管理方法では、請求項11に記載の広告管理方法において、前記クーポンは、前記広告主において回収され、前記サーバコンピュータが広告主毎に前記識別コードを記憶するとともに、記憶された識別コードから各設置場所でのクーポンの回収率を算出する回収率算出のステップをさらに実行することを要旨とする。
この構成の広告管理方法では、回収率算出のステップにおいて、サーバコンピュータが、各設置場所における配布数量に対して、広告主において回収されたクーポンの数量から回収率を算出することができるという効果がある。この回収率から、各設置場所における宣伝効率が判り、より効率的な広告媒体の配布を管理することが可能になる。
請求項13に記載の広告管理方法では、請求項1乃至請求項12のいずれか1項に記載の広告管理方法において、前記広告媒体は、当該広告媒体の設置場所の広告が表示されていることを要旨とする。
この構成の広告管理方法では、広告媒体に設置場所の広告が表示されるため、消費者はどこでその広告媒体を入手したか一見して理解でき、その消費者に継続的に広告媒体を配布するように誘引できるという効果がある。
請求項14に記載の広告管理方法では、請求項1乃至請求項13のいずれか1項に記載の広告管理方法において、前記広告媒体は、設置場所において消費者が持ち帰り自由な什器に収容され、消費者が任意に広告媒体を持ち帰ることができるように構成したことを要旨とする。
この構成の広告管理方法では、広告媒体を予め適切な設置場所を選定して設置しているため、広告媒体の街頭配布などとは異なり、消費者が自己の意思で広告媒体を入手できる。そのため、押し付け感がなく消費者の好感を得やすく、かつ街頭配布のような人件費のコストもかからないという効果がある。
請求項15に記載の広告管理方法では、請求項1乃至請求項14のいずれか1項に記載の広告管理方法において、前記広告媒体は、広告表示部を備えたポケット型ティッシュであることを要旨とする。
この構成の広告管理方法では、広告媒体が広告表示部を備えたポケット型ティッシュであるため、消費者の属性を問わず需要のある必需品であるため広告媒体の持ち帰り率を高め、かつ広告の視認率も高く、宣伝効果を高めることができるという効果がある。
本発明によれば、より多様な消費者に求められる広告媒体が効率的に配布できるという効果がある。
以下、本発明の広告管理方法を広告管理システムに具体化した一実施形態を図1〜図19にしたがって説明する。
図16は、本実施形態における広告管理システムの扱う広告媒体であるポケット型ティッシュの全体斜視図である。図16に示すように、このポケット型ティッシュ(以下、単に「ティッシュ」ともいう。)7は、平面視略長方形形状の袋体8を有し、その袋体8の中には折り畳まれた複数枚のティッシュペーパー9が積層して収納されている。袋体8は、半透明のポリプロピレンフィルム製であって、その表面の中央部にはミシン目10が長手左右方向に亘って形成されている。また、ティッシュペーパーの最も表面側(図16のミシン目のある面側)にはクーポン11が収納されており、半透明の袋体8を介してクーポン11の印刷面を外部から視認することができるようになっている。この半透明の袋体8が広告表示部に相当する。
クーポン11は、図17に示すように、その紙面を複数(本実施形態では4つ)の分離可能なコマ12に分割されている。それぞれのコマ12には、各広告主の店舗の割引情報が印刷されている。このように、複数(本実施形態では4社)の広告主からの広告が1コマ毎に記載され、併せて1つのチラシを構成するようになっている。
本実施形態の広告管理システムは、このポケット型ティッシュ7を広告主が希望する条件に基づいて最も適切な設置場所(ポケット型ティッシュ7を配布する場所)に配布されるようにしたものである。そして、各広告主と各設置場所の各種情報とを予め定められた判断基準に基づいて参照・検討し、各コマに対する広告主の割り当てを自動的に決定してクーポン11を作成する。
例えば広告主であるハンバーガーショップがチラシを添付したポケット型ティッシュを配布する際に、あまりハンバーガーショップを利用しない老年層や店舗から遠く立地的に利用がされにくい地域に対して配布することは非効率的である。本システムでは、インターネットを利用してコンピュータで広告管理をすることにより、広告主の属性に適合した最適な設置場所を自動的に選択し効率的な広告宣伝効果を図るものである。以下、そのシステムの構成から作用の順に詳しく説明する。
図1は、本実施形態の広告管理システム1のシステム構成を示す概略図である。図1に示すように、広告管理システム1は、広告管理サーバ(以下、単に「サーバ」ともいう。)2、広告主の端末(以下、「広告主用端末」という。)3、設置場所の端末(以下、「設置場所用端末」という。)4、印刷工場の端末(以下、「印刷工場用端末」という。)5によって構成されている。広告管理サーバ2、広告主用端末3、設置場所用端末4、印刷工場用端末5はそれぞれインターネット6に接続されている。広告管理サーバ2は、例えばTCP/IPのプロトコルによる通信が可能なサーバを構成するようにサーバOS(Operating System)がインストールされ、広告主用端末3、設置場所用端末4、印刷工場用端末5をクライアントとする周知の3層クライアント/サーバシステムとして構成されている。そして、このように構成された広告管理サーバ2を介して以下に詳述する広告主情報や広告申込情報等の各種データを各端末とサーバ2との間で入出力できるようになっている。なお、図1では簡単に示したが、広告主用端末3及び設置場所用端末4、印刷工場用端末5は広告主や設置場所の数によってそれぞれ複数存在するものである。
図2は、広告管理サーバ2(以下、単に「サーバ」ともいう。)を概念的に示すブロック図である。このサーバ2は、通信ポート21によりインターネット6に接続され、通信ポート21はI/Oポート22に接続され、I/Oポート22はバス23に接続されている。このバス23を介してCPU24、ROM25、RAM26、メインの記憶手段としてのハードディスクドライブ(HDD(RAM))27が設けられている。
大容量記憶部としてのHDD27には、インターネット6を通じて入力される(又は独自に入力される)設置場所情報マスタデータベース28、広告主情報マスタデータベース29、スケジュールデータベース30、広告申込情報データベース31等の各データベースが設けられている。
設置場所情報マスタデータベース28には、図3に概念的に示すように、ティッシュの配布場所に設定される設置場所の企業名(店舗名)や所在地域を特定する都道府県、市町村、業種、カテゴリ、主な利用者層、その利用者の性別、設置数、ティッシュの総希望数量、利用方法、設置場所の広告を希望するか否か等の各種データが記憶されている。利用方法は、直接配布か什器設置によって消費者に自由に取ってもらう形式か等を示すものである。
広告主情報マスタデータベース29には、図4に概念的に示すように、広告主を示す店舗名、所在地、電話番号、従業員数(男、女)、業種カテゴリ等の各種データが記憶されている。
スケジュールデータベース30には、図5に概念的に示すように、ティッシュが配布される日程が例えば1ヶ月を3回に分けた日程として設定しその日程が記憶されている。
広告申込情報データベース31には、図6に概念的に示すように、各広告主の申込情報に基づいて、ティッシュ希望数量、利用方法、希望地域、希望設置場所、同じチラシ上に広告されたくない業種を示すNG広告等のデータが記憶されている。さらに、特に配布したいターゲットとなる対象を特定するキーワード、配布時期、余ったコマに格安で広告を掲載できる余りコマ購入を希望するか否かの余りコマ希望の有無の各種データが記憶されている。
また、図2に示すように、HDD27には、プログラム格納部33が設定されている。そこには前述のサーバOSに加え、インターネット6を通じて外部の端末から設置場所情報を取り込むための設置場所登録プログラム34や、広告主情報を取り込むための広告主登録プログラム35、スケジュール登録プログラム36、広告申込プログラム37、設置場所選定プログラム38、広告主決定プログラム39が格納されている。さらに、図17に示すクーポン11が作成可能にコマ12に対応する広告主を確定するための広告確定プログラム40、印刷工場への印刷・送付指示を行う印刷・送付指示プログラム41、広告主への費用を算出して請求する費用請求プログラム42、設置場所へ広告場所の提供に対する支払い額を提示する支払い額提示プログラム43等が格納されている。すなわち、プログラム格納部33には、システムの実行に必要なこれらの各種アプリケーションプログラムが格納されている。
まず、このシステム1を管理するサーバ2の主な処理について説明する。図7は、広告管理システム1の処理の流れの一例を示すフローチャートである。図7に示すように、まず、配布する広告媒体の設置場所の名称・属性を含む設置場所情報を記憶手段としての設置場所情報マスタデータベース28に記憶する設置場所登録を実行する(ステップ1(以下、ステップをSと略す。))。この設置場所情報は設置場所用端末4からインターネット6を介して入力される。
次に、広告主の名称・属性を含む広告主情報を記憶手段としての広告主情報マスタデータベース29に記憶する広告主登録を実行する(S2)。この広告主情報は広告主用端末3からインターネット6を介して入力される。
次いで、予め広告媒体を配布するスケジュールを記憶手段としてのスケジュールデータベース30に記憶するスケジュール登録を実行する(S3)。このスケジュールはサーバ2に直接入力される。
次に、広告申込情報を記憶手段としての広告申込情報データベース31に記憶する広告申込みを実行する(S4)。この広告申込情報は広告主用端末3からインターネット6を介して入力される。
また、この広告申込情報は、広告主を特定する情報と設置場所の条件である指定情報(希望設置場所)、広告媒体の配布の条件である配布情報(NG広告(同時掲載拒否の条件)、キーワード)とを含む。広告申込みがなされた後には、広告申込情報に基づいて、設置場所情報を参照して予め記憶された判断基準に基づいて、配布を実施する広告媒体の設置場所を選定する(S5)。
次に、設置場所が同一でその他の申込み条件が一致する広告主を予め記憶された判断基準に基づいて抽出して各コマへの広告主を決定する(S6)。そして、余りコマ等の調整を行い、最終的に1つの広告媒体を構成する4コマへの広告主をそれぞれ決定して広告を確定する(S7)。
次に、印刷工場用端末5へ、広告媒体の印刷・送付を指示する(S8)。そして、使用コマ分に応じた広告代金を計算して広告主用端末3へ請求する(S9)。最後に、設置場所用端末4へ、設置場所提供による報酬としての支払い額を提示する(S10)。以上が、サーバ2の大まかな処理の流れである。
次に、各処理について、さらに詳しく説明する。
(設置場所登録のステップ(S1))
図8は、設置場所用端末4からインターネット6にアクセスして設置場所登録をする際のウェブ(Web)画面の一例を示す図である。アクセスされると、設置場所登録プログラム34(図2参照)が実行され、図8に示すような入力画面が設置場所用端末4が有するモニタ等の表示手段に表示される。設置場所登録は、例えば全国にチェーン展開するコンビニエンスストアであれば、その代表者が広告媒体を設置したい各店舗の所在地域や支店名を登録することにより広域に展開する店舗を統括して登録することができる。設置場所登録者は、図8に示す設置場所登録場面50から、例えば、設置場所の企業名(店舗名)や所在地、業種、カテゴリ、主な利用者等の入力を行う。入力されたデータは、設置場所情報マスタデータベース28(図3参照)に記憶される。
(広告主登録のステップ(S2))
図9は、広告主用端末3からインターネット6にアクセスして広告主情報を登録する際のウェブ(Web)画面の一例を示す図である。アクセスされると、広告主登録プログラム35(図2参照)が実行され、図9に示すような入力画面が広告主用端末が有するモニタ等の表示手段に表示される。広告を希望する広告主は、図9に示す広告主登録画面60から、例えば、広告主名やその業種、所在地、電話番号等の入力を行う。入力されたデータは、広告主情報マスタデータベース29(図4参照)に記憶される。
(スケジュール登録のステップ(S3))
広告媒体を配布する時期は、例えばサーバ2を管理する広告管理者によってサーバ2に直接入力される。この際、スケジュール登録プログラム36(図2参照)が実行され、例として、図5に示すように日程が特定され、スケジュールデータベース30(図5参照)に記憶される。
(広告申込のステップ(S4))
図10は、広告主用端末3からインターネット6にアクセスして広告申込情報を登録する際のウェブ(Web)画面の一例を示す図である。広告申込にアクセスされると、広告申込プログラム37(図2参照)が実行され、図10に示すような入力画面が広告主用端末3が有するモニタ等の表示手段に表示される。
広告申込みを希望する広告主は、図10に示す広告申込画面70から、例えば、配布するティッシュの一月当りの希望数量や、什器を店内に設置する店内設置タイプか来店した客に粗品として配布する来店粗品タイプか等の利用方法を選択入力できるようになっている。その他、希望地域や希望設置場所、同じチラシ上に広告されたくない業種(同業種等)を示すNG広告、特に配布したいターゲットとなる対象を特定するキーワード等が選択入力できるようになっている。
このキーワードは、例えば老人、医療、子供、新婚、学生等で、希望設置場所で指定した条件をさらに絞り込むために用いられる。例えば、広告主がハンバーガーショップであって希望設置場所をコンビニ(コンビニエンスストアの略称)とした場合でも、コンビニの中でも特にハンバーガーショップを利用する確率の高い若い世代がよく訪れる店舗に配布した方が効果的である。そこで、例えば学生をキーワードとして入力しておけば、コンビニの中でも大学や資格学校の近隣のコンビニを優先的に設置場所として選定し、より効率的な広告配布を可能とするものである。
また、広告申込画面70の下方に示す「スケジュール」の欄は、予めサーバ2への直接入力により登録されたスケジュールを閲覧できるようになっており、そのいくつかの選択枝の中から選択するようになっている。入力されたデータは、広告申込情報データベース31(図6参照)に記憶される(S4)。
(設置場所選定のステップ(S5))
広告申込みがなされると、設置場所選定プログラム38(図2参照)が実行され、広告申込情報に基づいて広告媒体の設置場所を選定する。ここでは、広告申込情報中の特に利用方法、希望設置場所及びキーワードに基づいて設置場所を選定する。なお、このステップにおいて設置場所が「選定される」ことと「選定が成功する」こととは同意である。
(各コマへの広告主決定のステップ(S6))
設置場所が選定された後には、広告主決定プログラム39(図2参照)が実行され、その設置場所用のクーポンの各コマへ広告主を割り当てる。図11は、広告主決定の処理を詳しく示すフローチャートである。図11に示すように、まずスケジュールデータベース(図5)と広告申込情報データベース(図6)を参照して予め記憶されたスケジュールと広告主の希望スケジュールと合致するか否かをチェックする(S61)。次に、事前予約者のNG広告とならないかどうかをチェックする(S62)。以上のチェックを通過した候補の広告を、空きコマに決定する(S63)。
(広告確定のステップ(S7))
以上の処理を経ると、各コマに広告主が順次割り当てられて、既に4コマ分の広告スペースが埋まってクーポンが完成しているものもあるが、各広告主によって希望する配布時期や配布希望数量がまちまちであるため、余りコマが発生する場合がある。この余りコマを新たな広告で補充してクーポンを確定するのが本処理である。各コマへの広告主が決定した後には、広告確定プログラム40(図2参照)が実行される。図12は、広告確定の処理を詳しく示すフローチャートである。図12に示すように、まず予め定められた指定期限時である予約締め切り(S71)後、余りコマが発生しているか否かの判断を行う(S72)。この指定期限は、例えば各配布希望スケジュールの20日前や1ヶ月前等に所望に設定することができる。そして、余りコマが発生していると判断された場合には(S72:YES)、余りコマ数と余りコマ購入希望者数を広告申込情報データベース31を参照してカウントする(S73)。そして、余りコマを余りコマ購入希望者に均等配分し(S74)、各余りコマへの広告主を決定する(S75)。これで、処理を終了する。もし、余りコマが発生していないと判断された場合には(S72:NO)、同様に処理を終了する。
なお、この余りコマへの広告料金は、余りコマを獲得した広告主のNG広告が考慮されない代償として通常のコマへの広告料金より安く設定されている。すなわち、広告主の希望条件は多少緩和される態様となるが、料金的にお得に広告できることから、余りコマへの購入を誘引して、余りコマを発生させずに全てのコマを最大限有効に利用しようというものである。
(印刷・送付指示のステップ(S8))
広告確定処理によりクーポンが確定すると、印刷・送付指示プログラム41(図2参照)が実行され、確定した広告主の情報や数量等のデータが印刷工場用端末5のモニタ等の表示手段へ出力し、広告媒体の印刷・送付を指示する。本実施形態では、指示された印刷工場においてクーポン11の印刷及び印刷されたクーポン11のティッシュへの添付作業が行われる。図13は、印刷・送付指示を受けた印刷工場での作業を示すフローチャートである。図13に示すように、まず広告主の情報や数量、送付先(設置場所等)が記された製造リストを基にクーポンを作成する(S81)。次いで、そのクーポンをポケット型ティッシュへ添付する。そして、設置場所等の送付先への配布希望形態等を記載した送り状を印刷し(S83)、ポケット型ティッシュと送り状をとりまとめる(S84)。以上で印刷・送付の処理は終了である。
以上のようにして完成した広告媒体としてのポケット型ティッシュ7は、配布時期までにそれぞれの設置場所へ送付される。そして、配布希望形態が店内粗品や街頭配布であれば、その設置場所が例えばコンビニの場合、コンビニに訪れた顧客へ直接手渡しで配布し、配布希望形態が店内設置であれば、コンビニ内に設置された図18、図19に示すような什器13,14内にティッシュ7を充填した状態で陳列し、顧客に自由に取って行ってもらうようにすることができる。図18に示す什器13では、ダンボール15内にティッシュ7が充填されており、送付されてきた一つのダンボールがそのまま什器13に設置できるようになっている。また、図19に示す什器14は、紙製の簡易な構造になっており、安価に利用できる形態となっている。この什器14によれば、什器14の側面に設置場所自らの広告を併せて印刷することも容易である。また、この什器14を併せて印刷工場で作成し、設置場所へ送付する形態として実施することができる。
(費用請求のステップ(S9))
上記処理を経た後は、費用請求プログラム42(図2参照)が実行され、サーバ2は広告費用の請求処理を行う。図14は、この費用請求処理の流れを示すフローチャートである。図14に示すように、各広告主の正規の通常コマ分の料金を計算し(S91)、次に余りコマ分の料金を計算する(S92)。そして、それらの合計を算出し、広告主へ費用請求を行う(S93)。これは、広告主用端末3への請求書書面の出力により実施することができる。
(設置場所への支払い額の提示のステップ(S10))
最後に、支払い額提示プログラム43(図2参照)が実行され、設置場所用端末4へ、広告場所提供による報酬としての支払い額を提示する。図15は、この支払い額提示の処理を示すフローチャートである。図15に示すように、設置場所のマージンを計算し(S101)、設置場所用端末4へそのマージンである支払い額を出力して提示する(S102)。
次に、以上詳しく説明した広告管理システム1による具体的な利用態様について説明する。ここでは、例として設置場所提供者として、全国に店舗展開するコンビニエンスストアやハンバーガーショップ及びその他のファーストフードショップ、鉄道、地下鉄、銀行、旅行社、ファミリーレストラン、さらに東京都内にのみ支店を有するカラオケ店舗等が登録されているものとする。
そして、広告主が全国に店舗展開するハンバーガーショップAである場合から説明する。ハンバーガーショップAは、全国に複数の店舗を有しているが、まず東京都内の各店舗において試験的に新商品のボリュームのあるジューシーハンバーガーMを売り出すこととした。そこで、この新商品の広告宣伝をするためにこの広告管理システム1を利用する。この際、ハンバーガーショップAは、まずはハンバーガーショップAの名称や所在地等の広告主としての情報を登録する(図4、広告主情報80参照)。そして、広告申込の際に、ティッシュ希望数量を「500」、希望地域を「東京都」、利用方法を「店内設置」、希望設置場所を「コンビニ」、NG広告を「同業者」、キーワードを「学生」、配布時期を「04年2月20〜」のコースを選択して入力する(図6、広告申込情報90参照)。キーワードを「学生」としたのは、もともとハンバーガーの味が若い世代に好まれ、その価格からも若者(さらに限定すれば特に学生)に需要が多く、また、今回売り出すハンバーガーMがボリュームを重視し安くて満腹感を得られるという特徴を持つ商品であることから、絞り込み対象を「学生」に選択したものである。また、希望設置場所を「コンビニ」としたのは、ハンバーガーの需要対象である学生が良く利用するとの観点からである。
このような広告申込情報が登録されると、広告管理者側(サーバ2)は、まず予め登録されている設置場所情報から、希望地域である「東京都」、希望設置場所である「コンビニ」とさらにキーワード「学生」に合致する最適な設置場所を選定する。これは、設置場所情報の各種データを参照して予め設定された判断基準に基づいて選定されるが、例えばこのケースであれば、「東京都」内の「コンビニ」の中でも、特に大学の所在する最寄り駅周辺にあるコンビニを絞り込む。これは、今回の広告の対象人物は学生であるため、オフィス街にあるコンビニよりも大学に近いコンビニの方がその対象者が多く、システムがより好適な設置場所を自動的に選定しているということである。このように、予め設定された判断基準は、その他キーワードが「OL」であれば、エリアをオフィス街中心に絞り込むように種々に設定することができる。
設置場所が決定した後には、申込んだスケジュール(配布時期)に合致するクーポンの空きコマを獲得する(図11、S61)。この時、予め入力したNG広告の「同業者」が考慮されるため、既に獲得されたコマに同業者のハンバーガーの広告が存在するようであればそのクーポンは避けて、別なクーポンのコマを獲得する。また、この時、既に獲得されたコマの広告主のNG広告に本広告が該当するようであれば、同様にこのクーポンは避けて、別なクーポンのコマを獲得する(図11、S62、S63)。よって、同業者との不必要な競合を避けるため同時掲載を回避して効率的に広告宣伝をすることができる。なお、クーポンには、新商品のハンバーガーMの写真付き割引クーポン等が印刷される。
希望数500個分のクーポンが完成した後には、指定したスケジュールまでに選定されたコンビニに広告媒体が送付され、今回は利用形態として「店内設置」が選択されているため、コンビニ店舗内に設置された什器に(図18、19参照)充填した状態で陳列され、顧客に自由に取って行ってもらうように設置される。
なお、上記にように全国展開するショップを有する場合、設置場所用端末4から入力する主体は、各店舗を管理する代表管理部門が統括的に入力しても良いし、各店舗毎に個別に入力して利用することももちろん可能である。
次に、別な例として、広告主が全国展開する大手の銀行Bの場合について説明する。銀行Bは、不景気の影響を受けて口座開設の受注が減ったことから、全国的にイメージアップを図り口座開設や資産運用を促すため、この広告管理システム1を利用する。この際、銀行Bは、まずは銀行Bの名称や所在地等の広告主としての情報を登録する(図4、広告主情報81参照)。そして、広告申込の際に、ティッシュ希望数量を「2000」、利用方法を「街頭配布」、希望地域を「全国」、希望設置場所を「鉄道・地下鉄」、NG広告を「同業者」、キーワードを「サラリーマン、OL」、配布時期を「04年3月10〜」のコースを選択して入力する(図6、広告申込情報91参照)。
このような広告申込情報が登録されると、広告管理者側(サーバ2)は、まず予め登録されている設置場所情報から、希望地域である「全国」、希望設置場所である「鉄道・地下鉄」とさらにキーワード「サラリーマン、OL」に合致する最適な設置場所を選定する。これは、ハンバーガーショップAの上記の例と同様に予め設定された判断基準に基づいて選定されるが、このケースであれば、「全国」の「鉄道・地下鉄」の中でも、特にサラリーマンやOLが多数存在するオフィス街として知られる鉄道・地下鉄の各駅を絞り込んで抽出する。このケースでは、資産運用等にあまり縁のない学生や主婦の集まる場所であっては意味がなく、今回の広告の対象人物となるのは口座開設や資産運用を考えるサラリーマンやOLであるため、キーワードに従ってシステムがより好適な設置場所を自動的に選定しているということである。
その後のクーポンのコマの獲得については、上記と同様であるので省略するが、クーポンには、お得情報として例えばB銀行の利用に伴い粗品を進呈する旨の記載や、口座開設利用時間の拡大等のPRポイントが印刷される。また、このケースでは利用方法として「街頭配布」が選択されているので、選定された設置場所の各駅に人を配置して、例えば朝の通勤時間等に直接配布するようにして実施される。
上記、2つの例を挙げて説明したように、本システム1によれば、広告主の事業展開や希望する形態に沿った、個々に効率的で最適な広告媒体の設置場所を自動的に提供することができるものである。なお、上記のハンバーガーショップAの例では、希望設置場所を広告主が「コンビニ」と限定入力するようにしたが、例えば希望設置場所は「ALL OK」としておけば、学生が良く利用するであろう「コンビニ」や東京都にのみ支店を有する「カラオケ店舗」等を設置場所としてシステムが自動的に選定することとなる。その他、上記2つの例において、キーワードは入力しなくてもよいし、さらに複数のキーワードを入力してもよく、その入力データによってそのデータに即した設置場所が選定されるものである。
上記実施形態では、以下のような効果を奏する。
(1)上記実施形態では、広告申込のステップ(S4)により入力された広告申込情報に基づいて、設置場所登録ステップ(S1)で記憶された設置場所情報を参照して、同時掲載可否条件としてのNG広告や、特に広告を提供するターゲットに絞り込みたいキーワード等の情報に基づいて広告媒体の設置場所を選定する。すなわち、選定された設置場所は、広告申込により入力された利用方法としてのティッシュの配布形態や、同時掲載不可条件としてのNG広告、さらに対象を絞り込むためのキーワード等の種々の条件が考慮された設置場所であるため、より多様な消費者に求められる広告媒体が的確かつ効率的に配布できるという効果がある。
(2)また、広告主は、広告申込ステップ(S4)において同時掲載可否条件としてのNG広告を選択し、この条件に応じてコマ毎に広告主を決定するため、広告主の希望しない、例えば同業者との同時掲載を避けたりすることができるという効果がある。より広告主の希望に即した広告宣伝展開を行う広告媒体とすることができる。
(3)サーバ2がスケジュール登録のステップ(S3)で予め広告媒体を配布するスケジュールを、10日、20日、30日といった限定された日程として記憶しているため、広告主は広告申込の際にそれぞれの端末からスケジュールが閲覧可能となり、広告申込の手順が容易になるという効果がある。また、広告管理側から見ても、クーポンのコマへの調整等が容易になり余りコマを発生させにくくできるという効果がある。
(4)広告媒体として消費者の属性を問わず需要のあるポケット型ティッシュ7を採用しているため、広告媒体の持ち帰り率の向上を図るという効果がある。
(5)さらに、広告媒体としてのティッシュ7は、半透明な袋体を介して外部からクーポン11を視認できるため、消費者の興味を煽ることができ、広告の視認率を高め、宣伝効果を高めることができるという効果がある。
(6)また、クーポン11は、袋体8内のティッシュペーパーの最も表面側(図16のミシン目10のある面側)に収納されているため、ミシン目10を破ってクーポン11をすぐに取り出して広告を確認することができるという効果がある。また、別の観点から、ティッシュペーパー9を使用しようとすれば、必ずまず消費者はクーポン11を手にすることになるため、確実にクーポン11に記載された広告を消費者に見てもらうことができるという効果がある。
(7)さらに、クーポン11は、コマ単位に構成されており、一つのクーポン(広告媒体)の中で複数の広告主の広告をコマ単位で相乗り形態で表示するため、効率的に広告媒体を管理することができるという効果がある。
(8)余りコマが発生した場合には、指定期限後に余りコマ購入申込のあった広告主の申込の条件に従って余りコマに広告主を決定するため、無駄なコマを発生させないで済むという効果がある。
(9)上記システムでは、インターネット6により、サーバ2と広告主用端末3、設置場所用端末4、印刷工場用端末5が接続され、全てが連携したシステムとなっているため、広告の申込から広告の手配、費用請求までを全て統括して行うことができるという効果がある。
(10)広告申込において、利用態様として店頭設置か街頭配布か等を選択可能としているため、特に什器を利用した店頭配置であれば、街頭配布とは異なり消費者の意思によって広告媒体を入手することができるため、より効率的な広告宣伝効果を奏するという効果がある。また、街頭配布のような人件費も要しないという効果がある。
なお、上記実施形態は、以下のような別の実施形態(別例)に変更してもよい。
・上記実施形態に加え、広告主用端末3からサーバ2に記憶された設置場所情報マスタデータベース28のうち、所定条件に該当する各情報を閲覧できるように設置場所検索のステップをさらに実行するように構成してもよい。この場合、広告主が個別に設置場所の属性や広告媒体の配布量のキャパシティー等を知りたいときに、設置場所情報マスタデータベース28を開放して検索させることで情報を与えることができるという効果がある。
・さらに、設置場所情報を閲覧して、広告主が直接に個々の具体的な配布希望設置場所を選択可能に構成してもよい。ターゲットが確実に定まっていて、特に所望の設置場所が決まっている場合には有効である。または、その設置場所を含み、さらなる設置場所は、上記実施形態で説明した通りの処理によって選定するようにして、広告主のピンポイント指定とサーバ2による選定とを組み合わせて実施することもできる。
・上記実施形態に加え、広告確定のステップ(S7)の後、広告申込のあった広告主に相当する広告主情報を、当該選定された設置場所の端末に送信する広告主通知のステップをさらに実行するように構成しても良い。この広告主通知のステップは、例えば図7における広告確定(S7)と印刷・送付指示(S8)の間に導入することができる。
この場合、広告宣伝のために場所を提供した設置場所側の企業等は、どのような業種の広告宣伝を実施することになるかを知ることができるという効果がある。
・上記実施形態に加え、広告確定のステップ(S7)で出力された設置場所を、広告主の端末に送信する選定場所通知のステップをさらに実行するように構成しても良い。この選定場所通知のステップは、例えば図7における広告確定(S7)と印刷・送付指示(S8)の間に導入することができる。上記の広告主通知のステップと共に実施する場合は、広告主通知のステップの後に導入することができる。
この場合、広告申込に対する回答として、広告主は具体的な広告の設置場所の情報を知ることができるという効果がある。
・クーポン11の各コマ毎に、配布する設置場所を特定する識別コードを付しても良い。この識別コードは、視覚的に認識できる数字・記号の羅列、光学的に読取可能なバーコード、磁気的に読取可能な磁気ストライプ、RFIDによる無線で識別できるコード等種々のもので実施することができる。この場合、クーポンが使用され各店舗で回収された際に、この識別コードにより配布された設置場所を特定することができるという効果がある。
・さらに、識別コードが付されたクーポンが広告主にて回収された後、サーバコンピュータが広告主毎の識別コードを記憶するとともに、記憶された識別コードから各設置場所でのクーポンの回収率を算出する回収率算出のステップを実行するように構成してもよい。具体的には例えば、クーポンを回収した広告主が、広告主用端末3からインターネット6を介してサーバ2にアクセスすることにより識別コードを入力し、サーバ2にて回収率算出のステップにおいて、各設置場所における配布数量に対する、回収クーポン数量の割合を算出することで実施できる。
この場合、この回収率から各設置場所における宣伝効率を把握することができ、その後の配布計画にフィードバックすることができ、より効率的な広告媒体の配布を管理することができるという効果がある。
・上記実施形態における広告媒体に、広告媒体の設置場所の広告を表示するように構成してもよい。例えば、設置場所がコンビニであれば、そのコンビニの名称を広告媒体としてのティッシュ7の袋体に直接印刷してもよいし、クーポン11に併せて印刷しても良い。または、新たなラベルを添付してもよい。そして、この場合の支払い処理の流れは図20に示すように変更することができる。図20に示すように、設置場所のマージンを計算した後(S111)、ラベル封入・共同広告費用を計算し(S112)、マージンから共同広告費用を差し引いた支払額を、設置場所用端末4へ出力して提示する(S113)。なお、印刷工場での印刷・送付の処理においても、ラベルを封入する形態であれば、図13におけるクーポン作成のステップ(S81)とポケット型ティッシュへの添付のステップ(S82)の間に、ラベル封入等のステップを追加することができる。
この場合、ティッシュを受け取った消費者は、その有益なクーポンが添付されたティッシュをどこで入手したか一目で把握することができ、再び入手したい場合にその消費者に継続的に広告媒体としてのティッシュ7を配布するように誘引することができるという効果がある。また、設置場所を提供した側にとっても、店舗へ顧客を誘引できる結果となるため、付加的な広告宣伝効果を得ることができるという効果がある。
・上記実施形態における什器14(図19)に、設置場所の広告を表示するように構成してもよい。この場合、例えば印刷工場において、クーポン11の印刷の際に、紙製の什器14へ設置場所の広告を併せて印刷して手配するようにして実施することができる。
・上記実施形態では、余りコマを希望するか否かを「希望有」若しくは「希望無」の2つの選択としたが、例えば、申込時の希望条件をどの程度考慮して欲しいかを示す希望条件選択項目を複数有する形態としてもよい。例えば、その項目としては、「希望設置場所と同一系統ならばOK」、「希望設置場所のみOK」、「希望地域内ならばOK」、「一切不可」等の選択項目を設けることができる。
・上記実施形態の設置場所登録(S1)において、配布を拒否する広告主の条件である配布可否条件を含むものとし、設置場所選定のステップ(S5)では、配布可否条件により配布が拒否された広告主には設置場所として選択しないように構成してもよい。この場合、広告場所を提供する設置場所側において、配布を望まない業種の広告媒体が設置されないようにすることができ、設置場所の希望に応じた広告主の広告媒体のみを配布することができるという効果がある。
・または、上記実施形態の設置場所登録(S1)において、配布を進んで希望する広告主の条件である配布希望条件を含むものとし、設置場所選定のステップ(S5)では、配布希望条件により設置場所側が配布を進んで希望する広告主には優先的に設置場所として選択するように構成してもよい。
例えば、設置場所が学生街にあるコンビニであれば、そのコンビニの経営者(設置場所登録主)は学生が好みそうなファーストフードショップやビリヤード場等の遊技場を広告主として希望する。そして、それらを広告主とするクーポンを入れたティッシュをコンビニに設置し、このティッシュを受取った学生が、クーポン内容に興味を持てば、次は、そのクーポンを目当てとして再度コンビニを訪れることになり、目的の客層である学生を誘引することができる。そして、学生が多く来店するため、ここで、他の学生向けの広告主が別のクーポンを配付する。この繰返しにより、さらに学生のリピーターが増加する。すなわち、広告場所を提供する2次的な効果として、希望する客層の集客を図ることができるという広告主と設置場所側の相乗効果を奏することができる。
・上記実施形態では、予め広告媒体を配布するスケジュールをサーバ2が記憶するものとしたが、併せてそのスケジュール毎の広告媒体の限度数量を記憶するように構成してもよい。この場合、各スケジュール毎の限度数量内での広告申込を受注することができるという効果がある。
・広告申込のステップ(S4)では、広告主による利用方法やNG広告の種々の項目を希望することができるように構成したが、これらの項目に限定されることはなく、システムの用途や構成規模に応じて、この項目数を限定したり逆に増やしたりして対応することができる。
・また、キーワードやNG広告においても、単一選択として構成してもよいし、複数選択可能に構成することもできる。
・上記実施形態において説明したフローチャートは、本システムの一例であって、各ステップの順序を何ら限定するものではなく、必要に応じて入れ替えたり、削除したりすることができる。
・また、データベースの構成についても同様であって、本実施形態の他に、例えばサーバ2は、余りコマ購入情報専用の余りコマ購入情報データベースを有するものとして構成することもできる。
・上記実施形態では、広告媒体の一例としてポケット型ティッシュ7を例に説明したが、ポケット型ティッシュに限定されるものではなく、その他ウェットティッシュやマスコット、化粧品サンプル等の種々の形態で実施することができる。または、クーポンのみを配布する形態でもよい。
・上記実施形態では、クーポン11をティッシュ7の袋体8の内部に収納するように構成したが、これに代えて、クーポン11を袋体の裏面に形成されるポケットに抜き差し可能に添付する構成としてもよい。この場合、図21に示すように、袋体16のポケット17にクーポン11を差し込む容易な作業によって簡単に広告媒体を作成することができるという効果がある。さらに、ティッシュを受け取った消費者は、上記実施形態と比較してティッシュペーパー9を使用する前(ミシン目10を破る前)であってもクーポン11を手にすることができるという効果がある。
・上記実施形態では、設置場所情報や広告主情報及び広告申込情報はインターネット6に接続された各端末から入力されるように構成したが、広告管理サーバ2にオペレータ等の直接入力によるものとして構成してもよい。この場合、設置場所情報等の各種データは書面の郵送若しくはFAX等で広告管理サーバ2を有する広告管理者に提出され、広告管理者が直接入力するようにして実施することができる。広告主や設置場所登録者にとっては、端末からの入力作業を省略することができるという効果がある。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について、以下に追記する。
(イ)請求項1に記載の管理方法において、前記設置場所情報には、配布を拒否する広告主の条件である配布可否条件が含まれ、前記設置場所選定のステップでは、前記配布可否条件により配布が拒否された広告主には設置場所として選択しないことを要旨とする広告管理方法。この構成の発明では、設置場所において、配布を望まない業種の広告媒体を配布しないようにできるため、設置場所の希望に応じた広告を表示した広告媒体のみを配布させることができる。
(ロ)広告主から配布するよう依頼された広告媒体を特定の場所で配布することにより実施する広告を管理する広告管理サーバであって、前記広告媒体が配布される設置場所の名称・属性を含む設置場所情報を記憶する設置場所情報マスタデータベースと、前記広告主の名称・属性を含む設置場所情報を記憶する広告主情報マスタデータベースと、前記広告主を特定する情報、前記設置場所の条件である指定情報、前記広告媒体の配布の条件である配布情報を含む広告の申込である広告申込情報を記憶する広告申込情報データベースと、前記広告申込情報に基づいて、前記設置場所情報を参照して、予め記憶された判断基準に基づいて、配布を実施する広告媒体の設置場所を選定する設置場所選定手段と、当該設置場所選定手段による選定が成功した場合に、当該選定された設置場所を出力する広告確定手段とを有することを特徴とする広告管理サーバ。
(ハ)前記広告管理サーバは、前記広告媒体を配布する予め定めされたスケジュールを記憶するスケジュールデータベースと、前記スケジュールを広告主の端末に送信することによって、前記広告主が当該スケジュールを閲覧可能とする閲覧手段とを有し、前記広告申込情報には、当該記憶されたスケジュールから希望のスケジュールを特定する情報が含まれることを特徴とする付記(ロ)に記載の広告管理サーバ。
(ニ)前記配布される広告媒体は、任意の広告主の広告を表示するスペースであるコマを複数備えて構成され、当該コマの数だけ複数の広告主の広告を表示可能に構成され、前記広告管理サーバは、前記広告申込のあった広告主をコマの単位で決定する広告主決定手段をさらに有することを特徴とする付記(ロ)又は(ハ)に記載の広告管理サーバ。
(ホ)前記広告広告申込情報は、他の広告主による広告が同一の広告媒体における他のコマに表示される場合に、その表示が許容できるか否かに関する同時掲載可否条件を含み、前記広告主決定手段において、前記同時掲載可否条件に応じて前記広告申込のあった広告主をコマの単位で決定することを特徴とする付記(ニ)に記載の広告管理方法。
(ヘ)前記広告申込情報には指定期限までに前記コマに広告主未定の残余のコマができた場合に、当該残余のコマの広告の申込の意思表示と条件を含む余りコマ申込を含み、前記広告管理サーバは、前記指定期限後に前記余りコマ申込のあった広告主の申込の条件に従い広告主未定の残余のコマに割付けて広告主を決定する余りコマ広告主決定手段をさらに有することを特徴とする付記(ニ)又は付記(ホ)に記載の広告管理サーバ。
(ト)配布する広告媒体の設置場所の名称・属性を含む設置場所情報を入力し、当該設置場所情報を記憶手段に記憶する設置場所登録のステップと、広告主の名称・属性を含む広告主情報を入力し、当該広告主情報を記憶手段に記憶する広告主登録のステップと、広告主を特定する情報、設置場所の条件である指定情報、前記広告媒体の配布の条件である配布情報を含む広告の申込である広告申込情報を入力し、当該広告申込情報を記憶手段に記憶する広告申込のステップと、当該広告申込のステップにより入力された広告申込情報に基づいて、前記設置場所登録のステップで記憶された設置場所情報を参照して、予め記憶された判断基準に基づいて、配布を実施する広告媒体の設置場所を選定する設置場所選定のステップと、当該設置場所選定のステップで選定が成功した場合に、当該選定された設置場所を出力する広告確定のステップと
を有し、前記広告媒体を特定の場所で配布することにより実施する広告の管理をコンピュータに実行させる広告管理プログラム。
(チ)付記(ト)に記載の広告管理プログラムが記録されている広告管理プログラム記録媒体。
広告管理システムのシステム構成を示す概略図。 広告管理サーバを概念的に示すブロック図。 設置場所情報マスタデータベースの一例を概念的に示す図。 広告主情報マスタデータベースの一例を概念的に示す図。 スケジュールデータベースの一例を概念的に示す図。 広告申込情報データベースの一例を概念的に示す図。 広告管理システムの一連の流れを示すフローチャート。 設置場所情報登録における入力画面の一例を示す図。 広告主情報登録における入力画面の一例を示す図。 広告申込における入力画面の一例を示す図。 広告主決定の処理を示すフローチャート。 広告確定の処理を示すフローチャート。 印刷・送付指示を受けた印刷工場での作業を示すフローチャート。 費用請求処理の流れを示すフローチャート。 支払い額提示処理の流れを示すフローチャート。 広告媒体としてのポケット型ティッシュの全体斜視図。 クーポンを示す図。 什器の一例を示す図。 同じく、什器の一例を示す図。 別の実施形態における支払い額提示処理の流れを示すフローチャート。 別の実施形態におけるポケット型ティッシュの全体斜視図。
符号の説明
1…広告管理システム、2…広告管理サーバ(サーバコンピュータ、サーバ)、3…広告主用端末(広告主の端末)、4…設置場所用端末(設置場所の端末)、5…印刷工場用端末(印刷工場の端末)、6…インターネット、7…ポケット型ティッシュ(ティッシュ、広告媒体)、8…袋体(広告表示部)、11…クーポン、12…コマ、13,14…什器、28…設置場所情報マスタデータベース、29…広告主情報マスタデータベース、30…スケジュールデータベース、31…広告申込情報データベース、34…設置場所登録プログラム、35…広告主登録プログラム、36…スケジュール登録プログラム、37…広告申込プログラム、38…設置場所選定プログラム、39…広告主決定プログラム、40…広告確定プログラム、41…印刷・送付指示プログラム、42…費用請求プログラム、43…支払い額提示プログラム。

Claims (15)

  1. 広告媒体を特定の場所で配布することにより実施する広告をコンピュータにより管理する広告管理方法であって、
    前記コンピュータは、
    配布する広告媒体の設置場所の名称・属性を含む設置場所情報が入力され、当該設置場所情報を記憶手段に記憶する設置場所登録のステップと、
    広告主の名称・属性を含む広告主情報が入力され、当該広告主情報を記憶手段に記憶する広告主登録のステップと、
    広告主を特定する情報、設置場所の条件である指定情報、前記広告媒体の配布の条件である配布情報を含む広告の申込である広告申込情報が入力され、当該広告申込情報を記憶手段に記憶する広告申込のステップと、
    当該広告申込のステップにより入力された広告申込情報に基づいて、前記設置場所登録のステップで記憶された設置場所情報を参照して、予め記憶された判断基準に基づいて、配布を実施する広告媒体の設置場所を選定する設置場所選定のステップと、
    当該設置場所選定のステップで選定が成功した場合に、当該選定された設置場所を出力する広告確定のステップと
    を実行することを特徴とする広告管理方法。
  2. 前記コンピュータはインターネットのサーバコンピュータとして設けられ、
    設置場所の端末、広告主の端末が前記サーバコンピュータと通信可能に接続され、
    前記設置場所情報、広告主情報、広告申込情報が、インターネットにより送受信され入出力されることを特徴とする請求項1に記載の広告管理方法。
  3. 前記サーバコンピュータは、予め前記広告媒体を配布するスケジュールが入力されて、当該スケジュールを記憶手段に記憶するスケジュール登録のステップをさらに実行し、
    前記広告申込のステップにおいて、前記広告主の端末から当該スケジュールが閲覧可能とされ、前記広告申込情報には、当該記憶されたスケジュールから希望のスケジュールを特定する情報が含まれることを特徴とする請求項2に記載の広告管理方法。
  4. 前記サーバコンピュータは、前記広告主の端末からインターネットを介しアクセスさせ、当該サーバコンピュータに記憶された設置場所情報において所定条件の設置場所を検索させる設置場所検索のステップをさらに実行させることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の広告管理方法。
  5. 前記広告確定のステップで出力された設置場所を、当該設置場所が選定された広告主の端末に送信する設置場所通知のステップをさらに実行することを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれか1項に記載の広告管理方法。
  6. 前記広告確定のステップの後、広告申込のあった広告主に相当する広告主情報を、当該選定された設置場所の端末に送信する広告主通知のステップをさらに実行することを特徴とする請求項2乃至請求項5のいずれか1項に記載の広告管理方法。
  7. 前記配布される広告媒体は、任意の広告主の広告を表示するスペースであるコマを複数備えて構成され、当該コマの数だけ複数の広告主の広告を表示可能に構成され、
    前記サーバコンピュータは、前記広告申込のあった広告主をコマの単位で決定する広告主決定のステップをさらに実行することを特徴とする請求項2乃至請求項6のいずれか1項に記載の広告管理方法。
  8. 前記広告申込のステップにおいて、他の広告主による広告が同一の広告媒体における他のコマに表示される場合に、その表示が許容できるか否かに関する同時掲載可否条件を含み、
    前記広告主決定のステップにおいて、前記同時掲載可否条件に応じて前記広告申込のあった広告主をコマの単位で決定することを特徴とする請求項7に記載の広告管理方法。
  9. 前記広告申込のステップにおいて、前記広告申込情報には指定期限までに前記コマに広告主未定の残余のコマができた場合に、当該残余のコマの広告の申込の意思表示と条件を含む余りコマ申込を含み、
    前記コンピュータは、前記指定期限後に前記余りコマ申込のあった広告主の申込の条件に従い広告主未定の残余のコマに割付けて広告主を決定する余りコマ広告主決定のステップをさらに実行することを特徴とする請求項7又は請求項8に記載の広告管理方法。
  10. 前記コマは、分離可能に構成されたクーポンであることを特徴とする請求項7乃至請求項9のいずれか1項に記載の広告管理方法。
  11. 前記広告媒体のコマ毎に、配布する設置場所を特定する識別コードが付されることを特徴とする請求項10に記載の広告管理方法。
  12. 前記クーポンは、前記広告主において回収され、前記サーバコンピュータが広告主毎の前記識別コードを記憶するとともに、記憶された識別コードから各設置場所でのクーポンの回収率を算出する回収率算出のステップをさらに実行することを特徴とする請求項11に記載の広告管理方法。
  13. 前記広告媒体は、当該広告媒体の設置場所の広告が表示されていることを特徴とする請求項1乃至請求項12のいずれか1項に記載の広告管理方法。
  14. 前記広告媒体は、設置場所において消費者が持ち帰り自由な什器に収容され、消費者が任意に広告媒体を持ち帰ることができるように構成したことを特徴とする請求項1乃至請求項13のいずれか1項に記載の広告管理方法。
  15. 前記広告媒体は、広告表示部を備えたポケット型ティッシュであることを特徴とする請求項1乃至請求項14のいずれか1項に記載の広告管理方法。
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