JP2019215689A - 情報保持体および情報処理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】システムの構築が比較的簡単でありながら、セキュリティー機能の高い認証システムを構築することができる情報保持体および情報処理システム等の提供を課題とすること。【解決手段】各種の形態に形成された情報保持体であって、電子機器端末1に接続若しくは搭載された検出手段によって取得可能な情報(URL)を保持した情報保自体であって、前記情報(URL)は、通信ネットワークに接続された他の電子機器2を特定して接続するための接続情報と当該接続情報とともに送信される変数情報を有し、前記変数情報は、同一の接続情報を有する他の情報保自体が保持した変数情報とは異なる情報保自体毎に設定された固有の情報が含まれることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、情報保持体および情報処理システムに関するものである。
現在、インターネットに接続するURLを記録した二次元画像コードとしてQRコード(株式会社デンソーウェブの登録商標)が知られている。QRコードは、携帯端末に搭載されているカメラを用いて撮影することで、画像化して記録されている情報を取得できるものである。現在、QRコードを認識する機能は、スマートフォンや携帯電話が備える標準機能となっている。その他、スマートフォンには、Bluetooth(ブルートゥース・エスアイジー,インコーポレイテッドの登録商標)やICタグや各種の電波信号を利用した情報を検出する各種の検出手段が搭載されている。
QRコードの使用方法には、特許文献1に記載されているようにWEBブラウザを起動させて指定されたサーバに誘導し、アプリケーションプログラムをダウンロードさせるものや、単にHTMLを取得するもの(ホームページを表示させること)がある。その他、ダウンロードして携帯機器にインストールしたアプリケーションプログラムによってQRコードに保持されている情報を使用したり、インターネット接続とは関連しない単なる文字数列を符号化したりするものがある。
特許文献1にも記載されているように、URLには、サーバのアドレスのほかにhttpパラメータが含まれている。httpパラメータは、ページリクエストの際には影響を及ぼさず、静的なWEBページのリクエストに関してはhttpパラメータは無視され、動的なWEBページのリクエストについても、httpパラメータのが異なっていても同じWEBページが返されるように制御される(段落0365〜0366)。
特開2018−81423号公報
QRコードは、上記のようにインターネット上のWEBページを表示(HTMLの取得および表示)させたり、必要な情報やプログラムを取得させたりする目的で用いられている。
一方、インターネット上の重要情報にアクセスする場合には、IDやパスワードを使用した個人認証や、トークン、ワンタイムパスワード等を利用した認証システムがある。これらは、強固なセキュリティー性能を有するものであるが、システムが複雑であることからシステムの構築には多くの工数を要するとともに、システムの運用やメンテナンス等にも多くのコストがかかる。
本発明は、上記の課題に鑑みシステムの構築が比較的簡単でありながら、セキュリティー機能の高い認証システムを構築することができる情報保持体および情報処理システム等の提供を課題とするものである。
上記課題を解決するために本発明は以下の構成を有する。すなわち、情報保持体であって、
電子機器端末に接続若しくは搭載された検出手段によって取得可能な情報を保持した情報保自体であって、前記情報は、通信ネットワークに接続された他の電子機器を特定して接続するための接続情報と当該接続情報とともに送信される変数情報を有し、前記変数情報は、同一の接続情報を有する他の情報保自体が保持した変数情報とは異なる情報保自体毎に設定された固有の情報が含まれることを特徴とする。
情報保持体とは、電子的な符号として取り扱いが可能な様々な形式の情報を保持させた物体のことである。電子機器端末とは、プログラムによって動作するCPU等の演算プロセッサを有したコンピュータ端末であり、スマートフォンやタブレット端末のような小型の携帯端末が好ましいが、その大きさが本発明の趣旨に反しない限り大きさは問わない。
通信ネットワークの最適な例はインターネットやイントラネットであり、他の電子機器の最適な例はこれらのネットワークに接続されたサーバである。
また、前記情報保持体において、前記検出手段によって取得可能な情報が、携帯端末の画像認識手段によって取得可能な画像情報によって構成されていることを特徴とする。画像認識手段の最適な例はスマートフォンやタブレット端末が備えるカメラ(撮像手段)であり、画像から情報を複合化する処理グラムによって情報保持体が保持する情報を取得する。
また、前記情報保持体において、前記画像情報がマトリクス型の二次元コードであることを特徴とする。画像情報の最適な例は印刷によって生成可能なQRコードのような画像コードである。
また、前記情報保持体において、前記検出手段によって取得可能な情報が、携帯端末の無線通信手段によって取得可能な電子情報であることを特徴とする。
また、前記電子情報が、ICタグに記録されたものであることを特徴とする。
また、前記情報保持体において、前記情報保自体が、静電容量検出式のタッチパネルによって認識可能な静電コードを搭載したカード型若しくは立体型の物品として構成されている事を特徴とする。
静電コードとは、指先が接触したのと同様の検出結果をタッチパネル上の複数の位置に生成することを利用した情報である。
また、前記情報保持体をイベント会場への入場券、投票に用いる投票券、販売される商品若しくはサービスを表した表示物、商品若しくはサービスの購入券、製品に付属する取り扱い説明書若しくは保証書、くじ券又は広告媒体として形成したことを特徴とする。
また、本発明は以下の構成を有することを特徴とする。すなわち、
電子機器端末に接続若しくは搭載された検出手段によって取得可能に構成された情報を保持する情報保持体と、前記電子機器端末と通信ネットワークを介して接続された他の電子機器を有し、前記情報保持体は、前記他の電子機器を特定して接続するための接続情報と当該接続情報とともに送信される変数情報を保持したものであり、前記変数情報は、他の情報保持体が有する変数情報との違いを認識することができる固有の識別情報を含み、前記他の電子機器若しくは当該他の電子機器によって制御される機器によって、前記接続情報に基づいて接続された前記電子機器端末若しくは前記情報保持体又は前記電子機器端末及び前記情報保持体の双方の認証を行うことを特徴とする情報処理システム。
情報保持体に保持されている情報の最適な例は、所謂インターネット上のホームページにアクセスすることができるURLである。このURLは、接続するサーバを指定するドメインやサブドメインを含んだアドレス部分と、サーバに対する情報の送信に使用される変数情報を含む。本発明は、接続するサーバは同じであるため一見してどの情報を用いてアクセスしても同じホームページが表示されるものの、内部処理としてURLに含まれる変数情報を様々な用途に利用しようとすることに特徴がある。
また、本発明は、上記情報処理システムにおいて、前記他の電子機器に送信された変数情報は、顧客に譲渡する商品若しくはサービスを特定することができる商品サービス情報を含むものであり、前記他の電子機器は、前記商品サービス情報に基づいて代金の支払い処理を行わせるための決済情報を前記携帯端末に送信し、前記携帯端末を用いて前記決済情報に基づく代金の支払い処理を可能としたことを特徴とする。
本発明は、例えばQRコードを印刷したシールを情報保持体として販売する商品に貼り付けたり、提供するサービスの料金表にQRコードを印刷したりすることで、商品やサービスの購入を、インターネットを介して接続したサーバを利用して行わせることができるものである。すなわち、最もシンプルな例では、クレジットカードを登録しておいた場合、店舗においてQRコードを読み取ってサーバに接続すると購入金額が表示され、支払いに同意する操作をすることで購入決済を完了させることが可能になる。
また、本発明は、選択可能な投票対象に対する投票数を集計する情報処理システムであって、紙片、カード若しくは物品に投票権を設定した前記情報保持体を設け、前記他の電子機器は、前記情報保持体から取得した接続情報に基づく前記電子機器端末からの接続に基づき、当該電子機器端末を用いて前記投票対象を選択可能に構成し、前記他の電子機器は、前記電子機器端末による前記投票対象の選択結果を集計するように構成したことを特徴とする。
また、本発明は、選択可能な投票対象に対する投票数を集計する情報処理システムであって、紙片、カード若しくは物品に投票権を設定した前記情報保持体を設け、前記情報保持体に保持させた変数情報に個々の投票対象を特定することができる固有情報を含め、前記他の電子機器は、前記情報保持体から取得した接続情報に基づく前記電子機器端末からの接続に基づき、前記情報保持体に含まれた固有情報を取得し集計するとともに、当該固有情報を取得した情報保持体に設定されている投票権を消失させるように構成したことを特徴とする。
また、本発明に係る情報処理システムは、
1又は2以上の購入可能な商品若しくはサービスを選択可能に表示したメニューを設け、当該メニューに掲載した商品若しくはサービスのそれぞれに、ネットワーク接続された電子機器に接続するための接続情報を表示し、前記接続情報に基づいて携帯端末を前記ネットワーク接続された電子機器に接続可能に構成するとともに、前記接続情報に前記商品若しくはサービスを特定することができる変数情報を含め、前記ネットワーク接続された電子機器は、前記携帯端末が送信した接続情報の受信することによって受注処理若しくは決済処理又は受注処理及び決済処理の双方を行うよう構成したことを特徴とする。
また、本発明は上記情報処理システムであって、飲食を提供するサービスにおいて、前記変数情報として前記メニューを設置したテーブル若しくは発注者を特定することができる発注情報を含めたことを特徴とする。
例えば、発注する商品やサービスの情報に、商品やサービスを発注した場所を示す情報を含めることができる。このシステムを用いると、スタッフを呼んで口頭で注文をする必要がなく、顧客自身が自分の携帯端末を使用して、自分が着席しているテーブルまで飲食品を運ばせるサービスが可能である。また、注文と決済も顧客自身が持っている携帯端末で行うことが可能である。
また、本発明は情報処理システムであって、
携帯端末によって取得可能な態様で情報を保持した紙片、カードおよび立体物を含む物品として構成された情報保持体を有し、前記情報は、ネットワーク接続された他の電子機器を特定して接続するための接続情報と当該接続情報とともに送信される変数情報を含み、当該変数情報には前記物品に固有の識別情報が含まれており、前記携帯端末から接続された前記他の電子機器は、GPSによって計測した座標情報、カメラによって撮影した映像若しくは当該映像を処理して得られる情報、入力された文字、タッチパネル若しくは無線通信を介して他の媒体より入力した情報を前記携帯端末から取得するように構成したことを特徴とする。
本発明は、顧客が所持する携帯端末を、経由地を定めたスタンプラリーの台紙ように使用させることが可能になる。すなわち、情報保持体ごとに顧客の経由地を記録する機能が設けられることを特徴としている。経由地の記録は、携帯端末が備える各種センサを使用することにより電子的な情報として記録することが可能であり、インクを使用した実際のスタンプを使用しなくてもスタンプラリーと同様の催しが可能である。
また、本発明は情報処理システムであって、
販売する商品に付すことができる、電子機器端末に接続若しくは搭載された検出手段によって取得可能な情報を保持した情報保自体と、前記販売状況の把握若しくは在庫を管理する管理装置を有し、前記情報保自体が保持する情報が、前記他の電子機器装置を特定して接続するための接続情報と当該接続情報とともに送信される前記商品に固有の変数情報を含み、前記情報保自体が保持する情報に基づいて前記電子機器端末を前記管理装置に接続することにより、前記商品の販売状況若しくは在庫を管理するように構成したことを特徴とする。
また、本発明は情報処理システムであって、
電子機器端末に接続若しくは搭載された検出手段によって取得可能な情報を設けた複数の情報保持体を有し、前記情報を、他の電子機器装置を特定して接続するための接続情報と当該接続情報とともに送信される各情報保持体に固有の変数情報を含むよう構成し、当該情報保持体を紙片、カード若しくは立体的な物品の形態に形成するとともに、前記異なる変数情報にイベント参加若しくはイベント会場への入場することができる権利を設定し、前記権利の有効性若しくは消尽を、前記接続情報に基づいて接続した他の電子機器装置によって管理するよう構成したことを特徴とする。
本発明は、例えばコンサートの入場チケットの認証に利用することが可能であり、入場チケット毎に顧客の氏名や端末情報を設定しておくことができる。コンサート会場において、必要に応じて顧客に対して入場チケットの情報の提示を求めることで、本人のものか否かの確認が可能になるので、ダフ屋行為の抑止に効果がある。コンサートに限らず、スポーツイベント、見本市等でも利用可能である。
また、本発明は上記情報処理システムにおいて、
前記権利の有効性若しくは消尽を示した情報を、前記他の電子機器装置に接続した前記電子機器端末によって確認できるように構成したことを特徴とする。
また、本発明は情報処理システムであって、
電子機器端末に接続若しくは搭載された検出手段によって取得可能な情報を設けた複数の情報保持体を有し、前記情報を、他の電子機器装置を特定して接続するための接続情報と当該接続情報とともに送信される各情報保持体に固有の変数情報を含むように構成し、当該情報保持体を紙片、カード若しくは立体的な物品の形態に形成するとともに、前記固有の変数情報毎にインターネットを用いてアクセス可能な専用の記憶領域を設けたことを特徴とする。
本発明の最も単純な例は、カードにQRコードからなる情報を設け、この情報に基づいてインターネット上のサーバにアクセスすることにより、そのカード専用のクラウドストレージを利用可能にするというものである。例えばこのカードを利用して遺言や思い出となる画像や動画等をクラウドストレージに記憶させておくと、本人の死後、遺族等がこのカードを用いて故人が記録した思い出を閲覧できるようになる。また、閲覧期限を設定しておくことで、クラウドストレージの効率的利用と、いつまでも閲覧可能にしておきたくないという故人の希望がある場合に、その故人の遺志を尊重してインターネット上から情報を消去することが可能になる。
また、本発明は情報処理システムであって、
電子機器端末に接続若しくは搭載された検出手段によって取得可能な情報を設けた複数の情報保持体を有し、
前記情報を、他の電子機器装置を特定して接続するための接続情報と当該接続情報とともに送信される各情報保持体に固有の変数情報を含むように構成し、
当該情報保持体を紙片、カード若しくは立体的な物品の形態に形成し、
前記他の電子機器装置は、電子機器端末から接続が行われた際に
前記固有の変数情報に応じた広告表示を行うよう構成したことを特徴とする。
例えば、本発明に係る情報保持体を、チラシ、パンフレット、商品に添付する販促用品等として構成することができ、商品点数が多数であっても、商品ごとに個別の広告やイベント案内などが提供可能になる。
本発明は、携帯電話やスマートフォンといった機器を使用して取得可能な、QRコード、ICタグといった情報を保持することができる安価な媒体の個性を、インターネット等のネットワーク上において担保することができる簡単なシステムを提供できるという効果を有している。
また、本発明は汎用性が高く、商品・サービスの販売、在庫管理、プリペイドカード等の金券類、人気投票のような集計システム、スタンプラリー、個人向けストレージの提供など、例示しきれない程の様々な用途に利用可能であるという特徴を有している。
物品やサービスの販売時に使用する情報システムの概要を表した説明図である。 商品販売システムの概念を表した説明図である。 食券の一例を表した説明図である。 紙片によって形成したイベント入場券の一例を表した説明図である。 QRコードを読み取った端末とサーバにおける処理の概要を表したフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態について図等を用いて説明する。
本実施の形態に係る情報保持体および情報処理システムの最もシンプルな例として、情報保持体をQRコードによって構成し、情報処理システムをスマートフォン等の携帯端末とインターネット上に設置されているWEBサーバによって構成する。なお、本実施の形態において説明した各手段に代替させることができる他の手段を用いた場合を除外するわけではなく、本発明の趣旨に照らして同様の作用・効果を有するものについては当然ながら本発明の技術的範囲に属するものである。
例えば、情報保持体の最適な例はQRコードを用いたものであるが、QRコードとは異なるアルゴリズムを用いた画像化された符号、風景や対象物に設定されている情報であって撮影した画像を処理して得られる所謂AR、VR技術を利用した符号でもよい。さらに、NFCやICタグといった、無線通信によって取得可能な情報をICに記録したものでもよい。その他、音声によって符号化した情報、色彩を用いて符号化した情報等、センサ類を用いて検出し、搭載した情報を復号化できるものであればよい。
携帯端末の最適な例はスマートフォンであるが、上記各種形態の情報保持体に搭載されている情報を取得して複合化できる装置であれば、汎用、専用に関わらずどのような形態のものでもよい。
また、携帯端末にはインターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ端末や金銭処理機に接続した画像コード読み取りリーダーや、NFCやICタグから情報を取得するリーダーでもよい。
さらに、携帯端末が接続されるネットワークとは、インターネットやイントラネットに限らず、通信ケーブルによって携帯端末と他のコンピュータ端末を直接接続した場合のような小規模な接続形態をも含むものである。以下、本発明の具体例を説明する。
[商品等購入・決済、代替POSシステム]
本発明を、商品やサービスを購入する際に行われる決済処理に用いる例を説明する。店舗で商品を購入する場合や、ヘアサロンやエステ等のサービスを購入する場合には、代金の支払いとして現金やクレジットカードを用いて支払いが行われている。この支払いには、一般的に、店舗に設置されている金銭処理機、POSレジ端末等が用いられている。その他ペイパル(ペイパル・インクの登録商標)等の携帯端末に接続するアダプターと専用のウェブサイトを用いたクレジットカードによる決済方法等がある。
本実施例では、情報保持体として商品等に貼り付け可能な粘着シールにQRコードを印刷したものや、吊り下げるタグのようなものを用いる。サービスの販売においては、情報保持体としてサービスの一覧を示した料金表に個々のサービスごとにQRコードを対応させて印刷したものを用いることができる。いずれにしても、情報保持体としての外観上の形態については特に制限はない。
図1は、物品やサービスの販売時に使用するレジ機能および販売管理を行う情報システムの概要を表した説明図である。本実施例は、POSレジシステムと同様の機能を、例えばスマートフォン、タブレット、WEBサーバといったインターネット若しくは専用のネットワークに接続された汎用の電子機器を用いて行えるようにするものである。
以下、一例として情報保持体を、QRコードを印刷した粘着シールによって構成し、この情報保持体を貼り付けた商品を購入して、決済(代金の支払い)を行うまでの流れを追いながら説明する。
このシステムでは、予め販売される個々の商品をWEBサーバのデータベースに登録しておく。この商品登録は、パッケージ化されたプログラムである商品登録モジュールを使用する。商品登録では、商品面、製品コード、仕入れ先、製造ロット、原価等の商品に関する各種の情報と、一つ一つの商品毎に設定された商品(若しくはサービス)を特定することができる固有の識別情報(商品サービス情報)がデータベース(商品情報DB)に登録される。
販売される個々の商品には、QRコードを印刷したシールが貼り付けられる。QRコードには、来店客が所持する携帯端末や店舗に設置されているタブレット端末等を用いて接続可能な他の電子機器(WEBサーバ若しくはWEBサーバを経由してアクセスされる電子機器)に関する接続情報と商品サービス情報(変数情報)を含むURLが搭載されている。
商品に付されるQRコードを携帯端末のカメラ機能を利用して復号させると、例えば以下のような書式のURLがリンク情報として取得できる。
https://shop.jp/tenpo/?shohin=abc1234567890
このURLには、サーバのアドレス(接続情報)を構成する「https://shop.jp/tenpo/」と、
「?shohin=abc1234567890」からなる変数情報が含まれている。
現在一般に仕様されているインターネットプロトコルでは、URLに記述された変数名(「?」と「=」の間に記述された情報)と変数(「=」の後に記述された情報)を上記のような書式で記述するようになっている。当然ながら、他のプロトコルを使用するネットワークにおいては、これとは異なる記述で変数情報(変数名や変数)が記述される。この変数名と変数を様々に記述することにより、HTMLを取得して表示するという基本機能の他に、様々な情報をサーバに送信することが可能となっている。
店舗において商品を購入する場合、顧客は自身が所有するスマートフォン(店舗に配置したスマートフォン、タブレットや各種の端末を利用してもよい)を用いて商品に付けられているQRコードを読み取る。QRコードは、商品に貼り付け可能な粘着シール若しくは商品に付属させるタグによって構成されている。読み取られたQRコードには前述したURLが記述されており、携帯端末を用いて認識させるとインターネットの接続先を示すリンク情報としてURLが表示される。このURLを選択することで、ブラウザを使用してこのURLにアクセスすることができる。
上記URLを用いて接続されたサーバは、URLに含まれる変数情報に対応する処理(変数情報に対応する商品の販売処理)として、アクセスを受けた携帯端末に対して、商品の名称や購入価格を含む購入処理に必要な決済情報を含めたHTMLを送信する。決済情報とは、購入意思の再確認、購入する商品若しくはサービスの名称、価格、支払い方法、その他現金による購入若しくはクレジットカードを利用した購入等の金銭の授受に関する代金の支払いに関する情報の事である。
送信されたHTMLには、購入するか否かの選択スイッチが設けられており、「購入する」を選択すると代金支払いの処理に移行する。また、追加で商品を購入する場合には、追加商品の処理として他の商品のQRコードを読み取る処理を行うことで、追加商品を含めた代金を決済する決済手続きフォームを含めたHTMLが送信される。
この際、予め登録してある店舗用として配置されたタブレット等の端末にも、購入処理中の情報が表示可能に送信されており、店舗の担当者が現金によって金銭を受領した場合には、店舗に配置されたタブレット等の端末によって代金の決済を行うことができる。この際行われる処理は、外観的には一般的なPOSレジでの金銭処理と同様である。現金による決済が行われた場合、金銭を受領したことを示す情報が、顧客の携帯端末でも取得可能な状態になっており、所定の操作をすることによって代金の領収済みを示す画面を取得することができるようになっている。
一方、上記代金の決済にクレジットカードを用いることも可能である。クレジットカードを用いる場合には、ショッピングカートと呼ばれている決済モジュールを使用したクレジットカードによる決済が可能である。これらの処理は、インターネットショッピング等でよく行われている決済方法と同じである。
クレジットカードによる決済が終了すると、予め登録してある店舗に配置されたタブレット等の端末にも購入処理が終了したことを通知し、顧客に商品を引き渡して取引を終了する。
なお、上記の商品購入処理は、フリーマーケットや店舗外のような、POSレジを使用することができない環境で商品販売を行う場合に高い効果を発揮する。また、商品販売に限らず、屋外イベントにおける特別設置のフードコートにおける飲食品の販売決済にも利用可能である。
上記の商品販売システムの概念を、商品管理の側面から図2を用いて説明する。
商品Xに付されたQRコード1には、店舗に配置した商品Xや商品Xの売り上げ等に関する各種管理機能を搭載した管理サーバ2に接続するためのURLが搭載されている。この接続情報には、インターネットを介して接続された管理サーバ2を指定する情報と、購入する商品に関する情報、その他必要に応じて商品を管理するための各種の情報が含まれている。
URLは、携帯端末3上ではネットワーク上の機器に接続するためのリンク情報として取り扱われる。携帯端末3に搭載されているブラウザ機能を利用してURLを選択して接続操作を行うと携帯端末3は管理サーバ2に接続される(S1)。
上記のURLに基づいて接続された管理サーバ2は、接続情報に含まれている各種の情報を解読する。管理サーバ2は、接続情報に含まれている変数情報を解読し、この変数情報に応じて所定の動作を行う。
変数情報を解読した管理サーバ2は、管理サーバ2が管理しているデータベースDBから商品Xに関する情報を取得し、顧客が支払う代金の表示と、支払い方法の選択および支払い手続きを行うための情報をHTMLの形式で携帯端末3に送信する(S2)。この際、店舗用として配布してあるタブレット等の店舗用端末4にも、管理サーバ2が顧客に対して情報を送信したことを通知する(S3)。店舗用端末4は、管理サーバが発信する情報に基づいて購入処理が進行している案件および状況を確認できるようになっている。
商品Xの購入は、現金の支払いによる決済の他、クレジットカードやプリペイドカード等の各種支払い方法の選択が可能になっており、決済方法の選択に応じて各種の操作を行わせる画面表示が行われる。クレジットカードで代金の支払い(決済)が行われた場合には、携帯端末3からその情報が管理サーバ2に送信される(S4)。
また、現金の支払いで決済を行う場合には、顧客は店舗の担当者に代金を支払うことになる。この際、代金を受領した担当者は、店舗用端末4を用いて支払いが完了したことを入力する。この処理は、一般的な金銭レジスターを使用する場合のように、顧客から受領した預かり金の額を入力し、預かり金から代金を差し引いた釣り銭額を計算して表示するようにしてもよい。この店舗用端末4を用いた決済情報は管理サーバ2に送信される(S5)。
このような購入処理が終了すると、データベースDB上において商品Xが購入されたことが記録され、顧客の携帯端末3からのアクセスに対して代金を領収したことを明示した情報が送信可能な状態になる(S6)。
前述したクレジットカードやプリペイドカードによって決済が行われる場合には、顧客の携帯端末3に対して、所謂ショッピングカートと称されているウェブAPIの機能を用いて、クレジットカードによる決済を行うための情報を送信する。
正常に決済が行われた場合には、データベースDB上において商品Xが購入されたことが記録され、顧客の携帯端末および店舗用端末に対して決済が完了した旨の通知が行われる(S7)。
店舗のスタッフは、店舗用端末において決済完了を確認した後、顧客に対して商品を引き渡す。クレジットカードやプリペイドカードを用いた決済では、クレジットカード等の情報を店舗のスタッフに開示する必要がなく、予め顧客がクレジットカードを携帯端末に登録している場合には、決済の承認ボタンをクリックするだけで決済を行うことができる所謂ワンクリックで商品の購入が可能になる。
上記の購入処理は、店舗の運営者が顧客の個人情報を取り扱う必要が無いため、個人情報の漏洩等のリスクを極めて軽減できるものとなっている。
なお、顧客情報を登録する場合には、セキュリティーが厳重に管理されたセキュリティーサーバ5を別途用意し、管理サーバ2を介して使用した形態端末2のMACアドレスや個人情報を登録する。以上が、商品の購入処理に関するものであるが、商品の購入によって在庫が減少したことがデータベースDBに記録される。複数の店舗(店舗B、店舗C・・・)を有する場合には、商品を配置した店舗の情報も記録される。
[製品管理]
上記のシステムでは、データベースDBによって、末端の店舗における商品の販売状況を記録管理することができる。例えば、ある製造メーカY社が同一型番の加湿器を製造した場合、各製品にはシリアルナンバーが付与され製造ロット等が記録され管理される。これは、品質管理上行われていることであり、製品に関して重要な事態が判明した場合には、該当するロットの製品回収やメディア等を使用した告知が行われる。このようなことを想定し、保証書や取扱説明書とともにユーザ登録を勧めるハガキ等が同封されることも多いが、ユーザ登録する顧客は多くない。このような事例の場合に、ユーザ登録を行わせやすくする手段として、本発明を使用することができる。
一例として、販売する製品にQRコードを貼り付けておく。このQRコードには、例えば製造メーカであるY社が管理するサーバのURLアドレスと、このURLに含まれる変数情報として、製品毎に割り当てられた固有の識別情報(シリアルナンバーでもよい)を含めておく。
A社が管理するサーバに上記識別情報を含むURLによってアクセスがあった場合、サーバはメールアドレスを含む個人情報の登録を行わせる画面を表示する。この表示には、製品に関してリコールその他の重大なお知らせを行うために、連絡先の登録をお願いする旨の説明を記載しておく。この画面を通じて行われるユーザ登録は、既に製品のシリアルナンバーを特定した上で行われるものであるので、製品名、型番、シリアル番号等の購入者に対して個人情報以外に面倒な情報の入力を省かせることができるものである。このため、ユーザ登録に対する心理的な障壁を低くして、ユーザ登録率の向上を促す効果がある。また、販売動向や顧客の傾向などマーケティングに利用可能な情報の取得も可能になる。
また、製品が廃番となってしばらく後に重大なお知らせを行う場合には、該当する製品に付されているQRコードを利用してアクセスがあった場合、そのアクセスに対して重要なお知らせを表示することが可能になる。
このような機能は、特別な設備を要することなく、既存のインターネットサーバを利用して行えるものであるので、安価でありながら、極めて実効性の高い情報告知システムの構築や運用が可能となるものである。
なお、上記の例はシリアルナンバーによって識別可能な製品に個別に変数情報を割り当てる場合を例示したが、バルク的に販売される商品に対して個別に設定しても全く差し支えないものである。QRコードによって設定可能な変数情報の数は、有限とはいえ市場に流通している商品の販売数と比較して圧倒的に多く実質的に無限といってもよい程である。
また、変数情報は、単純な文字数列として利用する場合の他、暗号化した文字数列として設け、解読キーを利用して真の情報を取得したり、関数処理によって真の情報を取得したりするなど、様々な形態で用いることが可能である。
[投票システム]
現在巷では、人気のある食べ物を投票するグルメグランプリ、グループの中から特定のアイドルを選ぶ総選挙等、一般顧客の投票数を尺度にした投票イベントが数多く行われている。
本発明はこのような投票イベントの投票システムとしても有効に使用することが可能である。図3は、グルメグランプリにおいて販売する食券の一例を表している。この食券10は、複数出展している店舗の食事を比較できるように、一枚で3食分の購入を可能にしたものである。当然ながら、一枚で一食の食事をすることができる食券を構成してもよく、食事券を構成しない、投票券としての機能のみを持たせた形態で構成することも可能である。
食券には、固有のシリアルナンバー11が印刷されており、一枚一枚の食券若しくは投票券が、他の食券若しくは投票券と違うことを識別できるようになっている。また、各食券若しくは投票券には、それぞれQRコード12が印刷されている。このQRコード12に保持させた情報は、スマートフォン等の携帯端末によって認識できるものであればよいので、QRコード以外の代替手段を用いた情報保持手段を使用してもよい。
図に示した投票券10は、3食分の食券として構成されるとともに、3回分の投票券を構成している。食券として利用する場合には、3枚綴りになっている食事券13を、ミシン目を利用して切り離して使用する。切り離した食事券13は、食事と引き替える購入券として店舗に引き渡すものである。各食事券13には、それぞれQRコード13が印刷されている。本実施例の場合には、全て同一のQRコード13を印刷しているが、全て異なるように印刷しても良い。
投票を行うには、台紙片に印刷されているQRコード13を読み取り、QRコードに搭載されているリンク情報に基づいてサーバに接続し、サーバからHTMLを取得する。このHTMLには、投票したい投票対象の名称等が選択可能に表示されているので、これらの中から選んだ投票対象を選択することで投票が可能になる。本発明を投票システムとして使用する場合には、このイベント専用のサーバを設け、QRコードにこのイベント専用のサーバに接続するURLを搭載する。また、このURLには、他の例と同様に投票券ごとに固有の変数情報を搭載する。
QRコードを用いたアクセスがあった場合、イベント専用のサーバは変数情報を取得し、投票権が有効(未使用)であるか、投票権が使用済みであるか等を確認する。3食分の食事券が付いた投票券の場合、投票可能な回数は3回である。投票可能回数が残っている場合には、例えば出展されている店舗および提供されている食事の一覧がQRコードの読み取りに使用した携帯端末等に選択可能に表示される。例えば、選択した際に印が付けられるチェックボックスを設け、投票したい店舗のチェックボックスに印を付けた後に「投票」ボタンを押すことによって、選択した店舗に対する投票が行われる。投票権を使い果たした後は、投票はできなくなり、その時点における投票結果の集計情報(ランキング等)が表示される。投票結果は、逐次サーバによって集計され、QRコードを用いてアクセスしたホームページ上において、リアルタイムに投票結果を表示する。
また、アイドルの総選挙のような場合には、投票券を同梱してCD等を販売する。CDに同梱された投票券にはQRコードが印刷されており、このQRコードには他の例と同様にURL情報が格納されている。そして、このURL情報には投票用の専用サーバに接続するための接続情報と変数情報が含まれている。接続情報は、基本的には各投票券すべて共通であり、変数情報は投票券毎にすべて異なるものである。すなわちこの変数情報は投票券がユニークであることを表す識別情報として機能するものであり、投票に使用されていない投票券を用いたアクセスの場合にのみ、投票したいアイドルを選んで投票させることが可能である。なお、既に投票に使用された投票券を用いたアクセスの場合には、投票は行えず、投票したアイドルからのお礼メッセージや動画が表示され等の他の処理を行うようにすることが可能である。
[証紙]
市場において販売されている商品には、著作権者から所謂版権と称されている商品の販売権を取得して販売するものである。このような版権が設定された商品の場合、数%の金額がロイヤリティとして設定されることが多く、版権元から証紙を購入して商品に貼り付けて販売している。この証紙の代金が、版権料(ロイヤリティ)となっている。証紙に貼り付けられる証紙は、偽造を防止するためにホログラム印刷などの高度な印刷手法が用いられているため、証紙自体の製造価格も一般的な印刷物と比較して高額である。また、証紙は、絵柄や文字を印刷した単なる印刷物であり、絵柄や文字として視覚的に認識できる以外に機能は無いものである。
本発明に係る情報保持体は、上記のような証紙として使用することが可能である。大きさは、様々であるが一辺が1cm程度の矩形状のものから、切手大程度のものまで多種多様である。
この証紙の表面に、専用サーバに接続するための接続情報と変数情報を搭載したQRコードを印刷する。接続情報は、証紙が真正品であるか偽造品であるかの判断機能を有したサーバに接続するためのものであり、変数情報には個々の証紙に割り当てられた識別情報が含められている。すなわち、一見して同一デザインに見える複数の証紙を生成した場合であっても、その一枚一枚が全て独立した固有の識別情報を有したものとして生成される。
[真贋保証機能]
固有の識別情報を有するということは、証紙に搭載されている識別情報の真偽を判定可能にするということであるから、購入した商品が真正品であるか模造品であるかの証明を可能にするものである。
また、商品にもシリアルナンバーを刻印等して付ける場合がある。このような場合には、その商品に付属させる保証書に専用サーバに接続するための接続情報と変数情報を搭載したQRコードを情報保持体として印刷しておく。専用サーバには、シリアルナンバーと変数情報の対応が真正であるか偽造であるかを判定するプログラムを搭載しておく。
この判定は、シリアルナンバーと変数情報を対応させたデータベースと照合する方式の他、シリアルナンバーを一定の関数によって処理することで生成される変数情報を用いてもよい。このような判定の方法には様々なものがあり、一つの例に限られないものである。
[金券]
本発明に係る情報保持体は、前述した例の他にも様々な用途に用いることができるものである。すなわち、ある物品がユニークであるということについて限りなく信憑性を高めることは、その物品に価値を付与する用途に利用することができるということである。例えばプリペイドカード、ギフト券、商品券等の、使用によって価値が消尽するような金銭的価値を有する紙片や物品を構成することが可能になる。
また、このような情報保持体の信頼性は、変数情報の暗号化、同一物品に搭載した他の認証手段との組み合わせなど、情報の高度化によって高めることが可能である。他の認証手段には、二重認証用に別個のQRコードを搭載したものや、ICタグ、印字した文字数列、タッチカード(本願出願人の登録商標)を利用したシステム等を併用することが可能である。
[遺言システム]
次に本発明の他の例を説明する。
人間の死は老若に関わらず何人にも例外なく訪れるものであり、病気等で余命を告知されているとしても、自身が死亡する日までを知ることはできない。一方において、自分が死亡した後に、親族を含め生前関わりのあった多くの方々に、お礼のメッセージや伝えたいという考えを持っている方は多い。このようなメッセージの伝達を、遺言書等にしたためて親族に依頼することも可能であるが、このような依頼を受けた者の労力的な負担は大きく、故人の希望通りに履行されるとは限らない。
本発明は、このような故人の遺志を簡単に実現することがでる情報処理システムの構築を可能とするものである。
後日死亡した場合に遺言者となる利用者は、Eメール、ショートメール、SNS等のインターネットを利用してメッセージを送信可能な相手方の登録と、メッセージを記録しておく。また、親類や友人に見てもらいたい写真や動画、その他電子的に記録可能な情報を保存しておく。このような情報の記録には、クラウド上に設置されているストレージを利用しても良い。
上記の相手方が設定されたメッセージは、設定したプロセスを経たアクセスがあった場合に、自動的に送信されるように設定しておき、メッセージにクラウド上に保存した画像や動画を閲覧できるように構成してもよい。
上記の設定したプロセスを経たアクセスは、前述した接続情報と変数情報を有するQRコードを利用したアクセスによって行わせることが可能である。例えば、利用者に専用のカードを提供し、このカードに利用者用の接続情報と変数情報を保持したQRコードを設けておく。また、カードには、利用者の遺言として、利用者が死亡した場合にQRコードに記録されたリンクにアクセスして、必要な操作を行うようメッセージを記載しておく。
QRコードに記録されたリンクには、利用者がパスワードを使用して操作するメニューと、利用者以外の第三者によって操作可能なメニューが設けられている。
利用者がパスワードを使用して操作するメニューには、メッセージを配信したい親族、友人、知人とメッセージを登録するものと、自身のメモリアルとして写真や動画を登録するものなど、各種の操作メニューが設けられている。
また、第三者用のメニューには、利用者の死亡日時、代理操作をしている第三者の属性(親族、友人、医師、警察、葬儀社・・・)や公開して差し支えない場合には、自身の氏名や住所等を入力した上で、利用者の意思に基づいて所定の操作を行う操作が用意されている。
つまり、利用者が死亡した後、利用者の意思に基づく第三者の操作によって、メッセージの配信等が行われる。また、利用者のメモリアルとして記録されている写真や動画等のデータは、公開操作後一定期間を経過した後に抹消されるようにしておくことで、ストレージのリソースを半永久的に占有することを防止する。
[スタンプラリー・SNS連携]
本発明は、インターネットに連動したスタンプラリーの台紙として利用することが可能である。
一般的なスタンプラリーは、設定された地点を巡りながら、その地点に設置されているスタンプを台紙に押印し、設定された全て地点におけるスタンプを押すとラリーが完成するというものである。
本実施例の場合、情報保持体としてQRコードを印刷したスタンプラリーに用いる台紙を設ける。この台紙は、実際にスタンプを押すことができるシート状の印刷物でもよいし、スタンプを押さない印刷物として構成してもよい。さらに、印刷物の形態は、チラシやパンフレットのようなものでもよいし、クレジットカードやトレーディングカードのようなカード型でもよい。
このスタンプラリーを、一例として鉄道の一路線内の各駅若しくは設定した駅を巡ることで完成するものと設定する。指定された複数の駅を訪れることによってラリーが完成するというものである。
台紙には、前述した通りQRコードが印刷されている(QRコードに限るわけではない)。このQRコードは、URLを保持したものであり、このURLはサーバに接続する接続情報と変数情報によって構成されている。変数情報は、台紙毎に固有の情報が設定されており、同一の台紙から取得したURLに基づくサーバアクセスであるか否かを判別できるようになっている。また、接続に使用した携帯端末MACアドレスを取得してデータ管理することで、同一の携帯端末を用いて複数の台紙を使用するような使い方を防止するようにしている。
本システムを用いたスタンプラリーは、インクを使用した実物のスタンプを使用することを要せず、サーバで管理可能な記録として、設定した駅を訪れたか否かを記録するように構成することができる。
スタンプの押印に代替可能な記録の方法の一つは画像認識である。例えば、指定された駅の駅標を携帯端末のカメラ機能を用いて撮影し、その画像と撮影時刻および撮影地点のGPS座標を取得し、そのデータをサーバに送信することで、その地点を訪れたと推定することができる。また、駅の駅標は、各鉄道路線によってフォーマットが決まっているので、写真撮影した画像から撮影した駅標の駅名を高度な確率で推定することができる。これら各種の情報に基づき、押印するスタンプに代替して、利用者が指定された駅を訪れたことを推定し記録する。
本システムを用いたスタンプラリーでは、訪れた駅をサーバによって判断するようになっており、かつスタンプラリーに用いる台紙はサーバによって完全に識別されている。
このスタンプラリーは、例えばSNSに連携させることが可能であり、SNS上において、現在までの完遂状況や訪れた駅のレポートや感想、投稿記事に対する他者からのコメント等が述べられるように構成することができる。SNS上でスタンプラリーの状況を掲載可能にすることは、スタンプラリーを継続するモチベーションにもなるし、同じ目的を目指す参加者間のコミュニティーの場を形成することも可能になる。また、参加者による不正に対するチェック機能も期待される。
上記のSNSは既存のサービスを利用しても良いし、このスタンプラリー専用のSNSを設けて、QRコードに含まれるURLを、このSNSに接続するように構成してもよい。
また、押印するスタンプに代替して、タッチパネルを使用してコード情報を取得することができる静電容量による反応を利用したタッチカードや、同様の機能を有するスタンプを利用してもよい。
以上、本発明の実施例を複数説明したが、上述した以外にも様々な利用の仕方があるものである。その他、本明細書に記載した各実施例に記載した手段や技術的思想を適宜組み合わせて使用することは当然に行われることであり、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において本明細書に含めて記載されているものである。
[イベントチケット]
次に、本発明をコンサートやイベントに使用する入場券の認証システムに利用する場合について説明する。
図4は、紙片によって形成したイベントの入場券100を表している。入場券100は、ミシン目101によって本券102と分離券103に分離できるように構成されており、両者を切り離すことによって、使用と未使用を物理的に識別できるようになっている。
なお、入場券100は、紙片に限らず腕にはめるブレスレット状に形成したり、カード状に形成したりする等、本発明の要旨を備えている限り外観上の形態はどのようなものでもよい。
入場券100には、イベントに関する情報と、入場券に対して設定された固有のシリアルナンバー104が印刷されている。
図示した入場券1の場合には、インターネット等のオープンネットワーク若しくはクローズドされたネットワークシステム上に配置されたサーバに接続するためのURLが画像コード(QRコード)105として印刷されている。もちろん、ネットワークに接続されないスタンドアロン型の端末に接続されるように構成しても差し支えない。
なお、URLを構成するものはQRコードに限られない。例えば、バーコードやその他の形式の2次元画像コード、写真や絵を画像認識することによって得られる情報、無線若しくは有線方式によって取得するように構成されたICチップに内蔵した情報、磁気リーダーによって読み取り可能な磁気ストライプに記録された情報、導電性の配線パターンによって形成されたパターン情報等、その形態や方式はどのようなものであってもよい。
また、必ずしも可視可能な情報である必要はなく、赤外線や紫外線などの特定の波長の光によって識別できる印刷や、特定の波長の光を発光するインクを用いた印刷を識別するように構成してもよい。さらに、電池式、発電式、励磁式を問わず、ICチップに搭載した情報を無線送信するように無線タグその他のデバイスとして構成されたものであってもよい。これら他の手段を用いる方法は、本明細書に記載した各実施例においても同様である。
URLに含まれる情報には、HTMLファイルを取得するサーバを指定するアドレス的な情報と、サーバに情報を送るために付け加える変数情報がある。なお、インターネットを使用しないシステムの場合には、上記インターネット上に配置されるサーバと同様の機能を有するサーバ代替機器を用いることで同様のことを行うことが可能になる。
変数情報は、アクセスしたURLから取得したHTMLの表示に影響を与えない情報であり、URLに含めて記述することができる情報である。本実施例では、この変数情報に各入場券に対して割り当てられた固有の情報が搭載される。この固有の情報は、例えばシリアルナンバー、有効期限、システム情報、シリアルナンバー以外の固有情報等から構成される。
なお、変数情報はHTMLの表示に変化を与えない情報であると説明したが、変数情報に基づいて故意的にHTMLの表示を変化させたり、特定のプログラムを実行させて表示を変化させたりすることは可能であり、このような使い方までを除外するものではない。
前述の通り、入場券100にはサーバに接続する接続情報として構成されるURL中に、サーバを指定するアドレス的な情報および変数情報等の付加情報が画像コード(一例としてQRコード)として印刷されている。画像コードには、一例として以下に示すようなURLが接続情報として搭載可能である。
https://tokyoolympic.jp/openingceremony/?security=1234567890XYZ(接続情報A)
この接続情報Aには「https://tokyoolympic.jp/openingceremony」(記述B)からなるサーバのアドレス情報と「?security=1234567890XYZ」(記述C)からなる変数情報が含まれている。記述Cは、インターネットで使用するURLの場合、変数名(「?」と「=」の間に記述された情報)と変数(「=」の後に記述された情報)を上記のように記述するようになっている。この変数名と変数を様々に記述することにより、HTMLを取得して表示するという基本機能の他に、様々な情報をサーバに送信することが可能となっている。
なお、インターネットとは異なる他のネットワークシステムを利用する場合には、そのネットワークシステムにおいて運用可能なコマンドや記述を用いて上記と同様の機能を利用することが可能である。
図5は、QRコードを読み取った端末と、端末によってアクセスされたサーバにおける処理の概要を表したフローチャートである。QRコードを読み取った端末は、接続情報Aに基づきサーバにアクセスする。接続情報Aに基づいてアクセスされたサーバは、指定されたHTMLをアクセスに用いた利用者の端末に送信する。端末は、サーバが送信したHTMLファイルを受信しブラウザを用いて表示する。
なお、このHTMLファイルには、ブラウザ上で動作する認証処理のプログラムが含まれている。このプログラムは、一例としてTOUCHCARD(本願出願人の登録商標)を認識することができる認識システムを用いることができる。この認識システムは、スマホ等が備えるタッチパネルを用いるものであり、カードや他の物体に搭載した導電部からなる複数の認識ポイントの配置を認識して、これらの配置を固有の認証情報として認識し利用するものである。
サーバは、HTMLファイルを送信した後、接続情報Aとともに変数情報を受信している場合には、この変数情報に基づき所定のプロセスで認証処理や他の処理を行う。
認証処理として最も単純な例は、予め変数情報と同じ情報を記録したデータベースDBを用意しておき、受信した変数情報がデータベースに記録されたものであれば、正しい変数情報であると認証しその結果を返すものである。この認証には、このようなデータベースとの照合方式の他、チェックサム方式、ハッシュ関数や他のアルゴリズムによって処理した結果に基づいて正しい変数情報であるか否かを判断するなど、様々な方法を単独若しくは組み合わせて用いることができる。
変数情報には、例えば日時的な期限(有効期限等)や期日を設定するような情報を含めることができる。このような情報には、具体的な日時を数字列で設ける場合の他、変数情報に含まれる英数字によって構成可能な各種の情報を含めることが可能である。
タッチパネルを搭載した端末に読み込まれたHTMLファイルには、タッチパネル上で認識した複数のタッチポイントの座標を取得し、相互の相対的な位置関係を固有のコード情報として取得する認識プログラムが搭載されている。この認識プログラムには、タッチパネル上に複数のタッチポイントを認識させることができるカード型デバイス若しくはスタンプ型の入力デバイスを用いることができる。このような入力デバイスとして特開2018-060486号、特開2018-060485号、特開2018-041232号、特開2017-076246号、再表2016/072401号、特開2016-009291号、特開2015-219728号、特開2015-111446号、特開2015-099514号、特開2015-075796号、特開2015-022449号、特開2014-067429号、特表2011-527466号の各公報に記載された種々の入力デバイスを用いることが可能である。また、各公報に記載されている実施例は、適宜修正の上、本願発明に利用可能である。
上記の入力デバイスは、その入力デバイスが固有に有するタッチ位置(タッチパネルによって認識される位置)の組み合わせを、端末に搭載されたタッチパネルによって認識することができる固有の識別情報を生成することができるものである。この固有の識別情報は、入力デバイス固有のコード情報であり、種々の認証処理に使用することができるものである。
サーバ若しくはサーバ接続されている記憶手段に、変数情報に含まれる情報と入力デバイスによって取得される情報を予め記憶させておき、この変数情報に含まれる情報と入力デバイスによって取得される情報に対応関係を設定しておく。このように構成すると、QRコードを読み取った端末から、QRコードに搭載されているURLに対してアクセスがあった場合、端末は認識プログラムが搭載されているHTMLを受信して表示し、同時に入力デバイスによる入力を待機する。入力デバイスを用いた入力があった場合、その入力が適正であるか否かを判断し、適正な入力である場合にはその情報をサーバに送る。情報を受信したサーバは、URLに含まれている変数情報と、入力デバイスによる入力情報の対応関係を確認し、その組み合わせが適切であるか否か若しくは対応関係が予め定められているものであるか等の判断を行う。サーバは、この判断の結果に基づいて、各種用途に応じた処理を行う。
[広告媒体・販促物・くじ・市場分析・その他]
本明細書において説明したQRコードは、専用の印刷装置によって生成した情報に応じて即時に印刷できるものである。したがって、他の情報保持体と比較して製造コストが極めて安価であるため、大量の枚数の印刷物であっても、個々の媒体として識別させることができる印刷物を安価に提供できるものである。このように安価に製造できるため、例えば大量頒布される低価格で生成されるチラシのような印刷物であっても、経済的な側面においても本発明を適用することは可能である。
大量印刷される印刷物としては商品広告、キャンペーン情報のチラシ、パンフレット、カタログ、商品の販促物、くじ券、書籍や雑誌など具体的に例示しきれない程である。これらの印刷物が固有の情報を持ち、かつインターネットを用いた簡易な方法によってその印刷物の個性を確認でき、かつインターネットにアクセスした携帯端末等からも各種の情報が得ることができる。即ち、印刷物に掲載した内容、ユーザ情報、日時、場所といった様々な情報を得ることが出来るので、市場分析を行う上で極めて有効な手段を構築することが可能になる。
以上の各実施例は、実施例ごとに最適な例を説明しているが、各実施例に記載した事項を任意に組み合わせて使用することは可能であり、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜行われるものであり、本明細書に記載されているものである。
筺体に取付けたスイッチを用いて容易に左右の選択ができ、側端部に半透明フードを取付けることによって、輝度の大きい照明が必要かつ操作者による入力位置の直視が不可欠な用途にも適用できる。
1 QRコード
2 管理サーバ
3 携帯端末
DB データベース
X 商品

Claims (19)

  1. 電子機器端末に接続若しくは搭載された検出手段によって取得可能な情報を保持した情報保自体であって、
    前記情報は、通信ネットワークに接続された他の電子機器を特定して接続するための接続情報と当該接続情報とともに送信される変数情報を有し、
    前記変数情報は、同一の接続情報を有する他の情報保自体が保持した変数情報とは異なる情報保自体毎に設定された固有の情報が含まれることを特徴とする情報保持体。
  2. 前記検出手段によって取得可能な情報が、携帯端末の画像認識手段によって取得可能な画像情報によって構成されていることを特徴とする請求項1記載の情報保持体。
  3. 前記画像情報がマトリクス型の二次元コードであることを特徴とする請求項2記載の情報保持体。
  4. 前記検出手段によって取得可能な情報が、携帯端末の無線通信手段によって取得可能な電子情報であることを特徴とする請求項1記載の情報保持体。
  5. 前記電子情報が、ICタグに記録されたものであることを特徴とする請求項4記載の情報保持体。
  6. 前記情報保自体が、静電容量検出式のタッチパネルによって認識可能な静電コードを搭載したカード型若しくは立体型の物品として構成されている事を特徴とする請求項1乃至請求項5の何れかに記載の情報保自体。
  7. イベント会場への入場券、投票に用いる投票券、販売される商品若しくはサービスを表した表示物、商品若しくはサービスの購入券、製品に付属する取り扱い説明書若しくは保証書、くじ券又は広告媒体として形成したことを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れかに記載の情報保自体。
  8. 電子機器端末に接続若しくは搭載された検出手段によって取得可能に構成された情報を保持する情報保持体と、
    前記電子機器端末と通信ネットワークを介して接続された他の電子機器を有し、
    前記情報保持体は、前記他の電子機器を特定して接続するための接続情報と当該接続情報とともに送信される変数情報を保持したものであり、
    前記変数情報は、他の情報保持体が有する変数情報との違いを認識することができる固有の識別情報を含み、
    前記他の電子機器若しくは当該他の電子機器によって制御される機器によって、前記接続情報に基づいて接続された前記電子機器端末若しくは前記情報保持体又は前記電子機器端末及び前記情報保持体の双方の認証を行うことを特徴とする情報処理システム。
  9. 前記他の電子機器に送信された変数情報は、顧客に譲渡する商品若しくはサービスを特定することができる商品サービス情報を含むものであり、
    前記他の電子機器は、前記商品サービス情報に基づいて代金の支払い処理を行わせるための決済情報を前記携帯端末に送信し、
    前記携帯端末を用いて前記決済情報に基づく代金の支払い処理を可能としたことを特徴とする請求項8記載の情報処理システム。
  10. 選択可能な投票対象に対する投票数を集計する情報処理システムであって、
    紙片、カード若しくは物品に投票権を設定した前記情報保持体を設け、
    前記他の電子機器は、前記情報保持体から取得した接続情報に基づく前記電子機器端末からの接続に基づき、当該電子機器端末を用いて前記投票対象を選択可能に構成し、
    前記他の電子機器は、前記電子機器端末による前記投票対象の選択結果を集計するように構成したことを特徴とする請求項8記載の情報処理システム。
  11. 選択可能な投票対象に対する投票数を集計する情報処理システムであって、
    紙片、カード若しくは物品に投票権を設定した前記情報保持体を設け、
    前記情報保持体に保持させた変数情報に個々の投票対象を特定することができる固有情報を含め、
    前記他の電子機器は、前記情報保持体から取得した接続情報に基づく前記電子機器端末からの接続に基づき、前記情報保持体に含まれた固有情報を取得し集計するとともに、
    当該固有情報を取得した情報保持体に設定されている投票権を消失させるように構成したことを特徴とする請求項8記載の情報処理システム。
  12. 1又は2以上の購入可能な商品若しくはサービスを選択可能に表示したメニューを設け、
    当該メニューに掲載した商品若しくはサービスのそれぞれに、ネットワーク接続された電子機器に接続するための接続情報を表示し、
    前記接続情報に基づいて携帯端末を前記ネットワーク接続された電子機器に接続可能に構成するとともに、
    前記接続情報に前記商品若しくはサービスを特定することができる変数情報を含め、
    前記ネットワーク接続された電子機器は、前記携帯端末が送信した接続情報の受信することによって受注処理若しくは決済処理又は受注処理及び決済処理の双方を行うよう構成したことを特徴とする情報処理システム。
  13. 飲食を提供するサービスにおいて、前記変数情報として前記メニューを設置したテーブル若しくは発注者を特定することができる発注情報を含めたことを特徴とする請求項12記載の情報処理システム。
  14. 携帯端末によって取得可能な態様で情報を保持した紙片、カードおよび立体物を含む物品として構成された情報保持体を有し、
    前記情報は、ネットワーク接続された他の電子機器を特定して接続するための接続情報と当該接続情報とともに送信される変数情報を含み、
    当該変数情報には前記物品に固有の識別情報が含まれており、
    前記携帯端末から接続された前記他の電子機器は、GPSによって計測した座標情報、カメラによって撮影した映像若しくは当該映像を処理して得られる情報、入力された文字、タッチパネル若しくは無線通信を介して他の媒体より入力した情報を前記携帯端末から取得するように構成したことを特徴とする情報処理システム。
  15. 販売する商品に付すことができる、電子機器端末に接続若しくは搭載された検出手段によって取得可能な情報を保持した情報保自体と、
    前記販売状況の把握若しくは在庫を管理する管理装置を有し、
    前記情報保自体が保持する情報が、前記他の電子機器装置を特定して接続するための接続情報と当該接続情報とともに送信される前記商品に固有の変数情報を含み、
    前記情報保自体が保持する情報に基づいて前記電子機器端末を前記管理装置に接続することにより、前記商品の販売状況若しくは在庫を管理するように構成したことを特徴とする情報処理システム。
  16. 電子機器端末に接続若しくは搭載された検出手段によって取得可能な情報を設けた複数の情報保持体を有し、
    前記情報を、他の電子機器装置を特定して接続するための接続情報と当該接続情報とともに送信される各情報保持体に固有の変数情報を含むよう構成し、
    当該情報保持体を紙片、カード若しくは立体的な物品の形態に形成するとともに、前記異なる変数情報にイベント参加若しくはイベント会場への入場することができる権利を設定し、
    前記権利の有効性若しくは消尽を、前記接続情報に基づいて接続した他の電子機器装置によって管理するよう構成したことを特徴とする情報処理システム。
  17. 前記権利の有効性若しくは消尽を示した情報を、前記他の電子機器装置に接続した前記電子機器端末によって確認できるように構成したことを特徴とする請求項16記載の情報処理システム。
  18. 電子機器端末に接続若しくは搭載された検出手段によって取得可能な情報を設けた複数の情報保持体を有し、
    前記情報を、他の電子機器装置を特定して接続するための接続情報と当該接続情報とともに送信される各情報保持体に固有の変数情報を含むように構成し、
    当該情報保持体を紙片、カード若しくは立体的な物品の形態に形成するとともに、前記固有の変数情報毎にインターネットを用いてアクセス可能な専用の記憶領域を設けたことを特徴とする情報処理システム。
  19. 電子機器端末に接続若しくは搭載された検出手段によって取得可能な情報を設けた複数の情報保持体を有し、
    前記情報を、他の電子機器装置を特定して接続するための接続情報と当該接続情報とともに送信される各情報保持体に固有の変数情報を含むように構成し、
    当該情報保持体を紙片、カード若しくは立体的な物品の形態に形成し、
    前記他の電子機器装置は、電子機器端末から接続が行われた際に
    前記固有の変数情報に応じた広告表示を行うよう構成したことを特徴とする情報処理システム。

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