JP2001306470A - 通信装置、記録制限方法および記憶媒体 - Google Patents

通信装置、記録制限方法および記憶媒体

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JP2001306470A
JP2001306470A JP2000125853A JP2000125853A JP2001306470A JP 2001306470 A JP2001306470 A JP 2001306470A JP 2000125853 A JP2000125853 A JP 2000125853A JP 2000125853 A JP2000125853 A JP 2000125853A JP 2001306470 A JP2001306470 A JP 2001306470A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子メールの印刷を自動的に行う場合などに
おいて、メール情報を保存する記録媒体の空きスペース
が無くなってメールが受信できなくなることを回避でき
る通信装置を提供する。 【解決手段】 通信装置では、登録ユーザ数が上限値1
00より多いか否かを判別する(S420)。登録ユー
ザ数が上限値100を越えている場合、操作部115に
エラーを表示する(S421)。一方、登録ユーザ数が
上限値100以下である場合、POPサーバ名、POP
ユーザ名、POPユーザパスワードを操作部115から
入力する(S422、S423、S424)。そして、
登録ユーザ数に値1を加える(S425)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、電子メー
ルおよび電子メールに添付されているファイルの送受信
を行う通信装置、記録制限方法および記憶媒体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータの普及や情報のネッ
トワーク化に伴い、文字情報をネットワークで送受信す
る電子メールが普及している。電子メールには、文字情
報であるメール本文の他にさまざまな形式のファイルを
添付することができる。例えば、添付ファイルとして、
TIFF(Tag Image File Forma
t)画像ファイルを添付することで画像の送受信を行う
インターネットFAXが提案されている。
【0003】図16は従来の電子メールの情報を印刷す
るシステムの構成を示す図である。メール(Mail)
クライアント11aには、電子メールを送受信する時に
動作する電子メールソフトウェアがインストールされて
いる。メールサーバ、POPサーバ設定後、Mail本
文、送信宛先情報(メールクライアント15aのユーザ
名称)を入力してメールを送信すると、メールサーバ1
2aに対してSMTP(Simple Mail Tr
ansfer Protocol)にしたがって電子メ
ールを送信する。
【0004】電子メールを受け取ったMailサーバ1
2aは、宛先情報から転送先がMailサーバ14aで
あることを判断し、インターネット網13aを経由して
Mailサーバ14aに電子メールを転送する。電子メ
ールを受け取ったMailサーバ14aは受信したメー
ルをメールボックス内に蓄積する。
【0005】同様に、Mailクライアント15aにも
電子メールソフトウェアがインストールされており、一
定時間毎にPOP3(Post Offfice Pr
otocol−Version 3)に従ってPOPサ
ーバ14aのメールボックス内に新規のメールが届いて
いないかを調べる。届いていた場合、メールをダウンロ
ードし、メールを開くことによりMailクライアント
11aで作成したMail本文が表示される。そして、
印刷したい場合、Mailクライアント15aに実装さ
れているプリンタドライバを介してプリンタ16aによ
り文書および添付ファイルの印刷を行う。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のシステムでは、Mailクライアント15aに搭載
されているメールソフトウェアをユーザが操作しない限
り、印刷することができなかった。
【0007】これに対し、ユーザの操作を必要としない
で自動的に印刷するシステムも知られているが、このよ
うなシステムでは、以下に掲げる問題があった。すなわ
ち、受信したメールをMailクライアントが保存する
度に、Mailクライアントのディスクは消費されてし
まい、次第に空きスペースが減少する。特に、受信した
メール数が多くなったり、大きなサイズのメールを受信
すると、この現象は顕著になり、最悪の場合、ディスク
空きスペースがなくなってメールを受信できないことが
発生する。このような状態を長い間放置すると、Mai
lクライアントだけでなく、Mailサーバのメール転
送サービスが停止する事態も予想される。
【0008】一方、ユーザの操作が介在するシステムで
は、不要となったメールをユーザが削除することで、こ
の状態を回避することは比較的容易であるが、ユーザの
操作が介在しないシステムでは回避することが困難であ
った。
【0009】そこで、本発明は、電子メールの印刷を自
動的に行う場合などにおいて、メール情報を保存する記
録媒体の空きスペースが無くなってメールが受信できな
くなることを回避できる通信装置、記録制限方法および
記憶媒体を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に記載の通信装置は、電子メール
を受信する電子メール受信手段と、該受信した電子メー
ルの情報をユーザアカウント毎に記録媒体に記録する記
録手段と、複数のユーザアカウントを登録するユーザア
カウント登録手段と、前記ユーザアカウントの登録を制
限する登録制限手段とを備える。
【0011】また、前記ユーザアカウントの登録が制限
された場合、その旨を知らせる報知手段を備えることが
好ましい。
【0012】さらに、前記登録制限手段は、前記ユーザ
アカウントの数が上限値を越える場合、前記ユーザアカ
ウントの登録を制限することが好ましい。
【0013】請求項4に記載の通信装置は、メールサー
バから電子メールを取得する取得手段と、該取得した電
子メールの情報を記録媒体に記録する記録手段と、前記
電子メールの取得を制限する取得制限手段とを備える。
【0014】また、前記取得手段は、新しい電子メール
から順番に取得することが好ましい。
【0015】さらに、前記取得制限手段によって前記電
子メールの取得を制限するための制限値を設定する制限
値設定手段を備えることが好ましい。
【0016】また、前記取得制限手段は、前記メールサ
ーバに蓄積された電子メールの総数が前記設定された制
限値を越える場合、該電子メールの取得を制限すること
が好ましい。
【0017】請求項8に記載の記録制限方法は、電子メ
ールを受信する受信ステップと、該受信した電子メール
の情報をユーザアカウント毎に記録媒体に記録する記録
ステップと、複数のユーザアカウントを登録する登録ス
テップと、前記ユーザアカウントの登録を制限する制限
ステップとを有する。
【0018】請求項9に記載の記録制限方法は、メール
サーバから電子メールを取得する取得ステップと、該取
得した電子メールの情報を記録媒体に記録する記録ステ
ップと、前記電子メールの取得を制限する制限ステップ
とを有する。
【0019】請求項10に記載の記憶媒体は、通信装置
を制御するコンピュータによって実行されるプログラム
が格納された記憶媒体において、前記プログラムは、前
記電子メールを受信する受信ステップと、該受信した電
子メールの情報をユーザアカウント毎に記録媒体に記録
する記録ステップと、複数のユーザアカウントを登録す
る登録ステップと、前記ユーザアカウントの登録を制限
する制限ステップとを含むことを特徴とする。
【0020】請求項11に記載の記憶媒体は、通信装置
を制御するコンピュータによって実行されるプログラム
が格納された記憶媒体において、前記プログラムは、メ
ールサーバから電子メールを取得する取得ステップと、
該取得した電子メールの情報を記録媒体に記録する記録
ステップと、前記電子メールの取得を制限する制限ステ
ップとを含むことを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の通信装置、記録制限方法
および記憶媒体の実施の形態について説明する。図1は
実施の形態における通信装置の構成を示す図である。通
信装置は、リーダ部1、プリンタ部2および画像入出力
制御部3を備える。
【0022】リーダ部1は原稿の画像を読み取り、原稿
画像に応じた画像データをプリンタ部2および画像入出
力制御部3に出力する。プリンタ部2はリーダ部1およ
び画像入出力制御部3からの画像データに応じた画像を
記録紙上に記録する。画像入出力制御部3はリーダ部1
に接続されるとともに、ファクシミリ部4、ファイル部
5、ネットワークI/F部(ネットワークインターフェ
ース部)7、フォーマッタ部8、イメージメモリ部9お
よびコア部10を有する。
【0023】ファクシミリ部4は電話回線を介して受信
した圧縮画像データを伸長し、伸長した画像データをコ
ア部10に転送し、コア部10から転送された画像デー
タを圧縮し、圧縮した圧縮画像データを電話回線に送信
する回路である。
【0024】ファイル部5には、光磁気ディスクドライ
ブ6が接続され、ファイル部5はコア部10から転送さ
れた画像データを圧縮し、その画像データを検索するた
めのキーワードとともに光磁気ディスクドライブ6にセ
ットされた光磁気ディスクに書き込む。また、ファイル
部5はコア部10を介して転送されたキーワードに基づ
き、光磁気ディスクに記憶されている圧縮画像データを
検索し、検索した圧縮画像データを読み出して伸長し、
伸長した画像データをコア部10に転送する。
【0025】ネットワークI/F部7は、画像入出力制
御部3をネットワークに接続するためのインタフェース
を有する。このネットワークは、Mailサーバ・PO
Pサーバ12に接続され、さらに全世界に広がるインタ
ーネット網13に接続されている。ネットワークI/F
部7にはハードディスク7Aが接続され、ハードディス
ク7AにはMailで受信したデータを保存することが
可能である。インターネット網13には、Mailサー
バ14のようなメールサーバが複数存在し、多くの人と
の間で電子メールの送受信が可能である。
【0026】フォーマッタ部8は、ネットワークI/F
部7に接続されたコンピュータから転送される画像を表
すコードデータをプリンタ部2で印刷可能な画像データ
に展開する回路である。イメージメモリ部9は、画像デ
ータを一時的に記憶する回路である。コア部10は、リ
ーダ部1、ファクシミリ部4、ファイル部5、ネットワ
ークI/F部7、フォーマッタ部8およびイメージメモ
リ部9の各ブロック間のデータのやり取りを制御する。
コア部10の詳細については後述する。
【0027】図2は通信装置の画像入出力デバイスであ
るリーダ部1およびプリンタ部2の構成を示す図であ
る。リーダ部1には、原稿給送装置101が搭載されて
おり、原稿給送装置101は最終ページから順に1枚づ
つプラテンガラス102の上に原稿を給送し、この原稿
の読み取り動作終了後、プラテンガラス102上の原稿
を排出するように構成されている。
【0028】原稿がプラテンガラス102上に搬送され
ると、ランプ103が点灯し、スキャナユニット104
の移動が開始する。このスキャナユニット104の移動
により原稿が露光走査され、この露光走査時の原稿から
の反射光はミラー105、106、107およびレンズ
108を介してCCDイメージセンサ(以下、CCDと
いう)109に導かれる。
【0029】このように、走査された原稿の画像はCC
D109によって読み取られ、CCD109は光学的に
読み取った画像を光電変換により画像データに変換して
出力する。CCD109から出力された画像データは、
所定の処理が施された後、プリンタ部2および画像入出
力制御部3のコア部10にビデオバス(図示せず)を介
して転送される。
【0030】プリンタ部2では、リーダ部1から出力さ
れた画像データをレーザドライバ201に入力する。レ
ーザドライバ201は入力した画像データに基づき、レ
ーザ発光部を駆動する。このレーザ光は感光ドラム20
2上に走査されながら照射され、感光ドラム202には
レーザ光に応じた静電潜像が形成される。
【0031】この感光ドラム202の静電潜像は、現像
器203から供給される現像剤によって現像剤像として
可視像化される。また、レーザ光の照射開始と同期した
タイミングで、カセット204およびカセット205の
いずれか一方から記録紙が給紙され、この記録紙は感光
ドラム202と転写部206との間に搬送される。感光
ドラム202に形成された現像剤像は転写部206によ
り給紙された記録紙上に転写される。
【0032】現像剤像が転写された記録紙は定着部20
7に搬送され、定着部207は記録紙を熱圧することに
よって現像剤像を記録紙に定着させる。定着部207を
通過した記録紙は排出ローラ208によって排出され、
ソータ220は排出された記録紙をそれぞれのビンに収
納して記録紙の仕分けを行う。尚、ソータ220は、仕
分けが設定されていない場合、最上ビンに記録紙を収納
するように動作する。また、両面記録が設定されている
場合、排出ローラ208の位置まで記録紙を搬送した後
に排出ローラ208の回転方向を逆転させ、フラッパ2
09によって再給紙搬送路に導くように設定されてい
る。
【0033】多重記録が設定されている場合、記録紙を
排出ローラ208まで搬送しないように、フラッパ20
9を切り換えて再給紙搬送路に導くように設定されてい
る。再給紙搬送路に導かれた記録紙は、上記タイミング
で感光ドラム202と転写部206との間に再度給紙さ
れる。
【0034】図3はリーダ部1の構成を示すブロック図
である。CCD109から出力された画像データは、ア
ナログデジタル(A/D)・サンプルホールド(SH)
部110によるアナログデジタル変換されるとともに、
変換されたデジタルデータに対してシェーディング補正
が施される。
【0035】A/D・SH部110によって処理された
画像データは、画像処理部111を介してプリンタ部2
に転送されるとともに、インタフェイス(I/F)部1
13を介して画像入出力制御部3のコア部10に転送さ
れる。画像処理部113は、トリミング処理などの各種
画像処理を行い、I/F部113はコア部10から転送
された画像データを含むデータを取り込むなど、コア部
10とのインタフェイスを司る。
【0036】画像処理部111およびI/F部113
は、CPU114により操作部115で設定された内容
に応じて制御される。例えば、操作部115でトリミン
グ処理を行って複写を行う複写モードが設定されている
場合、CPU114は、画像処理部111においてトリ
ミング処理を実行し、このトリミング処理が施された画
像データをプリンタ部2に転送するように制御する。
【0037】また、操作部115でファクシミリ送信モ
ードが設定されている場合、CPU114はI/F部1
13から画像データおよび設定されたモードに応じた制
御コマンドをコア部10に転送するように制御する。こ
のCPU114による制御は、メモリ116に格納され
ている制御プログラムに従って行われる。メモリ116
はCPU114の作業領域として使用される。
【0038】図4はコア部10の構成を示すブロック図
である。コア部10は、リーダ部1とのI/F部122
を有し、リーダ部1から転送された画像データはI/F
部122を介して画像データ処理部121に転送される
とともに、リーダ部1からの制御コマンドはCPU12
3に転送される。画像データ処理部121は必要に応じ
て入力された画像データに対し、画像の回転処理、変倍
処理などの画像処理を施し、画像データ処理部121で
画像処理が施された画像データは、リーダ部1から転送
された制御コマンドに応じて、I/F部120を介して
ファクシミリ部4、ファイル部5またはネットワークI
/F部7に転送される。
【0039】また、ネットワークI/F部7を介して入
力された画像を表すプリンタデータは、画像データ処理
部121に転送された後、ファクシミリ部4またはI/
F部122に転送された後、プリンタ部2、ファイル部
5またはネットワーク部7に転送される。ファイル部5
から出力された画像データは、画像データ処理部121
に転送された後、プリンタ部2、ファクシミリ部4また
はネットワーク部7に転送される。
【0040】CPU123は、メモリ124に格納され
ている制御プログラム、およびリーダ部1から転送され
た制御コマンドにしたがって各ブロック間のデータ転送
を制御するとともに、画像データ処理部121による画
像処理の実行を制御する。また、メモリ124はCPU
123の作業領域としても使用される。
【0041】このように、コア部10を中心に、原稿画
像の読み取り、画像のプリント、画像の送受信、画像の
保存、コンピュータからのデータの入出力などの各機能
を複合させた処理を行うことが可能である。
【0042】図5はフォーマッタ部8の構成を示す図で
ある。フォーマッタ部8は、CPU222、フォントR
OM223、プログラムROM224、DRAM22
5、コアインターフェース(I/F)221、画像処理
回路226、ビデオI/F回路227およびビデオクロ
ック228を有する。
【0043】例えば、PC(Mail)クライアント1
1のワープロ等のアプリケーションで作成されたデータ
は、プリンタドライバによりPS(ポストスクリプト
(登録商標))等のプリンタで印刷可能なページ記述言
語(Page Description Langua
ge(PDL))に変換されると、ネットワークI/F
部7、コア部10、コアI/F部221を経由してフォ
ーマッタ部8に転送される。
【0044】この転送されたデータはCPU222によ
り解釈されると、Font ROM223、DRAM2
25を用いて画像データが生成される。この画像データ
は画像処理回路226によって画像処理され、ビデオク
ロック228で生成された同期信号に同期してビデオI
/F回路227からコア部10に転送される。転送され
た画像データはプリンタ部2で印刷される。
【0045】プログラムROM224には、このような
動作を制御するためのプログラムが格納されている。こ
れにより、PS等のPDLを印刷することができる。
尚、フォーマッタ部8はPDL毎に変更可能であり、プ
ログラムROM224はPDLおよびそのバージョン毎
に異なっており、ユーザは目的に応じたPDLおよびそ
のバージョンを選択することができる。
【0046】図6はファクシミリ部4の構成を示す図で
ある。ファクシミリ部4は、NCU(Network
Control Unit)230、MODEM(Mo
dulator/DEModulator)231、C
PU232、プログラムROM233、解像度変換回路
234、DRAM235、符号/復号化回路236、画
像処理回路237、ビデオI/F回路238およびビデ
オクロック239を有する。
【0047】NCU230は電話機にファクシミリ(F
AX)を接続する回路であり、電話/FAXの切り替
え、受信時に呼び出し信号の検出、通話中に電話交換機
からの直流ループ信号を保持する回路である。MODE
M231はアナログ信号をデジタル信号に変換したり、
逆にアナログ信号をデジタル信号に変換する変復調回路
である。
【0048】他のFAXから送信されたデータは、NC
U230により受信され、MODEM231によりデジ
タル信号に変換される。このデータはMH、MR、MM
RあるいはJBIG等で符号化された画像データであ
る。このデータは符号/復号化回路236により復号化
され、DRAM235に画像データが展開される。この
画像データに対し、解像度変換234により解像度変換
が行われ、画像処理回路237により画像処理が施され
る。この後、画像データは、ビデオクロック239で生
成されたクロックに同期してビデオI/F回路238に
よりコア部10に転送され、プリンタ部2で印刷され
る。
【0049】また、送信時、リーダ部1で読み込まれた
画像データは、コア部10を経由してビデオI/F回路
238、ビデオクロック239、画像処理回路237に
よりDRAM235に展開される。このデータに対し、
解像度変換回路234により解像度変換が行われ、符号
/復号化回路236によってMH、MR、MMRあるい
はJBIGに符号化される。符号化されたデータはMO
DEM231でアナログ信号に変換され、NCU230
により送信される。
【0050】CPU232はこのような制御を司るもの
であり、プログラムROM233には、CPU232を
動作させるためのプログラムが格納されている。尚、フ
ァクシミリ部4はユーザの用途に合わせて着脱自在に装
着される。
【0051】図7は通信装置のネットワークI/F部7
におけるプログラムの構成を示す図である。ネットワー
クI/F部7におけるプログラムは、IP(Inter
net Protocol)250、TCP(Tran
smission Control Protoco
l)、UDP(User Datagram Prot
ocol)251、アプリケーション階層のプロトコル
252を動作させるプログラムから構成されている。
【0052】IP250は発振ホストから宛先ホストに
ルータなどの中継ノードと連携しながらメッセージを送
り届けるサービスを提供するインターネットのプロトコ
ル階層である。メッセージを送り届けるために、一番重
要な情報は、発信、宛先のアドレスであり、この発信、
宛先のアドレスはIP250により管理される。メッセ
ージをアドレス情報にしたがってネットワーク内をどの
ような経路で宛先ホストまで届けるかというルーティン
グはIP250で行う。
【0053】TCP、UDP251は、発信アプリケー
ションプロセスから受信アプリケーションプロセスにメ
ッセージを送り届けるサービスを提供するトランスポー
ト階層である。TCPはコネクション型サービスであっ
て、通信の高度な信頼性を補償するが、UDPはコネク
ションレス型のサービスであり、信頼性の保証を行わな
い。
【0054】アプリケーション階層のプロトコル252
は複数のプロトコルを規定し、このプロトコルには、フ
ァイル転送サービスであるFTP(File Tran
sfer Protocol)、ネットワーク管理プロ
トコルであるSNMP、プリンタ印刷用のサーバプロト
コルであるLPD、WWW(World WideWe
b)サーバのプロトコルであるHTTPd、電子メール
送受信プロトコルSMTP(Simple Mail
Transfer Protocol)、メールダウン
ロードプロトコルPOP3(Post Office
Protocol−Version 3)などが存在す
る。
【0055】以下、電子メールを受信し、受信した電子
メールを印刷する動作を示す。Mailクライアント1
5には、電子メールを送受信する電子メールソフトウェ
アがインストールされている。Mail本文、送信宛先
情報(メールクライアント11のメールアドレス、ある
いは通信装置のメールアドレス)を入力してメールを送
信すると、Mailサーバ14に対してSMTP(Si
mple MailTransfer Protoco
l)にしたがって電子メールを送信する。
【0056】電子メールを受け取ったMailサーバ1
4は宛先情報から転送先がMailサーバ12であるこ
とを判断し、インターネット網13を経由してMail
サーバ12に電子メールを転送する。
【0057】電子メールはMailサーバ14で受信さ
れ、メールアドレスが直接、通信装置に設定されていた
場合、SMTPプロトコルを用いて通信装置にメールが
配信される。メールアドレスがMailサーバ12内の
メールボックスが指定された場合、受信したメールはメ
ールボックス内に格納される。
【0058】図8は電子メールを受信して印刷を行うた
めの処理手順を示すフローチャートである。この処理プ
ログラムはコア部10内のメモリ124に格納されてお
り、CPU123によって実行される。SMTPでメー
ルが配信された場合、同図(A)に示すように、SMT
P受信処理の動作が開始し、SMTPプロトコルに従っ
てデータを取得する(ステップS309)。SMTPプ
ロトコルを用いて受信したメールデータを、メール送信
データから元のファイル形式にデコードする(ステップ
S310)。印刷・転送処理によりプリンタ部2で印刷
したり、ファクシミリ部4等の送信デバイスに転送する
(ステップS311)。この後、処理を終了する。
【0059】一方、メールアドレスがMailサーバ1
2内のメールボックスに指定され、このメールボックス
にメールが届いたか否かを判断するために、POP3受
信処理が定期的に動作を開始する。同図(B)に示すよ
うに、POP3受信処理の動作が開始すると、POPサ
ーバ12にログインし(ステップS302)、POPサ
ーバ12内のメールボックスに格納されているメールの
リスト情報を取得する(ステップS303)。
【0060】前回ログインした時のリスト情報と今回ロ
グインした時のリスト情報を照合し、新規に追加された
メールがあるか否かを判断する(ステップS304)。
新規のメールがある場合、POP3プロトコルに従って
メールデータを取得する(ステップS305)。一方、
新規にメールが存在しない場合、POP3受信動作を終
了する。
【0061】POP3プロトコルを用いて受信したメー
ルデータを、メール送信データから元のファイル形式に
デコードするデータデコード処理を行い(ステップS3
06)、印刷・転送処理によりプリンタ部2で印刷した
り、ファクシミリ部4等の送信デバイスに転送する(ス
テップS307)。この後、処理を終了する。
【0062】図9はステップS306、S310におけ
るデータデコード処理手順を示すフローチャートであ
る。まず、MIME(Multipurpose Internet Mail Ex
tensions)のヘッダ処理を行う(ステップS320)。
MIMEのヘッダ処理を行うと、メールが日本語で書か
れていることがわかる。電子メールの日本語本文はJI
Sコードで書かれているために、JISコードを印刷す
ることが可能なSJISコードに変換する(ステップS
321)。
【0063】また、電子メールに添付ファイルが存在す
るか否かを判別する(ステップS322)。添付ファイ
ルが存在する場合、MIMEヘッダに添付ファイルが存
在することが記述されているので、添付ファイルの有無
が判別可能である。
【0064】ステップS322で電子メールに添付ファ
イルが存在すると判別された場合、メール本文のテキス
トに添付ファイルが存在することをユーザに知らせるた
めに、“添付ファイル:test.tif”のようにファイル名
を記述したテキストをメール本文テキストに追加する
(ステップS323)。一方、ステップS322で電子
メールに添付ファイルが存在しないと判別された場合、
処理を終了する。
【0065】MIMEヘッダには、ファイル情報が記述
されており、この情報がTIFFファイルであるか否か
を判別する(ステップS324)。添付ファイルがTI
FFファイルでない場合、処理を終了する。一方、TI
FFファイルである場合、BASE64デコード処理を
行う(ステップS325)。BASE64デコード処理
は4バイトの6ビットデータを3バイトの8ビットデー
タに変換する処理である。また、MIMEヘッダには、
BASE64でエンコードされていることが記述されて
いる。BASE64のデコードが終了すると、TIFF
ファイルを作成し(ステップS326)、処理を終了す
る。
【0066】図10は送信宛先および本文コメントと共
にスキャナから画像データを取り込んで添付ファイルと
してメールをPC(Mail)クライアント15等に送
信するMail送信処理手順を示すフローチャートであ
る。この処理プログラムはコア部10内のメモリ124
に格納されており、Mailの送信が選択されると、C
PU123によって実行される。
【0067】メールを送信する宛先およびメール本文の
データを操作部115から入力し(ステップS35
1)、プラテンガラス102上にセットされた原稿をス
キャンし、リーダ部1によって画像データを読み取る
(ステップS352)。
【0068】読み取った画像データをMHフォーマット
で圧縮し(ステップS353)、TIFFファイルを作
成する(ステップS354)。送信宛先、メール本文デ
ータ、添付TIFFファイル情報からメールヘッダ、M
IME情報を作成し(ステップS355)、添付のTI
FFファイルをBASE64でエンコードし(ステップ
S356)、SMTPプロトコルにしたがって送信する
(ステップS357)。この後、処理を終了する。
【0069】図11はメールを送受信する際に通信装置
に必要な項目を設定するメール管理設定処理手順を示す
フローチャートである。この処理プログラムはコア部1
0内のメモリ124に格納されており、CPU123に
よって実行される。
【0070】メール管理設定処理が起動すると、操作部
115からパラメータを入力し、IPアドレス、ネット
マスク、デフォルトゲートウェイを設定する(ステップ
S371、S372、S373)。これらのパラメータ
は、メール管理設定処理モジュールだけでなく、ネット
ワークソフトウェアモジュール全てに適用される。
【0071】メールサーバを設定し(ステップS37
4)、メールサーバをチェックする(ステップS37
5)。このメールサーバのチェックでは、実際に設定さ
れたメールサーバ対して接続を試み、接続が確立できた
か否かを判断する。この詳細については、図14を用い
て後述する。チェックの結果、OKであるか否かを判別
する(ステップS376)。エラーが発生し、例えば入
力したサーバ名が誤っている場合、操作部115にワー
ニング表示を行う(ステップS377)。ワーニング表
示を行うことで、ユーザに入力した名称では、現在使用
できないことを知らせる。
【0072】一方、ステップS376でチェックした結
果、OKである場合、メールサーバを登録する(ステッ
プS378)。尚、エラーが発生した場合でもメールサ
ーバを後で準備する場合があるので、ワーニングメッセ
ージを表示した後にメールサーバを登録する。登録後、
メールサーバを準備すると、メールの送受信が行われ
る。
【0073】そして、操作部115からPOPアカウン
ト入力に関する設定パラメータの入力を行い、入力され
たパラメータでPOPサーバをチェックする(ステップ
S380)。このPOPサーバのチェックでは、実際に
設定されたパラメータを用いてPOPサーバに対して接
続を試み、接続が確立できたか否かを判断する。この詳
細については、図15を用いて後述する。チェックした
結果、OKであるか否かを判別し(ステップS38
1)、OKである場合、POPアカウントの登録を行う
(ステップS383)。一方、エラーが発生した場合、
ワーニング表示を行う(ステップS382)。エラーが
発生した場合でもPOPサーバ、POPアカウントを後
で準備する場合があるので、ワーニングメッセージを表
示した後にステップS383でPOPアカウントを登録
する。登録後、POPサーバ、POPアカウントを準備
すると、メールのPOP受信が行われる。
【0074】POPアカウント登録終了後、操作部11
5から扱える最大メール数を入力し(ステップS38
4)、メール管理設定処理を終了する。ステップS38
4で扱える最大メール数はPOP3プロトコルにしたが
ってPOPサーバからメールをダウンロードする際の最
大メール数となる。この後、処理を終了する。
【0075】このように、メールサーバあるいはPOP
サーバに対し、ユーザが誤ったサーバ情報を入力した場
合、すぐに発見して再度、メール管理設定処理をやり直
すことにより修正することが可能である。
【0076】図12はPOP3受信時のステップS30
3におけるリスト情報取得処理手順を示すフローチャー
トである。まず、POPサーバにコネクションを行い、
POP3プロトコルにしたがってユーザ名、パスワード
を通知してPOPサーバにログインし(ステップS40
0)、POP3のリストコマンドを発行する(ステップ
S401)。このPOP3のリストコマンドは、メール
ボックス上に存在する全てのメール1通毎にユニークな
IDを割り当て、このユニークなID番号を古いメール
から順番にリスト(配列)化して返答するコマンドであ
る。そして、このユニークなID番号のリスト(UID
L)を取得する(ステップS402)。
【0077】そして、変数Iにメールボックス上に存在
するメールの総数、変数Jに「−1」を代入する。メー
ルの総数は、POPサーバにログインが成功すると、P
OPサーバから通知されるので、これを用いる。変数I
から値1を引き、変数Jに値1を加える(ステップS4
04)。このとき、変数Iは「メール総数−1」、変数
Jは値0となる。
【0078】変数Iが値0未満であるか否かを判別し
(ステップS405)、値0以上である場合、変数Jが
図11のステップS384における扱える最大メール数
を越えているか否かを判別する(ステップS406)。
変数Jが最大メール数を越えていない場合、配列TAB
LEのJ番目にリスト(UIDL)のI番目の値を代入
する(ステップS407)。
【0079】UIDL[I]のメールに対し、POP3
コマンドのTOPコマンドを発行してメールの先頭情報
だけを取得し(ステップS408)、メールに書かれて
いるSubject情報、Fromアドレス(メール差
し出し人のアドレス)、送信日付、送信時間を取得し、
配列MAIL_LIST[J]にUIDL[I]のメー
ル情報を代入してハードディスク7Aに保存する。ここ
では、メール情報を全て取得して保存するわけではない
ので、取得時間が減少し、ハードディスク7A容量が少
なくて済む。
【0080】このとき、変数Jの値は「0」、変数Iの
値は「メール総数−1」であるので、TABLE[0]
にUIDL[メール総数−1](最後のユニークID)
を代入し、MAIL_LIST[0]に最新のメール情
報を代入してステップS404の処理に戻る。
【0081】この処理を繰り返すと、TABLE[1]
に最後から2番目のユニークID、TABLE[2]に
最後から3番目のユニークID、TABLE[3]に最
後から4番目のユニークID、……が代入される。
【0082】MAIL_LIST[1]には、2番目に
新しいメールの情報、MAIL_LIST[2]には、
3番目に新しいメール情報、MAIL_LIST[3]
には、4番目に新しいメール情報、……が代入される。
【0083】メールの総数が扱える最大メール数より少
ない場合、ステップS406でYESと判断されるより
先に、ステップS405でYESとなって処理を終了す
る。結果的に配列TABLEには、新しいメールのユニ
ークIDから順番にメールボックスに存在する全てのメ
ールのユニークIDが登録され、配列MAIL_LIS
Tには、新しいメールの情報から順番にメールボックス
に存在する全てのメールの情報(Subject情報、
Fromアドレス、送信日付、送信時間)が登録され
る。
【0084】また、メールの総数が扱える最大メール数
より多い場合、ステップS405でYESと判断される
より先に、ステップS406でYESとなって終了す
る。結果的に配列TABLEには、新しいメールのユニ
ークIDから順番に、メールボックスに存在する新しい
メールから扱えるメール数までのユニークIDが登録さ
れ、配列MAIL_LISTには新しいメールの情報か
ら順番に扱えるメール数までのメール(Subject
情報、Fromアドレス、送信日付、送信時間)が登録
される。このように扱える最大メール数を制限すること
により、ハードディスク7Aの使用容量を抑えることが
できる。
【0085】配列TABLE、配列MAIL_LIST
をハードディスク7Aに保存し、メールボックスに存在
するメールをリスト表示したり、リストからメールを選
択して印刷することに用いる。
【0086】図13は図11のメール管理設定処理のス
テップS379におけるPOPアカウント入力処理手順
を示すフローチャートである。まず、登録ユーザ数が上
限値100より多いか否かを判別する(ステップS42
0)。登録ユーザの数には、初期値として値0がセット
されている。
【0087】登録ユーザ数が上限値100を越えている
場合、操作部115にエラーを表示し(ステップS42
1)、処理を終了する。一方、登録ユーザ数が上限値1
00以下である場合、POPサーバ名、POPユーザ
名、POPユーザパスワードを操作部115から入力す
る(ステップS422、S423、S424)。そし
て、登録ユーザ数に値1を加え(ステップS425)、
処理を終了する。
【0088】図12を用いて説明したように、配列TA
BLE、配列MAIL_LISTは、1つのPOPアカ
ウント毎に用意されるので、POPアカウントが1つ増
えることは、配列TABLE、配列MAIL_LIST
を記録するディスク容量が1つ増えることを意味する。
【0089】このように、POPユーザ数を所定値(本
実施形態では、上限値100)以下に抑えることによ
り、配列TABLE、配列MAIL_LISTを記録す
るディスクの領域が無尽蔵に増えることを防止できる。
また、必要ディスク容量は、(配列TABLE+配列M
AIL_LIST)×100で計算されるので、予めこ
の領域を確保することが可能である。また、予めこの領
域を確保しておくことで、メール情報取得時にディスク
容量不足でエラーになることを防止できる。
【0090】図14は図11のステップS375におけ
るメールサーバチェック処理の動作を示す図である。例
えば、ネットワークI/F部7からメールサーバ12に
対してSMTPの接続要求を出すと(440)、メール
サーバ12は「220」から始まる文字列を返す(44
1)。ネットワークI/F部7から「HELO」から始
まる文字列を送信すると(442)、メールサーバ12
は「250」から始まる文字列を返す(443)。この
とき、「250」から始まる文字列を返さなかったり、
所定時間待っても返事を返さない場合、エラーとみな
す。メールサーバ12が「250」から始まる文字列を
返す場合、正常にメールサーバが動作しているとみな
し、「QUIT」をメールサーバに送信し(444)、
メールサーバとの接続を終了する。
【0091】図15は図11のステップS380におけ
るPOPサーバチェック処理の動作を示す図である。ネ
ットワークI/F部7からPOPサーバ12に対してP
OP3の接続要求を出すと(460)、POPサーバ1
2は「+OK」から始まる文字列を返す(461)。こ
のとき、「+OK」以外の文字列を返したり、所定時間
待っても返事を返さない場合、エラーとみなす。
【0092】ネットワークI/F部7から「USER
abc(abcは図13のステップS423で入力され
たPOPユーザ名)」から始まる文字列を送信すると
(462)、POPサーバ12は「+OK」から始まる
文字列を返す(463)。「+OK」以外の文字列を返
したり、所定時間待っても返事を返さない場合、エラー
とみなす。
【0093】ネットワークI/F部7から「PASS
xyz(xyzは図13のステップS424で入力され
たPOPユーザパスワード)」から始まる文字列を送信
すると(464)、POPサーバ12は「+OK」から
始まる文字列を返す(465)。+OK以外の文字列を
返したり、所定時間待っても返事を返さない場合、エラ
ーとみなす。正常に「+OK」を返した場合、ネットワ
ークI/F部7から「QUIT」を送信し(466)、
POPサーバ12との接続を終了する。
【0094】尚、以上が本発明の実施の形態の説明であ
るが、本発明は、これら実施の形態の構成に限られるも
のではなく、クレームで示した機能、または実施の形態
の構成が持つ機能が達成できる構成であればどのような
ものであっても適用可能である。
【0095】例えば、上記実施形態では、ネットワーク
の通信プロトコルにTCP/IPを用いて説明したが、
IPX/SPX、Apple Talkなどの通信プロ
トコルを用いても同様の効果を得ることができる。
【0096】また、メールのデコード方式としてBAS
E64を用いたが、uuencode、BinHex等
を用いてもよい。さらに、TIFFファイルを印刷する
ように説明したが、JPEG、GIF、JICT、BM
P等の画像ファイル形式、画像圧縮フォーマットは、M
Hに限らず、MR、MMR、JBIG、RLEでもよ
い。
【0097】さらに、POPアカウント入力時、登録ユ
ーザ数を上限値100に制限したが、この値は一定値、
あるいはメール管理設定処理等で可変としてもよい。
【0098】また、情報記録装置としてハードディスク
7Aを用いたが、半導体メモリ、光ディスク等の記録装
置でも同様の効果を得ることができる。
【0099】また、本発明は複数の機器(例えば、ホス
トコンピュータ、インターフェース機器、リーダ、プリ
ンタなど)から構成されるシステムに適用してもよい
し、1つの機器からなる装置に適用してもよい。
【0100】また、本発明は、前述した実施形態の機能
を実現するソフトウェアのプログラムコードを記憶した
記録媒体を、システムあるいは装置にプログラムを供給
することによって達成される場合にも適用できることは
いうまでもない。この場合、記憶媒体から読み出された
プログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現する
ことになり、そのプログラムを記憶した記憶媒体は本発
明を構成することになる。
【0101】上記実施形態では、図8、図9、図10、
図11、図12および図13のフローチャートに示すプ
ログラムコードは記憶媒体であるコア部10内のROM
などのメモリに格納されている。プログラムコードを供
給する記憶媒体としては、ROMに限らず、例えばフロ
ッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディ
スク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、DV
D、磁気テープ、不揮発性のメモリカードなどを用いる
ことができる。
【0102】
【発明の効果】本発明によれば、例えば、複数のメール
アカウントを用いて、POPサーバ上に存在するメール
ボックスからメールを取得する際、ユーザ登録時に上限
値を設けることによりメールの情報を記憶する記録媒体
の容量が無尽蔵に増えることを抑制できる。また、記録
媒体の消費容量を抑制できるので、記録媒体の容量不足
に起因する通信装置の動作停止やメールシステム全体の
停止を防ぐことができる。さらに、ユーザ登録時に上限
値を設けたことで、予め領域を確保することができ、受
信中に記録媒体の容量がなくなって受信できなくなるこ
とを防止できる。また、ユーザ登録時に上限値を越えた
ユーザ数を登録しようとしたユーザに対してエラーを知
らせることができる。
【0103】また、本発明によれば、例えば、POPサ
ーバ上に存在するメールボックスからメールを取得する
際、読み込むメール数の上限値を設けることによりメー
ルの情報を記録する記録媒体の容量が無尽蔵に増えるこ
とを抑制できる。また、記録媒体の消費容量を抑制でき
るので、記録媒体の容量不足に起因する画像形成装置の
動作停止やメールシステム全体の停止を防ぐことができ
る。さらに、新しいメールから順番に情報を取り扱うの
で、新規に送られたメールが扱えなくなることを防止で
きる。また、上限値の設定を可変にしたことにより、ユ
ーザの使用する状態に応じて変えることができる。
【0104】このように、電子メールの印刷を自動的に
行う場合などにおいて、メール情報を保存する記録媒体
の空きスペースが無くなってメールが受信できなくなる
ことを回避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態における通信装置の構成を示す図で
ある。
【図2】通信装置の画像入出力デバイスであるリーダ部
1およびプリンタ部2の構成を示す図である。
【図3】リーダ部1の構成を示すブロック図である。
【図4】コア部10の構成を示すブロック図である。
【図5】フォーマッタ部8の構成を示す図である。
【図6】ファクシミリ部4の構成を示す図である。
【図7】通信装置のネットワークI/F部7におけるプ
ログラムの構成を示す図である。
【図8】電子メールを受信して印刷を行うための処理手
順を示すフローチャートである。
【図9】ステップS306、S310におけるデータデ
コード処理手順を示すフローチャートである。
【図10】送信宛先および本文コメントと共にスキャナ
から画像データを取り込んで添付ファイルとしてメール
をPC(Mail)クライアント15等に送信するMa
il送信処理手順を示すフローチャートである。
【図11】メールを送受信する際に通信装置に必要な項
目を設定するメール管理設定処理手順を示すフローチャ
ートである。
【図12】POP3受信時のステップS303における
リスト情報取得処理手順を示すフローチャートである。
【図13】図11のメール管理設定処理のステップS3
79におけるPOPアカウント入力処理手順を示すフロ
ーチャートである。
【図14】図11のステップS375におけるメールサ
ーバチェック処理の動作を示す図である。
【図15】図11のステップS380におけるPOPサ
ーバチェック処理の動作を示す図である。
【図16】従来の電子メールの情報を印刷するシステム
の構成を示す図である。
【符号の説明】
3 画像入出力制御部 7 ネットワークI/F部 7A ハードディスク 10 コア部 11、15 クライアント 12、14 サーバ 13 インターネット網 123 CPU 124 メモリ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子メールを受信する電子メール受信手
    段と、 該受信した電子メールの情報をユーザアカウント毎に記
    録媒体に記録する記録手段と、 複数のユーザアカウントを登録するユーザアカウント登
    録手段と、 前記ユーザアカウントの登録を制限する登録制限手段と
    を備えた通信装置。
  2. 【請求項2】 前記ユーザアカウントの登録が制限され
    た場合、その旨を知らせる報知手段を備えたことを特徴
    とする請求項1記載の通信装置。
  3. 【請求項3】 前記登録制限手段は、前記ユーザアカウ
    ントの数が上限値を越える場合、前記ユーザアカウント
    の登録を制限することを特徴とする請求項1記載の通信
    装置。
  4. 【請求項4】 メールサーバから電子メールを取得する
    取得手段と、 該取得した電子メールの情報を記録媒体に記録する記録
    手段と、 前記電子メールの取得を制限する取得制限手段とを備え
    た通信装置。
  5. 【請求項5】 前記取得手段は、新しい電子メールから
    順番に取得することを特徴とする請求項4記載の通信装
    置。
  6. 【請求項6】 前記取得制限手段によって前記電子メー
    ルの取得を制限するための制限値を設定する制限値設定
    手段を備えたことを特徴とする請求項4記載の通信装
    置。
  7. 【請求項7】 前記取得制限手段は、前記メールサーバ
    に蓄積された電子メールの総数が前記設定された制限値
    を越える場合、該電子メールの取得を制限することを特
    徴とする請求項6記載の通信装置。
  8. 【請求項8】 電子メールを受信する受信ステップと、 該受信した電子メールの情報をユーザアカウント毎に記
    録媒体に記録する記録ステップと、 複数のユーザアカウントを登録する登録ステップと、 前記ユーザアカウントの登録を制限する制限ステップと
    を有する記録制限方法。
  9. 【請求項9】 メールサーバから電子メールを取得する
    取得ステップと、 該取得した電子メールの情報を記録媒体に記録する記録
    ステップと、 前記電子メールの取得を制限する制限ステップとを有す
    る記録制限方法。
  10. 【請求項10】 通信装置を制御するコンピュータによ
    って実行されるプログラムが格納された記憶媒体におい
    て、 前記プログラムは、 前記電子メールを受信する受信ステップと、 該受信した電子メールの情報をユーザアカウント毎に記
    録媒体に記録する記録ステップと、 複数のユーザアカウントを登録する登録ステップと、 前記ユーザアカウントの登録を制限する制限ステップと
    を含むことを特徴とする記憶媒体。
  11. 【請求項11】 通信装置を制御するコンピュータによ
    って実行されるプログラムが格納された記憶媒体におい
    て、 前記プログラムは、 メールサーバから電子メールを取得する取得ステップ
    と、 該取得した電子メールの情報を記録媒体に記録する記録
    ステップと、 前記電子メールの取得を制限する制限ステップとを含む
    ことを特徴とする記憶媒体。
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