JP2001306407A - スナップショット管理方法及び計算機システム - Google Patents

スナップショット管理方法及び計算機システム

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JP2001306407A JP2000118012A JP2000118012A JP2001306407A JP 2001306407 A JP2001306407 A JP 2001306407A JP 2000118012 A JP2000118012 A JP 2000118012A JP 2000118012 A JP2000118012 A JP 2000118012A JP 2001306407 A JP2001306407 A JP 2001306407A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バックアップ中の特定媒体への負荷の集中を
避け、データ書き込みの二重化処理に伴うコンピュータ
のCPU負荷やデータ通信量の増加を生じさせることな
くスナップショットの管理を行う。 【解決手段】 スナップショットを取っていないときに
は、コンピュータから外部記憶装置へのデータ書き込み
を、異なる複数の記憶媒体420、421上の領域に二
重化して記憶する。データ書き込みの二重化は、外部記
憶装置410で行う。外部記憶のスナップショットを取
る際、二重化された領域のうち1つの領域を通常のアク
セス用の記憶領域として提供し、もう1つの領域をスナ
ップショットとして提供する。スナップショット保存中
に通常のアクセス用の記憶領域が更新された場合、スナ
ップショット削除時にコンピュータが、2つの領域の内
容を一致させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スナップショット
管理方法及び計算機システムに係り、特に、高可用性を
求められる計算機システムにおける外部記憶をバックア
ップする際に必要な外部記憶のスナップショット管理方
法、及び、この管理方法により管理される記憶装置を有
する計算機システムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ハードディスク等のコンピュー
タの外部記憶装置に記録されたデータは、装置の障害、
ソフトウェアの欠陥、誤操作などによりデータを喪失し
た場合に、喪失したデータを回復できるように定期的に
磁気テープ等にコピーして保存しておくこと(バックア
ップ)が必要である。その際、コピー作業中にデータが
更新されるとコピーしたデータに不整合が生じるため、
コピー作業中にデータが更新されないことを保証する必
要がある。
【0003】バックアップされるデータの更新を避ける
ためには、データにアクセスするバックアッププログラ
ム以外のプログラムを停止させればよいが、高可用性が
要求されるシステムは、プログラムを長時間停止させる
ことができない。このため、バックアップ中にプログラ
ムがデータを更新することを妨げず、なおかつバックア
ップ開始時点でのデータの記憶イメージを保存する仕組
みが必要である。
【0004】通常、ある時点でのデータの記憶イメージ
をスナップショットと呼び、指定された時点のスナップ
ショットを保存しつつデータの更新が可能な状態を提供
する仕組みをスナップショット管理方法と呼ぶ。また、
スナップショット管理方法によりスナップショットを保
存することをスナップショットの取得と呼び、スナップ
ショット取得の対象となったデータをオリジナルデータ
と呼ぶ。
【0005】従来のスナップショット管理方法は、更新
前データの保存、コンピュータによるデータの二重化、
あるいは、外部記憶装置によるデータ二重化によって実
現されている。以下、これらの方法による従来のスナッ
プショット管理方法について説明する。
【0006】(1)更新前データの保存による方法 この方法に関する従来技術として、例えば、米国特許第
5649152号明細書に記載された技術が知られてい
る。この従来技術は、あるデータのスナップショットを
取得するとき、スナップショット取得時点以後にオリジ
ナルデータを更新する場合、更新前の記憶内容を別の記
憶領域に保存するというものである。スナップショット
は、論理的にはオリジナルデータとは独立な別データと
してアクセスされるが、スナップショット取得時点以後
にオリジナルデータが更新されていない部分について、
スナップショットはオリジナルデータと記憶領域を共有
する。オリジナルデータが更新された部分は、別領域に
保存された更新前の記憶内容が参照される。また、この
場合、スナップショットは読み出し専用である。
【0007】(2)コンピュータによるデータの二重化
による方法 コンピュータによるデータの二重化による方法は、スナ
ップショットを取得していない通常の状態において、コ
ンピュータ上のプログラムが全てのデータを2つの記憶
領域に二重化(ミラー)するというものである。スナッ
プショットを取得するとき、コンピュータ上のプログラ
ムは、二重化の処理を停止して2つの記憶領域を独立な
領域に分離し、1つの領域をオリジナルデータ、もう1
つの領域をスナップショットとして提供する。コンピュ
ータ上のプログラムがデータを二重化する方法は、例え
ば、米国特許5051887号明細書等に記載されて知
られている。
【0008】(3)外部記憶装置によるデータの二重化
による方法 外部記憶装置によるデータの二重化による方法は、例え
ば、米国特許5845295号明細書に示されているよ
うに、前述した(2)の方法において、コンピュータ内
のプログラムが行ったスナップショット管理を外部記憶
装置内で行うというものである。スナップショットを管
理する機能は、全て外部記憶装置内のスナップショット
管理プログラムにある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前述した更新前データ
の保存による従来技術の方法は、スナップショット取得
後、オリジナルデータが更新されていない部分につい
て、スナップショットに対するアクセスも、オリジナル
データに対するアクセスも同一の記憶領域を参照する。
このため、この従来技術は、バックアップ中、特定の記
憶媒体にアクセスが集中し、ディスク入出力の性能が低
下するという問題点を有している。この結果、例えば、
計算機システムの特定のディスク装置にアクセスが集中
し、データベースプログラムやバックアッププログラム
がそのディスク装置のLU内のデータを読み出す速度が
低下してしまうことになる。
【0010】また、この従来技術は、オリジナルデータ
へのアクセスとスナップショットへのアクセスとのどち
らも必ずスナップショット管理プログラムを経由しなけ
ればならないため、バックアップ中、スナップショット
管理プログラムを実行するコンピュータの負荷が増大
し、同一コンピュータ内で動作するデータベースプログ
ラム等の実行速度が低下するという問題点を有してい
る。この結果、特に、大量のデータをバックアップする
際等に、バックアップ終了までの長時間にわたり性能を
低下させてしまうことになる。
【0011】また、前述したコンピュータによるデータ
の二重化による従来技術の方法は、スナップショットを
取得していない状態でのデータ書き込みにおいて、1回
のデータ書き込みに対してスナップショット管理プログ
ラムが2つのLUにデータを書き込む必要があるため、
スナップショット管理をしないシステムと比較して、2
倍の書き込み処理を実行する必要がある。従って、この
従来技術は、データの書き込みを行うコンピュータのC
PU負荷や、コンピュータと外部記憶装置とを接続する
通信路のデータ通信量、外部記憶装置のディスクコント
ローラ負荷が増大し、スナップショット管理をしないシ
ステムと比較してアプリケーションプログラムの実行速
度を低下させてしまうという問題点を生じる。特に、デ
ータベースのレプリケーション等、大量のデータ更新が
伴う処理において性能の低下が顕著となる。
【0012】さらに、外部記憶装置によるデータの二重
化による従来技術の方法は、スナップショット管理に必
要な全ての処理を外部記憶装置内に実装するため、外部
記憶装置の制御プログラムが複雑になり、複雑化に対応
して開発期間が長くなり、価格も上昇するため、このよ
うな外部記憶装置を用いる構成のシステムは高価になっ
てしまうという問題点を有している。
【0013】前述したように、従来技術は、バックアッ
プ時の特定記憶媒体へのアクセス集中及びCPU負荷の
増大、通常運用時のCPU、通信路及び外部記憶装置の
コントローラの負荷の増大、あるいは、外部記憶装置の
複雑化と高価格化という問題点を有している。
【0014】本発明の目的は、前述した従来技術の問題
点を解決し、外部記憶のスナップショットを取得した状
態において、外部記憶装置の特定の記憶媒体への負荷集
中やコンピュータのCPU負荷の増大を防ぐことがで
き、外部記憶のスナップショットを取得していない状態
において、コンピュータのCPU負荷やデータ通信路の
通信量及び外部記憶装置の負荷の低いスナップショット
管理方法を提供することにある。
【0015】また、本発明の目的は、比較的単純な機能
だけを持つ安価な外部記憶装置を用いて、外部記憶のス
ナップショット管理を行う計算機システムを提供するこ
とにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、複数の
記憶媒体を持つ外部記憶装置を備える計算機システムに
おけるスナップショット管理方法おいて、前記外部記憶
装置が、内部の異なる2つの記憶媒体上の記憶領域をア
クセス可能な独立な記憶領域としてコンピュータに提供
すると共に、前記2つの記憶領域をグループとして定義
し、グループ内の2つの記憶領域をアクセス可能な1つ
の仮想的な記憶領域としてコンピュータに提供し、前記
仮想的な記憶領域に対してコンピュータがデータ書き込
みを要求したとき、そのデータをグループ内の2つの記
憶領域に書き込んで二重化し、コンピュータ内で動作す
るプログラムがスナップショットの取得を要求したと
き、前記2つの記憶領域を独立した記憶領域としてアク
セス可能とし、前記コンピュータ内で動作するプログラ
ムが、スナップショット取得中におけるスナップショッ
トを取得された記憶領域に対するデータの書き込みを検
出し、データの書き込み先の位置を記録することにより
達成される。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるスナップショ
ット管理方法及び計算機システムの実施形態を図面によ
り詳細に説明する。
【0018】図1は本発明の第1の実施形態によるスナ
ップショット管理を行う計算機システムの構成を示すブ
ロック図、図2はミラー管理表の構成を示す図、図3は
更新位置管理表の構成を示す図、図4はMode Select及
びModeSenseで使用するパラメータページの内容を説明
する図、図5はスナップショット管理プログラムのデー
タ書き込み時の動作を説明するフローチャート、図6は
コンピュータからWRITEコマンドを受信したミラー
制御プログラムの動作を説明するフローチャート、図7
はスナップショット管理プログラムのミラー再同期機能
の動作を説明するフローチャートである。図1〜図3に
おいて、400はコンピュータ、401、411はCP
U、401、412はメモリ、403、413はSCS
Iインタフェース、404はデータベースプログラム、
405はバックアッププログラム、406はスナップシ
ョットプログラム、407は更新位置管理表、408は
LU状態表、409はSCSIバス、410はディスク
アレイ、414はディスクコントローラ、415はミラ
ー制御プログラム、416はミラー管理表、420、4
21はディスク装置、422、423はLUである。本
発明の第1の実施形態は、データベースプログラムがア
クセスしている記憶領域を、データベース処理と並行し
てオンラインバックアップする場合に、本発明によりス
ナップショットを管理する例である。
【0019】図1に示す計算機システムは、コンピュー
タ400とディスクアレイ410とがSCSIインタフ
ェース403、413を介してSCSIバス409によ
り接続されて構成されている。コンピュータ400内の
メモリ402には、データベースプログラム404、バ
ックアッププログラム405、スナップショット管理プ
ログラム406が格納され、コンピュータを制御するC
PU401によって実行される。ディスクアレイ410
には、ディスクコントローラ414によって制御される
ディスク装置420、421が設けられ、また、メモリ
412内には、ミラー制御プログラム412が格納さ
れ、CPU411によって実行される。各ディスク内の
記憶領域は、SCSIの論理ユニット(LU)422、
423としてコンピュータ400からアクセスされる。
【0020】データベースプログラム404は、実行中
にLU422にアクセスし、また、ユーザからの指示に
よりディスク上のデータの更新を停止、再開する機能を
持つ。バックアッププログラム405は、ユーザからの
指示により、LU423からバックアップのためのデー
タ読み出しを行う。スナップショット管理プログラム4
06は、デバイスドライバやボリュームマネージャのよ
うなミドルウェアであり、データベースプログラム40
4がディスクアレイに出すディスクアクセス要求の全て
を自スナップショット管理プログラム406を経由して
ディスクアレイ410に発行する。そして、スナップシ
ョット管理プログラム406は、ディスクアレイ制御機
能、更新監視機能、更新位置管理機能、ミラー再同期機
能を有すると共に、更新位置管理表407、LU状態表
408を有する。
【0021】ディスクアレイ410のミラー制御プログ
ラム415は、コンピュータ400からの要求に応じて
ディスクコントローラ414にディスクアクセスを指示
するディスクアクセス機能の外に、1つのLUに対する
更新を二重化して予め指定された別のLUにも適用し、
2つのLUに同一の内容を書き込むLUミラー機能を持
つ。図示例の本発明の本実施形態は、LU422をLU
423に二重化する機能を有する。これらは従来のディ
スクアレイが持つ機能である。また、ミラー制御プログ
ラム415は、LUミラー機能を無効化することによ
り、二重化された2つのLUをそれぞれアクセス可能な
独立のLUとするミラー状態制御機能を有する。
【0022】二重化される各LUのミラー先の定義と現
在の状態とは、ミラー管理表416に記録される。ミラ
ー管理表416は、図2にその構成を示すように、二重
化される各LUについて、そのミラー先LUと状態とが
記録される。状態は、2つのLUの内容が一致している
「同期」、それぞれが独立なLUとしてアクセスされる
「スナップショット中」、「スナップショット中」から
「同期」に移るためにLU間で一致しないデータをコピ
ーしている「再同期中」の3種類がある。LUミラー機
能は状態が「同期」、「再同期中」のLUに対して適用
される。ミラー管理表416において、ミラー先LUを
複数にすることにより、3重以上の多重化構成とするこ
ともできる。
【0023】スナップショット管理プログラム406
は、後述するように、SCSIのModeSense,Mode Selec
tコマンドを発行するディスクアレイ制御機能、スナッ
プショット取得後にデータベースプログラムが要求する
オリジナルデータの更新を検出する更新監視機能、その
位置を記録する更新位置管理機能、及び、スナップショ
ット削除時にオリジナルデータの更新部分をミラー先L
Uにコピーするミラー再同期機能を有している。更新監
視機能及び更新位置管理機能は、状態が「スナップショ
ット中」または「再同期中」のLUに対して、また、ミ
ラー再同期機能は、状態が「再同期中」のLUに対して
のみ適用される。
【0024】各LUの現在の状態を記録するLU状態表
408は、図2に示すディスクアレイのミラー管理表4
16からミラー先LUの定義を省略した構成を有する。
LU状態表408は、スナップショット管理プログラム
406の起動時に、アクセス可能な全てのLUについて
Mode Senseコマンドを発行し、ディスクアレイ410か
ら各LUの状態を得ることにより作成される。また、更
新位置管理表407には、スナップショット取得後のオ
リジナルデータの更新位置が記録される。更新位置管理
表には、図3に示すように、更新されたオリジナルデー
タを記憶するLU、更新された位置の最初のLBA、最
後のLBAが記録される。図3に示す例の場合、LU2
のLBA0〜15及びLBA256〜511、LU3の
LBA8〜31の部分がスナップショット取得後に更新
されていることが示されている。更新位置管理表407
の記録は、二重化のペアとして定義された2つのLU間
で内容が一致しない位置を表す。
【0025】次に、前述したように構成される本発明第
1の実施形態による計算機システムにおけるコンピュー
タからのディスクアレイの制御について説明する。
【0026】LUミラー機能の有効/無効化やミラー先
LUに対するアクセスの可否等のディスクアレイのミラ
ー制御プログラムの各LUに対する動作は、全てミラー
管理表に記録されているLUの状態によって決定され
る。ミラー制御プログラム415は、ミラー管理表41
6の状態記録をスナップショット管理プログラム406
が発行するSCSI Mode Selectコマンドで指定された
状態に変更する。また、ミラー制御プログラム415
は、ミラー管理表416の内容を要求するSCSIMode
Sense コマンドを受信すると、指定されたLUの現在
の状態記録を返送する。Mode Select及びModeSenseで使
用するパラメータページの内容を図4に示している。パ
ラメータページは、2バイトからなり、先頭にはページ
コード(00h)が指定されており、2バイト目は指定され
たLUの状態を表している。Mode Select は、「同
期」、「スナップショット中」、「再同期中」に応じ
て、それぞれ、0、1、2を指定する。また、Mode Sen
seは、現在の状態を返送するが、ModeSenseコマンドで
指定したLUが二重化されていなかったり、ミラー先L
Uとして定義されている場合、「未定義」として4が指
定される。
【0027】次に、スナップショットの取得について説
明する。LU422のスナップショットを取得するに
は、以下に説明するような処理を行う。
【0028】まず、ユーザが一時的にデータベースの更
新を停止し、バックアップするデータの整合性を保証す
る。次に、スナップショット管理プログラムにLU42
2のスナップショットの取得を指示する。スナップショ
ット管理プログラム406は、LU状態表408を参照
し、LU422の状態が「同期」であることを確認する
が、LU状態表にLU422の記録がない場合や、状態
が「同期」でない場合、処理を中止する。
【0029】LU422の状態が「同期」である場合、
スナップショット管理プログラム406はLU状態表4
08に記録された状態を「同期」から「スナップショッ
ト中」に変更して更新監視機能及び更新位置管理機能を
有効化すると共に、ディスクアレイ410内のミラー管
理表416に記録されたLU422の状態を「スナップ
ショット中」に変更するためにMode Selectコマンドを
発行する。ディスクアレイ410のミラー制御プログラ
ム415は、Mode Selectコマンドを受信すると、ミラ
ー管理表416に記録されたLU422の状態を「スナ
ップショット中」に変更する。その後、ユーザは、デー
タベースの更新を再開する。
【0030】データの読み出し、書き込みの制御として
後述するように、ミラー制御プログラム415の各LU
に対する動作はLUの状態により決定される。従って、
この状態変更により、ミラー先LUであるLU423が
独立したLUとしてコンピュータからアクセス可能とな
り、また、LU422に対する更新がLU423に反映
されなくなるため、バックアッププログラム405は、
LU423をLU422のスナップショットとして利用
することが可能となる。
【0031】次に、スナップショットの削除について説
明する。LU422のスナップショットを削除するに
は、以下に説明するような処理を行う。
【0032】まず、ユーザがスナップショット管理プロ
グラム406にLU422のスナップショットの削除を
指示する。スナップショット管理プログラム406は、
LU状態表408を参照し、LU422の状態が「スナ
ップショット中」であることを確認するが、LU状態表
408にLU422の記録がない場合や、状態が「スナ
ップショット中」でない場合処理を中止する。
【0033】LU422の状態が「スナップショット
中」である場合、スナップショット管理プログラム40
6は、ディスクアレイ410内のミラー管理表416に
記録されたLU422の状態を「再同期中」に変更する
ためにMode Select コマンドを発行する。ディスクアレ
イのミラー制御プログラム415は、Mode Select コマ
ンドを受信すると、LU422の状態を「再同期中」に
変更する。この状態変更により、LU423をアクセス
先とするコンピュータからのアクセスが不可能となり、
また、LU422の更新をLU423に反映するLUミ
ラー機能が有効化される。
【0034】次に、スナップショット管理プログラム4
06は、LU状態表408に記録されたLU422の状
態を「再同期中」に変更し、ミラー再同期機能を有効化
する。ミラー再同期機能によるデータコピー処理の詳細
については後述する。スナップショット管理プログラム
406は、データコピー処理が完了すると、再びModeSe
lect コマンドを発行してディスクアレイ410内のミ
ラー管理表416に記録されたLU422の状態を「同
期」に変更し、LU状態表408に記録された状態を
「同期」に変更する。以上により、スナップショット管
理プログラムのLU422に対する更新監視機能、更新
位置管理機能、ミラー再同期機能が無効化され、スナッ
プショットの削除が完了する。
【0035】次に、データの読み出しの処理、すなわ
ち、コンピュータ上のデータベースプログラム404、
バックアッププログラム405が、それぞれディスクア
レイのLU422、423内のデータを読み出すときの
処理手順について説明する。
【0036】コンピュータ400内のプログラムからの
入出力要求は、スナップショット管理プログラム406
を経由するが、読み出しの場合、スナップショット管理
プログラム406は何もせずにSCSIのREADコマ
ンドをディスクアレイに転送する。ディスクアレイのミ
ラー制御プログラム415は、READコマンドを受信
すると、指定されたLUからデータを読み出し、データ
とステータスとをコンピュータ400に返送する。但
し、ミラー制御プログラム415は、指定されたLUの
状態が「同期」であれば、指定されたLUとそのミラー
先LUの内容とが一致しているので、両者のいずれかか
ら読み出すことにより負荷を分散させる。また、ミラー
制御プログラム415は、指定されたLUがミラー先L
Uで、かつ、状態が「スナップショット中」でない場
合、アクセスを拒否し、エラーステータスを返送する。
なお、スナップショット中でないミラー先LUへのアク
セスは、書き込みの場合も含めてスナップショット管理
プログラム406内で拒否するようにしてもよい。
【0037】次に、データの書き込みの処理、すなわ
ち、コンピュータ上のデータベースプログラム404、
バックアッププログラム405が、それぞれディスクア
レイのLU422、423内の記憶内容を更新するとき
の処理動作を図5に示すフローを参照して説明する。
【0038】(1)スナップショット管理プログラム4
06は、プログラム404、405からの更新要求を受
け取ると、LU状態表408を参照し、アクセス先LU
の状態が「スナップショット中」であるか否かを確認す
る(ステップ800、801)。
【0039】(2)ステップ801での判定が「スナッ
プショット中」であった場合、アクセス先の位置がすで
に更新位置管理表407に記録されているか否かを調
べ、記録されていなければ、更新位置管理表407に位
置を記録して、SCSIのWRITEコマンドを発行す
る。また、記録されていれば、そのままSCSIのWR
ITEコマンドを発行する(ステップ802、803、
807)。
【0040】(3)ステップ801での判定で、LUの
状態が「スナップショット中」でなかった場合、さらに
「再同期中」か否かを確認し、もし「再同期中」でなけ
ればアクセス先LUの状態は「同期」であるから、その
ままWRITEコマンドを発行する(ステップ804、
807)。
【0041】(4)ステップ804での判定で、「再同
期中」であれば、さらにアクセス位置が更新位置管理表
407に記録されているか否かを調べ、記録がなけれ
ば、そのままWRITEコマンドを発行し、更新位置の
記録があれば、表から該当位置の記録を削除してからW
RITEコマンドを発行する(ステップ805〜80
7)。
【0042】前述において、更新位置管理表407の記
録の追加・削除は、単純なエントリの追加・削除ではな
く、追加の場合、同一位置を含む複数の記録が存在しな
いように、削除の場合、削除する位置以外の記録を削除
しないように更新位置管理表407の修正を行う。例え
ば、更新位置管理表407が図3により説明したような
内容を持ち、LU3のLBA=10〜11を削除する場
合、表に記録されたLU3の更新位置であるLBA=8
〜31を削除し、新たにLBA=8〜9及びLBA=1
2〜31のエントリを追加する。
【0043】次に、コンピュータからWRITEコマン
ドを受信したディスクアレイのミラー制御プログラム4
15の動作を、図6に示すフローを参照して説明する。
【0044】(1)WRITEコマンドを受信したミラ
ー制御プログラム415は、まず、ミラー管理表を参照
してアクセス先LUがミラー先LUとして記録されてい
るか否かを調べる(ステップ900、901)。
【0045】(2)ステップ901の判定で、アクセス
先がミラー先LUであれば、状態が「スナップショット
中」であるか否かを調べ、スナップショット中であれば
指定されたLUにデータを書き込み、そうでなければ独
立したLUとしてアクセスできないので、書き込み失敗
のステータスを返送する(ステップ905、904、9
06)。
【0046】(3)ステップ901の判定で、アクセス
先LUがミラー先LUでない場合、状態が「スナップシ
ョット中」か否かを確認し、スナップショット中でなけ
ればミラー先LUと指定されたLUにデータを書き込
み、そうでなければ指定されたLUにのみデータを書き
込んで、コンピュータにコマンド実行のステータスを返
送する(ステップ902〜906)。
【0047】前述したスナップショット管理プログラム
406の処理において、更新先のLUの状態が「再同期
中」でアクセス位置が更新位置管理表407に記録され
ている場合に、更新位置管理表407の記録を削除する
理由は、後述するスナップショット削除時のLU再同期
処理で実行されるデータコピー処理の無駄を無くすため
である。「再同期中」の状態のLUに対する更新におい
て、ミラー制御プログラム415のLUミラー機能(図
6のステップ903)が有効であるため、データ更新に
より更新部分のLUの内容が一致し、再同期のデータコ
ピー処理は必要がなくなる。再同期のデータコピーは、
次に説明するように、更新位置管理表407に記録され
た位置について実行されるため、更新により内容が一致
した位置の記録は更新位置管理表407から削除する。
【0048】次に、スナップショット削除の際のデータ
コピーの処理について説明する。スナップショット削除
の処理として前述で説明したように、スナップショット
を削除する際に、二重化のペアとして定義された2つの
LUで記憶内容が一致しない部分についてオリジナルデ
ータをミラー先LUにコピーする処理が必要となる。こ
の処理を行うミラー再同期機能の動作を図7に示すフロ
ーを参照して説明する。スナップショット管理プログラ
ムのミラー再同期機能は、他の機能と並行に動作する。
【0049】(1)ミラー再同期機能は、処理を開始す
ると、まず、更新位置管理表407に記録があるか否か
を調べ、もし、記録がなければ処理完了としてここでの
処理を終了する(ステップ1000〜1002)。
【0050】(2)ステップ1001で、更新位置管理
表407に記録があった場合、記録された位置の更新済
みデータを1つ読み出す。この読み出しは、ディスクア
レイにSCSIのREADコマンドを発行することによ
り行われる(ステップ1003)。
【0051】(3)ミラー再同期機能は、ステップ10
03でのREADコマンドの発行に対してディスクアレ
イからデータが返送されてきたら、もう一度更新位置管
理表407を参照し、読み出した位置の記録が削除され
ていないか否かを確認する。このような削除は、SCS
IREADコマンドを発行した直後にデータベースプロ
グラムが同一位置の記録を更新した場合に発生する(ス
テップ1004)。
【0052】(4)ステップ1004の判定で、読み出
した全ての位置の記録が削除されている場合、更新によ
り新しいデータが書き込まれて2つのLUの内容が一致
しているのでデータコピーの必要がなくステップ100
1の処理に戻り、読み出したデータの一部または全部の
位置情報が更新位置管理表407に残っている場合、記
録されている位置のデータを読み出した位置に書き戻
す。LUの状態が「再同期中」の場合、データの書き込
み処理として前述で説明したように、ミラー制御プログ
ラムは、更新をミラー先LUにも反映させる。これによ
り、2つのLUの内容を一致させることができる。(ス
テップ1005)。
【0053】(5)最後に、ミラー再同期機能は、更新
位置管理表407の記録を削除し、ステップ1001の
処理に戻る(ステップ1006)。
【0054】前述した本発明の第1の実施形態は、コピ
ーが必要なデータの位置をコンピュータ400内の更新
位置管理表407にのみ記録することとしているため、
コンピュータ400の障害により位置情報が失われる可
能性がある。しかし、その場合、全てのオリジナルデー
タをミラー先にコピーすることにより、更新内容を失う
ことなく記憶内容を一致させることができる。
【0055】前述した本発明の第1の実施形態によれ
ば、データベースプログラムがアクセスするLUと、そ
のスナップショットとして使用されるミラー先LUが異
なるディスク上にあるため、バックアッププログラムと
データベースプログラムとがそれぞれ発生するディスク
アクセスの負荷を分散させることができ、バックアップ
中のデータベースプログラムのディスクアクセス速度の
低下を軽減することができる。
【0056】すなわち、いま、2つのプログラムが領域
内を均等にアクセスすると仮定し、スナップショット取
得後に更新されたデータベースの割合をp、データベー
スプログラムが発生するディスクアクセス負荷をD、バ
ックアッププログラムが発生するディスクアクセス負荷
をBとする。すると、更新前データの保存による従来技
術の方法の場合、更新されていない部分のデータは、バ
ックアッププログラムもオリジナルデータと同じ記憶領
域を参照するため、ディスク装置420へのアクセス負
荷はDから(D+B(1−p))に増大するが、前述し
た本発明の第1の実施形態の場合、データベースアクセ
スとバックアップアクセスとは記憶領域を共有しないた
め負荷はDのままである。
【0057】また、前述した本発明の第1の実施形態
は、スナップショットを取っていないときにデータ書き
込みを二重化するが、二重化処理が、ディスクアレイ内
のミラー制御プログラムで実行されているため、コンピ
ュータは1回のデータ書き込みにつき、SCSI WR
ITEコマンドを1回送信するだけでよい。このため、
コンピュータによるデータの二重化による従来の方法と
比べ、I/O処理のためのコンピュータのCPU負荷と
SCSIバスの通信量とを低減することができ、データ
ベースプログラムの実行速度を向上させることができ
る。
【0058】さらに、前述した本発明の第1の実施形態
で用いるディスクアレイは、スナップショット中の更新
位置管理機能やスナップショット削除時のLUの再同期
機能を持たないため、外部記憶装置によるデータ二重化
による従来技術の方法に比較して、単純な機能のみを提
供する安価なディスクアレイを用いてシステムを構成す
ることが可能となる。
【0059】前述した本発明の第1の実施形態の拡張形
態として、ミラー制御プログラムに機能を追加し、ミラ
ー削除時のコンピュータ内の処理を単純化することも考
えられる。この場合、指定された位置のLU間のデータ
コピーを行う機能をミラー制御プログラム415に追加
することにより、スナップショット管理プログラムは実
際にデータの読み出し、書き込みを行わずにコピーすべ
き位置をミラー制御プログラムに指示するだけで内容を
一致させることができる。その場合、図7のステップ1
003〜1005の代わりに、コピー位置を指示するた
めの予め定義されたSCSIコマンドを発行するステッ
プを設ければよい。このコマンドとしては、ステップ1
003のREADコマンドと同じアクセス位置を指定
し、受信したミラー制御プログラムは、ディスクアレイ
内で指定された位置のデータをミラー先LUにコピーす
るコマンドであればよい。これにより、データコピー処
理に伴うコンピュータのCPU負荷やSCSIバスの通
信量の増大を低減することができる。
【0060】図8は本発明の第2の実施形態によるスナ
ップショット管理を行う計算機システムの構成を示すブ
ロック図、図9はミラー定義表の構成を示す図、図10
はLU状態表の構成を示す図、図11はModeSense に対
して返すパラメータページの内容を説明する図であり、
以下、これらの図を参照して本発明の第2の実施形態に
ついて説明する。図8〜図11において、1108、1
116はミラー定義表であり、他の符号は、図1の場合
と同一である。この本発明の第2の実施形態は、前述で
説明した第1の実施形態と同様にスナップショットを管
理するものであるが、第1実施形態において、コンピュ
ータ及び外部記憶装置の双方において行われていたLU
の状態管理をコンピュータのみで行い、スナップショッ
ト管理に関して外部記憶装置をステートレス化したもの
である。
【0061】図8に示す本発明の第2の実施形態におい
て、ディスクアレイ410内のミラー制御プログラム4
15は、二重化された2つのLUを論理的な1つのLU
として提供するLU仮想化機能を有する。LU仮想化機
能で扱われるLU間の関係は、図9に示すようなミラー
定義表1116に記録される。このミラー定義表111
6は、3つのLUを1組としたLU間の関係を表し、オ
リジナルデータを持つミラー元LU、その内容を二重化
したミラー先LU、これらを論理的に1つのLUとして
扱うミラーLUを定義している。3つのLUは、全て外
部からアクセス可能である。また、ミラー元LUとミラ
ー先LUとの内容が一致するように保つ責任は、コンピ
ュータ400で動作するスナップショット管理プログラ
ム406にある。
【0062】スナップショット管理プログラム406
は、ディスクアレイ410が提供するLUを仮想LUと
して他のプログラムに提供する。仮想LUは、実際のL
Uと同様に他のプログラムからアクセスされる。プログ
ラムが仮想LUにアクセスしたときにアクセス先となる
実際のLUは、仮想LUの状態により、スナップショッ
ト管理プログラムが切り替える(LU仮想化機能)。仮
想LUのアクセス先及び状態は、図10に示すようなL
U状態表408に記録される。実際にアクセス先となる
LUは、読み出しの場合と書き込みの場合とで別々に定
義される。LU対応表408に記録される状態は、第1
実施形態におけるLU状態表と同様であるが、それ以外
に「未定義」の状態があり、これはその仮想LUに対す
るアクセスができない状態を表す。
【0063】更新位置管理表407は、図3により説明
した第1の実施形態のものと同様な構造を持つが、変更
されたLUは、実際のLUではなく仮想LUが記録され
る。また、スナップショット管理プログラムの更新監視
機能、更新位置管理機能、ミラー再同期機能がそれぞれ
監視、管理、アクセスする対象LUも仮想LUである。
各機能は、第1の実施形態の場合と同様に仮想LUの状
態に応じて有効化、無効化がなされる。「未定義」のL
Uに対して、全ての機能は無効化される。
【0064】また、スナップショット管理プログラム4
06は、ディスクアレイ内のミラー定義表1116と同
一内容のミラー定義表1108を持つ。このミラー定義
表は、スナップショット管理プログラムの起動時に、全
てのアクセス可能なLUに対してSCSI Mode Sense
コマンドを発行することにより、ディスクアレイ410
からミラー定義表1116の情報を得て作成される。デ
ィスクアレイ410は、Mode Senseに対して図11に示
すような構造を持つ4バイトのパラメータページを返送
し、各LUについてミラー定義表1116の内容を知ら
せる。
【0065】このパラメータページは、先頭の1バイト
目にはページコード0が入り、ModeSenseで指定された
LUがミラーLUであれば2バイト目には“0”、そう
でなければ“1”が入る。また、種別が“0”のとき、
3バイト目、4バイト目にはそれぞれミラー元LU、ミ
ラー先LUが入る。ミラー定義表1108を作成する場
合、種別が“0”のLUに対してエントリを作成し、ミ
ラー元LU、ミラー先LUを記録する。このミラー定義
表1108の作成は、Mode Senseを用いた自動作成であ
る必要はなく、ユーザが手動で定義した内容ファイルを
スナップショット管理プログラム406が起動時に読み
込んで作成してもよい。
【0066】初期状態において、LU状態表408のデ
ータベースプログラム404がアクセスする仮想LUの
状態は「同期」、READ先及びWRITE先LUはい
ずれもミラー定義表1108のミラーLUが記録され、
バックアッププログラム405がアクセスする仮想LU
の状態は「未定義」が記録されている。
【0067】次に、前述のように構成される本発明の第
2の実施形態におけるコンピュータ上のプログラムのデ
ィスクアクセスについて説明する。
【0068】コンピュータ上のプログラムからのディス
クアクセスは、スナップショット管理プログラム406
が提供する仮想LUに対して要求される。スナップショ
ット管理プログラム406は、要求を受け取ると、LU
状態表408を参照し、指定された仮想LUの状態が
「未定義」でないか否かを確認し、「未定義」であれば
アクセスを拒否する。
【0069】次に、スナップショット管理プログラム4
06は、指定された仮想LUのREAD先LU、WRI
TE先LUをLU状態表408で調べ、発行するコマン
ドのアクセス先となる実際のLUを決定する。例えば、
図10に示す状態において、仮想LU0にアクセスする
と、スナップショット管理プログラム406は、読み出
し要求、書き込み要求共に、LU0をターゲットとする
SCSIコマンドを発行する。また、仮想LU4に読み
出し、書き込みを要求すると、スナップショット管理プ
ログラム406は、それぞれLU7、LU6にコマンド
を発行する。スナップショット管理プログラム406
は、LU状態表を書き換えることにより、各プログラム
がアクセスする仮想LUを固定したままで、アクセス先
のLUを切り替えることができる。
【0070】アクセスコマンドを受信したディスクアレ
イのミラー制御プログラム415は、ミラー定義表11
16を参照して対応するLUへのアクセスを実行する。
例えば、図9に示すように定義されているLU0に対す
るアクセスを受信すると、LUミラー制御プログラム4
15は、ミラー定義表を参照してLU0が2つのLUか
らなるミラーLUであると判断し、更新ではLUミラー
機能によりLU1とLU2に同じ内容を書き込み、読み
出しではLU1またはLU2からデータを読み出す。L
U1やLU2にアクセスがあった場合、これらはミラー
LUではないとして、それぞれLU1またはLU2にの
みアクセスする。
【0071】次に、本発明の第2の実施形態におけるス
ナップショットの取得、削除について説明する。前述し
た本発明の第1の実施形態は、スナップショットの取得
・削除の際に、ディスクアレイに対してMode Select コ
マンドを発行してスナップショットを管理したが、第2
の実施形態は、LU状態表408に記録された仮想LU
のアクセス先LUを変更することにより、スナップショ
ットを管理する。
【0072】スナップショットの取得前、LU状態表4
08には、READ先LU、WRITE先LU共にミラ
ー定義表のミラーLUが記録されている。スナップショ
ット取得時、スナップショット管理プログラム406
は、これらをミラー定義表に記録されているミラー元L
Uに書き換える。また、スナップショット管理プログラ
ム406は、バックアッププログラム405がアクセス
するスナップショットの仮想LUのREAD先、WRI
TE先LUをミラー先LUとし、状態を「スナップショ
ット中」とする。
【0073】例えば、図9及び図10に示す状態で、仮
想LU0のスナップショットを取得するとき、スナップ
ショット管理プログラム406は、現在のアクセス先で
あるLU0のミラー元LUが、図9のミラー定義表を参
照することによりLU1であることが判るので、仮想L
U0のREAD先LU、WRITE先LUをLU1に書
き換え、状態を「スナップショット中」とする。また、
スナップショット管理プログラム406は、仮想LU0
のスナップショットとしてアクセスされる仮想LU1の
READ先LU、WRITE先LUをLU0のミラー先
LUであるLU2に書き換え、状態を「スナップショッ
ト中」とする。これにより、仮想LU1へのアクセスが
可能となり、また、仮想LU0、1の更新は、互いに二
重化されないため、オリジナルデータ及びスナップショ
ットのアクセスにそれぞれの仮想LUを利用できるよう
になる。
【0074】スナップショット管理プログラム406
は、スナップショットを削除する場合、LU状態表40
8に記録されたスナップショットの仮想LUの状態を
「未定義」とし、オリジナルデータの仮想LUの状態を
「再同期中」に変更し、また、オリジナルデータの仮想
LUのWRITE先LUをミラー定義表に記録されてい
るミラーLUとする。例えば、図9及び図10に示す状
態で、仮想LU2のスナップショットである仮想LU3
を削除するとき、スナップショット管理プログラム40
6は、仮想LU3の状態を「未定義」とし、また、仮想
LU2の現在のWRITE先LUであるLU4のミラー
LUが図9のミラー定義表を参照することによりLU3
であることがわかるので、WRITE先LUをLU4か
らLU3に書き換えると共に、状態を「再同期中」とす
る。これにより、スナップショットである仮想LU3へ
のプログラムからのアクセスが不可能となり、また、ミ
ラー元LUとミラー先LUとの内容を一致させるデータ
コピー処理の際の、オリジナルデータの仮想LUからの
読み出しはミラー元LU、オリジナルデータの仮想LU
への書き戻しはミラーLUがそれぞれアクセス先とな
る。
【0075】データコピー処理が完了した後、スナップ
ショット管理プログラム406は、オリジナルデータと
してアクセスされる仮想LUのREAD先LUを元のミ
ラーLUに変更する。例えば、図9及び図10の状態
で、「再同期中」の状態にある仮想LU4のスナップシ
ョット削除を完了するために、スナップショット管理プ
ログラム406は、図9のミラー定義表から現在のRE
AD先LUであるLU7のミラーLUがLU6であるこ
とが判るので、READ先LUをLU6に書き換え、状
態を「同期」とする。これにより、スナップショットの
削除が完了する。
【0076】前述した本発明の第2の実施形態によれ
ば、第1の実施形態で説明した効果に加え、外部記憶装
置をステートレス化したことにより障害時の回復処理の
単純化を図ることができる。例えば、LUの状態を変更
する瞬間にコンピュータが障害を起こした場合、第1の
実施形態の場合、回復処理においてコンピュータのLU
状態表に記録されている各LUの状態とディスクアレイ
のミラー管理表に記録されている各LUの状態を一致さ
せる必要があるが、第2の実施形態の場合、ディスクア
レイがステートレスであるため、コンピュータの状態の
みを考慮した処理を行うことができる。
【0077】図12は本発明の第3の実施形態によるス
ナップショット管理を行う計算機システムの構成を示す
ブロック図であり、以下、これについて説明する。この
本発明の第3の実施形態は、データベースプログラムと
バックアッププログラムとがそれぞれ別のコンピュータ
で動作する。この実施形態は、2つのコンピュータがL
ANで接続され、各コンピュータとディスクアレイとが
ファイバチャネルを用いた Storage Area Network(SAN)
により接続され、また、バックアップ開始・終了を指示
する管理コンソールとして別のコンピュータがLANで
接続されて構成されている。
【0078】図12に示す第3の実施形態による計算機
システムは、データベースサーバ1510、バックアッ
プサーバ1520、管理コンソール1540が、それぞ
れLANインタフェース1513、1523、1541
を介してLAN1500により接続されて構成される。
また、データベースサーバ1510とバックアップサー
バ1520とは、ファイバチャネルインタフェース15
14、1524を持ち、ファイバチャネルケーブル15
31〜1533とファイバチャネルスイッチ1530を
介してディスクアレイ1550に接続されている。デー
タベースサーバ及びバックアップサーバは、ファイバチ
ャネルネットワークを経由してディスクアレイ1550
内のデータにアクセスすることができる。ディスクアレ
イ1550の機能は、通信がファイバチャネル上に定義
されるSCSIプロトコルに置きかえられた以外、第2
の実施形態の場合と同一である。
【0079】図12において、データベースサーバ15
10は、データベースプログラム1515、スナップシ
ョット管理プログラム1517、通信プログラム151
6を実行し、バックアップサーバ1520は、バックア
ッププログラム1526及び通信プログラム1525を
実行する。通信プログラム1516は、管理コンソール
とLANで通信することによりバックアップ処理に関す
る指示受け取り、その内容に基づいてデータベースプロ
グラム、スナップショット管理プログラムを呼び出す。
同様に、通信プログラム1525は、管理コンソール1
540からの指示に基づいてバックアッププログラム1
526を呼び出す。データベースプログラム1515及
びスナップショット管理プログラム1517の機能は、
通信プログラムから指示を受けることができる点を除き
第2の実施形態の場合と同様である。バックアッププロ
グラム1526は、バックアップサーバ1520上にス
ナップショット管理プログラムがないため、仮想LUで
はなくディスクアレイが提供する実際のLUを指定して
アクセスを行う。
【0080】管理コンソール1540は、バックアップ
指示プログラム1542を実行し、LANインタフェー
ス1541とLAN1500とを経由してデータベース
サーバ1510及びバックアップサーバ1520上の通
信プログラム1516、1525に指示を送る。
【0081】次に、前述のように構成される本発明の第
3の実施形態における管理コンソールとサーバとの通信
について説明する。
【0082】管理コンソール1540でユーザがバック
アップの指示を出すと、バックアップ指示プログラム1
542は、データベースサーバ1510の通信プログラ
ム1516に対し、スナップショットを取得するように
指示を行う。この指示を受信した通信プログラム151
6は、データベースプログラム1515に対して、更新
動作を一時停止するよう指示し、スナップショット管理
プログラム1517にスナップショットの取得を指示す
る。スナップショット取得後、通信プログラム1516
は、再びデータベースプログラムに指示を出してデータ
ベースの更新を再開させ、スナップショット取得完了を
バックアップ指示プログラム1542に報告する。
【0083】スナップショット取得完了の報告を受けた
バックアップ指示プログラム1542は、次にバックア
ップサーバ1520の通信プログラム1525に対し、
バックアップを開始するように指示を行う。この指示を
受けた通信プログラム1525は、バックアッププログ
ラム1526にバックアップ開始を指示し、バックアッ
プを行わせる。バックアップ完了後、通信プログラム1
526は、バックアップ完了をバックアップ指示プログ
ラム1542に報告する。
【0084】バックアップ完了の報告を受けたバックア
ップ指示プログラム1542は、通信プログラム151
6に対してスナップショットの削除を指示する。この指
示を受けた通信プログラム1516は、スナップショッ
ト管理プログラム1517に対して、スナップショット
を削除するように指示を行う。スナップショット削除
後、通信プログラム1516は、スナップショット削除
完了をバックアップ指示プログラム1542に報告し、
これにより、データベースのオンラインバックアップが
完了する。
【0085】前述した本発明の第3の実施形態によれ
ば、第2の実施形態で説明した効果に加え、バックアッ
プ中のデータベースサーバのCPU負荷の増大を軽減す
ることができる。第2の実施形態は、バックアッププロ
グラムとデータベースプログラムとが同一コンピュータ
上で動作するため、バックアップ中のデータ転送処理に
ともなうCPU負荷増大により、データベースプログラ
ムの実行速度が低下していたが、前述した本発明第3の
実施形態は、バックアッププログラムがデータベースサ
ーバとは別のコンピュータで動作するため、データ転送
処理の負荷がデータベースサーバのCPU負荷に影響を
与えることがなく、バックアップ中のデータベースプロ
グラムの実行速度の低下を防止することができる。
【0086】また、前述した本発明の第3の実施形態に
よれば、バックアップサーバとディスクアレイとの間が
ファイバチャネルで接続されているため、高速なデータ
転送による迅速なバックアップを実現することができ
る。
【0087】図13は本発明の第4の実施形態によるス
ナップショット管理を行う計算機システムの構成を示す
ブロック図、図14はミラー定義表の構成を示す図であ
り、以下、これらの図を参照して第4の実施形態につい
て説明する。この本発明の第4の実施形態は、更新前デ
ータの保存による従来技術のスナップショット管理方法
から、前述した本発明の第1、第2の実施形態によるス
ナップショット管理方法に移行する場合に、従来のスナ
ップショット管理プログラムの変更を最小限にとどめつ
つ本発明を適用し、スナップショット管理プログラムの
大幅な変更を不要としたものである。
【0088】ここで説明する本発明の第4の実施形態
は、記憶内容が2つの異なる記憶媒体に二重化されるミ
ラーLUにオリジナルデータを記憶し、スナップショッ
ト取得時点以後に更新が要求された場合に、更新前のデ
ータを別領域に保存してからオリジナルデータを更新す
るものである。スナップショットは、スナップショット
管理プログラムにより1つの仮想的なLUとして表され
るが、更新されていない部分は、オリジナルデータを、
更新された部分は、別領域に保存した更新前データを参
照することによりアクセスされる。この第4の実施形態
は、スナップショット管理プログラムの基本的な動作と
しては、更新前データの保存による従来の方法と同じで
あるが、ディスクアレイの支援機能と連携するために後
述するアクセス先振り分け機能が追加されている。
【0089】図13に示す本発明の第4の実施形態にお
けるハードウェアの構成及びデータベースプログラム、
バックアッププログラムの機能は前述で説明した本発明
の第1、第2の実施形態と同様である。図13におい
て、ディスクアレイ410内で動作するミラー制御プロ
グラム415は、前述した本発明の第2の実施形態の場
合と同様に、LU間の関係を定義したミラー定義表11
16を有している。ここでのミラー定義表1116は、
その構造を図14に示しているが、前述で説明した本発
明の第2の実施形態における図9に示したミラー定義表
とは異なり、ミラーLUとミラー先LUとのみが定義さ
れる。第2の実施形態の場合と同様に、ミラーLUは、
二重化された2つのLUを仮想的に1つのLUとして表
したものであり、ミラー先LUは、ミラーLUを構成す
る2つのLUの1つである。図14に示す定義の場合、
LU0はLU1に二重化され、ミラー制御プログラム4
15は、LU0に対するアクセスコマンドを受け取る
と、読み出しであればLU0またはLU1からデータを
読み出し、書き込みであれば同じ内容をLU0とLU1
との両方に書き込む。ミラー先LUであるLU1に対す
るアクセスは、LU1にのみアクセスし、LU0にアク
セスすることはできない。
【0090】また、ミラー定義表1116でミラー先L
Uとして記録されているLUは読み出し専用であり、ミ
ラー先LUに対する書き込み要求は、ミラー制御プログ
ラム415により拒否される。これにより、ミラー元L
Uとミラー先LUとの内容を常に一致させることができ
る。ミラーLUから読み出すデータとミラー先LUから
読み出すデータとの内容は同一であるが、ミラー先LU
にアクセスした場合、アクセス先のLUが1つに限定さ
れる点が異なる。データベースプログラム404等のコ
ンピュータ上のアプリケーションプログラムは、常にミ
ラーLUに対してアクセスを行う。ミラー先LUは、後
述するスナップショット管理プログラム406のアクセ
ス先振り分け機能で使用するために提供される。
【0091】スナップショット管理プログラム406
は、オリジナルデータを参照するために従来の方法の場
合にミラーLUに対して発行されるアクセスコマンドの
一部を、ミラー先LUに振り分けるアクセス先振り分け
機能を有している。オリジナルデータのミラーLUに対
応するミラー先LUは、ミラー定義表1108を参照す
ることにより得られる。ミラー定義表1108は、ディ
スクアレイ410内のミラー定義表1116と同一の内
容を持ち、第2の実施形態の場合と同様に、スナップシ
ョット管理プログラム406のMode Senseによるディス
クアレイ410からの情報取得や、ユーザの手動設定に
よって作成される。
【0092】次に、スナップショット管理プログラム4
06のアクセス先振り分け機能について説明する。
【0093】オリジナルデータに対するアクセスは2種
類に分けられる。その1つは、データベースプログラム
からのオリジナルデータへのアクセスである。また、も
う1つは、バックアッププログラムからのスナップショ
ットへのアクセスであって、アクセス先のデータがスナ
ップショット取得時点以後に更新されていない場合のア
クセスであり、この場合、スナップショットが、オリジ
ナルと記憶領域を共有しているのでアクセス先はオリジ
ナルデータとなる。
【0094】従来技術の方法をそのまま適用すると、前
述のどちらのアクセスでも、オリジナルデータのアクセ
ス用に提供されるミラーLUに対してアクセスコマンド
を発行することになるが、本発明の第4の実施形態にお
けるスナップショット管理プログラム406は、後者の
アクセス先をミラー先LUに変更する。
【0095】これにより、バックアッププログラム40
5から発生するオリジナルデータへの全ての読み出し要
求は、そのアクセス先がミラー先LUに限定され、従っ
て、そのアクセス負荷がミラー先LUが割り当てられた
ディスクに限定されることになる。
【0096】一方、データベースプログラム404から
発生する読み出し要求のアクセス先はミラーLUであ
り、二重化された2つのLUのどちらをも使用すること
ができる。従って、この読み出し要求のアクセス先とし
て、負荷の低いディスクを使用することにより、バック
アッププログラムから発生するオリジナルデータに対す
る読み出しの負荷が高い場合でも、データベースプログ
ラムのディスクアクセス速度が低下することはない。例
えば、図14に示すミラー定義表のLU0、LU1が、
それぞれ、図13のディスク装置420、421に割り
当てられている場合に、LU0のスナップショットを取
得すると、バックアッププログラムからオリジナルデー
タへのアクセス要求は、全てLU1をアクセス先とする
ためディスク421のみを使用する。データベースプロ
グラム404から発生するアクセス要求のアクセス先は
LU0であるため、ディスク420、421のどちらで
も使用することができる。このため、ミラー制御プログ
ラム415が負荷の低いディスク420をアクセス先と
して選択すれば、バックアップによるディスクアクセス
負荷が高い場合でも、データベースプログラムのディス
ク読み出し性能を低下させることがない。
【0097】前述した本発明の第4の実施形態によれ
ば、第2の実施形態の場合の効果に加え、従来技術のス
ナップショット管理プログラムを流用することができ、
スナップショット管理プログラムの開発期間を短縮する
ことができる。すなわち、第4の実施形態によれば、従
来技術のスナップショット管理プログラムに、アクセス
先振り分け機能を追加することにより、ディスクアレイ
の支援機能を利用するスナップショット管理プログラム
を容易に作成することができる。
【0098】前述した本発明の各実施形態によれば、オ
リジナルデータのアクセスに使用される記憶領域とスナ
ップショットのアクセスに使用される記憶領域とが異な
る記憶媒体上にあるため、バックアップ中の特定媒体へ
の負荷の集中を避けることが可能となり、また、バック
アップをオンライン処理とは別のコンピュータ上で実行
することができ、これにより、バックアップ中のCPU
負荷の増大を軽減することができる。
【0099】また、本発明の各実施形態によれば、デー
タ書き込みの二重化を外部記憶装置において行っている
ため、データ書き込みの二重化処理に伴うコンピュータ
のCPU負荷やデータ通信量の増加を生じさせることが
なく、さらに、スナップショット取得中の更新位置の管
理機能や、スナップショット削除の際に二重化された記
憶内容の一致を保証する機能を持たない外部記憶装置を
用いることができ、これにより、安価な計算機システム
を構成することができる。
【0100】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、バ
ックアップ中の特定媒体への負荷の集中を避けることが
可能となり、また、データ書き込みの二重化処理に伴う
コンピュータのCPU負荷やデータ通信量の増加を生じ
させることを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態によるスナップショッ
ト管理を行う計算機システムの構成を示すブロック図で
ある。
【図2】ミラー管理表の構成を示す図である。
【図3】更新位置管理表の構成を示す図である。
【図4】Mode Select及びModeSenseで使用するパラメー
タページの内容を説明する図である。
【図5】スナップショット管理プログラムのデータ書き
込み時の動作を説明するフローチャートである。
【図6】コンピュータからWRITEコマンドを受信し
たミラー制御プログラムの動作を説明するフローチャー
トである。
【図7】スナップショット管理プログラムのミラー再同
期機能の動作を説明するフローチャートである。
【図8】本発明の第2の実施形態によるスナップショッ
ト管理を行う計算機システムの構成を示すブロック図で
ある。
【図9】ミラー定義表の構成を示す図である。
【図10】LU状態表の構成を示す図である。
【図11】ModeSense に対して返すパラメータページの
内容を説明する図である。
【図12】本発明の第3の実施形態によるスナップショ
ット管理を行う計算機システムの構成を示すブロック図
である。
【図13】本発明の第4の実施形態によるスナップショ
ット管理を行う計算機システムの構成を示すブロック図
である。
【図14】ミラー定義表の構成を示す図である。
【符号の説明】
400 コンピュータ 401、411 CPU 401、412 メモリ 403、413 SCSIインタフェース 404 データベースプログラム 405 バックアッププログラム 406 スナップショットプログラム 407 更新位置管理表 408 LU状態表 409 SCSIバス 410 ディスクアレイ 414 ディスクアレイ 415 ミラー制御プログラム 416 ミラー管理表 420、421 ディスク装置 422、423 LU 1108、1116 ミラー定義表
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 20/10 G11B 20/10 D (72)発明者 村岡 健司 神奈川県小田原市国府津2880番地 株式会 社日立製作所ストレージシステム事業部内 (72)発明者 大枝 高 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内 (72)発明者 八木沢 育哉 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内 Fターム(参考) 5B018 GA04 HA03 MA12 5B065 BA01 CA30 EA02 EA12 EA34 5B083 AA08 AA09 BB01 BB03 CC04 CD11 EE08 5D044 AB03 BC01 CC04 DE03 DE12 DE72 DE92 HL02

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の記憶媒体を持つ外部記憶装置を備
    える計算機システムにおけるスナップショット管理方法
    おいて、前記外部記憶装置は、内部の異なる2つの記憶
    媒体上の記憶領域をアクセス可能な独立な記憶領域とし
    てコンピュータに提供すると共に、前記2つの記憶領域
    をグループとして定義し、グループ内の2つの記憶領域
    をアクセス可能な1つの仮想的な記憶領域としてコンピ
    ュータに提供し、前記仮想的な記憶領域に対してコンピ
    ュータがデータ書き込みを要求したとき、そのデータを
    グループ内の2つの記憶領域に書き込んで二重化し、コ
    ンピュータ内で動作するプログラムがスナップショット
    の取得を要求したとき、前記2つの記憶領域を独立した
    記憶領域としてアクセス可能とし、前記コンピュータ内
    で動作するプログラムは、スナップショット取得中にお
    けるスナップショットを取得された記憶領域に対するデ
    ータの書き込みを検出し、データの書き込み先の位置を
    記録することを特徴とするスナップショット管理方法。
  2. 【請求項2】 前記外部記憶装置は、各記憶領域につい
    てその状態を記憶し、コンピュータからの指示により指
    定された記憶領域の状態を変更し、記憶領域の状態に応
    じて、記憶領域へのアクセスの制限、グループ内の2つ
    の記憶領域へのデータ書き込みの二重化の制御を行い、
    コンピュータ内で動作するプログラムは、記憶領域の状
    態を記憶し、外部記憶装置に記憶領域の状態を変更する
    指示を送信し、前記外部記憶装置は、スナップショット
    削除時に、記録された更新位置のデータを記憶領域間で
    コピーすることによりグループ内の2つの記憶領域の内
    容を一致させることを特徴とする請求項1記載のスナッ
    プショット管理方法。
  3. 【請求項3】 スナップショット削除時、コンピュータ
    内で動作するプログラムは、コピーする必要があるデー
    タの位置を外部記憶装置に送信し、外部記憶装置は、そ
    の位置情報に基づいて領域間でデータコピーを行うこと
    を特徴とする請求項2記載のスナップショット管理方
    法。
  4. 【請求項4】 コンピュータ内で動作するプログラム
    は、記憶領域の状態を一括管理し、スナップショット削
    除時に、記録された更新位置のデータを記憶領域間でコ
    ピーすることによりグループ内の2つの記憶領域の内容
    を一致させることを特徴とする請求項1記載のスナップ
    ショット管理方法。
  5. 【請求項5】 ネットワークで接続された別のコンピュ
    ータ上のプログラムが、スナップショットの取得及び削
    除を指示し、外部記憶装置が、オリジナルのデータにア
    クセスするコンピュータとは異なるコンピュータにスナ
    ップショットを提供することを特徴とする請求項4記載
    のスナップショット管理方法。
  6. 【請求項6】 コンピュータ内で動作するプログラム
    は、スナップショット取得後に、スナップショットを取
    得された記憶領域の内容を更新する際、更新前のデータ
    を別の記憶領域に保存すると共に、保存先の位置を記録
    し、スナップショットを、コンピュータ上で動作する他
    のプログラムがアクセスできる仮想的な記憶領域として
    提供し、他のプログラムがスナップショットの読み出し
    を要求したとき、アクセス先がスナップショット取得後
    に更新されていれば、別の記憶領域に保存された更新前
    のデータを読み出し、アクセス先が更新されていなけれ
    ば、外部記憶装置が提供する仮想的な記憶領域を構成す
    る2つの記憶領域のうち、特定の1つからデータを読み
    出すことを特徴とする請求項1記載のスナップショット
    管理方法。
  7. 【請求項7】 複数の記憶媒体を持つ外部記憶装置を備
    える計算機システムにおいて、前記外部記憶装置は、内
    部の異なる2つの記憶媒体上の記憶領域をアクセス可能
    な独立な記憶領域としてコンピュータに提供すると共
    に、前記2つの記憶領域をグループとして定義し、グル
    ープ内の2つの記憶領域をアクセス可能な1つの仮想的
    な記憶領域としてコンピュータに提供する手段と、前記
    仮想的な記憶領域に対してコンピュータがデータ書き込
    みを要求したとき、そのデータをグループ内の2つの記
    憶領域に書き込んで二重化する手段と、コンピュータ内
    で動作するプログラムがスナップショットの取得を要求
    したとき、前記2つの記憶領域を独立した記憶領域とし
    てアクセス可能とする手段とを備え、前記コンピュータ
    は、その内部で動作するプログラムが、スナップショッ
    ト取得中におけるスナップショットを取得された記憶領
    域に対するデータの書き込みを検出する手段と、データ
    の書き込み先の位置を記録する手段とを備えることを特
    徴とする計算機システム。
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