JP2007172082A - 制御装置およびコピー制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】アドバンスト・コピー機能をサポートすると共に、コピー先の記憶装置にかかるコストを削減すること。
【解決手段】ディスクアレイ装置50は、制御部110が、コピー元のディスクとコピー先のディスクとのSessionを設定し、コピー元のディスクに記録されたデータを全てコピー先のディスクにコピーすることなく、書き込み対象となったデータ領域に記録されたデータのみをコピー先のディスクにコピーする。また、制御部110は、読み出し対象となったデータがコピー先のディスクに存在しない場合には、コピー元のディスクからデータを検索し、検索したデータをホストコンピュータ10に転送する。
【選択図】 図2

Description

この発明は、データのバックアップを行う制御装置およびコピー制御方法に関し、特に、アドバンスト・コピー機能をサポートすると共に、コピー先の記憶装置にかかるコストを削減可能な制御装置およびコピー制御方法に関するものである。
従来、データを管理する管理装置等は、データの記録・再生にかかる信頼性を向上させるために、複数のハードディスク(以下、HDDと表記する)を接続してディスクアレイシステムを構成し、データを管理している。また、管理装置は、HDDに記録されたデータを保護するために、HDDに記録されたデータを他の記憶装置(例えば、テープや他のHDDなど)に記憶させて、データのバックアップを行っている。
しかし、近年、バックアップ対象となるデータの量が大幅に増加しているため、データのバックアップに要する時間が大幅に増加してしまい、管理装置はバックアップ以外の業務処理を効率よく実行することができないという問題があった。そこで、この問題を解消すべく、特許文献1では、アドバンスト・コピー機能、すなわち、OPC(One Point Copy)を利用して、データのバックアップを行っている。
図14は、従来のアドバンスト・コピー機能を説明するための説明図である。図14に示すように、従来のアドバンスト・コピーは、コピー元となるデータの容量と同容量のデータの記憶容量を有するコピー先のHDDを準備し、コピー元のデータを全て、コピー先のHDDに転送し、コピー先のHDDに記録されたデータを利用してバックアップを行う。
このように、管理装置は、アドバンスト・コピー機能を用いて、コピー元のデータをコピー先のHDDに一旦転送することで、コピー元のHDDとコピー先のHDDとを論理的に切り離すことができるので、バックアップと平行して業務処理を実行することができ、バックアップに要する時間の問題を解消していた。
特開2001−166974号公報
しかしながら、上述したアドバンスト・コピー機能をサポートするためには、コピー元のデータの容量と同容量の記憶容量を有するコピー先の記憶装置(HDD)を予め備えておく必要があったため、アドバンスト・コピー機能を利用する場合には多大なコストがかかるという問題があった。
また、近年では、膨大な数のHDDにより構成されるディスクアレイシステムによってデータの管理が行われているため、複数のHDDに対してアドバンスト・コピー機能をサポートすべく、コピー先となる記憶装置が複数必要となり、この問題は更に深刻なものとなっている。
すなわち、アドバンスト・コピー機能をサポートすると共に、コピー先の記憶装置にかかるコストを削減することが極めて重要な課題となっている。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するためになされたものであり、アドバンスト・コピー機能をサポートすると共に、コピー先の記憶装置にかかるコストを削減することができる制御装置およびコピー制御方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明は、データのコピー制御を行う制御装置であって、データの更新要求を取得した場合に、コピー元の記録装置が記録するデータの中で更新対象となるデータを抽出する更新データ抽出手段と、前記コピー元の記録装置と論理的に等しい記録容量を備え、物理的に前記コピー元の記録装置よりも少ない記録容量を備えるコピー先の記録装置の空き領域を検索し、検索した空き領域の先頭アドレスから前記データを順にコピーするコピー実行手段と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記コピー実行手段は、前記コピー先の記録装置が記録するデータの論理的なアドレスと物理的なアドレスと対応付けた論理物理対応情報を作成することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記コピー先の記録装置からデータを読み出す読み出し要求を取得した場合に、読み出し対象となるデータが前記コピー先の記録装置に存在するか否かを前記論理物理対応情報に基づいて判定する読み出し判定手段と、前記読み出し判定手段によって、読み出し対象となるデータが前記コピー先の記録装置に存在しないと判定された場合に、前記コピー元の記録装置から読み出し対象となるデータを検索し、出力する読み出しデータ検索手段とを更に備えたことを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記コピー先の記録装置におけるデータの更新要求を取得した場合に、更新対象となるデータが当該コピー先の記録装置に存在するか否かを前記論理物理対応情報に基づいて判定する更新判定手段と、前記更新判定手段によって、更新対象となるデータが前記コピー先の記録装置に存在しないと判定された場合に、更新対象となるデータを記録した記録装置から更新対象となるデータをコピー先の記録装置に記録し、コピー先の記録装置が記録した更新対象となるデータを更新する更新処理手段とを更に備えたことを特徴とする。
また、本発明は、データのコピー制御を行うコピー制御方法であって、データの更新要求を取得した場合に、コピー元の記録装置が記録するデータの中で更新対象となるデータを抽出する更新データ抽出工程と、前記コピー元の記録装置と論理的に等しい記録容量を備え、物理的に前記コピー元の記録装置よりも少ない記録容量を備えるコピー先の記録装置の空き領域を検索し、検索した空き領域の先頭アドレスから前記データを順にコピーするコピー実行工程と、を含んだことを特徴とする。
本発明によれば、制御装置は、データの更新要求を取得した場合に、コピー元の記録装置が記録するデータの中で更新対象となるデータを抽出し、抽出したデータを物理的にコピー元の記録装置の記録容量より少ないコピー先の記録装置にコピーするので、コピー元のディスクに記録されたデータと同容量のコピー先ディスクを用いる必要性がなくなり、コピー先のディスクのデータ記録容量を節約することで、コストを削減することができる。
また、本発明によれば、制御装置は、コピー先の記録装置が記録するデータの論理的なアドレスと物理的なアドレスと対応付けた論理物理対応情報を作成するので、コピー先の記録装置に記録されたデータを適切に管理することができる。
また、本発明によれば、制御装置は、コピー先の記録装置からデータを読み出す読み出し要求を取得した場合に、読み出し対象となるデータが前記コピー先の記録装置に存在するか否かを論理物理対応情報に基づいて判定し、読み出し対象となるデータがコピー先の記録装置に存在しない場合に、コピー元の記録装置から読み出し対象となるデータを検索し、出力するので、コピー先のデータを節約した場合にでも、読み出し要求に効率よく応じることができる。
また、本発明によれば、制御装置は、コピー先の記録装置におけるデータの更新要求を取得した場合に、更新対象となるデータが当該コピー先の記録装置に存在するか否かを論理物理対応情報に基づいて判定し、更新対象となるデータがコピー先の記録装置に存在しないと判定した場合に、更新対象となるデータを記録した記録装置から更新対象となるデータをコピー先の記録装置に記録し、コピー先の記録装置が記録した更新対象となるデータを更新するので、コピー先のデータ容量を小さくしても、適切に更新対象となるデータを更新することができる。
本発明によれば、コピー制御方法は、データの更新要求を取得した場合に、コピー元の記録装置が記録するデータの中で更新対象となるデータを抽出し、抽出したデータを物理的にコピー元の記録装置の記録容量より少ないコピー先の記録装置にコピーするので、コピー元のディスクに記録されたデータと同容量のコピー先ディスクを用いる必要性がなくなり、コピー先のディスクのデータ記録容量を節約することで、コストを削減することができる。
以下に添付図面を参照して、この発明に係る制御装置等の好適な実施の形態を詳細に説明する。
まず、本発明にかかる制御装置の特徴について説明する。図1は、本発明にかかる制御装置の特徴を説明するための説明図である。同図に示すように、本発明にかかる制御装置は、コピー元のディスクに記録されたデータを全てコピー先のディスクにコピーするのではなく、コピー元のディスクに記録されたデータのうち、更新が行われる領域のデータのみを、コピー先のディスクにコピーし、コピー先のディスクからテープなどの外部記録装置にデータを記録(バックアップ)することで、アドバンスト・コピー機能(OPC<One Point Copy>)をサポートする。
一般的に、バックアップ対象となるデータの全領域に対してデータ更新が行われることは少なく、一部だけ更新されることが多い。そのため、コピー元のデータを全てコピー先のディスクにコピーすることは、物理容量的な無駄が大きい。そこで、本実施例では、更新対象となるデータのみを、コピー元のディスクからコピー先のディスクにコピーするので、上記したような物理容量的な無駄を省くことができ、アドバンスト・コピー機能におけるコストを大幅に削減することができる。
つぎに、本実施例にかかるディスクアレイ装置の構成について説明する。本実施例では、上記した制御装置の一例として、ディスクアレイ装置を例にあげて説明する。図2は、本実施例にかかるディスクアレイ装置の構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、このディスクアレイ装置50は、CA60〜63、ディスク70〜73、CM100,200を有する。なお、ディスクアレイ装置50は、ホストコンピュータ10に接続されている。ホストコンピュータ50は、データを書き込む書き込み要求またはデータを読み出す読み出し要求などをディスクアレイ装置50に行う装置である。
CA(Channel Adaptor)60〜63は、所定のプロトコルを利用してホストコンピュータ10とデータ通信を行う装置である。CA60,61は、ホストコンピュータ10およびCM100に接続され、CA62,63は、ホストコンピュータ10およびCM200に接続されている。
CM(Centralized Module)100,200は、ディスク70〜73に対するデータの書込み処理、読込み処理、ディスク間でのコピー処理などの各処理を制御・管理する装置である。ディスク70〜73は、データを記録する記録装置である。CM100およびCM200の構成は同様であるので、ここではCM100を例にあげてCMの説明を行うこととする。なお、CM100およびCM100はバスなどによって相互に接続されおり、CM100およびCM200は、ディスク70〜73に対するアクセスが可能となる。
CM100は、制御部110、記憶部120、FC130,140を有する。制御部110は、ディスク70〜73に対するデータの読み出し処理、データの書き込み処理およびアドバンスト・コピー機能をサポートするためのコピー処理を実行する処理部である。
ここで、制御部110が行うアドバンスト・コピー機能をサポートするためのコピー処理について説明する。図3は、Session設定後のコピー処理を説明するための説明図である。コピーはSession(セッション)という単位で管理されており、このSessionは、図2に示したホストコンピュータ10からの専用コマンドにて設定される。
Sessionの設定にて、コピー元のディスクとコピー先のディスクとが関連付けられ、コピー先に対してバックアップが行われる。ただし、従来のOPC(全面バックアップ方式)と異なり、Session設定後に全面バックアップは行われず、読み出し要求または書き込み要求の対象となったデータ領域のみをバックアップすることとなる。なお、コピー先のディスクに記録されたデータは、図示しないテープなどの外部記憶装置にバックアップされる。
図3の上から1段目に示すように、制御部110は、コピー元のディスクAに対する書込み要求(write i/o)を受付けた場合に、書き込み対象となるデータを抽出し、抽出したデータをコピー先のディスクBの空き領域に記録する。そして、制御部110は、バックアップ後に、コピー元のディスクAに対する書き込み処理を実行する。
また、図3の上から2段目に示すように、制御部110は、コピー先のディスクBに対する書き込み要求を取得した場合に、書き込み対象(データの更新対象)となるデータがコピー先のディスクBに存在するか否かを判定する。そして、書込み対象となるデータがコピー先のディスクBに存在する場合には、コピー先のディスクBにデータを書き込む。
一方、書き込み対象となるデータがコピー先のディスクBに存在しない場合には、制御部110は、書き込み対象となるデータをコピー元のディスクAからコピー先のディスクBにコピーした後、ディスクBにデータの書き込み(データの更新)を行う。
また、図3の上から3段目に示すように、制御部110は、コピー先のディスクBに対する読み出し要求を取得した場合に、読み出し対象となるデータがコピー先のディスクBに存在するか否かを判定する。そして、読み出し対象となるデータがコピー先のディスクBに存在する場合には、コピー先のディスクBからデータを読み出し、ホストコンピュータ10に出力する。
一方、図3の上から4段目に示すように、読み出し対象となるデータがコピー先のディスクBに存在しない場合(未コピーの場合)には、読み出し対象となるデータをコピー元のディスクAから読み出し、ホストコンピュータ10に出力する。このとき、コピー先のディスクBに対するコピーは行われない。
なお、制御部110は、Session削除後に、コピー元からコピー先のディスクにコピーしたデータを削除する。なぜなら、コピー先とコピー元との関連付けを削除することによって、バックアップデータは意味をなさなくなるからである。また、再度Sessionを設定したときのために、物理領域を初期化しておくことが望ましいからである。
続いて、Session設定前のコピー先のディスクBにかかる振る舞いについて説明する。図4は、Session設定前のコピー先のディスクにかかる振る舞いを説明するための説明図である。これは、Session設定前に、制御部110は、コピー先のディスクBをホストコンピュータ10が認識できるように、ディスク固有の識別情報をディスクBに書き込む必要があるからである。
図4の上から1段目に示すように、制御部110は、Session設定前にコピー先となるディスクBにデータ(ディスクBの識別情報など)を書き込む場合に、ディスクBの空き領域にデータを記録する。
また、図4の上から2段目に示すように、制御部110は、Session設定前にコピー先となるディスクBに対する読み出し要求(例えば、識別情報の読み出し要求)を取得した場合に、読み出し対象となるデータをディスクBから読み出し、ホストコンピュータ10に出力する。
一方、図4の上から3段目に示すように、制御部110は、読み出し対象となるデータが存在しない場合には、読み出し対象となるデータが存在しない旨を示す「0データ」をホストコンピュータ10に出力する。
制御部110は、Sessionの設定前にディスクBに書き込まれたデータを、その後のSession設定・解除で削除しない。これは、Session設定前にディスクに書き込まれた識別情報などが削除されることを防止するためである。
続いて、図3、4に示した処理を実現する制御部110の構成について説明する。図2に示すように、この制御部110は、セッション管理部110aおよびリードライト実行部110bを有する。
セッション管理部110aは、ホストコンピュータ10からSessionの設定要求を取得した場合に、Sessionの設定対象となるコピー元のディスクと、コピー先のディスクとの間でSessionを設定する処理部である。ホストコンピュータ10から取得するSessionの設定要求には、コピー元となるディスクの識別情報と、コピー先となるディスクの識別情報とが含まれている。例えば、コピー元となるディスクの識別情報が「ディスク70」、コピー先となるディスクの識別情報が「ディスク72」である場合に、セッション管理部110aは、ディスク70とディスク72とでSessionを設定する。
また、セッション管理部110aは、Sessionを設定する場合に、Copy Session管理データ120aを作成し、記憶部120に記録する。ここで、Copy Session管理データ120aは、コピー先およびコピー元のディスク間で設定されたSessionを管理するための情報である。
図5は、Copy Session管理データの一例を示す図である。同図に示すように、このCopy Session管理120aは、コピー元LUN(Logical Unit Number)、コピー先LUN、コピー元コピー対象Start LBA(Logical Block Address)、コピー先コピー対象Start LBA、コピー対象LBA数、コピー状態管理Bit Mapを有する。
コピー元LUNは、コピー元のディスクにおける論理ユニット番号であり、コピー先LUNは、コピー先のディスクにおける論理ユニット番号である。例えば、コピー元LUNにディスク70の論理ユニット番号(識別情報)を登録し、コピー先LUNにディスク72の論理ユニット番号を登録することによって、ディスク70およびディスク71は互いに関連付けられる(Sessionが設定される)。
コピー元コピー対象Start LBAは、コピー元のディスクにおけるコピー対象のデータの開始アドレスを特定するための情報である。セッション管理部110aは、ホストコンピュータ10から書き込み要求を取得した場合に、コピー元のディスクにおける書き込み開始アドレスを特定し、特定したアドレスをこのコピー元コピー対象Start LBAに登録する。
コピー先コピー対象Start LBAは、コピー先のディスクにおけるコピーの開始アドレスを特定するための情報である。セッション管理部110aは、コピー先のディスクにおける空き領域を検出し、検出した空き領域の先頭アドレスをこのコピー先コピー対象Start LBAに登録する。
コピー対象LBAは、コピー対象となるデータのLBA数を示す情報である。セッション管理部110aは、ホストコンピュータ10から書き込み要求を取得した場合などに、コピー対象となるデータのLBA数をカウントし、カウントしたLBA数をコピー対象LBAに登録する。コピー状態管理Bit Mapは、データのコピー状況を管理するための情報が記録される。
図2の説明にもどると、リードライト実行部110bは、ホストコンピュータ10からの読み出し要求、書き込み要求に応じて、ディスクに対するデータの読み出しまたは書き込みを実行する処理部である。また、リードライト実行部110は、ホストコンピュータ10から取得した書き込み対象となるデータや、ディスク70〜73から読み出したデータをユーザデータ120cとして、一旦記憶部120に記録する。
なお、リードライト実行部110bは、コピー先またはコピー元のディスクに対するデータの読み出しおよび書き込みを実行する場合には、記憶部120が記録する論理物理変換テーブル120bを利用してデータのバックアップを行う。この論理物理変換テーブル120bは、コピー先のディスクにおける論理LBAと物理LBAとの対応関係およびSessionの設定前・後の情報を有するテーブルである。
図6は、論理物理変換テーブル120bの一例を示す図である。同図に示すように、この論理物理変換テーブル120bは、論理LBA、物理LBA、Write識別子を有する。一例として、上から2行目を参照すると、論理LBA「1」は、物理LBA「1」に対応し、コピー元とコピー先でSessionが設定(すなわち設定後)されている。
また、図6の上から1行目を参照すると、論理LBA「0」に対する物理LBAが「―」となっている。これは、論理LBA「0」にかかるデータが、コピー元からコピー先のディスクにコピーされていない旨を示している。
ここで、リードライト実行部110bの処理について詳しく説明する。リードライト実行部110bは、コピー元のディスクに対する書き込み処理、コピー先のディスクに対する書き込み処理、コピー元のディスクに対する読み出し処理、コピー先のディスクに対する読み出し処理をそれぞれ実行する。
まず、リードライト実行部110bが行うコピー元のディスクに対する書き込み処理について説明する。リードライト実行部110bは、ホストコンピュータ10からコピー元に対する書き込み要求を取得した場合に、Copy Session管理データ120aを基にして、Sessionが設定されているか否かを判定する。
そして、Sessionが設定されていない場合には、リードライト実行部110bは、ホストコンピュータから取得したデータをコピー元のディスクに書き込む。一方、Sessionが設定されている場合には、リードライト実行部110bは、書き込み対象となっているデータ領域が、未コピーのデータ領域か否かを判定し、未コピーのデータ領域でない場合には、コピー元のディスクにデータを書き込む。
一方、書き込み対象となっているデータ領域が、未コピーのデータ領域である場合には、このデータ領域に記録されたデータをコピー先のディスクにコピーした後、コピー元のディスクにデータを書き込む。
続いて、リードライト実行部110bが行うコピー先のディスクに対する書き込み処理について説明する。リードライト実行部110bは、ホストコンピュータ10からコピー先に対する書き込み要求を取得した場合に、Copy Session管理データ120aを基にして、Sessionが設定されているか否かを判定する。
そして、Sessionが設定されていない場合には、リードライト実行部110bは、コピー先のディスクにおけるデータの空き領域を検出し、検出した空き領域の先頭アドレスから順にデータを書き込む(すなわち、前詰めでデータをディスクに記録する)。
一方、Sessionが設定されている場合には、リードライト実行部110bは、書き込み対象となっているデータが、コピー先のディスクに存在するか否かを判定し、コピー先のディスクにデータが存在する場合には、コピー先のディスクにデータを書き込む。
なお、コピー先のディスクにデータが存在しない場合には、リードライト実行部110bは、書き込み対象となるデータをコピー元のディスクから抽出し、コピー先のディスクにコピーした後に、データをコピー先のディスクに書き込む。
続いて、リードライト実行部110bが行うコピー元のディスクに対する読み出し処理について説明する。この場合、リードライト実行部110bはSessionの設定前・後に限らず、読み出し対象となるデータをコピー元のディスクから検索し、検索したデータをホストコンピュータ10に出力する。
続いて、リードライト実行部110bが行うコピー先のディスクに対する読み出し処理について説明する。リードライト実行部110bは、ホストコンピュータ10からコピー先に対する読み出し要求を取得した場合に、Copy Session管理データ120aを基にしてSession設定されているか否かを判定する。
そして、Sessionが設定されていない場合には、リードライト実行部110bは、読み出し対象となるデータをコピー先のディスクから検索し、検索したデータをホストコンピュータ10に出力する。なお、読み出し対象となるデータがコピー先のディスクに存在しない場合には、該当データが存在しない旨の情報「0データ」をホストコンピュータ10に出力する。
一方、Sessionが設定されている場合には、リードライト実行部110bは、読み出し対象となるデータをコピー先のディスクから検索し、検索したデータをホストコンピュータ10に出力する。なお、読み出し対象となるデータがコピー先のディスクに存在しない場合には、読み出し対象となるデータをコピー元のディスクから検索し、検索したデータをホストコンピュータ10に出力する。
ところで、上述した制御部110は、図2に示すFC130〜133をかいして、コピー先のディスクあるいはコピー元のディスクとなるディスク70〜73にアクセスすることとなる。FC130〜133は、所定のプロトコルを利用して、ディスク70〜73とそれぞれデータ通信を行う装置である。
つぎに、本実施例にかかる制御部110が行う処理をフローチャートにて説明する。図7は、制御部110がSession設定前にコピー先のディスクに対する書き込み要求を取得した場合の処理を示すフローチャートである。
図7に示すように、制御部110は、ホストコンピュータ10から、コピー先のディスクに対する書き込み要求(write i/o)を取得し(ステップS101)、コピー先のディスクにかかる物理LBAの空きを検索する(ステップS102)。
そして、制御部110は、コピー先の物理ディスク上にデータを書き込み(ステップS103)、論理物理変換テーブル120cを更新する(ステップS104)。なお、制御部110が、コピー先のディスクにデータを書き込む場合には、データ空き領域のアドレスの小さい順に、データを書き込む。また、ステップS104における論理物理変換テーブル120bの更新では、書き込んだデータに対する論理LBAと物理LBAとの対応関係を論理物理変換テーブル120bに登録すると共に、Write識別子をSession設定前として登録する。
このように、制御部110は、Session設定前に、コピー先となるディスク装置に、データ(ディスクの識別情報など)を書き込むので、ホストコンピュータ10はコピー先のディスク装置を適切に識別することができる。
続いて、制御部110が、Session設定前にコピー先のディスクに対する読み出し要求を取得した場合の処理について説明する。図8は、制御部110が、Session設定前にコピー先のディスクに対する読み出し要求を取得した場合の処理を示すフローチャートである。
図8に示すように、制御部110は、ホストコンピュータ10から、コピー先のディスクに対する読み出し要求(read i/o)を取得し(ステップS201)、論理物理変換テーブル120bに基づいて読み出し対象となるデータがコピー先のディスクに存在するか否かを判定する(ステップS202)。
そして、読み出し対象となるデータがコピー先のディスクに存在する場合には(ステップS203,Yes)、論理物理変換を行い、該当データをホストコンピュータ10に転送する(ステップS204)。一方、読み出し対象となるデータが存在しない場合には(ステップS203,No)、「0データ」をホストコンピュータ10に転送する(ステップS204)。
このように、制御部110は、Session設定前であっても、論理物理変換テーブル120bに基づいて、コピー先となるディスクからデータを取得し、ホストコンピュータ10に転送することができる。
続いて、制御部110が、Session設定後にコピー元のディスクに対する書き込み要求を取得した場合の処理について説明する。図9は、制御部110がSession設定後にコピー元のディスクに対する書き込み要求を取得した場合の処理を示すフローチャートである。
図9に示すように、制御部110は、ホストコンピュータ10から、コピー元のディスクに対する書き込み要求(write i/o)を取得し(ステップS301)、データの書き込み先が未コピー領域か否かを判定する(ステップS302)。
そして、未コピー領域と判定した場合には(ステップS303,Yes)、制御部110は、コピー先物理LBAの空きを検索し(ステップS304)、コピー先の物理ディスク上に、コピー処理を実行する(ステップS305)。このステップS305において、制御部110は、未コピー領域のデータをコピー元のディスクから抽出し、抽出したデータをコピー先のディスクの空き領域にアドレスの小さい順番で書き込む。
続いて、制御部110は、論理物理変換テーブル120bの更新を行う(ステップS306)。ステップS306における更新において、制御部110は、書き込んだデータに対する論理LBAと物理LBAとの対応関係を論理物理変換テーブル120bに登録すると共に、Write識別子をSession設定後として登録する。
そして、制御部110は、コピー元のディスクに対するデータの書き込みを行う(ステップS307)。一方、制御部110が、未コピー領域ではないと判定した場合には(ステップS303,No)、そのままステップS307に移行する。
このように、制御部110は、Session設定後にコピー元に対する書き込み要求を取得し、書き込み対象となったデータが未コピーの場合に、未コピー領域のデータをコピー先のディスクにコピーするので、コピー先のディスク容量がコピー元のディスク容量よりも小さい場合であっても、アドバンスト・コピー機能をサポートすることができる。
続いて、制御部110がSession設定後にコピー先のディスクに対する書き込み要求を取得した場合の処理について説明する。図10は、制御部110がSession設定後にコピー先のディスクに対する書き込み要求を取得した場合の処理を示すフローチャートである。
図10に示すように、制御部110は、ホストコンピュータ10から、コピー先のディスクに対する書き込み要求(write i/o)を取得し(ステップS401)、書き込み対象となるデータがコピー先に存在するか否かを論理物理変換テーブル120bに基づいて判定する(ステップS402)。
そして、データが存在しない場合には(ステップS403,No)、制御部110は、コピー先物理LBAの空きを検索し(ステップS404)、コピー先物理ディスク上にコピー処理を実行する(ステップS405)。制御部110は、ステップS405のコピー処理を実行する場合に、書き込み対象となるデータをコピー元のディスクから検索し、検索したデータをコピー先のディスクの空き領域にコピーする。また、制御部110は、コピー先にデータをコピーする場合には、空き領域の先頭アドレスから順番にコピーを実行する。
続いて、制御部110は、論理物理テーブル120bを更新する(ステップS406)。このステップS406において、制御部110は、論理LBAと物理LBAとの対応関係を論理物理テーブル120bに登録し、Write識別子をSession設定後として登録する。
一方、書き込み対象となるデータがコピー先のディスクに存在する場合には(ステップS403,Yes)、制御部110は、論理物理変換を行い、該当データ上に書き込みを実行する(ステップS407)。
このように、制御部110は、Session設定後にコピー先に対する書き込み要求を取得し、書き込み対象となったデータがコピー先のディスクに存在しない場合に、コピー元のディスクから書き込み対象となるデータを抽出してコピー先に記録し、データの書き込みを実行するので、コピー先のディスクに書き込み対象となるデータが存在しなくても、効率よくコピー先にデータの書き込みを実行することができる。
続いて、制御部110がSession設定後にコピー先のディスクに対する読み出し要求を取得した場合の処理について説明する。図11は、制御部110がSession設定後にコピー先のディスクに対する読み出し要求を取得した場合の処理を示すフローチャートである。
図11に示すように、制御部110は、ホストコンピュータ10から、コピー先のディスクに対する読み出し要求(read i/o)を取得し(ステップS501)、論理物理変換テーブル120bを基にして読み出し対象となるデータがコピー先に存在するか否かを判定する(ステップS502)。
そして、読み出し対象のデータが存在する場合には(ステップS503,Yes)、制御部110は、論理物理変換を行い、該当データをホストコンピュータ10に転送する(ステップS504)。
一方、読み出し対象のデータが存在しない場合には(ステップS503,No)、コピー元のディスクから該当データを検索し、検索したデータをホストコンピュータ10に転送する(ステップS505)。
このように、制御部110は、読み出し対象となるデータがコピー先のディスクに存在しない場合に、コピー元のディスクから該当データを検索し、ホストコンピュータ10に転送するので、アドバンスト・コピー機能をサポートする場合であっても、コピー元のディスクのデータ容量よりも小さいデータ容量のディスクをコピー先のディスクとして利用することができる。
つぎに、制御部110がSessionの削除要求をホストコンピュータ10から取得した場合の処理について説明する。図12は、制御部110がSessionの削除要求を取得した場合の処理を示すフローチャートである。
図12に示すように、制御部110は、ホストコンピュータ10からSessionの削除要求を取得し(ステップS601)、論理物理変換テーブル120bに基づいてSession設定後にデータが書き込まれた領域を初期化する(ステップS602)。このステップS602において、制御部110は、論理物理変換テーブル120bのWrite識別子「設定後」における物理LBAに対応するデータを初期化し、Write識別子を「設定前」に変更する。
そして、制御部110は、Sessionの削除を実行し(ステップS603)、Sessionの削除が完了した旨をホストコンピュータ10に送信する(ステップS604)。
このように、制御部110は、ホストコンピュータ10からSessionの削除要求を取得した場合に、Session設定後にコピー先のディスクに書き込まれたデータを削除するので、該当データを初期化したディスクを再度コピー先のディスクとして効率よく利用することができる。
上述してきたように、本実施例にかかるディスクアレイ装置50は、制御部110が、コピー元のディスクとコピー先のディスクとのSessionを設定し、コピー元のディスクに記録されたデータを全てコピー先のディスクにコピーすることなく、書き込み対象となったデータ領域に記録されたデータのみをコピー先のディスクにコピーする。また、制御部110は、読み出し対象となったデータがコピー先のディスクに存在しない場合には、コピー元のディスクからデータを検索し、検索したデータをホストコンピュータ10に転送するので、コピー元とコピー先とのディスクの容量を同容量にする必要性がなくなり、アドバンスト・コピー機能をサポートすると共に、コピー先の記憶装置にかかるコストを削減することができる。
ところで、上記の実施例で説明した制御装置(ディスクアレイ装置)の各処理は、リードライト処理に係るプログラムをコンピュータで実行することによって実現することができる。そこで、以下では、図13を用いて、上記の実施例の制御装置と同様の機能を有するリードライト処理プログラムを実行するコンピュータの一例を説明する。図13は、リードライト処理プログラムを実行するコンピュータを示す図である。
同図に示すように、コンピュータ30は、入出力インターフェース31、RAM32、ROM33、CPU34をバス35で接続して構成される。入出力インターフェース31は、キーボードなどの入力装置、図2に示したようなホストコンピュータ10、ディスク装置等を接続するためのインターフェースである。
また、RAM32は、Copy Session管理データ32a、論理物理変換テーブル32b、ユーザデータ32cを記録する記録装置である。なお、Copy Session管理データ32a、論理物理変換テーブル32b、ユーザデータ32cは、図2に示した、Copy Session管理データ120a、論理物理変換テーブル120b、ユーザデータ120cにそれぞれ対応する。
そして、コンピュータ30におけるROM33には、上記の実施例の制御装置と同様の機能を発揮するリードライト処理プログラム、つまり、図13に示すように、リードライト処理プログラム33cが予め記憶されている。また、このROM33は、Copy Session管理データ33a、論理物理変換テーブル33bを記録している。この、Copy Session管理データ33a、論理物理変換テーブル33bはCPU34aによってRAM32に読み出される。
CPU34は、このリードライト処理プログラム33cをROM33から読み出して実行することで、図13に示すように、リードライト実行プログラム33cは、リードライト処理プロセス34aとして機能するようになる。CPU33aは、RAM32aに記録された各データを用いて、コピー元のディスクに記録されたデータをコピー先のディスクに書き込む。
(付記1)データのコピー制御を行う制御装置であって、
データの更新要求を取得した場合に、コピー元の記録装置が記録するデータの中で更新対象となるデータを抽出する更新データ抽出手段と、
前記コピー元の記録装置と論理的に等しい記録容量を備え、物理的に前記コピー元の記録装置よりも少ない記録容量を備えるコピー先の記録装置の空き領域を検索し、検索した空き領域の先頭アドレスから前記データを順にコピーするコピー実行手段と、
を備えたことを特徴とする制御装置。
(付記2)前記コピー実行手段は、前記コピー先の記録装置が記録するデータの論理的なアドレスと物理的なアドレスと対応付けた論理物理対応情報を作成することを特徴とする付記1に記載の制御装置。
(付記3)前記コピー先の記録装置からデータを読み出す読み出し要求を取得した場合に、読み出し対象となるデータが前記コピー先の記録装置に存在するか否かを前記論理物理対応情報に基づいて判定する読み出し判定手段と、前記読み出し判定手段によって、読み出し対象となるデータが前記コピー先の記録装置に存在しないと判定された場合に、前記コピー元の記録装置から読み出し対象となるデータを検索し、出力する読み出しデータ検索手段とを更に備えたことを特徴とする付記2に記載の制御装置。
(付記4)前記コピー先の記録装置におけるデータの更新要求を取得した場合に、更新対象となるデータが当該コピー先の記録装置に存在するか否かを前記論理物理対応情報に基づいて判定する更新判定手段と、前記更新判定手段によって、更新対象となるデータが前記コピー先の記録装置に存在しないと判定された場合に、更新対象となるデータを記録した記録装置から更新対象となるデータをコピー先の記録装置に記録し、コピー先の記録装置が記録した更新対象となるデータを更新する更新処理手段とを更に備えたことを特徴とする付記2または3に記載の制御装置。
(付記5)データのコピー制御を行うコピー制御方法であって、
データの更新要求を取得した場合に、コピー元の記録装置が記録するデータの中で更新対象となるデータを抽出する更新データ抽出工程と、
前記コピー元の記録装置と論理的に等しい記録容量を備え、物理的に前記コピー元の記録装置よりも少ない記録容量を備えるコピー先の記録装置の空き領域を検索し、検索した空き領域の先頭アドレスから前記データを順にコピーするコピー実行工程と、
を含んだことを特徴とするコピー制御方法。
(付記6)前記コピー実行工程は、前記コピー先の記録装置が記録するデータの論理的なアドレスと物理的なアドレスと対応付けた論理物理対応情報を作成することを特徴とする付記5に記載のコピー制御方法。
(付記7)前記コピー先の記録装置からデータを読み出す読み出し要求を取得した場合に、読み出し対象となるデータが前記コピー先の記録装置に存在するか否かを前記論理物理対応情報に基づいて判定する読み出し判定工程と、前記読み出し判定工程によって、読み出し対象となるデータが前記コピー先の記録装置に存在しないと判定された場合に、前記コピー元の記録装置から読み出し対象となるデータを検索し、出力する読み出しデータ検索工程とを更に含んだことを特徴とする付記6に記載のコピー制御方法。
(付記8)前記コピー先の記録装置におけるデータの更新要求を取得した場合に、更新対象となるデータが当該コピー先の記録装置に存在するか否かを前記論理物理対応情報に基づいて判定する更新判定工程と、前記更新判定工程によって、更新対象となるデータが前記コピー先の記録装置に存在しないと判定された場合に、更新対象となるデータを記録した記録装置から更新対象となるデータをコピー先の記録装置に記録し、コピー先の記録装置が記録した更新対象となるデータを更新する更新処理工程とを更に含んだことを特徴とする付記6または7に記載のコピー制御方法。
(付記9)データのコピー制御を行う制御プログラムであって、
データの更新要求を取得した場合に、コピー元の記録装置が記録するデータの中で更新対象となるデータを抽出する更新データ抽出手順と、
前記コピー元の記録装置と論理的に等しい記録容量を備え、物理的に前記コピー元の記録装置よりも少ない記録容量を備えるコピー先の記録装置の空き領域を検索し、検索した空き領域の先頭アドレスから前記データを順にコピーするコピー実行手順と、
をコンピュータに実行させることを特徴とする制御プログラム。
(付記10)前記コピー実行手順は、前記コピー先の記録装置が記録するデータの論理的なアドレスと物理的なアドレスと対応付けた論理物理対応情報を作成することを特徴とする付記9に記載の制御プログラム。
以上のように、本発明にかかる制御装置およびコピー制御方法は、コピー先のディスクで必要となる記憶容量を節約し、アドバンスト・コピー機能を低コストでサポートする場合に有用である。
本発明にかかる制御装置の特徴を説明するための説明図である。 本実施例にかかるディスクアレイ装置の構成を示す機能ブロック図である。 Session設定後のコピー処理を説明するための説明図である。 Session設定前のコピー先のディスクにかかる振る舞いを説明するための説明図である。 Copy Session管理データの一例を示す図である。 論理物理変換テーブルの一例を示す図である。 制御部がSession設定前にコピー先のディスクに対する書き込み要求を取得した場合の処理を示すフローチャートである。 制御部が、Session設定前にコピー先のディスクに対する読み出し要求を取得した場合の処理を示すフローチャートである。 制御部がSession設定後にコピー元のディスクに対する書き込み要求を取得した場合の処理を示すフローチャートである。 制御部がSession設定後にコピー先のディスクに対する書き込み要求を取得した場合の処理を示すフローチャートである。 制御部がSession設定後にコピー先のディスクに対する読み出し要求を取得した場合の処理を示すフローチャートである。 制御部がSessionの削除要求を取得した場合の処理を示すフローチャートである。 リードライト処理プログラムを実行するコンピュータを示す図である。 従来のアドバンスト・コピー機能を説明するための説明図である。
符号の説明
10 ホストコンピュータ
30 コンピュータ
31 入出力インターフェース
32 RAM
32a,33a Copy Session管理データ
32b,33b 論理物理変換テーブル
32c ユーザデータ
33 ROM
33c リードライト処理プログラム
34 CPU
34a リードライト処理プロセス
35 バス
50 ディスクアレイ装置
60,61,62,63 CA
70,71,72,73 ディスク
100,200 CM
110,210 制御部
110a,210a セッション管理部
110b,210b リードライト実行部
120,220 記憶部
120a,220a Copy Session管理データ
120b,220b 論理物理変換テーブル
120c,220c ユーザデータ
130,140,230,240 FC

Claims (5)

  1. データのコピー制御を行う制御装置であって、
    データの更新要求を取得した場合に、コピー元の記録装置が記録するデータの中で更新対象となるデータを抽出する更新データ抽出手段と、
    前記コピー元の記録装置と論理的に等しい記録容量を備え、物理的に前記コピー元の記録装置よりも少ない記録容量を備えるコピー先の記録装置の空き領域を検索し、検索した空き領域の先頭アドレスから前記データを順にコピーするコピー実行手段と、
    を備えたことを特徴とする制御装置。
  2. 前記コピー実行手段は、前記コピー先の記録装置が記録するデータの論理的なアドレスと物理的なアドレスと対応付けた論理物理対応情報を作成することを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記コピー先の記録装置からデータを読み出す読み出し要求を取得した場合に、読み出し対象となるデータが前記コピー先の記録装置に存在するか否かを前記論理物理対応情報に基づいて判定する読み出し判定手段と、前記読み出し判定手段によって、読み出し対象となるデータが前記コピー先の記録装置に存在しないと判定された場合に、前記コピー元の記録装置から読み出し対象となるデータを検索し、出力する読み出しデータ検索手段とを更に備えたことを特徴とする請求項2に記載の制御装置。
  4. 前記コピー先の記録装置におけるデータの更新要求を取得した場合に、更新対象となるデータが当該コピー先の記録装置に存在するか否かを前記論理物理対応情報に基づいて判定する更新判定手段と、前記更新判定手段によって、更新対象となるデータが前記コピー先の記録装置に存在しないと判定された場合に、更新対象となるデータを記録した記録装置から更新対象となるデータをコピー先の記録装置に記録し、コピー先の記録装置が記録した更新対象となるデータを更新する更新処理手段とを更に備えたことを特徴とする請求項2または3に記載の制御装置。
  5. データのコピー制御を行うコピー制御方法であって、
    データの更新要求を取得した場合に、コピー元の記録装置が記録するデータの中で更新対象となるデータを抽出する更新データ抽出工程と、
    前記コピー元の記録装置と論理的に等しい記録容量を備え、物理的に前記コピー元の記録装置よりも少ない記録容量を備えるコピー先の記録装置の空き領域を検索し、検索した空き領域の先頭アドレスから前記データを順にコピーするコピー実行工程と、
    を含んだことを特徴とするコピー制御方法。
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