JP2001306167A - 基準電圧回路 - Google Patents

基準電圧回路

Info

Publication number
JP2001306167A
JP2001306167A JP2000123551A JP2000123551A JP2001306167A JP 2001306167 A JP2001306167 A JP 2001306167A JP 2000123551 A JP2000123551 A JP 2000123551A JP 2000123551 A JP2000123551 A JP 2000123551A JP 2001306167 A JP2001306167 A JP 2001306167A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
output
reference voltage
differential amplifier
voltage circuit
stage buffer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000123551A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Nakamori
昭 中森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP2000123551A priority Critical patent/JP2001306167A/ja
Publication of JP2001306167A publication Critical patent/JP2001306167A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Amplifiers (AREA)
  • Control Of Electrical Variables (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 起動時間が短く、対電源ノイズ耐量が向上し
た基準電圧回路を提供することを目的とする。 【解決手段】 基準電圧回路1として、基準電源4とそ
の出力電圧を一定に調整する差動増幅器5とを備え、そ
の差動増幅器5の出力段を出力インピーダンスの低い出
力段バッファと出力インピーダンスの高い出力段バッフ
ァとを並列に接続した構成とし、基準電圧回路1の起動
時の一定期間だけ、出力インピーダンスの低い出力段バ
ッファを動作させるようにした。遅延器40が起動時の
一定期間、2つの出力段バッファを並列動作させて外付
けコンデンサ36を高速充電することで、起動時間が短
縮される。一定期間後は、遅延器40が出力インピーダ
ンスの高い出力段バッファのみ動作させるため、定常時
における対電源電圧ノイズ耐量を向上させることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は基準電圧回路に関
し、特に電源用IC(集積回路)内で電圧の基準として
使われ、温度や電源電圧変動にも影響されず、常に一定
の電圧を発生することが要求される基準電圧回路に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図5は従来型の基準電圧回路の一例を示
す図である。基準電圧回路1は、電源用IC2の中で電
圧の基準として使われ、温度や電源電圧変動にも影響さ
れず、常に一定の電圧を発生することが望まれるもの
で、その一例として、スイッチ3と、基準電源4と、差
動増幅器5とから構成される。
【0003】基準電圧回路1の高電位端子6は、電源7
の高電位端子8に接続され、基準電圧回路1のグランド
端子9は、電源7のグランド端子10に接続される。基
準電圧回路1の高電位端子6は、スイッチ3の高電位端
子11に接続され、そのスイッチ3の低電位端子12
は、基準電源4の高電位端子13に接続され、その基準
電源4の低電位端子14は、基準電圧回路1のグランド
端子9に接続される。
【0004】基準電圧回路1の高電位端子6はまた、差
動増幅器5の高電位端子15に接続され、この差動増幅
器5のグランド端子16は、基準電圧回路1のグランド
端子9に接続される。差動増幅器5の出力端子17は、
トリミング付き分圧抵抗18の一端に接続され、このト
リミング付き分圧抵抗18の他端は、分圧抵抗19の一
端に接続され、この分圧抵抗19の他端は、基準電圧回
路1のグランド端子9に接続される。基準電源4の出力
端子20は、差動増幅器5の+入力端子21に接続さ
れ、この差動増幅器5の−入力端子22は、トリミング
付き分圧抵抗18と分圧抵抗19との接続点に接続され
る。
【0005】以上の構成において、スイッチ3の入力端
子23に電源電位またはグランド電位を印加すること
で、基準電圧回路1の停止および動作の切り替えを行
う。また、基準電源4は、その出力端子20にプロセス
製造に起因するバラツキのある電圧を出力するが、その
バラツキのある電圧を、後段で差動増幅器5を応用した
トリミング付きのシリーズレギュレータで調整し、一定
の電圧が差動増幅器5の出力端子17に発生するように
している。
【0006】図6は差動増幅器の基本構成を示す図であ
る。差動増幅器5は、差動入力段24と出力段バッファ
25とで構成された基本構成を有する。差動入力段24
の高電位端子26および出力段バッファ25の高電位端
子27は、差動増幅器5の高電位端子15に接続され、
差動入力段24の低電位端子28および出力段バッファ
25の低電位端子29は、差動増幅器5のグランド端子
16に接続される。
【0007】差動入力段24は、+入力端子21と−入
力端子22との電位差を増幅し、出力端子30に出力す
る。差動入力段24の出力端子30は、出力段バッファ
25の入力端子31に接続されており、出力段バッファ
25では、入力信号電位に比例した電流を出力段バッフ
ァ25の出力端子32に流れるよう機能する。
【0008】図7は出力段バッファの一例を示す回路図
である。出力段バッファ25は、PMOSトランジスタ
33と、NMOSトランジスタ34と、バイアス電圧3
5とから構成される。出力段バッファ25の高電位端子
27は、PMOSトランジスタ33のソースおよびバイ
アス電圧35の高電位端子に接続され、バイアス電圧3
5の低電位端子は、PMOSトランジスタ33のゲート
に接続され、PMOSトランジスタ33のドレインは、
NMOSトランジスタ34のドレインおよび出力段バッ
ファ25の出力端子32に接続され、NMOSトランジ
スタ34のソースは、出力段バッファ25の低電位端子
29に接続され、NMOSトランジスタ34のゲート端
子は、出力段バッファ25の入力端子31に接続され
る。
【0009】この出力段バッファ25の出力インピーダ
ンスZoutは、PMOSトランジスタ33の小信号出力
抵抗をrds1、NMOSトランジスタ34の小信号出力
抵抗をrds2とすると、
【0010】
【数1】 Zout=1/(1/rds1+1/rds2)・・・(1) で表され、PMOSトランジスタ33およびNMOSト
ランジスタ34の小信号出力抵抗rds1,rds2の並列抵
抗となる。これらの抵抗は、これらのデバイスを流れる
電流により変わるため、設計段階であらかじめ調整可能
である。
【0011】ところで、図5に示した基準電圧回路1に
おいては、基準電圧回路1の出力端子17に現れる電圧
は、温度や電源ノイズによらず常に一定である必要があ
る。そのため、基準電圧回路1の高電位端子6に加わる
電源ノイズが基準電圧回路1の出力端子17に伝達する
のを抑制するため、電源用IC2の外に数μF程度のコ
ンデンサ36を設けるようにしている。すなわち、外付
けのコンデンサ36の高電位端子37を基準電圧回路1
の出力端子17に接続し、コンデンサ36のグランド端
子38を基準電圧回路1のグランド端子9に接続するこ
とにより、出力端子17の電圧変動を抑制している。ま
た、差動増幅器5内の出力段バッファ25の出力インピ
ーダンスを大きくすることでも、基準電圧回路1の高電
位端子6と出力端子17との電気的結合を弱くすること
ができ、出力端子17の電圧変動を抑制することが可能
になる。そして、基準電圧回路1の対電源ノイズ耐量を
強化するためには、両手法を適用することが望ましい。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、外付け
のコンデンサを使用し、出力段バッファの出力インピー
ダンスを大きくする、という両手法を適用すると、対電
源ノイズ耐量は強化できるが、出力段バッファの出力イ
ンピーダンスが大きくなるため、基準電圧回路の出力電
流能力が小さくなり、さらに外付けのコンデンサがある
ため、起動時にその外付けのコンデンサを充電するため
に時間がかかり、起動時間が長くなるという問題点があ
った。
【0013】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、起動時間が短縮され、対電源ノイズ耐量が向
上した基準電圧回路を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明では上記問題を解
決するために、電源用集積回路内で電圧の基準として使
われる基準電源と、前記基準電源の後段に接続されてシ
リーズレギュレータを構成する差動増幅器とを備えた基
準電圧回路において、前記差動増幅器を、差動入力段
と、出力インピーダンスの高い第1の出力段バッファ
と、前記第1の出力段バッファと並列接続され起動時に
動作し起動後に停止する機能を持った出力インピーダン
スの低い第2の出力段バッファとで構成したことを特徴
とする基準電圧回路が提供される。
【0015】このような基準電圧回路によれば、起動時
には差動増幅器の出力段は第1の出力段バッファおよび
第2の出力段バッファが並列に動作するため、差動増幅
器の電流供給能力が大となって、外付けコンデンサの充
電が素早く行われることで起動時間を短縮することがで
きる。一定期間の経過後は、出力インピーダンスの高い
出力段バッファのみが動作するため、定常時における対
電源電圧ノイズ耐量を向上させることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。図1は本発明の第1の実施
の形態に係る基準電圧回路の一例を示す図である。この
図1において、図5に示した構成要素と同じ要素につい
ては、同じ符号を付してある。
【0017】基準電圧回路1は、電源用IC2の中で電
圧の基準として使われるものであって、スイッチ3と、
基準電源4と、差動増幅器5と、遅延器40とから構成
される。
【0018】基準電圧回路1の高電位端子6は、電源7
の高電位端子8に接続され、基準電圧回路1のグランド
端子9は、電源7のグランド端子10に接続される。基
準電圧回路1の高電位端子6は、スイッチ3の高電位端
子11に接続され、そのスイッチ3の低電位端子12
は、基準電源4の高電位端子13に接続され、その基準
電源4の低電位端子14は、基準電圧回路1のグランド
端子9に接続される。
【0019】基準電圧回路1の高電位端子6はまた、差
動増幅器5の高電位端子15に接続され、この差動増幅
器5のグランド端子16は、基準電圧回路1のグランド
端子9に接続される。差動増幅器5の出力端子17は、
トリミング付き分圧抵抗18の一端に接続され、このト
リミング付き分圧抵抗18の他端は、分圧抵抗19の一
端に接続され、この分圧抵抗19の他端は、基準電圧回
路1のグランド端子9に接続される。基準電源4の出力
端子20は、差動増幅器5の+入力端子21に接続さ
れ、この差動増幅器5の−入力端子22は、トリミング
付き分圧抵抗18と分圧抵抗19との接続点に接続され
る。
【0020】基準電圧回路1の高電位端子6は、遅延器
40の高電位端子41に接続され、その遅延器40のグ
ランド端子42は、基準電圧回路1のグランド端子9に
接続され、遅延器40の入力端子43は、スイッチ3の
入力端子23に接続され、遅延器40の出力端子44
は、差動増幅器5への起動信号入力端子45に接続され
る。
【0021】以上の構成において、スイッチ3の入力端
子23に電源電位またはグランド電位の信号を印加する
ことで、基準電圧回路1の停止および動作の切り替えを
行う。また、スイッチ3の入力端子23に印加される信
号は、遅延器40にて一定時間遅延された後、差動増幅
器5へ供給され、後述する起動時の切換処理を行う。さ
らに基準電源4は、その出力端子20にプロセス製造に
起因するバラツキのある電圧を出力するが、そのバラツ
キのある電圧を、後段で差動増幅器5を応用したトリミ
ング付きのシリーズレギュレータで調整し、一定の電圧
が差動増幅器5の出力端子17に発生するようにしてい
る。
【0022】図2は差動増幅器の基本構成を示す図であ
る。差動増幅器5は、差動入力段24と、出力インピー
ダンスの高い第1出力段バッファ25aと、出力インピ
ーダンスの低い第2出力段バッファ25bとで構成され
た基本構成を有する。差動入力段24の高電位端子2
6、第1出力段バッファ25aの高電位端子27aおよ
び第2出力段バッファ25bの高電位端子27bは、差
動増幅器5の高電位端子15に接続され、差動入力段2
4の低電位端子28、第1出力段バッファ25aの低電
位端子29aおよび第2出力段バッファ25bの低電位
端子29bは、差動増幅器5のグランド端子16に接続
される。また、第2出力段バッファ25bには、起動信
号入力端子45が接続されている。
【0023】差動入力段24は、+入力端子21と−入
力端子22との電位差を増幅し、出力端子30に出力す
る。差動入力段24の出力端子30は、第1出力段バッ
ファ25aの入力端子31aおよび第2出力段バッファ
25bの入力端子31bに接続され、第1出力段バッフ
ァ25aおよび第2出力段バッファ25bでは、入力信
号電位に比例した電流をそれらの出力端子32a,32
bに流れるよう機能する。第2出力段バッファ25b
は、これに設けられた起動信号入力端子45に印加され
る遅延器40からの信号電位により、停止および動作が
切り替えられる機能を具備している。
【0024】図3は第2出力段バッファの一例を示す回
路図である。第2出力段バッファ25bは、PMOSト
ランジスタ33と、NMOSトランジスタ34と、バイ
アス電圧35と、停止/動作切り替えスイッチ用の2つ
のPMOSトランジスタ46,47とから構成される。
第2出力段バッファ25bの高電位端子27bは、PM
OSトランジスタ46のソースおよびバイアス電圧35
の高電位端子に接続され、PMOSトランジスタ46の
ゲートは、起動信号入力端子45に接続され、PMOS
トランジスタ46のドレインは、PMOSトランジスタ
33のソースに接続され、バイアス電圧35の低電位端
子は、PMOSトランジスタ33のゲートに接続され
る。PMOSトランジスタ33のドレインは、NMOS
トランジスタ34のドレインおよび第2出力段バッファ
25bの出力端子32bに接続され、NMOSトランジ
スタ34のゲートは、出力段バッファ25の入力端子3
1に接続され、NMOSトランジスタ34のソースは、
PMOSトランジスタ47のソースに接続され、PMO
Sトランジスタ47のゲートは、起動信号入力端子45
に接続され、PMOSトランジスタ47のドレインは、
第2出力段バッファ25bの低電位端子29bに接続さ
れる。
【0025】ここで、PMOSトランジスタ33および
NMOSトランジスタ34は、設計段階においてこの第
2出力段バッファ25bの出力インピーダンスが小さく
なるように設計される。
【0026】電源用IC2の起動時には、基準電圧回路
1の差動増幅器5では、第2出力段バッファ25bがそ
の起動信号入力端子45に起動信号を受けることによ
り、停止/動作切り替えスイッチ用の2つのPMOSト
ランジスタ46,47はオン状態となり、入力端子31
bの入力信号電位に比例した電流を出力端子32bに流
れるよう機能する。すなわち、この起動時には、第1出
力段バッファ25aおよび第2出力段バッファ25bが
並列に動作することになる。したがって、差動増幅器5
の中の出力インピーダンスの低い第2出力段バッファ2
5bが動作することになるため、差動増幅器5の電流供
給能力が大きくなり、外付けのコンデンサ36への充電
を迅速に行うことが可能になり、起動時間が短縮され
る。
【0027】電源用IC2の起動から一定期間経過する
と、遅延器40の出力信号電位が変化し、第2出力段バ
ッファ25bの停止/動作切り替えスイッチ用のPMO
Sトランジスタ46,47をオフ状態にする。これによ
り、第2出力段バッファ25bは、停止状態となり、出
力インピーダンスの高い第1出力段バッファ25aだけ
の動作となる。したがって、起動から一定期間経過した
定常時では、差動増幅器5の出力インピーダンスが大き
くなるため、対電源電圧ノイズ耐量をよくすることがで
きる。
【0028】なお、遅延器40は、その回路構成によっ
て起動時間が一意に決まるが、適当な外部素子を接続し
て遅延量を可変できるようにし、外付けのコンデンサに
応じて起動時間を最少とするための最適な調節が可能と
なるようにするとよい。
【0029】図4は本発明の第2の実施の形態に係る基
準電圧回路の一例を示す図である。この図4において、
図1に示した構成要素と同じ要素については、同じ符号
を付して、その詳細な説明は省略する。
【0030】この第2の実施の形態に係る基準電圧回路
1によれば、差動増幅器5の後段にインバータ回路50
を設け、その出力で差動増幅器5の内の第2出力段バッ
ファ25bを制御するようにしている。すなわち、この
インバータ回路50の高電位端子51は、基準電圧回路
1の高電位端子6に接続され、インバータ回路50のグ
ランド端子52は、基準電圧回路1のグランド端子9に
接続され、インバータ回路50の入力端子53は、差動
増幅器5の出力端子17に接続され、そしてインバータ
回路50の出力端子54は、差動増幅器5の起動信号入
力端子45に接続される。
【0031】電源用IC2の起動時には、差動増幅器5
内の第1出力段バッファ25aおよび第2出力段バッフ
ァ25bが同時に並列動作するため、差動増幅器5の大
きな電流供給能力により、外付けのコンデンサ36への
充電が迅速に行われる。コンデンサ36が充電されて基
準電圧回路1の出力電圧が立ち上がると、インバータ回
路50がその出力電圧を検知し、その出力端子54に立
ち上がり完了信号を出力する。この信号は、差動増幅器
5の起動信号入力端子45に供給され、出力インピーダ
ンスの低い第2出力段バッファ25bの動作を停止し、
差動増幅器5の出力段を、出力インピーダンスの高い第
1出力段バッファ25aだけの動作にする。
【0032】このように、電源用IC2の起動時には、
外付けのコンデンサ36への充電が迅速に行われことで
基準電圧回路1の出力電圧の立ち上がり時間、すなわち
起動時間が短縮され、起動時間経過後は、インバータ回
路50が差動増幅器5の出力インピーダンスを大きくす
るよう制御することで、対電源電圧ノイズ耐量を向上さ
せることができる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、差動
増幅器の出力段を出力インピーダンスの低い出力段バッ
ファと出力インピーダンスの高い出力段バッファとを並
列に接続した構成にし、基準電圧回路の起動時の一定期
間だけ、出力インピーダンスの低い出力段バッファを動
作させるように構成した。これにより、基準電圧回路の
起動時の一定期間は、差動増幅器の電流供給能力が大と
なるため、外付けコンデンサの充電が素早く行われ、起
動時間を短縮することができる。一定期間の後では、出
力インピーダンスの低い出力段バッファは停止し、出力
インピーダンスの高い出力段バッファのみが動作するた
め、定常時における対電源電圧ノイズ耐量をよくするこ
とができる。
【0034】また、本発明によれば、起動時に差動増幅
器の出力インピーダンスの低い出力段バッファを動作さ
せて起動時間を短縮し、インバータ回路が基準電圧回路
の出力電圧の立ち上がりに応答して出力インピーダンス
の低い出力段バッファを停止して出力インピーダンスの
高い出力段バッファのみの動作とすることで、対電源ノ
イズ耐量を向上でき、さらに、インバータ回路が基準電
圧回路の出力電圧の立ち上がりを確認してから出力イン
ピーダンスの低い出力段バッファを停止させる動作であ
るため、外付けコンデンサとして任意のコンデンサを使
用することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る基準電圧回路
の一例を示す図である。
【図2】差動増幅器の基本構成を示す図である。
【図3】第2出力段バッファの一例を示す回路図であ
る。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係る基準電圧回路
の一例を示す図である。
【図5】従来型の基準電圧回路の一例を示す図である。
【図6】差動増幅器の基本構成を示す図である。
【図7】出力段バッファの一例を示す回路図である。
【符号の説明】
1 基準電圧回路 2 電源用IC 3 スイッチ 4 基準電源 5 差動増幅器 6 高電位端子 7 電源 8 電源の高電位端子 9 基準電圧回路のグランド端子 10 電源のグランド端子 17 出力端子 18,19 分圧抵抗 21 差動増幅器の+入力端子 22 差動増幅器の−入力端子 23 スイッチの入力端子 24 差動入力段 25 出力段バッファ 25a 出力インピーダンスの高い第1出力段バッファ 25b 出力インピーダンスの低い第2出力段バッファ 33 PMOSトランジスタ 34 NMOSトランジスタ 35 バイアス電圧 36 コンデンサ 40 遅延器 45 起動信号入力端子 46,47 PMOSトランジスタ 50 インバータ回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H420 NA31 NB02 NB22 NB25 NB26 NC03 NE03 NE21 5J092 AA03 AA21 AA45 AA51 AA58 CA78 CA81 CA85 FA06 FA10 FA18 FA20 FR13 FR15 HA10 HA17 HA25 HA26 HA29 HA39 KA03 KA12 KA15 KA25 KA47 KA49 MA19 MA20 MA21 TA01

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源用集積回路内で電圧の基準として使
    われる基準電源と、前記基準電源の後段に接続されてシ
    リーズレギュレータを構成する差動増幅器とを備えた基
    準電圧回路において、 前記差動増幅器を、差動入力段と、出力インピーダンス
    の高い第1の出力段バッファと、前記第1の出力段バッ
    ファと並列接続され起動時に動作し起動後に停止する機
    能を持った出力インピーダンスの低い第2の出力段バッ
    ファとで構成したことを特徴とする基準電圧回路。
  2. 【請求項2】 起動から一定期間前記第2の出力段バッ
    ファを動作し、前記一定期間の経過後は前記第2の出力
    段バッファを停止するよう制御する遅延器を備えている
    ことを特徴とする請求項1記載の基準電圧回路。
  3. 【請求項3】 外部からの制御信号により前記基準電源
    を起動または停止させるスイッチを備え、前記遅延器は
    外部からの起動用の前記制御信号を受けてから一定期間
    前記第2の出力段バッファを動作させるよう制御するこ
    とを特徴とする請求項2記載の基準電圧回路。
  4. 【請求項4】 前記差動増幅器の出力電圧を受け、前記
    出力電圧の立ち上がりを検知して前記第2の出力段バッ
    ファを停止するよう制御する回路を備えていることを特
    徴とする請求項1記載の基準電圧回路。
  5. 【請求項5】 電源用集積回路内で電圧の基準として使
    われる基準電源と、前記基準電源の後段に接続されてシ
    リーズレギュレータを構成する差動増幅器とを備えた基
    準電圧回路の起動方法において、 起動時に前記差動増幅器の出力インピーダンスを低く、
    定常動作移行後は前記差動増幅器の出力インピーダンス
    を高くなるように切り替えることを特徴とする基準電圧
    回路の起動方法。
  6. 【請求項6】 前記差動増幅器の出力インピーダンスの
    切り替えを、起動から一定期間の経過後に行うようにし
    たことを特徴とする請求項5記載の基準電圧回路の起動
    方法。
  7. 【請求項7】 前記差動増幅器の出力インピーダンスの
    切り替えを、前記差動増幅器の出力電圧が立ち上がった
    後に行うようにしたことを特徴とする請求項5記載の基
    準電圧回路の起動方法。
JP2000123551A 2000-04-25 2000-04-25 基準電圧回路 Pending JP2001306167A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000123551A JP2001306167A (ja) 2000-04-25 2000-04-25 基準電圧回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000123551A JP2001306167A (ja) 2000-04-25 2000-04-25 基準電圧回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001306167A true JP2001306167A (ja) 2001-11-02

Family

ID=18633839

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000123551A Pending JP2001306167A (ja) 2000-04-25 2000-04-25 基準電圧回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001306167A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005285062A (ja) * 2004-03-31 2005-10-13 Sanyo Electric Co Ltd 基準電圧発生回路
JP2010146526A (ja) * 2008-12-22 2010-07-01 Panasonic Corp 基準電圧発生回路
WO2012073120A3 (en) * 2010-12-03 2012-09-07 Marvell World Trade Ltd. Process and temperature insensitive inverter
US8981734B2 (en) 2009-05-19 2015-03-17 Panasonic Corporation Power source generation circuit and integrated circuit

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005285062A (ja) * 2004-03-31 2005-10-13 Sanyo Electric Co Ltd 基準電圧発生回路
JP4522125B2 (ja) * 2004-03-31 2010-08-11 三洋電機株式会社 基準電圧発生回路
JP2010146526A (ja) * 2008-12-22 2010-07-01 Panasonic Corp 基準電圧発生回路
US8981734B2 (en) 2009-05-19 2015-03-17 Panasonic Corporation Power source generation circuit and integrated circuit
US9882399B2 (en) 2009-05-19 2018-01-30 Panasonic Corporation Power source generation circuit and integrated circuit
WO2012073120A3 (en) * 2010-12-03 2012-09-07 Marvell World Trade Ltd. Process and temperature insensitive inverter

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6998902B2 (en) Bandgap reference voltage circuit
US9124264B2 (en) Load driver
US20210200252A1 (en) Adjuster and chip
US6646488B2 (en) Delay circuit with delay relatively independent of process, voltage, and temperature variations
KR100202466B1 (ko) 부트스트랩회로
US7948284B2 (en) Power-on reset circuit
WO2006036719A2 (en) Crystal oscillator circuit with automatic gain control
TW201107920A (en) Voltage regulator
JP2925995B2 (ja) 半導体素子の基板電圧調整装置
JP2006338156A (ja) 定電圧電源回路及び定電圧電源回路の動作制御方法
JP2017022599A (ja) レベルシフト回路
JP2001306167A (ja) 基準電圧回路
JP3504016B2 (ja) スイッチング電源回路
US6937103B2 (en) Voltage generating circuit
CN114115408A (zh) 调节器用半导体集成电路
JP3802409B2 (ja) バイアス回路及び電源装置
JP2017041139A (ja) Ldo回路
JP4150095B2 (ja) 発振回路
JP4245309B2 (ja) 発振回路
JP3019847B1 (ja) 電源回路
JP2001257572A (ja) スイッチング素子駆動回路装置およびそれを用いた電子機器
KR100489587B1 (ko) 시간지연회로
JP2607304B2 (ja) 半導体集積回路装置
JPH1091255A (ja) 安定化電源回路
KR100319641B1 (ko) 정전압 발생 회로