JP2001305928A - 画像形成装置のためのクリーニングユニット - Google Patents

画像形成装置のためのクリーニングユニット

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JP2001305928A JP2000124687A JP2000124687A JP2001305928A JP 2001305928 A JP2001305928 A JP 2001305928A JP 2000124687 A JP2000124687 A JP 2000124687A JP 2000124687 A JP2000124687 A JP 2000124687A JP 2001305928 A JP2001305928 A JP 2001305928A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】安価な構成で、必要時に、クリーニングブレー
ドを像担持体から退避させることができるクリーニング
ユニットを提供する。 【解決手段】クリーニングユニット60を画像形成装置
の装置本体から脱着するとき、ステー65がその長手方
向にスライドさせられ、このステー65と装置本体内の
フレームとの係合が解除される。ステー65には、ブレ
ード解除部材70が取り付けられている。ステー65を
スライドさせることにより、このブレード解除部材70
のカム部72が揺動部材50のレバー部52を持ち上げ
る。これにより、揺動部材50が軸34まわりに回動す
る。その結果、揺動部材50にブラケット33を介して
結合されているクリーニングブレード30が、感光体表
面から退避させられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、像担持体上に担
持されたトナー像を用紙に転写して画像を形成する形式
の画像形成装置において用いられ、像担持体の表面を清
掃するためのクリーニング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式の画像形成装置は、光によ
り静電潜像が書き込まれる感光体と、その静電潜像をト
ナー像に現像する現像装置と、トナー像を用紙に転写す
る転写チャージャと、トナー像転写後の感光体表面に残
留するトナーを清掃するためのクリーニングユニットと
を備えている。感光体は、たとえば、ドラム形状を有し
ていて、画像形成動作時には、その軸線まわりに回転駆
動される。このドラム状の感光体の表面を清掃するため
に、クリーニングユニットは、感光体表面に全幅にわた
って接触するクリーニングブレードを備えている。クリ
ーニングブレードは、消耗品であり、必要に応じて新品
に交換される。これにより、感光体表面を清浄に保持で
きるから、用紙上に良好な画像を形成できる。
【0003】クリーニングブレードの交換時には、クリ
ーニングユニットが取り外される。このクリーニングユ
ニットの取り外しに先だって、クリーニングブレードは
感光体から退避した位置に退避させられ、クリーニング
ユニット内に収容される。これは、クリーニングユニッ
トの下方には、一般に、用紙搬送路があり、あらかじめ
クリーニングブレードを感光体から退避させておかない
と、クリーニングユニットの取り外し時に、クリーニン
グブレードと感光体との間のトナーが用紙搬送路に落下
するからである。この落下したトナーは、その後の画像
形成時において、用紙を汚染することになる。また、ク
リーニングブレードと感光体の間に回収トナーとともに
紙粉が噛み込んでおり、コピー終了後一定時間経過後に
ブレードのオン/オフを数回繰り返し、クリーニングユ
ニットに回収する手段が取られているものもある。
【0004】一方、新品のクリーニングブレードの表面
は摩擦係数が高い状態になっている。このようなクリー
ニングブレードを感光体に接触させた状態で感光体を回
転させると、ブレードの先端が感光体の回転とともに引
きずられてしまう。これにより、ブレードおよび感光体
が損傷するおそれがある。そこで、クリーニングブレー
ドの交換時には、感光体の表面にあらかじめトナーをま
ぶしておき、その後に、新品のクリーニングブレードを
感光体の表面に接触させるのが一般的である。
【0005】これらの目的のために、クリーニングブレ
ードを感光体の表面に接触する接触位置と、感光体の表
面から退避した退避位置との間で変位させるためのソレ
ノイドが備えられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記のような
限られたケースにのみ使用される高価なソレノイドを備
えることにより、クリーニングユニットのコストが高く
なり、ひいては画像形成装置のコストが高くなるという
問題がある。そのため、より安価な構成で、クリーニン
グブレードを感光体表面から退避させておくことが望ま
れていた。
【0007】そこで、この発明の目的は、上述の技術的
課題を解決し、安価な構成で、必要時に、クリーニング
ブレードを像担持体から退避させることができるクリー
ニングユニットを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段および発明の効果】上記の
目的を達成するための請求項1記載の発明は、トナー像
を担持する像担持体(5)の表面のトナーを除去するた
めのクリーニングユニット(60)であって、像担持体
の表面に接離可能に設けられ、像担持体の表面に摺接し
てトナーを回収するクリーニングブレード(30)と、
クリーニングユニットを画像形成装置から脱着する際に
操作される操作部材(65)と、この操作部材の操作に
連動して、上記クリーニングブレードを上記像担持体に
接触可能な接触位置から上記像担持体の表面から退避し
た退避位置に変位させる機械的な連動機構(50,7
0)とを含むことを特徴とするクリーニングユニットで
ある。ただし、括弧内の英数字は後述の実施形態におけ
る対応構成要素の参照符号を示す。以下、この項におい
て同じ。
【0009】上記の構成によれば、クリーニングユニッ
トを画像形成装置から脱着する際に操作される操作部材
の操作と連動する機械的な連動機構により、クリーニン
グブレードを接触位置から退避位置へと変位させること
ができる。したがって、ソレノイドのような高価な部品
を要しないので、クリーニングユニットのコストを低減
できる。操作部材の操作がクリーニングユニットの脱着
時において必須であれば、クリーニングユニットの脱着
に際し、クリーニングブレードを確実に像担持体から退
避させておくことができる。
【0010】請求項2記載の発明は、上記連動機構は、
上記クリーニングブレードに結合されたレバー(52)
と、上記操作部材の操作に連動して変位するとともに上
記レバーに係合するカム部材(72)とを含むことを特
徴とする請求項1記載のクリーニングユニットである。
この構成によれば、クリーニングブレードに係合された
レバーがカム機構によって変位させられ、この変位がク
リーニングブレードに伝達される。これにより、簡単な
構成で、操作部材の変位に連動して、クリーニングブレ
ードを接触位置と退避位置との間で変位させることがで
きる。
【0011】請求項3記載の発明は、上記レバーは、揺
動支点(34)まわりに揺動可能に設けられており、そ
の一端側に上記クリーニングブレードが結合されている
とともに、その他端側には、上記像担持体に対するクリ
ーニングブレードの押し付け圧を得るため錘(55)が
取り付けられていることを特徴とする請求項2記載のク
リーニングユニットである。この構成によれば、像担持
体に対するクリーニングブレードの押し付け圧を、レバ
ーに取り付けられた錘によって得ることができる。これ
により、簡単な構成で、クリーニングブレードを像担持
体に押し付けることができ、かつ、錘が取り付けられた
レバーを利用してクリーニングブレードを像担持体に対
して接離させることができる。
【0012】請求項4記載の発明は、上記カム部材は、
上記操作部材との連動状態を解除して、上記操作部材と
は独立して操作できるようになっている請求項2または
3記載のクリーニングユニットである。この構成によれ
ば、操作部材とは独立してカム部材を変位させることが
できるから、クリーニングユニットの脱着時以外にも、
クリーニングブレードを像担持体から退避させることが
できる。これにより、クリーニングブレードを新品に交
換した直後などにおいて、たとえば、像担持体に対して
予備処理(トナーまぶし処理など)を施すことができ
る。
【0013】請求項5記載の発明は、上記操作部材を、
上記接触位置に対応した第1の位置(挿通孔84に対応
した位置)と、上記退避位置に対応した第2位置(挿通
孔83に対応した位置)とのいずれかで止定する止定手
段(80)をさらに含むことを特徴とする請求項1ない
し4のいずれかに記載のクリーニングユニットである。
この構成によれば、操作部材を第1の位置と第2の位置
とのいずれかで止定することによって、クリーニングブ
レードが像担持体に接触した状態と、クリーニングブレ
ードが像担持体から退避した状態とのいずれかの状態に
保持できる。これにより、画像形成装置の使用中は、ク
リーニングブレードを像担持体に接触させた状態に保持
できる。一方、画像形成装置の保管中や搬送中には、ク
リーニングブレードを像担持体から退避した状態に保持
できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下では、この発明の実施の形態
を、添付図面を参照して詳細に説明する。図1は、この
発明の一実施形態にかかるクリーニングユニットが用い
られた画像形成装置の構成を説明するための図解的な断
面図である。この画像形成装置は、A0判のような大型
原稿を複写するための複写機である。装置本体1の上面
には、原稿を搬送するための原稿搬送部2が配置されて
いる。この原稿搬送部2は、原稿提示部であるコンタク
トガラス2Aを挟んで、前後に原稿送りローラ対2a,
2bを備えている。コンタクトガラス2Aの下方には、
セルフォックレンズ4が配置されており、このセルフォ
ックレンズ4の前後には、一対の光源3が設けられてい
る。
【0015】装置本体1の内部には、セルフォックレン
ズ4の直下に、図1の紙面に垂直な方向に沿って延びる
ドラム状の感光体5が設けられている。この感光体5
は、その軸線まわりに図中矢印で示す方向に定速で回転
されるようになっている。感光体5の周囲には、セルフ
ォックレンズ4よりも回転方向上流側の位置に、メイン
チャージャ6が配置されており、さらに、セルフォック
レンズ4よりも回転方向下流側の位置に現像部7が配置
されている。さらに感光体5の周囲には、現像部7より
も回転方向下流側の位置に転写チャージャ12が配置さ
れて、さらに、この転写チャージャ12よりも回転方向
下流側の位置に、クリーニングユニット60が配置され
ている。
【0016】一方、装置本体1の下部には、給紙トレイ
8が配置されている。この給紙トレイ8に沿って、給紙
ローラ9およびレジストローラ対10が配置されてい
る。このレジストローラ対10から転写チャージャ12
に向かって上方に湾曲する用紙搬送路21が形成されて
いる。この用紙搬送路21において転写チャージャ12
の近傍には、一対のフィードローラ11が配置されてい
る。複写動作時には、原稿搬送部2による原稿の搬送
と、感光体5の回転とが同期して行われる。原稿が原稿
搬送路1Aに沿って搬送される過程で原稿の各部が走査
され、光源3から発して原稿表面で反射した光がセルフ
ォックレンズ4を介して感光体5の表面に導かれる。セ
ルフォックレンズ4からの光によって露光される前の感
光体5の表面は、メインチャージャ6の働きによって一
様に帯電されている。したがって、セルフォックレンズ
4からの光によってその表面が露光されていくに従っ
て、感光体5の表面には静電潜像が形成されていく。こ
の静電潜像は、現像部7の働きによってトナー像に顕像
化される。このトナー像は、転写チャージャ12の働き
により、感光体5の表面からフィードローラ対11によ
って搬送されてくる用紙の表面に転写される。トナー像
が転写された後の感光体5の表面は、クリーニングユニ
ット60により清掃され、その表面に残留しているトナ
ー粒子が除去される。これにより清浄化された感光体5
の表面は、再びメインチャージャ6による帯電を受ける
ことになる。
【0017】転写チャージャ12においてトナー像が転
写された用紙は、クリーニングユニット60の下方の用
紙搬送路22を通って、定着装置17に向けて搬送され
る。この定着装置17は、用紙およびその表面のトナー
粒子に熱を加え、かつ、用紙の両面から圧力を加えるこ
とによって、トナー粒子を用紙上に定着させる。この定
着処理後の用紙は、排出ローラ15を介して排出トレイ
16に排出されることになる。
【0018】装置本体1は、参照符号18で示すライン
に沿って分割可能に構成されている。すなわち、装置本
体1は、固定部1aと、この固定部1aに対して図1の
紙面の左右方向に沿って引き出し可能な可動部1bとを
備えている。メインチャージャ6またはクリーニングユ
ニット60のメンテナンスを行う際には、二点鎖線で示
すように、可動部1bが固定部1aから引き出され、メ
インチャージャ6およびクリーニングユニット60が露
出させられる。この状態で、メインチャージャ6の清掃
を行ったり、クリーニングユニット60を取り外したり
することができる。
【0019】クリーニングユニット60のメンテナンス
の一つには、クリーニングブレード30の交換が含まれ
る。クリーニングブレード30は、感光体5の表面に接
触して、その表面の残留トナーを掻き取る働きを有して
いる。このクリーニングブレード30は、いわゆる消耗
品であり、一定期間ごと、または一定枚数ごとの複写動
作のたびに、新品に交換されることになる。このクリー
ニングブレード30の交換作業の際には、クリーニング
ユニット60が装置本体1から取り外される。
【0020】図2は、クリーニングユニット60の斜視
図である。クリーニングユニット60は、ユニット本体
61と、このユニット本体61を両側から挟む側板6
2,63とを備えている。ユニット本体61は、ドラム
状の感光体5のほぼ全幅に及ぶ長さを有している。側板
62,63には、感光体5に近い位置にメインチャージ
ャ6が取り付けられており、これにより、メインチャー
ジャ6とクリーニングユニット60とが一体化されてい
る。
【0021】側板62,63には、外方に向かって突出
した支持ピン64が同軸の位置にそれぞれ備えられてい
る。この支持ピン64は、装置本体1の固定部1aに固
定されたフレーム100の切り欠き101に係合される
ようになっている。一方、ユニット本体61の長手方向
に沿って、ステー65が設けられている。このステー6
5は、その両端が、側板62,63に形成された支持孔
66,67を挿通している。これにより、ステー65
は、その長手方向に沿って摺動自在であり、かつ、回動
自在とされている。
【0022】ステー65の側板62側の先端部65A
は、この側板62よりも外方に突出している。装置本体
1側のフレーム100には、ステー65の先端部65A
を係合させることができる係合孔102が形成されてい
る。図3は、クリーニングユニット60の横断面図であ
る。図4は、クリーニングブレード30を変位させるた
めの構成を説明するための斜視図である。クリーニング
ユニット60のユニット本体61内には、感光体5表面
の全幅にわたって接触することができる長尺状のクリー
ニングブレード30が設けられている。また、ユニット
本体61内には、クリーニングブレード30に付着した
トナー粒子を掻き落とすための掻き落としローラ31
と、この掻き落としローラ31によって掻き落とされた
トナーを感光体5の軸線方向に沿って搬送するためのス
パイラル軸32とが収容されている。ユニット本体61
の下部において、感光体5に対向する位置には、クリー
ニングブレード30の下方に、顎部35が形成されてい
る。この顎部35は、クリーニングブレード30と感光
体5との間から落下してくるトナーがその下方の用紙搬
送路22(図1参照)に落下することを防止するトナー
受け部として機能している。
【0023】クリーニングブレード30は、断面L字形
のブラケット33に固定されている。このブラケット3
3は、揺動部材50のブラケット部51に固定されてい
る。このブラケット部51は、側板62,63に支持さ
れた軸34まわりに回動自在に支持されている。ブラケ
ット部51には、一体的にレバー部52が結合されてい
る。このレバー部52は、ユニット本体61の後方、す
なわち、感光体5から離反する方向に延びている。この
レバー部52の先端は、下方に垂下する垂下部52aを
形成している。この垂下部52aに抱きかかえられるよ
うに、丸棒状の錘55がレバー部52に固定されてい
る。
【0024】レバー部52は、ユニット本体61に形成
されたスロット57を貫通している。このスロット57
の上面および下面によって、レバー部52の揺動角度範
囲が規定されている。レバー部52を軸34まわりに揺
動させることによって、クリーニングブレード30の先
端部30aの位置を、感光体5の表面に接触した接触位
置(図3の二点鎖線位置)と、この感光体5の表面から
退避した退避位置(図3の実線位置)との間で変位させ
ることができる。
【0025】ステー65において、揺動部材50のレバ
ー部52に対応する位置には、ブレード解除部材70が
配置されている。このブレード解除部材70は、ステー
65に固定される固定部71と、揺動部材50のレバー
部52の下面に接触して、このレバー部52を上下させ
るためのカム部72と、固定部71から後方に突出した
把手73とを備えている。固定部71は、ステー65の
長手方向に沿った長穴74を備えている。この長穴74
を挿通してステー65に形成されたねじ穴に螺合するボ
ルト76によって、ブレード解除部材70がステー65
に取り付けられるようになっている。ステー65の長手
方向に対するブレード解除部材70の相対位置は、長穴
74の長さの範囲で変更可能である。
【0026】図5は、ブレード解除部材70の構成およ
び働きを説明するための正面図である。カム部72は、
平坦な上段面72aと、同じく平坦な下段面72bと、
上段面72aおよび下段面72bを連結する傾斜面72
cとを有している。上段面72aは、下段面72bより
も高い位置に形成されている。ブレード解除部材70
を、ステー65とともに、またはステー65から独立し
て、このステー65の長手方向に沿って変位させると、
揺動部材50のレバー部52は、下段面72bにより支
持された第1の位置P1と、上段面72aにより支持さ
れた第2の位置P2との間で変位させることができる。
レバー部52が第1の位置P1にあるとき、クリーニン
グブレード30の先端部30aは、感光体5の表面に接
触した接触位置にある。下段面72bの高さを適切に定
めておくことにより、錘55に働く重力によって、感光
体5の表面に対するクリーニングブレード30の適切な
押し付け圧力を得ることができる。一方、揺動部材50
のレバー部52が第2の位置P2にあるとき、クリーニ
ングブレード30の先端部30aは、感光体5の表面か
ら退避した退避位置にあって、感光体5の表面には接触
していない。このようにして、ブレード解除部材70を
操作することによって、クリーニングブレード30を変
位させることができ、必要に応じて、クリーニングブレ
ード30の感光体5に対する接触状態を解除することが
できる。
【0027】ステー65において、側板63に比較的近
い位置には、クリーニングブレード30の位置を保持す
るためのストッパ80が固定されている。このストッパ
80は、ステー65に取り付けられるステー取り付け部
81と、ユニット本体61に止定される止定部82と、
把手85とを備えている。止定部82には、ステー65
の長手方向に関してずれた位置に一対の挿通孔83,8
4が形成されている。この実施形態では、挿通孔83,
84は、高さの異なる位置に形成されている。
【0028】ユニット本体61には、挿通孔83,84
にそれぞさ対応した高さにおいて、ステー65の長手方
向に関して同等の位置に、一対のねじ穴が形成されてい
る。挿通孔83,84のいずれかを用いてボルト90を
ユニット本体61に形成されたねじ穴に螺合させること
により、ストッパ80を、ステー65の長手方向に関し
てずれた第1の位置と第2の位置とのいずれかにおい
て、ユニット本体61に止定することができる。ステー
取り付け部81には、一対の挿通孔86,87が形成さ
れており、これらの挿通孔86,87を挿通するボルト
88,89をステー65に螺合させることによって、ス
トッパ80がステー65に固定されている。
【0029】図2に示すように、装置本体1のフレーム
100には、水平方向に沿ってガイドレール103が形
成されている。側板62,63には、ガイドレール10
3に摺接させるためのガイド片41がそれぞれの外側に
形成されている。支持ピン64およびガイド片41をガ
イドレール103の上面に沿って滑らせ、クリーニング
ユニット60を装置本体1の奥部に押し込んでいくと、
支持ピン64は、フレーム100に形成された鉤状の切
り欠き101にはまり込む。この後、支持ピン64を中
心に、クリーニングユニット60を回動させて持ち上げ
ると、ステー65を係合孔102に対向した位置に導く
ことができる。ただし、このとき、ステー65は、側板
63側に変位した状態としておき、このステー65の先
端部65Aと側板62とが干渉しないようにしておく。
【0030】ステー65が係合孔102に対向する位置
までクリーニングユニット60を回動させた後に、ステ
ー65を側板62側にスライドさせて、その先端部65
Aを係合孔102に係合させる。これにより、クリーニ
ングユニット60の装置本体1に対する取り付けが達成
される。このとき、揺動部材50のレバー部52は、ブ
レード解除部材70のカム部72における下段面72b
と係合している。この状態では、クリーニングブレード
30の先端部30aは、感光体5の表面と接触してい
る。さらに、ストッパ80の側板63側の挿通孔84を
挿通するように、ボルト90でストッパ80をユニット
本体61に止定する。これにより、ステー65の先端部
65Aが係合孔102に係合した状態が保持される。
【0031】このままの状態で感光体5を回転させる
と、クリーニングブレード30の先端部30aが感光体
5の表面に引きずられ、その変形が生じたり感光体5の
表面に損傷を与えたりするおそれがある。そこで、ボル
ト76を弛めて、ブレード解除部材70をステー65か
ら独立して変位可能な状態とする。そして、ステー65
は動かさずに、このステー65の長手方向に沿ってブレ
ード解除部材70をレバー部52に向かってスライドさ
せる。これにより、揺動部材50のレバー部52は、カ
ム部72の傾斜面72cによって案内され、上段面72
a上、すなわち、第2の位置P2(図5参照)に導かれ
ることになる。これによって、クリーニングブレード3
0を感光体5の表面から退避した退避位置に変位させる
ことができる。
【0032】この状態で感光体5を回転させて、この感
光体5の表面にトナーをまぶすトナーまぶし動作が行わ
れる。このトナーまぶし動作は、現像部7に適当なバイ
アスを与えることによって、感光体5の表面に一様にト
ナーを付着させるようにして行われてもよい。こうして
トナーまぶし動作が行われた後に、ブレード解除部材7
0を側板62側に変位させて、レバー部52がカム部7
2の下段面72bと係合した状態としたうえで、ボルト
76を締結して、ブレード解除部材70をステー65に
固定する。その後に、可動部1bを固定部1aに向かっ
て押し込めば(図1参照)、クリーニングユニット60
の装着作業は終わりである。
【0033】クリーニングブレード30が消耗してその
交換が必要になったときには、クリーニングユニット6
0が装置本体1から脱着される。このときの操作では、
まず、ボルト90を外して、ステー65をスライド可能
な状態とする。次いで、ステー65を側板63側に向か
って変位させて、係合孔102とステー65の先端部6
5Aとの係合を解除する。続いて、支持ピン64を中心
にクリーニングユニット60を回動させてレール103
側に倒し込み、このレール103により案内させなが
ら、クリーニングユニット60を装置本体1外に引き出
すことになる。
【0034】この脱着時には、ステー65を側板63側
にスライドさせる操作が必須である。この必須の操作を
行うことにより、ステー65に止定されているブレード
解除部材70が、ステー65とともに揺動部材50のレ
バー部52に向かって変位することになる。これによ
り、レバー部52は、ブレード解除部材70のカム部7
2において、傾斜面72cに案内されて、下段面72b
から上段面72aへと導かれる。したがって、クリーニ
ングユニット60を装置本体1から取り外す操作に先だ
って、クリーニングブレード30は、確実に退避位置へ
と変位させられることになる。
【0035】クリーニングブレード30を感光体5の表
面から退避させるときに、その先端部30aと感光体5
との間に溜まっている若干量のトナーが落下することに
なる。しかし、この落下するトナーは、顎部35によっ
て受けられ、その下方の用紙搬送路22(図1参照)に
落下することはない。もしも、クリーニングユニット6
0を装置本体1外に取り出す操作が行われるときにクリ
ーニングブレード30が感光体5に接触していると、ク
リーニングブレード30が感光体5から離れるときに、
用紙搬送路22へのトナーの落下を防ぐことができな
い。この落下したトナーは、その後に画像形成動作を行
った際に、用紙を汚染することになる。
【0036】この画像形成装置を保管するときや輸送す
るときには、クリーニングブレード30を感光体5の表
面から退避させることが好ましい。この場合には、ブレ
ード解除部材70をステー65に止定した状態で、ステ
ー65が側板63側に微小距離だけスライドさせられ
る。そして、側板62側の挿通孔83にボルト90を挿
通させ、このボルト90をユニット本体61に螺合させ
る。これにより、ステー65に止定されたブレード解除
部材70のカム部72の上段面72aがレバー部52の
下面に入り込み、このレバー部52は、第2の位置P2
に位置することになる。これにより、クリーニングブレ
ード30が感光体5の表面から退避した状態を確実に保
持することができる。
【0037】以上のようにこの実施形態の構成によれ
ば、クリーニングユニット60の脱着時には、ソレノイ
ドのような高価な部品を用いることなく、クリーニング
ブレード30を感光体5の表面から確実に退避させるこ
とができる。すなわち、クリーニングユニット60の脱
着時に操作される操作部材としてのステー65にブレー
ド解除部材70を取り付け、このブレード解除部材70
をステー65の長手方向に沿ってスライドさせることに
より、クリーニングブレード30を感光体5の表面に接
触する接触位置から感光体5の表面から退避した退避位
置へと変位させることができる。
【0038】しかも、クリーニングユニット60を装置
本体1から取り外すときには、ステー65は必ず、側板
63に向かってスライドさせられる。この過程で、揺動
部材50のレバー部52が、ブレード解除部材70のカ
ム部72における上段面72aへと導かれるから、クリ
ーニングユニット60の装置本体1からの取り外し操作
が行われるよりも前に、クリーニングブレード30を確
実に感光体5の表面から退避させておくことができる。
【0039】また、この実施形態では、ボルト76を弛
めることにより、ブレード解除部材70は、ステー65
から独立して変位させることができるようになってい
る。これにより、クリーニングユニット60を装置本体
1に装着した後のトナーまぶし動作時において、クリー
ニングブレード30を感光体5から退避させておくこと
ができる。また、この実施形態では、ステー65に取り
付けられたストッパ80によって、ステー65の長手方
向位置を若干異ならせて固定する簡単な構成により、保
管時または輸送時におけるクリーニングブレード30の
確実な退避を達成している。 この発明の一実施形態に
ついて説明したが、この発明は他の形態で実施すること
もできる。たとえば、上述の実施形態では、大型原稿の
複写のための複写機を例にとったが、A3判程度までの
通常の原稿を複写するための複写機にもこの発明を適用
できる。また、複写機に限らず、電子写真方式により画
像形成を行うプリンタ(レーザプリンタなど)にもこの
発明の適用が可能である。さらに、上述の実施形態で
は、ドラム形の感光体5が用いられる場合について説明
したが、ベルト状の感光体を用いる構成に対しても、こ
の発明を適用することができる。その他、特許請求の範
囲に記載された技術的事項の範囲で種々の設計変更を施
すことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態にかかるクリーニングユ
ニットが適用された画像形成装置の構成を説明するため
の図解的な断面図である。
【図2】クリーニングユニットの斜視図である。
【図3】クリーニングユニットの横断面図である。
【図4】クリーニングブレードを変位させるための構成
を説明するための斜視図である。
【図5】ブレード解除部材の構成および働きを説明する
ための正面図である。
【符号の説明】
1 装置本体 5 感光体 6 メインチャージャ 7 現像部 30 クリーニングブレード 30a 先端部 33 ブラケット 34 軸 35 顎部 50 揺動部材 51 ブラケット部 52 レバー部 55 錘 60 クリーニングユニット 61 ユニット本体 62 側板 63 側板 64 支持ピン 65 ステー 65A 先端部 70 ブレード解除部材 71 固定部 72 カム部 72a 上段面 72b 下段面 72c 傾斜面 73 把手 74 長穴 76 ボルト 80 ストッパ 81 ステー取り付け部 82 止定部 83 挿通孔 84 挿通孔 85 把手 86 挿通孔 88,89 ボルト 90 ボルト

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トナー像を担持する像担持体の表面のトナ
    ーを除去するためのクリーニングユニットであって、 像担持体の表面に接離可能に設けられ、像担持体の表面
    に摺接してトナーを回収するクリーニングブレードと、 クリーニングユニットを画像形成装置から脱着する際に
    操作される操作部材と、 この操作部材の操作に連動して、上記クリーニングブレ
    ードを上記像担持体に接触可能な接触位置から上記像担
    持体の表面から退避した退避位置に変位させる機械的な
    連動機構とを含むことを特徴とするクリーニングユニッ
    ト。
  2. 【請求項2】上記連動機構は、上記クリーニングブレー
    ドに結合されたレバーと、上記操作部材の操作に連動し
    て変位するとともに上記レバーに係合するカム部材とを
    含むことを特徴とする請求項1記載のクリーニングユニ
    ット。
  3. 【請求項3】上記レバーは、揺動支点まわりに揺動可能
    に設けられており、その一端側に上記クリーニングブレ
    ードが結合されているとともに、その他端側には、上記
    像担持体に対するクリーニングブレードの押し付け圧を
    得るため錘が取り付けられていることを特徴とする請求
    項2記載のクリーニングユニット。
  4. 【請求項4】上記カム部材は、上記操作部材との連動状
    態を解除して、上記操作部材とは独立して操作できるよ
    うになっている請求項2または3記載のクリーニングユ
    ニット。
  5. 【請求項5】上記操作部材を、上記接触位置に対応した
    第1の位置と、上記退避位置に対応した第2位置とのい
    ずれかで止定する止定手段をさらに含むことを特徴とす
    る請求項1ないし4のいずれかに記載のクリーニングユ
    ニット。
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