JP2001304624A - 空気調和機の室外ユニット - Google Patents

空気調和機の室外ユニット

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JP2001304624A
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air conditioner
blower
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 空気調和機の室外ユニットの外形寸法を小さ
くし室外ユニット全体を小型化し、また、同じ本体の外
形であれば容量のおおきい室外ユニットを提供すること
を目的とする。 【解決手段】 本体に熱交換器と送風機とが収納され、
この熱交換器の上部を天板で覆うと共に、この天板には
前記送風機を駆動するファンモータが金具を介して固定
される空気調和機の室外ユニットにおいて、前記熱交換
器と近接し、且つ、前記天板の裏側へ前記金具の他端を
固定し、前記熱交換器において前記金具の他端と対向す
る位置の反対側に伝熱管を挿通させた構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は空気調和機の室外
ユニットに関し、特に室外ユニットに内蔵されたファン
モータの固定構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】まず、従来のこの種の空気調和機の室外
ユニット構造を図5において説明する。
【0003】図5において、1は本体、2はプレートフ
ィン型の熱交換器(以下、単に「凝縮器」という)この
凝縮器2は本体1の外周を構成しており、冷媒を通す伝
熱管2Aとこの伝熱管2Aが挿通される多数枚の放熱フ
ィン2B等によって構成されている。また、伝熱管2A
は放熱フィン2Bの内部を千鳥状に配置されている。
【0004】8は送風機であり、ファンモータ8Aと、
この軸8B、および軸8Bに軸支されているファン8C
とにより構成され、凝縮器2の外側から吸い込んだ空気
を上方へ放出し放熱をする。
【0005】ここで、ファンモータ8Aを固定している
固定金具7は、一端7Aがファンモータ8Aの外殻に取
付られ、他端7Bは、本体1の外周を構成している凝縮
器2の放熱フィン2Bの内側上面に近接した天板3のコ
ーナ部の凸部3Bの裏側にボルト4により取付られる。
【0006】そして、固定金具7の他端7Bの先端形状
は図5のように略直角θとなっている。このように先端
形状が略直角θであったり、また、凝縮器2を構成して
いる伝熱管2Aは千鳥状に配置されており最上部に位置
する伝熱管2AAが固定金具7の他端7Bに近接してい
ると、他端7Bの固定が凝縮器2の上面と同じ面である
天板3の裏面である為、本体1を組立てる時などには凝
縮器2を構成している放熱フィン2Bや伝熱管2Aにキ
ズや変形を生じさせないよう、また、ファンモータ8A
の振動による影響を少なくする為、固定金具7と凝縮器
2の放熱フィン2Bの内側上面との距離Tを充分確保す
るようにしていた。
【0007】このような従来の固定構造では、ファンモ
ータ8Aの固定金具7の他端7Bと凝縮器2の放熱フィ
ン2Bの内側上面との間に充分な距離Tを確保してい
た。このため凝縮器2ひいては室外ユニットの外形が大
きくなったり、また、同じ外形の凝縮器2であると容量
が小さくなり能力が小さくなってしまうという問題があ
った。
【0008】本発明は上記従来の問題点を解消するもの
で、空気調和機の室外ユニット全体を小型化し、また、
同じ外形の凝縮器であれば容量が大きく、能力の大きい
室外ユニットを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に記載の本発明では、本体に熱交換器と送
風機とが収納され、この熱交換器の上部を天板で覆うと
共に、この天板には前記送風機を駆動するファンモータ
が金具を介して固定される空気調和機の室外ユニットに
おいて、前記熱交換器と近接し、且つ、前記天板の裏側
へ固定される前記金具の他端には前記熱交換器との隙間
を大きく保つための切欠きが設けられていることを特徴
とする。
【0010】請求項2に記載の本発明では、本体に熱交
換器と送風機とが収納され、この熱交換器の上部を天板
で覆うと共に、この天板には前記送風機を駆動するファ
ンモータが金具を介して固定される空気調和機の室外ユ
ニットにおいて、前記熱交換器と近接し、且つ、前記天
板の裏側へ前記金具の他端を固定し、前記熱交換器にお
いて前記金具の他端と対向する位置の反対側に伝熱管を
挿通させたことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第一の実施例を図
1ないし図3を参照しながら説明する。図1ないし図3
において、各符号は前述の従来例と同一の構成を有する
部分であり、その詳細な説明は省略する。
【0012】3はこの本体1の天面を覆って、凝縮器2
の上面も覆っている天板である。この天板3は略正方形
を成しており、中央部にこの天板3の面積の約60%を
占めるベルマウス状の開口部3Cを有している。このベ
ルマウス状の開口部3Cはファン8Cをこのベルマウス
状の開口部3Cの内部にて回転できるように構成されて
いる。
【0013】さらに、この天板3には固定金具7を対角
に固定するためのボルト4を貫通させる孔3Aが4つの
各コーナ付近に2個づつ設けてある。そして、この各コ
ーナ付近に設けられた2個づつの孔3Aは、天板3の各
コーナ近辺に補強のために設けられている凸部3Bに設
けられている。4Aは振動によるボルト4の緩みを防止
するためのスプリングワッシャー、5はファンガードで
ある。
【0014】前述の固定金具7は、同形状の固定金具7
を4本使用しており、この固定金具7の一端7Aはファ
ンモータ8Aの外殻の4ヵ所に取付られており、また、
他端7Bは、天板3にボルト4によりスプリングワッシ
ャー4Aを介して、天板3の4ヵ所のコーナ部近辺に設
けられている凸部3Bの裏側に固定される。
【0015】ここで、固定金具7の他端7Bの先端形状
は図3のように切欠き70を設けて鋭角θ1となってい
る。このように固定金具7の先端を鋭角θ1の形状にす
ることで固定金具7の他端7Bの先端が固定金具7の板
厚のみとなるため、固定金具7を凝縮器2の放熱フィン
2Bの内側上面に近接して設けても、本体1の組立て等
の時に伝熱管2Aや放熱フィン2Bにキズや変形を生じ
させる虞が少なくなり、また、ファンモータ8Aの振動
による影響も少なくなり、安定した品質が保たれ本体1
の外形も小さく小型化できる。
【0016】次に、本発明の第二の実施例について図
1、図2、および図4について説明する。図1、図2および
図4において、各符号は前述の従来例、及び第一の実施
例と同一の構成を有する部分であり、その詳細な説明は
省略する。
【0017】本発明の第二の実施例では固定金具7の他
端7Bの形状を鋭角θ1として、この凝縮器2を構成し
ている千鳥状に配置された伝熱管2Aのなかで最上部に
位置する伝熱管2AAを、固定金具7の他端7Bからの
距離が最もはなれるように配置することで、固定金具7
を凝縮器2の放熱フィン2Bの内側上面に近接して設け
ても、本体1の組立て等の時に伝熱管2Aや放熱フィン
2Bにキズや変形を生じさせる虞がより少なくなり、ま
た、ファンモータ8の振動による影響も少なくなり、よ
り安定した品質が保たれ本体1の外形も小さく小型化で
きる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載の本
発明によれば、本体に熱交換器と送風機とが収納され、
この熱交換器の上部を天板で覆うと共に、この天板には
前記送風機を駆動するファンモータが金具を介して固定
される空気調和機の室外ユニットにおいて、前記熱交換
器と近接し、且つ、前記天板の裏側へ固定される前記金
具の他端には前記熱交換器との隙間を大きく保つための
切欠きが設けられていることにより、固定金具を凝縮器
の放熱フィンの内側上面に近接して設けても、本体の組
立て等の時に伝熱管や放熱フィンにキズや変形を生じさ
せる虞が少なくなり、また、ファンモータの振動による
影響も少なくなり、安定した品質が保たれ本体の外形も
小さく小型化できる。
【0019】請求項2に記載の本発明によれば、本体に
熱交換器と送風機とが収納され、この熱交換器の上部を
天板で覆うと共に、この天板には前記送風機を駆動する
ファンモータが金具を介して固定される空気調和機の室
外ユニットにおいて、前記熱交換器と近接し、且つ、前
記天板の裏側へ前記金具の他端を固定し、前記熱交換器
において前記金具の他端と対向する位置の反対側に伝熱
管を挿通させたことにより、固定金具を凝縮器の放熱フ
ィンの内側上面に近接して設けても、本体の組立て等の
時に伝熱管や放熱フィンにキズや変形を生じさせる虞が
少なくなり、また、ファンモータの振動による影響も少
なくなり、より安定した品質が保たれ本体の外形も小さ
く小型化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す本体全体の説明図であ
る。
【図2】本発明の実施例を示すファンモータ固定構造の
分解説明図である。
【図3】本発明の第一の実施例を示すファンモータ固定
構造の説明図である。
【図4】本発明の第二の実施例を示すファンモータ固定
構造の説明図である。
【図5】従来の実施例を示すファンモータ固定構造の説
明図である。
【符号の説明】
1 本体 2 熱交換器 3 天板 7 固定金具 7B 固定金具の他端 70 切欠き 8 送風機 8A ファンモータ T 凝縮器と固定金具との隙間

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体に熱交換器と送風機とが収納され、
    この熱交換器の上部を天板で覆うと共に、この天板には
    前記送風機を駆動するファンモータが金具を介して固定
    される空気調和機の室外ユニットにおいて、前記熱交換
    器と近接し、且つ、前記天板の裏側へ固定される前記金
    具の他端には前記熱交換器との隙間を大きく保つための
    切欠きが設けられていることを特徴とする空気調和機の
    室外ユニット。
  2. 【請求項2】 本体に熱交換器と送風機とが収納され、
    この熱交換器の上部を天板で覆うと共に、この天板には
    前記送風機を駆動するファンモータが金具を介して固定
    される空気調和機の室外ユニットにおいて、前記熱交換
    器と近接し、且つ、前記天板の裏側へ前記金具の他端を
    固定し、前記熱交換器において前記金具の他端と対向す
    る位置の反対側に伝熱管を挿通させたことを特徴とする
    空気調和機の室外ユニット。
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