JP3913441B2 - 空気調和機の室外ユニット - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は空気調和機の室外ユニットに関し、特に室外ユニットに内蔵されたファンモータの固定構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
まず、従来のこの種の空気調和機の室外ユニット構造を図5において説明する。
【0003】
図5において、1は本体、2はプレートフィン型の熱交換器(以下、単に「凝縮器」という)この凝縮器2は本体1の外周を構成しており、冷媒を通す伝熱管2Aとこの伝熱管2Aが挿通される多数枚の放熱フィン2B等によって構成されている。また、伝熱管2Aは放熱フィン2Bの内部を千鳥状に配置されている。
【0004】
8は送風機であり、ファンモータ8Aと、この軸8B、および軸8Bに軸支されているファン8Cとにより構成され、凝縮器2の外側から吸い込んだ空気を上方へ放出し放熱をする。
【0005】
ここで、ファンモータ8Aを固定している固定金具7は、一端7Aがファンモータ8Aの外殻に取付られ、他端7Bは、本体1の外周を構成している凝縮器2の放熱フィン2Bの内側上面に近接した天板3のコーナ部の凸部3Bの裏側にボルト4により取付られる。
【0006】
そして、固定金具7の他端7Bの先端形状は図5のように略直角θとなっている。このように先端形状が略直角θであったり、また、凝縮器2を構成している伝熱管2Aは千鳥状に配置されており最上部に位置する伝熱管2AAが固定金具7の他端7Bに近接していると、他端7Bの固定が凝縮器2の上面と同じ面である天板3の裏面である為、本体1を組立てる時などには凝縮器2を構成している放熱フィン2Bや伝熱管2Aにキズや変形を生じさせないよう、また、ファンモータ8Aの振動による影響を少なくする為、固定金具7と凝縮器2の放熱フィン2Bの内側上面との距離Tを充分確保するようにしていた。
【0007】
このような従来の固定構造では、ファンモータ8Aの固定金具7の他端7Bと凝縮器2の放熱フィン2Bの内側上面との間に充分な距離Tを確保していた。このため凝縮器2ひいては室外ユニットの外形が大きくなったり、また、同じ外形の凝縮器2であると容量が小さくなり能力が小さくなってしまうという問題があった。
【0008】
本発明は上記従来の問題点を解消するもので、空気調和機の室外ユニット全体を小型化し、また、同じ外形の凝縮器であれば容量が大きく、能力の大きい室外ユニットを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1に記載の本発明では、本体内に熱交換器が略垂直に立設され送風機がこの本体内の上部に略水平に収納され、この本体の天板で前記熱交換器の上部を覆い、且つこの天板には前記送風機が配置されるベルマウス状の開口部が設けられこの天板の裏側には前記送風機を駆動するファンモータが金具を介して吊り下げ固定される空気調和機の室外ユニットにおいて、前記熱交換器と近接し、且つ、前記天板の裏側へ固定される前記金具の他端には前記熱交換器の下方に行くに従って横幅寸法が小さくなって、この熱交換器との隙間を大きく保つための切欠きが設けられていることを特徴とする。
【0010】
請求項2記載の本発明では、請求項1記載の空気調和機の室外ユニットにおいて、前記熱交換器には伝熱管が千鳥状に配置され、しかもこの熱交換器の最上部に位置する伝熱管は、前記ファンモータを吊り下げ固定する金具の他端と対向する位置の反対側に挿通させたことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第一の実施例を図1ないし図3を参照しながら説明する。
図1ないし図3において、各符号は前述の従来例と同一の構成を有する部分であり、その詳細な説明は省略する。
【0012】
3はこの本体1の天面を覆って、凝縮器2の上面も覆っている天板である。この天板3は略正方形を成しており、中央部にこの天板3の面積の約60%を占めるベルマウス状の開口部3Cを有している。このベルマウス状の開口部3Cはファン8Cをこのベルマウス状の開口部3Cの内部にて回転できるように構成されている。
【0013】
さらに、この天板3には固定金具7を対角に固定するためのボルト4を貫通させる孔3Aが4つの各コーナ付近に2個づつ設けてある。そして、この各コーナ付近に設けられた2個づつの孔3Aは、天板3の各コーナ近辺に補強のために設けられている凸部3Bに設けられている。4Aは振動によるボルト4の緩みを防止するためのスプリングワッシャー、5はファンガードである。
【0014】
前述の固定金具7は、同形状の固定金具7を4本使用しており、この固定金具7の一端7Aはファンモータ8Aの外殻の4ヵ所に取付られており、また、他端7Bは、天板3にボルト4によりスプリングワッシャー4Aを介して、天板3の4ヵ所のコーナ部近辺に設けられている凸部3Bの裏側に固定される。
【0015】
ここで、固定金具7の他端7Bの先端形状は図3のように切欠き70を設けて鋭角θ1となっている。このように固定金具7の先端を鋭角θ1の形状にすることで固定金具7の他端7Bの先端が固定金具7の板厚のみとなるため、固定金具7を凝縮器2の放熱フィン2Bの内側上面に近接して設けても、本体1の組立て等の時に伝熱管2Aや放熱フィン2Bにキズや変形を生じさせる虞が少なくなり、また、ファンモータ8Aの振動による影響も少なくなり、安定した品質が保たれ本体1の外形も小さく小型化できる。
【0016】
次に、本発明の第二の実施例について図1、図2、および図4について説明する。
図1、図2および図4において、各符号は前述の従来例、及び第一の実施例と同一の構成を有する部分であり、その詳細な説明は省略する。
【0017】
本発明の第二の実施例では固定金具7の他端7Bの形状を鋭角θ1として、この凝縮器2を構成している千鳥状に配置された伝熱管2Aのなかで最上部に位置する伝熱管2AAを、固定金具7の他端7Bからの距離が最もはなれるように配置することで、固定金具7を凝縮器2の放熱フィン2Bの内側上面に近接して設けても、本体1の組立て等の時に伝熱管2Aや放熱フィン2Bにキズや変形を生じさせる虞がより少なくなり、また、ファンモータ8の振動による影響も少なくなり、より安定した品質が保たれ本体1の外形も小さく小型化できる。
【0018】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1に記載の本発明によれば、本体内に熱交換器が略垂直に立設され送風機がこの本体内の上部に略水平に収納され、この本体の天板で前記熱交換器の上部を覆い、且つこの天板には前記送風機が配置されるベルマウス状の開口部が設けられこの天板の裏側には前記送風機を駆動するファンモータが金具を介して吊り下げ固定される空気調和機の室外ユニットにおいて、前記熱交換器と近接し、且つ、前記天板の裏側へ固定される前記金具の他端には前記熱交換器の下方に行くに従って横幅寸法が小さくなって、この熱交換器との隙間を大きく保つための切欠きが設けられているようにしたので、固定金具を凝縮器(熱交換器)の放熱フィンの内側上面に近接して設けても、本体の組立て等の時に伝熱管や放熱フィンにキズや変形を生じさせる虞が少なくなり、また、ファンモータの振動による影響も少なくなり、安定した品質が保たれ本体の外形も小さく小型化できる。
【0019】
請求項2記載の本発明では、請求項1記載の空気調和機の室外ユニットにおいて、前記熱交換器には伝熱管が千鳥状に配置され、しかもこの熱交換器の最上部に位置する伝熱管は、前記ファンモータを吊り下げ固定する金具の他端と対向する位置の反対側に挿通させたので、固定金具を凝縮器(熱交換器)の放熱フィンの内側上面に近接して設けても、本体の組立て等の時に伝熱管や放熱フィンにキズや変形を生じさせる虞が少なくなり、また、ファンモータの振動による影響も少なくなり、より安定した品質が保たれ本体の外形も小さく小型化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す本体全体の説明図である。
【図2】本発明の実施例を示すファンモータ固定構造の分解説明図である。
【図3】本発明の第一の実施例を示すファンモータ固定構造の説明図である。
【図4】本発明の第二の実施例を示すファンモータ固定構造の説明図である。
【図5】従来の実施例を示すファンモータ固定構造の説明図である。
【符号の説明】
1 本体
2 熱交換器
3 天板
7 固定金具
7B 固定金具の他端
70 切欠き
8 送風機
8A ファンモータ
T 凝縮器と固定金具との隙間
Claims (2)
- 本体内に熱交換器が略垂直に立設され送風機がこの本体内の上部に略水平に収納され、この本体の天板で前記熱交換器の上部を覆い、且つこの天板には前記送風機が配置されるベルマウス状の開口部が設けられこの天板の裏側には前記送風機を駆動するファンモータが金具を介して吊り下げ固定される空気調和機の室外ユニットにおいて、前記熱交換器と近接し、且つ、前記天板の裏側へ固定される前記金具の他端には前記熱交換器の下方に行くに従って横幅寸法が小さくなって、この熱交換器との隙間を大きく保つための切欠きが設けられていることを特徴とする空気調和機の室外ユニット。
- 請求項1記載の空気調和機の室外ユニットにおいて、前記熱交換器には伝熱管が千鳥状に配置され、しかもこの熱交換器の最上部に位置する伝熱管は、前記ファンモータを吊り下げ固定する金具の他端と対向する位置の反対側に挿通させたことを特徴とする請求項1記載の空気調和機の室外ユニット。
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