JP2001304614A - 空気調和システム - Google Patents
空気調和システムInfo
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- JP2001304614A JP2001304614A JP2000122140A JP2000122140A JP2001304614A JP 2001304614 A JP2001304614 A JP 2001304614A JP 2000122140 A JP2000122140 A JP 2000122140A JP 2000122140 A JP2000122140 A JP 2000122140A JP 2001304614 A JP2001304614 A JP 2001304614A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air
- heat
- conditioning system
- fan
- heat exchange
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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- Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)
- Central Air Conditioning (AREA)
- Air Conditioning Control Device (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 熱交換コイルの配管と流量制御を簡略化・効
率化できる空気調和システムを得る。 【構成】 空調機本体9に熱交換コイル17を設ける。
熱交換コイル17で熱交換した空気を送風するファン1
0を備えたファンユニット33に、複数の吹出口3を連
結する。空調機本体9から吹出口3に空気を分流させて
空調ゾーンへ給気するように構成する。空調機本体9
に、熱源からの熱媒を熱交換コイル17に送る流量調整
自在なポンプユニット19を、設ける。
率化できる空気調和システムを得る。 【構成】 空調機本体9に熱交換コイル17を設ける。
熱交換コイル17で熱交換した空気を送風するファン1
0を備えたファンユニット33に、複数の吹出口3を連
結する。空調機本体9から吹出口3に空気を分流させて
空調ゾーンへ給気するように構成する。空調機本体9
に、熱源からの熱媒を熱交換コイル17に送る流量調整
自在なポンプユニット19を、設ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は空気調和システムに関す
るものである。
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来の空調機は、熱交換コイルとファン
が同じ機体内に一体に設けられており、この熱交換コイ
ルへ熱媒を送るポンプ類は、外部に設置されていた。ま
た、熱交換コイルの熱媒流量(水量)制御はバルブによ
って行っていた。
が同じ機体内に一体に設けられており、この熱交換コイ
ルへ熱媒を送るポンプ類は、外部に設置されていた。ま
た、熱交換コイルの熱媒流量(水量)制御はバルブによ
って行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そのため、ファンの騒
音が高くなり、ポンプ類を外部に設置しているため配管
や流量制御が複雑であった。しかも、大温度差少水量運
転の場合、バルブの構造上所定量以下に水量を制御する
ことができず、バルブ制御はコスト高になる問題があっ
た。
音が高くなり、ポンプ類を外部に設置しているため配管
や流量制御が複雑であった。しかも、大温度差少水量運
転の場合、バルブの構造上所定量以下に水量を制御する
ことができず、バルブ制御はコスト高になる問題があっ
た。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、空調機本体に熱交換コイルを設け、この
熱交換コイルで熱交換した空気を送風するファンを備え
たファンユニットに、複数の吹出口を連結し、この空調
機本体からこれらの吹出口に空気を分流させて空調ゾー
ンへ給気するように構成し、この空調機本体に、熱源か
らの熱媒を前記熱交換コイルに送る流量調整自在なポン
プユニットを、設けた。また、空調機本体に熱交換コイ
ルを設け、この熱交換コイルで熱交換した空気を送風す
るファンを、複数の吹出ユニットに、吹出口と共に一体
に設け、この空調機本体からこれらの吹出ユニットに空
気を分流させて空調ゾーンへ給気するように構成し、こ
の空調機本体に、熱源からの熱媒を前記熱交換コイルに
送る流量調整自在なポンプユニットを、設けた。さら
に、空調機本体に外気処理用の全熱交換器を設けた。さ
らに、ポンプユニットから熱源への熱媒戻り温度とファ
ンの風量と熱交換コイルの熱媒流量のうち適宜又は全て
を制御するコントローラを、備えた。さらに、各吹出口
の吹出風量信号を数値に置き換えてその合計数値に基づ
いてファンの風量と熱交換コイルの熱媒流量を制御する
コントローラとした。さらに、熱交換コイルが複数の分
岐ヘッダを備え、所定の分岐ヘッダの熱媒を流通・停止
させることによりコイル全体の熱媒流量を調整するよう
に構成した。さらに、熱交換コイルの各伝熱管を、熱媒
が水平乃至上向きに流れるように設けた。さらに、熱交
換コイルの伝熱管を楕円管にした。さらに、ファンユニ
ットがケーシングを備え、このケーシングからファンを
引出し自在に構成した。さらに、吹出ユニットがケーシ
ングを備え、このケーシングの一部を分離・接続又は開
閉自在に構成しかつこの一部に吹出口を分離・接続自在
に連通連結し、この吹出口を分離すると共にこのケーシ
ングの一部を分離又は開放してファンを出し入れ自在に
構成した。さらに、ファンユニットのケーシングの一部
乃至全体を風上側から風下側に向かって縮径させた。吹
出ユニットのケーシングの一部乃至全体を風上側から風
下側に向かって縮径させた。さらに、ファンユニットの
ケーシングに外気取入口を設けた。さらに、吹出ユニッ
トのケーシングに外気取入口を設けた。さらに、空調ゾ
ーンから空調機本体への逆流を防止するダンパ機構を設
けた。
決するために、空調機本体に熱交換コイルを設け、この
熱交換コイルで熱交換した空気を送風するファンを備え
たファンユニットに、複数の吹出口を連結し、この空調
機本体からこれらの吹出口に空気を分流させて空調ゾー
ンへ給気するように構成し、この空調機本体に、熱源か
らの熱媒を前記熱交換コイルに送る流量調整自在なポン
プユニットを、設けた。また、空調機本体に熱交換コイ
ルを設け、この熱交換コイルで熱交換した空気を送風す
るファンを、複数の吹出ユニットに、吹出口と共に一体
に設け、この空調機本体からこれらの吹出ユニットに空
気を分流させて空調ゾーンへ給気するように構成し、こ
の空調機本体に、熱源からの熱媒を前記熱交換コイルに
送る流量調整自在なポンプユニットを、設けた。さら
に、空調機本体に外気処理用の全熱交換器を設けた。さ
らに、ポンプユニットから熱源への熱媒戻り温度とファ
ンの風量と熱交換コイルの熱媒流量のうち適宜又は全て
を制御するコントローラを、備えた。さらに、各吹出口
の吹出風量信号を数値に置き換えてその合計数値に基づ
いてファンの風量と熱交換コイルの熱媒流量を制御する
コントローラとした。さらに、熱交換コイルが複数の分
岐ヘッダを備え、所定の分岐ヘッダの熱媒を流通・停止
させることによりコイル全体の熱媒流量を調整するよう
に構成した。さらに、熱交換コイルの各伝熱管を、熱媒
が水平乃至上向きに流れるように設けた。さらに、熱交
換コイルの伝熱管を楕円管にした。さらに、ファンユニ
ットがケーシングを備え、このケーシングからファンを
引出し自在に構成した。さらに、吹出ユニットがケーシ
ングを備え、このケーシングの一部を分離・接続又は開
閉自在に構成しかつこの一部に吹出口を分離・接続自在
に連通連結し、この吹出口を分離すると共にこのケーシ
ングの一部を分離又は開放してファンを出し入れ自在に
構成した。さらに、ファンユニットのケーシングの一部
乃至全体を風上側から風下側に向かって縮径させた。吹
出ユニットのケーシングの一部乃至全体を風上側から風
下側に向かって縮径させた。さらに、ファンユニットの
ケーシングに外気取入口を設けた。さらに、吹出ユニッ
トのケーシングに外気取入口を設けた。さらに、空調ゾ
ーンから空調機本体への逆流を防止するダンパ機構を設
けた。
【0005】
【実施例】図1〜図2は本発明の空気調和システムを例
示し、この空気調和システムは、空調機本体9に熱交換
コイル17を設け、この熱交換コイル17で熱交換した
空気を送風するファン10を備えたファンユニット33
に、複数の吹出口3をダクト7を介して連結し、この空
調機本体9からこれらの吹出口3に空気を分流させて空
調ゾーンへ給気するように構成し、この空調機本体9
に、熱源からの熱媒を熱交換コイル17に送る流量調整
自在なポンプユニット19を、設け、ポンプユニット1
9から熱源への熱媒戻り温度とファン10の風量と熱交
換コイル17の熱媒流量のうち適宜(どれかひとつもし
くはふたつ)又は全てを制御するコントローラ22と、
ポンプユニット19から熱源への熱媒戻り温度を検出す
る温度センサー30と、を備えている。このシステム
は、例えば階層毎に設け、中央制御装置にて集中制御す
る。
示し、この空気調和システムは、空調機本体9に熱交換
コイル17を設け、この熱交換コイル17で熱交換した
空気を送風するファン10を備えたファンユニット33
に、複数の吹出口3をダクト7を介して連結し、この空
調機本体9からこれらの吹出口3に空気を分流させて空
調ゾーンへ給気するように構成し、この空調機本体9
に、熱源からの熱媒を熱交換コイル17に送る流量調整
自在なポンプユニット19を、設け、ポンプユニット1
9から熱源への熱媒戻り温度とファン10の風量と熱交
換コイル17の熱媒流量のうち適宜(どれかひとつもし
くはふたつ)又は全てを制御するコントローラ22と、
ポンプユニット19から熱源への熱媒戻り温度を検出す
る温度センサー30と、を備えている。このシステム
は、例えば階層毎に設け、中央制御装置にて集中制御す
る。
【0006】図示省略するが、熱源側には空調機本体9
へ熱媒を送る一次ポンプユニットと蓄熱槽、又は、吸収
式冷凍機、又は、ヒートポンプなどを設ける。空調機本
体9内には、熱交換コイル17、流量調整自在なインバ
ータ式又は多段階制御式のポンプユニット19、加湿器
23、ドレンパンなどを、一体的に設ける。ポンプユニ
ット19は、例えば、ポンプ、バルブ、各種ゲージや配
管類にて構成する。空調機本体9の空気取入口24は天
井チャンバなどに接続し、還気、又は、還気及び外気を
空調機本体9内に取入れる。空調機本体9内の空気は、
給気口45に連通連結された分岐チャンバ8とダクト7
を介して、ファンユニット33に導入される。
へ熱媒を送る一次ポンプユニットと蓄熱槽、又は、吸収
式冷凍機、又は、ヒートポンプなどを設ける。空調機本
体9内には、熱交換コイル17、流量調整自在なインバ
ータ式又は多段階制御式のポンプユニット19、加湿器
23、ドレンパンなどを、一体的に設ける。ポンプユニ
ット19は、例えば、ポンプ、バルブ、各種ゲージや配
管類にて構成する。空調機本体9の空気取入口24は天
井チャンバなどに接続し、還気、又は、還気及び外気を
空調機本体9内に取入れる。空調機本体9内の空気は、
給気口45に連通連結された分岐チャンバ8とダクト7
を介して、ファンユニット33に導入される。
【0007】コントローラ22はマイコンスイッチなど
にて構成し、ポンプユニット19のポンプモータ20と
ファンユニット33のファンモータ21の回転速度を制
御する。コントローラ22は、各ファンモータ21、2
1…に別個に回転速度の指令を出して風量を無段階又は
段階的に制御しかつポンプモータ20に回転速度の指令
を出して流量を無段階又は段階的に制御する。これによ
り、ファン自体で風量調節してきめ細かく空調でき、V
AVユニットが不要で圧力損失がなくファン10の小型
化を図れ低騒音となる。さらに、無段階で回転制御する
場合は、風量や湿度の調節、間欠運転、極微風運転など
も容易となる。また、風量変化や熱負荷変化に応じて熱
媒流量が自動的に変化するように制御することにより省
エネ化を図り得る。さらにコントローラ22は、温度セ
ンサー30の検出値が所定温度(例えば17℃)となる
ようにポンプユニット19のポンプモータ20の回転速
度を制御する。また、各吹出口3の吹出風量信号を数値
(ポイント)に置き換えてその合計数値に基づいてファ
ン10の風量と熱交換コイル17の熱媒流量を制御する
コントローラ22と、することもできる。たとえば、各
吹出口3に図示省略のセンサーを設け、そのセンサーの
吹出風量信号の合計数値(ポイント)の変動に応じて、
ファン10の風量と熱交換コイル17の熱媒流量を増減
制御する。
にて構成し、ポンプユニット19のポンプモータ20と
ファンユニット33のファンモータ21の回転速度を制
御する。コントローラ22は、各ファンモータ21、2
1…に別個に回転速度の指令を出して風量を無段階又は
段階的に制御しかつポンプモータ20に回転速度の指令
を出して流量を無段階又は段階的に制御する。これによ
り、ファン自体で風量調節してきめ細かく空調でき、V
AVユニットが不要で圧力損失がなくファン10の小型
化を図れ低騒音となる。さらに、無段階で回転制御する
場合は、風量や湿度の調節、間欠運転、極微風運転など
も容易となる。また、風量変化や熱負荷変化に応じて熱
媒流量が自動的に変化するように制御することにより省
エネ化を図り得る。さらにコントローラ22は、温度セ
ンサー30の検出値が所定温度(例えば17℃)となる
ようにポンプユニット19のポンプモータ20の回転速
度を制御する。また、各吹出口3の吹出風量信号を数値
(ポイント)に置き換えてその合計数値に基づいてファ
ン10の風量と熱交換コイル17の熱媒流量を制御する
コントローラ22と、することもできる。たとえば、各
吹出口3に図示省略のセンサーを設け、そのセンサーの
吹出風量信号の合計数値(ポイント)の変動に応じて、
ファン10の風量と熱交換コイル17の熱媒流量を増減
制御する。
【0008】熱交換コイル17は、フィン群25に多数
の伝熱管26を挿着し、これら伝熱管26を分岐ヘッダ
27と合流ヘッダ28に連通連結して成る。ポンプユニ
ット19から送られてきた冷水や温水その他各種の熱媒
は、分岐ヘッダ27から入って分流し、多数の伝熱管2
6を通って、合流ヘッダ28に合流し、ポンプユニット
19に還るが、その際、コイル通風空気と熱媒は、フィ
ン群25と伝熱管26を介して熱交換される。
の伝熱管26を挿着し、これら伝熱管26を分岐ヘッダ
27と合流ヘッダ28に連通連結して成る。ポンプユニ
ット19から送られてきた冷水や温水その他各種の熱媒
は、分岐ヘッダ27から入って分流し、多数の伝熱管2
6を通って、合流ヘッダ28に合流し、ポンプユニット
19に還るが、その際、コイル通風空気と熱媒は、フィ
ン群25と伝熱管26を介して熱交換される。
【0009】図3は、熱交換コイル17が複数の分岐ヘ
ッダ27を備え、所定の分岐ヘッダ27の熱媒を流通・
停止させることによりコイル全体の熱媒流量を調整する
ように構成したもので、分岐ヘッダ27…と同数のポン
プユニット19…を、設け、各々のポンプユニット19
のコイル熱媒送出管29を、夫々異なる分岐ヘッダ27
に連通連結したものである。この場合、熱負荷の変化に
応じて、適宜のポンプユニット19を止めることによ
り、流通している熱媒流速を落とさずに、コイル全体の
熱媒流量を増減調整できる。また、これに代えて図4の
ようにポンプユニット19とバルブ35…を用いて、所
定の分岐ヘッダ27の熱媒を流通・停止させることによ
りコイル全体の熱媒流量を調整するように構成してもよ
い。なお、分岐ヘッダ27とポンプユニット19の数は
図例に限定されるものではなく変更自由である。
ッダ27を備え、所定の分岐ヘッダ27の熱媒を流通・
停止させることによりコイル全体の熱媒流量を調整する
ように構成したもので、分岐ヘッダ27…と同数のポン
プユニット19…を、設け、各々のポンプユニット19
のコイル熱媒送出管29を、夫々異なる分岐ヘッダ27
に連通連結したものである。この場合、熱負荷の変化に
応じて、適宜のポンプユニット19を止めることによ
り、流通している熱媒流速を落とさずに、コイル全体の
熱媒流量を増減調整できる。また、これに代えて図4の
ようにポンプユニット19とバルブ35…を用いて、所
定の分岐ヘッダ27の熱媒を流通・停止させることによ
りコイル全体の熱媒流量を調整するように構成してもよ
い。なお、分岐ヘッダ27とポンプユニット19の数は
図例に限定されるものではなく変更自由である。
【0010】熱交換コイル17は、多数のプレートフィ
ン16を所定間隔で平行に並設して成るフィン群25
と、途中の管部32が複数段・複数列でこのフィン群2
5に挿着され通風方向たる管部列方向へ向かいつつ蛇行
する多数の伝熱管26…と、これら伝熱管26…の一端
部に連通連結される複数の熱媒流入側の分岐ヘッダ27
…と、これら伝熱管26…の他端部に連通連結される1
つ又は複数の熱媒流出側の合流ヘッダ28と、を備え
る。なお、各図中の白抜き矢印はプレートフィン16、
16の間を通るコイル通風空気の風向を示している。
ン16を所定間隔で平行に並設して成るフィン群25
と、途中の管部32が複数段・複数列でこのフィン群2
5に挿着され通風方向たる管部列方向へ向かいつつ蛇行
する多数の伝熱管26…と、これら伝熱管26…の一端
部に連通連結される複数の熱媒流入側の分岐ヘッダ27
…と、これら伝熱管26…の他端部に連通連結される1
つ又は複数の熱媒流出側の合流ヘッダ28と、を備え
る。なお、各図中の白抜き矢印はプレートフィン16、
16の間を通るコイル通風空気の風向を示している。
【0011】図5は、フィン群25の伝熱管挿着面方向
(管部32の軸心方向)から見たもので、白丸で示す管
部32、32の間の線は、管部32、32を連通連結す
る反転部を示し、実線が手前側、点線が奥側のもので、
熱交換コイル17の各伝熱管26を、熱媒が水平乃至上
向きに流れるように設ける。この例では、さらに、フィ
ン群25の伝熱管挿着面方向から見て、伝熱管26がそ
の途中で管部段方向乃至熱媒上流側に(好ましくは複数
回)向かうように、かつ互いに異なる分岐ヘッダ27に
連結された伝熱管26の管部32が少なくとも1つずつ
(図5の二点鎖線で囲んだゾーンの如く)一段乃至二段
毎に含まれるように、構成する。これにより、コイルの
パスが増して伝熱管有効長を長くとることができ、一つ
の分岐ヘッダ27の熱媒流通のみでもほぼ全段にわたっ
て熱媒の流れる管部32が含まれるので、バイパス空気
が少なくてコイル通風空気との交換熱量を多くとれ、熱
交換能力が高い。さらに、互いに異なる分岐ヘッダ27
に連結された伝熱管26の管部32が少なくとも1つず
つ、管部段方向の端部近傍段を除いて、一段毎に含まれ
るように構成することにより、コイル内の風量・風速分
布に合わせた無駄の少ない一層効率的な熱交換を行え
る。
(管部32の軸心方向)から見たもので、白丸で示す管
部32、32の間の線は、管部32、32を連通連結す
る反転部を示し、実線が手前側、点線が奥側のもので、
熱交換コイル17の各伝熱管26を、熱媒が水平乃至上
向きに流れるように設ける。この例では、さらに、フィ
ン群25の伝熱管挿着面方向から見て、伝熱管26がそ
の途中で管部段方向乃至熱媒上流側に(好ましくは複数
回)向かうように、かつ互いに異なる分岐ヘッダ27に
連結された伝熱管26の管部32が少なくとも1つずつ
(図5の二点鎖線で囲んだゾーンの如く)一段乃至二段
毎に含まれるように、構成する。これにより、コイルの
パスが増して伝熱管有効長を長くとることができ、一つ
の分岐ヘッダ27の熱媒流通のみでもほぼ全段にわたっ
て熱媒の流れる管部32が含まれるので、バイパス空気
が少なくてコイル通風空気との交換熱量を多くとれ、熱
交換能力が高い。さらに、互いに異なる分岐ヘッダ27
に連結された伝熱管26の管部32が少なくとも1つず
つ、管部段方向の端部近傍段を除いて、一段毎に含まれ
るように構成することにより、コイル内の風量・風速分
布に合わせた無駄の少ない一層効率的な熱交換を行え
る。
【0012】また、図6の熱交換コイル17は、所定の
分岐ヘッダ27に連結された管部32を少なくとも2
つ、その他の互いに異なる分岐ヘッダ27に連結された
管部32を少なくとも1つずつ一段乃至二段毎に含まれ
るようにしたものである。なお、前記実施例において熱
媒が下向きにも流れるようにしてもよい。また、前記各
実施例において、伝熱管26は、図7のように楕円管に
形成し楕円長軸を風向と略平行にするのが好ましいが、
円形管でもよい。フィン群25の伝熱管挿着面方向から
見て管部32の配列を千鳥状や格子状等に変更するも自
由であり、風向の変更も自由である。また、熱媒とコイ
ル通風空気が向流でなく並流となるようにしてもよい。
分岐ヘッダ27に連結された管部32を少なくとも2
つ、その他の互いに異なる分岐ヘッダ27に連結された
管部32を少なくとも1つずつ一段乃至二段毎に含まれ
るようにしたものである。なお、前記実施例において熱
媒が下向きにも流れるようにしてもよい。また、前記各
実施例において、伝熱管26は、図7のように楕円管に
形成し楕円長軸を風向と略平行にするのが好ましいが、
円形管でもよい。フィン群25の伝熱管挿着面方向から
見て管部32の配列を千鳥状や格子状等に変更するも自
由であり、風向の変更も自由である。また、熱媒とコイ
ル通風空気が向流でなく並流となるようにしてもよい。
【0013】図1と図8に示すように、ファンユニット
33は、ケーシング34を備え、このケーシング34か
らファン10を引出し・収納自在に構成する。さらに、
ファンユニット33のケーシング34には外気取入口5
を必要に応じて設け、空調ゾーンから空調機本体9への
空気の逆流を防止するダンパ機構6を、ダクト接続口4
と外気取入口5に設ける。このダンパ機構6は後述の実
施例(図12参照)と同様のものである。また、ファン
ユニット33のケーシング34の一部乃至全体を風上側
から風下側でかつ吹出口3側のダクト接続口46に向か
って縮径させる。なお、縮径部無しのケーシング34と
してもよい。
33は、ケーシング34を備え、このケーシング34か
らファン10を引出し・収納自在に構成する。さらに、
ファンユニット33のケーシング34には外気取入口5
を必要に応じて設け、空調ゾーンから空調機本体9への
空気の逆流を防止するダンパ機構6を、ダクト接続口4
と外気取入口5に設ける。このダンパ機構6は後述の実
施例(図12参照)と同様のものである。また、ファン
ユニット33のケーシング34の一部乃至全体を風上側
から風下側でかつ吹出口3側のダクト接続口46に向か
って縮径させる。なお、縮径部無しのケーシング34と
してもよい。
【0014】図9は、図1の実施例において、熱交換コ
イル17で熱交換した空気を送風するファン10を、複
数の吹出ユニット18に、吹出口3と共に一体に設け、
この空調機本体9からこれらの吹出ユニット18に空気
を分流させて空調ゾーンへ給気するように構成した空気
調和システムで、他の構成は図1の実施例と同様であ
る。
イル17で熱交換した空気を送風するファン10を、複
数の吹出ユニット18に、吹出口3と共に一体に設け、
この空調機本体9からこれらの吹出ユニット18に空気
を分流させて空調ゾーンへ給気するように構成した空気
調和システムで、他の構成は図1の実施例と同様であ
る。
【0015】図9〜図14に示すように、吹出ユニット
18はケーシング1を備え、このケーシング1の一部を
分離・接続又は開閉自在に構成しかつこの一部に吹出口
3を分離・接続自在に連通連結し、この吹出口3を分離
すると共にこのケーシング1の一部を分離又は開放して
ファン10を出し入れ自在に構成する。図10〜図13
の実施例では、天井内部に設置される中空状のケーシン
グ1と、空調ゾーンから天井内部に通じる開口部2に設
けられるアネモ形の吹出口3と、を備え、このケーシン
グ1に、空調機本体9からの空気を取入れるダクト接続
口4と、外気を取入れる外気取入口5と、空調ゾーンか
ら空調機本体9への空気の逆流を防止するダンパ機構6
と、を設ける。ダンパ機構6はダクト接続口4と外気取
入口5に設ける。ケーシング1の一端側空室部Aには、
電装品や制御器などの内装部品Dを、組込自在とする。
18はケーシング1を備え、このケーシング1の一部を
分離・接続又は開閉自在に構成しかつこの一部に吹出口
3を分離・接続自在に連通連結し、この吹出口3を分離
すると共にこのケーシング1の一部を分離又は開放して
ファン10を出し入れ自在に構成する。図10〜図13
の実施例では、天井内部に設置される中空状のケーシン
グ1と、空調ゾーンから天井内部に通じる開口部2に設
けられるアネモ形の吹出口3と、を備え、このケーシン
グ1に、空調機本体9からの空気を取入れるダクト接続
口4と、外気を取入れる外気取入口5と、空調ゾーンか
ら空調機本体9への空気の逆流を防止するダンパ機構6
と、を設ける。ダンパ機構6はダクト接続口4と外気取
入口5に設ける。ケーシング1の一端側空室部Aには、
電装品や制御器などの内装部品Dを、組込自在とする。
【0016】ケーシング1は、吊金具などを介して天井
コンクリート等の固体部に取付けする。ダクト接続口4
は、ダクト7を介して、空調機本体9に連通連結された
分岐チャンバ8に接続する。この空調機本体9の熱交換
コイル17で熱交換されて冷気又は暖気となった空気
を、分岐チャンバ8で分流し、ダクト7を介して、各々
のケーシング1内へファン10にて導入し、吹出口3か
ら空調ゾーンへ給気する。外気取入口5は、ダクト12
を介して、図示省略の換気ユニットや外気処理空調機な
どに接続し、換気ユニットや外気処理空調機などのファ
ンや吹出ユニットのファン10にて、外気をケーシング
1内に必要に応じて導入する。
コンクリート等の固体部に取付けする。ダクト接続口4
は、ダクト7を介して、空調機本体9に連通連結された
分岐チャンバ8に接続する。この空調機本体9の熱交換
コイル17で熱交換されて冷気又は暖気となった空気
を、分岐チャンバ8で分流し、ダクト7を介して、各々
のケーシング1内へファン10にて導入し、吹出口3か
ら空調ゾーンへ給気する。外気取入口5は、ダクト12
を介して、図示省略の換気ユニットや外気処理空調機な
どに接続し、換気ユニットや外気処理空調機などのファ
ンや吹出ユニットのファン10にて、外気をケーシング
1内に必要に応じて導入する。
【0017】ダンパ機構6は、ファン10による送風に
て揺動開放して通気状態とする開閉板11を、ダクト接
続口4及び外気取入口5に設けて、構成する。開閉板1
1は、その一端縁部を軸にして揺動するように懸垂状に
設け、非送風状態では自重でダクト接続口4及び外気取
入口5を密閉状に遮断し、送風状態では風圧により揺動
してダクト接続口4及び外気取入口5を開放するよう
に、構成する。これにより、吹出口3、ダクト接続口4
及び外気取入口5を通じて空調ゾーンの空気が、空調機
本体9と、前述の換気ユニットや外気処理空調機など
に、逆流するのを防止する。
て揺動開放して通気状態とする開閉板11を、ダクト接
続口4及び外気取入口5に設けて、構成する。開閉板1
1は、その一端縁部を軸にして揺動するように懸垂状に
設け、非送風状態では自重でダクト接続口4及び外気取
入口5を密閉状に遮断し、送風状態では風圧により揺動
してダクト接続口4及び外気取入口5を開放するよう
に、構成する。これにより、吹出口3、ダクト接続口4
及び外気取入口5を通じて空調ゾーンの空気が、空調機
本体9と、前述の換気ユニットや外気処理空調機など
に、逆流するのを防止する。
【0018】図10と図13に示すように、ケーシング
1の一端側空室部Aの底面外装板13を着脱又は開閉自
在に構成すると共に、ケーシング1の底面外装板13と
吹出口3を分離・接続自在に連通連結し、ケーシング1
の他端側空室部Bに、独立駆動する複数のファン10
を、ケーシング1の一端側空室部Aへ各々別個に取出し
自在として設け、このファン10を開口部2を介して出
し入れ自在に構成する。したがって、このように複数の
ファン10を設けた場合でも、吹出口3と外装板13を
取外し、天井板などの開口部2と、外装板13を取り外
した後のケーシング1の開口部と、を介してケーシング
1内のファン10を室内などの空調ゾーンへ容易に取り
外すことができる。
1の一端側空室部Aの底面外装板13を着脱又は開閉自
在に構成すると共に、ケーシング1の底面外装板13と
吹出口3を分離・接続自在に連通連結し、ケーシング1
の他端側空室部Bに、独立駆動する複数のファン10
を、ケーシング1の一端側空室部Aへ各々別個に取出し
自在として設け、このファン10を開口部2を介して出
し入れ自在に構成する。したがって、このように複数の
ファン10を設けた場合でも、吹出口3と外装板13を
取外し、天井板などの開口部2と、外装板13を取り外
した後のケーシング1の開口部と、を介してケーシング
1内のファン10を室内などの空調ゾーンへ容易に取り
外すことができる。
【0019】また、図14の実施例では、ケーシング1
を一端側箱体14と他端側箱体15に分離・接続自在に
構成すると共に、このケーシング1の一端側箱体14と
吹出口3を分離・接続自在に連通連結し、ケーシング1
の他端側箱体15内に、独立駆動する複数のファン10
を、ケーシング1の一端側へ各々別個に取出し自在とし
て設け、ファン10を開口部2を介して取し入れ自在に
構成したもので、その他の構成は図10の実施例と同様
である。このように複数のファン10を設けた場合で
も、吹出口3と一端側箱体14を取外し、天井板などの
開口部2を介して他端側箱体15内のファン10を空調
ゾーンへ容易に取り外すことができる。
を一端側箱体14と他端側箱体15に分離・接続自在に
構成すると共に、このケーシング1の一端側箱体14と
吹出口3を分離・接続自在に連通連結し、ケーシング1
の他端側箱体15内に、独立駆動する複数のファン10
を、ケーシング1の一端側へ各々別個に取出し自在とし
て設け、ファン10を開口部2を介して取し入れ自在に
構成したもので、その他の構成は図10の実施例と同様
である。このように複数のファン10を設けた場合で
も、吹出口3と一端側箱体14を取外し、天井板などの
開口部2を介して他端側箱体15内のファン10を空調
ゾーンへ容易に取り外すことができる。
【0020】図15と図16の実施例は、図10〜図1
4の実施例において、吹出ユニット18のケーシング1
の一部乃至全体を風上側から風下側に向かって縮径させ
たものである。具体的には、ケーシング1を、少なくと
も吹出口3が連結された周辺部を含むようにして風上側
から風下側に向かって順次縮径させる。
4の実施例において、吹出ユニット18のケーシング1
の一部乃至全体を風上側から風下側に向かって縮径させ
たものである。具体的には、ケーシング1を、少なくと
も吹出口3が連結された周辺部を含むようにして風上側
から風下側に向かって順次縮径させる。
【0021】なお、前記各実施例において、ダクト接続
口4、外気取入口5及びダクト7、12の形状や数の変
更は自由であり、外気取入口5を省略してもよい。吹出
口3とダンパ機構6は図例以外の構造のものであっても
よい。また、ファン10の数の増減は自由である。ま
た、図8、図15、図16の実施例におけるケーシング
34、1の縮径部は、ケーシング34、1のいずれの面
を用いて縮径させるも自由である。さらに、ダンパ機構
6は、ケーシング34、1でなく、ダクト7やダクト同
士を連結する図示省略のチャンバあるいは分岐チャンバ
8など任意の部位に設けるも自由である。
口4、外気取入口5及びダクト7、12の形状や数の変
更は自由であり、外気取入口5を省略してもよい。吹出
口3とダンパ機構6は図例以外の構造のものであっても
よい。また、ファン10の数の増減は自由である。ま
た、図8、図15、図16の実施例におけるケーシング
34、1の縮径部は、ケーシング34、1のいずれの面
を用いて縮径させるも自由である。さらに、ダンパ機構
6は、ケーシング34、1でなく、ダクト7やダクト同
士を連結する図示省略のチャンバあるいは分岐チャンバ
8など任意の部位に設けるも自由である。
【0022】図17は、前記各実施例において、空調機
本体9に外気処理用の全熱交換器40を設けたものであ
る。この場合、空調機本体9の内部に第一風路41と第
二風路42を設け、空調機本体9に、空調ゾーンからの
還気を取入れる空気取入口24を2つと、外気口43
と、排気口44と、給気口45と、を夫々形成する。第
二風路42は空気取入口24の一方と排気口44に連通
連結し、第一風路41は外気口43と給気口45に連通
連結する。全熱交換器40は、その内部において第二風
路42の還気と第一風路41の外気が交叉状に通過して
熱交換(排熱利用)するように、第二風路42と第一風
路41にまたがるように設け、全熱交換器40の風下側
において第一風路41に空気取入口24の他方を連通連
結し、さらにその風下側において第一風路41に加湿器
23と熱交換コイル17を設ける。空気取入口24の一
方からの還気は、全熱交換器40を通って排気口44か
ら出、外気口43からの外気は、全熱交換器40を通
り、空気取入口24の他方からの還気とともに熱交換コ
イル17を通って給気口45へ出る。
本体9に外気処理用の全熱交換器40を設けたものであ
る。この場合、空調機本体9の内部に第一風路41と第
二風路42を設け、空調機本体9に、空調ゾーンからの
還気を取入れる空気取入口24を2つと、外気口43
と、排気口44と、給気口45と、を夫々形成する。第
二風路42は空気取入口24の一方と排気口44に連通
連結し、第一風路41は外気口43と給気口45に連通
連結する。全熱交換器40は、その内部において第二風
路42の還気と第一風路41の外気が交叉状に通過して
熱交換(排熱利用)するように、第二風路42と第一風
路41にまたがるように設け、全熱交換器40の風下側
において第一風路41に空気取入口24の他方を連通連
結し、さらにその風下側において第一風路41に加湿器
23と熱交換コイル17を設ける。空気取入口24の一
方からの還気は、全熱交換器40を通って排気口44か
ら出、外気口43からの外気は、全熱交換器40を通
り、空気取入口24の他方からの還気とともに熱交換コ
イル17を通って給気口45へ出る。
【0023】
【発明の効果】請求項1、2の発明では、熱交換コイル
17とポンプユニット19を一体的に空調機本体9に設
けることにより、熱交換コイル17の配管と流量制御を
簡略化・効率化でき、コスト低減を図れる。ファン10
が空調機本体9と別に設けてあるので低騒音となり、空
調機本体9の空ファンスペースをポンプユニット19の
設置スペースに有効利用して空調機本体9の大型化を防
止でき、設置面積を大きくとらずに済む。請求項2の発
明では、ファン10が分散されて騒音が少なくなり、空
調ゾーンの直近にファン10があるので気流分布の均一
化を図れる。請求項3の発明では、外気処理用の空調機
や換気ユニットが不要となって設備コストを削減でき、
熱交換コイル17の負荷を減らすことができる。請求項
4の発明では、一定温度で熱媒を熱源に還すことができ
熱源側の負荷の安定を図れ、風量と熱媒流量も制御でき
る。請求項5の発明では、ファン10の風量と熱交換コ
イル17の熱媒流量の制御が一層容易となり、風量の絞
りすぎをなくすことができて、空調ゾーンでの気流が均
一となって温度むらがでない。請求項6の発明では、微
少な流量制御が可能で、大温度差少水量運転での少負荷
時の温度差を保証でき、省水量、省エネを図れる。請求
項7の発明では、伝熱管26のエアー抜きと水抜きが簡
単にできる。請求項8の発明では、圧力損失が減少して
小型のファン10を用いることができ騒音低減とコンパ
クト化を図れる。請求項9、10の発明では、ケーシン
グ1を設置したままでファン10のメンテナンスが容易
に行える。請求項11、12の発明では、空気の滞留を
なくしスムーズに送風又は吹出しでき騒音を減少でき
る。請求項13、14の発明では、一台で冷・暖気の吹
出しと外気吹出しを行えるので他に外気専用吹出口が不
要となりコスト削減を図れる。請求項15の発明では、
運転中に適宜の吹出口3の吹出しを止めた場合でも、そ
の吹出口3からの空気の逆流を防止でき、安定した空調
運転を行える。
17とポンプユニット19を一体的に空調機本体9に設
けることにより、熱交換コイル17の配管と流量制御を
簡略化・効率化でき、コスト低減を図れる。ファン10
が空調機本体9と別に設けてあるので低騒音となり、空
調機本体9の空ファンスペースをポンプユニット19の
設置スペースに有効利用して空調機本体9の大型化を防
止でき、設置面積を大きくとらずに済む。請求項2の発
明では、ファン10が分散されて騒音が少なくなり、空
調ゾーンの直近にファン10があるので気流分布の均一
化を図れる。請求項3の発明では、外気処理用の空調機
や換気ユニットが不要となって設備コストを削減でき、
熱交換コイル17の負荷を減らすことができる。請求項
4の発明では、一定温度で熱媒を熱源に還すことができ
熱源側の負荷の安定を図れ、風量と熱媒流量も制御でき
る。請求項5の発明では、ファン10の風量と熱交換コ
イル17の熱媒流量の制御が一層容易となり、風量の絞
りすぎをなくすことができて、空調ゾーンでの気流が均
一となって温度むらがでない。請求項6の発明では、微
少な流量制御が可能で、大温度差少水量運転での少負荷
時の温度差を保証でき、省水量、省エネを図れる。請求
項7の発明では、伝熱管26のエアー抜きと水抜きが簡
単にできる。請求項8の発明では、圧力損失が減少して
小型のファン10を用いることができ騒音低減とコンパ
クト化を図れる。請求項9、10の発明では、ケーシン
グ1を設置したままでファン10のメンテナンスが容易
に行える。請求項11、12の発明では、空気の滞留を
なくしスムーズに送風又は吹出しでき騒音を減少でき
る。請求項13、14の発明では、一台で冷・暖気の吹
出しと外気吹出しを行えるので他に外気専用吹出口が不
要となりコスト削減を図れる。請求項15の発明では、
運転中に適宜の吹出口3の吹出しを止めた場合でも、そ
の吹出口3からの空気の逆流を防止でき、安定した空調
運転を行える。
【図1】本発明の空気調和システムの一例を示す簡略図
である。
である。
【図2】空調機本体内の簡略図である。
【図3】他の空調機本体内の簡略図である。
【図4】図3の変形例の簡略図である。
【図5】熱交換コイルの簡略側面図である。
【図6】他の熱交換コイルの簡略側面図である。
【図7】熱交換コイルの要部断面図である。
【図8】ファンユニットの一例を示す平面図である。
【図9】他の空気調和システムの一例を示す簡略図であ
る。
る。
【図10】吹出ユニットの側面図である。
【図11】吹出ユニットの平面図である。
【図12】吹出ユニットの一部を省略して示す要部簡略
斜視図である。
斜視図である。
【図13】ファンの取外し方法を一部断面で示す側面図
である。
である。
【図14】他の吹出ユニットを一部断面で示す側面図で
ある。
ある。
【図15】別の吹出ユニットを示す平面図である。
【図16】さらに別の吹出ユニットを示す平面図であ
る。
る。
【図17】別の空気調和システムの一例を示す簡略図で
ある。
ある。
1 ケーシング 3 吹出口 5 外気取入口 6 ダンパ機構 9 空調機本体 10 ファン 17 熱交換コイル 18 吹出ユニット 19 ポンプユニット 22 コントローラ 26 伝熱管 27 分岐ヘッダ 33 ファンユニット 34 ケーシング 40 全熱交換器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F24F 11/02 102 F24F 11/02 102L 13/06 13/06 B F28F 1/02 F28F 1/02 A (72)発明者 浦野勝博 大阪府大阪市中央区博労町4丁目2番15号 ヨドコウ第2ビル5F 木村工機株式会社 内 Fターム(参考) 3L050 BA01 BB07 3L053 BB03 BB05 3L060 AA06 CC05 CC09 DD02 EE32 EE34
Claims (15)
- 【請求項1】 空調機本体9に熱交換コイル17を設
け、この熱交換コイル17で熱交換した空気を送風する
ファン10を備えたファンユニット33に、複数の吹出
口3を連結し、この空調機本体9からこれらの吹出口3
に空気を分流させて空調ゾーンへ給気するように構成
し、この空調機本体9に、熱源からの熱媒を前記熱交換
コイル17に送る流量調整自在なポンプユニット19
を、設けたことを特徴とする空気調和システム。 - 【請求項2】 空調機本体9に熱交換コイル17を設
け、この熱交換コイル17で熱交換した空気を送風する
ファン10を、複数の吹出ユニット18に、吹出口3と
共に一体に設け、この空調機本体9からこれらの吹出ユ
ニット18に空気を分流させて空調ゾーンへ給気するよ
うに構成し、この空調機本体9に、熱源からの熱媒を前
記熱交換コイル17に送る流量調整自在なポンプユニッ
ト19を、設けたことを特徴とする空気調和システム。 - 【請求項3】 空調機本体9に外気処理用の全熱交換器
40を設けた請求項1又は2記載の空気調和システム。 - 【請求項4】 ポンプユニット19から熱源への熱媒戻
り温度とファン10の風量と熱交換コイル17の熱媒流
量のうち適宜又は全てを制御するコントローラ22を、
備えた請求項1、2又は3記載の空気調和システム。 - 【請求項5】 各吹出口3の吹出風量信号を数値に置き
換えてその合計数値に基づいてファン10の風量と熱交
換コイル17の熱媒流量を制御するコントローラ22と
した請求項4記載の空気調和システム。 - 【請求項6】 熱交換コイル17が複数の分岐ヘッダ2
7を備え、所定の分岐ヘッダ27の熱媒を流通・停止さ
せることによりコイル全体の熱媒流量を調整するように
構成した請求項1、2、3、4又は5記載の空気調和シ
ステム。 - 【請求項7】 熱交換コイル17の各伝熱管26を、熱
媒が水平乃至上向きに流れるように設けた請求項1、
2、3、4、5又は6記載の空気調和システム。 - 【請求項8】 熱交換コイル17の伝熱管26を楕円管
にした請求項1、2、3、4、5、6又は7記載の空気
調和システム。 - 【請求項9】 ファンユニット33がケーシング34を
備え、このケーシング34からファン10を引出し自在
に構成した請求項1、3、4、5、6、7又は8記載の
空気調和システム。 - 【請求項10】 吹出ユニット18がケーシング1を備
え、このケーシング1の一部を分離・接続又は開閉自在
に構成しかつこの一部に吹出口3を分離・接続自在に連
通連結し、この吹出口3を分離すると共にこのケーシン
グ1の一部を分離又は開放してファン10を出し入れ自
在に構成した請求項2、3、4、5、6、7又は8記載
の空気調和システム。 - 【請求項11】 ファンユニット33のケーシング34
の一部乃至全体を風上側から風下側に向かって縮径させ
た請求項1、3、4、5、6、7、8又は9記載の空気
調和システム。 - 【請求項12】 吹出ユニット18のケーシング1の一
部乃至全体を風上側から風下側に向かって縮径させた請
求項2、3、4、5、6、7、8又は10記載の空気調
和システム。 - 【請求項13】 ファンユニット33のケーシング34
に外気取入口5を設けた請求項1、3、4、5、6、
7、8、9又は11記載の空気調和システム。 - 【請求項14】 吹出ユニット18のケーシング1に外
気取入口5を設けた請求項2、3、4、5、6、7、
8、10又は12記載の空気調和システム。 - 【請求項15】 空調ゾーンから空調機本体9への逆流
を防止するダンパ機構6を設けた請求項1、2、3、
4、5、6、7、8、9、10、11、12、13又は
14記載の空気調和システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000122140A JP3449548B2 (ja) | 2000-04-24 | 2000-04-24 | 空気調和システム |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000122140A JP3449548B2 (ja) | 2000-04-24 | 2000-04-24 | 空気調和システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001304614A true JP2001304614A (ja) | 2001-10-31 |
JP3449548B2 JP3449548B2 (ja) | 2003-09-22 |
Family
ID=18632655
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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---|---|
JP (1) | JP3449548B2 (ja) |
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2000
- 2000-04-24 JP JP2000122140A patent/JP3449548B2/ja not_active Expired - Fee Related
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