JP2001304380A - 歯車のバックラッシュ確認方法 - Google Patents

歯車のバックラッシュ確認方法

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JP2001304380A
JP2001304380A JP2000127801A JP2000127801A JP2001304380A JP 2001304380 A JP2001304380 A JP 2001304380A JP 2000127801 A JP2000127801 A JP 2000127801A JP 2000127801 A JP2000127801 A JP 2000127801A JP 2001304380 A JP2001304380 A JP 2001304380A
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JP
Japan
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gear
backlash
point
determined
meshing
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JP2000127801A
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English (en)
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Shunji Miyaoka
俊志 宮岡
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 歯車相互のバックラッシュの調整位置に関わ
る判定基準を明確にしてバックラッシュを適正に調整可
能にしたバックラッシュ確認方法を提供する。 【解決手段】 大歯車6と小歯車4とが噛み合わされて
いる該大歯車6の外周の近傍における側面に、各歯車
6,4の各軸心を結ぶ基準線L1と一致させて第1の作
用点Aを定め、該基準線L1から所定の鋭角による回転
角だけ偏った偏位線L2と一致させて第2の作用点Bを
定めておき、該各作用点A,Bにて大歯車6を押え込ん
で各歯の噛み合わせを軸方向に変移させ、各作用点A,
Bによる押え込みに対して噛み合わせ部での摺接の有無
によって大歯車6と小歯車4との間隔の適否が判定され
るようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、歯車のバックラッ
シュ確認方法に関し、特に、大歯車と連結されている小
歯車との噛み合わせ間隔を調整するためのバックラッシ
ュ確認方法に関する。
【0002】
【従来の技術】シートを搬送しながら印字するプリンタ
においては、印字品質を良好に保つためにその搬送速度
が一定であることが要求され、この搬送のための搬送ロ
ーラに備えた歯車と、これを駆動させるモータの歯車と
は相互のバックラッシュを極力少なく調整される。搬送
ローラはモータの回転に対して大きな減速比を以って減
速されるので、搬送ローラの歯車はモータの歯車よりも
著しく大きな大歯車が使用される。
【0003】このバックラッシュを調整するために従来
は、軸心が固定位置にある大歯車に対して、モータの軸
心を移動調節可能に機器本体に仮止めしてその小歯車を
大歯車に噛み合わせた状態で取り付けておき、大歯車を
手でゆっくり回してその競り具合を感知して仮止め位置
を移動させ、適正な競り具合が感知された位置で、モー
タを固定して取り付けていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の調
整方法においては、競り具合を感知するための感覚の基
準が明確でないために、感覚的な経験に頼るしかなく、
得られた結果とバックラッシュとが必ずしも適正に対応
せず又、作業者毎の感覚の相違から調整位置にばらつき
が生ずるという問題点があった。
【0005】本発明は、上記の問題点を解決するため
に、歯車相互のバックラッシュの調整位置に関わる判定
基準を明確にしてバックラッシュを適正に調整可能にし
たバックラッシュ確認方法を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のために請
求項1記載の発明は、大歯車と小歯車とが噛み合わされ
ている該大歯車の外周の近傍における側面に、前記各歯
車の各軸心を結ぶ基準線と一致させて第1の作用点を定
め、該基準線から所定の鋭角による回転角だけ偏った偏
位線と一致させて第2の作用点を定めておき、該各作用
点にて大歯車を押え込んで各歯の噛み合わせを軸方向に
変移させ、前記各作用点による押え込みに対して噛み合
わせ部での摺接の有無によって大歯車と小歯車との間隔
の適否が判定されるようにした。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1による第
1の作用点による押え込みに対しては前記摺接がなく且
つ第2の作用点による押え込みに対しては摺接すること
を以って大歯車と小歯車との間隔が適正であると判定さ
れるようにした。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態について添付図面を参照しつつ説明する。図1は本発
明のバックラッシュ確認方法を説明するためのプリンタ
における歯車の斜視図である。同図において、1はシー
トを搬送しながら印字するプリンタの機器本体、2はシ
ート搬送用ローラ(駆動ローラ)で、該シート搬送用ロ
ーラ2は、機器本体1に回転可能に取り付けられた軸3
に固定されていて、図示しない従動ローラとの間にシー
トを挟持して、その回転に伴ってシートを図示しない印
字ヘッドとの対向部位に一定速度で搬送する。
【0009】4は搬送用ローラ2を駆動する合成樹脂製
の大歯車で、ローラ軸3に固定されている。5は搬送用
ローラ2を回転駆動するモータで、これに取り付けられ
た小歯車6が大歯車4と噛み合わされていて、モータ5
の回転は大きな減速比を以って減速されて搬送用ローラ
2に伝達される。該モータ5はその小歯車6と大歯車4
との間隔を調節可能にして機器本体1に取り付けられて
いる。大歯車4は、その直径に対して比較的に薄く形成
されていて可撓性を有し、外周の近傍における側面を手
でローラ軸3方向に押え込むと容易に変形してその歯が
移動し、小歯車6の歯との噛み合わせ位置が変移するよ
うに構成されている。
【0010】大歯車4と小歯車6との間のバックラッシ
ュを調整するに当たって、本発明では、そのバックラッ
シュを確認するために、大歯車4を上記の押え込みによ
って変形させようにしている。該押え込みの第1の作用
点Aとして、該大歯車4と小歯車6の各軸心O1とO2
結ぶ基準線L1と一致させて大歯車4の外周の近傍にお
ける側面に設定している。そして第2の作用点Bとし
て、基準線L1から回転角で30°だけ偏った偏位線L2
と一致させて同様な側面に設定している。
【0011】本発明においては、各作用点A,Bによる
押え込みに対して噛み合わせ部での摺接の有無によって
大歯車4と小歯車6との間隔の適否が判定されるように
している。第1の作用点Aが押え込まれると、大歯車4
の歯はこれと噛み合っている小歯車6の歯とほぼ平行に
保たれながら小歯車6の軸方向に移動する。そして第2
の作用点Bが押え込まれると、大歯車4は変形してその
歯の部分には、小歯車6と噛み合っている部位におい
て、小歯車6の歯とほぼ平行な力と、基準線L1の近傍
にねじりモーメントが働く。このねじりによる歯車の方
向変化量を後記のバックラッシュ調整値と適正に対応さ
せるために、上記の偏位線L2の傾き角度は実験的に確
認して設定される。
【0012】大歯車4と小歯車6とが互いに僅かでも隙
間を有して対向していると圧接がなく、よって上記の第
1の作用点Aが押え込まれたときに該圧接を伴った摺動
はなく、円滑に変移する。そして該隙間が比較的に小さ
いと、第2の作用点Bが押え込まれたときに上記のねじ
りによって大歯車4の歯は、小歯車6の歯と平行でなく
なり、各歯は互いに圧接された状態で小歯車6の軸方向
に摺動する。適正なバックラッシュを得るために本発明
では、第1の作用点Aによる押え込みでは前記摺接(圧
接を伴った摺動)がなく且つ第2の作用点Bによる押え
込みでは摺接することを以って各歯車の相互間隔が適正
であってバックラッシュが適正に調整されていると判定
される。
【0013】バックラッシュを調整するに当たっては先
ず、小歯車6を大歯車4にほぼ当たる状態にしてモータ
5を機器本体1に仮止めする。そして第1の作用点Aを
手で押え込んで、各歯車が互いに摺接していることが感
知されたならば各歯車の相互間隔を僅かに広げてもう一
度これを試み、その結果、摺接がなくなったならば引き
続き第2の作用点Bを手で押え込み、各歯車が互いに摺
接していることが感知されたならば、この調整位置で第
1の作用点Aに対しても再確認して、相互間隔が適正で
あると判定し、モータ5を固定する。
【0014】上記の第2の作用点Bにおける押え込みで
摺接していないことが感知されたならば、該間隔を僅か
に広げて摺接がなくなる状態にしてもう一度これを試
み、摺接していることが感知されたならば、同様に再確
認して、モータ5を固定する。
【0015】以上の調整結果について、実用性を調べる
ために、プリンタにおける数例の当該各歯車に対してバ
ックラッシュを実測して対比した結果、上記の各押え込
みによる手の感触でバックラッシュを約0.01mm乃
至0.05mmに調整可能であることが確認された。
【0016】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、大歯車と
小歯車とが噛み合わされている該大歯車の外周の近傍に
おける側面に、各歯車の各軸心を結ぶ基準線と一致させ
て第1の作用点を定め、該基準線から所定の鋭角による
回転角だけ偏った偏位線と一致させて第2の作用点を定
めておき、該各作用点にて大歯車を押え込んで噛み合わ
せ部での摺接の有無によって大歯車と小歯車との間隔の
適否が判定されるようにしたので、判定が容易であって
感触による判定が可能であり、判定基準が明確であって
バックラッシュが適正に調整可能になる。
【0017】そして請求項2記載の発明によれば、請求
項1による第1の作用点による押え込みに対しては前記
摺接がなく且つ第2の作用点による押え込みに対しては
摺接することを以って大歯車と小歯車との間隔が適正で
あると判定されるようにしたので、基準線と偏位線との
角度を適宜に設定するなどで、バックラッシュ調整のの
ための判別基準を適正にすることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のバックラッシュ確認方法を説明するた
めのプリンタにおける歯車の斜視図である。
【符号の説明】
1 機器本体 2 搬送用ローラ 3 ローラ軸 4 大歯車 5 モータ 6 小歯車 L1 基準線 L2 偏位線 A 第1の作用点 B 第2の作用点

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可撓性の大歯車と、該大歯車と連結され
    ている小歯車との噛み合わせ間隔を調整するためのバッ
    クラッシュ確認方法において、大歯車の外周の近傍にお
    ける側面に、前記各歯車の各軸心を結ぶ基準線と一致さ
    せて第1の作用点を定め、該基準線から所定の鋭角によ
    る回転角だけ偏った偏位線と一致させて第2の作用点を
    定めておき、該各作用点にて大歯車を押え込んで各歯の
    噛み合わせを軸方向に変移させ、前記各作用点による押
    え込みに対して噛み合わせ部での摺接の有無によって大
    歯車と小歯車との間隔の適否が判定される、ことを特徴
    とする歯車のバックラッシュ確認方法。
  2. 【請求項2】 第1の作用点による押え込みに対しては
    前記摺接がなく且つ第2の作用点による押え込みに対し
    ては摺接することを以って大歯車と小歯車との間隔が適
    正であると判定される、ことを特徴とする請求項1記載
    の歯車のバックラッシュ確認方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011068251A (ja) * 2009-09-25 2011-04-07 Keihin Corp 車両用空調装置
CN112639427A (zh) * 2018-08-29 2021-04-09 蓬塞有限公司 确定作业机械的结构部件的状况

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