JP2001303947A - 内燃機関の排気装置 - Google Patents

内燃機関の排気装置

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JP2001303947A
JP2001303947A JP2000117530A JP2000117530A JP2001303947A JP 2001303947 A JP2001303947 A JP 2001303947A JP 2000117530 A JP2000117530 A JP 2000117530A JP 2000117530 A JP2000117530 A JP 2000117530A JP 2001303947 A JP2001303947 A JP 2001303947A
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curved portion
exhaust pipe
internal combustion
combustion engine
condensed water
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JP2000117530A
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Koji Shimoji
浩二 下地
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Toyota Motor Corp
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Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 後方側の排気管の湾曲部に凝縮水が溜まった
場合でも、その排気管の管路が閉塞するのを防止するこ
とができるとともに、凝縮水が湾曲部内で凍結した場合
でも、排気管が損傷するのを回避することができる内燃
機関の排気装置を提供する。 【解決手段】 内燃機関のマフラ15の後方側の排気管
16の一部に、下側へ湾曲する湾曲部18が設けられ
る。湾曲部18の入口部分19Aと出口部分20Aとの
うちで、下方に配置されている入口部分19Aの内周下
端面19aを、湾曲部18の内周上端面18aのうちで
最も下方に位置されている部分よりも更に下方に位置す
るように構成する。これにより、排気管16の湾曲部1
8に凝縮水W1が溜まった場合でも、湾曲部18の内周
上端面18aと凝縮水W1の液面との間に所定の隙間S
1が確保されるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば車両等に
搭載される内燃機関の排気装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の内燃機関の排気装置とし
ては、例えば図3に示すような構成のものが知られてい
る。
【0003】この従来構成においては、内燃機関に設け
られるマフラ31の一側に中央側の排気管32が挿入固
定されるとともに、マフラ31の他側には後方側の排気
管33が挿入固定されている。後方側の排気管33のほ
ぼ中央部には車両の構造物等を迂回するための湾曲部3
4が下側に向かって湾曲形成され、先端部には排気口3
5が形成されている。そして、内燃機関から排出される
排気ガスが、中央側の排気管32等を介してマフラ31
内に導入され、そのマフラ31内で消音処理された後、
後方側の排気管33を介して排気口35から大気中に排
出されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、後方側の排
気管33に湾曲部34を設けるようにすると、図3に示
すように、マフラ31内で発生した凝縮水W1が湾曲部
34内に溜まって、後方側の排気管33の閉塞を引き起
こし、内燃機関の運転に支障を来すおそれがあった。ま
た、冬季の寒冷地では凝縮水W1が湾曲部34内で凍結
して、後方側の排気管33の損傷を招くという問題があ
った。しかも、内燃機関の始動初期にはマフラ31内に
て凝縮水W1が発生しやすく、内燃機関の始動と停止と
が頻繁に繰り返されるような場合には、凝縮水W1の滞
留量が多くなってその凍結による排気管の損傷も避けき
れないものとなっていた。
【0005】この発明は、このような従来の技術に存在
する問題点に着目してなされたものである。その目的
は、後方側の排気管の湾曲部に凝縮水が溜まった場合で
も、その排気管の管路が閉塞するのを防止することがで
きるとともに、凝縮水が湾曲部内で凍結した場合でも、
排気管が損傷するのを回避することができる内燃機関の
排気装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】以下、上記目的を達成す
るための手段及びその作用効果について記載する。請求
項1に記載の発明は、内燃機関のマフラよりも後方側に
配設され、その排気管の一部に下側へ湾曲する湾曲部を
設けた内燃機関の排気装置において、前記湾曲部の入口
部分と出口部分とのうちで、下方に配置されている部分
の内周下端面を、湾曲部の内周上端面の最も下方に位置
する部分よりも更に下方に位置するように設定したこと
を特徴とするものである。
【0007】従って、請求項1に記載の発明によれば、
マフラ内で発生した凝縮水が後方側の排気管の湾曲部内
に溜まった場合でも、前記湾曲部の入口部分と出口部分
とのうちで下方に配置されている部分の内周下端面と凝
縮水の液面との間に隙間が確保されるようになる。すな
わち、内燃機関の排気ガスの通過が可能な隙間が確保さ
れるため、湾曲部内での凝縮水の滞留に起因して、排気
管の管路が閉塞されるのを防ぐことができ、内燃機関の
運転に支障を来すおそれを防止することができる。ま
た、冬期の寒冷地等において、凝縮水が湾曲部内で凍結
した場合でも、凝縮水の凍結に起因する排気管の損傷を
回避することができる。
【0008】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記湾曲部は、その入口部分が出口部
分よりも下方に配置されるものであって、前記湾曲部の
入口部分の内周下端面を、湾曲部の内周上端面の最も下
方に位置する部分よりも更に下方に位置するように設定
したことを特徴とするものである。
【0009】排気管の湾曲部に凝集水が溜まる場合であ
っても、この凝集水が排気ガスの流れによって押し流さ
れて排気口から排出されることがある。ところが、湾曲
部の入口部分が出口部分よりも下方に配置される場合に
は、湾曲部内に溜まった凝縮水が湾曲部の出口部分を乗
り越え難くなって、湾曲部内に凝縮水が溜まり易くな
る。
【0010】この点、請求項2記載の発明によれば、こ
うした湾曲部内に凝集水が溜まり易い状況であっても、
好適に内燃機関の排気ガスの通過が可能な隙間を確保す
ることができるようになる。
【0011】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)以下、この発明
の第1実施形態を図1に基づいて説明する。
【0012】図1に示すように、この実施形態の内燃機
関の排気装置11は、前方側の排気管12、触媒コンバ
ータ13、中央側の排気管14、マフラ15及び後方側
の排気管16を備えている。前方側の排気管12は一端
部において図示しないエンジンのエキゾースト・マニホ
ールドに接続され、他端部において中央側の排気管14
に接続されている。触媒コンバータ13は前方側の排気
管12の途中に設けられている。
【0013】前記マフラ15の一側面には中央側の排気
管14の端部が挿入固定されるとともに、マフラ15の
他側面には後方側の排気管16の端部が挿入固定されて
いる。そして、中央側の排気管14の端部と後方側の排
気管16の端部とが、マフラ15内でバッフルプレート
17を介して接続されている。後方側の排気管16のほ
ぼ中央部には、車体フレーム等、車両の構造物等を迂回
するための側面形ほぼV字状をなす湾曲部18が下側に
向かって湾曲形成されている。また、排気管16の先端
部には排気口21が形成されている。
【0014】そして、図示しないエンジンのエキゾース
ト・マニホールドから排出される排気ガスが、前方側の
排気管12を介して触媒コンバータ13内に導入され、
その触媒コンバータ13において排気ガス中のHC,C
O,N0x等の成分が浄化される。さらに、その排気ガ
スが中央側の排気管14を介してマフラ15内に導入さ
れ、そのマフラ15において消音処理された後、後方側
の排気管16を介して排気口21から大気中に排出され
るようになっている。
【0015】さて、この実施形態では、前記排気管16
は前記湾曲部18、同湾曲部18の前方部分19、及び
同湾曲部18の後方部分20により構成されている。そ
して、この前方部分19が後方部分20よりも下方に配
置されている。このように構成することで、前記湾曲部
18の入口部分19Aを出口部分20Aよりも下方に配
置するようにしている。しかも、前記両部分19A,2
0Aのうちで鉛直方向において下側に配置される入口部
分19Aの内周下端面19aが、湾曲部18の内周上端
面18aのうちで最も下方に位置する部分よりも更に下
方に位置するように設定されている。
【0016】このため、マフラ15内で発生した凝縮水
W1が排気管16の湾曲部18内に溜まった場合でも、
常に凝縮水W1の水面と湾曲部18の内周上端面18a
との間に所定の隙間S1が確保される。よって、湾曲部
18内に滞留した凝縮水W1にて、排気管16の管路に
閉塞を引き起こすことはない。また、こうした隙間S1
が確保されることで、冬期の寒冷地等において、湾曲部
18内で凝縮水W1の凍結を生じることがあっても、排
気管16が損傷するおそれはない。
【0017】従って、この実施形態によれば、以下のよ
うな効果を得ることができる。 (1) この内燃機関の排気装置11においては、マフ
ラ15の後方側の排気管16の一部に、下側へ湾曲する
湾曲部18が形成されている。そして、この湾曲部18
の入口部分19Aと出口部分20Aとのうちで、下方に
配置されている入口部分19Aの内周下端面19aが、
湾曲部18の内周上端面18aのうちで最も下方に位置
される部分よりも更に下方に位置するように設定されて
いる。
【0018】このため、湾曲部18に凝縮水W1が滞留
する場合であっても、湾曲部18の内周上端面18aと
凝縮水W1の水面との間に所定の隙間S1が確保される
ようになる。よって、湾曲部18内での凝縮水W1の滞
留に起因して、排気管16の管路が閉塞されるのを防ぐ
ことができ、エンジンの運転に支障を来たすおそれを防
止することができる。また、冬期の寒冷地等において、
凝縮水W1が湾曲部18内で凍結した場合でも、排気管
16内に排気ガスが通過する隙間S1が確保されている
ため、排気管16が損傷するおそれを回避することがで
きる。
【0019】(2) この内燃機関の排気装置11にお
いては、排気管16に設けられる湾曲部18における入
口部分19Aが出口部分20Aよりも下方に配置されて
いる。そして、この入口部分19Aの内周下端面19a
が、湾曲部18の内周上端面18aのうちで最も下方に
位置される部分よりも更に下方に位置するように設定さ
れている。従って、排気管16における湾曲部18の入
口部分19Aが出口部分20Aよりも下方に配置され
て、湾曲部18内に凝縮水W1が溜まりやすい状態であ
っても、エンジンの排気ガスの通過が可能な隙間S1を
好適に確保することができる。
【0020】(第2実施形態)次に、この発明の第2実
施形態を図2に基づいて説明する。なお、この第2実施
形態において、前記第1実施形態と同一または近似する
構成については、重複説明を避けるために、第1実施形
態と同じ参照符号を付して、それらの詳細な説明は省略
する。
【0021】さて、この実施形態では、前記湾曲部18
の出口部分20Aが、入口部分19Aよりも下方に配置
されるように構成されている。そして、前記出口部分2
0Aの内周下端面20aが、湾曲部18の内周上端面1
8aのうちで鉛直方向において最も下方に位置する部分
よりも更に下方に位置するように設定されている。これ
により、排気管16の湾曲部18内に凝縮水W1が溜ま
った場合でも、常に凝縮水W1の水面と湾曲部18の内
周上端面18aとの間に所定の隙間S1が確保されるよ
うになっている。
【0022】従って、この第2実施形態においても、前
記第1実施形態における(1)に記載の効果と同様の効
果を得ることができる。なお、前記各実施形態は上記の
構成に限定されるものではなく、次のように変更しても
よい。
【0023】・ 前記各実施形態においては、後方側の
排気管16に側面形ほぼV字状の湾曲部18が形成され
ているが、この湾曲部18の湾曲形状を例えば側面形ほ
ぼU字状等の任意の形状に変更してもよい。このように
構成した場合でも、前記各実施形態と同様の作用及び効
果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態の内燃機関の排気装置を示す断
面図。
【図2】 第2実施形態の内燃機関の排気装置を示す断
面図。
【図3】 従来の内燃機関の排気装置を示す断面図。
【符号の説明】
11…内燃機関の排気装置、15…マフラ、16…後方
側の排気管、18…湾曲部、18a…内周上端面、19
A…入口部分、20A…出口部分、19a,20a…内
周下端面、21…排気口。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関のマフラよりも後方側に配設さ
    れ、その排気管の一部に下側へ湾曲する湾曲部を設けた
    内燃機関の排気装置において、 前記湾曲部の入口部分と出口部分とのうちで、下方に配
    置されている部分の内周下端面を、湾曲部の内周上端面
    の最も下方に位置する部分よりも更に下方に位置するよ
    うに設定したことを特徴とする内燃機関の排気装置。
  2. 【請求項2】 前記湾曲部は、その入口部分が出口部分
    よりも下方に配置されるものであって、前記湾曲部の入
    口部分の内周下端面を、湾曲部の内周上端面の最も下方
    に位置する部分よりも更に下方に位置するように設定し
    たことを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の排気装
    置。
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