JP2001303868A - 電磁遮蔽ガラスおよびその施工方法 - Google Patents
電磁遮蔽ガラスおよびその施工方法Info
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Abstract
ガラスの空気層側に配設される。このため、複層ガラス
に使われるスペーサーとガラス板の間に、金属メッシュ
あるいは透明導電膜などの導電部材があり、スペーサー
とガラス板とを直接接着させている通常の複層ガラスに
比べ、スペーサー部分および外周シール部分の接着強度
が弱いという欠点があった。 【解決手段】本発明の電磁遮蔽ガラスは、複層ガラス構
成の電磁遮蔽ガラスにおいて、枠金具が該電磁遮蔽がラ
スのの周辺端部を覆うように配設され、該枠金具は、建
物のガラス支持部材と該電磁遮蔽ガラスとの導電導通手
段とする。
Description
の電磁遮蔽に関し、特にガラスカーテンウォール構法の
電磁遮蔽技術に関する。
板に、透明導電膜あるいは金属メッシュを配設して、電
磁遮蔽の性能を有する複層ガラスが、特開平3−839
96号公報、特開平1−290297号公報などが開示
されている。
ッシュあるいは透明導電膜などの導電部材を配設し、該
導電部材と電磁遮蔽ガラスを嵌め込む枠とを導通さたも
のである。
図5に示すように、該導電部材は、複層ガラスの空間層
側に配設される。このため、複層ガラスのスペーサーと
ガラス板との間の接着性シーリング材4による接着は、
金属メッシュあるいは透明導電膜2などの導電部材を介
して行われる。また、ガラス周辺部に施すシーリング材
6も、ガラス板に直に接するものではなく、金属メッシ
ュあるいは透明導電膜2に接している。
遮蔽ガラスは、前述したように、スペーサーとガラス板
とを直に接着性シーリング材を用いて接着し、またガラ
ス板の面に直にシーリング材が接している通常の複層ガ
ラスに比べ、スペーサー部分および外周シール部分の接
着強度が弱いという欠点があった。
ウォールのストラクチュア・グレージング構法など、ガ
ラス板を嵌め込むための枠を使わず、ガラス板とガラス
板を直接突き合わせる様な外壁面の開口部構造におい
て、従来の複層ガラスの構成の電磁遮蔽ガラスでは耐え
られない荷重を受け、複層ガラスの構成の電磁遮蔽ガラ
スを用いることが困難であった。
従来と同等にするために、導電部材を合わせガラスの2
枚のガラス板の間に配設し、該合わせガラスを用いて複
層ガラスの構成にすれば、スペーサー部分を含む外周シ
ール材の接着強度は、通常の複層ガラスと同等に出来る
が、電磁遮蔽ガラスが高価になると共に重量が大幅に増
加するため、支持部材を含め、建物の建築コストが大幅
に増大してしまう。
は、複層ガラス構成の電磁遮蔽ガラスにおいて、枠金具
が該電磁遮蔽ガラスの周辺端部を覆うように配設され、
該枠金具は、建物のガラス支持部材と該電磁遮蔽ガラス
との導電導通手段となっていることを特徴とする複層タ
イプの電磁遮蔽ガラスである。
突き合わせ部分に、導電性シーリング材あるいは導電性
のバックアップ材を用い、電磁遮蔽ガラスの導電部材と
電磁遮蔽ガラスの支持部の導電部とを導通させることを
特徴とする施工方法である。
法、スパッタリング法などで透明導電膜を形成するか、
もしくは金属網を張り、電磁遮蔽をするための導電部材
とする。
TOやNESAなどの金属酸化物などが使用でき、金網
は、銅、ステンレス鋼、鉄、アルミニウム、銀などの金
属線が使用できる。
上用い、シリカゲルやゼオライトなどの乾燥剤を充填さ
せた金属スペーサーを用いて隔置し、ブチル系の接着材
により一体化して複層ガラスを作製する。
する樹脂スペーサーを用いることもできる。
させ、さらに、ガラス板周辺において、建物のガラス支
持具などに導通させるための導電性被覆材を設ける。
ス鋼、銅、錫メッキをした銅などの箔に接着剤を塗布し
たテープ状のもの、もしくは金属粉などの導電性粉体を
混入させた導電性樹脂が用いられる。
は、周辺部のスペーサとガラス面との接着、ガラス面と
ガラス面との間のシーリングが、透明導電膜や金網など
の電磁遮蔽をするための導電部材を介して行われるた
め、その部分の接着強度は通常の複層ガラスに比べ劣っ
てしまう。
を配設し、前述したスペーサーやシーリング材の接着強
度を補強する。
は部分的に設けても良い。また、導電性のシーリング材
を用いて、ガラス端部に設けた導電性被覆材と接着させ
てもよい。
明する。
14を突き合わせた垂直断面図であり、電磁遮蔽ガラス
14,14の間を導電性シーリング材19で埋め、導電
性シール材19と金網で作製するバックアップ材18
で、電磁遮蔽ガラス14を支持するガラス支持部材20
と導通を図っている。ガラス板は厚み5mmの透明フロ
ート板ガラスを用いている。
磁遮蔽ガラス14の要部断面の詳細を示す図である。
銀を主体とする透明導電膜2がスパッタリング法で形成
されている。
ているアルミニウム製のスペーサー10により、一定の
間隔で隔置され、さらに、接着性シーリング材4でスペ
ーサー10に接着されている。接着性シーリング材に
は、ブチルゴムテープを用いる。隔置されているガラス
板1の周辺部は、シリコーン系のシーリング材6で封止
され、透明導電膜2には、導電性シーリング材19およ
び金網製バックアップ材18を介して、ガラス支持部材
20と導通させるための導電性被覆材5を設けている。
導電性被覆材5には、アルミテープを用いている。
ガラス14には、構造シーリング材7,8およびバック
アップ材12によりSUS製の金属フレーム9が設けら
れていて、金属フレーム9によりガラス支持部材20に
電磁遮蔽ガラス14は支持される。バックアップ材12
は金属フレーム9とガラス板との面クリアランスを確保
するものであり、構造シーリング材7,8は、電磁遮蔽
ガラス14を支持するものである。
電膜2は、導電性被覆材5、5’,導電性シーリング材
19、金網製バックアップ材18および金属フレーム9
により、ガラス支持部材20と導通されている。
導電膜2も、導電性シーリング材19と金網製バックア
ップ材18により、導通がなされている。
支持は、通常の複層ガラスを用いた外壁構成と同様の、
耐風圧強度、相関変位の性能を示した。
る場合の、電磁遮蔽ガラスが突き合わされている部分を
示している断面図である。電磁遮蔽ガラス17は、構造
用シーリング材7と金網製バックアップ材18を介して
突き合わされている。
要部の詳細を示す断面図である。使用するガラス板1、
透明導電膜2、接着性シーリング材4、乾燥剤11、ス
ペーサー10、シーリング材6は実施例1と同様であ
る。
性バックアップ材15および導電性シーリング材16が
設けられる。導電性バックアップ材15と導電性シーリ
ング材16は、透明導電膜2と接している枠金具3と金
属フレーム9の導電性シーリング材16に突起してさせ
部分とを導通させる。前記突起させている部分は、金属
フレーム9と導電性シーリング材16との接触面積を拡
大するためのものである。
とバックアップ材12、12’、12’’を用いて、電
磁遮蔽ガラス17と一体化されている。金属フレーム9
は、図示しない建物の支持部材に取り付け、構造シーリ
ング材7’を介して電磁遮蔽ガラス17を支持する。ま
た、バックアップ材12は、金属フレーム9とガラス板
1の面クリアランスを保ち、バックアップ材12’、1
2’’はガラス板1,1と金属フレーム9とのエッジク
リアランスを保たせる。
は、実施例1と同様に、通常の複層ガラスを用いた外壁
構成と同様の、耐風圧強度、相関変位の性能を示した。
方法は、電磁遮蔽性能を有するガラスカーテンウォール
を可能にした。
面図。
面図。
Claims (2)
- 【請求項1】複層タイプの電磁遮蔽ガラスにおいて、該
電磁遮蔽ガラスのシーリング材および/またはスペーサ
ーと導電体が配設されているガラス板との接着強度を補
強するための枠金具が該電磁遮蔽ガラスの周辺部に設け
られ、該枠金具が建物のガラス支持部材と該電磁遮蔽ガ
ラスの導通手段となっていることを特徴とする複層タイ
プの電磁遮蔽ガラス。 - 【請求項2】電磁遮蔽ガラスの突き合わせ部分に、導電
性シーリング材あるいは導電性のバックアップ材を用
い、電磁遮蔽ガラスの電磁遮蔽部材と電磁遮蔽ガラスの
支持部とを導通させることを特徴とする請求項1に記載
の電磁遮蔽ガラスの施工方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000125157A JP2001303868A (ja) | 2000-04-26 | 2000-04-26 | 電磁遮蔽ガラスおよびその施工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000125157A JP2001303868A (ja) | 2000-04-26 | 2000-04-26 | 電磁遮蔽ガラスおよびその施工方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001303868A true JP2001303868A (ja) | 2001-10-31 |
Family
ID=18635158
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000125157A Pending JP2001303868A (ja) | 2000-04-26 | 2000-04-26 | 電磁遮蔽ガラスおよびその施工方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001303868A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004039743A1 (ja) * | 2002-10-30 | 2004-05-13 | Nippon Sheet Glass Company, Limited | 電磁波シールドガラスパネル |
KR20160033456A (ko) * | 2014-09-18 | 2016-03-28 | 현대건설주식회사 | 건축구조물의 커튼월 |
WO2024020857A1 (zh) * | 2022-07-25 | 2024-02-01 | 苏州长风航空电子有限公司 | 显示器及其制造方法 |
-
2000
- 2000-04-26 JP JP2000125157A patent/JP2001303868A/ja active Pending
Cited By (4)
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WO2004039743A1 (ja) * | 2002-10-30 | 2004-05-13 | Nippon Sheet Glass Company, Limited | 電磁波シールドガラスパネル |
KR20160033456A (ko) * | 2014-09-18 | 2016-03-28 | 현대건설주식회사 | 건축구조물의 커튼월 |
KR101681611B1 (ko) * | 2014-09-18 | 2016-12-12 | 현대건설 주식회사 | 건축구조물의 커튼월 |
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