JP2000320047A - 複層ガラス用スペーサ及び複層ガラス - Google Patents

複層ガラス用スペーサ及び複層ガラス

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JP2000320047A
JP2000320047A JP11131119A JP13111999A JP2000320047A JP 2000320047 A JP2000320047 A JP 2000320047A JP 11131119 A JP11131119 A JP 11131119A JP 13111999 A JP13111999 A JP 13111999A JP 2000320047 A JP2000320047 A JP 2000320047A
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Michihiro Masakage
道裕 正影
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複層ガラスとしての高い断熱性能を維持でき
ながら、板ガラス間の空間への湿気浸入を防止し易くす
る。 【解決手段】 複層ガラス本体3の厚み方向に貫通状態
に形成してある取付用ボルト挿通孔5の形成部におい
て、複層ガラス本体3の板ガラス2間に介在させてその
板ガラス2間の空間Vを密閉するリング形状のリングス
ペーサ本体15を設けてある複層ガラス用スペーサであ
って、リングスペーサ本体15を合成樹脂によって形成
し、リングスペーサ本体15の周面の内、少なくとも空
間Vに面する部分全域に、金属薄膜17を形成してあ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、前記複層ガラス本
体の板ガラス間に介在させてその板ガラス間の空間を密
閉する複層ガラス用スペーサ、又は、その複層ガラス用
スペーサを使用して形成してある複層ガラスに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の複層ガラス用スペーサと
しては、リングスペーサ本体や外縁スペーサ本体を、例
えば、合成樹脂単独で構成したもの、又は、金属単独で
構成したものがあった。
【0003】また、この種の複層ガラスとしては、それ
らの複層ガラス用スペーサを両板ガラス間に介在させて
あるものがあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の複層ガ
ラス用スペーサによれば、スペーサ本体を合成樹脂単独
で構成してある場合には、合成樹脂そのものの物性上
(透湿性を有する)、スペーサ本体を通して板ガラス間
の空間へ湿気が入り易く、前記空間で結露して、複層ガ
ラスの透視性を損なう危険性がある。従って、これを緩
和するために、スペーサ本体のサイズを大きくして前記
空間へ湿気が透過し難くなるようにする必要があり、当
該スペーサを透視性を備えた複層ガラスに用いる場合に
は、美観性を損ね易い問題点があった。また、スペーサ
本体を金属単独で構成してある場合には、金属の伝熱性
が高いため、スペーサ本体が両板ガラス間のヒートブリ
ッジとなり、複層ガラスとしての断熱性が低下し易くな
るという問題点がある。
【0005】従って、本発明の目的は、上記問題点を解
消し、高い断熱性能を維持できながら、板ガラス間の空
間への湿気浸入を防止し易い複層ガラス用スペーサ、及
び、複層ガラスを提供するところにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】〔構成〕請求項1の発明
の特徴構成は、図2・3・5・6・8に例示するごと
く、複層ガラス本体3の厚み方向に貫通状態に形成して
ある取付用ボルト挿通孔5の形成部において、前記複層
ガラス本体3の板ガラス2間に介在させてその板ガラス
2間の空間Vを密閉するリング形状のリングスペーサ本
体15を設けてある複層ガラス用スペーサであって、前
記リングスペーサ本体15を合成樹脂によって形成し、
前記リングスペーサ本体15の周面の内、少なくとも前
記空間Vに面する部分全域に、金属薄膜17を形成して
あるところにある。
【0007】請求項2の発明の特徴構成は、図2・4・
7・9に例示するごとく、複層ガラス本体3の外縁部に
おいて、前記複層ガラス本体3の板ガラス2間に介在さ
せてその板ガラス2間の空間Vを密閉する外縁スペーサ
本体23を設けてある複層ガラス用スペーサであって、
前記外縁スペーサ本体23を合成樹脂によって形成し、
前記外縁スペーサ本体23の周面の内、少なくとも前記
空間V側の部分全域、又は、少なくとも前記空間Vとは
反対側の部分全域に、金属薄膜24を形成してあるとこ
ろにある。
【0008】請求項3の発明の特徴構成は、図2・3・
4・5・8・9に例示するごとく、前記リングスペーサ
本体15又は外縁スペーサ本体23の周面の内、前記板
ガラス2への押し当て面16・25まで、前記金属薄膜
17・24を延設してあるところにある。
【0009】請求項4の発明の特徴構成は、図2・3・
4・5に例示するごとく、前記リングスペーサ本体15
又は外縁スペーサ本体23の全周面に前記金属薄膜17
・24を形成してあるところにある。
【0010】請求項5の発明の特徴構成は、図2・3・
4・6・7・8・9に例示するごとく、請求項1〜4の
何れか一項に記載の複層ガラス用スペーサを、両板ガラ
ス2間に介在する状態に配置して一体化してあるところ
にある。
【0011】尚、上述のように、図面との対照を便利に
するために符号を記したが、該記入により本発明は添付
図面の構成に限定されるものではない。
【0012】〔作用及び効果〕請求項1の発明の特徴構
成によれば、前記リングスペーサ本体を合成樹脂によっ
て形成し、前記リングスペーサ本体の周面の内、少なく
とも前記空間に面する部分全域に、金属薄膜を形成して
あるから、リングスペーサ本体を通した湿気の流通を、
前記金属薄膜によって阻止することが可能となる。従っ
て、合成樹脂製のリングスペーサ本体の寸法は、湿気の
流通防止を考慮して決定する必要がなくなり、例えば、
コンパクトにリングスペーサ本体を形成して、目立ち難
くすることで複層ガラスのデザイン性を向上させたり、
リングスペーサ本体そのものの形状に変化をもたせた
り、デザイン上の自由性を向上させることが可能とな
る。そして、リングスペーサ本体全体としては合成樹脂
によって伝熱性を低くすることができるので、複層ガラ
スの断熱性を保ちながら、前記金属薄膜で板ガラス間の
空間の乾燥状態を保ち易くして、耐久性をより向上させ
ることが可能となる。
【0013】請求項2の発明の特徴構成によれば、前記
外縁スペーサ本体を合成樹脂によって形成し、前記外縁
スペーサ本体の周面の内、少なくとも前記空間に面する
部分全域に、金属薄膜を形成してあるから、外縁スペー
サ本体を通した湿気の流通を、前記金属薄膜によって阻
止することが可能となる。従って、金属単体(例えばア
ルミニウム製)のスペーサと同等に扱うことができ、ま
た、合成樹脂製の外縁スペーサ本体の寸法は、湿気の流
通防止を考慮して決定する必要がなくなり、例えば、コ
ンパクトに外縁スペーサ本体を形成して、目立ち難くす
ることで複層ガラスのデザイン性を向上させたり、外縁
スペーサ本体そのものの形状に変化をもたせたり、デザ
イン上の自由性を向上させることが可能となる。そし
て、外縁ペーサ本体全体としては合成樹脂によって伝熱
性を低くすることができるので、複層ガラスの断熱性を
保つことができると共に、前記金属薄膜で外縁スペーサ
本体を通した複層ガラス内外の湿気の流通を阻止するこ
とで、板ガラス間の空間の乾燥状態を保ち易くして、耐
久性をより向上させることが可能となる。
【0014】請求項3の発明の特徴構成によれば、請求
項1又は2の発明による作用効果を叶えることができる
のに加えて、前記リングスペーサ本体又は外縁スペーサ
本体の周面の内、前記板ガラスへの接当面にも、前記空
間に面する部分に連続する状態に前記金属薄膜を形成し
てあるから、スペーサ本体と板ガラスとの接当部分にお
いても湿気の流通を阻止し易くなり、複層ガラスの前記
空間への湿気の浸入防止性をより向上させ、前記空間の
乾燥状態の維持を長期間にわたって維持することが可能
となり、複層ガラスの耐久性を増加することができる。
【0015】請求項4の発明の特徴構成によれば、請求
項1〜3の何れかの発明による作用効果を叶えることが
できるのに加えて、前記リングスペーサ本体又は外縁ス
ペーサ本体の全周面に前記金属薄膜を形成してあるか
ら、湿気の通り難いスペーサとすることが可能となり、
複層ガラスに設置した場合に、前記空間への湿気の浸入
防止性を更に向上させることが可能となる。更には、前
記スペーサ本体は、前記金属薄膜によって全周面を保護
された状態であるから、内部劣化をより低減させて、耐
久性を向上させることが可能となる。
【0016】請求項5の発明の特徴構成によれば、請求
項1〜4の何れか一項に記載の複層ガラス用スペーサ
を、両板ガラス間に介在する状態に配置して一体化して
あるから、請求項1〜4の何れか一項に記載の複層ガラ
ス用スペーサによる作用効果を叶えることができる複層
ガラスを提供することが可能となる。即ち、断熱性が高
く、且つ、板ガラス間の空間の乾燥状態を保ち易く、耐
久性の高い複層ガラスとすることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。尚、図面において従来例と同一の
符号で表示した部分は、同一又は相当の部分を示してい
る。
【0018】図1・図2は、壁体を分割構成するカーテ
ンウォールの複数の複層ガラス1を、弾性目地部Mを介
して並設して複層ガラス設置対象部(例えば壁支持用支
柱)Fにそれぞれ取り付けてある状況を示すものであ
る。前記各複層ガラス1は、一対の板ガラス2を備えた
複層ガラス本体3で構成してある。前記一対の板ガラス
2は、一方の第一板ガラス2Aと他方の第二板ガラス2
Bとからなり、壁体の外側面に位置する第一板ガラス2
Aは、壁体の内側面に位置する第二板ガラス2Bに比べ
て厚さ寸法の大きいもので構成してある。また、第一板
ガラス2Aと第二板ガラス2Bとは、その縁部間に第一
シール材層Q1を介して外縁スペーサ(本発明の複層ガ
ラス用スペーサの一例)Pを配設し、それらの外側に第
二シール材層Q2を全周にわたって介在させて一体化し
てある。一方、各複層ガラス1は、固定具Sによって、
複層ガラス設置対象部Fに対して、緩衝自在な状態で取
り付けてある。因に、固定具Sは、丸皿形状の拡径頭部
6aを備えた固定用ボルト(取付用ボルトに相当)6
と、その固定用ボルト6と螺合自在な固定用ナット7と
から構成してある。前記複層ガラス1の四隅には、固定
具Sを挿通自在な貫通孔(取付用ボルト挿通孔に相当)
5を各別に設けてあり、その貫通孔5に前記固定具を挿
通させて表裏から挟持固定し、その状態で複層ガラス設
置対象部Fに取り付けてある。但し、前記貫通孔5周囲
の両ガラス2A・2B間の隙間部分には、リングスペー
サ(本発明の複層ガラス用スペーサの一例)4を設置し
てあり、複層ガラス中空部にあたる両板ガラス間の空間
Vの密閉、及び、固定具Sによる挟持の安定化を図って
ある。
【0019】固定用ボルト6は、前記貫通孔5に設置さ
れたリングスペーサ4の内空部に挿入され、ステンレス
製の座金8、及び、弾性材料(例えば、ナイロン)から
なる筒状のブッシュ9を介して第一板ガラス2Aの貫通
孔5周縁の座繰り部に、拡径頭部6aが接当する状態に
設置される。
【0020】また、固定用ナット7は、図2に示すよう
に、第一ナット7Aと第二ナット7Bとの二つがあり、
前記第一ナット7Aは、固定用ボルト6と螺合した状態
で前記拡径頭部6aとの間に前記座金8・ブッシュ9・
第一板ガラス2A・リングスペーサ4を挟持できるよう
に中心部をリングスペーサ4側に突出する状態に形成し
てある。また、前記第二ナット7Bは、袋ナットであ
り、固定用ボルト6に螺合させた第一ナット7Aとの間
に、環状ライナー部材11を介して複層ガラス設置対象
部Fのファスナー部Faを挟持自在に形成してある。ま
た、両ナット7A,7Bの室内側端面には、固定用ボル
ト6との螺合時に回り止め用の治具を嵌合させる治具嵌
合穴14を各別に設けてある。
【0021】前記リングスペーサ4について、詳しく説
明すると、リング状に形成された合成樹脂製(当実施形
態ではナイロン製)のリングスペーサ本体15によって
構成してあり、図3・5に示すように、その表面は、全
周にわたってメッキを施してある。従って、メッキ層
(金属薄膜)17によって内部のナイロンは保護される
と共に、リングスペーサ本体15に湿気が浸入したり通
過するのを防止することが可能となる。また、このリン
グスペーサ本体15の両端面部には、前記板ガラス2へ
のリング状押し当て面16を各別に設けてある。そし
て、前記押し当て面16には、環状に座繰り部16aを
形成してあり、この座繰り部16a内に、板ガラス2と
リングスペーサ4とを接着すると共に、シールするため
の粘着材層21を設けてある。この粘着材層21は、例
えば、ブチルゴム系材料やシリコンゴム系材料やアクリ
ル系材料で構成してあり、前記リングスペーサ4を板ガ
ラス2に取り付ける前には、前記座繰り部16aの座繰
り深さ寸法より大きい厚み寸法となるように形成してあ
り、板ガラス2にリングスペーサ4ごと押し付けること
によって厚みが小さくなる状態に変形しながら前記座繰
り部16a内に充満して強力に接着シールすることが可
能となるものである。この際、リングスペーサ本体15
の外周縁部の突条部分16bが堤防となり、前記粘着材
層21を堰き止めることができるものである。また、粘
着材層21の表面には、予め剥離紙22を貼着してあり
(図5参照)、前記板ガラス2にリングスペーサ4を取
り付ける時に、この剥離紙を剥がしてスピーディーに設
置することができるように構成してある。そして、リン
グスペーサ4単体を取り扱う時に、前記粘着材層21を
前記剥離紙22で保護することができると共に、逆に、
前記粘着材が不用意に手や衣類について汚すことをも防
止でき、良好な取扱性を確保することが可能となる。
【0022】一方、外縁スペーサPについて説明する
と、図2・4に示すように、ガラス板2の縁部に沿う棒
形状に形成された合成樹脂製(当実施形態ではナイロン
製)の外縁スペーサ本体23によって構成してあり、そ
の表面は、全周にわたってメッキを施してある。従っ
て、メッキ層(金属薄膜の一例)24によって内部のナ
イロンは保護されると共に、外縁スペーサ本体23に湿
気が浸入したり通過するのを防止することが可能とな
る。そして、外縁スペーサ本体23の両側面は、板ガラ
ス2への押し当て面25となり、外縁スペーサ本体23
は、前記第一シール材層Q1を介して前記両押し当て面
25が両板ガラス2に各別に接着されていると共に、外
方には、前記第二シール材層Q2を密接させて両板ガラ
ス2と一体化してあり、両板ガラス2間の前記空間Vの
密閉シール、及び、両板ガラスの固定を図ってある。前
記第一シール材層Q1を構成するシール材は、ブチルゴ
ム系材料で構成してあり、前記第二シール材層Q2を構
成するシール材は、ブチルゴム系材料、シリコーン系材
料、変成シリコーン系材料、ポリサルファイド系材料ま
たはポリウレタン系材料で構成してある。
【0023】当実施形態の複層ガラス1によれば、前記
空間Vへの湿気浸入の原因となり易いガラス周縁部や、
貫通孔5部分の密閉度を、表面にメッキ層17・24を
形成した前記リングスペーサ4や外縁スペーサPによっ
て高く維持することが可能となり、前記空間Vの乾燥状
態を長期にわたって保つことが可能となる。また、スペ
ーサそのもののコンパクト化を図ることが可能となり、
デザイン性の高い複層ガラスとすることができる。
【0024】〔別実施形態〕以下に別実施形態を説明す
る。
【0025】〈1〉 前記各スペーサ本体は、先の実施
形態で説明したナイロン製に限るものではなく、例え
ば、他の合成樹脂で構成してあってもよい。また、形状
は、適宜変更することが可能とである。 〈2〉 前記金属薄膜は、先の実施形態で説明したよう
にメッキによって形成するものに限るものではなく、例
えば、真空蒸着等の方法によって形成することも可能で
ある。また、金属の種類については、特に限定されるも
のではなく、好ましくは、酸化し難い材質が好ましい。 〈3〉 前記金属薄膜は、先の実施形態で説明したよう
に各スペーサ本体15・23の全周に設けてあることが
もっとも好ましいが、必ずしもその実施形態に限るもの
ではなく、例えば、図6に示すように、前記リングスペ
ーサ本体15の周面の内、前記空間Vに面する部分全域
のみに金属薄膜17を設けてあるものや、図7に示すよ
うに、前記外縁スペーサ本体23の周面の内、前記空間
Vとは反対側の部分全域のみに金属薄膜24を設けてあ
るものでもよい。更には、図8に示すように、前記リン
グスペーサ本体15の周面の内、前記板ガラス2への押
し当て面16にも、前記空間Vに面する部分に連続する
状態に金属薄膜17を設けてあるものや、図9に示すよ
うに、前記外縁スペーサ本体23の周面の内、前記板ガ
ラス2への押し当て面25にも、前記空間Vに面する部
分に連続する状態に金属薄膜24を設けてあるものであ
ってもよい。 〈4〉 前記リングスペーサ4の突条部分16bは、先
の実施形態で説明したようにリングスペーサ本体15と
一体に形成してあるものに限るものではなく、例えば、
オーリング等のゴムパッキンや変形し難い両面粘着テー
プ等の別体品によって形成することも可能である。要す
るに、前記堤防となり、粘着材層21を堰き止める機能
を有していればよい。 〈5〉 前記一対の板ガラス2は、先の実施形態で説明
したように、一方の第一板ガラス2Aが、他方の第二板
ガラス2Bに比べて厚さ寸法を大きく構成してあるもの
に限らず、他方の第二板ガラス2Bが一方の第一板ガラ
ス2Aに比べて厚さ寸法が大きかったり、両板ガラスの
厚さ寸法が同じに構成してあっても構わない。
【図面の簡単な説明】
【図1】複層ガラスの取付状況を示す斜視図
【図2】複層ガラスの固定部構造を示す断面図
【図3】リングスペーサの取付状況を示す断面図
【図4】外縁スペーサの取付状況を示す断面図
【図5】リングスペーサを示す一部切欠き斜視図
【図6】別実施形態のリングスペーサを示す断面図
【図7】別実施形態の外縁スペーサを示す断面図
【図8】別実施形態のリングスペーサを示す断面図
【図9】別実施形態の外縁スペーサを示す断面図
【符号の説明】
2 板ガラス 3 複層ガラス本体 5 貫通孔(取付用ボルト挿通孔に相当) 15 リングスペーサ本体 16 押し当て面 17 メッキ層(金属薄膜の一例) 23 外縁スペーサ本体 24 メッキ層(金属薄膜の一例) 25 押し当て面 V 空間

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複層ガラス本体の厚み方向に貫通状態に
    形成してある取付用ボルト挿通孔の形成部において、前
    記複層ガラス本体の板ガラス間に介在させてその板ガラ
    ス間の空間を密閉するリング形状のリングスペーサ本体
    を設けてある複層ガラス用スペーサであって、 前記リングスペーサ本体を合成樹脂によって形成し、前
    記リングスペーサ本体の周面の内、少なくとも前記空間
    に面する部分全域に、金属薄膜を形成してある複層ガラ
    ス用スペーサ。
  2. 【請求項2】 複層ガラス本体の外縁部において、前記
    複層ガラス本体の板ガラス間に介在させてその板ガラス
    間の空間を密閉する外縁スペーサ本体を設けてある複層
    ガラス用スペーサであって、 前記外縁スペーサ本体を合成樹脂によって形成し、前記
    外縁スペーサ本体の周面の内、少なくとも前記空間側の
    部分全域、又は、少なくとも前記空間とは反対側の部分
    全域に、金属薄膜を形成してある複層ガラス用スペー
    サ。
  3. 【請求項3】 前記リングスペーサ本体又は前記外縁ス
    ペーサ本体の周面の内、前記板ガラスへの押し当て面ま
    で、前記金属薄膜を延設してある請求項1または2に記
    載の複層ガラス用スペーサ。
  4. 【請求項4】 前記リングスペーサ本体又は前記外縁ス
    ペーサ本体の全周面に前記金属薄膜を形成してある請求
    項1〜3の何れか一項に記載の複層ガラス用スペーサ。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4の何れか一項に記載の複層
    ガラス用スペーサを、両板ガラス間に介在する状態に配
    置して一体化してある複層ガラス。
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