JP2001303097A - 油処理溶剤の改良 - Google Patents
油処理溶剤の改良Info
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- JP2001303097A JP2001303097A JP2000159158A JP2000159158A JP2001303097A JP 2001303097 A JP2001303097 A JP 2001303097A JP 2000159158 A JP2000159158 A JP 2000159158A JP 2000159158 A JP2000159158 A JP 2000159158A JP 2001303097 A JP2001303097 A JP 2001303097A
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- acid ester
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、自然環境の保全を目的とする
油脂処理溶剤の改良に関する。 【構成】 本発明は、生物分解性の良い無りん・中
性の非イオン系界面活性剤を主要成分（９０％以上）と
し、これに代謝生産物として複数種の酵素を生成する通
性嫌気性菌の複数の強化微生物を０．５〜１０％加え、
常温を若干上回る温度領域で均一に混練して構成した油
処理溶剤に於て、こびりついたひどい油汚れを落とすた
めに選ばれた溶剤の一つとして乳化安定力に富んだ植物
性の大豆レシチン３０〜５０％を加えて構成する。
油脂処理溶剤の改良に関する。 【構成】 本発明は、生物分解性の良い無りん・中
性の非イオン系界面活性剤を主要成分（９０％以上）と
し、これに代謝生産物として複数種の酵素を生成する通
性嫌気性菌の複数の強化微生物を０．５〜１０％加え、
常温を若干上回る温度領域で均一に混練して構成した油
処理溶剤に於て、こびりついたひどい油汚れを落とすた
めに選ばれた溶剤の一つとして乳化安定力に富んだ植物
性の大豆レシチン３０〜５０％を加えて構成する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、自然環境の保全を目的
とする油脂処理溶剤の改良に関する。
とする油脂処理溶剤の改良に関する。
【０００２】
【従来の技術】界面活性成分が１乃至２％のものから、
６０乃至８０％のものまで、油脂処理剤や合成洗剤とし
ていろいろ市販されているが、これらはいずれも洗浄力
を強化する目的でまたは製造コストを下げる目的で、漂
白剤や蛍光増白剤やアルコール類を助剤として添加して
おり、これらの助剤が使用後に塩素や塩素化合物やアン
モニアなどと二次的な化学反応をして、生物にとって有
害な化学物質を生成したり、自然界の有益な微生物を減
少させる原因と成っている。また、自然に優しい石鹸造
りが奨励され、廃油を利用した石鹸造りが行われている
が、これには劇薬のカセイソーダを使用する必要があ
り、安全面や手間がかかり過ぎるなどの問題をかかえて
いる。そして、市場では、油汚れのひどいもの特にこび
りついた油汚れの処理の出来る・相然環境に優しい天然
の溶剤が求められている。
６０乃至８０％のものまで、油脂処理剤や合成洗剤とし
ていろいろ市販されているが、これらはいずれも洗浄力
を強化する目的でまたは製造コストを下げる目的で、漂
白剤や蛍光増白剤やアルコール類を助剤として添加して
おり、これらの助剤が使用後に塩素や塩素化合物やアン
モニアなどと二次的な化学反応をして、生物にとって有
害な化学物質を生成したり、自然界の有益な微生物を減
少させる原因と成っている。また、自然に優しい石鹸造
りが奨励され、廃油を利用した石鹸造りが行われている
が、これには劇薬のカセイソーダを使用する必要があ
り、安全面や手間がかかり過ぎるなどの問題をかかえて
いる。そして、市場では、油汚れのひどいもの特にこび
りついた油汚れの処理の出来る・相然環境に優しい天然
の溶剤が求められている。
【０００３】
【本発明が解決しようとする課題】本発明は、上記に鑑
み研究開発したもので、動植物油脂特にその廃油が、配
水管や下水に流され、自然環境を著しく汚染し、また各
種の合成洗剤がその使用後に塩素や塩素化合物やアンモ
ニアなどと二次的な化学反応を起こし、自然界の有益な
微生物（バクテリア）を死滅させている現状を改善し
て、自然環境を保全することを課題としており、特に汚
れの落ちにくいこびりついたひどい油汚れの処理を目的
としている。
み研究開発したもので、動植物油脂特にその廃油が、配
水管や下水に流され、自然環境を著しく汚染し、また各
種の合成洗剤がその使用後に塩素や塩素化合物やアンモ
ニアなどと二次的な化学反応を起こし、自然界の有益な
微生物（バクテリア）を死滅させている現状を改善し
て、自然環境を保全することを課題としており、特に汚
れの落ちにくいこびりついたひどい油汚れの処理を目的
としている。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、本件発明者等
が既に出願済の生物分解性の良い無リン・中性の非イオ
ン系界面活性剤、即ちポリオキシエチレンソルビタンヤ
シ油脂肪酸エステル・モノオレイン酸グリセリン脂肪酸
エステル・ポリオキシエチレンアルキルエーテルなどを
使用し、これに代謝生産物として複数種の酵素を生成す
る通気嫌気性菌の複数の強化微生物を加え、常温を若干
上回る温度領域で均一に混練して構成した油処理溶剤
に、付着した汚れの落ちにくい油汚れを落とすために、
特に植物性の大豆レシチン３０〜５０％を乳化安定剤と
して添加する。
が既に出願済の生物分解性の良い無リン・中性の非イオ
ン系界面活性剤、即ちポリオキシエチレンソルビタンヤ
シ油脂肪酸エステル・モノオレイン酸グリセリン脂肪酸
エステル・ポリオキシエチレンアルキルエーテルなどを
使用し、これに代謝生産物として複数種の酵素を生成す
る通気嫌気性菌の複数の強化微生物を加え、常温を若干
上回る温度領域で均一に混練して構成した油処理溶剤
に、付着した汚れの落ちにくい油汚れを落とすために、
特に植物性の大豆レシチン３０〜５０％を乳化安定剤と
して添加する。
【０００６】
【実施例】以下実施例を説明する。本発明にかかる実施
例では、生物分解性の良い無りん・中性の非イオン系界
面活性剤ポリオキシエチレンソルビタンヤシ油脂肪酸エ
ステル１〜１０％・モノオレイン酸グリセリン脂肪酸エ
ステル１〜１０％・ポリオキシエチレンアルキルエーテ
ル３０〜５０％などを主要成分（９０％以上）とし、こ
れに代謝生産物として複数種の酵素を生成する通性嫌気
性菌の複数の強化微生物を０．５〜１０％加えた油処理
溶剤に、汚れの落ちにくいこびりついたひどい油汚れ落
としを目的として乳化安定力のある植物性の大豆レシチ
ン３０〜５０％を主要成分の一つとして加える。すなわ
ち、本発明の油脂処理溶剤は、次の目的で開発企画した
ものである。 油脂処理溶剤を原液で使用する場合：ホテル・レスト
ラン・居酒屋・中華料理店など。グリストラップの洗浄
清掃が可能であり、途中で溜まるところがあればそこで
バクテリアを働かせ閉塞を防止する。 油脂処理溶剤を水で２〜２０倍に希釋して使用する場
合：通常の油汚れの処理（排水管・管垢・管詰まり・換
気扇・ガスレンジ・食器・調理用具など）に活用する。 油脂処理溶剤を水で１０〜１００倍に希釋して使用す
る場合：ガラス・浴槽の汚れ・ヌメリ・車体・その他い
ろいろなものの洗浄や清掃に活用する。
例では、生物分解性の良い無りん・中性の非イオン系界
面活性剤ポリオキシエチレンソルビタンヤシ油脂肪酸エ
ステル１〜１０％・モノオレイン酸グリセリン脂肪酸エ
ステル１〜１０％・ポリオキシエチレンアルキルエーテ
ル３０〜５０％などを主要成分（９０％以上）とし、こ
れに代謝生産物として複数種の酵素を生成する通性嫌気
性菌の複数の強化微生物を０．５〜１０％加えた油処理
溶剤に、汚れの落ちにくいこびりついたひどい油汚れ落
としを目的として乳化安定力のある植物性の大豆レシチ
ン３０〜５０％を主要成分の一つとして加える。すなわ
ち、本発明の油脂処理溶剤は、次の目的で開発企画した
ものである。 油脂処理溶剤を原液で使用する場合：ホテル・レスト
ラン・居酒屋・中華料理店など。グリストラップの洗浄
清掃が可能であり、途中で溜まるところがあればそこで
バクテリアを働かせ閉塞を防止する。 油脂処理溶剤を水で２〜２０倍に希釋して使用する場
合：通常の油汚れの処理（排水管・管垢・管詰まり・換
気扇・ガスレンジ・食器・調理用具など）に活用する。 油脂処理溶剤を水で１０〜１００倍に希釋して使用す
る場合：ガラス・浴槽の汚れ・ヌメリ・車体・その他い
ろいろなものの洗浄や清掃に活用する。
【０００７】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は生物分解
性の良い無りん・中性の非イオン系界面活性剤ポリオキ
シエチレンソルビタンヤシ油脂肪酸エステル１〜１０％
・モノオレイン酸グリセリン脂肪酸エステル１〜１０％
・ポリオキシエチレンアルキルエーテル３０〜５０％な
どを主要成分（９０％以上）とし、これに代謝生産物と
して複数種の酵素を生成する通性嫌気性菌の複数の強化
微生物を０．５〜１０％加え、常温を若干上回る温度領
域で均一に混練して構成して、自然界で二次的な化学反
応を起こす添加を完全に除いたので、特に非イオン系界
面活性剤は全て化粧品原料基準（粧原基）に合格するも
ののみを使用しており、界面活性剤による食用油の処理
が親水性のエマルジョンの生成により、排水管の閉塞等
を防ぐもので、油分の絶対量の減少はないが、水を加え
ることで添加した微生物が十数分で活性化し、放流先で
の油分の分解に寄与することが出来る。また、界面活性
成分が９０％あるので、排油脂処理後、その使用目的に
応じ１０〜１００倍に薄めて「二次石鹸」をつくること
も出来る。この際に、乳化安定力に富んだ植物性の大豆
レシチン３０〜５０％を主要溶剤の一つとして添加する
ことにより、こびりついた油汚れをすっきりと落とすこ
とができる。このように本発明の油脂処理剤は、安全性
が大であり、無毒で腐食性もないし、脱臭効果もあるの
で、ホテル・レストラン・病院・食品工場・グリストラ
ップ・パイプドレイン・一般家庭などその適用領域は極
めて広い。
性の良い無りん・中性の非イオン系界面活性剤ポリオキ
シエチレンソルビタンヤシ油脂肪酸エステル１〜１０％
・モノオレイン酸グリセリン脂肪酸エステル１〜１０％
・ポリオキシエチレンアルキルエーテル３０〜５０％な
どを主要成分（９０％以上）とし、これに代謝生産物と
して複数種の酵素を生成する通性嫌気性菌の複数の強化
微生物を０．５〜１０％加え、常温を若干上回る温度領
域で均一に混練して構成して、自然界で二次的な化学反
応を起こす添加を完全に除いたので、特に非イオン系界
面活性剤は全て化粧品原料基準（粧原基）に合格するも
ののみを使用しており、界面活性剤による食用油の処理
が親水性のエマルジョンの生成により、排水管の閉塞等
を防ぐもので、油分の絶対量の減少はないが、水を加え
ることで添加した微生物が十数分で活性化し、放流先で
の油分の分解に寄与することが出来る。また、界面活性
成分が９０％あるので、排油脂処理後、その使用目的に
応じ１０〜１００倍に薄めて「二次石鹸」をつくること
も出来る。この際に、乳化安定力に富んだ植物性の大豆
レシチン３０〜５０％を主要溶剤の一つとして添加する
ことにより、こびりついた油汚れをすっきりと落とすこ
とができる。このように本発明の油脂処理剤は、安全性
が大であり、無毒で腐食性もないし、脱臭効果もあるの
で、ホテル・レストラン・病院・食品工場・グリストラ
ップ・パイプドレイン・一般家庭などその適用領域は極
めて広い。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｃ１１Ｄ 1/68 Ｃ１１Ｄ 1/68 1/72 1/72 1/74 1/74 3/386 3/386 // Ｃ１２Ｎ 1/00 Ｃ１２Ｎ 1/00 Ｓ Ｆターム(参考） 4B065 AA01X AA57X AC20 BB10 BD26 BD30 BD43 CA27 CA55 4D077 AB10 AB20 AC05 BA07 BA15 CA16 DC36X DC36Y DC68X DC68Y DD32X DD32Y DD63X DD63Y DE09X DE09Y 4H003 AC03 AC08 AC12 DA05 DA13 DA17 EB39 EC03 FA01 FA03 FA27
Claims (1)
- 【請求項１】生物分解性の良い無りん・中性の非イオン
系界面活性剤ポリオキシエチレンソルビタンヤシ油脂肪
酸エステル１〜１０％・モノオレイン酸グリセリン脂肪
酸エステル１〜１０％・ポリオキシエチレンアルキルエ
ーテル３０〜７０％などを主要成分（９０％以上）と
し、これに代謝生産物として複数種の酵素を生成する通
性嫌気性菌の複数の強化微生物を０．５〜１０％加え、
常温を若干上回る温度領域で均一に混練して構成した油
処理溶剤に於て、上記主要成分の一つとして乳化安定力
のある植物性の大豆レシチン１０〜５０％を、こびりつ
いて落ちにくい油汚れを落とすために、添加したことを
特徴とする油処理溶剤の改良。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000159158A JP2001303097A (ja) | 2000-04-19 | 2000-04-19 | 油処理溶剤の改良 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000159158A JP2001303097A (ja) | 2000-04-19 | 2000-04-19 | 油処理溶剤の改良 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001303097A true JP2001303097A (ja) | 2001-10-31 |
Family
ID=18663521
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000159158A Pending JP2001303097A (ja) | 2000-04-19 | 2000-04-19 | 油処理溶剤の改良 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001303097A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010116494A (ja) * | 2008-11-13 | 2010-05-27 | Kao Corp | 食品又は食器用液体洗浄剤組成物 |
-
2000
- 2000-04-19 JP JP2000159158A patent/JP2001303097A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010116494A (ja) * | 2008-11-13 | 2010-05-27 | Kao Corp | 食品又は食器用液体洗浄剤組成物 |
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