JP4773997B2 - 醗酵マクワ多目的洗浄剤とその製造方法 - Google Patents

醗酵マクワ多目的洗浄剤とその製造方法 Download PDF

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本発明は、醗酵マクワを含む多目的洗浄剤とその製造方法に関する。
洗浄剤の使用が環境へ及ぼす河川の汚染等の問題、また、洗浄剤中に含まれる化学物質による肌荒れ等の問題に対して、洗浄機能を発揮しつつも環境負荷の少ない、肌荒れしにくい洗浄剤が求められている。例えば、ソーダー石鹸等の石鹸にパイナップル酵素を保持させた無機粉体を配合し、パイナップル酵素の効果で洗浄効果や水汚染の程度が改善された洗浄剤組成物が知られている(特許文献1参照)。また、油脂の鹸化率を高め洗浄力を強化し使用する石鹸の量を減らす目的で、有用微生物群とそれらが産生する抗酸化成分を混和して焼成したセラミックスパウダーを原料油脂に配合する石鹸の製造方法が知られている(特許文献2参照)。しかし、これらの洗浄剤の肌荒れ防止効果に関する知見はない。またこれらの方法を含め、石鹸を主成分とする洗浄剤の製造法においては、鹸化法、中和法、何れの方法においても苛性ソーダーを用いるのが一般的であるが、劇薬である苛性ソーダーの使用は製造過程においても危険を伴うばかりでなく、被洗材から完全に除去する事が難しいために、皮膚に刺激を与えたり、皮膚障害、ならびに被洗浄物の劣化を起こす危険性を有する。さらに苛性ソーダーは匂いに難点がある為、香料の使用を余儀なくされる。従って、依然として、十分な洗浄機能と共に高い肌荒れ防止効果を有し、苛性ソーダー等の環境や肌への負荷の大きい成分を含まない洗浄剤が求められていた。
特開2000−319696 特開2005−232387
本発明は、十分な洗浄機能と共に高い肌荒れ防止効果を有し、環境負荷の少ない、肌荒れしにくい洗浄剤を提供することを課題とする。
本願出願人は、上記の課題を解決するために鋭意検討した結果、マクワ果実に糖分を加えて醗酵させることにより得られる醗酵マクワ液に、草木灰と水とを混合することにより得られるアルカリ水を混合することにより、苛性ソーダー等の化学成分を含まず、十分な洗浄機能と共に高い肌荒れ防止効果を有する醗酵マクワ多目的洗浄剤が得られることを知った。さらに出願人は、前記醗酵マクワ多目的洗浄剤に岩塩と界面活性剤を混合することで鹸化効果及び発泡効果が向上し、また、マクワ果皮由来のアロマオイルを適量加えることにより、好ましい香りを有する醗酵マクワ多目的洗浄剤が得られることを見出した。また、各原料成分を混合する時には、空気のまきこみを防止しながら混合することが好ましいことを知った。そして、そのような混合を行うための装置として、貯蔵タンクと混合タンクとを有し、移送パイプを介して貯蔵タンクから混合タンクへと流体を移送する流体混合装置であって、放出される流体が混合タンクの内壁に角度を保って接するように、移送パイプの流体放出口を配置させた装置が好適であることを知り、これらの知見に基づいて発明を完成した。すなわち本発明は以下に関する。
(1)マクワ果実に糖分を加えて醗酵させることにより得られる醗酵マクワ液に、草木灰と水とを混合することにより得られるアルカリ水を混合して得られる、醗酵マクワ多目的洗浄剤。
(2)上記醗酵マクワ液の含有割合が20〜40重量%、上記アルカリ水の含有割合が20〜60重量%であることを特徴とする、(1)に記載の醗酵マクワ多目的洗浄剤。
(3)界面活性剤及び/又はマクワ果皮由来のアロマオイルをさらに加えることを特徴とする、上記(1)又は(2)に記載の醗酵マクワ多目的洗浄剤。
(4)成分の混合時に、空気のまきこみを防止しながら混合することを特徴とする、上記(1)〜(3)のいずれかに記載の醗酵マクワ多目的洗浄剤。
(5)マクワ果実に糖分を加えて醗酵させることにより醗酵マクワ液を調製後、草木灰と水とを混合することにより調製したアルカリ水を該発酵マクワ液に混合することを特徴とする、醗酵マクワ多目的洗浄剤の製造方法。
(6)上記醗酵マクワ液の含有割合が20〜40重量%、上記アルカリ水の含有割合が20〜60重量%であることを特徴とする、(5)に記載の醗酵マクワ多目的洗浄剤の製造方法。
(7)成分の混合時に、空気のまきこみを防止しながら混合することを特徴とする、(5)又は(6)に記載の醗酵マクワ多目的洗浄剤の製造方法。
(8)貯蔵タンクと混合タンクとを有し、移送パイプを介して貯蔵タンクから混合タンクへと流体を移送する流体混合装置であって、前記移送パイプから放出される流体が混合タンクの内壁に角度を保って流入するように、前記移送パイプの流体放出口を配置させ、混合時の空気のまきこみを防止することを特徴とする、醗酵マクワ多目的洗浄剤製造用流体混合装置。
(9)流体混合タンクの内壁に接する移送パイプの液体放出口から移送流体の流れ込む角度を混合溶液液面に対して10〜30度の角度で流体が流体混合タンクの内壁に流入するように、移送パイプの液体放出口を配置させることを特徴とする、(8)に記載の醗酵マクワ多目的洗浄剤製造用流体混合装置。
本発明によれば、十分な洗浄機能と共に高い肌荒れ防止効果を有し、環境負荷の少ない、肌荒れしにくい洗浄剤を提供することができる。
以下、本発明を詳細に説明する。本発明に使用するマクワ(タイ名 マクワ(Ma−krut)、慣用名 カフィアライム(Kaffir lime)、学術名 シトラス・ヒストリックスDC(Citrus hystrix DC))は東南アジア原産の柑橘類の一種であり、歴史的に漢方薬、料理の香辛料、浴用等々に広く使われてきた天然材料である。本発明のマクワ多目的洗浄剤の原料となる醗酵マクワ液の原料としては、マクワ果実を使用する。必要に応じ皮や葉を適量加えてもよい。
本発明において、このマクワを適量の糖分と共に醗酵させる。本発明の醗酵マクワ液を得るための発酵に好適な糖分としては、糖蜜、黒砂糖、その他各種の糖分が含まれ、また、パイナップルの皮のような糖分を含む果実原料を使用することもできる。特にマクワの醗酵にはサトウキビ由来の黒砂糖が好適に使用できる。糖分の濃度は適宜決定できるが、糖濃度が低すぎると十分な醗酵が進まない。例えば本発明においては、マクワ果実の1/5〜1/2重量、好ましくは1/3重量の黒砂糖を使用することができる。また、適宜水を加えて醗酵に適した濃度組成とすることができる。例えば本発明においては、マクワ果実の2〜5倍重量、好ましくは3〜4倍重量、より好ましくは3.3倍重量の黒砂糖を使用することができる。
本発明に使用する水は、例えば水道水や、各種の水からカルキ(塩素)を抜いた水等を含む各種の水を使用できるが、自然水がより好ましい。自然水とは、カルキ等による化学処理を経ていない天然の水をいう。例えば、自然水の具体例としては、複数回のフィルター濾過処理等に供することで飲用が可能となる井戸水や湖沼水、河川水、地下水等が挙げられる。これらの自然水はより天然の状態に近く、人為的化学処理により不要な化学物質が混入される危険がなく、また、本来含有されていた人体に有益な各種ミネラル等が各種浄水処理によって失われる度合も少ない。さらに、余計な処理を要しない程元々の清浄度が高いため、各種技術を用いて汚れた水を浄水して用いる場合に較べ、除去しきれない汚染物質が残留する不安や現実の残留が少なく、人体や環境に負荷の少ない洗浄剤の製造にとって好適である。
次いで、前記のマクワ果実と糖分及び水を含む組成物を、公知の醗酵技術を用いて自然発酵させるか、又は醗酵促進のための適当な触媒を用いて醗酵させて醗酵マクワ液を得る。自然発酵の場合、特に醗酵促進のための操作は行わず、例えば30±5℃程度に保持して約3ヶ月醗酵させればよい。
醗酵促進のための適当な触媒として、例えばEM・Xセラミックス(EM総合ネット・アムロン社製)パウダー等を添加してもよい。その添加量は適宜決定できるが、例えば醗酵させようとする組成物中に1%(w/w)となるよう添加することができる。それにより醗酵が促進され、醗酵期間を例えば約3分の1に短縮することが可能である。なお、前記EM・Xセラミックスパウダー等は醗酵促進の目的で加えるものであるが、その付加的な効果として、排水後の水質浄化効果による環境負荷の低減も期待できる。醗酵後に得られる醗酵液を綿布等で濾すことにより、pH4前後の醗酵マクワ液が得られる。
本発明のマクワ多目的洗浄剤の原料となるアルカリ水の原料としては、草木灰を使用する。草木灰は公知の方法により雑木を燃やすことにより得られる。例えば、草木灰に対し約5倍重量の水(自然水、水道水、純水等)を加え、約1週間放置後に濾過することにより、pH10程度のアルカリ水が得られる。
前記のように得られた醗酵マクワ液及びアルカリ水を混合することによって本発明のマクワ多目的洗浄剤が得られる。醗酵マクワ液とアルカリ水の混合比率は限定されず、又、洗浄剤の用途に応じ最適比率は変化し得るが、例えば両成分及び水を約1:1:1(重量比)で混合することにより、使用に好適なマクワ多目的洗浄剤を得ることができる。好ましくは、醗酵マクワ液の含有割合は20〜40重量%、アルカリ水の含有割合は20〜60重量%であり、この場合、十分な洗浄機能と共に高い肌荒れ防止効果を有し、環境負荷の少ない、肌荒れしにくい洗浄剤を提供することができる。この洗浄剤は苛性ソーダー等の化学薬品を使用しない100%天然の洗浄剤であり、苛性ソーダーに起因する皮膚刺激性や被洗浄物劣化を起こす危険性を有さず、また不快な匂いもなく無臭である。
前記の醗酵マクワ多目的洗浄剤は、油類はじめ広範囲の汚れに対して充分な洗浄機能を発揮し、床の掃除、油容器の洗浄、食器洗浄、野菜類洗浄、衣類洗濯、浴槽(浴室)洗浄、コンクリート洗浄、じゅうたん洗浄、機械用洗浄、車輌用洗浄、手洗い用洗浄等に通常の洗浄剤と同様に使用可能である。皮膚刺激性や被洗浄物劣化の危険性を有さず、不快な匂いもないことから、野菜等の食材洗浄、手洗いでの洗濯に利用する際には特に有用である。
更に、洗浄力を強化する目的で、前記のマクワ多目的洗浄剤に対し鹸化効果と発泡効果を上げるための各種界面活性剤を適量添加してもよい。界面活性剤の種類は、マクワ多目的洗浄剤の洗浄効果を向上させ得るものであれば特に限定されないが、環境や手肌への負荷を考慮すれば、できる限りそれらの負荷が小さいものを選択することが好ましい。本発明に使用できる界面活性剤として、例えば、植物の脂肪アルコール由来の界面活性剤が挙げられる。具体的には、シャンプー、シャワーゲル、バス用泡石鹸等のクレンジング調合品のベースとして使用されている天然素材醗酵物由来の界面活性剤であるテキサポン(Texapon) N70(ウイティ プロモーション株式会社製、タイ国バンコク)等が挙げられる。
このような界面活性剤を、公知の方法により前記のマクワ多目的洗浄剤中に希釈・混合することができる。具体的には、界面活性剤を攪拌機に入れ、例えば、40RPM程度で緩やかに回転させながら希釈する方法が挙げられる。約2分程度で界面活性剤はペーストからゼリー状に変化する。その後、攪拌機を運転しながら、先に完成している醗酵マクワ液を前記のゼリー状の界面活性剤中に少量ずつ混合しながら均一化する。
本発明のマクワ多目的洗浄剤には、さらにその他の有効成分を適宜混合してもよい。例えば天然のミネラルに富む天然の岩塩を混合できる。その場合、例えば前記の界面活性剤と岩塩とを混合して半液状化し、次いでこの半液状化物を攪拌しながら醗酵マクワ液を徐々に加えて、洗浄力が増強されかつ皮膚に優しい無臭の醗酵マクワ多目的洗浄剤が得られる。
また、得られた無臭の醗酵マクワ多目的洗浄剤に、マクワの皮を蒸留して得たアロマオイルを加えて、好ましい香りを有する醗酵マクワ多目的洗浄剤を得ることができる。前記アロマオイルは、例えば、マクワの皮8Kgを密閉容器内で蒸留しその後冷却することにより、約60ccのアロマオイルとして採取することが出来る。その他、本発明の醗酵マクワ多目的洗浄剤には、公知の各種成分、例えば香料、色素、肌荒れ防止などの効果を有する各種有効成分、保存料、安定剤等を種々の目的に応じて任意に添加することができるが、それらが本発明の醗酵マクワ多目的洗浄剤洗浄機能及び肌荒れ防止効果を損なわないと同時に、環境負荷の少ないものであることが本発明の目的上好ましい。
配合完了後の醗酵マクワ多目的洗浄剤は、直ちに使用することができるが、使用前に一定時間以上置くことにより組成を安定化させることがより好ましい。例えば、20〜50℃、好ましくは30〜40℃で1日程度置くことにより、安定した組成の醗酵マクワ多目的洗浄剤を完成することができる。
前記のようにして得られた醗酵マクワ多目的洗浄剤は人体に害がなく、優れた洗浄効果を有する。また、肌荒れ防止についての化粧水的効果をも有する。本発明の醗酵マクワ多目的洗浄剤は、通常の洗浄剤同様、汚れの程度や洗浄目的に応じ、例えば水等により1000〜5000倍に希釈して使用することができる。さらに、本発明の醗酵マクワ多目的洗浄剤は、従来の洗浄剤と比較して排水の汚染が少なく、環境負荷が少ないものである。本発明の醗酵マクワ多目的洗浄剤は、過激な化学成分や漂白剤成分を含まず、衣類やじゅうたん等、繊維性の品物の洗浄に使用する場合にも、色落ちや繊維の劣化を起こさずに汚れを落とすことができる。
本発明の醗酵マクワ多目的洗浄剤の製造時に各原料成分を混合する時には、空気のまきこみを防止しながら混合することが重要である。特に、洗浄剤のように粘性及び発泡性を有する流体の場合は、空気のまきこみにより流体が泡立ってしまい、混合溶液が混合タンクからあふれるという問題を生じやすい。
空気のまきこみを防止しながら混合するための好ましい手段としては、貯蔵タンクと混合タンクとを有し、移送パイプを介して貯蔵タンクから混合タンクへと流体を移送する流体混合装置であって、放出される流体が混合タンクの内壁に角度を保って接するように、前記移送パイプの流体放出口を配置させ、混合時の空気のまきこみを防止することを特徴とする流体混合装置を使用することが挙げられる。図2に、本発明の流体混合装置の概略図を示す。
図2に示すように、例えば2成分の混合は、混合タンク1に予め第1の成分を入れておき、第2の成分(移送流体4)を、貯蔵タンク5から、移送パイプ3によってくみ出し、混合タンク1へと放出して任意の混合手段により混合することにより行うことができる。実際の貯蔵タンクの数や位置関係、内容物の種類や混合順序は任意であり、例えば、2つ以上の貯蔵タンクに各成分をそれぞれ入れておき、各貯蔵タンクから各移送パイプを介して空の混合タンクへ、各成分を移送して混合することもできる。混合手段としては、例えば混合タンク中に設置された公知の回転翼等の攪拌装置が挙げられる。
各タンク中での移送パイプ3の末端、すなわち流体くみ上げ口及び流体放出口の高さは任意であるが、例えば、図2に示すように、貯蔵タンク5の下方からくみ出し、混合タンク1の上方から放出する設計とすることができる。
本発明の流体混合装置においては、移送パイプ3の一方の末端、すなわち混合タンク側の流体放出口は、放出される流体が角度を保って混合タンク1の内壁に接するように、配置される。この配置により、流体排出口から放出された流体は、貯蔵タンク内壁に角度を保って接してから内壁に沿って下方へ流れて混合される。
図4に示すように、放出される流体が角度を保って混合タンク1の内壁に流入するように配置されていない比較例の流体混合装置を使用した場合には、流体排出口から放出された流体は、混合溶液2の上方から勢いよく落下し、その結果、混合溶液2が激しく泡立ってしまう。これに対し、図2及び図3に示すような、放出される流体が混合タンクの内壁に角度を保って接するように、移送パイプの流体放出口が配置されている本発明の流体混合装置を使用すれば、空気の巻き込みが良好に防止され、泡立ちを抑えることができる。
本発明の流体混合装置において、混合タンク側の流体放出口が必ずしも混合溶液2の液面の上方にある必要はないが、特にそのような場合には、空気のまきこみ防止効果が大きく、混合溶液の量が少なく、その液面と流体放出口との距離が長いほど、本発明の効果は大きくなる。
前記移送パイプによる流体の放出角度は、混合溶液液面に対して下方に5〜30度傾斜させて流体放出口を配置することが好ましく、より好ましくは10〜25度、さらに好ましくは15〜20度傾斜させて配置することができる。傾斜角度が大きすぎると放出される流体の勢いが強くなりすぎ、空気のまきこみを効果的に防止することができない。また、傾斜角度が小さすぎると、放出された流体を効率よく混合することができない。なお、混合タンク中に攪拌手段を有し、一定の方向に攪拌しながら流体を添加していく場合には、移送パイプから放出される流体の傾斜方向は、攪拌方向に対し順方向であることが好ましい。この場合、攪拌中の空気のまきこみを効果的に防止することができる。
以下、実施例を示して本発明をより具体的に説明する。但し、本発明の技術的範囲がこれらの実施例により限定されるべきではない。
(実験例1) 醗酵マクワ液の製造
マクワの果実21Kgを2つ切りにし、サトウキビ由来の黒砂糖7Kgを混合後、約100リットルの密閉ポリ容器に入れた。更に、自然水 70Kgを追加投入し、次いでその混合物に対し、醗酵促進剤としてEM・Xセラミックス(EM総合ネット・アムロン社製)パウダー 1cc(1gr)を加えた。全ての原料を混合後、ポリ容器を密閉し、30±5℃において約1ヶ月放置して醗酵を行わせ、その後この醗酵液を綿布で濾し、pH3.9程度の醗酵マクワ液を調製した。
(実験例2) アルカリ水の製造
草木灰20Kgに自然水100Kgを入れ、約1週間放置の後、濾過して、pH10.2程度のアルカリ水を調製した。
醗酵マクワ多目的洗浄剤の製造
以下の配合で3種類の材料を混合し、中和することによって、醗酵マクワ多目的洗浄剤を調製した。得られた醗酵マクワ多目的洗浄剤は薄い褐色、無臭の液体であり、油類はじめ広範囲の汚れに対して充分な洗浄機能を発揮し、各種の洗浄用途に通常の洗浄剤と同様に良好使用でき、かつ肌荒れを起こしにくいものであった。
実験例1の醗酵マクワから得た醗酵マクワ液 Ph3.94 4Kg
実験例2の草木灰から得たアルカリ水 Ph10.19 4Kg
純 水 4Kg
界面活性剤添加醗酵マクワ多目的洗浄剤の製造
Texapon N70(ウイティ プロモーション株式会社製)1Kgを攪拌機に入れ、40RPM程度で緩やかに回転させながら岩塩1Kgを少量ずつ混合した。約2分程度で界面活性剤はペーストからゼリー状に変化した。その後、さらに攪拌を行いながら、実施例1で調製した醗酵マクワ多目的洗浄剤13Kgを混合して、界面活性剤添加醗酵マクワ多目的洗浄剤を得た。得られた醗酵マクワ多目的洗浄剤は無臭であり、実施例1で得られた洗浄剤と同様に、油類はじめ広範囲の汚れに対して使用でき、かつ肌荒れを起こしにくいものであって、さらにその洗浄機能が増強されたものであった。
アロマオイル添加醗酵マクワ多目的洗浄剤の製造
定法により、マクワの皮8Kgを密閉容器内で蒸留し、その後冷却することにより、約60ccのアロマオイルを採取した。このアロマオイル5ccを、実施例2で調製した醗酵マクワ多目的洗浄剤84Kgに添加し、混合した。次いでこの混合物を密閉容器に入れ、35℃、24時間静置して、アロマオイル添加醗酵マクワ多目的洗浄剤を得た。得られた醗酵マクワ多目的洗浄剤は、実施例1及び/又は2で得られた洗浄剤と同様に、油類はじめ広範囲の汚れに対して優れた洗浄機能を有し、かつ肌荒れを起こしにくいものであることに加え、アロマオイル由来の皮膚に優しい成分の付加によりさらに肌荒れを起こしにくい効果が高まり、またマクワの芳香成分由来の心地よい香りが付加されたものであった。
醗酵マクワ多目的洗浄剤製造用流体混合装置を用いた醗酵マクワ多目的洗浄剤の製造
プラスチック製(直径0.8m、高さ0.8m、容量約400L)の貯蔵タンク3個と、ステンレス製(直径0.5m、高さ0.5m、容量約150L)の混合タンク1個を、鉄製パイプ(直径0.02m、長さ約6m)の移送パイプで連結し、流体混合装置を作製した。排出される流体が流体混合タンクの内壁に流入するように、移送パイプの傾斜角度は、混合溶液液面に対して下方に15度とした。この装置を用いて、醗酵マクワ多目的洗浄剤を製造した。
予め貯蔵タンクに100Lの実施例1で調製した醗酵マクワ多目的洗浄剤を入れ、混合タンクに8LのTexapon N70(ウイティ プロモーション株式会社製)を少しずつ入れ、移送ポンプを用いて、貯蔵タンク中の上記醗酵マクワ多目的洗浄剤を混合タンクへと移送した。2つの流体の混合は、ローターにより攪拌することで行った。さらに、得られた混合溶液に対し、実施例3で調製したアロマオイルを加え混合して、本発明のアロマオイル添加醗酵マクワ多目的洗浄剤を製造した。
計量は上部に設置された目的別の計量タンクにポンプアップすることにより行い、その計量された流体を、自動的に滴下方式にて混合タンクに導入した。
また、比較例として、放出される流体が混合タンクの内壁に角度を保って流入するように、移送パイプの流体放出口が配置されていない比較例の流体混合装置を作製し、こちらを用いて同様の混合工程を実施した。
その結果、比較例の流体混合装置を用いた場合には、混合溶液が激しく泡立ち、所定の液量を混合する前に混合タンクが泡で溢れてしまった。これに対し、本発明の流体混合装置を用いた場合には、混合溶液が泡立つことなく、本発明の洗浄剤を製造することができた
食器洗浄用醗酵マクワ多目的洗浄剤の製造
上述の実施例に記載の方法に準じ、実施例4に記載の流体混合装置を使用して、以下の配合比からなる醗酵マクワ多目的洗浄剤2000Lを調製した。
実験例1の醗酵マクワから得た醗酵マクワ液 25重量%
実験例2の草木灰から得たアルカリ水 23重量%
ラウリルエーテル硫酸ナトリウム 12重量%
塩化ナトリウム 4重量%
アロマオイル(シトラスライム) 0.02重量%
純 水 35.98重量%
得られた醗酵マクワ多目的洗浄剤は茶褐色の透明液体であり、特に、食器に付着した汚れに対して充分な洗浄機能を発揮し、かつ肌荒れを起こしにくいものであった。
車輌洗浄用醗酵マクワ多目的洗浄剤の製造
上述の実施例に記載の方法に準じ、実施例4に記載の流体混合装置を使用して、以下の配合比からなる醗酵マクワ多目的洗浄剤2000Lを調製した。
実験例1の醗酵マクワから得た醗酵マクワ液 36重量%
実験例2の草木灰から得たアルカリ水 40重量%
ラウリルエーテル硫酸ナトリウム 10重量%
塩化ナトリウム 3重量%
アロマオイル(シトラスライム) 0.02重量%
純 水 11重量%
得られた醗酵マクワ多目的洗浄剤は茶褐色の透明液体であり、特に、車輌に付着した汚れに対して充分な洗浄機能を発揮し、かつ肌荒れを起こしにくいものであった。
浴室洗浄用醗酵マクワ多目的洗浄剤の製造
上述の実施例に記載の方法に準じ、実施例4に記載の流体混合装置を使用して、以下の配合比からなる醗酵マクワ多目的洗浄剤4000Lを調製した。
実験例1の醗酵マクワから得た醗酵マクワ液 24重量%
実験例2の草木灰から得たアルカリ水 38重量%
ラウリルエーテル硫酸ナトリウム 6重量%
塩化ナトリウム 6重量%
純 水 26重量%
得られた醗酵マクワ多目的洗浄剤は茶褐色の透明液体であり、特に、浴室(浴槽、床面、壁面等)の汚れに対して充分な洗浄機能を発揮し、かつ肌荒れを起こしにくいものであった。
機械洗浄用醗酵マクワ多目的洗浄剤の製造
上述の実施例に記載の方法に準じ、実施例4に記載の流体混合装置を使用して、以下の配合比からなる醗酵マクワ多目的洗浄剤500Lを調製した。
実験例1の醗酵マクワから得た醗酵マクワ液 37重量%
実験例2の草木灰から得たアルカリ水 43重量%
ラウリルエーテル硫酸ナトリウム 1重量%
アロマオイル(シトラスライム) 0.03重量%
純 水 18.97重量%
得られた醗酵マクワ多目的洗浄剤は茶褐色の透明液体であり、特に、機械に付着した汚れに対して充分な洗浄機能を発揮し、かつ肌荒れを起こしにくいものであった。
醗酵マクワ多目的洗浄剤の洗浄力比較試験
油汚れを付着させた床面における、本発明の醗酵マクワ多目的洗浄剤の洗浄性能を、市販の通常の石鹸洗剤と比較した。コンクリート製の床に(1)廃油(鉱物油)、(2)モリブデングリース、及び(3)廃油(鉱物油)モリブデングリースとの混合物を塗布し、1時間放置した。その後、実施例7に記載の醗酵マクワ多目的洗浄剤の2倍希釈液(本発明)又は石鹸洗剤(比較例)50ccを汚れ部分に塗布し、2分間放置した後に、ゴムワイパーで2回拭き取った後、床の汚れの状態を目視により比較した。
その結果、本発明の醗酵マクワ多目的洗浄剤を使用して洗浄した床では、洗浄剤塗布後約1分で汚れ部分に油が浮き始まり、拭き取り後には床面の黒ずみや油膜が良好に落ちていた。グリースと廃油を混ぜた汚れについても、これだけの拭き取りによってある程度汚れが落ちていた。一方、比較例の洗浄剤を使用して洗浄した床では、拭き取り後も床面の黒ずみや油膜が残り、汚れが落ちていなかった。特にグリースと廃油を混ぜた汚れについてはほとんど汚れが落ちていないことがわかった。すなわち、本発明の醗酵マクワ多目的洗浄剤は比較例の洗浄剤と比較して洗浄力に優れたものであることが確認された。
醗酵マクワ多目的洗浄剤の洗浄力及び肌荒れへの影響(1)
本発明の実施例3に記載の醗酵マクワ多目的洗浄剤を、タオルに油汚れを付着させ手洗いした時の洗浄能力及び手荒れに及ぼす影響について、市販の通常の石鹸洗剤と比較した。新品のタオルに切削油10ccを塗布し、30分放置した。その後、本発明の醗酵マクワ多目的洗浄剤(本発明)又は石鹸洗剤(比較例)10ccを汚れ部分に塗布し、1分間放置した。それぞれのタオルを手もみ洗いし、陰干後、目視、におい、手触りによる比較評価を行った。
その結果、本発明の醗酵マクワ多目的洗浄剤を使用して洗浄したタオルは、油のシミが残っておらず、油の匂いも落ちていた。又、手に残るヌルヌルとした触感も感じられなかった。一方、比較例の石鹸洗浄剤を使用して洗浄したタオルでは、油のシミが落ち切らず、油の匂いも残っており、手触りもヌルヌルとして、油が残っていることが感じられた。
また、素手に切削油5ccを擦り付け、その後、本発明又は比較例の洗浄剤で手洗いを行った。比較例の石鹸洗浄剤を使用して手洗いを行ったときは、15cc、2〜3回の洗浄によっても手肌に油の匂いがやや残っていた。一方、本発明の醗酵マクワ多目的洗浄剤を使用して手洗いを行ったときには、10cc、1〜2回の洗浄のみで油が完全に取れ、匂いも残らなかった。さらに、本発明の洗浄剤を水で2倍に希釈した場合でも、比較例の洗浄剤と同様の泡立ちと、比較例の洗浄剤よりも優れた油除去効果が示された。
この2倍希釈した本発明の醗酵マクワ多目的洗浄剤を25名のモニターに使用させ、本発明又は比較例の洗浄剤を使用した時の汚れの落ち具合や、肌のつるつる感やつっぱり感を比較してもらったところ、本発明の醗酵マクワ多目的洗浄剤を使用した場合は、汚れの落ち具合は比較例と同様でありながら、肌のつるつる感が強く感じられる傾向が見られ、一方、肌のつっぱり感が顕著に少ない傾向が見られた。同時にしっとり感が増し、肌への異常も軽減したという結果も見られ、比較例の洗浄剤使用時には水泡やかゆみを発生していた人が本発明の醗酵マクワ多目的洗浄剤使用時にはそれらの症状がみられないという結果も見られた。すなわち、本発明の醗酵マクワ多目的洗浄剤が優れた洗浄力を有すると共に肌荒れを効果的に防止できることがわかった。
醗酵マクワ多目的洗浄剤の洗浄力及び肌荒れへの影響(2)
本発明の実施例1〜3及び5〜8に記載の醗酵マクワ多目的洗浄剤を、合成洗剤、及び/又は石鹸洗剤の日常的な使用経験を有するモニター約50人に、各種用途における洗浄剤として日常的に3か月間試用してもらい、洗浄能力及び手荒れに及ぼす影響について合成洗剤及び/又は石鹸洗剤と比較してもらった。比較の際、例えば洗浄力の比較は、同程度の汚れを各種洗浄剤で洗浄してみることにより比較するものとしたが、汚れの種類や洗浄対象物、あるいは洗浄剤の使用量等は特定の条件を指定せず任意とした。また、手荒れに及ぼす影響は、例えば一定期間ずつ使い分けて比較するものとし、合成洗剤や石鹸洗剤では手荒れがひどくなるため使えないことがわかっている人については醗酵マクワ多目的洗浄剤のみを使った上で過去の経験と比較するものとしたが、手袋等をせず素手で使ってもらうという以外は使用期間や使用量、使用回数、使用後の手肌の手入れ等は特定の条件を指定せず試験者毎に任意とした。比較対照とする合成洗剤や石鹸洗剤の具体的商品や組成についても、成分的に合成洗剤または石鹸洗剤といえるものであれば特定の銘柄を指定せず任意とした。
試用期間終了後の評価結果に基づく各種洗浄剤の洗浄能力及び手荒れに及ぼす影響の定性的傾向を表1に示す。区分1〜7は本発明の醗酵マクワ多目的洗浄剤であり、区分8は市販の合成洗剤(比較例1)、及び区分9は石鹸を原料とする市販の液体洗浄剤(比較例2)である。
Figure 0004773997
表1から明らかなように、各種の洗浄時において、本発明の洗浄剤は、優れた洗浄力を有すると共に肌荒れを効果的に防止できることがわかった。加えて、天然界面活性剤を添加したものでは洗浄力が一層向上し、またアロマオイルを添加したものでは肌荒れ防止効果が一層向上することがわかった。一方、市販の合成洗剤は洗浄能力に優れるが肌荒れを引き起こしやすかった。石鹸を原料とする市販の液体洗浄剤は、合成洗剤と比較して多少肌荒れはしにくいものの、合成洗剤よりも洗浄能力に劣り、また本発明の醗酵マクワ多目的洗浄剤が示すほどのすぐれた肌荒れ防止効果は示さなかった。
本発明の醗酵マクワ多目的洗浄剤が示す付加的な効果の1つとして、例えば、石鹸洗剤を使った後には必要としていた肌荒れ対策としてアフターケア(ハンドクリームを塗る等)が不要となった例がみられた。また、肌への刺激性が改善されていることに関連して、洗濯時のすすぎ水を大幅に低減できるという副次効果も得られた。例えば5000倍希釈液で洗濯を行った場合、この洗濯水とほぼ同量の水ですすぐことで洗濯を完了できる。従来の合成洗剤及び石鹸洗剤の場合、肌への刺激成分を十分に洗い流すためには大量の水によるすすぎ工程が不可欠だったが、本発明の醗酵マクワ多目的洗浄剤を使用することによって、すすぎ工程の簡略化と節水が実現された。
醗酵マクワ多目的洗浄剤の環境負荷への影響
洗浄液を排水として環境中に排出した場合の環境負荷について比較するために、本発明の実施例1〜3及び5〜8に記載の醗酵マクワ多目的洗浄剤(本発明)及び石鹸洗剤(サンライト液、比較例)の洗浄液におけるBOD5、COD及び大腸菌型細菌総数を比較した。その結果、本発明の実施例3に記載の洗浄剤におけるBOD5は12.5(比較例では32.6)mg/l、CODは19.2(比較例では49.6)mg/l、及び大腸菌型細菌総数は900(比較例では5,000)MPN/100mlであり、いずれも比較例に対し顕著に低い値であった。すなわち、本発明の洗浄剤を使用したときの洗浄排水は、石鹸洗浄剤に比較して十分に環境負荷が小さく、さらなる浄水処理を行うことなく環境中に排出できることが期待される(表1参照)。
以上のように、本発明は、十分な洗浄機能と共に高い肌荒れ防止効果を有し、環境負荷の少ない、肌荒れしにくい洗浄剤の提供を可能とするため、各種洗浄剤の製造に関し有用である。
醗酵マクワ多目的洗浄剤の製造フローチャートである。 本発明の流体混合装置の概略図である。 放出される流体が混合タンクの内壁に角度を保って接するように、移送パイプの流体放出口が配置されている、本発明の流体混合装置における、混合タンク側の部分概略図である。 放出される流体が混合タンクの内壁に角度を保って接するように、移送パイプの流体放出口が配置されていない、本発明の流体混合装置における、混合タンク側の部分概略図である。
符号の説明
1 混合タンク
2 混合溶液
3 移送パイプ
4 移送流体
5 貯蔵タンク

Claims (7)

  1. マクワ果実に糖分を加えて醗酵させることにより得られる醗酵マクワ液に、草木灰と水とを混合することにより得られるアルカリ水を混合して得られる、醗酵マクワ多目的洗浄剤。
  2. 前記醗酵マクワ液の含有割合が20〜40重量%、前記アルカリ水の含有割合が20〜60重量%であることを特徴とする、請求項1に記載の醗酵マクワ多目的洗浄剤。
  3. 界面活性剤及び/又はマクワ果皮由来のアロマオイルをさらに加えることを特徴とする、請求項1又は2に記載の醗酵マクワ多目的洗浄剤。
  4. 成分の混合時に、空気のまきこみを防止しながら混合することを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の醗酵マクワ多目的洗浄剤。
  5. マクワ果実に糖分を加えて醗酵させることにより醗酵マクワ液を調製後、草木灰と水とを混合することにより調製したアルカリ水を該発酵マクワ液に混合することを特徴とする、醗酵マクワ多目的洗浄剤の製造方法。
  6. 前記醗酵マクワ液の含有割合が20〜40重量%、前記アルカリ水の含有割合が20〜60重量%であることを特徴とする、請求項5に記載の醗酵マクワ多目的洗浄剤の製造方法。
  7. 成分の混合時に、空気のまきこみを防止しながら混合することを特徴とする、請求項5又は6に記載の醗酵マクワ多目的洗浄剤の製造方法。
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