JP2001303093A - 粒状洗剤組成物 - Google Patents
粒状洗剤組成物Info
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Abstract
制する。 【解決手段】 (a)以下の一般式(I) 【化1】 (式中、R1 COは炭素数6 〜22 の飽和または不飽
和脂肪酸残基、R2 は炭素数2〜8のアルキレン基、R
3 は炭素数1〜4のアルキル基、n はOR2 の平均付
加モル数であって、2〜50の数を示す)で示されるノ
ニオン界面活性剤と、(b)質量平均分子量が100〜
1000のポリアルキレングリコールおよび/または
(c)ポリオキシアルキレンアルキル(炭素数1〜4)
エーテルを含有することを特徴とする粒状洗剤組成物を
製造する。
Description
し、特に衣類の黄ばみやきしみを抑制するものである。
ステル型ノニオン界面活性剤を含むノニオン洗剤は、既
に公知である。しかしながら、このような界面活性剤を
含有するノニオン洗剤では、洗剤の保存時又はアルカリ
性の洗液中で加水分解し、脂肪酸が生成しやすく、この
脂肪酸が、洗剤中に存在するアルカリビルダーとして使
用されているナトリウム化合物と反応して、洗濯中にナ
トリウム塩となり易い。このようなナトリウム塩が生成
すると、特にすすぎ時に、水道水に含まれるカルシウム
などのアルカリ土類金属イオンと反応して、これらの金
属の塩となり、衣類に残留付着している皮脂汚れ中の不
飽和脂肪酸や、トリグリセライドに付着し、皮脂汚れが
衣類から洗浄されるのを妨げたり、すすぎ液中に放出さ
れた不飽和脂肪酸や、トリグリセライドを同伴し、衣類
へ再吸着するため、衣類の黄ばみの原因となる。また、
不飽和脂肪酸由来のノニオン界面活性剤がノニオン洗剤
中に含まれている場合には、それ自身が黄ばみの原因と
なる。
洗剤は、特にアクリル繊維に対して乾燥後のきしみを生
じさせる問題がある。
てなされたもので、ノニオン界面活性剤を主体とする粒
状洗剤組成物において、衣類の黄ばみが生じにくい粒状
洗剤組成物を提供することを課題とする。特にポリオキ
シアルキレン脂肪酸アルキルエステル型ノニオン界面活
性剤を含む粒状洗剤組成物において、黄ばみの発生を抑
制できる粒状洗剤組成物を提供することを目的とする。
また、衣類のきしみ、特にアクリル繊維におけるきしみ
を抑制できる粒状洗剤組成物を提供することを課題とす
る。
界面活性剤の特性に起因する場合が多い。本発明者ら
は、鋭意検討の結果、特定のノニオン界面活性剤と、他
の特定の化合物とを組み合わせることにより、黄ばみ、
きしみを抑制することができることを見出した。すなわ
ち、前記課題を解決するために、本発明の粒状洗剤組成
物は、(a)以下の一般式(I)
和脂肪酸残基、R2 は炭素数2〜8のアルキレン基、R
3 は炭素数1 〜4 のアルキル基、nはOR2 の平均付
加モル数であって、2〜50 の数を示す)で示される
ノニオン界面活性剤と、(b)質量平均分子量が100
〜1000のポリアルキレングリコールおよび/または
(c)ポリオキシアルキレンアルキル(炭素数1〜4)
エーテルを含有することを特徴とする。この粒状洗剤組
成物には、さらに(d)ポリオキシアルキレンアルキル
(炭素数6〜22)エーテルを配合すると好ましい。
に説明する。 (a)上記一般式(I)で表されるポリオキシアルキレ
ン脂肪酸アルキルエステル型ノニオン界面活性剤におい
て、式中、R1 COは炭素数6 〜22、好ましくは炭
素数8〜18の飽和または不飽和脂肪酸残基である。R
2 は炭素数2〜8、好ましくは炭素数2〜4のアルキレ
ン基である。R3 は炭素数1 〜4、好ましくは炭素数
1〜3のアルキル基であり。また、OR2 の平均付加モ
ル数nは、2〜50、好ましくは3〜30である。2未
満では界面活性性能が低下し、好ましくない。50を越
えるとハンドリング性が悪化する場合がある。なお、R
1、R2、R3は直鎖状であっても分岐を有するものであ
ってもよい。
酸(R1COOH)にアルコール(R3OH)を反応させ
た後、アルキレンオキシド(R2O)を反応させること
によって製造することができる。このとき、アルキレン
オキシドの平均付加モル数nは、脂肪酸のアルコールエ
ステルの量に対して、付加反応の際に導入するアルキレ
ンオキシドの使用量を調節することによって適宜調整す
ることができる。
酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸などの
飽和脂肪酸、あるいはオレイン酸、リノール酸、リノレ
ン酸などの不飽和脂肪酸などを挙げることができる。好
ましくはラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ス
テアリン酸、オレイン酸などである。これらは1種ある
いは2種以上混合して用いることができる。同じく原料
のアルコールの具体的としては、メチルアルコール、エ
チルアルコール、プロピルアルコール、n−ブチルアル
コール、イソブチルアルコール、sec-ブチルアルコー
ル、tert-ブチルアルコールなどを例示することができ
る。好ましくはメチルアルコール、エチルアルコール、
プロピルアルコールなどである。これらは1種あるいは
2種以上混合して用いることができる。同じく原料のア
ルキレンオキシドの具体例としては、エチレンオキシ
ド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシドなどが挙げ
られる。これらは1種あるいは2種以上混合して用いる
ことができる。
剤組成物の重量に基づいて、1〜50重量%、好ましく
は5〜40重量%配合される。1重量%未満であると洗
浄力が低下し、50重量%をこえると効果が飽和し、ま
た他の成分の配合量が少なくなるため不都合である。
1000のポリアルキレングリコールと(c)ポリオキ
シアルキレンアルキル(炭素数1〜4)エーテルの一方
あるいは両方を、上記(a)ノニオン界面活性剤と組み
合わせることにより、黄ばみおよびきしみを抑制するこ
とができる。 (a)ノニオン界面活性剤のアルキレン基としては、エ
チレン基やプロピレン基、その他のアルキレン基、また
はエチレン基とプロピレン基などの異なるアルキレン基
を備えたものの混合物を用いることもできる。 (b)ポリアルキレングリコールは、HO(CH2CH2
O)nHのポリエチレングリコール、HO(CH3CHC
H2O)mHのポリプロピレングリコール、HO(CH2
CH2O)n(CH3CHCH2O)mHのポリエチレンポ
リプロピレングリコールなどが好ましい。その質量平均
分子量は100〜1000、好ましくは150〜800
とされる。質量平均分子量がこの範囲外のものは十分な
効果を得ることができない。なお、前記化学式中のn、
mはこの質量平均分子量を満足する正数である。
素数1〜4)エーテルは以下の一般式(III)で表さ
れるものである。 R4O(R5O)xH (III) 式中、R4は炭素数1〜4、好ましくは1〜3の直鎖あ
るいは分岐のアルキル基、R5は炭素数2〜8、好まし
くは2〜5のアルキレン基、Xは2〜50、好ましくは
3〜30の数である。
ポリオキシアルキレンアルキルエーテルは、どちらか一
方、あるいは両方を粒状洗剤組成物に配合することがで
きる。一方のみでも黄ばみときしみを抑制することがで
きるが、両方を配合すると、特に少量で黄ばみを抑制す
ることができるため、好ましい。
剤組成物の重量に対して0.001〜5重量%、好まし
くは0.05〜3.0重量%配合される。0.001重
量%未満であると黄ばみ、きしみを十分に防止すること
ができず、5重量%をこえると効果が飽和する。 (c)ポリオキシアルキレンアルキルエーテルは粒状洗
剤組成物の重量に対して一般に0.001〜10重量
%、好ましくは0.01〜5重量%配合される。0.0
01重量%未満であると黄ばみ、きしみを十分に防止す
ることができず、10重量%をこえると粒状洗剤組成物
の臭気が劣化する場合がある。
素数6〜22)エーテルは、上述の(a)ノニオン界面
活性剤と、(b)ポリアルキレングリコールと(c)ポ
リオキシアルキレンアルキル(炭素数1〜4)エーテル
の一方あるいは両方と組み合わせることにより、さらに
きしみを抑制するものである。特にこの(d)ポリオキ
シアルキレンアルキル(炭素数6〜22)エーテルを配
合することにより、従来問題となっていたアクリル繊維
のきしみも効果的に抑制することができる。
素数6〜22)エーテルは、以下の一般式(IV)で表
される。 R6O(R7O)yH (IV) 式中、R6は炭素数6〜22、好ましくは8〜18の直
鎖あるいは分岐のアルキル基、R7は炭素数2〜8、好
ましくは2〜4のアルキレン基、yは2〜50、好まし
くは3〜30の数である。
素数6〜22)エーテルは、粒状洗剤組成物の重量に対
して、一般に1〜50重量%、好ましくは5〜40重量
%配合される。1重量%未満ではきしみ抑制効果の向上
を図ることができず、50重量%をこえると効果が飽和
する。
(a)〜(d)の配合成分の他、通常洗剤に配合されて
いる以下のような成分を配合することができる。これら
成分は、造粒処理工程中に配合することもできるし、造
粒処理により得られた洗剤粒子に混合することもでき
る。
酸ナトリウム等のクエン酸塩、コハク酸ナトリウム等の
コハク酸塩、ポリアクリル酸塩、ポリアクリル酸−マレ
イン酸共重合体、EDTA、イミノカルボン酸塩、ゼオ
ライト、NTAなど。無機質洗浄ビルダーとして、炭酸
ナトリウム、炭酸カリウム、珪酸ナトリウム、珪酸カリ
ウム、結晶性ゼオライト、トリポリリン酸ナトリウム、
ピロリン酸ナトリムなど。 (2)蛍光剤として、ビス(トリアジニルアミノ)スチ
ルベンジスルホン酸誘導体、ビス(スルホスチリル)ビ
フェニル塩[チノパールCBS]など。 (3)酵素として、リパーゼ、プロテアーゼ、セルラー
ゼ、アミラーゼなど。 (4)漂白剤として、過炭酸塩、過硼酸塩など。 (5)帯電防止剤として、ジアルキル型4級アンモニウ
ム塩などのカチオン界面活性剤など。 (6)表面改質剤として、微粉炭酸カルシウム、微粉ゼ
オライト、顆粒ゼオライド、ポリエチレングリコールな
ど。 (7)アニオン界面活性剤として、α−スルホ脂肪酸メ
チルエステル塩、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩、
α−オレフィンスルホン酸塩、アルキル硫酸エステル
塩、脂肪酸石鹸など。 (8)再汚染防止剤として、カルボキシメチルセルロー
スなどのセルロース誘導体など。 (9)増量剤として、硫酸ナトリウム、塩化ナトリウム
など。 (10)還元剤として、亜硫酸ナトリウムなど。 (11)多孔質吸油剤として、非晶質無水珪酸、珪酸カ
ルシウムなど。 (12)油ゲル化剤として、12−ヒドロキシステアリ
ン酸、金属石鹸など。 (13)すすぎ剤として、シリコーン油など。 (14)香料。
出成形法、破砕造粒法、撹拌造粒法、転動造粒法、捏和
破砕造粒法などによって造粒して製造することができ、
好ましくは撹拌造粒法、捏和破砕造粒法などによって製
造することができる。なお、捏和破砕造粒法は混練押出
成形法と破砕造粒法を組み合わせた方法である。
内部に撹拌翼を有し、この撹拌翼と造粒器内部壁面との
間に30mm以下のクリアランスを有する内部撹拌型の
造粒機に材料を投入して造粒する。撹拌造粒機として、
例えばハイスピードミキサー〔深江工業(株)製〕、シ
ュギミキサー〔ホソカワミクロン(株)製〕、レーディ
ゲミキサー〔(株)マツボー製〕などを例示することが
できる。撹拌造粒の温度は、一般に20〜60℃、好ま
しくは30〜50℃、さらに好ましくは35〜50℃に
設定される。20℃よりも低い場合には造粒が進行しに
くくなる場合がある。60℃よりも高くなると造粒機へ
の付着が生じ、負荷が過大となり易くなる場合がある。
また、造粒処理時間は、通常1〜10分間、好ましくは
2〜8分間とされる。
好ましくは、密閉式の圧密化処理装置、さらに好ましく
は横型連続式のニーダーに材料を導入し、ニーダー内で
剪断力を付与しながら混合して造粒物を形成し、ついで
破砕造粒機、好ましくは、カッターミルによって破砕造
粒し、圧密化処理を行って製造する。この場合、ニーダ
ーの他に、一軸又は二軸スクリュー押出機などを用いる
こともできる。
栗本鐵工所製のKRCニーダーなどが挙げられる。破砕
造粒機としては、例えば、フィッツミル〔ホソカワミク
ロン(株)製のDKASO 6型〕などを使用すること
ができる。なお破砕造粒の際には、粉砕助剤として、例
えば、結晶質アルミノケイ酸ナトリウムなどを添加する
こともできる。混練押出機の温度は、一般に30〜60
℃、好ましくは35〜55℃、さらに好ましくは40〜
50℃に設定される。30℃よりも低いと、混練押出機
への負荷が過大となり易い。60℃よりも高いと、混練
物が粉砕機に付着しやすくなる。このときの処理時間
は、通常0.2〜2分間、好ましくは0.5〜1分間と
される。
しくは10〜25℃、さらに好ましくは10〜20℃の
条件で行われる。5℃よりも低い場合には、結露が発生
し易くなる。30℃よりも高くなると、粉砕機への付着
が生じ易くなる。このときの処理時間は、通常、1〜3
0秒間、好ましくは3〜30秒間とされる。
界面活性剤を用いているため、表面がややべたつく場合
がある。その場合は、造粒によって得られた洗剤粒子に
コーティング剤を添加してコーティング処理して流動性
を改良すると好ましい。コーティング剤としては、 JIS
200メッシュふるい通過分が50%以上の無機質粉末
が好適であり、具体的には、例えば炭酸ナトリウム、炭
酸カルシウムなどの炭酸塩や、非晶質シリカ、ケイ酸カ
ルシウム、ケイ酸マグネシウムなどのケイ酸塩、ゼオラ
イトなどのアルミノケイ酸塩などを使用することができ
る。コーティング剤は、粒状洗剤組成物に対して一般に
0.5〜15重量%、好ましくは1〜10重量%の割合
で用いられる。
0.5〜1.2g/ml 、好ましくは0.6〜1g/mlとされ
る。この範囲であれば現在主流となっているコンパクト
洗剤として好適である。また、平均粒径は300〜30
00μm 、好ましくは350〜2000μm 、特に
好ましくは400〜1000μmとされる。粒径が小さ
すぎると流動性などが低下し、大きすぎると溶解性など
が低下する場合がある。
に明らかにする。 (実施例、比較例)以下のようにして粒状洗剤組成物を
製造した。すなわち、表1、2に示した原料のうち、香
料と酵素と粉砕助剤(アルミノ珪酸塩:10%)と粉末
被覆剤(コーティング剤)(アルミノ珪酸塩:2.5
%)を除いて、連続ニーダー(栗本鐵工所株式会社製KR
CS-4型)に投入し、混練した後、押出機(不二パウダル
株式会社製ペレッターダブル)で押出し、固形洗剤のペ
レットを調製した。ついで、このペレットを前記粉砕助
剤の共存下で粉砕機(ホソカワミクロン株式会社製フィ
ッツミル)を用いて破砕して洗剤粒子を得た。この洗剤
粒子に香料等を噴霧した後、前記粉末被覆剤で被覆し、
酵素を加えて粒状洗剤組成物を得た。
の通りである。 ・必須成分 (a)ノニオン界面活性剤 :CH3(CH2)14C(O)(OCH2CH2)9OCH3(ライオン化学
(株)製) :CH3(CH2)16C(O)(OCH2CH2)9OCH3(ライオン化学
(株)製) :CH3(CH2)14C(O)(OCH(CH3)CH2)2(OCH2CH2)9OCH3(ラ
イオン化学(株)製) (b)質量平均分子量が100〜1000のポリアルキ
レングリコール :PEG300(質量平均分子量300のポリエチレ
ングリコール) (ライオン化学(株)製) :PEG1000(質量平均分子量1000のポリエ
チレングリコール) (ライオン化学(株)製) :PEG80(質量平均分子量80のポリエチレング
リコール) (ライオン化学(株)製)…参考例 :PEG1500(質量平均分子量1500ののポリ
エチレングリコール) (ライオン化学(株)製)…参考例 (c)ポリオキシアルキレンアルキル(炭素数1〜4)
エーテル :CH3O(CH2CH2O)9H (ライオン化学(株)製) :CH3O(CH2CH2O)9(CH(CH3)CH2O)2H (ライオン化学
(株)製) (d)ポリオキシアルキレンアルキル(炭素数6〜2
2)エーテル :CH3(CH2)11O(CH2CH2O)5.5H(ライオン化学(株)
製) :CH3(CH2)12O(CH2CH2O)7(CH(CH3)CH2O)3H(ライオン
化学(株)製) ・任意成分 ゼオライト:結晶性アルミノケイ酸ナトリウム(水沢化
学工業(株)製シルトンB) 炭酸ナトリウム:(旭硝子(株)製) 炭酸カリウム:(旭硝子(株)製) α−SF(α−スルホ脂肪酸アルキルエステル塩):ラ
イオン(株)製 石鹸:ライオン(株)製 亜硫曹 :亜硫酸ナトリウム(神州化学(株)製) 粘土鉱物:モンモリロナイト(SUD CHEMIE社
製ラウンドロジル) ホワイトカーボン:((株)トクヤマ製、トクシール
N) 酵素:リパーゼ/プロテアーゼ/セルラーゼ/アルカラ
ーゼ=1/1/1/1 ・その他の混合物 蛍光剤:4,4'−ビス(2−スルホスチリル)ビフェ
ニルジナトリウム (チバスペシャリティケミカルズ社製チノパールCBS
−X) 香料:表3に示す組成
験を行って評価し、結果を表1、表2にあわせて示し
た。 [黄ばみ試験]着用した綿の肌シャツを粒状洗剤組成物
を用いて洗濯した。この洗濯を5回繰り返した後、シャ
ツの黄ばみの状態を観察し、以下の基準で評価した。 ×:かなり黄ばんでいる △:少し黄ばんでいる ○:黄ばみがわずかに認められる ◎:ほとんど黄ばんでいない
ージ1kgと粒状洗剤組成物15gを2槽式洗濯機(三
菱電機(株)製CW−225型)に投入し、15℃、3
0リットルの水(3°DH)で10分間洗浄を行った
後、1分間脱水した。なお、DHとはドイツ硬度であ
り、1°DHはCaO1mg/水100ccであること
を示している。ついで、15℃、30リットルの水で3
分間のためすすぎと1分間の脱水を2回繰り返した後、
被洗布を48時間屋内にて風乾し、きしみ具合いを、布
の感触により、以下の基準で評価した。 ◎:きしみなし ○:きしみわずか △:きしみ少し ×:きしみ多い
発明に係る実施例においては概ね黄ばみ、きしみが生じ
にくく、良好な結果が得られた。特に黄ばみについて
は、(b)ポリアルキレングリコール、(c)ポリオキ
シアルキレンアルキル(炭素数1〜4)エーテルを単独
で添加するよりも、両方を添加する方が、少量で良好な
結果が得られた。また、質量平均分子量が本発明の数値
範囲外の(b)ポリアルキレングリコールを用いた比較
例2、3の結果からわかるように、この数値範囲の下限
値未満であっても上限値をこえていても黄ばみ抑制効果
を得ることができないことが明らかとなった。また、き
しみについては、(b)ポリアルキレングリコールおよ
び/または(c)ポリオキシアルキレンアルキル(炭素
数1〜4)エーテルの添加によっても抑制することがで
きるが、(d)ポリオキシアルキレンアルキル(炭素数
6〜22)エーテルの併用により、さらに抑制効果が向
上することができることがわかった。
成物においては、(a)上記一般式(I)で表されるノ
ニオン界面活性剤と、(b)質量平均分子量が100〜
1000のポリアルキレングリコールおよび/または
(c)ポリオキシアルキレンアルキル(炭素数1〜4)
エーテルを組み合わせて配合することにより、衣類の黄
ばみときしみを抑制することができる。また、(d)ポ
リオキシアルキレンアルキル(炭素数6〜22)エーテ
ルを併用することにより、きしみ抑制効果をさらに向上
させることができる。
Claims (2)
- 【請求項1】 (a)以下の一般式(I) 【化1】 (式中、R1 COは炭素数6〜22の飽和または不飽和
脂肪酸残基、R2 は炭素数2〜8のアルキレン基、R3
は炭素数1 〜4のアルキル基、nはOR2 の平均付加
モル数であって、2〜50の数を示す)で示されるノニ
オン界面活性剤と、 (b)質量平均分子量が100〜1000のポリアルキ
レングリコールおよび/または(c)ポリオキシアルキ
レンアルキル(炭素数1〜4)エーテルを含有すること
を特徴とする粒状洗剤組成物。 - 【請求項2】 請求項1に記載の粒状洗剤組成物におい
て、(d)ポリオキシアルキレンアルキル(炭素数6〜
22)エーテルを含有することを特徴とする粒状洗剤組
成物。
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